男「喘ぐのはAVの女だけだと思ってた」(211)


男「うん」

男「思ってたんだよ」

男「……」

男「そんなことはなかった」


男「今から話す事は信じられないような事が多いと思う」

男「俺はもともと色欲とバイト代を持て余してる大学生で、趣味は風俗街巡りだった」

男「ろくでもないよな」

男「まあ、そこで出会った不思議な嬢の話をする」

男「みんな、病気にはくれぐれも気を付けろよ」

――――。

それはものすごい豪雨の日の事だった。俺は雨の日の割引と学割を当てにして、ヘルスより安価な行きつけのピンサロに立ち寄ったんだ。

ボーイA「セ、セレンさんですか? この子、見た目はともかくちょっと問題のある子でして……」

男「いえ、可愛いじゃないですか。待ちますか?」

ボーイA「いえ、すぐ入れますが……」


俺(無愛想、いや、無表情と言えばいいのかなあ)

写真で指名した子はセレンという嬢だった。
そもそもここのピンサロは20から25までを集めたような若い子の多さウリにしている店で、その嬢もご多分に漏れず俺と同年代ぐらいだったんだ。

まあぶっちゃけ、下手なら下手でもおばさん引くより美少女引いた方が抜けるのよね。
会話って言っても、慣れればリップサービスの押し売りだし。

俺(感じが良いに越した事はないけどね……。感度が良いならなおよし)

ボーイA「じゃあ、両手出して爪見せてくださーい」プシュッシュッ

俺「うぃ」テェゴシゴシー

ボーイさんの吹きかけた消毒液を手の平に揉み込ませて、俺はうすっ暗い照明の効いたプレイルームへと案内されたってわけよ。

♪ダキシメール ツーヨーサーデ...

かしましい音楽の流れるプレイルームにはたくさんのフラットシートがある。潰れたネカフェのビルもらったとかなんとか。
とにかく、ソファーより広々と寝転がれるからいろいろとしやすくて都合がいいんだここのピンサロは。

一応注意書き

・ピンサロ嬢だからお口もお手手もみんなのものよ。奥地は人それぞれよ。
・一切書きためてないよ。
・パンツ脱いでも良いけど期待しないでよ。
・これに勘弁ならない人はお手数だけどバッテンポチーでお願いよ。

以下続き


ボーイB「じゃ、こちらサービスドリンクになります。もう少々お待ちください」

<セレンサンー セレンサンー スタンバイー...

俺「さて」

ブレ○ケア2粒ばかし飲んでギャ○ビーのシートで顔と上半身を拭く。
俺こういう身だしなみは律儀なのよ。もといチキンなのよ。

俺(さてセレンちゃんどうしたもんかな)ムギチャグビー

俺(先に公式サイトで見た情報によると確か19歳で、上から83・55・83だっけな)グビグビグビ

俺(んでウエストは最低でもプラス3は見積もる。令嬢かドスコイかは実際見るまで分からないけど)グビグプハー

貧乳で線の細い子を弄り倒すのも俺は嫌いじゃない。上着をハンガーにかけて俺はセレンちゃんの到着を待った。


???「あの、……」


来た。


セレン「こんにちは」

俺「ほいはじめまして」

セレンさんは黒髪ショートの子だった。写真で見た通り瞳が大きくて睫毛が長くて、それを証明するように化粧もぬりかべじゃない。
表情は固いけど、それを補って余りある、それはそれは『おとなしい美少女』だったよ。もう当りを引いた気分でいたね。

俺「まあまあ、とりあえず座って」

セレン「はい……」

胸に抱えたおしぼりのかごを彼女は角に置き、俺の横にチョコンと体育座りした。

…………。

ボーイB「えっ、お前セレンあてたんかよ」

ボーイA「しゃーねーべよご指名だもん」

ボーイB「まさか本指名じゃねーよな」

ボーイA「たりめーだ、俺だって二度と相手したくねえ。あいつ生きて帰れネーゾ....」


事が動いたのは「君みたいな可愛い子、ここにいたんだね」と定型句を切り出そうとした時の事だった。

セレン「あの、ごめんなさい……すぐに済みますので」
俺「おっと?」

セレンちゃんは、足を伸ばして座っている俺の首に腕を回し、意外にも積極的に抱きついてきたんだよ。スムーズだね。そこはやっぱり嬢なんよ。
うつむく顔は結果的に俺にやわこい黒髪をこしょこしょこすり付ける結果になる。甘い体臭が俺を撒いた。

俺「セレンちゃん可愛いねー」

セレン「///」ピクン

俺「顔上げもらっても、良いかな」

(確か)Bカップがふにゃふにゃと薄紫のネグリジェ越しにしな垂れかかる。瑞々しい少女の柔肌と温もった体温が感じられるようになると、いよいよ俺も勃起してきちった。
何も問題はないじゃんかボーイさんよ、テクがどうだろうがやたら歯が当たろうが俺は構わないぜ!

セレン「……」サワサワ

俺「っ。見かけによらず積極的だねー」

セレン(ズボン、テント)

セレン(いける)

セレン「……すぐに、済みますから」チィィー....

俺(お? 早いな)

セレンちゃんは空いた手で俺のズボンのチャックを下ろし、ホックを外し、ベルトに手をかける。
俺が耳と首とうなじを触ってイタズラして、いっぱいキスしておっぱい撫でて下をクチュクチュしながら耳元でフーなんて事を考えていた矢先の先制攻撃だったんだなこれが。

俺(その気ならしょうがない)ズルー

俺は腰を浮かせてズボンの剥ぎ取りを甘受した。嬢によってはクンニいいけどキスは嫌なんて子もいるっちゃいるのだ。しゃーない。

俺(奥手っぽいしねセレンちゃん。おとなしい美少女が金策で泣く泣く事務的に性欲処理とかそそる、良いねえ)

ものは言いようである。モノはイキ様である。気持ち良いなら楽しみ方はたくさんある。30分の夜を楽しもうじゃないか。

セレン「失礼します」ズルンビタン
俺「アウチ!?」

しかしこれにはさすがに驚いた。いきなりパンツまでを剥ぎ取ってしまったのだ。まだ来てから3分も経ってないんじゃないか?
展開が早い、早すぎる。したたかに腹筋に打ち付けられた俺のちんこもやや困惑気味。

俺「あの、セレンちゃん。積極的なのは良いんだけどもう少しゆっくりでも十分間にあうから」
俺(いきなり早漏宣言ってどうなの俺)

セレン「ごめんなさい、済んだらゆっくりしましょう」オシボリフキフキ
俺「??」

初めてセレンちゃんが顔を上げた。吸い込まれそうな薄茶の瞳と、奪いたくなるような薄い唇が俺の視線を釘付けにする。
その無表情な顔がすーっ、と俺の鈴口に降りてくるのを俺は取り憑かれたように見ていたんだ。

セレン「すぐに、済みますので」チュッ

俺「っ」ピクッ

セレン「」……ジュゾゾゾゾゾゾ
俺「な……!?」ガクガク

セレン「」ジュズルルルルルルルルルル
俺「たわばああああああああああああ!!////」ドバドバドバドバドバドバドバ

隣の客「!?」
ボーイB「ああ、始まったか……」

セレンの口はものすごい吸引力を持っていた! 俺が何かを感じる前に、その吸引力で吸い取ってきやがったんだっ……。

セレン「ゴッキュゴッキュゴッキュゴッキュ」ジュゾゾゾゾゾゾ―――
俺「捕鯨ええええええええええええ!!!////」ジタバタジタバタジタバタ

隣の客「あ、あの……!?」
隣の嬢「ああ、気にしないで……」ピチャピチャ

だ、だめだ! こんな吸引力、玉が裏返っちまう!

セレン(ふるぱわー)シュウシュウシュウキュオオオオオオオ……!
俺「しゅっ、しゅごいのおおおお!!オチンポ取れちゃうううううう!!!///」ドルルルルルルルルルルン

隣の客「ひ、ひいいい」ダッシュ
隣の嬢「」
ボーイB(いつもこうなるんだよなぁ……)

なるほどセレンは問題のある風俗嬢だった。


…………。

セレン「お口ゆすいできました」

俺「」カサカサ

俺「うん」

俺(しんじゃうかとおもった)

セレンはおしぼりに俺の精液を吐き出す事もなく全部飲み干し、ひたすら俺の亀頭を吸い続けた。
おかげでもう亀頭の感覚がない。血が集まりすぎて鬱血してるんじゃないんだろうか。精液はもう多分来月分まで吸い取られてしまっている。

セレン「お疲れ様でした。セレンと言います」メイシドゾー
俺「知ってる」グッタリ


彼女のノドにはサイクロンテクノロジーでも付いているのか。

寝ます

エロシーンはこの通りすべてひどい事になってます
また気が向いたら書きます


思いのほか、読んでくれている人がいるという事がとてもありがたいです
ありがとうございます

下手な地の文でごめんなさい


セレン「失礼、します……」クテン

俺「セレンちゃん?」


セレン「ごめん、なさい」グッタリ
俺「ちょ、大丈夫? 体調悪いの……?」

彼女は瞳を閉じてフラットシートに転がってしまった。手の甲を額に当てて眩しそうにしている。

ボーイA『セ、セレンさんですか? この子、見た目はともかくちょっと問題のある子でして……』

ボーイさんの言葉がよぎる。確かに、客観的に見れば行為だけさっさと終わらせてロクに接客をしない、嫌な嬢だ。


俺(変わった子なんだな)


セレン「ねか、せ……て……」

俺「……」

セレン「ごめ……なさ……」オシリマルダシ

案内されてから、まだ10分も経っていなかった。

俺「……」ウワギバサー

セレン「……」スースー

俺「……」ナデナデ

♪カンウィズミー ヤンブラッオンファイアー.....



