DIO「安価で暇を潰す」 (49)

エジプト・DIOの館



DIO(…………暇だ)




DIO「ヴァニラ、ヴァニラはいるか」

ヴァニラ「は、DIO様、ここに」

DIO「ヴァニラ、暇だ」

ヴァニラ「…………はっ」

DIO「そこでだヴァニラ、暇潰しの余興を何か提案しろ」



ヴァニラ「でしたら…………>>3など如何でしょうか」

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ひなたぼっこ

DIO「ひなたぼっこ……だと?」

DIO「そんな事をしたら私の体が朽ち果ててしまうではないか」

ヴァニラ「いえ、何も本当の太陽に当たろうと言うことではありませぬ」

ヴァニラ「DIO様の配下に、太陽のスタンドを使う者がいたはず」

ヴァニラ「ひとつ、アレに当たり太陽を克服した気分になってみては如何でしょうか」

ヴァニラ「『スタンド』の太陽なら死ぬことも無いでしょう」

DIO「ふん……成る程、面白い」

DIO「しかし奴は承太郎を倒すため出払っている筈だ」

ヴァニラ「……では、すぐに呼び戻しましょう」



アラビア・ファッツ(太陽のスタンド使い)の居場所
>>6

振り向いてはいけない場所

DIO「振り向いてはいけない小道…………?」

ヴァニラ「はい、日本にあると言われる『死者の魂がある場所』らしいです」

DIO「ということは奴は既に死んでいるのか」

ヴァニラ「恐らくそう言うことになります」

DIO「……それではひなたぼっこは出来ぬではないか」

ヴァニラ「…………はい」

DIO「……出来ぬものは仕方ない、か」

DIO「ならば他の暇潰しを探せ、ヴァニラ」



ヴァニラ「…………ならば>>9はどうでしょう」

カービィ3

DIO「星のカービィ3…………」

ヴァニラ「聞くところによると屈指の神ゲーだそうです」

DIO「それは誰からの情報だ、ヴァニラ」

ヴァニラ「ダービーです」

DIO「…………」


ヴァニラ「というわけでテレビとSFC、ソフトを借りてきました、どうぞ」スッ

DIO「…………」ピコン

DIO「いいだろう、このDIOはゲームでも敵無しと言うことを証明しようではないか」ピコピコ




DIO「何だこのピンク玉は。スタンドか?」

ヴァニラ「このゲームの主人公です」

DIO「…………ほう」

DIO「何だこの樹は、スタンドか」

ヴァニラ「一面のボスです、DIO様」

DIO「……つまりただの雑魚と言うわけだな、ヴァニラ」

DIO「こんなちっぽけな樹ごときにこのDIOが敗北する筈…………!」ジャッ!

タッタラ-タタッタタ-
タンッ



DIO「…………」

DIO「ヴァニラ、これは何だ」

ヴァニラ「…………ゲームオーバーです、DIO様」

DIO「ば、馬鹿な…………」

DIO「このDIOが…………このDIOがぁぁぁっっ!!」

DIO「URYYYYYY!! コンティニューだっ! ヴァニラ!」

DIO「このDIOが全生物の中で最強と言うことをこの樹に身をもって教えるしかあるまいっ!!」

ヴァニラ「…………はっ」

タッタラッタタッタタ-
タンッ



DIO「…………」

ヴァニラ「…………」


ヴァニラ「DIO様」

DIO「何だ、ヴァニラ」

ヴァニラ「一機やらせていただいてもよろしいでしょうか」

DIO「駄目だ! 許さんッ!」

DIO「この樹だけは何があろうとこのDIOが潰す!」

ヴァニラ「…………」



ヴァニラ(かくいう私もこのゲームにはあまり詳しくない)

ヴァニラ(……こうなれば助っ人を呼び出し助言させるしかないか)

ヴァニラ(ダービーは今ASBのループコンボの研究で手が離せないので、彼に助っ人を頼むのは現実的ではない)


ヴァニラ(…………よし、>>14を呼ぼう)

