レイ「…」カヲル「…」(95)

カヲル 「……?」

レイ  「……」

カヲル 「……??」

レイ  「……」

カヲル 「…………あの?」

カヲル 「…あの…」チラッ

シンジ 「えと…カーーット!!」

シンジ 「そこは『カヲルくん…好き』って言う台詞だよ?綾波」

レイ  「ご、ごめんなさい」

シンジ 「そ、そんなに謝らないでよ、綾波。…ね?」

レイ  「……」コクン

惣流  「……駄目ねぇ、なっちゃいないわよ。アタシが手本って言うものをみせましょうか?」

カヲル 「キミがかい?」

シンジ 「できるの?」
 
惣流  「まかせなさい。アンタ、このアタシを誰だと思ってんのよ…」

シンジ 「惣流・アスカ・ラングレー?」

惣流  「はい正解。って、違うわよ!誰がそんな事きいてんのよ!」

シンジ 「惣流が聞いたんじゃないか…」

惣流  「チッ、これだから愚民どもは…アタシみたいな天才には不可能は無いって言ってんのよ!」

シンジ 「天才って言うのは知ってるけど……」

式波  「アタシも天才だけど?」

惣流  「うるさいわねー、アンタはそこで大人しく見てなさいよ」

式波  「あー、はいはい。勝手に好きなだけやれば?」

レイ  「……」

シンジ 「じゃあカヲルくんお願い…」

カヲル 「今のシーンからでいいのかな?」

シンジ 「うん」

惣流  「待って。…コレってお手本なんだから、相手は誰でもいいわよね?」ニヤッ

レイ  「!…ダメ」

式波  「駄目ね」

惣流  「べ、別にいいじゃないのよ?お手本なんだから。…やってあげるんだから感謝して欲しいぐらいだわ」

レイ  「それならこの人で」グイッ

マリ  「えーっ!!??」

式波  「そうね。それで、いいんじゃない?」コクコク

レイ  「……」

マリ  「わたしは姫がいいの!!!」

カヲル 「キミ…煩いから黙っててくれないか?」

レイ  「……」

惣流  「…………辞める」

式波  「」

シンジ 「?」

カヲル 「」

マリ  「流石にそれは自由人すぎるんじゃないかにゃ?」

レイ  「……」コク

式波  「まあ、こんな事だろうと思ったわよ」 

惣流  「……」

惣流  「チッ………分かったわよ」

レイ  「??」

惣流  「アンタ達がそこまで言うなら、やってみせるわよ」

式波  「ふーん。じゃあやれば?」クスクスッ


惣流  「その前に…バカシンジ」チョイチョイ

シンジ 「僕?」

惣流  「バカシンジって言えばアンタだけでしょ?ほんとバカ過ぎる程にバカね…コッチの方へ、で耳かして」グイグイ

シンジ 「う、うん…」

――

マリ  「どうしてそんなに離れるのかな?」

惣流  「う、うるさいわね」

レイ  「?」


惣流  「―――」ボソボソ

シンジ 「…うん。…うん。…言えばいいの?」

惣流  「そ、そうよ。ア、アタシの耳元で言えばいいから。…囁く様にね」ボソボソ



式波  「?」

マリ  「?」

カヲル 「…?」

シンジ 「――」ボソ

惣流  「!!//////」ビクッ ヘナヘナー ペタン

シンジ 「え?…だ、大丈夫?」

惣流  「////// はひ、ひゃいひょうふひょ…」ニヘラ

レイ  「!!!!」

式波  「!!!!」

カヲル 「!!!!!!!!!!!!!」

マリ  「よだれ??」

カヲル「き、聞かせて欲しい事があるんだけど…」

レイ 「ええ。わたしも聞きたい事があるの、碇くん」

式波 「アタシは…聞いて欲しい…って言うなら聞いてあげてもいいわよ?」

マリ 「わたしは別にいい。…だってわたしには姫がいるからにゃ!!」

カヲル「キミうるさいね?黙っててくれないか」

マリ 「ひどっ!…姫~!「わんこくん好きー」がいじめるにゃ~」

式波 「だまってて」

マリ 「えー!!姫まで!?……そんにゃ~」

レイ 「あなた「にゃ」は禁止。イライラするわ」

マリ 「……まさかの四面楚歌?」

シンジ「本当に大丈夫?…はい、ティッシュ」スッ

惣流 「…あ、うん」フキフキ

レイ 「碇くん!」

シンジ「ど、どうしたの綾波」

カヲル「シンジくん、惣流さんに何を言ったのか教えてくれないかな?」

式波 「……」ソワソワ

マリ 「言えよ!わんこくん!言えよ!男だろ!」ガッ

シンジ「ど、どうして、マリがブチ切れてるの?こ、怖いよ?」

マリ 「世間の荒波に揉まれたらこうなるの!少しは世間を知れ!!」ガーッ

ねます 見てる人いるかわかんないけど…

惣流 「うるさいわよモブは黙ってなさい!カヲル、コッチ来なさい」

カヲル「…」

惣流 「ほらやるわよ?レイもしっかり見てなさいよ」

レイ 「……ええ」

カヲル「……」

惣流 「渚…」スッ

カヲル「っ /」

惣流 「アタシ…アンタが好き…」キュッ

カヲル「く ///」

シンジ「…すごい」

式波 「なによアレぐらい…」

マリ 「これは驚いたわ。……でも姫の方が凄いけどね」

レイ 「……」

シンジ「すごかったね」

惣流 「でしょ?アタシ天才だからね。参るわねぇ、天に愛されすぎるってーのも」

カヲル「ボクとしたことが…」orz

マリ 「キミぃ…顔が赤いよ?同じ同性愛者としては少し失望しちゃったよ」

レイ 「すごかったわ。でも台詞が少し違うけど」

惣流 「あぁ、アドリブみたいなものね。ようは言葉にどれだけの感情を込められるかってことよ、わかった?レイ」

レイ 「え、ええ」

式波 「あっやしいわねー」

マリ 「さっきのこと?」

惣流 「なにいってんのよ?今は早くこのシーンを終わらせるのが先でしょ?」

式波 「……まぁそれもそうね」

マリ 「いいの?姫ぇ。気になるんじゃないのぉ」

式波 「まあどうせ大した事じゃないわよ…レイ、やれそう?」

レイ 「がんばってみるわ」

カヲル「ボクとした事が…許して欲しいシンジくん」

シンジ「ん?全然かまわないよ。というより惣流さんと付き合ってみたら?」

カヲル「な?」

惣流 「余計な事は言わないでいいのよ、バカシンジ」

シンジ「そういうけど…。わかったよ……じゃあカヲルくんも綾波のところに…」

カヲル「ああ…」

レイ 「次はがんばるから」

シンジ「じゃあいくよ!?5…4…3…(2)…(1)…(スッ!)」

レイ 「…カヲル…くん…すき」キュッ

カヲル「レぇい」

シンジ「カット!…なにしてんのカヲルくん」

マリ 「あっははははっ、ぶっ!、『レぇい』、だってえぇ、ぷっぷっぷっ…死にそぉぉ…あはははは」

式波 「ち、ちょっとアンタ、ぷぷっ、笑っちゃっ…ぷっ…か、かわいそうよ…ぷぷっ…あはははっ」

惣流 「まったく、なにやってんのよアンタは。レイはがんばってたわよ?」バン!

