アルミン「脱線104期」(33)


※最新話(48話)のネタバレ・パロディ(台詞引用)

※キャラ崩壊

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――巨大樹の森付近 鎧の巨人の上

ミカサ「ベルトルト……返して!」

アルミン (依然ベルトルトはエレンをおぶったまま手の中……なんとか奪還しないと!)


エレン「降ろせ!このっ!」ジタバタ

ベルトルト「やめろエレン!!暴れるな!」

ベルトルト (くそ、ユミルの爪に猿轡を切られた!ダズのワイヤーが飛んでさえこなければ……)

ジャン「そりゃあ無理があるぜベルトルト」

ベルトルト「!?」

ジャン「そいつをあやしつけるなんて不可能だろ!? うるさくてしょうがねえやつだよな!よーくわかるぜ!俺もそいつ嫌いだからな!」

ジャン「一緒にシメてやろうぜ……まあ出てこいよ」

ミカサ「!!」

ミカサ「ジャン、エレンをシメるとはどういうこと?いじめてはダメ」メッ

ジャン「あ、ああ……すまねえミカサ、言葉の綾とはいえ」

ジャン (メッてされた……可愛い)ポッ

アルミン (ミカサもジャンもそうじゃないだろう……話が脱線してるよ……)ハラハラ

ベルトルト (そうか……エレンをあやしつけて寝かせてしまえばいい!彼が大人しくなればだいぶやりやすくなる!)

ベルトルト (ジャンは不可能だって言ったけど、やってみる価値はある)

エレン「離せよ、この腰巾着野郎!」ジタバタ

ベルトルト「……エレン」ユラユラ

エレン「何してんだ!…………むう……ふあぁ……zzz」

エレン「……はっ!くそっ、ベルトルト!お前俺を寝かしつけようとしただろ!」

ベルトルト「そうだね、早く寝てほしいよ……ほら、ねんねねんね」ユラユラ

エレン「いい感じに揺らすなよ!眠くなっちゃうだろ……ふわ……」ウトウト

ミカサ「エレン起きて!!」ドンドン

アルミン (よし、ミカサが正気に戻った!)

ミカサ「お昼寝ならともかく、こんな時間に寝てしまっては夜眠れなくなる!」

アルミン (正気じゃなかった)

エレン「俺がいつ寝ようと勝手だろ!」

ミカサ「いけない。生活リズムの崩れはエレンの健康を害する。もうちょっと我慢して」

アルミン「二人とも、それ以前に今は寝ちゃいけないんだってば!」

エレン「お前はほんと世話焼きだな……けど、アルミンの言う通りだ。今寝るわけにはいかなかった!……助かったぜミカサ」

ミカサ「エレン、その調子」グッ

ベルトルト「……ねーんねーんころーりーよー♪」ユラユラ

エレン「ああもう、低めのいい声で子守唄なんて歌うなよ!眠くなっちゃうだろ……」ウト…

ミカサ「エレン!?」

アルミン(ベルトルトの発想までずれてる。エレンを平和的に扱ってくれてるのはいいけどさ)



ジャン「……寝ると言やあよ、三年間一つの屋根の下で苦楽を共にしたよな……ベルトルト」

ジャン「お前の寝相の悪さは芸術的だったな! いつからか皆お前が毎朝生み出す作品を楽しみにしてその日の天気を占ったりした……」

ベルトルト「え、寝相が悪いのは知ってたけど……楽しみにされてたのと占いの件は初耳だよ」

アルミン (上手いぞジャン、情に訴えて引きずり出す作戦だね!)

