垣根「Bar Dark Matterへようこそ」 (74)

垣根「ようこそいらっしゃいました。 ゆっくりと御くつろぎください。

    きょうの”オススメ”でございますか? 

    そうでございすね、本日新しく入荷させていただいたウイスキーなどはいかがでしょうか?

    こちらになります、味わいは華やかで後味もくどくないものとなっていまが、いかがでしょう?」



心理「もしかしてそのス・テ・キなモノローグ、最初から最後まで言うつもりだったのかしら?」

垣根「ったくうるせぇな。いいじゃねえか営業準備時間なんだから」

心理「あら、やめっちゃったの? あの口調もでしゃべるあなたもなかなかだったのに」

垣根「そりゃほめられてんのか?。営業時間前にふらっと来といてくだらねー事喋っていくだけのろくでなしに」

心理「あら、酷い言われようね。まあいいわ、あなたもお仕事だものね。それじゃあ私はここで失礼するわね」

垣根「ああ、そうかい。二度と来んなよ」

心理「冷たいのね、元同業者だっていうのに」




そう言って彼女は店の入口にあったドアに手をかけて出て行った。

カランコロンと心地良い音を発てながら支えを失ったドアが戻ってくる。

その透明なドアにはうっすらと曇ったような加工でこう書かれていた。

Bar Dark Matter


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1363105968


勢い余って立ててしまった。
終わりも決めてないような状態なのでダラダラと続けいていくよていです
恥ずかしい文章が続きますでしょうがお付き合いください

エロ・グロとうはございません。
ほのぼのとした日常が苦手な方はお帰りください。
日本語が変な場合があるかもしれませんが目をつぶっていただけるとありがたいです。
投下遅いかもしれません。

