.アリサ「当麻君の妻の上条アリサです♪」上条「!?」 (244)

上条×鳴護同人SSです。

?sage進行で。
?荒らし(馬鹿)が出てもシカト。
?作者の表現の拙さはごめん。先に謝っとく。多分下手。
?映画見てない人はネタバレあるかも。
?最初の方は、エブリスタに小説書いてたけどそっちからのをちょい加工して引用。著作権は本人だし大丈夫だろ。

初SSなんで、アドバイスとか頼む。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377965683

今日は眠いから明日深夜からちょくちょく投下。

おやすみ~

建て乙期待してる

あいよ期待してるぜ!

スレ建て乙期待してます!

スレ立て乙っ!

期待してるぜ!

分からん人のためにアリサのスペックとか書いといたほうがいいんじゃね

登場人物

上条当麻
・不幸少年

鳴護アリサ
・『奇蹟』の力を持つ少女

土御門元春
・にゃーにゃーシスコン陰陽師

青髪ピアス
・米どころ出身のエセ関西人

吹寄制理
・巨乳おでこ

姫神秋沙
・ほぼ空気

月詠小萌
・上条達の担任のロリ教師

その他諸々。

しばらくシャットアウラは出しません。
何だか設定がめんどくさそうだから。

・歌が上手い
鳴護アリサのスペック

・路上ライブからデビュー
・ピンク髪
・大食い
・の割にはナイスボディ(みこっちゃん以上)
・上条のことを「当麻くん」よび
・上条との出会いは転びそうになったところをラキスケ
・歌に奇蹟の効果がある時がある
・かわいい
・天使
・結婚しよ
・↑しかし、上条しか結婚できない
・しかも最後は…………………

こんなもんか?

>>9さんきゅ。スペックはそんなのでいいだろう。

マジで眠くなってきた。
明日は用事もあるし、マジで寝るわ…

あと上条さんには暴力をふるわないを付け加えて

期待

何でわざわざ書けない時間に立てたの?
ねえ、何で?

あと上条さんに暴力をふるわない
これ重要

禁書でアリサに対抗できるのは十四巻頃の五和さん、佐天さん、オルソラさんぐらい

>>13 こっちにもいろいろと事情ってもんがあるんだよ

文句があるなら他スレでも探せ。

一発目は22時に投下。

10月中旬ごろの話。
グレムリンやら、第3時世界大戦なんで気にするな。

一方通行とか浜面とかも知り合いって設定で。(浜面まだ書いてすらねけど)

面白けりゃそれで良いんだから、
主さん頑張って、にゃあ

(ここには、とんでもアリサスレがあるから現実は厳しいかもですが・・・)

ヤっと復旧か…それじゃ、投下。



気がつくと、公園に一人で立っていた。


あたりを見回すが、誰もいない。

「ここは…?学園都市の中なのは確かだけど…」
風車が回っているのが幾つか見えた。


「何で?私は…」

私は、シャットアウラという人物の中に戻ったはずだ。

しかし、こうやってまたこの世界に存在している。

しっかりと自分の存在を確かめ、彼女は歩き出す。
命がけで自分を助けてくれた人の元へ、歩を進める。




とある学生寮の一室へ

?とある学生寮の一室


「とうま…」

「ん、何だ??インデックス」


インデックスと呼ばれる(明らかに偽名っぽい)白い生地にティーカップの様な金の刺繍が施された修道服に身を包んだ少女が、歯をガチガチと鳴らしながら、
向かいに座るツンツン頭の学ランをきた高校生に迫っていく。


「不幸だぁ?!!!!!」
ガブっという肉を噛みちぎる様な音と共に、少年の絶叫が近所に響き渡る。


その叫びは、その学生寮についたばかりの鳴護アリサにも聞こえていた。

「この声は…当麻くん?」

彼女は、そのまま学生寮の一室まで
歩を進める。



学生寮の部屋では、ツンツン頭の少年、上条当麻が頭を抑えてうずくまっている。

その隣で、インデックスが飼猫のスフィンクスを抱きながらむっす?としている。
何だか上条には彼女の後ろに黒いオーラが漂っている様に見える。

「だいたいとうまは、いつもいつ…」

インデックスの発言は、呼び出し音のチャイムで遮られる。

「誰だろう、こんな時間に」

と呟きながら、上条がスタスタと玄関まで歩いていく。

そして、ドアを開ける。


「どっちが出てくるかな?」

彼女は、少しワクワクしながら
中から聞こえてくる足音を聞いていた。

ガチャ、という音と共にドアが開く。

「はい、どちらさ… アリサ?!」

「うん、久しぶりだね、当麻くん」

「どうしてここに?あの後、シャットアウラの中に戻ったんじゃなかったのか?」

「分からないんだ、気がついたら公園にいたから…ねぇ、当麻くん、インデックスちゃんは居る?」
「あぁ、居るぜ。あいつもずっとお前と会いたがってたんだよ。立ち話もなんだから、中入れよ」

「うん、お邪魔します」


奥からドタドタという足音が聞こえてくる。
「とうまとうま?、今度かなみんの… ありさ?」
インデックスの表情が固まる。しかし、すぐに笑顔に変わり、

「ありさだー!正真正銘のありさなんだよ!」
「うん、久しぶりだね、インデックスちゃん」

インデックスは鳴護に抱きつく。

「おい、インデックスー。とりあえず座ろうぜ」


?5分後

「それでね、私は気がついたら公園にいたんだけど…」

「ふーん…(土御門にも相談してみるか…)それじゃあ、アリサはこれからどうするんだ?」

「それは…」
鳴護は口ごもる…そこで、インデックスが

「それじゃ、ありさもここにいればいいんだよ!」

「いいの…?」
チラッと軽く上目遣いで見られる上条。
(ぐっ…この視線には、耐えられん!)

「はぁ、いいよ」

その瞬間、鳴護は心の底でカッツポーズをとっていた。
それが表情にも現れたのか、上条から
「どうしたんだ、アリサ?顔がにやけてるぞ」

「っ!!! いや、大丈夫だよ///」

「そうか?なんか顔も赤くなってるみたいだけど…風邪か?」

「い、いやっ大夫丈だから!」

急に立ち上がって、アピールしようとした鳴護だが、足が絡まってそのまま上条に抱きついて押し倒してしまった。

(痛てて… 後頭部やっちまったか…ん、この顔に当たる大きくて柔らかいものは…?)

「いたた…ごっ、ごめん当麻くん///」

「いや、いいって。それより、怪我とかないか?」

「うん///」

(うっ…苦しい!なんだこの罪悪感は!特に悪いことしたわけじゃないけど!)





「とーうーまぁー」

上条の肩が携帯電話の様にブブブブブッと震える。

カクカクと振り向くと、そこには
周りに黒いオーラを纏った、悪魔がいた。


「ふっ……」
上条は笑う。

それしかできないから。





直後、本日2度目の少年の絶叫があたりに響き渡る。

~20分後

「それじゃあ、音楽活動はまだ続けるんだね?」

「うん、そのつもりだよ」

現在、鳴護とインデックスは入浴中。

インデックスが、
「そうだ!! ありさ、また一緒にお風呂入ろうよ!!」
と、誘ったからだ。

ちなみに、上条は、隣人の部屋に出かけている。
話したいことがあるそうだ。
それと、「あれの対策だな?」と、話していた。鳴護はそれを聞いて、顔が赤くなってしまった。

おそらく、あの時のことだろう。
以前、上条宅に鳴護が泊まっていた時に、上条が帰宅すると、裸で曲を書いていたところを見られてしまったのだ。

思い出したら、また顔が赤くなってきた。
(もう…なんでこんなに…やっぱり、私は当麻くんのこと…)

「はぁ…」

「どうしたの、ありさ?」

「ん、いや、何でもないよ」

「そうなの?考え事かな?」
インデックスは不思議そうに首を傾げる。

「ねえ、ありさ」

「なに?インデックスちゃん」

「とうまのことどう思う?」
爆弾投下。予期せぬ襲撃に鳴護は慌てる。
「え、なっなに、当麻くん?!」

(この反応…やっぱりありさって、とうまのこと…)

(インデックスちゃんになら…言っても大丈夫だよね…)

「えっと…私ね、実は…と、当麻くんのこと、好きなんだ…」


「そっか……なら、私は応援するんだよ!」

「え?」

「私は、トモダチの恋は応援するよ!」

「インデックスちゃん…ありがとう……」
笑いながら、2人は風呂から上がる。

今日はここまで。次は水曜深夜くらいかな…

文字化け多数観測したんで、これから気をつける。

あ、そういえば、エロはしばらくないかも。

9月中旬くらいに初体験の描写いれるから、それまで待ってね


シャットアウラは今でもどっかで歌っていると思う(風斬みたいな状態で)
ttp://lohas.nicoseiga.jp/thumb/3064614i

超乙です!!

乙でした

あっちのとは比べ物にならないほどお粗末だわ。
基本的なことを言われて逆ギレ。
頭おかしいんじゃねえの?

んじゃ、他スレでも見ててね。

いちいち書き込まなくても、>>1で表現下手って言ってるじゃん。よく読もうね。

>>33
気に入らないなら読むな!
>>1 が云ってる事は間違ってないし
立て逃げじゃないんだから何の問題も無い
文句云う位なら >>1 以上のSSを書いてみろよ
頭おかしいんじゃないの?