エンヤ婆

エンヤ「ひっひっひ、DIO様、お困りのようで」

DIO「…………エンヤ婆ではないか、一体何故」

エンヤ「DIO様の窮地とあらば、地獄の底からでも助けに参ります、じゃ」

エンヤ「おや、カービィですか。息子が良くやっていましたなぁ」

DIO「…………知っているのか?」

エンヤ「一面くらいならわしも出来ますじゃ」

DIO「…………私はこれを『私が生物の頂点に立つ試練』だと受け取った」

DIO「だから誰の手も借りんっ! 我が手ひとつでこれを攻略してみせる!」

エンヤ「ひっひっひ……流石DIO様、それでいい…………帝王はそれでいいのですじゃ」


エンヤ「……しかし危なくなったらわしが横でサポートをしましょう」

DIO「…………」

DIO「勝手にするがいい」

DIO「…………」ピコピコ

エンヤ「今じゃ、今ですDIO様!」


DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!!」カチカチカチカチカチカチ


テレレテレレテッテレ-
テレレテレレテーテー
テレレテレレテッテレ-
テレーレレレレレーテッ



DIO「…………やった」

エンヤ「流石ですDIO様っ! このエンヤ感激ですじゃ!」

DIO「このDIOがっ! 遂に! 生物界の頂点に立った!」

ヴァニラ「…………おめでとうございます、DIO様」

DIO「URYYYYYYYY!!」

DIO「最高にハイって奴だッ!」


DIO「ふはははは、今の俺なら誰であろうと負ける気がしないわ!」

DIO「この館で承太郎達を待ち構えようと思っていたが、やっぱり俺が出向いて殺してやる!」


ヴァニラ「…………そうですか、なら私もお供いたします」

エンヤ「わしはここで留守の番をしていますじゃ」


DIO「おいヴァニラ! 承太郎達は今何処にいるッ!?」

ヴァニラ「…………どうやら、>>18>>20をしているようです」

ウルトラスーパーデラックス

DIO「承太郎達もカービィをやっているのか」

ヴァニラ「その様です、DIO様」

DIO「ならば面白いッ! 私が赴いて圧倒的な力を見せつけようではないか!」



ヴァニラ「しかしDIO様、どうやって日本まで渡るおつもりですか」

ヴァニラ「飛行機や船など、人間の交通手段を使っていては承太郎達に感づかれるやもしれません」

DIO「それもそうか…………」

DIO「ヴァニラ! 何か案はないか!」

ヴァニラ「…………では」

ヴァニラ「>>23を使用しましょう」

手下のスタンド能力で運送

鏡に入るとかなかったっけ?

ヴァニラ「……確かDIO様の配下に、鏡の世界に入るというスタンドがいた筈ですが……」

DIO「鏡の世界などあるわけ無かろう。ファンタジーやメルヘンでは無いのだから」

ヴァニラ「…………」

DIO「それに恐らく『吊られた男』の事を言っているのだろうが、奴の能力は確か光の反射に紛れ込む、だった筈だ」

DIO「光の反射は太陽の光。私には自殺行為でしか無いぞ、ヴァニラ」

ヴァニラ「そんなこともあろうかと『鏡の世界』を操るスタンド使いを呼んできました」

イルーゾォ「こ……ここは一体…………」

DIO「良くやったヴァニラ、早速私の配下にしよう」ニクノメ

イルーゾォ「うっ……ううっ!」

イルーゾォ「…………DIO様、ご命令を」

DIO「私とヴァニラを連れて日本へ向かえ」

イルーゾォ「直ちに…………『マン・イン・ザ・ミラー』! DIO様とヴァニラ・アイスを中へ入れろ! ただし『紫外線』は許可しない!」

イルーゾォ「……これで回りの人間を気にすることなく交通機関を使えます。太陽を心配する必要もありません」

DIO「良くやった。でかしたぞ…………」

DIO「では、日本へ向かおう」


DIO「待っていろ承太郎!」

日本ッ!!