では、どうぞ


垣根「くっそ、あの女、俺の大事な営業準備時間を短くするだけしていきやがって」

バーの下準備は意外と多い。グラスの洗浄や配置。ブロックアイスからアイスピックで丸い氷を削りだしたり、

店の雰囲気を作るためにムーディなミュージックをBGMとしたり。

おすすめしておきたい商品をバーカウンターの上に並べておいたり、

いつ誰が来ても大丈夫なような空気感を作ったりと大変なのだ。

そんな下準備を進めているとカランコロント心地いい音が響いた。


垣根「いらっしゃいませ」

挨拶とともに軽く一礼する

上条「3人なんだけど空いてますか?」

垣根「どうぞ」

と、短くバーカウンターの席をすすめる

上条「よし、あのへんだな、行くぞ」

土御門「にゃー バーなんて洒落たとこ初めてですたい」

青髪「ほんまやなぁ、いっつもやっすい居酒屋ばっかりやし」

上条「ま、いいじゃねえか!テストも終わったし金もあるし!今日ぐらいは!!!」

土御門「そうだにゃー!今日ぐらいはおしゃれに大人の酒ってやつを楽しんでやるですたい!」


騒がしい奴らだな、と垣根は思った。しかし、そんな彼らもバーカウンターをはさめば只のうるさい連中ではなくなるのだ。

彼らが席について一息ついたタイミングを見計らって垣根も行動を開始した、本日初めてのお客だと、心に止めて丁寧に接客してゆく


垣根「こちらドリンクのメニューとなっております。 フードメニューはこちら。 それと、こちら、季節のドリンクメニューとなっております」

垣根「どうぞ、ご自分の家だと思ってごくつろぎください」

3人「はい!」

メニュー帳をみる3人は困惑してるようだった、それもそうだろう。話を聞くに彼らはバーなどは初めてきたようだった。

もちろん、できるだけわかりやすくメニュー表記しているつもりだ。しかし、やはり初心者にはわからないのであろう。



垣根「お客様?こういうお店は初めててございますか?」

上条「え?あー、お恥ずかしながら」

垣根「いえいえまったく構いませんよ。では、お客様の好みに合ったお飲み物を用意させて頂きますね。」


そういって垣根は3人の好みを聞き出しメモにした後、バーカウンターの真ん中あたりへ戻っていく。

さっきとった3人の好みのメモを見ながら


垣根「さて、どうするかな」

垣根「ああ、まずはアレだな」

と、なにかひらめいた様子の垣根の手が酒の並べられた棚の下の方へ伸ばされていく

そこにあったのは冷凍庫。そこからカチカチに凍った緑色の瓶を取り出した。

隣にあった冷蔵庫も開き小さなオレンジ色のラベルの小瓶を3つほど並べて行く


上条「なにつくってんだ?」

土御門「ぜんぜんわからんにゃー」

青髪「まあまあ、あせらんでもマスターのおまかせでええやんか」

上条「それはそうだけどよ、やっぱり飲んだこと無いものだと心配じゃねーか」

土御門「でたぜよ。かみやんの心配性」


なんて談笑も聞こえる店内で垣根はマイペースに酒を作っていく。

