男「生きてる「人類」が俺だけになった」(941)

「......」ボケー

「.......」カキカキ

2014年1月 曇り

「.....今日は遠出はやめとくか」カチッ

「.....フーっ」テクテク

「.....」カキカキ

家の周囲確認 チェック 厚版が一枚緩んでただけ

「珍しい事もあるもんだな...」

「貯水槽と温室も問題ナシ...と」カキカキ

「...フーっ...今度高いタバコにしてみようかな...」ポイ捨て

「....ゴミ捨てるか」

「あーゴミ重てー...今度から小まめに捨てないとなぁ...」テクテク

「お、今日もいるいる」

ワンワンオ!ワンワンオ!

「おーよしよし。今日も待ってたのかお前ら」

「まぁちょろっと待ってろって。ゴミ捨ててからやるからさ...」ドサッ

「......」カチッボッ

ボオォォォ

「うひょー、今日はいつもより大きく燃えております燃えております」

クゥーン...

「ん、火はまだ怖いか。わりぃわりぃ...」ナデナデ

ワンワン!

「だーっ!わかったわかった!これだろ?これ!」つドックフード

ワンワン!!

「待てってんだろ!!お座り!!」

「...ったく...」ガラガラガラ...

「...ほれ、食ってよし」
ガツガツガツガツワンガツ....

「....1、2、3、4、5....」

(....やっぱり一匹減ってる....)

(人間の次は犬にチェンジか?クソ...)

「...大変なんだな、お前らも」ナデナデ

「......」チラッ

12時

「......飯、狩らないとな...」

兎「」

(......オフィスビルに兎が居座ってる光景に馴れるって案外すごくね?)
「さてと...これ、試射してみるかなっ」カチャッ

兎「」

「.........」

兎「!」ピクッ

「.......!」バシュッ

兎「」ドスッ

「お......当たった、すげぇ」

「すげーな、2ch見ながら造った即席クロスボウ...造るのクソ大変だったけどこれって革命的じゃね?」テクテク

「......誰に話しかけてんだ俺は.....」(兎から矢引き抜き回収)

(....あの書き込み、2年前のだったな...うpした奴も死んでるよな...)

(......情報センクスな)

--2時間後 14時--
ガチャッ
「ただいまー...って何やってんだか」

「さーて、兎捌きますか...の前に音楽でも...」ガサガサ

「これでいっか」つ交響曲第三番

「ラジオにセットっと。ポチっとな」ポチッ

~~*~~*

(......爺っちゃんに音楽の愉しみ方を教わっといてよかったかもな...)

「さーて...」

-台所-

「ん~んん~*」カチッ
ヂヂヂッ...
「あれ、また発電機の調子悪いかな...はぁっまた配線調べないとか...」

「ったく...包丁包丁...っと」
ザクッ
グチャァ...
「うぇ...クッソ血生臭ぇ...エアコンエアコンっと...」ピッ
ブオオォォ...

「うぉー...現代科学マジ感謝...」
ザックザック...

「今日はフライドチキン為らぬフライドラビットにしようかな...」

「.....そろそろ18時か....」

「衣を付けて兎を油に投入し~豆を煮て~っと...」ジュウゥゥコトコト....

「さーて...戸締まり戸締まりっと」
ガシャン!ガシャン!ガシャン...!
「...これで最後っ...と」ガシャン

「......うわー....やっぱ鉄のシャッターだと真っ暗になるわな」

「でも、電気をつければ」カチっ

パパッ

「あらますぐに明るくなりましたー」

「......独り言多くなったな、俺...」

「さーて料理はどうなっているか...うっひょ、旨そ...やっぱ味付け衣使っててよかった」

--
「お皿に盛り付けて~っと...」

「...爺っちゃん油っぽいの嫌いだったから、一個でいっか」

コト...

「爺っちゃん、今日はフライドラビットと煮豆だよ」

「今日さ、ネットで過去の書き込みからクロスボウ造ってみたんだけど、こいつが中々使えるやつでさぁ...銃声もしないし矢は再利用出来るし、超便利なんだよ」

「多分、爺っちゃんの猟銃お役御免かも...なんてw」

「....ま、爺っちゃんの形見棄てられる程まだ強くないから、もうちょいアレには世話になるだろうけどね...」

ピピピッ、ピピピッ

「!....時間か」

ォォォォォォ......

「....来たか」

「大丈夫だよ爺っちゃん...あの世で婆ちゃんと宜しくやってろよな...」

2013年11月
人類が怪物に喰い潰されてから約2ヶ月が経過していた

 2ヶ月前、2013年11月にニューヨークの街が一夜で壊滅した。突如発生した疫病によって変異した感染者によってだ。
 その後、疫病はニューヨークから、ボストン、フィラデルフィア、ワシントンと次々に壊滅していき、やがてはアメリカ全土を支配してしまった。
 そして、その破滅の波紋はカナダ、メキシコにまで広がる。人々は疫病により変異した感染者の驚異の生命力と繁殖力に為す術もなく倒れていった。
 パンデミックから8日目。南アメリカ、侵略。
 ここでようやくパンデミックが止まった。何故か。大海という城壁が疫病の侵攻を妨げたからだ。

 そう。疫病の感染者は海を渡ることは出来ず、水の中を泳ぐことも出来なかった。当時は。
 12日目。城壁は越えられた。
 ロシア、イギリス侵攻。
 疫病はたった4日で進化し、感染者は海を渡れるようになってしまったのだ。
 南北アメリカだけと安堵していた人間が束の間、奈落へと突き落とされた。
 最初は抵抗する者が現れたが、除々に勢力が無くなっていった。
 その闘いで瀕死の重傷を負ったある男が死に際にこう言った。

 2ヶ月前、ニューヨークの街が一夜で壊滅した。ノーアイズという怪物によってだ。
 その後、ノーアイズはニューヨークから、ボストン、フィラデルフィア、ワシントンと次々に壊滅していき、やがてはアメリカ全土を支配してしまった。
 そして、その破滅の波紋はカナダ、メキシコにまで広がる。人々はノーアイズの驚異の生命力と繁殖力に為す術もなく倒れていった。
 パンデミックから8日目。南アメリカ、侵略。
 ここでようやくパンデミックが止まった。何故か。大海という城壁がノーアイズの侵攻を妨げたからだ。
 そう。ノーアイズは海を渡ることは出来ず、水の中を泳ぐことも出来なかった。当時は。
 12日目。城壁は越えられた。
 ロシア、イギリス侵攻。
 ノーアイズはたった4日で進化し、海を渡れるようになってしまったのだ。
 南北アメリカだけと安堵していた人間が束の間、奈落へと突き落とされた。
 最初は抵抗する者が現れたが、除々に勢力が無くなっていった。
 その闘いで瀕死の重傷を負ったある男が死に際にこう言った。

 「ゾンビの方がまだ良かった・・・。」

 31日目
世界が終わった

地球の暗黒時代の幕が開き

人類は滅亡した

たった一人の日本人を置き去りにして

ノーアイズ

彼は感染者をそう呼んでいた

目が真っ暗に変色して、まるで目が空洞のようだからそう名付けた。

外見は人間そのものだが、その正体は映画に出てくる怪物そのものだった。

ノーアイズは霊長類を捕食対象にし、同時に繁殖対象としていた。

方法は血液感染。
まず視神経が破壊され、そのまま中枢神経、脊椎を蝕み、脳に至る。次に内臓、筋肉を腐らせ、最後に肌質、血液、さらに内臓構造までもが変化してしまう。 
 人によって時間の個人差はあるものの、致死率は100%。ワクチンも開発されていない

ノーアイズには変異の中で妙な特徴があった。
紫外線に極端に弱体化した。
紫外線に晒されると、ヤクが切れたヤク中のようにのたうち、ショック死する
まるで吸血鬼だ

誰が発電等してんだよ

疫病に感染したものは太陽が照りつけている時間帯には動けない

だから彼は日中だけ動き、夕方からは要塞に改造した家に籠城した。

それで彼は生き残った

彼だけ生き残った

>>18自宅に発電機設置してる

アイアムレジェンドだっけか

発電も自宅に発電機を設置し

水道は貯水槽に貯めたものを

ガスもタンクを設置して、小さなガスコンロを使った。

>>21
Yes

ガンガン...

ォォォォォォ....

「...っ...っ...」ビクビク

奴らが家を叩く音、悲鳴のような叫び声、奴らが歩き回る音
野外から聞こえる音全てにビクつきながら寝室に座り込み、猟銃を握りしめていた。
「大丈夫、大丈夫、奴らは襲ってこれない、大丈夫、大丈...」

ガンッ

「ひっ?!」

あの映画見て思ったけど、離島に逃げた人って居なかったんだろうか?
とか考えたな。さて、ここからどう展開するのだろう。

「だっ大丈夫、大丈夫...入ってこれるもんか...へへ...入ってこれるもんなら入ってこいクソやろ...」

ォォァァ!!!

「うわあぁぁぁぁごめんなさいぃぃ?!」

「...あ....ははは...」

「d、DVDでも...み、みようかな....」

エンダァァァァ

ォォォォォォ.....!!!

イヤァァァァ

ガンガンガンガン

「......何も聞こえねぇ」

「あーぁ、いつか防音加工すりゃぁ、あいつらの声なんて聞かずに済むのになぁ...」

「あー...そういや近くに自衛隊の臨時駐屯地があったけかなー...今度調べに行かないと...」

「...やらないといけない事ばかりだ、死にたい」

「でも死にたくない」

「.......寝よ....」

ォァァァ!!ガンガンガンガン...

「うるへー...」つ耳栓
スポッ

シーン...

「ふぅ....」パチッ

ゴソゴソ...

(明日も5時に起きて、家をチェックして、スーパーまで食べ物調達して、生き残りがいないか捜索して...いつも通りのパターン)

(.....何で皆死んだのに生きてるんだろう、俺....)

(Zzzzzz....)

-「東京で伝染病発生.....」-

-男!お前女ちゃんにまだ告白...-

-校長からの通知だ...お前は退学処分だとさ.....

「なんで...なんで何ですか先生!悪いのはあっちだ!俺は女を助けようと...」-

-「姉ちゃん、ごめんな...俺馬鹿だから迷惑ばかり...」
「あんたは馬鹿なんかじゃない。あんたはあたしの可愛い弟なの!」-

「爺っちゃん!またAVなんか買ってきたのかよ...!」
だはは!!歳をとっても性欲は滅びぬ!何度でも湧き上がるわ!-

-いい?!姉ちゃんが帰ってくるまでお爺ちゃんと一緒に家にいて!絶対外に出ちゃダメだから....-

-「姉ちゃん...どうしt....ね、姉ちゃん首が.....!!」
男!姉ちゃんから離れろ!!-

-「爺.....ちゃん.....?なぁ嘘だろ爺ちゃん?!」-

-「友、お前まで...チキショォォ!!」-

-彼女は感染している!隔離しろ!
男君....!
「離せ!離せよ!その子は咬まれてない!感染なんか....」-

ピピピッピピピッ

「!!」ガバっ

チュンチュン....

「......」

「........」ポリポリ

「......朝風呂でもはいっか」

ザアアァァァ.....

「あー、朝シャワーさいこ~...」

ザアアァァァ....ァァ...

「......ん?」

...ポタっ..ポタ.....

「あ、あれ?」キュッキュッ

「...あちゃー、水使い過ぎて貯水槽空になったか...」

隙間風がヒュウゥゥゥ....

「.......ひでぶぅ......」z

「.....はっくしょいっ....」カキカキ

朝食:お茶漬け
体温:平熱
予定:水と食糧の調達
生存者の捜索

「えーと、持ち物のチェックは...」カキカキ

・懐中電灯予備含め2個
・乾パン
・魔法瓶入りお茶
・猟銃
・クロスボウ

「良し、っと...」

「...爺ちゃん、行ってくるよ?」

「......」フーっ

「......よし、行くか」ガラッ

ヒュウゥゥゥ...

「....ひでぶぅ......」ガクブル

-現状確認-

・地球上で未感染で生存している生物:主人公以外の人類及び霊長類以外の全生物

・世界崩壊から2ヶ月以上経過

・主人公の年齢18歳DT

>>26
離島に逃げても保菌者等が島にいれば、そこでパンデミックが起きれば本土より数倍の速度で島中がパニックになる

狭いから感染したのと接触する可能性とんでも無く高いし、脱出手段も限られてるから結構リスクが大きい

と思う

-スーパー-
「うぅぅ...寒い....」ガクブル

「......一応、猟銃構えとこ...」カチャッ

(相変わらず派手にドアぶち破られてんな...)

ジャリ...ジャリ....

「うぇっ...くっせぇ...腐った食い物ハンパねぇ...」

「は、早いとこ水を.....」

「.......」

(二階に続くドアが開いてる...)

「.....」ゴクッ

コツ...コツ....

(ここはずっと前に片付けたばっかなのに...)

ギイィィ....

「......」

ノーアイズ「」

「う.....っく....」

(やっぱりノーアイズか...)カチャッ

ノーアイズ「」

(女のノーアイズか...20代後半位だったのかな...)