>>1
件のアリサSSとは展開が違うので期待、完走目指して頑張って下さい。

>>35サンクス。

あと、予定早めて今日の夜投下。

9月中頃にはやらせたいから

何て斬新な理由なんだ。
待ってます。

夏とはいえ全裸待機はきついんだからはよ
はよ

時間取れたので投下。

鳴護とインデックスが入浴していた間、隣室の土御門の部屋では、

「カミやん、どうしたんだにゃー?」

「なぁ、鳴護アリサって覚えてるか?」

「あぁ、その話なら…ほれ。」
パサッという音がして、綺麗に折りたたまれたセーラー服を土御門が上条の前に置く。

「はい?上条さんはセーラー服を着るなんて趣味はないですよ?」

「鳴護アリサの分だにゃー、一緒に学生証と、転入手続きの書類も全部記入済みだぜい。それに、学園都市のIDも発行してあるぜよ?」

言いながら、さらに書類を積み重ねていく。

「この書類は保存用の物だから、もう学校には提出済み。ちゃんと控えてろよ」

「まじかっ!つーか、何でお前知ってんの?」

「統括理事会はもう鳴護アリサが現れたことは掴んでるにゃー」

さらに、そのセーラー服には見覚えがある。


つまり、上条の学校の制服。

「それじゃあ、アリサは俺たちの学校にくるのか?」

「あぁ、そうぜよ。感謝するにゃー、カミやん」

「あぁ、サンキューな、土御門。そういえば、いつから転入なんだ?」

「えーっと、来月だから…11月からぜよ」

「そうか、まじでありがとな、土御門。じゃあな!また今度」

「おぅ、じゃあにゃーカミやん」

上条は自室へ戻ろうとするが、
ここで考える。

あの2人は風呂から上がっているだろうか…

「ふっふっふっ…上条さんは、同じ轍は二度と踏まないのことよ☆」

というわけで、インターフォンのボタンを押す。

ガチャっと扉が開き、インデックスが顔を出す。

「あれ、とうまだ。もとはると話は終わったの?」

「あぁ、終わったよ。それより、お前らはもう風呂からは上がったのか?」

「うん。おっけーなんだよ」

上条はそのまま自室に入っていく。

~学生寮の一室(ワンルームだけど)

「そういうわけで、アリサは来月から俺たちの学校にくることになったわけだ」

鳴護は首を傾げる。

「え?でも、私は書類もなにも書いてないし、そもそも戸籍すらないんだよ?」

(そこなんだよな?…土御門のことは話さない方がいいか…)

「そこは心配しなくてもいい、はい、これがアリサの制服と学園都市のIDな」

「え? どうして当麻くんがそんなものを?」

上条は必死に取り繕おうとする。
「ま、まぁ、気にしないで、な?」

?数十分後

「そろそろ寝るか?」
上条が呟くと、
そのままユニットバスの方へ行く。

「え?当麻くんってまだそんなところで寝てるの?前からずっと?」

「あぁ、そうだけど?流石に、この年の男女が同じベッドで寝るのはな…アリサには悪いけど、またインデックスと同じベッドで寝てくれよ」

(そっか…当麻くんも男の子だもんね…もし…一緒に寝たら…)

鳴護は首をぶんぶん振る。

(何考えてるの私! そ、そんなこと…///)

「どうした?アリサ、顔赤いぞ?」

「ひゃ、い、大丈夫!」

そうか?と言いながら、上条が鳴護のおでこに手を当てて熱を測る。
「熱は無いみたいだな…」

(むむ…これはチャンスかも…ここでとうまを押してありさを押し倒させちゃえば…)

そこまで思考を巡らせるインデックスだが、

(ありさには自分の力で頑張って欲しいからね、余計な手出しはしないんだよ)

「まぁ、大丈夫ならいいか」

そういって、上条は思い出した様に、
「そうだ、明日せっかく補修もないし、3人で遊びにでも行くか?」

「う、うん。行きたい!」
「私は、明日からちょっとイギリスに行かなくちゃならないんだよ」

「「え…?」」

「ちょ、インデックスさん?聞いてないんですけど?」

「今日イギリスから招集がきたからね、仕方ないんだよ」

「そうか…まぁ、ちゃんとやって来いよ」
「インデックスちゃん、何でイギリスなの?」

インデックスが口を開こうとするが、それを上条は塞いで、早口で説明する。

「いやぁ?、ほら、あれだ。シスターさんだから、母国にも仕事があるんだよ!な、インデックス!!」

鳴護は首を傾げるが、その議題は終了したようだ、怒りに身を任せた暴走シスターが、上条に襲いかかった。



インデックスをなだめ、その後に鳴護は考える。

(え…?てことは、明日は当麻くんと2人っきり!? そ、それってデートみたいな…///)

「で、どうするアリサ?インデックスがいないなら行くのやめるか?」

「いや…その、当麻くんが良ければ行きたい…かな…///」

モジモジしながら言う鳴護に、不思議そうな目線を上条は投げたが、追求することもなく

「それじゃ、明日は朝飯食って、インデックスを送ってからそのまま遊びに行くか」

「そうだね、じゃあ、朝ごはんは私が作るよ!」

鳴護が申し出ると、上条が

「いや、大丈夫だって」

「だって、居候させてもらってるんだから、それくらいは…ね?」

「わかった、じゃあ朝は頼む」

「うん!任せてね、腕によりをかけて作るから」
ニコッと笑う鳴護。

それを見た上条は、

「インデックスも見習えないのかね…」

と呟く。


瞬間。


再び起き上がった銀髪碧眼シスターは、獲物に向かって牙を剥く_______

翌朝。学園都市第二三学区




「じゃ、インデックス、頑張って来いよ」

「うん!とうま、帰ってきたら、好きなもの食べさせて欲しいんだよ!」

「はぃはぃ、神裂も待ってるんだろ?行ってやれよ」

出国管理ゲートの近くに、特徴的な服装をした人物がいた。
目が合うと、こちらに軽く頭を下げてくる。

(腰にかけている日本刀は何も言われねえのか?)
割と本気で考える上条。

「うん!バイバイ、ありさ!頑張るんだよ!」

「うん…///」

鳴護は、内心
(もう、インデックスちゃんたら、そんなこと言ったら、当麻くんが気づいちゃう…)

と、だいぶ焦っていたのだが、

「頑張るって何をだ?」

と、首をかしげている。

(当麻くんって相当鈍感なんだ…こっちから積極的に行かないと…気づいてもらえないか)


インデックスは、手をふりながら駆けて行く。

「さて、俺たちも行きますか」



と、上条が言ったところで、


ビーーーっという甲高い音が出国管理ゲートの方から聞こえた。

いつもの修道服についている安全ピンだろうが、もう神裂に任せよう。

「どうしたんだろう?」

「気にしないで大丈夫だって。それじゃあ、アリサはどっか行きたいところあるか?」

「うーん、私は…水族館に行きたいな」

「そうか?それじゃ、いきますか」



空港を出て、2人で電車に乗り込む。

二駅ほど進んだところで、大量の人が乗り込んできた。何処かの学校の補修組だろうか…

すると突然、鳴護は上条に手を引かれ、抱き寄せられていた。

(えっ…///)

「わりいな。こうでもしないと、はぐれちゃいそうだったからさ」


上条の顔をみると、窓から外の景色を見ている。

(当麻くんの体、あったかい…ずっとこのままでいたいな…)


上条からしてみれば、抱き寄せておいてなんだが、今更離れろとは言えない。視線を合わせるとやばい。そう感じる上条は、後20分、このままの体勢で耐え続ける。

(この鉄壁の理性を持つ(自称)上条さんに任せなさいのことよ!)

20分後。


「耐え切った?…」
少年の壮絶なる戦いは終わった。

途中はやばい時が幾つかあった。
駅で停車する時、慣性が働いて、鳴護がぐーっと上条の方に押されてきた時はさすがに焦った。

一方、鳴護の方はというと

(当麻くん、温かかったな…帰りの電車では私から行ってみようかな…)


駅を出て、水族館のあるビルまで歩きながら上条が尋ねる。

「それで、アリサはなんで水族館なんだ?」

「私、ペンギンが結構好きなんだ」

「へ?、ペンギンか…そういえばテレビとかでしか見ねえもんな」

「うん。だから、今日当麻くんと見に行きたかったんだ///」

「そっか」

「行こ?」

「ああ…」

その時。

近くを通った人に鳴護が押され、
「きゃっ…!」

「うわっ!っっと!」

ドサッと、上条が鳴護を守りながら一緒に倒れる。

「っつ~…………大丈夫か?アリサ」

「う、うん…///」

(この状況は…またやっちゃった…。当麻くんは嫌がってないかな…)


(うーん、マズイな…このままだと、鉄壁の理性を持つ(自称)上条さんでもマズイですのことよ)


というか、周りの視線が痛い。
特に男子の。

休日ということもあり、周りには学生が結構いたりいなかったり。


そんなことより、人前でこんな状態になっている方が恥ずかしい。
上条と鳴護はそそくさと立ち上がってその場から退避する。


受付まで行くと、従業員までクスッと笑っていた。

アハハ…という苦笑いを浮かべながら上条と鳴護は建物内へ。

?水族館内


「うわ、意外と混んでるな?…」

(う~ん…ここで手、繋いでも大丈夫…だよね///)

鳴護はさり気なく自分の手を上条の手に近づけ、そのまま上条の手を握る。
(あ、当麻くんの手…やっぱり暖かいな…///)

「行こ?当麻くん」

「お、おぅ…」

(これは…一日に何度ドギマギすればいいんでせう?破滅までの不幸な道が見えてきそうなんですが!)

よくみれば、周りをみるとカップルが多い。

(周りから見たら、私達もカップルみたいに見えるのかな…///)

(い、いや、何考えてるの私?まだ付き合ってる訳じゃないのに…///)

上条はといえば、

(うわ、何か背後から視線を感じる気がする…)

バッ!と振り返る上条。
しかし、そこには誰もいない…
気のせいにして取り敢えず鳴護に
話しかける。

「なぁ、アリサは最初どっか見たいとこあるか?」

「うーん…じゃあ、やっぱりペンギンからがいいな」

…その頃、上条と鳴護の背後


「なんやねん!あのけったいな女子は? カミやん、またフラグ立ておったんか!」

「まぁ、落ち着くんだぜい青ピ」

上条と並んで、クラスの3バカ(デルタフォース)と呼ばれる、土御門と青髪ピアスである。

2人でどっか遊び行くか?となった時に、
電車から降りてくる3バカの一員(上条)を発見し、そのまま尾行しているというわけだ。

「くそう、さすが乱立フラグメーカー…カミやんに不可能は存在せえへんな…それに、あの子はどっかで…?」


ちなみに、青髪ピアスとは愛称である。
見た目からついたが、本名は分からない。

パン屋に下宿というレアな学生生活を送っている…

更に本人曰く、 女性の好みは以下の通り。

「ボクぁ落下型ヒロインのみならず、義姉義妹義母義娘双子未亡人先輩後輩同級生女教師幼なじみお嬢様金髪黒髪茶髪銀髪ロングヘアセミロングショートヘアボブ縦ロールストレートツインテールポニーテールお下げ三つ編み二つ縛りウェーブくせっ毛アホ毛セーラーブレザー体操服柔道着弓道着保母さん看護婦さんメイドさん婦警さん巫女さんシスターさん軍人さん秘書さんロリショタツンデレチアガールスチュワーデスウェイトレス白ゴス黒ゴスチャイナドレス病弱アルビノ電波系妄想癖二重人格女王様お姫様ニーソックスガーターベルト男装の麗人メガネ目隠し眼帯包帯スクール水着ワンピース水着ビキニ水着スリングショット水着バカ水着人外幽霊獣耳娘まであらゆる女性を迎え入れる包容力を持ってるんよ?」

要は女性なら何でも良いらしい。一つ女性を表していないものもあるがご愛嬌。





…尾行続行。

「カミやん、手ぇまで繋いどるがな!なんやあ、あいつはもう勝ち組に行ってしまったんか!」

「まぁ待つにゃー青ピ、私刑執行なら明日学校ですればいいぜよ。今日はそれより尾行だぜい」

「せやな、明日は惨劇にしてやるでー」

ここで気付く。

目の前に先ほどまでいた2人が消えている。


「「・・・。」」


全力ダッシュで上条と鳴護を探す。


「くそう、カミやん一体どこにいったんや!」

「しくじったな…この俺が目標を見失うとは…迂闊だったぜよ」



2人の全力疾走での捜索が始まる。





――― 一方。

上条と鳴護は隠れていた。

壁の出っ張りに体を隠すように上条が鳴護を引っ張った。

(ふぇ…?)