まずはグラスに氷、その後ジンをメジャーカップで計量した後注いでいく。

この時ジンは氷と接触させない。そこへマドラーでワンステア回転させた後、先ほどの小瓶をの中身を炭酸が抜けないように静かに注いでいく。

最後にライムを軽く搾ってバーカウンターへと


垣根「ふぅ」

垣根「お待たせいたしました、ジントニックです」

書き溜めは以上です、あんまり見てないかな?wwww
まあ、見てないのなら早々と完結させるようなかな感じでいきます

この時間は人少ないんじゃない乙


上条さん達は大学生って設定でいいのかな?

レス…だと…?!

思っても見なかったけどそう言えば設定書き忘れてたですね。

一応、上条さん同年代は大学生です

とりあえず上条さん編かいてから次行くかどうかキメよう。

おもしろいんだがこのリアルな感じバーやってたのか?それともただの酒好きか

>>11
只の酒好き。バーでちょっとお手伝いとかしてた程度

いいよいいよ
もっと続けて

青髪「おーうまい!これおいしいわぁ」

上条「おい、青髪!他のお客さんも居るんだしあんまり騒ぐなよ」

青髪「でもな、カミやん。このジントニックの美味しさは伝えやなあかんねん!」

上条「何の義務感だよ。 って土御門はなにしてんの?」

土御門「ああ、マスターとちょっと話してたんだにゃー。 お酒の話もいいけどしょうもない話にもノッてくれるしいい店だにゃ〜」

垣根「そうかい、そりゃありがたい、ご贔屓にしてくださいね」


営業トークもしつつ他のお客さんの注文もさばいてゆく。 

流れるBGMのせいか、漂う酒の匂いのせいかまったりと。のんびりとした時間だけが空間を支配していく。

上条たちが来てから1時間半ほどたっただろうか大学生だか結構飲むな。と、思っていた矢先「マスター」と呼び止められた

垣根「はい、なんでしょうか?」

土御門「こいつらもうダメみたいだから御愛想するぜい」

垣根「かしこまりました。 少々お待ちください」

と呼び止め彼らの飲んだ料金を計算していく。

再びバーカウンターの方へ戻ると「こちらになります」と土御門だけに見えるように値段を見せお金を預かった。

垣根「ありがとうございます。 では、お気をつけて」

と、店先まで送り出す。

土御門「ほら、歩け、カミやん、青髪。ったく ごちそーさんだったぜい!またくるにゃ〜」



そんな暖かい声とともにカランコロンと、心地良い音とともにドアがしまった。

とりあえず今日はここまで!
コレ以上のんびりとした空気が続けれない!

カミやん編はネタだけ何個かあるので早めに文章化してしまいます。

その他はネタが固まり次第オムニバス形式でポツポツと投下していこうかと思います。

読んでくださった皆様ありがとうございます。

乙!
張り付くスレがまた増えた

酒は3口以上呑めない超ゲコ太だけど面白い
続き楽しみに待ってます



とりあえず小萌先生と美鈴さん
とヨミカワ先生はだすん?


