モバP「野球の宴 逆襲のパリーグ」 (92)

モバマスSSです。

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まだ、書き溜め中なんですが、少し聞いてみたいことがあり、立てました。

まゆ「それでは、これで終わります」

まゆ「皆のまゆでした。うふふ」ニコッ

ワーワー

ファンA「今、俺の方向いて笑ったよな?」

ファンB「いや、俺だろ?」

P「読モやってて少しは知名度あったとはいえ、プロデュースしてみるとそのポテンシャルに驚かされるなぁ…」

P(俺がプロデュースしていいのか迷うくらいに)

まゆ「うふふ…♪」

P(あと、気のせいかもしれないけどさっきから俺に笑いかけてる気が…)

P「ま、まぁ…気のせいだよな」

スタッフ「お疲れ様でしたー」

まゆ「はい。またお願いしますね」

P「お疲れ様」

まゆ「はい。お疲れ様です。プロデューサーさんは大丈夫ですかぁ?」

P「まぁ、俺は何もしてないからな」

まゆ「だって、昨日も皆さんを送ってからお仕事なされてたんですよね?」

P「ちょっとだけな」

まゆ「新幹線で寝ててもいいんですよぉ?」

P「いや、そこまで眠くないからいいよ」

まゆ「そうですか?ならいいですけど…」

P「ありがとな。まゆは気が利くな」

まゆ「そんなことはないですよぉ」

P「それじゃ、行こうか。穂乃香も仕事が終わったらしくて、準備してるって言ってたし」

まゆ「はい。出発です」

新幹線

P「福島まで1時間40分程度だな」

まゆ「そうですねぇ…」

P「まゆは寝なくても平気なのか?」

まゆ「まゆは元気ですよ?」

P「ならいいけど…」

まゆ「あ、でも…」スッ

P「ん?どうしたんだこれ?」

まゆ「もし寝ちゃって通路側に倒れそうになっちゃったら嫌なので」

P「まぁ、そういうことならいいけど…」

P(お互いの手首をリボンで結ぶってなんか恥ずかしいな…)

まゆ「今だけは、私だけのPさんですよぉ♪」

P「そうなるのかな…?」

キター! 楽しみにしていますっ☆

P「そう言えば、泊まるとこどうしよう…」

まゆ「……」スゥ

P「まゆも寝ちゃったし…」

まゆ「……ん」

P(まゆ寝ちゃったし…)

P「こうなるとこのリボンも意味があったみたいだな」

まゆ「……」スゥ

P「ひじ当てあると痛そうだな」

P「よっと」

まゆ「……」

P「お疲れ、まゆ」ナデナデ

アナウンス「次はー、福島駅、福島駅」

P「お、そろそろだな」

P「まゆー、起きてくれー」ユサユサ

まゆ「……?」ボケー

P「起きてるかー」

まゆ「ふぁあい」

P「降りるぞ。アイドルがそんな顔じゃマズいって」

まゆ「……もう大丈夫ですよぉ」パチッ

>>6
まぁ、まだ試合前しか書いてないんですけどね。

少し思う所がありまして。

P「そう言えば、これからどうするんだ?」

P(冷静に考えたら前入りする必要なんてなかったと思うし…)