カヲル「たっ……少し声が引きずっただけじゃないか」

惣流 「ったく」

シンジ「綾波は凄くよかったから」

レイ 「そう?」

シンジ「うん。綾波らしい可愛いさが良く出てたと思うよ」

レイ 「あ、ありがとう」

マリ 「いやあぁ、キミぃやっぱおもしろいねっ。うん、キミさいこぉ…ぷっ」

カヲル「何時までも笑わないでくれるかい?次はしっかりやるから見てるといい」

シンジ「カヲルくんはもういいよ」

カヲル「え?」

シンジ「後で台詞部分だけ声をあててもらうから…」

カヲル「ボク本人がここにいるのにかい?…いや、ちょっとまってよシンジくん」

シンジ「なに?」

カヲル「ほら、僕の表情が変だとか無かったのかい?」

シンジ「それは後で確認してみるよ。ダメだったらダメで首から上を合成でなんとかするから」

カヲル「合成って…」

シンジ「得意でしょ?カヲルくん。アタマだけの演技…」

シンジ「それに、この後も撮らないといけないから…」

カヲル「でも妥協はよくないよ?」

シンジ「うん、分ってるけど…。マリのシーンもあるしね」

レイ 「大丈夫なの碇くん?あの内容…」

シンジ「それは、マリが大丈夫だって言ってたけど。んっと…マリ!」

マリ 「なになに?」タッタッタッ

式波 「?」

シンジ「あの、マリが言ってたシーンをこの後撮ろうかと思うんだけど…」

マリ 「えっ?いいのわんこくん!?」

シンジ「二人がいいなら、僕はとめないよ。だけど内容がアレだから僕達は撮れないよ?自分達で撮ってよね」

マリ 「さっすがぁ、わんこくん!ハナシがわかるねぇ。いいよぉ、自分達でなんとかするよ」

レイ 「程ほどに。R-18指定はだめ」

マリ 「モチのロン!そんな事したら今までのが全部パァーじゃん?そこはまかせてよ」

シンジ「でも内容が…。よく式波がОKしたよ」

カヲル「2+8のくんずほぐれつ…だったかな」

レイ 「い、行きましょう碇くん」

シンジ「う、うん。惣流!休憩しようよ」

惣流 「うん、ちょっと待ってよ」

――

マリ 「にゃにゃっ。ようやく今日という日が来たにゃぁぁ」ジュルリ 

式波 「やけに嬉しそうね…アンタ」

マリ 「モチっ!」

式波「……あっそぉ。…で、カメラは三脚で固定すればいいのよね…?」

マリ 「むぅ…分かってないにゃぁ、姫ぇぇ」

式波「なにがと?だってそうしないと二人しかいないんだから…」

マリ 「ちっ、ちっ、ちっ。そこはわたしがカメラ持って撮るんだんにゃ。それが醍醐味にゃ」

式波「持つって…アレ、ハンディじゃないわよ?」

マリ 「そこは根性にゃっ!(ハメ撮りの為ならばっ!)」

式波 「アンタがそう言うなら、アタシはいいけど…じゃあアタシ着替えてくるから」

マリ 「ちょと待つにゃ」

式波「こ、今度はなによ」

マリ 「服はわたしが…」

式波「アンタ、なにいってんの…?」

マリ 「いやぁ、こう言うのもにゃににゃんだけども…」

式波「アンタ…言葉遣いがだんだん変になっているの気付いてる?」

マリ 「それは今は関係ないにゃん」

式波「もう猫じゃないのよ」

マリ「ネコ?わたしはタチだけど?」

>>28
訂正

式波「なにがと?――」→ 式波「なにがよ?――」

式波 「ああそう。相変わらず、意味のわかんない事だらけね、アンタの言う事は」 

マリ 「じゃあ早速、おっぱじめるとしますか…姫?」

式波「わ、わかったわよ」

マリ 「それでは、お姫様はこちらへ…」

式波 「はいはい」ゴクリ

マリ 「では、ヌギヌギしましょうねぇぇ…にゃっ!!」ビリリッーーッ

式波「きゃああっ!」

式波「ちょっと!なにしてくれてんのよ!?これは脱がすって言わないわよ!!」

マリ 「気にしない、気にしない」ガバッ

式波「そりゃアンタは気にしないでしょうよっ!」

マリ 「綺麗にゃ!綺麗にゃ!姫のおっぱいっ!!」ペロペロ

式波 「こ、こら!…ンック…な、舐めるな!…ふあっ…って」

マリ 「ごめんね姫ぇぇ、わたし止まれそうにない…せ、責任はとるから」ペロン

式波 「責任ッテ…フッ…ァァ…アッ…ンク」ピクン

――――――

シンジ「ハァ~。何も起きなければ良いけど」

レイ 「どうしたの、何か心配事?」

シンジ「うん。あの二人が上手くやってくれるとは思えないんだけど」

カヲル「それほど心配しなくても大丈夫じゃないかな」

惣流 「まぁでも…気持ちは分かるけどね」

シンジ「…」

レイ 「碇くん。…そんなに心配なら見てみる?」

シンジ「見てみるって…」

レイ 「こんな事も有るかと思って、あの部屋に隠しカメラを設置して置いたの」

カヲル「…」

惣流 「レイ…それもう犯罪よ」

シンジ「隠しカメラ…じゃあ、ちょっと様子だけ…」

レイ 「そう、わかったわ。待ってて、直ぐに見れるようにする」

惣流 「バカシンジ、アンタには覗きの趣味でもあるわけ?」