ジャン「因みに俺は作品No.208【白夜の夜想曲(ノクターン)】が好きだった」」

ベルトルト「何?それ……」

アルミン (ダメだまた脱線した)

ねんねしちゃうエレンかわええ

コニー「俺は番号忘れたけどあっちの方が好きだな、【天秤座】」

ベルトルト「だから何だよそれ、何の名前?……もしかして寝相?」

ジャン「ああ、そうだぜ。お前の寝相に作品名つけるのが途中から流行ったんだよ」

エレン「皆で案出しあって決めるんだ。な、アルミン」

アルミン (すっかり和みムードになってしまった……もうどこからおかしくなったか分からないや)

エレン「アルミン?お前記録係だっただろ?」

アルミン「ん?……うん、記録帳つけてたのは僕だよ」

ライナー(鎧)『最初のいくつかが欠番になってるのが実に惜しい』

ベルトルト「そんな本格的に……というか、君もやってたのかライナー!」

ミカサ「寝相品評会……思い出した、エレンが楽しそうに話してくれたことがあった」ニコ

クリスタ「うふふ、男の子達は毎朝楽しそうなことしてたんだね。ちょっとうらやましいかも」

ユミル(巨人)『作品名聞くと見てみたくなるな。何だよ、夜想曲(ノクターン)ってよ』ダハハ

ベルトルト「僕だって知りたいよ……」

書き溜めここまで 続きは深夜に

なんこれかわいい


アルミン (しばらくこのムードに任せようかな。向こうも警戒心が薄らいでるみたいだ、隙を見て奪還できるかも……)


サシャ「おーい、皆さーん!!」ダダダッ


コニー「サシャ!」

ジャン「無事だったのか!」

サシャ「おかげさまで!今そっち登りますねー」シュルッ パシュ

サシャ「よいしょっと」

ミカサ「サシャ、今までどこにいたの?」

サシャ「いやあ、四つん這いの奇行種に追っかけられてもう死を覚悟したんですけどね。お父さんが助けてくれました!」

クリスタ「そうなんだ……素敵なお父さんだね」

サシャ「えへへ、はい!」

ミカサ「是非お父さんを大事にしてあげて……居なくなってからでは遅いから」

エレン「父さんか、どこ行ったんだろうな……地下室見れば何か分かるかな」

アルミン「グリシャおじさんの地下室、何が眠っているんだろう」

ミカサ「分からない……けど、きっととても重要な秘密があると思う」

コニー「お前たちの故郷のことも分かるといいなぁ」

ベルトルト「うん……そうだね」

サシャ「地下室の神秘でシュルーッと全部解決しませんかね。主に食糧難とかが」

ジャン「そうなったら都合のいい事この上ねえな。しかも食糧難からかよ」

コニー「でも食料難解決したらよお、柔らかいパンとか具沢山のスープ食えるんだぜ!」

サシャ「パンとスープだけじゃなくて、きっとお肉も沢山食べられますよ。甘いお菓子だって作れるようになります」

ジャン「……それはちょっといいかもな」

サシャ「すごくいいことですよ!」

コニー「楽しみだなー」


――10分後 鎧の巨人上

ミカサ「エレン!頑張って!負けないで!」ドンドン

ジャン「どうしたミカサ!?」

ミカサ「ベルトルトが本格的な寝かしつけ態勢に入ってきて、エレンが寝てしまいそう!」

アルミン「ベルトルトがいるあたりの鎧、あそこを優しく叩くとデンデン太鼓っぽい音がするんだ」

ミカサ「子守唄、おんぶとの併用で寝かしにきている……そんなにエレンを不健康にしたいの……」ギリッ

アルミン「彼も当初の目的見失ってきてるよね。寝かせるのが目標になっちゃってるよ」

ジャン「へえ……どれどれ」


ベルトルト「ゆーりかごーのうーたーを……♪」ユラユラ テンテン

エレン「zzz……っまたかよ!くそっ!」

ベルトルト(さすが意志が強いな、寝やすくはあるけどなかなかしぶとい……)

ベルトルト「カーナリヤーがうーたうよー……♪」ユラユラ テンテン

エレン「……んう……zz……うぐ……」ウトウト

ミカサ「エレン!」

ジャン「一体いくつだあいつは! 同い年だったはずだぞ!?」

アルミン「エレン、昔から子守唄に弱くてさ。すぐ寝ちゃうんだよ」

コニー「ベルトルトも子守上手いんだな。俺も弟妹にあれよく歌ってやったもんだよ」ヒョコ

サシャ「あの広い背中でおんぶ、よく眠れそうですもんね。デンデン太鼓までついて」ヒョコ

クリスタ「ふわあ、歌聞いてたら私もちょっと眠くなってきちゃった……」

ユミル『そのまま寝たら落ちるぞ、口の中入れクリスタ』アーン

ライナー『俺の口のほうが広いし安全だろう』アーン

ユミル『うるせえうなじ食い千切るぞ』

アルミン「ああ、エレンが本格的に寝ちゃった!」


エレン「zzz……」

ベルトルト「ふう、やっと寝てくれた……よしよし」

ジャン「マジ寝しやがった!死に急ぎ野郎、本気で脳がガキなのかよ!?」

エレン「」ピクッ

エレン「ジャン、お前今なんつった!」ジタバタ

ベルトルト「うわあっ、暴れないで!」

ジャン「何度だって言ってやるよ!ガキにガキだっつって何が悪い!」

エレン「この野郎、人が動けねえと思って!こんな紐今すぐ解いてやる!」バタバタ

ベルトルト「エレン、だから暴れるなって!ジャンも挑発しないでくれ!折角寝てくれたのに!」

ジャン「お前も子守に情熱傾けてんじゃねえぞ!」


アルミン「エレンが完璧に起きた!ナイスだよジャン!」

ミカサ「ジャン、ありがとう……」



ハンネス「おーい!」

アルミン「ハンネスさん!」

ハンネス「お前らそこから離れろ!!」

ハンネス「信じらんねえ…どういうつもりだ エルヴィン…!? 巨人を引き連れてきやがった!!!」

104期「!!」

――鎧の巨人 後方

憲兵「俺たちはこいつらを誘き寄せるための生餌扱いか、エルヴィン!」

エルヴィン「先ほども言ったがそんなつもりはない、憲兵団はよく戦っている!……ところで君」

憲兵「なんだ!?」

エルヴィン「給与はいくらだ?」

憲兵「こんなときに何言って……!」イラッ

エルヴィン「いいから答えてくれ」ジッ

憲兵「……大体月xxx金貨くらいだが」

エルヴィン「ふむ……もう少し削れるな」

憲兵「ふん、調査兵団の給与がご不満か?死の危険と隣り合わせの割りに少ないと?」

エルヴィン「というより、兵団自体の予算が足りないんだ。憲兵の給与を削って回してほしい」チョイチョイ

エルヴィン「君らときたら普段は飲酒に賭け事、たまの仕事は要人警護で、町の治安維持業務はほぼ駐屯兵団に丸投げ」

憲兵(やっぱりこいつ憲兵団嫌いだろ)

エルヴィン「調査兵団に予算が回れば壁外調査もその分捗る。もう少し働くか、削ってこちらに回すか決断してくれ」

憲兵「そんなもん一憲兵の俺に言われても……うわ巨人近くに来てる!」

エルヴィン「追いつかれたか、馬を急がせろ!兵士の本分に努めよ!」キリッ

憲兵 (……さっきまで無駄話してたくせして)


――旧調査兵団本部 地下

「……って感じでさ、皆話が脱線しっぱなしで……これからどうなるか心配だよ」


アニ「心配しすぎて天国にも行けないって?」


マルコ「うん、まだ皆を見守りたいな。僕は早く死んでしまったから……

僕自身、どうやって死んだか分からないうちにこうなってしまったのが悔しいよ」


アニ「……よりによって私にそれを言う?あんたも結構きついね」

マルコ「ああ……僕の死因と立体機動装置関連で、君を容疑者としての考え方が有力なんだっけ」

マルコ「……そうそう考察といえばさ、獣の巨人の正体ってなんだと思う?」

アニ「あんたも脱線かよ!もういいよ!」パリーン

マルコ「あ、アニ出てきたね」

ハンジ「今のは何の音だい!?」ガチャッ


おわり

乙!
雰囲気よくて好きだ

お終いです 
ベルトルトがおんぶ紐使ってるの見たらもう子守にしか見えなくなった

和やかすぎてほっこりした

アニの敗因がまさかのツッコミ
マルコはやり手だなぁ

さっきのに書き忘れた

「ユミルさま」とか「俺の同郷がこんなに可愛い」の人?
会話文の感じが似てる、違ったらごめん

>>31
そうです

下げ忘れた、ごめんなさい

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