まゆ「ちゃーんと計画は立ててますよ」

P「言っておくが…」

まゆ「分かってますよ。まゆは…アイドルですから」

P「ならいいんだけど…」

まゆ「まゆはこのホテルに泊まりますね」

P「分かった」

まゆ「一応プロデューサーさんは、向かいのホテルでいいんじゃないかなって」

P「なるほどな」

まゆ「それじゃ、おやすみなさい」

P「あぁ、おやすみ」

ホテル

P「ビジネスホテルに泊まるのも久しぶりだなぁ」

P「昔に比べて綺麗になった気がする」

ピリリリ

P「はい。もしもし」

穂乃香「こんばんは。夜分遅くにすみません」

P「穂乃香か?」

穂乃香「はい。綾瀬です。今お時間平気でしょうか?」

P「平気だぞ。今ホテル着いた所だし」

穂乃香「……は?」

P「丁度一息ついた所だし…どうした?」

穂乃香「えーと…私の記憶が正しければ、佐久間さんと一緒に来てるんじゃ?」

P「あぁ、まゆは…」

穂乃香「まさかとは思いますが…」

P「何を考えてるか検討はつくが、ホテルは別々のホテルだからな」

穂乃香「そうですか…それならば良かったです」

P「当たり前だろ」

むしろなにか恐ろしい気がする…

穂乃香『そうですね。すみません。雑念が…』

P「どんな雑念なんだ?」

穂乃香『ど、どうって…その…』

P「悪い悪い。それで、どうしたんだ?」

穂乃香『あ、そうです。明日の予定を決めようかと思いまして…』

P「穂乃香は…」

穂乃香『私は今自宅にいます。お金もそこまであるわけではないので』

P「そうか」

穂乃香『試合は、夜ですが…』

P「うん」

穂乃香『佐久間さんは知りませんが、私は福島は電車で通り過ぎたことしかないので、詳しいことが分かりません。なので早めに合流するのがいいのかなと』

P「そうだなぁ…。そうするか」

穂乃香『私の住んでる場所から、そちらまで恐らく二時間あれば着くと思いますが』

P「ちょっと待ってな…」

穂乃香『はい…?』

P「明日は15時に開門してるらしいから…昼ご飯を食べてから行くか」

穂乃香『そうですね。と言うことは…十一時から十二時あたりに集合でしょうか』

P「それくらいかな」

穂乃香『そうですか…それでは、十一時でどうでしょうか?』

P「穂乃香は大丈夫なのか?」

穂乃香『えぇ、九時に家を出るくらいならば問題ありません』

P「それならいいけど」

穂乃香『問題ありません』

P「それじゃ、それで頼む」

穂乃香『はい。了解しました』

P「ちゃんと寝ろよ?」

穂乃香『なっ、そ、そんなに子供じゃないですよ』

P「はは、そうかそうか悪い」

穂乃香『…あれですね』

P「なんだ?」

穂乃香『なんだかPさんとこんな話するなんて思ってませんでした』

P「確かに仕事とレッスンの話ばかりしてるな」

P(穂乃香は真面目だし)

穂乃香『そうでしたね』

穂乃香『……なんだかこういう話をするのも悪くはないですね』

P「それはよかった」

穂乃香『たっ、偶にはですよ!たまには…です。それじゃおやすみなさい』

P「さて、俺もシャワーでも浴びようかな…」ピリリリ

P「ん?穂乃香か?」

P「はい?どちらさ―」

まゆ『まゆですよー』

P「まゆか。どうした?」

まゆ『ちょっと眠れなくて…』

P(まぁ、新幹線で寝てたしな)

P「それでどうしたんだ?」

まゆ『お邪魔じゃなければ、お話でもしたいかなぁって。…ダメですか?』

P「別にいいけど、あんまり遅くならないようにな。明日だって十一時には穂乃香と合流するんだから」

まゆ『あ、そうなんですか?ありがとうございます』

まゆ『それでですね、この間、姫川さんが――』

P「まゆ、そろそろ…」

まゆ『あ、ごめんなさい。お話するのが楽しすぎてつい…』

P「いや、別にいいよ。俺も楽しかったし、おやすみ」

まゆ『はぁい。おやすみなさい』


とりあえず、ここで書き溜めは終わりです。

このままだと、観戦する際に登場するのが、穂乃香とまゆだけです。

勿論それだけでも書けますが、どうせだったら、もう一人くらい球場でスカウトしてもいいかなと考えています。

その場合は、宮城出身、仙台エリア登場キャラ、福島出身どれかで書こうと思いますが、希望は、なんかありますか?

オリックスとソフバンのファンはまた別途ですのでそこは気にしないで平気です。

雫は岩手だし仙台組だと里奈がいいかな
でも口調難しそう

こういうのは書く人が自由にするのがいいと思うの
なので当初通り2人だけでいいと思う

東郷あいさん

ミスった…ageちまった…

第3戦は東北枠の試合だったから、そこまで拡げてもいいんだと思う。

ままゆ好きなので、ままゆで掘り下げて欲しいと思いますっ☆
ここのままゆは、かなり可愛いので。

え、ままゆ俺の地元来たの?
せっかくだから福島の星こときの子をですね

皆様色々な意見ありがとうございます。

希望に沿えた方も沿えなかったもいますが、これからもよろしくお願いします。

翌日

P「いやぁ、いい天気だ。晴れてよかった」

P(そう言えば、オールスターとかって雨で中止になったら順延とかするのかな)

P「まゆはまだ寝てるだろうなぁ」

P(まだ、朝七時だし)

P「最近の朝食は豪華らしいし、顔洗って少ししてから食べてみるか」

P「良かったら今度から俺が皆に付いて行く時はこういうホテルにして貰おうかな…安上がりだし」

P「いや、アイドルの安全を考えるなら一緒の方がいいな」

ピリリリ

P「…はい。なんだまゆか」

まゆ『おはよぉございますぅ…』

P「眠そうだな」

まゆ『少しだけ…眠いです』

P「何時にそっちに行けばいいかな?」

まゆ『……Pさんが来てくれるんですかぁ?』

P「いや、合流しないといけないし。なんならこっちに来てもいいけど」

まゆ『それじゃ、そっちに行っていいですか?』

P「どうぞ。来る前に一言電話を入れて貰えると嬉しい」

まゆ『はい。おやすみなさ…』

P「寝るなよ」

まゆ『…寝惚けてましたぁ』


P「大丈夫かな…まゆ」

まゆ「朝起きて初めて聞く声がPさんの声…」

まゆ「今日は良い一日になるかも。うふふ♪」

まゆ「さてと、顔洗って、おめかししなきゃ…」

P「…美味いな。普通に美味い」パクパク

P(毎日ホテルに食べにきたいくらいだ)