承太郎「…………しかし花京院」

花京院「なんだ、承太郎」

承太郎「お前の『ホイール』……何だその妙な動きは」

花京院「これはヤスリといって……そんなことより、承太郎」

花京院「君の『プラズマウィスプ』も溜め速度が異常だよ」

承太郎「俺の『星の白金』は素早く精密な動きをする……これくらい何てこともないさ」


ジョセフ「…………そろそろDIO倒しにいかないとホリィが危ないんじゃないかのぉー」

アヴドゥル「…………」

承太郎「ジジィは黙ってろ、もう少しでクリアだからな」




DIO「隠れて様子を見に来たら…………」

DIO「星の白金……! 手強いスタンドだ…………!」

DIO「あのようなコントローラー捌き、我が『世界』でも真似できるかどうか……!」

ヴァニラ「…………」

イルーゾォ「この鏡の世界では何をしようとも気づかれることはありません」

DIO「成る程、奴等の命はこのDIOの胸三寸、と言うことか」


DIO「面白い」

DIO「この、ジョースター家の因縁……」

DIO「この『世界』とカービィでケリをつけてやるッ!」



イルーゾォ「DIO様、鏡の外の世界に干渉するには一旦外に出ないといけません」

DIO「分かっている……案ずるな、ここは室内、更に分厚いカーテンが窓を覆っている」

DIO「太陽の光が漏れることもない」


DIO「まず手始めに>>29>>30するッ!」

kskst

新聞紙で叩く

ヴァニラ「友人……とは?」

DIO「私にも人間の親友はいるが……プッチは今この場には来ることは出来ないだろう」

DIO「……まぁ、友人になろうと言った気がするし、花京院でいいか」

DIO「イルーゾォ、頼むぞ」

イルーゾォ「DIO様を外へ出すッ!」




DIO「久し振りだな……花京院、承太郎……」バーン

花京院「…………!」

承太郎「DIO……何でここに……」

DIO「無駄ァッ!」パシーン

花京院「げふっ」ドゴッ

ジョセフ「不意をついて新聞紙で花京院をッ!」

アヴドゥル「卑怯な真似を……!」


花京院「ぐっ……DIO……」



DIO「やはりこの程度では立ち上がってくるか」


DIO「念のためヴァニラとイルーゾォは鏡の世界で待機させておくとして…………」


DIO「>>34で追撃をかけるッ!」

カセットを抜く

>>34


DIO「無駄ァッ!」ブチッ

花京院「…………!!」

承太郎「野郎……カセットを……!」

花京院「USDは只でさえデータが飛びやすいのにッ!」


承太郎「マジに『怒らせた』な……俺を…………」


DIO「ほう……かかってくるのか……」

DIO「カセットを抜かれても……果敢に……」

DIO「いいだろう! 『世界』!」



承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラァっ!」

DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァっ!」




承太郎「パワーは…………互角の様だな…………」

DIO「ふん、承太郎!」

DIO「我が世界がパワーだけのスタンドと思ったか!」

承太郎「何ッ!?」


DIO「『世界』の能力…………それは」



DIO「>>38だっ!!」

世界を創造する

×USD
○SDX

間違えました……すんませェん……



DIO「世界を創造する能力だッ!」

承太郎「何だと…………!」


DIO「『世界』! 創造しろ!」

承太郎「…………!」


DIO「『ジョースター家とその仲間が居ない世界をッ!!』」バーン

承太郎「…………やれやれだぜ」



DIO「邪魔物のいない世界で私は頂点となる!」


DIO「生物界でも! カービィでもだッ!!」

こうして『ジョジョ』と『ディオ』の長い争いは決着を向かえた…………

『ジョジョ』の歴史はこのまま打ち止めとなってしまうのだ…………



しかしDIOの肉体もジョースター家のものだったのでDIOも存在しなくなってしまった。


両者ともいなくなった事で終焉を向かえたのだ。




どうしようもないのでヴァニラとイルーゾォは館に戻ってカービィをした。



終わりです
ちょっとした暇潰しでした


イギーが出るのならヴァニラも期待していいと思うのです



さっさとHTML依頼出してきます


どうもありがとうございました

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