シンジ「ああ、勿論僕は見ないよ。惣流と綾波に見てもらって判断して欲しいんだ」

綾波 「判断…?」

シンジ「うん。マリ達が撮ってるシーンが使いモノになるかどうかの」

惣流 「げっ。アタシ達がみるわけぇ?」

カヲル「それが妥当ではないのかい?」

惣流 「わ、わかったわよ。見ればいいんでしょ?見ればっ」

レイ 「わたしも?」

惣流 「当然アンタもよ、なんでアタシだけなのよ」

レイ 「でも…わたしには、そんな趣味は…」

惣流 「アタシだってそうよっ!」

シンジ「じゃあ僕は外で待ってるから」

レイ 「ええ」

惣流 「アンタはどうするの?」

カヲル「ボクかい?それは勿論外で待ってるよ」

惣流 「そう?じゃあちょっと待ってなさいよ」



レイ 「準備できたわ」

惣流 「それじゃぁ・・・見てみますか」

レイ 「ええ」

―――


――

シンジ「あっ、惣流どうだった?」

惣流 「…バカシンジ」フラッ

カヲル「で、どうだったんだい…?」

惣流 「む、無理よ…あんなモノ使い物にならないわ…」ヨロヨロ

シンジ「や、やっぱり…」

カヲル「おや?綾波さんは…」

惣流 「中でぶっ倒れてるわよ、よほどショックだったようね」フフッ

シンジ「な、なにがあったの」

惣流 「聞きたいシンジ…?」フフフッ

シンジ「い、いや、辞めとくよ」ゾクッ

惣流 「へぇ、バカシンジの癖に賢明な判断ね」フフッ

レイ  「…う…うぅ」

シンジ「あ、綾波?」

レイ  「…ぃ…かり…くん…?」

シンジ「大丈夫?」

レイ 「え、ええ。……!」

シンジ「ど、どうしたの」

レイ 「すごいの、碇くん!ぷっしゃあぁって!ぷっしゃあぁって!!」

カヲル「」

シンジ「」

惣流 「それ、言っちゃうんだ…レイ」

レイ 「白目なの!式波さん白目むいていたのよ!?碇くん!!」

シンジ「う、うん。もうわかったから綾波」

カヲル「未だ興奮冷めやらぬ、といった様だね」

惣流 「でもあれって…」

レイ 「…あれ?」

惣流 「もう、さいっしょから撮る気なかった様な…」

シンジ「え?どういう事」

レイ 「そういえば…」

カヲル「どう言う事か教えてくれないかい?」

惣流 「あ、うん。…えっと普通さ?カメラを固定する時ってさ動きを考えないといけないじゃない」

シンジ「んっと、アングルとかって言う意味?」

惣流 「そう。だけどあの二人…」

レイ 「……本能で動いていたわ」

カヲル「ショックで倒れていたのに、良く見ているね」

レイ 「見ていたから倒れたのよ」

シンジ「…もういいや」

カヲル「シンジくん、それはどういう意味…」

シンジ「もうあの二人はいらないよ」

レイ 「碇くん…?」

シンジ「こんなに皆が一生懸命やってるのにさ、おふざけで参加されても迷惑だよ。そう思わない?惣流」

惣流 「言いたい事はわかるけど…」

カヲル「今から、全てを撮り直すって事かいシンジくん」

シンジ「うん。皆には迷惑かけるかも知れないけど…。それが一番いいと思うんだ」

レイ  「…でもどうするの?シナリオとか」

シンジ「うーん…。このメンバーで愛憎劇でもしようかなと」

惣流 「あ、愛憎劇って。めちゃくちゃアンタに似合わない言葉ね」

シンジ「惣流には似合ってるじゃないか」

惣流 「なんでやねん」

カヲル「シンジくん、そ、それで内容は…」

レイ 「渚くん…なに興奮してるの?」

カヲル「こんなチャンスは二度と無いかもしれないんだよ」

レイ  「チャンスもなにもないわ…この男女比率をみればホモ展開はないもの」

惣流 「それは分かんないわよ?なんてったって、このブチギレシンジが決めるんだから…よね?」

シンジ「どうでもいいよ?…取り合えず形になればいいから…時間もないしさ」

カヲル「なにかこう…投げ出してる感が凄いね…」

シンジ「そうかな…まあでも、取り合えずカップルを決めないとね」

惣流 「なによ、先にカップル決めるわけ?」

シンジ「しょうがないよ、二人が付き合う過程まで撮る時間がないんだからさ」

レイ 「碇くん、そのカップルは最終まで固定なの?」

シンジ「ん?いや、内容は何でも有りだから決まってないよ」

惣流 「えっ、何でもアリって」

シンジ「浮気、寝取り、寝取られ、乱交」

レイ 「」 

惣流 「」

カヲル「シンジくん!気をシッカリ持つんだ!今、キミはとんでもない事を言っている」

シンジ「そうかなぁ…」

カヲル「そうだよ…。キミが自暴自棄になってどうするんだい」

惣流 「このエロシンジ。ソッチ方面に流れていってどうすんのよ…おばか」

レイ 「…ここは定番の純愛で」

シンジ「純愛?…じゃあ聞くけど、純愛ってなんだよ。愛された事なんかない僕に教えてよ…綾波」

レイ 「うっ…そ、それはプラトニック的な…?」

シンジ「プラトニックってなんだよ、綾波」