P「まぁ、毎日来ようもんなら太りそうだけど」

?「隣いいかな?」

P「え、あ、どうぞ」

P(綺麗な人って言うかカッコいい人だなぁ…)

?「む…美味しいな」

P「ですよね」

?「そうだな。私も初めて食べたがビジネスホテルと侮っていたよ」

P「自分もです。こちらにはお仕事で?」

?「いや、昨晩私用から終電を逃してしまってな。漫画喫茶よりも先にここを見つけたので避難させて貰ったのだよ」

P「なるほど。確かに駅から近いですしね」

?「そういう君は仕事かい?」

P「いえ、私用ですね。スーツを着てるんで仕事に見えるかもしれませんけど」

?「聞いていいのか分からないが、どちらへ?」

P「あ、今日のオールスターを観にきました」

?「…ふむ。なるほど」

P「どうかしましたか?」

?「いや、私と同じだと思ってな。そもそも家までの終電を逃したのも、どうしても昨日中に福島に帰っておきたかったからなのだ」

P「なるほど…」

?「それでは、私は失礼するよ」

P「あ、どうもお疲れ様でした」

?「職業病と言う奴かい?それじゃ、また球場で会えることを期待して。私は東郷あいと言う。それじゃ」

P「はい」

P(なんだかカッコいい人だったなぁ…)

P(ウチの事務所だと千奈美とかに雰囲気が似てる気がしなくもない)

P「普通は千奈美より年上の友紀とかがああいう風に落ち着いて欲しい気持ちもあるんだが…」

P「…いや、今のままでいいか。想像したら変な気分になってきた」

ピリリリ

P「はい。あ、まゆか」

まゆ『はい。まゆですよー。準備が出来ました』

P「そうか。それじゃロビーで待ってるよ」

まゆ『Pさんの部屋じゃないんですか?』

P「もうチェックアウトの時間だったんだ。ごめんな」

まゆ「別に構いませんよ。それじゃ向かいますね」

まゆ「改めておはようございます」

P「おはよう」

まゆ「お隣失礼します」

P「おう」

まゆ「……ん?」

P「どうかしたか?」

まゆ「Pさん、誰かと一緒にご飯食べたんですか?」

P「お、あぁ、席が満席で相席だったんだ」

P(なんで分かったんだろう…?)

まゆ「そうだったんですかぁ」

あい「お、君はさっきの…」

P「あ、どうも、それはなんですか?」

あい「サックスだよ。ちょっと使う用があってね。生憎ここじゃ披露出来ないがね」

あい「ただの趣味さ。それより」チラッ

まゆ「…?」

あい「なんだ、可愛い彼女さんがいるのかい。それじゃあ、いつまでも話していては無粋だね。それじゃ」

まゆ「可愛いだなんてそんな…さようなら♪」

あい「あぁ、また会おう」

まゆ「今の人と相席したんですか?」

P「そうそう。なんでも野球を観る為に昨日戻ってきたらしい」

まゆ「熱心な方なんですねぇ…」

P「まぁ、前日から現地に前入りしてる俺らが言えた義理じゃないけどな」

まゆ「そうですね。それより、どうしましょう綾瀬さんが来るまで」

P「そこまで時間があるわけじゃないしな」

まゆ「まゆも外をぶらぶらお散歩する気分でもないですし…」

P「でも、いつまでもここにいるのも変だから、とりあえず、外に出るか」

P「えーと、もう一時間くらいしかないのか」

まゆ「まゆが準備に手間取ったせいで…ごめんなさい」

P「別にそう言うわけじゃないよ」

P「時間も時間だし、お土産でも見るか」

まゆ「お土産ですか?」

P「一応皆に買っていこうと思ってな。ほら、北海道の時も買ってきたろ?」

まゆ「あの、お菓子はとっても美味しかったです」

P「俺もあれは好きだよ」

まゆ「皆大好きですよね」

P「とりあえず、一杯入ってるしこの『ままどおる』って言う奴でいいか」

まゆ「皆にはそれを買うんですかぁ?」

P「変かな?」

まゆ「いいと思いますよ。美味しそうですし、Pさんが選んだものですからぁ」

P「ありがとな。ちょっと待っててな。これ買って事務所に送ってくるから」

まゆ「はぁい」

まゆ(Pさんと一緒にいれて嬉しい…けど、Pさんはやっぱりアイドルの一人として見てるのかなぁ…)