思わず間抜けな声が出そうになる。

(な、何? 当麻くんが引っ張って…///)


「悪い、動くなよアリサ」

「え…?それってどうムグッ!」

口を抑えられた。頭には『?』が羅列する。


「馬鹿につけられてる。一旦隠れて撒くぞ」


隠れた横を、金髪のアロハシャツの少年と青い髪にピアスをした大柄な少年が駆け抜けていった。

「ふう、行ったか。 ん、どうしたんだアリサ?ぼーっとして」

「え、?あぁ、ごめんね…」

(うっかりぼーっとしてた…変な顔になってないかな…///)

「まあいいや。それじゃあ行くか」

「うん///」


2人は一緒に歩いていく。

ちなみに、手は繋いでいない。結局は手を離してしまった。


(はぁ?、結局は手、繋げなかったな)

(なんでアリサはあの時…?)

このまま、特に何事もなく一日が過ぎて行った。








今日はここまで。
水族館の描写いれると無駄に長くなりそうなので割愛。

乙でした

乙です

今日は投下しないけど明日はする。


次はアリサの学校入学編一気に投下する。

ちょっとキリのいいところまで修正終わったから投下。

11月。
今日は鳴護が初めて登校する日。

「うぅ…楽しみ過ぎて眠れなかったな…」

結局、4時間も寝ていない。

「まだインデックスちゃんも寝てるし…」

「当麻くんはどうだろう、もう起きてるかな?」

現時刻は朝6時00分。

インデックスを起こさないように起き上がり、ベッドから抜け出す。

そのままバスルームで顔でも洗いに行こうとすると、風呂場から出てきた上条と正面衝突。

「えっ…」

鳴護が上条に抱きつく形に。
さらに、顔と顔が急接近する。
その距離、僅か5cm。
顔と顔と間に暖かい壁のようなものを感じる。


「え、えっと?…アリサ、こんな時間にどうしたんだ?」

「えっと…目が覚めちゃって…顔を洗いに」

(こんな朝から…当麻くんに抱きついて…な,何やってるの私っ///)

(えっと…インデックスは…まだ寝てるみたいだな…)

(っつか顔…近い……)

「わっ…悪い、アリサ。大丈夫か?」

「うん///」
(うぅ…また変な顔になってないかな…?)


そっと二人が離れる。


(うっ…空気が重い…)

ここで上条が無理やり

「な、なぁアリサ。朝飯作ってくるけど、もうちょっと寝てていいぞ?」

「いや、私はいいよ眠れなさそうだから…」

「そういえば、当麻くんはなんでこんなに朝早く起きたの?」


そう、いつも上条は7時くらいに起きてくるのが普通だった。

「ま、まぁそんなに気にすんなって」

(クラスメイトに何言われるか心配過ぎて寝れなかったとは言えない…)

「当麻くん、まだ寝てていいよ。朝は私が作るから」

「…いいのか?」

「うん♪」


「そんじゃあ、もうちょっとだけ寝てくる…よろしくな、アリサ」

上条はそのままバスルームへ



午前7時10分。

上条当麻は再び目が覚めた。

「もう7時か…初日から遅刻で不幸な展開(補修)っていうのはなさそうだな」

近くに落ちている目覚まし時計を確認しながら
上条はつぶやく。

朝食を食べようとバスルームを出たところで、エプロンをかけたまますーすーと寝息と立てている鳴護が机に突っ伏していた。

上条が近寄ると、鳴護が目をこすって重たそうな薄っすらと瞼を開ける。

(ボヤーっとする…あれ?そこにいるのは、当麻くん…?)

ここまで考えたところで一気に鳴護の目がクワァッッ!!と開く。

「お、おはよう当麻くん」

「おう、朝飯サンキューなー。さて、インデックスを起こしてさっさと食べますか」

(なんだかこのやりとり……夫婦みたい…///)

「アリサ、顔赤いぞ?ほんとに風邪なんじゃないか?」

言いながら上条が鳴護の額に手を当てる。

「ん……熱はないみたいだけどな…?」

「い、いやいや大丈夫だよ!そ、その…なんでもないから!!」

「ん……きつくなったら言えよ」


「んじゃあ、俺はインデックスを起こすか…」

上条が歩き出した途端、何もないのに足がもつれて急に転倒。
それを受け止めようとした鳴護をそのまま押し倒す。

その状況を青ピが見ていたら迷わず上条に飛びかかっていただろうが、いたのは青ピではなく。

まだ修道服には着替えていない、可愛らしいパジャマを着た銀髪碧眼の悪魔が犬歯をキラーン☆と光らせて仁王立ちしていた。

「い、いやいやインデックスさん!誤解ですって!や、やだなあこんなの不可抗力ですってはいダメですねごめんなさいーッ!」

いつの間にか言い訳が謝罪に変化しているのはこの少年の性というやつだろうか。
(とある茶髪中学生は大覇聖祭の時に父親が同じなのを見たことから親からの遺伝と考えている)


刹那。

少年の頭に悪魔の歯が突き刺さる。

同時に、少年の絶叫が響き渡る。


午前7時40分。

頭に応急処置として包帯を巻いた上条が、制服に着替えていた。

「うぅ、まだちょっとズキズキする…」

さっさと着替え終わった上条はそのままバスルームから出る。

そこには、

下着姿のインデックスと、鳴護アリサがいた。


「と、当麻くん…///」

「と?う?ま?…」



朝から2回目の絶叫が学生寮に響き渡る。
ついでに隣室の住人土御門から壁ドンも頂きながら。

「不幸だあーーッ!!」



現時刻、午前7時55分

結構ギリギリ。

インデックスが暴れ出したので時間を食われてしまった。

インデックスをなだめた上条は、鳴護とともに疾走中。

「ね、ねえ当麻くん!後どのくらい!?ハアハア…」

「あと少しだ!あ、ほら見えただろ、あれだよ。ハアハア…」


そのまま校門を過ぎ、教室まで駆け上がる。

「ふ?、ギリギリセーフ!!」


ホームルームが始まるまであと2分ほどか…

ちなみに鳴護は、転校初日ということで、1階の職員室へ行っている。

「お、カミやん珍しいなー、遅刻せえへんなんて。いつもの不幸なイベントはなかったんかいな」

このエセ関西弁は、実は米どころ出身の青ピ。

「まあ、珍しくな」

「それよりもカミやん…」

急に黙る青髪ピアス。

それから急にまくし立て始める。

「前のけったいな可愛い娘はどないしたんや!? 今日こそは吐いてもらうでー!」

(うげ、前から言われてたけど、隠し通すの無理か…? いやでも、居候だけは…ッ!)

「ま、まあそこはさ、あれだよ…あれ」


「ハァ!?カミやん、またフラグ立ておったんかいな!」

「そんなんじゃねーよ! ってか、フラグってなんなんだよ!」

「まあまあ、2人とも落ち着くんだぜい。ま、あの子なんかよりも、やっぱりロリが最強だということに変わりはないんだにゃーッ!」

と、土御門が割り込んできた直後。


身長135cm。明らかに赤いランドセルが似合いそうな上条たちの担任、月詠小萌が教室に入ってきた。

「はいはーい、それじゃあホームルーム始めるのですよ?」

甘ったるい声でクラスのみんなに呼びかける。
クラスメイトはこんな担任でも、しっかり言うことは聞くようで、各々席についていく。

が。

上条と青ピは席にはついたものの、席が隣なのでまだ口喧嘩をしていた。(青ピがこの間買った健康グッズ『肩もみホルダーくん』があまり効かなかったと文句を言っているだけ。いわゆる責任転嫁って奴。)


それを見た月詠は、ニコッと笑いながら、

「そこー、これ以上一言でも喋りやがったら、すけすけみるみるですよぅ」

2人の口と身体の動きが一瞬で止まる。

ニコッと笑いながらそのまま教卓まで歩く月詠。

「はい、今日はですねー、みなさんの新しいお友達が来てくれたのですよー」


「せんせー。そこは転校生でいいでしょ」「うんうん、同意」
教室からいくつかツッコミから入る。

「小萌せんせー、その転入生って、女の子?」

青髪が聞く。

月詠は

「それはですね…」


「おめでとう野郎ども! 残念でしたー、子猫ちゃんたち?」



「「「「「「「「「 いよっしゃぁ! 」」」」」」」」」

複数の男子から雄叫びが上がる。

盛り上がっていないのは事情を知っている上条と土御門。

前の席にいる土御門が上条に聞く

「ん、どうしたんだぜい、カミやん。(どうするんだ?こいつらには隠しておくのか?居候のこと…)」

「別に?…(いや、こいつらには隠しておく。そっちの方が色々と都合が良い。後でアリサにも言っておくよ)」

「それじゃあ、鳴護ちゃーん、入っちゃってくださいですー」


ガラガラガラ…

鳴護は入ってきて、ペコッと頭を下げる。


瞬間。




「「「「「「「「「「 イヨッシャアアアアアアアアアアアアアアア! 」」」」」」」」」」

教室が騒然とする。(主に男子が)