惣流 「からむなっバカシンジ!」

カヲル「シンジくん、少し落ち着いたほうが」

シンジ「わ、わかったよ。結局僕には味方なんかいやしないんだ……ゥゥッ」

レイ 「な、なかないで…」

シンジ「な、な゛い゛でない゛…」

惣流 「そんなにショックだったわけ?」

シンジ「うるさいよ…惣アスは黙ってろよ」

惣流 「…」

カヲル「シンジくん。シンジくんにはボクがついてる、だからそんな風に落ち込まないで」

シンジ「僕にはソッチの趣味はないよカヲルくん」

カヲル「なっ…」

レイ 「碇くん」

シンジ「なんだよ綾波」

レイ 「碇くんは…諦めるの?もういいの?映画」

シンジ「ぅ…」

レイ 「気を確かに、碇くん。狂ったらそこでゲームオーバー」

シンジ「あ、綾波」

シンジ「ありがとう綾波。キミには僕の母さんになって欲しいくらいだよ」

レイ 「それはいやよ」

シンジ「あっ、ヤッパリ?」

レイ 「ええ」

惣流 「なに?アンタはマザコンなわけ?」

シンジ「それはアスカもだろ!?」イラッ

惣流 「な、なにいってんのかわからないわね」

シンジ「ママァ」ボソッ

惣流 「ア、アンタねぇ」

――

シンジ「なんだか吹っ切れたよ…色々な事に」

惣流 「それはよかったわね…コッチは逆だけど…」

シンジ「性欲でも溜まってるの?だったらカヲルくんと休憩に入る?」

惣流 「どうしてそうなんのよ。それにしても、中々なセクハラ発言ね、訴えるわよ」

シンジ「惣流ならやるだろうね」

惣流 「アンタ、自分で言ってる事、ちゃんと分かって言ってる?」

シンジ「ごめん正直わかんない。もう少し、待ってよ」

惣流 「あっそ」



レイ 「碇くん。どうするの?このまま話していても、何も解決しないわ」

シンジ「うーん。…やっぱりここは美男美女が無難なのかな」

カヲル「ようやく、やる気になってくれた様だねシンジくん」

シンジ「みんな、心配かけてごめん」

惣流 「心配なんかしてないわよ、ばーか」

レイ 「碇くんはやれば出来る子」

カヲル(それって褒め言葉じゃないよ)

シンジ「それで…主人公なんだけど」

惣流 「まさかアンタが?」

シンジ「そんなわけないじゃないか。さっき美男って言ったじゃないか」

カヲル「えっ…じゃあ」

シンジ「そ、カヲルくん」

カヲル「シ、シンジくんはボクの事を美しいと思ってくれてたのかい」

シンジ「それは勿論」

カヲル「シ、シンジくん」

シンジ「なにカヲルくん」

カヲル「…ボクは天地神明に誓うよ必ずやり遂げると」

シンジ「うん、頑張ってね」

惣流 「で、相手は?」

シンジ「どうする?カヲルくん」

レイ 「…碇くんが決めないの?」

シンジ「うーん…正直なところ女性陣は美形しかいないから…迷うだ、僕」

惣流・レイ「」

カヲル「で、ボクに選択権を委ねる。そういう事かい?」

シンジ「うん。どうしてもってカヲルくんが言うなら式波とマリでもいいけど」

惣流 「さっきアンタ、あの二人を外すって言わなかった?」

シンジ「ん、そこは流そうよ、惣流だけに」

惣流 「なにが惣流だけによ、上手くも無い事言ってんじゃないわよ」

シンジ「惣流は美形なんだからさ喋らないでよ」

惣流 「アンタって…絶対馬鹿よね?アタシに美形だの言っても騙されないわよ」

シンジ「そこの美形うるさい。今はカヲルくんと話さないといけないから黙っててよ、そこの可愛くて美形の女の子」 

惣流 「……」

レイ 「惣流さん。黙るの…そこで?」

惣流 「可愛いって言われるのは…ちょっと弱点なのよね」

カヲル「驚いたよキミに弱点があったとはね」

レイ 「……」

シンジ「カヲルくんも言ってあげれば?」

惣流 「シンジ!」

シンジ「なに」

惣流 「余計な事いうんじゃないって言わなかった?」

シンジ「そうだったかな…」

惣流 「ソウヨ」

シンジ「わかったよ…。ところでカヲルくん、ダレにする?」

カヲル「それじゃあシンジくんで」

シンジ「ちゃんと僕の話し聞いてた?」

レイ 「おばか」

惣流「」

カヲル「駄目かな…?」

シンジ「うん、駄目」

カヲル「……誰でもいい……」

シンジ「なに言ってるの、カヲルくん」

レイ 「テンション…ダダ下がりの様ね」

シンジ「カヲルくん、さっきの決意表明はなんだったの」

カヲル「だってさー、だってさー、だってなんだもん」

惣流 「…ぶっ壊れてる様ね…」

レイ 「叩けば直るかも」


シンジ「もうやだ」

ぎにゃあああああああ!!!!


シンジ「マリの声?」

レイ 「断末魔」

惣流 「なんか近づいて来てない…声」ゴクッ

ズドドドドドッドドドドドドドドッ

シンジ「え?あれ…は、裸じゃない?」

マリ 「助けてぇぇぇぇ!!わんこくーん!!」

惣流 「げっ、ほんとに素っ裸じゃない」

シンジ「……」

ドサッ!!