(....馬鹿か俺は...こんな事考え出したら霧がないのに....)ダァンッ

ノーアイズ「ギッ」ブチャッ

「.....ふぅ....」

「......他にもいるか、探しとくか...」カチャッ

ガチャッ

「....事務室は空」

ガチャッ

「倉庫も」

ガチャッ

「便所も」

「.......」

冷蔵庫

「.....まさか、な」

ガチャッ

ノーアイズ「」

「」ブッ

「いやぁ寿命が縮んだ縮んだ....」テクテク

「つうか水クッソ重てぇ...カートかっぱらってくるんだったな...」テクテク

「....でも冷蔵庫に隠れる半死人って...エナメル製の棺桶に入れられた死体かっつぅの...」

「....ぷっw」

「...どんだけユーモアが欠落した世界でも愉快な事が残ってるんだな...」

-11時頃-

鹿×鹿「」交尾なう



「.........」

「鹿ですらヤってるのに未経験の俺ってなんなん...」

(流石に取り込み中の鹿狩っても食欲でないだろうし...)テクテク

「.....お?すげぇ、これフェラーリか?....フロントガラス割れてドア外れてて...運転席にスーツ姿の骸骨乗ってるけど」

(こうなる前は、一度でいいから乗ってみたかったなぁ...まぁ車なんて爺っちゃんのオンボロと自衛隊のしか乗ったことないけど...)

(......車運転できりゃぁ、移動の範囲も広がって物も運びやすいだろうに.....)

(...............あ)

(逆に考えるんだ、運転を勉強しちゃうんだと)

-13時-

「というわけで、古本屋から車の運転技術に関する専門書等をかっぱらってきました」ドッサリ

「...正直一冊の分厚さみただけですぐ諦めようとした時期が俺にもありましたよ、えぇ」

「だがそれでは何も変化しない!運転技術を身につければ、車を活用して今後の生活をもっと充実したものにするためにはやらなければならないのだ!」ビシッ

「......なにやってんだ、俺....」

「あーもー...さっさとやっちゃぉ」ペラっ

「........なにこれ日本語????」


-30分後-
「...............ひでぶ..............」プシュ~

-5時間後-

「......ふむふむ、なるほど..AT車なら俺でも扱えるかもな.....」

ピピピッ!ピピピッ!

「っ!!」ビクっ

「やばい...時間忘れてた...あ!シャッター...!」ダッ

ガシャン!
ガシャン!
ガシャン!
「はぁっ....はぁっ....!」
ガシャン!
「こいつでラス....っ!!!」

ノーアイズ「Veaaaaaaaa!!」ワラワラ

「うっうわああぁぁぁぁぁ!!!」ガシャン!
ガァン
ダンダン
ォォォォォォ.....

「っ.....はぁっ......」ドックンドックン

「......め、飯でも作るかか、な....」

「炒飯うめぇ」ハフハフ

ガンガンガンガン....
ォォォォォォ.....

「...やらないからなー」

「.......」
(こいつらも飽きないよな...毎日毎日...どんだけアホなんだろう...)

ガァンっ!

「ひっ?!」ビクッ

(アホだからおっかないけど...)

(...なんでこいつらは他にも野生化した動物がうようよしてるのに...)

(なんでそこまでして俺...いや、人間に執着するんだ?)

「.....」(覗き穴からじー)

「ゥゥゥゥ....」ウロウロ
「...ゥゥゥゥ!...ゥゥゥゥ!」バンバン
「ゥァァァゥゥゥゥ...!!」
「ウホッ...」

(...呻きながら家の前をウロつく奴に玄関や窓のシャッターを叩く奴にいがみ合う奴らに座り込んでジッパー上げ下げしてる奴....)

(いつもと同んなじ、か....)

(....ん)

ノーアイズ「..........」

(....女の子のノーアイズ...)

(ブラとパンティだけじゃん...どういう状況で感染したんだ?一体...)

(.....)ゾクっ

(馬鹿か俺...女とはいえ死人の身体見て興奮するとか....)

(....クッソ、静まれ、静まれ我が息子よ。お前に屍姦の趣味はないはずだ...)プルプル

(....AVでも見てヌくかな...)

「AVみて死にたくなって萎えたワロス」

(やっべー、性欲溜まってるけど持て余せねー)

「...最後にヌいたのって...あぁ、女さんのパンチラでだっけ。あれは最高だった。今までで一番出たな」

「.....そういや最後に女の子に触ったのも....女さんだったな....」

「..........」ズキっ...

「音楽でもかけよ...」

「爺っちゃんのCDコレクションから適当に...これでいいや」

「ポチっとな」ポチっ

~♪ ~♪

「......」ジャケットチラッ

"疫病の年"ロジェ・レイエ

「」ブッ

「ダイレクト不謹慎だったよ爺っちゃん...」パジャマ着替え

「ふー、寝る前に一本...」カチッ

「...フーッ」

(...2ヶ月前だったら姉ちゃんと爺っちゃんに半殺しにされてんだろうな...)

(でもやめらんねぇよ...これ位しかストレス解消系がないから....)

「フーッ...」

(この有害物質が尽きたらどうするんだろ、俺。.....いや、それはないな。タバコ屋やコンビニからかっぱらった何十カートンが山済みになってるんだ。姉ちゃんの部屋のクローゼットに......っ)

(.....あぁ、くそ.....食糧庫だ、食糧庫。姉ちゃんの部屋じゃなくて食糧庫...いえす食糧庫)

~♪ ~♪

「.......」ジャケットチラっ

"不安の時代"バーンスタイン交響曲第二番
「」ブッ

「未来予測して嫌がらせかっつぅの爺っちゃん」

「あーもー...寝よ、寝よ....」パチっ

「.....」ゴロン

(......明日遠出したいから、晴れるといいなぁ....ショッピングセンターの自動車売り場まで行かないと動ける車ねぇよな...)

(......上手くいくといいけどなぁ....)

(Zzzz...)

--橋を上げるんだ!封鎖だ!--

--人類を守る為には、少数の犠牲や殺人は止むを得ないとし...--

--「あんた自衛隊なんだろ...?こんな事していいのか...?」--

--自衛隊は国と国民を守る為にある組織だ。国民も守れない男に国なんて守れやしない--


--あの光の方向まで走れ!私に構うな!!
隊長さん!!
「行こう女さん...!あんた!向こうで待ってるからな!絶対追いつけよ.....!」--

--2ヶ月前 2013年--
・アメリカ ホワイトハウス・

参謀総長「教授、この疫病に関する国中の専門家すべてに来ていただくよう要請したはずですが...私の目には貴方とラブ博士しか見えませんが?」

教授「大変申し訳ありません。なにせ...専門家にも死者はでているので」

大統領「よろしい。では、教授。それに...あーラブだったかな?まぁどうでもいいが、君たち、私の国に一体何が起きてるんだ?」

教授「大統領、残念ながらこの疫病とどう戦うべきか、我々にも全くわかりません。疫病は24時間おきに変異してる為ワクチンが製造出来ず、仮にそれがあっても感染者の数が多すぎて対処できません」

ザワ...ザワ...

大統領「....西海岸全体に緊急事態を発令した。カルフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州は他の州と隔離している。今...」

ガチャっ

統合参謀本部長「大統領っ...!」

大統領「っはぁー...私は今週でウォーターゲート事件の後のニクソンよりも運がないようだ...」

統合参謀本部長「たった今...オクラホマ州、ミシガン州、そしてボルチモアでも疫病が発生したと報告が...」

ザワ...ザワ...

大統領「っ.....」ハァー

博士「教授...どうなってると思う?」ヒソヒソ

教授「さぁね。こんなに広がりは早いウイルスなんて聞いた事もない」ヒソヒソ

教授「.....黙示録の序章だね、まるで...」ボソッ

参謀総長「っ...とにかく、今は、この現状をどうにかするべきです。感染地域を封鎖し、未感染地域を隔離し....」

教授「無駄ですよ」

ザワっ...

大統領「...どういう事だね、教授?」

教授「ニューヨークを一夜でゴーストタウンに変え、48時間でアメリカの殆どの州に蔓延している疫病を今更止めるなんて馬鹿で無駄な考えだ。そんなの幼稚園児でもわかりますよ」

大統領「だったら何だね?このまま椅子に踏ん反りかえり、ビールでも飲んでポルノでも見てろとでもいうのか?」

教授「...それ位しかもうする事はないでしょうね」

参謀総長「全く馬鹿げている。君はどうかしている!今この国は危機に瀕しているのだぞ!私は、アメリカの愛国者として、君を心の底から軽蔑っ......」

統合参謀本部長「」バタッ

突然、彼は両目を見開き、身体を硬直させた。ちょうど絨毯に描かれた大統領の紋章の鷲の上に倒れた。

本部長?!
大変だ!息をしていないぞ!
おい!誰か医者を呼べ!早く!
シークレットサービスはどうした?!

大統領「なっ、何が起きてる?!」

博士「....教授」

教授「あぁ....マズイ事になったぞ...」

「ギャアアァァァァ!!」

キャアァァァ?!
ほ、本部長が将軍の首を食い千切った?!
どうなってるだ?!
博士「あぁ....なんてこと...」

教授「護衛官、彼を撃て!それからこのビルを封鎖しろ!」

護衛官「なんですって?!」

大統領「気は確かか?!彼は...」

博士「大統領、本部長は感染しています!このままじゃ部屋中の人間が殺されます!今すぐ誰かが彼を撃た....」

教授「!! 博士!!」

博士「え?」ガブっ
本部長「」ブチぃっ
博士「っ.....あっ.....」

キャアァァァ!!
ダァン...!
教授「....っはぁ....はぁ...」

教授「....クラッシュだ....」

教授「この建物をクラッシュしろ!クラッシュするんだ!!」

--疫病発生から48時間 ホワイトハウス封鎖--

※クラッシュ:封鎖

iPhoneだと指がつる

どうでもいいけど

主人公が持ってる爺っちゃんの猟銃は上下二連式散弾銃だと思って

すまん。銃の事はよくわかんない。2連射しか出来ないってこと?

>>66
イエス 縦に二本銃身が並んでてポンプアクション必要ないけど一度に二発しか発射出来ない
詳しくはWebで

ピピピっ ピピピっ

「」ガバっ

チュンチュン...

「......」ポリポリ

「首寝違えたかな...」コキコキ

「さーて...」

「...こうなる前にケンタッキー茶漬け試しときゃよかったな...あ、やべぇケンタッキー超食いてぇ...まぁ無理だけど」カキカキ

木曜日 晴れ
朝食:トーストとオレンジジュース
体温:平熱
目標:車の調達

「ふぅ...久しぶりの遠出だ....」

(ショッピングセンターまでは歩いて2時間ちょいの距離だったかな...途中で自転車でも乗り捨ててあればなぁ...」

(ま、チェーンが錆びちゃってタイヤもパンクしてるだろうけど)

「....日没までには戻れるようにしないとな....」

--13時--ショッピングセンター

「」グッタリ

--それから3時間後---

「いぇーーい!!」

「手に入れましたプリウス!動かしてきました車庫まで!」

「いやぁハラハラしたけど意外とすんなりいけたぜHAHAHAHA!」

「これで明日から俺の暮らしは楽になるぜフハハハハ!!」

ォォォォォ.....

「」ビクッ

「.......トイレトイレ...」

「ポチッとな」
"ピアノ協奏曲第二番"ブラームス

「.....AVとエロ本ばっか見てた癖に、爺っちゃん音楽は凄そうなのばっかだよな...」

「....小説も」

"吸血鬼ドラキュラ"

「.......」ペラっ

ォォォォォ....
ワンワン!

(....犬の鳴き声だ....)

(襲われてんのか...やっぱ...)

(....人類の次は哺乳類?そのまま地球上の動物全部食い潰す気かよ....)

(.......俺はどうしてまだ生きてる?)

「........」ペラっ


『吸血鬼の強みは、信じる者が誰もいないことだ』

「.....そうだな、ヴァン・ヘルシング教授」

--次の日--

「…狩猟はいい気晴らしになるな…悪趣味だけど。といっても今日は一匹も討ててないけど……お」

狸「」

「ドラえm…おっとあれは青い猫だったな確か」

「よぉし…」クロスボウ構え

狸「」

「…動くなよ……動くなよ……」

狸「!」ダッ

「あっ」

タタタタ……

「あっちゃぁ…逃げちった…ん?」

「あの狸、民家に入ってったな…塒かなんかにしてるのかな。どっちにしろ…うん。物資調達兼狩りに行きますか…」チラッ

15時

「まだ平気だな、うん」

(…派手にぶち破られてんな…)
「おじゃましまーす…って言っても誰もいない、か」

「…ひどい有様だな。壁中に乾いた血が染みになってる」

「狸は何処行ったかなー、あと使えるものを探そう」

--30分後--
「見事に逃げられてましたーww」

「利用できそうなものもなかったし…俺の前に、誰かが前に漁ったのかもな。それかこの家の住民が持ってって逃げたか」

「……どっちにしろ、どっちとも死んでるだろうけど」

「あーあ…帰ろっかなぁ…」

「……あ?」

「なんだあの天井の金具………あ、屋根裏部屋への階段おろすアレか」

「屋根裏部屋なら、何かあるかも…」チラッ

15時

「うん、大丈夫大丈夫」

「てか今思った。俺って一体何処の地域に住んでんだろ…」

「よっと」
ガッ
「よし、クロスボウが上手い具合に引っかかった」
「このまま下げて...」グイっ
ガタタタッ!
ガダンっ!
「ひでぶっ」

「あーいてー...鼻曲がってねーかな...」サスサス
「さてっと、何があるかな~」トントントン

「ぶぇっげほっげほ...!クッソ埃クセぇ...!」
「....って...なんだこりゃ。カラの乾パンとペットボトルが数本転がってるだけだ」
「誰かここに避難してt....」ピタッ
「............」

ァ...ァァ.....
「....ノー...アイズ...?」
ァァァァ....ァ...
「な、んだこれ...全身の肉が無くなって....ほ、殆ど内臓と骨と皮だけじゃねぇか....」
ァ...ァァァ...ァァ
「しかも....っまだ....幼児じゃねぇか....」
ァァァ...
フラっ...
ベキっ!ドタン...
「っ......」
(立とうとして足の骨が...当たり前だ...あんな木の枝みたいな足で...)
(一体この子に何が...)

