アルミン「ひょっとして……僕、モテてる?」(16)

アルミン「まさかね……」




エルヴィン「是非ともアルミン・アルレルトは、我々調査兵団へと入団させたい」ゴゴゴ

ナイル「いやいや、彼の頭脳は兵団一の規模を誇る憲兵団にこそ相応しい」ドドド

ピクシス「駐屯兵団に入ってくれると有り難いんじゃがのう……」ズズズ


アルミン「まさかであってほしい……」ギスギス

あ、言い忘れた。
このSSには政的な表現が含まれています。

アルミン(まいったな……。僕だけ呼び出されたと思ったら)

エルヴィン「……」グワッ

ナイル「……」ギロリ

ピクシス「……(喉が渇いたのう)」グビグビ

アルミン(エルヴィン団長とナイル師団長。無言で牽制し合わないでください。怖いです)

ナイル「アルレルト訓練兵」

アルミン「は……はっ!」

ナイル「君はどこか、希望する兵団はあるのか?」

アルミン「わ、私は……調査兵団を希望しております!」

ナイル「調査兵団?……確か君は、白兵戦を始めとした実技が不得手であると記憶しているが……」

アルミン(ぐっ、嫌な所を突かれた……)

ナイル「もし君の気が変わり、憲兵団入りを希望するのであれば、私から口を……」

アルミン「いえ、ご厚意は大変有り難いのですが、謹んで遠慮致します」

ナイル「えっ」

ピクシス「ブフゥッ!」

エルヴィン「……」プルプル

ナイル「あの……憲兵団」

アルミン「謹んで遠慮致します」

ピクシス(随分はっきりと言うのう)

アルミン(じいちゃん達の口減らしを主導した憲兵団になんて死んでも入るもんか……)

ナイル(ま、まさか憲兵団への切符に食いつかない訓練兵がいるとは……)

ピクシス「ふむ、これを見る限り意思は相当固いようだの」

アルミン「こうして各兵団のお三方に声を掛けて頂いたのは大変光栄であります」

アルミン「しかし私は以前より調査兵団への入団を希望しておりますので……」

ピクシス「ふぅむ、まあ堅くならんでも宜しい。楽にしなさい」

アルミン「はっ!」

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