エレン「…またですか」ペトラ「…ごめんなさい」(195)

エレン「いい加減にしてくださいよ…隔日で漏らすとかやばいですよ?」

ペトラ「しょ、しょうがないでしょ! 出ちゃうものは…」

エレン「…普通、子供の内に治るもんでしょ。俺だって5歳には完治しましたよ」

ペトラ「わっ、私だって4歳で治ったよ! 訓練兵団の時には…ねえオルオ!」

オルオ「女子寮のことなんざ知りたくても知らん」

ペトラ「裏切り者ぉ!」

エレン「俺もあんまり言いたくないですけどね…こう連続されると洗濯が追い付かないんですよ」

ペトラ「信じて! 一度治ってるの! 巨人に初めて遭遇した時から癖になっちゃっただけなの!」

エレン「…まあ、信じますけど」フー

ペトラ「信じてないよね! その目は信じてないよね!」

エルド「おー、今日も漏らしたのかペトラ」

グンタ「今日の模様ななんだろな…こりゃ馬の頭か?」

ペトラ「馬鹿にすんなぁあああああああああああああああ!!」

リヴァイ「…またなのかペトラ。一度医者に診てもらえ」

ペトラ「み、診てもらうにしてもなんて言うんですか…///」

エルド「おもらしがなおらないんです(笑)」

グンタ「ブッフォwwwww」

オルオ「くっwwwwむふwwwwおふwwwwwww」

ペトラ「うるさいうるさいうるさい!!」

エレン「シーツは百歩譲っていいとしても、そろそろ衣類の方に問題が出てきますよ」

ペトラ「ぐぬっ…」

エレン「俺なりにベストは尽くしてるんですけどね」

オルオ「フン…先輩の威厳などどこにもないな、ペトラ」

ペトラ「黙ってなさいよ! 蹴るわよ!」

エルド「ほらほらそうカッカするな。勢い余って漏らしちまうぞ」

グンタ「むほぅwwwwwww」

ペトラ「キーーーーッ!!」

エレン「ペトラさん、この危機的状況を打破するため、どっちか選んでください」

エレン「おもらしを治しに内地に行くか、最近内地で開発されたオムツを穿いて夜寝るか」

ペトラ「……ッ!? なにこの究極の選択……ッ!」

オルオ「オムツなんぞ、穿くのはガキか老人だな…ブフww」

ペトラ「老け顔のアンタに言われたくない!」

エレン「痴話喧嘩より先に選んでください。早く決めないと強制でオムツですよ」

ペトラ「痴話喧嘩とか言うのやめて! 寒気がする!」

オルオ「相変わらず素直じゃねえ女だ…そこも魅力に感じるがな。ただし寝小便は治せ」

エルド「添い寝して寝小便されたらたまらんしなwww」

グンタ(俺は別の意味でもたまらん)

リヴァイ(そういえば最近妙に残尿感があるんだよな…俺も医者にかかるか)

ペトラ「イヤ…オムツは嫌よ…そんなの穿いたら、もう色々女としておしまいじゃない…」

エレン「いやまあ隔日おもらしの時点でだいぶアレではありますけどね」

エルド「特にエレンは二日に一度ペトラの小便とご対面してるわけだからな…」

グンタ「どさくさ紛れにニオイ嗅いでたりしてなw」

エレン「え? やですよ。おしっことか臭いし」

ペトラ「」ガーン

オルオ「そりゃそうだwwww」

ペトラ「クッ…ね、ねえ…もう一度…もう一度チャンスを貰えない?」

エレン「は?」

ペトラ「だ、だから…これ以降、絶対、おもらししないからぁ…!」

エレン「いやするでしょ。そう言って何回してきたんですかあなたは」

ペトラ「そ、そんなぁ…最初はあんなに優しかったじゃないエレン! どうしてそんなに冷たいの!?」

オルオ(さすがの新兵も七回目となりゃ荒んじまうもんだな…)

エルド(仏の顔が六回続いただけでも大したもんだぜ)