キャラによっては店を破壊し尽くすぐらい酔って暴れる奴もいそうだな
そんぐらい出来そうな連中ばっかだし

むぎのn(ジュワッ

おつおつ
良いスレだ

描写が詳しくて読み応えあるな
期待

いっぱいレス付いててびっくりしています>>1です。

皆様読んでいただきありがとうございます。

私もあまり強い方ではありませんがバーはゆっくりと流れる時間を楽しむものだと思ってます。

そんな雰囲気で読んでいただけたらと思いながら

書き終えたので投下していきます。


垣根「ふう…」


閉店1時間がたった深夜3時。

彼は閉店後の片付けを済ませ一息つきながらバーカウンターの椅子でのんびりと一人の晩酌。

もちろん、ただの晩酌ではなくメーカーが持ってくる試供品や新しく入荷した酒の試飲、試食も兼ねている。


垣根「コレはまあまあ美味いな。 こっちよりは好きそうな客も多そうだ」


と、一人で感想を漏らし、味わいながらもメモを取っていたところにカランコロンと、心地良い音が響く。

こんな時間に客は来るわけがないので追い返そうとしてドアの方を振り返ると声をかけられた。


「よォ」


垣根「なんだよ、お前か」

一方「なンだ、とはご挨拶じゃねェか」

垣根「今日はも終わりだ、さっさと帰れ」

一方「そォかィ、じゃあいつものボトル、ロックでたのむわ」

垣根「人の話聞いてたかこの野郎」


突然の知人の来客に少々慌てた垣根だったが、相手を見てそんな気分も吹き飛んだ。

垣根帝督が一番憎み恨み嫌いな人物、この学生の街学園都市の能力者の頂点に立つ男、それが不意の来客者、一方通行だった。


垣根「ったく」

悪態をつきつつもキープボトルのコーナーから一方通行とかかれた札の着いたボトルを取り出す。

過去の因縁はどうあれ、今は一方通行も垣根にとっては客であり、なにより数少ない友人なのだ。

グラスホルダーからロックグラスを選ぶと

ロックグラスにミストアイスを入れてからしばらく待ちグラスを冷やしてから、丸く削ったボールアイスをグラスへ落とす

そして、キュッキュと小気味良い音を立ててボトルのコルクを抜くと、メジャーカップで測定しながら氷の上へとウイスキーを注いだ。


垣根「どうぞ、マッカラン18年ロック。 お待ちどう様」

一方「ン」

そう短く返事をすると一方通行はウイスキーの入ったグラスを手に取り、軽く氷を回す。


垣根「溶かすなよ。せっかくの18年ものが」

一方「いいじゃねェかよ、俺の酒だ好きな様に飲ませろ」


「はいはい」と呆れ顔で返事をしながら自分もバーカウンターの方へ腰掛けおいてあったショットグラスの中身を飲み干し

一方通行とかかれた札付きのウイスキーを自分のグラスへと注いだ


一方「てめェ、そりゃ俺の酒じゃねェのか?」

垣根「いいじゃねえか、てめーと俺との仲だろ」

一方「クソッ、いくらすると思ってンだそのボトル」

垣根「ッハ!店の店主にそんな質問するなよバカ」


「ケッ」と悪態をつきながら一方通行も酒をあおる。

薄暗い店内を深夜の静寂と、氷の回る音だけが支配してゆく。


垣根「で、今日は何だ?」

そんな静寂を打ち破るように垣根が一方通行に問いかけた。

一方「あン? 何かなきゃきちゃいけないンですかァ?」

垣根「鬱陶しいやつだな、てめーが来るのは決まって何かあった時ばっかりだから聞いてんだろ」

一方「なンでもねェよ。ただてめェの酒が飲みたくなっただけだ」

垣根「なんだ、てっきり反抗期に入った打ち止めにそっぽ向かれてむくれてるのかと思ってたぜ」

一方「ぶっ[ピーーー]ぞ」


「相変わらずだな」と、適当に返事をしながら二人は静かに酒をあおる。


しかし、そんな静寂もいつかは終わる。

朝日は必ず登るのだ。

早朝6時、新聞配達のバイクや、早朝から忙しいサラリーマンの声。そんな日常がやってきた。

お互い無言のまま酒を飲み明かした彼らはふらつきながら店の出入り口まで歩く


垣根「じゃあな。次は営業時間内にこいよ」


フラフラになりながら言い放つと一方通行は無言で手を振りながら朝日の白い闇へと消えていった。

とりあえずここまでです。

落ちもなければ山もない
ただただ単調な文章になってしまうのが私の文章力の低さを物語っているような気がします。
またなにかネタを思いついたら投下していこうかと思います、次は上条さん辺りに頑張って貰いたい…