(.......違う。何もなかったんだ。ここに逃げ込んで奴らから逃れた。でも出る事ができずに食べ物も尽きて....神の救いも何も起こらず、餓死したんだ.....)
ァ...ァァァ...ァァ
(餓死する寸前に、空気中に微量に浮遊しているウイルスが感染して....あり得ないほど弱体化して免疫力が落ちてるから、人が吸っても何も起こらない量のウイルスでも、発病した...)

(この子は、苦しみから解放される寸前に、それを許されなかったんだ...)

ァ...ァァ...
「.......」

グッ...

「....どうして、こうなったんだろうな、ホント...」

ァ...ァァ....ァ...

バキッ

「.........神様」

「どうしてこの子じゃなくて、他の人達じゃなくて...俺を生かしたんだ...?」

「.....あそこに埋めてあげよう」

--自宅--
「...よし。車の準備おk」
「....死体はビニールシートに包ませてあるからいいな」

バタン

「ガレージは...開けたままでいっか。どうせすぐ戻るし...泥棒する人間もいないし」

「いたら盛大なパーティーでお持て成すけど」

「よし...」キュルルっ

..........


「着いたっ、と」

「.....あれから直ぐに自衛隊も引き上げてたからな...うひょー、邪魔なものが何にもないと、ここってすげぇ景色いいんだな」

「さて、と...行こっか、おチビちゃん」

ザッザッザ...

「...よっ、爺っちゃん」

「2ヶ月ぶりかな...?花でも摘んで持って来ればよかったね。ごめん」

「....今日さ。子供のノーアイズを...やったんだ。うん。...まだ幼稚園児位の子。その子を、さ...ここに埋めてあげようと思うんだ」

「大した理由はないよ。ただ、ここは人里離れた場所だから奴らはいないし、掘り返す動物もいない。それに...爺っちゃんの横なら、何かこの子も安心しそうだからさ」

「.....ま、爺っちゃんなら何にも言わずに自分から掘りはじめそうだけどね」

ザック ザック
「ひぃ...ひぃ...あ、穴掘るのって...こんな重労働だっけ...?!」ザック ザック
「ん?」
蛙「ゲコッ」
「うぉ?!冬眠してた蛙がでてきた!!」
蛙「ゲコッ」ピョーンピョーンピョーン...
「...跳ねながらどっか行ったな。怒ってたのかな...」
「ま、いいや」ザックザック
--1時間後--
「ほら、降ろすよ...」
「......隣のジジイはね、俺の爺っちゃん。スケベで悪賢くてムカつくけど、値は子供好きで良いジジイだから...安心して」
「......安らかに、ね」
ザック ザック ザック
「ふぅ...ふぅ...」
(....これできっとこの子はあの世で家族と会える)
(でも俺は?俺はいつまで生き続ければいい?寿命が尽きるまで?地球が終わるまで?)
(....それまで俺はずっとこんな事を繰り返すのか?)
(ずっと孤独なまま生きてくのか?)
「......っ」ポロっ
「っあぁ...くそ.....」ポロポロ
「ちくしょう...ちくしょう.....!」ポロポロ
「っあ...ひぅ....っ姉ちゃん....爺っちゃん....女さん....俺どしたらいいんだよ.....?」ポロポロ

「.....フーッ...」グスっ

「.....久しぶりに泣いたかもな....」

「あーあ...考えるのをやめれたらどんだけ楽か.....」

「.....帰ろう」

「今何時だ?」チラっ

15時

「よし...少しドライブしてスーパーマーケットで缶詰調達して帰ろう」

「ん?」

「......」チラっ

「..................」






「時計.........止まってる.........?」

ブルルルル......
「クソ...クソ!!クソ!!!クソ!!!!」
「なんて馬鹿なんだ俺は!!二回も時計をチェックしたのに!!なんで気付かなかったんだ!!」
(あの家を調べるのに30分費やして、そこから自宅に戻るまでにも30分。ここに来るまでに1時間はかかっている...ここには数時間いた筈だ....どのくらいたったんだ?!)

「ちくしょう.....!日が沈みかけてる。奴らがもううろつき出す時間だ...きっと俺ん家の前にももう待ち構え.....」

「....ぁあああ!!」

「ガレージが開けっ放しだ....あぁ、まずい...中の装備が...発電機がやられる!!」

もう無理だおパトラッシュ
なんか裸の天使が迎えに...(アヘ顔)

133がノーアイズだか何だかになりかけてる件について
あと作者に聞きたいことがあるのだが
奴らは人間意外に襲うことはあるのか?
出来れば教えていただきたい

>>134
かゆ うま

※最初では霊長類のみが発病して、感染者が本能的に襲うのは霊長類だけ...つまり人間だけが襲われてた
結果人間がいなくなって、それ以外の動物たちは野生化して街とかは東京ジャングルみたいになった

餓死や栄養失調で死んでしまうから、捕食の為に人間意外にも他の生物も襲ったりする

わかりづらかったらスマセン
要約すると「何でも襲う」です

こりゃまさにゾンビだな
回答ありがとうわかりやすかった
もうこのSSはお気に入りに入れちまおう
その方が読者として幸せだ

>>137
ゾンビっぽいけど
精神等を制御する神経が丸ごと破壊されて生物的本能の「凶暴性」と「食欲」を剥き出しにされた人間なんすよね
28日後みたいな

ちゃんと設定作る為に細菌の本でも読もうと思ったけど馬鹿だからやめたった

バイオハザードもゲーム版では、

頭部(特に脳)や脊髄組織などの中枢神経系を破壊された場合や、エネルギーとなる肉の供給が消費に追い付かない場合は生命活動を停止した、つまり「死体が死んだ」際は、他のゾンビの餌食になるつまり共食いになる
映画だとIIIで食べなくても30年間生きるって言われてたりするけど共食いはあるらしい

嫌いな作品であげると「学園黙示録」でも
ゾンビになった息子に頸動脈食い千切られてゾンビ化した母親が射殺されると、息子がその死体を食べはじめたし

肉食動物も肉食動物食べる事はある
(ハイエナがライオンの子供襲ったり アナコンダがジャガーやアリゲーター襲ったり)

なるへせ

ただ無駄知識だけど
ライオンがプライド(いわゆるボスの座)を奪い合う時、相手の頭蓋骨を噛み砕いて、その死体を食べたりハゲタカ等に食べさせたり

あと群れ乗っ取った最初のお仕事が前のボスライオンの子ライオンを全部食べちゃったり

ワニも基本自分が産んだ子ワニじゃなかったらパックンチョ

豚やクマも共食いするし

あと豚はミャンマーやベトナムなどで人間の死体処理に使われてたりしたぉ

そこまでの技量がありゃ別のところに住んでるだろうよ
逆に紫外線に弱いと書いてあるのだが奴らには火は効かないのか?

>>150

太陽光レベルならショック死
それ以外は不明

--翌朝--

「......」

(一睡も出来なかった...)

「.....」フラフラ

「うっわぁ...ガレージの中ひでぇ有様だな....」

洗濯機は無残にバラバラにされ、電球などは殆ど割れ、ヒューズ、電線、プラグ、エンジンの予備部品や工具などを入れておいた棚も壊されていた

ガソリンを満タンにいれておいたドラム缶も倒れ、ガソリンが全て床に広がってしまっている

「クソっ!!」ガァンっ

「....チキショウ.....」

何より痛手なのが、発電機を壊されたことだった

これが無ければ、生活など出来ない

蓄えていた食糧が全て無駄になってしまう

もうどうしようも...

「......あれ?」

「.......」

「これ.......配線が切られてるだけだ....」

「......よし」

呟くと彼は壊れた棚からマニュアルを引っ張りだした...

???「小僧!!そこをどけ!!」

「?!」

シュトロハイム「紫外線照射装置ぃぃぃぃぃぃ!!!!」ビカッ


ノーアイズ「WAYYYYYYY!!!」

シュトロハイム「ナチスの科学は世界一ぃぃぃぃぃぃ!!!」

「(゚д゚」

マニュアルの知識しかないんす

サーセン

--次の日の朝--

「」ゲッソリ

「ぜってークマできてんだろ、俺…まぁそんなことはどうでもいい」

「……これで電気は通るはずだ……じゃないと俺の人生、ここでGAMEOVERだ…」

「……っ」ドキドキ

「頼む……ッ!!」パチっ

パッ

                                 ,.へ

  ___                             ム  i
 「 ヒ_i〉                            ゝ 〈
 ト ノ                           iニ(()

 i  {              ____           |  ヽ
 i  i           /__,  , ‐-\           i   }
 |   i         /(●)   ( ● )\       {、  λ
 ト-┤.      /    (__人__)    \    ,ノ  ̄ ,!
 i   ゝ、_     |     ´ ̄`       | ,. '´ハ   ,!
. ヽ、    `` 、,__\              /" \  ヽ/
   \ノ ノ   ハ ̄r/:::r―--―/::7   ノ    /
       ヽ.      ヽ::〈; . '::. :' |::/   /   ,. "

        `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r'"

--2週間後--

「……ようやく家が居住可能な状態にもどったな……」

(ま、直しただけじゃなく、手も加えたんだがな…)

そう。じつは三日ほど時間をついやし、壁に防音施工をほどこしたのだ。
これで奴らが好き勝手に喚こうが吼えようが、それを聞かずにすむ。

復旧には時間と手間がかなり掛かった。最優先事項は、奴らに破壊された車の代わりを見つけることだった

ショッピングセンターだけが新車のあてがある場所だったため、また2、3時間ほど太陽の照りつける道をひたすら歩かなくてはならなかった。

クタクタになりながら着いた頃には倒れたけたが、何とか発進可能な車を見つけ、バッテリーを新しいものに交換し、ガソリンを満タンにしてから、後部にガソリンのドラム缶を数本積めこみ、自宅へ戻った。家に到着したのは日没の一時間前だった。

やれば出来る。

運良く発電機が壊されていなかったのは、ノーアイズどもに知能がなかったおかげだろう。

奴らは彼にとってこれがいかに大切な品か知らなかったのは明らかで、配線を切り裂き、殴りつけただけで放置していたのだ。

彼がすぐに修理したおかげで、冷凍食品類は無事だった。街の送電が途絶えている以上、どこにも冷凍食品を調達できる場所は残っていないのは明らかで、彼は大喜びした

こんなふうに

                                 ,.へ

  ___                             ム  i
 「 ヒ_i〉                            ゝ 〈
 ト ノ                           iニ(()

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       ヽ.      ヽ::〈; . '::. :' |::/   /   ,. "

        `ー 、    \ヽ::. ;:::|/     r'"

夜のテンションというものです

さらにガレージを修理し、予備品や以前から放置していた植物の種子箱などを片付けた。いつここに種子をもってきたのか覚えていないが

洗濯機は修理しようがないほど壊されていたので、車と一緒にショッピングセンターからかっぱらってきた。

屋内では部屋の雰囲気を変えようと思いたち、壁にかけてある絵も交換し、電球をLEDにかえ、前よりも明るくした

もちろん、叔父と姉の仏壇も綺麗な新品に取替えてあげた。

手をつけてみると、家の修復作業はどれも悪くない気分をもたらしてくれた。

彼の胸の中にわだかまっていたものを取り除き、今も残る憤怒に新たなエネルギーを注ぎ込んでくれたのだ。

作業はだらだらと気力なく生きていた単調な生活を打ち砕いてくれた

この時期、殆ど煙草抜きですごした。ニコチンの摂取が無くなったことでストレスがなくなり、代わりに食欲が増すようになった

疲れのおかげで夢を見ずに熟睡することも出来た

彼の心の中は満足という感覚で満たされていた。

彼は居間の椅子に座ってモーツァルトの交響曲ジュピターを聴きながらジュースを注いだ冷たいグラスを手に、満足げに微笑んだ

人類が彼を置き去りにしてから、初めて心の底から微笑んだ

IphoneとPCの両方でやってるからだと思います

とりあえず全部ワシが今のところやってます

--次の日の午後--

「またしばらくゴミ溜め込んでたからな…あー、重てぇ…」

ワンワン!

「お、いるいる…」

「おーよしよs…」

ワンワン!

(1,2,3…三匹だけ…)

へっへっへっへ…

「………」ナデナデ

「必死なのは皆一緒なんだな…」ナデナデ

ワン?

「…なんでもないさ。ほら、食えよお前ら」ガラガラ

ワン

「……」

--居間--

「……」

(奴らの餌の対象が人間から動物にまで広がってってる…やっぱりエネルギーの配給源がいなくなったからか?)

(……本当にこのまま地球上の全ての生き物を食い潰す気なのか・・・・?)

