男「安価でモテモテになる!」(611)

男「モテにモテず17年」

男「あっという間の1年生」

男「今年こそはモテてやろうではないか」

男「手当たり次第に行くのもいいけど……」

男「数ある少女から誰を落としてやろうか」

↓1

男「まぁまず女の子と喋るとこからだよな」

演劇部

男「誰もいないな」

男「フンフーン」ガサゴソ

男「お、ジュリエットやないか」

男「いっちょ着て練習するかな」

5分後

男「お前かわいいな、俺と付き合えよ」

男「い、いやですわ……」

男「そんなこと言うなよ……な?」

男「くぅぅ……」

男「ほら、俺のかわいい天使ちゃん?」

男「きゃうぅ……」

\キャーーーーーー!!/

男「しまった戻ってきやがった!」

校舎裏

男「と、とりあえずここに……」

男「顔バレしなかったかな……」

男「まぁ女装してたし大丈夫だろ」

男「というかどこかに行かないと女の子に会えないな」

男「どこいくかな……」

↓1

演劇部

男「あのー」

『あれさっきの……?』

『マジ?』

男「ここは演劇部ですか?」

『さっきの変態だよね?』

『よく見てなかったけど……』

男「ここは! 演劇部!! ですよね!」

『は、はい!』

男「部長呼んでください」

女「は、はい、私ですが」

男「あ、どうも」ペコ

女「ど、どうも」ペコ

男「失礼しました」

ガチャ

『ちょっと部長今のと知り合い!?』

『あんな変態と!?』

女「いやまださっきの人と決まったわけじゃ……それに他人だよ」

——

男「さて、と……」

↓1

男「昼休みあと30分あるし、学校抜け出して帰るか」

自宅

男「共働きでこの時間いないんだよなぁ……」

ピ
ウィーン……

パッ

男「うへぇ……」

男「ただいまぁ……今帰ったよぉ……うへへ」

男「なんだぁい?……友達ぃ?……うはぁ……かわゆいねぇ……でも妹の方が数京倍かわゆいよぉ……へへ」

男「あ、昼休み終わっちゃう……またねぇぇ……コポォ……」

学校

男「ちょっと待って」

男「モテモテになるつもりなのになんでこんなことに……」

男「お! 美少女ちゃんと後輩ちゃんだ!」

男「あ……二手に別れた……」

男「うーん……」

男「追うもありだし無視もありだし……」

↓1

男「……」クルッ

男「……」スタスタ

男(これでいいんだ)

男(俺のみちは俺で決める、そして電子という名の牢獄から妹を救う)

美少女「……」スタスタ

後輩「……」スタスタ

こうして僕らの運命は変わった

これは決められた運命じゃない
僕らで決めた運命だ

空には小鳥達が仲良く踊っていた



『ねーねーあの人達漫画みたいなことしてるよ』

『それぞれの意思で道を決めるみたいなww』

男「チッガウワァァ!」

男「こんなの求めてないわ!」

男「チクショォ……やっぱりダメなのか……」

女「あのー……」

男「あぁ?」

女「あ、あ……えと……授業始まりますよ」

男「ああ……どうも」

男「……あれ?」

男(このビッチさっきのだよな……これは来るでぇフラグ来るでぇ)

男「あ、あの!」

女「はい?」

男「えーと……」

↓1

男「さっき…会ったね」キラッ

女「ですね、じゃあ失礼します」

男「まってワイフ!」

女「え?」

男「え? 何も感じない?」

男「ルルーシュに負けず劣らずの横顔だよ?」

女「私陽気な人にしか興味ないんです、じゃあ」

男「えぇ……」

男「えぇいこうなれば強行突破だ!」

男「違う強行手段だ!」

↓1、2

男「付き合ってください!」ドゲザ

女「え?」

男「付き合ってください」

女「えっあっやっそのっ……」

女「でもでも……そう言うのは親密な友好関係を築いてからで……だからその……」

男「でさー俺言ってやったのよ、お前の髪もブロンドだろってね」

イケメン「ハハハ」

男「じゃーな」

イケメン「じゃーな」

女「……」

パァン!

男「ハグァ!」

バタッ

男「……そりゃそうだ」

授業中

男「んー……」

男「お、委員長のスカートがめくれてる」

男「どうしよっかな」

「そこうるさい」

男「……」

男「うーん……」

↓1

男「……」ガタッ

男「失礼します」

ズボッ

委員長「えっ?」

男「あったかほかほか……」

「な、何してる!」

男「こうでもしないと貞操が危ないんですよ!」

「む、矛盾してる……」

『やめろー!』

『委員長ちゃんがかわいそうだ!』

男「もう、大丈夫ですよ」キラッ

パァン!

男「アラバスタ!」

バタッ

「男を職員室に、委員長を保健室に」

職員室

男「いやだからですね」

「年頃で溜まるのもわかるが、自重しなさい」

男「いやいや聞いてくださいって」

「委員長が好きすぎてストーカーまでしてると聞いたが」

男「あ、あらぬ尾ひれがついてる……」

男「じゃあ……あの、委員長に謝ってきます」

「ならぬ」

男「ならぬ?」

「完全に怯えてる、今会わせるわけにはいかない」

男「えぇ……じゃあどうしたら……」

男「こっちはモテたくてやったのに……」

「今日はもう帰りなさい」

「今回のことは私達だけの秘密だ」

男「全校生徒の秘密なんて絶対秘密なんて言わない」

男「もういいや、さよなら」

ガララ

男「……会うなって言われたけど……うーん」

↓1、2

男「あそこまで会いに行くなって言うのは、会いに行けっていう振りだろ。待っててね!?愛しの委員長!?」

ガララ

男「愛しの委員長」

男「ふふ」

委員長「ひぃっ! 来ないで!」

男「それは行けって振りですね?」

委員長「違う! 違うから! 嫌っ来ないで!」

男「嫌よ嫌よも好きの内、結婚してくれぇぇ!」

委員長「キャァァァ!」

男「なんてな、お前みたいなやつを好きになるとでも? 図に乗るな、俺はお前みたいなの苦手なんだよ」

男「だから俺のことは忘れて次の男探せよ」

「コルァ! 来い!」

男「行きません!」ダダダ

委員長「……私が……振られた……の? あんな男に……?」

委員長「許せない……! 辱しめを受け更にいきなり振るなんて……!」

屋上

男「ここまで来れば……!」

後輩「何してんですか?」

男「夕日を眺めに……って後輩ちゃん!」

後輩「まだ昼過ぎですよ?」

男「あ、いやぁ……」

後輩「もしかして怒られてました?」

後輩「男さん中学も怒られたら屋上行ってたッスもんね」

男「まぁ……」

男「……チャンスか?」

↓1

男「怒られ蔑まされ嫌われハブられ……」

男「もう生きてる意味がない」

男「じゃあな、見たくないだろうから早く帰りな」

ガタ

男「来世は……ディルドになりたいな……」

後輩「ちょちょちょ!」

後輩「ま、待ってくださいって! 早まらないで!」

後輩「話っ話聞きますから!」

男「なら……」

↓1

男「いや、話すことなどない」

後輩「そんなこと言わないで!」

男「今さら君に何ができる?」

後輩「話なら……」

男「一時的に心が軽くなるかもってだけだ」

男「そしてそれで保証もない」

男「なら……効果的な方がいいだろ?」

後輩「え……?」

男「女なら……出来ることだってあるだろ?」キラッ

後輩「死ねぇ!」ドンッ

男「えっ……」

ヒュウウウウ

「トランポリンってここでいい?」

「うん! でも今日だけ野外とかさ……」

「だよね、トランポリン危ないから今日の練習は少な目にしよ」

ウウウ

ヒュウウウウ

ポヨーン

男「おぉう!」

屋上

後輩「あ……あ……やっちゃった」

後輩「殺人者だ……うわぁぁぁぁあ!」

男「やぁ」

後輩「えっ?」

後輩「あれ?今男さんの声が……」

男「やぁ」

後輩「また!?」

10分後

男「ダメでしょ突き落としたら」

後輩「でも……」

男「死んだらどうするの!」

後輩「死のうとしてましたよね?」

男「口答えしない」

後輩「うぅ……」

男「これは責任とってもらわないとな」

後輩「……はぃ……」

男「じゃあまず……」

↓1、2

男「このちっぱいが大きくなるように……」

男「ボインボイン♪」

後輩「なっ!」

男「もひとつおまけにボインボイン♪」

後輩「あぅぅ……」

パチン

イケメン「呼んだか」

男「今からこの子と……」

後輩「はぁぁ……お嫁にいけないよぉ……」

後輩「まだなにか……」

男「///してくれ」

イケメン「……///」

後輩「ちょ……なにを……」

イケメン「怖くないよ、初めは痛いけど、馴れれば……ね?」

後輩「いやっ……そ、そういうのは……!」

イケメン「大丈夫」キラララッ

後輩「わ、わたしは……」

後輩「コスプレなんて無理ですぅ!」ダダダ

男「しまったあの子時々天然なの忘れてた!」

イケメン「サバゲー楽しいのに……」

男「お前もかい」

男「いや、あんなボーイッシュ美少女の残念な姿は見たくない」

男「良かったのか……?」

男「後輩ちゃんにも女ちゃんにも委員長にも嫌われちゃったな」

男「このあとどうしようかな」

男「教室には戻れないしなぁ……」

男「うーん」

↓1

保健室

男「委員長は……いない」

男「仄かにお小水の臭いがするな」クンクン

男「ベッドの下で待機するか」

3分後

委員長「なんであんなやつに……」

委員長「完璧美少女の私が……」

委員長「そろそろ戻ろ」

ガララ

ピリリリリ

男「HQHQ!」

友【こちらHQ!】

男「こちらパトロォル!」

男「重要な機密情報を入手した」

友【了解、ただちに増援を送る】

友【ってお前から電話なんて久しぶりだなぁ】

ピッ

男「機密情報……」

男「委員長はキャラを作って生活している」

男「これはいい……」

男「さて、そろそろ部活の時間だな」

男「うーん」

↓1、2

男「おっとぉ!」

男「委員長と部長発見!」

ダダダダダダ

男「あの!」

委員長「はい?」

委員長「うっ……」

部長「君は確か……」

男「委員長、付き合ってください!」

委員長「ひぃっ!」ダダダ

男「ダメか……部長さん!」

部長「あぁ、あの子の股に顔埋めた子!」

男「子作りしましょう!」

部長「子作り?」

男「はい!」

部長「5年間彼氏出来なかったらね」

男「はい!」

部長「あの子に謝りなよ」

部長「じゃねー」スタスタ

男「未来の嫁確保……!」

男「でも何で顔埋めたの知ってるんだ」

男「……あ、校内の秘密だもんな、みんな知ってるわな」

男「それにしても易々とオーケーしてくれたなぁ」

男「アレが大人の余裕なのか?」

委員長「あそこです!」

「待てゴルァァ!」

男「!」

男「どどどうしよう……!」


↓1

男「俺は鳥になる!」

ガララ

ババ

「お、おい!」

委員長「うそ……!」

ヒュウウウウ

男「友ぉぉぉ!」

友「任せろ!」

友「フォーメーションαだ!」

ラグビー部員「「「やんややんや」」」

ラグビー部員「「「ラッシャイ!」」」

ガシッ

男「助かった」

友「いいってことよ」

友「それより今の時間水泳部が着替えてるんだ」

友「恩返しに写真を頼みたい」

男「任せろ」

天井裏

男「こちらスネーク」

友【よし、電波は良好だ】

男「水泳部の上まで来たら連絡を」

友【了解】

ミッション 盗撮

男「早速別れ道か……」

男「うーん……」

↓1

男「よいしょ」

友【何してるんだ】

男「一旦出る」

友【だ、ダメだそこは!】

男「こ、ここは……!」

桃源郷……誰もが憧れる夢のような場所

男「常に後光が差してるような女の子達が水着で相撲している部……!」

男「桃源郷相撲部!」

男「決して人に姿を表さず、秘密の入り口からでないと入れないあの……!」

美少女「あ、男ー!」

美少女「スゴいね! よく来れたね!」

男「」ドクドク

保健室

男「すまない……」

友「いいんだ……突き止めた男子は皆ああなる……」

美少女「大丈夫?」

男「あ、あぁ……」

美少女「でもよく入れたよね」

男「たまたま……」

友「未確認の電波が出たときはまさかと思ったが……くそ!」

美少女「私部活戻るからさ、また遊びにおいでよ」

男「ありがとう……」

ガララ
ピシャッ

友「今日は休め、また借りは返してもらう」

男「いや……今いかずしていつやる……!」

男「今でしょ……!」

友「……わかった、最高のサポートをさせてもらう」

男「あぁ……」

ミッション 盗撮2

男「こちらスネーク」

友【前回の反省を踏まえて、やるぞ】

男「当たり前だオタコン」

友【ハハ、君は変わってないねぇスネーク】

男「今回はどのようなルートで行くか……」

↓1、2

男「我が命ずる」

男「混沌と静寂の入り交じる寡黙な主よ」

友【ど、どうした?】

友【悩んでるな

男「今こそ開け! エルイムエッサイム!」

ゴゴゴゴゴゴ

キィィ…

男「異界の扉は開かれたり」

スタスタ

男「おい! こん中でいちばん強いやつ出てこいや」

ミノタウロス「なんだこいつ」

ハーピー「お前大魔王様に挑む気か?」

ミノタウロス「関係ねぇ俺がやる!」

男「お前が一番強いのか?」

大魔王「待て」

ミノタウロス「はっ……大魔王様!」

ハーピー「し、失礼しましたー!」

スタコラサッサ

大魔王「私に何ようかな?」

男「あんたが大魔王か? ふっ、小鳩ちゃんみたいだな」

大魔王「用がないなら帰れ、人間の来るところではない」

男「生憎俺は人間じゃねぇ……1000年を生きるヴァンパイアだ」

大魔王「ほう……」

男「貴様とは一度勝負をしたかった」

大魔王「残念だな、私は忙しいのだ」

男「正体!」

大魔王「!」

男「バラされたくないだろ?」

大魔王「……外道め……」

男(正直事態が飲み込めてないけど何かしなきゃ……)

↓1

男「なめらかプリンが欲しければ負けましたと言え」

大魔王「クソォ……!」

大魔王「ひ、卑怯なのだ……」

男「なのだ?」

男「貴様まさか……」

ガバッ

大魔王「や、やめっ……」

幼女「あぁぁぁ……」

男「やはりな……」

幼女「ヴァンパイアめ……!」

男「ほら、なめらかプリンだ」

幼女「ほんと!? くれるの!?」

男「あぁ、代わりに負けましたと言え、そして俺を現実世界に戻せ」

幼女「はいっ!」

天井裏

友【おい!】

男「戻ってきた」

男「さて、と……ここが水泳部か……」

友【良かった……無事だったん

男「金髪ちゃんと銀髪ちゃんがいる! ウヒョー」

男「二人ともモデルみたいだなぁ……」

男「まぁモデルみたいなのはもう一人いるんだけども」

男「お、こっちには……先輩……!?」

男「まさかあんなにグラマラスだったとは……」

男「誰を盗撮してやろうかぁ……」

↓1、2

男「おぉ……いいねぇ……」

男「先輩……まさかレースのパンティだとは……ウヒョー」

男「銀髪ちゃんは地味だなぁ……」

男「地味な下着ですこと」

カシャカシャ

銀髪「ん!? 音がする!」

金髪「マジかどこだ!」

先輩「被害妄想だろ」

銀髪「いやいや、撮られてる音だね!」

金髪「盗撮キター!」

先輩「お前ら落ち着けって」

男「ま、まずい…」

男「バレたらモテモテの意味が……!」

↓1

おとこ は わざましん を つかった

フラッシュ

男「ハァァァァ!」

「「「キャァァァ!」」」

カサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサカサ

男「危なかった……」

男「だがコレクションは増えたな」

男「……ん? なんか忘れてるような……」

男「まぁいいか、帰ろう」



友【男ぉ! 反応しろぉぉ!】

自宅

男「ただいまー」

シーン

男「あれ……置き手紙か?」

しばらく旅行いきまーす
2ヶ月は帰らないかも
さよならー
ライ麦ならそこにあるからね
青春謳歌しろよー

男「し、2、さ、ラ、せ」

男「死に去らせ?」

男「なんだいつものことか」

ガタゴト

男「誰だ!」

「……」

男「……君は」

↓1

男「銀髪ちゃんではないか!」

銀髪「ねぇ」

男「どうしたのかなぁ? ヒュヒュヒュ」

銀髪「今日……盗撮したでしょ」

男「してません」

銀髪「ウソだ」

男「してません」

銀髪「絶対した! ほら証拠!」

友「すまない」

男「……」

男「お前ってやつは……」

友「だってさ! 心配になってさ! 返事ないしさ! 部室行ったらさ! 来てないって言われてさ!」

友「なんやかんやでバレました」

銀髪「さぁ、観念してもらおうか……!」

男(ここを切り抜くには…!)