P「お待たせ。それじゃ、何にしようか」

まゆ「え?何をです?」

P「まゆへのお土産。あれは事務所へのお土産だからな。わざわざこうしてお土産買うのも手伝って貰ってるわけだし」

まゆ「……」クルッ

P「…まゆ?」

まゆ(変な顔になってないかなぁ…)ペタペタ

P「大丈夫か?」

まゆ「はい。大丈夫です。まゆはまだ決めてないんで一緒に選んで貰っていいですかぁ?」

P「そうか。分かった」

まゆ「…はい」ギュ

P「…ん?」

P(手握られた…?)

まゆ「どうかしましたか?」

P「まぁ、いいか」

まゆ「はい。気にしないで行きましょう♪」ニコニコ

P(機嫌良さそうだなぁ…)

まゆ「あ、このお饅頭美味しそうですね」

P「お、薄皮饅頭か」

まゆ「まゆ、これにします」

P「いいのか?これで」

まゆ「はい。だって、これだったらPさんと一緒に食べられます…から」カァァ

P「そっか…。それじゃ買ってくる」

まゆ「あ、付いていきますよぉ」

P「……」ピタ

まゆ「どうかしましたかぁ?」

P「『萩の月』はここでも売ってるのか…。買おうかなぁ…」

まゆ「事務所へのお土産一杯ですね」

P「よし、買ってこう。ごめん、もう少し待って貰っていいか?」

まゆ「はい。それじゃ、もう少し中を見てますね」

P「悪い」

P「お待たせ」

まゆ「いえいえ。あ、そう言えば、綾瀬さんから電話が」

P「なんだって?」

まゆ「もう着くから待ってて欲しいと」

P「それじゃ、改札で待ってるか」

まゆ「そうですね」

穂乃香「おはようございます」

P「おはよう」

まゆ「おはようございます」

穂乃香「お待たせしてしまってすみません」

P「いや、全然待ってないよ。な?」

まゆ「はい。プロデューサーさんがお土産を中々決められなくて」

穂乃香「もう、お土産なんか買ったんですか?」

P「時間が変にあったからつい…な」

穂乃香「まぁ、構いませんが。それより、定刻通りに着きましたのでご飯にでも行きますか」

P「そうだな。二人共何か食べたいものがあれば…」

穂乃香「そうですねぇ…特ににこだわりはありませんよ」

まゆ「まゆもプロデューサーさんに任せます」

P「そうだなぁ…それじゃ、適当な店にでも入るか」

とりあえず、ここで一度切ります。

なるべく早く更新出来るように頑張ります。

このまゆにはさよならを教えてほしい

乙ですっ☆
この重いけど病んでないまゆはいいなあ!

