男「(お、バッティングセンターにJKか・・・珍しいな)」(19)


男「(ストレス解消とかそんなもんだろ・・さて目慣らしに110km行くか)」

カキーン カキーン スカッ カキーン

男「(ふぅ・・やっぱりガッツのフォームは打ちやすいな。よし、次は130kmでも)」

JK「あの・・」


男「!? (さっき打ってたJKか・・)なにかな?」

JK「す、すごくうまいですね。あの~よかったら打ち方を教えてくれますか?」

男「(んーめんどくさいけど可愛いからなぁ)うん、いいよ。」

JK「ありがとうございます!」ニッコリ

男「ま、まずは持ち方からだね。君は右利きだね?そうしたら左手を下、右手を上にして~~・・・」


(数時間後)

グワラゴワラガキーン グワラゴワラガキーン ゴシュ

男「」

JK「すごい打てるようになりました!ありがとうございます」

男「(いくらなんでもすごすぎだろ・・。打球も強いし)う、うん。いいよ、いいよ」

JK「あっ、すいません。バットの持ち方をもう一度教えてくれませんか?」

男「?ああ、いいよ。左手を下、右手を上にして・・」


JK「こうですか?」ボロン ニギニギ

男「~~~~ッッッ!???!?」

JK「うーん、これでいいんでしょうか?」ニギニギ

男「(どういうことだ・・目の前にいたJKがいつの間にか俺の背後に・・しかもズボンが下ろされて、俺のアレ様が触られている!?!?)」

JK「男さん?」キョトン


男「ち、ちょっと待って。なにしてんの?」

JK「何って・・バット持ってるだけですけど・・?」ニギニギ

男「(あっ・・やばい)ま、まって、ストップ。いったんバット置こう」

JK「えー?なんでですか?」シュコシュコ

男「そ、それバットちゃう!俺のアレ様だからやああああああ」ビュッビュッ


男「あ・・あっ・・・ふぅ・・・ん?」

??「んー、バットから何かでてきました!」

男「き、きみはだれだっ!?」

??「あれ・・?幻覚がとけちゃいましたか?もー困ったなー」

男「(い、生きてる人間じゃないような顔色だ・・周りに人は・・いない!?
   とにかく逃げないと!)」

??「もー逃がしませんよ」


男「(み、店の外へ!)」ガシャーンガシャーン

男「(あ、開かない・・!)ちくしょう!」ダダダ

??「もー無駄ですってー」

男「(か、隠れる場所がない・・!そうだ!)」ダダダ

 ト イ レ 

ガシャーン バタン

男「(も、もうここしか隠れる場所がない!け、携帯を、警察を・・)」ガクガク

  圏 外 

男「(ち"ぐし"ょ"お"お"お"お"お")」


??「もーここですかー?」
 ギィー バタン
??「いませんねー!」

男「(や、やばい、もうきた・・俺が隠れたのは33列の4番目・・無駄にトイレがでかくてよかった)」

~1時間後~

男「(はやく帰ってくれねえかなぁ・・うっ・・ふぅ)」

 ギィー バタン
??「もーはやくでてきてくださーい。プロ野球チップスの松井秀喜メモリアルカードあげますからー」

男「何ッ!?」ガタッ


??「もーそこらへんですかー」スゥー

男「(やっちまったァー!油断していた・・まさか俺が松井秀喜の大ファンだった事を知っていたのか)」

「ここですかぁー?」 ギィー

「違いますか」バタン

男「(すごい近い。息を潜めて・・)」


「もー33列の3番目・・ここかなぁ?」ギィー

男「(と、となり・・)」

「ちがうかー」バタン

男「(神様仏様田中様!)」グッ

「33列目の4番目・・ここですk」


「ちょっと待て!」

??「・・だれですか、あなた?それにどうやって・・」

男「(け、警察か?それともマー君が?)」

「おまえだな?将来有望な野球少年たちに性的な虐待をし、さらう化け物は!」

??「さらう?何言ってるんですか・・私はただ観賞用にとっておいただけですよ・・」

「未来ある若者たちを監禁とは・・許せん!」

男「(聞いたことのあるような声・・だれなんだ?)」チラッ

小笠原「お前を倒してやる!」

男「(ガ・・ガッツ!!)」


小笠原「うおおおおおおお」カキーン

??「ぐっ!・・もー思い出しました。あなたは伝説の北のサムライですね?あなたのおかげで東京、そして北海道の妖怪の村がたくさん消え去りました!」ビュッ

小笠原「俺は悪さをする妖怪だけを退治した!その結果がそれだ!」ガキーン

審判「ファール」

男「(す、すごい戦いだ)」

??「もー・・でも、あの時のようなパワーはもうないようですね」ビュッ

小笠原「ぐっ」キンッ

実況「ファール、これで2ストライク、ノーボウル」


??「もー、ここの少年たちを連れて行ったのはあなたのせいでもあるんですよッ!」ビュッ

小笠原「なにッ!?」バシィン

審判「ボール」

実況「2ストライク1ボール・・いやぁ、よく見ましたねー」

小笠原「どういうことだッ!」

??「もー東京や北海道で倒された幽霊の仲間として、あなたを許せなかっただけですッ!」ビュッ

小笠原「なに!?・・俺のせいで子供たちが・・?」

実況「ハーフスイング!一塁塁審は?」

塁審「⊂(・∀・)つセーフ」

実況「これで平行カウント、2ストライク2ボール。さあ5球目・・」


??「そうです!すべてうまく回ってたのにあなたがこわしたんですよ!その仕返しの犠牲になったんですよ!」ビュッ

男「(子供たちは犠牲になったのだ・・10年前の妖怪退治の。その犠牲にな・・)」

小笠原「俺の・・俺のせいで・・うわああああ」ボウダチー

実況「落ちるボールがきた!小笠原よく見ました!ボールです!ツースリー・・おっと?小笠原が打席をはずします」

小笠原「俺の・・俺のせいで・・」ブツブツ

男「(小笠原さん・・)」

「少年、悪いけど体借りるで?」

男「えっ!?」 

   ビュォォォォォオオオオオ ピカッ ゴロゴロゴーン


男?「小笠原ー!なにしとんねん!」

小笠原「・・・?俺が悪いんだ・・俺が・・」ブツブツ

男?「自分いつまで過去のことを引きずっとるんやッ!ええかー!?耳の穴かっぽじってきけや?」

「人はなぁどれだけ後悔しても過去には戻れんのや。だからこそ今を生きていくしかないねん。
今もうじうじ生きとったら、その『今』もまた後悔する『過去』になるねん。
小笠原・・お前は今をうじうじ生きるのか?それとも『未来』を変えるため、『今』この一瞬を全力で生きるのか?」

小笠原「お、俺は・・・・」

??「もー無理ですよー。人間は肉体の衰えには勝てないんですよー」

小笠原「俺は---------」

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