ナルト「そろそろヒナタと結婚して…」(713)

前々作
ナルト「そろそろヒナタと結婚して二ヶ月だってばよ」
ナルト「そろそろヒナタと結婚して二ヶ月だってばよ」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1349697159/l50)
前作
ナルト「そろそろヒナタと結婚して一年だってばよ」
ナルト「そろそろヒナタと結婚して一年だってばよ」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1351575339/l50)

の続きです。

かなりオリキャラ成分多いです。

納得出来るようなものにするつもりなので、良かったら見ていってください。

前作、前々作の設定を引き継いでいます。ご注意ください。

ヒナタ「もう14年だね」

ナルト「時間が経つのは早いってばよ」

ヒナタ「でもどうしたの?突然」

ナルト「いや、今年はアカリもアカデミー卒業だろ?」

ナルト「ちょっと感慨深くてさ」

ヒナタ「そうだねぇ」

ヒナタ「ふふっ、卒業試験大丈夫かな?」

ナルト「…それに関しては、心配いらないような…」

ヒナタ「うふふっ、さ、早く朝ごはん食べちゃおう?」

ヒナタ「私、アカリを起こしてこなくちゃ」

ナルト「はいはい、いただきまーす」

ヒナタ「アカリ?起きてる?」ガチャ

アカリ「うん、準備も終わってるよ!」

ヒナタ「ありゃ、お母さんの仕事がまた無いのね」

ヒナタ「それじゃ、朝ごはんを食べましょう」

アカリ「はーい!」

ヒナタ「朝から元気ね、よろしい!」ナデナデ

アカリ「えへへー」

ヒナタ「さ、お父さんも待ってるわよ」

アカリ「うん!」

アカリ「あ、お母さん、おはよう!」

ヒナタ「ふふっ、おはよう」

アカリ「お父さん、おはよう!」

ナルト「おう、おはよう」

ナルト「ちゃんと顔洗ったか?」

アカリ「ばっちり!」

ナルト「よーし、じゃあ飯だ飯」

アカリ「お母さん、わたしご飯大盛り!」

ヒナタ「はいはい、いつも通りね」

アカリ「いただきまぁす」

ナルト「そんなに食べて大丈夫か?」

アカリ「今日は日向で修行だから大丈夫だもん」パクパク

ナルト「またか?そんなにやらなくても…」

アカリ「楽しいから平気!」

ナルト「…まぁ、そういう所は俺に似なくて良かったってばよ」

アカリ「ほら、お父さん、早く食べないとお仕事遅れちゃうよ?」

ナルト「おっと、そうだった」

ヒナタ「ふふふ、お母さんも食べようっと」

ヒナタ「いただきまーす」

アカリ「…」シャコシャコ

ナルト「…」シャコシャコ

ヒナタ「…」シャコシャコ

アカリ「ふふふ、一緒に歯磨き!」

ナルト「なんか、いつもより元気だな?」