(……俺には、どうしようもないな)

(…あ、記録記録っと…)

「えぇーと、2014年一月の○○日……あ」

「明日俺の誕生日じゃん……」

三尉「右に行っても地獄、左に進んでも地獄とはまさにこのことですね」

隊長「だまっていろ…」

二人の自衛隊員が、肩に装着したストロボライトで前を照らしながら、89式をいつでも撃てるように構えた。歩きながらライフルを物陰や路地に向け、時には後ろ向きになって歩いた。

構えた銃も重そうだったが、背中の荷物はその倍はありそうだった。にも拘らず、呼吸一つ乱すことなく、滑るように進んでいく。

対して、その二人に挟まれるようにして歩く少年少女の表情は心のそこから疲れきっていた。

隊長「大丈夫かね男くん、女さん?」

女「だ…大丈夫…です…」

男「お、俺むりぽです……」

隊長「そうか、私もだよ。だがあと少しで救助ヘリが待機している場所まで着く。それまでの辛抱だから、頑張りなさい」

男「へ、へいぃ…」

三尉「ほれほれ、急がないとゾンビにケツをとられるぞ?」

隊長「三尉、黙れ」

三尉「無理であります!おかしくなってしまいますであります!」

隊長「殺すぞ」

この時、まだ人類は全滅してはいなかった。
いや。まだ全滅する前だった。

疫病はアメリカ、メキシコ、イギリス、フランス、ロシアを滅ぼしたすぐ後、次の獲物を日本に決めたようだった。
最初は東京で、一週間後には北部を除く殆どの地域で疫病が発生し、ノーアイズは着々と増えていっていた。

自衛隊は感染地域と感染が疑われる者を完全に隔離した。
当時の噂では、感染が疑われる者たちはその後、ワクチン開発のための実験材料に。だが大抵は発症する前に何処か人知れぬ場所で射殺された。その光景は自分の目でも見た。どちらにいこうと、捕まれば待ってるのは死のみだった。

俺の住む町も疫病が発生してすぐ隔離され、自衛隊が派遣された。それで疫病を止められる筈がないのに。
俺の家族も、知り合いも、疫病と自衛隊のおかげでめちゃくちゃになった。

俺の知っている人間で最初に感染したのは姉ちゃんだった。仕事帰りで帰ってきた時には、姉ちゃんはもう、俺の知っている姉ちゃんなんかじゃなかった。

姉ちゃんは俺を喰おうとし、庇った爺っちゃんが咬まれ、爺っちゃんは姉ちゃんを殺した。

爺っちゃんは怪物になり化けながら、俺に爺っちゃんの部屋の屋根裏の倉庫に置いてある猟銃を取りにいかせている間に、包丁で心臓を刺して自殺した。

町中はまるで世界の終焉を表したかのような有様だった。

俺の通っていた学校の同級生達も皆醜く死んだ。
イケメンで人気だった奴は仲間を餌に逃げようと醜態を晒しながら喰われた
DQNは自分を棚にあげて助けを媚びながらバラバラにされた
教師の鏡だった担任は自分を馬鹿にしていた生徒をそれでも守って死んだ。
親友は、俺の片想いの女の子を庇い、2週間前まで怪物になって彷徨っていた。
その親友が守った女さんと一緒に、俺は自衛隊の元へ向かい、救助を望んだ。
だがそこでの検査で、女さんに感染の疑いが掛かった。
自衛隊は彼女を何処かへ連れ去ろうとした。
だから逃げた。俺たちは怪物と自衛隊に追われる羽目になった。
でもその最中、「国民を守る」という使命を忘れていなかった自衛隊員と出会った。

俺が出会った、少なくとも俺の中では、誰よりも立派だった二人の自衛隊員。

彼らは、特殊作戦群第一中隊の生き残りだった。
特殊作戦群とは、陸上自衛隊中央即応集団の隷下部隊であり、千葉県船橋市習志野駐屯地に駐留する陸上自衛隊唯一の特殊部隊である。
その生き残り、隊長の三佐と部下の三尉と俺たちは偶然出会った。

それはノーアイズの群れに襲われ、死を覚悟した瞬間に出くわした時だった。

--世界が終わる前 先ほどの2時間前--

ノーアイズ「AAAAAAaaaaaa!!!!」

ノーアイズ「BUAaaaaaaaaa!!!」

女「イヤアアアァァァァ!!」

男「ひいいいぃぃぃぃぃぃ!!く、来るならこい!!ばばばば、バットでぶん殴ってやるっっるるっる!!」

女「男くんだめええぇぇ!!死んじゃうから!死んじゃうからああぁぁ!!」

男「おお、おりゃああぁぁぁぁ!!」ブンッ

パシッ

ノーアイズ「GUuuuuuuuu...」

男「」

ノーアイズ「gwndirbekxhdheh!!」

男「うわあああああぁぁぁぁ!!」

三尉「...隊長、感染者が大声で逃げるウジ虫だったら、あの子日本救えますね」

隊長「黙ってろ。助け出すぞ」

三尉「マジっすか?」

隊長「マジだ。安全装置を外しておけ。手榴弾の使用も許可する」

三尉「おぉ神様よお慈悲を~」

隊長「口を閉じてろ」

三尉「呼吸出来なくなっちゃいますよ~」

隊長「....ここで死ね、命令だ」

三尉「命令ハキャッカサレマシタ」

※特殊作戦群が何かみたい人は検索検索ぅ

隊長「お前は右を片付けろ...私は左を殺る」

三尉「りょーかいしましたぁ!」

三尉が陽気に立ち上がり、隊長と同じタイミングでM4のコッキングレバーを引いた。

三尉....第一中隊所属の27歳の女性隊員。幹部候補生学校を卒業したばかりの若きエリートで、隊員の中でも最年少で唯一の紅一点。だが戦闘のエキスパートの集団のなかでも逸材中の逸材だった。射撃格闘素敵何から何まで完璧だった。優しく気さくで気配りも欠かさない利発...だが、不真面目で緊張感を全く持たず、部下としても同僚としてもとても扱いづらい人だった。

隊長「揃いも揃って...よくここまで集まったものだ」

隊長はライフルを持ち上げ、それをなぎ払う様に連射する。
5メートル以上にいるノーアイズが、聞こえた銃声と同じ数だけ地に伏した。
銃声にノーアイズ達が振り返る。その額を銃弾が貫く。
隊長が歩く背後には死体が次々と転がっていった。一体の額に一発。彼へと向かって行くノーアイズ全てに叩き込まれ、糸が切れた人形の様に倒れていく。

不意に弾が切れる乾いた音が響いた。
直後に血塗れの老人姿のノーアイズが奇声を上げながら向かってくる。
隊長は急いで弾倉を交換...せず
ホルスターから拳銃を抜...かず
ただのんびりと歩き、手が届く距離まで向かって行った。
ノーアイズが隊長に向かって一直線に飛びかかって行った。
通り過ぎる人を避けるように横に体を躱した。同時にノーアイズの腕を抱え込んだ。
ノーアイズは次の行動に移ろうとした瞬間、空中で一回転し、背中から地面に叩きつけられる。
休む間もなく、その額に隊長がナイフを突き刺した。

隊長「...人間、舐めない方がいいぞ」

三尉「はいはーい!注目、ちゅうもーく!」

三尉が手を叩きながら大声で呼びかけると、残りのノーアイズ達が振り返った。真っ黒に変色した眼が、一斉に彼女を向いた。

三尉「ピッチピチで美味しいお肉はこっちだよ~?w」

言いながら、誘うようなポーズをとる。銃は手放していた。

直後、突然そのノーアイズが奇声を発し、跳びかかってきた。他のノーアイズもつられるようになだれ込む。

三尉「よいしょっとぉ!」腰にぶら下げていた銃をとり、腰だめに構えると、M4が唸り声をあげた。弾幕は迫りくるノーアイズ達の体を次々と貫通し、横たわる放置車体に当たると火花を散らしていく。

男「うわあっぶね?!なんだ?!」

女「いやああぁぁぁ?!」

三尉「あははは!ごめんごめん!跳ね返っちゃったね!」

跳弾お構いなしに銃弾をばら撒き、笑う彼女の背後からノーアイズが飛びかかってくる。その鋭い爪が、彼女の首をかっ切ろうと迫ってくる。腐臭が吹きかかる至近距離で、彼女は振り返った。
その顔には満面の笑みが浮かんでいる。
不意にノーアイズの横っ腹に強烈なキックが炸裂した。肋骨が数本砕け、内臓を突き刺し、身体が衝撃で横にすっ飛ぶ。

三尉「あはっ!おしかったな!」

立ち上がろうとするそれの頭を、銃弾で砕きながらいった。

進撃で例えちゃうと

隊長=リヴァイ

三尉=ハンジ

三尉「掃討完了であります!」

隊長「.....いくら殺そうと解決にはならないな...君たち、大丈夫か?」

男「は、は....はいいぃぃ!!」

女「ああぁ、ありがとうございます!お、男くん大丈夫?!」

男「お、女さんんんん!!」


すませんちょっとまだ進まない

三尉「大丈夫ーきみ?」

男「は...はい!!」

三尉「うーん、惜しいなぁ。ちょーっとタイプじゃないなぁ」

男「へ??」

隊長「ふざけるな三尉....君たち、怪我はないかい?」

女「は、はい....おかげさまで...!」

男「あの、本当に、マジで、ありがとうございます!命の恩人です!!神様です!!ありがとうございます!!」

隊長「おいおい...ど、土下座何てしなくても...」

三尉「いやぁそんな英雄扱いされちゃぁなぁ~wwねぇもっと讃えてぇ~ww もっと褒めてぇ~www」

隊長「黙れ剥ぐぞ」

三尉「ウェーイ」

男「あ...あなた方は...自衛隊?」

隊長「申し遅れました。私は陸上自衛隊特殊作戦群第一中隊隊長です」

三尉「同じく以下略の第一中隊の紅一点!三尉です!」

オォォォィ....

男「う....」

女「ひっ....!」

隊長「....近かったな」

三尉「そうっすね...早いとこ行きますか」

隊長「あぁ....君、立てるかい?」

男「は...はい!」

三尉「こっちだよ。私達の高機動車があるから...一緒にドライブしよ?」

隊長「黙れってお前は」

男「うわっすっげー...自衛隊の車だ...」

三尉「ほら、早く」

隊長「急ぎなさい」

女「ほ、ほら男くん!」

男「お、おぉ!」

バタンッ

ブルルルル....

三尉「隊長、どうします?」

隊長「致し方ない。予備プランで行くぞ」

三尉「えっ、民間人の避難区域に?それちょっとマズイんじゃないんですかぁ?」

隊長「止むを得ないだろ...そこに待機しているヘリに乗り込むしかない」

三尉「マジっすかー...」

隊長「安全運転で頼む」

三尉「いやぁーこんなに無人な道路だと、猛スピードで突っ走りたいっすねーww」

隊長「.....」ジャキン

三尉「サーセーン」

男「......」

女「ここ...いつもは賑わってるのに...誰もいない...ね...」

男「み...皆避難してるんだよ、きっと...」

三尉「ホントにそう思ってる~?」

男「へ?」

隊長「...三尉」

三尉「へーいww」

男「.....」

女「あの...街から出るんだったら、高速とかからでも...」

隊長「街から出る主要道路は全て自衛隊が封鎖している。この街は今、完全に隔離されているんだ」

男「....何人死んだんですか?」

隊長「...大勢だ。大半は...疫病にかかった感染者に殺された」

三尉「私達の仲間達も皆...ね。お、まだ走ってる車がチラホラ...」

男「先週まで、東京でほんの少し出ただけだったのに...こんな遠くまで...」

隊長「まるで「ドーン・オブ・ザ・デッド」だな」

三尉「えっなに、隊長って映画見んの?」

三尉「うわ...見て下さいよアレ、家が燃えてますよ」

女「え...あの家って....」

男「嘘だろ...町内界の会長の家だ...」

隊長「...火事になる前に逃げ出しているさ、きっと...」

男「....」

三尉「隊長。どっちに行きます?」

隊長「左だ」

三尉「迷ったら左の法則?」

隊長「何だそれは...いいから、行け」

三尉「はーい」

ウゥーウゥー...

男「....こんな街で、あんなにパトカーが...」

三尉「お巡りさん達も引っ張り凧だねぇ...無駄なのに」

隊長「三尉」

異形の世界へと変わった、自分の生まれ育った街を不似合いな車両が走り去り、僕らは指定されていた避難地帯にへと続く道路へと入っていった...

三尉「あんれまぁ...こりゃまぁ随分と大渋滞で...」

男「うっわ、なんだこれ...」

隊長「まだこれほど避難区域に入れてないのか?」

三尉「みたいっすね。他の自衛隊は何してんすかね?」

隊長「予想外の事態なのだから致し方ない。実戦経験も浅いのだからな」

女「.....」

男「お、女さん?大丈夫...です、か?」

女「えっう、うん...何かね、こんなにいっぱい人がいて安心しちゃったの」

男「お、俺もっすよ、ハハッ...き、きっと周りもそうですよ」

女「そうだね...ね、ねぇ。何で男くんは私にも敬語なの?」

男「えっあっいえ、その...」

三尉「にしても寒いっすねぇ...あー、となりの外車は暖房効いてそ~羨まし~...」

隊長「口を閉じて、前を、みてろ」

さっさと進めよおい!
早く入れてくれ!
邪魔だどけ!
ふざけるな!こっちには動けない老人だっているんだ!