レイ 「あっ、碇くんが倒れた」

惣流 「どんだけ女に免疫ないのよ裸ぐらいでダラシナイ」

カヲル「あ、裸族」

マリ 「お助けぇぇえええ!!」ズドドドドッ

式波 「待ちなさいって言ってんのよ!!」ズドドドドッ

マリ 「堪忍にゃ!勘弁にゃ!お姫ぇぇ」

カヲル「ボクの背後に隠れないでくれるかな」

式波 「どいて!渚!ソイツ殺せないから!!」

惣流 「目がイッてるわね…なんて言ったかしら」

レイ 「レイプ目」

惣流 「あー、そうだ、そうだ」

カヲル「巻き添えは御免こうむるよ」スッ

レイ 「正論」

マリ 「は、薄情もの!た、助けてよ!」オロオロ
 
惣流 「無理よ」

式波 「地獄で詫びろ」ズイッ

マリ 「うっ…こうなったら」

ダッダッダ ガシッ

マリ 「わ、わんこくんを盾に」グイッ

シンジ「ぐへっ」

レイ 「真の外道ね」

式波 「そこまで堕ちるって哀れね」

シンジ「デ、デカメロン」

マリ 「そ、そんな事言ったって仕方ないじゃん!まだ死にたくたいもん!」

レイ 「自己中ここに極めれリ」

カヲル「キミ、いい加減にシンジくんを放すんだ」

マリ 「無理!わたし死んじゃうじゃん!」

惣流 「なに、シンジが主人公で愛憎劇なわけ?」

シンジ「……」ブン ブン ブン

式波 「バカシンジ、目を開けたらアンタの命も無いわよ」

シンジ「ごめん、もう、少し見ちゃった」

式波 「辞世の句」

シンジ「え?」

式波 「それぐらい聞いてあげるわ」

シンジ「ほ、本気なの?」

式波 「勿論」

シンジ「なんだよそれ!正直に言ったのに!嘘偽り無く言ったのに!!」

レイ 「非情」

マリ 「シンジフィールドが効かないなんて…ならっ」

マリ 「いっけぇぇ!」ズドドドッ

シンジ「特攻?まさかの特攻?そんなの愚の骨頂だよ!!」

レイ 「碇くんを盾のまま…」

惣流 「特攻して行くわね…」

カヲル「いやああああああああああああああああ」

式波 「くっ、シンジストリームアタックね!!!面白い!!」

シンジ「まだ童貞なのに!まだ童貞なのに!!!」

マリ 「いっけぇぇ!」ズドドドッ

シンジ「特攻?まさかの特攻?そんなの愚の骨頂だよ!!」

レイ 「碇くんを盾のまま…」

惣流 「特攻して行くわね…」

カヲル「いやああああああああああああああああ」

式波 「くっ、シンジストリームアタックね!!!面白い!!」

シンジ「まだ童貞なのに!まだ童貞なのに!!!」

式波 「来い!」

シンジ「ノォーーーーーッ!」

マリ 「ゼロ距離ならばっ!!」ブンッ!!!

レイ 「あっ、投げた」

惣流 「死んだわね」

カヲル「いやあああああああああああああああああああああああああ」

シンジ「お助けえええええ」

式波 「来い!」

シンジ「ノォーーーーーッ!」

マリ 「ゼロ距離ならばっ!!」ブンッ!!!