アカリ「今日はカカシ先生が来るんだって!」

ナルト「ああ、特別講師やってるんだっけ」

ヒナタ「またワガママ言ったらダメよ?」

アカリ「言わないよぅ」ガラガラ ペッ

アカリ「それじゃ、行ってきまぁす」タッタッ

ナルト「…」

ナルト「家族って、いいよな」

ヒナタ「そうだね」

ヒナタ「今日は、私たちも日向に行かないとだよ」

ナルト「そろそろだもんな」

ナルト「今年はやる事多すぎるってばよ」

ヒナタ「やっぱり、来年に回す?」

ナルト「…いや、実力的に言っても来年に回すのはまずいってばよ」

ナルト「後はモリト次第かなぁ」

ヒナタ「病気も治ったし、平気だよ」

ナルト「うーん、後で皆を集めるってばよ」

ヒナタ「分かった、用意しておくね」

ナルト「ああ、頼む」

アカリ「ふっふーん、ふーん」テクテク

サクラ「あら、アカリちゃん、おはよう」

アカリ「おはようございます、春野先生!」

サクラ「ふふ、今日も元気いっぱいね」

サクラ「時間、随分早いんじゃない?」

アカリ「今日は当番があるので!」

サクラ「なるほど、偉いのね」ナデナデ

アカリ「えへへー」

アカリ「あ、モリトくんはどうですか?」

サクラ「モリト?ええ、病気はもう心配ないわ」

アカリ「…よかったぁ」

サクラ「まぁ、それよりも問題は別にあるんだけどね」

アカリ「?」

サクラ「あ、ううん、こっちの話」

サクラ「それじゃ、先生こっちだから」

サクラ「お勉強、頑張ってね」

アカリ「はい!」

サクラ「ふふっ、じゃあね」

アカリ「またねー、春野先生!」

~アカデミー前~

木の葉丸「こら!モリト!どこに行ったんだコレ!」

アカリ「木の葉丸先生!おはようございます」

木の葉丸「ん?アカリか、おはよう」

アカリ「モリトくんがどうかしたんですか?」

木の葉丸「あいつ、またイルカ校長の絵に落書きしたんだコレ」

アカリ「またですか?」

木の葉丸「まるで、昔のナルト兄ちゃんを見ているようだコレ」

アカリ「あはは、お父さんもやってたんですか…」

木の葉丸「アカリはお母さんに似て良かったなコレ」

アカリ「そんな…」

アカリ「あ、先生、わたしがモリトくんを探してきます」

木の葉丸「え?いいのかコレ」

アカリ「お当番はそれからやるので、いってきます」シュッ

木の葉丸「あ、おい!」

木の葉丸「…やっぱり、髪の色だけじゃなく、ナルト兄ちゃんの娘だよなコレ」

木の葉丸「肝心なところで、人の話を聞かないところとか…」

木の葉丸「そもそも、どうやってモリトを見つけてくるんだか…」

生徒「せんせー、おはようございまーす」

木の葉丸「ああ、おはようだコレ」

木の葉丸(…ま、なんだかんだやり遂げるのも似てるんだけどな、コレ)