フラワータイムの知らせが来るまで、
俺はセレンちゃんの黒髪をずっと撫でていた。


<セレンサンー セレンサンー オジカンゴフンマエ......

セレン「……んん」

俺「おはよう」

セレン(上着。あったかい)

セレン(……シャツ、シワ付けちゃった)

セレン「シャツ、ごめんなさい……」

俺「良いのよ。良く眠れた?」ウワギキル


セレン「……!」

セレン「……うんっ」コク


セレン「あの、ありがとう、ございました」ペコ

俺「……」ピタリ
ボーイズ「」ヒヤヒヤ


俺「帰り、気を付けてね」カサトル

俺「雨、すごいからさ」ボンッ

俺「……」ザッザッザッ......
ボーイズ(ホッ)

~男の寝室~

俺「……」

名刺『No.26 セレン 今日はありがとうございました また待ってます』

俺「……ハァ」ゴミバコ

~帰りの電車~

女「……」ウツラウツラ
女「はっ」フルフル

女「……」ガタンゴトトン

女(気持ち良かった)


――――。

男「まあ、これがセレンちゃん(源氏名)との出会いだったんだ」

男「すごかったよ」

男「屈辱とか恥とかもすごかった。思い出しとうない」

男「でも、あの子嫌いじゃなかった」

男「あとで某掲示板見たらさ、その子はすぐ寝るサービス業の屑、着飾った地雷だなんて晒されててさ」

男「風俗来てまでお金稼ぎたがる女の子なんてまともな人少ないしさ」

男「何かしら勘ぐったり慮るのは野暮だし不毛なのよ」

男「次からは思考停止しておっぱい吸わせてくれてまんまん舐めさせてくれる人指名しよう、と」

男「5千円払ってるんだしさ」

男「……」

男「でも、また30分間でも、怖いもの見たさでも、会いたかった俺がいた」


…………。

ラッシャッセー!!
俺「セレンさんで。空いてますか?」

ボーイC「セ、セレンさん? あの、この子、ちょっと問題のあるっていうか、そのですね……」

俺「ああ、二度目なんで大丈夫っす。歩合分弾んどいてください」

ボーイC「」ポカーン

……。

<フオオオ!?ガマンガマン

<.......

<ブヒィィイイイイイイイイイイ!!

ボーイC(なんでこうなるって分かってて本指名するんだろ……)

<アヒィイイイオチンポガッ オチンポミルクシュゴイヨオオオオオオ!!!!////

サラリーマン「何で隣がいつも絶叫してるんだこの店は二度と来るかあああああ」ダッシュ

ボーイB「お待ちくださいお客様あああ」

ボーイC(……ドMなのかな)


男「」グッタリ

セレン「」スウスウ

ボーイB(トークしろよ……)

冷房「」コーコー

男「……さむ」ウワギヌグ

セレン(あったか)スヤスヤ

ボーイB(変なヤツら)ピッ
冷房「」

男(よく分からないけど)

男(休め)ポンポン


――――。

38000円。
俺がセレンちゃんに貢いだ金額だ。

あれから三月経つ。

その間に、俺は7回あの店でセレンちゃんに精液を飲ませていた。

彼女の口淫は快感がドギツすぎるから正直普通に舐めて欲しかったし。

無愛想な瞳が開いたり閉じたりするだけだし。

気の利いた事なんか言いっこないし。

夏は冷房効きすぎてて寒いし。

俺のバイト代自給600円だから、6時間半働いて彼女と居れるのは30分だし。

俺「でも、惹かれてしまう」

俺「そうはっきり認めてしまえば、戻れなくて」

俺「嬢に入れ込むなんていう、どうしようもない男になるしかなかったんだよ」


俺「家賃払ってもらってる大学生が男だなんて言うなって?」

俺「その通りだよ」

俺「飯かなりケチったしさ」

俺「課題こなすのも友達に頼りっぱなし」

俺「98円の6本入りチョコスティックパンにはしばらく世話になった。500kcalはあるからな」

俺「けど、破滅願望っていうのか」

俺「この生活が楽しくなってきちゃったんだよ」

俺「分かるかな。若さ故のってヤツ」

俺「吸われて、寝かせて、撫でる。このサイクルが動き出したのは昨日の事だった」


――――。

ラッシャッセー!!


ボーイC「セレンさんご指名ですか?」

俺(……)

俺(覚えられてる)

俺「はい、あと学わr」

ボーイC「ああはい学割ですねー指名料込み込みで5000円になりまーす」テキパキ

俺(顔パスかあ)ゴセンエン

ボーイC「ごゆっくりどうぞー」プシュッシュッ

俺(お得意様になっちゃったんだなあ。複雑)


書きたくなったので出先より

日中はsageます


♪キミトアーリザモーニン ガチンコッデショウブダ.....

ボディーペーパー「」グシャグシャ
ブレスケア「」プチュン
麦茶「」エンプティー



俺「……」

俺「……?」

セレン「」フラフラ

セレン「……あの、こんにちは」トサッ

その日のセレンちゃんは、いつにも増して肌が白かった。
否、青かった。

俺「ちょっと、大丈夫……? 体調悪いなら無理しないで」

セレン「すぐ、済みます、から」ズルズル

俺「ちょっと、待って」
セレン「だいじょぶ、です……だいじょー、ぶ……」フルフルフルフル

どう考えてもセレンちゃんの様子がおかしい。俺は色欲を抑え、引っ張られたズボンを履き直す。

セレン「ダメ、ですか……?」フルフルフルフルフルフルフルフル・・・・!

俺(指先がすごい震えてる)
俺(顔が真っ青……)
俺(それに濡れてる……汗?)
俺(……)

俺「ボーイさん!!」
ボーイB「は、はい!?」ビクッ
俺「お茶持ってきてくださいっ!!」
セレン「い、良いから……だいじょうぶだから」マッサオ
ボーイB「……? あの、別料金になりますがよろしいでしょ」
俺「」カチン


俺「こ の 子 が 脱 水 起 こ し て ん だ よ ! !」


ボーイB「……!」
俺「テメエくだんねえ事言ってないでさっさと茶なり何なり持って来いや、ああ!?」


俺「ほらセレンちゃん、ちょっとしかないけど、お茶っ」ペットボトル
セレン(……みんなに迷惑、かけちゃった)ボーゼン
俺「セレンちゃん!ほら!」ズイッ
セレン(どうしようまた怒られる)

ボーイA・C「」ナンダナンダドウシタ
ボーイB「」ジツハコレコレコウデ

セレン「」クラクラ
俺(あああもう、使えねえカス共が……!)グイッ

俺「んっ」
セレン「んむっ!?」
ボーイズ「」


セレン「んん……あ、ぅん」ピチャピチャ

俺(飲め)クチュクチュ

セレン「は、んっ……ちゅぷ」ギュウ

俺「はぁっ、ちゅ、んん……」
セレン「んっ……、はっ、んっ……」コクコク

俺「んっ、んんっ、んっ……!」
俺(良かった、飲んでる。意識は大丈夫っぽい)

セレン「……んん」ジュル

セレン(お水、おいしい)

セレン「んっんっんっんっ……♪」ジュズズズズズズ
俺「」

セレン「んくんくんくんくんくんくんくんく」ズロロロロロロロロロロー
俺「」カクン

ボーイズ「うわあああああああセレンちゃんストップストップストップ」


――――。

男「……」グッタリ

セレン「……」

ボーイA『今日の給料無しな』
ボーイB『いつも周り迷惑かけすぎ。そのお客さんの面倒見ろ』
ボーイC『……あとで金返せよ』サンドイッチ

セレン「……」ショボン

セレン(結局脱水症状というより)
セレン(栄養失調のが大きかったみたい)ムシャ
セレン(気にかけてくれる嬢の人も、お疲れ様って言ってくれるボーイさんも)ムシャムシャ
セレン(みんなごめんなさい)ゴクゴク

男「ん……」パチ


俺「あれ……」パチクリ

セレン「……!」ハッ

俺「セレンちゃん」

俺(そうだ、口移しでお茶飲ませようとしたら思い切り吸われて意識が……)
俺(……ここは店の裏側っぽいな)

セレン「……ごめんなさい」ウルウル

俺「あ、いや……。セレンちゃんはもう体調大丈夫なの」

セレン「ご心配おかけしました」オチャトサンドイッチ
セレン「……本当にごめんなさい」ジワッ


セレン「その、これ」ゴセンエン

俺「あぁ……」

セレン「ちゃんと出来なくて、すいませんでした」

俺「いや……。いいよ」

俺は財布を取り出し、5千円を受け取る。その手付きが、客と嬢という関係を思い出させて何か受け入れがたい。
彼女の不調に心を乱したのも、迷いなく口移しをしたのも、俺が客だからって訳じゃないのに。

エロい事なんか考えられる気分じゃない。興が削がれた。

俺(……帰ろう)

今一番楽しみにしてるss

乙乙

>>45
ありがとうございます
なんの魅力があるのか分からんがありがとうございます

忙しくて日が空く事もあります、ごめんなさい


俺は財布をしまって立ち上がる。ただの酸欠だったからか、そうふらつく事もなかった。問題なく帰れるだろう。

俺(大学生でも大人だ。ボーイさんにご迷惑をおかけしましたって言ってこよう)

俺「じゃセレンちゃん、今日は気をつけて帰ってね」クイ

俺「……ん?」クイクイ



セレン「……」ギュウッ



俺「セレンちゃん……」

セレン「ごめ、んなさい……」グズッ
セレン「お願い、ですから」ズズ・・・・
セレン「嫌いに、ならないで……っ!」ポロポロポロ

俺「……!」


セレン「あなたが来ないと」

セレン「嫌です……!」グスグス

俺「あ……」

その泣き顔が、くだらない世界を止めた。

セレン「会いに来てください」ズビッ

セレン「お金ないなら、私から会いにいきます」ゴシゴシ

その泣き声が、つまらない社会を破った。

セレン「だから……」

俺は。

俺「セレンちゃん」


俺「……これ、さ」ピッ

俺「明日、一緒に美味しいものでも食べに行こうよ」

セレン「……!」

俺「もともと、セレンちゃんの為に五千円貯めたんだし」

セレン「ぅぅ……」ブワッ

俺「……良いかな?」

セレン「……」ゴシゴシゴシゴシ

セレン「はいっ!」


――――。

~男の寝室~

男(嫌いにならないで、か)

男(こんなに嬉しいものなんだな)

男(今まで付き合ってきた人もいたけど、俺がアタックしてたってだけで)

男(好かれた、というより懐かれたのは初めてだ)

男(……///)

男(明日の服出して寝よ)


~帰りの電車~

女(……)ガタンゴトトン

女(あの人と居たい)

女(……///)カアァ

女(明日、何着ようかな)

ぬあああああん大学の課題疲れたもおおおおおおん!
でも僕はノンケです(唐突)

ああ~ホント課題めんどくさい、訴訟
テンションこわれる

まあ書いていくゾ

~翌日 駅前~

俺(……11時40分)キョロキョロ
俺(ちょっと早かったか)ササッ

ブ○スケア「」マダー?