↓1、2

男「なぁ銀髪ちゃん」

銀髪「言い逃れはできないぞー」

男「可愛いなぁ……」

銀髪「褒めてもなにもでないぞー」

男「そんなこと言ってもさ、その笑顔に何度も救われてるんだよ」

友「」ゾゾゾゾ

男「ホンット…!可愛いなぁ」

銀髪「……」ボッ

男「ライ麦焼くからそこ座ってて」

——

男「お待たせ」

銀髪「ありがとぅ……」

男「髪綺麗だよね、どれくらい手入れしてるの?」

銀髪「と、とくに……」

銀髪「……違う……」

銀髪「こんなの私のキャラじゃない!」

銀髪「き、今日はもう帰る!」スタスタ

男「またね」

銀髪「ばか……」

ガチャ
バタン

友「これ食っていい?」

男「もしもし警察ですか、不法侵入者です」

翌日

男「死にたくなぁい!」ガバァ

男「ハァ……ハァ……夢か」

男「……え? なにあの門……」

門「」ゴゴゴゴゴゴ

男「うわすっごい気になるどうしよう……」

↓1

キィィ

男「……」チラッ


ミノタウロス「マジですか大魔王様!」

大魔王「当たり前だ」

大魔王「いつまでも舐められてはいられない」

ミノタウロス「ですかその格好で……」

大魔王「今からゴツいと思ったら死刑にする」

ミノタウロス「ハッ!」


キィィ
バタン

男「さて学校行こう」

学校

男「今日はどうしようかな」

「あ、おーい」

男「」ダッシュ

ダダダダダダ

校舎裏

男「ここまで来れば……」

男「おやあそこにいるのは……」

↓1

男「ストーカーさんではないか」

ストーカー「」ビクッ

男「やぁやぁ誰をストーカーしてるだい」

男「そういえば先週転校してきたばかりなのにストーキングするほど気になる」

男「フゥ」

男「気になる人がいるのかい?」

ストーカー「……」ダダダ

男「!」

男「あの後ろ姿……」

男「上から83、51、82だな」

男「おおよそ身長は165、体重は……乙女の秘密だな」

男「おや、休憩塔に生徒会長が……」

この学校は莫大な広さを誇るため、塔や特別館がたくさんあるのだ

男「奥から男が……」

男「生徒会長嫌がって……おぉはたいた!」

男「殴られた……頑張れ生徒会長!」

男「あ、男が逃げた」

男「生徒会長泣いてる……」

男「どうしようかな」

↓1

会長「うぐっ……ひっく……」

男「おい生徒会長よ!」

会長「だ、誰だ!?」ゴシゴシ

男「私はヴァンパイアだ!」

会長「……は?」

男「貴様が勝つための方法を授ける!」

会長「姿も見せぬ奴が何をいっている!」

男「弱いやつに姿を見せる意味はあるか?」

会長「ぐっ……」

男「勝ちたければ放課後、またここに来るがいい」

会長「貴様……何が目的だ」

男「私に目的などない、強いて言えば貴様を叩き直すのが目的だ、ではまた会おう!」

男「まぁひとまずこれで……」

男「とりあえず教室に行こう」

教室

男「ウィース」

『あ、ねーねー』

男「なんだい」

『委員長が第一宮殿で待ってるだってさ』

男「あぁ……わかった」

ちなみに第一宮殿は何らかの方法で空に浮かぶ宮殿

ごく限られた生徒しか入れない

男「殺される可能性があるから準備しようかな」

男「何を持ってこうかな」

↓1、2

第一宮殿

男「チワース」

委員長「来たわね」

男「何のようかな」

委員長「あなたが私をバカにするから、死んでもらいたいの」

男「え?」

委員長「私をバカにする人はいらない、常に崇められる存在なの」

男「えぇ?」

委員長「幸か不幸か、ここには私とあなたしかいない」

委員長「さぁ……」チャキ

委員長「しねぇぇ!」ザシュッ

男「イヤァァァァァア!」ダダダ

委員長「逃げれるとでも……?」

男「ヤバいヤバい死ぬ死ぬマジで死ぬから!」

委員長「うん」

男「イヤァァァァァア!」ダダダ

男「ど、どうしよう死んだらモテモテどころか……」

男「この2つの道具でどうにかして切り抜けないと!」

↓1

男「話は変わるが委員長」

委員長「命乞いなら聞くよ」

男「じゃこれ持って」

つ飛行石

委員長「? ……えっうわっ……」フワフワ

男「チャーンス!」キラッ

ヌリヌリ

委員長「ちょ、どこさわってるの!」

男「股間」

委員長「何で冷静なの!?」

男「これは速効性の媚薬……さぁ!」

委員長「残念、私不感症なんだ」

男「なっ……」

委員長「この石便利ね、媚薬使って悶えさせる?無理無理、昔やり過ぎて効かなくなったのよ」

男「そんなんしてるから不感症なんだよ!」

委員長「ふん、じゃあ死んでね」フワフワ

ビュンッ

男「終わった……」

男「あれ……扉に誰か……」

男「あ……あれは……!」

↓1

男「あれは……サキュバスか?」

委員長「ヒャッハー!」ザシュッ

男「うぐっ……」バタッ

男「いない……」

委員長「考えたけど死体処理も面倒臭いしいきなりあなたが消えたら回りが怪しむものね」

男「ぐぅ……」ポタポタ

男「来ただけでなにもしない……とは……」

ガクッ

保健室

男「」

美少女「大丈夫ー?」

金髪「死んだ?」

美少女「嫌殺さないの」

金髪「殺されかけとるやん」

男「ハッ」

金髪「起きたみたい、なら私帰るわー」バイバイ

美少女「またねー」

男「ここは……」

美少女「何があったの?」

男「……覚えてない」

男「そもそもどこにいたんだか……」

美少女「心配させないでよー」

男「心配だったの?」

美少女「……ばーか」

美少女「じゃ、私帰るから、またね変態くん」

男「誰が変態だ!」

ピピピ

男「ん?」

男「メール……」

———
今月末に帰るよ!!
帰ったら一緒に住もうね!

fromデブス
———

男「……」

男「まさかあいつが……帰ってくる?」

男「……スー」

男「あいつと結婚なんてチャネバゴキブリと乱パ開いたほうがマシだ」

男「早く彼女作って……いや、俺はモテてることを見せつけて婚約破棄にせねば」

≪回想≫

男「ぼくきみみたいなこきらい!」

デブス「あらやだ結婚するの!」

母「なら高校卒業までにモテモテだったらなしってことで」

デブス「こんなのがもてるわけない! あたしがもらう!」

男「へんっ! モテモテになってやる!」

≪終了≫

男「あんなトロールとシドーとカルマッゾとラプソーンの融合体なんかと……!」

男「俺は一刻も早くモテモテになる!」

午後・生徒総会

男「……」

会長「これより、より良い学校作りのための会議を始める」

会長「意見のあるもの……ん? 何だこの子は」

男「……ああ!」

幼女「ヴァンパイア! 出てこい!」

『わーかわいいー』

『小鳩ちゃんみたーい』

『だれだれ?誰の妹?』

会長「お、おい……」

幼女「むっ……そこか!」

幼女「おいお前!」

男「人違いではないでしょうか」

幼女「そんなはずないのだ!」

幼女「私をあんな辱しめに合わせて!」

幼女「ま、まぁ……嬉しかったが…」

幼女「おかげで口の回りがべとべとだったのだ!」

男「その発言は非常にまずい……」

『犯した……?』

『委員長じゃ足りず幼女まで……』

『えっ、でも男の妹じゃねーの?』

男「待ってまって! この子は!」

男「えーと……」

↓1

男「義理の妹……かもしれない」

『マジで?』

『ウソー』

幼女「義理とはなんだ?」

男「主従関係のことだ」

男「この世において義理とは年上に従うことを言う」

男「妹とは女の子とを指す」

幼女「いつのまにそんな関係になったのだ!」

幼女「強引に部屋に入り私を他のもの達に醜態を晒されただけでなく」

幼女「そんな……ひどい契約まで……グスッ」

『やっぱあいつレイプ犯だよ』

『ひっどーい』

『最低死ねばいいのに』

男「あぁあああぁすべてが裏目にぃぃぃ!」

男「こうなれば……」

ガシッ

幼女「んぅ?」

男「三十六計逃げるに如かず!」ダダダ

『レイプ犯を捕まえろ!』

『逃がすな!』

会長「あのー……」

特別館

男「お前なんでいるんだよ……」

幼女「お前が私を辱しめたからだ」

男「……」

男「どうしてくれよう」

↓1

男「飴でも与えれば満足して帰るだろ」

男「はい飴ちゃん」

幼女「なんだこれは」

男「私が愛用している魔道具だ」

男「貴様には不愉快かもしれんがこれを食べれば私を倒せるだろう」

幼女「おぉ!」

男「ただし、これを食べるのには部屋を明るくしてなるべくテレビから離れてないとダメだ」

幼女「任せろ!」ダダダ

男「気を付けてなー」

男「さて……」

男「いい加減攻略ルートを見いださねば……」

金髪ちゃん、銀髪ちゃん、後輩、先輩、女ちゃん、美少女ちゃん、委員長、ストーカーちゃん、大魔王兼幼女

男「いっぱいいるなぁ……あ、あと1人いるっけ……まぁ音信不通だし」

男「いい加減行動を起こさないとデブスと初夜を迎えねばならん」

男「同時攻略など不可能に近いが……神にーさまこと桂馬もやってのけた」

男「俺にできないはずはない」

男「だが最初は二人から、徐々に増やしていこう」

男「さてまずは……」

↓1、2

男「まずは……義姉からだな」

男「でもそんなんいないし……」

男「仕方ない、コイツは後回し、美少女ちゃんからだ」

男「今は生徒総会中だし、終わったら行こう」

プルルルル

男「ママンどうしたの?」

母【どうもこうもない!】

母【あの男に隠し子がいたのよ!】

男「え……父さんに?」

母【信じられる!? 17年間も騙してたのよ!?】

母【あのくそ親父そっちに輸送したから】

母【私は当分帰らない、じゃあな】

男「ママン……性格変わってるぜ」

男「しかし……隠し子がいたとはな……」

男「まぁ遊び人の父さんにだったから驚かないや」

男「とりあえずあの親父のことは置いといて、美少女ちゃんから探さないと」

男「もう終わったろうし……」

男「……」

男「……あれ? どこに向かえばいいんだ? 教室も知らないし部室もたぶん見つからない……」

男「いや、探さなければ……! どこにいるんだ!」

↓1

部活塔

男「……」スッ

『でさー』

『んー』

スタスタ

スタスタ……

タンス「……」

ガチャ

男「危なかった……」

男「先を急ごう」タッタッタ



ストーカー「……」サササ

女子更衣室

ガチャ

男「……俺の計算が正しければあと2分と04秒で人が来る」

男「桃源郷の入り口は……」キョロキョロ

男「クソ……見つかんねぇ……」

男「毎回毎回場所が変わる部活……やはりダメだったのか……」



ストーカー「……」ジィー

ガヤガヤ

男「なっ……」

男「は、早すぎる!」

タッタッタ
ガチャ
バタン

ストーカー「……」

男「……君…」

ガチャ

『最近ストーカーちゃんいないよねー』

『ブスだからじゃない?』

『キャハハハハ』

ストーカー「んっ……はぁ……はぁ……」

男(ウヒョー)

男(いやいや……ストーカーちゃんのおかげで助かったが早く潜入ルートを見つけないと……!)

↓1

男(……見つからなくてもいいや)

男(また明日学校で会えるかもしれないんだし……)

男(まずはこの子を逃がさないと)

『さっきからなんか物音しない?』

『えー』

男(……俺が勢いよく出てって気をそらすか……)

グッグ

男「ん?」

ストーカー「……」

コォォォォ

男「これは……桃源郷!」

『やっぱ誰かいる!』

『先生よんできて!』

男「まずい、来い!」

ターンッ

『そこかぁ!』

ガチャ

『……あれ?』

桃源郷相撲部

男「はぁ……助かった……」

男「大丈夫? ……?」

男「ストーカーちゃん? どこいったの?」

美少女「あ、来たんだー!」

男「あ……おぉ……」

美少女「今日はね、私1人しか来ないんだよ……」

美少女「だから話し相手になってくれる?」

男「も……もちろん」

男(最大のチャンスだな)

美少女「えへへ、何か恥ずかしいね」

男(だがここで下手を打ったら……慎重に行こう)

美少女「あ、そう言えばもう一人いなかった?」

男「あ、そうなんだよ」

男「どこいっちゃったのか……」

美少女「じゃあ正真正銘二人きりだねっ!」

男「だな」

男(攻略開始だ……!)

↓1、2

男「○ルフォート食べる?」

美少女「うん、ありがと」

男「……」ジッ

美少女「恥ずかしいからそんな見ないで」

男「そんな姿も可愛いよね」

美少女「なっ、なっ……」

男「○ルフォートのチョコ付いてるよ」

美少女「あ、うん……」

パクッ

男「やっぱおいしいな」

美少女「」ボッ

美少女「ああああたし! ジュース買ってきたくる!」

男「きたくる……」

男(だめ押し行けるか……!)

↓1

ざわ…ざわ…

美少女「え? なに?」

こうか は いまひとつ だった

美少女「あ、な、何がいいかな!」

男「マン汁」

美少女「え?」

男「コードイーマン汁」

男「ブラジルで育てられた草を煮て作ったもの」

美少女「わ、わかった!」ダダダ

男「さて、と」

男「物色でもしようかな」

↓1、2

男「どーれ」

ガサゴソ

男「手紙……ラブレター!?」

美少女「お待たせー!」

美少女「何してたの?」

男「え? スクワットだよ」

美少女「そっか、あ、そろそろみんな来るから帰った方がいいよ」

男「わかった……けどどうやって?」

美少女「やましいこと考えたらいいんだよ」

男(犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい犯したい)

男「これでいいの?」

男「あれ? 中庭だ……」
中庭

男「どういう原理なんだよあの部室」

男「しかし思わず持ってきたこの手紙……見るしかないな」

「この写真が欲しいなら放課後17時に旧校舎に来い、じゃないとこの写真を全校生徒にばらまくぞ」

男「ヘ、ヘビーだぜ……」

男「しかもこの写真って乳首が若干写った生着替えかよ……」

男「しかしまさか脅しの手紙だとは……」

男「よくあんな笑顔でいられるなぁ……」

イ!
タゾ!