~顔岩~

アカリ「…やっぱりここに居た」

モリト「…なんだ、アカリか」

アカリ「木の葉丸先生怒ってたよ」

アカリ「一緒に謝りに行こう?」

モリト「…お前には関係ないだろ」

アカリ「モリトくんのことだもん、関係あるよ」

モリト「…っ」

モリト「…うるせぇよ」

モリト「それに、最近話し方変えやがって」

モリト「いい子ぶってんじゃねぇよ」

アカリ「は、話し方は別にいいでしょ!」

モリト「その優等生みたいなところが気にくわねぇんだよ」

モリト「ほらほら、前みたいに言ってみろよ」

アカリ「も、もう言わないもん!」

モリト「そうだよなー、優等生はあんな話し方しないんだもんなー」

アカリ「ううっ」

モリト「変だよなー、そうだよなー」

アカリ「ううーっ!」

アカリ「…もう!」

アカリ「何だってばさ!ネチネチネチネチ!」

アカリ「わたしの好きでしょ!」

モリト「あはは、言ってる言ってる」ゲラゲラ

アカリ「はっ!?」

モリト「昔から扱いやすいなぁ、アカリ」

アカリ「またバカにしてぇ!」

モリト「なんだよ、やんのか?」

アカリ「…ここはダメ、お父さんの上だもん」

モリト「へっ、いい加減鬱陶しかったんだよ」

モリト「向こうでいいだろ?」

アカリ「こうなったら、力尽くで連れていくんだから」

モリト「…ここならいいだろ」

アカリ「今日は手加減してあげないから」

モリト「へっ、そんなのいつもだろ?」

アカリ「…本当、どうしてそんな風になっちゃったの?」

モリト「…オレは昔からこうだったよ」

アカリ「違うよ」

モリト「違わねぇ」

アカリ「…思い出させてあげるんだから」スッ

モリト「いいぜ、やってみろよ」

いの「…チョウジ、あれって」

チョウジ「うん、喧嘩みたいだねぇ」バリバリ

いの「止めなくていいの?」

チョウジ「いつものことでしょ?」

チョウジ「それに、勝ちは決まってるし」

いの「そうなの?」

チョウジ「…残念だけど、ね」

いの「ま、あんたがそう言うならいいけどさ」

チョウジ「加減は知ってる二人だよ、大丈夫」

チョウジ「仕事いこうよ」

いの「…はぁ、憂鬱だわ」

モリト「…行くぜ!」ギンッ

アカリ「…」スッ

モリト「どうした?白眼を使わないのか?」

アカリ「うん、要らない」

モリト「…っ舐めやがって」

モリト「遠慮はしねぇぞ!」タッタッタッ

アカリ「…うん」

モリト(あいつ、何のつもりなんだ…?)

モリト(まずは火遁で視界を限定させる!)バッバッ

モリト「火遁・鳳仙…」ググッ

アカリ「…遅い」シュンッ

モリト「なっ!?」

モリト(いきなり目の前に現れた!?)

モリト(この距離じゃ術は厳しいか…)ギンッ

モリト「…取った!」パシッ

アカリ「流石写輪眼、反応だけは速いね」

アカリ「でも、もう終わりなの」グルン

モリト(…!オレの腕を軸に回った!?)

アカリ「柔拳法・基段、"地撃"」パッ

モリト(足払い、マズい…っ)

アカリ「…はい、おしまい」ピッ

モリト「…何で最後まで決めない…?」

アカリ「…勝負は付いたもん」

モリト「お前、いつの間にこんな強くなったんだよ」

アカリ「ちゃんと修行しただけ」

アカリ「わたしなんかより、モリトくんの方が強いのに…」

アカリ「病気してから、どうして真面目にやらないの?」

アカリ「春野先生も言ってたよ?もう大丈夫だって」

アカリ「…」

モリト(…何で、お前が泣きそうになるんだよ)

モリト(…泣きたいのはこっちだっつーの…)

アカリ「…アカデミー、行こう?」

モリト「…オレの負けだからな、仕方ねえ」

アカリ「…うん」

モリト「…悪いな」ボソッ

アカリ「え?」

モリト「何でもない、行くぞ」

アカリ「あ、待ってよ!」

???(…あーあ、何か拗れてんなぁ、オイ)

???(サスケのやつ、ちゃんと父親やってんのか?)

???(っと、遅刻しないうちに行かないと…)

~アカデミー~

木の葉丸「それじゃ、反省文を書いて持ってくるコレ」

モリト「…はーい」

木の葉丸「それじゃ、カカシ先生がくる前に、教室に行くコレ」

アカリ「はい!」

木の葉丸「…何でアカリも居るんだコレ?」

アカリ「約束ですから!」

木の葉丸「?ま、まあいいか」

アカリ「さ、モリトくん、行こう!」

モリト「…おう」

~教室~

アカリ「モリトくん、隣座ってもいい?」

モリト「…ダメだって言っても座るだろうが」

アカリ「うん!」

モリト「…はぁ、いいよ」

アカリ「わーい!」

カカシ「みんな、おはよう」ガラッ

アカリ「あ、カカシ先生も来た!」

カカシ「ほらほら、席についてー」

カカシ「このクラスのいたずらっ子は張り合いがないみたいだけど」

カカシ「皆真面目で結構、早速授業を始めます」

カカシ「今回は実技も少しやるから、校庭に行って下さーい」

生徒たち「「はーい!」」

アカリ「モリトくん、行こう?」

モリト「…言われなくても分かってるよ」

カカシ「…」

イルカ「…相変わらず、少ないでしょう?」

カカシ「これはこれは、イルカ校長」

イルカ「平和になって、もう10年以上経ちます」

イルカ「忍は、流行らないみたいですね」

カカシ「…とうとう俺たちも、過去の遺物になるのか」

イルカ「里を守っていられるうちはいいですけど」

イルカ「この力が恐怖の対象になるような時代が来てしまえば…」

カカシ「…考えたくもないな」

イルカ「全くです」

イルカ「生徒数もここ数年で激減しました」

イルカ「ここは忍の里なのに…」

カカシ「他里も?」

イルカ「概ねそうですね」

イルカ「いいことなのか、悪いことなのか」

カカシ「…まあ、俺たちに出来るのは、今の生徒たちに精一杯教えることだけなんだよね」

カカシ「本当、やりにくいよ、子供ってのは」

イルカ「クラスを合同にしないと、人数がですね…」

カカシ「…最終学年くらいは分けてもいいような」

~校庭~

アカリ「今日は何を教えてくれるのかなぁ」グッグッ

モリト「…写輪眼でコピーするから、関係ねーし」

アカリ「ダメだよ、眼をそんな風に使ったら」

モリト「これが正しい使い方なの」

アカリ「お母さん、言ってたよ」

アカリ「便利なものがある時こそ、自分で出来ることを任せちゃダメだって」

アカリ「それが使えない時に、もっともっと困るって」

モリト「…はあ、使いこなすのも大事って言ってなかったか?」

アカリ「あれ?そう言えば言ってたかも…」

モリト「…はぁ」

カカシ「さあ、集まって」

カカシ「今日は、卒業試験の話をまずしておこう」

カカシ「今年試験を受ける人が何人かいるけど」

カカシ「課題内容は覚えているか?」

アカリ「はい!」

カカシ「よし、うずまきアカリ」

アカリ「変化の術と、分身の術です!」

カカシ「その通り」

カカシ「まあ、これに関しては前にも何度か授業をしているわけだが」

カカシ「今日はその先に向けた授業をしようと思う」

モリト「その先?」

カカシ「そうだ、その先」

カカシ「ずばり、中忍試験の時に使える技術だ」

カカシ「試験を見に行ったことがない子はいないだろうから、分かるとは思うが」

カカシ「中忍試験では、戦う力、生きる力を見ることになる」

カカシ「恐らく、卒業した後にそれぞれまた先生が着くことにだろう」

カカシ「今日はその、予行演習だ」ニコッ

モリト「何をするんだ?」

カカシ「先生には敬語を使いなさい、うちはモリト」

カカシ「なんてことは、俺のセリフじゃあないな」

カカシ「簡単だよ、これだ」チリン

アカリ「鈴?」

カカシ「影分身」ポンッポンッ

カカシ「これからグループに分かれて、この鈴を俺から取って貰う」

カカシ「年少の子たちは、変化の術と分身の術の練習」

カカシ「今年試験を受ける奴らは、皆で俺から鈴を取るんだ」

カカシ「な?簡単だろう?」

アカリ「先生!要は鬼ごっこですか?」

カカシ「ありゃ、そう言われちゃうと一気に緊張感が…」

モリト「…」

カカシ「何か言いたそうだな?モリト」

モリト「…どんな方法でもいいのか?」

カカシ「オーケー、そういう質問を待っていたんだ」

カカシ「もちろん、どんな手を使っても構わない」

カカシ「仲間と手を組むも、その裏をかくも、個人の自由だ」

カカシ「鈴は二つだけ、取った奴には何かご褒美をやろう」

アカリ「ご褒美!?」キラキラ

カカシ「…あー、高い買い物は無しでな」

カカシ「5分後に始める、それまでに作戦練っといていいぞ」

カカシ「じゃあ、年少くんたちは向こうに行っておこうか」

アカリ「モリトくん、一緒にやろう?」

モリト「…嫌だ」

アカリ「え?何で?」

モリト「…お前はお前でやればいい」

モリト「オレはオレでやる」ザッザッ

モリト「じゃあな」

アカリ「あ、モリトくん…」

アカリ(…どうしたんだろう、最近ずっと冷たいよね…)

アカリ(何か嫌われるようなことしちゃったかなぁ)

アカリ(でも、やる気はあるみたいだからいっか!)