P「ごちそうさま」

まゆ「ごちそうさまでした」

穂乃香「美味しかったですね」

P「そうだな。それじゃ行くか」

まゆ「はい。そうしましょう」

球場前

P「平日だけど、人がチラホラいるな」

まゆ「学生さんはもう夏休みに入ったからじゃないですかぁ?」

穂乃香「かもしれませんね。それに、地元でオールスターなんて滅多に行われないから。とかですかね」

P「そう言えば…チケットって何枚あるんだ?」

まゆ「あ、まゆが貰ったチケットは…二枚なんですよ」

穂乃香「まぁ、そうですよね…」

P「そうだよな。それじゃ買ってくるな」

まゆ「…ごめんなさい。まゆがもう一枚貰えていれば…」シュン

P「いやいや、むしろ二枚も持ってる方が凄いって」

P「えーと、まゆたちの近くの席取れるかなぁ…」

P「そもそもチケットはどこで…」

?「チケット売り場はあっちだよ」

P「ありがとうございます。あ、どうも…東郷さんでしたっけ」

あい「あぁ、覚えてくれていて嬉しいよ。と言っても今朝会ったばかりか。私も行く次いでだから一緒に行かないかい?」

P「えぇ、行きましょう」

あい「彼女さんはどうしたんだい?」

P「そもそも彼女じゃないんですけどね…。今向こうで待ってる所です」

あい「彼女じゃないとなると妹さんと言ったところか」

P「残念ながらそういう関係じゃないんですよ」

あい「ふむ?残念ながら私には皆目見当が…待った。あの子は、どこかで見たことがある気がするぞ…」

P「アイドルなんで何かで見たことあるかもしれないですね」

あい「なるほど。そうだったのか」

あい「これは、駆け足で買いに行かねばならなくなったな」

P「なんでですか?」

あい「彼女はアイドルなのだろう?まだこの時間とは良からぬ虫が寄ってくるかもしれないぞ?」

P「そ、そうですね。走りましょう」

まゆ「あ、お帰りなさい」

穂乃香「お疲れ様です」

P「変な人に声掛けられたりしてないか?」

穂乃香「平気でしたよ。チラチラ見られている気はしましたが」

あい「また一人、増えているね」

まゆ「あ、こんにちは」

あい「こんにちは」

穂乃香「こちらの方は?」

P「あぁ、今朝ホテルで相席した東郷あいさんだ。さっき偶然会った」

あい「これも奇妙な縁だね。折角だから席も隣にすることにしたよ」

穂乃香「なるほど…」

あい「あ、君は見たことがある気がするな…綾瀬君かな?」

穂乃香「はい。綾瀬穂乃香です。今日はよろしくお願いします」

あい「こちらこそ。ストイックな感じが非常に好感が持ててね、記憶に残っていたよ」

穂乃香「そうですか…ありがとうございます」

P「それじゃ、そろそろ開場するだろうし、続きは中に入ってから話すか」

あい「球場にこんな時間に来るのは初めてだよ」

まゆ「まゆもですよぉ」

あい「まゆ。と言うのか。なるほど覚えておこう」

P「佐久間まゆって言います。まぁ、まゆはそもそも、あんまり行ってないしな」

まゆ「そうでしたね」

あい「私もあまり、球場観戦している方ではないな。ただ、地元でやると言っていたので、是が非でも行かねばという感じだった」

P「そうでしたか」

あい「あぁ。しかし、豪華な顔ぶれが揃っているみたいだね」

まゆ「ファン投票で選ばれた方たちですからね」

穂乃香「私達にチケットをくれた方はいらっしゃるでしょうか…」キョロキョロ

まゆ「あ、ちょっと探してきてもいいですかぁ?」

P「俺も行くよ。東郷さんも一緒にどうですか?」

あい「話に付いていけないのだが、その席は貰い物なのかい?」

まゆ「はい。ある野球選手の方から頂いたんです」

あい「それは、また凄いな。こんな良い席なわけだ」

あい「私も行ってもいいかい?ちょっと選手を間近で見てみたいんだ」

P「しかし、間近で見ると結構大きいよなぁ…」

穂乃香「確かにテレビで見るより大きく見えますね」

あい「まぁ、そうだろうね」

まゆ「今日はお休みなんですかねぇ…」キョロキョロ

P「まぁ、第一戦も投げたしなぁ…」

穂乃香「あ、あそこいる方じゃないですか?」

まゆ「…あ、そうですね」

P「聞こえるか分からないけど行ってみるか」

まゆ「…田仲さーん」

P「反応ないな。結構色んな音もしてるし」

まゆ「…田仲さーん」

穂乃香「反応な…あ、こっち向きましたね。気づいたみたいです」

あい「田仲投手がこっちに来るのか、緊張するな」

まゆ「こんにちは。チケット頂いたんで…来ちゃいました」

田仲「――、――」ペコリ

穂乃香「なんて言ってるか聞こえませんでしたが、頭を下げていきましたね」

P「楽しんでいって下さい。とかじゃないかな?」

あい「プロ野球選手と知り合いになるなんてアイドルは凄いのだな」

P「アイドルが、と言うより、まゆが凄いんですけどね」

まゆ「そんなぁ、照れるじゃないですかぁ…」モジモジ

穂乃香「はいはい。二人共戻りましょう。ボールが飛んできては危ないですし」

P「そうだな」

P「そう言えば、東郷さんはどこの球団が好きと言うのはあるんですか?」

あい「私かい?そうだな…熱狂的なファンと言う訳ではないが、アードラーズは応援しているね。本拠地も近いことだし」

穂乃香「奇遇ですね。私も、それに佐久間さんもアードラーズのファンですよ」

あい「ほう、そうなのかい?」

まゆ「まゆ達は宮城生まれですからねぇ」

あい「そういう話を聞くと地元に球団があると言うのが少しだけ羨ましくなるね。まだ、他の球団に比べてそこまで日が経ってないとは愛着はひとしおだろう」

穂乃香「私は、野球を観始めて余り年月が経っていませんが、そういう気持ちは少しだけありますね」

あい「やはり、そうなのだろうな」

P「そうなると、やはり、高校野球などは…」

あい「あぁ、つい熱中してしまうね。準決勝までいった2010年や2008年は忘れないさ」

P「聖光ですね」

あい「あぁ、他にも何校かあるがね」

まゆ「あ、そろそろ試合が始まりそうですよー」

P「その前にホームラン競争か」

P(なんだかんだでずっと見てるのか…そう考えると凄いな俺)

穂乃香「ホームランって競争するほどお互いに打てるものなんでしょうか…?」

P「…何とも言えないな」

あい「ま。なんにせよ華には違いないからね」

まゆ「あ、BJ選手ですよー」

すみません、今日は私用でこれ以上は更新出来そうにありません。

見て下さっている方がいたらすみません。

余談ですが、昨日神宮球場で試合を観てきました。球場で試合を観るとやはり盛り上がりますね。

それでは、失礼します。

乙楽しみに読んでるぜ

乙ですっ☆
アイドルは小柄な娘が多いから、余計に大きく感じるだろうなあ。

穂乃香「…と、とりあえず、勝ったのでよしとしましょう」

あい「試合の方に集中しようか」

P(また何とも言えない結果だったなぁ…。まぁ、見られてるからって言うのもあるんだろうな。BJでもそこまで打ててないってことは)

あい「しかし、あれだね。いい席に座ると、より臨場感が溢れているというものだね」

P「確かに、遠くで見てるより熱気を感じることが出来ますよね」

穂乃香「パリーグ側は既に一敗しているので負けられないですしね」

カキーン

P「あっ!」

まゆ「あらら…」

あい「まぁ、打球が早かったからね。エラーになったがヒットでもいいと思うけどね」

穂乃香「なにやら照れ笑いをしていますが、そんな風に笑ってる場合じゃないと思いますけど…」

P「確かに先頭が出ると失点しそうな気がするなぁ…」

まゆ「四割くらいは入っちゃうみたいですよぉ」

P「物知りだなまゆは」

まゆ「ありがとうございますぅ」

あい「ふふ、なんだか熱いね」

穂乃香「…胸焼けしそうです」

カキーン

あい「これは…一点入ったかな」

パシッ

P「ナイスキャッチ!」

穂乃香「よく捕れましたね」

あい「流石選ばれた選手たちだね。最高のプレーだよ」

P「友紀はきっと叫んでるな…」

あい「君の事務所は野球が好きなアイドルが多いんだねぇ…」

P「えぇ、偶然ですけど」

あい「君の影響かもしれないな」

P「そうなんですかね?」

あい「もしかしたらの話さ。君に気に入られたくて野球を勉強したって子もいるかもしれないな」

まゆ「……」ピクッ

P「はは…」

三回表

P「さっきのナイスキャッチで試合がより締まった感じだな」

カキーン

P「お、ナイス。あ、回ってる!」

穂乃香「ベストな判断ですね。初出場の気負いは全く感じられませんね」

あい「実は、大舞台に強いのかもしれないな」

P「甲子園の野次で鍛えられたのかもしれない」

まゆ「自分を活かせる場所を見つけられたんですねぇ…」

P「ただ、ツーアウトなんだよなぁ…」

穂乃香「そこがネックですね」

五回表

P「角か。なんか打ちそうな雰囲気があるなぁ」

あい「そうなのかい?私にはよく分からないな」

まゆ「まゆもまだそういうのは分からないですよ」

穂乃香「雰囲気と言うのは分かりませんが構えている時のリズムがいいですね」

カキーン

あい「おー、中々先見の明があるみたいだね」

P「たまたまですよ」

カキーン

P「おっ」

あい「抜けるかな?」

P「あ、抜けなかったか…」

穂乃香「外野に打球が上がっただけでもしかしてって思いますね」

まゆ「ちょっと期待しちゃいますよねぇ」

あい「そろそろパリーグの方にも頑張って貰いたいものだな」

穂乃香「あっ!」

P「ど、どうした?」

穂乃香「今、サードへの送球が逸れて一点入ってしまいました」

八回裏

P「この回は一番からか」

まゆ「BJさんも松伊さんも出てしまいましたし…」

あい「今日はあまり、アードラーズの選手は余り出ないようだね」

穂乃香「残念です」

P「いや、ほら、まだ試合終わってないしさ…」

カキーン

P「おー、ツーベースだ」

穂乃香「ここで追いつきたいですね」

ウグイス嬢「代打のお知らせです。バッター代わりまして大峪」

ワーワーワー

P「この場面でルーキーを代打に送るとはな」

あい「彼はそれだけ非凡な存在なのだろう。

事実バッティングはルーキーとは思えないし」

あい「それでも甲子園には出れていないのが驚きだがね」

P「今は、マシンで何キロのボールでも練習することが出来ますからね」

あい「バラエティでも200キロを捕るなんて企画も立つくらいだから、そうかもしれないね」

カキーン

P「おっ!」

まゆ「きゃあ!」

穂乃香「…っ!」ビクッ

あい「おー、ナイスバッティング」パチパチ

まゆ「やりましたよぉ」

穂乃香「これで追いつきました」

P「ここで打つのは最早、運や偶然じゃなくて実力だな」

あい「余りいい音ではなかったがヒットはヒットだね」

まゆ「ふふふ。Pさーん」

P「おう」パチッ

穂乃香「わ、私も…」

P「いえーい」パチッ

あい「それじゃ、私も」

P「ナイスバッティンでした」パチッ

穂乃香「サッカーや野球など集団でやるスポーツは特にハイタッチが盛り上がりますよね」

P「そうだな。巴とか、友紀辺りは咄嗟に抱き付いてきたこともあったし」

まゆ「…そんなことがあったんですねぇ」ニコニコ

P「結局三点も取ったか…」

穂乃香「一瞬でしたね」

P「あっという間だったな」

あい「効率よく点を取っていた気がするよ」

P「むしろ、あと一回で二点以上取らなきゃいけなくなったな」

まゆ「抑えは誰なんでしょうね…」

九回表

ウグイス嬢「ピッチャー代わりまして…碧山」

穂乃香「あ、来ましたね」

あい「ふむ。アードラーズの彼のようだね」

カキーン

まゆ「むぅ…打たれちゃいました」プー

穂乃香「中々しぶといですね」

P「オールスターはお祭りだけど負けられないだろうからな」

P「ワンナウトか。でも、一本出れば同点なんだよなぁ…」

ウグイス嬢「ここでバッター交代のお知らせをします」

ジャララーン 

P「この音楽はもしや…」

ウグイス嬢「バッター代わりまして、仲里」

ワーワー

穂乃香「あの応援歌はカッコいいですね。正直打ちそうな音楽です」

まゆ「強そうですよねぇ」

P「その球団のファンじゃなくても、そんな気はしそうだな」

P「実際よく打ってるし」

カキーン

穂乃香「上手いっ!」

あい「あの打球でゲッツーとはねぇ…、しかもちゃんと球を見てグラブに当てたんだね」

P「打球も悪くはなかったけどピッチャーの方が上手だったな」

あい「そのようだ。それじゃ、私は一足先に帰るとするよ」

P「あ、インタビューは聞かれていかないんですか?」

あい「明日も少し予定があってね」

P「そうなんですか…」

まゆ「お疲れ様でした」

穂乃香「また、いつか会えることを期待しています」

あい「そう言えば、君たちは東京の方の事務所だったかな?」

P「はい。そうですよ。これ名刺です」

あい「ご丁寧にどうもありがとう。ふむ。それではまた会おう」

P「お疲れ様でした」

あい「あぁ、お疲れさま。存外近い内に会うかもしれないな。それじゃ」

まゆ「行っちゃいましたね」

穂乃香「私たちもインタビュー聞いたらすぐに帰らないといけませんね」

P「もう九時だもんな」

まゆ「そう言えば、プロデューサーさんはどうするんですか?」

P「新幹線で帰ろうかと。一応十時過ぎまで電車あるだろうし」

まゆ「それじゃ、まゆも一緒に行っていいですかぁ?」

P「いいけど…」

穂乃香「私もその新幹線に乗ろうと思います」

P「そうか」

穂乃香「えぇ、また実家に帰ると時間とお金の無駄ですから」

P「確かにな」

まゆ「三人でちょっとした旅行気分ですね。それじゃ行きましょうか」

新幹線

P「連番で席が空いててよかったな」

穂乃香「えぇ」

まゆ「まぁ、時間が時間ですからねぇ」

P「着くのは恐らく十一時過ぎかな」

穂乃香「やはり結構時間がかかりますね」

まゆ「外を見ても真っ暗ですしねぇ」

P「東京に着いたらそのまま寮まで送るから安心してくれ」

穂乃香「わざわざありがとうございます」

まゆ「ありがとうございますぅ」

P「ま、プロデューサーだからな」

穂乃香「……ん」スゥ

まゆ「……」スゥ

P(寝ちゃったか…)

P「まぁ、なんだかんだで今日は朝から動きっぱなしだったしな」

P「それに、二人共明日からまたレッスン、仕事、学校も行かなきゃならないし」

P「二人共俺にもたれてるのが気になるけど、まぁいいか」

P(二人共お疲れ様)

アナウンス「次は―、東京、東京」

P「そろそろか」

P(ちょっと俺も眠くなってきたなぁ…)

P「二人共起きろよー」

まゆ「…ん」ゴシゴシ

穂乃香「……はっ!ね、寝てませんよ」

P「思いっきり寝てたじゃないか…」

穂乃香「目を閉じていただけです…多分」

まゆ「おはようございますぅ」ボケー

穂乃香「ここは…どこですか?」

P「もう東京着くぞ」

穂乃香「降りなきゃいけませんね」

まゆ「目がしぱしぱします…」

車内

P「乗ったな?それじゃ行くぞー」

P「別に車の中で寝ててもいいからな」

穂乃香「分かりました」

まゆ「……」スゥ

穂乃香「そう言えば、東郷さんでしたっけ?」

P「そうだが…東郷さんがどうかしたのか?」

穂乃香「いえ、あの方のおかげで楽しい観戦になったと思いまして」

P「そうだな。気持ちのいい感じの人だったな」

穂乃香「そう言えば、最後に名刺を渡していましたが、もしかして…」

P「もしかして?」

穂乃香「いや、アイドルにスカウトされるのかなと…」

P「いや、別にそういうわけで渡したわけじゃないけどな」

穂乃香「そうなんですか」

P「そうだよ。あ、でも、サックスやってるって言ってたからそれを一度だけ見て見たかったなぁ…」

穂乃香「東郷さんが近い内に会うかも。って言ってらしたんでいつか会うんじゃないですか?」

P「どうだろうなぁ…」

P「お、着いたぞ。まゆを起こして…」

まゆ「もう、起きてますよぉ」

P「お、起きてたか」

まゆ「はい。おやすみなさい」

穂乃香「送っていただきありがとうございます。それではお疲れ様でした」

P「玄関まで送っていくよ」

穂乃香「そうですか?ありがとうございます」

女子寮

P「それじゃ――」


?「あーっ!Pさんだー」

P「な、なんだなんだ?」キョロキョロ

友紀「えーい、ゲットー」ギュ

P「ゆ、友紀か?…って酔ってるなお前」

友紀「そんなことないよー。私の姫川キャッツはPさんを一位指名だよ。あははー」

?「いえーい♪」

P「…ん?」

P(一人多くないか?)

聖來「んん?どうしたのかな?」

P「…どうした?」

穂乃香「私はもう寝ますね」

P「あぁ、おやすみ」

聖來「へへー、今日ね、千奈美ちゃんとサッカー観に行ってきたのよ」

聖來「千奈美ちゃんの地元のチームだったんだけどさ、負けちゃったんだよね、だから久々に飲んじゃおうかなぁって思ってたら友紀ちゃんが既に飲んでてね」

友紀「全く、今日は情けないよー。男前藤居があんなに頑張ってたのにー」アハハ

P「男前藤居?」

友紀「まま。ほらとりあえず座って」

P「お、おう」

友紀「いやね、今日藤並がさー、解説席にいた時に男前の藤居さんって言っててさー、中々毒舌だなぁって」

P「なるほどなぁ…」

聖來「こっちの話も聞いてよねっ!」

P(こんな風になるのは珍しいな…)

まゆ「Pさぁん?」

P「ん?どうしたまゆ?まゆももう寝なよ?」

友紀「あ、まゆちゃんだ。可愛いー」ナデナデ

聖來「でも、もう十二時になるから寝なきゃだねっ。おやすみー」

まゆ「おやすみなさぁい」

ポフッ

P「ん?なんで俺の膝の上に?」

まゆ「まゆは今日はここで寝ますぅ……」

友紀「いやーモテモテだねぇPさんは」ペシペシ

P「ちょ、ちょっと痛いって」

聖來「羨ましいぞ、このこの」ツンツン

P「友紀が二人になった気分だ…」

聖來「いや、違うでしょ。私の方がセクシーでしょうが」

P「まぁ…」

P(どう答えるのが正解なんだろう…)

まゆ「……ふふ」スヤスヤ

P(まゆはこの状況で良く寝れるなぁ…)

友紀「むぅ…、しょうがないなー。今の質問の答えは聞かなかったことにしてあげるからさっ、飲もう!」

聖來「飲もー。皆に迷惑掛けない程度に」

P「いや、俺は飲まないぞ。車で来てるし…」

友紀「泊まっていけばいいじゃん」

聖來「もう夜も遅いしね」

P「いや、出来ればそれは避けたいんだけど…」

友紀「まぁまぁ、それじゃ話に付き合ってよー」

聖來「それで勘弁してあげるからさっ」

P「まぁ、そういうことなら…」

翌朝

巴「~♪黒多には頑張って欲しいのぉ。……ん?」

巴(誰かおる…?)

巴「こがぁな時間に人がいるなんてえらく早起きな人け、誰じゃろ」

巴「……?」

巴(なんでPの膝の上にまゆさんがいて、友紀さんと聖來さんが両脇で抱き着いて寝てるんじゃ?)

巴「…とりあえず」

巴「なんで、こんな所で寝てるんじゃ!しっかりせぇP!」バシィ

終わりです。
数日跨いでしまい申し訳ありませんでした。

時期が大分ずれ込みましたが、これで、オールスターは終わりです。

残すところ、オリックスやソフトバンクになりましたが、もしかしたらその話に行く前に高校野球の話を入れるかもしれません。

乙ですっ☆
まゆ、可愛い。
高校野球かあ、今年は試合もあつかったからいいなあ。期待。

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