エレン「いやまあ…疲れたんで。つかペトラさん俺の事嫌いですよね明らかに」

エレン「ペトラさんと交互に洗濯担当してますけど、自分の時には絶対漏らさないし」

ペトラ「偶然だよ! 私はこんなにエレンのことを大切に思っているのにそんな言い方あんまりだよ!」

リヴァイ「…そういうことなら割り振りを一日ずらすか」

オルオ「なるほど! 一日ずらせば自分で自分のケツを拭くことになりますね! さすが兵長!」

エルド「いや待ってくださいよ。それ根本的な解決になっていないじゃないですか」

グンタ「ペトラの小便で洗濯事情がヤバいって話でしたでしょう、これ」

エレン「ですです。おら早く決めてくださいよペトラ先輩」

ペトラ「エレンのいじわる! もう一度チャンスちょうだいって言ったじゃない!」

リヴァイ「エレン、俺が許可する。もう一度チャンスをくれてやれ」

リヴァイ「恥辱を味わわせんのは、くれてやったチャンスを潰してからでいい」

ペトラ(兵長が味方なのか敵なのかわからない…)

オルオ(兵長は綺麗好きであらせられるからな…小便の話なぞ本当はしたくあるまい…さすがです兵長…)ウットリ

エレン「…兵長が言うのなら、わかりましたよ。どうせ困るのはペトラさんですし」スタスタ

エルド「…ペトラの度重なる夜尿が、エレンの心を壊したのであった…」

ペトラ「やめてよそのナレーション…申し訳ないとは思ってるんだから」

グンタ「しかし、何か考えがあるのか? どうせまた漏らしちまうだろ」

ペトラ「大丈夫よ…どういうわけかおねしょの周期は一定」

ペトラ「おねしょの日の前日に、寝なければ、大丈夫…!」

オルオ「…策としては三流だな。おとなしくオムツでも穿いちまえばいいものを」

ペトラ「それは私のプライドが許さない!」

〜翌朝〜

ペトラ「…」

シーツ「」ビショビショ

ペトラ「…どうして」

シーツ「」ヌレヌレ

ペトラ「二日連続なんて、今までなかったのに…」

パンツ「」ビチャビチャ

ペトラ「しかも、寄りにもよって、昨日に引き続き今日はエレンが洗濯当番…」

ペトラ「さ、さすがにこれはもうエレンいじめと言われても言い逃れできないわ…」

ペトラ「五年前からずっと同じ周期だったはずなのに…どうして今なの? ねえ、私の膀胱…」

膀胱「…」

ペトラ「昨日の時点であの様子だし…もし、連日でおもらししたことがバレたら…」

ペトラ「エレンの尊敬はもとより…オルオたちに馬鹿にした目で見られ…兵長にも呆れられてしまう…」

キートン山田「もう手遅れである」

ペトラ「どうすればいいの…何か手はあるはず、考えろ! 考えるのよペトラ!」

ペトラ「まず状況を整理しよう…私は五年前の初陣からというもの、隔日でおもらしをする習慣がついていた」

ペトラ「自分でも驚くほどに正確に。私の膀胱は、まさに自然の時の流れと一体化していた」

ペトラ「にも拘わらず、今日に限って、一体化していたはずの膀胱が暴走し、連日でおもらしをする結果になった…」

ペトラ「…私が求めていた明るい未来、それは…」

ペトラ「おもらし癖を治し、再びエレンから先輩として見てもらうこと…今じゃすっかり親子の関係だ」

ペトラ「だがしかし、膀胱の暴走によってその儚い理想が打ち砕かれようとしている…」

ペトラ「打つ手は一つ…この事実を隠蔽するしかない」

ペトラ「隠蔽…隠蔽…そうだ! 何もシーツをエレンに渡す必要なんてない!」

ペトラ「私のこの部屋で、窓のそばに干しておけば、十分に乾燥させられる!」

ペトラ「勝ったッ! 第二部リヴァイ班編完ッ!」

オルオ「おいペトラ、いつまで寝てんださっさと朝食を…」ガチャッ

ペトラ「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!」





エレン「…じゃあ、俺が朝食作りますんで」

ペトラ「はい…私が洗濯します」

リヴァイ「エルド、保険証は見つかったか?」

エルド「俺とオルオのぶんは見つかったんですけど、グンタとペトラのぶんがないですね」ガサゴソ

グンタ「おいおいマジかよ。ペトラのついでに健康診断に行こうって話だってのに…」ガサガサ

オルオ「フン、ちゃんと管理せんのが悪い。その点俺はきっちりと…」

グンタ「だまれよ、顔と年齢の乖離で毎回確認に時間取られるくせに」

オルオ「乖離してないんだが!?」

エルド(まー、兵長と年齢逆転させても自然だしな)ガサゴソ

リヴァイ「…おいグンタ、それは俺にも言っているのか?」

グンタ「いっ、いえ! とんでもございません!」

ペトラ(誰も気にしてないのが逆に気まずい…!)