このままにしておくのもアレなので作中登場したウイスキーのワタクシ的レビューでも書いておきます。

マッカラン18年はウイスキーのロールスロイスとも呼ばれるほど高級感あふれたウイスキーです。
ほのかにオレンジのような柑橘系の香りを漂わせて居ます。
コレは他のハイランド系にも言えるかもしれません。
口当たりよく口に含むと甘いチョコレートのような香りが口内を広がってゆきます。
少々お値段が高いのがネックですがバーなどで見かけた際は最初はぜひストレートでお召し上がり下さい。

それでは、また。

一方さんなら30年キープしててもおかしくない  乙


これはまたバーに行きたくなるSSだな



バーの日常SSだし
気張らずな感じでいいんじゃね

期待してる

メル欄にsagaって書いてたらNGワード書けるようになるぜ
サゲじゃなくてサガね

垣根がカクテル振りながら薀蓄垂れる話かと思ったら
まったりしすぎて毒気抜かれたわ

お久しぶりです。>>1です。

色々妄想ふくらませていたんですがなかなかうまく行かないものでした。
見切り発車ですが投下していこうかと思います。

カランコロン、と心地よい音が、静寂の店内へと飛び込む。

心理「あら?いないのかしら?」

心理「それならそれでもいいのだけれど…」

垣根「何してやがる」

心理「あら、いたの? 元同僚の店を茶化しに来たのよ」

垣根「営業時間外にかよ!」


「フフッ」と心理定規は笑う。


垣根「で、今日は何のようだ?」

心理「別に用なんて無いわ、ただ時間が余っただけ」

心理「ほかはどのお店も営業時間外だと怒られるもの」

垣根「うちもそうなんだけどな」

「はあまったく」と悪態をつくと垣根はバーカウンターを丁寧に拭いてく。

心理「毎日大変そうね」

垣根「そうでもねえよ。あの頃ヤッてたことに比べりゃこんなもん」

心理「そうかもしれないわね」


と心理定規ボトルセラーに目を向ける。

その後も中身の無いただの会話劇が続く。


心理「じゃあ、わたしはこの辺で失礼するわね」

垣根「おー。 もう二度と変な時間に来るなよ」

心理「それは出来ない約束ね」

と笑いながら扉の支えになっていた上でをスルリと引き抜きドアを閉めた。

心理「あら。 雨が振りそうね」


上条「ココだよココ。準備はいいか?」

美琴「う、うん。でも本当に大丈夫?」

上条「この上条さんに任せなさいって」


カランコロン

上条「ども。マスター二人なんですけど大丈夫ですか?」

垣根「大丈夫ですよ。こちらへ、どうぞ」

美琴「あ、ありがとうござます」


曖昧に指定された席に上条と美琴は並んで座る。


「なにか、記念日ですか?」と、垣根はコートを預かりながら聞く。

上条「いやいや、なんでもないんですけどね。 マスターにこいつ紹介したくて」

美琴「こいつって言うな! えっと、初めましてこいつがいつもお世話になってます。御坂美琴です」

垣根「どうも、Bar Dark Matterへようこそ。 マスターの垣根です」

預かったコートをかけながらも会話する、それも、バーテンダーのスキルなのだろう。


ある程度雑事をこなし、垣根は二人にメニューカードを配ってゆく。

メニューカードは3種類。ドリンク フード そして季節物だ。

上条「じゃあおれ、ジントニックと、ビーフジャーキー1つかな。美琴はどうする?」

美琴「え、っと。なんだろう、何がなんだかわかんないんだけど、どうしよ」

垣根「でしたら私に任せていただければ適当ドリンクをお運びしますよ」

美琴「じゃ、じゃあそれで!」

垣根「ごゆっくり」


そう短く話をしたあと垣根はバーカウンターにもどって何やら忙しそうにメニューをこなしていく


上条「悪かったなー。急に誘って」

美琴「ううん、嬉しかったよ、アンタからデートなんて何ヶ月ぶりのことだったから」

上条「そっか」

そう言って上条は美琴に微笑みかけた。そのほほ笑みを見て美琴も少し緊張がゆらいだ。


垣根「ジントニックとファジーネーブルでございます」

上条「ありがと」

垣根「ビーフジャーキー少々お待ちください」

上条「それじゃ飲み物きたし、乾杯だな」

美琴「そうね。 でも何に乾杯するのよ」

上条「お前の誕生日だろ、今日は」

美琴「え?ああぁ、誕生日だったわね」


キンと軽くタンブラーがぶつかる。


垣根「ビーフジャーキーです、ご注文ありましたらいつでもどうぞ」

上条「ふぅー、やっぱ美味いなマスターのジントニックは」

美琴「確かに、居酒屋で同じの飲んだけどソレとはだいぶ違うわねー」

ココで一旦ストップします。

読んでくださってる方、感想等ございましたら書いていただけると私に活力になります。

次にいつ更新できるか未定ですので気長にお待ちいただければと思います。

それでは、また



小萌とか黄泉川とか酒好きキャラを
からませてほしぃなぁ

>>44
中の人的にねーちんは外せないな

