シンジ「イカーリシンズィでーすネ」ゲンドウ「・・・誰だ貴様」 (40)

ミサト「だ、誰だって司令の息子さんですよ!ね、シンジくん」

シンジ「アーハン」

ゲンドウ「・・・わたしの息子はいつからインド人になったのだ」

ミサト「ちょっと日焼けしすぎちゃっただけですってば。まあ男子三日会わなければーとも言いますし」

シンジ「エヴァのるネとーさ」

ゲンドウ「とーさ?」

ミサト「(父さん、でしょ。父さん)」ゴニョゴニョ

シンジ「イエス、とぅさん」

ゲンドウ「・・・」

ミサト(なんとかごまかせそうね・・・)
ミサト(寝坊して迎えにいったら、本物のシンジくんがN2地雷の爆風で飛んできた瓦礫に潰されて死んでた時はどうなることかと思ったけど)
ミサト(ムハンマドくんのおかげでクビは回避回避~!)

ゲンドウ「レイを呼べ」

ミサト「ちょ、ちょっと待って下さい!シンジくんは乗るって言ってるじゃないですか!」

シンジ「ノりよ」

ゲンドウ「赤木博士、レイをここに」

リツコ「はい」

ミサト「司令!!あなたは息子さんを信じられないんですか!?」

ゲンドウ「それはわたしの息子ではない」

ミサト「わかりました。じゃあこうしましょう。もしシンジくんがエヴァを動かせなかったら偽物ということで結構です」

ミサト「でも動いたら!シンジくんを息子と認めて貰います!!」

ゲンドウ「レイ、いけるな」

レイ「はい」

ミサト「無視すんのんかーい!!!」

ミサト(まずいっ・・・!このままだと偽物を連れて来たことがバレてクビになっちゃうじゃないの!)

ミサト(車のローンも修理代もその他借金もまだまだあるのに!!)

ミサト(なんとかしないと・・・なんとか・・・)

シンジ「イタイ?」

レイ「問題ないわ」

シンジ「もだーぃなイ?」

レイ「ノープロブレム」

シンジ「オー。ユーストロングね」

ミサト(くっ・・・ダメだわ。クビになるビジョンしか見えない!)
ミサト(・・・そうだわ!こうなったら使徒にこの街をぶっ壊して貰えば借金もチャラだし損害保険で新しい車が買える!)

ミサト「来てシンジくん!」グイッ

ミサト「ここ入って!」グイッ

シンジ「ノーノー」

ミサト「ノーじゃない!」ドンッ

ボチャッ

ミサト「初号機発進!」


発令所

ゲンドウ「どういうつもりだ」

ミサト「あなたの息子を信じて下さい。責任は全てわたしが取ります」

冬月「碇、お前の息子はユイ君にそっくりだったはずではないのか」

ミサト「10年会わなければ色黒にだってなります!」

冬月「人種が違うk」
マヤ「使徒と接触します!」

ミサト「いきなさいシンジくん!国の妹弟を食べさせる為に!」

冬月「碇。息子は一人じゃなかったか」

ゲンドウ「・・・」

 

初号機「・・・」キョロキョロ

ミサト「動いた!?」

リツコ「シンクロ率80%を超えているわ」

マヤ「初めて乗ったのに・・・」

シンジ『コンパス、どこデスか』

ミサト「コンパス?」

リツコ「右上にあるわ。でもどうして?」

シンジ『アッタ』


初号機「・・・」orz

リツコ「まさか・・・!」

ミサト「お祈り!?」

マヤ「間違いないありません!メッカの方角です!」

冬月「碇。お前のところはイスラムだったのか」

ゲンドウ「・・・」

サキエル「お?いきなり土下座とは感心なやっちゃな」

初号機「・・・」orz

サキエル「でも土下座で許して貰えるおもたら大間違いでっせ」

初号機「・・・」orz

サキエル「おうこら無視すんなや」ゲシッ

初号機「・・・」

サキエル「なんや、やんのか?」

初号機「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!」

サキエル「ちょ、なにマジになっとんねん。はは、な?落ち着こ」



リツコ「暴走!?」

ミサト「イスラームのお祈りは絶対に邪魔しちゃいけないのよ」

冬月「勝ったな」

ゲンドウ「・・・あぁ」

病院


シンジ「・・・」ムクッ

シンジ「・・・?」

シンジ「・・・シらないターバンデス」

レイ「包帯よ、それ」

シンジ「ほーたい・・・あぁ、ほーたいネ。しってマス」

レイ「・・・あなた、碇司令の息子なの?」

シンジ「ハイ」

レイ「そう・・・似てないのね」

シンジ「ハイ」




ミサト「あのシンクロ率を見ましたよね?彼は間違いなく碇シンジくんです」

ゲンドウ「・・・違う」

ミサト「今まで放ったらかしだったからわからないんじゃないんですか!?とにかく彼はうちで預かりますから!」

冬月「碇、女性のヒステリーは怖いな」

ゲンドウ「・・・あんなのユイの子じゃない」




ミサト「というわけで、今日からここがシンジくんの家よ。ちょっち汚いけど」

シンジ「ちょっち?」

ミサト「ま、まあ住むには問題ないから」

ぺんぺん「くえっ」

ミサト「この子は同居人のぺんぺん」

シンジ「・・・」パッパッ

ぺんぺん「くえっ!?」

ミサト「食べ物じゃないから!スパイスかけないで!」



終わり

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