男「ん? ……あ、会長忘れてた」

男「! いいこと気づいちゃったった」

休憩塔

会長「おい! 来たぞ!」

男「よく来た!」

会長「姿を見せろ!」

男「姿になんの意味もない、必要なのは信頼だけだ!」

会長「姿を見せない限り私は信頼などしない!」

男「ならば帰ろう!」

会長「えっ……」

会長「わ、悪かった!」

会長「私が悪かったから! だから!」

会長「あいつを倒すのに協力してくれ……」

男「その言葉が聞きたかった!」

ミッション トレーニング

男「とは言いつつ何をしたら……」

会長「まずは何をすればいいんだヴァンパイアとやら!」

男「知らねーよ考えろよ処女ビッチが……」

男「まずはだな!」

↓1

男「何事も体幹が大切だ!」

男「軸をしっかりさせるため腰を鍛える!」

会長「それっぽいな……」

男「だがしかし、なにもないところでは鍛えるもクソもない」

男「これをやろう!」

トテッコロコロ

会長「これは……」

↓1

会長「ブルマ……なのか?」

男「鋼鉄のブルマだ」

男「重さは95kg」

会長「重すぎるだろう!」

男「3日もあればなんとかなるだろう」

男「嫌なのか?」

会長「……わかった」

5分後

会長「はぅあっ……」

ガッシンガッシン

男「歩けんのかよ……」

男「だが3日も待てん」

男「今すぐ走り幅跳びで20メートル飛べるようにしろ」

会長「無茶を言う……なぁっ!」ガッシンガッシン

男「1分毎に重さを1kg上げていく」

男「嫌ならさっさとやるんだな」

会長「クソがぁぁ!」

20分後

現在115kg

会長「うぉぉぉ!」ガチンガチン

ガチガチガチガチ

バコンッ

ズゥゥゥゥン

会長「見たか! 23メートル飛んだぞ!」

男「ば、化け物だろ……」

男「ふん、それくらい鬼でもできる」

会長「人間初なのか私……」

男「次は……」

↓1

男「男と言うのを知っているか!」

会長「あぁ」

男「そいつをヒップドロップしてこい」

会長「出来るか!」

男「やつは今教室にいる」

男「嫌なら私は帰ろう」

会長「待ってろ!」ダダダ

男「急げ!」ダダダ

教室

男「ヒュスーヒュスー」

会長「覚悟!」

ドガァァァァァァン

男「」

会長「さらば!」ダダダ

男「うっ……ぐ……」

男「4:30……か」

男「旧校舎へ行かねば……」

休憩塔

会長「やって来たぞ!」

会長「……?」

男「あ……あの人も呼ばんと……」

男「テレパシー……テレパシー……」

旧校………………舎

会長「旧校舎だな!」ダダダダダダ

旧校舎

男「ルルーシュのコスプレしてみたからバレないよな」

男「さて、会長をどう使うかだが……」

↓1、2

会長「来たぞぉ!」

男「後ろだ」

会長「お前か……」

会長「ふざけた仮面を取れ」

男「私との勝負に勝てたらいいだろう」

会長「なんの勝負だ」

男「今からある男が来る、そいつをはだかふんどしで誘きだせ」

会長「ハァ!?」

男「嫌ならこのブルマに着替えてる写真をネットに上げる」

会長「外道が……」

男「外道? 違うな、これは戦略だ」

男「やめるか? 私は構わない」

会長「……わかった、だがなにか羽織らせろ」

男「人に物を頼むときはどうすればいいんだ?」

会長「お願い……します」

男「貴様の額は何のためについている?」

会長「このクソ虫がぁぁぁ…………!!」

男「そんな怒ると端正な顔が台無しだぞ」

スッ

会長「お願い………!します………!」ドゲザ

男「断る」

会長「ガァァァァ!!」ブンッ

男「フン」パシッ

男「せいぜい頑張るんだな」スタスタ

会長「ギャアアアアオオオオオオ!!」



男「人間の発せる声じゃないだろ……」

性悪男「ケケケ、来たな」

美少女「……」

性悪男「この写真がほしいか?」

美少女「っ……この!」

性悪男「ケケケ、渡さないよぉ……欲しいなら脱ぐんだな」

美少女「この外道が……!」



男「あれ? もしかしてあいつとやってること変わらない?」

男「まぁいいや、そらいけ……」チラッ

会長「バルルルル……」ダダダダダダダダダダダダダダ
性悪男「ケケケケケケ……ケ?」

美少女「えっ……?」

性悪男「天女……?」

性悪男「天女様ぁぁぁ!」ダダダ

ハラリ

美少女「あ……写真……」



男「バオー来訪者みたいだったが結果オーライだな」

男「無事だったか!」

美少女「あ、男!」

男「ごめん……実はあのときバッグから手紙が見えて……」

美少女「……そっか」

男「勝手に見たのは悪いことだと思うし、謝るよ」

美少女「私の写真見たんだ」

男「……」

美少女「サイッテー」

男「……ごめん」

美少女「そんな最低なやつには私が付いて矯正してやるんだから」

男「え?」

美少女「ふふっ、またね」タタタ

男「……計画通り」

男「これで十中八九俺に惚れたはず」

男「あとは会長をなんとか助けないと……」

ピピピ

男「!」

男「委員長レーダーが反応している……!」


男は委員長に命を狙われているため、密かにレーダーを作って委員長を回避していた


男「まずこっちに向かっている……とりあえず仮面を……」スチャ

会長「あいつを巻いたぞ……バルルルル」

男「Fぐらいか」

会長「しねぇぇ!」ブンッ

男「それどころではない」パシッ

会長「ググ……」

男「……そうだな、あいつを倒せたら私を殴り仮面を剥いでいい」

会長「話が違う!」

男「写真はいいんだな?」

会長「……」

男「私は休憩塔最上階にいる」

男「では」スタスタ

ビュンッ

委員長「あいつはいない……」

会長「お前か……」

会長「誰だか知らんが恨むなよ」ダンッ

ブンッ

委員長「おっと」サッ

委員長「あなたは生徒会長かしら」

委員長「痴女だったのね」

会長「フン、奇っ怪な術を使うやつに言われたくないな」

委員長「あっそ、私あなたに構ってる暇ないの」

会長「雑魚はいつもそういうな」

委員長「は?」

会長「悔しかったか? ならかかってこい」

委員長「……あなたも殺してあげるわ」ビュンッ


バキバキドゴォォ

休憩塔

男「あぁしんどいわー」

男「まぁあの二人はモテモテ候補から外さないとな」

男「人外は守備範囲外だし」

男「とりあえず美少女ちゃんは落ちた」

男「銀髪ちゃんも……微妙だが落ちたかな」

男「次は誰に行きましょうかな」

↓1

ごめん、再開します

剣道部

男「こんにちはー!」

『変態が来たぞ』

『変態王子だ』

『じゃあうちの部長とアニメになりそうだな』

『部長無表情だもんなぁ……』

剣道部部長「……」

男「おいそこのロリフェイス、部長を呼べ」

剣道部部長「……」

男「聞いてるのかキューティクルフェイス」

『部長になんて口を……』

男「なっ……」

男「この軽く青い髪のショートカットの花の飾りを着けた間違いなく高値の花であろう少女が……」

剣道部部長「用はなに……」

男「え? 用ですか?」

男「用は……その……」

男「ハーレム……の……はい」

剣道部部長「……」

男(間、間が持たない……こうなれば……!)

男「ロリフェイスの割に巨乳ですね」

『ぶっこんできたぞー!』

『変態王子だぁぁ!』

剣道部部長「……」

男「動じない……だと……!」

『部長、とにかく追い出しましょうよ』

剣道部部長「話を聞いてから……」

『はぁ……』

男「あ、とりあえず散歩でも……」

『あいつは尊敬できるな……』

『というよりこっから連れ出してくれるなら……』

『だが変態王子だからなぁ……』

剣道部部長「……いや」

男「……いたしかたない」

↓1

男(まずは弱味にぎりから始めよう)

男「あ、蛇持ってるけどほしい?」

男「名前はヨルムンガンドって言うんだけど」

剣道部部長「いらない……」

剣道部部長「敬語」

男「あ、はい……」

男「じ、じゃあこのハゲワシ1/1スケールは……」

剣道部部長「いらない」

男「ならこの……ゴリゴリ性春期〜男達の楽園〜ならどうだ!」

剣道部部長「……」ポッ

男(こいつ腐か……!)

男「で、出直します」

剣道部部長「……」

休憩塔

男「難攻不落の城だ……」

男「いくらこの天才的頭脳を持ってしても難しい……」

男「だがどんな人間にも弱点はあるはずだ!」

男「諦めない限り勝機はある!」

↓1、2

男「この購入が難しかった本で……」


男「ファンの間では幻と呼ばれ、世界でたった5冊しか発行されていないという」

男「苦労したなぁ……」

男「……更衣室前に置いておこう」

剣道部女子更衣室

剣道部部長「……!」

ササササササ

剣道部部長「はぅわぁ……」ポー…

俺、マッシロタウンのヒトシ!

伝説のポケモンをバンバン捕食して、世界一のポケモンマスターになる!

タトエヒノナカミズノナカ……

男「お、擬人化ポケモンだ!」

ポケモン図鑑「限りなくロリに近い生物、年齢は18、男達の憧れの存在」

男「くぅー萌えてきたぜ!」

男「行け! 君に決めた!」

BL雑誌×8

剣道部部長「はぁあっ……」ゾクゾク

男「行け! モンスターボール!」

コロコロ

コロコロ

ポカン

テッテレテッテッテッテッテッテー

男「やったぜ!」ダダダ

休憩塔

男「ポケモン、ゲットだぜ!」

男「出でよ、部長!」

シュン

剣道部部長「はっ……」キョロキョロ

男「さぁ落ちてもらうぞ!」

男「でもどうやって?」

剣道部部長「……」

男「うーん」

↓1、2

パァァァァ

剣道部部長「……これなに」

男「オスカァァァ!」

剣道部部長「……」

男「火力UP」

シュゴォォォォォ

剣道部部長「あ……あ……」

男「オスカァァァ!」

剣道部部長「アンドレ……」

男「もう離さないよ」ギュッ

剣道部部長「私は……女として生きていいんだな……アンドレ……」

男「オスカル……」

剣道部部長「アンドレ……」

口付けを交わそうとした刹那

会長「おいお前」

男「戻れ部長」

シュイン

男「何ですか」

会長「不純異性交遊は見過ごせないな」

男「裸ふんどしは見過ごせると」

会長「なっ……」

会長「これは訳が……」

男「生徒会長ともあろう御方がとんだ痴女だっとはね」

男「お前に人間の資格はないよ」

会長「なぜ人間すら許されないんだ」

男「ついさっき雄叫びが聞こえたから」

男「方向的にあなただろ?」

男「人間未満が」

会長「……」

会長「ふん、言いたければ言っとけばいい」

会長「私には用がある」

男「仮面を被り鋼鉄のブルマを穿かせたのは俺ですよ」

会長「は?」

男「今までの仮面の男は俺です」

つ写真
つ仮面

男「ね?」

会長「……」

男「バカにされてたの気付かないんですかぁ?」

男「さっさと妖怪でもランス○ッドにでもなりやがれ」

会長「……」ダダダ

男「さて、部長は放置、次は誰に行こうかな」

↓1

生徒会

男「副会長ー!」

副会長「なんだ」

男「男だと……!」

副会長「君は2年w組の……」

男「素朴な疑問なんですがここには何組あるんですか?」

副会長「1年が1〜50組」
副会長「2年がA〜Z+++」
副会長「3年が1〜4組です」

男「どこをどうつっこめば……」

副会長「全校生徒は10000人だ」

男「……」

副会長「うち不登校が9500人だ」

男「失礼しました」

男「男は対象外だしなぁ……」

後輩「男さん」

男「はい?」

男「おぉ君はすっかり忘れ去られたと思った後輩ちゃん」

後輩「罪滅ぼしと思ってください」

後輩「明日、デートしましょう」

後輩「迎えにいきます」タタタ

男「明日かー……」

男「明日は明日、次は誰にしよう」

↓1

男「水泳部はこの時間……」

男「外回りだな」

男「ちなみに足腰を鍛えタイムを伸ばすためだゾ」

校外

銀髪「……」タッタッタ

金髪「どうかしたー」

銀髪「別に……」

先輩「私に相談したらどうだ」

銀髪「いやいや……」

先輩「なにやら盗撮犯を検挙しにいったと思ったらこのザマだ」

金髪「あ、そうそう、誰が犯人だったんさ」

銀髪「……」

男「おーい」

金髪「あ、おーい」

先輩「なんだ男ではないか」

銀髪「!」ボッ

男「銀髪ちゃんラチりますねー」

先輩「向こう側にリーズナブルな値段のホテルがあるぞー」

金髪「その向かい側にはゴムの品揃えがいい薬局があるぞー」

男「二人ともビッチですねー」

金髪・先輩「知識だけ」

男「じゃ、借りまーす」

カツギアゲ

銀髪「ちょ、ちょっと!」

ダダダ

路地裏

男「お腹い空いてない?」

銀髪「空いてない」

銀髪「な、なんのようだよ……」

男「ただ話したくなっただけ」

銀髪「……」

男「はいこれ」

銀髪「……」

男「いつでもメールしてね」

男「じゃっ!」ダダダ

銀髪「……」

15分後

———
明日お前の家までいく
バカにした罰だ
エスコートしろ
———

男「銀髪ちゃんだな」

男「キャラぶれてるけど気持ちが揺らめいて案手しないだけだろう」

男「了解いたしもうした……と」

男「……ん? 明日?」

男「まぁいいや、このあとはどうしよっかな」

↓1

男「まず予行練習だな」

男「まず服を誉める」

男「そのしまむらみたいな服安そうでイイね!」

男「次に場所を決める」

男「秋葉原にハイスペPCがあるからそこで時間を潰して、アニメの映画を見て、吉○家で晩飯」

男「完璧だ」

男「あ、もう帰らんと」タタタ

自宅

男「学校で3日ぐらい過ごした気分だ」

男「親父帰ってるんだっけな」

男「ただいまー」

父「……あとは頼んだ」ダダダ

男「え、ちょ……」

男「いったい何が……」

義姉「よろちくび」

男「……」

男「どちら様でしょうか……」

義姉「お姉ちゃん」

男「それは義なのですか?」

義姉「腹違い種違いのね」

男「はぁ……え?」

義姉「あなたのお父さんの前の再婚相手が産んだのが私!」

義姉「ちなみにその時はおとっつぁん子作りしてなかった!」

義姉「つまり隠し子であり、隠し子でないっ!」

男「わかりましたおやすみ」

義姉「待って!」

義姉「お姉ちゃんだよ? もっと興奮しないの?」

義姉「自分で言うのもあれだけどパーフェクトボディだよ?」

男「あ、はい」スタスタ

義姉「ギンギンしてこない!?」

男「おやすみなさい」

義姉「待って!」

義姉「いきなり仲良くなんて無理だろうからさ」

義姉「親睦を深めるために明日デートしよう!」

義姉「断ったら社会的に潰す」

義姉「じゃあねー!」タッタッタ

男「こ、これは……」

男「大変まずいことになった……」

男「ダブルブッキング……」

男「だよな……」

翌日

男「」アングリ

後輩「こんにちは!」

男「ちょっと待っててね」




男「トリプルだったぁぁぁ!」



男「とりあえず上がって」

後輩「お邪魔します!」

男「ど、どうしよう……」

↓1、2

男「ちょっと後輩ちゃん」

後輩「?」

男「ここ押してくれる?」

後輩「このボールの真ん中ですか?」

男「そうそう」

ポチ

シュイン

男「義姉さーん」

義姉「義姉さんだなんてやめてよ!」

義姉「お姉ちゃんでいいんだよ!」

男「ここ押してくれませんか?」

義姉「お姉ちゃんのちくびも押していいんだよ?」

男「早くしてくれませんかね」

義姉「はい」

ポチ

シュイン

男「よし」

ピンポーン

男「はーい」

黒猫「ハンコおねしまーす」

男「はいはい」

黒猫「あじゃじゃしたー」



男「すっぽんが届いたぞ」

男「すっぽん鍋食べて体力つけんと」

30分後

男「何かムラムラしてきた……けど我慢」

男「昔から我慢強い子の異名を欲しいままにしてきたからな」

ピンポーン

男「来たかな」

ガチャ

銀髪「おはよ……」

男「おはよう」

男「えーと」

男「そのしまむらみたいな服安そうでイイね!」

銀髪「よくわかったね、私貧乏だから安くて嬉しかったんだ」

男「あぁ……うん……」

男「早速行こうか」

銀髪「うん」

男「秋葉原へ!」

銀髪「ホント!?」

銀髪「ハイスペPCがあるから行きたかったんだ!」

男「うん……よかった……」

銀髪「でもデートらしいことしたいから別のとこにしよ」

男「デート?」

銀髪「あ、いや……違うの!わ、忘れて!」

銀髪「と、とにかく! 違う場所! 返事!」

男「はい」

男「と言ってもどこに……」

↓1

男「アメリカ行くか」

銀髪「え?」

男「銀髪ちゃんのパスポートは既にある」

銀髪「ちょ、え?」

男「御都合主義というやつだ」

男「さぁいこう!」

銀髪「えぇぇ?」

空港→アメリカ

男「ついたぞー!」

銀髪「思考が追い付かない……」

銀髪「これはいったい何が……」

男「考えちゃダメだ」

男「受け入れよう」

銀髪「えぇぇ……」

男「受け入れよう」

銀髪「う、うん……」

銀髪「じゃあ楽しもー!」

男「そうそう」

銀髪「あ、でも学校は?」

男「GW前日だから」

銀髪「御都合主義……」

男「さぁてまずは……」

↓1、2

いやいや、フリーターだからさ

男「野球の時間だぁぁぁぁ!」

銀髪「望むところ!」

男「遊びだからって気を抜くなよ」

銀髪「こっちのセリフだよ……!」

男「野球界にその人ありと謳われた俺が相手なんだ」

男「ちびってもいいんだぞ」

銀髪「野球界のグランマと謳われた私が相手なんだよ」

銀髪「惚れてもいいぞ」

男「デュエル!」

ワイワイガヤガヤ

『ヘーイ!ジャップボーイ!』

『デッドナァウ!』

『ゴーバックホーム!』

男「ありがとう! 頑張るよ!」

銀髪「主に悪口だけど気にしないで行くよ」

男「来い!」

先行→男
後攻→銀髪

銀髪「スパイラルボール!」

男「ただ回ってるボールなんぞ効かんわ!」

カキィン

男「まずは一点だ」

銀髪「……」

ビュン

スパァン

男「っ……」

男「球が消えた……?」

銀髪「これが私の必殺技」

男「面白い、満月大根切りで返り討ちだ」

そして試合は長いようで短い時間で終わりを迎えた

男「アルティメットスーパーハイパーチョベリグードドド打ちぃぃ!」

試合時間は実に15分

男「今度は負けないぜ」

銀髪「返り討ちだよ」

男の敗北で幕を閉じた

男「帰るぞ」

銀髪「も、もう!?」

男「当たり前だ」

銀髪「まだなにもできてない……のに……」

男「え? なんだって?」

銀髪「帰る前に一回だけどこか行こうよ」

男「えー」

銀髪「ね?」

男「お、おぉ……ふ……」ドキーン

男「じ、じゃあどこに……」

↓1

男「動物園にいこう」

銀髪「いいね!」

男「確か幻獣まで扱ってるって聞いたな」

男「他にもゲーム内のモンスターもいるらしいが……」

銀髪「あり得ないよ」

男「だよなぁ」

動物園

ニャース「いらっしゃいにゃ!」

男「良くできた着ぐるみだな」

銀髪「原寸大だよこれ」

ニャース「ニャーは着ぐるみじゃないニャ!」

ニャース「通訳だニャ!」

男「そうかそうか」

ニャース「信じないニャらいいニャ」

ニャース「もし話したい動物がいたら声かけてくれニャ」

男「おー」

銀髪「ね、ねぇ……」

男「あんな小さい着ぐるみに入れるもんなんだな」

銀髪「ちょっと……」

男「ん?」

銀髪「う、後ろに……なんかいる」

男「え?」

アカムトルム「……」グルルル

男「イィィィィイヤァァァァァァ!!」ダダダ

銀髪「おいてかないでよぉぉぉ!」ダダダ

男「はぁ……はぁ……」

銀髪「ここって……」

男「マジかよ……」

ウカムトルム「……」バルルル

男「……」

銀髪「……」

鳳凰「……」バサッバサッ

男「……」

銀髪「……」

男「……どうしよう」

銀髪「挟まれたね」

↓1、2

男「回り込めぇぇ!」ダダダ

銀髪「はいよぉぉ!」ダダダ

男→ウカム→←鳳凰←銀髪

男「一狩りいこう」

銀髪「私の鬼神切りが火を吹くよー!」

男「俺の曲射が血の雨を降らすぜ」

男「うぉぉぉ!」

銀髪がウカムトルムの足元を連撃

その数は1分間に500回

ウカムトルム「グォォォォォ!!」

男「引き付けろ!」

ドシンドシン!

銀髪「頼んだよ!」ササッ

銀髪の後ろには大タルGが2個

男「くらええ!」ギギギ

シュンッ!

尋常じゃない炎がウカムトルムを包んだ

男「まずは一匹だ」

鳳凰「キィィィ……」

男「マスターボール!」ブンッ

コロコロ

コロコロ

ポカン

男「&リリース!」ブンッ

男「池の中で静かに眠れ……」

銀髪「やったね!」

男「いやまだだ!」

男「何かが来てる気配が……」

↓1

会長「ゴフゥゥゥゥ……」ゴウッ!

銀髪「あれ……どっか見たような……」

男「逃げるぞ」

ヒュン

男「なっ……」

銀髪「消えた……?」

会長「フシュゥゥゥゥ」

男「瞬間移動……」

男「飛行石の力を最大限に活用してるのか……?……てことは倒したのか?」

会長「ゴッキャナハッフル……」

男「人語まで忘れるとはな」

銀髪「ねぇ……目が……」

男「ギアス的な感じだな」

男「あっ……なるほど」

男「人間の体感時間を止めるギアスかな」

銀髪「それはどうかな」

男「まぁいいや、逃げるぞ」ダダダ

銀髪「う、うん」ダダダ

ヒュン

会長「ゴウナカッチャブリ!」ゴォン!

男「おぉう!」ササッ

男「音速だと!?」

銀髪「それを避けれる男も凄い」

男「殺しに来てるな……」

銀髪「というかあれ会長?」

男「そうだよ」

銀髪「嘘……きれいな顔立ちが台無しに……」

会長「キ……レイ…」

銀髪「反応した! まだ人間の心が残ってるんだ!」

銀髪「しっかりして! 私たち仲間でしょ!」

会長「ナ……カマ…」

会長「チガウ……ワタシ……アイツゴッベル」

銀髪「しっかりして!」

会長「ガ……」

男「動き止まったらドーン!」バキィ!

会長「ガハッ!」

男「アメリカまで追いかけてくんなよあぁ?」

男「人外が」グリグリ

男「迷惑なんだよあぁ?」

男「もう死ねよ」グリグリ

会長「アガガガガガ……」

銀髪「男……?」

男「さぁいこう」

銀髪「ひっ……」

銀髪「こ、こないで……」

男「……記憶消す方法は……」

↓1

男「忘れて」

男「忘れて」

男「忘れて」

男「忘れて」

男「忘れて」

男「忘れろ」

男「忘れて」

男「忘れて」

銀髪「ひぃっ……!」

男「セイッ!」

トン

銀髪「あっ……」カク

男「忘れるんだ……何もかも」

飛行機内

男「起きた?」

銀髪「ここは……」

男「野球で俺の打った球が当たって気を失ってたんだよ」

男「機内に乗るときも厳しかったよ」

銀髪「そ、そう……」

男「さて、まだ時間あるし何しようか」

銀髪「うーん……」

↓1

『動くなぁ!』

『おめぇら動いたら殺すからな!』

男「日本人だな」

銀髪「だねー」

『お前ら動いたら人生おじゃんにしてやる!』

男「静岡の方だな」

銀髪「ここは大人しく従っておこうよ」

スタスタ

テロ「この飛行機は今からギリシャへ向かう」

テロ「燃料の心配はない」

男「……」

銀髪「……」

『……』

テロ「待っててねおばあちゃん……」ボソボソ

男「いい奴っぽいな」ヒソヒソ

銀髪「絶対心優しいよね」ヒソヒソ

男(倒すのはいいがどうやって……)

男(銀髪ちゃんに危険な目は……)

↓1、2

男「なぁ」

テロ「動くな!」

男「悲しくないのかい」

男「そんなことをしてもお婆ちゃんは喜ぶのかい」

テロ「ぐっ……」

男「いつまでも子供みたいな真似してないで大人になろうや」

男「俺は、味方だぜ?」

テロ「だ、黙れぇ!」

男「現実を見ろ!」ダダダ

ターン

『(ムーンサルト!?)』

男「自首をすれば刑は軽くなる! ギリシャの婆さんには俺が伝えておく!」ドケザ

男「お前はもう一度人生をやり直せ!」ドケザ

テロ「い、今さら……」

男「中学でうんこ漏らしたからって高校も同じなのか!」ドケザ

男「新しい環境で新しく生きればいいんだ!」ドケザ

テロ「……その通りだな」

テロ「ありがとう」

テロ「これより日本に帰国する」

テロ「すまなかった」

『婆さん大事にしてやれよ』

『オーケーオーケー』

銀髪「かっこよかったよ」

男「惚れちゃった?」

銀髪「ばーか」

男「やっと日本だ……」

日本

男「ついたー!」

銀髪「今日はありがとね、色々あって楽しかったよ」

男「こちらこそ」

銀髪「お礼といってはアレなんだけど……」

チュッ

男「え?」

銀髪「またね!」タッタッタ

男「銀髪ちゃんも落ちたか……」

カタカタカタカタ

男「あ、モンスターボールが……」

男「どっちから出してやろうかな」

↓1

男「出でよ、後輩!」

シュン

後輩「はっ!」

後輩「こ、ここは……」

男「高熱で倒れたから空港に連れてきたんだ」

後輩「いやどういう理論ですか……」

男「さ、デート開始だ」

後輩「でもいつの間にか夜ですよ」

男「ムードが出るやん?」

後輩「そうですね!」

秋葉原

後輩「ここはどうなんですか……」

後輩「それより何で同じものを三個買うんですか?」

男「初回版、限定版、通常版は常識だろ?」

後輩「は、はぁ……」

男「欲しいものある?」

後輩「あ、じゃあこの限定版を……」

男「待てそれはフェイクだ」

男「初日売りで4,980は安すぎる」

男「誤字だろう、現・定番のな」

後輩「なっ……」

男「ここは少々値段が張ってもこの初回限定版を買うのが吉」

アリャリャシター

後輩「2万は痛いなぁ……」

男「さ、どこいく?」

後輩「男さんが決めてくださいよ」

男「じゃあメイドカフェ行こうか」

後輩「却下」

男「じゃあ……」

↓1

男「アメリカ行こうか」

後輩「え?」

男「思い立ったら即行動」

後輩「ちょ、え?」

空港→アメリカ

男「あー1時間ぶりだぁぁ」

後輩「お金が……」

男「こっちにコスプレ喫茶があるんだ」

後輩「ここアメリカですよね」

男「日本文化を取り入れるのは良いことだよね」

『らっしゃっせー』

『よーこそー』

男「日本人が多いね」

金髪「あれー?」

金髪「どったのー」

男「あらー」

男「アメリカ来てまでバイト?」

金髪「うん」

後輩「どうも」

金髪「あ、後輩ちゃーん」

金髪「今日はデートかなー?」

男「こっちの方が養育費安いからね」

後輩「え……」

金髪「孕ませキター!」

後輩「ち、ちがいます!」

金髪「日取りはいつ? 式は? 子供は何人? どこに住むの?」

後輩「グ、グイグイ来る!」

男「じゃ、お会計」

金髪「はいよー」

後輩「……?」

男「からかっただけだよ」

男「このあとは……」

↓1

ホテル

男「一泊で」

『かしこまりました』

後輩「はい?」

スイートルーム

男「先風呂入りな」

後輩「はぁ」

30分後

後輩「どうぞ」

男「ども」

20分後

男「寝よう」

後輩「はぁ」

ガサゴソ

男「おいで」

後輩「はい」

後輩「っておい!」

男「遅いんだよ!」

男「何部屋とってんの!」

後輩「どーするんですか!」

男「ヤろう」

後輩「気持ちは嬉しいですけど断ります!」

男「じゃーどーすんの」

後輩「うーん」

↓1、2

男「ちょっと動かないでね」

後輩「?」

シュルシュル

後輩「これは……」

男「首輪」

男「これからはご主人様と呼ぶのだ」

後輩「呼ぶのだ、じゃないですよ」

男「口答えするなぁ!」パァン!

後輩「あうっ!」ドサ

後輩「何するんですか男さん!」

男「ご主人様」

後輩「はぁ?」

男「ご主人様と呼べ」

後輩「……」

後輩「もういいです、帰ります」

男「誰が帰っていいと?」パァン!

後輩「いたっ……」

男「これからは何をするのにも俺に報告しろ」

後輩「い、嫌ですよ!」

男「口答えするな」パァン!

後輩「うぅっ……」

3日後

男「どれくらいションベン出た?」

後輩「……」

パァン!

1週間後

男「裸でルームサービスを受け答えしたら外に出してやる」

後輩「……ホント!?」

男「敬語」パァン!

3か月後

後輩「私はいつまで目隠しをしていれば……」

男「やめたいのか?」

後輩「……」

男「答えろ」パァン!

後輩「あっ……」ゾクゾク

半年後

後輩「ご主人様ぁ!」

後輩「これは恥ずかしいです……」

男「毎日裸に足枷手縛りなのに何いってんだ」

男「叩いて欲しいだけだろ?」

後輩「お願いしますぅ……」

男「ちゃんとお願いすれば叶うかもな」

後輩「こんな醜い雌豚奴隷を思いっきりぶっ叩いてください!」

男「今度な」

後輩「そ、そんなぁ……」ゾクゾク

1年後

後輩「ご主人様、今日はどんな気持ちいいことを?」

男「ロウソクをだな」

後輩「ホントですか?」

男「まぁ冗談で」

男「そろそろ帰らないとな」

後輩「私を飛行機の翼にくくりつけるのですね!」

男「何か違う……が気にしない」

男「この5円玉見て」

後輩「?」

男「お前は1年9ヶ月と10日間を忘れるんだ……」ワスレロワスレロ

後輩「……」

後輩「ハッ」

後輩「男さん?」

男「早く着替えろ、出発するぞ」

後輩「えっ?」

後輩「……」チラ

後輩「きゃぁぁぁぁ!」

バコン!

後輩「何て格好させてるんですか!」

男「いやあなたが着たやん……」

ホテル庭

後輩「ここですか?」

男「あぁ、タイムトラベルして過去に戻るぞ」

後輩「はい?」

男「ここに来てから二年近く経ってるんだ」

男「いつか戻るようにと、これを作っていた」

後輩「!!」

後輩「デロリアン……」

男「乗るんだマーティ!」

後輩「へ、ヘビーだぜ……」

ブゥン
ブォォォォォ!

後輩「140キロでますか?」

男「やるしかない」

シュワン!

パッ!

男「うぉぉぉ!」

後輩「ぶ、ぶつかるー!」

後輩「ってこれは……」

男「お約束かと思いきや……」

男「こんな荒れてたか?」

後輩「あ、あの……まさか……」

男「どうやら……並行世界に来たようだ」

並行世界編

男「とにかく俺たちがいた時系列に戻らなきゃ……」

後輩「何で急にSFに……」

男「まぁ何でもアリですから」

後輩「私ダースベーダーと闘いたくないです」

男「それはないだろ」

男「しかし右も左もわからない……」

男「長くなったがどうしよう……」

↓1、2

男「回りを見渡した結果、女は全裸が正義」キリリッ

後輩「バッカみたい」

男「誰がバッタだ」

後輩「男さんにそんな跳躍力あるとは思えません」

後輩「真面目に考えてくださいよ」

後輩「そんなんだからモテないんですよ」

男「じゃあどうしろって言うんだよ!」

後輩「それを考えましょうって言ってるんですよ!」

男「考えてどうにかなるのか!?」

後輩「後先考えずに突っ走るからこうなったんですよ!」

男「あああああああああああああああ! うるっさいなぁ!!」

ゴゴゴゴ
シュインシュイン

男「……あり?」

後輩「このそれっぽいのは恐らく……」

並行世界編 終

現実世界・日本

男「何か日本に来たぞ」

後輩「御都合主義ですね」

男「……さっきは怒鳴って悪かったな」

後輩「いえ……」

後輩「私が罪滅ぼしのデートって言ったのに……」

男「いやいや……」

後輩「……」

男「仕切り直そうか」

後輩「……男さんがいいなら……」

男「よし行こうか」

カフェ→映画→レストラン

後輩「もう夕方ですねー」

男「だなー」

後輩「今日は楽しかったです」

男「こちらこそ」

男「じゃあ解散するか」

後輩「あ、あの……」

後輩「また……来てもらっていいですか……」

男「うん?」

後輩「別に……欲しいのがあったら一緒に来て欲しいってだけで深い意味は特にないですし嫌なら嫌って言ってくれれば私は全然気にしませんしもしもまた付き合ってくれるのであればまた来てもいいって話だからしてワッショイ」

男「一言でよく喋るね」

男「じゃあまた来よう」

後輩「いいんですか?」

男「もちろん」

後輩「じゃあ次は……もっと恋人らしいデートを……その……」ボソボソ

男「え? なんだって?」

後輩「さようなら!」タッタッタ

男「よし、三人目完了だ」

男「……あと一人だが義姉さんはどうしようかな……」

↓1

男「姉に主導権を持たせとくのは気に喰わんな」

男「服従させよう」

シュイン

義姉「あり?」

男「どうも」

義姉「家にいた……ってもう夜!?」

義姉「恥ずかしいなぁ……でも望むなら純潔を!」

男「いやあの」

義姉「じゃーもうホテル行こ!」

男「クソ……こうなれば致し方ない……」

キィィィン

男「男・ヴィ・ブリタニアが命じる!」

男「私に服従せよ!」

義姉「……はい」

男「よし」

男「家に帰りましょう」

義姉「えーつまんな…………うん、そうしよう」

自宅

男「家についたわけだが……」

義姉「このあとどうする?」

男「あなたっていきなり弟が出来ても動揺しないんですか?」

義姉「する意味ないし」

義姉「弟って正直欲しかったんだ」

義姉「だからテンション上がっちゃって……気持ち悪かったかな」

男(淫乱キャラかと思えば割りと真面目そうなキャラなのか……?)

男(真面目淫乱キャラか……)

男「さてどうするかな」

↓1、2

男「義姉さん」

義姉「お姉ちゃん」

男「お姉ちゃん」

ドカッ

義姉「いっつー……」

義姉「なにする……」

ガバァッ

義姉「やっ……えっ……」

男「可愛いなぁ……」

義姉「な、なにを……」

男「今まで誘惑しといて何を」

義姉「そ、そん……な……」

男「可愛いよ」

義姉「///」カァァ

男「初めてだけど頑張るよ」

義姉「……うん」

スルスル

男「綺麗な足だね」

男「パンツも行くよ」

義姉「んっ……」



ガンッガンッガン

男「おぉう?」

ガンッガンッガン

男「窓に誰か……あのフードの子は……」

ストーカー「……」ガンッガンッガン

男「ストーカーちゃん!」

ストーカー「……」タッタッタ

男「ちょ、まって」タッタッタ

義姉「焦らしは酷いよ……」

義姉「ってあれ?」

義姉「??」

公園

男「待って!」

ストーカー「……」

男「誤解……ではないけど何か説明が必要な気がする」

男「どうしてあそこにいたんだ?」

ストーカー「……」

ストーカー「私って言うのがありながら何で……」

男(……どっかで聞いたような……)

ストーカー「私はあなたが好きでずっと追い掛けてたのに……」

ストーカー「約束までしたのに……ずっと好きでいてくれるって言ったのに」

ストーカー「ずっと私と一緒だと思ってたのに」

男「その声まさか……」

ストーカー「……」バッ

幼馴染「何で他の女とイチャイチャしてるの? 私だけのものなんだよ? 許さない……」

男「お、幼馴染……」

男「待て、話せばわかる……」

幼馴染「言い訳ならあっちで聞くよ」

男「ちょ、まだ死にたくない……」

男「そもそもお前ギリシャにいるんじゃ……」

幼馴染「約束したよね、17になったら戻ってくるって」

男「じゃあ何で今まで……」

幼馴染「恥ずかしかったからに決まってるじゃない」

幼馴染「覚えてるかな、好きでいてくれてるかな、浮気してないかな、キスしてくれるかな」

幼馴染「期待したのがダメだったね」

男「……」

幼馴染「好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、好きだったのに、」

男「うっ……」

幼馴染「さよなら……」

幼馴染「ホントに……ホントに好きだったんだよ」

男(まずい……事情を話して理解してくれるはずがない……)

男(死にたくないけど誰にも嫌われたくない)

男(屑な俺に知恵を……!)