俺(……今日は食後に飲めばいいか)スッ

今日はセレンちゃんにどうこうしてもらう気はないし、どうこうする気もない。

実を言うと、名前だって源氏名のままで良いんじゃないかと思っている。
関係を深めたいんじゃなくて、ただ俺が彼女を気にかけていただけだから。
そこは利害の一致で、俺は保護欲、セレンちゃんは睡眠欲を満たし合う関係という本質は変わらないはず。
金銭が絡もうが性欲が絡もうが、そこは履き違えちゃいない。

そういう考えも、昨日一瞬崩されたわけなんだけど。

俺(お、来た来た)

セレン「」キョロキョロ

俺「セレンちゃん」オーイ

セレン「!」パッ

セレン「……こんにちは」///

俺「ん。こんにちは」


セレン「あの、服、これくらいしか……」

セレンちゃんは大きなハートをあしらった白い柄Tとデニム地のショートパンツ姿だった。良く見ると手首に細いブレスも付けている。普段はネグリジェ姿しか見たことがなかったから、なんかすごい新鮮だ。
飾りっ気のない恰好なのに、彼女が着るとどうにも似合う。白くスラリとした脚と黒く艶めいた短髪がまあ良く映える。

俺「ううん、似合うよ」

セレン「」プシュー

俺(なんかウブだな……)クスッ

俺(ピンサロの外くらいは、俺がリードしてあげよう)

俺「立ちっぱもなんだし、行こっか。先にご飯やっつけちゃおう」

セレン「は、はい」

~定食屋さん~

俺(カフェレストランとパスタと定食屋で聞いたら定食屋だった)

セレン「初めて来ました……」キョロキョロ

俺「そっか。まあ、なかなか女の子は来ないかな」

セレン「……」

俺「ほれ、メニュー。決まったら俺にも見せてね」
俺(何だったんだろう今の間は)

…………。

店員「ご注文お伺いいたします」
俺「セレンちゃん先良いよ」

セレン「あの、『大根おろしとなめこ南蛮』、『木綿冷ややっこ』」

俺(サイドメニューからか。チョイス渋いなー)
店員「大根おろしと冷ややっこがおひとつ」

俺「……」
店員「……」

俺「え? それだけ?」

セレン「定食、食べきれない」
俺「あ、え、そうなのか……。じゃ、じゃあ……」


…………。

店員「こちら『特盛海鮮定食』になります。ご注文以上でお揃いでしょうかー」
俺「はーい」
店員「ごゆっくりどうぞー」デンピョウ

俺(セレンちゃんと一緒に大盛の海鮮定食を食べることにした。大根おろしと冷ややっこの横で天ぷら定食食うの気分悪いじゃん)

セレン「……おっきい」

俺「結構なボリュームだな。ほれ、小皿と箸」

セレン「ありがとう」

俺・セレン「いただきます」
俺「むしゃ」イカ
セレン「もぐ」キュウリ
俺「むしゃむしゃ」カンパチ
セレン「もぐもぐ」マグロ
俺「むっしゃむっしゃ」ゴハン+オスイモノ
セレン「ひょいぱく」ミドリイロ
俺「あの、それわさび……」

セレン「……」ブワァァアアッ

俺「はいお茶」
セレン「んくんくんくんくんくんく」ナミダメ


……。

俺「むしゃむしゃ」ゴハン+ダイコン
セレン「こくこく」オスイモノ
俺「ぱくぱく」ゴハン+マグロ
セレン「……」イッカイヤスミ
俺「ひょいっ」アマエビ
セレン「」ガーン
俺「……ほれ」スッ
セレン「♪」アマエビ
俺「むっしゃむっしゃ」ゴハン+コハダ

……。

俺・セレン「げふ」

セレン「おいしかった」

俺「ん。結構な量あったな」

セレン「頑張った」リョクチャ

俺「ずいぶん少食なんだな」リョクチャ

読んでくれてる人ホントありがとう
寝ゾ

男→俺…?

男が語る俺って構造になってる

>>61>>63で合ってます。補足ありがとうございます。
分かりづらいですよね、
俺:主観のようなもの
男:俯瞰のようなもの
と思っていただければ。
ちょっと表記揺れしてるのは内緒。

さあやる気沸いてきたぞー!


店員「ありがとうございましたまたお越しくださいませー!」

俺「ごちそうさんでしたー!」
セレン「ごちそ……です」

カランコロン

俺「無理に言わなくて良いのよ。今どき言う人少ないし」

セレン「いや、払ってもらったから……」

俺「ああ、そっちね。どういたしまして」

俺「さあ次どこ行くかなー」テクテク

セレン(……)

セレン(爽やかな人)

セレン(だけど、温かい)

セレン(良い人)テクテク


俺・セレン「……」ポックラポックラ
セレン「」フラッ

俺「眠い?」

セレン「……」

セレン「ごめんなさい……」

俺「いや、気にしないで良いのよ。どっかゆっくりできる所行くかあ」ギュ

セレン(あ、肩、抱かれて……。ち、近い……///)

俺(漫喫でも行くかなあ)テク テク


セレン「あ、あの」

俺「んー?」

セレン「こゆ、とき、わたし、どうしたら……///」カアァ

俺「……んー」

俺「背中に左手」

セレン「……」ギュウ

俺「わき腹に右手」

セレン「……」ギュウウ

俺「……」

俺「グッジョブ」テック テック

セレン(うわ、わ……良いなこれ……)テック テック


…………。

~マンガ喫茶~

店員「いらっしゃいませ」

セレン「……」キョロキョロ
俺「3時間パックでペアシート空いてますか」
セレン「?」

店員「えーと、ペアフラットと普通のペアシートが空いてますが」

俺「ペアフラットの禁煙で」

店員「かしこまりました、お部屋の方2階の41番になります」
セレン「??」
俺「着いてきて」

店員「ごゆっくりどうぞ」


俺「よいしょよいしょ」モウフ+スリッパ

セレン「も、持ちます」

俺「ありがと」クッションフタツ+モウフニマイ

セレン(箸より重いものだって持てるのに)スリッパフタツ

俺「41番、ここかな。開けてもらって良いかな」
セレン「うん」ガラッ

セレン(なんか似てる)

セレン(そういう事するの?)ジッ

俺「どしたの? 靴脱いで上がれば良いんだよ」


……。

俺「……」ノンビリ

セレン「……」カチコチ

俺「飲み物いる?」

セレン「」フルフル

俺「そか」

俺(ちょっと間が保たないな。緊張してるっぽい)

俺「眠くない?」



セレン「……あの」


彼女は、毛布にくるまって静かにこちらを見る。

少女の瞳だった。
なんて言ったら良いか分からないけど。
少女らしさを内包した瞳だった。

セレン「電気、消してください」

俺「……」パチン

――――。

俺たちは何も言わず、シートの隅で毛布にくるまった。

俺「……」

セレン「……」







セレン「話したい事があるんです」


俺「……」

セレン「あなたが聞かないでくれていた事」

俺「……うん」

セレン「でも……話さなくちゃいけないと思ったんです」バサッ

俺「うわっぷ」

セレン「聞いてくれますか」

彼女は2枚の毛布の重なった部分を、顔のあたりまで引っ張って覆った。
視界は闇になり、彼女の肌と呼気だけを感じる。
腰やら腕やらを動かし、俺は彼女の背を抱いた。

俺「……」

そこにあったのは置き換えようのない愛しさだった。




俺「続けて」


セレン「嫌になったら……耳を塞いでください」コショ

俺「……っ」ゾク

耳元の声に呼気が混ざる。温もりを持った周波、それは囁きと呼ぶ。





セレン「わたしは、篠澤百合香と言います」





俺「百合香、ちゃん」

百合香「…………百合香で、良いです」


百合香「ずっと……言いたかったです」

俺「……」ギュウ

俺「俺は」

俺「俺、は」





俺「菅谷、祥介だ」





百合香「菅谷、さん」

祥介「祥介で良いよ」

百合香「ふふっ、祥介……」


祥介「……」

百合香「……」


それは、とても大切な意味を込めていた。

百合香「今さら、ですか」

祥介「……そんな事ない。ありがとう」ギュウウ

百合香「ありがと、ございます……」ギュウウ



……。

幸せだった。


百合香「……あの」

百合香「もうひとつ、言わなくちゃいけない事があるんです」


祥介「……聞かせて」

百合香「……」

百合香「祥介はお店に来てくれた時、いつもわたしを見ていてくれましたね……」

百合香「ありがとうございます」

祥介「……」

百合香「わたしはいつも眠たそうにしてましたね、ごめんなさい……」クス

百合香「……今も、ものすごーい睡眠不足です」

祥介「眠いなら、今寝ても良いから……」

百合香「……」

百合香「あの、ですね」

百合香「驚かないで、聞いてください」




百合香「わたし……精液を飲まないと眠れないんです」


祥介「!!」

祥介「……」

祥介「なんで……?」

百合香「……ごめんなさい」

百合香は心の底から苦心しているように言葉を絞る。

百合香「眠気は来るんです。けれど眠れない……!」

百合香「頭が痛くて痛くて……」

百合香「わたしを、寝かせてくれないんです……!」

祥介「…………」

掛ける言葉が見つからない。何も言ってやれないまま、百合香の悲痛な声がこだまする。

百合香「それにっ、わたし夢を見て」

祥介「夢……?」

百合香「嫌な夢、怖い夢、ずっと!」


百合香「ひとりで寝ると必ず、わたしは……わたしは……!」プルプルプルプルプルプル


祥介「百合香、百合香……。もういい……」ギュッ

百合香「寝たい……! 眠れないの……!」ポロポロ

祥介「俺が、いるから……」ギュウッ

百合香「しょう、すけぇ……わたし、をっ、嫌わないで……」

祥介「……!」ギュウウッ


百合香「しょう、すけ……」グスグス

祥介「……」ギュッ

百合香「たすけ、て……」

俺は、彼女がピンサロなんかで働いている理由をようやく理解した。

出来るだけ早くお客をイかせ、精液を飲む。
時間が来るまでのほんの十数分、失礼を承知で寝かせてもらう。
お客に見捨てられる事に、何かの悪夢にただ怯えながら。

彼女の家の事がよぎった。親は何をやっているのかと。
それも答えが分かってしまった。
脱水症状を起こしてしまった事が、単なる不注意でないとしたら。
彼女が細身である事は、痩身であるとも言い換えられる。

きっと、そういう家庭なのだ。


祥介(くそ……)

胸の中を黒い感情が渦巻く。
今日食が細かったのも、恐らくは普段食べていない事によるものだろう。胃が受け付けないのだ。
俺はやり場のない怒りを感じた。

百合香「祥介……」ギュッ

祥介「……昨日、何時間寝た」

百合香「……あのあと、お客さんふたり。30分くらい」

祥介「……」


祥介「……」スッ

百合香「……?」

祥介「俺で、良ければ……協力する」ボロン

百合香「っ/// 祥介……」

祥介「下心がない訳じゃないけど、さ」

それまで酷く怯えて不安定だった様子の百合香が、いつもの落ち着いた表情に戻っていた。

百合香「ありがとう……」

祥介(防犯カメラは……この辺にはないよな)キョロキョロ

百合香「毛布被れば外から見えないよね……」バサッ

祥介(……ちょっとスリリング)///
百合香(ふふ。祥介興奮してるんだ……もうおっきい)

百合香「じゃあ、行く」チュッ
祥介「! ちょ、タンマタンマ!」


百合香「ふぇ……?」プチュ

祥介「あの、いつもみたいに思い切り吸われると、声抑えられないっていうか……///」

百合香(そっか。バレちゃう)

祥介「ほら、時間はたくさんあるからさ……優しく」

百合香「……普通のフェラ、した事ない。いつもディープスロートだった」

百合香(早く出して欲しいけど)

百合香(祥介なら、楽しませてあげても良いかな)チュッ

祥介「っ……!」ブルッ

百合香「……教えてね、祥介の気持ちいいフェラチオ」ピチャピチャ


祥介「……!……!」

百合香「はぁ……ぁ……んちゅ、じゅるる……」

祥介(い、いつもと雰囲気違うな……)

百合香「ごめん、祥介。吸い付いてしゃぶる以外分からない……どうすれば良いの」

祥介「両手と、舌使って……」

百合香「うん」キュウ

祥介「っ。唇は使わないように、両手で挟んだまま、舌で先っぽを……」

百合香「……」

祥介「……百合香?」

百合香「……エッチな事だと真剣な祥介可愛い」
祥介「い、言うな///」


百合香「ふふっ……」レロン

百合香の雰囲気が、いつもと違う。なんか、甘ったるいというか、蠱惑的というか……。

百合香「いつもお口の中でしてる事を、お口の外ですれば良いんですよね……?」

百合香「こうやって……こうやって」レロレロ

たっぷりと唾液の乗った舌がチロチロ蠢く。
下から上に、下から上に、あの軟らかくてプリプリした舌が、何度も……。

祥介「……くぅ……」ゾク

百合香「ふふふ、おちんちんぴくってした……。握ってるから、分かっちゃいますよ……?」

祥介「う、く……」

百合香が、視線を逸らしてくれない。あの大きな瞳が甘ったるく細って、とろけた薄紅の舌から目を離させてくれない。

百合香「舐めちゃいますか……? 舐めちゃいますか……?」チュルン チュルチュル

百合香に愛情が籠もると、こんなに、こんな風になってしまうのか……。

祥介「く……頼む」


女の舌がこんなになまめかしく見えたのは、長らくピンサロに通っていても初めてだ。
滴るほど濡れた粘膜がくねくねぴちゃぴちゃ蠕動している様を見て、指でも口でも肉棒でも巻き込ませたくならない男はいないだろう。
掌の温もりに包まれた肉棒が、期待で震えた。

百合香「じゃ……舐めちゃうね」ペロッ

祥介「うく……っ」

百合香「ぺろ、ぴちゅ……れろれろぉ……」

百合香は俺と視線を交わしたまま、亀頭の肉を細かく舐め上げた。背筋から脳髄に震え上がるような電流が走る。

祥介「ふっ、くっ……ああ」

百合香「ぺちゅっ、ぺちゅっ……これで良いの?」

祥介「あ、ああ……続けて……」

百合香「ん、ふ……。れぇ……」

祥介「あぁ……それ……!」

裏筋に広く押し付けられた百合香の舌がうねうねと蠕動するように動く……。
普段は口の中で行われている技に、刷り込まれた快感がフラッシュバックさせられてしまう。

百合香「これ、良いんだ……もっとしてあげる」ウニュウニュ

祥介「あああ……!」


祥介「くうぅ……」

百合香「また、舐めるね……ぺろ、れりゅれりゅ~……へはぁ……っ」

祥介「ゆり、か……唾液、すご……」

百合香「よだれで、いっぱいこすると、男の人は我慢できない。だからよだれ勝手に出ちゃうの」

百合香「れえ~ろっ……、いっぱい付けちゃったよ。んっ……んうんっんっ、ちゅぴ、ちろちろちろちろ~……♪」

祥介「あ、が、がっ……!」

舐めフェラなら瞬殺される事はないと思っていた。だが口技のプロだけあってすぐにコツを掴んだようで、舌の動きが魔性を帯びてくる。腰がじいんじいんと痺れてきた。
軟らかすぎる舌に鈴口がちろちろちろちろと削られて、固くなった舌が時々ぷりゅんと弾けるとそれだけで息が止まる。

百合香「ねぇ、ひょうふけ……きもひいい……?」

祥介「あ、あぁ……くうっ」


祥介(だが何よりやばいのは、この……)


百合香「してほひいこと、あったら、ぺちゅ、いっふぇ……♪」


祥介(いつも事務的な百合香が、すごい、蕩けそうな、言葉を……ああっ)


百合香「くりゅくりゅくりゅ~♪」

祥介「あ、あああ、ああっ」

百合香「今度は柔らかく、くりゅ……くりゅ……くりゅっ……♪」

祥介「あ、あ、あ……」

軟らかい舌と弾力のある舌が雁首の周りをぬらぬらと這い回り、感触の違いを否応なしに味わわせてくる。
祈るように組まれた百合香の手の中で、俺は震えていた。

何も考えられなくなるような快感に、もう辛抱ならない。
ちょっと咥内でシェイクされたり竿を手で扱かれたりしたら弾けてしまいそうだ。

祥介「百合香……、く、唇も使って」

百合香「ぺろ、ぺちゅっ……。吸わなければ良いんだよね」

百合香「……ちゅ」


百合香「ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、れぇ……ろ。ぺしょぺしょ、ぷちゅるるる……」


百合香「ぷちゅっ。ちゅる……ちゅ……る……」

祥介(う、わ。急に唇が、ねちこっく……ああ、くそっ、くそっ……!)

亀頭についばむようなキスの雨が降ったかと思えば、恋人に交わすようなゆっくりと擦れる接吻で狂わされる。
薄い桜色の唇の瑞々しい粘膜にやられ、肉棒の中心が熱い熱を持ってどくどくと疼き始めた。
積もり積もった快感が尿道から溢れてきている。先走り汁が垂れ流しになっているみたいだ。

百合香「ぴ、ちゅう……ん、出そう……?」

祥介「イキ、そう。いつもならもうイってる……」

百合香「唇でしごいたり、バキュームしたりしてないもんね……。吸わないから、お口に入れてあげよっか?」

祥介「いや、その……もっと楽しみたい、かな」///

いいエロさだ
自分的には名前はいらんなー
男と女と源氏名表記だけが読みやすい

>>98
ありがとうございます
名前はひとつ意味を持ちますのでずっとこのままです

次に何か書く時はそうする事と思います


百合香「じゃあ、手の使い方も教えてくれますか……?」

祥介「い、今手でされたらすぐにイってしまいます」

百合香「……ふふ」キュウ

祥介「!」ゾク

百合香の小さくてすべすべの手が、俺の竿を一瞬だけ締め付けた。

百合香「……」

祥介「……?」

百合香「……」キュウ

祥介「……っ、あ」

百合香「……」

祥介(う、あ。あったけえ……)

百合香「……」キュウ

祥介「……っ、うう、百合香っ」

親指の付け根の肉が、時間を置いてたまらない圧力を掛けてくる。


百合香「教えてくれないと……ずっとこのままですよ?」キュウ

祥介「ああっ」

百合香「やっとこういう事ができたんですから……素直になってください」

祥介(こ、こういう事……って?)