三尉「皆イライラしてきましたよ~?」

隊長「検査に時間が取られているからな...」

女「!」

男「け...検査?」

隊長「あぁ。避難区域に入る為には、一人ずつ感染の有無をチェックするんだ」

女「......」

男「えっと...絶対?」

隊長「ん....?何か...まずい事でも?」

三尉「隊長」

ガシャアァァ

キャアァァァ!

三尉「.....ヤバイっすよ」

どこからかガラスが割る音が響いた。直後に、道路中に悲鳴が広がった。
数台後ろの赤い車に化け物が群がっていた。他にも何台か、化け物に屋根を占領されている車がある。
男は外を見てゾッとした。何時の間にか、車列は感染者に包囲されていた。

車の中にいれば安全だと思っていたが、間違いだった。また、全ての化け物が完全に人間をやめた訳ではなかった。まだ知能や思考能力が残っている者...つまり狂人とも言うべき感染者もいた。金属パイプや石やレンガなどでガラスを割り、獲物に群がる貪欲なハイエナのように次々と車を襲いはじめた。
車体を叩く音、ガラスの割れる音が騒然と響く中、悲鳴とクラクションに獣じみた唸り声が混じり、一帯はたちまち阿鼻叫喚の地獄と化した。

隊長「マズイ....!」

男「やべぇ...やべぇ、やべぇよおい!」

三尉「え、ちょ!前の車列、車から皆逃げ出してますよ!これ、進めな....」

隊長「バックしろ!バックだ!!」

三尉「無理です!民間人が....」

隊長「ここに停まれば死ぬだけだ!!諦めろ!バックして歩道を行け!!」

三尉「あぁもう!分かりました、分かりました!!二人友、かなり揺れるからね!!」

男「は、はいぃ!」

女「おぉ、男くん....!!」

その時、隣にとまっていた車が窓ガラスが突然真っ赤に染まり、内側から子供の顔面が押し付けられた。
女「キャアァァ!!」
子供は哀願するように女を見たが、何かに引き戻されてすぐに見えなくなった。
大きな車体が波に翻弄される小船のように揺れる。そして中から、猛獣が獲物と格闘するような音が聞こえていた。
女「あ.....あ、あ.....」ガタガタ

男「女さん!こっちを!俺を見て!ね?こっち向いて!」

女「殺される...殺される....皆化け物に殺され....」ブツブツ

三尉「隊長、十時の方向!!」

見ると、ノーアイズが、それこそ咬みつきそうな勢いで駆け寄ってきた。いずれも凄まじい形相だった。血に染まっていない者は一人としていない。
三尉が拳銃を引き抜いた。狭い車内では、銃身の長いライフル銃は不利になってしまう。

隊長「撃つな!」

隊長は三尉の照準を腕で遮った。

隊長「撃てば更に注意を引くぞ!」

冗談でしょ。三尉はそう言いたげな表情を浮かべたが、リアから車体を叩く音が聞こえた時にはぎょっとしていた。
二匹が車の前に出ようとした時には、車は真後ろの車を押しのけながら大急ぎでバックし始めた。

男「うわっ、うわっ!うわっ!!」

隊長「スピードを上げろ!」

三尉「無理です!」

確かに無理だった。道は車両で寸断され、車はその間隙を縫うようにしか走れない。しかもその間隙にも、車両を捨て逃げ惑う人々で溢れかえっていた。猛スピードで遺棄車両と民間人を避けながら後退するのはプロのドライバーでも至難の技だ。

隊長「ハンドルでかわせ!何があっても、絶対に停まるな!」

その時、激しい衝撃音と同時に車が大きくバウンドした。

三尉「何か轢いた!!何か轢いちゃいました!!今私何轢いたのねぇ!?」

隊長「構うな!」

横から飛び出してきた感染者が体当たりしてきた。ガラスが割れ、ガラス片のシャワーが女に降り注いだ。

女「きゃああぁぁ!」

男「うわあぁ!と、飛び込んできそうですよぉぉぉ!?」

隊長「三尉!台尻で追い払え!手が届く範囲に感染者を入れるんじゃない!」

三尉「たい、ちょぉ....!?」

隊長「何だ!運転に専念しろ!」

三尉「ウシロ、ウシロ」

男「うわっ、うわっ!うわっ!!」

隊長「スピードを上げろ!」

三尉「無理です!」

確かに無理だった。道は車両で寸断され、車はその間隙を縫うようにしか走れない。しかもその間隙にも、車両を捨て逃げ惑う人々で溢れかえっていた。猛スピードで遺棄車両と民間人を避けながら後退するのはプロのドライバーでも至難の技だ。

隊長「ハンドルでかわせ!何があっても、絶対に停まるな!」

その時、激しい衝撃音と同時に車が大きくバウンドした。

三尉「何か轢いた!!何か轢いちゃいました!!今私何轢いたのねぇ!?」

隊長「構うな!」

横から飛び出してきた感染者が体当たりしてきた。ガラスが割れ、ガラス片のシャワーが女に降り注いだ。

女「きゃああぁぁ!」

男「うわあぁ!と、飛び込んできそうですよぉぉぉ!?」

隊長「三尉!台尻で追い払え!手が届く範囲に感染者を入れるんじゃない!」

三尉「たい、ちょぉ....!?」

隊長「何だ!運転に専念しろ!」

三尉「ウシロ、ウシロ」

ミスった

背後を振り返った。

悪夢の再現だった。そこに老若男女の区別はなかった。

一条の光も無い街の闇が蠢き、路上に無数の人影が現れた。

男「」

女「」

三尉「」

隊長「」

隊長「威嚇射撃用意。セーフティ・ロック解除」

三尉「賛成」

隊長「車を捨てろ!!」

三尉「大賛成!!」

全員が転がり出るようにして車を降りた。
車列を縫うようにして、口からヨダレ混じりの血を滴らせた老婆が、短距離走の選手並のスピードで近づきつつあった。

男「ひぃっ!」

男は地面に尻をついたまま後ずさった。
すると、誰かが肩を掴んだ。

男「あぇ....?」

見上げると、すぐそばの外車から上半身を真っ赤に染めた男が、助手席の窓から身を乗り出していた。
真っ黒な空洞のようになった眼球が、男の顔を見つめる様は、憎き相手に怒りの眼差しを向けているようにも見えた。

男「いぎゃあああぁぁ!?」

突然、銃声が響いた。

誰が撃ったかは分からなかったが、目の前で血肉が爆発し、すぐに誰かに無理やり立ち上がらされた。

隊長「立て!走れ!心臓にまだ血が通っているなら、走れ!」

4人は人を押しのけながら、我先へと進む人の波を追いかけるように走った。あそこに入れば助かる。誰もがそう思っていた。
それが死神が希望を抱く獲物に絶望を味合わせる罠だと知らずに。

重機を動かすような重い金属音が響いた。

見ると、安全な隔離区域へと繋がるゲートが守りに付いている自衛隊によって閉鎖されようとしていた。

女「あぁそんな!?」

隊長「待て!!」

人々が悲鳴混じりの声をあげたが、もう遅かった。その声も、ゲートが閉じる絶望の音にかき消された。

男「そっ...そんな....!!」

三尉「マジ....マジ...?こんなのってアリ...!?」

隊長「っ....!!」

助けて!助けて!!
やめろおおぉぉ!!いやああぁぁ!!
やめてええぇ!!咬まないでぇぇ!!
開けてくれええぇ!!
子供が!子供がいるんだうわああぁぁ!!

三尉「隊長...どうすんっすか?」

隊長「......!!」

三尉「隊長!!」

隊長「黙れ!!....上がれ...車のボンネットに上がれ!屋根伝いにここを離れる!!」

何か読みにくく感じる( ´・ω・`)

全員が急いで車のボンネットに飛び乗った。腰を落として身体を支え、そのまま屋根に移動する。

その頃には、4人が乗った車は数匹の化け物に取り囲まれていた。

回りでは逃げ場を失った人々が無意味に悲鳴をあげ、泣き叫び、逃げ惑っていたが、すぐに化け物の手に捕まった。

ひとりは文字通り二つに引き裂かれ、もうひとりは数匹に地面に引き倒され、血まみれの肉塊になった。

もはや後戻りは出来なくなっていた。上がってこようとする感染者は隊長と三尉に頭を撃ち抜かれ倒れていったが、それを補うように次々と感染者は寄ってきた。

何時の間にか、周りには殆ど正常な人間はいなかった。

隊長「行くんだ!飛べ!飛べ!」

銃声に負けじと叫ぶ隊長。

三尉は脚を掴もうとする感染者を撃ち殺してから、小さな歩幅で進み、次の車に飛び移った。

三尉「来て、ほら!」

男「女さんはやく!!はやく!!」

飛び、撃ち、周囲の感染者の数が多ければ、慌てて方向を変えながら車列をどんどん前に屋根伝いに飛んでいった。

止まるな、止まるなと後ろから隊長に怒鳴り散らされた。

止まれば無数に伸びる手に捕まり、引きづり降ろされる。
掴まれたら終わりだと思うと足が竦んだが、進むしかなかった。

進まなければ死ぬ。

反対車線の四台目へ移った。そして五台目。

前から切れ目のない銃声が響いた。

閉じられた隔離ゲートの上から、自衛隊員が下に向かって発砲している。見ると、ゲートの格子板をつたり、上に上がろうとしていた。一匹どころではない。4人に集まっている数の数倍だ。あれではもうじき、ゲートを突破されてしまう。

男「前には進めない...ッ!!」

三尉「隊長!こっち、こっち!」

三尉の指差す先には、歩道のすぐそばにある路地だった。
建物と建物に挟まれとても狭く、人が無理して身体を突っ込めば入れそうだった。

隊長「そこだ!そこを行け!」

隊長が叫ぶ前に、三尉はそこにいる感染者達を撃ちたおしていた。

全員が突っ込むように路地へと走った。

男「女さん先に!早く早く早く!!」

女「う、うん!うっ...せ、狭いぃ....!」グイグイ

男「イテ、イテテテ!」グイグイ

隊長「急げ!」

近寄る化け物に弾丸を撃ち込みながら叫んだ。

三尉「お先に!」

隊長「早くしろ!」

三尉「はいはいはい!」グイグイ

自衛隊「来るな!来るなああぁぁ!」

隊長「押し切られたか....ッ!...ん!?三尉!早くしろ!」

三尉「いやっちょっ急ぎたいのは山々なんだけど....!!」グイグイ

隊長「なんだ!?」

三尉「胸で通れなくて...!」

隊長「」

三尉「あぁもう!」グイグイ

隊長「貴様馬鹿げた事するな!早く進め!進まんか!」グイグイ

三尉「痛い痛い痛い!押さないで下さいおっぱいが痛い!」

隊長「黙って入れええぇぇ!!」グイグイグイグイグイグイ

三尉「やっちょっどこ触ってやぁんっ////」

隊長「だまええええぇぇ!!」

詰まる三尉を無理やり押しながら、細い路地に無理やり身体をねじ込んだ。

間一髪か、化け物達が恐ろしい声を上げながら向かってきたが、個々が身勝手に動き、互いを押しあい邪魔し合ってるおかげで、侵入を防げていた。何匹か手を伸ばし、バタバタ建物の壁を弄っているが、捕まれる事はない。

隊長「いいぞ....このまま奥へ....」

三尉「あうぅー...おっぱいが大きくてこんなに後悔したの初めて....」シクシク

--そして時間は進み--

街は不気味に静まり返っていた。生き残っている人間がいるはずだったが、声をかけてくるものは一人もいない。
奇声をかけてくる化け物の姿も見えない。隔離地域への入り口にはあれ程いたのに、一体何処へ消えてしまったのか。煩いほど響いていたあの唸り声も、今はすっかり鳴りを潜めている。
まるで嵐の前触れでもあるかのようだ。あるいは、全ての生き物が死に絶えてしまったかのように...そうでなうことを知ってるだけに、恐怖だけがじわじわと増幅されていく。
自衛官二人はいつでも撃つ構えだった。走りながらライフルを物陰や路地に向け、時には後ろ向きになって走った。構えた銃も重そうだったが、背中の荷物はその倍はありそうだった。にも拘らず、呼吸一つ乱すことなく、滑るように進んでいく。

男「隊長さん.....」

隊長「......」

男「隊長さん!」

隊長「ん....あぁすまない。何だね?」

男「これから...どうするんすか?」

隊長「....当初の目的のままだ。隔離地域内に待機しているヘリへ向かう」

三尉「どうやって隔離地域に入る気ですかたいちょー?ゲートはゾンビ達に突破されて、侵入ルートは潰れたんですよ?」

隊長「隔離地域は急ごしらえの安全柵に囲まれ、重装備の自衛官が数名で監視している。そこから侵入する」

三尉「....その見張り連中に入れて貰えますかね?」

隊長「無線を聴いてみろ」

『突破された!隔離ゲートが突破された!感染者が次々と...ぎゃあああぁ!』

『撃て!撃つんだ!!』

『本部!民間人が犠牲になっている!感染者の数が多過ぎま....ああああぁ!』

『やめろ!近付くなああぁぁ!』

『後退する!既に10名以上が死んでいる!一旦退け!!』

『逃げろおおぉ!』

三尉「......あーりゃりゃ....」

男「」ガタガタガタ

女「」ガタガタガタ

隊長「皆任務など放棄している。生きる為にな」

隊長=30代後半

三尉=20代後半

お久 (´・ω・`)