こいつら付き合ってたのか



これは楽しみですなぁ

上条さんと美琴がお酒を飲んでると嫌な予感しかしないw

乙  良いmatteryっす


このまったり感好きだぜ

お久しぶりです。1です

見切り発車で始めてしまったためどんどんどんどんボロがでてきてあたふたしている私ですww

小萌先生とか黄泉川先生とかも出してあげたいのですがとりあえず今回は上条さん編完って感じです。

文章力の低さが足を引っ張り続けている感じがしますが投下していきます。


そんな他愛もない会話を続けながら二人は今日一日を振り返るように会話をする。

そんな二人をみて垣根も少し安堵し他の客へと接客してゆく。

しかしそんなかゆったりとした空気を切り裂く用にケータイの着信音が響く

・・・

上条「わりぃ、俺のだ。ちょっと外で話してくるわ」

美琴「あ、うん。早く戻ってきてよ」

上条「はいはい。別に上条さんは逃げつるもりはありませんのことよ」

そう言いながら手を振って上条は店の外へと歩いて行く。

美琴「はあ、せっかくのデートだっていうのになー なーんでいつもこんな感じなのかしら」

と、悪態をつきつつも一人でちびちびとカクテルをあおっていく。

垣根「おかわりはいかがしましょう?」

美琴「あ。えーっと、じゃあおまかせで」

垣根「かしこまりました」

手際よく次のカクテルを作ってゆく。その間にも御坂へのトークも欠かさない。


垣根「彼氏さん、カッコイイですね。妙に風格あるっていうか」

美琴「いやあ、そんなことないですよ。マスターのほうが全然イケメンだし、それにバーのマスターなんてモテそうですけどどうなんですか?」

垣根「そうですか? 俺はあんまりモテないんですけどね。実際お客様も男性のほうが多いですしね」

美琴「ああ。なるほど」


「よっ」っという小さな掛け声とともにシェイカーを前後に素早く振る

そして出来上がった液体をタンブラーへと注いでいく。


垣根「バイオレットフィズです」


客もだいぶ減ったようだったので垣根続けて御坂には話しかける

垣根「彼氏さん、遅いですね」

美琴「いつもなんです、交流関係が広い上にすぐ厄介事に頭突っ込んだりして。今だってあたしと一緒にいることも忘れてその辺で人助けしてるかも」

垣根「なんというか、変わった方ですね。常識の通用しない感じと言いましょうか」

美琴「そうなんですよね… ほんっと、常識の通じない奴」

垣根「俺の知り合いにも一人居ますよ。 そういう奴。悪人を気取ってるくせに妙にポリシーを持ったやつでした」

垣根「ホントはそいつのこと嫌いで何度も喧嘩したんですけどね。最後には自分が助けられちゃって」

美琴「へえ。その人は今も学園都市に?」

垣根「ええ、俺の数少ない友人の一人ですよ」


カランコロンと心地良い音が不意に響く

上条「すまん、美琴。そこで一方通行にあっちまってよ。ちょっと話してたんだ」

一方「じゃますンぞ」


「はあ」と垣根と御坂はため息を漏らす。

そしてまた垣根の接客は始まるのだ

「いらっしゃいませ。Bar Dark Matterへようこそ」


=店外=

二人は肩を並べ腕を絡め夜の明かりに照らされた学園都市をあるく

美琴「はあー、おいしかったー」

上条「そうだな、さっきはゴメンな、せっかくの誕生日だってのに」

美琴「あー別にいいわよ」

「あー、えっとな、御坂」っと上条は不意に立ち止まった。

美琴「なに?」

それに釣られるように御坂も立ち止まる


上条「あのーこれさ、さっき渡そうと思ってたんだけどさ。渡せなかったから」

美琴「なにこれ?、あけてもいい?」

上条「うん、空けてくれ」

美琴「なにこれ、指輪?」

上条「俺達、そのーあれだ。まだ大学生じゃんか。 でもよ、学校卒業してからもさ、一緒にいてほしいなって思ってさ」


そこまで言って上条は顔を真っ赤に染めて最後を言い切る


上条「なんつーかあれだ、結婚にはまだ早いから、あのー、あれだ。婚約指輪なんだけど…」

「ああああ、アンタ急に何言い出すのよ!」と上条以上に赤く染まった御坂が電撃とともに叫ぶ


上条「で、さ。受け取ってくれるか?」







   「当たり前じゃない」



ふぅ、とりあえずひとまずここまで!!!

恋愛感情を文字にしていくって難しいなーとつくづく思い知らされました。


次回更新は未定になりますのでゆっくりとお待ちいただければと思います。

乙。のんびり待ってる

なんだ…この上条さんは…できる!!



こうなると美鈴さんでてほしいな

御坂遺伝子に垣根がどう対応するかみてぇ


アイテム勢も番外個体も出るんですよね?ね?(迫真)

こんにちは。1です。

ちょこっとだけできてきたので投下していきます。



その日は只の休日で、平和な週初めの月曜日だった。
とある諸事情で銀行へ出かけることになったのだが
その出かけ先の銀行で突如平和な休日を引き裂く
鉛弾の発射される音が響いた。

