エレン「アルミン、それ…」(342)

アルミン「え?何?」ピョコ ピョコ

エレン「いや、何って…頭のそれ…」

アルミン「えっ?」ピョコ ピョコ

ミカサ「犬耳」

アルミン「え?」ナデ

アルミン「あ、あれれ?」ピョコ ピョコ

アルミン「なんで犬耳なんかが…」

エレン「何か身に覚えはないのか?」

アルミン「ないよ」

ミカサ「アルミン、お尻に何か…」

アルミン「えっ」

アルミン「尻尾?」パタパタ

エレン「どうなってんだ」

アルミン「うーん?」パタパタ

エレン「それ、思い通りに動くのか?」

アルミン「いや、半分自分で半分自動かな…耳も尻尾も」ピョコ

ミカサ「…」ニギッ

アルミン「うひゃああ!」ゾクゾク

アルミン「ちょっと、尻尾握らないでよ!」バシッ

ミカサ「アルミンが叩くとは珍しい」ニギッ ニギッ

アルミン「ひゃうっ、きゃはっ!」ゾクゾク

エレン「なんかエロいな」

ライナー「なんかエロい声が聞こえたが」

エレン「見てくれよ。アルミンに犬耳と尻尾が」

ベルトルト「わお」

ライナー「ずいぶんメルヘンな状態だな」

アルミン「ちょっと、耳触んないで!」

ミカサ「柔らかい」フニフニ

ライナー「なんでこうなったんだ?」

エレン「それがわからないってよ」

ベルトルト「寝る前までは普通だったよね」

ライナー「ていうか尻尾がズボンを突き破ったのか」

アルミン「そうみたい。たぶん寝てる間に」

ライナー「尻尾にそんなパワーがあんのかよ」

ミカサ「アルミン、お手」スッ

アルミン「ほい」ポン

アルミン「あれ?体が勝手に…」パタパタ

ベルトルト「しつけてもいないのに」

ミカサ「アルミンは賢いから」

アルミン「いや、それは違うでしょ」

エレン「とりあえず教官に相談するか?」

アルミン「そうしようか」ガタッ

ミカサ「お座り」

アルミン「ほい」ストン

ベルトルト「ぷっ」

アルミン「ちょっと!」パタパタ

ミカサ「面白い」

エレン「ミカサ、やめろよ。アルミン、行くぞ」

アルミン「うん」ガタッ

ライナー「お座り」

アルミン「ほい」ストン

ベルトルト「ぶふっ」

アルミン「もー!」パタパタ

ライナー「はは、すまんすまん」

教官室

教官「なるほどな」

教官「訓練に支障は出そうか?」

アルミン「立体機動の訓練に多少影響が出るかと」

教官「本来余分なものだ。千切れたとしても問題はないはずだ。普段通り、訓練に励め」

アルミン「ハッ!」

教官「…一応原因はこちらでも調べてみる。下がれ」

アルミン「ハッ!失礼します」

ガチャ
バタン

教官(グリシャにもらった、従順になる薬…アルレルトの夕食に混ぜてみたが)

教官(まさかこうなるとは)

エレン「どうだった?」

アルミン「普段通りに訓練しろだってさ。原因も調べてくれるらしい」

エレン「良かったな」

アルミン「うん」パタパタ


……


サシャ「へー。触ってもいいですかね?」

アルミン「優しくね」ピョコ

コニー「おおぉ」ニギッ

アルミン「ふぁぁあ!握らないで!」ゾクゾク

コニー「すまん」パッ

サシャ「本当に犬の耳なんですねー」ナデナデ

アルミン「うん…」ピクッ ピクッ

エレン「耳と尻尾だけでなく、お手とかお座りとかも犬そっくりだよな」

ライナー「アルミン、お前犬に何かいたずらとかしたことあるか?」

アルミン「うーん…小さいころ、近所の犬にエサをねだられたけど、あげなかった、ってことはあったよ」

ライナー「それだ。その犬はアルミンにエサをもらえなかったことを怨み、アルミンに呪いをかけたんだよ」

アルミン「ええっ!?」

サシャ「なるほど」

コニー「こえー」

エレン「んなわけねえだろ。その犬、その後ちゃんと飼い主にエサもらってたし、アルミンはいつもその犬可愛がってたぞ」

ライナー「バレたか」

ベルトルト「嘘はいけないよ」

ミカサ「アルミン」ポイッ

コロコロ

アルミン「ボール…はっ!」ダッ

ヒョイ

アルミン「はい、ミカサ」スッ

ミカサ「ありがとう、アルミン」ナデナデ

アルミン「えへへ」バタバタ

コニー「ほえー」

コニー「本当に犬になったみたいだな」

アルミン「いや、なんか体が勝手に…」パタパタ

ミカサ「はい、もう一回」ポイッ

コロコロ

アルミン「よしっ!」ダッ

ヒョイ

アルミン「取ってきたよ」パタパタ

ミカサ「偉い偉い」ナデナデ

アルミン「えへへ」ブンブン

ライナー「これは萌える」

エレン「喜ぶと尻尾が凄いな」

ミカサ「はい」ポイッ

コロコロ

アルミン「よーし!」ダッ

ヒョイ

アルミン「早く早く!」バタバタ

ミカサ「してあげない」

アルミン「えー…」シューン

ミカサ「嘘」ナデナデ

アルミン「!」バッサバッサ

ベルトルト「パブロフの犬だっけ?」

ライナー「条件付けだな。たぶん」

コニー「なんだそりゃ?」

サシャ「さあ?」

エレン「つまり、ボールを拾えば撫でてもらえるから先に喜んでんだよ」

アニ「何やってんの?」

ライナー「よう」

ベルトルト「アルミンが犬になったんだ」

アニ「犬?」

ミカサ「ほら、アルミン立って」

アルミン「はい」パタパタ

ミカサ「ほら、尻尾、耳」

アニ「ホントだ」

ミカサ「お座り」

アルミン「はい」ストン

ミカサ「お手」スッ

アルミン「はい」ポン

ミカサ「おかわり」スッ

アルミン「はい」ポン

ミカサ「良くできました」ナデナデ

アルミン「わっ…」ブンブン

アニ「…犬だね」

エレン「だろ?」

アルミン「遊ばないでよ」パタパタ

ミカサ「尻尾を見る限り、嫌がっていない」

アニ「で、なんで犬になったの?」

エレン「それがわかんねえんだ」

ライナー「近所の犬の呪いだ」

ベルトルト「やめなよ」

アルミン「教官が原因を調べてくれてるんだけど、こんなケース聞いたこともないよ」

アニ「ふーん…尻尾に感覚ある?」ニギッ

アルミン「やぁぁん!」ゾクゾク

アニ「あっ、ご、ごめんなさい」アタフタ

ミカサ「尻尾をいきなり握るなんて、無礼にも程がある」

エレン「お前が言うなよ」

アルミン「尻尾は敏感だから注意してよ!」

ミカサ「頭を撫でるといい」

アニ「こう?」ナデナデ

アルミン「くぅーん」ブンブン

アニ「ちょろい」ナデナデ

ユミル「お前ら、何やってんだ?」

サシャ「あ、ユミル、クリスタ」

コニー「アルミンが犬になったってよ」

アルミン「ははは…」ブンブン

クリスタ「あ、本当だ。かわいい耳と尻尾」

ライナー(かわいい)

ミカサ「クリスタ、ボールをテキトーに投げてみて」スッ

クリスタ「えっ?うん。えいっ」ポイッ

コロコロ

アルミン「あっ、アニ、ごめんね」ダッ

ヒョイ

アルミン「はい、クリスタ」パタパタ

クリスタ「えっ、ありがとう…」スッ

アルミン「…」パタパタ

クリスタ「あの…」

ミカサ「撫でてあげて」

クリスタ「ああ、そういうこと」ナデナデ

アルミン「えへへ」ブンブンブンブン

ユミル「あっははは、犬だなこりゃ」

エレン「尻尾の振りが凄まじいな」

ベルトルト「そりゃクリスタに撫でられたらね」

ライナー「ああ、そうだな(結婚したい)」

クリスタ「撫でられるの、嬉しい?」ナデナデ

アルミン「なんか凄く気分が良くなるんだ」バッサバッサ

ユミル「で、なんで犬に?」

ライナー「近所の犬の呪いだ」

ベルトルト「やめなって。そろそろ寒いよ」

サシャ「原因不明だそうです」

ユミル「まあこんなの聞いたことねえしな」

エレン「アルミン、その耳って、ちゃんと聞こえるのか?」

アルミン「どうだろう?」ピョコピョコ

ミカサ「実験する。クリスタ、普通の耳をふさいで」

クリスタ「うん。ちょっとごめんね」ブニ

アルミン「いや、全然いいよ」バッサバッサ

ライナー「これでテキトーに話をすればいいのか」ヒソヒソ

エレン「だな」ヒソヒソ

アルミン「…」ピョコ ピョコ

ミカサ「質問に答えて。ライナーはホモか否か」ヒソヒソ

ライナー「えっ」

アルミン「…」ピョコ ピョコ

アルミン「さすがにそれは僕もわからないよ」

サシャ「おお…」

ユミル「否定しないってことは、ライナーはホモだな」

ライナー「なぜそうなる」

クリスタ「えー、そうなんだ」

ライナー「」

ベルトルト(普段からケツにぶちこむとか言ってるから…)

エレン「ちゃんと聞こえるな」

ミカサ「もうひとつ質問に答えて。私とエレンは、アルミンにとってどういう存在?」ヒソヒソ

アルミン「…」ピョコ ピョコ

アルミン「親友だね」

コニー「おー…」

エレン「ありがとな、アルミン」

アルミン「いや、こっちこそ、ありがとう」ブンブン

ミカサ「実験終わり。クリスタ、離していい」

クリスタ「うん。…耳触っていい?」

アルミン「優しくなら、ね」バタバタ

ユミル「クリスタが優しくないわけないだろ」

クリスタ「へー、柔らかいね」フニ

アルミン「うん…」ピクッ

ライナー「そういえば、尻尾ってどんな生えかたしてんだ?」

アニ「変態」

ライナー「えっ」

ミカサ「尻尾の確認という口実で、アルミンのお尻を狙うつもりだ。アルミン、私のそばに」サッ

アルミン「はーい」パタパタ

ライナー「えっ、いや」

コニー「うわぁ…」

クリスタ「そうなの?」

ライナー「」

ベルトルト(このタイミングでそんなこと言い出した君が悪いよ、ライナー)

格闘訓練

アルミン「誰と組もうかな…」ピョコ ピョコ

ミーナ(えー、何あれ、ゆるキャラ?)