レイ 「あっ、投げた」

惣流 「死んだわね」

カヲル「いやあああああああああああああああああああああああああ」

シンジ「お助けえええええ」

連ミス ダブル ご勘弁    寝よ

シンジ「お願い、式波!受け止めてぇぇ!!」

惣流 「五分五分ね」

レイ 「賭ける?」

惣流 「しないわよ」

マリ 「こ、この隙に…」

式波 「……」

カヲル「シンジくーーーん!!」

レイ 「そう」

ガッシッ

式波 「貸しだから」

シンジ「ありがとう、式波!」

惣流 「結局こうなんのよ」

レイ 「安定の式波さんね」

カヲル「良かった…本当に良かったシンジくん」

マリ 「ゼロ距離攻撃はやはり有効にゃ!って、放してよ!」

惣・レ・カ「無理」

式波 「えと、シンジはそのまま目を閉じてなさいよ?」

シンジ「うんうん!なんでもするよ!式波!!」

惣流 「はい…服」

式波 「悪いわね」

レイ 「あなたも」

マリ 「その前に縄は解いてよ、着れないじゃん!」

カヲル「仕方ないね。…くっ、それにしてもなんて邪魔な胸部なんだ。ああ、鬱陶しい!」

シンジ「ね、式波?目、開けていいかな」

式波 「も、もう少し待ってなさいよ…」

シンジ「うん、待つよ!何時まででも待つよ!」

惣流 「えらく従順になってるわね、バカシンジのヤツ」

レイ 「吊り橋効果?」


カヲル「面倒だねこの胸部は、本当に面倒だよ」

マリ 「痛い!痛いってばっ!もっと慎重にしてにゃっ!」

レイ 「『にゃ』は禁止…忘れたの?」

マリ 「……にゃ~」

式波 「最悪よ、コイツ」

レイ 「でもあなた…ぷっしゃあって…」

式波 「はあ?」

惣流 「な、なんでもわよ、ねぇ?レイ」ツネッ

レイ 「痛い」

シンジ「ね、未だ駄目なの?…目」

カヲル「そのまま、そのまま。…ん~」

式波 「シンジ、前方から唇接近中よ。逃げるなら早くしなさい」


―――

シンジ「どう言う事?」

マリ 「だからさ、それはさ…。、……怖いよわんこくん」

惣流 「嘘で同意を取ったって…」

式波 「無茶苦茶よコイツ」

レイ 「でも式波さん…白m…モゴッモゴ」

カヲル「駄目だ、血の雨が降ってもいいのかい?」ヒソッ

式波 「コソコソと何してんのよ、アンタ達」

レイ 「なにも」

シンジ「マリはクビで」

マリ 「にゃ?」

惣流 「自業自得じゃない、何を驚いてんのよ」

カヲル「なによりも、シンジくんを盾に取ったのが許せないよ」

レイ 「無様ね」

シンジ「式波の意見は?」

式波 「アタシ?……そうねぇ、>>74、かな」

クビにしない

マリ 「ひ、姫…?」

惣流 「ちょっとアンタ、いいの?」

シンジ「本当にいいの?何か弱みでも握られてるんじゃ…」

カヲル「罪人には、それ相応の罰を与えるべきじゃないのかい?」

式波 「…まあ、さっきはアタシも怒りで我を忘れたてんだけど…」

式波 「そ、そこまで悪いヤツでもないし、今後の態度をあらためるって条件つきなら…」

シンジ「式波は、天使なの?」

マリ 「あらためるにゃっ!ごめんなさい、姫ぇ!」

式波 「いーい?次は無いわよ?」

マリ 「……」コクッ コクッ

レイ 「愛ね…みだれtモガモガッ」

カヲル「血の雨」ヒソッ

レイ 「く、苦しい」

式波 「だから、さっきからアンタ達はなにやってんのよ?」

レイ 「なにも」


――

式波 「ど、どう言う事よ、全て撮り直すって」

レイ 「碇くんが怒りくんになったから仕方ないわ」

マリ 「にゃ??」 

カヲル(これは、非情に不味い。説明すればするほど、隠しカメラの事が…)