百合香「……」

百合香「…………」

祥介(ま、まだ……?)

百合香「」キュウ
祥介「うあっ」ビクン

百合香「祥介……」ジィ

祥介「」プチン



祥介「……手、ほどいて」


散々焦らされて、もう欲求を我慢できない。
百合香のくれる快楽で弾けてしまいたい。

人は往々にして、欲望を相手にぶつける事より欲求を相手に伝える事を恥ずかしく思う。しかし、それを上回る程に俺の心身は彼女にだらしなく屈服していた。

祥介「……両手によだれ、垂らして」

百合香「……れぇ」ツゥ

祥介「もっとたくさん。どろどろになるくらいまで」

百合香「へはっ……」

百合香「……」トロォ

祥介「ちんこの上で、よだれ、垂らしたまま、手で、くちゅくちゅ、って……///」

百合香(……。くちゅくちゅ)ダラダラ

百合香「分かった」


百合香「……」クチュ
祥介「……っ」

右の掌が、とっぷり溜まった唾液を亀頭に塗り付ける。
左の手は、反り返る肉棒を引き止めるように軽く曲がって添えられている。

指がばらばらに動き出した。

百合香「ん……」クチュクチュクチュ

祥介「あ……!」

温かい淫らな液が補填され続ける中、開いたり閉じたりする百合香の指が個別に肉棒をこね回す。腰が抜けそうだ。
不意に漏れた自分の喘ぎ声が外に聞こえてないか不安になったが、ぬりゅぬりゅとカリが揉み回された途端に思考が焼き切れた。

百合香「へ、はぁ……これでいい?」ヌチャヌチャヌチャヌチャ・・・・

祥介「あ、ああ、イ、イキそう……!」ブルブルブル

百合香「……いいよ、だして」チュ

百合香の唇が優しく亀頭に吸い付いた。
ぞわぞわとした疼きが尿道から駆け上がっていく。



祥介「ああ!あ、ああっ、う、くぁ……」ビュルルル ビュル ビュビュッ

百合香「んっ。……」コクコクコクコクコクコク


祥介「……くあぁ」ビュ

百合香「ちゅうう……ぷちゅ」

溜まりに溜まった精液が、肉棒から百合香の咥内に解放されていく。
ひとしきり脈動が収まったのを確認して、百合香は名残惜しそうに唇を離した。

百合香「ん、く……」ゴクン

祥介「はあ、はあ、百合香……?」

百合香「飲まないと、眠れないから……///」

そう言いつつも、彼女は毛布を被って頬を緩めていた。
共に仰向けになるように、肩を抱く。甘い倦怠感の中、ペアフラットシートに転がした。

百合香「上手くできました……?」

祥介「ああ、すごい気持ち良かった」


祥介(そだ、ちんこ拭いて、ズボン履かないと……)

百合香「……」トローン

祥介「……眠い?」

百合香「はい……」

祥介「……」

祥介(やっぱ良いか)グイッ

百合香(あ……腕枕……♪)

祥介「お休み、百合香」ギュ

百合香「どこにもいかないでくださいよ」ギュ

祥介「ああ、行かないよ」


百合香「……」スゥ


百合香「」スヤスヤ

祥介(寝たか)

祥介(ズボンだけ履いて、と)モゾモゾ

百合香「」グッスリ

祥介(あと2時間で起きるかなー)


百合香「ん……」スピー

祥介(かわいい)


祥介「……」

祥介「…………」

祥介「……zzz」




百合香(……起きないと)パチ

祥介の腕「」ギュウ

祥介「……zzz」

百合香(まだ寝てていいんだ)

百合香(あったかい……)ボンヤリ

百合香(二度寝、二度寝……かぁ……)ウトウト


2人「……zzz」

……。
…………。
………………。

祥介「」パチ
百合香「」ムクリ

祥介「……今何時」

百合香「えーと……、3時20分」

祥介「そろそろか。何か飲み物持ってこよっか?」

百合香「ん……」コクコク

……。

祥介「サイダーとアイスティーどっちが良い?」

百合香「サイダー」

祥介「ほい」

百合香「ん」ゴクゴク

祥介「ふう」ゴクゴク

祥介「時間だし、出よっか」


エレベーター「ガショーン」

祥介「……ふいー」1カイ

百合香「ふわぁ……」

エレベーター「ピシャ」

祥介「しゃっきりしないね」

百合香「うん」

祥介「時間も中途半端だしね」

百合香「うん」

祥介「お茶にする?」

百合香「さっき飲んだから大丈夫」

祥介「……」

エレベーター「ガショーン」

祥介「公園でも行かない? 話がしたい」


……。

祥介「公園なんてしばらく来てなかったな」

祥介「遊んでく?」フフ

百合香「……暑い」

祥介「冗談」

……。

俺たちは立ったまま木陰の下で寄り添った。ピタリとくっついてる訳じゃなくて、何となく15cmくらい距離があったけど、ちょうど良かった。

祥介「良く寝れた?」

百合香「すごく気持ちよかったです……。あんなに気持ちいい睡眠、いつぶりだったかな」

寝ぼけから覚めた百合香は、今までになくはっきりと言葉を発するようになった。
いつかは明るくハキハキと喋るようになるかもしれない。

百合香「祥介はその、楽しかった、ですか?///」

祥介「……」

俺は何も言わず、百合香の短髪をさらりと一撫で。

百合香「……♪」


祥介「百合香はどの辺に住んでるの?」

百合香「×××。こっから2駅です」

祥介「そっか」

百合香「祥介は?」

祥介「この辺に一人暮らしだな」

百合香「……」


百合香「あの」

祥介「待った。待った……」

お互いに覗く横顔が、何より如実に言わんとする事を伝える。胸の高鳴りと、不安。
俺はまだ気持ちの整理がついていなかった。


百合香「そう……ですか」

祥介「それも待った」

祥介「今話したら、心にも無い事言っちゃいそうなんだ」

百合香「祥介も?」

祥介「百合香もか」



百合香「今のわたし、いろんな言い訳並べてます」

そう言う彼女の横顔は少し赤く、切なそう。

祥介「俺なんかもっと並べてる」

百合香「どっちにですか?」

祥介「どっちにしろ」



百合香「……ふふ」タタタ


祥介「百合香?」


百合香「」スゥ

百合香「……あっそびましょー、しょーすけさんっ!」



ちょうど先程俺の精液を吸ったような形に手を象り、百合香は笑う。
その粗製のメガホンは声以上の何かを届けてくれた。

祥介「……」

祥介「……自分で暑いって言ったばかりだろ?」フフフ

百合香「その時はその時です!」ブランコ

祥介「……おう」ブランコ



隣のブランコには、可愛いとも違う綺麗とも違う、良い顔の百合香が揺れていた。
よくよく考えてみると俺の方が大きく揺れていた。


祥介「楽しいな」ギーコギーコ

百合香「楽しいです」キィキィ



百合香「疲れたら、休憩しましょう」キィキィ

祥介「おう」ギーコギーコ

百合香「飲み物も飲みたいです」キィキィ

祥介「俺アイス食いたいな」ギーコギーコ

百合香「わたしにも半分ください」キィキィ

祥介「一本くらいやるよ」ギーコギーコ

百合香「半分こが良いんです」キィキィ

祥介「ワガママめ」ギーコギーコ

百合香「出来る事をお願いしてるんですよ? ワガママじゃないです」ギーコギーコ

祥介「じゃあしょうがないな」ギシッ!ギシッ!

百合香「しょうがないんです」ギーコギーコ


…………。

祥介「……」

百合香「疲れました」

祥介「だな。30分以上漕いでたのか……」

百合香「汗すごいんで、シャワー浴びたいです」

祥介「だな」


祥介「まあ、百合香がどうしてもって言うならシャワー貸してやろっかな……」クス

百合香「背に腹は代えられないし、祥介のお家に連れ込まれてあげますか……」クス

2人「……」フフ

百合香「都合の良い事言って……」キュウ

祥介「誰かさんの世話が焼けるからな……」ギュッ


…………。

祥介「こうして俺は百合香をアパートに招く事になった」

祥介「……」

祥介「簡単に言ったけど、大変な事だ」

祥介「一人暮らしの男の下で無防備な姿を晒す事がどういう事か、お互いにそれが分からない歳でもなかった」

祥介「しかも初デートでだぞ」

祥介「……お互いに分かっているんだ。その行動が、浮ついた思考や急きから来ている訳でない事は」



祥介「予感があった」

祥介「俺たちは、変わる」
祥介「そして戻れない」
祥介「お互いの関係だけじゃなく、俺たちが変わる」
祥介「俺たちを取り巻くものが変わる」


祥介「破滅願望と前に言っただろうか。きっと、それなんだ」


…………。

祥介「……いらっしゃい」ガチャ

百合香「おじゃまします」ソワソワ

靴を揃えて上がり客間兼和室兼寝室に通す。既に点いていたエアコンを最大まで強くした。
俺が借りている部屋は風呂トイレガスコンロが付いてさらに二部屋とかなり豪勢。親が心配性だからか、家事以外では不自由のない生活を送れている。

祥介「何か飲むか? それとも先にシャワー浴びる?」

百合香「シャワー借りていいですか」

祥介「場所は分かるよな。洗面具は、好きに使って良いから」

百合香「……。軽く流すだけだから……」

祥介「……。汗だくでしょうがないし、洗っちゃいなよ」

百合香「はい……」

2人「……」

百合香「あ、浴びてきますね」

祥介「お、おう……」


給湯器のスイッチを入れ、百合香が消えた浴室のドアを見やる。

すぐにバシャバシャとした水音が聞こえてきたので、俺はひとまず安心してグラスにお茶と氷を入れた。
洗濯機から洗濯物を出し、テキパキと畳んでタンスにしまう。ついでに右手の恋人達も引き出しの奥に避難させる。

つとめて、友達を家に招くような気構えでいようと尽力した。

……。

祥介「着替えどうするんだ!」


…………。


百合香「シャワー、ありがとうございます……///」

百合香「……うう」チョローン

祥介「まあまあ、したかないよ」

百合香「すごい動揺してるじゃないですか……」

エアコンの効いた和室に百合香が戻ってきた。裸にTシャツと短パンで。

百合香「すーすーします……。もう少しどうにかなりませんか……」

祥介「非常時故いたしたかなし」

百合香「やっぱり動揺してるじゃないですか……」

短パンは何とか紐を縛っているが、シャツはガボガボ。小さな右肩が完全に露出してしまっている。
丈も明らかに長く、時々短パンが完全に隠れてしまうので、何か、もう、いかがわしい。

百合香「……座っていいですか」ペタン

祥介「どうぞどうぞどうぞ」(太もも太もも)

百合香「お茶もらいますね」グイッ

祥介「どうぞどうぞどうぞ」(腋チラ腋チラ)

百合香「ダチョウ倶楽部ですか……」


……。

百合香「パピコですか」

祥介「半分この帝王だからね」

百合香「いただきます」

……。

百合香「祥介の家綺麗ですね。なんかありますか?」ガサゴソ

祥介「ま、前屈みはダメ!後ろ屈みなら良いから!」

百合香「それ、のけぞるって言う……」

……。

百合香「」ウツラウツラ

祥介「……眠いか?」ナデナデ

百合香「少し……」ピト

祥介「……///」

百合香「……///」


祥介「百合香」

百合香「はい」

祥介「もう日が落ちたぞ。7時だ」

百合香「そんな事最初から分かってました」

おかしな会話だ。しかし言わんとする事は分かる。
百合香の私服を洗っている洗濯機の音がしばらく響いていた。

祥介「……家の人、心配するぞ」

百合香「しないです」

祥介「百合香……けじめは、付けよう」

百合香「帰りたくないです」

クッションを枕に転がる俺と、壁際で体育座りをしている百合香。

祥介「百合香」

百合香「迷惑だとは分かってます。でも……」

百合香「……わたしは、祥介の傍で眠りたいんです」

……迷惑なんかじゃない。ただ、俺は溺れて転げて壊れてしまいそうなのだ。


百合香「いただきます」

祥介「……」

白だしと、氷と、そうめん。ネギと、オクラと、梅。
以上、夕食。
複雑な心境にはあっさりとした味が良い。

百合香「これなら全部食べられそうです……」チュルチュル

祥介「……」チュルチュル

百合香「……」
百合香(祥介、怖い)

たくさんの仕方ないを重ね、俺と百合香はここにいる。
思えば、今まで起きた事は仕方ない事ばかりだった。

偶然だから仕方ない。
気になったから仕方ない。
脱水症状だから仕方ない。
泣かれたくないから仕方ない。
寝られないから仕方ない。
汗かいたから仕方ない。
服が乾かないから仕方ない。

その中に、どれだけの想いをごまかしてきたのだろう。


祥介「百合香」

百合香「ふぁい?」チュルチュル

祥介「今日は、泊まっていけ」

祥介「あと、これからもここに来い」

祥介「……ごちそうさま」ゴトッ

…………。

ガラッ

百合香「おかえり」

祥介「……もっかいシャワー浴びるか?」

百合香「平気」

俺は黙って押し入れを開け、布団を敷く。寝転がった横に、百合香が正座した。

百合香「祥介……」

…………。

……百合香の口淫はいつも通り強烈であっという間に終わった。それが有り難かった。


――――――。

『…る……ぇ…………う!』

やめて……。

『……な……が、……た…………れる………………ょ!』

やめて…………!


『あんた…誰か…も……され…! 独………る! …ず! ……の時…なったら……』




『あんたを絶対に』

「ぃ、いやああああぁぁぁっ!!!」
「助けてっ、助けっ、うああっ、ああああ!!」
「助けて! 助けて!! うあっ、たすっ、たす……?」


祥介「ううん……」ムニャムニャ


百合香「しょうすけ……」


…………。

祥介「……」パチ

祥介「……百合香?」ムクリ

祥介(昨日のシャツと短パン。畳まれてる)

祥介(……。この紙は……)

[昨日はたくさんわがままを言ってごめんなさい
 きのうは楽しかったです
 スガヤさんに迷わくがかかるので、もう来ません
 ありがとうございました

 篠澤百合香]

祥介「……」
祥介(靴がないな。当然か)

祥介(……ん?)

祥介「……」バサッ


~朝6時・公園~

百合香「……」

百合香「祥介……」ジワァ

(♪WA 荒野の果てへ)

百合香「……スゥ」

百合香「ルルルル……ルル、ルルル……」

百合香「ルルルル……ルル、ルルル……!」

百合香「ラララルラ、ララー……!」ジワ・・・

百合香「ララルラ、ララ……」

百合香「ルララー……」

百合香「ル、ル……」ポタポタ


祥介「……っ、……っ」ギャッギャッギャッギャッ

祥介(あの馬鹿たれ……!)タッタッタッタッ

祥介「クソ、駅に、いないのか……!?」タッタッタッタッ

祥介(チャリを乗り降り乗り降り、トライアスロンじゃあるまいし……!)ギャッギャッギャッギャッ


祥介(百合香……どこにいるんだ……)



……。

祥介「……?」

……~……~。

祥介「何の音だ……?」

……♪~……♪~。


百合香「ルルル、ルララーラルール、ルルルル……ルル……」

百合香(ルルルッ、ルル)「ララララ、ララ、ラララ……」

百合香「ララララー、ララ、ラララ……!」

百合香「ラララルラ、ララ……」

百合香「ララルラ、ララ……」


「ルララ……」

百合香「」パッ



祥介「ル、ル……」


祥介「……懐かしい口笛だ」


祥介「ほれ。財布」ポイ

百合香「きゃっ」パシッ

祥介「肝心な所で忘れもんしやがって。帰れなくて途方に暮れてたんだろ?」

百合香「……」コクリ

祥介「んで言葉が詰まって口笛か」

百合香「……」

祥介「百合香、口笛上手いんだな。めちゃくちゃ上手い」

百合香「…………」フルフル


祥介「悪い奴に捕まってなくて良かったよ、まったく」

百合香「……」

百合香は俺の前でどうして良いのか分からず立ち往生している。
俺は手首のあたりにそっと触れ、持ち上げた。

祥介「帰るぞ」

百合香「……え?」

祥介「お前の寝床は俺の横だ。……これ以上言わせないでくれ」

百合香「あ……」

……。

祥介「朝メシは?」

百合香「……食べる」

祥介「コンビニ寄って帰ろう」


~祥介の部屋~

祥介「……またそうめんかよ」

百合香「……そばもほとんど一緒です」

祥介「まあな。暑いからさっぱりしたの食いたい」

百合香「割りばし」

祥介「サンキュ」

……。

そば・そうめん「」

百合香「片付けます」

祥介「良いよ。あとで俺がやる」

祥介「……なあ百合香、どうして出て行った」

百合香「……夢を見ました」

百合香「祥介が横にいるのに、怖い夢を見ました」

祥介「……」


百合香「理由は分かってます」

祥介「……」

百合香「安心して眠れなかったからです」

百合香「……どうしてか分かりますか」

祥介「ごめんな」

百合香「わたし、祥介の精液を飲んで、横で寝るのが好きでした。大好きで、心待ちにしていました……」ジワ

百合香「……今度こそ、帰ります」グスッ


祥介「――――」


立ち上がる百合香と共に立ち上がり。

祥介「……っ」
百合香「きゃっ、ちょ……」

背を向けた百合香に覆い被さるよう抱き締める。





俺は、『仕方なくない』事をしている。

やっと。





祥介「なあ、百合香」ギュウウウ
百合香「しょうすけ、やめ……!」



祥介「お前が好きだったのは、寝床だけか?」


百合香の力が抜けた。
抱かれるままに、完全に。


百合香「……」ポタ

祥介「精液……だけか?」

百合香「……!」ポロポロポロ

百合香「ひぐっ、うう……!」








百合香「ぞれだけじゃ、なぐでも良いですか……!」



前編・了


なんか微妙になったのは分かってる
プロットも何もないから許して……

最近夜は忙しいので、また気が向いたら書いていきます




……あれから時は過ぎ、ピンサロで彼女と出会ってから4月経つ。

彼女が始めて俺の部屋に泊まりに来てからはひと月経つが、その間に俺の生活にはある変化が訪れていた。


時は葉月、その頭。


祥介「ふう……暑い」ガチャ

百合香「おかえり」

祥介「ん、ただいま」


変化というのは、日中から百合香が俺の部屋に居着くようになった事だ。
少し溜まった洗濯物の中に少しずつ百合香の衣類が増えていっている事が、同棲生活という現状を提起していた。


もちろん、それに異論はない。

それどころか、知らぬ間に洗い物が消えていたり、洗濯物がタンスに収まっていたり、溜まったゴミが階下に置かれていたりしている。
独り暮らしである俺にとってありがたい話であった。

祥介「外38℃だってよ。やってらんねー」ドサッ

百合香「和室エアコン効いてますよー。こっち来たらー」

祥介「シャワー浴びたらなー。土産あるからあとで一緒に食おうぜー」

今は夏休みで大学も完全に休みだが、逆にバイトの時間は増える。
午前中から15時まではスーパーにいる事がほとんどだった。

>>149
うわ、基本誤字。
始めて→初めて

すいません


ガラッ

祥介「うおー涼しい」

百合香「お疲れさま」フッハッヒラケ ヒカエヨ!

祥介「……上手くなったなー」

百合香「ん」エヌマーエリシュ!

百合香が日中俺を待っている時は格ゲーをしている事が多かった。なんかメキメキ強くなっている気がする。

祥介「俺もやっていい?」

百合香「……せっかく帰ってきたから終わりにしようと思ってた」モハヤユルサン! ゲートオブバビローン!

祥介「わあつよい」

…………。


百合香「ん……、ちゅぴ、……」ピチャピチャ

祥介「く、う……」

そして度々、『お昼寝』を欲求される。

百合香「……。れりゅ、はっ……」クリクリ

祥介「うおっ、どこ、舐めて……!」

百合香「祥介は、我慢する時太ももに力が入る」レロレロ

亀頭から口を離し、百合香の頭が股下に侵入してきた。ももの付け根や蟻の門渡りにぬらぬらと柔らかい圧力が這い回り、奇妙なくすぐったさが腰を支配する。
使わない両手は肉棒をただやんわりと包む。

祥介「なんか、それくすぐったい……!」ビクッ

百合香「気持ちいい……?」クチュクチュ

祥介「あ、あー! あー!」ガクン

亀頭を包む手がくにゅくにゅと収縮し始めた。


百合香「れぇ、れろ、れりゅ、れろれろれろれろ……」クニュクニュクニュ

祥介「だ、だああっ!?」

気持ちいい。これ気持ちよすぎる。唾液に濡れた手が亀頭を揉み、つんと尖った舌が力の入らない会陰部を何度もなぞりあげる。

特に蟻の門の下らへんに舌が来るとどうしても尻がヒクヒクしてしまって恥ずかしいがそっちに気を取られてる間に手が段々甘く締め付けてきてイきそうになって腰に力を入れようとしたら舌がアナルをかすめてもう訳が分からない。

百合香「んちゅ、へはぁ……えるえる」トロー・・・・

百合香「我慢しないで良いからね……」クチャクチャクチャクチクチクチクチ・・・・・!
祥介「あっ出る、出るっ……!」ガクガクガク・・・・!

百合香「……ちゅっ」

ブビュルルル!!

百合香「んっ! ちゅう、んんっ……」ゴクゴクゴクゴクゴク

祥介「くあ……あぁ……」ビュクッ ビュクッ ビュクッ ビュッ ビュ・・・・


祥介「はー、はー……」

百合香「んっ……」ゴクン

百合香「……濡れタオル持ってくるね」

>ジャー ビチャビチャ ビチャビチャビチャ

百合香「しつれい……」フキフキ

祥介「ありがとう」クター

百合香は既にまどろみかけている様子。俺の股間を拭いたタオルをその辺に投げ、布団に転がった俺の腕の中に入ってきた。
祥介「……」ギュウ

百合香「……♪」モゾモゾ

百合香「しょうすけ、気持ちよかった……? じょーずに、なったかな……」ウツラウツラ

祥介「ああ、満足だよ……」ナデナデ

百合香「良かったぁ……えへへ……///」キュッ

百合香「」スウスウ

祥介(……くそう。かわいい)ナデナデナデ


百合香「」スヤスヤ

祥介「……」ナデナデ

俺は、恋心を抱いている。

祥介(暑い)モゾモゾ

百合香「ん……」ギュ

祥介「……どこにもいかねーよ」

百合香も、少なからず俺に好意を抱いてくれている。

祥介(俺も甘えて良いよな)ムギュ

祥介(髪、サラサラ)

祥介(いい匂い)スゥ

祥介(背中、小さくて柔らかい……)キュウ

祥介(いいな、百合香って)

祥介(お風呂出たら、また一緒に寝よう……)ウツラウツラ


百合香「へむ、じゅるる! ちゅっぱちゅっぱちゅっぱ……」

その日の夜、アパートの暗い一室に、粘液と粘体の絡む音だけが響く。
唇を主とした戯れは最高潮を迎えようとしていた。

祥介「う、あ、百合香……!」ブルッ

百合香「出して、んっ、精液ちょうだい……! はむ、じゅぽじゅぽ、じゅっぽじゅっぽじゅっぽじゅっぽ!」

ドクン! ビュルルッ!!

百合香「ん! ちゅう、ちゅううううう!!」ジュルルル

祥介「うあ……!? 百合香、吸いすぎ……!」ビクン

射精した肉棒にすぼめた舌を絡ませながら吸引するという、百合香独特の口技が浴びせられた。

百合香(量、少ない……もっと欲しい……)ジュズズズズズ―――

祥介「あっ、百合香っ、やめ、また出ちま、ああん!」ビュクンビュクンビュクン

百合香「ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ」ズロロロロロロ

祥介「――や、ふゃああああああん! そんなに吸っちゃ、いやあぁ!!///」ドクドクドクドク

百合香(もっと……もっと欲しい……)

――――。


……。

祥介「……」パチ

百合香「……」タイイクズワリ

ズキ

祥介「う……」クラクラ


祥介『あっ、百合香、もっ、らめぇ』

百合香『ジュズルルルルルル』
祥介『はぁ、こんな、無理だよぉ……』

祥介『……』パタリ


祥介(身体が熱い)

祥介(……熱か)ムクリ

祥介「百合香、起きてるか」

祥介「……」


百合香「……」

祥介「わーきーばーらー」ツン

百合香「ひゃう!?」ビクッ

祥介「やっぱ起きてたな」

百合香「うう……」

……。

祥介「38度9分。うーん、アウトだな」

百合香「ごめんなさい……」

祥介「精液吸われてノックアウトとか男として恥ずかしいんだが」

百合香「ごめんなさい…………」

祥介「バイト先に連絡入れとくか」ピポパ

百合香「ごめんなさいごめんなさい……」


毎日盛大に精液を噴火させていれば体調もおかしくなる。
百合香によれば、最近精液が薄くなってきたとの事。もう一杯、もう一杯と気絶するまで吸い尽くされてしまったらしい。

ビールサーバーか俺は。

祥介「まったく……」

百合香「祥介、ごめんなさいぃ……」

俺はちょっと涙目の百合香ににじり寄り、肩を掴んで押し倒した。

祥介「無惨に散っていった遺伝子の恨み~……」

百合香「うわああごめんなさいごめんなさいいい!」

俺は無慈悲にも百合香の顔に手を伸ばした。

祥介「お仕置きだべ~!」ムニュムニュ

百合香「ぷぎ!」

祥介「悪いお口はこの口かぁ~!」ムニムニ

百合香「はにふにゅ、ゆるひてくらひゃい~!」


…………。

百合香「うぅ……」チョットイタイ

祥介「さて次は……」ワキワキ


祥介「」ドサッ

百合香「……え?」

正直、ふざけていられる体力はここまでだった。全身の力が抜け、俺は百合香の太ももに倒れ伏した。

祥介「百合香よ……」ズキズキ

百合香「は、はい……」

祥介「貴様を、看病の刑に処す……お腹に優しいご飯を作るのだ……」グッタリ

百合香「え……あの、本当に昨日はごめんなさ」

祥介「煩いぞぉ、貴様……それは、ほっぺむにむにの刑により、裁かれたのだ……膝枕の刑も、追加、されたい、のか……」ズルズル

祥介「……zzz」バタンキュー

百合香「祥介……」ナデナデ

百合香「……そんな事言われたら、いくらでも悪い事しちゃうじゃないですか」クスッ


祥介「……ううぅ」グッタリ

百合香(辛そう)

冷房「せやな」シュゴー
布団「せやせや」バサッ

百合香「……」


百合香(いつも、この人は、こうして……)ピトッ

百合香(こうやって、そばにいてくれた……)ナデナデ

百合香(……ありがとう)

百合香(わたし、最近は眠くないんだよ)ギュウ

百合香(世界が、はっきり見える。感じられる)

百合香(自分を、自分で考えられる)スクッ

祥介「うぅ、ん……」

百合香(この人の、おかげ)

百合香(祥介……)

百合香「待ってて」


トントン

祥介「ん……」パチ

目を覚ますと、湯気をまとった白い糸が何本も差し出されていた。
ひんやりとした手が、柔らかく額に乗る。きつい頭痛が少し和らいだような気がした。


百合香「そのままで良いですよ」ニコ

百合香「口を開けてもらえますか……?」スッ

祥介「……んあ」

祥介「……」チュルル

百合香「ゆっくりで良いですからね……」クシャ

薄いしょうゆ味の煮麺だった。……おいしい。
彼女の指が、優しく髪の毛を梳く。くすぐったかった。

百合香「……」スッ

祥介「……」チュルル

百合香「……」クシャ

…………。


祥介「……ん」チュルン

百合香「食欲はそんなに落ちてないみたいですね」

祥介「ごちそうさま……」

ゆっくりと口に運ばれる少量の煮麺を20分くらいかけて食べ終わった。
百合香の手が置いてある額が熱く、また湿っている。汗をかいてきたみたいだ。

祥介「……」スッ

俺は寝たまま、精一杯腕を伸ばして可愛い百合香の頬に触れた。動かした身体の節々が痛い。

百合香「寝てた方がいいですよ……」クスッ

祥介「ありがとうな……」ナデナデ

百合香「もう……」

じっとしていない事に不服そうにしながらも、俺が頭を触りやすいように屈んでくれる。

無愛想。
だけれど、目を覚ませば優しい。

祥介「……」ナデナデ

百合香「お皿洗ってきたいんだけど……」

祥介「もう少し……」ナデナデ


その日は百合香のそばで横になっていた。
百合香はずっと枕元に座っていてくれて、申し訳ないくらいに世話を焼いてくれた。

病は気からと言うが、やはり不調が起きている時は気も病むもので、誰もいない部屋の天井を見ると人の身は独りであると思い知らされる。
その、ふと抱く自分が消えてなくなってしまいたいような心地を、逆さまになった百合香の微笑みが遮るのだった。

祥介「……」ウツラウツラ

ああ。百合香の気持ちが分かる。
純粋な病かは分からないけど、病んでいる身を思って独り眠りに着くのは堪えられない。

祥介「カーテン開けて」

百合香「……?」シャッ

祥介「月が綺麗」

百合香「……下弦」

俺はずっと遠くを見る。
背筋と太ももの裏が痛い。
百合香はこんな心持ちで心身を休めていたのか。

祥介「……眠れないか?」

百合香「……。スースー」

百合香と眠りたい。
回復したら、それを叶えよう。


――――――。

百合香「……もう良いの?」

祥介「ん、大丈夫だ。ありがとな」

あれから2日経ち、百合香が甲斐甲斐しく世話をしてくれたおかげで体調は回復していた。熱も引いたし気分も良い。
百合香は文字通り寝ずに看病してくれた。寝られずに、とも言うが……。

祥介「すまんな……回復したのにすぐ出ちゃう羽目になって」トントントン

百合香「バイトだから……仕方ないです」

祥介「んじゃ、行ってくる。めちゃくちゃしなければ好きにしてて良いから」ガチャ

百合香「……あの」

百合香は焦点の合わない瞳で俺を呼び止める。

百合香「……行って、らっしゃい///」カアァ

祥介(う……)ドキッ

祥介「行って、きます」バタン


百合香「……早く、帰ってきてね」ボソ


2人「……ごちそうさま」

牡蠣の酒蒸し、じゃがいもの素揚げ(+マヨ)、ほうれん草とベーコンの醤油炒め。あと、炊きたてご飯。
以上、夕食。このところ、お互いちゃんと食べれていなかったのでしっかり作ったつもりだ。百合香も俺の半分くらいは食べられるようになってきている。

帰りにわざわざ買ってきた牡蠣は、……まあ、そういう事だったりする。

百合香「……」

祥介「美味しかったかな」カチャカチャ

百合香「……」コクリ

祥介「眠いか?」ジャー

百合香「……」

祥介「隠さなくて良いんだぞ」ゴシゴシ

百合香「……」

祥介「俺の前では、普通にしてて良いから」
祥介「何でもないように、まあ、頼ってくれ」フキフキ

百合香「……うん」


ジャー・・・・キュッ

バタム

百合香「……///」Yシャツ+ショーツ

祥介「……///」ソワソワ

祥介「今日は、早めに寝るか……?」

百合香「うん……」コクリ

百合香「……」モゾモゾ

布団の中で横たわる俺の股下に百合香の頭が忍び込む。
普通の人にとってはそれでも頻繁な3日という日数も、同棲生活をしている俺たちにとっては久しく感じる。

フェラチオがいやらしく、特別な行為であるという再認識が、多少、いや多分に俺の興奮を高めた。
これはもはや百合香の不眠に対する療法ではなく、俺たちが生きる営みであるという実感も。

百合香「……」ズルズル

百合香「……」キュッ

手慣れた手付きで、ゆっくりとズボンが脱がされた。反り返り下腹部に着こうとする肉棒が、優しく掌に収められる。


祥介「……」

祥介(下見えないと、ドキドキする……)

百合香「……」


百合香「ぺろっ」

祥介「う」

百合香「…………ぺろ」

祥介「……っあ」

百合香「気持ち良い?」モゾ

祥介「ああ……」

百合香「……」ピト

祥介(っ。舌、裏筋に……)

百合香「……」レルレルレルレル

祥介「……!」ビクン

祥介(み、見えないと敏感になる……)


百合香「はぁ…………んちゅっ」

祥介「っ」ビクン

百合香「……っ、……!?」ビク

祥介(……百合香?)モゾ

百合香「……! しょ、祥介……」

急に百合香が身を震わせて舌を離した。挙動を少し疑問に感じたが、その前に膝に当たる柔らかい感触に気が付いた。
ちょうど左の膝の皿に当たる、シャツ越し微かにツンとした感触。

祥介(これ……)フニフニ

祥介(……あー。なるほど)スリッ

百合香「っ!」バサッ

百合香「うー……!」

布団を弾き飛ばし、腕で胸を抱いて恥じらう彼女を見て、百合香と出会ってから長らく失念していた相手への悪戯を思い付く。
もうひとつの夜の戯れ方。

百合香「……わざとですか」ジロ

祥介「さあ……?」ニヤ

月明かり、Yシャツの中に隠された肢体の輪郭を脳内でなぞり。目線が小さな肩と慎ましやかな胸を通り過ぎた時、俺の嗜虐心に火が点いていくのを感じた。


百合香「……じっとしててくださいっ」バサッ

百合香「んっ。はく……っ」チュパ

祥介「くっ」ビク

スリッ

百合香「っ、へは……んちゅう」

祥介「……っ!」ビクン

フニッ

百合香「ぅ、は……! はあっ、ぺろっ、はむ、じゅるるる!」

祥介「あ……!」ガク

クリンッ


百合香「……ん、あっ!」ビクン
百合香「………………!!///」ボカボカボカ

祥介「」ニヤニヤ

百合香「……さいてーです」

……分かってて胸を膝の上からどけないのだ。どっちもどっちである。


祥介「……」

百合香「……///」ムー

祥介「感じちゃった?」

百合香「!!///」ペシン

内太ももをはたかれた。大して痛くない。
布団の中の足先を、正座して硬直した百合香のわき腹に伸ばす。


祥介「ここ」ツウ

百合香「……っ」ゾク

祥介「感じちゃった……?」ツ ツ ツ・・・・

百合香「……!」プルプル

そのまま左の足先が、触れるように肌を上る。震えた百合香。構わず、腕で隠した乳房の下まであばらの辺りをなぞりあげる。
細い細い指先の刺激が、一拍おいて彼女の背筋に快感を走らせていると思うと、何とも言えない、たまらない。

そのまま足先を離す。首を起こすと、何とも言えない表情の百合香と視線が交わった。

祥介「……」ジィ

百合香「――」ドクン ドクン


祥介「……」ジッ

百合香「あ……」ドク ドク ドク


百合香(しょ、祥介……の、瞳……)

百合香(だ、だめ……胸、そわそわして……///)フイッ

耐えられなくなったのか、百合香が目線を斜め下に落とした。

祥介「……百合香」ジリ

百合香「だっ、だめです……! じっとしててくださいよ、私がしますから……!」グイッ

祥介「んー。じゃあさ、たまには楽しみ方を変えない?」

百合香「え……」

祥介「足で弄られるのなんて嫌だろうし、俺がもぞもぞしなければ良いんでしょ?」

百合香「あ、あの……その……」

……。


祥介「」ムラムラ
百合香「」ドキドキ

俺の視界には白い布が2枚、白い肌がふたつ。胸板に百合香の柔らかい重み、肉棒に百合香のしなやかな温もり。
百合香は俺に背を向けるようにして腰掛けていた。

百合香「……結構恥ずかしいんですからね」

祥介「もっと恥ずかしいところがあるんだな」

百合香「!///」ペシ

祥介「ちんこ叩くなよ」

跨がれた胴が百合香の脚に軽く締められる。くすぐったい。

百合香「もう……あんまり動かないでくださいね」ググッ

祥介「ちょっとなら良いのか?」


百合香「……」


百合香「ぱく……っ、えるえる……」

祥介「……っ」ビク

不意に、温かい咥内に包まれ、舌が甘く這う。熱い唾液が、肉棒をとろりと一筋伝う。
抑えがたい、腰から上る性感が、俺の筋肉を震わせ、脳を悦ばせる。

それは、胸の上の重みから与えられた快感。

百合香「ぷはっ、ふふ……♪ びくんって、しちゃったよ? またいでるから、分かっちゃいます……」

百合香「調子に乗らないでください」クチュ

祥介「ぁ……!?」ビクビクッ

百合香「屈んでないから、大丈夫って思った……? 手でくちゅくちゅされるのも、大好きだもんね……♪」

俺があまり分からないままに、俺を痺れさせる、百合香の濡れた指先。
ちょっと、積極的な、百合香。


手の刺激も口の刺激も、普段の逆さまで、慣れない。あまり長い事我慢出来そうにない。

百合香「んんっ……、はくっ。ちゅぷ、ちゅぴ……」

決行してしまおう。

祥介「……」バサッ

百合香「! ……ん、ちゅぴ、ちゅるる、じゅるるるっ」

祥介(やばっ)ゾクゾクゾク

シャツの裾をまくり上げ、白桃ないし白いショーツに包まれた百合香のお尻を露わにする。
手が掠った際、それは小ぶりで柔らかかった。
果実らしい香りというよりは、肌全体から牝らしい芳香が漂っていて、全身が本能的に熱くなっていく。

百合香「祥介の、気持ちいいところ、いっぱい知ってるんですよ? いたずらする前に、イかせちゃいますから……♪」クチュクチュクチュクチュ・・・・

まくり上げたところで、あひる座りのようになっている百合香の両膝に両手を掛け、

百合香「あうっ!?」

眼前に腰を引きずり込んだ。


百合香「ちょ、ちょっと、祥介……!」

唇に当たる柔らかい感触。
頭に抜ける濃密な匂い。

百合香のとても大切な場所。

腕の中に百合香の柔らかい身体を抱きしめ、お尻の中に視界をうずめる。
落ち着くと、密着した部分から温もりが交換されていく気がした。

百合香「しょう、すけ……。届かないよ……」ニギニギ

祥介「脚、伸ばして」

百合香「うー……」

百合香「……///」ペタン

身体が密着する。同時に粘膜らしい感触が亀頭に触れ、動き始める。

祥介「ふ……くっ……」ギュウ

百合香「ちゃぷ、ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ……れるる」

先端をゆっくり清めるだけのフェラ。でも、とても気持ち良い。この体勢がすごくしっくりくるのだ。

祥介「はぁ、は……。れるっ」




百合香「――っ!?」



祥介「百合香のココ……柔らかい」

百合香「っ、祥介……」

祥介「ああ、続けて続けて」ギュッ

祥介「……はむっ。れるれる」ギュウウ

百合香(しょ、祥介が、私の、……!)

百合香(っ……)

百合香「はむっ……れるれる」

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