リヴァイ「おいエレン、お前保険証はどうした」

エレン「俺の寝床にありますよ。私物と一緒に」

リヴァイ「そうか…そうだ、保険証の色は何色だったエレン」

エレン「えっと…青だったかな」

エルド「何…俺たちはみんな黄色だぞ」

リヴァイ「…なるほど、近いうちに更新の必要があると聞いていたが、今年からか」

グンタ「あー、エレンは新卒だから最新版なわけか」

オルオ「…ひと手間増えちまうな…面倒だ」

ペトラ「あ、あのさエレン…怒ってる?」

エレン「いいえ。ペトラさんが自分で処理してくれるんなら文句はないです」トントントントン

ペトラ「そ、そう…あはは、その、失望…した?」

エレン「別に…」

ペトラ「あ、あの、手伝うよ! エレンまだ料理はちゃんと…」

エレン「いいです。分担の意味ないし」

ペトラ「…」

オルオ(荒んでんなぁ…)

エレン(……)

エレン(……すげえ)ドキドキ

エレン(………本当にすごい)ドキドキ

エレン(大人なのに二連続で寝小便…すごすぎる)ドキドキ

エレン(やっぱり調査兵団は変人の巣窟…変革を求める人間の集団だ!!)

エレン(オルオさんは兵長への尊敬が大きすぎてなりきってるし)

エレン(エルドさんは実はちょんまげフェチ…)

エレン(グンタさんもあの栗みてえな髪型の維持に拘りを持ってて…)

エレン(ペトラさんはおもらし女…)

エレン(兵長は常識人だけど…ハンジさんは巨人狂でザカリアス分隊長も変だ…)

エレン(ここに俺たち104期が加わる…!)

エレン(ミカサはマフラーフェチ。サシャは大食いでコニーは馬鹿)

エレン(クリスタとユミルはレズでライナーはホモ!)

エレン(俺は巨人に変身できる! すげえ! さすが俺の仲間たちだ! 調査兵団の精鋭と見劣りしない変人集団だ!)

エレン(アルミンとジャンは常識人だが…調査兵団に入ったんだ、きっと隠された素質が開花するはず!)

リヴァイ「オイ、何ニヤけてんだ気持ち悪い」

エレン「なんでもっ! なんでもないです!」

〜ウォール・シーナ付近〜

ペトラ(ああ…もう避けようもないのね…診察…)パカラパカラ チラッ

エレン「…(ペトラさんの夜尿症が治ったら調査兵団の資格を失ってしまう…でも俺が言い出したことだしなあ)」

ペトラ(くぅっ、先輩としての威厳が完全に砕け散ってしまった…あのエレンのゴミを見るような目が辛い…)

リヴァイ「…ここだ。お前ら、受付で迷惑にならんようにあらかじめ保険証を出しておけ」

リヴァイ班「ハッ!」

リヴァイ「ペトラはあっちだ」ユビサシ

泌尿器科「」

ペトラ「…はい」

エレン「へー、内地には総合病院なんてあるんですね。便利だなぁ」

オルオ「フン…まあ新兵はシーナをくぐること自体ないだろうからな…」

エルド「かく言う俺たちも入るのは初めてなわけだが」ワクテカ

グンタ「さすがに人が多いな…老若男女、様々だ」

エレン「うわぁ…泌尿器科、小さい子とご老人しかいませんね」

リヴァイ「さすがにペトラは目立つな」

オルオ「老人と子供に囲まれ、心細そうにこちらを伺うペトラ…」

エルド「捗るな」

グンタ「おっ、診察待ちの子供がペトラに話しかけたぞ」

エレン「すげえ頬緩んでますね」

リヴァイ「副交感神経まで緩まねえといいけどな」

オルオ「ん、もう一人ガキが寄って行ったぞ。顔立ちが似ている…兄弟のようだな」

エルド「…おい、なんかペトラの表情が変だぞ」

エレン「変って…普通に癒されてんじゃないですか?」

グンタ「いや違う…よく見ろ、だらしなく開いた口を。滴りかけている涎を」

エルド「あいつ…そんな才能を持っていたのか」

リヴァイ「ペトラならぬペドラだな」ドヤッ

〜一週間後〜

エレン「あっ、おはようございますペトラさん!」キラキラ

ペトラ「おはようエレン!」

グンタ「医者にかかってからペトラの寝小便癖も治って、エレンも元に戻ったなあ」

エルド「ああ。まさか初陣で体験した恐怖の記憶がストレスとなって夜尿症を引き起こしていたとはな」

リヴァイ「解決案については未だに納得いってねえんだが…」

オルオ「全くです。安堵の中で眠ることで深層心理が安定するというのは理解できますが…」

リヴァイ「何故エレンと同じ部屋で寝かす必要があったのか」

エルド「我々は兵長と同じ部屋にするのがベストだと考えていたのですが…」

グンタ「緊張は逆効果と言われてしまいましたしね…」

オルオ「なら俺でいいだろう…俺とペトラは訓練兵団時代からの戦友で…」

リヴァイ「俺もそれがベストだと考えていた…だがペトラ本人に拒絶されてはな」

グンタ「結局医師の勧めで同じくストレスを抱えていたエレンと相部屋にしたんでしたね」

エルド「夜間に人が傍にいると落ち着きますからね。大人になっても時折不安に思うことはありますし」

オルオ「結果、エレンの苛立ちも治って一石二鳥だが…やはり納得いかん」

グンタ「もともと巨人化云々でストレスを抱えていたところに上司の寝小便処理だ…粗暴になっても無理はないだろう?」

エルド「グンタ…察してやれ」

グンタ「ああー…」

オルオ「夜の暗がりの中ペトラとエレンが二人きり…ナニも怒っていなければいいが」

リヴァイ「心配するな…エレンの性格からしてペトラが仕掛けてこようとも間違いは起きない」

オルオ「ですよね!」

リヴァイ(…そう思いたい)

ペトラ「ごめんねエレン、今まで迷惑かけて」

エレン「いえ、ちゃんと治ってくれたわけですし」

エレン「こちらこそ、キツい言い方をしてしまったみたいなんで、ごめんなさい」

ペトラ「そ、そんな、いいんだよエレンは謝らなくて!」アタフタ

リヴァイ「…オイ、エレンにペトラ」

エレペト「はいっ!?」ビクゥ

リヴァイ「午後になったら井戸の定期清掃を始めろ。コケ臭くて敵わねえ」

エレペト「了解!」

リヴァイ「オルオは風呂場、エルドは厨房、グンタは庭の掃除をしろ。俺は倉庫を片付ける」

オルエルグン「ハッ!」

リヴァイ(…掃除してると嫌なこと忘れられるしな…)


ペトラ「じゃあまず屋根からやろうか。今日は天気もいいし雨は降ってこないだろうから」

エレン「いいですけど、俺でも上の方までは手届きませんよ」

ペトラ「私にいい考えがあるよ」


エレン「肩車…」

ペトラ「どう? これなら上の方までちゃんと拭けるよ」フキフキ

エレン「ペトラさん軽いですね。俺の幼馴染はもっと重かったんですけど」

ペトラ「そうかなぁ。むっ、なんかしつこい汚れが…えいえい」

エレン(退屈だなぁ…)ウトウト

ペトラ(おしっこ行きたい…とりあえず下ろしてもらおう)

エレン「…」カクンッ

ペトラ「っ!?」ビクンッ

エレン「あ、すみません…眠くなってきちゃいました…」ウトウト

ペトラ(エ、エレンの首筋が股間にクリティカルヒットして…やだ…出ちゃいそう…!」プルプル

ペトラ「エレン! 一旦下ろして!」

エレン「へ…? もう終わったんですか…? 手を抜くと兵長に…怒られちゃいますよ…」ウトウト カクンッ

ペトラ「はうぅ! いいから下ろして! 下ろしなさい!…わっ…!?」

エレン「はっ!? わっ、えっ、なんで重心が後ろに…!」フラッ

ペトラ「エレン! 前! 柱を掴めば…!」

エレン「とか言いながら何で目を塞ぐんですか!?」フラフラ

ペトラ「だって掴まるところがないんだもん!」

エレン「立体機動でバランス感覚はいいでしょうが!」

ペトラ「やぁっ…エレン駄目…そんな首動かさないで!」

エレン「だったら手を退かしてください!! ああくそ前が見えねえバランスが悪く…!」グイグイ

ペトラ「ぎゃあああっ!! も、もう駄目…限界…」プルプル

エレン「はあ!? 何が限界なんですか!? とにかく手を退けて!」グイグイ

ペトラ「ごめんねエレン…本当にごめんね…ごめんなさい…!」プルプル

エレン「何に対するごめんなさいなんですか!? 俺に何が起こるんですか!?」

ペトラ「あっ、あっ…はぁう……///」

エレン「は…? 何か頭の後ろが生暖かく…て、おおおおおおおっ!?」ドターン



グンタ「庭掃除だけはやりたくなかったんだがなぁ…最近腰痛気味だし…」ズボッ

エレン「…」スタスタスタスタ

グンタ「ん? エレンじゃないか。サボりは感心しない――」

エレン「…」

グンタ「なんでお前…顔面が濡れてるんだ…? ペトラは…」

エレン「知りませんよあんな性悪小便女!」スタスタスタスタ

グンタ「は…?」

グンタ「あいつ…今朝はあんなに清々しい笑顔を浮かべていたのに」

グンタ「…とりあえずペトラを探してみるか…」


ペトラ「ああ…あああああああああ…」ビチャビチャ

ペトラ「お終いだ…もう完全に嫌われた…」

グンタ「おいペトラ、今エレンが鬼の形相で向こうに歩いて行ったんだが…」

ペトラ「!! う…うわああああああああああああああああん!!」

グンタ「おい!? どうした! 何があったんだ一体!」

ペトラ「わざとじゃないの! 私は事前に降りようとしたんだよ!」

ペトラ「肩車したまま出ちゃって! 倒れ込んだ時に完成でエレンの顔面に股間が乗る形になって!」

ペトラ「本当に悪気はないのよぉおおおおおおおおおおおお!!」

グンタ「とりあえず落ち着け! 順を追って話せ!」



グンタ「…そうなるまで放っておいたんだ」

ペトラ「始めた時はまだそんなに尿意がなかったんだもん…」

グンタ「何故梯子を用意しようとしなかった?」

ペトラ「時間短縮できると思ったし…」

グンタ「今のエレンの気持ちは分析してみたか?」

ペトラ「…多分、意図的に私がおしっこをしたと思っているんじゃないかと」

グンタ「わざわざ肩車もさせたわけだしな…多分怒ってるのはそこだろう」

ペトラ「ぁぁぁぁ…」

>>129 
 ×完成
 〇慣性




グンタ「…何故そうなるまで放っておいたんだ」

ペトラ「始めた時はまだそんなに尿意がなかったんだもん…」

グンタ「何故梯子を用意しようとしなかった?」

ペトラ「時間短縮できると思ったし…」

グンタ「今のエレンの気持ちは分析してみたか?」

ペトラ「…多分、意図的に私がおしっこをしたと思っているんじゃないかと」

グンタ「わざわざ肩車もさせたわけだしな…多分怒ってるのはそこだろう」

ペトラ「ぁぁぁぁ…」

大事なことなので2回書いたか

ペトラ「せっかく仲直りできたのに…どうして今になって…」シクシク

グンタ「…謝りはしたのか?」

ペトラ「…出す前に。事後はもう声をかけられるような空気じゃなかった」

グンタ「もう一度謝っとけとりあえず。許してもらえるかはわからんが」

ペトラ「…うん」

>>136 グンタの台詞に脱字があった

〜地下室〜

エレン「…」イライライライラ

エルド「お、おーいエレン、何をそんなにイライラしてるんだー?」

エレン「…別に」イライライライラ

オルオ「何があったのか知らんが…些細なことで血が上るのはガキの証拠だ。大人にn」

エレン「は?」ギロッ

オルオ「すみませんでした」

エルド「本当にどうしたんだエレンは…今朝まであんなに機嫌良さそうだったのに」

オルオ「怒りのあまり巨人化しそうだから地下に籠るって…不安を煽るようなこと言いやがってアイツ…」

リヴァイ「原因はわからんが…あまり刺激しない方がいい。時間を置けば落ち着くだろう」

エルド「ですね…いくらオルオとはいえ、今まであんな態度はとらなかったのに…何がアイツをあそこまで…」

オルオ(…しかしあいつの顔怖すぎるだろ…俺まで小便漏らしそうだ)

グンタ「あ、兵長。エレンを見ませんでしたか?」

リヴァイ「地下室に籠ってやがるが…何故だ?」

ペトラ「あの…一言謝ろうと思って」

リヴァイ「…まさかお前が原因なのか、ペトラ」

ペトラ「はい…あの、怒ってますか? エレン」

エルド「オルオを睨み付けて黙らせたぐらいだ」

ペトラ「ぁぁぁ…」

オルオ「悪いことは言わんペトラ。今は、今はやめておけ!」

ペトラ「…そんなに?」

エルド「俺もやめておいた方がいいと思う。もう少し落ち着いてからでないと暴力沙汰になるかもしれない」

グンタ(…顔面に小便ぶち撒けられりゃ無理もないな)

ペトラ「…でもあんまり間をあけると誠意が見せられないし。私一人で行くよ」

リヴァイ「正気かペトラ」

ペトラ「ちょっと怖いですけど…先輩として、ほとぼりが冷めるのを待つような真似はしたくないです」

オルオ「いやいや後輩なんか多少理不尽な思いをさせても平気だって! 落ち着いてからでも十分話はできるし! な! やめとけペトラ!」

エルド(恐怖のあまり地に戻ってるなオルオ…)

オルオ「危険を冒してまで今謝りに行く必要ないって!」

ペトラ「かもしれないけど…このまま嫌われちゃったら嫌だしさ。エレンとは…ずっと仲良しでいたいし」スタスタ

オルオ「ああ…美女が野獣の巣に向かっていくが如く…」

グンタ「何がペトラをあそこまで突き動かすんだ…」

エルド「察してやれ、グンタ」

グンタ「?」



エレン(まさかここまで嫌われてるとは思わなかった)

エレン(確かに俺は化け物かもしれないけど…だからって小便ぶっかけることねえだろ)

エレン(やられた…こんな手で来るなんて…俺が何したってんだよちくしょう)

エレン(……百年の恋も冷めるってこのことだな。あんな性悪まっぴらだ)

ペトラ「エレーン…いるー…?」ガチャ

エレン「…!」ビクッ

ペトラ「あ、あの…さっきは…」

エレン「…出て行って下さい」

ペトラ「その、ちょっと、ちょっとだけでいいから…」

エレン「ペトラさんの顔とか見たくないです。そこの荷物持って出て行ってください」

ペトラ「そ、それは駄目だよ…お医者さんの決めたことだし…」

エレン「……この期に及んで同じ部屋で寝るとか、どんな神経してんだよ」

ペトラ「え?」

エレン「いつまでそうやってとぼけるんですか。俺のこと嫌いなくせに」

ペトラ「!? そ、それは違うよ!」

エレン「嘘だ! そうやって都合よく先輩面しといて、心の中では俺のこと化け物だって見下してるんでしょ!」

ペトラ「誤解だよエレン! 話を聞いて!」

エレン「誤解なもんか! オルオさんと兵長とで態度が違うの見てればわかります! あなたが表裏のある性格ってことぐらい!」

ペトラ「オルオと兵長じゃ立場が違うでしょ! お願いだから話を聞いてよ!」

エレン「俺を嫌ってる人の話なんか聞きたくないです! どうせまた言い訳のくせに!」

ペトラ「言い訳じゃない! 釈明だよ! それにエレンのことを嫌ってなんかいない!」

エレン「物は言いようですね! いいですよ遠慮なんかしなくて! 嫌いを嫌いと言って悪いことなんかないんですから!」

ペトラ「そんな言い方しないでよ! 嫌ってなんかないって言ってるのに!」

エレン「じゃあ証明してくださいよ! どうせできないでしょうけ――んっ」

ペトラ「……」

エレン「…!…!?」

ペトラ「ぷはっ…これでも、証明にならない?」

エレン「は…? な、なに…え…?」

ペトラ「こんなこと…嫌いだったらできるわけないし、好きじゃなかったらできないことだよ」

エレン「好きじゃなかったらできないって…つまり…」

ペトラ「ずっと迷惑かけてきておいて、こんなこと言っても説得力ないだろうけど」

ペトラ「いつの間にか好きになってた…エレンのこと」

恥ずかしくてたまらない…

エレン「そ、そんなの嘘ですよ…そうやって俺をまた…」

ペトラ「もう一回、証明した方がいい?」ギュッ

エレン「…っ!……本当、なんです…か?」

ペトラ「うん…本当はもっとちゃんと伝えたかったけど…今、私を信じてもらうには一番いいと思った」

エレン「……」

ペトラ「ごめんねエレン…悪気はなかったの。信じて」

エレン「……はい。それから、ペトラさん……」

ペトラ「ん?」

エレン「その…ペトラさんは兵長のことが好きなんだと思って、ずっと言えなかったんですけど」

ペトラ「…?」


エレン「俺も、ペトラさんのこと好きです。ほとんど一目惚れでしたけど…」

ペトラ「…え」

エレン「あ、あの! 混乱させたのならごめんなさい! い、今はまずかったですか!?」

ペトラ「え、え、あの、わわわ私の片思いだと思っていたんだけど…」アタフタ

エレン「お、俺もずっとそうだとばかり…」アタフタ

ペトラ「じゃ、じゃあさ!」

エレン「は、はい!」

ペトラ「その…あの、あ、改めて…よろ、よろしくお願いします…///」

エレン「あ…は、はい! こちらこそ、よろしくお願いします!!」



ペトラ「……という感じでパパとママは結婚したのよ」

ヘレン「へー」

エレン「思い出すと本当にしょうもないきっかけだったなあ」

ペトラ「まああんまり美談とは言えないけど…でもいいじゃない、独特で」

エレン「それにしてもお義父さんに初めて会った時はびっくりした。開口一番『いい目をしているな』だったし」

ペトラ「いいじゃない、第一印象最高だったんだから」

エレン「まあそうだけど…」

 コンコン

ヘレン「おきゃくさんだよー」

 ガチャ

ミカサ「エレン、いいスイカが採れたからみんなで食べてほしい」

ペトラ「あっ、ごめんねミカサいつもいつも」

ミカサ「いえ。エレン、ペトラさんに迷惑をかけていない? またそんな薄着をして…」

エレン「別にいいだろ夏なんだから!」

ミカサ「父親になった以上は子供が真似しないよう最善を尽くすべき」

エレン「相変わらずうるせーやつだな…ジャンはどうしてる?」

ミカサ「マルロとかいう人と一緒に憲兵団の腐敗を正そうと頑張っている。今日も帰りが遅い」

ペトラ「へー、あれからさらに成長したんだ」

エレン「成長というか、ミカサと一緒になれてやる気が出てるんだろ」

ミカサ「ある意味私の功績でもある…エレン、褒めて」

エレン「おう、頑張ったな」

ミカサ「撫でてくれたらもっと嬉しい」

エレン「しょうがねーな」ナデナデ

ミカサ「///」

ペトラ「…」プクー

ヘレン「ママ、やきもち?」

ペトラ「違いますー」

ミカサ「…欲が出過ぎた。じゃあエレン、また」

エレン「おう。つってもお隣さんなんだがな…」

ペトラ「エレン」

エレン「ん?」

ペトラ「……私も、撫でてくれない?///」

エレン「お、おう…」ナデナデ

ペトラ「えへへ…」

リヴァイ「……仲睦まじいところ申し訳ないが」

エレペト「!!?」ビクゥ

リヴァイ「ハウスクリーニングを頼んだのはお前らだろうが…時計を見ろ」

エレン「あ、あれ、1時間も時間が…」

ペトラ「幸せすぎて時間の流れを早く感じてた…!?」

リヴァイ「……ハァ。いいから始めるぞバカ夫婦。くれぐれも小便は漏らすなよ」

ペトラ「もう漏らしませんよっ!」

リヴァイ「……仲睦まじいところ申し訳ないが」

エレペト「!!?」ビクゥ

リヴァイ「ハウスクリーニングを頼んだのはお前らだろうが…時計を見ろ」

エレン「あ、あれ、1時間も時間が…」

ペトラ「幸せすぎて時間の流れを早く感じてた…!?」

リヴァイ「……ハァ。いいから始めるぞバカ夫婦。くれぐれも小便は漏らすなよ」

ペトラ「もう漏らしませんよっ!」

〜完〜

すまん、一番綺麗に終わらすには>>187がベストだと思って。
おねしょネタは2回目なので俺は変態なんだろうな

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