女子は、
「ねえあの娘、『ARISA』じゃない? ほら、ちょっと前までよくストリートライブやってたじゃん。最近見てなかったけど」

「え?まじ?」「あ!ほんとだ!」

「ねえねえ鳴護さん!もしかして、歌手の『ARISA』だったりする?」

「うん、そうだよ。ちょっと事情で前まで休止してたけど…最近、新曲作りから始めたの」

「みなさん、これからよろしくお願いします」

ペコッと頭を下げる。

パチパチパチーっと拍手喝采。

「それじゃあ、鳴護ちゃんは上条ちゃんの後ろに座ってくださいですー」

鳴護が上条の後ろに向かう途中で、青ピが呼び止める。

「なあ、鳴護ちゃん。この前カミやんと水族館とか行ってたみたいやけど、どういう関係なん?」

そのまさかの発言にクラスの男子全員(と好奇心旺盛な女子も数名)がグルンッ!!と首を回し、上条の方を向く。


「上条くん。またやったのね。」「あ"ぁ?」「上条、貴様というやつは…」

という声や、

「クソッ!なんで上条ばっかり!」「上条…お前アイドルに手ぇ出すとか」
「殺るぞ…」

とかいう声が聞こえてきたり来なかったり。

「ま、まあまあ…みなさん落ち着いて…」

上条が言うと、

「これが落ち着いてられるかいな!」

青髪が叫ぶ。

このやり取りを見た担任のロリ教師は

「そこー、今度こそ喋りやがったら追加でコロンブスの卵ですよ♪」


ぞぞぞぞっと青髪と上条の額に冷や汗が出てくる。


静かになったところで月詠は

「それじゃあ、ホームルームの続きなのですー」

ニコッと笑いながら告げた。


ー HR後 ー

HRが終わったあと、鳴護の席に大量の男子と女子がなだれ込む。

「ねえねえ、上条とはどういう関係なの?」
「家どこ?」「今度遊びに行かない?」
とかいう質問攻めにあって、これでは話す機会はなさそうである。

というか、上条的に『家どこ?』という質問には絶対に答えて欲しくない。

そんなことを上条が考えていると。

「えっと、家は…」

グルンッ!!と上条は首を回して鳴護の方を見る。
全力でジェスチャーで意思を伝える。

それに気づいた鳴護は

「秘密だよ♪」

「え?、教えてよ?」

「あはは…ごめんね」


すると、思いだしたようにクラスの女子1人が

「そうだ、じゃあ今日放課後にみんなでカラオケ行こうよ! 学校は午前で終わりだしさ!」

「お、いいね?。鳴護ちゃん、どう?行ける?」

「うん、私はいいけど…」

「な?、上条。お前も行くか?」

「ああ、行くよ」

「本物の『ARISA』の歌が聴けるんだもんな、これは行かないと損だよなー」

そこへ、

「野郎ども!!この吹寄制理に任せておきなさい!!仕切ってやるわよ!!」

吹き寄せおでこDX登場。

クラスは異様な盛り上がりを見せる。



………というわけで、クラスのほぼ全員で放課後カラオケへ行くことに。


ー カラオケ ー

「一番誰行くー?」

「それじゃあ、私いくよ?」

席を立ち、マイクの置いてある場所へ。

「何かリクエストがあれば…」

「グローリアがいいなー」
「えー?私は明日、晴れるかながいいー」

いろんな意見が飛び交ったが、結局は多数決で『グローリア』に。



[♪ペガサス 遠い空♪]
[♪グローリア 届くように♪]

・・・・・・・・・・・・・・・・

曲が終わったと同時に盛大な拍手が送られる。

「おぉ、さすが」
「やっぱり本物だ…」

鳴護が席に戻ると、

「次は誰行くー?」

「じゃあさ、歌い終わった人が次の人指名するっていうのは?」

「お、いいねー。みんなそれでいい?」

「おっけー」「いいよ」「かったり…」
とかいう同意の声が聞こえてきた。

「じゃあアリサちゃん、次の人指名して」

「え、えっと…」

鳴護はあたりを見回し、

「じゃぁ、当麻くんで」

「おい上条、指名だぞ!」

(そういえば、何気にこいつら名前で呼び合ってるな……)


鳴護が歌っていた時、上条は

(この曲…俺たちが初めて出逢った時に歌ってた曲だ…)

とか、彼にしては珍しく感傷的になっていた。

そこへ不意打ちの指名。

「はい?」

「だからぁ、鳴護ちゃんからの指名で、次はカミやんが歌うんやでー」

「あぁはぃはぃ、上条さんに任せなさいのことよ!」

上条は立ち上がり、マイクまで行くと、
「じゃぁ、リクエストとかなんかあるかー?」

一瞬静まった後、クラスメイトの1人が


「じゃあ、上条は鳴護ちゃんの他の曲を歌えよ!本物と比べてみようぜー」

「いいね、ナイスアイディア!」
「お、いいんじゃね?」
「よっしゃー! いけカミジョー!」

「じゃぁ、アリサが曲決めてくれよ」

「えっと…それじゃ、『アタリマエの距離』で」

「おぅ、やってやるぜ…ッ!」

張り切ってはいるが

(本人の前だと何と無く歌いずらいな…)

[ーー♪急に浮かんだ君の言葉はいつもーー]

(当麻くん…意外と上手い!)

(この曲ミュージックプレイヤーに落としといて良かった…)

ーー♪♪

曲が終わると、みんなから

「上条って歌えたんだな」
「意外と上手いじゃない」
「カミやんがそんなスキルを持っているとはっ!」


上条が席に戻ると、近くにいた鳴護が、

「当麻くん、上手だったよ」

「おぅ、サンキューな。いや、高音もきついし、本人の前で歌うのは緊張したな…」

この後は全員(恐らく)が歌った。

青髪ピアスは全員がドン引きするようなアニソンを歌ったり、吹き寄せに至っては、「誰が作曲したんだそんなの?」というような健康グッズをテーマにした歌だった。

最後に、クラスメイト全員で『ARISA』の「明日、晴れるかな」を歌って解散になった。

流石に今日は始業式で午前中で授業が終わったとはいえ、もう日が暮れかけていた。

今日はここまで。

学校にはこんな感じで即馴染んでるって設定で。

すでにエロ書き溜め中。
描写は結構詳しく行くつもり。

あと、

~←これは「ー」と考えて。文字化け対策の修正不備があった。
すまん

縺翫▽

乙です

乙でした

乙でした

ごめん、いつもスマホから投下してるけど、充電器の根元がぶっつんやっちゃったから次の投下は修正しなおしで来週月曜になるかも・・・

待ってるよ

今から修正続きする。

投下は日付変わるくらいまで待ってね

アレイスターさんがss書いているだと!? 期待してるぜ

キリのいいところまで修正終わったから投下。


>>90 まぁ、ここでの☆さん的な?w

12月20日。

クリスマスイブまであと4日。





「うう、さっみー…」

「そうだね…早く帰ろ!」

上条と鳴護は帰路を急いでいた。


2人は一緒にスーパーまで買い物に行っていた。

「それで、今日のごはんは何にするの?当麻くん、結局教えてくれなかったけど…」

「あれ、言ってなかったっけ?」

「そうだよー。何か隠してるのかなーって」

「あぁ、悪い悪い。今日はカレーですよー」


そうこうしているうちに、もう学生寮まで戻ってきていた。

部屋に上がると

「お帰りなんだよ!」

三毛猫と戯れていたインデックスから元気な声が聞こえてきた。

「とうま、それで今日の晩御飯はなんなのかな!」

「カレーですよ、インデックスさん…」

言った瞬間、シスターさんの目に星が浮かぶ。
上条はそれを見て呆れたように、

「今から作るから、風呂掃除してくんねえか?」

「お風呂?」

「ああ、そろそろお前もできるようになってくれると上条さん的にもだいぶ助かるんですが…」

「やってみるんだよ!」

(な、なにィっ! ノリで言っただけなのにインデックスが承諾したダトォッッ!!!)

「あ、あぁ…頼むインデックス」

それを見ていた鳴護は、

(インデックスちゃんも成長したなぁ…)

お母ちゃん的思考を巡らせていた。


考えを一時止めた鳴護は、なんだか感動でちょっと涙目な上条の肩をトントンとつつき、
「当麻くん、晩ご飯作らないとインデックスちゃんが…」

というと、上条はすぐに感動モードから転換した。


「おぉ……さて、作るかー。アリサ、野菜切るのは任せた。俺はそれ以外のをやってるからさ」

「うん、わかった」
(当麻くん、切り替えるの早いな…)

バスルームの方から爆発音が聞こえてきたのは、その5分後。

野菜もまだ切り終わっていない頃だった。


『ボンッッッッ』


ビクッと上条の肩が震える。

爆発の音源には心当たりがある。いや、心当たりしかない。


すると、インデックスが出てきて、


「とうま、とうま、なんか爆発したかも!」

「聞いたら解るわ!!!」

叫んだあとに、

「ワタクシ上条さんの推理だと、洗剤を給湯器にぶち込んだとみる!」

「え? 洗剤いれたら綺麗になるんじゃないの?」

「はい来ましたここで純粋なボケ入りましたぁーッッ! っつかこんなことが前にもあった気が…」

頭の上にいくつも『?』を浮かべるインデックスと、それを見て叫ぶ上条。それを見ていた鳴護は、

(インデックスちゃん、本当に何にもできないんだね…あはは…)

「うぅ…… 久しぶりにいうのかな…?」

上条は、溜めて溜めて溜めて…

「不幸だ……」

なんて言うか、結局はこうなるのが上条当麻(不幸の塊)というものである。



10分後。

上条も凹んでいた状態から、だいぶ息を吹き返したところで、3人は、まずはカレーを食べることにした。


「「「 いただきます 」」」

「さて、目下の問題は風呂なわけだが…」

「そうだね…私もお風呂入りたいな」

「私もなんだよ」

インデックスが言うと、上条は

「あの、インデックスさん?風呂を壊した張本人である貴女サマが何言ってやがるんです?」

むっとするインデックス。

「それで当麻くん、結局お風呂はどうするの?」

「これ食い終わったら行くぞ」

「どこにあるの?」

「あぁ、場所は第二二学区だよ」

「いつわと行ったところなんだね!」

「いつわ?」

「あぁ、外国に住んでるけど、知り合いの日本人だよ」

(当麻くん、本当に外国の人に知り合い多いよね…でもあれ?当麻くん英語はダメダメ(一人鎖国状態)だった気が…)