今日更新するお(多分)

今日更新するといったな

あれは嘘だ

隊長「気に入らんな」

三尉「えぇ。静かすぎるっすね」

男「く、くく来るって思ってた方が...い、いいっすか?」

三尉「それも、束になってね」

隊長「その通りだ」

隊長が呟いた。すると、それが合図であったかのように闇が蠢き、
路上に無数の人影が現れた。
それを見ただけで、男は気を失いそうになった。

何時の間にか、道路は夥しい人影に埋め尽くされていた。読経にも似た低い唸り声に混じり、聞くものを凍りつかせるような熱い遠吠えが闇にこだまする。まるで、仲間に合図を送っているようだった。左右に建ち並ぶ建物の影からも、ぞろぞろと人影が忍び出ていた。

突然、銃声が響いた。

どっちが撃ったか分からなかったが、銃声は徐々に増えていき、そのうち切れ目のない音となった。

周囲の闇がざわざわと揺れ、人間とは思えない唸り声が急速に高まっていく。

女の右側から6匹も化け物が突進してきた。その姿がはっきり見え、悲鳴が上がる瞬間、弾かれたように宙を飛び、次々と地面に叩きつけられる。

隊長「振り返るな!!止まらず走れ!!」

隊長が叫び、発砲した。右前方で化け物が一匹、膝からくづれ落ちるように倒れた。しかし動きを止めたわけでなく、奇妙な形に折れ曲がった足を引きずり、片足だけで立とうとしている。

男「膝を撃ち抜かれて平気な人間がいるかぁ!?クレイジーだ!クレイジーだ!!」

三尉「こいつらは痛みを痛みとして感じてないの!こうつらは痛みすら獰猛さを増幅させるだけ!もう人間じゃないの!!」

走りながら喋ってるのに、呼吸が乱れることはなかった。引き金を引く際にも淡々としたものだ。

隊長「そんなモノになるのだけは死んでも御免こうむる!!」

喋り、素早く二発撃った。

男はついていくだけで精一杯だった。息が切れ、汗が全身を滝の様に流れ落ちる。頭が朦朧とし、何度も足がもつれ、前のめりに転びそうになった。女も辛そうだった。男は無意識のうちに女の手をひいていた。

銃声は途切れる事なく続き、撃たれたモノたちが道に折り重なって倒れるが、押し寄せる化け物の津波との距離は急速に狭まりつつあった。

最強の殺戮兵器が二丁もありながら、人間の方が追い詰められていた。

目の前に侵入を防ぐ安全柵がかすかに見えた。向こう側では自衛官らしき男が倒れていた。

三尉「上がって!!上がって!!」

隊長「安全柵に近づけるな!!」

隊長が叫ぶと、整列した二人は、押し寄せて来る化け物に向かって一斉射撃を開始した。

男「女さん!!ささ、先に!!」

女「う、うん!よい...しょっ...!!」

男(あ、苺パンツ.....)

隊長「早く行きなさい!!」

男「は、はい!!」

身の丈以上あるフェンスを登り、急いで飛び降りて着地した。

地面に足が着いたのを狙いすましたかのように、倒れていた自衛官が跳ねる様に立ち上がった。

腹が裂け、両目は真っ黒に染まっていた。

死んでいたのではなかった。

両手で首の付け根を掴まれた。悲鳴が喉につかえた。
怪物になったそれが口を近づけた。

男は意識を失いかけた。

女「やあああぁぁぁ!!」

女がそれの背後で大声をあげ、おそらくその自衛官の所有していた銃を持っていた。ただし、棍棒の振り上げ、そのまま頭目掛けて振り下ろした。

鮮血が飛び散り、それが仰向けに倒れた。

更にトドメをさすように、顔面に銃床を叩きつけた。女は激しくあえぎながら、横たわるそれから男へ視線を移した。服に返り血が飛び散っていた。

男「」ポカーーン

女「わっ...わた...私だって...助けられるでしょ...?」

三尉「ちょっと!大丈夫?!」

乗り越えてきた三尉が男を立ち上がらせ、女と二人を抱きしめた。

女「ふぁっ!?」

男「おうっ!(ぱ、ぱいおつが!!)」むにゅん

三尉「よかったぁ...怪我ない?平気なの?」

男(俺...助けられてよかった.....)むにゅむにゅ

隊長「何をして...おぉ...これは...いや、それどころではない!急ぐぞ!!」

安全柵に向こう側で、凶暴さのみに取り憑かれたモノたちが迫ってきている。侵入されるのも時間の問題だった。

隊長「さぁ行くぞ!!ヘリはショッピングセンター前の駐車場で待機しているハズだ....任務を放棄していなければな!!」

隔離地域の表に出ると、そこは安全とはかけ離れた阿鼻叫喚の地獄だった。化け物と人間が殺しあっていた。今では何処にでもありふれた光景と貸していた。

隊長「見るな!!走るんだ!!」

血と火薬、悲鳴と奇声と銃声で包まれた道路をまた全速力で懸けた。

時折感染者が向かってきたが、自衛官二人が倒してくれた。だが見境なく撒き散らされる銃弾だけはどうあがいても、よけるしかなかった。

銃声に慣れ始めた耳にローターの音が聞こえた。降り仰ぐと、夜空をヘリが飛んでいた。自衛隊のUH-60JAが行く手のひときわ明るい場所に降下し始めた。あそこが目指す場所に違いない。

背後から凄まじい音量の怒声が鳴り響いた。先程の集団が追ってきたのだ。

隊長は立ち止まり、手榴弾を手に、ライフルの弾倉を取り替えた。

三尉「隊長!相手をしても無駄です!急ぎましょう!」

隊長「貴様がその二人を連れていけ!私は奴らを引き付ける!!後で合流する!」

男「無茶ですよ!!行きましょうよ!!」

女「隊長さん!!」

隊長「三尉!!彼らを責任持って守れ!!」

三尉「......」

隊長「三尉!!!」

三尉「....了、解」

隊長「あの光の方向まで走れ!!私に構うな!!」

女「隊長さん...!!

男「行こう女さん...!!あんた!!向こうで待ってるからな!!絶対追いつけよ...!!」

隊長「....10代の若造に心配される程、ヤワな人生は送ってない!!行け!!」

彼らは走った。ひたすら走り、眩い光の中に飛び込んだ。無数の弾丸がこちら側に飛んできた。弾丸は4人を避け、背後から追って来る感染者を地に伏せさせていった。

真っ先に飛び込んだ男を、屈強な自衛官達が受け止めてくれた。

自衛官「大丈夫ですか!?」

男「はは、はいいいぃぃ!!」

三尉「特殊作戦群だ!!ヘリはまだ!?」

自衛官「乗れます!!急いで!!」

三尉「行って!!行って!!」

自衛官「こっちだ!!早く!!」

間に合った。これで脱出出来る。

駐車場の真ん中にヘリがいた。先程のヘリがローターで風を巻き上げながら自衛官達を飲み込んでいる。その隣にはチヌークがホバリングし、感染者から辛くも逃れた市民を乱暴に押し込んでいた。

三人は乱暴にヘリに押し込まれた。

自衛官「定員だ!!いけ!!」

荒々しくドアを閉め、銃を手に、まだ残る市民の元へと向かった。

パイロット「ベルトを締めろ!」

操縦席にいる二人の自衛官の片方が叫んだ。

駐車場がぐんぐん下に遠のいて行く。チヌークも遅れて地面を飛び立った。眼下では、駐車場に侵入した感染者相手に熾烈は繰り広げられていた。先程の自衛官が、子供を抱えた母親らしき女性を安全な場所へと誘導するのが見えた。

垂直上昇したヘリがショッピングセンターの上に出た。

男が歓喜の声をあげ、女は思わず男に抱きついていた。同乗している自衛官たちも安堵の表情を浮かべていた。

彼方の空が明るくなっている。夜明けが訪れたのだ。

暗く恐怖に満ちた街に、美しく新しい朝がきた。

感染者は日の下では活動出来ない。

嵐が去るのだ...一時的に、だが。

三尉は窓ガラスの向こう側へと目を向けた。微かに濡れたその瞳を、美しい空へと向けた。








そこをエイのような航空機が滑るように飛んでいた

「豆の缶詰ばっか食べてて俺最近ロールシャッハみたい」モグモグ

ドガッシャン!

「」ビクンッ

「......防音だったからすっかり忘れてた。石でも投げ付けてきてんのかな、あいつら」モグモグ

ドガッシャ

べグッ

(どうして俺はまだ必死に生きているんだ?)

(俺みたいに疫病から逃れていつか復興すると願いながら毎日食べ物を探して狩りをしてノーアイズをチマチマと消しながら生き抜こうとしている人間がどっかにまだいるかすかな希望は抱いてはいるさ。そうでもなきゃやってられない。いっそ家ごと爆発させてやる)

(でも....一日で往復出来る範囲でしか遠出できないなら、どうやって他の生存者を探すんだ?無線機だって周波数を一つずつチェックしていくのか?)

ドベッ

ペリーン!

「........あんにゃろー共、二階に向けて投げやがった」

「あーあーあー.....そういや二階には厚板もシャッターもなかったっけ。派手に割られてらぁ」

「........」チラッ

「「「「Aoooooooooo......」」」」ワラワラ

「......一月過ぎる毎に増えてきやがる。今じゃもう玄関前が死人の海だこりゃ」

(どうしてこいつ等は毎晩俺を狙って集まるんだ?俺を捕まえられると、本気で信じているのか?それ程ちのうが

「あーあーあー.....そういや二階には厚板もシャッターもなかったっけ。派手に割られてらぁ」

「........」チラッ

「「「「Aoooooooooo......」」」」ワラワラ

「......一月過ぎる毎に増えてきやがる。今じゃもう玄関前が死人の海だこりゃ」

(どうしてこいつ等は毎晩俺を狙って集まるんだ?俺を捕まえられると、本気で信じているのか?それ程知能が無いのか?)ヒョイッポイッヒョイッ

「イタッ」

「あー、切っちまった」

「「「「「UBooooooo......」」」」」

「.......」

「ほれほーれ。これが欲しいか?俺の血が欲しいか?」

「........馬鹿か俺は」シュボッ

「......フーッ」

「........」

無線機「」

「........」カチッ

無線機「........」

「.........」カチッ

無線機「........」

「........」カチッ

無線機「......,,....」

「.....無いよな」スクッ

無線機「...,...,......,,.」

男「Zzzzzz....」

無線機「..........,........」

男「Zzzzz.......」

無線機「.....,_,_,......」

男「Zzz.....だめだ.....」

無線機「....._,_,_...,,....」

男「外に....出ちゃ....だめ....Zzzzz」

無線機「......_,_,_......」

男「よせ....行くな....いか....ないで...ぐぅ...Zzz.....」

無線機「.....,_,_._.......」

男「Zzzzz.....おっぱい.....」

無線機「.......」

アイ・アム・レジェンド見るから今日は更新ないお

ウィル・スミス若けぇなおい

--世界が終わる前-- 疫病発生から69時間後 デトロイト

教授「今軍が封鎖作業に当たっている。CDCの数人が今感染の有無を確認している」

『どうして感染がここまで拡大してしまっているの?』

教授「わからない....感染した人間が発症前に各地へと移動しているというのが今有力な説だ」

『空気感染という可能性は?』

教授「空気感染?馬鹿な。現に私は感染が発生したホワイトハウスにいた。感染者はすぐ間近にいた。私だけじゃない、あそこから感染の可能性がない事を証明して出てこれたのは大統領に護衛官、数十人いるが全身細菌は確認されなかったんだ。空気感染はありえな....」

『ありえなくはないわ。私達はこの疫病に関しては何一つわかっていないのよ。唯一分かっているのは、発症すれば人ではなくなることだけよ』

教授「.......」

『この疫病の根源は細菌よ。でもインフルエンザウイルスより何もかもを上回っている。なにより...』

教授「こいつは....変異していっている、か....」

『教授、凄い汗よ』

教授「このハズマット・スーツは....暑くてな....心配ない」

『そう。私はどうすればいいの?』

教授「先程、感染した血液サンプルをそちらに運ぶよう要請した。私は現地にいなければならないから、大まかな調査は君が行ってくれ

--世界が終わる前-- 疫病発生から69時間後 デトロイト

教授「今軍が封鎖作業に当たっている。CDCの数人が今感染の有無を確認している」

『どうして感染がここまで拡大してしまっているの?』

教授「わからない....感染した人間が発症前に各地へと移動しているというのが今有力な説だ」

『空気感染という可能性は?』

教授「空気感染?馬鹿な。現に私は感染が発生したホワイトハウスにいた。感染者はすぐ間近にいた。私だけじゃない、あそこから感染の可能性がない事を証明して出てこれたのは大統領に護衛官、数十人いるが全身細菌は確認されなかったんだ。空気感染はありえな....」

『ありえなくはないわ。私達はこの疫病に関しては何一つわかっていないのよ。唯一分かっているのは、発症すれば人ではなくなることだけよ』

教授「.......」

『この疫病の根源は細菌よ。でもインフルエンザウイルスより何もかもを上回っている。なにより...』

教授「こいつは....変異していっている、か....」

『教授、凄い汗よ』

教授「このハズマット・スーツは....暑くてな....心配ない」

『そう。私はどうすればいいの?』

教授「先程、感染した血液サンプルをそちらに運ぶよう要請した。私は現地にいなければならないから、大まかな調査は君が行ってくれ」

『えぇ。そうさせてもらうわ』

『教授。あなたの脈拍の速度が少し早いわ。それに脳波にも若干の変化がある。何か私に言わなくてならない事があるのでは?』

教授「......これはあくまで私個人の思案だが....この細菌がいつまで「人間」に感染しているか、が不安なのだ」

『....いずれ霊長類以外の他生物に汚染されると?』

教授「それだけで済むなら....こいつは細菌でありながら、人食いバクテリアと似た特性を持っている。尚且つ不定期に変異して変わっていっている。もし、私の嫌な予想があたっていれば、コイツは.....」

バーーーン!