シンジ「じゅ、純愛路線で行こうかと…」

マリ 「猟奇殺人事件から純愛にゃ?」

式波 「乗った!」

シンジ「ほんと?いいの、式波?」

惣流 「即決?」

式波 「だって、そっちの方が……」

カヲル「?」

式波 「断っ然……」

シンジ「?」

式波 「おっもしろそうじゃないっっ!!」

レイ 「どこかで観た事あるわ…それ」

マリ 「にゃっ!」

式波 「で、どんな感じにするのよ、シンジ」

シンジ「どんな感じって、一組のカップルを決めて…。それからは未だ決めてないけど」

式波 「なによそれ、なんにも決まってないって事?」

カヲル「なにぶん、色々あってね」

惣流 「そ、そうそう。色々ねぇ…」

レイ 「ぷっしゃあぁ」

シンジ「綾波、美少女がそれは言ったら駄目だよ?」

レイ 「分かったわ…もう言わない」

式波 「?」

シンジ「カップルの事なんだけど、男性の方は決まってるんだ」

式波 「そ、そうなんだ…」

シンジ「でも女性の方はまだで…。式波さえ良かったら…する?」

式波 「え、いいの?」

シンジ「だって式波は命の恩人だしさ…」

惣流 「なによそれ、カヲルが決めるんじゃ無いの?」

シンジ「それは…」

レイ 「わたしは…あくまで公平に決めて欲しい」

マリ 「わたしは、姫でっ!」

カヲル「にゃんこくん、静かに」

ここまで

シンジ「それじゃあ…カヲルくん決めてよ」

カヲル「ボクが決めなければ、やはり駄目なのかな…?」

惣流 「もー、この男連中ときたら優柔不断にも程があるわねぇ…。情けないったらありゃしないわ…」

シンジ「惣流は男前すぎるよ」

惣流 「ぬわぁんですってぇーっ!」

シンジ「そこが、惣流の魅力でもあるけどね」

惣流 「……アンタ、良くそういう言葉がでてくるわねぇ。何?生粋のタラシなわけ?」

シンジ「そういう事、言わないでよ。どうして僕がタラシなんだよ…。それを言うならカヲルくんでしょ」

カヲル「シンジくん?それは全力で否定させてもらうよ。ボクは一途な男だからね」

レイ 「雑談はいいから、早く決めて」

式波 「そうそう、早く決めなさいよ」

マリ 「わたしも、いいのかな?わんこくーん」ジーッ

シンジ「か、構わないと、お、思うよ…?///」

マリ 「? 目を逸らされてる気がするんだけど…まだ怒ってる?」

式波 「ああ、どうせアンタの裸でも思いだしてんじゃないの?」

マリ 「そーなの?」

シンジ「ち、違うよ!」

惣流 「あのねぇ…。そんなに全力で否定すると怪しさ倍増よ?」

シンジ「やっぱりそうかな…?」

レイ 「碇くん…認めるの早すぎ…」

カヲル「シンジくんの、トラウマにならなければいいけどね」

マリ 「え?わたしの裸って、トラウマレベルなの?」

シンジ「と、特に胸が…」

式波 「もう思いっきり認めてんじゃないのよ、バカシンジ」

マリ 「ね!?こういうのはどうかにゃ?」

式波 「なに?」

マリ 「えっと。いっその事、全部白紙にしてさぁ、」

惣流 「それって…おちょくってんの?」

マリ 「や、待ってよ!最後まで聞いてよぉ」

レイ 「真希波さん、続けて」

マリ 「好意を向ける相手の、名前を書いた紙を人数分用意して…くじ引き!」

カヲル「それは愛憎劇に行き着かないかい?」

マリ 「そこはさ…脚本次第にゃ」

シンジ「それ、僕にぶん投げてない?流石にそんな脚本、僕には書けないよ」

惣流 「どうしてよ、猟奇殺人バージョンはアンタが書いたんじゃない」

シンジ「それは近くにモデルが居たから書けたけど…」

式波 「ふーん」

レイ 「碇くん、忠告するわ。そこから先は慎重に…」

カヲル「無駄だよ、綾波さん。それがシンジくんだから…」

シンジ「惣流と式波がいt

ドゲシャッ !!