「あの、アリサさーん? 何か失礼なこと考えてないです?」

「いっ、いやぁ、そんなことないよ!」

「ならいいけど…さて、食い終わったな?」

「うん。片付けは私やるね!」

「悪いなアリサ。本当に頼りになりますなー」

「いやいや、そ、そんなことないよ///」

「…それで、移動手段なわけですが…」

「前はいつわが運転してくれたよね」

「あぁ……しかし、ここには運転できる人物はいません!」

コクっと頷く二人。

「…………歩きです☆」


2秒後。

怒りに身を任せたシスターさんが上条のツンツン頭めがけて飛んで来た。




ガブっと肉にかぶりつくような(実際にかぶりついている)音と共に、

「不幸だぁーーーー!!!!!!」

ー 15分後 ー

ぎゃあぎゃあ喚いていたら、いつの間にか時間も過ぎていた。

インデックスが、

「そうだ、とうま、そういえばここには『たくしぃ』という便利なものがあるという話を聞いたことがあr」

「ダメーーッ!」

「ぶー、どうしてなんだよ!」

「高いんだよ!タクシーは高いの!バスも止まってるし…」

「ね、ねえ当麻くん」

「なした? アリサ」

ここで、鳴護が

「自転車ないの? 免許もいらないし、持ってないなら近所に借りれば…」

ピタッと上条の動きが止まる。

「・・・・・・・・・」

たっぷりと時間を空けて、こう言った。

「それで行こうか」

自転車は近所の男友達に貸してもらった。

今日はここまで。


次の投下は水曜日の予定。

こもえ先生宅の近くになかったっけか

>>100ええじゃないか。ちゃんと展開はあるのだよ。

しかも、上条さんは銭湯に行く前にねーちんにボコられてダウンしてるし、場所は聞いたかもだけど、その後に記憶なくなってるから。


エピソードだけ消えてるんで、知識で残ってるかもだけど多分知らないと思うわ。
まぁ、気にしないで。

インデックスはやっぱり役立たずだなー

乙でした

一応、初体験は書き終わった。

でも、それまでに持って行くのがめんどくさい。

ロック・リー「大丈夫です。それなら、ストーリーを一部飛ばせばいいんですよ」

~あらすじ~
上条当麻はアリサとインデックスの三人と共に銭湯に行った
そして何やかんだでアリサと恋人同士になりで初体験を迎えようとしていた……


テンテン「って飛ばしすぎでしょうが!今までの努力を無駄にするつもり!?」

どうしよ……

安価とる。

1…そのまま続ける。

2…あらすじ的な奴で適当に飛ばす。


>>109>>113

1

1

1

1

1

わーおw

満場一致で「1」か…


それじゃぁ、投下は明日。
ちょっくら修正してくる~

もう終わってるけど、1

一応、銭湯編書き終わったから投下。



夜の学園都市を走る自転車が2台。

今は大きな道を走っているが、夜もだいぶ遅くなっていたせいか車は少ない。


「インデックス、自転車くらい乗れるようにしとけよなー」


上条がつぶやく。インデックスは自転車には乗れなかったのだ。
今は鳴護の後ろに二人乗りしている。(良い子のみんなは真似しないでね!)


乗れない理由は彼女曰く、
「だって、乗る機会がなかったんだよ」


ため息をついている上条とは逆に、鳴護とインデックスは楽しそうに

「おっふろ♪おっふろ♪」
「銭湯なんてはじめてだな?。楽しみ♪」

「アリサ、しっかり自転車の鍵〆頼むぞ?」

「うん、大丈夫」

「俺の場合マジで鍵失くなるとかあるからな・・・」

「アハハ・・・不幸だしね・・・」

上条も力なく笑う。

「大丈夫?」

心配そうに声をかけてくれるとほんとに泣きそうになってくる。
上条の周りには上条を不幸よけに使うクラスメイトや、怒るとすぐに10億Vの電撃を浴びせてくるお嬢様(?)や、頭に噛み付いてくる銀髪碧眼のシスターさん、頭突きをしてくるおでこ女などしかいない。

このような優しさとは無縁の上条は、そういう言葉にはめっぽう弱い。

(うぅ・・・上条さんの幸せメーターが急上昇中でございますよ!!)

「大丈夫だよ。ありがとなアリサ」

「う、うん///」

「ねえ、わたしが空気なんだよ」
インデックスが少し沈んだ声を出す。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

上条は冷や汗ダラダラだ。銭湯に着いたら一発殺られるかというところだ。



しかし、インデックスはプイッとそっぽを向いて本気でいじけ始めた。

「とうまはいっつもいっつも私をのけ者にして・・・ブツブツ・・・」

とか言っている時点でもうやばい。あれは本気でやばい。

(上条さんに死亡フラグが乱立してますのよ!)

「ま、まあまあインデックスサン。落ち着いて。アリサがあたふたして危ないから!」

そうい言うと鳴護を心配してインデックスはひとまず動きを止める。


ー 第二二学区 ー

3人を乗せた2台の自転車は、地下に入った。

そのまま見覚えのある地下施設へ。

「何だか懐かしいな…」

上条が呟くと、インデックスが

「とうまはいっつも無茶してるからね、憶えてないと反省のしようがないかも」

「はいはい、わかりましたよ…」

「なんのこと?」

「なんでもないよ……さて、とりあえず風呂行って来いよ。これお金な」

上条が2人に小銭を渡す。

「ありがとう、当麻くん。インデックスちゃん、行こ?」

2人はそのまま女湯へ消えて行く。

それを見届けた上条は、

「さて、風呂をさっさと直さないと寝れねぇな、今日どうしよう…ま、こんなこと考えててもしょうがないし、風呂はいるか?」

と無理やりポジティブに考え、男湯へ。



ー 2分後 ー

「はぁ…もうちょっとなのよねー」

とため息をつきながら銭湯にやってきた人物が1人。

茶色の短髪。上条からは一時期『ビリビリ』とか呼ばれていた御坂美琴である。

いつもは常盤台中学の制服を着ているが、今は寮の門限も過ぎているため、私服。

御坂はそのままインデックスと鳴護と同じ場所へ向かって行く。

寮の門限を破ってまで彼女がここにいる理由はただ一つ。上条家みたく風呂が壊れた…わけではなく、スタンプを集めるともらえるゲコ太ストラップのために、ここへ通っているのだ。

「最近は忙しくてなかなか来られなかったしなぁ… でもだいぶ溜めてたし、もうちょっと!」

言いながら脱衣所へ向かう。

御坂が脱衣所に入ると、先ほど入って行ったインデックスと鳴護がいた。

「「「……………あ」」」

3人は固まる。

最初に口を開いたのはインデックスだった。

「短髪はここでなにしてるの?」

「何って、ゲコ…お風呂に入りにきただけよ」

言ったあと、御坂は首をブンブンと振り、鳴護に問いかける。

「あれ? 何でこいつと一緒にいるの… って言うか、今までどうしてたの? 連絡しても全然音沙汰なしだったよ!」

「ご、ごめんね…ちょっと忙しかったんだ!」

「ふーん…ま、いいか」

御坂は納得したように今度は縦に首を振る。

「で、確認だけどなんでこいつといるの?」

「えっと…それは…この前会った時に仲良くなったんだ。今日は一緒にお風呂に入りにきたんだよ」

オロオロしながら言う鳴護に不思議そうな目を向ける御坂だが、

「ふーん…」

と言うだけだった。そこで気付いたのか、御坂にまた疑問が浮き上がる。

「あれ?あんたが居るってことは、あの馬鹿も居るの?」

「当麻くんのこと?居るけど、知り合いなの?」

「まぁね……… へ、へぇ?…あいつも居るんだ…」

(つーかなに、この子とあいつどういう関係なの!?『当麻くん』って…)

御坂は顔を引きつらせる。

「ここで話すのもなんだから、中で話さない?」

「そうね…」



ー 5分後 ー

「へぇ、じゃあ路上ライブはまだ先なのね」

「うん、いい曲がなかなか浮かばないんだ…」

「決まったら教えてよね!」

「うん!その時は教えるね」

ここで御坂は鳴護を見て考える。

(胸は…私よりデカいか…まぁ高校生だし当然といえば当然か…)

(ここまでは行きたいわね…行けばいい方か…)

むむぅ…とか自分の世界に入っている御坂はブクブクブクーッと風呂の中へ沈んで行っている。

「ちょ、美琴ちゃん大丈夫!?」

鳴護とインデックスはは慌てて助け出す。

「短髪は前にも同じことしてたよね、お風呂に入ると沈んで行く人なのかな」

「げほっ…違うわよ!考え事してただけだっての!」

(まぁ、前一緒にいた地味なやつよりは小さいな…)

「さて、私はもう体洗ってすぐに上がるわよ」

「え? 早すぎない?」

「もう門限もぶっちぎってるし…同室の変(態)なのがうるさいしね…」

ーー同時刻。イギリス内某所。

「ヘクシュン!!」

「あれ?湯冷めしちゃったかな…」


ーーさらに同時刻。学び舎の園内某所。

「クチュン!」

「あら、私としたことが…それよりお姉様、今日はどちらへ行ってらっしゃるのでしょう…」

「さてと…」

上条はさっさと風呂から上がって待合室にいた。


「何すっかなぁ…そだ、瓶牛乳飲んでみよ!」


先程2人に小銭を渡して財布に小銭が残っていなかったので、1000円札を挿入する。

うぃーんと自販機が札を飲み込んでいき、



・・・・・・・・・・・・。








そのまま何の反応もしない。



上条はちょっと黙ったあと、ガチャガチャと申し訳程度に自販機に札返せと言いたげな動作でレバーを動かしてみる。


「アハハ…もうね、どうせそんなこったろうってわかってはいるんですよ、分かってはいるんだけどね!! もうぅ……不幸だぁぁぁ!!!!!」


一人で騒いでいる上条に不審そうに従業員が声をかける。

「あのぉ…ほかのお客様のご迷惑になりまっ…いぃッ!」

店員の口が途中で止まる。

上条がもうほとんど泣きそうな顔をしていたからだ。

「うぅ…カミサマ、あんたホントに俺が何したって言うんだよ!」

叫んだあとに、上条は続けて

「もういいもん!俺はもう何もしないもん!!!」

とか1人で拗ねだしたので、従業員は取り敢えず不審者っぽい少年に尋ねる。

「どうなさったんです?」

「……あの………この自販機ちょっくらビリビリしていいです?」

女湯から出てきた見慣れたビリビリ中学生を見ながらつぶやく上条。

彼女は上条を見つけてこちらへ歩いてくる。


「どうしたのよ…ってあんたなんで泣きそうな顔してんのよ……」

そこで気づく。

「また呑まれた…? ギャハハハハハハハハハハハ!!!」

戦国武将のような笑いが響く。

「ハァ、はァ……笑っちゃうわー…」

笑ったあとにそんなこと言われても困る。上条はそんなことを考えながら御坂に頼む。

「なあ、悪いけど御坂、ちょっとコレ焼ってくんね?」

「へ? いいけど、帰ってくるかわかんないわよ?」

「もういいのです、上条さんはただの復讐の鬼になるのです」

「いや…えっと…」

そこで間に入ったのは従業員だ。

「焼るって……?」


御坂は当たり前のように答える。

「こーやって」

バチバチィッッッッッッ!!!


刹那、盗難防止用の警報が辺り一帯に鳴り響く。

そのあと、出てきたのは怖そうな滅茶苦茶ガタイのいい店長だった。


店長から散々怒られた上条と御坂(基本、上条が怒られた)はなんとか弁償などになることもなく、鳴護とインデックスと合流した。


「はァーーーーーーーー…………」


上条はひどく憂鬱モードになっていた。


(当麻くん、なんかいつもより疲れてる感じ……)

鳴護が心配そうに聞く。

「当麻くん、ホントに大丈夫?」

「ああ、もう慣れっこですよ…」


今は自転車に乗って学生寮まで帰る途中。

心なしか、上条の自転車の速度が異常に遅い気がする。
上条がそんなに凹むのは珍しい。


が。

追い打ち。


「がッ……!!」

地面に落ちていた石に気付かずに自転車で踏んでバランスを崩し転倒。


夜の街に不幸な少年の魂の叫びが響き渡る。

今日はここまで。


エロはいつ入れられるだろうか…?
一応、何度も読み直して修正とかはしてるんだけどな…

乙です。
無理にエロに持ち込まなくても、当分上アリイチャイチャでええんやで。

乙です

あんまり関係ないけどインちゃんは十六巻以降は隠れ巨乳だよ
証拠画像
ttp://d.hatena.ne.jp/images/diary/i/invisibly/2008-12-11.jpg
さらに原作の表紙の比較画像
ttp://ec2.images-amazon.com/images/I/512ZTX64F8L._SL500_AA300_.jpg
ttp://blog-imgs-43.fc2.com/a/c/e/ace318/mw17.jpg

>>130
一枚目は胸のサイズを五和と間違えて描いたとかいう噂が…

>>131
でも二枚目と三枚目で増盛されているのはわかるからそのまま隠れ巨乳になったんじゃないかな?



どちらにせよ巨乳の2人に囲まれた上条さんうらやましです(^q^)

恵まれた体格からクソみたいな性格

今日の投下は結構遅くなると思う。

日付跨ぐかも…

楽しみにしてます

明日の朝早いのでちょい早めに投下。


「はァ・・・」

目が覚めた。

12月21日。

枕元に置いてある目覚まし時計を確認して、起き上がる。

そのまま冷蔵庫まで歩いて行くが、中身は空だった。


「はァ…後で新しい銘柄買いに行くかァ」


呟いた直後。


「おはよー!!ってミサカはミサカは挨拶してみる!」

バタァン!と扉が開き、茶色のアホ毛の少女が飛び込んできた。

「朝からうるせェぞクソガキィ…」


「どこかに行くの? ってミサカはミサカは尋ねてみる」

「コーヒー買いになァ…」


「ミサカもいくーってミサカはミサカは駄々をこねてみる!」


「・・・・・・」

一方通行は少し黙ったあと、言った。

「勝手にしやがれェ…」

ーほぼ同時刻。 学生寮の一室


「ありゃ? 醤油切らしてるな」

上条が冷蔵庫を確認してつぶやく。

「ちょっとこれからコンビニで醤油買ってくる」


「私も一緒に行ってもいいかな?」

「ん? いいけど、何か買うものでもあるのか?」

「えっと・・・まぁ、暇つぶしみたいな」

(当麻くんと一緒に居たいからとか言えないよね…///)


「まあいいか、行こうぜ」

「うん!」

「早く買ってくるんだよ! 朝ごっはんーーッ!」

ー 15分後 ー


「「………」」


一方通行と打ち止め、上条と鳴護はコンビニで出会った。

「ヒーローさんだ!! ひさしぶりって、ミサカはミサカは元気に挨拶してみる!」

「お、打ち止め久しぶりだな」

「ヒーロー、なンでこンなところにいンだ?」

「俺は別に、醤油買いに来ただけだぞ。そっちは?」

「俺もコーヒー買いになァ・・・」


そこで一方通行は気づいたのか、上条の隣にいる鳴護に話しかける。

「オマエ、なンか見たことあるよォな気がするンだが・・・」

「えっと・・・当麻くん、この2人は・・・?」

「あ、悪い紹介してなかったなこっちが『一方通行(アクセラレータ)』だ。ちなみに超能力者(レベル5)そんでこっちが・・・」

「打ち止め(ラストオーダー)だよーって、ミサカはミサカは自己紹介してみたり!」

「れ、超能力者!? 当麻くん、なんでそんな人と・・・それに『ミサカ』って・・・?」

一方通行が答える。
「まァ、そンなに気にすンな」

「え、えっと・・・よろしく。あ、私は鳴護アリサです」

「私あなたの事知ってるよーってミサカはミサカは自慢してみる!」

「なんでお前が知ってんだァ?」

「歌手の『ARISA』さんだよね、ってミサカはミサカは確認してみる。あのエンデュミオンで歌ってた人だよーってミサカはミサカはあなたに教えてみたり!」

「…そォいやそォか・・・あの時のか…」

「あの時? エンデュミオンのこのか?」

上条が質問する。

「きにすンな…」

「そうか・・・?じゃあ、俺たちはもう行くぞ」

「ああ、じゃあなァ」


会計を終えた上条と鳴護は寮に向かって歩き出す。

「当麻くん、なんで超能力者と知り合いなの?」

「ま、まあいろいろあってな…野暮用ってやつだよ」

「ふーん…」

とにかく今は早く帰って温まりたい。

12月の冷気が肌にしみる。

「やっぱり寒くなったよな…」

「うん…そうだ、インデックスちゃんにプレゼント買っておこうかな」

「クリスマスはイギリスに行かないといけないらしいぞ、あいつ」

「え!?」

「さっき聞いたんだけどな」

「インデックスちゃん、何で教えてくれなかったんだろ…」

「悪いな、クリスマスは俺と2人になるけど、なんなら他のやつも呼ぶか?」

「えっと…」

(どうしよう…2人きり!? てっきりインデックスちゃんもいると思って…あぁ、もうどうしよう!)

「ん、顔赤くなってるぞアリサ。大丈夫か?」

「う、うん…大丈夫///」

「…まぁ、呼んだ方がいいか…? 居候の方は何とかごまかせるし、土御門あたりか、青ピ、姫神あたりだよな?…」

まず間違いなく参加するのは青ピ。彼は毎年毎年クリスマスにはナンパしまくっている。職質も相当数受けているようだ。

「吹寄とか姫神とか、女子何人か声かけといてくれよ、俺は男子に声かけるからさ」

「うん、分かった」





ー 学生寮 ー

「インデックスちゃん、何で教えてくれなかったのー!?」

「驚かせようと思ったんだけよ……まぁ2人で楽しんで欲しいからね」

「いいの…?」

「うん! (ちゃんと決めるんだよ…)」

後半はボソッと言うインデックス。

ボフッと音を立てて顔を赤くする鳴護。

「テレビで言ってたんだよ。クリスマスには告白する人が増えるらしいって…」

「ちょ、大きい声で言わないでぇっ…」

今日はここまで。

頭の中でごちゃごちゃになってきたかも

乙ー

上条厨キメエ。
原作じゃ人間性全くなしの不人気キャラなのに異常に美化してんじゃねえよ。
不人気キャラの厨はそれ相応の振る舞いをしててくれよ。

コピペ乙

>>1の思い上りがウザいけど面白い

>>145 >>147 見たく無けれゃ開くなよ。ここは>>1のスレなんだから>>1の続けたいように続けて欲しい。荒らしをスルーできずすまない。楽しみにしてます

ここはssの中身よりも>>1が寒すぎる。
割と普通のこと指摘されてもキレちゃうんだもん。
面白いと思ってレスしてるんだろうけど、失笑しか出ないっていう。

乙でごんす。

>>145 気に食わないならタブ閉じしてくださいですハイ。ちょっと俺も不幸強めだから、共感しちゃうんですよ。

>>147 面白いって言ってくれるのはありがとう。思い上がりごめん。

>>149 あなたに対する謝罪の言葉が思い浮かばねえ。キレちゃうって、なんだか前にも同じようなこと言ってた人がいる気がするんだが…もし同一人物だったりするならタブを閉じたはずでは?

応援してくれてる人がもしいればありがとう。
初めてなりに頑張ってみる。

えと…予定が立て込んでるので投下はあさって深夜になります。

こういう反応しちゃうから、>>1の程度が分かっちゃうんだよな。
実際に立て逃げした訳じゃないからいいけど、普通は書ける時に立てるのであってそれを指摘されただけでキレる。
何ていうか、ゆとりか?
と言ってる俺も完全にゆとり世代なんだがwww

ごめん。

いちいち突っ込みたくなっちゃう人種だから。

まぁ報告してくれるに越したことはないから

>>153
初めてのSSなんだから優しく対応しようぜ
期待に応えようとして書いてくれてるんだし…

>>153
そんなこと言えるなら自分で書けばいいんじゃね?

今日ですか!舞ってます

またスマホの充電器壊れた・・・不幸だ・・・

ごめんなさい。
投下は明日か明後日になりそう…バッテリー切れた時に書き溜めデータ消えたかもしんないし…

充電器この前買ったばかりなのに………

楽しみにしてるぜ

遅くなって申し訳ない。

投下は今日深夜です

日付跨いじゃった…申し訳ない。
それじゃ投下。

※急いで書いたから誤字脱字ある可能性有


12月22日。

「えっと………マジです?」


飛行機(至って普通の奴)でインデックスをイギリスへ送り出した後、第二十三学区から帰って来た上条と鳴護の2人。

「うん…女の子全員、不参加だって……」
(私的には嬉しいんだけど…)

「それが、男も全員不参加なんだと」

ピクンッと鳴護が反応するが、上条は気付かない。

「あー。てことは2人だけど、いいか?どうせ食うだけだし」

「うん…みんな残念だね…」

なんてそういう風にに言っているが、内心ではひっそりと、しっかりとテンパっていた。

(2人きり…! うぅ…………ああ、もぅ!ダメ…妄想が止まらないよぉ…///)


ーーーーーー妄想内ーーーーーーー

『と、当麻くん…そんなとこ、ダメだよ……///』

『いいだろ…』

『ひゃ……ぁ…そこ……んぅ……///』

『可愛いよ…アリサ』

「あっ…………当麻くん…」


ーーーーーーーーーーーーーーーー





「はーい、ゲンコロゲンコロ」

「ハッ…!」

鳴護の頭に上条が手を乗っけている。

「ぼーっとしてたけど、何考えてたんだ?」

「い…いや……その…なんでもないよ」
(言えない…これだけは言えない…///)

「ていうか、『ゲンコロ』って何?」

「い、いやぁ~、上条さんにもいろいろありましてね? ちょっと決めゼリフいちいち言うの面倒なんだよなー的な?」

決めゼリフ?とか首を傾げているが、スルーして上条が尋ねる。

「そういえば、吹寄とかはなんで来れねえんだ?」

「風邪ひいたんだって…」

「あいつがねぇ…珍しいな」

「あの制理ちゃんがね…本当に珍しいね」

「あぁ…そういえば、姫神は?」

「秋沙ちゃんは、小萌先生に呼ばれてるんだって。残念がってたよ」

「ふーん…」

あのボロアパート(敷金礼金糞食らえ状態)は寒くないのだろうか?と上条は本気で考えてみる。

「青ピも、毎年恒例のチャレンジがあるとか言ってるし…」

一方通行は、黄泉川家の面々とクリスマスを過ごすらしいし、世紀末帝王は「愛しの滝壺ちゃんと過ごすぜ!」とかなんやら。

土御門は、インデックスと同じ要件でイギリスへ行っているようだ。(ちなみに、舞夏は繚乱家政女学校の研修やらで忙しいらしい)

「なるほど…なんだか奇蹟的にみんな不参加だね」

「あぁ、食費とかは浮くけどな。そこはちょっとだけ感謝かも…アリサはちょっとだけ食べる量多いけど」

「うっ…///」

「冗談だよ。怒るなって」

顔を赤くする鳴護を見て上条が笑う。

「あ、ケーキどうする? 明後日買いに行くか?」

「うん。えっと…流石にホールはないよね?」

「…アリサが食べたいって言うなら別にいいけど?」

顔を赤くして俯く鳴護。

「…あの………アリサさん?」

「ショートケーキでいいです! …もう…………当麻くんのばか…」

(うっ………)

思わず心の中でうめき声をあげてしまう。

(顔赤くして上目遣いとか反則だろォがよォ!!!)

話題を変えるつもりか、急に切り出す。

「当麻くん、インデックスちゃんのプレゼント…買いに行こ?」

「あぁ、そうだな。行くか」

ー 第七学区内『セブンスミスト』ー


「そんで、アリサはインデックスに普通の服を着て欲しいと…」

「うん、絶対似合うと思うんだ。インデックスちゃん可愛いし…」

「可愛いねぇ……」

(……黙ってりゃそうかもな……あ、あと噛みつきと暴食がなければ)


「まあ正直、上条さんには女の子の服とかよく解らないからなー」

頭をポリポリ掻きながらつぶやく上条。

「サイズはしっかり聞き出したし、あとは選ぶだけなんだ。似合うかどうかだけでいいから」

「はいはいっと、了解ですよ」

とりあえず鳴護は洋服店に突撃。その後に続こうとした上条だが、目の端にとある人影を見つけた。

「ん? お前って確か…」

向こうから出てきたのは。

「あら…誰かと思えばいつぞやの類人猿ではありませんの」

「お前、その呼び方変えてくれねえの?」

常盤台中学1年の確か、しら…白井黒子だったはずだ。御坂美琴の後輩で、彼女を『お姉様』と敬愛していたはずだ。上条は2度目に会った時は御坂のベッドに寝るという少々変態気質だったのを思い出す。

「それで、本日はどんな要件で?」

「ちょっとプレゼントを買いにな」

「まッ…! まさかお姉様にッ!?」

「……いや、違うぞ」

「………なるほど、お姉様とは別にプレゼントを渡すような仲ではないと…?」

「まあな」

「そうですの…」

(これでッ! クリスマスには意気消沈したお姉様に慰めの言葉をかけながら優しく添い寝して…グフフへへへへへへ…)

最後の笑いは顔にまで現れ、上条は割と本気でびびっていた。

その時、ちょうどいいタイミングで


「当麻くーん? まだー?」

「あぁ、今行くー! …じゃあな、白井」

まだ妄想の世界から抜け出さず、グヘヘグヘヘと笑う白井をおいて、上条は洋服店へ入っていく。



ー 洋服店内 ー

「どうしたの?」

「悪い悪い…知り合いがいたんでな」

「そっか。 それじゃ、早く選ぼう!」

言ってすぐにハンガーに掛かっている服を手に取る。

(インデックスは服とか興味ないもんな…年中無休であの修道服だし)

インデックスは夏だろうが冬だろうがいつでもどこでもあの修道服だ。(流石に就寝時は除く)


「ふふ~ん♪」

鼻歌を歌いながら笑顔で服を選んでいる鳴護を見ながら上条は考える。

(こういうのが普通の女の子なんだろうな…俺の周りには変なのが多いけど。 ……つーか、ぶっちゃけこんな可愛い子が絶賛同棲中!)

「当麻くん? どうしたの?」

「ハッ! ……悪い…ぼーっとしてた…」

「…? あっ、そうそう…当麻くん、これなんかどうかな? 似合いそうかな」

鳴護が持つハンガーには、薄手の茶色のコートが掛かっていた。

「なんかよくわかんねえけど、これならインデックスも喜ぶんじゃねえか?」

「うん! …あともう少し見て、良さそうなのがなければこれにする!」

「決まったら教えてくれよ」

鳴護はまた奥の方へ消えて行く。

ー 15分後 ー

結局、さっきのコートにすることになった。あいつこれ着るかな?とか疑問に思う上条だが、それは置いておき、今は目の前の問題に集中する。

上条の前には綺麗に並べられたストールが。

2人は鳴護が買いたいものがあると言って一旦別れ、別行動中。上条は鳴護にプレゼントを買いにきていた。

(上条さん、こういうのはあまり分からないのです。 しかし、アリサは冬に茶色系を選びやすいということがわかった…)

鳴護が上条にに聞いてきたのは、基本的に茶色や薄い黒などだった。

「まず茶色系は確定として、柄は…チェック柄かなー」




色々見て回った結果、結局は基本がオレンジ、それに赤や紺色のラインが入っているものにした。

ー 同時刻『セブンスミスト』内 ー

「あら、あなたは確か……?」

「えっと……白井…さん?」

「えぇ、鳴護さんでしたわね。ここで何をなさっているんですの?」

「買い物に来ただけだよ」

「で、この店に御用がおありですの?」

白井が指を差す方向には、ランジェリーショップが。

「うん…………///」

(クリスマス前に気合い入ってるみたいに思われないかな…)

「私もですの。よければご一緒しても?」

「う、うん…」

2人はそのまま店内へ。

ー 30分後 ー


「……………///」

鳴護は顔を真っ赤に染めてランジェリーショップから出た。


まさか、あの立ち振る舞いなどから完璧な淑女に見えた白井が、まさかの痴女。

ものすんごい下着を勧めてきた。

ほぼ紐だったり、薄く透け透けの下着だったり…同じ『女の子』として分類される身としてどうかと思う。
というか中学1年生として。

(一応、買っちゃったんだけど…///)

考えながらどんどん深みにはまっていくが、

「あ、時間!」

時計を見て慌てて駆け出す。
現時刻は午後4時40分。
待ち合わせの時間は午後4時45分。ギリギリだ。

(当麻くんもう待ってるかな…?)

角を曲がると、待ち合わせ場所にしていたベンチに上条当麻が座っていた。彼は、鳴護を見つけると手を振る。

ベンチまでたどり着くと、隣に座る。

「ごめんね…待たせちゃった」

「いやいや、気にすんなって。 さっき来たばっかりだからさ」

とか言っているが、手に持っているペットボトルは空だった。

「さて、帰るか。 ちゃんと買えたのか?」

「うん…///」

「そっか。 それじゃ、そろそろバス来るし行くぞ」

今日はここまで。

次は木曜日くらいかな

乙うー

乙でした

乙です

乙です!

アリサはやっぱり巨乳だった。

http://mup.vip2ch.com/miniimg/th_vipper42254.jpg
※見づらい

黒子、グッジョブ

投下は日付変わるくらいかな。


もしかしたら跨ぐかも

12月24日午前10時


「えっと…これと、これ……あとは何かあるかな?」

学生寮近くのスーパー。
鳴護と上条の2人は夕食の食材を買いに来ていた。

「ぶっちゃけ、それっぽいのであればいいんじゃねえか?」

「それを言っちゃったらお終いだよ…」
(料理も一応…雰囲気作りとして、ね)

「じゃあ、あと何もなければケーキだけだな」

「うん! 予約済みだから、受け取るだけでオッケーだよ」

「……………ホールケーキ?」

「………………」

「…待ってちょっと涙目で黙って俯かないで上条さん冗談だから!」

「……………ー……キ」

鳴護は小さな声で呟く。

「え、なんだって?」

「…………………ホールケーキだから///」

「マジだったんかい!!」

ー 1時間後 ケーキ屋 ー


「こちらがご予約のケーキになります。彼女さんと良いクリスマスを」

ケーキを受け取り、にっこりと完璧な笑顔で見送られる2人。

「…………///」

鳴護は顔を真っ赤にして俯く。

そんな様子に上条は気付かずに、

「さて、必要なもんとかは終わったし、アリサはどっか行きたいところあるか?」

「えっと…また『セブンスミスト』に用があるんだけど…いいかな?」

「買い忘れでもあったのか?」

「ちょっとね…」
(当麻くんへのプレゼント忘れてた…)

ー 『セブンスミスト』内 ー

『当麻くんは何か買うものとかないの?』

『…多分』

『1時間後に昨日と同じベンチでいい? 時間かかっちゃうかもしれないから』

『おう、別に急がなくてもいいぞー』

というわけで、鳴護はとある店の中にいる。
いろいろあって悩んだが、時間も迫ってきていたので結局は最初に悩んでいたものにする。


会計を済ませ、時間を確認すると時間まで15分。
ちょっと早すぎるかな?と思ったが、遅いよりマシだ。

集合場所のベンチには、すでに上条が座っていた。

「お、今日は早かったな。 ちゃんと買えたのか?」

「うん。 当麻くん待たせちゃった?」

「いやいや、さっき来たトコ」

「そう…」


彼が手に持っているお茶のペットボトルがからなのは言うまでもない。

今日は短めの3レス。

初体験の描写を全消去…不幸だー

酉ってこれであってるかな?

>>1です。

書き忘れてた…今度からこれで行きます

更新されてない気が……?
>>1、生きてるかー?

ごめん、中々進まない…


あと、9月半ばに流行らせると言ったがありゃ嘘になってしまったな

>>1
生存報告あってとりあえず良かったよ
無理せず頑張れ

てす

ども、初体験の描写を全消去して割とガチで凹んでる>>1です…orz

次の投下は明日の夜にします。

※長くはないです。これからできるだけ更新スピード戻して行こうと思います

なぁみんなの見たか?
あの和服アリサを

http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode

ありゃ、リンクしんでるな…

ま、pixivで探せば出るしいいか

http://touch.pixiv.net/member_illust.php?mode

http://lohas.nicoseiga.jp/priv/3478633?e

>>194>>196
禁書と全く無関係の絵が出るんだが、みんな何が出てる?

和服アリサ可愛いすぎぃー‼

アリサかわええ

12月24日 午後7時



「「 いただきます 」」

夕食を食べ始める2人。
メニューはチキンやらサラダやらなんかそれっぽいやつ(ご想像にお任せ)が幾つか。上条はその中の一つを頬張りながら、

「お、これ美味いな」

「このソースは私が作ったんだよー」

「マジでか! 後でレシピを…」

「うん、いいよ」

「ありがとうございますアリサさん!」

「アハハ…そこまでしなくてもいいのに」



夕食を食べ終わった2人は、一旦食休みをしてから、ケーキを食べ始めた。

「本当にホールケーキなんて食えるのか?」

「こういうのは別腹なの!」

「はいはい、そうでございますか」

本当にどんどんケーキを消費して行く鳴護。話しながら食べていたのにホールケーキが20分で無くなってしまった。

「あー…幸せ…」

お腹をさすりながら笑う鳴護を見て、上条は小さく微笑む。

「さて、アリサは風呂入ってこいよ」

「いや、でも片付けとか…」

「いいからいいから」

「でも…………うん、ありがと。それじゃあお言葉に甘えさせてもらうね」

「おう」

鳴護は、とある袋を持って風呂場へ。袋の中身は先日買った下着。鳴護は白井から勧められたものを一着購入していた。

(ね、念のため! 別にまだ付き合うとか確定したわけじゃないし! 見られるなんて…///)

一人で顔を赤く染めながら服を脱ぎ、ユニットバスに入っていく。



(一応)念入りに身体を洗って泡をシャワーで洗い流し、バスタブの中に身を沈める。

「はぁ………」

大きなため息をついた後、湯気が立ち上る天井を見上げながら、

(当麻くんって、やっぱり競争率高いよね…多分、美琴ちゃんも当麻くんのこと…)

(あれだけ周りに女の人がいたら…もしかしたら誰か好きな人とかいるかも…)

(いや、でもあの当麻くんだもんね… 他人からの好意に気付かないんじゃなくて気付けない当麻くん)

(やっぱり、私から告白するしかない!)


「よしっ!」


気合を入れ、風呂からあがる。
この前購入した下着を穿こうとするが、デザインを見て思わず少し顔が赤くなる。

その上からいつも寝る時に着ているシャツを着て、脱衣所から出た。

バスルームから出てきた鳴護を見て上条は、

「お、そんじゃ俺も入ってくるか。 いやー、本当に風呂が治ってよかった…」

「この時期に銭湯なんて行ったらすぐ湯冷めしちゃうもんね」

「あぁ、本当にインデックスには教育が必要だな…」

インデックスは完全記憶能力者で、お昼の料理番組の内容を瞬間的に涎を垂らしながら憶えるくせして、自分では料理ができないという非常に面倒くせえ状態になっている。ぶっちゃけ、居候としての役割は皆無なのだった。

「ま、風呂入ってくるわ」

「うん」



扉の奥からシャワーの音が聞こえてくるのを確認してから、ベッドに座り込む。

「あ、当麻くんへのプレゼント…」

ワンルームなので隠すのには苦労したが、隠し場所であるベッドの下から綺麗に梱包した上からビニール袋で包んだ物を引っ張り出す(他にも埃をかぶった雑誌?様なものが奥の方にあったが、彼女は気付いていない)


(喜んでくれるかな…?)

(あれ? 告白とプレゼントってどっちが先にすればいいんだろ?)

あれー?、と首を傾げていると不意にガラガラと扉が開き、上条が出てきた。
ビクゥゥ!と鳴護の肩が震え、すぐさま手に持っていた袋を後ろに隠す。

「どうした? アリサ」

「いや、えっと……」

(もう先にプレゼントでいいかな…)

「当麻くんに…その、渡したいものがあるの」

「お、そういや俺もあるんだった。ちょっと待っててくれよ」

そう言って上条は脱衣所へ向かった。

とりあえず今日はここまで。

次あたりでくっつけられるかな…
また書いたらあげます。

ではでは、あでゅー

乙でした‼

乙!
次期待してるよ!

今日の分投下しますが、

文の下手さ、目をつぶってください。



それじゃ、投下していきます。

台風うるせぇ…

ー 3分後 ー

脱衣所の方からガサゴソという音が聞こえたと思ったら、上条がビニール袋を持ってきた。

「えっと…ほら、アリサ。 メリークリスマス」

「えっと…ありがとう。 私からも、メリークリスマス」

「あ、あぁ…ありがとう」

近寄って袋を交換する2人。
上条から渡された袋は少し柔らかかった。

「もう開けていいか?」

「えっと…その前に、ちょっといいかな…?」


勇気を出して、切り出した。

「えっと……」

「………」

上条は黙ったままだ。最初の方は笑顔だったが、その目は次第に真剣な目つきへと変わって行く。

「当麻くん、あのね…私…」

人呼吸置いてから続ける。


「当麻くんのこと…」


勇気を振り絞り、大きな不安を押し留めて、必死で言葉を紡いでいく。



「好きです。 その…私と、付き合って下さい!」



言った瞬間、上条の目がわずかに見開かれる。


言えた、しっかり言えた。もう自分は、はっきりと言ってしまった。想いを伝えてしまった。

一方。上条は、頭をポリポリ掻き、

「アリサ、ありがとう…その、だな…俺もこういうのって初めて、だからさ…」

「でも、アリサの気持ちも、すっげえ嬉しい。 なぁ、」

「…なに?」

「俺も、だな…」





「アリサが、好きだ」

それを上条の口から聞いた瞬間、いつの間にか目から透明な液体が溢れていた。

「初めて会った時もさ、自分の夢に向かって必死で頑張るってすげえなって思ったんだ」

「あと、エンデュミオンの時、『みんなで笑って、みんなで帰る』っていうことができなかった時にさ、すっげえ悔しくて……」


でも、と上条は続ける。


「何故かはよくわからないけど、またアリサに会えた時は嬉しかった。それから一緒に生活するようになって、楽しいっていう気持ち以外にも、護ってやりたいっていう気持ちも出てきたんだ。」


「俺も、もっと強くなって今度はちゃんとアリサを護れるように頑張るから…いや、護るから、その…」



「俺と、付き合って下さい!」



上条が言い終わったすぐ後、鳴護は涙を流しながら上条の胸に飛び込み、上条は多少驚いたものの、ゆっくりとぎこちなく手を頭に持って行き、優しく撫で始めた。

数分後。


泣き止み、落ち着きを取り戻した2人は、とりあえずお互いのプレゼントを開けることにした。

「アリサは何買ってくれたんだ?」

「見てからのお楽しみ♪ 当麻くんは?」

「開ければ分かるさ」

「うん。 あ、袋のお店一緒だね」

「あれ、ほんとだ」


2人は袋を同時に開いた。

上条から鳴護へのプレゼントは基本色はオレンジ、それに赤などのラインが入ったマフラー。

鳴護から上条へのプレゼントは基本色が深い青で、それに水色などが入っているマフラー。


「色違いだな」

「うん! なんか嬉しい」

「なんでだ?」

「当麻くんと気が合うっていうのもだけど、その…恋人って感じがするから…///」

思わず上条も顔が赤くなる。

(アリサは俺の心を逝かせる気なのでせうか??)

「まぁ、ありがとな。 アリサ」

「うん! こちらこそありがとう」

あ、と思い出したように

「当麻くん、まだプレゼントが残ってるんだけど…」

「ん、なんだ?」


少し顔を赤くした後、上条の目を見て、









「大好き///」

そう言って、不意に自分の両腕を上条の首に回し、ぐいっと顔を寄せて自分の唇を上条の唇に重ねた。

今日はここまでなのです。


また今度

乙でした‼

乙でした

乙です

乙!

骨折してもうた(´・_・`)

次の投下からR18的な描写に突入かも。
アリサのそんなところ見たくない!っていう人はここで終わることをお勧め。
※別にグロとかはやんないよ?



書くのがゆっくりになってしまったぜ…

あまり無理せんようにね

無理してでも書けよ
理由なんてどーでもいいから
スレ建てたんなら頑張れ
ルチアだして欲しいな
ナース服

最後二行もうちょい頑張れや

>>223ありがとう。何気に心配してくれるのは君だけだったりしちゃうんだぜこれが。世知辛いよな(´・Д・)」

>>224ルチアですか。ルチアですか。むずいかも。入れられたら入れちゃうかもしんないけどw

>>225最後の二行って
「書くのがゆっくりになった」のと「グロはやんないよ」宣言のこと?だってアリサでグロは書きたくないもん(・ω・)
だって親指だよ?フリック入力できないじゃん

>>226

>>224は縦読み!無理スルナとかいてある

全くわかんなかったぜ…
なるほどなるほど。




出したいやつあれば一つだけなんか書いちゃうんだぜ
安価↓2

んじゃあアイテムメンバーと遭遇で。

じゃあグレムリンメンバーと遭遇で

>>230 トールはいれた方がいいのか?
時系列的には抜けてるけど。


ま、個人で出すだけでもいいかもな。

シャットアウラ

リアが忙しいので遅れてます。
(期待してる人は少ないだろうが…)


嗚呼、手のギプスが鬱陶しい…

>>233
手大変だな。お大事にな
期待してるけどゆっくり待っとくよ。

>>233
手大変だな。お大事にな
期待してるけどゆっくり待っとくよ。

>>33
みたいな屑は黙ってROMるか他スレ行ってほしいわ。

>>1は生きてるかー?

一応生きてるのですが、
なかなかに進まねぇ…


SSって難しいね…

wktk縺励※蠕?▽縺九?

とっとと書け太郎

今リアが忙しいのでhtml化依頼だしときます。

落ち着いて、だいぶ書き溜めが書けたらまた建てます

舞ってます

気長に待つか

待つんだよ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年03月16日 (日) 03:27:11   ID: 6trLEisg

そしてこのスレも忘れられて行く

2 :  SS好きの774さん   2014年03月26日 (水) 00:55:27   ID: cY2MIiod

完結かよ!!

3 :  SS好きの774さん   2014年04月06日 (日) 23:59:44   ID: rrQbI8L1

あらー終わりですか

面白そうだと思ったんですが

4 :  SS好きの774さん   2014年05月12日 (月) 21:49:56   ID: lZVQf2RL

終わるんかーい

5 :  SS好きの774さん   2014年05月15日 (木) 21:59:49   ID: mVzNqmeR

誰か続き書いてくれ

6 :  SS好きの774さん   2014年06月06日 (金) 00:44:57   ID: bzZFvmXw

がんば

7 :  SS好きの774さん   2014年11月01日 (土) 09:30:50   ID: OKN0IQe9

そもそもカテゴリタグがおかしい

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