ギャーギャーと響く悲鳴とダダダダッっと小気味良く発射される弾丸の音が銀行に轟く。


強盗A「おとなしくしろ!! 騒がなきゃ命だけは助けてやる」

そんな3流な犯行声明とともに銀行内には火薬と鉄の匂いと共に嫌な沈黙が流れ始めた。

強盗B「さっさと金を詰めろ。それとシャッターを閉めろ」


強盗は行員にそう告げると共に手にした銃とカバンを向ける。

行員は「ヒッ!」と出かけた悲鳴を押し殺し言われたとおり紙幣をカバンへと詰め始める。
この街ではさほど珍しくはない。
よくある銀行強盗だ。

とある戦争がとある少年の手によって終わり平穏を取り戻した世界だったが学園都市では未だにこういった学生による犯罪が横行する。


しかし、緊迫する銀行内に一つこの緊急事態に似合わない音ごく平和な日常的なが聞こえる。
ジャーっという水音。

キュっと蛇口が閉まる音とともにコツコツと床を蹴る音が聞こえる。
ふーっと一息つきながら男がトイレから姿を現すと薄暗くなった行内に異変を覚え一言漏らす。

垣根「なんだあ、これ」

そんな緊張感もない一言とともに3つ4つと銃口が向けられる

強盗A「誰だてめえ! どっからはいってきやがった!!」

垣根「あぁん? 俺はさっきからトイレにいたっつーの」

そう言いながら垣根は両手を肩の高さまで上げて反抗の意思がないことを示す。


垣根「おとなしくしてりゃいいんだろ? だったらなにもしねーよ。さっさと帰れ」

そんな態度が気に入らなかったのだろう
チッっと舌打ちをこぼしながら強盗を垣根に向けた銃口を降ろさない。

強盗C「生意気言ってんじゃねえぞてめぇ。殺されてぇのか?」

垣根「うるせえなあ、おとなしくしてるっつってんだからいいじゃねえかよ」

垣根「お前らはお前らの用事をさっさと済ませて帰ってくれよ。こっちも忙しいんだ」

と、やれやれといった表情で垣根はソファに腰掛けるようとした。その時、「タンッ」っとスタッカートの聞いた銃声。
垣根が座ろうとしていた真横にあたった銃弾がソファに穴を開ける。

しかし、垣根は動じずそのまま両手を肩の高さまで上げたまま腰掛ける。

強盗C「クソが!! てめぇらもさっさと金を詰めやがれ!!!」


垣根に向けた銃弾がソファにヒットしてから小一時間ほど立っただろうか。
垣根は「売上の確認に来てみりゃとんだ災難だなあこりゃ。不幸だ」など、呟くが、外から聞こえた拡声器の声で全てかき消された。


「アンチスキルですの! あなた達は包囲されてますの、犯人グループはおとなしくしてくださいまし」


外から聞こえたその声に強盗たちは冷静さを失い、慌てながらこの後どうやって逃げるかの相談をする。

「聞こえませんの? コレ以上の沈黙は逃走とみなし強行策に出なくては行けませんのよ?」

と追い打ちを掛けるように外から拡声器の声。


「はあ、めんどくせえ」と垣根はため息混じりに声を漏らす。

垣根「てめえらよぉ、おれなんかにかまってるから逃げ遅れちまうんだぜ?」

「なんだと?」という怒声が聞こえるが垣根は会話を続ける。


垣根「っは、コレ以上籠城したって無駄だからさっさと自首しろって言ってんだよ」

垣根「じゃねえと、この後事情聴取だなんだと俺の予定がことごとく狂っちまう」

垣根「そういうのはスマートじゃねえよな。職業柄よ」

「だから」と言いながら立ち上がる垣根の背中には白く輝く翼。

垣根「素直に寝てろ」

そう言うと「ウッ」っという短いうめき声とともにバタバタと強盗たちが倒れていく。


『未元物質【ダークマター】』

この世に存在しない物質を構成する垣根帝督だけの超能力。


垣根「やり過ぎちまったかな。 奴らの周りにだけ酸素を急激に奪う物質を創りだしたつもりだったが」

垣根「若干酸欠気味だぜ」

と、言いながら閉ざされたシャッターへと翼を向けてシャッターを軽々しく吹き飛ばす。

粉塵と共に外へと勢い良く瓦礫が飛び出し辺りを埋め尽くす

「な、なんですの一体! まさか、犯人の中に高位能力者でも」


そんな声が外から聞こえるが垣根はお構いなしに粉塵の中を外へと歩みながら言った

垣根「よう、白黒」


白井「あ、あなた! もしや、コレはあなたが?」

垣根「あ? ああー、シャッターは俺だけどよ、どちらかと言えば俺は被害者だぜ?」

白井「はぁ? まあ、何にせよ、アンチスキルの詰所まで同行してもらいますの」

垣根「なーにいってんだこの白黒が、俺はこの後も忙しいんだよ。 てめーらの仕事に付き合ってられるか」

そう言うと垣根はその能力で創りだした羽で空中へと飛び上がる。

白井「ちょっと!お待ちになりなさい!」

垣根「じゃあな、白黒。 また店に来た時にでも話聞いてやるよ」


はい、以上です。

バーでのまったりを期待していた方々には申し訳ないです。
こういうの書きたくてついやってしまいました。少し反省。

アイテム勢や番外個体などももちろん登場させたいですねー。
あんまりキャラを掴みきれてないのでなかなか筆が進みませんが。

次回投下も未定になりますが、次はまったりさせようかと思っております。

それではまた。



ここは1の常識の通用しない
カクテルを作るべき

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom