モバP「ペペペペ ペペペペ」 (32)

P「ペチャパイ この小さな胸で ペチャパイ 夢が育ってる」

P「ペチャパイ きっとこれから ペチャパイ 輝きだすよ」




書き溜めはありません

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P「また明日バイバイ 友達に手を振って一人」




あやめ「では、あやめはこれでー!」パタパタ

珠美「はい、ではまた明日!」パタパタ


ニン!シュババッ・・・


珠美「あやめ殿の身のこなしは参考になりますな……」


コツンッ


珠美「!? わわっ……!」

P「帰り道でコケた ただそれだけだったのに」



珠美「あいたた……」ジワッ

珠美(……マズい! 16歳にもなって転んで泣いたと知られたら事務所の年少組に示しが……!)

珠美「ひっく……P殿ぉ……」ジワァ




P「子供みたいになぜか 大声で泣きたくなったよ」

P「大好きなあなたを 今ここで抱きしめたい」

藍子「――はい」スッ

珠美「…………?」グスッ

藍子「大丈夫? 擦りむいたりしてない?」

珠美「あ、藍子さん……」

藍子「ちょっと事務所に戻って手当してもらった方がいいかも。ばい菌が入っちゃったら大変だもんね」ニコッ

珠美「は、はい。えっと、泣いていたことはどうかご内密に……」

藍子「大丈夫、何も見てないから。ごめんね? ついて行ってあげたいんだけど、急用があって……」

珠美「い、いえ! どうもありがとうございました!」ペコッ

藍子「いえいえ♪ じゃあね!」


タタタ・・・


珠美「ほわぁ……」




P「最高に魅力的な彼女になりたいよ 絶対に後悔させないわ」

P「ぺぺぺぺぺぺぺぺ ペチャパイ この小さな胸で」




珠美「うん、しょっと……」スクッ

珠美「珠美も、強くなるだけでなく藍子さんのようにかわいらしくならなければ……!」

珠美「今の珠美ではまず『かわいい』の方向が違うし……」

珠美「よーし! 頑張るぞー!」オー!




P「ペチャパイ 守ってあげる」

P「ペチャパイ 私のあだな」




ガチャッ


藍子「すいません、遅れましたー!」

トレーナー「いえ、これくらいなら問題になりませんよ。じゃあ早速衣装の件に入りますが……」

藍子「これって、バレンタインイベントの……」

トレーナー「ええ、とても好評でしたからね。もちろん、Pさんにも」

藍子「へ、へえ! そうなんですか!」

藍子(あの時っていったら……)




P「ペチャパイ よせてあげてた」

P「嫌われたくないと 鏡を見てばかりいるより」




留美「私もそろそろメイクを任せていては駄目ね……」ブツブツ

藍子「あ、留美さん。何してるんですか?」ヒョコッ

留美「あら。いえ、私ももう少し身なりをね……」

藍子「ふふっ、留美さんはそのままで充分魅力的だと思いますよ?」

留美「……」

藍子「これからお仕事が入っていないようでしたら、カフェでもいかがですか? 最近いい雰囲気のところを見つけて……」

留美「…………流石ね」ボソッ




P「まずはドカンと一発 私の心をみがく」

P「本当のやさしさってどんなカタチだろう」




藍子「うーんと……」

藍子「やっぱり美優さんや礼さんみたいな方が……」ペタペタ

藍子「Pさんも『そういう人』の方がいいのかな……」ペタッ・・・




P「あなたには笑っていてほしい」

P「ペペペペペペペペ ペチャパイ この小さな胸で」



仁菜「美優おねえさーん! 膝枕してくだせー!」タタタ

亜里沙「……うーん、やっぱり先生より三船さんを選ぶのよねえ。なんでかしら……」



P「ペチャパイ 愛が育ってる」

里美「ほええええ……待ってくださ~い……」バルンバルン

珠美「すばっしこさなら負けませんよー!」ダダダ



P「ペチャパイ マラソン速い」




P「拓海、そういえば普通のシャツとかあんまり着なくなったな?」

拓海「あ? すぐダメになっからもう着るのやめたんだよ」


藍子「……うーん、Tシャツ縮んじゃったなあ。入るからいいけど……」



P「ペチャパイ Tシャツ伸びない」

実況「さあ真夏の事務所別アイドル大運動会! 趣味はサバイバルゲームと豪語した大和亜季が! 匍匐前進でつっかかっている!」

亜季「んしょっ、んしょっ……!」

実況「追い上げる765プロ! 速い! 速いぞ如月ぃーっ!!」

千早「ふっ! ふっふっふっふっふっふっ!!」ザッザッザッザッ



P「ペチャパイ 匍匐前進速い」



かな子「いいなあ……」

藍子「え?」

かな子「いいなあ……」ジーッ

藍子「……?」




P「ペチャパイ やせて見えるよ」



ガタンゴトン・・・


美優「あっ……やっ……」ハァハァ

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藍子「~♪」




P「ペチャパイ 痴漢にあいにくい」




早苗「あたしだって大変なんだから、ちゃんと気をつけておいた方が……」

菜々「なっ何がですか!? ナナは何も関係ありませーん!」




P「ペチャパイ 年とっても垂れない」

P「胸が人より軽い分だけ 誰よりも早く走り出せるわ」



P(イカンイカン……。あまりジロジロ見るとセクハラ扱いで大変なことに……)

藍子「あの、Pさん?」

P「……藍子といると落ち着くよ」ポツリ

藍子「///!?」



P「夢が逃げちゃう前に急いで 運命の一歩を踏み出そう」

P「ペペペペペペペペ ペチャパイ とっても強く」



P「……」


from:如月千早
to:プロデューサー

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千早です。今、読んでいる本から、面白い知識を得たので、ご報告を。

ギリシャ神話で出てくる、セイレーンをご存知ですか?
とても美しい歌声を持っている海の妖精で、船乗り達に歌を聞かせるんです。

その歌を聞いた者は、セイレーンの側に行きたくてたまらなくなり、
海に身を投げて死んでしまうのだそうです。

恐ろしい話だけれど、ロマンチックでもありますね。
私はセイレーンのようになりたいです、、、と言ったら、ちょっと怖いでしょうか?
ふふっ。
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P「」ダラダラ





P「ペチャパイ 愛してあげる」

雫「ぐぅ……うーん……うーん……」ゼェゼェ・・・

愛海「なんと、これは心臓マッサージが必要だね……!」ワキワキ


ゲンコツ


真奈美「ひとまず横に倒しておくか」

愛海「」シュウウウ

雫「ぐぅ……すぅ……」スヤスヤ



P「ペチャパイ 仰向け苦しくない」




菜々「あ”ー……」コキコキ

P「ただいま戻りましたー」ガチャッ

菜々「っ!?」



P「ペチャパイ 肩がこらない」

P「かっ歌鈴!? お前……!!」

歌鈴「ふえええええええっ///!?」バッ

珠美(……あ、どうしよう)




P「ペチャパイ ノーブラでもバレない」




さくら「ずるい」

亜子「んあ?」

さくら「ずーるーいーっ!」ブー!

亜子「何がよ?」




P「ペチャパイ カバンくいこまない」

早苗「あ”~」ザパーン!

早苗「とと、もったいない……」

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藍子「ふう……」チャプン・・・




P「ペチャパイ お風呂溢れない」




愛梨「なんかかゆいなあ……」ヌギッ

珠美「お待ちくだされ!?」

愛梨「えっと、この辺りなんだけどね?」グイッ

珠美「うわあああ!?」




P「ペチャパイ あせもできにくい」

P「ペチャパイ この小さな胸で ペチャパイ 夢が育ってる」




藍子「はい、いつもお疲れ様です」コト

P「お、ありがとうな」

藍子「いえいえ♪ 日頃のお礼ですから」

P「お礼するべきなのはこっちの方さ。藍子がいなけりゃウチの事務所はこんなにまとまってなかった」

藍子「そう、ですか。なら……」




P「ペチャパイ この小さな胸は」

ギュッ・・・


P「……?」

藍子「ちょっとだけ、ワガママになっちゃいます」




P「ペチャパイ あなた専用」

おしまい
桃鉄知らんのよ、紛らわしくてごめんね

藍子ちゃんはドラム缶じゃないよ
仮にドラム缶だとしてもドラム缶という名の天使だよ

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