シンジ「ぐううゥッ」

ドサッ!

レイ 「わたしは、くじ引きでヒロインを決めた方がいいと思うの」

シンジ「あ、綾波…そういう事は…先に…言って…」ガクッ


――

マリ 「おーい?起きなよわんこくん…」ユサッ

シンジ「う…ぅぅ…?」

マリ 「何時まで寝てるの」

シンジ「マ、マリ…?…み、皆は?」

マリ 「とっくに帰ったよ…?さっ、あたしらも帰るよ」

シンジ「なんで帰ってるのさ、全然、話しが纏まってもないのに」

マリ 「それは、キミも悪いよぉー?毎回、一言多いんだから…さ」

シンジ「なに人の事哀れむような目で見てんのさ。…元はと言えばマリの所為だろ」

マリ 「だから今、こうして看病してんじゃん。何時までもウジウジしてると女にモテないよぉ?」

シンジ「いいんだよ。元からモテないんだからさ…。そう言うのはさ、カヲルくんに言ってよ」

シンジ「どうすんだよ、映画…」

マリ 「あー、それなんだけどね」

シンジ「何?っていうか、どうして膝枕?」

マリ 「今頃、それ言うの?…だから、看病って言ったじゃん」

シンジ「……いいの?僕、男だよ?」

マリ 「なになにー?照れてんの?」

シンジ「ん」ムクッ

シンジ「そりゃあ、照れるよ。僕には照れない人の方が不思議だよ」

マリ 「ふーん…。ほんとに姫の言ったとおりに免疫ないんだ…。わんこくん」

シンジ「これでも慣れた方だよ」

マリ 「そんなんで、よく撮れたね?…今までのやつ」

シンジ「結構、貧血で倒れてたけどね…鼻血だして…」

シンジ「で、映画なんだけど…」

マリ 「そうだった、伝えとく事があるんだったにゃ」

シンジ「あのさ、それなんだけど…」

マリ 「にゃっ?」

シンジ「その、『にゃ』なんだけど…」

マリ 「なに?わんこくんも否定派なわけ?」

シンジ「……」

シンジ「まあいいか」

マリ 「…引っかかるなぁ」

シンジ「帰ろう。…お腹空いたし」

マリ 「奢り?」

シンジ「どうして一緒に、食事するみたいに言ってるんだよ。あんた、ばかあ」

マリ 「姫が聞いたら怒られるよぉ、わんこくーん?」

シンジ「多分、そうだろうね…。で、どうするの?」

マリ 「なにが?」

シンジ「…ご飯」

マリ 「奢り?」

シンジ「……」

シンジ「割り勘」

マリ 「ケチだねー、。そういうの、女にモテないよ?」

シンジ「モテなくていいよ、嫌われさえしなければ…」

マリ 「ひ、卑屈だにゃー」

シンジ「早く行こうよ、話しもあるし」

マリ 「んじゃまぁー、行きますか」

シンジ「それにしてもよく食べたね」

マリ 「普通普通」

シンジ「ふーん。…で、映画の事なんだけど」

マリ 「ああ、その事を話さないといけなかった」

シンジ「ほんと皆、自由奔放だよ…。僕も含めて…」

マリ 「えっと、どっから話せばいいかな…」

マリ 「決定した事から言うよ…?」

シンジ「なんだよ決定した事って?また僕だけ参加せず?…前回と全く一緒じゃないか…」

マリ 「それが、わんこくんの立ち位置だと思って諦めたら?」

シンジ「ハァー。もういいよ、その立ち位置でも…。僕は居場所さえあれば…」

マリ 「……」

シンジ「聞かせてよ、決定してる事」

マリ 「あ、うん。まず一つがサバイバル」

シンジ「ねえ…突っ込んで良いかな…」

マリ 「き、気持ちは分かるけどぉ、全部聞いてからにしてよおー」

シンジ「あ、あと幾つあるの」

マリ 「二つ…」

シンジ「うっわぁーっ…」

マリ 「そんな顔しないでにゃー。…あたし、言い辛くなるよ」

シンジ「言い辛く?……うっわぁぁーっ、聞きたくないなぁ」

マリ 「だからぁー、その顔やめようよぉ」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom