ミカサ「エレンの性玩具」(985)

夕餉を終えて食堂を出る間際、エレンが耳打ちしてくる。

「ミカサ、あとで」

「わかった」

いつもと変わらない声音だ。周りに聞こえても怪しまれることはない。

それだけの合図で済んでいる。

兵団敷地内の一角、薄暗い倉庫でエレンを待つ。

草臥れ忘れられた備品に囲まれ、心細くなってきたころ、やっとノックが聞こえた。

戸を開けると、エレンが早足で滑り込んでくる。

内側から鍵がかからない倉庫の戸に、気休めのつっかえ棒を急いで仕掛け、

エレンはぶつかるように私を抱きしめた。

「んぅ」

勢いが強すぎて、思わず声が出てしまう。

それにもかまわず、エレンは私の背中を、腰を、尻をまさぐり始める。

耳にエレンの熱い頬が押し当てられ、吐息が髪をくすぐっていた。

それだけで私の背中が震えてしまう。

私たちの爛れた関係は、11歳の時から続いていた。

最初は性知識もないまま、ペニスを腫らすエレンを口で慰めていただけだった。

その行為の意味を知ってから、一線を越えるまで長くはかからなかった。

訓練兵になり、集団生活をするようになってからも、行為は続いている。

今更やめられるとも思えない。互いの体で自慰をするようなものだ。

ただ、最近はこの関係に変化が生まれていた。


初潮を迎えてから、エレンは私に挿入してくれなくなった。

元々私から誘ったことだ。戸惑い、自己嫌悪に苛まれ、私を気遣い何度もやめようと言うエレンを、私が押し切ってきた。

しかしこの一点についてエレンに譲る気はないらしい。

その代わり、膣内射精以外の方法で互いに快楽を貪ろうと試行錯誤してきた。

エレンは私の身体を玩具のように好きにして良い。

私は、出来る限り無抵抗に、従順にエレンの命令を聞く。

これが最近の、二人のお気に入りだった。

私がどれだけ受け入れるのか。

エレンがどれだけ欲望を突きつけてくれるのか。

それを探り合っている。


「ミカサ、パンツ下ろせ」

「うん……」

これはまだ命令のうちではない。

毎回、愛液で下着を濡らして帰るのも面倒なので、濡れてしまう前に脱いでおくことにしている。

脱いで待っていても良いが、敢えてエレンの口から指示してもらっていた。

長いスカートをたくし上げ、ごそごそと下着を下ろし、エレンに手渡す。すぐにズボンの尻ポケットにしまわれた。

壁を背にして立つ私に、エレンが距離を詰める。

両手で肩を掴まれ、黙って口を吸われた。

「ふぅっ……ふっ……」

鼻息が頬を撫でる。エレンの少し充血した目は爛々と輝き、肩には指が食いこんでいた。

本当は、私もエレンの首に腕を回し、唇を舐め、貪り尽くしたい。

そうしていた頃もあったが、今日はだめだ。まだ許されていない。

私がしてほしいことより、エレンが私にしたいことを知りたい。味わいたい。

目の端に涙が溜まるのが自分でわかった。こんなにも気持ちいい。

エレンは、私の唇をなぞるように舐めているだけなのに。

「はぁっ……うめぇ……」

私の唇を、エレンのざらざらした舌が舐めまわしている。上唇、下唇、ふやけるほどしゃぶり尽くされ、ようやく口内に舌が侵入してきた。

「んっ……ふぇれ……んむ」

我慢できずに声が漏れる。何度も角度を変えて顔を押し付け、エレンは舌を絡めてくる。

送り込まれた唾液を嚥下して、胃の腑までエレンの体液に犯される。

「ぷぁ……ミカサ……」

名残惜しそうに唇を離し、また私の口元を夢中で舐めるエレン。

かわいいエレン。この児戯がどこまでエスカレートするのか確かめたくて、お返ししたいのを我慢する。

とあるSSにインスパイアされました。少しずつ貼り付けます。
失礼かもしれませんが三次創作のようなものなので、不快に思われたらスルーしてください。
元のSSはエレンがすごく葛藤してて萌えた。
ミカサにやりたい放題させてみたかった。こっちにはストーリーらしいストーリーはないです。

御託はいいんだとっとと書け
雨の日は寒いんだよ

あのSSは素晴らしいからな、インスパイアしても無理ない
これにも期待

うむ、期待

「んぅ……ちゅぷ……にゅ……」

「……ん……んぅ……」

唇をすり合わせ、舌で舌を舐め回しながら、肩を掴んでいたエレンの手がカーディガンの中にもぐりこんでくる。

シャツ越しに脇腹を、背中を、胸を撫で回される。輪を描いて執拗に右の乳房を撫でられると、膝が砕けそうになる。

以前なら、キスをするのも身体に触れるのも、その都度エレンは言葉をかけてくれた。

その気遣いが甘く、もどかしく、私を熱くさせていた。

今はその手が、傍若無人に這い回っている。

エレンの優しさに触れたときとは違う、背筋を這い上がるような快感が広がっていく。

しばらく胸を撫で、揉み絞っていたエレンの手が、シャツの裾にもぐりこんだ。

もう支えなしで立っていつのも辛くなり、私もエレンの肩に手をかける。

ふぅ、ふぅと獣のような息をしながら、エレンがもどかしそうにシャツのボタンを外していく。

3つ、4つとボタンを外し、胸をはだけられると、ひやりとした外気とエレンの熱い吐息がないまぜになって胸元にかかった。

膨らんだパンの種のような、頼りなく柔らかい乳房が腹筋に押し上げられている。

エレンの鼻息が吹きかかる。ドッドッと早鐘を打つ私の心臓が見透かされてしまいそうだ。

乳首は唇と同じ、淡く艶のある粘膜の色。それをエレンは人差し指の腹で、すり、と軽く擦った。

びりっ、と甘い電流が走った次の瞬間、エレンは躊躇せず乳首を口に含んでいた。

「あ、あ、あ……エレ……ぁ……」

自分で驚くくらい、甘ったるい声が出て、片手でエレンの後頭部を抱き寄せようとしてしまう。

一瞬、がくっと膝が崩れそうになった。それを追うように、エレンは私の胸元にむしゃぶりついてくる。

愛撫とはとても呼べない。手で鷲づかみ、持ち上げ、舌で乳首を押し込んでいた。

「んっ、ふっ……ふぅっ……ンン……」

硬くなった乳首を、ぞりぞりと舌が嬲る。不思議だが、そのたびに下腹部が……子宮が締め付けるように疼いていた。

エレンが乳房に顔を埋め、夢中で吸ってくれるようになったのも最近だった。

赤ん坊のように私の胸にしがみつくのが、気恥ずかしかったのかもしれない。

それだけで、反撃せず耐えている甲斐があるというものだ。もっと没頭してほしい。

もう内腿を粘液が伝い、立っているのもやっとの有様だった。

時が止まったような倉庫内は、二人の僅かな動作でも埃が舞い上がり、月明かりに淡くきらめいている。

兵舎から離れているとは言え、余り大きな声をあげるわけにいかない。今夜は明るい。

押し殺した喘ぎ声と、ぼそぼそと内緒話のような抑えた声で、互いを煽りあう。

「ミカサ……っはぁ……エロい身体しやがって」

「あ、ぁ……ごめ……エレ……っ」

「昔は……こんなじゃなかったのに……」

唾液でぬめる乳首を、指でつまむ……というより押し込む。

それを何度か繰り返され、エレンの頭を抱いてつむじに唇を押し付けているうちに、とうとう壁に背を打ちつけた。

ずるずると床に込みそうになるのを、何とか耐える。

埃っぽい空気の中、金緑石のようなエレンの瞳が私を射抜いていた。

きったい

エレンの声が苛立っている。

それは衝動を押さえ込む手段なのだとわかっていても、その声音は私の心の内側を抉っていく。

わかっている。昼間、エレンの視線に私が気づいてしまったとき、エレンはよく言葉で私を嬲る。

気持ちがざわめくのを止められない。雄として私を押さえ込もうと、優位に立とうとするエレンが、愛しくてたまらなくなる。

カーディガンは肩から落ち、シャツのボタンは下2つを残して肌蹴られていた。

乳房は唾液まみれで、大きく息をするたびに持ち上がる。

昼間は軽くエレンを抱えあげる私が、劣情にまみれて壁に縋っている様を、エレンは舐めまわすように見る。

「しゃんと立てよ」

その声に、何とか真っ直ぐ姿勢を立て直す。

遠慮もなく、また乳輪ごと乳首に吸い付かれ、唾液が乳房の丸みを伝って降りていった。

「うぁ……あ……エレッ……ん……!」

「じゅる……ぴちゅ……ん……お前、いつから乳首良くなったんだよ……」

エレンが触れたところから、身体は燃えるように熱くなっている。

手のひらは濡れるほど汗をかいている。エレンの質問に答えようとして、歯がカチカチと鳴る。

「最初、から……ぅ……エレンに、してもらってから……」

「嘘つけ、最初はこんな反応しなかった」

本当のことなのに。ぐずぐずに乱れた今の私では、もう声も震えも隠すことができなくなっているだけだ。

エレンはしつこく乳首を捏ね、吸いつき、舌で押し込み、赤く腫れ上がって空気の流れが感じとれるようになるまで、苛み続けた。

「ゃ、あ……あぅ……」

「お前……こんなこと他の誰かにさせるなよ……触らせてないだろ?」

激しく首を振って頷く。その間もエレンは乳房から手を離さない。

時折、垂れた唾液を塗り伸ばして腹筋を撫でる。

その問答を何度か繰り返し、やっと解放されたときには、愛液が膝まで伝っていた。

涙の膜が瞳に張っている。

ぼやけた視界の中、エレンがズボンを下ろすのが見えた。

立っているのもつらく、膝立ちになってエレンの股間に手を伸ばすと、制止された。

「触んな」

熱いものに触れたように手を引っ込める私に、はっとしたエレンはばつが悪そうに呟く。

「……ミカサが触るのは、後で」

「わかってる。我慢できる」

エレンの頬に隠しきれなかった安堵が滲んでいる。

座り込んだ私の顔に腰を寄せられると、下着越しにも熱が伝わってきた。

黙って目を閉じると、頬にごり、と布越しのペニスが押し付けられた。

余り体臭の濃い方でないエレンでも、訓練後は少し汗の臭いがする。

そして、私だけが知っている、エレンの臭い。

思わず、顔を押し付けて胸いっぱいにそれを吸い込んでいた。

唾を飲み込む音が聞こえて、エレンが私の髪を手で梳いてくれる。

もっと乱暴にしてくれても良い。髪を掴んで押し付けてくれても良いのに。

>>6
あれには誰もがインスパイアされると思う
期待

(どれだよ)

このssだけでもいいけどやっぱり元を知りたいな

他のスレのタイトル出すのは駄目かもだが……

ミカサ「あの日エレンが精通したことを、私以外誰も知らない」

じゃないかな?

スレタイ出すと作者の方に不快に思われないかと伏せていましたが、
それです。

あちらのミカサは初潮来てるのかもしれませんが、こちらは初潮前に初体験を済ませた別物ということで勘弁してください。
これであちらの作者の方が萎えてしまわれたら、どこに謝れば良いのかもわからないので……。

すう、と深く息をするたびにエレンのペニスが軽く脈打つ。

汗と性と少し尿の臭い。なんだか頭がぼうっとする。

もし誰かにこの現場を見られたら。挿入して貪りあっている時より、こうして夢中でエレンのおちんちんを嗅いでいる瞬間の方が、絶対恥ずかしい。

顔をすり寄せ、布地越しにエレンのものを刺激する。

「う……」と呻き声をあげたエレンが、ひと呼吸置いて下着を下ろした。

むわっ、と熱い性器が露出する。鼻の先、拳ひとつほどの距離で。

軽く揺れている先端を、思わず口に含もうとするとエレンが腰を引いて逃げた。

「ごめん……」

「いいから。ミカサ、口開けろ。舌出して」

ふー、ふー、とエレンの荒い呼吸が耳に届く。
少し血走った目で私を見つめるエレンを、仰向くように見上げながら「あーん」と口を開けた。

エレンが何をする気なのかはわかっていた。何をして欲しいのかも。

舌の上に、ぴとりと熱い亀頭が乗せられた。

エレンを見れば、唇を噛み、乱れた呼吸を整えようとしている。肩が大きく上下している。

興奮しきって赤くなったエレンの顔を確認すると、私は目を閉じた。それが合図になった。

エレンの両手が私の頬を包む。撫でるような気遣いのある触り方とは違う。

私の頭、顔、口の中に、おちんちんを入れていることを確かめているんだ。

唇を閉じて亀頭を頬張ると、軽く頬を撫で回された。

エレンの視線が心地良い。

普段、エレンは私の顔を注視するようなことはない。

容姿や肉体に不満を持たれているとは思いたくないが、この瞬間、エレンが私の顔に欲情していると実感して、ようやく満たされる。

エレンの「好きなやつ」をしてあげる。

皮の被った亀頭を舌で探り、包皮の中を舐め回すやつ。

もぐもぐする私の頬を、ずっとエレンの手のひらが撫でている。

半分ほど露出した亀頭をつるつると舐め、徐々に皮を押し戻していく。

皮の中に舌を差し込み、くるくる舐め回すようにしていくと良い。

ドク、と脈打つおちんちんを逃がさないよう、唇でしっかり食んで顔を突き出しながら皮を剥いていく。

しょっぱくて生臭い味に、唾液が分泌されて脳内までエレンに犯される。

くちゅくちゅと唾液で洗うようにして、嚥下していくうちに、皮も剥けきっていた。

夢中になっている私に、エレンの呟く声が降ってきた。

「……ぅ……すげ……ミカサが……ミカサの顔が、チンコ食ってる……」

止められない震えが背筋を駆け上った。

静かにしていれば、エレンは自身を煽るように快感を呟き始める。

それを聞いて、私は身体の奥から蕩けていくようだった。

不意に、唇から亀頭を引き抜かれて「っぽ」と音を立てる。

私が何か言うより早く、唇を軽くなぞって亀頭が頬に押し付けられる。

溢れた先走りをなすりつけて、ずりずりと頬を、あごを、首筋を、こめかみを犯された。

「あ、ぁぁ……エレ……エレン……ん……」

「は……ミカサ、顔真っ赤……」

「ひ……ぁ、あ、あ……あ……」

顔中おちんちんに擦られる。嫌ではないが、羞恥にさっきのようには顔を上げられない。

サラサラと耳元で、エレンの指が髪をかき回し、顔を背けられないように支えていた。

エレンの声が獣欲に濡れ、掠れている。たぶん、私の声も。

「……はぁっ……ミカサ、気持ちいいか……?」

「……ぅ、あったかい、エレン……いい……っ」

「こんなのが、いいのかよ……」

消えたくなるほど恥ずかしい。でも今は本音を、エレンの聞きたい言葉を言わなければ。

エレンがこの行為をやめないように。

先走りでぺたつく頬から、唇におちんちんが戻ってきた。

「しゃぶって……」

求められるまま、鈴口に吸い付いてキスをする。

そのまま少しずつ唇を緩め、熱くぬめる口内におちんちんを迎え入れた。

うぅ、と犬のようなエレンの呻き声に気を良くして、私はカリ首をはじくように舌先で舐めていた。

先走りの苦味が舌の上に広がるたび、子宮が収縮し、腹筋がヒクつくのを止められなくなる。

とっくに私のあそこは愛液でドロドロだ。お漏らししたようにスカートまで染みている。

もうエレンに制止されなければ構わないだろうと、首を振っておちんちんを貪った。

ちゅこっ、ちゅこっ、と粘土の高い音を立て、喉奥まで突き当たる感覚。

「お、ぉ、お……ぉっ……」

と、一定の間隔で喘ぎとも嗚咽ともつかない声を漏らすエレン。

がらんとした倉庫の中、口淫に耽る私たちの水音が響いていた。

変に隠すほうがやらしいと思ふよ

隠すのは常識だぞ
他人のSSに害が及んだらそれこそ悲惨
>>1は間違ってないよ

影響受けた、くらいは言ってもいいと思うんだが……そういうもんかね

>>30
インスパイアされたと言っているが

あちらの作者は入隊後も書く様な雰囲気だったからな
まあ気にしないとは思うけど別物だし

素晴らしい

もうあの頃とは違う、半分しか口に含むことができない逞しい肉茎。

唇で扱き、舌で舐め回す。青筋の浮いた感触が粘膜から伝わってくる。

頬の肉を密着させ、強く吸う。エレンは昔からこれが好きだ。鈴口を舌先でやさしくほじり、精液を誘う。

目の前、エレンの下腹部が時折痙攣しているのを見つめていると、目の前にエレンの手が差し出された。

咄嗟にその手を握る。

意図が飲み込めず、おちんちんに吸い付いた間抜けな顔でエレンを見上げてしまう。

フー、フー、と荒い呼吸を繰り返すエレンは、私の手を握り返し、指を絡めてきた。間違っていなかったようだ。

私とそんなに大きさの違わない、少し節くれだった少年の指。汗で吸い付きあい、指が白くなるほど握られる。

「……んっ……」

私が声をあげると、慌てて力を緩めてきた。痛いわけじゃない。エレンのすることで痛いことなんかない。

グリップを握り続けて出来たタコを、エレンの指が愛しげに撫でた。

その感触だけで、腰が、背筋が震えてしまう。

パンパンに張った亀頭が、ぶるる……と震えている。そろそろだ。来る。

エレンの気持ちいい瞬間が。私の欲しいものが。

来て。この瞬間を、味を、匂いを、熱を、私だけが知っている。

「あ、あ、あ、ぁ……あ」

エレンはもう声を抑えようともしていない。互いの視線が交わり、その瞬間を待つ。

精液出して。飲ませて。膣の奥に叩きつけて欲しい。大好きなエレンの、精液を。

弾けそうなほど張り詰めた亀頭をすばやく舐め回し、強く吸い上げた。

「ミカ、あ、出る、出る出る、イク……イクっ……」

ぎっ、と私の指を握り締め、エレンは喉の奥に吐き出した。

ぶぴゅっ、びゅっ、びゅっ、と頭蓋骨に響くように射精される。

鈴口を舐め、ほじり、ゆるゆると唇でしごき、尿道に残る一滴まで吸い尽くす。

つんと臭いが鼻を昇ってくる。4日振りのエレンの精液。ゼリー状に固まっているのがわか

る。

一滴も唇から零さない。軽く吸いながら、ちゅっぽん、とおちんちんを解放すると、エレン

が床に崩れ落ちた。床に手を着き、ぜい、ぜい、と浅く呼吸している。

しばらく2人は、手をつないだまま揃って冷たい床に座り込んでいた。

三次創作と言っておいて、SS名だけ伏せたのが逆に良くなかったかもしれません。
ご不快に思われた方はすみませんでした。
プレイの描写などリスペクトしているつもり(寄せてあります)ですが、
まったく別の世界線の二人と思ってください。
あちらの筆が進まなくなったりしたら自分も悲しいので、ひっそりとやります。
あのSSに「YES!」を叫びたかったので……。

とてもいいと思います

エレンが呼吸を整えるのを、おとなしく待つ。

とは言っても、私もすぐに動けるものではなかった。

軽くイってしまった。もう身じろぎするだけで、ねばついた内腿から水音がたつ。

握りすぎて固まった指をほどき、エレンがにじり寄ってきた。

涙を浮かべ、片手を床に着いたまま、私は見上げる。

「ミカサ、ミカサ」

うん、と頷き、私は唇を開く。「いつもの」だ。

私の舌の上に、歯も見えないほど大量に吐き出された精液。

その白濁を確認して、エレンが頷く。

お許しをもらって、私は手で口元を隠してごく、と嚥下した。

絡みつくそれは一度で飲み干せるものではない。何度か喉を鳴らし、口腔内に残ったものを舐めとり、唾液で飲み下す。

思わず目を逸らし、唇に手の甲を押し付け隠していたが、エレンの視線が私の喉に注がれているのを意識せずにいられなかった。

2人同時に、ほ、と息をつく。

水差しか何か持ってこられれば良いのだろうが、そうはいかない。

汗みずくのエレンは、喉も渇いているだろうに、まだこの遊びを終わらせるつもりはないようだった。それが嬉しい。

脱ぐタイミングを失い、じっとりとしてしまったシャツを脱ぎ捨てる。

私のスカートも酷い有様だろう。ぼんやりと、エレンのなめらかな肌が露出しているのを眺めていた。

「ほら、立てよ」

「う……」

腕を掴んでもらい、立ち上がるとくらくらした。エレンが私のスカートから砂を払う。

もたもたとエレンの指が、私の衣服を剥いでいく。

人形遊びのように、されるがままになりながら、ふと私はアルミンのことを考えていた。

どこまでなら、通常の恋人同士のやりとりと言えるだろうか。

アルミンに知られて、異常だと止められるようなことはしていないだろうか。

時々、すべて打ち明けてしまいたくなるときがある。エレンとセックスしていること、世界中に触れ回ってやりたい衝動に駆られる。

アルミンが薄々感じていることは、正解なんだと。その上で、謗られるようなことではないと言ってもらえたら。

最初の頃は、それなりにセーブできていたと思う。

私の好意、エレンの性欲。家族への慈しみ。

それがいつしか、恐らく挿入を伴うセックスを控えるようになった頃から、歯止めがきかなくなってきた。

エレンの前で、主体性を放棄し、エレンの望むことだけを考えているのが、たまらなく心地良い。

私ほどではなくても、エレンも私に依存している。私が要求を受け入れるたび、子どもが安心したように眉の緊張が緩むのが見て取れる。

エレンが、訓練中に私の腰周りを、食事中の唇を、毎日盗み見ている。

私がエレンを愛撫し、射精させるセックスから、ペッティング中心の性行為をするようになった時……エレンからの一方的な愛撫を許した時から、天秤が傾いた。

重ねた木箱の上に、スカートを敷き座るよう促される。

へその下ほどの高さ。腰掛けるには高いが、軽くよじ登る。

向き直ると、エレンのペニスはまたいきり立っていた。

何だか、この台の高さは診察台のようだ。座った私の膝に、エレンのペニスが押し付けられる。先ほどの硬度には届かないが、それはもう熱く脈打っていた。

エレンは半ば覆いかぶさるようにして、私の目の前に立ったまま。

指で私の唇をなぞり、ぷにぷにと感触を堪能していた。

指を差し入れ、舌を、口蓋を、内側から頬の肉を撫でる。

「んぅ」と声を上げたきり、抵抗せずその指を吸う私をしばらく堪能し、エレンは指を引き抜いた。

次に何をするか、もうわかっている。

そろそろと開かれた私の膝の奥、足の付け根、身体の中心。

エレンは私の性器をなぞる。唾液なんかで濡らさなくても、そこはヌルヌルと粘液を滴らせていた。

すじに沿って数往復擦られたあと、ニュルリと指が一本、侵入を果たした。

カタンと片膝が跳ね上がる。くぅ、と背を丸め、跳ねそうになる全身を抑える。エレンの肩に手をかけ、無意識のうちに首を振る。

蕩けきって、愛液にふやけたそこは、膣口をエレンの指が擦っただけで強く収縮した。

「さっきイったか?」

無慈悲なエレンの問いに、腰の震えが止まらない。

空いた手の、指の関節を噛んでいないとおかしくなってしまいそうになる。

「ミカサ」

ゆるく膣肉をかき混ぜる。緩慢な刺激がもどかしい。腰がくねりそうになるのを我慢できない。違う、こんなものじゃなくて。もっとエレンの肉を感じたい。

「……ミカサ」

知っている。言葉で嬲るため、私の快感をコントロールするための愛撫。
ぎゅっと目を閉じ、観念して白状した。

「……った……イッ……たぁ……っ」
「俺の精液で?」

コクコクと首を振ると、ヌルリと指がもう一本増やされた。
ぶるっ、と内腿が震え、膣壁が収縮する。指を噛み締め、形を覚えようとしている。

「お前、いつもそうだもんな」

「んっ……ん、ぅ……っ」

「相当好きなんだな」

違う。エレンの精液だから。エレンが私で吐き出したものだから。

エレンの声が私の耳から、身体の奥まで嬲っている。子宮の収縮が止まらない。

「……俺のことが」

その言葉が耳に届いた瞬間、キュンッと今までで一番の収縮で指を締め付けていた。

ぎちっ、と一瞬指も痛かったのではないだろうか。蠢いていたものが一瞬止まった。

恐らく、エレンは本気でそう思っていたわけではないだろう。言葉で私を辱めようとしただけだ。

ここ最近で一番の反応に気を良くしたのか、エレンがそろそろと指を動かし始める。

「こんなことされてんのに」

「ひっ……ひぅ……えれ……んぅう」

「隠れてこんなことしてんのに」

「すき、ごめんなさ……ごめん……んっ……ぁ、エレンっ……」

強制とも睦言ともつかない音が引きずり出される。

好き、好き、とうわごとのように繰り返すたび、膣がきゅんきゅんと指を締め上げた。

後ろに肘を着き、身体を支えようとするが震えが止まらない。

エレンが覆いかぶさり、私の太腿におちんちんを押し付けた。

筋肉質とは言え、弛緩した太腿はペニスの硬さに負けて肉が食い込む。熱い。

嬉しい。嬉しい。行為中の戯言でも、今日までも何度か言わされてきたけれど、それでも一番嬉しい。エレンにこの言葉を要求されるのが。こんなにあからさまなのは初めてだ。

エレンが私の顔を覗き込んでいる。ぐちゃぐちゃに蕩けた顔を。ふぅ、ふぅ、と荒い息が吹きかかる。

もう上体を支えることができず、背中を倒して仰向けになる。膣内をかき回されることに集中した。

「ミカサもオナニーするのか?」

「ぁ、あ、えれ、エレンで……っ……してるっ……」

「毎日?」

「ぅん、うんっ……」

「すげえよな。……っふ……誰も、お前が毎日オナ狂ってるとか、思わねえ……よ」

この辺りは、エレンお気に入りの質問だった。

最初は返答するにも頭がおかしくなりそうだったが、今は違う感覚が脳内をざらつかせ、羞恥心を剥ぎ取っていく。

私の返答で、エレンが興奮している。太腿に、さっきからぐいぐいとおちんちんが食い込んでいる。

膣をかき回す指が、徐々に乱暴になってきた。良いところを引っかくたび、くんっ、と膝が持ち上がってしまう。

ぐっち、ぬちょっ、ぐちゅっ、と大きな水音を立てられ、もう何も考えたくなくなってきた。

もっと。もっと興奮して。私をエレン専用のオカズにして。

搾り出される声は細く高く、いつもの自分とは別人に聞こえる。

「はぁ、は……はぁっ……」

「ミカサ、オナニー気持ちいいか」

「いぃ……っ……エレン、きもちぃ……」

「今も指でオナニーしてるもんな」

それはその通りだった。エレンの指が交互に動き、膣肉を引っ掛けるたび、腰がくねってしまう。

良いところに擦りつけようと、動いてしまうのを止められない。

あと少し、あと少しで。どうしても物足りない。もう、膣奥まで埋め尽くす肉を知ってしまった。

もうずっと入れてもらってない、エレンのおちんちん。凝視しながら、もう取り繕いもせず腰を持ち上げくねらせる。

目のふちから涙が伝うのがわかった。子宮が切ない。エレンの射精を見せ付けられて、もうおかしくなりそうだ。

ガタガタと木箱を揺らし、どうにかして指を最奥まで引き込もうと、無駄な努力をする。

時折、エレンの手のひらが腫れ上がったクリトリスを擦り、思考が焼き切れそうになる。

エレンの身体の下で、黒い髪を乱しながら、私は悶え続けた。

エレンに触れられた後、女子トイレでオナニーしたことを告白させられ、ようやく指での責めから解放された。

ぬぽ……と濁った音をさせて引き抜かれたそれは、白濁した本気汁にまみれている。

下半身がだるくなって、もう身体を起こすのも億劫だった。

手の甲を顔につけて隠しながら、フーッ、フーッ、と息を吐き続ける。

これ以上は明日の訓練に響いてしまうかもしれない。私なら周りに気取られるほど影響はないだろうが、それでも良いことではなかった。

それでもなかなか昂ぶりは鎮まってくれない。子宮が、膣が、おまんこが、エレンの前できゅんきゅんと疼き続けている。

さっき、エレンの指の感触で気づいていた。

快感で降りてきた子宮口が、エレンの指先に小突かれていた。

孕みたい。エレンのおちんちんを入れてほしい。あの、煮えたぎるような精液を、腹の奥で感じたい。子宮でエレンのペニスに吸い付きたい。

入れて。入れてほしい。

しかしそれを言わせてもらえるような質問は、エレンからもらえなかった。

たまらんな

両の腕を引かれ、上体を起こして座らされる。

エレンが手櫛で、顔にかかっていた髪をよけてくれた。いつもなら絶対にしてくれない、労わるような触れ方。

頭の中に霧がかかったようで、視点が定まらない。

私の顔は、涙と涎、汗とエレンの体液でドロドロになっているだろう。

エレンがまた私の唇を舐める。舌で舐めまわしている。まだヒリつく、敏感な乳首を指でつまみ、捏ねながら。

もう、これ以上の快感を与えられるのはきつかった。「好き」と言葉に出しすぎたせいかもしれない。

エレンを押し倒し、しがみついて、胎内で搾り取ってしまいたくなる。私にはそれができるだろう。

それでも、エレンから私に与えてくれるものがあれば貪ってしまう。目の前の快楽を、受け入れないわけにいかなかった。

顔が緩み、蕩けてしまうとエレンの責めがしつこくなる。

普段の表情との違いが良いらしい。今日もエレンお気に入りの性玩具に出来上がった私は、おとなしくおちんちんを擦りつけられていた。

あたたかい。一度射精して落ち着いたはずのそれは、もう先端から粘液の雫を滴らせていた。

エレンはさっきから目が据わっている。瞳孔が開いて、じっと私の瞳を覗き込みながら、私の口の粘膜を舐めまわしていた。

ちゅくちゅくと泡だった唾液が、私のあごを伝って胸元に零れる。

木箱から降りて、背後から抱きすくめられた。

「私の好きなやつ」をしてくれるようだ。

私の腹部にエレンの腕が回され、逃げないよう密着される。

お尻の割れ目に押し付けられたおちんちんが、すりすりと粘液を擦り付けていた。

「う……ミカサ……ミカサッ……」

「エレン……も、もう……」

我慢できず、首を回して背後を覗き込もうとする。

エレンはしばらく私のお尻に腰を振っていたが、気が済んだのかやっと私を離してくれた。

正面から向き合い、今度は身体の前面を密着させる。これが好き。

私たちの身長がほぼ同じで良かった。立体機動装置のベルトの痕も、ほとんど同じ高さだ。

首っ玉にしがみつき、胸と腹筋を押し付け、太腿でおちんちんを挟み込んだ。

互いの腰を抱き、軽く腰を揺らす。にちゃにちゃと粘膜がペニスを包み込んだ。

「んぅ、ふぅ……ちゅぴ、ちゅぶっ……」

互いに息を吹きかけあい、唇を貪る。エレンの胸で、私の乳首が、小ぶりな乳房がつぶれている。

お尻の肉を鷲掴まれ、腰を抱え込まれてオナホールのようにされた。

エレンの腰の動きに合わせて、私も腰を振り、素股でも最大の快楽を得られるよう努力する。

陰唇が押し開かれ、クリトリスから膣口、会陰まで使っておちんちんをくるむようにしごいている。

パン、パンッと皮膚を打ち付けあう乾いた音が、徐々にぱちゅっ、ぐちゅっ、と水気を帯びていく。互いの腿を濡らした粘液が糸を引いていた。

全身を絡みつかせ、私のおまんことエレンのおちんちんを擦り合わせられる。互いの舌を舐め、休みなくキスを続けられるこの体位が、ここ最近の定番だった。

エレンの亀頭が、クリトリスを軽く押しつぶし、粘膜を擦り、膣口を撫で、限界まで腰を押し付けられる。

エレンが腰を引くと、雁首の開いたカサが、膣口とクリトリスを引っかいていく。

でも今日は、これでは我慢できない、という気持ちがむらむらと私を支配していく。

入れたい。膣口から飲み込んで、ぷちぷちした膣内をカリで掻き毟って欲しい。

子宮口に亀頭でキスして、子宮を押し上げ、子作りの射精をして欲しい。

切なさにくぅ、と犬のように鼻を鳴らしてしまう。

途端、エレンの目線が泳いだ気がした。

ぶちゅっ。

一際重い水音に、脳髄が痺れるような感覚。

エレンの切っ先が、私の膣口に引っかかっていた。

事態を把握するより先に、どちらの腰が動いたのか、めりっと亀頭が押し込まれる。

それでもう決まりだった。

「あ、ぁあ……!! うぁあ……!」
「えれ、やぁ……はぁあっ……!?」

2人の叫び声が重なる。エレンが腰を振り、奥までペニスを押し込んできた。

下からずんずんと押し上げられる、圧倒的な圧迫感。

快感にわけもわからず何度か腰を振り、やっとエレンと視線を合わせたときには、時すでに遅かった。

みっちりと膣肉が締め付け、エレンのおちんちんの形を伝えてくる。コツコツと子宮口をノックされる感覚。

私が逆らえるはずのないものだった。

「やばい、やば、ぁ、あ……!? ミカ……離れ……」
「だめ、だめえ、だめ……!」

もう自分でも、何を否定しているのかわからなかった。

片足をエレンの腰に絡みつかせ、夢中で腰を振る。これでもうエレンの方からおちんちんを引き抜くことはできない。

あっという間に膨れ上がり、ドクドクと脈打つ亀頭をおまんこで噛み締め、よく知るその痙攣に、子宮が反応した。

もうエレンは射精する。私の中で。

いいねぇ

ぎゅち、とおちんちんの根元から、絞るように締め上げ、私は痙攣した。

子宮から、乳首から、背筋から、気が遠くなるような快感につま先まで震える。

きゅん、きゅん、と子宮が収縮し、数秒で一瞬全身が弛緩する。

その瞬間、エレンは勢い良く肉茎を引き抜いた。

「はぁ、はぁあ……! ミカ、サ……!」
「あ……!」

たぱぱ、と熱い飛沫が私の腹部に、胸まで散っていく。

ぞく、ぞく、とまだ戦慄く私の身体に、エレンの精液がかけられた。

粘度の高いそれは、白い肌に執着しながらねっとりと滑り落ちていく。

抜くのが間に合ったかどうかはわからない。恐らく、月の周期からして危なくはないはずだけど。

エレンが膝から崩れ落ち、それを追いかけるように私も座り込んだ。

言葉もなく、数年ぶりに味わった貫く性器と貫かれる性器を、互いに見つめていた。

持ち込んだ水筒の水と、2枚のタオルで、もう混ざり合ってどっちのものだかわからなくなった体液を拭き取る。

スカートは体液と埃で、もう夜明け前にでもこっそり洗うしかないだろう。

もう入浴時間には間に合わないだろう。消灯直前に、人目を避けて寮まで戻ろう。

黙々と身体を拭いていると、いつの間にか手を止めていたエレンがぽつりと呟いた。

「ミカサ、ごめん」

「謝らなくていい。私もあのとき、無意識に角度を合わせた。お互いにこらえきれなかっただけ」

「そうじゃねえ。……そうじゃなくて……」

シャツをひっかけただけのまま、エレンのそばにいざっていく。

「俺、たぶんわざとやった……」

私の見開いた目を、エレンの大きな目が見つめる。

眉根は苦悶に寄せられ、悲痛な顔だった。エレン、泣かないで。

「何でも言うこと聞いて、気持ちよくてごめんごめんって言うミカサ見てたら、
 だんだんおかしくなって……自分でも止められなかった。調子に乗ったんだ、俺は」

「エレン、違う。私も」

「お前が欲しがってるのはわかってたんだ。俺が止めなきゃいけなかった」

こんな時、自分の語彙の貧弱さを呪わずにいられない。

こんなことで、もう触れてもらえなくなったら。

嫌だ。

せっかく、やっとのことで、エレンに求めてもらえるようになったのに。

伝えられなかった好意を、肉体で、睦言で、やっと表現できるようになってきたのに。

こんなことなら、

(いっそ中で出してもらえば……)

一瞬でその思考を振り払う。そんなことでエレンを縛ってはだめだ。

本末転倒だ。彼を守るために、そばにいるために、エレンの夢のために生きてきたのに。

「いっそ、もうやめようかと思う」

顔がこわばる。久しぶりに聞いた、エレンの「やめよう」という言葉。

それは、驚くほど私の気力を奪っていった。私の顔から感情が抜け落ちたのがわかる。

「身の丈に合ってなかったんだ。訓練兵の身分で、こんな。
 いや……周りがどう言おうと、万が一のことがあったら、お前に取り返しのつかない傷がつく」

静かに首を振る。そんなことは覚悟の上だった。

覚悟。覚悟だろうか。それは。

除隊され、開拓地に戻ることになったら、エレンもついてきてくれると期待してはいなかったか。

そうだ。私はもう、エレンと離れる気はない。

エレンのそばにいないなら、生きているとは言えない。

「エレン、私はやめない」

「おい」

「私は、エレンを手放す気はない。行為に溺れすぎていたのは本当。でも、それは」

ぐ、と唾を飲み込み、顔を上げる。

「エレンが主導の行為だったから。それがあまりに、甘かったから」

エレンが私の顔を、濡れたタオルでぐっと拭う。

「お前が何考えてるかわかるぞ、俺は。させるわけにいくか」

「一度だけ、一度だけ試させて、エレン。きっとうまくいく。確信がある」


そう、私が受け入れる立場なのがいけなかった。セーブなんかかけたくなかった。

エレンなら、そう易々とすべてを受け入れたりしない。

この次は、私がエレンを玩具にすれば良い。

もう明け方なので、ちょっと無理やり終わらせました。
お目汚し失礼しました。
続きは、需要があればまた書きに来ます。
あと元ネタ好きな人が不快にならなくて、問題がなければ……。

どうしてこの二人のエロはこうも切なく歪んじゃうんだろうな
好きだけど、読んでて辛くなるね
涙出そう……チンコから

おつおつ
需要あるから続けろ下さい

>>62
最後の一言でレス全文の印象が180度変わった
紳士なら涙はきちんとハンカチで拭くべき

元ネタ今読んで来た
どっちも素晴らしいしどっちも続けて欲しいなぁ

続けておくれよ

どちらも好き

Wktk

スレ主です。
よりによってインスパイア元のスレに誤爆してしまいました。やっちまった……。
とりあえず、できた分だけ貼り付けます。
あちらのスレ主さんが三次創作されていることにご不快になられたなら、突然打ち切るかもしれません。
反省しています。やはりちゃんと寝るべきですね。

アルミンが資料室に用がある、と言って私たちと別れる。

訓練場の外れには長く影が伸び、さきほどまで自主訓練していた人たちもいつの間にかいなくなっていた。

泥を払いながら、食堂に向かう。アルミンの席をとっておかなければ。


あれから2週間弱、一度もエレンと密会していない。

これまでは週に2回のペースで行為に耽っていたのに。

しばらくは気まずそうだったエレンも、もういつも通り私の世話焼きに抵抗したり、軽口を叩いたりしている。

「エレン」

「なんだよ」

「2日後の休暇、一緒に外出して欲しい」

来たか、という顔をしている。

「お前、人がせっかく我慢してるってのに」

「必要ない。大丈夫。任せて」

「聞かねえやつだなあ」


顔を背け、逃げようとするエレンの手を取り唇に持っていった。

指の関節が私の下唇に触れた瞬間、エレンが慌てて振り払おうとする。

させずに、人差し指の節で唇をなぞった。

こうして2人きりになった瞬間、エレンがちらりと私の唇を盗み見ていることには気づいていた。エレンは唇が好きだ。吸われるのも、舐めるのも、咥えこまれるのも。

おかげで、自分の身体の中でもお気に入りの部位になった。

口に含む。緊張している指を温めるように、舌で包み軽く吸った。

エレンが見てる。そのまま唇で軽くしごき、私も視線を逸らさない。

ゆっくり引き抜いた。唾液が糸を引き、ぷつりと途切れる。

今度は舌を出して、その指先を舐める。

「おい、やめろ……」

「なんれ」

「したくなったらどうする」

「我慢しなくていいと言っている」

その日は、休暇と言っても午後の訓練がないだけだった。

アルミンに「エレンと買い物に行く」と告げる。

「あぁ、それで今朝からエレンが落ち着かなかったの? ミカサと何かあったんだろうとは思ってたけど」

「仲直りしに行くの」

「この間の喧嘩から、意地の張り通しだったもんね。何が原因かは聞かないけど、いいと思うよ」

「ありがとう。お土産買ってくる」

いいからいいから、とアルミンは快く送り出してくれた。

なんだか後ろめたく、早くエレンと街に出たいのに、アルミンと離れがたいような気分だ。

軽く汗を拭いて、私服に着替えて待ち合わせた門まで駆ける。

宿に着くまでに、エレンは徐々に口数が減っていった。

入って見れば、構えるほど大仰なものでもなく、ごく普通の町宿のようだった。

2人が十分に寝そべられる大きさの質素なベッド、湯が使える小さな浴室がついているのが物珍しい。

昼間なのに、厚いカーテンに光が遮られて妙な雰囲気を醸し出している。それを除けばごく家庭的なものだ。

長椅子に腰掛けたエレンの前で、羽織っていたカーディガンを脱ぐ。

そのままベッドに腰掛けたが、エレンは椅子から動かない。

「エレン、しよう」

呼びかけて、しばらく逡巡したのち、やっと隣に来てくれる。

兵舎よりマシ、という程度のベッドがギシっと音を立て、くらくらするような汗の臭いがする。

エレンの汗の臭いが好きだ。私たちが行為をするときは、水浴びは後で済ませるのが常になっていた。

ただでさえ薄暗い室内で、窓を背にしたエレンの顔はよく見えない。ただ瞳だけが光っている。

もう、溜め込んだ性欲を抑えるので必死になっている。緊張した肩と、瞳の輝きでわかる。

私を抱くとき、エレンは獲物を追うような目をしている。

時折、このまま殺されてしまうんじゃないかと思う。それでも私は怖くない。

愛しいエレン。何でもしてあげて、何でもあげてしまいたい。

まだ前置きまでですが、あちらに荒らしみたいな誤爆してしまったので反省してきます。

指を解放し、ふうと息を吹きかけた。手を離しても、エレンはそれを拭いもしないで私を見つめている。

こんな挑発をしたのは初めて。……挑発になっているといいけれど。

「お前って、本当……」

その先を言わず、エレンが足元に目を逸らす。

「エレン。休暇までに教えて欲しいことがある」

「なんだよ……」

「連れ込み宿の場所」

お前なあ! と怒気を孕んだ声で唸られ、口を塞がれた。

「俺が知るかよ!」

「男子は教官に教えられたと聞いた」

「それは春を買う……まぁ、似たような区域にあるだろうけど」

「じゃあ、そこでいい。……エレンとできるなら」

顔を赤くしたエレンは、眉根を寄せたまま「まぁ、いい」と答えてくれた。。

しかも間違えて1レス分抜かしてコピペしてました。
もうgdgdですみません。動揺しすぎました。

心臓凍りそうな誤爆だなあ…

しかもちょうど入隊後のタイミングまでかぶっているという

おっそろしい誤爆だ
どんまい支援

距離を詰めると、エレンの臭いが変わったのがわかる。

さっきまで、きっと2週間前のことを気にして自分を抑えるつもりだったのだろう。私の誘

惑を受け入れた途端、むらりと雄の気配が立ち上った。

全身に血が巡っていく。私の心臓の音が聞こえてくるようだ。

エレンが顔を寄せ、唇を舐めながら私の胸を揉みしだく。キスより手が胸に届く方が早かっ

た。

ぺろぺろと、夢中になって私の唇を舐めている。頬に汗が浮いているのがわかる。それが私

の脳内を蕩かせる。

「んぅ……ふぅう……ちゅぷ……」

ぐにぐにと乱暴に、シャツを皺にしながら乳房を揉み潰していた、エレンの親指が乳首を見

つけた。

すりすりと、執拗に布の上から形を浮き立たされて「う」と声が漏れてしまう。

何度身体を重ねても、顔が熱くなるのを止められない。エレンからの行為に、私は自分を制

御することができなくなる。

まだキスにならないうちに、最大級の意思の力を持って、エレンの肩を押し戻した。

「エレン、今日は、私が」

「あ、あぁ……そうだったな。でも、この間みたいなのは」

「わかってる。きわどいことはしない。任せて」


エレンがカチャカチャとベルトを外すのを、手で制す。

「処理」を覚えた頃から、エレンは脱ぎ着だけは私にさせたことがなかった。

私が何を考えているのか推し量っていたようだが、最終的にはおとなしく任せてくれた。

膝までズボンを下ろし、下着の上から盛り上がりをさする。

まだ半分程度しか勃起していないそれは、もうドクドクと脈打っている。

爪の先で掻くように、布の上から刺激する。さっきのお返しだ。

「ミカサ……」

熱い声。もっと呼んで。

エレンは後ろに手をつき、私の手を見下ろしている。

なかなかペニスを引き出さない私を訝しく思ったのか、ふと探るような視線が交わされる。

まだカードを切るのは先だ。その前に私も久しぶりのエレンを楽しみたい。

指先で亀頭辺りを挟み、やさしく捏ねる。

エレンの肩に頭を預けると、すん、と私の髪の臭いを嗅がれた。

ぎくっとした私に構わず、エレンは遠慮なく黒髪に鼻を埋めてくる。

嗅ぐのは良いが、嗅がれるのはどうしても恥ずかしい。お互い様なので、おとなしくされる

がままにしておく。

下着の隙間から手を差し入れると、エレンの下腹部がヒクっと痙攣する。

ペニスを手探りで撫でさすり、まだ包皮に包まれたそれを引き出した。

エレンから、雄の臭いが立ち上る。たまらなくなって、私の声までうわずりそうになる。

「エレン。今日は私がお願いする番」

「あぁ……」

「エレンは私の言う事を聞くこと。我慢しちゃだめ。気持ちよくても怒っちゃだめ。わかる

?」

「わかってるって……ぅ、そんなにいじるなよ、出ちゃうだろ」

「まだ大丈夫」


エレンの股間に迷いなく顔を寄せ、まだ半分しか露出していない亀頭にキスをする。

「うぁぁ……」

唇をすりすりと擦り付け、亀頭から下に向かって、裏筋をあむあむと食んでいく。

エレンの一番大事なところ。こんなものが、身体の外に無防備に露出しているなんて、信じ

られない。

時折、大きくおちんちんが動いて、私の頬をぴたんと打つ。かわいい。頬ずりしてしまいた

い。

エレンの指が私の髪に差し込まれ、頭に添えられている。それが心地良い。

ちゅっ、ちゅっ、と軽い音を立てて愛撫していた唇が、睾丸に辿り着く。

初めて口で愛撫するその場所に、迷いなく舌を這わせた。

「うあ、ミカサ……そこっ、は」

動転したエレンの声が降ってくる。汗で蒸れた臭いがするけど、構わない。

睾丸を包んだ皮に吸い付き、中の卵のようなものを舌でそっと転がす。

一緒にお風呂に入っていた頃と、全然違う質量感。

文字通りの急所を口に含まれ、本能的にエレンが怯え混じりに震えてる。そのたびにペニス

がぴたぴたと頬に当たってくる。


口に吸い入れ、皮を舐めまわし、縫い目を辿って、亀頭まで這い上がる。

もうエレンの呼吸が乱れてきている。鈴口に浮かんだ先走りの玉をひと舐めし、いつものよ

うに亀頭を口に含んだ。

片手で睾丸を支えるように包み、ぬるぬると弄ぶ。

いつものように、訓練後の臭いを堪能しながら舌で包皮を剥く。唇で押し下げ、皮の中を舌

先で舐めとっていく。

エレンが口の中にいる。出来ることなら、一日中でも口に含んでいてあげたい。

軽く頭を振り、搾り出す動きを始める。唇を緩めて奥までペニスを含み、引き上げるときに

強く吸う。

もう亀頭が張って、ぶるる、と軽く震えている。

2週間ぶりのエレンの精液の気配。手の中の睾丸から、今昇ってきている。

エレンの限界が近い、はぁはぁと大きく呼吸しながら、舌と唇の感触に集中している。

それを無慈悲に、唇を離した。舌先で鈴口をくすぐりながら。

エレンの顔に狼狽の色が浮かぶ。もう射精したくてたまらないはず。

私の、唾液と先走りで濡れた唇を見つめている。思わず、ふっと笑みが浮かんでしまった。

それが癇に障ったのだろう、むっと睨み付けるエレンの睾丸から亀頭までをぬるぬると撫で

回した。


「エレン、自分でして」

「……は?」

「オナニー。見たい」

「何でだよ。せっかく出そうだったのに」

「いつも私ばかりさせられてずるい。私も見てみたい。最後は口に入れてあげるから」

「男のオナニーなんか、見ても面白くねえぞ……」

指で輪を作り、軽くエレンの肉茎をしごいてあげる。呻くエレンの首筋に、頭をすりよせた



「私は面白い。ちゃんと見てみたかった。エレン、私でオナニーして」

しぶしぶといった様子だが、エレンの右手がペニスに添えられる。すちゃすちゃと唾液をロ

ーション代わりにしごき始めた。

「私がしてあげるのより速い。もっとゆっくりが良かった?」

「いや……大丈夫」

亀頭に指を伸ばし、くるくると撫で回す。エレンの腰が暴れそうになるけど、耐えたようだ



今日は私にされるがままの日。

水音の響く部屋、隣同士に腰掛けて、エレンの自慰をずっと覗き込んでいる。

セックスより、ずっといけないことをしているような気もする。

おちんちんをいじる方も、覗く方も。

「実は、エレンのオナニーは見たことがある」

「はぁ!?」

一瞬手が止まるエレンの代わりに、亀頭を指の腹で撫で続ける。

「開拓地にいた頃。夜中に外に出ていったエレンについていった」

「お前……今までそんなこと言わなかったじゃねえかよ」

「ごめん。内緒にしておこうと思ってた。でも、見せてもらえたから」

ずっとおちんちんから目を離さない私に呆れたのか、エレンがまた手を動かし始める。

「エレンが、私の身体に触ったのも知ってた」

「それは……」

「嫌じゃなかった」

寝間着の上から、そっと胸を触られただけだ。

それでも、狸寝入りするのが難しいほど、私は興奮した。エレンが内緒で私の身体にいたず

らしてる。

思えば、あれが自慰のきっかけになったかもしれない。

「触ってくれてもいい。寝てる間に何をしてもいい。私の身体は会ったときからエレンのも

の」

フッ、フッ、とエレンの呼吸が乱れる。上下する手の速度も、速くなってきている。

そして、目を見開いて私の声に集中している。

「どこに擦りつけてもいいし、口を使ってもいい。全部飲んであげる」

エレンが立ち上がる。私の膝の横に立ち、顔に激しく擦り上げる性器を、亀頭を突きつけた



唇にするキスと同じように、鈴口に唇をつける。

そのまま、にゅるりと唇を開き、亀頭を丸ごと口に含んだ。

途端に、びゅぅうっ、と精液が噴出す。

「ぉ、あ、あ……ミカサ……ミカサッ……出る……出る出る出る……」

強く吸い上げて、尿道の残滓もずるずると啜り上げた。亀頭を念入りに舐めてお掃除する。

呆然と見下ろすエレンに向けて、唇を開ける。

どれだけの欲望を注ぎ込んだのか、見せつけながら飲み下した。

溜め込まれたエレンの精液は、いつもより臭いがきつい。自己処理はそんなにしなかったの

か。

エレンの精液で、私の中に小さな火が灯るのを感じる。

見上げたエレンの瞳は、完全に獣のそれだった。大丈夫。まだまだ気持ちよくしてあげる。

エレンを煽り、弄んでいるという背徳感が、甘美に私の理性を苛んでいた。

「濃くておいしい」

いつもなら言わないような、淫らな言葉を口にする。

エレンが微かに震えたように見えた。

隣に座らせ、労わるように睾丸をさすってやる。まだずっしりと重い気がする。

搾りとってやる。一滴残らず。

たいした大きさもない胸をエレンの肩に押し付けると、易々と身体を押し付けてきた。

胸のボタンに手をかけ、外していくのを凝視されている。

今日はここまで。
誤爆の件で叫びたくなったので布団で転がってきます。
本当に失礼しました。


動揺しすぎだ>>1訓練兵
ここが戦場だったなら今頃は巨人の餌だったぞ

乙乙
続き楽しみ

応援してる

前を肌蹴る。

首から乳房にかけたの、白い肌を露出させると、エレンが息を呑んだ。

頭を抱き寄せて、胸に押し当てた。柔らかい髪がくすぐったい。

口に乳首を含まれる。ちょろちょろと遠慮がちに舌で転がされ、私の背中も震えた。

「エレン、おっぱい好き?」

「あぁ、うめえ」

「私の肉は全部エレンのもの。今はエレンが気持ちよくなるためにあるの」

エレンの喜びそうな言葉をかける。無心に乳首をしゃぶっている。

本当のことなのに、前はこういうことを言うと叱られた。そんなことを言わせるために助け

たわけじゃないと。

でも、ベッドの上では別。

だんだん、私にもわかってきた。兵士として自分より成績を上げている私を、エレンは苦い

気持ちで見ている。

それを快楽で塗り潰し、エレンのある種の感情も発散させてやりたい。

シャツを完全に脱ぎ捨て、スカートを足元に落とす。

エレンに横になってもらい、支給品の下着一枚で跨った。

騎乗位で挿入するときより、エレンの顔の間近に膝立ちになっている。

私の腰に両手を添えたエレンが、そこを注視している。それだけで、ぞくぞくと寒気に似た

何かが背筋を這い上がっていく。

「エレン。見て」

見せ付けながら、太腿の半ばまで下着を下ろした。

「おい……これ」

「あの頃と同じ」

うっすらと生えていた淡い陰毛を、完全に剃り落としたそこは、もう何も隠す術がない。

初潮前……膣内で射精してもらっていた頃と、同じだった。

「やりすぎだろ……。風呂とかどうしてんだ」

「問題ない。衛生のために剃っている女子は多い」

そう言いながら、足から下着を引き抜いてしまう。

にじり寄り、エレンの顔の真上に晒し出す。薄い陰唇を、指で押し開いた。

エレンの息がかかる。そこからじっと目を離さない。

羞恥と、それ以上の高揚感で膝が震えそうになる。

エレンに見られている。私の内側、子宮に続くところを。

「舐めて」

言うと同時に、腰を下ろすより早くエレンの腕が回され、無理やり腰を落とされた。

がっちりとホールドされ、蕩けかけたそことエレンの唇が密着する。

「あ、ぁあ……!」

思わず仰け反って声をあげた。一番大事なところを、エレンの顔に押し付けている。

「ぷ……ぅう……んむっ……ぐちゅ」

もう溢れてきていた愛液を啜り、エレンの舌が捻じ込まれてきた。

ぐりぐりと遠慮なく、膣口に尖らせた舌を潜り込ませてくる。身体の内側の舐められ、思わ

ず腰を引きそうになるが、エレンの腕がそれを許さない。

頭を振りながら、舌を挿入してくる。ひ、ひ、と喉から妙な音が漏れた。

粘膜同士が絡み合って、互いの境界が曖昧になるような感覚だった。

あ、くる、きちゃう。お腹の奥が熱い。

「エレン、えれ、あ、ぁあ、あ、あ、あ、あ」

情けない声を上げながら、あっと言う間に絶頂した。ぶちゅ、と奥から分泌された大量の愛

液を、エレンが嚥下する。

「ひ、もちぃ……エレン、エレンエレン……っ」

腰ががくがくと動いてしまう。膣口を舐め回していた舌が不意に引き抜かれ、全体を舐め上

げ始めた。

こちらの絶頂にも構わず、責めの手は休められない。

「はっ……ミカサっ……お前、うめえ……ここもっ……」

「エレン……エレン……っ」

そして、もっとも敏感な肉の突起がぬるりと粘膜に包み込まれた。

口に含まれ、薄い唇で吸い付かれる。ちゅぅっと音がして、腰から力が抜けかけた。

パンパンに勃起したクリトリスが、舌で転がされる。気が狂いそうになるような電撃。

「ぁ、ぁーっ……えれ、んん……あぁ、あ、あ」

ドク、と子宮が収縮して、また達した。頭の中が一瞬白く塗り潰される。

ひぃ、と私が声を上げることもできなくなるまで、しばらくエレンはそこを舐め回していた



「ぇれん、エレン、すごすぎる……気持ち良かった……」

ふ、ふぅ、と私の下で喘ぐエレンを見つめ、改めて告白する。

「おまんこ、いっちゃった」

痴女のような振る舞いに、腰に回されたエレンの腕に、ぎゅっと力が込められる。

まだだ。まだ煽らないと。もうその時は間近だった。

腰を上げると、エレンの顔はべったりと愛液で塗れていた。タオルで拭いてやる。

横に座った私の太腿を、エレンの手のひらが執着して撫でている。

横目で見たエレンのペニスは、興奮して屹立している。ぴくぴくと亀頭が揺れていた。

やっと上体を起こしたエレンの前に膝立ちになり、指で陰唇を押し開く。

「見て。エレンが舐めてくれたところ」

薄い花びらを左右に分けると、ピンク色にひくつく粘膜が覗いた。挑発的に、愛液が内腿を

滴っていく。

「もう欲しくて疼いてる。……エレン」

見上げたエレンの瞳が私を射抜く。睨んでいると言ってもいい。

多分、私が何を言おうとしているのか勘付いている。

「エレン。今日はこの奥で出して欲しい」

しばらく沈黙したのち、エレンが口を開く。

「話が違う」

「この2週間かけて、準備してきた。このままでもエレンは気持ちよく射精できると思う。

でも」

ねち、と膣口に指を一本差し入れる。

「……この中は、もっともっと気持ちいい。エレンは知ってるはず」

「子供出来ちまうだろうが」

「経口避妊薬を服用している」

エレンが私を跳ね除けて身を起こした。

「お前! 自分の身体を!」

「副作用は軽い吐き気だけ。もうそれも止まった。大丈夫、訓練のために月経を管理できるよう、希望者には支給されている」

「マジかよ……」

頭を抱えた。医者の息子である以上、安易に薬を使うことに反応したのだろう。

軽々しく考えたことではない。真似事でもいい。エレンと子作りがしたい。

それはずっと私の中で燻っていた、大きな欲望だった。

続きキテター!

「もう、ずっと欲しかった。これは、私の中が熟れたということ」

くち、くち、と指で捏ね回す。見せ付ける。身体の中で、一番柔らかく気持ちいい肉を。

自慰とも違う昂ぶりで、声がうわずっていく。もう絞り出すように訴えていた。

「この間、わかった。前よりずっと気持ちいい。エレンも、生理が来る前より、気持ちいい、はず」

愛液に濡れた片手を、エレンのおちんちんに添える。撫でる。先走りと愛液が混ざり、亀頭に塗り広げられる。

「これを味わわないのは、大きな損失。大丈夫、エレンに迷惑はかけない」

私には真似事でいい。ごっこ遊びの玩具でいいから。

「もうびくびくしなくていい。毎日でも膣内射精できる」

「もういい、ミカサ、もういい」

続けようとする私の口を塞ぎ、エレンの胸元に押し込まれた。

「お前、思い詰めすぎだ。そのままじゃ俺のせいでおかしくなっちまう」

もうおかしくなっているのかもしれない。何年もエレンの精液を飲み続けて、頭の中が爛れてしまったのかもしれない。

エレンが顔中に口付けてくれる。期待に私の身体から力が抜けていく。

「……何か、して欲しいことあるか」

労わるような声音に欲情を隠し、エレンが尋ねた。

上半身が密着し、対面座位に近い体勢になっている。私の性器を押しつけられ、おちんちんがびくびくと抵抗している。

「薬を使う代わりに、お願いしようと思ってたことがある」

「なんだよ」

「本当に孕ませるつもりで、犯して欲しい」

微かに、エレンの喉から獣の唸りのようなものが聞こえた気がした。

そのまま私は後ろに押し倒され、心地良い体重をかけられた。

とりあえず今日はここまで。支援や感想ありがとうございます。

経口避妊薬は、キリスト教と違って避妊が禁止されていないし、人口抑制で研究されて流通していますということで。
連れ込み宿とか、ありそうになりもの色々捏造です。
あと、今更ですがキャラ崩壊すみません。特にエレン。
不快になる表現や、要望やアドバイスがあればどうぞお願いします。

次も楽しみにしてる
進撃SS以外にも色々書いてそうだけど、過去作とか教えて貰えないかな

良かった乙
個人的にはキャラの性格は十分すぎるほど許容範囲内だ

進撃は初、時々エロパロスレに投下していました。それ以上はご勘弁を。
SS自体が不慣れで読みづらかったらすみません。地の文減らしていきます。

なるほどなるほどありがとう
むしろ地の文が凄く良いしこのままの感じで進めて貰いたいな

ウィヒ物語見ませんか?見ましょうよ

誤爆スマソ

今日はお休みします。
反応が色々と怖かったのでレスありがたいです。

私とエレンのお腹に挟まれて、ペニスがビクビクと脈打っている。

正常位、と言うがまともな格好ではないと思う。

仰向けになって、カエルのように無防備に足を開いて受け入れるなんて。

エレンに足を抱えられ、もう簡単に動くことはできない。

恥部に、エレンの睾丸が押し当てられている。にちゃ、と愛液が塗り伸ばされていった。

カーテンの隙間から漏れる光を頼りに、エレンの腕につかまった。汗でぬめっている。

「エレン、想像して。……私は、悪い子になってしまった。家族なのに、エレンを犯したく

て仕方がない。

 だから、エレンが、悪い子の……おまんこ、を、お仕置きしなければいけない。私が、お

かしくなってしまわないように。毎日。それが、エレンの役目。

 嫌がっても、泣いても、気にしなくていい。私がおとなしくなるまで、妊娠するまで、犯

さないと、私が、エレンを犯してしまうの」

腰を蠢かせて、性器を擦り合わせている。苦しそうにエレンが喉を反らし、その首筋を汗が

たらたら滴っていく。

「徹底的に、やらないといけない。効果的に、ぶちのめして、もう動けなくなるまで。やって」

ぐぅ、とエレンの喉が鳴り、亀頭が膣口に押し当てられた。

その重さ、硬さに比べて、私の肉はあまりにも頼りない。全身のうち、唯一自分で制御することができない器官。

だらしなく涎を垂らし続けるそこに、ぐ、ぐ、と亀頭が押し付けられている。

きつい膣口を掻き分けるため、エレンの指がペニスを掴んだ。

掻くように小さな孔をほじり、やっと切っ先がめりこむ。一瞬、膣の蠢動で押し戻されるようになったが、無理やりエレンが腰を進めてきた。

「……っ……ん、ぇ、れ……っ」

一番太いところが膣口を抜け、私の股の間に捻じ込まれてくる。

私の膣が完全に押し広げられた。膣の襞がエレンのペニスの形に食い込み、奥へ奥へ呑み込もうと蠢いている。

ごつ、と子宮口を押し上げた感触で止まった。

互いの腕を回してしがみつき、頬を擦り付けあう。腰の痙攣が止まらない。

ビクンビクンと壊れたようにペニスが脈打ったと思ったら、突然胎内で熱が暴発した。

……種付けされている。

一度もピストン運動することなく、一直線に子宮めがけ、精液を注ぎ込まれた。

「……っ! ……んんっ……」

声も出せず、なすすべもなく犯され、一瞬目の前が白くなった。

エレンも私の肩に指を食い込ませ、しがみついたまま顔を伏せている。

悪寒に襲われたように、ガタガタと震えが止まらない。私の膣が、勝手に精液を吸い上げている。

中の肉が、奥へ奥へとペニスに吸い付くように蠢いているのがわかる。ドクドクと熱い体液に満たされ、それを押し込むようにごつ、ごつと先端が子宮口に当たる。

強烈な幸福感に、浮遊感。恋をしていてよかったと、初めて思った。苦しいばかりの恋ではなかった。

エレン、エレン。このまま、あなたの腕の中で壊れてしまいたい。

一分近くも大量の射精が続き、噴出したものが子宮口を叩く感触がなくなっても、長い時間私たちは動けないでいた。

身体が弛緩する。エレンのペニスはまだ、芯を残したまま完全には萎えない。

気がつくと、エレンが声にならない声で叫んでいたようだ。大きく口を開いたまま、ぜいぜいと酸素を貪っている。

先に覚醒していた私とエレンの視線がぶつかる。見慣れたエレンの金緑色の瞳が、涙で濡れていた。

それで、自分も涙を流していることに気づいた。口の端から涎も垂れている。どれだけだらしない顔をしていることだろう。ひ、ひ、と喉からしゃくりあげないと呼吸ができない。

いつの間にか、浅ましくエレンの腰に足を絡ませていた。

エレンの指が、乱暴に私の頬を、目尻を拭った。

「大口叩いておいて……何泣いてんだ……」

「ちが……ちがう……」

「怖いのかよ」

どちゅ、と腰を打ち付けられた。カリのくびれが腹の中を引っかく。

「お前でも俺が怖いかよ」

汗で冷えたエレンの手が、私の腰を掴む。そのまま、乱暴に膣内を突き上げ始めた。

数年ぶりの性交に、無理やり押し広げられた入り口がぴりぴりする。しかし内部はエレンに従順に、逸物を搾り上げることをやめなかった。

横隔膜がおかしくなっている。ひく、ひくとうまく呼吸ができない。エレンに声をかけたいのに。

熟れかけの杏のような、生固い肉を突き崩される。

「いつもみたいに、澄ました顔してみろよ」

「ひっ……ぅ、ぐぅっ……エレ、やぁ」

「……っぅ……俺より、男より、強いくせに……黙って突っ込まれてんじゃねえよ……ミカサっ……」

エレンの腰が太股に打ち付けられる。パンパンという乾いた音が、徐々に水気を帯びていく。
愛液と一緒に、泡だった精液が結合部から滲んで逃げていく。

「同期に、アルミンにその顔見せられるのかよ……!」

「やだ、エレン、やだ……っ……言わな、で……」

エレンのために鍛えた太腿を抱えられ、足首を掴まれた。

体を屈折させられ、ぐちぃ、と結合が深くなる。ごりごりと子宮口が亀頭に擦り回されている。

圧倒的にな肉の存在感に貫かれ、もう抵抗する気にもならなかった。

続き来た!

抜けるギリギリまで腰を引き、膣圧に逆らって子宮めがけて捻じ込まれる。

そのたびに、私の腰がぞくぞくと震え上がり、喘ぎというより悲鳴に近い声が漏れた。

これまで経験したことのない、浮き上がるような快感が終わりなく続く。

歯を食いしばりながらも、吐き出すように言葉で苛んでくるエレンに対し、まともな返答をすることができない。

そのうち、執拗に子宮口とキスしていた亀頭が、速度を落として膣肉を擦り上げ始めた。

「気持ちいいか」

呼吸は楽になったものの、快感の波が引かない。それどころか、ゆっくりと膣のひだ一枚一枚を掻き分け、もうとっ

くに知られている弱いところを亀頭が擦り上げ始めた。

「ぁ、あ、いい……エレン、いぃ……」

「ガキの頃から好きだもんな。ここ」

「いぃ、おちんちん、いぃ……エレン……」

うわごとのように繰り返す。好き。気持ちいい。エレン。この呪文で、自ら性感を高めることができた。

「……っぅ……子供欲しいか、ミカサ」

「ほし、欲しい。エレン、の、赤ちゃん……っ……」

「孕ませてやる、精液まみれにして、産ませてやる……」

きゅんきゅんと収縮が止まらない子宮を捏ね上げ、エレンの肉棒が蕩けた胎内を蹂躙していく。

その声は、初めて会ったときと似ていた。ずっとこれが聞きたかった気がする。

規律に従い、友を慈しみ、人に紛れていてもずっと燻っている、エレンの本質。

暴力と衝動と、私への救済だった。

私は今でも、あの山小屋の中から動けないでいる小さな少女だった。

エレンが私を内側から食い破ろうとしている。かまわない。吼えるような声が脳内に甘く響いている。

この声の下、私は泣きじゃくることしかできない。エレンの前でこんなに泣いたのはあの時以来。

ゆっくりと肉の輪をなぞり、熱い塊が私を穿つ。

とっくに硬い輪郭を取り戻した肉茎は、充血し腫れ上がっている。

「孕め。ミカサ、俺の子を孕め」

「エレン、えれ……ぁ、えれん……っ」

「……思い知らせてやる、お前が女だって、普段がどんなでも……」

エレンの震えた喉が、掠れた声が、体重をかけて押さえつけてくる全身が、私に絡みついてくる。

「エレン、好き、ずっと、好き」

「上等だ、孕ませてやる」

そして耳朶に、エレンの薄い唇が押し付けられた。

「孕ませて、開拓地送りにしてやる」

その声が届いたとたん、身体がこわばった。

「……いや……」

「ミカサ」

「それは、やだ、エレン……っ……それだけは……!」

「ミカサ、聞け」

「やだ、やだやだ、嘘、エレン」

テスト

スレ主です。雷で停電したのでまた後ほど。

雷め……っ!!

呪ってやる・・自然を呪ってやる・・

急に暴れだした私に、エレンが跳ね除けられそうになる。

手首を掴まれ、体重をかけられた。それでも力が抑えきれず、ギシギシとベッドが悲鳴をあげる。

私を遠ざけないで。それだけは。

唯一、この世界で恐ろしいことだった。

「大丈夫だ。安全なところに送ってやる」

「許して、許してエレン、やだ」

幼い頃にした取っ組み合いの喧嘩のように、羽交い絞めにされた。

冷えていく汗と裏腹に、身体の奥が熱くなっている。

ひくひくと収縮が止まらない。エレンが膨れ上がって、奥を押し開いてくる。

「ぁ、ぁああ、うああああ……んむ、んぅ」

わめきながら首を振る私に、エレンが無理やり口付ける。

何度も昇りつめ、消耗していた身体が達しそうになる。

ひっく、ひっく、としゃくりあげ続ける私のあごを、エレンが掴んだ。

頬に指が食い込み、強制的に視線を合わせられる。

「言うこと聞けないか」

「やだ……」

「じゃあ、約束しろ、ミカサ」

ふ、ふ、と荒い呼吸を整えながら、エレンが声を絞り出した。

「将来、俺の子供を産んでくれ。ごっこじゃなくて」

一瞬、呼吸が止まった。膣内の突き上げのおかげで、ひゅ、と息を吐く。

「できるか」

私が小さく頷いたのを見届けて、エレンは子宮に亀頭を擦り付けた。奥を揺さぶられる。

「ぁ、ぁ、あ」

戦慄きながら、弓なりになる。

一転して、ねだりながら腰を押し付け始めた私をエレンがベッドに縫いとめる。

限界まで欲望を漲らせていた亀頭を、子宮に直接押し当てた、その姿勢で止まる。

根元から膨れ上がり、びゅく、びゅくっと精液を叩き込まれる。

「ミカサ……っ……孕めっ……」

くぅ、と鼻にかかった息を漏らし、私は喘ぐこともできなくなっていた。

じわじわと子宮を温めるような射精が、長く長く続いた。

この膣内射精の描写……
普通なら確実に孕んでる描写だな
大型肉食獣の交尾にも似たすげえ種付け感だ

……気がつくと、力尽きて萎えたエレンの肉茎が、ぬるりと膣壁を擦って抜け落ちた瞬間だ

った。

互いに縋り付くような状態で、全身の関節が固まりそうになっている。

水をかぶったように汗で髪が濡れている。

同じように、汗を滴らせながらエレンが私の上から身体を剥がした。

あぶくが膣口から溢れ出す感触。

泡だった大量の精液が、尻の肉まで垂れていった。


エレンは何を言ったのか。

私の夢想ではなかったか。

霞がかかったような頭で、ぼんやりと反芻する。

汗ですべりそうになりながら、エレンが私の両腕を掴んで起き上がらせる。

しかし、座り込んだまま呆然と、投げ出された自分の足を見ていることしかできない。

投げかけられた白いタオルが、私の顔を覆う。

だるい片手でそれを掴み、ごし、と顔を拭った。

涙と汗が入ってぼやけていた視界が、やっと明瞭になる。

ベッドの端に、背を向けて腰掛けているエレンを見つめていた。

肩から背中にかけて、血がにじむほどのひどいみみず腫れだ。

気がつけば、私の手首も掴まれた指の痕がつき、あちこちが引っかき傷だらけになっている



髪は乱れ、顔に張り付いている。かき回されたシーツは皺だらけになっている。

まるで獣が争ったようだ。

部屋が、世界が私の視界に戻ってくる。

正気の沙汰とは思えないような時間の後の静寂を、先にエレンが破った。

「……お前、もう変なこと考えるな」

「なに」

「産まないつもりなら、子作りの真似事なんかするもんじゃねえ」

何も言い返せない。

「家を失った俺たちが……することじゃないだろ。家族が欲しいならそう言え。
 
 今は無理でも、そのうち所帯が持てれば」

「私、私、は」

混乱して、唇が震える。エレンがゆっくり振り向いた。

「エレンの、子供は、産めない」

「……お前」

「産みたい……」

支離滅裂な言葉が、冷たい石の壁に反響する。

「だって、この身体、は」

伸びきった長い手足。筋肉の厚み。肉を削いで刻むため、マメだらけになった手。

お母さんとは、おばさんとは、まったく違う。

やわらかいのは、服を脱いでエレンに見せる部分だけ。

「エレンを、守るの」

エレンの目に影が落ちる。悲愴な面持ちに射抜かれた。

「怒る気にもならねえ」

「だって」

「それ言い始めると、話にならないからもういい。これだけは言っておくぞ、ミカサ」

手を伸ばされる。いつのまにかぼたぼたと、新しく涙が溢れていた。

親指の腹でゴシゴシと擦られた。

「いつか産むつもりなら、毎日でもしてやる。そうじゃないと、ここまでしたお前も俺も報われねえ。

 その代わり、産まないなら二度とお前に触れない。避妊もいらなくなる」

「うん……」

「産むんだろ?」

それは夢物語のようだった。

エレンは、頷く私の顔を掴むように、乱暴に額を撫でた。






それは私にもたされた福音だった。





休憩してきます。

>>128
大型肉食獣ワラタ
まさにそのイメージです

エレン格好いいな

ミカサ…ミカサぁ…!!!!!

やべえ
すげぇわ…

湯を浴びて髪を拭き、宿から出れば日は大きく傾いていた。

ちょうどアルミン1人分の距離を空けて、並んで歩く。

なんとなく、右手の包帯の下、お母さんの刻印に触れてみた。

「時々、お前が何考えてるかわからなくなるけどさ」

「暴走する前にちゃんと言え。俺でもアルミンでもいいから。……目赤いぞ」

「エレンが、擦ったから」

「今日は泣きすぎだ。慣れねえことするから」

「私は、結構よく泣く」

エレンの左手が、私の右手首を掴んだ。刻印が熱い。

手を引かれて歩くのも、ずいぶんと久しぶりだった。

「アルミンがいるから、大丈夫」

「あんまり心配かけないようにしようぜ」

なんだか、エレンが大人に見える。

「エレンが男の人に見える」

「喧嘩売ってんのか」

「お父さんになる人」

耳だけじゃない、首まで赤くなってエレンの歩調が速くなる。

マフラーを口元まで上げて、私も急いだ。

今度は横に並んで、影を重ねた。

エレンの横顔に、軒の影が落ちる。

「人は変わるだろ。世界も、これからちゃんと変わっていく」

神秘を感じさせる、エレンの瞳の虹彩。

「俺たち、どんどん増えないとだめだろ。巨人を駆逐して終わりじゃねえし」

「身体が丈夫で良かった」

「今日はどっちもズタボロだけどな」

「うん。……あ」

立ち止まった私の手に引かれて、エレンがつんのめる。

「なんだよ。痛いのか?」

「ううん。もったいないと思って」


私の視線をエレンが追う。スカートの足元、地面が水滴を落としたように1つ黒い円を描いている。

もうひとつ、ぽたりと滴った。

私のくるぶしに伝う、白く濁った液体に気づき、エレンの顔が羞恥に固まった。


それを見て、今日はじめて声を出して笑った。

「今はまだ無理だけど将来結婚しよ」と解釈していい?よね?

この描写は新しいな

〜おまけ〜

「悪化してるじゃないか!」

私たちを迎えて第一声、アルミンは青い顔をして叫んだ。

その手に、屋台で買った揚げ菓子を押し付ける。

「大丈夫。私とエレンの関係は円満」

「そんな、痣とひっかき傷だらけで言われても信じられないよ……」

「見た目ほどじゃねえよ」

アルミンが私とエレンの手を、片方ずつ取る。

「この歳になって、こんな喧嘩をするなんて……ミカサは女の子なんだから、本気になっちゃだめだよ」

「アルミン、それはこっち向いて言えよ」

「大丈夫。エレンはとっちめておいた」

「とっちめ……よくこれで済んだと言うべきかな」

「もう、身も心もスッキリした。ありがとう、アルミン」

「僕は何もしてないよ……撫でなくていいよ」

「腫れる前にまぶた冷やそうぜ。水とタオル取ってくる」

罰が悪そうに、そそくさとエレンが給水室に向かう。

それを見届けて、アルミンはそっと私に顔を寄せた。

「それで、結局なんだったのさ?」

「結婚の約束をした」

アルミンは、また話を盛って……と言いたげに、しかし安心したように息をついた。


「よくこの有様から婚約まで話が転がったね。嫁入り前なんだから、無茶しちゃだめだよ」

「大丈夫、責任取ってもらうから」

ミカサが言うと洒落にならないよ、とアルミンがまた笑った。



- 終わり -

ダラダラと長い猥褻文を読んでくださった方、ありがとうございました。
あと、精通の人にも感謝とリスペクトを。
あちらのエレンとミカサがエロ幸せになりますように。

立ちバックとか書きたかったけど入りきらなかったので、
明るいラブエロとか後で書きたいです。

エレンが格好つけてるのはミカサ視点だからです。神様みたいなものなので。

鬼気迫るエロ描写に息をのんでいたのに、最後はにやにやが止まらないw 乙でした。

乙 上からも下からも涙でたわ


おまけのおまけを待ち続けるとしよう

私の特技は>>1を乙することです
苦悩の末に報われる話はやはり良い
あちらの再開も願いつつおまけ待ってる

ミカエレのエロってミカサ視点が多いように思うが気のせいだろうか
エレン視点で見ても面白そうだが、もっと面白そうなこと思いついたよ俺
行為を目撃した第三者の視点で描くってどうよ?目撃者はアルミン?否




ジャンだ(ゲス顔)
二人の会話が明るいラブエロであればあるほど地の文が暗くドロドロしていくっていうね

いいなそれ(ゲス顔)

すごいな。感動してるのにチンコも痛い

乙!
面白かったよ また何か書いてくれ

〜ジャン視点の何か〜
※ジャンが不憫なので苦手な人注意です


消灯後に寝所から抜け出す者は珍しくはない。

誰かがドアを開ける音に目が覚めた。

(……エレン?)

便所か。それにしては妙な様子だ。

息を殺し、猫のようにドアの隙間に身を滑らせる。

元々覗きは趣味ではない。

ただ、死に急ぎ野郎の秘密の匂いに、ちょっとした好奇心が疼いた。

距離を取り、後を尾ける。

案の定、訓練場の方へ向かっていった。

(自主訓練か……こんな時間にやっても効果があるとは思えねえがな)

興味を失って戻ろうと思ったが、エレンがふいと方向を変えた。

(……お?)

月明かりの下では目立つ白い兵服が、古い備品倉庫に入っていく。

(まさか……逢引か)

まさか、まさかなあ……と首を捻るが、埒が明かない。

倉庫というより小屋に近いそれは、普段ほとんど人が立ち入る場所ではない。

ほんの軽い気持ちで、倉庫の裏に回りこむ。

今夜は明るい。いくつかある窓のひとつに近寄ると、機材や棚でほとんどふさがれているの

がわかる。

そのひとつ、がらくたの隙間から中を覗き込む。瞬間、飛び退るようにして身体を伏せた。

一瞬、カーテンもない倉庫で、月明かりに白い人影が浮かび上がっているのが見えた。

2人いる。片方は白い兵服のまま。

そして、見間違いでなければ。

(ミカサ……か)

そういう目的なら、相手は1人しかいないだろうという思いと、逆にそれだけはないだろう

という予想があった。

あの赤いマフラー、真っ直ぐな姿勢、見間違えるはずはない。

(マジかよ……あの死に急ぎ野郎、そんなこと頭にねえって顔しておいて)

顔を上げ、窓に寄せる。窓に立てかけられた用途不明の板の、人差し指2本分ほどの隙間か

ら覗き見る。

思いのほか、距離が近い。目を凝らせば、ミカサの服の皺まで見て取れた。

ミカサの服が、エレンに掴まれて皺になっている様子が。

(おい……おい、おい)

水音が響いてくる。板に隙間ができ、穴が空いたボロ小屋は、ほとんど音が筒抜けだった。

思い切って窓に額をつけると、2人の顔まで視界に入った。

(あ、ぁぁ……)

キスをしていた。ついばむような恋人のキスを。

(やめろ……ここでやめろ)

互いの腰に腕を回し、胸も腰も密着させている。

積極的に唇に繰り返しキスを落とすミカサを、エレンが受け入れていた。

(もう、見るな。今部屋に戻れば……)

致命傷は負えずに済むかもしれない。しかし、身体が縫いとめられたように動かない。

目も見開かれ、自分の意思で閉じることもできなかった。

ちゅ、ちゅ、と軽い音を立てながら、頬に、あごに、まぶたにキスをしている。

「エレン……」

その声を聞くと、もう逃げられなかった。

ミカサの顔が、声が、常と変わらず家族への慈愛しか感じ取れないのが余計につらい。

死に急ぎ野郎が、されるがままになりながらもミカサの尻を揉んでいる。

(何やってんだよ……死ねよ。今すぐ死ね)

当然のように互いの行為を受け入れ続ける2人。

徐々に腕に力が入り、エレンの興奮が高まっていくのがここからでもわかる。

エレンとミカサは、目も閉じず唇を押し付けあっている。

一瞬でそれが貪るキスに変化していた。

「ちゅぐ……ちゅぷ……」

耳をそばだててやっと聞こえるほどの、粘っこい音がする。

密着が深まったせいか光の加減で、重なっている唇が見えなくなった。

(何で……)

(何で俺は、ミカサとエレンのキスを眺めているんだ)

(どうして、俺じゃなくてエレンなんだ)

(畜生……わかってたけどよ……なんだよこれは……)

気づけば、股間は痛いほどに張っていた。

(情けねえ……)

それでも目を逸らすことはできない。

2人の間に、唾液の橋がかかった。

エレンの口元に垂れたそれを、ミカサの舌がぺろりと舐めとる。

食堂で、エレンの口元を指で拭うのと変わらない顔で。

「エレン、傷は」

「平気だよ」

「ここ」

それは、今日の訓練でエレンが作った指の切り傷だった。

藪に突っ込んだとき、折れた枝で切ったものだ。

誰も心配するような傷ではなかったが、血のついた指で顔を拭った汚れが目立っていた。

エレンの手を握って、じっとその傷を見ているミカサの髪を、エレンが撫でている。

こんなに親密な2人は見たことがない。

いや、ミカサは常にエレンを受け入れていたが、それにエレンが応じている姿は初めてだっ

た。

エレンの手の甲に、ミカサが頬をすり寄せる。

自分の頬に熱いものが流れるのがわかった。

俺の存在にも気づかず、2人は互いの身体をまさぐっている。

「エレン、したい」

唐突な言葉だった。その意味がわからない自分ではない。

今すぐに逃げなければ。ミカサ、助けてくれ。俺をここから逃がしてくれ。

「今日はしないって言ったろ」

「したくなった……」

恥ずかしげもなくねだるミカサを、慣れたようにエレンがたしなめる。

奥歯が痛む。砕けそうなほど噛み締めていた。

「もうだめか」

「うん……」

静かな声で、ミカサはエレンの手を白いパンツに導く。股間に、その場所に、布の上から触

れさせたようだ。

「濡れちゃった……」

「早ぇよ」

「だって、毎日してくれるって言った。期待しない方がおかしい……」

聞くに堪えられない会話。ごそごそと、エレンの股間をミカサの白い手が這い回っている。

「ちょっとだけ。明日は我慢するから」

「仕方ねえ奴……」

寝巻きのままのエレンが、ズボンを下ろした。

待ちきれないのか、下着の上からミカサの指が撫で回す。

やめろ、汚いもん触らせるんじゃねえ。

畜生、チンポ痛ぇ。

ミカサがエレンに跪いた。

膝で歩いて股間に顔を埋めようとするのを、男の手が制す。

「待てって。まだだろ」

子供のように素直に頷き、ミカサが口上を述べる。

「大好きなエレンのおちんちんください」

「それじゃなくて」

「悪い子のおまんこをお仕置きしてください」

「お前、全然恥ずかしがってねえじゃん……意味ねえ」

「それは申し訳ない」

「申し訳なさそうでもねえ」

床に座り込んだまま、エレンの指示を待つミカサの髪が、ほんの少しの光にもうっすらと艶

を出している。

「『訓練中にうるさくかまってごめんなさい』」

「それは、私は悪くない」

「いや、もうするなって」

「こんな季節に傷をつくるエレンが悪い。私は適切に処置しようとしただけ」

エレンが頭を掻く。

そう言えば、昼間に化膿させるなとか泥が入ったかとか、訓練後に話しかけているのを見た



毎日の漫才が、こんな茶番に再利用されてるのか。

死にてえ。

多少苦々しくはあったが、エレンの野郎がミカサに構わないから油断しきっていた。

明日からどうすりゃいいんだよ。

「もういい……好きにしろよ」

「そうさせてもらう」

今すぐ殺したい野郎の下着を下ろし、ミカサが顔を埋めた。

口に含んだ。

ここからは見えない。クソ、フェラ顔見てえ。いや、見たくねえ。

じゅう、じゅう、と妙に緩慢な音がする。

チンポ吸ってる。あのミカサが。いつも凛と、めったに表情を動かさない人形のような美人

が。

どんな感じなんだ。ミカサを跪かせてチンポ吸わせる気持ちってのは。

死に急ぎ野郎の顔が赤い。口元が笑ってる。何がおかしいんだよ。

「美味えか」

「……シャワーの後だから」

「仕方ねえだろ……ぅ……そこ」

ミカサが頭を振っている。

あのきれいな髪が、サラサラとエレンの股間で揺れている。

「あ、ぁ、ミカサ……出る……出る出る……イク……」

背筋が寒くなる。

音もなく2人の動きが止まった。固まったまま、しばらく動かない。

「ぁ、まだ、出る……」

その声で、ミカサがまたゆっくりと頭を動かす。吸い出している。飲んでいるのかもしれな

い。

なかなか口を離さないミカサに、エレンが腰を引いてチンポを抜いた。

ミカサの顔を見ている。何してんだ。

あ、口開けた。まさか。

「よし、飲んでいい」

それを聞いたミカサが、白い指で口元を覆うのが見えた。

耳の動きで、嚥下したのがわかる。

飲ませやがった。

汚ねえ汁を。精液を。小便みたいなものだろ、あんなところから出るもん。

それをミカサが自ら……たぶん、喜んで飲んでいる。

「おいしい」

女にしては静かな、いつもの声が聞こえて、俺は息を呑んだ。

喉が痛い。乾ききったそこは呼吸をするのもつらい。

ミカサがしつこくエレンの股間を舐めている。髪を撫でられながら。

パンツの前が気持ち悪い。俺の下着も濡れた。

まだ致命的なことにはなっちゃいないが、先走りでひどいことになっている。

窓の桟を掴んだ右手が、ギリ、と古くなった木材に食い込んだ。

もう最後まで見届けないと気が済まねえ。

地獄を見るような、最低の気分だ。しかし、ここでやめたら、今夜はもっとひどい地獄にな

るだろう。

ミカサはまだエレンのチンポを舐めている。そんなに好きなのかよ。

そんな死に急ぎ野郎の皮被りじゃなくて。俺の。

ミカサが立ち上がった。

白いシャツとパンツに包まれた肢体は、むっちりと肉がついている。

そのパンツを、膝まで脱いだ。

怖いくらい白い肌が、尻の肉が見える。かなりでかい。たまらねえ。

エレンのものも、また勃起していた。ミカサが勃起させた。

俺に背を向けて、ミカサが壁に手を着く。尻を突き出す。

糞野郎の身体で隠れて、肝心のところが見えない。

パンパンになったズボンの前を、自分で擦った。

シコりたくても、余計な音を立てるわけにいかない。

生殺しにもほどがある。嗚咽をこらえるので精一杯だった。

ネタ書き込んでもらったのでまた来ました。
スマホで打ってるので、相変わらず誤字脱字が多くてすみません。

とりあえず途中まで。
ジャンはいい男だと思うので書くのがつらいです(ゲス顔)

あまりにもガチ過ぎる

だがそれがいい

ジャンは無理だよな。ミカサとエレンの絆はジャンには壊せないさ(超絶ゲス顔)

ジャン...
と思いつつ続きが楽しみで仕方が無い

最新号でジャンの指揮官適性が垣間見えて好感度更にUPしたのに…不憫だ(´・ω・`)

我ながらなんてゲスい事を思いついてしまったのだろう
なんか目覚めそう、新しい世界の扉が見える
開くべきか開かぬべきか


ジャンが不憫すぎるww

2chのエロパロスレでジャンがミカサを脅迫レ○プするss読んだばっかりだからかざまあとしか思わん

乙!

>>175
それはジャンとばっちりだろww

>>173
迷わず行けよいけばわかるさ

>>175
この夏はそんな薄い本が出る予感

ミカサってエロ同人だとエレン人質にされたり催眠術かけられたりとかばっかりだったよな
最近ようやっとエレミカのエロも出て来る様にはなったけど、

>>179
「エレン、愛してる とらのあな」
でggってみ

>>180
女体化だったじゃねーかふざけんな

>>181
それもまたいいじゃねえか

あいつが、ミカサの尻に覆いかぶさる。

「……して。早く、エレン」

「ちょっと待てって」

まさか。まさか本当に。

しばらくごそごそと位置を狙っていたようだが、ある場所で止まった。

その瞬間。

「ぁ……ひぁあ…あっ…んぁあああんっ!」

笛が鳴ったのかと思った。

とんでもなく高い声で、あのミカサが鳴いていた。

その一声の後は、自分の手で口を覆っている。

なんだ、今のは。

本当にミカサの声か。さっきまで普通だったのに。

冷静な顔と声で何を押し殺していたのか。

男の汚ねぇ尻の陰から、ミカサの白い腿がぶるぶる震えているのが見える。

挿れやがった、ミカサに。

一体いつから、あいつらはこんなことしてたんだ。

面白いほど愛想のない、腕っ節も座学もそこらの男よりは上で、ちょっと近寄りがたい美人。それがミカサなのに。

今、目の前で叱られるガキのように裸の尻を突き出し、チンポハメられてるのがミカサだって?

犬の交尾と大差ないこれが、ミカサのセックスだって?

ミカサの震えが落ち着くのを待っていたのか、そのうちエレンが腰を振り始めた。

ねっちゃねっちゃという、泥を捏ねるような音が微かにここまで届く。

それに合わせて、ミカサが「んぅ」「ぅ、うぅ」と指の間から嗚咽を漏らす。

そのせいで、中でエレンの奴がどう動いているのか、よく伝わってきた。

押し出されるような声は、奥まで突っ込まれたときに出るのか。

はぁ、はぁと獣のような息を吐きながら、目の前でエレンとミカサが性交している。

これが初めて見る生のセックスか。

糞だ。

それでも、ミカサの白い肌が薄闇にチラチラするのから目を離せない。

またあの声が聞けないか、待っていた。

俺に突っ込まれても、あんな風になるんだろうか。

>>179
屹立の巨チンならエレミカやエレアニになってる。エレクリは分からない

アカンコレジャンインポになってまう
さもなきゃ目覚めてしまう

腰をぶつける音が高くなっていく。

ゆるくえぐるような腰の振り方が、打ち付けるようなものに変わった。

カクカクと腰を振る死に急ぎ野郎の下で、ミカサの身体も揺さぶられている。

「ミカサ、ミカサ……っ」

「ひぅ……んんっ…くぁあんっ…え、れ」

「ちんちん気持ちいいか……」

「ん、う、ぅ……ぅんっ……うん……っ」

「本当、いい加減にしろよ……こっちの身にもなれ……っく」

腰を抱えられて、本当に犬の交尾そのものだった。

……交尾。

そうだ。あいつら、避妊は?

サックか何かをつけている様子はなかった。

混乱する。俺はとんでもないものを見てるんじゃないか。

セックスなんてもんじゃない。狂気に呑まれて、じわりと背中に嫌な汗が走る。

こいつら、種付けしてる。

不意にエレンが動きを止め、少し背筋を伸ばした。

その途端、ミカサが振り向いて細い声で懇願する。

「やだ、エレン……抜かない、で」

エレンの腕を掴もうとしたようだが、空振りした。

あいつがミカサの尻から腰を剥がす。

陰ってよく見えないが、濃いピンク色が見えた気がした。

尻の間、妙な窪みがテラテラと光っている。

あれが。

魅入られたように視線が引き寄せられる。あそこにズッポリハメてみたい。

エレンがこちらに背を向けて床に腰を下ろし、足を投げ出した。

「こっち来い」

命令されて疑問にも思わないのか、ミカサがこちらを向く。

シャツの下から、真っ白な腹と脚が伸びている。

厚みがある。筋肉質なはずなのに、魚の腹のように柔らかそうだ。

その真ん中。クソ、よく見えねえ。

毛がないように見えるが、女の毛がどこからどこまで生えているのが普通なのかもわからね

え。

そのままエレンに跨り、しがみついた。

対面座位ってやつか。

いつもと変わらないような、澄ました顔で、男の首っ玉にしがみついている。

目を開いたまま、貪るようにエレンに口付け始めた。

愛しい愛しいエレンのチンポ咥えて、そんなに幸せかよ。

俺の気も知らないで。どういうつもりで毎日顔合わせてたんだ、お前ら。

そのうち、ミカサが膝立ちになり、抑えがちに甘ったるい声で鳴いた。

「んっ……うううっっ……ッ……」

エレンの上で腰を振っている。悪夢だった。

ミカサがエレンのチンポに負けて、服従しきってる。

あんなに夢中で腰を振っている。

糞エレンがミカサのシャツのボタンを外し始めた。

上下に揺られて、あっという間におっぱいがこぼれ出る。

やっぱりそこも真っ白だ。その頂点の、濃いピンク色が、ぶるんぶるんと揺れている。

しかし、すぐエレンの背中に覆いかぶさられ、見えなくなる。

鷲掴みにしてるんだろうな。

ふざけんな。ミカサに胸押し付けられても気付いてないような顔してたくせに。

「ぅ、ミカサ、きつい」

「ごめ、えれん、エレ……っんぅっ……ぁ、はあっ……きもち、いぃ」

腰を振りながら、背中に手を回し、口付けを再開していた。

密着している、というよりきつく巻きついている。

畜生、羨ましい。

俺だったら……ちゃんと避妊して、ミカサがドロドロになるまでハメ倒してやるのに。

(あそこにいるのが俺だったかもしれないのに)

昏い欲望が、腹の底から立ち上ってくる。

(もしかして、相手がエレンじゃなくても)

エレンが後ろに手を着き、ミカサに押し倒された。

(ちょっと強引にでも、ハメちまえば)

完全に騎乗位になる。エレンが横になると、とうとうミカサの全身が見えた。


(お、おぉお)

毎晩夢想していた裸体が、目の前で痴態を晒していた。

口をきゅっとむすんだミカサの顔は、いつもより少し険しい。必死になっている。

ガニ股になって、エレンの上でじゅぽじゅぽとチンポハメてる。

(なんだこれ。なんだこれ)

シャツを一枚羽織っただけで、胸が完全に露出している。

窮屈な服に押し込められていて、着やせしていたのか、予想よりは大きい。ぷるんぷるんと

小気味良く揺れている。

その下、しなやかにうねる腹筋の下、真っ白でなだらかな肌の最終地点。

広げられた足の間に、エレンのペニスが突き刺さっている。

時々テラテラと光を反射し、ヌルヌル感が伝わってきそうだ。

エレンがたまに腰を突き上げて見せると、不意の快感にミカサが首を振る。

覗きこめないせいで、肝心の女性器の形はよくわからない。

でも、割れ目から時々赤いようなピンク色のような、淡い色が覗く。

いつの間にか身体の震えが止まり、夢中になって記憶に焼き付けていた。

騎乗位になってから、開き直ったのかミカサがよがり声をあげ始めていた。

「あ、ぁ、エレン……っ好き、すき、すきっ」

まんこでちんぽ食いながら言うことじゃない。

もう、俺の好きな、クールビューティーの陰も形もなかった。

黒髪を振り乱し、切れ長で黒目がちな瞳に涙を貯め、唇が震えている。

「なかに、中にほしい……エレンの、精液ほしい……」

「あぁ、あぁ……!」

もう何が聞こえているのか、意味を把握するのもつらい。

「欲しけりゃ、搾り取れ、ミカサ……っ……中、すげ、ぎゅんぎゅんくる……」

「エレン……エレンん……っ」

「くぅっ……」

ずる、と座り込んだ。

見た。ミカサの膣に出された精液が、逆流して零れるところを。

それでも腰を振り続ける2人を。

気が狂ってしまいそうだ。

気づくと、パンツの中に射精していた。そのまま、萎びたペニスはうんともすんとも言わない。

これが人生最後の射精じゃねえだろうな。

(あいつら、正気じゃねえ)

這うようにして、寝所までのろのろと戻った。

下着を換え、毛布に包まる。

(犯してやる)

ミカサ。あんな淫乱だとは知らなかった。

(清廉だと思っていたのに。とっくに死に急ぎ野郎とハメまくりかよ)

絶望で目が充血していくのがわかる。

(今日のことで脅せばいい。股を開かせればこっちのもんだ)

ぐぅ、と喉が掠れた音を出した。

そのまま、ぼたぼたと涙が出てくる。

(できるわけねえ……)

肝心の息子が使い物になる気がしねえ。

エレンが戻ってきたのは、さらに深夜になってからだった。

何発もキメてスッキリか。

今すぐ殺してやりたい。

でも、俺にそんな度胸はもうねえ。

好奇心、猫をも殺す
ジャンはムスコを殺されたわけだが

悶々としながら、朝を待った。

誰よりも早く食堂に向かう。

あいつと朝の挨拶なんかしたくなかった。

フラフラと廊下を歩いていると、澄んだ声がした。

「ジャン」

ばね仕掛けの人形のように、飛びのきながら振り返る。

いつの間にか、すぐ後ろにミカサが立っていた。

赤いマフラー、カーディガン、長いスカート。

そして、何を見ているのかわからない、表情の読めない瞳。

いつものミカサだった。

「おはよう」

「ぅお、おはよう」

「昨夜のことだけど」

心臓が凍るかと思った。

「誰にも口外しないで欲しい」

「おい、気付いてたのか」

喉に、熱した鉄のような塊がせりあがってくる。

「たぶん、ジャンが去るとき。私も驚いた」

照れも恥じらいもない。

俺のことは眼中にないってことか。

「私はいいけど、バレるのは、エレンが嫌がる」

「おま……」

「それだけ。じゃあ」

ジャンさん気の毒にな(ゲス顔)

立ち去ろうとするミカサを、思わず呼び止めた。

「待てよ!」

「何?」

「いや……」

何を言えばいいのか。俺の口から、何か言うべきことなんかあったか?

あれだけ頭の中でぐちゃぐちゃに犯してやったミカサは、いつもと変わらない顔をしている



俺の好きなミカサが、まだここにいる。

「……身体、大事にしろよ。女、なんだから」

「大丈夫」

「あいつも……お前ら、あんまり無茶すんな」

不意に、右手に冷たいものが触れた。

ミカサの細い指が俺の手を掴んで、胸の高さまで引き上げた。

心臓が口から飛び出しそうになる。

ぎゅ、ぎゅ、と2回、力を込められた。

「ありがとう。ジャン」

ゆっくりとその手を下ろされる。

そのまま、今度こそミカサは背を向けて食堂に入っていった。

「おい」

呆然と、立っているしかない。

「おいおい」

喜ばしいことに、今の刺激だけで股間が熱くなるのを感じていた。

「ふざけんなよぉ……」

これでチャラになった気分になるなんて。

「どうなってんだよ。俺は」

ゴッ、と壁に側頭部を預ける。痛ぇ。


「誰でもいいから、他の奴にしとけよ、俺……」

無理めにもほどがある初恋だった。

それはまだ終わっていないらしかった。




-終わり-

覚醒ジャンにならミカサを任せられると思うくらい好きですジャンかっこいいジャン
惚れた女にも盲目にならないし意見も言ってくれるジャン
ミカサの傷についてエレンの目の前で言及してくれたジャン
エレミカのままごとを3年見せ付けられたのに、地下室であんな態度とっちゃう一途なジャン

ジャン大好きですわ。

また需要とネタがあれば書きにきます。
おやすみなさい。

乙を惜しみない乙を
まっこともって素晴らしい
最後の最後がどうなるものかと思ってたわけですが
アレほどドロドロに煮えたぎってたものがこういう形で消化されるのも
ジャンであったからこそ、また>>1さんがジャン大好きであったからこそでしょう
心底参りました

最後に、酷くゲスいネタ振りをして申し訳ありませんでした

乙乙乙!
エロいのに卑しくはない、何だこの読了感
素晴らしい、お疲れ
ジャンがもっと好きになったよ

エレンが兵服で倉庫に入っていくのはミスです。
ミカサ兵服、エレン寝巻きでした。誤字脱字はスルーしてください。

短期入院中で消灯後とか暇なので、スレが落ちなければ何か書かせてもらいます。

落としてたまるかァー!

乙!
凄く良かった!
ジャンを惨めすぎないところに留めたのに愛情を感じたよ

NTRニーでしか精子出なさそうとか十分惨めなんじゃ無いですかね…

すまん、泣いた(色んな意味合いで

ジャンにはマルコがいるじゃん

ミカサ「寝取られとは言っても、私は最初からジャンのものじゃない」

今更ですがトリップつけていきます
違うもの書くときは新しくスレを立てる方がいいかなと思いましたが、エロが増えるのもアレなので……。
もう少しエロ書きたいし

勝手に嫉妬してるだけだよなw

ジャンは失恋乗り越えられる子!!

シチュの希望とかあったらどうぞ。もうエロはここに吐き出したい。
退院までは書く時間がとれそうなので。
エレミカ厨ですがミカサなら大体いける気がします。

エレミカアニをリクエストしたい

>>217

あなたのエレミカは素晴らしい、ので、もっと読みたい

じゃあエレン×ミカサ×サシャの3Pとかどうだろうw(無茶振り)

個人的には普通にエレミカが読みたい
SSだとどうしてもマトモなミカサは希少だしそれがエレミカなら尚の事…なんで

>>221
あー、それはあるな。いつもミカサが変態な感じで純粋無垢(性的な意味で)なエレンに迫るって感じだし

アルミンをなんとか巻き込めないだろうか

>>223
アルミンをどうする気だw掘るのか

スレタイに則って女子たちにエレンの性玩具になってもらおう

ハーレムじゃなくてそれぞれパラレルって感じでイチャラブ種付けとか

あなたの書くエレミカが好きだ
ので、もっと書いてほしい

あらぶりすぎた
スレ汚しすまん

レスいっぱいついてて驚きました。みんなエロいな。

すみません、わたミカサがかわいそうなのは多分無理です。
どのキャラにもあんまり損をさせたくないので(ジャンはラッキースケベです)。

3Pはそこに至る経緯さえなんとかなれば……。
ミカアニレズプレイ+エレンとか、エレミカ×アルミン筆下ろしとかいいなと思うけどどうすりゃいいのかさpっぱり

>>228
個人的にはミカサがエレン意外とするのはいやだなw

あ、レズプレイは良いんだけどアルミンとするとかな

自分はエレンがも少し大人になってミカサへのコンプレックスが解消された状態でのいちゃコラが見たかったり

エレンの巨人化発覚後とか
お互い色々意識変わってそうな気がするからまた違うエロにならんかな

エレンとミカサのみでいいな
他キャラはいらない、ここまで二人だけでしてるんだから誰かが混ざるのは無粋に思える

ミカサがジャンとやるのは俺は何故か知らないけど嫌だな。ミカアニのレズプレイもいいかな。まあエレミカがしっくりはくるよな

>>232
巨人発覚後といえば、女型捕獲後の寝てるエレンに付き添うミカサの画ってのは
貴重な二人きりのシーンなんだよな…

あそこで気を利かせられるのがジャンの良いとこで人気の理由だと思うぜ
呼びに来た上官の姿勢がかなり変だがいいシーンだよね
多分ミカサは隠れてキスくらいしたなおれには分かる

アルミン筆下ろしもいいなと思うがここまでエレミカできたから貫き通して欲しくもある
巨人発覚後もいいな

ここのエレンさんはミカサに将来自分の子を産んでもらいたい、ミカサもそれを望んでいて尚且
エレンとは違う男、例えアルミン相手でも体許すのは違うと考えてると思う
二人だけの世界を考えるとね
そんな中に他の誰かを放り込む事はしないだろう、二人共そこらへんのモラルはしっかりしてると見た
急に他のキャラ混ぜて複数プレイにしたがるってのはどうも悪い癖のように思えてしまうなぁ・・・

どのキャラも損させたくない、というなら濡れ場での登場は無し、エレンとミカサのみでが一番すんなり進むと思う
と、二度書いちゃってごめん

こうなったらもうエレンの子供出産するトコ描くぐらいしか残ってないな
名前はヤマト・イェーガー、ムサシ・イェーガー、シナノ・イェーガーとか?

ふと思いついた
お互い相手に指一本たりとも触れないプレイ
ドア越しに声と息遣いと音と振動だけが伝わってくる
遠距離恋愛のカップルが電話越しにいたすのに似てるけど
ドアを開けてしまいさえすれば触れ合えてしまう、それを如何に堪えるか
もたれかかってるドアに向こう側に勢いよくぶっかかった『パタパタッ』とか振動がおなかに響いてくる、とか

個人的にエレンとミカサが他のキャラとイチャラブは無理です……。
アルミンをエレンミカサが弄るのは家庭内の問題という感覚なのですが。
とりあえずエレミカでいきます。
レスいただくと妄想が捗りますね。

>>240
いいですね。エレンが誘惑されながらなのか、ミカサがおあずけされるのかで迷います。

お前って結構スケベだよな、みたいなデリカシーゼロな一言から
そんなことはない、いやお前はスケベだと言い合いになって
いつしか互いに相手のほうがよりスケベであると実例挙げつつ主張しあって
ついにだったら勝負だ!と、我慢比べになるとかかな……アカン、ミカサが速攻でドア蹴破りそう

ドン、ドン、と音が響く。

「エレン。開けて。エレン」

便器に座ったまま片足を突っ張り、ドアが開けられないように押さえてはいるが、怪力で叩

かれるドアはギシギシと限界を訴えていた。

「どうして。エレン」

「……放っておけよ……!」

「意味がわからない。自慰なんかする必要はない」

「たまには一人でしたいときもあるんだよ!」

肉棒を握ったまま、俺は小声で突き放す。

「そろそろしたくなる頃だと思って迎えに来たのに。ひどい裏切り。開けて」

「開けんじゃねええぇ……」

板と板の継ぎ目から光が漏れるほど薄い板でできたドアと、錆びかけた蝶番が悲鳴をあげて

いる。

わざわざ、夜中に使用可能なうちで一番遠いトイレを選んだというのに。

たまたま催したので、一発抜いて寝なおそうと思ったところを嗅ぎつけられた。

湖面のような穏やかな声と、重い拳の音が幼なじみとは言え恐ろしい。

「もういい。開ける」

「おま、ふざけんな」

「目に破片が入らないようにして」

ぶち破られる……!

そう思った瞬間、とっさに口をついて言葉が出た。

「デートしてやるから!」

しん、と静まり返る。やった。

エレンは慎重に言葉を選んだ。

「今度の外出で、一緒に出かけてやるから。今日は勘弁してくれ」

静寂があった。ミカサは気配が薄い。返事をする気がないのかと思うほどの間を空けて、ミ

カサの声が届いた。

「……手もつないでくれる?」

「あぁ」

「人前でも離さない?」

「振り払ったりしない」

逡巡している様子があった。

夜中の男子トイレの、小さな豆電球がチカチカと点滅している。

「事情を聞こう」

安堵して、ドアに突っ張っていた足を下ろす。

「男には、こうして自分で処理することも必要なんだよ。お前にしてもらってばっかりだと

、自分の身体の制御もできなくなる。お前だってそうだろ?」

「誰でしてるの」

「は?」

「浮気じゃない?」

「あぁ、ミカサで抜いてるよ」

「そう……」

納得してくれたのか、声のトーンが多少下がった。長年の付き合いじゃないと気づかない程

度に。

「ごめんなさい、エレン。私は冷静じゃなかった」

「わかってくれたか」

「お詫びに、何か私にできることはない?」

「わかってねえな……」

手の中のペニスはまだ萎えていない。どうにかして続きがしたい。

ミカサとするのが嫌なわけではない。ただ、優位に立たれることが多いのが多少悔しい。

オナニーしたい。じんわりと下半身を支配する欲望に、ほんの少し口が滑った。

「じゃあ、オカズになってくれ」

「おかず……」

「興奮材料があれば、早く精液出るから。お前が興奮させてくれ」

「わかった。開けるね」

「いや、開けるなって」

ギッ、と蝶番が鳴るのと、ドンと足でドアを押さえるのが同時だった。

「開けないとセックスできない」

「オカズだって言ってんだろ!」

「エレンが何言ってるのかわからない」

「ドアの外でいい。お前、中に入ると絶対挿入しようとするから」

「……ドアの外でどうやってするの?」

「そりゃ……」

完全に思いつきだった。

それと同時に、まだ熱いペニスからじわりと欲望が昇ってきた。

ドアを隔てたまま、凪いだ声で静かに干渉してくるミカサ。どうにか逆転してやれないだろ

うか。

「じゃあ、ミカサのオナニー聞かせてくれよ」

「え……」

初めて、声に明らかな動揺がにじむ。そのままたたみかけた。

「何か、興奮すること言いながらオナニーしてくれよ。それで抜いたら、爽やかな気持ちで

デートできるから」

「やだ……本物のエレンが目の前にいるのに、我慢したくない」

「我慢できたらデートだろ」

「……」

長考していたが、ドアを隔てて見えないということでハードルが下がったのか、ため息混じ

りに返答があった。

「わかった。やろう。でも、やり方はエレンが指示して」

続きは夜にでも。見切り発車です。

巨人化発覚後とか、コンプレックス解消後もいいですね。

大変素晴らしいと思います

このスレわりと生きる支えになってるわ

面白い!

いいね
細かくてすまんけど、時々進撃SSでみるがこの世界って電気あるんだっけ??

灯りはガス灯のイメージ

訓練所の食堂はロウソクだったよなたしか


電気はないんだろうきっと

豆電球は間違いです……。すみません。
何のために今まで月明かりだけで犯してきたのか。
夜間に使える蝋燭も限られてるでしょうね。

あと一人称で書き始めたのを修正し忘れてる箇所もスルーしてください。

>256
気にするな
一番大事なのはエロいかどうかだ

いいんだただ気になっただけだったんだ
(他のSSでも灯りを消す音が カチッ だったりするもんで)

続きを大いに期待しています

暑い時期でもないのに、エレンの背中にじわりと汗が浮かぶ。

「じゃあ、いつもどうやってるのか教えろよ」

「それは……そこまでは……」

「俺のやり方は知ってるだろ。ミカサのも教えろよ」

「……まず、下を脱いで……」

また間が空く。じれたエレンが先を急かす。

「脱げよ」

衣擦れの音がした。思わず右手で、いきりたったペニスを握る力を強くした。

「脱いだ」

「おう。じゃあ次濡らして」

「……もう濡れてる」

思わず、右手が緩くペニスを扱き始める。

「いつも、濡らさない。エレンのこと、考えるだけで溢れるから」

ミカサの声が細くなる。わかりづらい、かすかな情欲の証だ。

「触って」

「……うん」

くち、とごく小さな水音がした。

ドアに寄りかかっているらしく、薄い戸板が少しきしむ。

「説明しろよ」

にじんできたカウパーを肉棒にまぶし、亀頭から塗り広げる。

ミカサの耳にまで届くよう、わざと音を立ててゆっくりと扱く。

「ぬるぬる、を、指につけて……割れ目……全体に、広げる」

「クリトリスまで?」

「うん、今……。あ」

一瞬、声が跳ねた。触ったのか。

エレンの息づかいが大きくなるにつれ、ミカサも饒舌になってきた。

口調は乱れないものの、興奮して声が上ずっている。

「エレン、が触るみたいに、皮を剥いて……ぅ、くるくる、撫でて……」

う、う、と嗚咽が漏れ始める。

エレンが便器から立ち上がって、ドアに身体を寄せる。

その気配を察してか、ミカサが寄りかかったドアがまたきしんだ。

「ぁ、ぁ、エレン、ぁ」

「どうなってる」

「ぶるって、ぶるって、くる」

いつもと同じ、少女にしては低い声だが、言葉が幼くなっている。

出会った頃にもっと甘えてくれたら、こんな感じだっただろうか。

「お腹、ぎゅって、してきた」

「中に指入れて」

「うん……ん、んん……」

犬が水を飲むような音がした。ぴちゃ、くちゃ、と指で濡れた肉をはじく音だ。

「エレ、ン、興奮、する?」

「すげえ興奮してる……扱いてる」

「ぁ、ぁ、ぁ」

エレンの言葉に、粘着質な音が激しくなった。

ミカサがくちゅくちゅと夢中で性器をいじる音に、底なしのカウパーが溢れ出る。

「指、一本なの、に……っ……熱い、エレン」

「中にちんちん入ってるの想像して」

「うん、ぅん……っ!」

ミカサが背中を預けているドアが、ガタガタと揺れる。

キテター

膣をかき回す水音と、ペニスを扱く粘着質な音が、虫の音に紛れて聞こえる。

気がつけば互いにドアに擦り寄り、頼りない板一枚を挟んで性器を弄っていた。

「ミカサ、何考えて弄ってる?」

「エレン、の、こと」

「もっと具体的に」

「……それは……」

言いよどんで、音が止まる。

「言いたくない」

「言えって」

「軽蔑するから」

「男の妄想に比べればかわいいもんだから。平気だって」

「怒らない?」

あぁ、と答えると、ぽつりと呟いた。

「……エレンが、巨人に向けるような顔」

意外な返答に唖然とする。もっと刺激の強い接触をしてきた仲だというのに。

握り締めた肉棒が、痛いほど張っている。

「……よくわかんねえ」

「……エレン、に」

ミカサの自慰の音が再開する。カタカタとドアが小刻みに揺れ続け、衣擦れと柔らかい肉を捏ねる水音が続く。

「エレンに、犯されて、頭から、食べられ、て、しまいたいと、思う……ときが、ある」

声は快感に震え、細く高く、エレンの耳朶を痺れさせる。

「あんな風、に……エレン、に見られて、壊れるまで……っ……いっそ、壊され、たら」

ガン、とドアに何かが打ち付けられ、ズルズルと布が擦れる音がする。

立てなくなったミカサが、ドアを背に膝から崩れたらしい。

「お腹に、おま、おまんこ、に、ぶちまけられ、て……死ぬ前に……エレン……に、壊され、たい……」

ひ、ひ、としゃくりあげる声が漏れ始めた。

夢中でペニスを擦りながら、戸板に顔を寄せる。

ミカサが童女のように蹲って、性器を弄り狂っているそこに向けて。

「やってやろうか」

ガタン、と一際大きくドアが揺れ、ミカサが息を呑む音が聞こえた気がした。

「俺の気に入るようにできたら、一日好きなように犯してやる」

「……エレン……」

「指増やせ」

「ぁ、ん……っ……エレン、の」

ぐちゅぐちゅと音が一際大きくなる。

ミカサの入り口はきつい。2本指を捻じ込まれれば、掻き回すのも容易でないはずだ。

「エレン、の、見たい」

「そこでイってみろ」

「っ……ここじゃ……無理……っ……そっち、行かせて……座らせて、エレン……」

ゴクリ…


甘い声で鳴きながら、懇願される。

一瞬迷ったが、エレンはトイレの簡易鍵に手を伸ばした。

「入れ」

開いたドアから、ミカサがふらりと身を滑り入れてくる。

黒い髪が頬の辺りで少し乱れ、頬や耳は白い肌に朱が差したように染まっている。

その切れ長な瞳と目があった瞬間、手首を掴まれた。

背中を壁に強か打ちつける。

そのまま手首を壁に縫いとめようとするミカサに抵抗し、ギシギシ肩が鳴った。

「……フッ!」

ミカサの足を払い、強引に便器に座らせる。

「……下半身丸出しで、何やってんだよお前は……っ」

壁に押し付けられ密着されたら、筋力で押し戻すこともできなくなるところだった。

フー、フー、と2人は肩で息をしながら、狭い個室の中で睨み合う。

ちょっと休憩します

一旦乙


ミカサがドスケベ素晴らしい

エロいな。ミカサの声優さんすいません

このエレンさん賢者タイムに後悔しないんですかねぇ

>>273
一発やってから賢者タイムに「もうやめよう」って言わせたりしてます

エレン健全やな
俺なら「もう濡れてる」発言を引っ張って言葉責めにしてたわ


小一時間ぐらい

実力行使が失敗して観念したのか、ミカサはそれ以上暴れはしなかった。

不満を顔に貼りつかせたまま、ひたとエレンの瞳を見据えている。

手負いの獣を相手にするも同然だった。

完全に演技だったわけではないらしい。白い腿に、なめくじが這ったような粘液が膝の近くまで垂れている。

下肢に力が入りきらなかったのだろう。そうでなければ、あのままエレンは犯されていた。

「しおらしい素振りしやがって」

目の前で獲物を取り上げられたミカサは、むっと口を引き結んで答えない。

その正面に仁王立ちになる。

「俺と外出したくねえのか」

「したい……」

「じゃあオカズだろ」

ミカサの目と鼻の先に、テラテラ光る亀頭を突きつける。

「ミカサから触るのはダメだからな」

閉じたままの唇に押し付け、カウパーを塗りつける。

粘液の糸を引きながら離すと、ミカサが斜め下に目線を逸らしながら、赤い舌でそれを舐め

た。

「……デートの終わりにキスして欲しい」

「言うとおりにできたらな」

恨めしげに見上げるミカサに覆いかぶさる。

気の強いミカサの顔に、ペニスを突きつけるのは悪い気分ではない。

斜めに視線を逸らしたミカサが、時折匂いたつ男性器を盗み見ている。

「下、脱げ。前も開けて」

膝まで下ろされていた兵服のパンツと、支給品の下着、ブーツを脱ぎ捨てる。

黙々とシャツのボタンを外し、引き締まった腹部と張りのある乳房を晒す。

荒い呼吸を押し殺しながら、エレンが命令した。

「膝抱えて、足広げろ。指で開いて、見えるように」

このエレンは掘りたくなる。

続きキテター!
しかし「あのままエレンは犯されていた。」の一文にちょっと笑ってしまったw
普通それをするのは男の方やろwwwと

いやしかし>>266あたりでは開けるなよエレン犯されるぞ
とか思っちゃったしやっぱり

ここのエレンけっこう男っぽいと思うんだけどね
なんでかねー

珍しく反抗的な態度で、ミカサがエレンを睨みつける。

しかし、不満を口に出す前に、おずおずと腕で膝を抱えた。

幼児が、排尿のとき母親に抱えられるような姿勢だ。

濡れそぼった陰部が丸見えになる。

ミカサが顔を伏せるように横を向き、震えていた。

「見えねえよ」

「……エレン、あんまり」

「クリトリスも剥いて、さっきみたいにしろよ」

ぐ、と何かを堪え、ミカサの指が秘所に伸ばされた。

指で陰唇を広げ、淫核の皮を剥きあげる。

「ほら」

声に促され、ミカサの白く細い指が膣口を探った。

指先が、関節が、ゆっくりと呑みこまれていく。

「う、うぅ、ひ……ん」

泣きそうな顔で、自ら慰めるミカサに見入り、エレンも自らを扱いた。

足の間に身体を差し入れ、顔を近づける。

互いの熱い吐息が吹きかかる。

ペニスの熱が伝わりそうなほど膣口に近づけ、あと指一本分の距離で決して接触させない。

膣奥までペニスを捻じ込み射精するのと、また違った征服感がある。

「物欲しそうな顔しやがって」

「ちが、う……」

反論された瞬間に、亀頭で無防備なクリトリスを一瞬だけ撫で上げる。

「ひっ」と悲鳴をあげ、ミカサの膝がビクビクと痙攣した。

「自分も好きな癖に、人のオナニー邪魔しやがって」

ぐちゅぐちゅと大きく音を立てて、ミカサの膣口の前で肉茎を扱く。

バターの色に近い白い肌、エレンを求める粘膜の充血したピンク、涙を溜めた瞳と髪の艶や

かな黒。

それがミカサを構成する色のすべてだった。

そこに赤黒い剛直を突きつけ、いつでも犯してしまえる距離で見せ付ける。

もはや従順に、膣内を指で掻き回すミカサの顔に息を吹きかける。

「イキそうだ……このまま」


堪えるように唇を噛んでいたミカサが、はっと出口の方に顔を向けた。

エレンも動きを止め、壁を透かし見るように警戒する。

ひと呼吸置いて、足音が響く。

「誰かいるのか」

目配せし、互いに息を殺した。

>>280
2人とも性衝動が暴力と結びついてるつもりで書いてるので、ミカサもちょっとアレです。
初対面のエレンと性欲が結びついてるというか。

エレンは駆逐モードに近いアレです。

そろそろ御褒美の一つもあげとかないとふとした瞬間に騎乗位で犯されそうww

「おい、誰か」

「……ライナー」

できる限り平静を装い、エレンが応えた。

「エレンか。どうした。腹でも痛いのか」

「あ、あぁ、ここのトイレじゃないと出ないんだ」

繊細だな、と笑われる。

個室を使うつもりはないらしい。用を足す水音がした。

狼狽し、抱えた足を下ろそうとするミカサを膝で小突く。

そのまま、できるだけ音を立てないよう、ゆっくりと扱き続けた。

ミカサが首を横に振る。

その顔の前に、性臭を放つペニスを突き出した。

「長いな。本当に大丈夫か」

「く、あぁ、もうだいぶ楽だよ」

「無理はするなよ」

亀頭に欲望が漲る。破裂しそうなそれが、ミカサの鼻にほんの少しだけ触れる。

「どこでも済ませられるようになった方がいいぞ。ここはよく逢引に使われるらしいからな。
 男女でも、男同士でも。邪魔はしない方がいい」

「大丈夫だ、もう出る、から」

怯えて首を振るミカサの口元に、肉棒を突き出し、ねっとりと扱く。

何を求められているのか察したミカサが、一瞬目を閉じたあと、おずおずと口を大きく開けた。

「……出る……」

エレン曰く「わざわざ、夜中に使用可能なうちで一番遠いトイレを選んだというのに」
ライナー曰く「どこでも済ませられるようになった方がいいぞ。ここはよく逢引に使われるらしいからな」

あれれー?お兄さんあわよくばそういう現場に遭遇して覗く気で来てるんじゃないのー?

まさかのライナーとは…

だぽん、とミカサの喉奥を狙って勢いよく精液が飛び出す。

最初の一口分を叩き込んだ後、猛然と扱いてミカサに撒き散らした。

顔に、胸に、さらにその下まで、飛沫が散る。

そのまま腰を落とし、ミカサの急所にペニスを押し付ける。

「……! ……っ……」

挿入はせず、亀頭をぐりぐりとクリトリスに押し付けた。

搾り出された精液が、びゅる、と淫核にまとわり付く。

暴れないよう必死で自分の脚を腕で抑え、ミカサは悶えていた。

「じゃあ、本当につらかったら俺に言えよ」

「あぁ……」

何とかそれだけ返答し、ライナーの足音を見送った。

踵の音が聞こえなくなるのを待ち、さらに亀頭を押し付ける。

「いひゃっ……」

ミカサの右頬は粘度の高い精液に覆われ、飲みきれなかった精液と涎が口元から垂れている

恋人に向けるものとは思えない形相で、エレンがミカサを責めたてる。

鈴口に押し付けるようにして、柔芽を転がし、押しつぶす。

それをしつこく繰り返すうちに、痙攣したままミカサは弛緩した。

腕で支えきれなくなった足はしどけなく広げられ、がくりと首が落ちている。

暴行されたようにしか見えない姿に、なおもエレンはペニスを擦り付ける。

口元の精液を塗り伸ばし、かき集め、唇に押し込んだ。

「ぅ、んん……っ」

虚ろな声で、一瞬意識が飛んだらしいミカサが覚醒する。

跪き、呆然としている女の、陰部に今日初めて指で触れる。

クリトリスに大量に擦りつけられた精液を指で集め、膣口に押し込んだ。

「や、やぁあ……」

ぬるりと侵入してきた指の感触に嬌声があがる。

胸や腹に散った精液も、そうして膣に擦り込んで、ようやくエレンは気が済んだ。

ふぅ、と息をついて、ミカサの顔を見上げた。

その頬に、涙が零れていた。

「お、おい」

動揺したエレンの声に、顔を背ける。

「大丈夫……」

「全然大丈夫じゃないだろ……」

慌てて、紙でミカサの顔を拭う。

「悪かった。やりすぎた」

「大丈夫」

頑固に言い張るミカサに、今は言葉をかけても無駄だと、エレンは身支度を整えてやる。

体液を拭い、下着を履かせようとしていたら、ミカサがぽつりと呟いた。

「……これで、エレンとデートできる」

涙目でボロボロになってしまったミカサの顔を、胸に抱きしめた。

背中に手が回され、ぎゅっと子供のようにしがみついてくる。

「ごめん……」

う、と嗚咽を漏らしたミカサの髪を、乱暴に掻き回す。

「手もつないでやるから。欲しいものも買ってやるから」

「いらない。一緒にご飯食べて欲しい」

ぎゅうぎゅうと強く胸に押し付けても、ミカサはおとなしくされるがままになっていた。

「……俺の、オカズ、な」

今度こそ服を着込み、ブーツを履くミカサにエレンが語りかける。

「ミカサよりよっぽどひどいんだよ。それこそ言ったら別れられるかもしれない」

「言ってみて」

個室の壁に寄りかかり、俯いたエレンがぼそりと声を床に落とす。

「……初めて会ったときの、お前の泣き顔」

じっとエレンを見上げていたミカサが、ゆっくり頷いた。

「納得した」

「え」

「エレン、私が弱ったりしょげたりしてるとき、よく見てるから」

「……嫌な奴ですまん」

「妄想は自由」

立ち上がり、ミカサが軽く伸びをする。

こちらに向き直った彼女は、もういつものミカサだった。

「おかげでいい思いもできそうだから」

「デート1回じゃ割に合わないだろ」

「内容を充実させる」

ふ、と微かに口角が上がる。

「1日、好きなようにさせてくれると言ったから」

怖い女の笑みに、思わず後ずさる。ドアに背が当たった。

調子に乗ると後が怖い。

(オナニーは申告制にしよう)

そうエレンは決意した。

終わりです。
もらったネタと違ってきてしまいましたが、もうエレンもミカサも好きにすればいいと諦めました。

ライナーだったのは……トイレがハッテン場にも使われてるから……。

乙ミカサ可愛いたまらん
ゴリラェ…

まだ続きが見たいぜ

乙!
すげえ良かった
なんというか、ここのSSのエレンに(性的に)ズタボロにされるミカサが、
たまらなく好きだと改めて思ってしまった…

乙でした
最後はいつも日常に戻してくれて助かるよ
でないととんでもなく濃い夢見そうなんだよな、このシリーズ

ところで途中でライナーがレスしてたような…気のせいか


このエレンもミカサもドスケベだな
そしてそれを描きだす>>1は超弩級スケベだな(賞賛)

乙!
毎度毎度素晴らしいエロさ

エロにはならんかもしれないがこの後のデート編も見てみたいな

乙!
これはエロい!ぜひこの後のデートも書いて欲しいな
ミカサの笑みが怖いけど惹かれる

>>301
ハッ! 光栄であります!!

デートも需要があれば書きますけど、たぶんエロくはならないかと。
とりあえずエレミカアニぼちぼち投下します。
エレンとアニの絡みはほぼないのと、レズプレイがあるので苦手な方は注意してください。

エレミカにアルミン混ぜるのはどう悩んでも無理っぽいです。

「性犯罪を犯してしまった」

食堂の席に着くなり、俯いてそう漏らしたミカサに、エレンとアルミンが固まる。

咄嗟アルミンがエレンを見る。慌てて首を振った。

「お、俺は訴え出てねえ」

「え、それじゃ」

3人が頭を寄せ合う。周りに聞こえないように声を潜める。

「自分でも混乱している」

「何があったの」

アルミンの問いに、神妙な面持ちでミカサが白状する。

「昨夜、アニに触った」

へえ、と安堵混じりにエレンとアルミンが感嘆する。

「お前ら仲悪いと思ってた」

「アニも女の子同士、じゃれあったりするタイプには見えないけどね」

微笑ましい。ミカサも女子とそんな風に関わることができるようになったのか、と笑ってい

ると、

「アニの足の間に触った」

空気が凍る。

「ミカサ、それは」

「信じて、アルミン。私にそのケはない。なかったはず」

「意味わかんねえ」

アルミンが正面に座ったミカサを見つめ、指を組む。

「……事故?」

「ではない」

「順を追って話して」

目を伏せ、大きな身体を精一杯縮めるようにして、ミカサが言葉を紡ぐ。

「昨夜、消灯前に少し言い合いになった。主に対人格闘訓練のときの態度について」

「エレン絡みか」

「必要以上にエレンを痛めつけないで欲しいと。エレンが望んでいることだと言われて、頭

に血が昇った」

乾いた唇を舌で湿して、ミカサが続ける。

「周りに止める人もいなかったから、思わず胸ぐらを掴んで」

「何やってんだよ」

「そうしたら、柔らかいものに触れて……」

男2人が息を呑む。

「そのまま押し倒した」

「待って」

「話がつながらねえ」

「思った以上に柔らかかったから……」

エレンが頭を抱え、アルミンが組んだ指に額を押し付けた。

「私は、おかしくなってしまったのかもしれない」

「俺の頭もとっくに限界なんだが」

「僕だって……朝から幼馴染のこんな話を聞かされても」

「今朝はアニが起きる前に部屋から逃げた。どうしよう、アルミン」

金髪を揺らし、アルミンが横に首を振る。

「問題を先送りにしても仕方がない。落としどころを決めた方がいいよ」

俯いたまま、3人でぼそぼそと会議する。

「ミカサは後悔しているの? アニは怒っていた? 今後どうしたい?」

「アニは……わからない。途中から抵抗しなくなった。怒っているなら謝りたい」

「怒ってないわけねえだろ」

ミカサが視線を逸らす。

アルミンの目が険しくなった。

「ミカサ。事故じゃないなら、物の弾み? それで片付けられる?」

「アルミン……」

ミカサが苦しそうに胸を押さえた。

「それが……わからない。またアニと2人きりになったら、どうなってしまうかわからない

。アニがかわいいと思ってしまった」

エレンが椅子を蹴るように立ち上がる。

「聞いてられるか」

「エレン」

アルミンとミカサが同時に制止しようとするが、エレンが声を荒げる。

「家族のそんな話、正気で聞いてられるかよ。第一、ミカサが正気じゃねえ」

食堂に集まり始めた、何人かの訓練兵が振り返る。

「お前が何考えてるのかわかんねえよ」

「エレン! ミカサも混乱してるんだ!」

「お前、これは浮……」

エレンが大声で爆弾を投下しそうになった瞬間、


「ちょっと」


氷のような声を後ろから浴びせられた。

ミカサの肩が震える。

エレンの背後に、アニが立っていた。

「何を言うつもり? あんたは……」

エレンのギラついた目に怯むことなく、その向こうに萎縮したミカサに視線を投げかける。

「ちょうどいい。あんたに聞きたいことがある。後で時間とれる?」

ミカサ色々興味しんしんだなww

面食らったミカサが口を開くより先に、エレンが感情を叩きつける。

「お前が出てくるんじゃねえ。俺たちが話つけてからにしろ」

「……筒抜けってわけ?」

ミカサ、アルミン、エレンと順にねめつけて、諦めたようにため息をついた。

「わかったよ。じゃあ、そこの死に急ぎ野郎も同席して」

「あぁ?」

「ここでこれ以上騒ぐつもり? あんたが恥をかくだけだよ」

「わかった。行こう」

ミカサの返答で、しばらく4人が視線を探り合う。

不意にアニが輪から外れ、離れたテーブルに向かって行った。


「おいおい修羅場か」

「死に急ぎ野郎の何がいいんだ」


軽く野次を飛ばされながら、3人は砂を噛むような朝食を摂った。

その日は、夕餉もそこそこに少女二人と少年一人が備品倉庫に集った。

空気が軋む音が聞こえるような、緊張した一日を過ごし、それぞれの顔にうっすらと疲労が

浮かんでいる。

さっさとケリをつけてしまいたい。

互いの距離を測りあって立つエレンとミカサから少し離れ、アニは重ねられたマットに腰か

けた。

悪びれた様子のミカサと、鬼気迫るようなエレンを順に見やり、アニが口火を切る。

「あんたたち、やっぱりそうだったんだね」

「は?」

「肉体関係」

アニの小さな身体から発せられた一言に押されたように、エレンがたじろぐ。

「そんなわけ」

「今朝の態度で確信したさ。昨夜まで、まさかと思ってたけどね」

ガラス玉のような、青い大きな瞳が、ミカサを捉える。

「……いくとき、エレンって呼んでたから。ねぇ、ミカサ」

はっと顔を上げたミカサを嘲笑するように、アニの顔が笑みに歪む。

「まったく、呆れるよ。茶番に付き合わされるこっちの身にもなって」

「無意識だった。アニ、ごめん」

「謝る必要はないよ。犬に噛まれたのと同じだからね」

毒気を抜かれたように立ち竦むエレンを見やる。

「ちゃんと鎖にでもつないでおいてよ。猛犬もいいところなんだから」

答えられず、エレンが口を噤む。

輪になった3人の間に、長い沈黙がたれこめる。

耐えかねて、ミカサが唇を開く。

「申し訳なかった。アニに嫌がらせしようと思ったわけじゃなかった。……自分が制御できなくて……」

それを聞いて、エレンがミカサの肩を掴む。

「お前、そこがどうなんだよ。女が好きならはっきり言え」

「そういうわけじゃないんじゃないの」

ブレーキの壊れたアッカーマン

おいおい
狂犬はエレンじゃなくてミカサだったのか

興味があるのかないのかもわからない、平坦な声でアニが口を挟む。

「こんな環境だもの。気の迷いで女同士が、なんてよく聞くよ。

 実際同期にもその手の奴はいる。でも、ミカサは今までその手の話もなかったからね。

 そっちの奴らは、お仲間を匂いで嗅ぎつけるらしいから。

 その身長と顔でお声がかからなかったなら、本当にノーマルなんじゃない。違う?」

ミカサが頷く。

「……だから確認しようと思ったんだけどね。本命は死に急ぎ野郎なのか、もしくは……私

個人に関心があるのか。

 まったく、立場がないよ。当て馬扱いされてさ」

饒舌になったアニに圧倒され、エレンとミカサが固まる。

日没直前に倉庫に入ったはずが、いつの間にか窓の外は宵闇だった。

「……見せてやれば?」

「は?」

「このままじゃ収まりつかないんじゃない。特に、そっちはもやもやしたままだろうし」

エレンを小さな指で示す。

まさかのエレンNTR しかも相手は女
…高度だ。食堂にいた連中の誤解ワロエナイw

狼狽し、ミカサが一歩下がった。

「何、何を言ってるの」

「あんただって同じでしょ。このままじゃ気まずいよ。何より私の気が済まない」

闇が濃くなり、まだ目が慣れない3人は、互いの表情が読めない。

「昨日と同じことをするだけだよ。恥をかくだけで許してもらえるんだから、安いもんじゃ
ない?」

「正気かよ」

「もちろん、あんたの監督付き。それ以上許せないって思ったら、中止していい。
 
 それとも、たかが女同士で触ることも許せない?」

「そりゃ、いい気はしない……」

「でも、興味あるでしょ。ミカサがどんな顔するのか」

はっとエレンが顔を上げた。

「あんたが知らないミカサの顔を、私だけが知ってるのは、おかしいでしょ?」

大きく頷いた。心臓が跳ね、激しく血が巡る。

「条件は、私の身体に指一本触れないこと。裸を見るのはかまわない。

 ミカサの身体になら、触れてもかまわない。悪くないんじゃない?」

「わかった。それでいい」

「む、無理」

ミカサがかぶりを振る。その影に手を伸ばし、アニが誘った。

「けじめつけなよ。ほら、こっち来て」

エレンに目で促され、ミカサがおずおずと近づく。

アニの隣に座らされ、手首を掴まれた。

「こうでしょ」

薄手のパーカーの胸元に、その手を押し付けられる。

一瞬、手を引こうとした素振りはあったが、それは許されなかった。

横目でエレンの顔色を窺いながら、ゆっくりを指を動かし始めた。

いいなアニの裸

ごそごそと、布を皺にしながら、ミカサの指が蠢く。

「どう?」

「……柔らかい」

「あんたの男、すごい顔して見てるけど」

う、と声を漏らし、ミカサの手が止まる。

「いいから続けろ」

「だってさ」

腕を組み、アニと睨み合う。つもりが、エレンを見るアニの目はどこか余裕を含んでいた。

アニの肩に顔を伏せ、おとなしくミカサは乳房を揉んでいる。

愛撫というにはたどたどしく、無心に続けている。

「……この後は、こうでしょ」

ミカサの後頭部を掴み、アニは自らの胸に抱きこむ。

んぅ、とあがった抗議の声もくぐもった。

「ほら、なんだっけ」

「……いい匂い」

「そう、そう言ってたね」

「かわいい匂いがする」

妙に幼いことを口走りながら、ミカサはぎゅうと顔を擦りつけた。

くっきりとアニの身体の線が浮かび上がる。

小柄な割りに肉付きの良い、むっちりした肢体。

ゆっくり身体を倒したアニの上に、ミカサが覆いかぶさった。

「……エレン、いい?」

甘い声でミカサに問われ、エレンが咄嗟に反応できず声が上ずる。

「あ、あぁ」

許しをもらって、アニの身体にミカサがしがみつく。

体格差が大きい。黒い犬が子犬にじゃれているように見えた。

これはいい!!!いいぞ!!

うむ、いいな

アニの瞳は空虚で、何を映しているのかわからない。

天井を見上げながら、ミカサの髪を手で梳く。

しばらく胸に顔を埋めて唸っていたミカサの手が、パーカーの裾から滑り込んだ。

「アニ、アニ」

「柔らかいでしょ」

「私と違う」

服の上から、胸の辺りに何かが這い回っているのが見える。

顔色も変えず、アニはそれを許していた。

見せ付けるように、その裾をアニが自らたくしあげた。

「ほら、昨夜と同じこと」

白い腹と、丸い乳房が露わになる。

赤みがかったピンク色のミカサより、さらに色素が薄い乳首と乳輪だった。

輪郭もはっきりしない肌色とベージュの中間のそれに、ミカサが吸い付く。

手の届く範囲にいるのに、ミカサの意識がエレンに向いていない。

一緒に暮らし始めてから初めての疎外感に、エレンの腹から苛立ちが昇ってくる。

ミカサは人形を抱く子供のように、アニの身体から離れない。

「柔らかい。かわいい」

「そうかい」

「おいしい」

音もなく乳首を口に含んでいる。

男女のするそれというより、乳児のようだった。

自分より背の高い、彫刻のような身体の美女に甘えられ、アニは妙な心境なのだろう。

口元に薄く笑みが浮かんでいる。

しばらくその時間が続き、エレンが少し困惑を滲ませた。

時折、ミカサがしがみつく場所をアニの肩や腰に変えながら、かわいいかわいいと呟いてい

る。

不意に、アニがミカサの腰に手を伸ばす。

エレンに目配せするが、制止されないことを確認し、ミカサの丸い尻を撫でた。

「う」

無邪気に乳を吸っていたミカサが、口を離す。

今、自分たちが何をしていたのか思い出したようだ。

「いつまで赤ん坊のつもり」

「アニ、そっちは」

「エレンはかまわないってさ」

アニに覆いかぶさったミカサは、エレンに尻を向ける姿勢になっていた。

それを小さな手がひとしきり撫で回し、白いパンツの前をもう片方の手が寛げようとしてい

る。

「そっちは、もういや」

「吸ってていいから」

強引にミカサの顔を乳房に押し付ける。おしゃぶりを与えられた赤子のように、またミカサ

が口に含んだ。

こんな浮気みたいな現場を見せつけられたらエレンもジャンみたいになっちゃうヤバイヤバイ

黙って、パンツの前から手を差し入れられる。

白いパンツの尻の割れ目に、何かが押しこまれて蠢いている。

浮き上がる指の形が窮屈そうだった。

アニが、片方の手でちょいちょいとエレンを呼ぶ。

「……なんだよ」

「だめみたいだよ。何かしてやって」

う、う、と呻きながらアニの胸に顔を埋めているミカサ。

まだ秘所は乾いているのか、少し苦しそうだった。

「……ミカサ」

声をかけ、ミカサの頬を掴んで強引に顔をあげさせた。

マットの隣にしゃがみ、呆けたその顔に口付ける。

「んぅ……!」

乱暴に舌を捻じ込ませると、ミカサの全身が震えた。

「何これ」

アニが声をあげる。

「いきなり溢れたんだけど」

ぬちゅ、と突然水音が響く。

ミカサのパンツと下着を、アニが引き下ろした。

「……大洪水。へえ」

アニの指から手首までべっとりと濡れる。

もう暗闇に目も慣れ、エレンより細い指がそこを蜘蛛のように這い回るのが見えた。

糸を引きながら、粘液がマットに滴る。

「男ってそんなにいい? 私にはわからないけど」

唇を離すと、ミカサが「エレン、エレン」とうわ言のように繰り返した。

「エレンじゃないんだけどね」

ミカサの手を、自分のパンツの中に導く。

「ちゃんと触って」

ん、ん、と唇を引き結び、ミカサも手を動かした。

そこからも、ほんの微かな水音がする。

乳房を晒し、金色の髪をマットの上に広げたアニがエレンを見上げる。

「ミカサに入れたい?」

気づくと、エレンの前が窮屈に張っていた。

わかっているくせに。アニを恨めしげにエレンがねめつける。

「さすがに本番はやめて欲しいわ。生々しいし。これでも私は清らかな乙女だから」

アニの服の中に誘い込まれたミカサの指は、もう動いていない。

「昨夜も欲しそうだったけどね。さすがに無理だから」

アニが清らかな乙女?清らかな乙女はこんな事はしないはずじゃあ・・・・誰か来たようだ

アニの故郷と俺とでは「清らかな乙女」の基準がちがu

ミカサの腰が震え始める。

がく、と膝が時折崩れそうになり、アニの胸にまた顔を埋めてしまった。

「でもこれじゃ、なかなかイケないと思うよ。昨夜もちょっと痛そうだったからね。どうす

る?」

その挑発に、エレンが片膝でマットに乗り上げた。

「ちょっと」

もどかしくパンツの前を寛げる。アニがさっと顔を逸らした。首筋が赤い。

「汚いもの見せるんじゃないよ」

「見なきゃいいだろ」

ほら、ミカサ、と顔を上げさせ、目の前に突きつける。

従順にそれを口に含み、吸い付いてきた。

ミカサの口内は熱い。どこか虚ろな目で、無心に吸い付かれる。

いつものような舌技もなく、乳を吸うようだった。

ミカサの顔に向けてゆるく腰を振りはじめたエレンを見やり、アニは眉をひそめる。

「……巨人よりグロテスク」

唾液が足りず、滑りは良くないが、ちゅこっ、ちゅこっと音を立てて吸い付いてくる。

「指入れていい?」

「やめろ」

「わかったよ」

ん、ん、とミカサから微かな嗚咽が漏れる。

アニの指が激しく水音を立て、充血した柔らかい肉を捏ねた。

「んんっ……!! ……っ……!」

イったらしい。ミカサがガクガクと震え、喉を逸らす。

目を堅く瞑り、子供が泣くような顔で口を開いた瞬間、亀頭がこぼれた。

その顔を両手で挟み、強引に口内に捻じ込む。

「ふ、ぅうっ……」

口蓋を亀頭で擦り上げ、ドクドクと射精した。

反射的にミカサが吸い付き、アニに精液が零れずに済む。

呼吸を整えながら、ゆっくりミカサが肉棒から口を離す。

その頬に、アニの手がそっと添えられた。

いやいやと首を振るミカサにの口を吸った。

「おい!」

エレンが引き剥がそうとしたが、もう遅かった。

いくらかの精液を奪ったらしいアニが口をもごつかせる。

冷ややかな表情を張り付かせていた顔が、急に歪んだ。

「えほっ……うぇ」

倒れこんだミカサの下で、大きく咳き込む。

「何これ……毒液?」

「ミカサはおいしいおいしいって言うけど」

「やっぱりおかしいわ。これなら二度と口に入れたくないよ」

なに、>>1は天才なの?

アニが服を直し、エレンがペニスを拭いてしまう頃、ミカサが意識を取り戻した。

腕で突っ張って上体を起こし、眼光鋭く2人を見回す。

「……私は、生き恥を晒した」

「そうだね」

アニとエレンが頷きあう。

「二度と……醜態を晒さない。二度と。エレン以外には、指一本触れない。

 女であろうと。私は、けだものだった」

「それが原因なんじゃないの」

拳を握って震えていたミカサが、顔を上げる。

金色の髪の束を指でまとめ、括りなおしていたアニが、エレンとミカサを順に見やる。

「浮気に原因もクソもあるかよ」

「……察しが悪いね」

「はっきり言え」

「ミカサ。あんた、ここに来るまで女友達いた?」

ミカサがかぶりをふる。

「友達は、エレンとアルミンだけ」

「だろう。それで、シガンシナが陥落したとき、親御さんを亡くして孤児になったわけだ」

「養い親だけどな」

「……そう。変なこと言って悪いね」

「いい。アニ、どういうこと?」

マットに腰掛けたアニが、足を組んで頬杖をつく。

髪と衣服を整えるミカサの横で、ゆっくりと語る。


「私もこういう事情に詳しいわけじゃないけどさ。
 
 あんた、マザコンなんじゃない?」

「まざ……?」

「女に甘えてこなかったんだろ。元が甘え下手そうだし。違う?」

「ミカサが人に甘える……想像できないな」

「あんたが言うなら相当だ。まあ、あんたみたいな死に急ぎ野郎には、

 こんな場所で気を張り続ける女の子の気持ちなんて、わからないだろうけどさ」

服の裾を意識するように、アニが手で直す。

「むしゃぶりつかれたけど、妙な感じだったからね。

 欲情されたなら嫌悪感もあるだろうし、私でもわかる。

 でも……実際に見て、思ってたのと様子が違っただろ?」

神妙に頷くエレンに頷き返し、アニは続けた。

「多分……普通なら、女の知り合いに慣れていれば、取り乱すことはなかったんだろう。

 私程度の胸で決壊しちゃうくらいには、限界だったんだと思うよ。

 母性、とまではいかなくても……あんたが甘えさせてやってるようでもなかったし」

ちら、とエレンを横目で示す。

ミカサが膝の上で堅く手を握り、俯いていた。

「私が……マザコン」

「見境なく女を襲う、けだものよりは不名誉じゃないと思うよ」

「でも……マザコン」

かける言葉もなかった。そこにアニが追い討ちをかける。

「乳離れしてないガキみたいだったからね、さっき」

頭を抱えるミカサの髪を、エレンがぽんぽんと叩く。

それを興味なさそうな素振りで横目にしつつ、アニはミカサに体重をかけられた腕を揉んで

いた。

「とんだ目に遭ったよ。こっちは静かに、深入りせずやっていくつもりだったのにさ。

 あんたは、そういうのが向かないみたいだね」

倉庫を出ると夜も深まり、虫が鳴いていた。

「……アルミンに、なんて報告すれば」

すっかり肩を落としたミカサの背を見つつ、エレンとアニは並んで歩いた。

急いで入浴を済ませなければならない。

「なあ、アニ」

「結局、胸以外のところを触らせたのって、アニか?」

「そうかもね」

しれっと答えるアニから、半歩離れる。

「正直、私に触れてくる人間がいると思わなかったから。

 もう、老い先短い人生でこんな経験はないかもね」

「お前は憲兵団志望だろ。何悲観してるんだ」

「……現実を見てるだけだよ」

「とにかく、あいつを煽らないでくれ。

 そういうことをうまくかわせるタチでもないし。また何かあったら」

「約束はできないね」

「おい」

アニの横顔が、ほんの少し月を見上げる。

「そっちの気がなくても、甘えられて悪い気はしないさ」

「……本当にそっちじゃないのか」

「女も男も未経験だよ。ただね」

一瞬、唇を震わせた。エレンが気のせいかと思う程度の間を取り繕い、言葉を紡ぐ。


「かわいいなんて、私に言ってくれる人はもういないから。つい、ね」

終わりです。

なんか色々な人に申し訳ありませんでした。アッカーマン崩壊しました。
またネタと需要があったら書きにきます。

>>329
エレンは強靭な精神力があるから大丈夫……なはず。

これは素晴らしい
理想的過ぎる

じゃあマザコンミカサの本領発揮といきますか

なんか切ない話になったねアニもミカサも。
せめてミカサはエレンとのデートで気を取り直して欲しい。エロなしでもおk

アニとミカサのあんな姿みたら理性を失うな

アニも好きだけどやっぱりエレンとミカサだけのほうが好みみたいだ

ミカサのマザコンって発想は新しいな
理由も納得できる

乙!面白かったぜ

マザコン×ファザコン
いいね!

ちょっとNTRっぽかった。
デートで何させるか今から考えます……。

人がいたら、やったことないけど安価とかしてみて大丈夫ですかね
エロは多分ない予定

いいんじゃない

あ、アルミンにお土産買うのと、昼ご飯食べるのは決まってます。

いちゃラブ的なシチュ安価
>>360

う〜ん
ミカサからエレンへマーキング
アクセサリーか何か付けさせるとか

飯食うなら「あーん」に決まってるだろ

>>358
いいですね

人がいなくて安価できないワロス
0時くらいまで書き込みがあったらそれ使わせてもらいます

・いちゃラブ的なシチュ
・エレンからミカサにすること
・ミカサからエレンにすること
辺りあると楽しい

>>359
やったるでええ

日差しが強い。待ち合わせの門を抜けて、濃く影を作る木陰に急いだ。

木に寄り添っていた人影が、ゆらりとこちらに向かってくる。

「エレン」

「お前、日向に出てくんなよ」

「エレンこそ、帽子くらいかぶって欲しい」

「それ女物だろうが」

ミカサが被っていた麦藁帽子を、エレンの頭に乗せようとするのを振り払う。

「見たことない服着てるな」

「サシャから借りた」

半袖の、白いシャツワンピースが眩しい。

帽子にはモスグリーンの細いリボンと、小さなコサージュが飾られている。

「凝ったもの持ってるんだな」

「それがサシャの意外なところ」

普段やらない事の方がいいよな〜
エレンがミカサを甘えさせる

石畳の上なら陽炎が立ちそうな陽気の中、ミカサはほとんど汗をかいていないように見える。

「エレンはよく気がつくようになった」

「は?」

「前だったら、服のことなんて何も言ってくれなかった」

布地の多い、よく広がる上等の服らしかった。

ミカサが歩くたび、ふわふわと魚の尾ひれのように揺れる。

「言ってやれとは言われてたし、気づいてたけどよ。言わなかっただけで」

「おばさんの教育の賜物」

ふ、とミカサの目元が緩む。

機嫌が良いらしい。よくしゃべる。

「エレンが大人になるのはうれしい。でも、本当は女の子の扱い方なんか覚えてもらわなくていい」

>>363
ええのう

ぼちぼち投下しながらいきます

ナンパ男が寄ってきたのに対して「俺の女に手を出すな」はどうだろう
その延長でナンパ野郎に腕を掴まれたり触られたりしたところを「消毒」するのを見せ付けてみたり

いちゃラブ祭待ってました神様

お姫様抱っこが見たいです神様

>>366
ミカサがエレンを守るシチュしか思い浮かびませんでしt

待ってました
ここのミカサは結構女の子してるんだな〜
そんな一面をもっと見てみたいな

エロ書きすぎたのでまったりのんびりしたいです

>>367
ok

ミカサにナンパしたらナンパの奴が削がれる

「なんだそれ」

「エレンとアルミンが女の子の扱い方を覚えたら、きっとモテる。少し寂しい」

「モテ……とか言ってる環境じゃねえだろ」

「それでいい」

妙にミカサの声が甘い。いつも濡れたような黒い瞳が、鏡のようになっている。

半歩下がってついてくるミカサの方に、左手を伸ばす。

「今日は手、つなぐんだろ」

「……こういうこと。よそではしないで」

「しねえよ……」

手のひらに、ミカサの細く長い指が引っかかる。

数歩、そのまま躊躇していたようだが、すぐに指を絡ませられる。

ひったりと手のひら同士が吸いつく。ひんやりとした、懐かしい温度だった。

うん、いいねいいね

手を引き寄せる。簡単に、ミカサの身体ごと近づいた。

どんな顔しているのかと横を見れば、濡れたような切れ長の瞳と目が合う。

「顔近ぇ」

「エレンが引っ張るから」

「暑苦しいか」

「平気」

木陰を歩いていても、汗が噴出してくる。

エレン自身の腕と、体温の低いミカサの腕が触れて心地良い。

「お前こそ、そういうのはよそ行きのときだけでいいからな」

「うん」

「あんまりチャラチャラすると、どこかで母さんが心配する」

別人のような服を着られると、妙に気恥ずかしい。

昔はよく手を引いて歩いた。今更手をつないだくらいで照れる関係ではない。

なのに、なぜだか顔を直視できない。

息遣いが聞こえるほど、影がひとつになるほど寄り添っているのに。

「エレン、大丈夫」

そっと声をかけてくる。

「恋人に見えるはず。手をつないでいても、子供っぽいとは思われない」

訳知り顔なミカサがくすぐったくはあったが、腹は立たなかった。

ガシガシと頭を掻く。

「あー……。悪い。俺、一から十まで言ってもらわなきゃわからねえから。自分のことも」

「今のはアルミンの受け売り。今日は女の人らしくした方が、エレンが恥をかかないって」

そう言って、絡めた指に力を込めた。

うおおお始まっとるw

どっかでエレンから「言わせんな恥ずかしい」的なことをなんぞひとつお願いしたい

少し気が軽くなり、改めてミカサを眺めた。

木陰と帽子で出来た濃い影の中でも、首の白さはわかる。

普段は露出しない腕も白い。すんなりとよく伸びた手足が目立った。

大人びた顔つきなのに、今日は初めて会った頃を思い起こさせる。

ちらと目が合い、ミカサは少し顔を伏せた。

「エレン。あんまり見ると、変な気分になる」

「変ってなんだよ」

「言わせないで」

さっと、白い首と鎖骨が朱に染まった。

その色を見て、エレンの顔もかっと熱くなった。

もう広場が近い。そこを抜ければ、雑多な店が並ぶ大通りだった。

「俺、今日おかしい」

「私もそんな気がする」

いつもよりおとなしげなミカサが、エレンに擦り寄った。

サラリと黒い髪が、頬に軽く触れる。

「久しぶりに、一日一緒にいられるからかもしれない」

「あんまり口に出すなよ、恥ずかしくなるだろ」

道の向こうから人が来て、ミカサが少し身体を離した。

その分、強く指を握る。

暑いのに、鳥肌が立つような妙な心地良さがミカサの指から広がる。


通りに出て、屋台を物色する。

軽食堂は込み合っているし、それより高い店に入る気にもなれず、

適当なものを買って公園で食べることにした。

萌えるのでもう時間無制限で、出してもらったネタをできるだけ盛り込みます。
いちゃラブ楽しいですが、エレンとミカサだと定番のことが難しい……。

それはわかるw

というわけで完結するまで、無制限でネタもらえたらできるだけ盛り込んでいきます。

エレンは成長してもミカサを守る! ってならない気がするんですよね。
エレンは自立して対等な関係、ミカサは互いに全力で助け合う関係が好きな気がする。

勿論恋人同士のチューはするんだよな
するよな
してください

A君が心配して後ろから付いてきてたりしないか

エレミカの正当種付けエチ来るんでしょう?

店の人に、パンに卵と野菜を挟んでもらう。

普段食べているものより上等なパンに浮き足立っていると、

「綺麗な彼女だね。どこか連れてってやるのかい」

何気なく聞かれ、エレンは咄嗟に答える。

「家族です」

そうかい、とそれ以上追求することもなく、紙に包んだパンと飲み物を渡された。

ギッ、と握った指を締め付けられ、取り落としそうになる。

「……恋人です」

訂正すると、年配の女性店員が苦笑した。

満足げなミカサの手を強引に引いて、店から離れる。

「お前、そういうのやめろって」

「エレンが悪い」

「……悪かったよ」

あっさり引き下がり、元の歩調に戻った。

トロスト区の市場や大通りは賑わっている。

税が安く、軍人相手の商売で景気がいい。

2人のことなど誰も取り沙汰しない。すぐに人に紛れてしまう。

「エレンはやっぱり、もう少し女の子の扱いを考えた方がいい」

「わざとじゃねえって」

「たまには、昼間に恋人扱いされたい」

多少あからさまな言葉に、エレンの手がかっと熱くなる。

「おま、人前であんなことできるか」

「できることは色々ある」

呆れて顔を向けた瞬間、ミカサの唇が触れた。

頬に口付けようとしたらしいそれは、唇の端に触れて、離れた。

そのまま、何事もなかったかのように黒い瞳が前を向く。

「誰も、私たちのすることなんて気にしていない。大丈夫」

ネタ出ししたいが、考えようとすると何も思い付かなくなる系なので
何の力にもなれそうにない…
与えられた餌を食うだけの人間なので申し訳ない

>>387
家畜の安寧

妙なところで肝の据わったミカサに驚嘆し、思わず口の端を手の甲で拭う。

それを気にするわけでもないミカサが、なんだか小憎らしい。

(もう開き直ってやる)

仕返しというわけではないが、もう余計なことは考えないことにした。

指を解き、何事かと見上げたミカサの肩を、ぐっと抱き寄せる。

身長が近すぎて抱きづらいので、改めて腰に手を回して引き寄せた。

どうだ、と顔を覗き込む。

ミカサが泣きそうな顔をしていた。

反射的に手を離す。

「わり」

「やめないで」

小さく叫んだミカサが、自分の声に驚く。

「……やっぱり、手でいい」

ネタがない?違うな
己の変態性癖を認めたくない、知られたくないそう思ってるだけだ
吐き出せよ!もっと股間を熱くしろよ!
俺だってジャンのノゾキシチュとかドア越しオナニーとか吐き出したんだぞ
俺をみろ!ドスケベだろう!変態だろう!ゲスいだろう!
お前の中にもいるはずだ、変態が!解き放て!

公園には、同じような軽食を広げた人がまばらに散っていた。

ベンチに腰掛け、エレンとミカサも昼食を広げる。

「エレン。食べて」

ひとくち目を躊躇なくちぎって、エレンの口元に押し付けてくる。

「先に自分で食べろよ」

「薄いけど、ハムが挟まってた。エレンに食べて欲しい」

「そういうのやめろよ」

どうしても、ミカサのこういうところはうっとおしい。

「子供扱いすん……あぁ」

思い当たり、エレンはニヤリと笑って、口を開いた。

「あーん」

ミカサが固まる。素直に口を開けたエレンに驚いたわけではない。

「あ、あーん……」

恐る恐る、猛獣に餌を与えるようにパンのかけらを放り込んできた。

エレンの唇に指先が触れ、火傷したように手を引く。

その指を手に握りこんで、咀嚼するエレンを見つめていた。

「これで全部食わせてくれるか」

ミカサの首に汗が吹き出す。面白い。

「いい、もういい」

「そうかよ」

手元のパンをちぎり、スクランブルエッグの零れそうなそれをミカサの口元に持って行く。

「あーんしろよ」

>>390
みかりんがかわいそうだろうが!! もっとやれ!!!

とにかくミカサを甘えさせつつエレンの

ミカサ恋愛耐性無さすぎだ
普通の恋人がするようなラブいセックスしたら
羞恥で死ぬんじゃないか?

失礼
エレンの優しさをさりげなく味わいたいですな
性的な狂気が迸ってたので

ミカサが困惑する。目で「許して」と訴えてくる。

許すはずがない。

「ほら、あーん」

観念しろと口に押し付ける。

「……ぁーん……」

頬が赤く染まっていた。

なるほど、こう扱えばいいのか。

久しぶりに精神的優位に立ち、気を良くしたエレンが次々にパンをちぎる。

「よく噛めよ」

「う」

面白いほど噛むのが遅い。その遊びを繰り返していると、不意に声をかけられた。

「おにいちゃん、おかあさんなの?」

片手に余るほどの歳だろうか。

花でも探していたらしい小さな女の子が、すぐそばに座り込んでいた。

「こいびとなのに食べさせてもらってる」

「家族です」

「おい」

反射的に答えたミカサの肩を掴む。

しかし、その言葉に妙に納得したらしい女の子は、真面目な顔で頷いて駆けていった。

「お前だって慣れてないだろ」

「エレン。私には荷が重いかもしれない」

「何言ってんだよ。今日はまだ長いんだぞ」

1/3近くミカサの口に収まったサンドイッチの残りを、エレンは大きくかじりとった。

>>395
普通のセックスしたことないかもしれませんね

やっぱり普通のセックスしたことないのか
デロッデロに甘やかして困らせるのも
ある意味性玩具なんだぜ

元ネタのスレ主さんが帰ってきたようなのでちょっと休憩して読んできます止めてくれるな

え、まじ??
俺もいく

エレンに攻められると弱すぎるミカサが糞かわいい
さらに期待

首輪の代わりにチョーカーをプレゼントで

俺はミカサを壊れるぐらいまでに犯す方が好きだな

エレンからの調教により壊れるミカサは最高だ。勿論訓練には影響はない

>>405
壊したのに壊れてない! ふしぎ!

いちゃラブ難しくて展開遅くてすみません。
犯しすぎてもいちゃラブにしてもエレンがキャラ崩壊するのがつらいところ。

家族は大切にして欲しいけどな
十代半ばならまあ仕方ないかもね

スローセックスとか面白いかも
じんわり満たされる感じとか

木陰でくっきりと芝生に切り取り線を引き、外界から隔てられているような気になる。

風が2人の額を撫でていく。

午睡を貪る人、頭を寄せ合う子供たち、遠くの木立に涼を求めて集っている。

会話も途切れ、膝の上を片付けると、急激な眠気が襲ってきた。

「エレン、寝てもいい」

「いや……」

頭を垂れそうになっていたところを、はっと起こす。

「せっかくお前が楽しみにしていたんだし」

「もう十分。一緒にこうしているだけで、とても贅沢なことだから」

さっきエレンがしたように、ミカサが肩を抱き寄せる。

「寄りかかってもいい。じきに起こすから」

「やめろ」

慌てて身を起こす。

手を離したミカサの顔に、寂しげな色が浮かぶ。

今日はそんなことにも気づいてしまう。

「どうすればいいんだよ」

「別に……」

無意識なのか、ミカサは首に手をやる。

今日は外してきたマフラーを、口元まで引き上げる仕草だった。

「あー……ったく、膝借りるぞ」

「え」

ミカサのワンピースの膝を手で払い、無造作に横になる。

困惑した顔で、手のやり場に困るミカサを見上げる。

「重たいか」

「ううん、エレンは軽い」

「懐かしいな」

「……うん」

シガンシナにいた頃、よくこうして昼寝した。

交代で互いの膝やら腹やらを枕にし、アルミンも巻き込んで。

「エレン」

「おう」

「幸せ」

語尾が掠れた。

困ったようなミカサの顔に手を伸ばす。

乱暴にゴシゴシと、頬や目元を擦ってやる。ミカサは嫌がらない。

「お前、安いな」

「安くて良かった」

「他に何して欲しい」

「もう、これ以上はいらないって、思ったけど」

ミカサの匂いに包まれる。

覆いかぶさられ、触れるだけの口付けをされた。

2度、3度と繰り返される。

「ミカ……」

思わず起き上がろうとして、額がミカサの頬に当たった。

その額を、ひんやりとした指が撫でていく。

「やっぱり後で言う」

定番の膝枕やろ!と書こうとしたらなんか丁度そんな感じだった

とりあえずここまで。
ネタ提供とかありがとうございます。

>>406
慌てる必要ない。因みに俺は性欲でミカサとアニも壊してほしい。壊れてエレンの言う事しか聞けない展開すき。ミカサ調教報告書みたいな奴かな。


見てる方も幸せだ
こういうあたたかい雰囲気も好きですわ

乙です
こういう二人はとても稀少なので読めて嬉しい
ありがとう

完全に目が覚めてしまったエレンが、ミカサの腹に顔を埋める。

「硬ぇ。力抜け」

「う」

ぐりぐりと顔を擦りつけ、胸いっぱいにミカサの匂いを嗅いだ。

「……さっきのは」

「恋人のキス」

家族のキスでも、情欲のキスでもない。

「もう一回するね」

「え、おい」

両手でエレンの顔を仰向かせる。

視界がミカサでいっぱいになり、柔らかいものが顔中に触れてきた。

「う、おい」

くすぐるように、産毛だけに触れるようなキスが頬に、鼻に、まぶたに降り注ぐ。

労わるようなじれったいそれの後、唇に唇を押し付けられた。

そっと舌が差し入れられる。

唾液を垂らして貪りあうのとは違う、優しく口の中を愛撫するようなキス。

「う、んぅ」

呻いて跳ねそうになるエレンの髪を撫でながら、ミカサの舌が口蓋を、舌の上を、頬の裏を

撫でている。

汚れないよう、ちゅっと唾液を吸い取られてから唇が離れる。

幸福そうに目を細めたミカサの顔は、妙に妖しくもあった。

「……いつもと全然違う」

「じっくり気持ちを込めた」

「そ、そうか」

少し焦った声で、エレンが身を起こした。

起き上がったエレンが、ミカサの手を引く。

「ちょっと来い」

「エレン?」

すぐそばの木立の陰に隠れ、エレンは木肌に背を預けた。

「やばかった……人前で」

「あ」

エレンのズボンの前が張っていた。

「ちょっと治まるまで、待て……おい」

正面からミカサが、エレンに抱きついてきた。

覆いかぶさるような形で、頬を頬に押し付けてくる。

「これで大丈夫」

「いや、これじゃ治まらねえだろ」

「何とかして」

ぎゅう、と身体を押し付けてくる。

エレンの汗が、ミカサの服に染みていた。

項に息を吹きかけられ、膝が崩れ落ちそうになった。

「エレン。目を閉じて」

そっと囁かれて唇を寄せられる。

優しいその感触と同時に、下半身にごり、と硬いものが食い込んだ。

腰を引きそうになるエレンにかまわず、頬に、鼻に、くすぐるようなキスを繰り返される。

「おい、離れろ」

「だめ。我慢して」

頬に手を添えられ、そっと舌を差し入れるキスをされた。

仕草が頼りなくて、無理やり引き剥がすことも躊躇する。

そんなエレンの気を知ってか知らずか、夢中になってミカサは愛撫を続けた。

じりじりと暑く、気だるい陽気の屋外で、ミカサからキス……というより求愛をされ続けた



下腹部をえぐるように熱い塊に押し上げられているのに、それすら愛しげにミカサは身体を

寄せる。

甘ったるいミカサの体臭に、蕩けていくようだった。

(なんだこれ……ぼーっとする)

今すぐ貪り犯したい気もするが、このぬるま湯のような愛撫に身を任せていたい気もする。

ミカサの両手が、エレンの両手首を掴んだ。

これでもう、ミカサが力を入れれば抵抗することもできない。

汗の玉が顔に、首に浮かんでは流れていく。

ゆっくりと舌を吸われ、舌と舌を重ねられ、唇の粘膜が一体化するのではと思うほど、それ

は長く続いた。

ちょっとだけエロ成分入れて寝ます。

昼間、点滴しながら寝てしまうのせ睡眠サイクルおかしくなってしまった……。

>>415
ミカサがかわいそうなので、ミカサが望まない壊し方はしません。
よってアニも壊れません。

蕩けさせておねだりさせるのもいいな
それも幼児語で

主のエレミカは最高だ
好きなように書いてほしい

可愛いとても可愛い

ああ、いいね…いいねこれ
このまま続けてくれさい

深い悲しみがジャンを襲う!

ちょっと普通に優しくされるだけで幸せになっちゃうミカサマジ可愛い
素晴らしい

エレンの中の怪物的な所と優しさの共存がいい

甘く体重をかけられ、ミカサの柔らかい胸、締まった腹部、肉付きの良い腰まで密着してく
る。

ミカサの片足が、エレンの足の間に割り込んできた。

「う……」

思わず身を震わせ、跳ねそうになる腕をミカサが押さえつける。

びくともしない。

緩慢な動きで、ミカサの舌がエレンの中を這い回る。混ざった唾液を啜り、小さく喉を鳴ら
して嚥下している。

まぶたに、ミカサの長いまつげが触れてくる。

下半身に血が流れる音が聞こえる気がした。そこに容赦なくミカサが下腹部を押し付け、食
い込ませあう。

(ミカサのやつ、やばいスイッチ入ってる)

ようやく唇を解放され、頬擦りするミカサが耳元で囁いてきた。

「エレンのおちんちん硬い」

「煽るな」

「しばらくこうしていたい」

艶然と微笑むミカサには妙な迫力がある。

心臓の位置が近い。ドクドクと早鐘を打つ音も、とうに気づかれている気がする。

取られていた腕を、ミカサの腰に回された。

着やせするものの、筋肉の厚みのあるくびれを抱いてやる。

「エレン」

肩に乗せられたミカサの頭を撫でてやる、

「エレンは、私の世界で一番大切な人なの」

無言で応える。

「性欲処理でもいい。将来子供を残すための保険でもいい。肉の盾に使ってもいい。
 
 私をそばに置いて、人生の続く限り私から離れないで欲しい」

抱きつぶしてやりたい気持ちと、今すぐ頬を張り飛ばして怒鳴りつけたい衝動に駆られる。

ミカサの髪を思わず掴んでいたようで、少し呻き声が漏らされた。

「二度と言うな」

「……わかった。エレン」

何を叱られたのかわかっているのか。

それきり動かなくなってしまったミカサの髪を掴んだまま、エレンも固まる。

さっきまで慈しみあっていた互いの肉体が、張り詰めていくのを感じる。

自分の骨が鳴るほど抱きしめて、ミカサが微かに身を捩った。

「エレン、苦しい」

手を胸に突っ張り、隙間を確保しようとする。

その項に声を落とした。


「ミカサ。好きだ」


ばね仕掛けのように、ミカサの身体が離れる。

押された肩が木に押し付けられ、エレンが呻いた。

白いワンピースを皺にしたミカサが、2歩後ずさった。

立ち竦む2人が見詰め合う。

「俺、変なこと言ったか」

「……エレン」

「お前だって言うだろ」

「それは……違う、それは」

「文句あるのか」

ミカサが首を振る。

顔から血の気が引き、真っ白になっている。

「……なんだよ、その態度は」

「わからない」

さっきまで抑え込まれていた反動で、喉から何かが飛び出しそうになる。

「お前、今更何言ってんだ。わかってただろ。好きじゃなきゃおかしいだろ。こんなこと」

「それは、怖い」

怒りに目が見開くのがわかる。ミカサがさらに後退する。

距離を詰めて、腕を引いた。日差しの下に晒された肌が灼ける。

「腹括れ」

息を呑んだミカサが、掴まれた腕を見つめている。

「エレンは、私が好き」

「そうだ」

「……なんだか怖い」

喉の奥から、鉄の塊がせりあがってくるような感覚をこらえる。

「俺が怖いか」

「違う。エレンは怖くない」

ミカサの色を失った唇が、震えながら細い声を絞り出した。

「エレンの世界に、私がいるなんて、願望、だと」

沈黙。

ミカサの腕を掴んだ指が白くなっている。また痕になってしまうかもしれない。

何かを呑み込んで、乾いた自分の唇をエレンは舐めた。

「目瞑れ」

ミカサの目は見開かれたまま、言うことを聞いていない。

それも構わず、唇に唇を押し付けた。

頭から噛み砕いてやりたい衝動を堪え、そっと舌を差し入れる。

労わり、慈しむだけのキスになるよう努力する。

ミカサの中を潤す。身じろぎも、抵抗もされない。

恋人のキスを返し、顔を離すと、ミカサの頬に血色が戻っていた。

とりあえずここまで。

ええのうええのう


そうか… ミカサの心もこれまでの激動の人生で傷だらけ、
かさぶただらけなんだね

エロがない心理描写のほうが深いかも。


心理描写が丁寧で素晴らしい
エレミカは幸せになるべきだよなあ

ネタ出ししてもらった分を意識しないと、いちゃラブから遠のいて困る……。
ヤンデレ度上げていきたいです。
シチュエーションの提案感謝します。どんどんどうぞ。

昼間寝すぎたので、また投下します。

ヤンデレが返ってリアルだよな 二人とも被災孤児なんだしな

いちゃラブに戻したいので、1時くらいまで提案してもらえたらできるだけ盛り込みます。
今まで提案してもらった分も追々。
ミカサがすぐエレン犯そうとするしエレンが暴力振るおうとするので困る。

・いちゃラブ的なシチュ
・エレンからミカサにすること
・ミカサからエレンにすること

エレンが自分の肩にミカサの頭を寄せてなおかつナデナデ
お前可愛いとか言ったら多分ミカサは顔真っ赤になって泣くかもしれんね

指輪かペンダントか、なにかおそろいのデザインのアクセサリーを購入
店員さんに恋人ですかと聞かれて今度は迷わず「「はい!」」

むしろ今の路線をもうちょっと読んでいたいw

いちゃラブならミカサの髪をひたすら優しく撫で回すエレンとか

エレンが素直になってミカサに甘えるシチュをひとつ

ふたりでペアのアクセサリーを選ぶ
当然色々認識の違いでもめたり仲直りしたりするとか

お揃いアクセサリーとか盛り込みたいけど、もったいないので独立した別のSSにするかもしれません

ペアのアクセはいいな
ヤンにもデレにも持っていけそう

それとエレンの口から恋人ですを聞きたい

ミカサが足を捻った時に無言でお姫様抱っこをするエレン

それはそれで期待!
じゃあ昔エレンを庇って付いた傷を見つけて、
ふさぎ込むエレンと誇りに思ってるミカサのすれ違いとか仲直りとか

>>1
まあいろいろ見たいけど好きに書いてくださいね

いちゃラブシチュって難しいな…
風でパンツ見えるラッキースケベな展開とか、
飛ばされた帽子を追っかけるとかしか思いつかねぇ…

>>456
飛ばされた精子を追いかける
に見えたおれはもう寝たほうがいいんだろうな

互いのおでこくっつけて笑いあう
泣きながらでも、そうでなくても心からな

悪戯でミカサがエレンの背後から抱きついて覆いかぶさる

驚いたエレンが思わず振り向くと、ミカサのほっぺと自分のほっぺがドッキング

思わず二人は赤面するも、エレンがお返しだとばかりに自分のほっぺの中で舌を動かして、くっついた部分に刺激を与える

ミカサはパニックになりかけるぐらい動揺するが、エレンはおかまいなしに続ける

つい涙目になっちゃうミカサにエレンがゴメンナサイする



あ、ただの通りすがりの変態の戯言です

やりすぎると誰コレーになるし難しいよな
いざ考えてみるとなかなか思い浮かばないエレミカいちゃラブシチュ

>>459
くそかわ
そのレスだけでもうSSにする必要ない破壊力

エレミカいちゃラブが増えないのもそれが一因かも

SSとして王道の恋愛過程が必要ないくらいのエレミカだから作者としては恋愛過程が書きたいからそういう意味ではエレミカSS少ないのかね

ただ、キャラ崩壊になりかねないようなシチュでもそこに至るまでの心理描写がしっかりしてれば納得できる
むしろそれを描くのがSSかと
そういう意味でもここは秀逸だと思う
ので、>>1が好きに書いてくれるのが一番楽しみだわ

しかしミカサの目から畏れが消えない。

腕を離さず、なお言い募る。

「俺たち、家でも開拓地でもうまくやってきた。同じ場所で生きてきた。好き合って当然だ
ろ」

もう一度口付けようとすると、ミカサが微かに顔を逸らして逃げる。

それにかっとなり、腕を引いて木立の中に引きずり込んだ。

いつの間にか空を雲が走り、風が強くなっていた。もう木陰も外界も同じく薄暗い。

「痛……」

ろくな抵抗もせず、目を伏せるミカサを木肌に押し付ける。

肩を強く掴む。どれだけ押さえ込もうとしても、ミカサなら簡単に跳ね除けられるだろう。

本気で拒むつもりはないと判断し、今度はエレンがミカサを抱きしめる。

「好きだ」

「エレン、だめ」

「俺の世界の中心はミカサとアルミンだ。わかってるだろ」

「私は、これ以上多くを望んじゃいけない」


「俺の身体ひとつだろうが」

「……それは私の世界全部と同じ」

肩の痛みに耐え、顔を背けながらミカサが横目でエレンを見ている。

「これ以上与えられたら、エレンを守れなくなる。弱くなる。

 奪われるのが怖くなるから」

浅い呼吸を繰り返しながら、ミカサがたどたどしく言葉を紡ぐ。

「私はエレンのもの。でも、エレンは私のものにならないで」

そう言ったミカサが、深く俯く。

同時に、梢をぱたぱたと水滴が叩いた。

雨が降る。

まだパラパラと軽い音を立てるだけの雨だが、雨雲は厚い。

「エレンは、これ以上奪われたものを奪い返すために強くなると言う。

 私にできるのは、今あるものを守るために戦うことだけ」

「それは……気持ちの問題だろ」

「違う。自然の摂理」

「俺が欲しいんじゃなかったか」

眩しいものを見るように、痛そうな顔でミカサがエレンを見つめる。

「……今日は」

食い込ませていた指を、ミカサの肩から離した。

「今日だけでもだめか」

返事をしないミカサの髪が、雨に濡れ始めていた。

重なる葉でも防ぎきれないほど、雨脚は強まってきている。

にわか雨だ。地面を叩き、2人を閉じ込めた。

「今日だけでもいい。受け入れてくれねえか」

「……エレンはずるい」

一瞬で、煙のような雨になった。

ミカサが唇を噛み、強い視線をエレンを射抜いた。

「私の方が、ずっと好き。エレンより好き。絶対に好き。

 私だけが好きでも良かった。我慢してきた。

 なのに、エレンは欲しがらせる。ひどい」

語気を強め、喧嘩腰にエレンの肩に掴みかかる。

「エレンなんか怖くない。犯されても何されても痛くない。エレンがいなくなるのが怖いだ
け。

 なのに、エレンはすぐ死に急ぐ。私から奪う。アルミンと私を置いて行く。

 いい加減にして」

目を吊り上げ、エレンの服を掴み、ミカサがわめく。

その声が雨音にかき消される。

「こんな、こんな関係じゃなかったら、きっとエレンは私の気持ちになんて、気づかない。

 そのまま調査兵団に行って、私の知らないところで早死にする」

エレンを乱暴に揺さぶり、息を切らせる。しゃべりすぎて舌が追いつかない。

「エレンが私を好きで、いてくれるなんて、信じられない。信じない」

「好きだって言ってんだろ!」

正面から頭突きし、ミカサの額に自らのそれを押し付ける。

一瞬怯んだミカサと睨みあい、服を掴まれた手の上から握り締める。

「もしもの話ばっかり並べてんじゃねえ!

 俺は巨人ぶっ殺して長生きする。それなら文句ねえだろ!」

「保証はどこにもない!」

「そんなもん誰だって同じだ! 駄々こねてばっかりいないで、覚悟決めろ!

 俺はお前とアルミンを残して逝く気はねえ!」

ミカサの肩が震え、表情が崩れる。

みるみるうちに、瞳に涙の膜が張り、雨と一緒に頬を流れた。

「……死んじゃやだ」

「うるせえ、死なねえ」

ミカサがしがみつき、寄りかかってくる。

そのまま「うわあああん」と、声を上げて泣き始めた。

エレンのデレをミカサが受け入れる下地を作るのが超難産……

「真っ直ぐに過ぎる剣は脆い」だっけ
ミカサって精神的な部分でそんなイメージあるわ

>>470
いや、これはお世辞抜きで秀逸な描写だと思う
ミカサの狂気とエレンの狂気、それと思春期の身勝手さと真っ直ぐさが
とても良く分かる

肩にしがみつき、しゃくりあげ続けるミカサを支え、髪を梳く。

「もう恋人でいいだろ」

2人の肩は雨にずぶ濡れで、冷え始めていた。

「いいよな」

「よく、ない、けど、いい」

子供のような顔で泣いているミカサの顔を両手で挟み、冷えたその唇を吸った。

「しょっぺえ」

「んぅ、んむ」

何度も口内を舐め取ってやる。浅い息を繰り返すミカサを慰めた。

「嘘みたい……」

腕を回してきつく抱きしめあい、ごつ、と額を押し付ける。

ぐりぐりと押してやる。

「昔はこれで泣き止んだよな」

冷たい鼻先を触れ合わせ、額を擦りつける。

「……私は、エレンの好きな女の子?」

「そうだ」

「どうしよう」

困り眉のままのミカサが、目を泳がせる。

「どうやって歩けばいいの。ここから。

 エレン。足がふわふわする」

「……俺にもわかんねえよ」

ぎゅうぎゅう額を押し付ける。

困った2人は、「はは」と小さく笑った。

あれだけの轟音で地面を叩いていた雨が、ミカサが泣いている間にやんでしまっていた。

雲が切れて、また強い日差しが木漏れ日を作っている。

通り雨のあと特有の匂いがした。

ミカサがエレンの手のひらに、頬をすり寄せる。

「エレン、このままじゃ風邪をひく」

「あ、あぁ、そうだな」

名残惜しげに、張り付いていた身体を離す。

濡れた服を剥がしたエレンが、慌ててミカサを抱きなおした。

「ぅぉい!」

「何」

「どうすんだよ、その服」

ミカサはエレンの胸板に押し付けられた、自分の胸元を見下ろす。

髪から滴った水で胸元がべったりと濡れ、下着と肌に張り付いていた。

肌色まで透けて見える。


×「エレンは、これ以上奪われたものを奪い返すために強くなると言う。
○「エレンは、奪われたものを奪い返すために強くなると言う。

台詞いじってるときの消し忘れです。
いちゃラブのターンに戻ってきました。

甘酸っぱくなるのね

乙!
エレンデレ素晴らしい

透けブラ良い…と思ったけどあの世界ってブラあるのか

>>478
ブラは中世からありますが、あの人たちはスポブラ未満のペラペラしか持ってなさそう
運動するから必要だろうけど

密会中はミカサノーブラです

「サシャの服なのに」

「そこかよ……」

ミカサがエレンの腕の中に身を委ねている。くっきりと浮き上がった乳房を押し付けてきた



「乾くまでこうしていて欲しい」

「風邪ひいちゃうだろうが! 仕方ねえ」

シャツを脱ぎ、ミカサの肩にかける。

「エレン、だめ。ちゃんと着ていて」

「走るぞ」

小走りで、また人が集まり始めた公園から抜け出す。

あの雨の中、軒も借りずにいたのは自分たちだけらしかった。


湯を使おうと、以前立ち寄った連れ込み宿に駆け込む。

他にも同じようなことをした人がいたのだろう。用意されていたタオルで頭を拭きながら、

部屋に向かった。

「エレン、先にお風呂に入って」

「お前が風邪ひいちゃうって言ってるだろ」

「私は大丈夫。風邪をひきやすいのはエレンの方」

そう言って、自らワンピースの前を開けて脱ぎ始める。

「寒がりなのはミカサだろ。一緒に入ろうぜ」

「いい」

頑固に首を振るミカサの腕を引こうとするが、動かない。

「恋人だろ」

「今まで行水だって一緒にしてた。これは慎みというもの」

そう言いながら、あっと言う間に下着まで脱ぎ捨て、タオルを頭からかぶる。

ワンピースの皺を伸ばし始めた。

「髪洗ってやるから」

「エレンは下手だからいい」

「照れてんだろ」

ミカサの手は止まらない。しかし、一瞬目が泳いだのを見逃さなかった。

「俺に世話焼かれるのは恥ずかしいんだろ。今日のミカサはへなちょこだもんな」

「そんなことはない。エレンは挑発も下手」

「こういうの慣れろよ」

犬を撫でるように、ミカサの後頭部を掻き回す。

「……今は、エレンがすること全部が恥ずかしい」

ミカサが顔を上げる。冷えて白さが増した肌に、手を当ててやる。

「あったかい」

「だろ」

腕を引くと、今度はあっさりついて来た。

洗ってやる、というほど気の利くことはできなかった。

ミカサの頭から湯を浴びせ、自分も被る。

芯まで冷えているわけでなくて良かった。

さっさとタオルで水を拭き取る。

ごく数分のことだが、エレンの世話をさせてもらえないミカサは少し不服そうだ。

タオルで頭をごしごし拭くと、黙って頭を下げていた。

その膝と背中に手をかけ、抱き上げようとする。

「エレ、なに、やめて」

驚いて暴れそうになるミカサを、横抱きに抱えた。

落ちそうになり、首にしがみついてくる。

「重てえ」

「なら、下ろして」

「下ろさねえ」

よっ、と抱きなおす。

ミカサが顔を見られないよう、首元に顔を伏せてきた。

軽々、とはいかないが、そのままベッドまで運び、タオルごと放り込んだ。

シーツの上に投げ込まれたミカサが、座りなおして軽く睨んでくる。

「いい様だな」

「恥ずかしいこと、しないで」

「俺の気持ちがわかったか」

自分もベッドに腰掛け、裸のまま頭を拭く。

ミカサが寄ってきて、タオルを奪ってエレンの頭を拭き始めた。

いつもと違い、黙って任せているエレンに、ミカサも悪い気はしない。

水分を取り、乾いたシーツの上に2人で寝そべった。

壁にかけられた白いワンピースと帽子を見る。

「内地のお嬢様が着るみたいな服だよな」

「おばさんが好きそう」

とりあえずここまで。検査とかがあるので、今日の夜と明日はお休みします。
まだエロにするか迷ってます。デートがこんなに長引くと思わなんだ。

ただのイチャイチャでも十分ニヤニヤものだね
無理にエロくする必要もないんじゃないかな、なるなら構わないと思うけど
筆が走り出してキャラが勝手に動くことってあるよね想定以上にエロい事やりだしたり

>>367でお姫様抱っこと書いたがありがとう神様
満足です神様

ここまで来たらエロがないのは不自然かも知れないけど
やるなら恥らうミカサが見てみたいな

エレミカはコテッコテにありがちなイチャラブとライトなエロが好きだ
思わず画面ぶん殴りたくなるぐらいの幸せな見せつけっぷりで

>>487
これだけしか無いけど、書いておいたの……いや……でも……まず先に水を飲まないと

期待

検査とかなんとかよくわからんがお大事にな

エロはどっちでもいいと思う
…が、この流れだとエロに行くしかないような気もするw

エロでもいいけど、お互いの感情の襞を
お互いが痛みを伴って見つめ合うような展開を希望。。。

それは、リアリティが欲しいということ。

全裸で思出話や真面目な話もいいなぁ

半裸で腕枕

>>493
リアリティがわかりませんががんばります

「母さん、お前に服作りたがったもんな」

「うん。でも、遊んでいて汚したり破いたりするかもしれなかったから」

「スカートで飛び蹴りする奴が何言ってんだ」

顔を見合わせ、額をつけてエレンが笑った。ミカサの目が細められる。

ミカサの腕がエレンの腰を引き寄せる。

エレンの腕はミカサの頭を抱えた。

腹と腹がくっついて温かい。

「お前の母さんは?」

「え?」

エレンの零れ落ちそうに大きな瞳がミカサを見つめている。

顔をくっつけて、その瞳孔だけを見つめていると、あの頃に戻ったような錯覚に陥る。

「どうだったろう」

エレンの顔から視線を外せば、すっかり逞しくなった彼の肩。

そして、それよりさらに鍛え抜かれた自分の腕が見えてしまう。

エレンの家に居候する前の生活について口にするのは何年振りだろう。

新しい家族に受け入れられてから、ある種の緊張感無しに話題にすることはできなかった。

「お母さんは……好きだったかもしれないけど。町に出る機会も少なかったから、普段着の

ことしか覚えてない」

「そっか」

もうあらかた乾いてしまったエレンの髪を撫でる。

頬にかかったミカサの髪を、エレンも撫で返す。

「裸でこうしてるとさ」

「うん」

「昔を思い出す」

「下着はつけてた。行水の後、エレンはすぐ風邪をひくから」

「お前は丈夫すぎ」

エレンの腕に頭を乗せていたミカサが、肩に擦り寄って頭を擦り付けてきた。

「離れがたい」

ミカサの顔にかかった髪をかきあげる。

「ミカサって、かわいい顔してんのな」

脈絡なく呟かれた声に、ミカサの身体が逃げる。

「あ、おい」

「やっぱり、今日のエレンはおかしい。熱があるかもしれない。すぐに帰るべき」

「逃げんな」

腕を捕まえて羽交い絞めにするが、もう片方の腕で顔を隠される。

「なあ」

「……」

「嫌なこと言ったか、俺」

「……エレン、勃ってる」

いつの間にか硬くなったエレンのものが、2人の腹の間に挟まれている。

「……ミカサの顔見てたら」

「抜きたい?」

返事をする前に、ミカサが跨ってきた。

エレンの腕を押さえて勝手にコトを進めようとするミカサの腰を、腿で蹴って横倒しに退け

る。

形勢逆転し、ミカサに覆いかぶさったエレンが再びペニスを密着させた。

「何怒ってんだ、ミカサ」

「怒ってなんかいない」

「怖い顔してるだろ」

緊張した顔で目を伏せるミカサを抱きしめ、腹筋に肉茎を擦り付け始める。

「エレン、だめ、今は」

「顔見たいんだが」

首を振って拒むミカサが徐々に取り繕えなくなり、顔が赤くなる。

「困る。いつもと違うのは、困る、エレン」

「何が違うんだよ」

「私の、顔のことなんて」

「何気にしてんだよ。かわいいって」

「そういうことじゃない」

身を捩って逃げようとしても、擦られる感触にミカサの身体から力が抜けていく。

半勃起状態だったものが、亀頭まで張り詰めていく。

「こんなの、性欲処理じゃない」

「ミカサ、好きだ。ミカサ」

「……い、やぁ……」

激しい情交と違う、戯れ混じりの快感。

形ばかりの抵抗を見せるミカサを抑え込み、エレンは囁き続けた。

「俺、好きだから。ミカサのこと好きだから」

「……もうやめて、エレン……っ……おかしくなる……」

下腹部に食い込まされた肉棒が、徐々にぬめりを帯びてくる。

もう耳まで赤くなったミカサは動かなくなり、やめてやめてと呟きながらも大人しく抱かれていた。

「……ミカサ、ミカサ……っ」

名前を呼びながら、予告もなしにびゅく、どくっと射精した。

直に感じる体液の温度に、ミカサが「あ、ぁ」と悲鳴に似た声をあげる。

腹筋の割れ目に溜まって、垂れた分はシーツに染みをつける大量の精液の感触に、唇を噛みながら耐えている。

あっという間の出来事だった。

「すげ……ミカサの顔だけでこんなに出た」

「……それ以上言ったら、舌を噛む。例えエレンでも」

「事実だろ」

しがみつかれていただけなのに、はぁはぁと肩で息をするミカサは首まで赤くなっていた。

突然にゴイスーな事がはじまった
顔見てるだけで出せるとか完全にLOVEじゃねえか
俺の子を産んでくれじゃねえか

ミカサは自分から行くのは平気でもエレン相手にデレられるとどうしていいかわからないんだな…可愛い
可愛いが幸せ耐性がなさすぎて哀れなレベル

ミカサおかしくなっちゃえよ

さ、エレンさんもう一押しいこうか

ミカサの股間に手を伸ばすと、今度こそミカサに振りほどかれた。

「何するの、エレン」

「触っちゃだめかよ」

「いけない」

無視して足の間に指を捻じ込む。

膣の肉を掻き分けるまでもなく、溢れたものがぬるっと指に絡んだ。

「すげ……うぉ」

ばふっと顔をタオルで覆われ、そのままベッドから蹴り落とされた。

「いってぇな!」

「これはエレンのため。今はこれ以上のことをする必要はないはず。疲れるだけ」

「恋人なら恋人のセックスくらいさせろよ!」

「絶対にだめ」

床とベッドの上での睨み合いは、尻から冷えたエレンがくしゃみをするまで続いた。

宿を出て歩き始めても、ミカサは帽子を深くかぶって顔を伏せていた。

「まだ怒ってるのかよ」

「怒っていない」

「じゃあ、手」

黙って、片手だけ差し伸べてきたのを握ってやる。

「エレンは、変わってしまった」

「何がだよ」

「自覚したら、照れもなくあんなことを言うなんて。非常に危険」

「もっとすごいことしてきただろ」

「そう、前はそんなこと言わなかった」

エレンが軽く引っ張ると、ごつ、と互いの肩が当たった。

「……具体的に言えよ。何言われるのが嫌だったんだ」

「嫌だったわけじゃない」

「は?」

「困るとは言った。嫌なことを言われたわけじゃない」

「……女ってわかんねえ」

「これを機会に、少し考えて欲しい」

困惑するエレンの手握りながら、ミカサは露店の前で足を止めた。

色とりどりの糸で編まれた組み紐が、小さな軒に吊るされている。

「どうした」

「懐かしい。お母さんが作ってくれたのに似ている」

「へえ」

覗き込むと、一本一本の紐に凝った模様が描かれている。

売り子らしい青年がミカサに声をかけてきた。

「今これが流行ってるんだよ。髪をくくってもいいし、足や腕に結んでもいい」

「願掛けですか」

「それでもいいけどね。息を吹き込んで、お守り代わりに人に渡してもいい。最近は人も増えて物騒だからね」

「お守り」

「全部の色と図柄に意味がある。これ何か、お嬢さんみたいな歳の子に人気があるよ。運命の人と出会えるとかで」

「俺たち、恋人なんです」

「じゃあこっちだ。交換して身に着けておけば、お互いに守ってくれる」

赤地に、幾何学的な模様が描かれた紐を2本差し出された。

ミカサの代わりに受け取る。

「じゃあ、これください」

「エレン?」

「欲しいんだろ」

「そういうわけでは」

「嘘付け。熱心に選んでた」

代金を渡し、紐を受け取る。

「お客さんは訓練兵かい? 彼女に無事を祈ってもらわないとね」

「あ、あともう一本ください。そこの黄色いやつ」

怪訝な顔をされ、エレンとミカサは顔を見合わせた。


「ありがとう、エレン」

包帯の上から手首に結んだそれを、指輪でも眺めるような仕草でミカサは見つめている。

「お前がこういうの欲しがるなんて珍しいからな。髪飾りとか指輪じゃなくていいのか?」

「宝飾品は、いい。身分不相応」

まだ夕方というほどの時刻でもなく、大通りは人が多い。

屋台や露店を見るでもなく、エレンの腕に手を添えてミカサは半歩下がってついてくる。

うわぁ…コイツ…本当に一切の照れも無しに言いやがった…
イイゾモットヤレ

「エレンは、神頼みとか願掛けとか、好きじゃないと思ってた」

「信じてはいないけどな。宗教の奴らの言うことが本当なら、壁は壊れてねえし」

「私は、いてもいいかもしれないと思ってる」

「ミカサが? 意外だな」

「今、とても幸せだから」

やっと顔を上げたミカサが、ふ、と口角を上げる。

昔ほど笑わなくなった彼女の眉が、柔らかく下がった。

「あとはエレンが無事でいてくれればいい」

「しつこいぞ。何のために訓練してると思ってるんだ」

今が仮初めの関係だったとしても、かまわないと思っていた。

将来、エレンはミカサ以外の女性と結ばれ、ごっこ遊びの人形のように自分を卒業していくだろう。

それでも、エレンとエレンに付随するものを守って、人生を終えたい。

ミカサはそう思っていた。

なのに、他愛ないまじないごとが胸を温める。

人は変わる。エレンも変わっていく。

思いがけないところから、いつも救済がある。


歩きながら、ミカサは時折右手の紐を気にしている。

その唇にうっすらと笑みが浮かぶたび、エレンの中に妙な気恥ずかしさが芽生えていた。

「喜びすぎだろ」

照れを含んだその声に、ミカサはまた目を細めた。

>>503
腹筋ズリという立派なプレイもしてますがな

甘酸っぺえ…

読んでるだけなのに何かすげぇ恥ずかしくなってきた…w
いいぞ、もっとやれ

兵舎に戻り、着替える前に2人は建物の影に滑り込む。

今日最後の恋人のキスをした。

エレンの手はミカサの両頬に、ミカサの手はエレンの肩に添えられる。

「ふぅ、うぅ」

互いの息が頬をくすぐり、口内を潤していく。

今度はいつ、これをしよう。

どちらもそれを言い出せないまま、何度も繰り返し唇を合わせる。

明日から、どう切り出せばまたこれをできるだろうか。

今のうちに、何度でもしておきたい。互いにそう思っているのが唇から伝わる。

「……ん……ミカサ、好きだ」

性懲りも無くそう言ったエレンが、ミカサの拳で吹き飛ばされた。

建物の影から転がり、打たれた肩を押さえてエレンが怒鳴る。

「何すんだよ! 涎が零れちゃったじゃないか!」

「つい」

「エレーン!」

起き上がるより先に、エレンを見つけたアルミンが遠くから駆け寄ってくる。

「心配したよ! 雨が降っても帰ってこないし……って、ミカサ?」

建物の影で、拳を握ったままのミカサを見つけてアルミンの顔が悲愴に歪む。

「また喧嘩して……ミカサ、こんなにおめかししてるのに」

「一方的に殴られただけだ!」

「違う、エレンが悪い」

「公園で掴み合ってたって聞いたよ!」

エレンとミカサがたじろぐ。

「ア、アルミン、誰にそれを」

「アニが見たって……こっそりとでもついて行けば良かったと思ったよ」

狼狽したミカサがアルミンの袖を取る。

「違う、アルミン。それはエレンに抵抗されて」

「一体どうして? 最近の2人はおかしいよ。やっと進展するのかと思ったら傷だらけにな

ってるし」

「確かに、ある意味では後退したんだよ……」


アルミンとエレンが頭を抱える。

ミカサは、黙ってアルミンの手に土産を握らせた。

「そのうち話す」

「それでもいいから、取っ組み合いだけはやめてよ……」



-終わり-

終わりです。
こんなにダラダラ長くなるとは思わなかった。読みづらくてすみません。

もらったネタが萌えるので、盛り込めなかった分はまた書きたい。

A君ではなくAさんに見られてたのか
しかもわざわざ報告してるって……
私も直接報告されたいです
「どこまで見てたんだ?」とか「乙女に覗き趣味があったなんてね」とか突っ込みたいです


このシリーズ本当に好きだ
ミカサが愛しくてたまらん

後退してしまったのかそうかそれは仕方ない改めてまた前に進まねばな

…して、イエーガーくんはどうするつもりなのかね
愛をささやいただけで暴力振るわれるというこの状況を
(なんでこうなったwwww)

ニヤニヤするw
アルミン含めた周りからの反応とそれを聞いた二人の反応が見たいぜww

ただの照れ隠しでも的確に急所を狙ってきそうだな

この先どうすれば進展するのかまったく考えてません。
アルミンに相談しても無理なのでは……。時間に任せるしかない気がする。
エレミカ難しいですね。ミカサの意識はまだ変わってないしエレンもそこを理解できてないし。

エレンは巨人になって意識が変わったんかな。ミカサは女型からエレンを奪還した後、色々思う事があったろうな

このイチャラブの先を見てみたいな
今はまだ愛情を素直に受け止めきれないミカサがそれを受け入れていく過程を

しかし照れ隠しに拳を打ち込むミカサさん凄いねw

自身を見つめなおすのに他者の意見が入るような機会があれば何か変化が起きるかも
ガールズトークとかどうだろう
夢見がちなことを言う生娘
知ったかぶりでついつい語ってしまう耳年増(実は処女)
ポロリと口を滑らせて囲まれて追及される経験者
疑問だの感想だのをぶつけられ答えようとすれば自分も知らなかった何かにたどり着くかも

>>528
でもこれ訓練兵時代の話だよね

このスレの二人の巨人化後とか女型戦後はどういうことになるのかは見てみたい気もするがw
ここのエレンさんでもやっぱり「よくもトーマスを!」→ぱっくんちょされてまうんだろうか

>涎が零れちゃったじゃないか!

ワロタ

時々エレンの笑える台詞

>>531
駆逐に対するエネルギーが恋愛への積極性に変換されただけなので、
普通にパックンフラワーされると思います……。
むしろ種を撒いちゃった安心感で兵士としては弱体化かもしれないし

ジャンがミカサに迫りエレンがそれを阻止すれば進展するんじゃね。

訓練を終え、着替えようと寮に向かうミカサの肩を後ろから叩く。

「よう、後で」

「うん」

合図というほどでもない、いつものやり取りだ。

多少浮き足立ち、エレンは砂だらけになった手足を洗いに水場へ向かう。

ミカサに好きだと告げた。

これまで何度も身体を重ねてきたのだから、ミカサも徐々に受け入れてくれるだろう。

多少の戸惑いと照れから、引っ掻かれる程度のことはあるかもしれない。

それでもかまわない。時間をかけて、普通の恋人らしくなっていけばいい。

油断すると緩む頬を抑えながら、水を汲んだ。

入浴前に、いつもの倉庫に忍び込む。

いつものように、壁に寄りかかって待っていたミカサを抱きしめた。

「ミカサ、待ちきれなかった」

「そう」

一緒に外出した日から、4日経っている。

もう名実ともに恋人同士なのだから、会えなくて寂しくてもおかしくはない。恥ずかしくもない。

ミカサの髪の甘い香りを、胸一杯に吸い込んだ。

床に、膝に抱える程度の布袋が置かれていることに気付く。

「何だそれ」

「エレンに、と思って」

「あぁ、俺も渡したいものがあるんだ。後で」

凪いだ湖面のようなミカサの表情と声が焦れったく、早急に唇を重ねた。

いつもここでするのとは違う、覚えたばかりの恋人のキスをする。

互いの力を抜いて、粘膜を一体化させるように、深く舌を差し入れていった。

エレンのすることに、ミカサは抵抗しない。

慣れた猫のように、エレンの愛撫を受け入れている。

静かに舌を吸い、唾液を飲み、口内を這い回っていく。

そのうち、静かにミカサが目を閉じた。

その態度がエレンを高ぶらせる。

「……お」

ミカサがエレンの手を取り、自ら胸に押し当ててきた。

服の上からもわかるその弾力に、ミカサより先に呼吸が乱れそうになる。

「エレン、両手を出して」

「何だよ」

「してあげたいことがあって」

足下の布袋から、一枚の布を取り出す。

大判の、ガーゼのハンカチのようだった。

それをかるく捻り、紐上にしてエレンの手首にかける。

「いきなりそれは……」

「大丈夫、悪いようにはしない」

ミカサの性癖なのだろうか。

いざとなれば、薄手の生地だから簡単に引きちぎられるだろう。そう思い、黙ってミカサに任せる。

白く柔らかい生地が結ばれ、突然ギッと引き絞られた。

「ってえ!」

「痛かった? ごめんね」

対して悪びれた様子もなく、ミカサはふー、ふー、とエレンの手を吹いてやる。

そのまま、腕を頭の上に持ち上げさせられた。

「おい、何を」

嫌な予感に振り払おうとするエレンを、体重をかけて壁に押しつけてきた。

ぐ、と喉から声が漏れ、背中を打ち付ける。

手首をぐ、と持ち上げられたと思うと、そのまま固定された。

直立、というには少し踵が浮く高さで、手首が動かなくなる。

軽く動かそうとすると、布に何かが食い込んでいた。壁のフックに吊り下げられたようだった。

「どういう趣向だよ、これは」

「エレン、おとなしくしてて」

ミカサがスカートの下から白く長い足を晒して、下着を抜き取る。

「……恋人のセックスをするつもりだった?」

「は?」

そうでなければ、どういうつもりで来たというのか。

ミカサの言葉に、エレンの胸中がざわめく。

期待していた甘い雰囲気は、この場にはない。

「エレン。私が今までしてきたのは、貴方の性欲処理。それ以外のセックスは、許してない」

「何言ってんだよ。俺たちもう恋人だろ」

ミカサの長いまつげが伏せられる。

「……どういうことだよ」

「……私は、エレンが好き。例えどんなことをされても、この気持ちは変わらない。でも」

月明かりも反射させない、黒目がちな瞳がエレンの顔を覗き込む。

「エレン。『気持ちいい』も『かわいい』も、『好き』とは違うの」

エレンの喉に、冷たい塊がせり上がってくる。

全身が強ばるのがわかった。

「別れたいのか」

「大丈夫、性欲処理はやめたりしない。今までの関係に戻るだけ」

「いやだ、俺は」

声を荒げた瞬間、口の中に何かが詰め込まれた。ミカサの下着だった。

「好きじゃなくても、気持ちよくなれる。今からエレンにも理解できる」

ミカサが密着してきた。

エレンの足の間に、片足を差し入れる。慣れた様子で、細い指が股間をまさぐり始めた。

「エレンが私を憎たらしく思っても、射精させてあげられる」

パンツのボタンを外され、下着の中に冷たい指が入ってくる。

声にならない声で呻きながら、エレンは首を振った。

ちょっと休憩してきます

なんだこりは

おお??
何だこの展開は???
期待!

エレンよ、ここは男を見せろ
ミカサの暴走を海よりも広く深い心で(

ミカサのヤンデレキター!!
でもまあ恋人だと気持ちが冷めていつか別れる可能性もあるが、
性欲はエレンが死なない限りは無くならないからな…

ミカサは幸せを壊された過去があるからこそ幸せを掴むのが怖いということかな
でも幸せになってもいいんだぜ何なら俺が

ミカサやべえ
本格的にヤンデレってきたな…エレンどうするよおい

不穏な空気になってきたな

未来日記で良い感じになってきたと思ったら監禁されたの思い出した

なんかまた途轍もないものが始まる予感
ゴクリ

なめらかな指の腹が、4本揃えられて肉茎を撫で上げている。

口に詰められた下着を吐き出そうと舌で押し出すが、ミカサの片手が口を覆った。

「エレン、もう大きい」

ぐぅ、と唸り、足で蹴り飛ばそうとするが、軽くいなされる。

「暴れると危ない。傷つけたくはないから」

指先で亀頭をいじり始めた。包皮の上から撫で、鈴口を擦る。

「エレンは怒ってるときの方が硬くなる。知ってる?」

ズボンを膝まで下ろされると、足をばたつかせることも難しくなる。

ミカサが膝立ちになり、下着の上から口付ける。

挑発するようにエレンの顔を見上げながら、布越しのペニスを食んでいた。

「怖い顔してる、エレン。怖くないけど」

すっかり質量を増したそれを、下着を引き下げてやっと解放した。外気が冷たい。

すでに脈打ち始めた肉棒に、触れるだけの口付けをされた。

う、とくぐもった声を上げると、ミカサがちょろちょろと鈴口だけを舐めてくる。

「痛いことより、気持ちいいことの方が、我慢は難しい。エレン。好きだと言ったばかりの女の子に、射精しちゃうの?」

舌に亀頭を乗せて、あー……と口の中を見せつけてくる。

眉根を寄せたエレンが震えた。それを見届けて、あむ、とミカサが口に含む。

亀頭を頬張り、ねっとりと舌で舐め回し始めた。

露出していた部分を舌の腹で舐め回し、徐々に皮の中に舌を捻じ込ませてくる。

「んちゅ……しょっぱい、エレン。気持ちいい?」

口の中で包皮を剥いて、ちゅくちゅく唾液を泡立てる音をさせていた。

艶のある黒髪を振り乱し、頬を膨らませて肉棒に吸いつく。

エレンの腰が震えてきたところで、喉の奥までズルリと呑み込んだ。

逃げそうになる腰を、ミカサが両腕で抱え込む。

ふぅ、ふぅと鼻息を吹きかけながら、舌で裏筋を舐め上げながら引き抜く。そして、また唇で締めながら呑み込んでいく。

ぬちゅ、ぬちゅ、と緩慢なペースで繰り返されるそれに、エレンの脳裏が焼き切れそうになる。

不意に亀頭を食まれ、強く吸い上げられた。

「!? ぐぅっ……っ」

ガクガクと膝が震え、耐えようとしてもミカサが雁首を舐め回している。

高まる射精欲に耐えかね、エレンはミカサの口内に吐き出した。

びゅく、どくっ、と音が聞こえそうな射精で、喉の奥に撃ち込んでいく。

それを辛抱強く吸い上げ続けるミカサの瞳に、妙な熱が灯っていた。

ペニスの痙攣が収まってきても容赦せず、細い指でしごいて残滓を絞り出させる。

鈴口をほじられ、亀頭を舌で掃除されて、やっと吸い付いていた唇が「ちゅぽっ」と離れた。

エレンの首がガクリと落ちる。

その頬を両手で包むように顔を持ち上げて、ミカサが顔を寄せてきた。

「あー……」

至近距離で、赤い唇が開かれる。

口腔内は溺れるほどの精液で満たされていた。エレンの大きな瞳が見開かれるのを確認して、ミカサは口を閉じる。

そのまま縋るように、肩に首を乗せてきたが、抱きしめあうためではなかった。

自らの喉をエレンの鎖骨に押しつけるようにして、ごきゅ……と嚥下する感触を伝えてきた。

呆然とするエレンの頬に口付け、ミカサが耳元で囁く。

「好きな女の子の口に、無断であんなに射精していいの?」

射精後独特の気分に、後味の悪さが追い打ちをかける。

まだミカサはペニスを弄んでいる。睾丸を揉み、角度が下がりつつある肉棒を撫でていた。

「エレンにとって唇は、キスをする場所じゃなくて気持ちいい孔でしょう? 違う?」

きつく睨みつけると、予想していたのかミカサの口元が薄く笑う。

ギシギシと手首を動かすが、思った以上に強度のある布が肉に食い込んでくる。

「だめ。その縛り方は動くと締まっていくの」

優しく触れて制してくるミカサに抗い、エレンは全身を捩らせた。

それにもかまわず、ミカサが自らのシャツのボタンを外し始める。

あっという間に前をはだけ、スカートを足下に落とした。

白いシャツ一枚羽織っただけの姿で、改めて腰を押しつけて密着してくる。

「エレン。挿れるのは一週間ぶり」

下腹部に肉茎を食い込ませ、わざと腰を左右に揺らしてくる。

「どんな風に挿れるつもりだった? 今まで性欲処理に使ってきた孔でしょう」

エレンの頬に浮かんだ汗を舐めとる。

「でも、それでいい。エレンに性欲がある限り、一生使っていい孔だから」

半勃起のまま痙攣を繰り返すペニスを優しく擦り上げながら、ミカサはもう片方の手をエレンの尻に伸ばす。

尻肉を揉まれるかと思ったエレンは、次の衝撃に腰を震わせた。

ミカサのひんやりと冷たい指が、尻の孔を突ついていた。

「……っ! ……っ……」

「エレン。暴れると危ないと言っている」

ミカサが布袋から小さな瓶を取り出し、中身を指にまぶした。

「大丈夫。丁字油を持ってきた。エレンには耐え難いかもしれないけど」

なりふり構わず暴れるエレンを壁に押し付けつつ、ミカサは前から手を差し入れてアナルを探る。

「それでも、射精はできるから」

その窄まりに指が触れると、恐怖で下半身が強ばる。

揉みほぐすように、白い指が油を擦り込んでいる。

「女みたいに扱われるなんて、エレンは絶対に嫌だと思う。私のことを嫌いになるかもしれない」

そう無感動に言いながら、また床に膝をついたミカサが亀頭を優しく口に含んだ。

>>551
ただの照れ隠しなので大丈夫です。

うわあ…うわあ…うわあ なんというえげつない照れ隠しか

え?照れ隠し??

最高の照れ隠しです!!!!

照れ隠しで犯すとか凄いなミカサ

なんだ照れ隠しか…安心した
っておいどんだけ照れたらこうなるんだよ!

照れ屋の女の子ってみんなこうなんだな勉強になるわー

まだ敏感な粘膜を愛撫され、反射的に腰が跳ねる。

それでもしつこく秘孔を追いつめていた指先は、徐々に胎内に押し込まれようとしていた。

「……エレン、力を抜かないと、危ない」

顎の先から汗の滴を垂らしながら首を振るエレンの様子を意にも介さず、ミカサは丁寧に肛門をほぐしていく。

「エレンは座薬も嫌いだった。でも、人の中に押し入ってきて、毎回射精してるのもエレンでしょう?」

滑りの良い指先が、入り口に引っかかる。エレンの呼吸に合わせて窄まっていたその肉を、不意に指先がかき分けた。

「ぅ……ぐぅう……」

獣のような唸り声を上げるエレンの中に、的確なタイミングでミカサの指が侵入した。

第二間接まで捻じこまれた指は、しなやかで細いが経験のない圧迫感でエレンを苛む。

慰めるように肉棒の裏筋を舐め上げつつ、ミカサは奥へ奥へと慎重に指を食い込ませていた。

「……ここに何があるか知ってる?」

腹側の肉を撫でるように指を蠢かせられる。尿を我慢するときのような圧迫感があった。

ぎちぎちと亀頭が張りつめている。

痛いほど腫れ上がったそれを、優しくミカサが舐めていた。

雁首に舌を這わせ、鈴口を念入りに味わっている。

もう抵抗をするのも恐ろしく、じんじんと尻の孔から響く痛みにエレンは黙って耐えていた。

「エレン、苦しい? でも、おちんちんは射精したがってる」

すりすり、と柔らかいものが、エレンの腹を探っていた。

何かを見つけたらしく、そこを慎重に擦り始める。

痺れるような感覚と、こみ上げるような射精感に腰が砕けそうになった。

経験のないそれに、驚愕でエレンの瞳孔が開く。

「これで射精したら、もう私たちは恋人と言える?」

寒気もないのに、全身の震えが止まらない。何が来るというのか。

一際強く、そこを擦り上げられた瞬間、こみ上げたものが勝手に吐き出された。

ドロッと垂れるように、勢いもなく大量の精液が吐き出されていく。

ミカサの指を締め上げ、全身の震えが止まらない。

垂れた精液を舐め上げながら、射精中の亀頭をミカサが口に含んだ。

あくまでも優しく、ぬるい刺激で吸い上げてくる。

体重を支える手首の感覚がなくなるまで、じっくりと味わわれていた。



引き抜くことも難しいほど締め上げられていた尻孔から、ゆっくり指が引き抜かれる。

指を洗浄綿で拭うミカサを、エレンは虚ろな目で見つめていた。

目が霞んで、ミカサの肌と白いシャツの境界線も朧ろに見えた。

母親のように、ミカサが優しく服を脱がしてくる。

ブーツとパンツを足から引き抜き、シャツの前をはだけられた。

よそのSSと同程度のミカエレなので多分大丈夫です。

>>同程度のミカエレ
いやその理屈はおかしい

先が読めないので期待大!

突然呼吸が楽になり、ひゅ、と喉から音が漏れた。

唾液でぐっしょりと重くなった下着を、口から引き抜かれた。

「エレン。私を殺したい?」

「ふざけ、なよ、ミカサ」

「気持ち良かった?」

柔らかな皮膚が、暖かい身体が密着してくる。

「憎くても気持ち悪くても、エレンは気持ち良くなれる」

足の間に肉棒を挟まれた。ぬるい粘膜の温度に包まれて、力を失いかけていたそれがピクリと動く。

「犯したい? 報復したい? エレンにはその権利がある。私は、逆らわない。痛くても苦しくても、私はエレンを好きでいられるから」

壊れたように、硬くなったままのそれを太腿で締め付けられた。

「やっぱり、私たちにはこの程度でいい。この間みたいにエレンに抱かれるのかと思ったら、とても正気でいられなかった。
 肝心の処理を果たせなくなるのは困る。夢みたいな時間だったけど」

エレンの感覚がなくなりかけた手首を、ようやくフックから外す。

床に崩れ落ちた身体を抱き抱えるようにして、ミカサが拘束を解いた。

「エレンに殺されるのは怖くないけど、エレンの目に映るのは、少し怖いから」

エレンは赤くなって痺れた手首をさすった。

先日交換した組み紐がよれている。

「ミカサ、紐は」

「大事に取っておいてある。汚したくない」

絶望に似た何かが顔に張り付いているのがわかった。

その頬を撫でるミカサは、呼吸も乱さないままだ。

ベクトルが違うんだよなぁ

これはエレンを応援せざるおえない
ある意味ミカサはエレンを甘く見ているな

「俺、振られたか」

「振ってない。元に戻っただけ」

「振っただろ……」

「私のことは、数に入れなくていい」

床に座り込んだエレンを胸に抱いて、ミカサはどこまでも優しい声で囁く。

「報復しないの?」

顔を上げ、ミカサの穏やかな表情を見つめる。

力の入らない手で肩を押すと、素直に押し倒された。

這うようにして覆い被さる。エレンの首に腕を回したミカサが、もう片方の手で秘所を開いて見せた。

くち、と粘着質な音を立て、愛液が糸になって滴る。

「エレンのおちんちん、おまんこに入れて。好きに使っていい」

赤くなってヒリつくような亀頭を押し当てる。

ミカサの肩に顎を置き、半ば体重をかけて押し入った。

「んんっ……く、ん……」

今日初めての喘ぎ声をあげ、ミカサが胎内に受け入れる。

奥まで捻じ込み、全身でミカサにしがみついた。

膣肉が絡み、奥へ奥へと吸い付いてくる。

濡れた粘膜の感触に、腰が勝手に動く。汗にまみれ、体力の消耗も激しいエレンの緩やかな動きに、ミカサの声が震えた。

「ぁ、あ、えれ……まだ、硬い」

互いに腕を回し、固く固く抱き合う。

密着しすぎて腰を振ることも難しくなり、膣奥を押し上げたまま一度静止した。

「ミカサ……」

「ん、んぅ……エレン」

「やっぱり、好きだ」

キターーー

さすがエレン

よしエレン。負けんな

ミカサったら照れ屋さん

ミカサの返事はない。

「嫌か」

「ぃ、やじゃない」

そう言いながら、そっと肩を押し返してきた。

負けないよう、エレンが腕に力を込める。

「何されても折れねえぞ」

ぐり、と膣奥を亀頭で押した。

ミカサの腰がぶる、と震える。

「この程度で諦めるなら俺じゃねえ」

「だめ」

「知るか」

揺さぶって、いつもの性交の快楽には追いつかないまでも、ミカサを中から溶かしていく。

「エレン、怒って、る」

「怒ってても好きなんだよ!」

「ぁ、ぁ、違う」

「気持ちいいのと好きなのが別なら、憎たらしいのと好きじゃないのも別だろうが」

う、ぅ、と嗚咽を漏らしつつ、ミカサが何かを耐えている。

子宮を刺激するようにこつこつと突き上げながら、エレンは徐々に呼吸を整えた。

「抱かれたくないなら、普通にそう言え」

「違う、そうじゃ、なくて」

「恋人のセックスが怖いんだろ」

ミカサが大きくかぶりをふる。大量に溢れてきた愛液を泡立てる音が大きくなってきた。

「今日のことが悪いと思うなら……っ……我慢しろよ……っ」

「やだ、やだ、それは」

ミカサを羽交い締めにしたまま腰を強く押しつけ、本格的に揺さぶり始めた。

「ミカサ、好きだ」

くぅ、とミカサが呻き、顔を逸らして聞かない素振りをする。

「好きだから。家族だけど、好きだから」

「ぃ、やぁ」

亀頭が膨れ上がる。子宮を叩きながら押し上げてくるそれに、ミカサの膝が跳ねる。

「俺の子供産んでくれ。好き、だ、ミカサ……っ!」

痛いほど締め付ける膣圧を押し切りつつ、一番奥に押しつけて射精した。

さほど勢いもなく、痙攣するだけのペニスからじわりと体液の熱が広がる。

「ひっ……ぁ、ぁあ」

過敏にそれを感じ取ったミカサがエレンの肩にしがみつき、ぶるぶると震えた。

その途端、じわりと下半身が熱くなる。

しょわわ……と音がした。ミカサが漏らしていた。

尿の熱が結合部を温め、妙な高揚感がある。

「いや、やだ、見ないで」

力なく暴れようとするミカサを抑えて、エレンはまだ逸物を引き抜こうとしない。

「今日初めてかわいいな、お前」

「……っ……ふざけ、ないで」

真っ赤になったミカサが顔を伏せて泣き始めるまで、腕の拘束を解くことはなかった。

さすがだなエレン!

これはエレンを応援せざるをえない

さっすが我らが主人公


               . -—- .      やったッ!! さすがエレン!
             /       ヽ
          //         ',      おれたちにできない事を
            | { _____  |        平然とやってのけるッ!
        (⌒ヽ7´        ``ヒニ¨ヽ
        ヽ、..二二二二二二二. -r‐''′     そこにシビれる!
        /´ 〉'">、、,,.ィ二¨' {.  ヽ     _ _      あこがれるゥ!
         `r、| ゙._(9,)Y´_(9_l′ )  (  , -'′ `¨¨´ ̄`ヽ、
         {(,| `'''7、,. 、 ⌒  |/ニY {              \
           ヾ|   ^'^ ′-、 ,ノr')リ  ,ゝ、ー`——-'- ∠,_  ノ
           |   「匸匸匚| '"|ィ'( (,ノ,r'゙へ. ̄ ̄,二ニ、゙}了
    , ヘー‐- 、 l  | /^''⌒|  | | ,ゝ )、,>(_9,`!i!}i!ィ_9,) |人

  -‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ  !‐}__,..ノ  || /-‐ヽ|   -イ,__,.>‐  ハ }
 ''"//ヽー、  ノヽ∧ `ー一'´ / |′ 丿!  , -===- 、  }くー- ..._
  //^\  ヾ-、 :| ハ   ̄ / ノ |.  { {ハ.  V'二'二ソ  ノ| |   `ヽ

,ノ   ヽ,_ ヽノヽ_)ノ:l 'ーー<.  /  |.  ヽヽヽ._ `二¨´ /ノ ノ
/    <^_,.イ `r‐'゙ :::ヽ  \ `丶、  |、   \\'ー--‐''"//
\___,/|  !  ::::::l、  \  \| \   \ヽ   / ノ

座り込んだまま身体だけ何とか拭き取り、濡れた床を前に途方に暮れる。

一度戻って、雑巾か何かを持ってくるしかないだろう。

ミカサはもう耐え難いらしく、体育座りで膝に顔を押し当てていた。

「お前……いい加減にしないと、アルミンに言いつけるぞ」

「それはだめ」

「仕方ないだろ、ミカサが考えなしに突っ走るんだから……」

いやいやするように、ミカサは膝に額を擦り付ける。

筋肉のついた身体を精一杯縮こまらせているようだった。

「尻痛ぇ……」

「申し訳ない」

「こっち向いて謝れよ」

「それは無理」

その頭に向かって、持ち込んだ小包を投げつけた。

ぱさりと髪に当たったそれが床に落ち、もぞもぞとミカサが手を伸ばす。

「開けろ」

頷いて、膝を抱えたままのミカサが紙包みを開く。

透かし彫りの、凝ったデザインのコームだった。

「お前、ろくな櫛持ってなかっただろ。アルミンが半休だったから、買ってきてもらったんだよ」

ぼたぼたとミカサの目から涙が溢れ、握りしめた櫛を目に押し当てた。

「ごめんなさい」

「観念したか」

「うん……」

散らばった服をかき集め、ミカサの手を引いて無理矢理立たせる。

すん、すん、と鼻を鳴らしながらも、ミカサは自分より先にエレンの服を着せつけようとしていた。

その手にカーディガンとスカートを押しつける。

「多分、アルミンに気付かれた」

シャツの襟を直していたミカサの手が止まる。

「どうしよう」

「正直に話すしかないと思う」

「でも、今日エレンにしたことは」

「そこまで話さなくていいが……お前、いい加減に心決めろよ。もう時間かけて慣らしていくしかないんだから」

「もうエレンに任せる」

「じゃあ、来週は恋人のセックスだな」

返答もなく目を逸らしたミカサに、エレンは頭を掻いてため息をついた。


-終わり-

何か色々ミカサが面倒くさいことになってきたので助けてアルミン。
エレミカエレミカ言ってもらってるのに尻犯してすみませんでした。

乙!
先は長そうだが、エレンの男気に期待!

エレミカだろうがミカエレだろうがこいつらが仲良くしてればそれでええんやで(ニッコリ)


正直読んでて尻痛くなってきたのでエレンには頑張ってもらいたかった
頑張り通してくれて良かった

アルミンに気づかれたってエレンさんそれとなく知らせるためにわざと買い物頼んだでしょうそうでしょう違うんかい


ミカサちゃん面倒可愛い
ところてんのようなナニかもとてもよかった
毎度毎度素晴らしいじっくり描写で楽しませて貰ってる

何つー照れ隠しだミカサww
しかしエレン△よくやった
アルミンに相談すればもうちょっとマシになるだろうか

来週つうか明日にでも頼みますよ

「これは、ひどい……」

エレンの手首に赤く残った痕を見て、アルミンが悲愴に呟く。

「ここまで拗れる前に、言ってくれれば……いや、僕は部外者なんだろうけど」

「いや、いつまでも隠せるとは思ってなかったし」

「そりゃ、エレンは夜に抜け出すし最近は外出もするし、ミカサと何かあるとは思っていたけれど。その、2人がちゃんと男女の関係になってるとまでは」

「ちゃんとってわけでもねえ。この有様なんだから」

深刻なアルミンの表情を見るのも気まずく、エレンは手首をさすりながら目を伏せる。

「……一体、いつから」

「……触ったりするようになったのは、かなり前から」

「開拓地にいた頃からだよね」

寮の二段ベッドの隅に膝を抱え、頭を寄せ合っている。

部屋にはまだ誰も帰ってきてはいないが、自然に声が小さくなる。

「お互い憎からず思ってると……俺は思ってたんだが。ここにきてどうして拒まれるのか、よくわからん。照れ隠しにしちゃ、抵抗が強いし」

「ここまでされて照れ隠しだと思うエレンもすごいけどね」

「要はこっちからミカサに何か言うのが気に食わないみたいだからな。好きだかわいいくらい、父さんたちも時々言ってたのに」

「エレンがそういうことを、臆面もなく言えるってことに驚いたよ……」

「アルミンもかわいいぞ」

「うれしいけどやめて。それで……エレンはどうしたいの?」

「せっかく良い仲になれたんだから、ちゃんとした恋人になって、将来的にはシガンシナの家で一緒に暮らしたい」

「ミカサの意見は?」

「……性欲処理以上のことはしたくないって」

それ以上ってなんだよ、と膝に顔を埋めたエレンを前に、アルミンがこめかみを揉む。

「キスは拒まれないんだよね」

「あぁ、恋人のキスまでなら」

「それじゃだめなの?」

顔を上げたエレンは、怪訝な顔をしている。

「エレンが付き合い始めたと認識しているのが、あの外出日からなら……今日の時点で、まだ一週間経っていない。それでキスか、それ以上のことができるなら順調すぎるくらいだと思うけど」

「いやいやそれはおかしいだろ。それまで何でもさせてくれたんだから」

「あんまり詳しく聞きたくないなぁ……。エレンは、その頃と違う関係になりたいわけなんでしょう?」

「あぁ」

「それなら、改めて1から始めるくらいの気持ちでいいんじゃないかな。ミカサだって初めてのことなんだから、どうすればいいのかわからないんだよ」

「……それは、セックスまでの過程をやり直しってことか?」

「だって、面と向かって好きだって言うのも恥ずかしがるんだろ?」

納得できず、膝を抱えたまま転がったエレンが唸る。

「そっちの方が恥ずかしいと思うんだが」

「一週間でお手軽に性交渉までできるカップルなんて、そういないと思うよ」

「なんでそれじゃだめなんだ……将来だって決めてるのに」

「……エレン、責任取るつもりでも、普通はやりたいだけでやらせてもらえるわけじゃないからね」

「……ミカサなのに」

あー、とアルミンも横に倒れる。

「ミカサだって女の子なんだから」

「でも、そんなこと気にする奴だとは」

「女の子なんだから」

唸るエレンに、アルミンは辛抱強く語りかける。

「狩りの達成感がないと、恋愛は長持ちしないって聞くよ。
 僕には経験がないから、一般論でしかないけど」

「それは具体的にどうするんだよ」

エレンの身体を起こさせて、アルミンも座り直した。

「今まで、エレンからミカサの気を引いたりすることはなかったよね」

「そりゃ、必要性がなかったし」

「せっかく恋人になったんだから、やってみればいいんじゃないかな。
 ミカサから甘えたり、恋人の時間を求めたりしてくれるようになれば、エレンも主導権が握れるでしょ」

「デートのときはいい感じだったんだけどな。でも好きだって言ったあとは、拒んだり拗ねたりしてきてさ」

「拒んだり、っていうのは好意自体を?」

「それと、連れ込み宿で」

皆まで言わせず、アルミンは手近な本でエレンの頭をはたいた。

「最後までしてねえよ!」

「当たり前だよ! ミカサも君もたいがいだよ!」

もう一度はたかれる。痛くはないが、面白くない。

「エレンは驕りすぎてるよ! 押せば押し切れるからミカサに対して強気だったのかもしれないけど、今はその局面じゃないんだ。引くべきときもある」

「ミカサなのに!」

「ミカサでもだ! 拒んだり逃げたりするミカサが気になるんだろ? ミカサだって同じなんだよ」

髪を払って直していたエレンが、はっと目を開いた。

「そうかもしれねえ。ミカサが聞き入れないからって、好きだ好きだって繰り返して……」

「今までミカサに最後まで受け入れられていたから、自信満々に振る舞えたのかもしれない。
 でも、このままじゃエレンは追いかける側だ。それでもいいのか」

「このままじゃいずれ……力関係が逆転する」

「そう。逆にエレンが引けば、間違いなくミカサは追ってくる」

2人は大きく頷いた。アルミンの肩を、エレンの手のひらが叩く。

「さすがアルミンだ。俺よりずっと俺たちの状況が理解できてる」

「実際にうまくいくかは、エレンの辛抱強さと的確な時に押して見せる判断力にかかってるけどね」

そう言われると、エレンの顔が曇る。

「でもよ、昼間はミカサに対して素っ気なく振る舞ってると思うぜ。
 ミカサは口うるさいし、引っ付かれてからかわれるのも面倒だし」

「性的なことには随分積極的だったみたいだけどね」

「俺が最低みたいじゃないか」

「話を聞く限りだと、それに近い印象だけど」

いつになく厳しいアルミンの追求に、エレンはシーツを被ってまた転がってしまう。足首だけが見えていた。

「エレン。僕にとって、エレンもミカサも家族同様なんだ。どっちも大切なんだよ」

「わかってる。ミカサと一緒の時も、アルミンのこと忘れてねえよ」

「すぐに暴走するミカサも問題だけど、エレンももう少しデリカシーを持って接してあげて」

「お前は俺の母ちゃんかよ」

いつもならミカサに言う台詞を叫びながら、転がったエレンはアルミンの膝にぶつかって止まった。

「つまり、昼間は積極的に、夜は受け身にってことか?」

「いや、いっそ呼び出すのをやめたら」

「溜まるだろ……」

「僕らの身にもなれ」

シーツの上からバサバサと本を落とした。

「いつもミカサがしてくるのを参考にすればいいんだよ。
 いや、あそこまでしなくてもいいと思うけど。それで、ミカサから誘ってくるのを待つんだ」

「昼間にか? やだよ、恥ずかしいだろ」

「やってみる価値はある」

丸まった姿勢で本に埋もれ、シーツから足首を出したままのエレンが静まった。

「……それで効くかはわからないけど。なんせ相手がミカサだから」

「……どう反応されても、今回みたいな目に遭うよりマシではあるな」

一旦休憩。ガールズトーク……ガールが誰なのかの選別が難しいですね

>>535
ジャンがミカサに迫ったりはしない気がします。ジャン贔屓故に。

おお!続ききてた
このカップルが最終的にどう決着つけるか気になる
幸せになってもらいたいが…

>>609
最初は例のSSに触発されて、ミカサ犯そうと思っただけだったのですが……。
もうどうにでもな〜れ(r

>>607
一般的な女子のイメージはミーナかなぁ
ただミカサが親しい女子がいるイメージはあまりないので
他の女の子のトークに少しづつ混ざっていくとかかな

>>611
性的な話でドン引きしないでくれそうな女子が少ない……表面上の話なら何とかなりそうですが。
ミカサと親しそうなのはサシャですが何せサシャですし

ミカサを犯そうと思って立てただけのスレだったので、
行き当たりばったりでどうなるのかまったく決めてません。
アルミンのアドバイスが的確かどうかもわかりません。
エレミカに何させるのかも相変わらず決めてません。
もらったネタはできるだけ具現化したいのでがんばります。

調査兵団の先輩方ならいけるんだろうけどな
訓練兵の同期となると

http://fsm.vip2ch.com/-/sukima/sukima186102.jpg

アニやクリスタと談笑するミカサが一応アニメ公式絵であるがどうだろう

ライナーはホモだから宛てにならんしのう・・・

>>610
例のSSも>>1のSSも大好きだ

この気持ちは一時のものじゃないんだぜってミカサに伝わるまでそれこそ一生を賭けて告白するしかないな
101回でも何回でもプロポーズすればいいと思うよ

後は公式に交際関係があるハンナかな

うおお…!先輩方いいな…

ここはクリスタ以外何でも聞き流しそうながらもわりと面倒見のいいユミルかねえ

行き当たりばったりってことは何かのキッカケで化ける可能性も大だから
あまり気にしないでいいと思うぞ

どの道ミカサの獣のような衝動は特殊なので、受けきれるキャラとなるとユミルかな
会話のキッカケに一工夫いるけどね

まあユミルさんは年の功で

ここはミカサと体の関係がある(?)アニの出番

「なつかれても困るんだけど」

薄闇の迫る部屋で、1人筋トレに励んでいたアニにミカサがにじり寄ってきた。

正座したまま、俯いてアニの腹筋が一段落するのを待っている。

「……何」

「相談したいことがある」

「アルミンにでもすれば?」

「多分、アルミンを困らせてしまうので」

「あんたに邪魔されて私も困ってるんだけど」

命令を受けた犬のように、じっとアニの腹の辺りを見つめるミカサに根負けし、アニは身を起こした。

乱れた髪をまとめ直す。

「さっさと済ませて」

「セックスが怖い」

しばし沈黙し、アニはミカサに向かって座り直す。警戒という意味を込めて。

「頭沸いてるんじゃない?」

「アニは怖くなさそうだったから」

眠たげな青い瞳が、きろっとミカサを睨む。

「あんたたちと違って、こっちは綺麗な身体なんだけど。
 そういう話なら他の同期にあたって」

「サシャに話を聞こうとしたら、町の子は進んでるとか遅れてるとか呟きながら逃げられた。私も山育ちなのに」

「サシャに同情するわ」

背筋を正し、ミカサが座り直す。

「アニと……してから、エレンが恥ずかしいことを言うようになった。恋人だとか好きだとか」

「ちょっと」

制止され、長身を縮こまらせていたミカサが顔を上げる。

アニの頬がうっすらと赤らんでいた。

「あんたたちは何なの?」

「家族」

「理解できないよ」

「……はっきりと、そういうことを言われたことはなかった。
 好きとかかわいいとか、そういうことを言われると、身体が動かなくなる。
 非常に困っている」

「あぁ、惚気か。間に合ってるからさっさと寝て」

「違う。本当に困っている。次はどうなるかわからない」

「あんたの説明が下手でこっちも困ってるんだけど」

ミカサは黙ってしまった。元々が口下手なようだが、この手の話をすること自体が初めてなのかもしれない。

長い沈黙に耐えかねて、アニがため息をついた。

「あんたは、死に急ぎ野郎が嫌いなの?」

「そんなことはあり得ない。エレンがいなかったら、今私はここにいない」

「じゃあいいじゃない。あんたはあいつが好き、あいつもあんたが好き、めでたしめでたし」

「アニ。真面目に聞いて」

ほう、アニか 興味深いな

面のように表情の動かない顔から発せられる声は、妙な切実さと幼さを含んでいた。

「どう聞いても、誰に聞いても同じように答えると思うけど」

「私も……そう思う。それで、困っている。
 普通の恋人同士と同じようにできない。アニ、普通の女の子がわからない」

「尚更、私に聞いても仕方ないね」

「アニは女の子らしい」

見上げた視線が、ミカサのそれとぶつかった。

面食らったアニが答えられないでいると、ミカサが続ける。

「アニみたいに、柔らかい部分で、エレンを受け止めることができない。
 私の気持ちに、柔らかいところがない」

「クリスタと間違えてない」

「クリスタもアニも、とても繊細な女の子。でも、アニは」

「あんた、甘ったれだね」

ミカサの頬も赤くなり、唇を引き結んで目を伏せた。

それをじっと見つめていたアニが、ミカサに膝ひとつ分近寄る。

「まあ、いいんじゃない。甘え下手の甘ったれなんだから、死に急ぎ野郎の手には余るよ。
 まずは練習が必要だね」

「練習、とは」

「何なら、私が相手になってもいいけど」

目を丸くしたミカサの肩を押し倒し、アニがその横に添う。

並んで横になると、アニがミカサの頭を抱きしめた。

「私相手なら平気そうだね」

「そう。いい匂いがする」

「そういうことをあいつに言ってやればいいんだよ」

ミカサが首を振って、アニの豊満な胸に顔を隠した。

「あいつの前でもう一度してやろうか」

「それは許して」

「おい、何をもう一度だって」

アニとミカサが瞬時に身を起こす。

ユミルが二段ベッドの梯子から顔を出していた。

「い、いつから」

「いつだっていいだろ。お前らさ……おっぱじめるなら止めないが、場所ってもんがあるだろ。なぁ?」

「そういうんじゃないよ」

うそぶいてアニが髪をいじる。

「おいミカサ、エレンとお前がどうでも私は興味ねえけど、クリスタに変な話は聞かせるなよ」

「わかっている」

「は、そのくらいの分別はありますってか」

興味があるのかないのか、ベッドの縁で頬杖をつき、皮肉な笑いを浮かべている。

引き込まれる

いいね いいね

アニにユミルか。かなり的確な人選のような気がする wktk

「面白そうな話なら一枚噛ませろよ。暇つぶしくらいにはなりそうだ。なぁ、アニ」

無視するアニからミカサに視線を移す。

「見せつけてやりゃいいだろ。エレンのセックスより女がいいですって面して見せれば。
 もう指一本触れてこないぜ。何もおっかねえ思いせずに済むだろうさ」

「下世話。だからあんたに聞かれたくなかった」

アニの制止を笑い飛ばし、ユミルは煽りたてる。

「明日から面白ぇもんが拝めそうだな、おい。
 ミカサ、お前もうアニに乗り換えろよ。周りの奴らが目を剥くだろうな」

「ユミルは、セックスが怖いと思ったことはある?」

脈絡のないミカサの質問に、ユミルの顔から笑みが消えた。

「は、お前つまんねえわ」

「不愉快にさせたなら申し訳ない」

「壁外に行こうって奴が、そんなもん怖がってどうすんだよ」

頭をガリガリと掻いて、毒気を抜かれたユミルは盛大なため息をついて見せた。

「くっだらねえこと言ってないで、お得意の肉体言語でエレンに一発ぶちかませばいいだろ。
 甘酸っぱいね。反吐が出るよ」

「私は、怖い。巨人を見た時と、同じくらい怖い。
 将来、子供を産みたいのに。これでは困る」

それを聞いて、ユミルはそっぽを向いた。

「エレンに身を任せて甘えるのが怖いってか。
 なるほど、あいつじゃ頼りないわな。
 逆にミカサの乳吸っておしめ替えてもらってる方が似合うよな。わかるわかる」

「エレンを侮辱しないで」

「お前が言ってることと、何も違わないだろ。なぁアニ?」

話を振られて、アニはぴしゃりとはねのける。

「あんたの……そういう、人を見透かしてますっていう態度じゃ、話を聞きたがるのはミカサくらいだよ」

エレンとアルミンの方がガールズトークっぽくなってしまう

進撃の女子は一筋縄じゃいかないのばかりだからしかたねぇよ…

二人ともヒロイン気質なんだからしかたないね

確かにシリアスなメンバーだからな
ミカサの異常さに引かないのはこの面子くらいだし

アルミンの和みオーラもあるけどおかしくはないと思うぞ

だがそこがいい

うまく甘えられないんだなミカサちゃん
聞き分けのいい長女みたいだ

「アニちゃんはご機嫌斜めってか。
 まあ、面白そうだから見物させてもらうわ」

「ユミル、さっきの言葉を撤回して」

愚直に繰り返すミカサに、面倒くさそうにユミルが舌打ちする。

「うまくいったら撤回してやるよ。まあ、エレンにそれだけの甲斐性があればいいな? ミカサ」

「よくわかった。エレンとの……が怖いのは、私が至らないせい。
 アニ。甘えさせて」

「やめてよ、下衆の前で。後々言いふらされちゃたまらないから」

「そこまで暇じゃねえよ。まあかわいいアニちゃんにどこまでできるかも気になるけどな。
 妹が構われて喜んでるようにしか見えねえけどな」


だはは、とわざとらしく声をあげるユミルを尻目に、アニは自分より幅のあるミカサの肩を抱き寄せた。

そう言えばこの3人のからみってあんまり見た事ないな

とりあえずここまで。人数増えると口調の違いが難しすぎて、ユミルとかアルミンとかおかしかったらすみません。

多分、昼間ミカサを甘やかそうとするエレンがミカアニのいちゃいちゃに邪魔される展開になるかもしれないので、嫌いな方は注意してください。

>>643
アニは格闘(エレン)とか女の子扱いされたい部分(アルミン?)とかに触れられない限り誰とも関わらなそうだし、
ユミルはよく人を観察してるのでお互い距離をとってるでしょうね。

乙〜
面白いよ 期待して待ってるよ

これは期待する

あと毎度のことながら、エレミカにさせたいネタとか投下してもらえると筆が早くなって助かります。
エロでもいちゃいちゃでもできるだけ盛り込みます。
何も考えないと犯すだけで終わってまう

これはやっぱり子供みたいに拗ねるエレンでしょ
甘えさせたいし甘えたいのに出来ないんだから 
二人とも甘えん坊だしね

エレンに感情移入しちゃうとミカサの行動にイライラしちゃうなぁ
仕方ない部分があるのは理解できるんだけどね

>>650
ミカサに感情移入するとエレンにヤキモキする
どっちもまだガキだもんな

精神的には20台後半くらいまで女性のほうが成熟してると言うしな
お互い一番敏感な所ぶつけ合って傷つけ合う 醜くも美しく甘酸っぱい
それが青春 自分で言っててケツがむず痒くなってきた

ここはあちこちの孔から水分出たり痛くなったりむず痒くなったりする忙しいスレなんだよ

>>650
>>651
どっちもどっちだと思って書いてますが、2人ともやっぱり子供ですね。
すぐ手や足が出るし。髪掴んだり膝で蹴ったり

そういった部分もやきもきしながら楽しんでるんでこれからも頑張ってくださいな

普通は「恥ずかしい」とか「照れくさい」とか感じることを「怖い」って感じてるのがもうね
これ「未知への恐怖」だとしたらものすごく悲しくなってくるな
あるいは大事なものが失われた(しかも2度)「既知の苦痛への恐怖」だとしてもやっぱりものすごく悲しい

ガキだからこそ応援したくなる。上手く行くといいな

エレミカがどうなるかも気になるが、この3人の絡みってあんまり見ないから面白いな
というか行き当たりばったりでここまで書けるのがすごいww
いいぞもっとやれ

>>656
その怖さは身近な大人の姿を見て自然に解消されるものなのかもしれないしね
そう思うと悲しい

>>634のミカサの質問に対するユミルの反応だが、こいつぁ……

翌朝。

芳しい香りと訓練兵たちのざわめく声に満たされた食堂で、アルミンとエレンはミカサを待っていた。

「わかってるね。エレン」

「……恥をかく覚悟はしてきた」

ぼそぼそと声を交わす2人の前に、意外な人物を伴ってミカサが現れた。

「エレン。アルミン。アニも一緒に食べていい?」

「は?」

「う、うん。いいけど」

「邪魔するよ」

並んで座る男2人の前に、食器を抱えた女2人が座った。

「アニ、お前、ミーナは」

「何? 私がいると迷惑?」

「そうじゃねえけど」

いただきます、と手を合わせるミカサに倣って、アニも食べ始める。

アルミンとエレンも呆気にとられながらパンをちぎった。

以前のことが以前のことだ。隣のテーブルから、小さな声で「修羅場」と野次るのが聞こえた。

「アニと仲良くなった」

「え、あぁ、良かったね」

「うん」

女にしては寡黙な2人は、雑談もせず黙々とスープを啜り、パンを食べている。

不気味にも見える光景だった。

ミカサがいつもしてくれることを、とアルミンに言われたのを思い出したエレンが歯噛みする。

頬についたパンくずを取ってやろうにも、対角線上に座られて手が届かない。

そもそも、ミカサはパンくずをつけたりしない。

一念発起、とも言える思いでエレンはスプーンを差し出した。

「ミカサ、お前、豆好きだろ」

アルミンが見守る中、少し目を丸くしたミカサが首を横に振る。

「エレンがちゃんと食べ」

ゴン、と音がした。アニがミカサの椅子を蹴ったのは明白だった。

「……いただこう」

ミカサが身を乗り出し、スプーンを口に含んだ。

一連のやり取りにエレンが混乱する。なんだ今のは。

「ミカサ、髪」

自分のスプーンでスープを飲むミカサの髪を、アニが頬から除けてやる。

「ありがとう、アニ」

粛々と行われる異様な言動に、エレンもミカサも口を挟むことができない。

「おっはようございます」

軽やかな足取りで、もう自分の分を片づけたらしいサシャが声をかけてきた。

「余ってるパンはありませんか?」

「今日はねえな」

「サシャ、少しあげよう。昨日のお詫び」

ミカサの声にサシャが動揺を見せる。

「え、あ、こちらこそ昨夜はお役に立てませんで」

「はい」

ちぎったパンを差し出され、なぜか赤くなりながらサシャがテーブルに回り込んだ。

ミカサにパンを渡されると、周りを窺う素振りをしながら、さっと手を伸ばした。

「み、みかさはいいこですね」

ミカサの耳で切りそろえられた黒い髪を2回撫で、野うさぎのように駆け去っていった。

その方向から、ユミルの馬鹿笑いが聞こえる。

口からパンを落としたエレンを見て、ミカサが席を立つ。

「こぼしてる」

「い、いいよ」

「朝はちゃんと食べて。エレン」

いつもの調子でそういうミカサの乱れた髪を、またアニが直してやっていた。

味もわからないような状態で、アルミンとエレンがやっと食事を終えようというとき、

「エレン、今日の対人格闘訓練は、私と組んで欲しい」

そう言って、ミカサが今日初めてエレンを見つめた。

「え、やだよ。お前手加減するじゃん」

「しない。お願い」

お願い、という聞き慣れない言い方にエレンは面食らう。

その沈黙を否と受け取ったのか、ミカサは寂しそうに呟いた。

「組んでくれないならアニと組む」

ますます口の塞がらないエレンだが、何とか言い返した。

「いや、いつも俺はアニと」

「別に約束してるわけじゃないよ。あんたが組まないならミカサと組むさ」

「ありがとう、アニ」

淡々とした声音で頷きあう女2人に、何も口を挟むことはできなくなった。

「なっんっだっよっあれはぁあ」

早々に食器を片づけて出て行ったミカサとアニを見送り、エレンは食堂の出口で壁に向かって呻いた。

その背中をアルミンがさする。

「恐怖体験だったよ」

「浮気だろこれ」

「エレンだって断ったじゃない」

「動揺していつもの調子で答えちゃったんだよ……」

「あの、アルミン……エレン」

食堂から出てきた小柄な少女が、金髪を背中で跳ねさせながら駆け寄ってきた。

「あの……ユミルがごめんなさい」

「クリスタ、どういうこと?」

「私もちゃんとは教えてもらえなかったんだけど……」

心配半分、怯え半分でエレンの様子を窺う。

「ミカサを……かわいがるとか、甘やかすとか言ってたみたい」

「ミカサを?」

アルミンとエレンの声が重なる。小さく頷いて、クリスタは自分のシャツの裾を揉み絞った。

「気を悪くしたかもしれないけど……ユミルを悪く思わないで欲しいの。多分、ちょっとした悪戯だから」

「まさかアニまでユミルに指示されてるのか?」

「そうは聞いてないけど、ミカサが嫌がってないみたいだし、大丈夫なんじゃないかな……」

おい、とユミルに呼ばれ、クリスタが振り向く。

「ごめん。何かあったら私に言ってね。ユミルにはちゃんと言っておくから」

食堂から連れだって出て行く彼女たちを見て、アルミンがエレンの肩に手を置く。

「ちょっと……やりづらくなったね」

>>660
ただ蓮っ葉に振舞ってるだけなのか、クリスタのためなら枕もいとわないユミルなのかお好きな方で

女子はたいてい何人かでつるんでいるものだが、ミカサは例外ではあった。

何人か固まっているならともかく、たった1人ミカサの横にいるだけで、こんなに話しかけづらいものだとは。

昨日まで、話しかけるだけならいくらでも機会があっただけに歯痒い。

座学の席も、アルミン、エレン、ミカサ、アニの順で並ばれてしまうと、もう何を話しかければいいのかわからなかった。

なぜアニなのか。

他の女同士のペアと違い、楽しげな雰囲気でもないのに親密に振る舞うのが気にかかる。

行き場のない苛立ちから、エレンは何度もペンを持ち直す。

(エレン)

不意にミカサが顔を寄せて、囁いてきた。

咄嗟に顔を離してしまう。

(な、なんだよ)

(今、教官が消した板書、最後を写し損ねた。エレンは?)

見事に自分も書き写し損ねていた。

それは後でアルミンに見せてもらえばいいのだが、

(悪い。俺も)

(そう)

あっさりと引き下がるミカサが、なぜか腹立たしい。

アニのシャツの袖を引き、耳に唇を寄せて何事かしゃべっている。

アニの手元を覗き込み、書き写し始めた。

思わず、音もなくミカサの脛を蹴る。

ちらりとエレンの怒った顔を横目で確認したミカサが、半ば擦り寄せるようにして、優しく蹴り返してきた。

何を勘違いしたのか、手早く写したものを、少しエレンの方に寄せて見せてくる。

仕方なくそれをさらに書き写すエレンの横で、アルミンが聞こえるか聞こえないかのため息をついた。

かわいい かわいいぞ

サシャ巻き込まれてるしクリスタも薄々知ってるとかw
楽しいわこれww ユミルGJ

これはいい実にいい
ミカサもユミルも特定の一人を守るのが使命なわけだが、
ミカサは自身の命が尽きるかもしれない時
ユミルの様に会いたいと言って泣くんだろうか

悪気のないすれ違いっぷりがいいね
赤面するミカエレが見たい

ミカサもエレンにヤキモチ焼くようになればいいのにね
エレンはもう軽くジェラシー感じてるね

「アニが教えてもらうのも珍しいな」

腕と同程度の長さの棒を軽く振りながら、ライナーが遠くを見やる。

棒で相手を制する訓練だった。エレンもそちらを見る。

アニがミカサのマウントを取り、その首に棒を押しつけている。

エレンと組まなければいつもうろうろとサボリを決め込んでいるアニには、本当に珍しいことだった。

「明日は雪が降るな」

「エレン。お前もおかしいな」

間合いに踏み込もうとした瞬間、ライナーにそう言われてたじろいだ。

「おかしいのはあいつらだろ」

「不貞腐れた顔してるぞ。今日ずっとな」

兄貴然として笑うライナーの懐に踏み込む。

「巣離れか」

「どっちがだよ」

「どっちもだろ」

お前も、ミカサも、とからかうように言い、エレンの足を払う。

「かわいいじゃないか。いい事だ」

「かわいくねえ」

上に乗られ、横に構えた棒を形ばかり喉元に押しつけられる。

次は、相手を壁に押さえつけて身動きもとれなくさせる練習だ。

「女っていうのはああいうもんだ。アニは好き嫌いがなさすぎた。
 全部必要ない、じゃ女はやっていけない。選んだり選ばれたりの繰り返しだ」

「そういうもんか」

「そうだ」

それでは、選ばれたのはアニなのか。

ライナーは実際の年齢差より、さらに年上に見えることがある。

普段はそれを好ましく思うエレンだが、今日はどうにも虫の居所が悪い。



「おい」

アニたちの方向に向けて顔を上げたライナーが、エレンを呼ぶ。

はっとそちらを向くと、アニがミカサの手を引いて立ち上がらせるところだった。

ミカサが自分の首元を押さえている。

その手から、赤い色がこぼれているのが見えた。

マフラーを外しているのに。

咄嗟にライナーの身体の下から抜け出て、エレンは駆け出す。

「ミカサ!」

呼んで、たどり着くより先に「大丈夫」とミカサの声で制された。

「引っかかっただけ」

「どうしたんだよ!」

「エレン、静かにして」

強い剣幕で迫るエレンの前で、アニがミカサの髪をかきあげて傷を確認する。

「耳の下を切ったね」

「たいした傷じゃない。痛みもない。アニ、気にしないで」

「ほとんど頬だ。ちょっと出血は多いけど」

「おい、女の顔に」

「棒が少しささくれてた。エレン、落ち着いて」

「いいから傷押さえてろ」

一度経験した要領で、エレンがミカサを抱え上げる。

「医務室行ってくる」

「エレン、降ろして!」

一度横抱きにしたミカサを、荷物のように抱え直してエレンが走り出した。

鹿か何かを抱えているようにも見えた。

「あれじゃ2人とも、服が汚れちゃう」

「今日は珍しいものがたくさん見られるわ……」

クリスタとミーナが呟く横で、アニがライナーのふくらはぎを蹴り飛ばした。

「おい!」

「血だらけであんな風に抱えられちゃ、私が何したのかと思われる」

むすっとしたアニの頭を撫でようとして、またライナーが蹴られた。

とりあえず今日はここまで。
もらったネタを盛り込むのが楽しいですが恥ずかしくて死ねる。

腐女子が好きそうな流れですか

どういう意図かはわからないが
わざわざ荒れる可能性を孕む単語を使……孕むって妊娠って言うよりエロいよね

ホモじゃないライナーのつもりだったのに

棒術がわからないので、違う何かだと思ってください。
エレミカいちゃいちゃより青春の何かが恥ずかしくてきつい。
がっつり犯すよりライトエロの方が恥ずかしいですね。なんかこそばゆいシチュください

こそばゆいシチュ……難易度高いなぁ
二人で狭い空間に閉じ込められる?傷口ペロペロ?ダメだわからん
こそばゆい感覚が思い出せん

意識しすぎてエレンに髪とかちょっと触れられただけで
ビクッとしちゃうミカサ
これではエレンの性処理が出来ないと
本人の前で涙目
後はエレンさん頑張って下さい

こそばゆい?
くすぐりっこならこそばゆいよもちろん

あまりにも盲目的な愛情なのが良くないのかと
判断したエレンがミカサに
ちょっと落ち着いて俺のどこが好きなのか
言ってみろと強要
困りながらたどたどしく答えていた
ミカサだったが段々熱が入り
結果熱烈な愛の告白に

こそばゆい…
ゆびきりげんまん約束の内容は>>1に任せる

医務室で椅子に座ったミカサの頬を消毒し、ガーゼを当てる。

「痕、残りそうか?」

「薄皮一枚切っただけ。顔だから出血量が多いけど、すぐに消える」

そう言うミカサに安堵し、エレンも椅子を出して正面に座る。

「女の顔に傷はつけるなって、母さんに怒られるところだった」

「私は兵士。傷や怪我で騒ぐのはおかしい」

「もったいねえだろ」

照れなのか、ガーゼを髪で隠すような仕草をして目を伏せるミカサに、エレンは気づいた。

やっと2人きりになれた。

ミカサの傷によって……というところに若干の後ろめたさがあるものの、やっと作戦を実行することができる。

「ミカサ、痛いか」

「平気」

ガーゼの上から触れてやる。首を竦めるように逃げられかけたが、ミカサはこらえたようだ。

ミカサは皮下脂肪が少なく、体温が低い。

ひやりとした頬に、血が絡んで固まった髪が張り付いている。

「あの、エレン」

「何」

「やっぱり、少しは痛い」

「あ、悪い」

「離さないで」

手を引こうとしたところに、手のひらを重ねられる。

ミカサの視線が落ち着かない。

「アニのせいじゃない」

「は?」

「怒らないで欲しい。多分、私よりアニの方が気にしてしまう」

顔から離した手のひらを、ミカサの腿の上に置いた。

「何なんだよ、お前らいきなり」

「アニは優しい。でも、それを押しつけたりしない。私と違って」

黒目がちな瞳は、伏せられると何を見ているのか読みとれなくなる。

「私は、押しつけがましかった。違う?」

ギッ、とミカサの腿に、エレンの指が食い込む。

「今更何言ってんだ」

「事実」

「家族だろ。恋人だろ。その程度のこと気にして離れたりするなんて」

「違う」

ミカサの肉に爪を立てるエレンの手に、白い指が添えられた。

「エレンに……ちゃんと向き合いたい」

いつの間にか、互いの息が顔にかかるほど近かった。

新しい血の臭いをさせるミカサが、まぶたを閉じる。

一瞬、何を求められているのかわからなかったエレンだが、すぐ唇の赤に吸い込まれた。

ざらりと舐める。それを合図に僅かに唇を開いたミカサの中に、舌を差し入れた。

ぬるぬると脳髄を蕩かすキスだった。ミカサの手はエレンの腕に縋っている。

この味を知っている。ミカサはエレンの獲物だ。

傷つき、弱っているときのミカサは出会った日を思い出させる。あの時、確かに獲得したものだ。

舌を吸われて恍惚とする。差し入れたエレンの舌を、ミカサが唇で食んで愛撫した。

その唇を覆うように食いつき、口蓋を、頬肉を、舌の裏を舐めて、唾液を飲み干す。

ちゅぱ、と音を立てて唇が離れた。鼻をくっつけたまま、ミカサが囁く。

「今晩、倉庫は使う?」

かっと首が熱くなるような興奮に、エレンは返答できずにいた。

混乱する脳裏に、アルミンの声が思い起こされる。

「い、いや、いい」

「そう」

気もないような声音に聞こえるが、微かに寂しそうなものが混じっていることが、長年の付き合いで感じ取れる。

「エレン」

「しない」

「お願い」

お願い。それが何を意味しているのか。

ミカサの態度の変化についていけない。先に甘えられると、想定していた甘やかし方も思い出せなくなった。

「悪い」

「エレン」

ミカサの手を振り払い、足早に医務室からエレンが駆け去る。

エレンが開け放したままの戸を、行き場のない手をあげたままじっと見ていた。

時間も置かず、金髪をかきあげてアニが顔を出す。

「すごい早さで逃げてったんだけど」

「アニ」

戸に寄りかかったアニが、腕を組んでミカサを見る。

「愚痴を聞く趣味はないから」

「アニは優しい」

「あんたはどこを見てそういうこと言ってるの?」

「アニは優しくしてくれるけど」

ぼんやりと、曲がって貼られたガーゼを撫でてミカサが呟く。

「優しくされるのも、エレンがいい」

難儀だね、と言ってアニが隣に立つ。

「大きな図体でしょげるんじゃないよ」

そう言うアニの腹に、ミカサは顔を埋めた。

ネタありがとうございます。かわいい。
隙あらば内容に突っ込んでいきます。

ミカサのかわいいジェラシーをひとつかわいく

夕食前、着替えながらベッドの上で輪になった。

「そういうことなら言ってくれれば良かったのに」

晴れやかな顔で、安心したクリスタが両手を広げた。

「はい、私をエレンだと思って甘えていいよ」

「おいおいクリスタちゃん、それは無理があるだろ」

その頭を大きく揺さぶりながら撫で、ユミルはクリスタをミカサから引き剥がした。

「こいつは目つきが凶悪なのが好みらしいからなぁ。女神様じゃ役者不足だ」

1人輪から外れていたアニがユミルを睨む。

「でも、そんなに難しいものですか?
 要は家族にちゃんと甘えられるようになりたいんですよね」

ベッドの上で上体を倒し、柔軟運動しながらサシャが尋ねる。

「私は1人っ子なので、甘え下手という感覚はよくわかりませんけど」

「自分から甘えることより、急に甘やかされて取り乱さないことの方が難しい」

そう言うものですか、とサシャは投げ出した足のつま先を掴んだ。

「男の人って、ゆっくり大人になるもんだと思ってたんですけど」

「でも、いじめっ子ほど急に大人になっちゃったりもするよね。
 子供時代をさっぱり脱ぎ捨てちゃうみたいに」

「性の目覚めってやつだろ」

核心に切り込んでくるユミルの背中を、アニが軽く蹴る。

「下品」

「おーこわ。アニちゃんは大きな妹ができてご機嫌だったのによ」

「ユミル、ミカサは真剣なんだよ。エレンのスキンシップは、ユミルのと違って軽薄じゃないの」

「そう、慣れないと困る。将来エレンの子供を産めない」

ひゃー、とクリスタが両手を顔で覆い、サシャがその影に隠れた。

「え、そういう話だったんですか?」

「恋したんだね……物語みたい」

爆笑するユミルの背中を、アニがまた蹴る。

「その、ミカサは、そういうことが怖くないかって聞きましたけど……その前段階でもう怖いんですか?」

「怖い。かわいいとか好きだとか言われると、どうすればいいかわからなくなる」

うーん、とサシャはブリッジ運動を始めた。

「エレンの何が怖いんでしょう?」

「どうしてそんなことを考えるのか理解できない」

「そんなことに理由なんてないよ。心からミカサのことを大切に思ってくれてるんだよ。家族だもの」

そう言い募るクリスタを、後ろから抱きしめてユミルは嘲笑する。

「私にはエレンの気持ちがわかるぜ。
 クリスタかわいい、クリスタ大好き、食っちまいたい、
 私の嫁になってくれ、今夜は寝かさないぜ」

「ユミルの変態と一緒にしないで!」

ごつ、とユミルの顎にクリスタが頭突きするが、腕から抜け出せない。

「かわいい、とそういうことは、結びついているもの?」

またクリスタが両手で顔を覆って、奇声をあげた。

サシャもブリッジの姿勢を崩し、枕に顔を埋める。

「おいよせ、こいつらにはまだ早い話なんだよ」

「多分、これは重要なこと」

「まあ、あいつだって男なんだから。延長線上にはあるんじゃない?」

聞いていないようできっちりと発言するアニに、ユミルが下衆な笑みを投げる。

「それどころか、下半身に直結だろ。俺の子供を産ませたいってことだよ」

「産む約束はした」

婚約者、と叫びながらサシャが足をばたつかせる。

「もしかして、理解できるかもしれない。エレン個人の主観で、私を魅力的な雌と認めたということ。違う?」

ユミルは手を叩いて爆笑し、サシャとクリスタは暴れ、アニは冷ややかな目でその狂乱を睨みつけていた。

「いいよいいよお前、立派なけだものだよ。お前も下半身に直結してるな」

「よっぽどわかりやすい。無力な子供のようだという意味よりは」

「それだけじゃないとは思うけど……」

顔が火照って涙目になったクリスタが、やっと顔を上げる。

「ミカサのことを守ってあげたいと思ってるはずだよ。
 ミカサだってエレンにそういうことを言うでしょう」

「私はエレンより強いから。かわいいと思うのは仕方ない」

「それ、あいつには言わない方がいいよ。死に急ぎ野郎だって、男なんだから」

アニの言葉に困惑し、ミカサは眉を曇らせる。

「なぜ? 周知の事実」

「事実だからだよ。あいつのコンプレックスを刺激するだけで、何の益もない。
 得意の対人格闘の成績を伸ばそうとしてるのだって、あんたに負けたくないからだよ」

一気に話が理解の及ばない範囲に飛んだ、という顔でミカサが固まった。

「ミカサ……男の子のそういうの、感じたことはない?」

「面白くないと思われてる、というくらいには」

「思ったより面倒くせーわ」

ユミルが頭をガリガリと掻いた。

「男を立てるってことができないんなら、せめて素直にかわいがられとけよ。性的な意味でもいいから」

「わかった」

「もう、ユミル!」

明け透けな言葉に、クリスタが枕でユミルの顔を叩いた。

「あの……好きって言われているなら、かわいいって言葉の意味も微妙に違ってくると思うんですけど」

サシャのおずおずとした声で、ミカサは膝を抱えて顔を伏せてしまった。

呆れてアニがその肩に背中を乗せる。

「そっちは練習も何もさせてあげられないわ。せいぜい慣れなよ」

>>698
ライナーを投げる程度のかわいさでしょうか

人数が増えて、どれが誰のセリフかわかりづらかったらすみません。

このミカサは愛されるのが怖いみたいなので、ミカサがエレンにやきもち焼くならそれを乗り越えたことになるのかな
どうやってそこに持ってくか難しそうだが、実現したらぐうかわ

エレンと誰かが仲良くしてるのを見てモヤモヤを感じそれが自然な女子の感情なのだと徐々に悟る的な
私の事をもっと見て欲しい…とか言わせた日にゃ鼻血でモニタが汚れる

ユミルとか女子との絡みいいねー

むしろエレンにいろんなモヤモヤが溜まって自信なくしてミカサ相手じゃ勃たなくなってほしい
性欲の有る限り一緒にいれると思ってたミカサに衝撃を与えてほしい
それで今まではなんで勃ってたの?って話になって、
エレン「昔から好きだったに決まってんだろ!」
ってなったら俺得だけどもはやネタじゃなくてシチュや

夕食もアニが同席した。

エレンが時折、ミカサとアニを探るように見ている。

「アルミン。今晩空いてる?」

ミカサの誤解を招きそうな言葉にアルミンは飛び上がりかけ、慌てて取り繕った。

「あぁ、夕飯の後なら話ができるよ」

「男の子について教えて欲しい」

後ろでジャンが食器を取り落としたらしい音がした。

目を見開いたエレンが、スープ皿にスプーンを突っ込んだまま固まる。

アニは動じずにパンをちぎっていた。

「……僕にわかる範囲なら」

「ありがとう」

その後は誰も言葉を発せず、黙々と夕餉を平らげた。

アルミンは少なくない量を残してしまったが、サシャが当然のようにさらっていった。

全員分の食器を下げようと、両腕に皿を抱えたミカサにエレンは声をかけようとした。

立ち上がったところを、アニに目配せされる。

「こっち」

アルミンにも促され、後ろ髪を引かれつつ先を歩くアニについていった。

食堂の外へ出て、建物の影に誘い込まれる。

そのまま壁に、アニが背を預けて腕を組んだ。

「ミカサが気になるんでしょ」

「お前らがおかしなことするからだろ」

「別に何の邪魔もしてないよ。あんたが勝手に焦ってるだけ」

拳を握って虚勢を張るエレンを横目で捉えて、アニは続ける。

「アルミンに、何の話をしに行くのか教えてあげようか」

「本当か」

思わず食いついたエレンの剣幕にも動じない。

「ミカサは、あんたに好きだって言われたくないんだってさ」

ぐ、と言葉が詰まる。そんなことを知られているとは思わなかった。

「言われるのが嫌なわけじゃないとも言ってた」

「そう……? かわいいとか好きだとか言われても、あんたが何考えてるのかわからないって」

アニの目元に影が差す。仁王立ちで睨みつけるエレンを前に、アニは動じない。

「ミカサがどう思ってるのか、教えてあげようか」

「は?」

「女の子の本音ってやつだよ」

組んでいた腕をほどいて背中に回し、軽く足を組む。

ゆったりしたパーカーでも隠しきれない胸の形と、腰から足にかけてのラインが強調される。

「あんたのそれって、魅力的な雌っていう意味?」

かっとエレンの顔が熱くなった。

「何言ってんだよ!」

「言葉通りだよ。性的な意味での賞賛なら理解できる、ってミカサが言ってたからね」

表情の変わったエレンに、アニが口元に微かな笑みを浮かべる。

「そんな男だと思われたくないかい」

言葉を返すこともできない。実際、そういう風にミカサを扱ってきた。

「それ……だけじゃない」

「へえ」

首を傾げ、挑発的な視線でアニがエレンを探る。

「じゃあ、かわいいって何? ミカサのどういう部分に対して? クリスタは? サシャは?」

「どうだっていいだろ。お前に関係ない」

「私は、どう?」

>>709
ストレス与えると怒りに変換されて勃起しそうな気もしますが、
それ聞いた途端ミカサに乗っかられて復活でしょうね

アニがここへ来て急浮上…!?

おおう…
自称可憐でか弱い乙女のアニさん何やってるんすか?w

怪訝な顔で見るエレンに、アニは自らの胸を指し示す。

「あんたは私の身体を見た。男なんだから、私がどっちなのかわかってるだろ」

冷たい瞳がエレンを射抜く。

「抱ける女か、抱けない女か」

「……それじゃけだものと同じだ」

「でも、ミカサはそういうことだと思ってる」

エレンの目が苦しそうに伏せられる。それを問いただされるのは理不尽なことだった。

「別に、あんたが私をどう思っているかは興味ない。
 どう? あんたの基準で、ありなの? 無しなの?」

「それを聞いてどうするんだよ」

「どうもしないさ」

くっ、とアニが喉を鳴らす。

「ミカサに、あんたがどういうのが好きなのか教えてあげようかと思って。どこからどこまで、ってこと」

「信用できねえ」

「別に大袈裟なことじゃない。あんた個人の評価を聞くだけだ。……私だって気になる」

耐えかねてエレンが目を逸らす。

「何赤くなってるの。そんなに素っ気なくされると自信をなくすよ。女として」

壁に寄り添っていたアニが、ゆっくりエレンに近付く。

気圧されたエレンは一歩下がるが、そこで踏みとどまった。

「いいじゃないか、ここだけの話なんだから。
 それとも、自惚れてもいいの? 聞かせられないような答えだって」

「安い挑発はやめろ」

「そんな顔されても怖くないね」

アニが下から、伏せられたエレンの顔を覗き込んでくる。

透き通るような金髪の下から、大きな青い瞳がエレンを見据えた。妙に肩が細く見えた。

「クリスタは、かわいいでしょ。どういう意味合いでも魅力的だ。
 サシャも、ユミルも、ミーナも、私から見れば魅力的な女の子だよ」

顔が近く、息が詰まりそうになる。アニの目が細められた。

「じゃあ、私は? これでもか弱い乙女なんだ。傷つきたくない」

「おい……離れろ」

「ねぇ、言ってよ」

アニの肩を掴み、無理やり引き剥がす。

「わかったよ! かわいいよ!」

「そうかい」

うれしそうな顔でもないくせに、声だけが満足気だった。

アニを悪者にするつもりじゃないんですが、こういう展開苦手な人はすみません。

いや、先が気になる楽しみだ

その後は俺がアニを美味しくいただいたから問題ない

アニハァハァ(´Д`)

「かわいいと思ってくれたんだね」

繰り返され、エレンは火照った顔を手の甲で拭う。

「あぁ、お前もちゃんと女だよ。それでいいだろ」

「あんたの反応もかわいいよ」

「ざっけんな」

「それで、あんたの好きっていうのは」

言いかけながら、アニが目の端で何かを見ている。

それに気づいたエレンが、はっと顔を向けた。

ミカサが立っていた。

アニを探しに来たのだろう。建物に沿ってそのまま歩いてきた形で、じっと佇んでいる。

感情が抜け落ちたような顔は、絶望しているように見えた。

咄嗟に駆け寄り、ミカサに手をかけようとする。

その腕を捕まれ、一回転して投げられた。

地面に背中を打ち付け、エレンが呻く。

「ちょっと待て……」

「エレン、今はやめて」

か細い声でそれだけ囁くと、転がったエレンの背中の泥を払った。

全身の痛みに耐えながら、エレンが身を起こしたのを確認して、ミカサは身を翻す。

まだ目が回る中、駆け去るミカサの背中を見送るエレンの横に、アニがしゃがみこんだ。

「あんたもまだまだだね」

胸ぐらを掴むつもりで、アニのパーカーの胸元を引っ張る。

「どういうつもりだよ、ミカサが行っちゃったじゃないか」

「追いかければいいんじゃない」

「あいつに追いつけるわけねえだろ!」

引っ張られて傾いだアニの口元が、笑みの形に歪んだ。

「ねぇ。ミカサに対しては、私たちに対するのと違うかわいさってことなんでしょ」

「だったら何だよ!」

「好きっていうことを込みのかわいさって、ミカサになんて伝えればいい?」

「はぁ? まだそんなこと言ってんのか……」

額を擦り、エレンの頭はまだふらついている。

「ミカサが泣いても笑っても恥ずかしいってことだよ!」

修羅場的なものが苦手な方は本当にごめんなさい。楽しいです。

>>722
それウニだぞ

いや、素晴らしい。アニはいい女だ。
エレンにはもったいない俺がもらう

流石、たった一歳とはいえ、ちっちゃくても、お姉さんですな
ちっちゃくても

ちゃんと気持ちを言語化出来るか、伝えられるかなんだけど難しいんだよね
頑張れエレン

「アルミン」

男子寮の前で声をかけられ、振り向いたアルミンはミカサに駆け寄った。

顔色も悪く、肩を落とした彼女は、自分より小さな身体にしがみつく。

「ミカサ、どうしたんだ」

「アルミン、エレンが好き」

疲れた声で呟くミカサの肩を揺さぶり、アルミンは歩き出した。

中庭を通って、外階段に向かう。

親に手を引かれるようにアルミンについてきたミカサは、言われるがままそこに腰を下ろした。

「つらいの?」

「つらい。アルミン、どうしよう」

気温も低くないのに、背中を丸め、縮こまったミカサは寒そうに見えた。

「エレンが他の女の子を好きになったらどうしよう」

黙って、アルミンもその隣に腰を下ろした。

ミカサの弱音を聞くのも久しぶりだった。

「ミカサはどうしたいの?」

「離れたくない」

「じゃあ、どうすればいいのかわかってるんだろ?」

「……どうしよう、アルミン」

堂々巡りするミカサの身体に身を寄せる。開拓地でしていたように。

「エレンの枷になりたくない」

「うん」

「でも、エレンを誰かに取られたくない」

「そうだね」

「自分を支配できない。どうすればいいかわからない」

すん、と鼻を鳴らしたミカサが、自分のスカートに顔を埋める。

「好きなのは私だけでいいのに」

あの頃から一歩も動けないでいるミカサに寄り添い、アルミンは空を見ていた。

刷毛で擦ったように、金色から紺青へとグラデーションがかかっている。

「ミカサ、選ばなきゃ」

今日最後の光に照らされるミカサの黒髪が、ほんの少し揺れる。

「誰だってみんなそうしてきた。僕たちが生まれる前、壁も無かった頃から。
 選んでもらいたければ、選ばなきゃいけない。
 エレンに、切り捨てさせたとしても」

ミカサが顔を上げた。泣きそうな顔だ。目が赤い。

でも、まだこらえている。

「怖い。アルミン」

「大丈夫だよ」

「アルミンは」

「僕は2人の傍にいる。それを選んだ」

アルミンの隣にいるのは、ずっと追いつけなかった背中の片割れだ。

いつか、置いていかれるまではずっと傍にいる。

死んでも足手まといにはならない。そう誓った。

駆けていく2人の背中を押した。

「全部与えて、あげてしまって、いつでも諦められると思ってた」

「ミカサは馬鹿だなあ」

「うん……」

「早く言ってくれれば良かったのに」

うん、と頷いたそれは、もう泣き声だった。

「まあ、ミカサの思惑通りエレンは籠絡されてたんだけどね」

「エレンは単純」

「ミカサも単純に受け取ってあげてよ」

立ち上がったアルミンが、ミカサの髪を両手でかき回した。いつかエレンがしたように。

「アルミン、男の子って何」

「僕にはわからないよ」

「私は女の子のことも、よくわからない」

アルミンに手を引かれ、階段から立ち上がる。

「エレンのことだけわかりたい」

「いつでも助けるよ」

どこまでも優しいアルミンの手のひらが、ミカサの冷えた背中を擦った。

「また明日」

女子寮への分かれ道で手を振り、少し心配そうに振り返りながら立ち去るアルミンを、見えなくなるまで見送っていた。
「ミカサも単純に受け取ってあげてよ」

>>735
>「ミカサも単純に受け取ってあげてよ」
最後の一行消し忘れです。すみません。
最初からアルミンに相談すれば良かったミン

急いで入浴を済ませると、もう消灯の準備だった。

寝所に入ったミカサが、固く毛布を巻き付ける。

ほとんどの訓練兵が寝支度を整えた寮は静かだった。

目を閉じていると、近付く気配がある。

隣に眠るサシャを跨いでやってきたそれは、ミカサから薄い毛布をはぎ取った。

アニに顔を掴まれ、無理やり向けさせられる。

「泣いたんだ。やっぱり甘ったれだね」

その襟首を掴んで、寝床に押し込んだ。

体重をかけようとした時、顔に掌底が叩き込まれる。

さらに膝で蹴り上げられ、横倒しになったところを組み敷かれた。

「うるっせえ! 教官が来る前にさっさと済ませろ!」

ユミルの声に構わず、上に乗ったアニをはねのけようとする。

膝と手首に体重をかけられても、アニは小柄だ。簡単に抜け出せる。

「あんた、明日どうすんの」

そう言われると、みるみる気力が萎えていった。

アニの下でミカサは力なく首を背けた。

「情けない暫定首席だね。そんな様で、振られても知らないよ」

「もう振られてもいい。ちゃんと言う」

「あぁそう」

素っ気なく言って、ミカサの横に身を横たえた。

黙ってその胸に、自分より大きな身体をかき抱く。

「その後は、私はお役御免ってわけだ。せいせいするね」

アニの寝間着を皺にして、ミカサがぎゅうぎゅうとしがみついてきた。

もう消灯だった。廊下の明かりが落とされる。

誰のものか、小さな声で「がんばって」と呼びかけられた。

エレンは日課の筋トレも休み、毛布に固くくるまっていた。

消灯、の声がかかり、アルミンが本を閉じる。

隣に転がる布の固まりを、ぽんぽんと叩いてやった。

「エレン。ミカサは大丈夫だよ」

「おい」

暗闇の中、ジャンが声も潜めず呼びかけてくる。

「エレン、今度一発殴らせろよ」

「何でだよ。痛いだろ」

「何でもだよ」

「お前関係ないじゃん」

「うるせえ関係ねえ」

「真似すんなよ」

一時静かになる。

「ちゃんと好きだから安心しろ」

「当たり前だクソ野郎」

「なあ、何で好きなのに殴るんだよ」

コニーの声が反響し、ライナーが一喝する。

「寝ろ。夜中に恥ずかしいこと始めるな」

それを合図に、朝まで誰かが口を開くことはなかった。

エロでもいちゃいちゃでもない何かが長ったらしくてすみません。読み飛ばしてください。

>>741
気にするな

いや、もう最高ですよこのゴタゴタ感

俺はこう言う背景をしっかり書いてくれるのは好き

安定のコニー

ちょっと疲れたので展開考えながら休憩します。

104期生が入れ替わり立ち替わり出てきて楽しいぞ

乙!
楽しみに待ってるよ

むしろこういう「間」の描写こそ好きだわ
何ていうか、二人だけで閉じてる世界じゃなくなってきてる感じが良い

なんか10代の剥き出しの青春ぽくていいよね
もう二度とは戻らないあの時間

俺はエロよりもエレンの仕返しに期待してます
相手は墜ちてるんだ、見せつけてやろうぜ。

>>752
ミカサが暴走しすぎて、何の仕返しなのかわかりません
心当たりがありすぎる

エロもいちゃいちゃもこういう葛藤も描ける>>1が徒者じゃない件について

今回のミカサは悪意がないのにエレンへの破壊力は抜群だよな

>>753
暴走時のあれは力関係が明白なんで、まあ仕方ないかなと。
それより関係の有ったアニとのイチャイチャがねえ・・
エレンの気持ちを知った後だから特に

みんななら分かるはず
ミカサの良いと思うところを3つ、述べよ

>>756
それはもうエレンに何されても仕方なしですね

>>756
エレンとミカサも含め、厳しい訓練のおかげでよく眠ることができる。

いつも通り、誰の元にも平等に朝が訪れた。

食堂でミカサとアニを迎えたアルミンは、思わず食卓に額をついた。

「ミカサ……顔は大事にして」

「転んだ」

耳下の傷に加え、左の目の下に痛々しい青あざがある。昨夜は冷やしもせずに寝てしまった



何事もなかったかのように席に着くミカサとアニに呆気に取られ、エレンは口を開いて固ま

っていた。

「エレンもおはよう」

「お、おはよう」

険悪な様子もなく、アニはミカサの頬の傷に髪が触れないよう、耳にかけてやる。それはもうエレンに何されても仕方なしですね

レスアンカーの消し忘れ失礼しました。
ちょっと貼り付けなおし

エレンとミカサも含め、厳しい訓練のおかげでよく眠ることができる。

いつも通り、誰の元にも平等に朝が訪れた。

食堂でミカサとアニを迎えたアルミンは、思わず食卓に額をついた。

「ミカサ……顔は大事にして」

「転んだ」

耳下の傷に加え、左の目の下に痛々しい青あざがある。昨夜は冷やしもせずに寝てしまった



何事もなかったかのように席に着くミカサとアニに呆気に取られ、エレンは口を開いて固ま

っていた。

「エレンもおはよう」

「お、おはよう」

険悪な様子もなく、アニはミカサの頬の傷に髪が触れないよう、耳にかけてやる。

ミカサとエレンはだいたい傾向と対策が掴めて来ましたが
アニの意図がまだはっきりとはわかりませんな

「ねえミカサ」

「うん」

「こいつは、あんたが泣いても笑っても恥ずかしいんだってさ」

思わず口からスープを噴き出した。

「おい。アニ。おい」

「そうなんでしょ?」

「そうなの?」

ミカサに注視され、エレンは二の句が継げなくなる。

「そうなんだ」

静かにそれだけ言って、ミカサとアニは食事を続けた。

隣のテーブルから送られるジャンの視線に、アルミンだけが気づいている。

「エレン。これ以上長引いては訓練の妨げになる」

咄嗟に反応を返しそこねたが、意味がわからないはずがない。

「今日はちゃんと話そう」

「……あぁ」

女2人を見送り、アルミンと額を付き合わせた。

「何考えてるんだ、女って」

「あの2人は特例だろうから……」

ため息をつきながら、食卓に顔を伏せた。

「ミカサもわかんねえ」

「ミカサもエレンがわからないってさ」

「マジかよ……俺わかりやすいだろ……」

妙な疲れを引きずりながら、食堂を後にした。


資料室に立ち寄るというアルミンと別れて、着替えるために寮に向かう。

しかし、食堂を通り過ぎないうちに、腕を掴まれて建物の陰に引きずり込まれた。

「ミ、ミカサ」

エレンの腕を掴んだまま、壁に押しつけてくる。

抵抗する前に、唇を押しつけられた。

混乱する脳内が、甘い香りで満たされる。

何かを乞うように、何度も角度を変えながら、ミカサは唇を求めてきた。

腕は塞がれ、足の間に片足を差し入れられている。

あの日交わしたのと、同じ口づけだった。

体重をかけて胸を押しつけられ、最後に唇を赤い舌で舐められる頃には、もう抵抗する気に

もなくなっている。

「エレン。今夜、会って」

「そのつもりだったんだが」

「かわいがって欲しい」

ぎくっとエレンの顔がこわばる。

ミカサの真剣な瞳に、言葉が出ない。

「もう、怖いのも恥ずかしいのも我慢する。私を、かわいがって」

「何言ってるかわかってるのか、お前」

「決めてきた」

ドクドクと心臓がうるさい。

ミカサはさらに身体を擦り寄せてくる。

「しないって言っただろ……」

「耳が赤い」

ミカサの細い指で耳朶をこねられ、エレンは俯いた。

「ここで、アニに触った?」

「は?」

「答えて」

「何もしてねえよ」

「本当?」

吐息混じりにそう言うと、耳朶を柔らかい唇で食んできた。

ふ、ふ、と柔らかい息が吹きかかる。

ここで止めたら後が怖い。エレンはただ声を抑えることに努めた。

互いの体温が上がり、胸にかいた汗でシャツが張り付く。

肩から腰までミカサにまさぐられ、いい加減に理性が危うくなってきた頃、不意に身体を離

された。

「おい」

手を取られ、いつかのように口付けられる。

指に、甲に、掌に柔らかく湿ったものが触れていった。

最後に汗ばんだ掌に頬ずりされる。

指先に、乾いた傷がかすった。

「今晩、待っている」

そう言って、未練もなさげにミカサは踵を返す。

颯爽と立ち去る後ろ姿を見送りながら、エレンは肩で息をしていた。

>>757
きれいな水を与えれば毒素を出さないヤンデレ
事件がなかったら、内気なりに明るくかわいく育ったであろう素地
エレン命

確かにアニの件に関してお仕置きが必要な気がしますが何も考えてませんでした
何させましょうかね。もう色々プレイやったので引き出しがない

ミカサの猛獣度が上がってきたなw

今のイケイケのミカサに対して拗ねて焦らしてみる
命懸けだがな…

お仕置きって言ったら……
そこはおちんちんを入れる穴じゃないのに、とか?
下準備にかかる時間と手間を考えると無理だな
お仕置きされる側の協力が不可欠になるようなプレイとかおしおきとして不適

>>772
目には目を、ですがミカサは嫌がらない気がしますねエレンと同じプレイだし

ミカサが可愛がって欲しくなっているのに焦らしまくるとか なんか弱いな
あ、ミカサの前で他の女子と…!

>>774
流石にそれはアウトなんじゃないか?

>>774
色々ヤバイんじゃないかな?
今のミカサさん相手には

ミカサの行動を禁じて
ただただ「クンニされてろやオラァ」とか

まあアウトでしょうな
まずエレンからそういう事するわけないだろうし
仮にあったとしても他の女子が故意にベタベタしてみせるとかその程度かね

どのみちこのデリケートな状況でさせ得るプレイとなると難しいよねいろいろと
いや落ち着いてからならなんでもいっとけ

訓練が休みの日に
デートの時より女の子っぽい可愛い格好をさせて
おしとやかな1日を過ごさせてみる
もちろん頭にはリボン
外出はさせない
なんとなくエレンにとっても
おしおきな気もするが

>>780
なにそれかわいい

>>780
なにそれかわいい
事件がなかったifのミカサみたい

他の女子は命の危険があるのであかんです

(かわいがって欲しい)

耳の中に、その甘い声が残っている。

兵服のまま、いつもの倉庫の立て付けの悪い戸を開けた。

「いるか」

返事も待たずに、中に滑り込む。

窓からの月明かりに照らされて、いつものようにミカサが壁に寄りかかっていた。

思わずその手首を確認する。

包帯の上から、あの飾り紐をつけてきていた。

エレンを見つめ、ミカサがほんの少し目を細める。

ギッ、と音を立て、ミカサのすぐ隣に並んだ。

肩が当たるほどの距離で、同じように壁にもたれかかる。

お守り代わりのつもりらしい、長年洗われ繕われて傷んできたマフラーも巻いている。

「なぁ」
「エレン」

声が重なり、互いに向けた顔がぶつかる。

鼻が擦れると、ミカサの白い顔がみるみる赤くなる。エレンの顔も熱い。

しかし身体を離すには惜しい。そのままでいると、ゆっくりミカサが肩に頭をもたれてきた。

手と手の甲が触れ合う。

互いの重みと摩擦で、狭い倉庫の空気まで密度を増した気がした。

「好きなんだが」

その耳に触れるほど唇を近づけ、内緒話のように声を落とした。

返事はない。ミカサの肩が少し震えた気がする。

両手で抱えるようにして、ミカサが逃げられないように肩を抱いた。

「エレン」

「どうした」

「私がかわいい?」

「何度言わせるんだよ」

甘い香りを放つ黒髪を撫でて、肩に顎を乗せさせる。

「他の子に言わないで」

ぎゅう、と身体を食い込ませ、耳に頬を擦り寄せてきた。

「まだ怖い。恥ずかしい、けど。エレンが私だけに言ってくれるなら、我慢できる」

「誰にも言わねえって」

「言った」

キリ、と優しく手の甲をつねられる。思わず声が漏れた。

「言わされたんだよ」

「次はない」

そう囁くと、また耳朶を口に含んできた。

エレンの身体より厚みのある、ミカサの肉体から甘い香りがする。

機は熟したとでも言うように、蜜の香りで誘っていた。

その出所を探るように、エレンの掌が降りていく。

背中、腰と伝って、腰布を外してもミカサは抵抗しなかった。

「アニとのことなら……お前だろ」

「……ごめんなさい」

「許さないからな。一生の貸しにしてやる」

その言葉に、ミカサが歓喜を押し殺しているように見えた。

「一生」

「当たり前だろ」

「どうすればいい」

ミカサの声が掠れていた。すでに情欲に濡れている。

「今日は反省の意を示してろ」

ミカサの黒い瞳が濡れていた。エレンの表情を窺っている。

「エレン、具体的に」

「俺を拒まないこと」

「わかった。従おう」

安請け合いし、ミカサはおとなしくエレンの胸に手を添えて、口付けた。

エレンが受け身でいると、おずおずと舌を差し入れてくる。

唇に柔らかく温かいものが侵入し、舌先を探して歯をノックしてきた。

ちゅる、ちゅぐ、と唾液を啜る音が響く。

目を開いたままミカサの顔を観察すると、エレンの這い回る手に反応してまつげが震えているのがわかる。

ミカサの丸い尻を掴んで、強めに揉みしだくと、さっきからもう粘着質な音が漏れてきていた。

この分だと、抱きしめる前から濡れていたのかもしれない。

夢中でエレンの唾液を吸っているミカサのマフラーに手をかける。

ほどこうとすると、ちゅぱっ、とミカサが唇を離した。

「それは」

「外さないと汚れちゃうだろ」

「エレンの手で外さないで。怖いから」

何が怖いというのか、自分で外して丁寧にたたみ、壁にいくつもある棚の空いている場所に置いた。

その間にも、ミカサのシャツのボタンを外していく。

サポーターの下から布地を押し上げる乳房が、指に心地良い。

前をはだけさせ、白いパンツも下ろさせる。

食い込んですじが布地を噛んでいたのか、一瞬抵抗があったが下着ごと膝まで剥き下ろした。

「エレンも脱いで」

「まだいい」

膝をついたエレンの肩に手をかけ、ミカサが背を丸めている。

逆光に内腿がテラテラと光っている。もう下着まで垂れるほど滴っていた。

予感にミカサの眉が寄せられ、呼吸が荒くなっている。

「毛はないけど……やっぱり昔とは違うな」

親指をかけ、片方の陰唇を開いた。ピンク色の粘膜がヒクつき、ミカサの中身が晒されたも同然だった。

「自分ではわからない」

「複雑になってるな。襞も中のツブツブも増えたんだと思う」

そう言って、愛液を拭うように指を差し入れた。

カクッ、とミカサの膝が崩れそうになる。

「しっかり掴まってろ」

ミカサさん怖可愛い

膣口の場所だけ確認して、陰唇を弄ぶ。充血した土手がふにふにと柔らかい。

「エレン、先、にエレンを出さないと」

「一回抜いてきた」

気に障ったらしく、膝でエレンの肩を甘く蹴ってきた。

「二度としないで」

「やだよ、ハンデないとミカサに適わないし」

舌よりも柔らかい肉を指先に絡めているうちに、ミカサの顔が苦悶に歪んできた。内腿が時折痙攣している。

もう片方の手で、包皮を引き上げるようにして淫核を剥いた。

過敏に反応したミカサが腰を震わせる。

愛液を塗りつけて、指先で転がしてみた。

「ぃや、やあ」

悲鳴を上げて、ミカサが指を肩に食い込ませてくる。

口に含もうとすると、ミカサが腰を引いた。

「汚い、口付けないで」

「お前だって毎回しゃぶってるだろ」

「それとこれ、と、は」

尻の肉を掴み、正面から吸いついた。「きぁ」とミカサの悲鳴とも嗚咽ともつかない叫びが聞こえた。

上唇で剥いた皮を押さえ、いつもミカサが亀頭にするように舐め回してみる。

勃起しているらしいそれは固かったが、葡萄の皮のようにツルンとして舐めやすい。

ミカサが髪を掴んでくるが、構わずに舌で転がす。舐めあげ、広げた舌で押しつぶすように圧迫してみた。

そのうち、逃げていた腰が逆に顔に押しつけられてきた。

これ幸いと、片手で膣口を探って中指を差し入れる。

ちぷぷぷ、と愛液を押し出す音をさせながら、すんなりと入った。

指の腹で中を探ろうとすると、ぎちっと痛いほどに膣に締め付けられる。

舌で弄んでいたクリトリスも、ビクビクと痙攣した。

「は、ひあ、あ」

酸素を貪ろうとしながら、ミカサが喘いでいる。

顔は見られないが、どんな表情をしているのか手に取るようにわかった。

芽に吸いつきながら、一本しか入らない締め付けから逃れるように指を出し入れする。

肉が押し返し、襞がきゅんと締め上げて奥に誘おうとしている。

エレンのペニスと勘違いしたらしい膣が、健気にも精液を吸い出そうとしていた。

そのうちに、一際固くなったクリトリスが長く痙攣してミカサが倒れ込んだ。

膝が崩れ、横倒しになる。エレンの顎まで、手首まで愛液が溢れてきていた。

鍛え抜かれた腹筋が苦しそうに上下している。

「イッたか?」

答えられずに下肢を痙攣させているミカサの足を開かせ、また顔を埋める。

「や、やめ、えれ」

初めてミカサの膣口に舌を挿入した。

とろけるような柔らかい肉の窄まりが、舌をきゅんきゅん締め付けてくる。

溺れるほどの愛液を啜り、膣肉を味わった。

甘酸っぱいような、しょっぱいような味を舐め尽くす。

ミカサは手で顔を覆いながら、回らない舌で許して許してと呟いているようだった。

舐めあげながら指でクリトリスを摘んでみると、ミカサの腰がくん、と持ち上がって落ちる。

とぷっ、とまた愛液がこぼれ出たのを確認して、やっと解放した。

ミカサが持ってきたらしいタオルで口元を拭い、ミカサの顔をぴたぴたと叩いてみる。

もう涙と汗と涎でどろどろになり、瞳は虚ろだった。

上体を抱き起こして掴まらせ、もう一度頬を叩いてみた。

「意識あるか」

「ぅ……」

力の入らない指でエレンの肩を掴むミカサが、徐々に呼吸を整える。

投げ出された足の間、まだ火照っている陰部を撫で上げてやると、一瞬目を見開いて覚醒した。

「やだ、あ、エレン」

「もう一回舐めてもいいんだが」

強く首を横に振るミカサの肌は、すっかり桃色になっていた。

エレンの責めはほとんどミカサ仕込みだった。

正確には、されてきたことを立場を置き換えてトレースしているに過ぎない。

痛みよりも快楽に弱い、というのはミカサにも言えたことだったらしい。

クンニと言われたのでとりあえずやってみました。ここまで長かったので鬱憤晴らしにちょうどいいですね

逆襲のエレン いいね

よいぞよいぞ 存分に鬱憤をはらしてたもれ

くらくらしているのか、倒れ込みそうになるミカサを足の間に座らせ、背中を預けさせる。

訓練中もほとんど汗をかかないミカサの肌がじっとりと濡れていた。

身長がほとんど変わらないので、ミカサの肩に後ろから顎を乗せる形になるが、
それで何とか覗き込む。

後ろから秘所をしつこく触り続けていた。

「かわいいな、お前」

「エレン、休ませ、て」

「拒まないんだろ」

そう言うとおとなしくなった。

がくりと首を落とし、露出したうなじも朱に染まっている。

「ミカサのオナニーはこうだっけ」

指を増やすと、目一杯広げられた膣口が窮屈だった。

片手で乳房を鷲掴み、逃げられないようにしてミカサの中をかき回す。

「エレ、ン、きつい」

「アニとどっちがいい」

指の腹で乳首を探り当て、強く弾いてやる。

膝がカタンと持ち上がり、「ひっ」と声が漏れた。

「エレン、エレン、がいい」

「本当かよ」

「すき、だ、から」

身を捩らせるミカサのうなじに顔を押しつける。熱い。

「俺も好きなのに、何触らせてんだよ」

「ごめ、ごめんなさ、い」

「他の誰にも触らせるなって、言ったことあるよな」

また泣き始めたミカサの中から指を引き抜かないままで、もう片方の手で淫核を剥いた。

くるくると指で転がしてやる。

「やだ、やだやだ、エレ、のおちんちん、が、いいから……っ」

その返答には満足したが、指は休めない。

濡れた肉を弾く音が倉庫内に響く。

ミカサが首を振って懇願し始めた。

「入れて、もう入れ、やぁ……っ……くる、また、くる……っ」

9歳の頃でも、こんな泣き声は聞いたことがなかったと思う。

力が入らなくなったミカサの拳は、童女のような力でエレンの腕を叩いている。

逃れられず、ミカサの膝がガクガクと震えて背を反らした。

「あ、あ、ぁ、えれ……」

指を食い締めながら足を伸ばし、また達したようだった。

「ミカサ、好きだから」

暗示のように、震えるミカサの耳に唇を押しつけて囁く。

「ミカサも俺が好きだよな」

「うん、うん……っ」

従順に頷くミカサの中から、ふやけた指を引き抜く。

泡立って白くなった愛液が糸を引いて切れる。

その2本の指を、ミカサの唇に押しつけた。

ちゅるる、と癖になったように飲み込まれる。

柔らかい舌が愛液を掃除し始めた。雁首を探すような動きが少し哀れだった。

「俺たち、もう好き同士なんだよな」

一瞬の間があり、

こくり、

とミカサが大きく頷いた。

すっかり舐めとられ、今度は唾液まみれになった指でミカサの唇をいじる。

整った顔の中で、特に唇は人形のそれのように作り物めいていた。

いつの間にかハァハァとミカサの耳に呼気を吹きかけていた。

そのたびに、羞恥に赤くなったミカサの耳が、肩が震えている。

「んっ、はぁ」

ただでさえ赤い唇が、ぬらぬらと光って余計に目立った。

半ば横抱きにして、こちらを向かせる。

陶然としたミカサの顔の傷を舐めた。

「……っエレン、もう、私たちは、恋人」

さっきから尻にごりごりと押し当てられていた、エレンの勃起したものをミカサが撫でさする。

「アレをして欲しい。いつもしている、ことを」

いつもの通りの、慣れたミカサの誘惑。

当然に乗ってくると思ったのだろう。ミカサの口元は挑発的な笑みを浮かべていた。

「いや、まだ」

怪訝な顔でミカサが顔を覗き込んでくる。

「付き合って一週間も経ってないし」

「どういうこと、エレン」

ぐい、とミカサの顎を掴んで、顔を固定した。

「散々待たされて、今度はミカサの好きなペースで進むわけないだろ」

むっとミカサの口元が強気に引き結ばれる。

「アレは、今までずっとしてきたこと。気持ちの問題とは別」

「性欲処理と恋人のセックスは別なんだろ」

口論ではエレンに適わないと思ったのだろう、ミカサが手を這わせて、パンツのボタンを探し始める。

一旦休憩します。

何か反動でエロ寄りになってしまって、直前のノリとちぐはぐですね。
最初の頃と矛盾があってもスルーしてください。

朝一番の口内射精を飲み込まないまま食堂に来させて、
アニの前でごっくんするとか考えたけど、お仕置きっていうより完全にプレイだ

あと元ネタのスレが一段落したようでありがてえありがてえ
本当に別ものになっちゃったけど、このスレはあくまで三次創作です

精通の人がまた書いてくれますように

乙!
手に汗握る攻防だ…

元スレとは確かに別物になってきたが気にせず続けて貰えると嬉しい
こっちのスレも大好きなんだわ

>>805
お主も相当な紳士ですな

続けてくれ待ってる

「葡萄の皮」て……やはりSSじゃねえよ、完全に官能小説の流儀だよ
表現がプロいよ

別物・・・ だがそれがいい

表現力に毎度驚かされる

しまった、尻の穴に入れるのチンコである必要なかったんだよ
指だけなら随分手間も減るし、ミカサに見せ付けるように指を嘗める、なんてこともできたじゃん
かなり強力な羞恥お仕置きプレイになりえたのに
実際に突っ込んだ指を嘗めてもいいし、、もしくはある教授が医学生達に仕掛けたいたずらと同じオチにしてもよかったし
ただミカサだと見えてないはずの入れられた指と嘗めた指が違うことに気付く可能性がありそうで怖い

>>813
器具ならともかくエレンの指なら確実に判別できるはず
でも今回はアナル無いと思います
うっかり触るとエレンのもさせてって言い出すだろうし

「やっぱり言うこと聞かないじゃねえか」

ボタンをひとつ外したところで、ミカサの手首を掴んだ。

「エレンにこんなことをされて、我慢できない」

「今日は我慢しろ」

「デートしてくれるなら我慢する」

「は? そんなもんいつでも出来るだろ。恋人なんだから」

その返答に気を良くしたミカサが、言われた通りに手を引っ込める。

実のところ、ミカサの痴態を見せつけられて一度抜いた程度ではかなり苦しくなっている。

「どうすればしてくれる?」

「俺の気に入るように振る舞え」

言ってみたが、抽象的すぎてミカサには理解できず、エレンにも説明が難しい。

「試しに口でやってみるか」

自らパンツを脱ぎ捨て下着を下ろすと、ミカサがいそいそと座り直す。

早速口に含もうとされて、ミカサの額を押さえて止めた。

「へれん?」

「ミカサ、考えろ。これは、単に精液が溜まって勃起してるわけじゃない。性欲処理とは違う」

その白い手を取って、触れさせてみた。

「惚れた女とセックスしたくて硬くなってるんだ」

そう言うと、ミカサが火傷でもしたように手を引いた。

「お互い好き同士になれて、うれしくて興奮してる」

「エレン、あの」

抱きしめられながら腹筋に射精された日のことを思い出し、ミカサの目が泳ぐ。

「吸い出すためじゃなくて、恋人のキスみたいにやってみてくれ」

そう言うと、ミカサが縋るような目で見上げてきた。

赤くなったその顔を撫で、頬をつまんでみる。

しばらく膨れていたミカサが、観念して頷いた。

そっと肉茎を両手で握る。そのままはむ、と亀頭を半分ほど口に含まれた。

「あったけえ」

そう言ってミカサの髪を撫でると、まつげの先に涙の粒を付けたままのミカサと目が合う。

「ミカサも、俺が好きでしてくれてるんだよな」

そう言うと、口の中の唾液がどっと増した気がした。

「違うのか?」

「……ふき……しゅ、き」

それだけ言うと、エレンの腰に顔を寄せるようにして、亀頭を飲み込んでいった。

ちゅぶぶ、と肉棒が半分ほど唇に押し込まれていく。

いつものような執着とは違う、甘美な愛撫だった。

そっと舌の上に乗せられ、粘膜を一体化させるように頬の肉と口蓋に包まれる。

「お、ぉ」

エレンが小さく呻くと、唾液をいっぱいに溜めた口の中でぬるぬると舌が這い回る。

射精には足りない、ぬるま湯のような刺激だった。

真っ赤になったミカサの頬に、額に手の甲を当てて、熱を計るようにしてやる。

亀頭が張ってくる。それを慰めるように、ミカサの柔らかい舌が舐め回した。

軽く吸いつきながらちゅっ、ちゅっと音を立てて、唇で扱き始めた。

赤い唇が肉茎との摩擦で、口内に巻き込まれ、めくれあがる。

「あ、あ、ミカサ、出る、もう出る……」

それだけ呟いて、間髪入れずにどぷ、と射精した。

いつもより緩慢な刺激で吐き出され、油断していたのかミカサの唇から精液が溢れる。

トクトクと脈動させながら、5回、6回と塊を吐き出した。

「ミカサ、好き、好きだ」

そう言うと、亀頭を口に含んだままのミカサがごくりと精液を飲み下した。

「っぱぁ……」

口を離すと、まだビクビクと跳ねる亀頭にそっと口付ける。

唇にするように、鈴口にキスをして残滓を吸い出した。

「はぁ、はぁ、くっ」

エレンの呼吸も荒い。顎までこぼれた精液を、ミカサが指で集めて口に含んでいる。

「……味はいつもと同じ」

最後くらいいちゃラブで締めようと思ってたのに、調教してる気分なんですが

陶然としたミカサの身体を抱きしめる。

期待に潤んだ黒い瞳が、いつになく表情豊かに見えた。

「エレン、早く入れて」

「今日はしないって」

突き放すエレンの言葉に、ミカサがしがみついてきた。

「約束が違う」

「俺の気に入るように振る舞えたらって言っただろ」

「ちゃんとした」

「まだまだ」

ミカサの手がエレンの下半身に伸びてきた。

手首を掴むが、ギリギリと力が拮抗する。

「お前っ……いい加減にこらえろ……!」

「エレンの恥ずかしい言葉も我慢したのに」

「だからだろ!」

獣のような目で迫るミカサに負けず、エレンも睨み返す。

手首を押さえている手が痺れそうだった。

「我慢なんかおかしいだろ。慣れるまで挿入はしない」

「無理」

「舐めるのはしてやるから」

かっとミカサが激昂し、一気に押し倒してきた。

床に背中を打ちつける。

咄嗟に正面から押さえ込まれないよう、半身を捩った。

それにも構わず、ミカサが覆い被さってくる。エレンの肩に、張りのある乳房が押しつけられた。

「エレン、怒ってるの?」

「怒ってる」

「罰なら受ける。でも、こんな嫌がらせはやめて」

「嫌がらせじゃねえ!」

ミカサの側頭部に肘を当てるが、怯む様子もない。

「お前がちゃんと受け入れられるまで、恋人のセックスはしないって言ってるんだよ!」

「我慢できると言っている」

「我慢じゃねえ、そのくらいで照れてどうする」

「した方が早く慣れる」

ぎっと睨み合う。エレンに譲る気はなかった。

根負けしたミカサが力を緩めた。その隙にエレンがミカサのに腕を回す。

「期限を」

弱った声でミカサが囁く。

「期限を教えて。それまでなら」

「じゃあ、再来週の休暇で」

「……堪えられない。訓練に支障が出る」

「それまでも準備期間だと思ってがんばれ」

長く間があり、苦しそうにミカサが頷いた。

入浴時間ギリギリに湯を使い、ミカサは寮の部屋へ戻った。

全員が毛布にもぐり込み、妙に静かだった。消灯までは少し時間があるというのに。

着替えていると、そっとクリスタから声をかけられた。

「……ミカサ、うまくいった?」

「今日はそういうことはしてない」

「そ、そうじゃなくて」

クリスタが半泣きで狼狽すると、ユミルが堪えきれずクックッと笑いを漏らす。

「もう大丈夫。ありがとう」

「うん……」

身支度を整えて寝所に入る。

隣のサシャも起きている気配があった。

その日は、右手の印と飾り紐を守るように胸に抱えて眠った。

ミカサが辛抱できんようになっとるw
でも今の状態は珍しくエレンが優位に立ててるな

>>825
一気にガッといけば恥ずかしくないんだと思います

再来週の休暇が大変なことになりそう
髪撫でられただけでイキっぱなしとかなりそう プシャー!

読ませる。

カミソリの刃の上を歩くような緊迫感だなw
この溜めがいいね でもミカサ夜這いしそうだな

翌日の朝食後、早々にテーブルを立ったアニにエレンが追いついた。

「何の用?」

「あのな……」

先日のこともあり、どう話せばいいのか迷っていると、アニから口を開いた。

「心配しなくても、ミカサにあれ以上のちょっかい出しはしないよ」

「……そうか、助かる」

「そろそろ子守にも疲れてきたからね」

首だけ振り向いていたアニが、ゆっくり身体を向ける。

「あいつじゃ物足りなくなったら、混ざってやっていいけど」

「勘弁してくれ」

目を逸らすと、視界の端でアニが口角を上げるのがわかった。

「あいつ、結構女子には甘えるようになったよ」

「そうなのか?」

「いい言葉を教えたからね。『お願い』」

あぁ、と心当たりに頷く。

「私も、そう言われると弱いから。あいつみたいな図体でもかわいく見える」

常になく饒舌なアニに多少面食らう。

「あいつ、女の友達いなかったからさ。そういうことを教えてもらえるのは、正直助かる」

「友達? 何でもいいけど、これ以上つるむ気はないよ。ミカサはしゃべらない方だから、一緒に座るくらいならいいけど」

食器を片づけたミカサが、食堂から出てきた。

「私には、ごっこ遊びで十分」

もっとミカサにやきもちを

ミカサさんの場合はやきもちでレ●プしかねないからなw

昼食後の休憩時間、エレンに呼ばれたミカサは訓練場の端までついていく。

明るいうちに2人きりになれることは滅多にない。

これが恋人の扱いというものだろうか。

表情は平穏を装いつつ、浮き足立つ気持ちを隠した。

少し距離を開けてエレンの背中を、鳥の雛のようについていくのが楽しい。

目立たない場所に立つ、共用トイレの個室に滑り込んだ。

人目につかなければどこでもいい。鍵をかけるエレンの背中にしがみついた。

「休暇まで、呼んでくれないかと思った」

「そんなこと言ってねえだろ」

薄い板が張られた壁の隙間から光が漏れて、2人の身体に筋を描いている。

密閉性などはない。声を潜めて、エレンの耳の後ろに唇を押しつけた。

すぅ、と髪と汗の匂いを嗅ぎながら、ミカサはエレンの身体に腕を回す。

ぐりぐりと頭を押しつけていると、くすぐったそうにエレンが身を捩らせて、正面からミカサを抱いた。

訓練服からエレンの匂いが立ち上り、ミカサは太腿を擦り合わせる。

「なぁ、もしかしてこれだけで濡れてるのか?」

「うん。いつもそう」

何気ないエレンの声に、夢見るような声でミカサが答える。こういう質問には答え慣れていた。

「エレンはいい匂い」

「いや、汗くさいだろ」

「私にはいい匂い」

「ミカサって時々おかしいよな」

呆れるような声にかまわず、エレンに口付ける。

舌を絡ませていると、エレンが腰布に手をかけてきた。

本番はしてくれないと言った。素股でもしたいのだろうか。

飲ませてくれた方が汚れなくて良いのに、と考えつつ、ミカサはエレンの唇を貪る。

膝までパンツを下ろされる。まさにトイレで用を足すような格好にされた。

露出した太腿をさするエレンの股間に手をかけた。

その手を払われる。

「こっちはいい」

まさか、と思い当たり、ミカサは思わず兵服のパンツを引き上げようとする。

足を閉じられないよう片足を差し入れられ、口を押さえられた。

「汚れたの、綺麗にしてやるから」

いつもの情欲に濡れた声と違う。ミカサにあれこれと世話を焼こうとしていた、幼い頃に似たしゃべり方。

場所がわからないなら、教えてやるから。

恥ずかしいなら、母さんには一緒に言ってやるから。

あっと言う間に立場が逆転してからは、滅多に言ってくれなくなった言い回しだ。

ミカサの瞳が不安そうに足下を見回している。

それに満足したらしいエレンは、口を塞いでいた手を離した。

「お前が慣れるまでしてやるから。やばいから声出すなよ」

訓練場の方から、遠く人の声が聞こえている。

使用頻度が低いとは言え、昼休み中誰もトイレを使わないはずはない。

少しでも声を出せば、発覚するだろう。

それがわかっているのか、エレンは妙に明るく笑い、足下にしゃがみこんだ。

ミカサの膝が震えている。思わず手で股間を隠そうとするが、払いのけられた。

長い手足、凛とした雰囲気、冷静冷徹な言葉遣い。

そのミカサが、童女のように従順に、股間を晒して堪えている。

躊躇なく、その内腿にひと筋滴った愛液を舐めとった。

エレンの舌が肌に触れると、ミカサの足がぶるぶると震える。

制御できないらしく、膝が崩れないよう壁にもたれかかった。

両手で固く口を塞ぐミカサを見上げ、陰唇に指をかけて広げる。

明るい場所で観察すると、粘膜は半透明のピンク色に見えた。口の中と色はそう変わらない。

顔を埋めて遠慮なく舐め上げると、ミカサが大きく首を振った。

ふっくらしたスジを抉るようにして、愛液を掻き出す。

極力音を立てないようにしても、ぴちゃぴちゃと猫がミルクを飲むような音が響いた。

勃起した淫核が包皮から顔を出している。時々唇が触れると、ヒクヒクと蠢いていた。

愛液は甘ったるい匂いがする。果物が腐りかけているのに似ていた。

舌の先で膣口を拭うようにして愛液を吸ってやるが、キリがなかった。

そのうちにミカサの震えが大きくなり、泣きそうな声で懇願される。

「エレン、入れて……」

「だめだって」

エレンの前も痛いほど張っている。だが、ミカサの肉を支配できる昏い悦びが先に立つ。

精液は最後に飲んでもらえばいい。それまでに貪っておきたい。

「ちょっと汗の味がするな」

そう言うと、ミカサが嗚咽を漏らした。黒い髪が肩の辺りで揺れている。目が固く閉じられている。

「キリがないな。ミカサ、座れよ」

便器を指し示すとミカサが首を横に振る。

「この間……みたいなことをされたら、次は声が出てしまう」

「優しくやるから」

動かないミカサに顔を寄せ、エレンは頬ずりしてやる。

「ミカサは好きだからって俺の舐めただろ。俺だってミカサが好きなんだよ」

そう言われると、ミカサはおとなしく便器に腰掛けた。

薄手のパンツを足首まで下ろし、足を広げる。

しかし、その程度では飽きたらず、エレンはミカサの足を抱えた。

「いけない、エレン……」

囁き声で制止するが、ミカサはそれ以上抵抗しない。

ちょうど、アニに蹴られて転がったときと同じ程度に身体を屈折させると、ミカサの恥部が丸見えになった。

Mっ気なミカサってのもそそるな

エレンさんしたい放題やでぇ

襞の一枚一枚、尻の穴までがちゃんと見える。

思わず喉を慣らしたエレンに、ミカサは手の甲で顔を覆ってしまった。

筋肉のついたミカサの腿の裏を片手で支え、もう片方の手でいじってやる。

本の挿し絵のように、細部までくっきりと見えるミカサの性器をかき分け、ヒクつく肉の窄まりを見つけた。

「……っぅ、あ」

そこに舌を捻じ込むと、ミカサが堪えきれずに声を漏らす。

奥から愛液を押し出すようにして、じゅるじゅると啜った。

ぬぷぷ、と膣に指を差し入れる。膣肉の動きが変わって、引き込まれそうになった。子宮が吸いつこうとしている。

「ミカサのまんこ、ちんちん入れられたと勘違いしてるんだろうな」

そう呟くと、「ひん」と泣き声をあげてミカサが震えた。

指先で胎内をこね回していると、奥にコリコリとしたものが当たる。精液を啜ろうと、子宮口が降りてきていた。

そのまま膣内から愛液を掻き出しながら、クリトリスを剥いて舐め回してやる。

「んんーっ……んーっ……」

ミカサの瞳からはもう涙がこぼれている。

これが104期生暫定首席の姿かと思うと、妙に興奮する。

淫核の固さとヒクつきを味わいながら、じっくりと転がしてやる。そうしながら、小さく囁いてみる。

「好きだ。好きだ、ミカサ」

どぷ、と堰を切ったように、胎内から愛液が溢れた。きゅんきゅんと膣が指を締め付け、ミカサの膝がガクガク震える。

なるほど、こうして慣らすこともできるのか。

言われて恥ずかしい言葉を、快感で塗りつぶしてやる。

「好きだから。好きだからしてるんだからな」

そのうちに、ミカサが痙攣して動かなくなり、エレンはようやく指を引き抜く。

従順なときのミカサは、なんだかシガンシナの家で暮らし始めた頃を思い出させる。

大人に隠れてミカサといけないことをしているようで背徳感があった。

「はあ、は、ぁあ」

せわしなく兵服を下ろし、痛いほどに勃起したペニスを取り出した。

エレンに腕を掴まれ、ミカサの上体が引き寄せられる。

「ミカサ、ごめん」

興奮の極みで声が掠れるエレンの顔を、ミカサが一瞬見上げた。

その朦朧とした顔に性器を突きつける。勝手に口の中に押し込んだ。

「んぶ、ん……んぅ」

ちゅぶちゅぶと飲み込まれる。

いつもならミカサに絞り取られるところを、待ちきれずにエレンが腰を振り始めた。

俗に言うイラマチオというやつだ。苦しそうな嗚咽を漏らしつつ、舌の上に、口蓋にペニスを擦られる。

ミカサの整った顔が苦悶に歪む。唇がめくれ、カウパー混じりの唾液でぬめっている。

「ぁ、あ、あ、ミカサ、好きだ」

エレンは喉を反らし、天井に息を逃がした。

そのうち我慢できず、ミカサの喉にまで亀頭を押し込んでしまう。

「おぐっ」と悲鳴のような声が聞こえたが、それ以上は堪えたようだ。

エレンの腰に腕を回し、腰布を掴んでミカサが顔を犯されている。

「気持ちいい、ミカサ。出る。出る出る、イク……」

いつものように申告して、喉の奥に欲望を吐き出した。

びゅるる、どぴゅ、と精液が喉奥に流し込まれる。

器用にそれをミカサが飲み干し、舌で裏筋を刺激してきた。

「うわ、それ、やばい、ミカサ」

最後のカスまで吐き出して、ミカサの唇から肉茎を引き抜いた。

一瞬、喉までぽかりと開いた穴が見える。ただの口腔が卑猥なものに見えた。

「かはっ……はぁっ……ぐぅ、んん……」

ミカサが背を丸め、少しえづいて肩を震わせていた。

「だ、大丈夫かミカサ」

慌てて肩を支えてやると、安堵したようにしがみついてきた。

「悪い、また調子に乗っちまった」

「……かまわない。エレンが気に入ったなら覚えてもいい」

「いや、苦しいだろ今のは」

「私も、悪くなかった」

そう囁いて目を逸らしたミカサの股間から、新しい愛液が滴っていた。

新しい情欲が沸き立ちそうになるのを堪えつつ、足を開かせて舐め取ってやる。

もう抵抗もしないミカサが、舐めやすいように腰を突き出してきた。

軽く舐め上げて終わりにしたが、愛液の代わりにエレンの唾液でドロドロになってしまっている。

「今拭いてやるから」

「かまわない。エレンのだから」

積まれていたちり紙を取ってやったが、それを無視してミカサは立ち上がる。

唾液まみれのまま、下着を引き上げる。

「気持ち悪くなっちゃうだろ」

「望むところ」

さっさと服を直したミカサが、エレンの兵服も整えた。

「俺、考えたんだが。刷り込みってやつはどうだ」

「何をするの」

「ミカサが恥ずかしくなくなるまで、気持ちいいのと一緒に言ってやるんだよ」

トイレを出て裏から遠回りし、訓練場に戻る途中で、ミカサが立ち止まった。

エレンが振り返ると、真っ赤になって唇を噛んでいる。

「だめ」

「気持ちいいんだろ」

「それとこれとは別」

「これから毎日してやるからな」

「エレンは変態」

「好きだからしてるんだよ」

両手で耳を塞いだミカサが「エレンが変態になってしまった」と呟いてしゃがみこんだ。

うん、確かに駆逐モードとは違うナニかを覚えて変態になりつつあるなエレンは
ていうかミカサはそもそも人のこと言えんだろw

基本的にいつも逆だからかエレンに翻弄されてるミカサというのが堪らん
いいね

エレンも変態だがミカサも変態だからなしかも仕込んだのはお互いだし
しょうがないね☆

早い時間に浴場に行けば、サウナを使うことができる。

温浴効果を高めるため、湯気が逃げないようになっている大浴場の奥、個室のようになった場所にミカサは座っていた。

薄っぺらいタオルを膝にかけ、妙な気怠さの残る身体を温める。

「ミカサ、隣いいかな?」

珍しく、金髪をまとめあげたクリスタが入ってきた。

小柄な身体は、日夜の厳しい訓練に耐え抜いてもまだ華奢で、腰の辺りには女性らしい丸みが見て取れる。

ミカサと並ぶと、まるで別の生き物のように見えた。

重い斬撃を生み出す上半身の筋肉。背筋と肩の厚み。

腿はクリスタどころかエレンよりも太い。

こうして見ると、手首の太さは倍近く差がありそうだ。

「ミカサ、はい」

持ち込んだ白いタオルで、クリスタが首筋を拭ってくれる。

手を伸ばしてくるクリスタを見つめすぎたのか、おどおどと引き下がられた。

「ご、ごめんね。子供扱いみたいになっちゃって」

「ううん、違う。ありがとうクリスタ」

「そう?」

ほっとした様子で、クリスタがふにゃりと微笑む。

「まだ終わってないよね? ミカサの甘え下手を直そうっていうあれ」

「残念ながら、すぐに治すのは難しい」

「でも、最近のミカサは柔らかい感じだよ」

ミカサは、クリスタのつむじ辺りをじっと見る。

照れたクリスタが慌ててタオルで膝を隠した。

「ミカサは背も高くて、身体も逞しいから、失礼かもしれないけど。なんだか放っておけない感じ」

「私は、クリスタみたいになってみたかった」

赤くなったクリスタがタオルを揉む。

「クリスタはかわいい。いい匂いがして、柔らかい。そして気持ちが優しい」

歌うように言われて、クリスタは手で顔を覆う。

ただでさえ熱気で熱くなった頬が、りんごのようだ。

「ミカサの言い方、恋人に言われるみたいで恥ずかしいよ」

そう言ったあと、はっと顔を上げた。

「あ、違うの、ミカサは男の人には見えないけど」

「大丈夫。嫌な気はしない」

まとめそこねて一房垂れているクリスタの髪を、肩から払ってやる。

「私も、言われたらうれしいと思う」

きょとんとミカサの横顔を見ていたクリスタが、ぼっと赤くなる。

百面相をタオルで隠しながら、そっと尋ねてきた。

「あの、最近エレンといなくなるのは」

「大丈夫、セックスはしてない」

「やぁあ」

クリスタの頭から湯気が出そうだった。

「恋人がいるってどんな気持ち?」

「私も、クリスタみたいな女の子になってるような錯覚を起こす」

「もう、からかわないで」

ぺち、と盛り上がった肩の筋肉を叩かれた。

ふ、とクリスタの顔に一瞬影が差した気がした。

「誰かとの未来があるって、きっと死ねなくなるね」

そう言ったクリスタは「もう茹であがっちゃうから」と、先にサウナを後にした。

——はあ。

————はあ。

早朝、エレンに指定されたトイレでミカサは喘いでいた。

スカートの中に潜り込まれ、下着はくるぶしの辺りで丸まっている。

ぞろっぞろっと、膣内をざらざらした舌が這い回っている。

壁に押しつけられて膝を押さえられると、座り込むことができない。

顔が見えないと、自然にエレンの唇と舌の感触に集中してしまう。

小さな頃から知っているあの唇が、赤い舌が、自分の中身を引きずり出すかのような動きをしている。

これで、舌で犯されるようになって4日経っていた。

約束の期日まで、一週間もある。

何度も絶頂させられるので、睡眠の質が上がったのはありがたい。

しかし、股間だけじゃなく全身が刺激に過敏になってしまうのは困りものだった。

昨日は、エレンに髪を撫でられただけでゾクゾクと鳥肌が立った。

「っはあ、ミカサ、かわいい」

無心に女性器をしゃぶっていたエレンが、時折そう呟く。

まるでミカサ自身の胎内から響いてくるような気さえする。

そのうち、ミカサは無意識に腰を動かし始めた。

スカートの上からエレンの頭を抱え、自慰のように擦りつける。

エレンの口に含まれたクリトリスを、粘膜を擦ろうと揺さぶっていた。

膣に2本捻じ込まれた指がぎちぎちと食い締められているのがわかる。

強く締めすぎて時々痛むらしいが、ミカサ自身では制御できない。

全身が震え、軽い絶頂の後に、深く響くような快感が広がる。

「は、あ、ぁあ、えれん、すき」

一度ではやめてもらえない。

高まった気配を感じたエレンは、唇で淫核を食みながら、指先で子宮口をごつん、ごつん、

と小突き始める。

「あ、ぁ、入れて、入れ、あ、は」

無駄だとわかりながらも、ミカサは懇願の声を止められない。

「ほしい、えれん、の、おちん、あ、おちん、ちん」

無慈悲に愛撫を続けられ、今度は深く子宮に響くように達した。

「は、ぁあ、あ」

ガクガクと震える下半身をエレンの顔に擦り付けながら、ミカサは幼子のように惚けた。

食堂に人が集まる前に、身支度を整えて抜け出す。

防風林兼遊歩道を、エレンとミカサは辿った。

寄り添って歩いても、足がぶつからなくなってきた。

エレンがミカサの手首を掴むようにして引いて歩く。

手のひらだけは、エレンの方が大きい。今も昔も。

林檎の蜜のような、柔らかい金色の明け方だ。

ミカサの顔を見ると、さっきの余韻で頬に赤みが差している。

見ていることに気づいたミカサが、エレンを横目で見て微笑んだ。

たまらない気分になり、腕を引いて頭を擦り合わせる。

「ミカサ、好きだ」

そう言った途端、ミカサの膝がガクンと折れた。

砂利の上に膝を折って座り込んでしまう。

「おい、どうした」

「力が抜けた」

「珍しすぎるだろ」

腕を引き上げて立たせ、カーディガンの背中をはたいてやる。

腰の辺りの砂を落とそうとしたら、ミカサが身を捩って逃げた。

「え、痛いのか?」

「違う」

そう言うと、自分でスカートの砂を振り落とし、また並んで歩き始めた。

「大丈夫。エレンは気にしないで」

もぞ、と尻の辺りを気にしている素振りが目に留まったが、敢えて追求はしなかった。

あかんクリスタもかわいい

>>862
あざっす
進撃の女子は全員好き

とりあえず今日はここまで。
いちゃラブと調教の区別がつかなくなってきた。

>>850-852
因果応報

>>862
性根の腐ったクソみたいな人間でも
命をかけて守りたくなるのがよくわかるかわいさだよな

ミカサがどんどん女の子になってくのがたまらんな

乙!

>>865
以前のエレンとは変わってきた気がする
少し丸くなったと言うか、歪ながらもミカサを見るようになったというか

>>866
下着濡れたって正直に言わなくなりました

>>867
ミカサが自分の懐に入ってきたからかも

クリスタ「ミカサ…その、男の人とするのって、どんな感じ…?」

ミカサ「試してみる?」


あかんミカサが少佐に見えてきた

>>868
二人の変化が可愛い

>>860
>たまらない気分

あーいいね
愛おしくて思わず腹の底が充血しちゃうあの感じがいいね

>>869
レズ3Pするともれなくそばかすもついてきます

スマホからレスしようとしたら鳥付け損ねた
変更します

このままダラダラ書いてしまうと、1000までに終わらない気がします
後で次スレとか立てたら迷惑だろうか
本当は話が切り替わるたびに違うスレにした方がいいんだろうけど、エロが乱立したら恐縮ですし

夕飯は味噌ラーメンにするわ

完走したら別スレでいいんじゃない?
最初に名乗ってもらえればすぐ分かるしまた人も集まってくるよ

てすと

>>874
俺はどちらでもいいと思うよ
今のペースでも区切るのでも

>>876
ありがとうございます
「ミカサ『エレンと好き同士』」とかわかりやすいスレタイにしますわ
がっつりカップリングエロだし

>>872
だんだん盛り上がってきたらミカサ置いてけぼりで
2人の世界になりそうだ

このシリーズ終わって欲しくねぇなあ…

他のSSだとミカサ可哀想か残念なのばっかりだからこのシリーズに救われてる

結末は見たいけど終わって欲しくない、確かに
次スレ続けてくれるの嬉しいな 日々楽しみでしょうがない

ミカサに限らず進撃キャラで、SSだと扱い悪い子いますもんね
全員好きなのでちょっと書き続けたい気持ちはあります
ミカサのためにエレンのキャラ崩壊激しいのは申し訳ない
あとミカサ犯すだけのつもりだったので、まともなスレタイにしてあげたい

エレン崩壊してるかな?してても許容範囲だな個人的見地では
なかなかいい男だと思うしね。男気あるよ変態なりつつあるけど

>>884
初潮前のミカサとナニしてる変態からのスタートでしたので……

小学生時代に人頃してるような人なのでおk

デスヨネー

キャラ崩壊って言っても、ちゃんとその過程が描かれてるから違和感は感じないな
元ネタのスレを読んでたからっていうのもあるかもしれないけど
キャラ愛は感じる

ここまでがっつりエレミカなSSってあまり無かったし、他キャラもちゃんと描いてくれてるから読んでて楽しいよ
まあいつかのジャンは可哀想だったけどwww

筆を重ねるごとにエレンの人間味も出てきてると思うぞ
俺もこれからの話が見たいな

キャラ崩壊というか成長してるように見えてしまう
>>879のスレタイ候補……ミカサがまるで童女のような物言い、悪くないね

成長してるよね

おお、なんかうれしいですね
睡眠時間削って書いた甲斐があります
もうどこで完結と言えるのかわからない状態だけど

>>888
ジャンには申し訳ないことをしたジャン

「好き」を受け入れられるようになって将来を約束したところでエンドロールが流れてくればステキだね

>>1の筆の向くまま、書けるとこまで書いてくれればそれでいい
俺たちはそれに着いて行くだけだ

朝食のトレイを持ってきたミカサは1人だった。

「あれ、今日はアニとじゃないの?」

アルミンに声をかけられ、ミカサは椅子に座る。

「今日はミーナと食べるらしい」

「あぁ、前はずっと一緒だったもんね」

「これからはミーナと食べるって」

そう言うと、東洋式らしく手を合わせてから食事を始めた。

「なんでだよ。ミーナもつれてくれば良いだけだろ」

「女の子付き合いは難しい」

「ミカサもアニとばかり食べているわけにいかないし、食事以外は一緒なんでしょ?」

「話はする」

「まあ、ユミルとクリスタみたいになるのも問題だしな」

エレンがそう言うと、ミカサは自分で髪をかきあげた。

「エレン、こっち」

ミカサが軽くエレンの袖を摘むと、すぐに離して前を歩く。

ついていくと、食堂を曲がったあの建物の陰だった。

木立で少しは視界が遮られているものの、遮蔽物と言えるほどのものはない。

「どうした」

尋ねても、ミカサは所在なげに佇んでいる。

壁を背にしたエレンから一歩離れて、棒立ちになって俯いていた。

その膝が、ほんの少し震えていることにエレンは気付いた。

「トイレ行くか?」

かっとミカサが赤くなり、首を横に振った。

「そうじゃない。やっぱりいい」

「舐めてやるって」

「エレンは、もう少し言葉に気を付けるべき」

ミカサの手を掴んで、木立に寄り添うようにして隠れた。

抱きしめてやると、強ばっていた身体から力が抜けていく。

「は、ぁ」

妙に艶っぽく嘆息して、ミカサが身体を擦り寄せてきた。

「お前、こうしてるとかわいいな」

そう言って髪を撫でると、ミカサが全身をぶる、と震わせた。

エレンの感触、体温に過敏になっている。

力任せに犯されるかと一瞬警戒したが、かわいいものだった。

兵服の上から股間をまさぐってやる。

エレンの指が押しつけられると、ミカサの腰が反応して逃げようとした。

かまわず追いかけて、すりすりと布の上からさすってやる。

耳まで赤くなったミカサが、肩にしがみついていた。

もし誰かに見られても、木に身体を預けて抱き合っているようにしか見えないだろう。

密着した身体の陰で、エレンの指はミカサの足の間を探っていた。

下着よりも厚い生地で湿り気はわからないが、微かに水音がする。

爪の先で軽く引っかいてやると、ビクンと震えた。

布の上から押し上げて、食い込ませるようにしてスジの形を見つける。

見当をつけて、一点を手のひらでぐりぐり押してやった。

「ぁ、ぁあ、ぁ」

「かわいいかわいい」

泣きそうな声を出すミカサの頭を、ポンポン叩いてやる。

そのうち、ミカサが腰を動かしてエレンの指に一点を擦り付けてきた。

夢中になって自慰をするミカサを手伝い、ぐりぐり擦り続けてやる。

すぐに痙攣して、ミカサがおとなしくなった。

「立てるか」

ミカサの肩を引き剥がし、真っ直ぐに立たせる。

二度三度と深呼吸をすると、もういつものミカサだった。

「……もう大丈夫」

「そうか。下着換えてこいよ」

頷いたミカサが顔を寄せて、触れるだけの口付けをしてきた。

「……明日の朝も」

返事をする間もなく、ミカサが身を翻す。

それを見送ったエレンは、微かに体温の残る指先の匂いを嗅いでみた。

甘酸っぱい、果実のようなあの匂いがした。

こんなことをした後、ミカサは何事もなかったような顔で訓練するのか。

そう思うと、妙な興奮がじわじわと腹の底から沸き上がってきた。

--------------------------

ちゅぶ、ちゅぶ、とミカサの唇とエレンの肉棒の結合部から泡が漏れる。

朝の行為が日課になりつつあった。

搾り取るよりもエレンが愉しめるよう、ミカサの動きが変化している。

「はぁ、あ、ミカサ、好きか」

「ちゅる、じゅ、んぱぁ……エレン、好き」

「俺も」

言葉に酔ったミカサの口内は熱い。予想以上の溺れように、エレンも熱中した。

子牛が乳を飲むのに似ている。

目を閉じたミカサが、便器に座り込んだままでエレンの肉茎を頬張っていた。

パンパンに腫れた裏筋を舌の腹で舐め上げ、口蓋で亀頭を擦っている。

こみ上げてくる射精欲に、ミカサの両頬を手で包む。

優しく支えるようにすると、それを合図にミカサが喉を反らした。

喉の奥に、亀頭が飲み込まれていく。

睾丸がミカサの顎に当たるまで、ペニスをすべて受け入れた。

「ぁ、あ、ミカサ、すげえ」

我慢できず、性器を扱うようにエレンは腰を振り始める。

反射で吐き出されそうになることもなく、時折濁った声を漏らすミカサの顔にガクガクと腰

を押しつけた。

亀頭が膨れ上がり、ミカサの黒髪が揺れる。

「イク……っ」

びゅぅ、びゅるる、とミカサの胃の腑に子種が流し込まれた。

ずるりと腰を引くが、まだ口内から亀頭は抜けない。

みるみるうちに、涙目のミカサの舌の上に精液が溜まっていく。トロトロとした感触ととも

に、カリが舌で愛撫された。

「はぁ、ああ……っ……ちんこ溶ける……」

天井を仰いでいるうちに、ミカサが舌でペニスを拭っている。

乱暴な行為とはわかっていた。

しかし、気道に何かあったら危険だからやめようと言っても、ミカサが強くこれを望んだ。

「呼吸くらいなら、多少止めておける。私は自分の身体を支配できるから」

ミカサの身体を責めるのに比例して、ミカサもエレンが快楽を得られるよう強く求めてきた



今こそ優位に立っているのはエレンだが、それも油断すればひっくり返されるだろう。

便器に浅く腰掛けたミカサの足の間、まだ腫れぼったい粘膜に、膝を押しつける。

まだ亀頭を吸っていたミカサが「んぅ」と甘い声を上げる。

「ミカサ、やりたいことがあるんだけど」

髪を撫でてやると、精液を頬張ったリスのような顔が妙に幼かった。

「飲み込まないで聞いてくれ」

エレンたちも、最近はアニも、食堂に集まるのは早い。

まとまった席を確保するために、混まないうちに食堂に向かうのが習慣だった。

アルミンを待とうと、食堂のドアを開けようとしたところで、アニと遭遇した。

「おはよ」

素っ気ないながら、以前と違い挨拶してくるようになったアニ。

ミカサの目が泳ぎ、エレンの顔を窺う。

席に着いてからだと思っていたのに、思ったより早かった。

目配せすると、ミカサが口に含んでいたものを飲み下した。

ゆっくりと、白い喉が動く。

「……おはよう、アニ」

瞳が潤んだように見えた。

一秒にも満たない一瞬のことだが、エレンは射精しそうになるほどの高揚を感じていた。

「おはようさん」

エレンがそう言うと、ミカサがアニと並ぶ。

「なつかないでってば」

そう言いながらも、ミカサの髪を上げてやろうとしたアニの指が止まった。

ミカサのマフラーを掴み、不意打ちに唇を吸う。

じゅっ、と唾液の音がした。

「おい!」

まだ人気のないうちで良かった。

エレンが2人を引き剥がそうとすると、ミカサがアニに掴みかかる。

「返して」

「落ち着け」

ミカサの右腕を、両腕で羽交い締めにする。

顔を真っ赤にして食ってかかるミカサを前に、アニが唇を指で拭った。

「……やっぱり変な味」

「何やってんだよ」

「それはこっちの台詞じゃない? 嫌がらせにしては悪趣味だね」

きろ、とミカサを睨む。

「食事しちゃえば消えちゃうんだろうけど、朝は臭うんだよ。あんなの、一度嗅いだら忘れ

ない」

ミカサから力が抜け、顔が蒼白になった。

「安心しなよ。気付いたのは私だけだと思う。でもさ」

エレンを上から下まで、眺めてため息をつく。

「やっぱりあんた、女の子の扱いってもんがわかっちゃいない」

「エレンは悪くない」

ぴしゃ、と音だけを立てて、ミカサの頬をアニが叩いた。

それを敢えて受けてから、ミカサがアニの手を払う。

「それは、もう私と口もききたくないって意味?」

首を振るミカサにかまわず、アニは水差しを取りに食堂へ入って行った。

多分今日はここまで。ミカサいじめは楽しい。

乙!
何か凄いプレイをしてるなエレン


エレンさん…ぱないの!

oh…着々と変態への道を歩いている…
と思ったがよく考えてみれば最初から変態だったかもしれないw

変態だよ、変態なんだよこいつら!でもそれでいいんだ。

しかし一方アニミカはこれで終わりを告げるのだろうか…殺伐としたキャッキャウフフ楽しかった…

※ミカサが変態(性癖=エレン)
※エレンはミカサ化

だと思って書いてます

ミカサは感染する!

エレンェ…w
しかし「精液を頬張ったリスのような顔」という表現に、何かこうグッときてしまった…

てかアニすげえ
べるとるさんドンマイ

知ってて自分も飲むアニも凄いな

アニもちょっとおかしいよなw

出遅れたミカサが、慌ててアニを追おうとする。

エレンがその手を掴んだが、一瞬引きずられた。

「待て」

「謝ってくる」

「浮気もん」

ミカサが泣きそうな顔でエレンを見るのもかまわず、引きずって食堂を去る。

今日も木立の陰に連れ込み、ミカサを木肌に押しつけた。

「エレン、行かせて」

「無駄だろ」

「無駄でもいい。謝りたい」

「お前、今精液臭いんだから」

暴れようとするミカサに体重をかけ、全身で幹に押しつける。

「どうかしていた。私も、エレンも」

「わかってるよ」

「アニとはもう、何でもない。友達だから」

じっと互いの瞳の奥を探り合う。

エレンが髪をかきあげ、消えかけたミカサの頬の傷を確認した。

そうしてやっと、のしかかっていた身体を離す。

「今夜、倉庫に来るよな」

「……朝だけじゃ」

「汗が気になるっていうから、朝にしたんだろ。俺は夜がいい」


その日の朝食は味気ないものだった。

不貞腐れたような態度のエレンと意気消沈した様子のミカサを前に、アルミンは声もかけられなかった。

その日は終日兵站行進の訓練だった。

朝食後から昼食も摂らず駆け通しだが、通常の日課よりも随分早く放課される。

まだ日も傾かないうちだが、疲労困憊の訓練兵たちはほとんどが自室で倒れ込んでいた。

夕餉の時間も多少は繰り上げられるとは言え、まだ時間がある。

「あの、ミカサ」

汗を拭いて部屋を出ようとしたミカサを、サシャが呼び止める。

ベッドの上で、クリスタと一緒に心配そうな顔をしていた。

「サシャ。アニを知らない?」

それを聞いて、少し安堵したようにサシャの顔がほころぶ。

「良かったぁあ! 喧嘩したのかと思ってました」

「喧嘩じゃないけど。謝りたいので探しに行きたい」

あっという間に泣きそうな顔に戻る。

「多分、……自主訓練してると思うけど。ミカサ、大丈夫?」

「ありがとう、クリスタ」

最近、こうして声をかけてもらえるようになって、気持ちの整理が早い。

謝るなら、一刻も早い方がいい。

「今日は2人とも落ち込んでましたし……元気出してくださいね」

「そんなに?」

「わかりますよ! アニはわかりづらいですけど、ミカサは最近わかりやすいです」

鼻の穴を膨らませるサシャに、妙に胸がくすぐったくなる。

悪い気分ではない。

軽く片手を振って部屋を出る直前、2人とも胸の前で両手を振ってくれているのが見えた。

中庭、訓練場の隅と探して、日当たりの悪い兵舎裏にアニはいた。

あの珍しい型の格闘技を練習しているのかと思ったが、ごく普通の上段蹴りをしている。

「アニ」

いつもより小さな声でミカサが呼びかけると、いつもと同じ態度でアニが横目を向ける。

「なつかないでって言ったでしょ」

「アニ、さっきは」

「何? そんなに返して欲しいの?」

言葉を探すミカサに、アニが汗を拭きながら近づいてきた。

壁にもたれて2人で座る。

妙な気分だった。犬猿の仲だと思っていたのに、今は並んで腰を下ろしている。

「アニはエレンが好き?」

「は?」

呆れた声をかぶせられる。

「さっき、怒っていた」

「あんたたちがおかしなことしてるからだろ」

「軽蔑した?」

「いや」

ミカサよりも色素が薄い肌に浮いた汗を、平然とタオルで拭っている。

「もっとはしたないところも見てるし」

言葉に詰まるミカサの方を見ることもせず、アニは続けた。

「あんたたちは、極端すぎ。両方暴走してどうするのさ」

「最近、歯止めが利かない」

「女がそれを許してどうするの」

「どうしよう」

「周りが心配するんだ。勘弁して欲しいよ」

そう言ってタオルで顔を拭くアニを、ミカサは見つめた。

「そんな顔しても助けてやらない」

「アニに嫌われたくない」

「別に嫌ってないから」

先にアニが立ち上がる。

「嫌うほど深入りしたくないんだよ。やりづらくなる。つるむのはお断り」

「アニは……エレンのことが、少し好きだと思う。違う?」

「は……自意識過剰」

「じゃあ、私のことは?」

「友達ごっこに巻き込まれてるだけ」

嘲笑したつもりらしい。皮肉に歪んだアニの口元に、ほんの少し甘さが見えた気がした。

アニは嘘をつくのが上手くない。これも、ミカサが最近気付いたことだった。

「それとも……何? 混ざって欲しいの?」

慌てて首を横に振るミカサが立ち上がるのも待たず、アニは寮に向かって歩き出した。

ミカサが幼女化してるなwwww

自分は、原作のアニはアルミンに淡い気持ちがあったんじゃないか(それを利用されたんじゃないか)派ですが、
エレンのことも憎からず思っていたんじゃないかな、
ちょっといいなと思う男の子と恋愛気分してみたい願望もあったんじゃないかなそれは許されないけど派でもあります。

>>925
アニの言うところの「か弱い乙女」は色んな解釈が出来るのでいいね
女の子としてあって当たり前の恋愛への興味も持ち合わせてただろうし
>>1の言うような葛藤もあるかも

うん、アルミンに対しては弱いくせに根性はあるって敬意というほどじゃないけど
似たようなものが混ざったような輪郭のはっきりしない気持ちがあったんじゃないか……とは思う
それを利用してしまうアルミンさん悪い男やでえ
エレミカも好きだがアルアニも好きだわぁベッドの上ではアルミンが強気のイメージ

夏休みのみなさんへ
このスレを荒らすつもりが無いのなら
原作の話はその為のスレを探してそこでしましょうね


ミカサとアニいいな

原作アニは色んな解釈ができるけど、アルミンでもエレンでもどちらにせよそこまではっきりした感情はなかっただろうね
淡い気持ちと>>925な葛藤ってイメージ
アニも切ないのう

>>928
ごめん、リロってなかったわ

自分のレスからなので申し訳ありません。
エレアニやアニエレってほどでもないですが、ここのアニもエレンやアルミン、ミカサにそれなりの情がありますよってことで。
捨てたはずのものを壁の中に見つけてしまって、ちょっと女の子としての自意識が強くなっているというか。

「アニと話した」

いつもより少し早い時間、黄昏時に倉庫に忍び込む。

待っていたエレンに、ミカサは開口一番そう言った。

エレンの機嫌が悪い。それを見越して、ミカサはエレンの隣、重ねたマットの上に腰を下ろす。

甘えるというより、慰めるように頬ずりする。

ごく自然に、ミカサの太腿の上にエレンの手が置かれていた。

互いに肩で寄りかかる。

「ミカサは俺が好きなんだよな」

「そう。だから、そんな顔しないで欲しい」

エレンの額にかかる髪を、ミカサの冷たい指が除ける。

一瞬、縋るような目でミカサを見たエレンが、その指を手で振り払った。

「好きだから、そんなことをしないで」

ミカサの手が肩に置かれ、耳に口付けられた。

「……子供扱いするなって言ってるだろ!」

声が響く。身体を寄せたまま、ミカサは微動だにしない。

凪いだ湖面のような表情で、じっとエレンを見つめていた。

「俺の気に入るようにしろって言っただろ……」

「そうだった」

頬を擦り寄せたミカサの手が、エレンの股間に触れた。

ミカサの、女の汗は甘ったるい匂いがする。

母が使っていた白粉の匂いともまた違う、脳に染みつくような香り。

それに包まれながら、ミカサの手が優しく兵服の下を脱がせてくる。

腰を上げると、下着ごと膝まで下ろされた。

半ば勃起した肉茎を白い手が握り、やわやわと揉みしだいている。

そうしながら、ミカサは頬に、唇に、目尻に口付けしてきた。

エレンが欲情しているのを確認したミカサが立ち上がる。

目の前に立って、エレンの手を自分の腰に導いてきた。

「かわいがって」

くびれた腰から、大きく張り出した尻を、下腹部を、内腿をさすってやる。

「……お願い」

ミカサの声が揺れた。さっきまで平素と同じ態度でいたミカサが、か細い声で懇願している。

自分と同じように兵服を膝まで下ろすと、白い支給品の下着はもう湿っていた。

腰を抱き寄せて、顔を埋めて匂いを吸い込む。

「……エレン、汗が」

「わかってる」

汗と、ミカサの中から滴る愛液の匂いがしている。

蒸れて張り付く下着を剥ぐと、むわっと立ち上ってきた。

たまらず口を付ける。汗と濃厚な雌の味を啜ろうとした。

ミカサが羞恥に顔を逸らしている。

「う……」

クリトリスを剥いてやると、小さく声が漏れた。

「お前、こうしてやると静かだよな。1日おとなしいし」

小さな実のようなそれを、舌で磨くように転がしてやる。

一足飛びに本丸を攻められ、ミカサの足が悶えた。

苦悶に近い表情で耐えるミカサの、発達途中の性器にかぶりつく。

これでもう、ミカサの内側を、胎内を掌握したも同然だった。

わざとじゅるじゅる音をさせ、行儀悪く果物を食べるようにすると、中から果汁が溢れてくる。

充血して腫れぼったくなってきた陰唇を舌でかき分け、膣口からクリトリスまで舐め上げてやると、ミカサは首を振った。

それをしばらく繰り返していると、ミカサの腰が浅ましく動き出すのだった。

「自分で剥けよ」

ミカサの手を取って導いて、固くなったクリトリスの皮を引き上げさせた。

自ら露出させられ、ピクピク痙攣しているそれを重点的に舐めてやる。

ミカサが「う」「あ、ぁ」と声を漏らしながら、首筋まで真っ赤になっている。

「エレン、ゆび、指、入れ、て、ぁ」

言われた通りに、ぷちゅぅ……と愛液の押し出される音をさせながら、中指を入れてやる。

「は、ぁあ……エレン……っ」

ねだり事を覚えたミカサの声は甘い。

「ちんこじゃなくていいのか?」

「あ、ぁ」

そう言うと、ミカサが身体をくの字に折った。

その中をじゅぽじゅぽと往復してやると、もう生殖器でなくてもいい、というように降りてきた子宮口に触れた。

しばらくいやいやと首を振っていたミカサが、たまらずエレンの肩に手を置く。

「えれん、言って、ぁ、あ、言って、あれを」

とうとう理性が陥落したのか、涙を流しながら懇願される。

「ちゅぶ……ん……はぁ、好きだ、ミカサ」

「あ、ぁあ、あああ……」

掠れた声でわめきながら、ミカサの膣が指に噛みついてくる。

きゅん、きゅん、と壊れたように締め付けて、ミカサは倒れ込んだ。

横倒しになって、床に手をついて肩で息をするミカサに多い被さる。

足に絡んでいた兵服とブーツを片方脱がせ、足首を掴んだ。

いきりたった肉茎をミカサの股間に押しつける。

陰唇で裏筋を挟むようにして、前後に揺らした。

「き、ぁ」

あと一歩で望むものが侵入してくる。

ミカサの瞳が期待に濡れている気がしたが、愚直に擦り続けた。

膣口を、クリトリスを引っかきながら、亀頭が愛液にまみれていく。

もう射精寸前だったものを、熱い粘液に包んで、ぐちゅぐちゅとなすりつけた。

こみ上げてくる射精感に、亀頭を肉の窄まりに押し当てる。

膣内の直径より多少きつい、ひっかけて押し切らないと突破できない肉の輪だった。

「え、れん、入れて……おちんちん、お願い」

その声を聞き届けて、膣口に向けて吐き出した。

「う、く……」

「や、ぁあ、あ……ちが、違う……」

ミカサの泣き声を聞きながら、白濁を爆ぜさせてぶっかけた。

片足を離して、エレンの指がくぱぁ……と陰唇を押し開く。

ひくつく膣の入り口に、固まりのような精液をびゅる、びゅるる、とひっかける。

動揺したミカサが、首をもたげてその様子を見ている。

呆然としながらも、精液の熱が粘膜にかかるたびに内腿が震えていた。

開かれた陰部のくぼみに、黄ばんだ白濁が溜まっている。

ほとんどがこぼれて内腿に張り付いていたが、それを指でかき集め始めた。

「ふぅ……はぁ、ミカサ……」

肩で息をしながら、指で精液を胎内に押し込んでいく。

片方の足首を掴まれたミカサは、狩られた鹿のようだった。

もう抵抗する気力もないようで、指が膣口を抉って精液を押し込むたびに、膣肉だけが反応している。

何分もかけて押し込んだのに、ミカサが身を捩らせただけで胎内から精液が一筋になって逆流してしまった。

下半身を露出させたまま、四肢を床に投げ出して、虚ろな瞳でエレンを見ているミカサにしがみつく。

弛緩した身体は、筋肉質なのに柔らかい。

「……明後日だ。明後日だから。ミカサ」

そう告げると、ようやく反応を示した。

「……エレンは……」

「何だ」

「……エレンの好きは、私と違う、と思う……」

震える唇から、それだけ言って目を閉じた。

瞳に溜まっていた涙が、目の端から床に流れる。


しばらくして、覚醒したミカサがエレンの身体を押しのけた。

床の一点を見つめて座り込んでいるエレンの髪を、手櫛で整える。

「エレン、明日も、ここで」

とりあえずここまで。

エレンの好きが、ほんわかとか温もりとかそういう方面じゃない感じになってきたので、苦手な方は注意してください。

乙!

ここに来てのすれ違いがもどかしい…
だがそれがいいね

嫉妬が混じってきたドロドロした感じになってきたな
隙とか愛とかにも色々あるよね
硬かったり軟らかかったり、滑らかだったり鋭く尖ってたり
あったかいのが理想ではあるけど熱すぎたり、凍えるほどに冷たい愛も見たことある第三者としてではあるが見たことある
ステキだけど怖いよね


こうやって見てると
強烈な主人公に強烈なヒロインなんだから一筋縄でいかなくて当然という気もするね
こういうシーソーゲームみたいな危うさって実際の恋愛にもあるものだし。

ミカサが同期の女の子たちと親しくなってきてるのはいいな
これも成長だよね

素直にエロだけ書いてればいいものを

>>945
エロとエロじゃない会話文はレス分けたりしているので、読み飛ばしてくだされ
展開がないとエロ書きづらかったので
というか理由がないとミカサ犯すのが難しい

俺はこうやっていろいろ書いてくれた方がいい。
どんどん気持ち的にも変化していくミカサとエレンみるのが楽しみになってる。

最初はエロに惹かれてきたけど今や「エロも詳細に描いてくれる青春もの」として読んでるので
このまま続けていって欲しい

俺も心理描写を丁寧にやってくれる方が気持ちが乗るな

過程あってのエロが素晴らしい
すれ違い、葛藤、誘惑…たまらん

エレンの好きが支配・束縛方向へ傾きかけてるかな?

>>948
同じく
エロも心理描写も素晴らしいのでこの路線で続けて頂きたい

お気遣いのレスありがとうございます
スレタイをエロにしちゃったので、とりあえずエロを軸に書いていきます

エレンとミカサが落ち着いたら、気楽にスカートめくりでもして遊びたいです
ミカサはめくろうとしたらスカートの中にエレンを包みそうだけど

ゴールはスカートめくりか
うむ分かった

入浴前に、ミカサはトイレでエレンの精液を掻き出す。

指を入れて軽く曲げ、奥から広げるようにすると、愛液と混ざって粘度の下がったものが降りてくる。

「ん……」

とぷ、と垂れてきたものを紙で拭う。

本当は出してしまいたくない。胎内を満たされていたい。

しかし湯を使っているときに、他の訓練兵に見られるわけにはいかない。

白濁の絡んだ指を、拭き取る前に、ちゅ、と舐めとった。

エレンの吐き出した欲望の塊だ。

そう思うだけで、体の奥がまた熱くなるような気がしてくる。


湯を使って部屋に戻ると、ユミルとクリスタがストレッチをしていた。

ベッドの上で、前屈するクリスタの背中をユミルが押している。

「おい、お楽しみだったか」

「あ、エレンと一緒だったんだ」

「セックスはしてない」

「もぉお、そういうことじゃないってばぁあ!」

赤くなってクリスタが勢いよく上体を起こし、ユミルの顎に頭突きしてしまう。

脳天と顎を押さえて転がる2人を眺めながら、ミカサは髪をタオルで拭いていた。

はぁ、と火照った頬に手を当てながら、上目遣いでクリスタが見上げてくる。

「ミカサ、大丈夫?」

「ありがとう、クリスタ」

「……あんまり元気になってないね」

ごしごしと、乱暴に髪を拭く。

「そんなことはない」

「女神様、悪い癖が出てるな」

余計な詮索、と言いながら、ユミルが組んだ足の上にクリスタを抱え込む。

「ユミルだって心配してたじゃない! でも、エレンと2人の時間があれば、きっと元気に

なれるねって」

ハハ、と笑いながらユミルがクリスタの頭に顎を乗せる。

「意味わかって言ってんのかよ」

「ミカサの前で子供扱いしないでってば」

じゃれる2人の横、ベッドの縁に腰掛けた。

「ユミルとクリスタのようになりたい」

「は? 何わかった風なこと言ってんだ」

ミカサの呟きに、ユミルの声があからさまに不機嫌になる。

明日スレ立てできるかわからないので、今日中に埋めて移行しちゃいたいです。
今日はダラダラ書き込んでいきます。
いつも感想ありがとうございます。一段落したらスカートめくり以外も書きたいジャン

乙!
例えきっちり埋まらなくても一区切り付いた所で移行でいいんじゃない?

クリスタかわいい

ん?
こっちのスレはもう埋めるってことか?

すみません、キリの良いところまで書いたら次スレ立てて誘導します
その後は雑談でもして埋めていただいておkです

「好きな人と仲良くするのは難しい」

頭からタオルをかぶったまま、ミカサは肩を落としている。

その背中を見て、ユミルとクリスタは顔を見合わせた。

「うまくいってないの?」

「よくわからない。エレンと同じ言葉を使っているのに、違う気がする」

「お前にわからなくて私らにわかるわけないだろうが」

「ユミル! せっかくミカサが頼ってくれてるのに!」

「ふわっとしすぎなんだよ。ハッキリ言え」

「クリスタは……エレンが私を守りたいと思ってる、と言ってくれたけど。
 そうじゃない好きが、あるような」

ミカサの次の言葉を、ユミルとクリスタがじっと待つ。

また頭を拭きだしたミカサに、ユミルが切れた。

「それだけかよ」

「そう」

「性欲は理解できるくせして、頭の中は10歳児かお前は!」

「ユミルぅ!」

付き合ってられるか、と大の字になって伸びたユミルに、クリスタは枕をぶつけた。

「守りたいとか、大事にしたい、喜ばせたい、の他に」

ミカサが言うと、クリスタが目を泳がせて言葉を探す。

「それは……好きな子に意地悪しちゃう、とか、独占したい、とか……嫉妬とか」

「それよりもっと」

「……ひどいこと?」

顔色を変えて、隣に座ってくれる。

クリスタの小さな手が、ミカサの頭のタオルをそっとめくった。

「私、エレンのこと、よく知らないけど……ちょっと、怖いなと思うときはあるけど……。
 何か……されたの?」

「エレンはひどいことはしない。でも、何を考えているのか」

「無駄なことでぐちゃぐちゃ悩んでるんじゃねーよ」

寝転がって、2段ベッドの天井を見ていたユミルが言う。

「それでお前はどうなんだよ。怖いのか」

「怖くない。理解したいだけ」

「それが無駄だって言うんだよ」

ごろり、と壁の方を向いてしまう。

「お互いのことが全部わかったら、誰も苦労しねえだろうが。家族だ何だって調子に乗って

るんだよ、お前は。
 男の衝動だの女の情緒だの、折り合いつけていくしかねえ」

「衝動、とは」

「そんなもん本人に聞け」

戸惑っていたクリスタが、慌ててユミルの言葉を補う。

「ミカサが……嫌だと思わないなら、きっと大丈夫なんだよ。
 私とユミルの好きも、ミカサの好きも、きっとみんな違うよ。
 みんな、自分の世界を持ってるんだから。エレンの見える世界も、きっと違うんだよ」

「エレンの世界」

そう繰り返したミカサの声は、どこか陶然としている。

「家族同士で一緒に見てきた世界と、違うかもしれないけど」

目を合わせると、クリスタがあわわ、と首を振る。

「ごめんね。お付き合いのことなんて、よくわからないのに」

「ううん。ありがとう。クリスタ」

金髪の、耳の辺りを撫でてやると、えへへと照れ笑いした。

「ありがとう。ユミル」

「しゃべるようになったと思ったら、くっだらねえことばっか騒ぎやがって。
 セックスなんて裂けなきゃいいんだよ」

「平気。私は頑丈にできている」

いやぁー! と叫んだクリスタが、ユミルの顔に2個目の枕を投げつけた。

ユミルは処女のつもりで書いてます

ユミルの台詞をジャンに置き換えても余裕でいける程男前だった

ユミルとクリスタやばいな
こいつらのレズセックスが見たいと思ってしまった
ミカサとアニに続いてまた何かに目覚めてしまったどうしてくれる

男女の機微わかりすぎてる処女ユミルおk

でもいい子たちだねかわいいよていうかクリスタなでくりまわしたい

処女なのに大人ぶっちゃうユミルちゃんかわいい!
なお、実年齢は

自分も本誌派だけどネタバレ、ダメ、絶対

>ユミルは処女のつもりで
やっぱそうだったか!

愛については恋と合わせて古今東西色々な言葉で表現されてるよね
曰く「恋は互いに向かい合って相手を見る、愛は並んで同じものを見ること」
曰く「恋は求めるもの、愛は与えるもの」
曰く「恋は同化を求めるもの、愛は違いを認め受け入れ合う事」
俺はかつて愛は許すことだと思ってた、最近になって愛は諦めることだと悟った

ジャンと言えば、この件にはほとんど巻き込まれてないのに
かなり正確に事態を把握してそうだったのがなんとも…いろいろ葛藤もあったろうなあ

>>967
>裂ける
というのはそのまんま物理的な意味でですか?

>>975
上の方でがっつり巻き込まれて酷い目に遭ってたような…

>>973
申し訳ない
つい

しかしこのユミル可愛い

次から次スレ立てて書き込むので(エロの前のワンクッション)、
後は雑談とかどうぞ
ただ埋めていくのも味気ないので

よくわかってなくて申し訳ないのですが、1000に達したらしたらばもdat落ちしていくんですかね?
思いっきり続き物だし、しばらく埋まらない方がいいなら放置で

成長のためのステップをミカサは踏んでるね
後はエレンなんだけど、男の子は意地張っちゃうからここまで素直になれるかな〜
周りを見ればいい友人がいるんだけどね

>>974
詩人だね

ジャンはほとんど正確に把握してるつもりで書いてます

裂けるのは物理的な意味です   突っ込めば裂けるんじゃねえかな程度にはユミルも思ってます

割と皆さんの感想が的を射てて面白いです

>>978
>スレ番号701〜1000のスレは過去ログ倉庫送り対象(作業は手動)
らしいから1000まで行ったらそのうち落ちるはず

>>976
デート以降の話。エレンに励ましの言葉かけてたけど、かける言葉といいタイミングといい
全部把握してるとしか。さとい男は不憫や…

おう 新スレ乙

このスレはとりあえず埋めずに放置でお願いします
↓次スレ
ミカサ「エレンと好き同士」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1374485649/l50)

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このSSまとめへのコメント

1 :  わたしはアホ   2014年08月04日 (月) 02:47:00   ID: HcyoryrS

最高////

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