ミーナ「アルミン、私と組んで」

アルミン「うん」パタパタ



ミーナ「えいっ」シュッ

アルミン「ふっ」ガッ

アルミン「よっ」グイッ

ミーナ「わっ」ドサッ

アルミン「はい、交代」バタバタ

ミーナ「その尻尾、何?」

アルミン「えっ?ああ、これ?なんか今朝急に生えたんだ」パタパタ

ミーナ「へー」

ミーナ「犬の尻尾?」

アルミン「うん」

ミーナ「てことは」ニギッ

アルミン「ぁん!」ゾクゾク

ミーナ「やっぱり」ニギッ ニギッ

アルミン「だめっ、やめっ!」ゾクゾク

ミーナ「これはエロい」ニギッ ニギッ

アルミン「あっ、ぁはん!」ゾクゾク

ミカサ「やめなさい」バシッ

ミーナ「むげっ」

アルミン「はぁ…はぁ…」

アルミン「ミーナなんて嫌いだ!」プイッ

ミカサ「ほら、謝りながら頭を撫でてあげて」

ミーナ「ごめんね、アルミン」ナデナデ

アルミン「えへへ、許してあげる」バッサバッサ

ミーナ「ちょろすぎ」ナデナデ

教官(ふむ…)コソッ

教官(従順になる、というよりも、犬になる、という方が正解か。グリシャめ…従順=犬ではないのだぞ)

教官(最初にアルレルトで実験してみたが、他のやつには投与できんな)

立体機動訓練

エレン「アルミン、大丈夫か?」

アルミン「ちょっと尻尾が装置に当たって邪魔かな」

ミカサ「ワイヤーを巻き込まないように注意しないと」

アルミン「うーん…」

エレン「それかズボンの中に入れてみるか?」

アルミン「そうだね。やってみる」ズボッ

アルミン「うーん…やっぱり邪魔かな」

ミカサ「でも、これで巻き込む心配はなくなった」

エレン「とりあえずこれでやってみるぞ」

アルミン「うん」

アルミン(やっぱり違和感があるなー)バシュ

アルミン(うーん…)シュルルル

アルミン(おっと木が)スタッ

アルミン「よっ、と」タッ

アルミン(兵士としての水準に満たない場合は、訓練兵を卒業できない…)バシュ

アルミン(ただでさえ身体能力が低いのに、犬の耳と尻尾、それから行動まで…)シュルルル

アルミン「はぁ…」スタッ

ジャン「くそっ!アルミンに追い付けねえ!」バシュ

ミカサ「どうなってるの…」バシュ

アルミン「あれ?みんなは?」スタッ

教官「よくやった、アルレルト。貴様が一番だ」

アルミン「えっ…ありがとうございます!」モゾモゾ

アルミン(どうなってんの?人生初の快挙だよ)モゾモゾ

ミカサ「…」スタッ

ジャン「くそっ、三位か!」スタッ

ミカサ「アルミン、おめでとう」ナデナデ

アルミン「えへへ、ありがとう!」モゾモゾ

ジャン「…羨まし、い?耳?」

教官(まさか…身体能力が上がったというのか?これは…)

夕食

エレン「すごいな、アルミン」

アルミン「はは、犬になったおかげかな」パタパタ

ミカサ「良いこと」ナデナデ

アルミン「うん」ブンブン

ジャン「ちくしょう、犬になりてえ!」

アルミン「じゃ、いただきまー」アーン

サシャ「待て」

アルミン「す」ピタッ

サシャ「はい、どうも」ヒョイ モグモク

アルミン「あっ」

アルミン「僕のパン…」ジワッ

アルミン「ぅ…」ポロポロ

サシャ「ごめんなさいねー」ナデナデ モグモク

アルミン「サシャなんて嫌いだ!」バシッ

サシャ「あ、あれ?」モグモク

ミカサ「サシャ」ガタッ

サシャ「はい?」モグモク

ミカサ「削ぐ」ゴゴゴゴ

サシャ「ひっ…」ゴクン

サシャ「」チーン

アルミン「ぅぅ…」グスッ グスッ

エレン「そう落ち込むなよ。俺の分けてやるよ」サクッ

ミカサ「私のも」サクッ

アルミン「ありがとう、エレン、ミカサ!」ゴシゴシ パタパタ

ミカサ「よしよし」ナデナデ

アルミン「えへへ、ミカサ大好き!」バッサバッサ

ミカサ「かわいい。エレン、アルミンを飼いたい」ナデナデ

エレン「結婚してからな」モグモク

ミカサ「うん」ナデナデ

ミーナ「ちょっと、今のプロポーズ?」

エレン「そうだけど?」モグモク

ジャン「は?」

ライナー「おめでとう。結婚式には呼んでくれよ」

ベルトルト「おめでとう」

ミカサ「ありがとう」ナデナデ

アニ「私も行くよ。招待状送ってよ」

ジャン「」

ユミル「人生まだまだ長い。失恋の一つや二つ」

クリスタ「そうだよ。ジャン、落ち込まないで」

コニー「サシャ、起きろよ」ユサユサ

サシャ「」

男子寮

アルミン「うーん…仰向けで寝るのは無理かなー」ゴロッ

ライナー「そうか、尻尾か」

ベルトルト「横向きが無難でしょ」

コニー「それか俯せか?」

アルミン「本物の犬じゃないから、それはしんどいよ」

エレン「やっぱり横向きか」

マルコ「ジャン、しっかり」ユサユサ

ジャン「」

アルミン「じゃ、おやすみー」ゴロッ

エレン「おやすみ」ゴロッ



ライナー「zzz」

ベルトルト「zzz」

コニー「zzz」

ジャン「zzz」

マルコ「zzz」

エレン「zzz」

アルミン「zzz」

エレン「zzz…」ゴロッ

ムギュ

アルミン「い!」ゾクゾク

エレン「zzz」ムギュー

アルミン「ふぁぁああ!」ゾクゾク

アルミン「えれぇん!あぁぁ!どいてぇえ!」ゾクゾク

エレン「zzz」ムギュー

アルミン「あぁあぁん!」グイッ

エレン「zzz」ムギュー

アルミン「このぉ、このぉ、んっ!」ポカッ ポカッ

エレン「ん…なんだよ、アルミン…」ムクッ

アルミン「はぁ…はぁ…死ぬかと思った…」ピクッ ピクッ

エレン「どうしたんだ?悪い夢でも見たか?」

アルミン「エレンが…尻尾を下敷きに…」ピクッ

エレン「ああ、すまん」ナデナデ

アルミン「はぁ…」ブンブン

エレン「落ち着いたか?」ナデナデ

アルミン「うん」ブンブン

ライナー「ぅう…今の騒ぎはなんだ?」

アルミン「なんでもないよ」ブンブン

エレン「寝ろよ」ナデナデ

ライナー「そうか…うん…zzz」

エレン「今度は離れて寝るよ。おやすみ」ゴロッ

アルミン「うん、ありがと。おやすみ」ゴロッ

翌朝・食堂

エレン「…て、ことがあったんだ」

ライナー「なるほど」

エレン「その後も、寝返りをうったりで、なかなか眠れなかったみたいだ」

ミーナ「大変ね」

コニー「だから今寝てるのか」

アルミン「zzz」

ミカサ「可哀想なアルミン」ナデナデ

アルミン「zzz」ブンブン

エレン「これか。アルミンが半分自動って言ってたのは」

ベルトルト「すごいね」

サシャ「アルミン、このまま朝食を食べずに寝てるんですかね」

コニー「何そわそわしてんだよ」

ミカサ「サシャ、二度目は手加減しない」ナデナデ

サシャ「ひっ…冗談ですよ…」

アルミン「…んっ」ムクッ

ライナー「おっ」

ベルトルト「おはよう」

アルミン「おはよう」ブンブン

ミカサ「おはよう。朝食にしましょ」ナデナデ

アルミン「うん」ブンブン

アルミン「教官に原因がわかったかどうか聞いてみるよ」モグモグ

エレン「昨日の今日でわかるもんなのか?」モグモグ

アルミン「それはそうだけど、寝不足は嫌だよ」モグモグ

ミーナ「えー…アルミンを撫でたい?」ヒソヒソ

アニ「うん。他の連中には内緒ね」ヒソヒソ

ミーナ「アニって意外とかわいー」ヒソヒソ

アニ「やめてって…」ヒソヒソ

アルミン「…」ピョコ ピョコ

アルミン「アニ、撫でたいならどうぞー」パタパタ

アニ「!?」

アニ「エッ?ナンノコト?」

アルミン「全部聞こえたよ。どうぞ」パタパタ

ミーナ「まさかあの耳…」

ミカサ「アニ、遠慮することはない。アルミンも撫でられたがってる」

アニ「う…」

アルミン「…」パタパタ

アニ「じゃあ…」スタスタ

アルミン「!」バタバタ

アニ「失礼」ナデナデ

アルミン「はにゅ…」バッサバッサ

アニ「…この犬いくら?」ナデナデ

ミカサ「あなたの命と等価」

アニ「そう…残念」ナデナデ

アルミン「にゅーん」バッサバッサ

エレン「犬になってから、甘えん坊になったな」

ミカサ「かわいい。もっと甘えてほしい」

アニ「…」ナデナデ

ライナー「はは、なかなか似合ってるな」スッ

ベルトルト「だね」スッ

アニ「…なんであんたたちはこんなに可愛いげがないのかな」ナデナデ

ライナー「なんだそりゃ」

教官室

教官「原因はおそらく、医療班が開発した新薬だ」

アルミン「薬ですか」

教官「うむ。どういう過程かはさすがにわからんが、貴様の食事に混ざってしまったと思われる」

アルミン「あの、副作用とかは」

教官「身体能力が上がる代わりに犬に近くなる。効果は貴様が一番よくわかってるはずだ」

アルミン「薬の効果はどのくらい続くのでしょうか」

教官「おそらく一生だ」

アルミン「一生…」

教官「うむ。…しかし私はこれで良かったと思う。貴様は元々兵士として体力が不足していた。それに一生兵士ならば、犬になろうとも身体能力が上がっていた方が有利だ」

教官「立体機動でアッカーマンを超えた今、元々の頭脳と併せ持って、貴様は今、最強の兵士への一歩を踏み出したといえる」

アルミン「なるほど」バタバタ

教官「訓練に励め。その名を歴史に刻むのだ」

アルミン「ハッ!」バッ

教官「下がれ」

アルミン「失礼します」

ガチャ
バタン

教官(…身体能力が上がったのは事実だからな。本人も喜んでいるようだし、いいよな?)

教官(しかしこの薬…本当に医療班に解析してもらう必要があるな)ジャラ

エレン「どうだって?」

アルミン「うん。薬が原因なんだって」バタバタ

エレン「薬?」

アルミン「犬になる薬」バタバタ

エレン「なんだそりゃ。…なんか嬉しそうだな」

アルミン「えっ?そう?」バタバタ

エレン「尻尾で丸わかりだっての」ナデナデ

アルミン「わっ…きゅ」ブンブン

ミカサ「エレン、アルミン。原因はわかった?」スタスタ

エレン「まあ待て。後でアルミンからみんなに話してもらうからな」ナデナデ

アルミン「はーい」ブンブン



ライナー「医療班の失態かよ」

コニー「何の薬だ?」

アルミン「身体能力を上げる薬らしい。副作用で犬になるとかなんとか」

ユミル「致命的だろ、その副作用」

ミカサ「そんなことはない。おかげでアルミンは私たちの飼い犬」ナデナデ

アルミン「えー…昨日は流したけど、勝手に決めないでよ」ブンブン

ミカサ「じゃあ、やめる」ピタッ

アルミン「あっ…」シュン

ミカサ「アルミンは私たちの飼い犬。ね?」ナデナデ

アルミン「うん!」バッサバッサ

アニ「…ライニャー」ボソッ

ライナー「あぁ?何か言ったか?」

アニ「なんでもない」

エレン「ほれ、アルミン」ポイッ

コロコロ

アルミン「あっ!」ダッ ヒョイ

アルミン「はい、エレン」パタパタ

エレン「よしよし」ナデナデ

クリスタ「ちょっと貸してね。アルミン」ポイッ

コロコロ

ユミル「おっと」ヒョイ

ユミル「さあ、クリスタ」ニヤニヤ

クリスタ「もー!アルミンが良かったのに」ナデナデ

ユミル「いやぁ、最高」

ライナー「はははは(結婚したい)」

座学

アルミン「…」ピョコ ピョコ

ベルトルト(気になって集中できない)

ライナー(教官もチラ見しすぎだろ)

ミーナ(あら、かわいい。アニ)ツンツン

アニ「何?」ヒソヒソ

ミーナ「あれあれ」ヒソヒソ

アニ「わかってる」ヒソヒソ

教官「…では、この問題がわかる者は?」

アルミン「はい」スッ

教官「アルレルト、答えてみろ」チラッ

アルミン「はい、この場合うんたらわんわん」

教官「素晴らしい。この調子で頼む」チラッ

アルミン「はい!」ブンブン

アニ(尻尾が…)

教官「よし、今回はここまでだ」チラッ

ガヤガヤ

ミカサ「難しい問題なのによくできた」ナデナデ

アルミン「へへ」バッサバッサ

ベルトルト「アルミン」

アルミン「ん?なーに?」バッサバッサ

ベルトルト「座学の時は耳をピョコピョコするの、やめてくれないかな?どうも気になって集中できないんだ」

アルミン「えー…」バタバタ

ミカサ「アルミンをバカにした。削ぐ」ナデナデ

ベルトルト「ちょっ」

ライナー「アルミンの耳がかわいくて集中できないってことだ」

ミカサ「なるほど。なら仕方ない」ナデナデ

アルミン「そうは言っても、勝手になるから無理だよ」ブンブン

ベルトルト「そう。ごめんね」

ジャン「わんわん」

マルコ「ジャン、やめなよ」

兵站訓練

ダッダッダッ

教官「どうした!キルシュタイン!貴様らしくもない!遅れているぞ!」

ジャン「はぁ…はぁ…」

教官「そんなようでは憲兵団に入ることなど不可能だな!」

ジャン「くそっ…(ミカサ…頭から離れねえ…)」

アルミン「ジャン、貸して」ヒョイ

ジャン「!?」

ジャン「お、おい、何やってんだ!」

アルミン「呼吸を整えて…ほら」

ジャン「あ、ああ…お前、大丈夫かよ」

アルミン「犬になってから体が軽いんだ」

ジャン「だからって…」

アルミン「それに、なんだか放っておけなくて」

ジャン「へっ…ありがとよ」

アルミン「…」パタパタ

ジャン「もう十分だ。減点される前に返してもらうぞ」ヒョイ

アルミン「じゃ、無理しないでね」スタタタタ

ジャン「速っ」

アルミン「エレン、手伝おうか?」

エレン「いや、大丈夫」

教官(身体能力アップ…犬化の副作用がこれほどとは…うーむ)

教官(しかも周囲への気遣いが以前のアルレルトを超えている…)

夕食

ジャン「ありがとな、アルミン」

アルミン「いや、いいよ。好きでやったわけだし」パタパタ

ミカサ「何があったの?」

ジャン「アルミンが荷物を持ってくれたんだ」

ミカサ「優しいのね」ナデナデ

アルミン「みゅー」バッサバッサ

ジャン「…なあエレン」

エレン「なんだよ?」

ジャン「ミカサを幸せにしてやれよ」

マルコ「ジャン…」

エレン「なんだよ急に」

ジャン「ふっ…いや、なんでもねえよ」ポン

ジャン「マルコ、食うぞ」スタスタ

マルコ「うん」スタスタ

ライナー「なんだありゃ」モグモグ

ベルトルト「アルミンの優しさで、失恋を乗り越えたとか?」モグモグ

ライナー「んなわけあるかよ。いくらアルミンが犬っぽくても」モグモグ

ベルトルト「だからだよ。ほら、ペットって心を癒すためにあるわけだから」モグモグ

嗅覚は変わらないんか

>>88
おっと 次のイベントなんだ

アルミン「ごちそうさまでした」

ミカサ「アルミン、お手」スッ

アルミン「はい」ポン

ミカサ「おかわり」スッ

アルミン「はい」ポン

コニー「またやってんのか」

エレン「調教タイムらしい」

ミカサ「ちんちん」

ジャン「」ガタッ

マルコ「落ち着け!」

アルミン「どうやるの…」

ミカサ「こう…にゃー、みたいな」ニャー

ジャン「イェア!」

マルコ「失恋したんだろ?落ち着けって」

アルミン「名前をちんちんじゃなくてにゃーにしない?」

ミカサ「わかった。はよ」

アルミン「にゃー」ニャー

ライナー「犬なのに、にゃーとは」

ベルトルト「訴訟も辞さない」

アニ「…」

ミーナ「にゃー」ニャー

アニ「何してんの?」

ミーナ「いや、なんでもないよ」

ミカサ「はい、次」ポイッ

アルミン「やった」ダッ

アルミン「はい。早く早く」パタパタ

ミカサ「はい、いい子いい子」ナデナデ

アルミン「くぅーん」ブンブン

エレン「ほい」ポイッ

アルミン「わんわん」ダッ

アルミン「はい」バタバタ

エレン「はは、よしよし」ナデナデ

アルミン「ふふふん」バッサバッサ

サシャ「はい」ポイッ

アルミン「べー、だ」ブンブン

サシャ「あ、あれ?」

ベルトルト「ほれ」ポイッ

アルミン「あっ」ダッ

アルミン「はい」パタパタ

ベルトルト「ありがとう」ナデナデ

アルミン「わっ、手がおっきい」ブンブン

ベルトルト「あー、これいいね、ミカサ」ナデナデ

ミカサ「でしょ?でもあげない」

サシャ「私だけダメなんですか」

エレン「当たり前だろ」

ライナー「どれ、俺も」ポイッ

アルミン「あ」

ミカサ「だめ」ガシッ

アルミン「なんで?」パタパタ

ミカサ「ライナーは危ない。ここにいなさい」ナデナデ

アルミン「うん」ブンブン

ライナー「おい、どういう意味だ」

ミカサ「またアルミンを狙ってる」ナデナデ

ミーナ「最低」

アニ「地獄に落ちればいいのに」

ライナー「」

ベルトルト「特に根拠のないホモ疑惑がライナーを襲う」

サシャ「あっ…」

ブーッ

エレン「うわっ、くせえ!」

アルミン「ぎゃああああ!」ジタバタ


ミカサ「アルミン、どうしたの!?」

アルミン「…」ピクピク

ミカサ「アルミン!アルミン!」ユサユサ

教官「今しがた大きな音が聞こえたが…」ギィ

ミカサ「教官!サシャの放屁でアルミンが!」

サシャ「ええっ!私のせいですか!?」

教官「また貴様か。アッカーマン、アルレルトを医務室へ」

医務室

アルミン「…ぅう」

エレン「おっ、気づいたか」

ミカサ「アルミン、大丈夫?私がわかる?頭は痛くない?鼻はちゃんと利く?」

アルミン「大丈夫だよ…たぶん」

ミカサ「よかった…」ナデナデ

アルミン「へへ…」バタバタ

エレン「サシャの屁で倒れてから一時間ってとこか」

ミカサ「サシャにはちゃんとアルミンが苦しんだ分、苦しんでもらった」ナデナデ

アルミン「えー…死んでないよね?」バタバタ

ミカサ「たぶん」ナデナデ

サシャだったもの「」

ユミル「なんだこりゃ」

ベルトルト「サシャだったものだよ」

クリスタ「お墓作らないと」

男子寮

アルミン「今日は俯せで寝てみようかと思う」ゴロッ

エレン「やっぱり尻尾が邪魔か?」

アルミン「うん…寝不足はごめんだよ」

エレン「しんどくないか?」

アルミン「それが思ったよりしんどくないんだ。というかむしろ楽?」パタパタ

ジャン「骨格が変わったわけじゃねえよな?」

ライナー「んなわけあるかよ。いつも通りのアルミンだろ」

アルミン「あっ、ライナーは離れて寝てね。ミカサからの言いつけなんだ」

ライナー「」

アルミン「じゃ、おやすみね」パタパタ

エレン「おやすみ」




教官「…」カキカキ

教官「…ふむ」

教官(この案が通るかどうか…)

翌朝・食堂

アルミン「おはよう、ミカサ!」パタパタ

ミカサ「おはよう。よく眠れた?」ナデナデ

アルミン「うん!」ブンブン

エレン「よかったな、アルミン」

サシャ「アルミン、昨日はすみませんでした」ドゲザ

アルミン「昨日の…屁のこと?」

サシャ「はい…」

アルミン「ああ、あれは気にしてないからいいよ。次からは気をつけてね」

サシャ「…!ありがとうございます!」ナデナデ

アルミン「やめてよ!」バシッ

サシャ「えっ」

サシャ「何故ですか!?何故まだ怒っているんですか!?」

アルミン「僕は一昨日のサシャの行動に怒ってるの!」プンプン

サシャ「あっ…すみません、あれは出来心でして…」

エレン「アルミン、そろそろ許してやったらどうだ?」

ミカサ「エレンの言う通り。パンを返してもらって許しましょ」ナデナデ

サシャ「えっ」

アルミン「そうだね。サシャ、今日のパンをくれたら許してあげる」ブンブン

サシャ「えっ、いや、でもですね…」

ライナー「芋女の人生最大の二択、だな」

ベルトルト「もし返したら、僕たちの食われそうだから、先に食べよ」モグモグ

エレン「たった一個のパン、しかも元々アルミンの分を返すだけで仲直りできるんだぜ?」

サシャ「うぅ…でも、でも…」

ミカサ「これ以上の解決方法はない。さぁ、早く」ナデナデ

サシャ「…」

ユミル「二回半殺しにされた分、サシャが損だよな?」

クリスタ「しーっ!」

サシャ「…わかりました」スッ

ライナー「おー」モグモグ

ベルトルト「これは珍しい光景だ」

アルミン「ありがとう。仲直りだよ。サシャ」バタバタ

サシャ「いえ、アルミンと仲直りできるなら…このくらい…」

サシャ「このくらい…」グスッ

サシャ「やっぱり返してくださああああ」ガバッ

ミカサ「どうどう」ベシッ

サシャ「ミカサぁぁぁ!どいてくださぁぁぁい!」ギギギ

ミカサ「だめ」ギギギ

エレン「アルミン、早く食べなさい」

アルミン「はーい」モグモグ

サシャ「ああぁぁぁ…」

サシャ「パァン…」シクシク

アルミン「うーん…二個も無理かな」チラッ

アルミン「サシャ、一個あげるよ」スッ

サシャ「な!?いいんですか!?」ガタッ

アルミン「うん。大事な仲間だからね」パタパタ

サシャ「お犬様ああああ!ありがとうございますぅうう!」ガバッ

アルミン「うわっ、何それ」

ミカサ「さすがアルミン。いい子」ナデナデ

アルミン「えへへー」ブンブン

エレン「本当に優しいな」ナデナデ

アルミン「もっと褒めて」バッサバッサ

ミカサ「ふふ」ナデナデ

昨日寝る前にこのスレみたらアルミンに会えた
>>1にはとても感謝している

>>116
えっ、なにこれ
俺の妄想よりかわいいんだけど

ちょっと>>116のおかげでいい夢見れそうだわ
今夜はもうおやすみな
みんなもいい夢を

対巨人訓練

アルミン「ふっ!」ザシュ

ジャン「ちっ!二番か!」ザシュ

アルミン「くんくん…」バシュ

コニー「今度はあっちか!」バシュ

ジャン「くそっ、コニーのやつ!」バシュ

アルミン「こっちから独特の臭いが…」シュルルル

アルミン「あった!」ザシュ

サシャ「ああ!?一番だと思ったのですが」ザシュ

アルミン「次!」バシュ

教官(鼻で巨人の位置を特定するか…精度はミケと同等かそれ以上)

教官(また、立体機動は一番速く、スプリンガー並に小回りが利き、斬撃もそこそこ…)

教官(まさに最強か)

アルミン「えい!」ザシュ

ミカサ「ふっ!」ザシュ

エレン「負けてられるか!」ザシュ

ミカサ「次」バシュ

エレン「よし!」バシュ

スカッ

エレン「しまった!うわああ!」ヒュウウ

ミカサ(エレン!ダメだ、間に合わない!)スタッ

ビュン

アルミン「エレン!」ガシッ

エレン「うっ!…はぁー、助かったぜ、アルミン」

ミカサ「エレン!ケガはない?」スタッ

エレン「ああ、アルミンのおかげだ」

アルミン「ふー、ヒヤヒヤしたよ。間に合ってよかった」パタパタ

エレン「ありがとな、アルミン」ナデナデ

ミカサ「あなたは最高の忠犬ね」

アルミン「えへへ…でも忠犬はちょっと」ブンブン

ミカサ「嫌なの?」ナデナデ

アルミン「…嫌じゃないです」バッサバッサ

教官「貴様ら!何を遊んでいる!」

夕食

ベルトルト「アルミンって、発情とかしないの?」

ライナー「は?なんだそりゃ」

ベルトルト「いや、犬ってさ。人間が生理の時に寄ってくるし、メスが発情してたらずっとあれが勃k」

ライナー「ストップ。お前、ホモだったのか?」

ベルトルト「いや、違うよ。ただ犬はそうだから、アルミンもそうなんじゃないかって」

ライナー「いやいや。アルミンが犬ミンになったからといって、小便で縄張りを主張したりしないだろ?理性があるからな」

ベルトルト「それはつまり、アルミンが性欲を理性で抑えてるってことだよね?」

ライナー「うーん、そう言われればそうだな」

ジャン「お前ら、メシの最中に下品だぞ…」モグモグ

ライナー「お、すまん」モグモグ

ベルトルト「でも、アルミンが聞き耳を立てられない今だから話したかったんだ」モグモグ

マルコ「ああ、あれか」

アルミン「僕のパン返してよぉ」ピョン ピョン

ミカサ「ほれほれ、もっと高く」セノビ

エレン「ミカサ、そろそろやめてやれよ」モグモグ

アニ「…」

ミーナ「まあ可愛らしい、抱きたい(棒)」

アニ「何?」

ミーナ「えっ?何?」ニヤニヤ

ライナー「とにかく後で聞いてみるか」モグモグ

ベルトルト「頼むよ」モグモグ

ミカサ「はい、あーん」スッ

アルミン「あーんっ」パタパタ

アルミン「なんか恥ずかしいよ」ブンブン

ミカサ「エレンもするから恥ずかしくない。はい、あーん」スッ

エレン「そうだぞ。あーんっ」パクッ

ジャン「ちくしょおぉぉ!」ガタッ

マルコ「ジャン、落ち着け!」

ジャン「失恋がなんだ!寝取りだ寝取り!」

アルミン「ごちそうさまでした」

サシャ「アルミン!」ポイッ

アルミン「キャッチ!」パシッ

アルミン「はい、サシャ」パタパタ

サシャ「ナイスキャッチです」ナデナデ

アルミン「はは、どうも」ブンブン

ミカサ「サシャ、飼い主の私を差し置いて一番乗りとは、いい度胸」ゴゴゴ

サシャ「ひぃ…すみません」パッ

アルミン「あっ…」シュン

ミカサ「(尻尾が…!)やっぱり撫でて構わない」

サシャ「あ、ありがとうございます」ナデナデ

アルミン「ふへ…」バッサバッサ

エレン「飼うのは結婚してからだっての」

ミカサ「でも、もう飼ってるのと同じだと思う」

エレン「それもそうだな」

ライナー「よう、アルミン」スッ

ベルトルト「(まさか今聞くつもりじゃないよね?)邪魔するよ」スッ

アルミン「あ、二人とも」ブンブン

ミカサ「何か?」

ライナー「いや、アルミンに聞きたいことがあってな」

アルミン「何?」ブンブン

ライナー「今お前、サシャに撫でられてるけど、発情とかしないのか?」

アルミン「ええっ!?」ピキーン

サシャ「アルミン、尻尾が真っ直ぐになりましたが大丈夫ですか?」

ミーナ「今の聞いた?最低」

アニ「変態」

ライナー「いや、犬ってのは…(ドゴォ

ミカサ「死ね」ドゴッ バキッ メキメキ グシャ

ベルトルト(男子寮で聞けばいいのに…)

ベルトルト「あー…犬のオスってよく見境なく発情するじゃない?アルミンにはそれがあるのかなーって話題になったんだ。もしそうだったら、アルミンはだいぶしんどいんじゃないなーって」チラッ

元ライナー「」

ミカサ「なるほど」フキフキ

エレン「そうなのか?アルミン」

アルミン「いや、そんなことはないよ」

ミカサ「本当?心配かけたくないとか思って嘘ついたりしてない?」

アルミン「本当だよ。僕はミカサには嘘つかないよ」パタパタ

ミカサ「嬉しい」ギュッ

アルミン「ちょっ…抱きつかないで」ブンブン

ミカサ「嫌?」ギュッ

アルミン「嫌じゃないけど」ブンブン

アニ「…」

ミーナ「あー、羨ましい。私も抱きつきたい(棒)」

アニ「何なの?」

ミーナ「別にぃ?」ニヤニヤ

ベルトルト(股間が膨らむ様子はない…本当に発情してないね)チラッ

元ライナー「」

ベルトルト(ライナー…すまない。僕のどうでもいい疑問のために…)

エレン「アルミン、俺には嘘つくのか?」

アルミン「もちろん、つかないよ」ブンブン

サシャ「私はどうですかね?」

アルミン「状況次第かな」ブンブン

サシャ「えー」

ミカサ「私たちとサシャでは格が違う。当たり前」ギュッ

マルコ「アルミンには嫉妬しないの?」

ジャン「アルミンへは飼い犬としての愛だろ。嫉妬するわけねーよ」

ミーナ「そういえば、顔をペロペロとかもしないね」

ミカサ「そっちはどうなの?」ナデナデ

アルミン「うーん…たまにしたくなるんだ…」ブンブン

アニ「へえ…」

ミーナ「おっ」

アニ「さっきから何なの?」

ミーナ「いや?何も?」ニヤニヤ

エレン「どういう時にしたくなるんだ?」

アルミン「…すごく嬉しい時、とかかな」ブンブン

アニ「例えば?」

アルミン「…今、ミカサの顔をペロペロしたいんだけど」ブンブン

ミーナ「わお」

ジャン「!」ガタッ

マルコ「おい」

ミカサ「ヘイ、カモン」ナデナデ

アルミン「ミカサは嫌じゃないの?」ブンブン

ミカサ「嫌じゃないから我慢せずに舐めなさい」ナデナデ

アルミン「う、うん…失礼します」ペロペロ

ジャン「おおおおぉぉ」ガタガタ

マルコ「揺らすなよ」

アルミン「…」ペロペロ

ミカサ「ふふっ、くすぐったい」ナデナデ

エレン「これぞ犬って感じだな」

アニ「…」

ミーナ「いいなぁー、私もかわいいアルミンきゅんにペロペロされたいなー(棒)」

アニ「…」ジロッ

ミーナ「…」ニヤニヤ

サシャ「ミカサのお味はどうですかね?」ワクワク

アルミン「ふほひひょっはひ」ペロペロ

ジャン「なるほど、ミカサは少ししょっぱいと…」メモメモ

マルコ「ストーカーかよ」

二週間後
格闘訓練

アルミン「ふっ!」ダッ

ミカサ「はっ!」サッ

アルミン「よっ!」ヒラリ

ミカサ「後ろ!?」

アルミン「もらった!」ヒュ

ミカサ「お手」スッ

アルミン「わん!」ポンッ

ミカサ「はい、短刀いただき」ヒョイ

アルミン「あー、ずるーい」プンプン

ミカサ「文句ある?」ナデナデ

アルミン「えへへ、ありません」バッサバッサ

ベルトルト「すっかり犬だね」

ライナー「ああ」

教官(スピードと反射が著しく上がり、パワーも少々…何より鼻と耳による索敵が素晴らしい…期待通りか)

教官(認可もされたことではあるし、伝えておくか。正式な発表はまだだが…)

教官「アルレルト訓練兵!」

アルミン「あっ、ハッ!」バッ

教官「訓練が終わったら、教官室に来い。いいな」

アルミン「ハッ!」

エレン「ん?なんだ?」

アニ「さあ?」

ミーナ「気になるの?」ニヤニヤ

アニ「うん」

ミーナ「最近素直でつまんない」

食堂

エレン「アルミン、遅いな」

ミカサ「どうしよう…格闘訓練でお手なんかしたから怒られてるのかも…」オロオロ

エレン「それだったらお前も呼ばれてるだろ」

ライナー「もしかしたら、憲兵団に引き渡されるとかか?」

ベルトルト「どういうこと?」

ライナー「医療班の新薬でああなったんだろ?だったら効果を確かめるとかで解剖するとか」

コニー「マジかよ!」

ミカサ「ダメ!ダメ!」ドガ ボコッ メリメリ ブチッ

アニ「落ち着いて。さすがにそれなら憲兵団が大勢で引き取りにくるでしょ」

アルミン「…」スタスタ

ミカサ「アルミン!」ガタッ

アルミン「これ、何?」

元ライナー「」

ベルトルト(安らかに眠ってくれ)

ミカサ「そんなものはいい。アルミン、教官と何の話をしていたの?」

アルミン「えーと…話せない」ピョコ ピョコ

ミカサ「解剖されるの?そうなの?」ガッ

アルミン「いや、何それ、違うよ!」

ミカサ「違うのなら話して」

アルミン「それが…教官に話しちゃダメだって言われて…」

ミカサ「私たちに話せないほど重要なことなの?」

アルミン「いや、そこまで重要じゃないとは思うけど…」

ミカサ「なら話して」 ニギッ

アルミン「ふぇぇ!」ゾクゾク

ミカサ「話すまで握り続ける」ニギッ ニギッ

アルミン「みゃぁ!やぁぁ!」ゾクゾク

元ライナー「ぉお…エロい声が…」

アニ「あんた生きてたの」

ミカサ「さあ、どうする?」ニギッ ニギッ

アルミン「にゃぁ!わかった、ぁん!話すからぁん!」ゾクゾク

ミカサ「よし」パッ

アルミン「はぁ…はぁ…」ビクン ビクン

ミカサ「さ、話して」

アルミン「うん…僕、新しい兵団の団長になるんだって」

エレン「えっ」

コニー「どういうことだよ」

アルミン「忠犬兵団って名前で、所属団員は全員僕みたいに犬になる薬を飲むんだ」

エレン「なんだそりゃ…」

ミーナ「かなりやばくない?」

アルミン「犬になると身体能力が上がるからね。身体能力不足で訓練兵を卒業できなかったの中の希望者に、もう一度チャンスをあげるんだって」

コニー「なるほど」

ミカサ「任務の内容は?」

アルミン「駐屯兵団と調査兵団の手伝いらしい。身体能力が上がるといっても、スピードとかだから、補給任務が中心になるとかで。もちろん、希望者は壁外調査にも参加できるんだって」

ライナー「ようは補欠兵団か」

ベルトルト「生き返った…」

アルミン「うん、そんなとこだね」

エレン「いちいち分けなくても良くないか?任務の配分とか二度手間だろ?」

アルミン「それはそうだけど…ほら、姿が違うから、って兵団内で差別があったりしたら大変じゃない?それを防ぐためでもあるらしいから…」

ミカサ「まさかアルミン…今現在、誰かから差別を…」

アルミン「えっと…その…」ピョコ
ピョコ

ミカサ「名前を言って。そいつを削いでくる」ゴゴゴ

アルミン「いや、僕は気にしてないから大丈夫だよ!」

ミカサ「あぁ…可哀想なアルミン…一人で抱え込んで…」ギュッ

アルミン「えへへ…その分、ミカサ達からいっぱい愛をもらってるよ!」ブンブン

ミカサ「まあ、なんていい子なの!」ギュッ

エレン「ははっ、くさいセリフだな」

アニ「でもそれがいい」

ベルトルト「うん。そうだね」

……これ、ダズとかも志願する可能性も有るって事だよな……

コニー「なんで隠す必要があんだよ?」

アルミン「正式な発表がまだだからだよ。他の人には内緒ね」ブンブン

エレン「なんだ、それだけか」

ミーナ「アルミンが団長なのは、やっぱり犬第一号だから?」

アルミン「うん。実際はただのお飾りだよ」

ミカサ「アルミンが解剖されなくて、本当に良かった」ギュッ

アルミン「心配かけてごめんね」ペロペロ

ミカサ「ふふっ、くすぐったい」ナデナデ

>>164 ダズならミカサに削がれるだろ

アニ「アルミン」ポイッ

アルミン「あっ」ダッ

ミカサ「あっ、アルミン」

アルミン「はい、アニ」パタパタ

アニ「いい子」ナデナデ

アルミン「えへへー」ブンブン

ミカサ「ちょっとアニ」

アニ「いいじゃん。ずっと我慢してたんだし」ナデナデ

エレン「ケンカすんなよ。アルミンが気を使う」







教官(さて…)スッ

教官(あとはこの薬をいつ、ブラウスとスプリンガーに飲ませるかだな)


終わり

>>116に勝てる気がしないのでここで終わります

ペロペロ画像ください

いやいやいや
最後の文字が読めないのですが

>>171
あんたは俺にまたなごミンを書けというのか

>>116です
何でもしますから続きお願いします
そんなつもりじゃなかったんだ

>>177
ん?

ほなまったりゆっくり書くわ
ペロペロ画像よろしく

ミカサ「エレン。アニは私たちからアルミンを奪うつもり」

アニ「そんな気ないし」ナデナデ

アルミン「ふにゅー」ブンブン

エレン「ほら、大丈夫だって。少しくらいアニに撫でさせてやれよ」

ミカサ「エレン…」

アニ「大丈夫。しばらくしたら返すから…」ギュッ

アルミン「きゅぅ」バッサバッサ

ベルトルト「羨ましい」ボソッ

ミカサ「ふん!ふん!」ドゴォ ドゴォ

ライナー「おぅふ!」

アニ「アルミンは嫌?」ギュッ

アルミン「ううん…嫌じゃないよ」バッサバッサ

アニ「そう…ふふ」ギュッ

ミーナ「きゃー、アニかわいいー(棒)」

アニ「なんとでも」ギュッ

ミーナ「つまんないの」

サシャ「みなさーん、夕食までまだ時間ありますけど、何を集まっていらっしゃるので?」スタスタ

ミーナ「あ、サシャ。ねえ聞いてー、アニが私に構ってくれないの」

アニ「私は今アルミンを可愛がるので忙しいの」ギュッ

アルミン「へへー」スリスリ

エレン「おお…ここにきてバージョンアップか」

今更だけどこのアルミンまったく忠犬ではないよな

なん人に尻尾振ってんだww

ミカサ「アニ、終わり」

アニ「あんたはもう少しライナーと遊んでたら?」ギュッ

ミカサ「ライナーは壊れて使い物にならない」

イナ ラー 「」

コニー「なんだこりゃ」

アニ「私はあんたじゃ引き出せなかったアルミンの最終形態を引きずり出したよ」ギュッ

アルミン「くぅーん」スリスリ

ミカサ「そんな…」

サシャ「なぜミカサじゃなくアニでバージョンアップしたんですかね」

エレン「あれだろ。ミカサ、硬いから」

ミカサ「」

>>192
おや?俺は忠犬になる薬だとは一言も書いてないが?

ミカサ「まだだ、まだ私にしかしてないペロペロがある!」

アニ「へえ…」ナデナデ

アニ「アルミン、ペロペロしたい?」ナデナデ

アルミン「うーん…今は別に」スリスリ

ミカサ「ふふん」ドヤ

アニ「ふん、だから何?って話よね」ギュッ

ミカサ「負け惜しみはみっともない」

教官「ブラウス、スプリンガー」スタスタ

サシャ「あっ、ハッ!」バッ

コニー「ハッ!」バッ

教官「楽にしろ。二人とも、ついてこい」スタスタ

サシャ「なんでしょうか」

コニー「さあ?」

ミーナ「今の状況をスルーとか、教官すごくない?」

エレン「踏んできた場数が違うんだろ。さすがだ」

ベルトルト「二人とも、ライナーを組み立てるの手伝って」ヨイショ




教官室

教官「まあ、座れ」

サシャ「はい」ストン

コニー「失礼します」ストン

教官「貴様たちにこの菓子を用意した。私の手作りだ」スッ

サシャ「こ、これは…チョコレート!」

コニー「なんだそりゃ?」

サシャ「知らないんですかコニー!貴族階級しかほとんど食べられない、超高級なお菓子なんですよ!」

コニー「なんだって!」

教官「その無駄な知識よりももっと役に立つことを頭に入れろ…」

教官「まあいい。これをお前たち二人だけにやろう」

サシャ「いただいてよろしいのですか!?」キラキラ

教官「ただ他の者に見られると面倒だ。今ここで食べろ」

サシャ「はい!わかりました!いただきます!」ガブ

コニー「いただきまーす」ガブ

教官「残さず食えよ」

サシャ「もひろんれふ」モグモグ

コニー「うへえー」モグモグ

教官「はっはっは、それは良かった」

翌朝・食堂

ミカサ「おはよう、アルミン!」ガバッ

アルミン「わっ、おはよう、ミカサ」ブンブン

ミカサ「昨日は結局アニに取られっぱなしだった」ナデナデ

エレン「一日くらいいいだろ別に」

ミカサ「アルミンもアルミン。私たちの飼い犬なんだから、主人を優先すべき。ちゃんとアニの誘いを断りなさい」ナデナデ

アルミン「まだ飼い犬じゃないよ。それに、アニに撫でられるのも気分がいいもん」ブンブン

ミカサ「反抗的な…たまにはしつけなきゃ」ギュー

アルミン「ふあぁぁ!尻尾ぉぉ!」ゾクゾク

ミカサ「僕はミカサの飼い犬。はい、復唱」ギュー

アルミン「ほくわぁみかさぁのぉ、んんっ」ゾクゾク

ライナー「朝からなんだ?」

ミカサ「調教。ちゃんと言えてない。やり直し」ギュー

アルミン「ぁぁん、そんなぁ!」ゾクゾク

ミカサ「僕はミカサの飼い犬です。復唱」ギュー

アルミン「ぼくわぁ、みかさのぉ、あんっ、かいひぬれすぅ!」ゾクゾク

ミカサ「まだ言えてない。やり直し」ギュー

アルミン「しょんなぁぁ、んっ!」ゾクゾク

ライナー「…ちょっとトイレ」ガタッ

ベルトルト「ライナー…君は…」

エレン「ミカサ、やめろよ。アルミンがおかしくなるぞ」

サシャ「おはようございます」ピョコ ピョコ

ユミル「おい、芋女。ふざけてんのか?」

サシャ「はい?」ピョコ ピョコ

クリスタ「サシャ、その耳…」

サシャ「耳?何も変わりありませんが」サワサワ

クリスタ「違うよ、頭の耳…」

サシャ「頭?」ナデナデ

サシャ「あ、あれ?」ナデナデ

クリスタ「やっぱり犬耳だよ、それ」

ユミル「てことはだな…おい、後ろ向け」

サシャ「はい」パタパタ

ユミル「やっぱりか」

ミーナ「えー、何?サシャも犬になったの?」

クリスタ「どうしてサシャも?」

サシャ「えー、どうしてでしょう?」パタパタ

ユミル「なんか拾い食いしたろ、お前」

アルミン「ふにゅ…」ピクッ ピクッ

ミカサ「これに懲りたら、これからはアニより私に」

アニ「アルミン、大丈夫?」スッ

アルミン「アニ…ミカサがいじめてくるんだ…」グスッ

ミカサ「えっ」

アニ「よしよし。辛かったね」ナデナデ

アルミン「ぅぅ…アニ…」ブンブン

ミカサ「アルミン、私はそんなつもりでは」

アルミン「ミカサ、嫌い」プイッ

アニ「ほら、あっち行った」シッシッ

ミカサ「こんなはずでは…」

エレン「キツくし過ぎだろ。後で謝っとけよ」

サシャ「へえー、アルミンってこんな風に動かしてたんですね」パタパタ ピョコ

ベルトルト「あれ?サシャも犬化?」

ミーナ「みたい」

ライナー「ふぅ…あ?サシャもかよ」

ユミル「てことはよぉ…」ニギッ

サシャ「ひゃぁあ!」ゾクゾク

ベルトルト「!」

ユミル「ははっ、おもしれえ!」ギュー

サシャ「ぁぁぁん!ぃゃあぁぁぁん!」ゾクゾク

ベルトルト「ちょっとトイレ」ガタッ

ライナー「俺もまたトイレだ」

マルコ「トイレ」ガタッ

フランツ「ごめん、ハンナ。ちょっとトイレ」ガタッ

クリスタ「ユミル!やめてあげてよ!」

ユミル「はははは」ギュー

サシャ「んんん、ふぅぅ、んはぁあ!」ゾクゾク

クリスタ「ユミル!」ベシッ

ユミル「いて!」パッ

サシャ「はぁぁ…」ヘナヘナ

クリスタ「もう!サシャが可哀想だよ!」

ユミル「すまんサシャ。やりすぎた」

サシャ「はぁ…」

ミーナ「男がいなくなったね…」

男子トイレ

ウッ

フゥ

トーマス「まだ?」

ライナー『今終わった』

フランツ「長い」

ベルトルト「ふぅ、すっきり」ガチャ

コニー「おはよ。なんでこんなに並んでんだ?」ピョコ

ベルトルト「いや、いろいろあって…ん?」

コニー「ん?なんだよ?」ピョコ ピョコ

ベルトルト「えっ?コニーも?」

コニー「え?何が?」ピョコ ピョコ

フランツ「コニー、頭…」

コニー「えっ?頭?」ピョコ ピョコ

食堂

サシャ「なんてことしてくれたんですか!」バンッ

ユミル「わ、悪かったって」

サシャ「私だって嫁入り前の乙女なんですよ!?それを公衆の面前であんなことされて!」

ユミル「お前をもらってくれる物好きなんているのかよ」

サシャ「そういう問題ではなくてですね!」

ユミル「ほれ、パン」スッ

サシャ「パァン!」バッサバッサ

サシャ「ありがとうございます!」モグモグ

ユミル「やれやれ」

クリスタ「でもユミル、男子もいるんだから、今度からあんなことは…」

ユミル「わかってるって。今回はちょっと魔が差しただけだっての」

アニ「落ち着いた?」ナデナデ

アルミン「うん、ありがとう」ブンブン

アニ「でも、私も悪かったよ。昨日はちょっと欲張り過ぎた」ナデナデ

アルミン「そんなことないよ。僕もアニに撫でられて嬉しいし」ブンブン

アニ「ありがとね。さ、あそこで落ち込んでる飼い主のとこに行ってあげな」ポンッ

アルミン「うん!」スタスタ

アニ「犬か…」

ミーナ「あーあ、私も犬だったら、ミーナから優しくされたのかなぁ(棒)」

アニ「それはない」フフッ

ミーナ「傷つくわぁ」

ミカサ「…」ズーン

エレン「元気出せって」

ミカサ「アルミン…」グスッ

エレン「泣くなって…(ミカサの泣き顔って珍しいよなー)」

アルミン「ミカサー」パタパタ

ミカサ「アルミン!」ガタッ

ミカサ「アルミン、ごめんなさい。私、あなたにひどいことを…」

アルミン「いや、いいよ。ミカサの愛情からきた行動だから。ちょっとやり過ぎだったけど」パタパタ

ミカサ「ごめんね…ごめんね…」ダキッ

アルミン「うーん…やっぱりアニと比べて硬いね」ブンブン

エレン「尻尾で喜んでるの丸わかりだぞ」

コニー「おはよ、アルミン」ピョコ ピョコ

アルミン「おはよ…あれ?コニー、それって…」ブンブン

コニー「あー…なんか俺も犬になっちまったらしい…」ピョコ ピョコ

ミカサ「なんと」ナデナデ

エレン「へぇ…ちょっと頭見せてくれよ」

コニー「いいけど」ピョコ ピョコ

エレン「おー…耳の生え際って、こうなってんのか…」サワサワ

コニー「…なぁ、そのまま頭撫でてくれねえか?」パタパタ

エレン「えっ?いいけど」ジョリジョリ

コニー「おおおお」バタバタ

コニー「やっべえな。なんか気分いい」バタバタ

エレン「手がいてえ…」パッ

コニー「あぁ…もう終わりかよ」

アルミン「なんかわからないけど、凄く撫でられたいんだよね」ブンブン

コニー「そうそう。でも俺の頭を撫でてくれるやつがなかなかいなくてよ…」

エレン「お前の頭、長時間撫でるの無理だろ」

コニー「くそぉ、髪を伸ばしときゃよかった!」

ライナー「ふぅ」スッキリ

アルミン「ライナー、今までどこに行ってたの?」ブンブン

ミカサ「アルミン、ライナーに関わっちゃだめ」ナデナデ

ライナー「まだ言うか。というかお前ら、さっきのサシャの声を聞いてないのかよ」

エレン「なんか叫んでたな」

ミカサ「エレンは私以外興味ないから」ナデナデ

エレン「やめろ。照れる」

アルミン「僕は泣いてたからかな。気づかなかったよ」ブンブン

コニー「俺は寝てたから」ピョコ

ライナー「そうか。サシャも犬になっちまったみたいでな。…コニーもかよ」

アルミン「え、サシャも?」ブンブン

サシャ「ユミル様、一生付いていきます」ブンブン

ユミル「やめろ。どうせ誰かにパンもらったらそっちに行くだろ」

サシャ「そんなことないですよー」ブンブン

ベルトルト「ふう」スッキリ

ユミル「…」

ユミル「ベルトルさんよぉ…」ヒソヒソ

ベルトルト「何?」ヒソヒソ

ユミル「朝食まだだろ?サシャにパンやってみてくれよ」ヒソヒソ

ベルトルト「えー…お腹空くよ」ヒソヒソ

ユミル「昼食のパンを代わりにやるから」ヒソヒソ

ベルトルト「絶対だよ?」ヒソヒソ

ベルトルト「サシャ、パンをあげる」スッ

サシャ「パァン!」バッサバッサ

サシャ「ありがとうございます」モグモグ

ベルトルト「どういたしまして…」

サシャ「私、一生ベルトルトに付いていきます!」ブンブン

ユミル「ほれみろ」

サシャ「あ」ブンブン

クリスタ「ふふふ」

ベルトルト(どういうこと?プロポーズ?いや、まさか)

>>206エロすぎ

構って欲しい犬ミン差分

アルミン「うわっ、ホントだ」

サシャ「どうも、アルミン。わんん」ブンブン

クリスタ「かわいー」ナデナデ

サシャ「きゃっ」バッサバッサ

ユミル「羨ましい」

ライナー「羨ましい」

コニー「羨ましい」パタパタ

エレン「誰かコニーを撫でてやれよ」

ミカサ「アルミンも」ナデナデ

アルミン「にゅ…」ブンブン

ベルトルト「仕方ない。コニー、おいで」チョイチョイ

コニー「おお…」パタパタ

>>250
うほっ
もっとください

ベルトルト「うーん…」ジョリジョリ

コニー「へへっ…」ブンブン

ベルトルト「あんまりかわいくないなぁ」ジョリジョリ

コニー「悪かったな!」ブンブン

ベルトルト「怒ってんの?喜んでんの?」ジョリジョリ

コニー「両方」ブンブン

ベルトルト「そ」ジョリジョリ

ユミル「おい、サシャ。どうやって犬になった?教えろ」

サシャ「わかりませーん」バッサバッサ

ユミル「真面目に答えろ!」

サシャ「へへー、今は無理ですよー」バッサバッサ

クリスタ「ユミル、サシャは今リラックスしてるの」ナデナデ

ユミル「ちくしょう」

ライナー「おいコニー。お前薬を飲んだのか?」

コニー「飲んでねえよ」ブンブン

ベルトルト「手が痛い」パッ

コニー「あ…」シュン

ライナー「俺が撫でてやろう」ナデナデ

コニー「やった!」ブンブン

ライナー「なぁ、コニー…どこで薬を手に入れたんだ?」ナデナデ

コニー「だから薬なんて飲んでねえよ」ブンブン

ライナー「本当か?」ナデナデ

コニー「嘘ついてどうすんだよ」ブンブン

ライナー「そうか」パッ

コニー「えー…」シュン

ミカサ「ライナーはクズ」ナデナデ

ライナー「えっ」

アニ「犬になる薬を手に入れようとしてるのが見え見え。クリスタに撫でられたいとか、そんなとこでしょ」

ライナー「なっ…」

ミーナ「しかも知らないとわかるとすぐにコニーを撫でるのやめるし。ホント、最低」ジョリジョリ

コニー「おぉ…」ブンブン

アルミン「ごめんライナー。犬人間の僕からも言わせてもらうよ。最低」ブンブン

ライナー「」

ベルトルト「すまない。擁護できないよ」

コニー「へへっ」ブンブン

ミーナ「かわいくないしー」ジョリジョリ

コニー「仕方ねえだろ」ブンブン

ミーナ「あーあ、アニが犬になってくれたら良かったのになー」ジョリジョリ

アニ「犬になってもミーナには甘えないし」フフ

ミーナ「こにぃ、傷ついた私の心を癒してよー」ジョリジョリ

コニー「え、どうすりゃいいんだよ」ブンブン

ミーナ「もっとかわいくなれ」ジョリジョリ

コニー「無理だっての」ブンブン

立体機動訓練

教官「なんだ、貴様らも犬になったのか」

サシャ「はは…」ピョコ

コニー「…」ピョコ

教官「アルレルト、色々と世話をしてやれ」

アルミン「ハッ!」パタパタ

コニー「世話になるな」

サシャ「すみませんね」

アルミン「いや、いいよ。僕も役に立てて嬉しいし」パタパタ

コニー「俺も誰かの役に立ちたいな」

サシャ「奇遇ですね。私もなんですよ」

アルミン(意識してなかったけど、犬化の影響かな?)

アルミン「じゃ、まず立体機動の時は尻尾をズボンに入れる」ズボッ

コニー「こうか」ズボッ

サシャ「なるほど」ズボッ

コニー「おっ」モゾモゾ

サシャ「少し窮屈ですね」モゾモゾ

アルミン「装置に巻き込むよりは絶対にマシだから我慢してよ」モゾモゾ

サシャ「はいはい」モゾモゾ

コニー「…なんかサシャ、エロいな」モゾモゾ

アルミン「ぶっ」

サシャ「ちょ、ジロジロ見ないでくださいよ」モゾモゾ



コニー「よっと!」シュッ

サシャ「はっ!」タッ

アルミン「うん、二人とも、問題ないみたいだね」スタッ

ミカサ「追い付いた」スタッ

ジャン「くそ、五位か!」スタッ

教官「よくやった、お前たち」

教官(元々身体能力が高くても、アルレルトより少し上にしかならんか…やはり肉体的な限界があるのか)

ミカサ「お疲れさま」ナデナデ

アルミン「やった」モゾモゾ

サシャ「ずるいですぅ。私も撫でてくださいよぉ」モゾモゾ

コニー「俺の方が順位上だぞ!撫でてくれよ!」モゾモゾ

教官(…飲ませない方が良かったか?)

俺アルレル党員だからこれ以上は無理かも
誰か続きを頼む

話考えるから待ってちょ

休日

ミカサ「買い物に行こう」

エレン「珍しいな。ミカサが買い物に誘うなんて」

ミカサ「アルミンも」

アルミン「うん!」バタバタ

ミカサ「では、これを」スッ

アルミン「…首輪?」パタパタ

ミカサ「飼い犬には首輪と相場が決まっているの」

アルミン「さすがに首輪はまずくないかな?僕は犬じゃないから」

ミカサ「いいえ、犬」ナデナデ

アルミン「わん」ブンブン

アルミン「いや、違う違う。そうじゃなくって!」ブンブン

ミカサ「サシャも今日、首輪をつけて買い物に行く」ナデナデ

アルミン「えっ、そうなの?」ブンブン

エレン「そういえばクリスタが首輪持ってたな」

アルミン「なんと…」ブンブン

ミカサ「はい、じっとしてて」ササッ

アルミン「うわ!ちょっと!」

ミカサ「リードはいるかな?」

エレン「アルミンは賢いからはぐれないし勝手にどっか行かないだろ」

アルミン「そういう問題じゃなくて!」

ミカサ「はい、よしよし」ナデナデ

アルミン「うぅ…」ブンブン



ミカサ「なんだかんだで首輪をつけっぱなしなアルミンが大好き」

アルミン「…」プクー

エレン「はは、怒るなよ」ポンポン

街の人「…」チラッ

街の人2「…」チラッ

アルミン「街の人の視線が痛いんですが」

エレン「その耳と尻尾じゃなぁ…」

ミカサ「もっと胸を張って。とても似合ってるから」

アルミン「そういう問題じゃなくて…」パタパタ

ミカサ「ふふふ」ナデナデ

アルミン「ふぎゅ…」ブンブン

洋服屋

ミカサ「これなんかどうだろう」

エレン「んー…好きにしろよ」

ミカサ「そういうんじゃなくて」

アルミン「似合うと思うよ、ミカサ」パタパタ

ミカサ「そう、こういう感想を聞きたいの。アルミンを見習って」ナデナデ

アルミン「へへ」ブンブン

エレン「アルミン。あんまり尻尾振ると、商品に毛が付くぞ」

アルミン「あ…」ピタッ

ミカサ「アルミンの毛はキレイだから問題ないでしょ」

アルミン「そういうわけにはいかないよ」

エレン「アルミンも服買ったらどうだ?」

アルミン「うーん…上着とシャツだけ買おうかな」

ミカサ「ズボンは?」

アルミン「お尻に穴を開けないといけないからね。ズボンは古着でいいかなって」

エレン「そっか」

アルミン「これにしようかな」スッ

エレン「うん、落ち着いた色がアルミンぴったりだな。似合うと思うぜ」

ミカサ「エレン、なぜ私の時にそういう感想をくれなかったのか」



エレン「結構買ったな」

アルミン「たまの休みだからね」ヨイショ

ミカサ「私の分まで持ってくれてありがとう」ナデナデ

アルミン「役に立てて嬉しいよ」バタバタ

エレン「次はどこに行く?」

ミカサ「私は特にはない」

エレン「言い出しっぺのくせによ…」

アルミン「本屋に寄っていいかな?」パタパタ

ミカサ「うん」

エレン「いいぜ」

アルミン「やった!」ブンブン

本屋

アルミン「これは新刊か…」バッサバッサ

エレン「すっげー喜んでんな」ヒソヒソ

ミカサ「おもしろい」ヒソヒソ

アルミン「値段は…うわっ…」シュン

ミカサ「かわいい」ヒソヒソ

エレン「よし、ここは一肌脱いでやるか」ヒソヒソ

エレン「アルミン、その本欲しいのか?」

アルミン「いや、見てただけだよ…」シュン

エレン「どれどれ…」ヒョイ

エレン(結構するけど、俺は服とか買ってないし、他に金の使い道もないからいけるな…)

エレン「アルミン、この本買ってやるよ」

アルミン「えっ!」ビーン

アルミン「いいの?」ブンブン

エレン「ああ。他に金の使い道がないからな。忠犬兵団長就任のお祝いだ」

アルミン「ありがとう、エレン!」バッサバッサ

ミカサ(わかりやすい)

エレン「別に礼はいらねえよ」ナデナデ

アルミン「エレン大好き!」ギュッ

エレン「おわっ!?」

アルミン「ふふ」ペロペロ

エレン「ちょっ、一般客もいるんだぞ///」

ミカサ「良い」



アルミン「ふふふ」ニコニコ

ミカサ「満面の笑み。さすが私の自慢の犬」

エレン「外で舐めるのは勘弁してくれよ…恥ずかしくて死にそうだったぜ」

アルミン「僕は犬の耳と尻尾が生えてて、首輪も付けた上でエレンを舐めたんだけど?」ニコニコ

エレン「何が言いたいんだよ…」

アルミン「僕は二人が大好きだから、愛情表現は当然だし、恥ずかしくないよ」ニコッ

ミカサ「抱きしめたい、この笑顔」ダキッ

エレン「なんかなー…」ポリポリ

クリスタ「あっ、ミカサ、アルミン、エレン!」

サシャ「奇遇ですね」パタパタ

ユミル「道端で恥ずかしいぞ、ミカサ」

ミカサ「当然の愛情表現。何も恥ずかしくない」ギュッ

ユミル「見てるこっちは恥ずかしいんだよ。飼い主ならマナーはわきまえろよ」

エレン「だってよ。アルミンも、できるだけ公衆の面前ではやめてくれよ」

アルミン「はーい…」シュン

ミカサ「アルミンが落ち込んだ。可哀想に」ギュッ

ユミル「だからやめろって」

クリスタ「お昼食べた?」

エレン「いや、まだだ」

クリスタ「なら一緒に食べに行こうよ」

ユミル「おいおい、マジかよ」

サシャ「食事は大勢で食べる方が楽しいですよ」パタパタ

ユミル「お前は話もせずに食ってばかりだから人数なんて関係ねえだろ…」

クリスタ「まあまあ。どう?」

エレン「俺はいいけど」

ミカサ「エレンがいいなら」ナデナデ

アルミン「二人についていきます」ブンブン

クリスタ「決まりだね」

カフェ

ユミル「ろくなもんがないな…」ペラッ

クリスタ「仕方ないよ。食糧難は知ってるでしょ」

エレン「俺はレタスサンド」

ミカサ「私もそれで」

サシャ「フライドポテト、焼き魚、パァン、特製スープ、トマトサラダで!」ハッ ハッ ハッ

ユミル「割り勘じゃないからな。ちゃんと自分で払えよ」

クリスタ「私はキノコスパゲッティで」

ユミル「あ、それでいいや」

アルミン「僕はパンとスープのセットで」

ちょっと忙しいし、とりあえず上げただけなんで、今回の更新はこれだけです

エレン「で、サシャにはリードを付けてんのか」

クリスタ「うん。鼻が良いから、美味しそうな匂いがしたら走っちゃうんだ」

ユミル「こっちはいい迷惑なんだぞ」

サシャ「すみません。ついつい」

ミカサ「その点、うちのアルミンはお利口さん」ナデナデ

アルミン「へへへ」ブンブン

クリスタ「サシャも良いところ、たくさんあるよ」ナデナデ

サシャ「わん」ブンブン

ユミル「飼うなよ」

クリスタ「えー」ナデナデ

ミカサ「アルミンには勝てない。これは真理」ナデナデ

アルミン「それは言い過ぎだよ、ミカサ」ブンブン

ミカサ「ほら、優しい」ギュッ

アルミン「きゅぅぅ」バッサバッサ

エレン「和むわぁ」



ミカサ「はい、エレン。あーん」

エレン「あ…あーん」パクッ

エレン「うん。うまい」モグモグ

ミカサ「それは良かった」

ユミル「なあ、恥ずかしいんだけど」

ミカサ「将来を誓った仲。これくらいは当然」

エレン「ミカサ。ほら、お前も。あーん」

ミカサ「あーん///」パクッ

ユミル「おい、やめろ。アルミン、止めてくれよ」

アルミン「僕は二人が幸せな今を壊したくない」パタパタ

ミカサ「見よ、この忠犬を」モグモグ

ユミル「うぜえ」

サシャ「うまい、うまい」ガツガツ

クリスタ「サシャ、慌てずに食べて」

サシャ「ガウウウ…」ギロッ

クリスタ「ひっ…」

ミカサ「しつけがなってない。うちのアルミンを見習いなさい」ナデナデ

アルミン「はにゅ…」ブンブン

ユミル「そもそも飼ってないからな。おい芋女!クリスタを睨むとはいい度胸だな」グイッ

サシャ「ぐえっ!」

ユミル「休日の料理はじっくり味わって上品に食え。教官もいねえんだからな。わかったか?」

サシャ「わかりましたから、ユミル…リードを引っ張らないでください…」ギギギ

ユミル「よし」パッ

サシャ「うわ」ドサッ

サシャ「ケホッ、ケホッ」

クリスタ「サシャ、大丈夫?酷いよ、ユミル!」

ユミル「飼い犬をちゃんと叱れないようじゃ、飼い主は無理だぞ」

クリスタ「むむ…」

ミカサ「ちなみに最初からしつけがいらない優秀な子もいる」キリッ

ユミル「お前も少しは自重しろ」

アルミン「エレン、はいスープ。あーん」

エレン「あーん」ハム

ミカサ「おお…これは…」

ユミル「あー、もう」

ユミル「他の客の目とかも考えろよ」

ミカサ「見てください。私の可愛い犬です」グイッ

アルミン「わっ」ピョコピョコ

客「はは…可愛いね」

ミカサ「ほら」

ユミル「ドン引きしてるだろうが」

クリスタ「サシャ。ゆっくり食べないと、おやつ抜きだからね」

サシャ「はい!」モグモグ

ユミル「…」

エレン「うりゃ」ワシャワシャ

アルミン「はは、やめてよエレン」ブンブン

ユミル「店員さん!お会計!」

店の外

ユミル「ほら、クリスタ、サシャ!行くぞ」

クリスタ「えっ、ミカサたちと一緒に…」

ユミル「こいつらといると目立つんだよ」

ミカサ「アルミン、にゃー」

アルミン「にゃー」ニャー

ユミル「あー、ちくしょう!早く行くぞ!」グイッ

クリスタ「わっ!じゃあね、ミカサ、エレン、アルミン!」ズルズル

サシャ「また後で会いましょう」タタタ

エレン「おう」

ミカサ「また後で」

アルミン「良い休日を」

エレン「さて、次はどこに行く?」

ミカサ「私はもう行きたいところはないけど」

アルミン「広場にでも行ってみる?」

エレン「そうだな…他に行くところもないか」

広場

子供A「待てー」タタッ

子供B「へへ、やだよーだ」タタッ

アルミン「昔は、僕らもああやって遊んでたっけ」

エレン「ああ。懐かしいな」

ミカサ「二人とも、鬼ごっこは弱かった」

エレン「お前の足が速すぎるんだよ」

アルミン「はは。だから、鬼ごっこはほとんどしなかったね」パタパタ

エレン「そうだったな。今となっては、いい思い出だよ…」

ミカサ「あの頃に戻りたい?」

エレン「まあ…平和だったからな」

アルミン「うん…」

ミカサ「…」

アルミン「あっ」ビーン

エレン「ん?どうした?」

アルミン「ちょっと待っててね」タタタ

ミカサ「?」

エレン「なんだ?」

ミカサ「あれは…アクセサリーショップ?」



アルミン「へへっ、お待たせ」ブンブン

エレン「何買ってきたんだよ」

アルミン「エレン、ミカサ。手を出して」ブンブン

ミカサ「こう?」スッ

エレン「ん」スッ

アルミン「そうそう。じっとしててね」スッ スッ

エレン「これは…」

ミカサ「ペアリング…?」

アルミン「そう!安物だけど」ブンブン

ミカサ「アルミン…」ジワッ

アルミン「何?」ブンブン

ミカサ「ありがとう。一生の宝にする」グスッ

エレン「ありがとな、アルミン」

アルミン「喜んでもらえてよかった」バッサバッサ

エレン「はは、尻尾がすごいぞ」

アルミン「仕方ないよ、こればっかりは」バッサバッサ

ミカサ「私、エレンとアルミンと、一生、一緒にいたい」グスッ

エレン「ああ、一緒にいような」

アルミン「うん、ずっと一緒だよ!」バッサバッサ


解散式


教官「本日をもって、訓練兵を卒業する諸君らには、3つの選択肢がある。知っての通り、駐屯兵団、調査兵団、憲兵団のいずれかに所属することだ」

教官「が、今期から新たに加えられた兵団があり、それを今から紹介する」

教官「兵団長及び兵団員は、前に並べ!」

ザッ

アルミン「…」ピョコピョコ

サシャ「…」ピョコピョコ

コニー「…」ピョコピョコ

クリスタ「…(ううっ…ユミルにはめられた)」ピョコピョコ

教官「諸君らは既に知っての通り、彼らは犬人間であり、高い身体能力を持っている」

教官「身体能力が卒業基準に満たないが、兵士になる志を持つ者に、彼らと同じように犬人間になる薬を投与し、駐屯兵団と調査兵団のサポート活躍してもらう」

教官「それが、忠犬兵団である!」

教官「忠犬兵団長、アルミン・アルレルト!」

アルミン「ハッ!」パタパタ

教官「…」

クスクス

教官「あー、決意の言葉を述べよ」

アルミン「ハッ!我ら、忠犬兵団は、王と民はもとより、駐屯兵団、調査兵団の方々の期待に添える働きを約束します!」バッサバッサ

クスクス

エレン(あんなに尻尾振ってちゃ、緊張感が無いぞ)

ミカサ(さすがアルミン。堅苦しい雰囲気も吹き飛んだ)

教官「こら!式の最中だ、笑うな!」



終わり

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