教授「!!」

『教授。今のは?』

教授「わからん。軍の威嚇射撃かもしれない....見てくる」

........!.......!!

ソノカノジョヲヒキハナセ!

カンセンシャカクニン!クリカエス!カンセンシャカクニン!!

教授「何という事だ!!」ドタドタ

『教授。何が起こったの?』

教授「発症者が出た。それも一人ではない、複数だ!検疫は何をやっていたんだ?!」

『教授、すぐにそこから退去して。感染者が複数いれば、デトロイト市内にはもっと大勢の感染者がいるわ。もうこの街も終わってしまっている』

教授「目の前にはまだ市民がいるんだ!」ガチャッ

『教授....銃を持って何をするつもりなの?自覚しているの?あなたは....』

教授「黙れ!!私はもう目の前で死人を出したくないのだ!!」

『だめよ、教授.....教授』

ダァン!ダァン!

イヤアアアアァ

オウエンヲ!クリカエス!オウエンヲ!!

パパパパパパッ

『.........』

ドチクショウガ!

ダァン

ダダダッ

ウアアアアァ

教授「はぁっはぁっ....くそ!!」ガシャアァン

『教授?」

教授「封鎖に、失敗した....市民はもう抑制が効かない....全員逃げ回っている。....確実に感染者が、混じっているだろう.....私も感染してしまった」

『教授、あなたn』

教授「コード340を発令する....わ、私が持つ全ての権限を、君に委ね....君に加えられた行動規制を全て解除する....!」

『待って。何を言っているのかわかっt』

教授「君がこの忌まわしき悪魔を葬る術を、見つけるんだ....!頼む、コイツが....地球そのものを滅ぼす前に.....止めるんだ....!」

『!教.....』

教授「......人類を私の手で救えなくて....残念だ....」カチリ

疫病発生から72時間後 デトロイトを含む大都市が汚染される

「........」

「.....あー」

「らーりーるーれーろー」

「.........」

「..........」チラッ

無線機「」

「.......」カチッ

無線機『..........』

「..........録音音声でもいいから何か流れてくれよ........」

無線機『......,.......,,,.....』

「.........ノイズうるせぇっ」バンッ

無線機『...........』

「........本でも、読もう」

無線機「.....,_,_,......」

男「.......モールス信号、ねぇ」

無線機「....._,_,_...,,....」

男「もーもーもももー........はぁ」

無線機「......_,_,_......」

男「」

無線機「.....,_,_._.......」

男「.....」

無線機「.......」

「しゃーない、遠回りだ」

「湾を離れる前に着けばいいけど....あぁもう!何でマイク持って来なかったんだ!」


「交差点を牛の大行進が横断してる。シュール」

「.....ヌーかお前らは」

牛「モー」

牛「モー」

牛「モー」

「......まだか」

牛「モーすぐ」

--世界が終わる前--

音が聞こえた。何処か遠く、水中で聴いてるように波打ち、かすかな音。

パチ、パチ。ずっと聞こえる。それに暑い。とても熱かった。そして痛い。頭の中が、全身がとても痛い。痛くて眠かった。文字通り、永遠の眠りに付ける程に。

微かに焦げ臭い。焦げたような匂い。

やがて波打つ音が声に変わった。

人の声。とても甲高い。覚えがある。

起きて。起きて。お願い起きて。起きなきゃ。

誰かが起こそうとしてる。頭が痛くて眠いんだ。寝かしてくれ、そうボンヤリと思った。

起きて男くん。起きて。神様お願い。男くん。

男?男......何処かで聞いたような....

あぁ、そうだ。

男は.....俺の名前だ。

目を開けた。

全てが燃えていた。

「男くん!!」

まだ視界がボヤけているが、誰が俺の身体を揺さぶっているのか分かった。女さんだ。

女「大丈夫?!」

俺は....そうか、気絶していたのか。

男「う、うん。大丈夫....平気」

女「逃げなきゃ!早く逃げなきゃ!」

恐怖にひきつった顔で彼女は言いながら、安全ベルトを外してくれた。身体中が痛い。

ふらふらする頭で見回し、自分がヘリコプターの中にいることに気がついた。

ヘリコプターの中はひどくひしゃげ、電子機器からは火花が跳んでいた。

そして周りは燃えていた。まさに火の海だった。

ドアの窓越しに見えるおぞましい光景を、魅入られるように眺めていた。

何が起きた?
さっきまで空を飛んでいた。街を、異形の巣窟になった生まれ育った土地を抜けようとしたまさにその時だったのに。

女「来て!早く!」

女を見やると、前の座席で項垂れる三尉に屈みこみ、ベルトを外しながら声を掛けている。

女「三尉さんしっかりして!三尉さん!」

三尉がうぅ、と苦しそうに息を吐く。見ると、変形した鋭い金属片が脚から突き出していた。

男「あぁ、そんな.....」

女「手伝って!早く逃げなきゃ!」

男は狭い機内で姿勢を変え三尉の身体の下に手を差し入れた。

男は狭い機内で姿勢を変え三尉の身体の下に手を差し入れた。

三尉が顔を上げた。ヘルメットは外れ、煤と血で半分赤く染まった顔が炎に照らされていた。

三尉「ふた...りとも....無事.....?」

男「は、は、はい!大丈夫っす!」

三尉「そっかぁ.....他の二人は.....?」

操縦席に目を向けた。ヘリを操縦していたパイロット達は墜ちる最中も必死に機体を安定させようと奮闘していたが、一人は顔中を血まみれにして息絶え、もう一人は座席ごと外に投げ出され、炎に包まれていた。

三尉「あぁ....クッソ....クッソぉ.....」

男「待ってて下さい、今出しますから....!」

三尉「ダメ....早く離れて....燃料に、引火.....」

苦し紛れに呟き、引き離そうと男の肩を掴んだが、とても弱々しかった。

男「置いてけない!大丈夫、すぐ引っ張り出しますから!」

女「3で持ち上げて!」

男「わかってる!1、2の.....」

三尉「ま、待って....やめ....」

「「3!」」

カウントを合図に三尉の身体を座席から持ち上げた。

三尉「うああああぁ?!」

かなり痛いだろうが、構わず引き上げた。絶叫とともに彼女の脚が金属片から抜けた。

三尉「あぁぁ....ちょ....超いた....いいぃい?!」

脚からは血がドクドクと流れていた。急いでズボンのベルトを外して、太ももの付け根にぎゅっと巻き付けると、たちまち絶叫した。

男「血が.....血が止まらない....!止まらねぇよこれ.....!」

三尉「い......っ......もうちょい....優しくないとお姉ちゃん泣いちゃうよ.....」

男「言ってる場合じゃないですよ!燃え移る前に、ここから離れないと!」

女「男くんそっち肩持って!」

三尉「いいから....行ってって....」

女「イヤです!」

二人で身体を支えながら、強引に身体を引き起こす。

またしても苦痛の声を上げたが、耐えてもらうしかなかった。

ドアは内側へ酷く歪んでいたが、蹴りを一発かますだけで簡単に外れた。

途端に、黒煙と炎の熱がどっと機内に入り込んでくる。苦しい。凄まじい熱気に押し戻されるが、このままここにいてはいけない。

空気が途轍もなく熱い。まるでオーブンの中に閉じ込められてるかのようだ。そして臭い。焦げ臭い匂い、黒煙の匂い。喉が焼かれているように痛い。

男「....どっちに行けばいいんだよ、これ....!」

女「げほっげほ....く、苦しい....」

三尉「あぁ.....あーあ....なんで....こうなっちゃった....かなぁ....あはは....」

最近「Dying Light」ってゲームムービー見たけど夜がまんま思い描いたSS世界観だった(小波感)

やぁうp主やで(´・ω・`)
今日即興でうpろうと思ってたんだけど「がっこうぐらし!」を見て心ズタズタになって発狂しそうだから上げだけにしとくお、許して(すぐにうpるから)

だが「がっこうぐらし!」、いいセンスだ、参考になる。だが救われねぇ

前も後ろも炎で遮られている。空気が熱く、息を吸う度に喉を炙られているようだ。

両側から三尉を抱えるようにヨロヨロと歩き出そうとするも、前も後ろも炎で遮られていた。

女「どっち.....げほっげほっ!どっちに行けばいいの....?!」

男「わかんない....わかんないよ.....!」

思わず泣きそうな声で言った。

三尉がふらふらと腕を上げ、炎の向こう側を指差した。

三尉「あそこ....ドア.....」

男「無理です.....!だってどこもかしこも、燃えて.....」

三尉「足......何か....足場.....」

男「あし、足場....足場....?!」

女「足場、足場!待って!」

女が手を離し、離れたばかりのヘリに駆け寄る。

三尉「男くん....行ってあげて....」

男「で、でも.....」

三尉「いいから!お姉さんより....げほっげほっ!ここから出ないと....皆、死んじゃう....!」

躊躇するも、喘ぐ三尉をそっと下ろし女の元へ駆け寄る。

男「どうすんの?!」

女「これ、ドア!これ使えない?!」

指差すのは、先ほど外れたヘリコプターのドアだ。

女はそれを掴んだが、声を上げてすぐさま手を離した。

熱くなった金属で手のひらを真っ赤に火傷していた。

男「おお、女さん!大丈夫?!」

女「いっ....へいき.....!」

三尉が這うようにしてこちらに来て、上の服を脱ぎ始めた。

三尉「上着....使って....」

タンクトップ一枚になった彼女が上着を男に差し出した。

男はそれで手を包み、ドアを掴んだ。熱が伝わってくるが、服のおかげでどうにか我慢出来た。

持ち上げるには重く、大きかった。
ドアへの道を遮る炎のそばまで引き摺り、炎の海に蹴り押した。

女「行きましょう!」

また二人で三尉を抱え上げ、出来たばかりの架け橋を越えた。
三尉の足からは血が垂れ続けている。多量では無い。だが放置すればいずれ血が足りなくなり、死んでしまう。

炎を越え、焦げ目の付き始めたドアを抜けた。

ひんやりした空気が吹き込み、熱くなった身体を一気に冷やしてくれた。

三尉「あぁ.....もぉ....どーしてこうなっちゃったかな.....」

三尉が苦笑いを浮かべながら首をゆっくり振る。両脇の少年少女は、お互いの顔を見合わせた

こりゃ2スレ目いくかも( ´・ω・)

三尉「外に....でよ....そと.....」

男「で、でも何処に.....」

三尉「どこでも.....いい.....ここから.....離れ.....」

三尉の言う通りだった。それに、彼女がどんどん弱っていくのは声からも感じ取れた。早急に手当てが必要だ。

女「降りましょ.....」

ロビーを見下ろす廊下を早歩きで駆け、非常階段を降りた。

三尉「だいじょーぶ....あたしはだいじょぉぶ....」

三尉が二人を安心させるように呟く。

ガラスコンクリート片が散らばるロビーの真ん中には何があったのか飛び散った血の跡があった。

あとは入り口を抜けるだけだ。
無人の受付を横目に、ロビーの真ん中まで駆けたその時だった。

炎に包まれた人が上階から落下してきた。それだけではない。

その「人」は半分灰化し、奇妙な方向に四股を歪めていながら上半身を上げ、黒光りする眼でこちらを捉えた。渇きを血で潤そうと、大口を開けた。

三尉の反応は素早かった。悲鳴を上げる女を押し退けるや、その片手でホルスターから拳銃を抜き出し安全装置を外しながら構えると同時に、引き金を二度絞った。銃声は一つの音のように連続して聞こえた。

一発が額のやや左を貫通し、二発目が鼻を砕いて頭の中を通り抜けた。

死に損ないが反動で仰け反り、地面に突っ伏した。

男「......すげぇ.....」

三尉「燃やしても.....無駄骨だったって....ことね」

険しい顔でつぶやき、咳き込んだ。
身体が揺れるたびに、傷口から更に血が垂れた。

地獄に落ちたのではないか。外に出た瞬間、自分の正気を疑った。

まるで空襲後のような有様だった。建物に道、人までも赤い炎に包まれていた。

熱い。冬の寒さなど微塵も感じられない。肌が炙られ、喉が焦げるような感覚だ。

三尉「離れ....火から離れ....連絡....」

グッタリと頭を垂らし、うわ言のように呟く。支えるその体は先程よりも重く感じた。

男「何処か....燃えてない所へ、行こう」

女も戸惑いながらも頷く。

衰弱していく三尉を引きずるように歩かせながら、彼らはあるのかどうかわからない安全な場所を求め歩き始めた。

男は一瞬、人の焼ける匂いで自分が空腹な事に気付いた。

気付いた瞬間、ゾッとした。

しばらく灼かれて行く町を彷徨い、ようやく火の手が回っていない場所見つける事が出来た。周りの建物は皆炎に飲み込まれている中にポツンとある小さな公園であった。

滑り台を支える棒に三尉を寄りかからせる時には舌が干からびるのではと思ってしまうほど口の中がカラカラで、肌もチリチリと痛くなってきていた。

男「三尉さん?三尉さん!」

三尉「はぁ....何かぁ....ここちょっと....さむくなぁい....?」

男「え....き、きっと燃えてないからですよ」

三尉「そっかぁ....あぁ....きみの手、あったかぁい....」

彼女の手はとても冷たかったが、彼の手を頬に寄せ、ほくそ笑むその表情はまだ希望を持った温かみのある顔だった。

公園は奇跡的に火事から逃れたようで、ほぼ混乱前のままだった。真ん中に植えられた大きな木の無傷の姿は妙に神々しく見えた。
砂場のそばに水飲み場があった。まだ水が出る。女が砂場に落ちていたペットボトルを水で洗い流し、再度水を貯めて持ってきてくれた。

女「三尉さん、これ....」

三尉は差し出された水を前に、ゆっくり首を横に振った。

三尉「お姉さんはいいから....平気...二人が...先に....」

女「でも....」

男「三尉さんだって....」

三尉「いいの...いいのよ.....」



女「じゃ.....じゃぁ先に....」ゴクッ

男「あの、三尉さんこれ....俺の上着」

三尉「ん....寒くないから大丈夫だよ....」

男「でも、羽織るだけでも。念のために....あと....その格好ですから....」

三尉「.....どこ見てたの....?.....えっち」

男「す、すいません」

女「はぁ....はい、男くん」

男「あ、ありがとう....女さん目大丈夫....?少し赤くなって.....」

女「え?へ、平気.....多分煙のせいね」

三尉「......っ.....」ぶるぶる

男(寒さで震えてる....わけじゃなさそうだ。早く人のいる場所までい逃げなきゃ....)スッ

男(......あれ、これってもしかして、女さんとか、間接キ.....)

>>1やで(´・ω・`)
一月も更新しなくてめんご(´・ω・`)
仕事やら掃除やら犬引き取ったり血便出たり新作ゲームしまくってたりバタバタしててどうも忘れちまうのよ(´・ω・)
SS速報でももう1個同時進行してるのに無責任よねホントごめん土下座しないから(´・ω・`)
今年はもう上げれそうにないけど来年からは定期的(?)にちゃんと更新するから許してチョ(´・ω・`)

よいお年を (´・ω・`)/~

何処にそんな力が残っているのか、焦げた死体の下敷きになってる男を三尉が引き上げた。

三尉「噛まれてない....?!」

男「だ、だい.....だいじょう.....」

自衛隊式なのだろう。鼻を押さえてる手を払いのけ、やや乱暴に身体中を素早く探る。

傷ひとつない事を確かめると、険しかった顔がふっと、元の女性らしい表情に戻った。

三尉「よかったぁ....」

安堵のため息をつくと、途端にその場に崩れ落ちるように座りこんだ。

男「さ、三尉さん!」

そのまま倒れこもうとするのを慌てて支えた。突然動いたからか、怪我をした足から大量の血が流れていた。

女が駆け寄ろうとするも、悲鳴を上げるかのように両手を口に持っていったが、そのまま凍りついたように動かなかった。

まさか。嫌な予感を感じながら振り返ると、背筋の凍るような感覚が身体を駆け巡った。

奴らが炎に包まれた建物や路地から続々と出てきていた。まだ全身を焦がしている者、服が焼け皮膚が溶けて全身の肉が剥き出しになっている者、上半身と片腕だけを残して這いずってくる者もいた。小走り、ゾンビのようなギクシャクした歩みで向かってくる。理由は一つしかない。

彼らの殺すためだ

男「逃げよう!」

男は三尉の身体を強引に引き起こした。

小さく呻いたが、耐えてもらうしかない。もう苦痛の叫びをあげる気力も失いかけている。

三尉を背負い、女をうながして走った。

だが、広大な炎の海のどこをどう逃げればいいのかわからない。おまけに女は恐怖で動きが鈍いし、三尉の命の残り時間は無くなりつつあった。

背後を振り返れば、奴らがいる。文字通り手負いの獣を追うライオンのようにジリジリと近付いてきている。
けっして動きは早くない。だが確実にこちらより一歩ずつ早く近付いてきている。

更に悪い事に、追ってくる数はどんどん増えていく。建物や炎の影からフラフラと現れ、次々と群れに加わっていった。

女「何処に....何処に行けばいいの.....?」

男「何処でもいい!今は逃げよう!」

女「だってまだ追ってきてる!それに増えてる....」

男「わかってる.....」

女「それに何処に行けばいいのよ.....!」

男「わかってる!わかってるよ....!」

泣きそうな声でいった。答えが浮かばない。助かる術が見つからない。

不安と恐怖で今にも泣きそうだ。

三尉「おんなの....子には....優しくしないと....だー...め....っ」

男「三尉さん?!しっかりして下さい!絶対助けますから!」

三尉「大通り....」

女「え?」

三尉「大通りは駄目....あいつらを....まくなら...路地を行くのよ....直進は駄目....曲がったり....とにかく視界から....離れるの....」

男「わか、わかりました....!」

三尉「二人とも....ごめんねぇ....おねえさんなのに....なぁーんにも出来なくて....」

女「三尉さんは私たちを助けてくれました。今だって....私たちだって助けられてます」

三尉「ありがとぉ....あぁ.....これじゃ....隊長にまたどやされるなぁ....」

毎週3、4ペースは努力するよー(´・ω・)

BO3合時間3日やったけど1.48から上がる気がしねぇ(´;ω;)もうやだテンノにもどりゅ

何度も角を曲がり、やがて小さなビルのそばまで逃げてきた。
追ってくる狂人達の数は一向に減る気配が無い。非常階段から梯子が降りていた。恐らく住民が避難に使ったのだろう。

三尉「あそこ....昇....って....!」

男「でも三尉さん足が....」

三尉「片足....だけよ...!あれくらい....」

女「上からなら見渡せる.....!」

男「は....はい!」

三尉「先に....」

女「でも!」

三尉「援護してあげるから....早く!!」

三尉の身体を男に預け、女が先に上がはじめた。

その間にも、集団は数を増しながら近付いてきている。身体の損傷が激し過ぎて走る事は出来ないが、ノロノロと迫ってくるその姿はゾンビそのものだった。

三尉が拳銃を引き抜き、迫り来るゾンビもどき達に向けて撃ち始めた。

二度、三度。銃声の度にそれらが崩れ落ちる。弾丸は正確に頭と心臓を捉えていた。

だが感染者の数はあまりにも多かった。死体に死体が重なっても、その後ろから入れ替わるようにやってくる。

三尉「あなたも....!」

三尉が撃ちながら男を振り払う。

男「でも、三尉が先に!」

三尉「あたしは....手間取るから最後でいいの....!」

男「でも一人じゃ!」

三尉「いいから上がりなさい!早く!!」

三尉が空になった弾倉を地面に落としながら、男の尻を引っ叩く。

躊躇するも、言われるがまま三尉に背を向けて梯子を掴んだ。

先に上り始めていた女がこちらを見下ろしていた。

男「行って行って!はやく!」

周囲の熱気で梯子は真夏の太陽に長時間晒されたように熱かったが、しっかり掴んで上を目指した。

銃声が下から聞こえる。だが銃声が鳴る間隔が少しずつ長くなっていく。もう弾丸が残っていないのだろう。

下を見た。三尉はまだ向かってくる集団に向かって撃ち続けている。さらにその背後の路地から別の群れが湧いて出てきた。殆ど距離は空いていなかった。

男「三尉さん!!」

振り返り、すぐそばまで迫っていた感染者に銃弾を撃ち込み、ようやく三尉が梯子にしがみ付き、上り始めた。

非常階段まではすぐそこだ。女はすでに上りきり、その手を借りて男も上がる。

男「三尉さん!」

女「三尉さんはやく!」

五体満足ならこんな梯子程度なんて事は無い。だが片足は大怪我を負い、大量の血を失った彼女の身は想像以上に力を発揮出来ずにいた。

両腕と片足だけで懸命に上がる三尉だが、その足元には感染者達が群がっている。

しかも、既に一体が同じように梯子を掴み、三尉よりも素早く上り始めている。

男「下から来てる!三尉さんもっと早く!」

女「追いつかれちゃう!三尉さん!!」

三尉「これでも....頑張ってんのよ....!」

すぐに追い付いた感染者が三尉の足を....怪我をしている方の足を掴んだ。

痛みで三尉が声を上げる。掴まれた足から感染者の手を伝って血が滴った。感染者は離さなんいわんばかり両手で足を掴みぶら下がっていた。

男「三尉さん!!」

振りほどこうともがいているが、満足に動かせずにいた。右手で梯子を掴んだまま拳銃を下に向けるが、揺れる自分の足と感染者に照準が合わない。

彼女は今片腕だけで自分と人間だった化け物の体重を耐えているのだ。

女が梯子に再び足を掛け始めていた男「何してんの?!」

女「助けに行かなきゃ!」

三尉「ダメよ!!」

三尉が叫んだ。

三尉「二人共そこにいなさい!お姉さんもすぐに上が.....」

途端に叫びが、悲鳴に変わった。
感染者が足に食らいついていた。野戦服のズボン越しに歯がミチミチと肉に食い込んでいた。

男は手摺を乗り越えて上ってきた梯子に再び足をかけた。

女「男くん?!」

男「俺がいく!」

銃声が響き、下を見る。感染者はまだ三尉の足にしがみ付きながら食らいついていた。三尉がもう片方の足で蹴り落とそうとしているが、その下からは更に続々と群がっていた者達が上りつつあった。

三尉「いや!離せ!離せよぉ!あぁ、いやぁ!」

男「三尉さん!」

そばまで降りてきた男が彼女を掴んだ。

男「俺につかまって下さい!俺が掴んで支えるから撃って!」

三尉が顔を上げる。

苦痛と恐怖で歪んだ顔が、不意に微笑み浮かべた。


三尉「あなたが.....『撃って』」

ニヤリと笑い、拳銃を差し出した。

『撃って』

その意図はすぐに悟った。わかりたくなくてもわかってしまった。

差し出された拳銃を、ただ何も言えずに受け取る。

グリップのガッチリとした感触が伝わってくる。

そして拳銃を、三尉の額へ押し当てた。

こうするしかない。それは嫌という程わかっている。

感染したらどうする事も出来ない。これが唯一、救われる手段だった。

三尉「.....ごめんね....こんな事させて.....」

優しく言い聞かせるように、彼女は呟いて目を閉じた。全てを受け入れるように。

下から上ってきた感染者達が次々と手を伸ばしてきている。

上からは女が呼び叫んでいる。

そして

>>905

三尉を撃つ 感染者を撃つ

あなたはどうしますか

遠すぎた>>895で(台無し)

三尉を撃つ

女「......なん.....で.....?」

女「ね、ねぇ.....どうして.....?」

女「ねぇ.....ねぇ!」

戻った男を待っていたのは、悲痛な怒りと人殺しを見るような眼だった。

女「どうして!何で殺したの?!ねぇ!ねぇ!いっぱい助けてくれたのに!なんで?!どうして!」

泣きじゃくりながら怒り、男を揺さぶった。

男「......」

女「......言ってよ.....」

女「なんとか.....言ってよぉ.....」

男「......ゃ」

女「へ.....?」

男「.....ど....どうすりゃ....よかったんだよ.....!」

涙が溢れ身体を震わせながら、男が突如怒鳴った。

男「おっ俺....俺だって助けたかった....!でもっあ....あの人は.....助からないってわかってて....!どうしようもなくて....!」

男「だかっだからせめて....!せめて....!」

女「.....っ!......っ」

まさに号泣だった。眼下で怪物たちがひしめく中、二人は激情に身を震わせ、声を出して泣いた。

人を殺した。人を死なせた。目の前で人が殺された。目の前で人が死んだ。

恩人が死んだ。恩人を殺した。

少年と少女には、あまりにも残酷過ぎた。

下から聞こえる叫び声で我に返り、男は嗚咽を抑え目元を拭った。

男「い、行こう....屋上から中を降りていこう」
女は座り込んで泣いていた。彼女をそっと立たせ、手を引いた。

男「.....いつまでもここには....」

女「わかってる....大丈夫.....」

男「...行こう」

女「.......っ」コクン

男は渡された拳銃を強く握りしめた。守ってくれるのはもうこの拳銃だけ。それを使うのは、俺だ。三尉が俺たちを守ったように、俺が彼女を守らなければならない。

女「.......あ」

女「おっ男くん....待って」


女「鼻血....出ちゃった」

振り返ると、彼女の鼻から赤黒い血が流れていた。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月06日 (土) 19:24:06   ID: Q_di_sN0

丸パクリ

2 :  SS好きの774さん   2015年08月20日 (木) 01:27:51   ID: fYVym_ZY

ここで終わりかよぉぉぉ!

3 :  SS好きの774さん   2015年12月01日 (火) 14:21:44   ID: c1m5SekX

はよ!はよ!

4 :  SS好きの774さん   2016年06月20日 (月) 22:54:15   ID: dzUr4ulB

はよぉ!

5 :  SS好きの774さん   2016年07月30日 (土) 02:10:57   ID: yq6fI0EO

早くぅ…

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