↓1

男「じ、実は姉に弱味を握られていて……」

幼馴染「弱味?」

男「幼馴染との関係をバラされたくないなら奴隷になれって」

幼馴染「でもあの人はホントの姉じゃないよ? それに私のこと知らないよ?」

男「部屋に入られて……アルバムを見られたんだ」

男「大切な思い出を見られたことが嫌だったし、幼馴染との関係は秘密にしたいんだ」

男「大事な……人だから」

幼馴染「お、男……」

幼馴染「そんなに私のことを……」

男「今までの子達は皆恋愛相談に乗ってただけなんだよ」

幼馴染「そう……大変だったね」

男「俺はお前を一生愛する、だから勘違いはしないでくれ」

幼馴染「……うん、わかった」

幼馴染「じゃあ早速お姉ちゃん? を始末してくるね」

男「アカンアカンアカン」

幼馴染「なんで?」

男「……将来自分の姉になるんだぞ? 家族を殺されたらいくら奴隷でも悲しむよ」

男「だから今の内から仲良くしといた方が……」

幼馴染「……なるほど、それもそうだね」

男(ホッ)

幼馴染「じゃあ明日からもよろしくね」

男「あ、あぁ……俺が他の子と一緒にいても嫉妬するなよ」

男「俺はお前が……大好きだから」

幼馴染「うん!」

幼馴染「ばーい」スタスタ

男「こ、事なきを得た……」

男「まさかあいつが帰ってくるなんてな……」

男「でもあいつはああ言っとけばなんとかなるな、バカだし」

男「さて次は誰を攻略しようかな」

男「お姉ちゃんは……まぁ大丈夫だろ」

↓1

GW明け

男「おはよー」

銀髪「おっはよー」

金髪「おはー」

男「銀髪ちゃんもとに戻ったね」

銀髪「あったり前よ!」

金髪「ちょっと詳しく聞きたいなり」

男「処女を頂いたって話だよ」

銀髪「……」

金髪「ちょっとそういうのは……」

男「えぇ……」

先輩「おい、授業始まるぞ」

男「今日授業ありましたっけ?」

先輩「何やら生徒会長が行方不明でな、繋ぎで授業をやるみたいだ」

男「なんの繋ぎだよ……」

男「あ、そうだ先輩」

先輩「ん?」

男「実はとても深刻な悩みがありましてね」

男「申告しようかと、プフッ」

銀髪「あ、あははは」

金髪「……」

先輩「どんな悩みなんだ?」

男「この世でね、最も辛いのは笑われないでも愛想笑いでもなく」

男「スルーなんですよ」

先輩「埒が明かんな、放課後まで待ってろ、話を聞く」

男「そして何より悪気がないってのが質悪い」

銀髪「見事なまでに噛み合ってない……」

金髪「授業遅れんぞー」

放課後・帰り道

男「他の二人は?」

先輩「部活があるからな」

先輩「わざわざ時間を割いたんだ、真面目にな」

男「……そういえばよく俺のお願い聞いてくれますよね」

先輩「弟の面倒を見るのは姉として当然だろう?」

男(兄妹として見られてるのか)

男(だがこの俺の恋愛テクにかかればトロールもイチコロよ)

先輩「それで悩みと言うのは?」

男「あ、えーっと……」

↓1

男「実は最近転校してきた幼馴染が怖いんです」

先輩「何が怖いんだ」

男「妖気的な」

先輩「またな」

男「違う! ジョーク!」

男「真面目な話変な行動したら殺されるかもしれないんです!」

先輩「変な行動しなければいいだろう」

男「小児科に子供以外で金稼げって言うのと何ら変わらないですよ」

先輩「お前はどうしたいんだ」

男「……先輩と一緒にいたいんです」

先輩「そうか、ならご飯食べに来い、一人暮らしだから私も誰かと一緒にいたいぞ」

男「家は?」

先輩「ここだ」

男「あー……」

先輩の家

先輩「私は部屋の掃除をするからこの居間で待っていろ」

男「はーい」

男「難なく家に上がり込めたな」

男「もうこれはアレをやっきゃないね、うん」

↓1

男「これは……あの時穿いていたレースのパンツ……」

男「ウッヒョー!」

ガサゴソ

先輩「待たせた……な?」

男「……」

先輩「……あ……」

男「私は変態仮面です」

男「悪気があったのではなく、純粋に世界を救いたいと思っています」

男「格好と名前を見れば変態ですが、心は私ほどピュアな人はいません」

男「ついでなんでブラも下さい」

先輩「な、な、何をしておるのだ!」

先輩「おまっ! 何を!」

男「何を、ですか」

男「愚問愚答ですね、パンツを被ってるだけです」

男「私はこの世界を諦めていました」

男「ですが変態仮面としての自分に気づき、悟りを開いた気がします」

男「先輩がつけているメロンを包むブラを下されば、私は更に強くなれます」

先輩「バッカやろう!」バッコーン

男「これが世界の選択なのですね……」

ドサッ

先輩「二度と面を見せる出ない!」

先輩の家・前

男「な、なにをしていたんだ……」

男「このパンツ……恐ろしい……」

男「そして俺が変態仮面だったとはな……」

男「しかし嫌われたな」

男「何で選択肢もなけりゃセーブもないのかね」

男「でもまぁ怒らせとくのは気が引けるし、何かしよっかな」

↓1、2

男「先輩!」

先輩「面を見せるなといっはずだが……!」

男「先輩、最近寒くなってきましたよね」

先輩「お前は季節もわからんのだな……」

先輩「今ならまだ言いふらさない、立ち去れ」

男「もうすぐ夏だってのに冬みたいな寒さ、もうこおりごおりですね」

ヒュゥゥゥ

先輩「……」

男「なんつって……」

先輩「……」

男「……」

男「……」スチャ

先輩「な、お前まだ持ってたのか! 返せ!」

男「待ちなさい、愚かな民よ」

先輩「お前も民だろ、返せ!」

男「やれやれ、仕方がありませんね」

男「私の0721個の業の1つ、折檻縛りをしてさしあげよう」

先輩「わけのわからんことを……!」

グルグル

ビシィ!!

先輩「あぐぁっ!」

男「大きな胸が強調されましたね」

先輩「このっ……!」

男「足は縛っていないのです、恥ずかしいこともないでしょう」

男「さて、私はこれより貴女を惚れさせる作業に移ります、その前に……」

モミモミ プヨプヨ フニャフニャ

先輩「あひゃあっ!」

男「中々可愛い声ですね、私も興奮してきましたよ」

男「まぁこの姿の私は紳士ですので、そのような真似は致しません」

先輩「この外道が……!」

男「では私が戻ってくる間、その胸が強調され、顔を赤らめた状態でお待ちください」

先輩「おい! 待て!」

男「待ってください、でしょう?」

先輩「ふざけるな!」

男「アッハッハッハ!」

スタスタ

先輩「おのれ……!」

先輩の家・前

男「放置だな」

男「3日くらい」

男「さーて帰って寝るかな」

男「……あ」

男「忘れてた人が……」

男「ヤッバイ出てこい!」

シュイン

男「実に130回振りですね、部長」

剣道部部長「……」ハッ

剣道部部長「ここは……」

男「いやまぁそれより帰りましょ」

男「今晩うちに泊まってください、早く帰りましょ」

剣道部部長「ちょっと……」

男「はやくはやく」

剣道部部長「なぜ急かすの……」

男「……なぜってそりゃ」

↓2、3

1週間くらい書き込みできません

ですが必ず再開しますので

デケデケ ドコドコ
 ドムドム ダダダダ♪
☆ ☆ ♪
 ヽ    オラオラッ!!

`=≡= ∧_∧   ☆
 /〃 (・∀・#)  /
/ ┌\と\と`∈≡∋

‖ γ⌒ヽヽコノ ‖
‖ΣΣ | |∪〓 ‖
∧ヘ人_ノノ 」L ∧ヘ
  ガッガッガッ ♪
ヌルポヌルポヌルポ

デケデケ ドコドコ
 ドムドム ダダダダ♪
☆ ☆ ♪
 ヽ    オラオラッ!!

`=≡= ∧_∧   ☆
 /〃 (・∀・#)  /
/ ┌\と\と`∈≡∋

‖ γ⌒ヽヽコノ ‖
‖ΣΣ | |∪〓 ‖
∧ヘ人_ノノ 」L ∧ヘ
  ガッガッガッ ♪
ヌルポ!ヌルポ!

デケデケ ドコドコ
 ドムドム ダダダダ♪
☆ ☆ ♪
 ヽ    オラオラッ!!

`=≡= ∧_∧   ☆
 /〃 (・∀・#)  /
/ ┌\と\と`∈≡∋

‖ γ⌒ヽヽコノ ‖
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  ガッガッガッ ♪
ヌルポ!ヌルポ!

307:以下、名無しが深夜にお送りします
13/04/23(火) 02:42:10 ID:abHJIrSQ
1週間くらい書き込みできません

ですが必ず再開しますので

307:以下、名無しが深夜にお送りします
13/04/23(火) 02:42:10 ID:abHJIrSQ
1週間くらい書き込みできません

ですが必ず再開しますので

>>324
しねよ

>>325
いつか死ぬさ

307:以下、名無しが深夜にお送りします
13/04/23(火) 02:42:10 ID:abHJIrSQ
1週間くらい書き込みできません

ですが必ず再開しますので

307:以下、名無しが深夜にお送りします
13/04/23(火) 02:42:10 ID:abHJIrSQ
1週間くらい書き込みできません

ですが必ず再開しますので

なんなの?
そんなすぐ落ちないから保守いらないよ?

>>330
放っておいたら消えてしまいそうな気がして…

50:以下、名無しが深夜にお送りします
13/03/15(金) 00:48:04 ID:xAgqZr7o


1ヶ月前や…

どうしても心配なら、あと50〜100くらいで消えそうな時に一回あげれば済むと思うからそしとき。
あと1週間ってことは、明日くらいには戻るはずだから何も言わずに待ってればいいと思う。

あと注意すべきは…書き手の文章のコピペで上げ続けるってのが悪印象ってとこかな?
モノマネも、同じことの連呼も、人からしたらバカにされてる気分になるからね

>>336
わかった

お待たせしました

男「ホモビの返却期限が今日までなんですよ」

剣道部部長「延滞金なら払う……」

男「今日返さないことによって学園の危機なんですよ!」

剣道部部長「どんな……」

男「そらもうえらいことが」

剣道部部長「……」

男「ホモビの返却期限が今日までなんですよ」

剣道部部長「延滞金なら払う……」

男「今日返さないことによって学園の危機なんですよ!」

剣道部部長「どんな……」

男「そらもうえらいことが」

剣道部部長「……」

男「さぁ早く!」

剣道部部長「……」

剣道部部長「じゃあ一人で帰る」

男「ダメです、迷子になったらどうするんですか」

剣道部部長「……」

男「早くしないと学園が消えるんですよ」

剣道部部長「何が起こるか説明希望……」

男「何って……」

↓1、2

男「まず戦闘シーンなどで服がボロボロになるじゃないですか」

男「どんだけ傷ついても下半身は擦りきれ程度じゃないですか」

男「そういうのを無視して服が弾けます」

剣道部部長「弾ける……」

男「弾けます」

剣道部部長「それとどう学園の危機が……」

男「いい質問ですね」

男「学園のトップ、学園長がいますね」

剣道部部長「……」

男「あの親父、ホモビのレンタルを待ってるんですよ」

男「で、そのホモビがこれです」

剣道部部長「!」

男「これがあの親父の手に渡らないとどうなるか、そう、服が弾けます」

剣道部部長「つまりそれを渡せば服が弾け飛ばないと……」クレクレ

男「いや、ただ渡したら服が弾けるどころの騒ぎじゃないです」ダメダメ

男「最悪皆ゴリマッチョになります」

剣道部部長「それはそれで……」

男「ですから、安全に渡したいんです」

男「学園長のリビドーが暴発する前に」

男「うまくいったらやおい穴を見せます」

剣道部部長「本当か!?」

男(興味があること以外無表情なのか)

男「じゃあ早速学園長にホモビを渡すため、返却しに行きましょう」

SUTAYA

学園長「コォォォォォ」フィィィン

男「空中移動だと……?」

剣道部部長「私は必要か……」

男「いりません、さよなら」

剣道部部長「……」


男「さて、どないして返却を……」

↓1

アメリカ

会長「バッギャオォヴ!!」

日本

男「会長が適任なんだが……アメリカだしな」

Prrr

金髪『あ、もっしー』

男「もっしー」

金髪『あんた会長に何かした?』

男「精神的に痛め付けたかな」

金髪『マジか、今ふんどしつけて走り回ってるよ』

金髪『なぜか性悪男が後ろについてるけど』

男「あ、じゃあさ、メガホンで「男がふんどしマラソンでホモビ返却したら勝負する」って伝えといて」

金髪『三角関係ですね、わかります』

男「頼んだよ」

2時間後

学園長「キュウウウウウ」フィンフィン

男「何か光差してきてるよ……」

ダダダダダダダダダダダダダダダダダ

男「お」

男「よし」サッ

会長「キュルルルル!」ダダダダダダダダダダダダダダダダダ

男「頼んだぞ、会長」

男「俺は逃げる」スタコラサッサ

翌日

TV「昨日未明、ふんどしをつけた女子高生がSUTAYAに襲撃しました」

TV「女子高生は人格破綻者なのか、人語を発しません」

TV「精神科に送り様子を見ると、話しております」

男「へー……バカなやつもいるもんだな」

男「さて、区切りがいいし、早速女の子を落としに行くかな」

男「誰から行こうかな」

↓1

男「たまには常軌を逸した子に会いたいもんだな」

その願い叶えてやろう

男「え?」

シュウウウン

男「……え?」

男「なにここどこ?」

男「家は? お姉ちゃんは?」

男「えぇ……?」

完全仮想空間編

男「……おぉ」

男「右上に緑のゲージが……」

男「その下に青のゲージ……」

男「左下には……マップ?」

男「つまりバーチャル世界に飛ばされたの?」

男「もうダメわけわかんない」

男「変な声に続いて変な場所とかわけわかんない」

男「アタマ・ショート・シマス」

プシュゥゥ

おぉ勇者よ、死んでしまうとは情けない

男「……ハッ」

男「……今度は教会ですか」

男「……」

男「よし、もう慣れよう」

男「慣れて早く現実世界に戻ろう、うん」

男「ゲームならやりつくしたし、教会ならRPGだろうし、まずは街だ」



『街? ここらが街だよ』

『まぁ下にいけばまだ街はあるし、そこにしか手に入らないアイテムもあるからさ』

『行きたいとこに行きなよ』

『ちなみにここは77層だよ』

男「???」

男「もうわけわかんない」

男「こんなときは天才的な閃きにかけるか」

男「次はどうすれば……」

↓1、2

男「近くにエレベーターはあります?」

『ないない』

男「ファック!」

5時間後

男「……モンスターに終われる、物壊したら何か黄色くなる……」

男「早く帰ろう」

最下層

男「ここか」

韓国人「イヤーカムサハムニダー」

『キャーー!』

韓国人「コレハナニニダー」

『キャー!』

韓国人「ティンコミジカイダー」

『うっわ……』

『下ネタかよ……』

男「日本人……? が群がってるな」

「キター! この摩擦がたまらんのですよー!」

男「ん?」

「この絶妙な曲がり具合が私のリビドーを解消してくれますぅ!」

男「……」

「……あれ? 男さんじゃないですかー!」

男「いえ人違いです」

「無視ですか! そういうプレイですか!」

「この超ド変態女ちゃんを無視するプレイですか! 大丈夫! 全然イケますよ!」

男「はぁ……」

男「何でここにいんの?」

超ド変態女「バータテストを受けて来ました!」

男「あぁそう」

超ド変態女「でも500人しか選ばれないのにスゴいですね! すごいと言えば男さんのたくましエクスカリバーで私のマシュマロを貫いてほしいのですが! まだオナヌしか経験がないので是非とも巨大な肉棒での性体験をやりたいです! 犬や猫で試したんですが短すぎて逆にこっちが萎えてしまいましたよ! というわけでさぁヤろう! 今すぐヤろう!」


男「え? 聞き取れなかった」

超ド変態女「セックスしましょう」

男「断ります」

超ド変態女「なぜ」

男「変態に興味はありません」

超ド変態女「私が変態? どこがですか」

男「犬の真似して電柱にションベン、しかも昼間街中で」

男「露出狂の真似をしてバイブを挿したままコートだけ羽織って警察署いったり」

男「授業中にXvideo見たりしてオナってる変態じゃないか」

超ド変態女「そんなの変態じゃない」

男「立派な変態だろ」

男(だがこのままこいつに構ってたらキリがない)

男(どうにかしないとな)

↓1

男「あ、縛られるのはお好き?」

超ド変態女「とっても!」

グルグルグルグル

超ド変態女「んふぅぅ……!」

超ド変態女「///」

ヨッコイセ

男「さて、帰るか」

それから1週間が過ぎた

男「どうやらもとの世界に戻るにはログアウトってのが必要らしいな」

超ド変態女「んふぅ!」ビクビク

男「うるさい黙れ」

超ド変態女「んっ……///」ビクビク

男「しかしログアウト方法は存在しない……」

男「こんなときどうしたらいいんだろう」

↓1、2

すまないしっかりやらしてもらう

男「やっぱ帰れないのか……?」

超ド変態女「ふぐぐ……!」

男「ホントうるさいから黙れ」

超ド変態女「んぅっ……」ビクビク

男「ん? もしかして言いたいことあるのか?」

超ド変態女「んっ」

男「そうか」

スルスル

超ド変態女「ぷはぁ……っ」

男「ほら早く帰り方言え」

超ド変態女「ここに住めばいいんだよ!」

男「は?」

超ド変態女「ね? 私と一緒に住も? どんなプレイにも順応可能だからさ! ほら早く私を辱しめて!」

男「……お前さ……」

男「いい加減にしろよ……! あまりふざけたこと抜かすんじゃねぇ!」

男「お前はいいかも知れねぇけど俺はお前みたいなブスと一緒になるのはごめんだ!」

男「お前なんぞ駆逐されろ!!」

超ド変態女「言葉責め? 言葉責めなのかな!?」

男「っざけんなやぁ!!」

超ド変態女「怒らないでくださいよぉ」

超ド変態女「激おこぷんぷん丸です!」

男「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁああああ! 腹立つわぁぁぁ!」

超ド変態女「ちょ、静かにしてくださいよ」

男「うるっせぇな黙れ!!」

超ド変態女「いやいや……」

ビリビリビリビリ

突如 空間に 穴が 出現した

男「……これって」

男「並行世界のか!」

男「帰れる……」

超ド変態女「無理ですね」

男「は?」

超ド変態女「前も同じの見ましたが見るも無惨な姿になってましたし」

男「知るか」

超ド変態女「そんなことよりディルドごっこしましょーよ!」

男「えぇい離せ!」

ビリビリビリビリ

穴は 閉じた

男「あっ……」

1時間後

超ド変態女「あ、あの……」

男「なんだい?」

超ド変態女「あ、いや……その……」

男「さっきのことなら気にしてないって言ったろ?」

男「それよりも生計の心配が先だよ」

超ド変態女「いやぁ……ホント……すみません……」

男「はは、変態チックな君はどこに行ったのかな?」

男「君がいくら変わろうとも僕の心の線路はいつも真っ直ぐさ」

超ド変態女「ちょっと理解でき兼ねます……じゃなくてこれ……」

男「なんだい、現世のティンカーベル?」

超ド変態女「私にコネクタを接続してください」

男「すまない、僕のコネクタはまだスタンダップしないんだ」

超ド変態女「下ネタじゃなくてですね」

超ド変態女「もしかしたら誰かにコネクタを接続して、バグが起きて、ログアウト出来るかもしれないんですよ」

男「僕は頭が悪い」

男「君の言葉を何一つ理解できなかった」

超ド変態女「いやだから接続したらログアウト出来るかもって」

男「やぁ小鳥さん? 君のさえずりはまるで時間という概念を忘れさせてくれるね」

男「時間という概念を忘れても、君という時間はフォーエバー……」

超ド変態女「ダメだ重症だ」

超ド変態女「ちょっとしっかりしてくださいよ!」

男「フフ……僕は運がいい」

男「最期に猿の惑星に行けるなんて……」

超ド変態女「こんなときでも私の悪口は忘れないんですね」

超ド変態女「もういい、私がやりますから」

男「ちょぼーん しきょーん バァァァ!」

超ド変態女「ショックなのはわかりましたけど……」

30分後

超ド変態女「アバババババ」

超ド変態女「バババグググ」

ウィルスが流されたと認識され、超ド変態女は消滅しかけていた

男「ランラン……バァァァ!」

超ド変態女「チョロロロ」

カオス
その一言はまるで、このときのためだったように機能した

1時間後

男「猿は死に、静寂が残った」

男「僕は独りだ」

男「フフ……」

男「僕は僕で君は僕、素敵な君はステッキかな」

男「フフ……」

男「素敵な僕はこれからどうしよう、フフ」

↓1、2

男「僕は素敵なんだ」

男「フフ……」

男「街に出て妖精さんと戯れよう」

最下層 街

男「フフ……」

『おい聞いたか?』

『あぁ、何でも化け物じみたやつが来たらしいな』

『ったく、どうやったんだか』

『君子危うきに近寄らずだな』

『黙れ無能』

男「フフ……妖精さんは怒ってるのかな? 行ってみるとしよう」

広場

「シャシャシャギィィ」

男「おやおや……」

男「ん? あぁ、気にしないでおくれ」

男「はは、そういうことになるね」

「!!」

「オ゛ト゛コ゛ォォォォ!」

男「なんだい?」

男「……はは、アイドルかと思ったら会長じゃないか」

男「あながち間違いでもなかったかな?」

会長「あ……あ……」

男「相変わらず揺らぎやすいね、胸を貸そう」

会長「アァァァァァァァァ!!」

男「いい声だね、アイドル声優の登場かな? フフ」

会長「オマエ!」

男「僕は僕であって僕じゃないんだ」

会長「オマエノセイデ!」

男「言葉を思い出したのかい? 偉いね」

会長「モウダマサレナイカラナ!」

男「騙されない? 騙した覚えはないよリトルマーメイド」

男「君があまりにも美しく、華麗なる僕と肩を並べてほしい」

男「つまり愛のムチだったんだよ」

会長「……」

男「わかってくれたかな?」

会長「今更殺意など沸かん」

会長「お前を探してたのは別の理由だ」

男「どんな理由かな?」

会長「明後日正午にて迎えに上がる」

会長「私の主が呼んでいる」

男「……すまない、まだ閻魔様に会うわけには……」

会長「あのお方は偉大だ……この私はあの方なくしてここにいない」

会長「じゃあな」

男「フフ……つまり僕を時期主として認めたんだね……フフ……」

男「素敵で華麗な僕でも危機感はある」

男「こういう状況に一番慣れてるのは僕の奴隷兼妻の金髪ちゃんだね」

男「この街にいるかな?」

男「探しに行こう」

↓1

男「近くに下着屋はあるかな?」

『あぁ、68層にあった気がする』

男「ありがとう、醜いプリンス」

『はぁ?』

68層

男「華麗なる僕の前では如何なる獣もただ平伏すのみ……」

『あの人血まみれよ』

『オデコに痕がついてるね』

『あっ……』

『察し……』

ランジェリーショップ

男「ルンルン……フフ……」

男「華麗な僕は華麗なステップも忘れない」

男「やぁそこのマドモアゼル?」

男「実は昨日のカレーにカレイが入ってて華麗な僕は加齢の凄味で追い払ったんだ」

『……?』

男「おっと、知識の差が出たね、醜い豚に理解の範疇を越えたかな?」

『はぁ?』

「あれ、男じゃーん!」

男「これはこれは、僕の探し求めてた天女様……」

金髪「スッゴいキモいんだけど」

男「嫌よ嫌よも好きのう……なんとやらだね」

金髪「皆まで言えよ」

金髪「ていうかマジでキモいよ? 孕ませて気でも触れた?」

男「怒った天使もまた可憐なり」

金髪「いや怒ってないし天使でもないけどさ」

金髪「ホンットにキモいんだけど」

男「え……?」

金髪「視界から消えてくれない? 私が好きなのは前の男だから」

男「そ、そう……突き放すのも恋の……」

金髪「死ね」

男「ガーン」

荒野

男「……」

男「もう俺はダメだ」

男「僕が何をしたんだ」

男「俺はただ……」

男「僕は妖精さんと……」

男「……」

男「ん……? あれはなんだ?」

↓1、2

男「うぉっ……」

完璧超人イケメン「私が誰だかわかるか」

男「い、いや……」

完璧超人イケメン「以前お前が変態仮面として誕生しただろう」

完璧超人イケメン「その時に弾かれた、言わばお前自信だ」

男「……まさか」

男「そんなピッコロ大魔王みたいなことが……」

完璧超人イケメン「さぁ、お前の不安定な精神も、お前の揺らぎやすい心も」

完璧超人イケメン「私に信頼し、1つになろう」

男「……やっと……やっと来たんだな」

完璧超人イケメン「フュージョン」

男「ハッ!」

シュウウウ

男「……」

男「よし」

『な、なぁあんた!』

男「なんだ」

『向こうで化け物が暴れてる! 人手がほしいんだ!』

男「私に任せろ」

広場

創造神「来たか……」

男「お前はなんだ?」

創造神「さぁな」

男「俺は男だ」

創造神「聞いておらぬ」

男「用件を言え!」

創造神「用件? ふん、貴様に出来るかな」

男「舌でさくらんぼを結べる」

創造神「……試してみる価値はあるようだな」

創造神「我は人に全てを与えるもの、つまり貴様の願いが我の願い」

男「なるほどな、じゃあアレを与えてもらおうか」

創造神「……」

↓1

男「この世の全てを」

創造神「海底にある」

男「ラピュタ」

創造神「天空にある」

男「家」

創造神「不動産にある」

男「なんなんだよ!」

男「そんな茶番いらねぇよ! この世の全てをよこせよ!」

創造神「よかろう、しかし規模が大きい場合、試練を受けてもらう」

男「試練?」

創造神「そうだな、まずはハーレムや異性から三人以上好かれる」

創造神「ヤンデレに近い異性がいる、醜い許嫁がいる、髪の色が異なる娘がいる、殺されかけたことがある、女装したことがある」

創造神「これをクリアしたら声をかけろ」

男「クリアしたぞ!」

創造神「嘘をつけぇ!」

男「嘘だと思うなら過去を見ろ」

創造神「………真のようだな」

創造神「癪にさわるが、約束だ」

パァァァ

創造神「我も昔同じことを要求した、だから後継人はお前だ」

男「あぁ、そーちゃんの意思は俺が継ぐ」

創造神「……フッ、その力はお前が望めば何でも出てくる」

スゥゥゥ

男「……俺は世界の全てを手に入れた」

男「さしあたって何をどうしよう」

↓1、2

男「美しい家庭を築きたい」

パァァァ

男「……」

男「?」

パラ

男「……取説?」

「お買い上げありがとうございます!
こちらの商品、【夢叶え機】は基本的な御要望を全て叶えます!」

男「うん、この際通販だったのは目を瞑ろう」

「ですが使用者の心があまりにも腐りきってる、または人間としての何かを失った方はこらしめるようになっております!」

男「……なんだろう、ピンポイントで潰しに来てる……」

男「じゃあ今の願いはどうなるんだ」

『パパ、あたしね、パパのお嫁さんになるの!』

『だ、ダメ! 私のものなんだから!』

『おいおい、子供相手に大人気ないぞ』

『だって……あなたは私だけのものなんだもん』

『でもね! ママともけっこんするの!』

『……この子ったら……フフ……』

男「……」

男「な、なるほどね」

男「そういうことね」

男「……落ち着こう」

男「とりあえず鮭茶漬けでも」

パァァァ

男「……」

ピチピチ

男「生きた鮭を茶につけて何したいんだよ……」

男「……」

男「……認めない、僕は完璧なんだから」

男「僕は腐ってないんだ……華麗な僕は……」

男の精神は再び闇に堕ちた

男「……」

「因みに叶えられるのは三回までです」

男「……」

男「フフ……」

男「華麗な僕はそんな概念に閉じ込められないよ」

男「さぁ、美しく、華麗で、きらびやかな僕の最期の願いは……」

↓1

男「ペヤングソースヤキソバ大盛りを」

パァァァ

男「……まぁできた状態は期待してなかったさ、フフ……」

男「お湯を入れて……」

男「あぁ! ソースを先に入れてしまった!」

男「……味は薄いけど華麗な僕は怒らない」

3分後

男「……」

ジャー

ガバァ

男「!!」

男「あぁぁあぁぁ!!」

男「なんてベタな……」

男「……一口分しかない……」

男「あ……かやく忘れてた……」

男「……」

男「美しき僕は立ち直りも早い」

男「願いはもう無理だが僕にはこの美貌がある」

『おい聞いたか?』

『あぁ、ついに95層まで行ったんだってな』

『前線のヤツには悪いが頑張ってもらいたいな』

『他にも新ダンジョン追加とかあったな』

『何でも新ダンジョンの裏エリアでは神の試練があるとか』

男「……ふむ」

↓1

男「そこのダンジョンは僕みたいな美しい者でも行けるのかい?」

『うーん、入っていったやつは皆屈強なやつだったしなぁ』

男「俺が、逞しく、ないとでも?」

『い、いや……』

『こ、この道を真っ直ぐ行った神殿だ……』

男「ありがとう、君にはチョモランマの名を授けよう」

チョモランマ「え?」

チョモランマ「しかし物好きもいるもんだな」

『さっきも金髪の美少女が入っていったしな……』

神殿

男「ここか」

男「僕みたいな高潔なる存在は汚ならしい場所に入るのも億劫ではない」

男「なぜなら僕は美しいから」

男「だけど入り口3つには入れない」

男「なぜなら僕は一人だから」

男「さて……」

1 何らかの方法で上の穴から進入

2 真っ直ぐ進む

3 裏口進入

↓1

男「少し裏切られた気分だが僕は根に持たない」

男「真っ直ぐ進もう」

神殿内

男「おや」

金髪「うわ……」

男「やぁ」

金髪「ち、ちょっとキモいから来ないで」

男「……僕は落ち込まない」

男「何をしてるんだい?」

金髪「お前に関係ない」

男「ここの宝は人を正気に戻す宝」

男「僕のためかい?」

金髪「……知ってるならいいじゃん」

男「僕はカマをかけるのが上手い、素敵だから」

金髪「サイッテーだね」

男「……ん?」

この先裏エリア兼神の試練

男「ふむ……」

↓1

男「わざわざ書いてあると言うことはフェイクだな」

金髪「……」

男「さぁ」

金髪「あんただけ行きなよ」

金髪「キモいやつと行きたくない」

男「フフ……なぁに、これしきのフェイク、僕にはなんてことない」

金髪「……ふん」

裏エリア

男「……そう、僕は頭がいい」

男「フェイクがフェイクなのを知っていたのさ」

男「奴隷兼妻の金髪ちゃんはどこでどうしてるのだろう」

男「華麗なる僕についてくれば良かったのに」

神の試練の間

男「一本道とはわかりやすい」

『神の試練を与える』

男「フフ……神でさえモブ扱いか」

『この少女を部屋から救出せよ』

『さすれば貴様の願いを1つ叶えてしんぜよう』

部屋

金髪『ちょ、監禁ですか? 監禁なんですか?』

金髪『M属性解放キターー!』

『1時間で壁が張り付く』

『さぁ、試練だ』

男「……」

男「フン……まずは……」

↓1

男「まずはあの部屋をぶっ壊す」

『無駄だ』

『物理的には破壊できない』

男「やらなくちゃわからないだろう?」

ドコッ! バキッ!

金髪『え? 何の音? てか壁迫ってない!?』

バゴォ! ドカァ!

男「華麗な僕に……不可能なんてないんだ!」

バキャァ!

50分後

金髪『フゴゴゴ』

『綺麗な顔が台無しだな』

『さぁもう時間がないぞ』

男「もう無理かな」

男「華麗な僕は諦めも早い」

金髪『フンググググ』

男「だがしかし知り合いの命が懸かっている以上助けないとね」

男「じゃあ次は……」

↓1、2

パキパキパキ

男「テェイッ!」

ビュン! ビュン! ビュン!

パキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキパキ

男「テヤテヤッ!」

ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!

男「ふぅ、少しだけ隙間ができたな」

男「あとは……っと」

金髪『刃が! 刃が私を!』

男「間にローションを……」

トロー

金髪『何かキタ! ベトベトヌルヌルキタ!』

男「早く形状を変えろ!」

金髪『男!? ……いやいや何言ってんの!?』

男「クソォ……早くしろ!」

男「形状変化なんて基礎だろ!」

金髪『ならやってみろよ!』

トロトロ

金髪『……』

男「な?」

金髪「えぇぇぇ?」

男「あ、しまった!」

男「ローションが固まって合法的に密室に二人きりで吐息が混じり合う距離に豊満とも小さいとも言い切れない形のいい乳が俺の乳にキツツキしてしまってる!」

金髪「……」

男「ハァァァァ!!」

男「素敵な僕は消えたぁぁぁ!」

男「オッパァァァァァイ!」

金髪「……」

男「オッパァァァァァ……おいどうした?」

金髪「……」

男「おい……?」

男「……何かマズイ状況……?」

男「……ヤバイ! 早く脱出せねば!」

↓1

男「我が家一子相伝の極意を使うときが来たか」

男「ハァッ!」

ニュルン

ンポッ

男「……救出したぞ」

金髪「……」

『よくやった』

『では願いを言うがいい』

男「ならこいつを治してくれ」

男「反応がないんだ」

『……いいのか? 元の世界に戻らなくて』

男「俺の目的はあくまでモテモテ、この世界にいても可能だ」

『……その心意気、確かに受け取った』

パァァァァァァァ

…………
……

男「ん……?」

義姉「んふふふ」

義姉「君もやるねぇ」

義姉「電マしてもらおうと来てみたら……んふふふ」

義姉「ワザとかな?」

男「……え?」

金髪「んぅ……」

義姉「次はお姉ちゃんと! お姉ちゃんとヤろ!」
男「え? え?」

金髪「……ん……? ここ……ってキャァァァ!」

男「いやいや……あれ? え?」

その後、赤みがかった顔の金髪に殴られた

だがどこか嬉しそうだった

そして義姉には求愛され、大人しく貞操を奪われてしまった

だけど、こんなハーレムもいいかもしれない

終わり



男「待って! 語弊があるしまとまってない!」

男「まだモテモテになってない!」

仮想空間編 終

翌日

男「色々あったが……無事戻ってこれてよかった」

男「さ、かなりの女を手駒にしてきたが……」

ピリリ

———
待ちに待ったこの日が来たよ
今日のお昼、駅で待ってるね

fromデブス
———

男「…………」

男「まだ結婚まで期間はある、それまでにハーレムエンドを迎えなきゃな……」

男「だが今日のお誘い、どうしようか……」

↓1

駅に電話してテロ集団『デブのひづめ』の工作員が狙っていると告げる

Prrrr

デブス『もしもぉし』

男「よ、よぉ……」

デブス『あ、男くぅん!』

男「ちょっと話したいことが……」

デブス『あぁん告白はもっとロマンチックなバ・ショ・で、ウフ』

男「……いやあのな」

男「駅にテロ集団『でぶのひづめ』の工作員が狙ってるんだ」

男「だからその……今日は……」

デブス『だぁめぇ! 来るの! それに私だってKGBの工作員だったから大丈夫だよぉ!』

男「なんと」

男「い、いやでもほら」

男「家畜を守るのは飼い主として当然だから……」

デブス『私のこと心配してくれるんだぁ!』

男「ふざけんな恥を知れ」

デブス『んぅ?』

男「ん?」

デブス『じゃ、待ってるからねっ!』

男「ち、ちょっと待った!」

男「実は俺大統領の暗殺を命じられてるんだ」

男「それに俺もCIAの工作員だから……」

男「KGBと会うのは……」

デブス『だぁいじょおぶ!』

デブス『私はCIA工作員だけどKGB工作員と名乗っててるダブルクロスだから!』

男「……でも今日は……大統領殺しにいかなきゃ……な?」

デブス『私が仕掛けた小型爆薬が殺してくれるよぉ』

男「お前何者だよ……」

デブス『もし来なかった場合』

男「え?」

デブス『……フフ、待ってるねぇっ』

ピッ

男「((((゜д゜;))))」

男「……昼間で3時間……」

男「一人でも多く女を落とさなきゃ……」

男「クソ、時間がないな……最初はあの子だ」

↓1

searching……

男「……いた」

「私綺麗?」

「私、綺麗?」

男「……」

「わたしきれぃぃぃ?」

男「えぇとても」

「こんな……顔でもぉぉぉ?」

男「失礼ながら私は生まれつき目が悪いのです」

男「だから貴女の顔がよくわかりません」

男「ですが貴女の口調から読み取れるのは、とても綺麗な心」

男「中身がきれいなら外見にも現れます」

口裂け女「……」

男「貴女の質問にはちゃんと答えられません」

男「でも綺麗な心と言うのはわかります」

口裂け女「……そ、そう……」

男「今度食事でもいかがですか?」

男「貴女とお話がしたい」

口裂け女「……///」

口裂け女「あの……そんなこと言われたの……」

男「では、またこの場所で」

口裂け女「は、はい……」

男「だから人外は守備範囲外なんだよ」

男「リアルリュークとか失禁ものだったぜ……」

男「……濡れちゃったなぁ」

男「おむつ買いにいこ……」

薬局

幼女シスター「だから! ナプキンだって!」

『あのね、お母さんに頼まれたのかな?』

幼女シスター「違う! わたしが使うの!」

『でもまだ……ねぇ?』

男「……うーん、どうしようかな」

↓1、2

良かったらコレを

とナプキン(サイドガード付き)をそっと手渡す

男「良かったらコレを」

幼女シスター「おぉぉ! 貰ってもいいの!?」

男「うん、それにサイドガードだから漏れないよ」

『あ、あのぉ……』

男「この子にナプキンを買い与えたいんだがかまいませんねッ!」

『は、はぁ……』

男「さ、一緒にトイレ行こうか」

幼女シスター「あいっ! お前には神の祝福があるぞ!」

男「今からその神の領域に行くんだよ」

幼女シスター「?」

トイレ

男「さぁ早くパンツを脱げ!」

幼女シスター「何で?」

男「お兄様がナプキンの使い方を手取り足取り密着24時型マンツーマンで教えるからさ」

幼女シスター「お前頭悪いなぁ」

幼女シスター「これはな、こうやって手をふくときにつかうんだぞ」

男「え?」

男「……ねぇ、レストランにある手が汚れたときに使うのは何?」

幼女シスター「ナプキン」

男「誰が言ったの?」

幼女シスター「しんぷさま」

男「………神様の下のもとで何を吹き込んでんだよ……」

『こっちです! 少女強姦魔は!』

幼女シスター「な、なんだ!」

警察「手を頭の後ろで組み膝をつけ!」チャキ

男「え、いや……え?」

『怖くない、もう怖くないからね』

幼女シスター「ん?」

警察「動くなぁ!」

男「あ、いや……その……」

男「人生終了?」

留置場

男「あのー」

『喋るな』

男「……」

人生奪回編

男「どれくらい経ったんだ……」

男「デブスと会わずにすんだのは良いとして……最期の言葉が気になるな……」

男「まだ童貞なのに……」

『次口を開いたら死体袋のなかだと思え』

男(そんなB級映画みたいな……)

刑務所

看守「今日からここがお前たちの家だ」

男「うわぁ……めっちゃ美人さんやん」

看守「お前たちは明日から時給20円の労働をしてもらう」

『ふざけんなー!』

『だせー!』

『SMクラブみたいなムチもちやがってー!』

男「とにかく明日までに脱出せねばな……」



男「幸か不幸か、この牢には俺以外いない」

男「メタルギアばりに脱獄してやるぜ」

男「まずは道具だが……」

男「……何もない」

男「強いて言えばさっき返してもらったクロロホルムハンカチのみ……」

男「看守が1人……か」

男「さてまずは……」

↓1、2

男「アァァァオゥ!」

男「オナカイタイ!」

ジタバタ

看守「……」

男「イィィィヤァァォォォ!」

ジタバタ

男(鍵はないか……)

看守「おい」

男「はいっ!」

看守「なぜ裸なのか説明しろ」

男「おばあちゃんが腹痛時は全裸になると風邪になって腹痛を忘れるからそうしなさいと言われたからです!」

看守「ほぅ」

男「でもホントは背中の砂利が痛くてそれどころじゃありません!」

男「さすってください!」

看守「よしよし、さすってやろう」

ガチャ

男「」キラーン

全ては一瞬の出来事だった

男「悪く思うな」

キュッ

看守「あぁっ……」ガクッ

男「鍵の必要はなくなったから取らなくていいな」

男「次会ったら俺の虜にしてやるぜ」キラーン

ガチャ

男「あれ?」

ガチャ

男「……あれ?」

ガチャ

ガチャ

ガチャ

男「……同じ部屋だと?」

コツコツ

男「!」ササッ

看守「……」コツコツ

男(バカな……さっき絞めたはず……)

男「何がなんだかわからないがこのままじゃまずいな……よし」

↓1

もう一回締め落として乳を揉んでから脱出

ササッ

看守「……」コツコツ

男「南無三!」

ギュッ

看守「あがっ……!」

バタ

男「……」

モミモミモミモミ

男「……違う」

男「さっきの看守はB92だったのにこいつはB95……」

男「別人か!」

看守「よく気づいたな」

看守「そいつは私の双子の妹だ」

男「姉妹……?」

看守妹「うっ……」

看守姉「そう、この姉妹システムのおかげで脱獄者0なんだ」

看守姉「みんな気が狂ってしまうからなぁ、アハハハ」

男「……だからなんだ」

男「もう俺様と会話した以上、惚れるしか生きる道はないぞ」

看守姉「寝言は寝て言おうな」

チャキ

看守姉「因みに、脱獄した者に人権は与えられていない」

看守姉「この刑務所内ではな」

男「妹さんもいるんだぜ?」

看守姉「ふん、犯罪者を捕まえられて満足だろう」

男(……うーん、まずいなぁ)

モミモミモミモミ

看守妹「あっ……ぅぅ……」

男(大体こういうとき誰か助けに来るもんだしなぁ……)

モミモミモミモミ

看守妹「ちょ、んっ……」

男「……」

看守姉「……ぐっ」

男「……?」

モミモミモミモミ

看守妹「はぁっ……んぅ……!」

男(あぁ、シスコンか)

男「しかしかわいい顔してるね」

男「子宮までしゃぶりたいよ」

ペロペロペロペロ

モミモミモミモミ

看守姉「貴様ッ……!」

チャキ

男(そろそろマジで撃ってきそうだな……)

男(しかし発砲されて仲間呼ばれて死ぬのはイヤだな)

男(誰にも見つからずに、発砲されずにこの状況を打破するには……)

↓1、2

男「キミも一緒に妹を愛してあげないかい?」

看守姉「汚らわしい……」

男「汚らわしいだってさ」

看守妹「くぅ……」

看守姉「違う、お前だ罪人」

男「俺は罪人じゃない」

看守姉「例え冤罪でも今しがたの行為で強制わいせつ罪だ」

男「はぁ? これ任意なんだけど」

看守姉「なら聞いてみるか?」

男「何が言いたいんだよ」

看守姉「どのみちお前は死刑ってこと」

男「なんだと?」

看守姉「さっさとその汚らわしい手を離せ童貞」

男「……童貞の何が悪いんだぁぁぁぁぁ!」

ビビビビビビ
バリバリバリ

デブス「呼んでくれてありが

男「閉じろぉぉぉぉぉ!!」

看守姉「くっ……何事だ!」

バリバリバリ
ビビビビビビ

看守姉「……今のはいったい……」

看守姉「!?」

看守姉「どこへ行った!」



男「ハァハァ……不意をついて逃げ切ったが……」

看守妹「スースー」

男「連れてきてしまった……」

男「でも痴漢されたのによく眠れるな……」

男「しかし現世で使うと怪物を召喚するんだな……」

男「……死ぬまで見たくなかった……」

ウーウーウー

男「クソ、早く隠れないと……!」

銀髪「あ、おーい」

銀髪「こんなとこでどうしたのー?」

男「よくやった! 嫁にしてやる!」

銀髪「えっ……?」

銀髪「な、な、な……いや……ま、まだ……」

男「モジモジしてないで家まで案内しろこの尻軽!」

銀髪の家

銀髪「ちょ、散らかってるから!」

男「いいからいいから」

男「よっこいせ」

看守妹「スヤスヤ……」

銀髪「……もう」

銀髪「てかこの人誰?」

男「お前もう用済だからどっか行って」

銀髪「いやここ私の……」

男「言うこと聞かない銀髪ちゃんなんて嫌い」

銀髪「そんな……」

銀髪「……またあとで来るからね」

男「わかったからさっさと行けよ」

銀髪「……グスッ」

男「泣きゃあいいと思ってんのか?」

男「失せろ」

銀髪「……男なんて大っ嫌い!」

男「そうか、俺は好きだったんだけどな」

銀髪「う、うそうそ! 大好き……じゃなくて平均より少しだけ……す、好き……だからね!」

男「いいから早く行けよ」

男「……」

男「うーん、起きる様子ないなぁ」

看守妹「ぅぅ……」

男「仕方ない、起きるまで何かしてようかな」

男「起きたら知らせてね」

モミモミモミモミ

男「さて何しよう」

↓1

男「おーい」

看守妹「ムニャムニャ」

男「いいよな? いいよね?」ムラムラ

ガバァ

看守妹「ふ、んっ!」ブン!!

男「キャー」

男「な、なかなかやるじゃねぇか……」

看守妹「ん……あれ……ここは……」

男「だが私は勝てない勝負はやらない! いざ!」

フージコチャーン

看守妹「キャァァァ!」

バシッドゴッガキッ
ドゴォ! ガガガ!

1時間後

看守妹「水」

男「はいっ!」ササッ

看守妹「肩」

男「ははっ!」ササッ

看守妹「じゃ、説明しなさい」

男「いえ、慌てていたものでして、間違って連れてきてしまったと」

看守妹「本当?」

男「はい!」

看守妹「絶対?」

男「はい!」

看守妹「じゃあ……罰として、私に絶対逆らわないって約束しなさい」

男「ははっ! あなたに絶対逆らいません! 絶対服従をここに!」

看守妹「よろしい」

男(くそ、立場が逆になってしまった……)

看守妹「おい矢部」

男「なんでやんすか」

男(しかも性格ゴミだし)

看守妹「足、舐めて」

男「ははっ!」

ペロペロペロペロ

看守妹「あなたプライドないんだ?」

男「へその緒と一緒に切り捨てたでやんす」

看守妹「へぇ……」

男(腹立つわぁ……いつまでもこんなことしてられん)

男(下克上だ!)

↓1、2

男「カモォォォォォォン!」

バリバリバリ
ビビビビビビ

『……ん?』

男「……あれ?」

看守妹「いきなりでかい声あげないでよ……」

男「あの、ボスは?」

『あぁ、デブスのことかい?』

『ちょっとねーご立腹でねー』

『昼には来ない、呼んだくせにすぐ返したっつってね』

『今行方不明なんですわ』

『まーそのうちお会いできるんちゃいますかな』

『じゃ』

ビビビビビビ
バリバリバリ

男「……」

看守妹「おい」

看守妹「なにいきなり叫んでんの?」

看守妹「罰としてチン立て伏せ500ね」

男「……」

男「ま、まだだ」

男「伏せカードオープン!」

男「ビビビ舌!」

看守妹「あぅっ……あぁ!」ビクビク

男「さっきの足舐めで痺れ薬を濡らしてもらった」

男「俺の舌を舐めるなよ」

男「俺の舌を甘く見るなよ」

看守妹「言い直した……んっ……ところで……っ!」

男「さぁ、攻守逆転だ」

…………
……

自宅

義姉「えーっと」

幼馴染「いいお天気ですね!」

義姉「うん……曇天だね」

義姉「あなたは……どちら?」

幼馴染「許嫁です」

義姉「はぁ……」

義姉「今日はどういった……」

幼馴染「私、信じてないわけじゃないんですけど」

幼馴染「男とどういう関係なのか聞きたくて」

義姉「どうって……」

義姉「家族……かな」

幼馴染「……」

カチ

「電マしてもらおうと来てみたら……」

カチ

幼馴染「じゃあこれは?」

義姉「……えーっと……」

……
…………
銀髪の家

男「フハハ、苦しゅうない!」

看守妹「このっ……外道が!」

男「おいおい、縛り付けただけで何が外道だ」

看守妹「本当に許さないから……」

男「へっ!」

男「じゃあ俺帰るから、気が向いたらほどくよ」

看守妹「このぉぉぉ!」

男「さぁて、暇になったしどうしようかな」

男「誰か攻略に……うーん」

男「まぁもう夜だしなぁ」

男「……えーっと誰を落として誰を攻略してたんだっけかな」

男「無駄にキャラ多いんだよな……」

男「どーすっかなー」

↓1

金髪の家

男「チィーッス」

男「なんだいないのか」

買い物行ってきます
待たなくていいから男は帰れ

男「俺が来るのは読まれてたか」

男「んー……」

男「夜の学園行ってみるか」

学園

男「ウヒョー雰囲気あるねー」

男「俺怖いのダメなんだよね」

男「お約束としてトイレ行ってみるか」

トイレ

男「……何もないな」

「おぉ……と……こぉぉ……」

男「」ビクッ

「おぉぉぉ……とぉぉこぉぉ……」

男「怖くない怖くない怖くない」

男「怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない」

「おとこぉぉぉぉぉ!」

男「はいっ!」

「助けてぇぇ!」

男「え? ……その前にこの声お姉ちゃん?」

「助けてぇ!」

男「どこにいるの!」

「職員室!」

男「なんでまた……」

職員室

男「どこー?」

義姉「ここ、ここ」

男「何してる……うわっ」

男「その血……どうしたの?」

義姉「わかんないよぉ……許嫁って言う人がいきなり……」

男「顔は?」

義姉「凄い綺麗な子だった」

男「……幼馴染か」

男「怪我の方は?」

義姉「なんとか……」

ガタン!

コツコツコツコツ

ガタン!

男「こ、この音は……」

義姉「命からがら逃げてきたんだ」

義姉「追ってきたのかも……」

男「とりあえず隠れないと」

義姉「でもそんな場所……」

男「ここの学園には人一倍詳しいから大丈夫」

男「といってもどこに……」

↓1

男「お姉ちゃん、ゲル状になれる?」

義姉「ちょっと無理かな」

男「じゃあ俺の手を握って」

義姉「うんっ」

ギュッ

男「メタモルフォーゼ!」

ニュルン

ガララ

幼馴染「ここですかー?」

幼馴染「おねえさーん」

男「……声出さないでね」

幼馴染「……そっかーいないのかー」

ガララ

男「ふぅ」

ニュルン

男「事なきを得た」

義姉「な、何をしたの?」

男「スライム」

義姉「え?」

男「さ、早く逃げ

幼馴染「みぃーつけた!」

男「ひぃっ!」

義姉「キャァァ!」

幼馴染「酷いよ男……」

男「お、おま……おまままま」

幼馴染「何でいるのかって? 男の匂いを感じたからだよっ!」

義姉「来ないで……」

幼馴染「ふふふ」

男「い、1回ナイフ置け、な?」

男(ヤバイぞ……このままだったら殺されてしまう……)

男(生き残るには……)

↓1、2

男「シネヤコルァ!」

ドガァ! バキィ!!

義姉「キャッ!」

幼馴染「いつっ!」

男「フハハハハ」

〜〜〜〜〜

幼馴染「どうしたの?」

男「限りなく追い込まれると妄想に逃げる癖があってね」

義姉「おとこぉ……怖いよぉ……」ビクビク

幼馴染「……いっつもいっつもそうやってるんだ……」

幼馴染「約束したのに……好きだっていったのに……」

ザシュッ

男「あぐっ……!」

幼馴染「そんな悪戯な手があるから優しくするんだよね」

幼馴染「そんな悪戯な足があるから逃げるんだよね」

男「くっ……」

男「せぇい!」

ピョーン

ペロペロペロペロ

幼馴染「うっ……んっ……」

男「俺の舌使いをあまり舐めない方がい、いっ!? うはぁん!」

幼馴染「ありがと、嬉しいよ」

幼馴染「でもね、このナイフね、毒を仕込んでるんだ」

幼馴染「だって私を見てくれないなら私のお人形になった方がいいでしょ?」

義姉「おとこ……? おとこ!」

男「しびれ……しびれ……」

幼馴染「次はあんた」キッ

義姉「ひっ……」

義姉「ど、どうしよう……」

↓1

ペガサス流星拳か

義姉「も、燃え上がれ私の小宇宙!」

義姉「グレートキャプチュアー!」

幼馴染「うぐっ!?」

義姉「さ、捕まって!」

男「かたじけない……」

幼馴染「このぉぉぉ! 離せぇぇぇ!」ジタバタ

>>521

すまない

自宅

男「うっぐぅ……!」

義姉「どうしよう……あ、医者!」

義姉「待ってて!」

男「うっ……」

男「くそ……放置されたか……」

ガチャ

銀髪「おーい」

銀髪「あの人どうすんのさー」

男「いい……ところに……」

銀髪「ちょ、大丈夫!?」

男「大丈夫じゃ……ない……」ガク

銀髪の家

男「いやぁ……連れ出してくれてありがとう」

銀髪「放置はできないからね」

男「それよか看守妹は?」

銀髪「私の部屋」

男「そうか」

銀髪「まだ動けないんだ」

男「ペラペラ喋れるんだけどな」

男「しかしいつまでもいれないな……」

男「幼馴染が襲ってくる」

銀髪「……?」

男「お前は金髪ちゃんの家に匿ってもらえ」

銀髪「え?」

男「お前を危険な目に遭わせたくない」

銀髪「う、嬉しいけど……それじゃ男が危ないんじゃ……」

男「たまにはかっこつけさせてくれ」

銀髪「……うん」

銀髪「また明日来るからね」

男「あぁ」

ガチャ

男「さて……対幼馴染迎撃作戦開始だ」

↓1、2

男「……よし、身体は少し動くな……」

ガサゴソ

キラーン

男「この聖衣を着てっと……」

バサァ

男「……羽根邪魔だな」

ヌギヌギ

男「もういいや全裸で」

男「さぁ来るならこい!」

男「俺のガバメントは装填完了だぜ」ビンビン

男「さぁこい!」

デブス「見つけた!」

男「エスターク来ちゃった!」

デブス「あ、もう子作り!?」

デブス「しょうがにゃいにゃあ……今回のバックレは許しちゃうゾ!」

男「イヤァァァァ!!」

タッタッタッタ

男「いやっ……ハァッ……ハァ」

デブス「まってぇぇぇ!」ズドドドド

男「来るなぁぁぁぁ!!」

タッタッタッタ

タッタッタッタ

男「ちくしょっ……マジで……KGB工作員なのか……!」

タッタッタッタ

タッタッタッタ

デブス「逃がさないぞぉー!」

男「イヤァァァァ!!」

剣道部部長「……はわわ……」

剣道部部長「やはりこのBDは神……」

男「部長ぉぉぉ!」

剣道部部長「……!」

男「た、たすけて!」

剣道部部長「……」

男「お礼にこの伝説の結合フィギュアあげるから!」

剣道部部長「敵はどこ……」

男「えと……あ、あそこ! 地面に擬態してる!」

剣道部部長「任せて……」

男「俺も迎え撃ちたいが……よし!」

↓1

ガサゴソ

キラーン

男「バッチコォイ!」

デブス「……」チャキ

パァンパァン

男「キャー」

剣道部部長「下がってて……」スチャ

男「ごめんね、光ってるくせに何も出来なくてごめんね」

デブス「フッ……」

シュゴォン!

剣道部部長「くっ……」カキィン

男「RPGを真剣の刃で軌道を逸らした!?」

男「確かにこうすることによってロケットは通じないと言ってる……」

デブス「邪魔しないでっ!」

バラララララ

剣道部部長「ハッ! フッ!」

シャキキキキン

男「剣を回してM4A1の弾を弾いた!」

男「でも相手はまだ武器を隠してそうだ……」

男「部長に勝機はあるのか!?」

剣道部部長「説明キャラほんと邪魔……」

男「説明ダメか……」

男「何もしなかったらただの光輝く変態じゃん……」

男「手助けしたいし……でもデブス見たくないし部長に合法的に触れたいし、でも死にたくないし……もっと言えば絶賛脱獄中だから目立ちたくないし……」ブツブツ

男「これらの条件を満たして助ける方法は……」

↓1、2

男「……」

スッ

デブス「おとこきゅん! 土下座なんかしてどしたのだ!」

剣道部部長「ぐっ……かばいきれな……あっ!」

男「ハァァァァ!」

デブス「おっとっこっきゅ

シュン

——
銀髪の家

看守妹「……あれ、何で私ここに……?」
——

剣道部部長「ぐっうっ……う?」

剣道部部長「傷が……」

男「これが宇宙の心理……」

男「部長、ありがとう」

剣道部部長「……何にもしてない」

男「これは報酬だ」

男「お気をつけて」

スタスタ

剣道部部長「……?」



男「……あがっ!」

バタ

男「ハァ……ハァッ」

男「身体が……そうか、宇宙に……近付きすぎたか……」ガク

「……」ニヤ

??の家

男「……ここは……」

男「!!」

男「まさか……幼馴染の……?」

シャッシャッシャ

男「何を研いでるんだ……」

男「看守姉妹の記憶操作だけじゃ人生奪回は無理だったのか……?」

男「……こいつから逃げ切るのが条件か……」

ギッギッ

男「手足にロープ、部屋は真っ暗……」

男「こういうときにデブスが必要なんだが異界に転送させてしまったしな……」

人生奪回編 脱出

男「さて……」

↓1

男「ハァァ!」

シュイシュイン

男「よし……とりあえず2になった」

男「……」

シュン

居間

幼馴染「わっ!」

男「おいこれ外せ」

幼馴染「脅かさないでよー」

男「外せ」

幼馴染「なんで?」

男「俺はスーパーサイヤ人になっても戦闘力は農民以下だから外せないんだ」

幼馴染「だからなんで外さないといけないの?」

幼馴染「これからは一緒にいるんだよ? 男にご飯食べさせるのもお風呂もトイレも全部やるんだよ? だから外さなくていいよね?」

男「自由を規制する権利はお前にはない」

幼馴染「……そっか」

幼馴染「男もそういうんだ」

幼馴染「血が繋がってなくても姉弟なんだ」

男「……?」

〜〜〜
義姉「許嫁ね……」

幼馴染「です」

義姉「それは両親が決めたの?」

幼馴染「いえ、私が決めました」

幼馴染「私は男のことを愛してます、男も私のこと愛してます」

幼馴染「私は男が大好きです、それ以上の理由はいりません」

義姉「うーん、でもさ」

義姉「あなたがおとこの自由を規制する権利はないんじゃないかな」

義姉「あなたが勝手に決めたことをおとこに強制するのはどうかと思うよ」

幼馴染「……」

〜〜〜

幼馴染「ムカついたから刺しちゃった」

幼馴染「でも許してくれるよね」

幼馴染「男のためだったもん」

幼馴染「嫌いにならないよね? 好きでいてくれるよね? 私間違ってないよね?」

男「……」

男(うーん、正直どうでもいいから早くほどいてほしいなぁ……)

男(お姉ちゃんが刺されようが所詮他人、知ったこっちゃない)

男(俺さえ助かればいいんだよな……)

男(さ、どうやって逃げようか)

↓1、2

ヒュンヒュンヒュン

男「ドラゴンボール!」

男「おらの願いをかねぇたまぇぇ!」

パァァ

男「おらを過去に!」

男「ありったけ昔に!」

幼馴染「ちょっと何やって……」

パァァァァァ

…………
……

男「……ここは……」

『敵は……本能寺にあり!』

『『『『うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』』』』

男「おぉ……」

人生奪回編 パラドックス

男「これな有名な本能寺の変か……」

男「お、いつの間にか縄がとけてる」

男「よし早速……」

↓1、2

すまない
再開する

男「明智さん……」

本能寺

織田信長「……」

『何奴!』

『引っ捕らえろ!』

織田信長「何事だ」

『はっ、場内に侵入した者が!』

織田信長「ふむ……」

『来い!』

男「痛い痛い痛い!」

男「槍で刺さないで!」

『こやついかがいたしましょう』

『見たところおかしなナリをしておられる』

『忍の物かもしれませぬ』

織田信長「そち、名はなんと言う」

男「男です」

織田信長「性を聞いておるのではない」

男「いやだから名前が男です」

織田信長「ふむ……」

『こやつ! 信長様になんて口を!』

織田信長「お前達は下がれ、こやつと話がしたい」

『し、しかし……』

男「そうだ引っ込め三流兵士」

『くっ……くれぐれもお気をつけを』

男「信長さん、ちょっと言いたいことがありましてですね」

織田信長「言うてみろ」

男「明智さん知ってますよね」

織田信長「うむ」

男「その人がこっちに火を放つんですよ」

男「なのでさっさとずらかりましょう」

織田信長「ふっ……あっはっはっは!」

織田信長「おかしなことを抜かしよる」

男「事が起きてからじゃ遅いんですって」

織田信長「貴様……あまりワシを甘く見るな」

織田信長「ワシが一目置いておる者を愚弄する気か?」

男「はい」

織田信長「おのれ……!」

男「逃げましょうよ」

織田信長「誰か! こやつを牢に放り込め!」

男「……致し方ない」

男「ハァァァァァ!」

男「ミキシマックス!」

織田信長「ぐっ……なんだこれは……!」

シュウウウウ

男信長「な、何が……」

『信長様!』

男信長「いいところに来た、今すぐこの者を!」

『信長様……?』

『どこへ……』

男信長「何を言っておる! ワシはここに……」

『おのれ忍の手先め! 信長様をどこへやった!』

男信長「お、お前たち……」

『こやつを牢にぶちこめ!』

牢屋

男信長「いやぁ残念でしたね」

男信長「貴様何をした!」

男信長「合体」

男信長「意味がわからん!」

男信長「わかったらスゴいですよ」

男信長「今すぐ元に戻せ!」

男信長「まぁまぁ」

男信長「こんなことならいっそ……」

男信長「この身体俺がベースなんで、動かすのは俺の意思です」

男信長「つまりあんたじゃ無理」

男信長「くそぉ……!」

男信長「うーん」

男信長「……貴様、光秀が裏切ると言うの真か?」

男信長「はい」

男信長「信じられぬ……」

男信長「まぁそれよりこっから抜け出しましょうよ」

男信長「しかしどうやって」

男信長「うーん……」

男信長「大体兵士が持ってる鍵を奪うのがデフォなんですけど」

男信長「で、でふお?」

男信長「萌えないんでやめてください」

男信長「でもその内火がなぁ……どうしようかなぁ……」

↓1

男信長「ハァァァァァ!」

織田信長「うぐっ……」

男「俺が外に出て鍵を持ってきます」

男「待っててください」

織田信長「外に出る? どうやってだ」

男「いやだから」

ガチャ

キィィ

バタン

ガチャリ

男「こうやって」

織田信長「貴様今何をした!」

男「ドア開けて閉めて鍵閉めました」

織田信長「一緒に出れば良かったではないか!」

男「ハハハ、じゃあ待っててくださいね」

織田信長「……待たれよ」

男「はい」

織田信長「ワシは短い時間だったがそちの人柄に触れた気がする」

織田信長「ワシは待っておる、頼んだぞ」

男「……任せてください」

城外

男「まぁ生かしたら歴史変わっちゃうしね」

男「……お、火矢が」

男「綺麗だなぁ」

男「……回りが早いなぁ」

男「うん、そろそろかな」

男「バショウセンを出して」

ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!

男「そーれそれそれっ!」

ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!

男「ヤーレンソーランッ!」

ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!ブゥン!

本能寺

明智「ぐぁぁぁ!」

『何だこの風は……!』

『か、身体がぁぁぁ!!』

明智「ぐっ……あっ……敵は……本能寺に……非ず……」

明智「がぁぁぁぁぁ!」

『あぁぁぁぁぁ!』

牢屋

織田信長「ワシは……信じておるぞぉぉぉ!」

織田信長「ぐぁぁあぁぁぁ!!」

城外

男「よし、跡形もない」

男「まさか本気で信じてたのかな」

男「バカな奴だ」

男「…………!」

男「あ、あれは……まさか……嘘だろ……?」


男「お市……!」

男「……やるべき事はただ1つ、お市攻略だ」

男「英霊たちよ、私に知恵を……」

↓1、2

男「……」

ソロリ

ソロリ

ガバァッ!

お市「んむぅっ!?」

男「大人しくしろ」

お市「んー! んー!」

男「静かにしないと激おこぷんぷん丸だぞ」

お市「んー!」

男「シャラップ!」

お市「……」

男(何で英語通じんだよ……)

男「いい子だ……」

男「さぁこの大きくならなかった餅を……」

お市「んっ!?」

男「……いい子だ、抵抗しなければすぐ終わる」

お市「んぅ……」

男「……」

お市「……」

ソロリ

ソロリ

お市「……?」

男「ドンムーブ!」

お市「っ!」

下町 宿屋

男「はぁ? 95銭? ボッタクリじゃねぇか?」

『これ以上は安くならないよ』

男「……しょうがない」

『毎度ー』



男「さて、寝るかな」

男「お市は……俺を探しに来てくれることを祈ろう」

男「おやすみ」

翌朝

男「んーっ」

男「今日も元気だ」

男「さて、そろそろ現代に戻りたいところだが……」


『そんなやつ知らないね』

「ウソ! ここにいるの知ってるんだから!」

『知らないね、知ってても顧客情報は流せないよ』

「この……!」


男「騒がしいな」

男「展開的にお市で、俺を探しに来たんだろう」

男「トラップでも仕掛けとくか」

男「何がいいかな」

↓1、2

カチャカチャ

男「どうしよう、硫酸しかないや」

男「……まぁいいか」

男「早く来い来い」



『あ、ねーちゃんダメ!』

「うるさい!」


ガチャ

「おい!」

バヒューン

般若面「ウハハハハハ」

「ひぃぃぃぃぃぃっ!」

パカッ

ビュー

「きゃぁぁぁぁぁ!」

男「やはりお市ちゃんか」

お市「なにこれぇ……」

ジュゥゥゥゥゥ

お市「あつっ……痛い!」

男「早くなんとかしないと死ぬぞ」

お市「た、助けて……誰かぁぁぁ!」

男「ほれほれ」

ビュービュー

ジュゥゥゥゥゥ

お市「いやぁぁぁぁぁ!」

男「白い肌が赤くなり、やがて白い骨が出てくる」

男「こうやって全身にかけて完全犯罪をするんだ」

お市「……もう……だめ……」

お市「……」

男「おい?」

男「……おい」

男「おい何で動かないんだ!」

男「しっかりしろ! おい! 死ぬな!」

お市「……」

男「きゅ、救急車ぁぁ! 誰か……救急車を!」

『どうかしたの……うわなんだいこりゃ!』

男「い、いきなり肌が赤くなり……」

男「もう何が何だか……」

『こりゃいけねぇ……ちょっくらぁ医者よんでくらぁ!』

男「しっかりしろ……死ぬんじゃないぞ……」

男「くそぉ……!」

男「何で……何でこんなことに……」

お市「……あ……」

男「喋るな!」

お市「……」

男「おい返事しろ……気をしっかり持て……!」

お市「……わた……し……しぬ……の……?」

男「バカやろう! 喋ってる暇あるか!」

お市「……」

男「ど、どうしたらいいんだよ……英霊よ……」

↓1

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