アカリ(わたしも頑張ろう)

モリト「…忘れてた」

アカリ「あれ?戻って来たの?」

モリト「お前、髪長いんだから結んでやるよ」

モリト「お母さんみたくなりたいんだろ?なら大事にしろよ」クルッ

アカリ「えへー、ありがとう」

モリト「…今度からは、ちゃんと自分でやるんだからな」

モリト「じゃ」タッ

アカリ(…ううん、やっぱり根っこは昔の優しいモリトくんのままだよ!)

アカリ(ふふっ、結んでもらっちゃったー)クルクル

生徒たち(一緒に組みたいけど、話しかけにくい…)

アカリ「わーい、わーい!」

カカシ「よーし、そろそろ始めるぞー」

カカシ「一応失格のルールだけ付け加えておくからな」

カカシ「俺の持ってる筆で三回印を付けられたら失格だ」

カカシ「ちなみに、全員失格になったら、残りの時間は筆記テストにするからな」

カカシ「精々頑張ってくれ」

カカシ「さ、それでは始め!」

~火影執務室~

ヒナタ「ナルト、皆集まってくれたよ」

ナルト「…わかった、直ぐに行くってばよ」

ヒナタ「結局決まらなかったんだね」

ナルト「本当なら木の葉丸とかに任せるべきなんだろうけど」

ナルト「あいつは今年判定員になっちまってるしなぁ」

ヒナタ「役回り制にしたのは失敗だったかな…?」

ナルト「…砂との協議で決まったんだ、仕方ないってばよ」

ナルト「まぁ、その辺りも含めて話し合わないとだな」

ヒナタ「そうだね」

~会議室~

ナルト「悪い皆、遅れたってばよ」

サスケ「…どうせ俺たちもさっき集まったばかりだ」

テンテン「うんうん、あたしも遅刻よくしちゃうし」

香燐「はぁ」

サイ「おや?悩み事ですか?」

香燐「…ええ、これからね」

シカマル「皆、静かにしてくれ」

シカマル「火影様、早速始めます」

ナルト「ああ、頼む」

シカマル「今日集まってもらったのは他でも無い」

シカマル「今年の中忍試験についてだ」

シカマル「今年は、火影様の娘アカリと、うちはの第一子モリトが同時に受験する可能性が高い」

シカマル「二人とも血継限界持ちだ、それに公開試験もある」

シカマル「当日の警備はここにいる面子から出すことになった」

シカマル「だが、問題はそこじゃねぇ」

シカマル「マンセルの隊長だ」

シカマル「事情が事情だ、よからぬ事を考える輩も多いだろう」

シカマル「隊長は、護衛の任務も兼任する事になる」

シカマル「それなりの腕の奴に頼むしかない」

サスケ「…そうか、ここにいないのは試験管の連中か」

シカマル「ああ、シノとキバは死の森担当、いのとチョウジ、リーは公開試験の担当だ」

テンテン「ネジは?」

香燐「あんた、日向はずっと判定員やってるでしょうが」

テンテン「あ、そっか」

サスケ「で?どうするんだ?」

香燐「ここの奴らは誰でもいいんでしょ?」

シカマル「ああ」

シカマル「志願者はいるか?」

ナルト「…いや、ちょっと待って欲しいってばよ」

テンテン「ナルト?」

ナルト「今回、もう一つルールがあるんだ」

ナルト「参加生徒の身内は関わらせられない」

ナルト「安易な成りすましを防ぐために、決まったことなんだ」

香燐「じゃあ試験当日も…」

ナルト「ああ、極力誰も接触出来ないようにする」

ナルト「砂側もそれで納得したってばよ」

サスケ「となると、俺と香燐はダメか」

シカマル「俺も無理ってことになるな…」

テンテン「え?そうなの?」

シカマル「そういや言ってなかったか」

シカマル「スリーマンセルの最後の一人はうちの子だ」

サイ「砂として出なくていいのかい?」

シカマル「本人の希望だ、能力も飛び級する程度にはある」

テンテン「いや、程度って…」

香燐「はいはいストップ、話し合いに戻りましょう」

サスケ「…さっきの話で、ナルトの顔の理由が分かったぜ」

シカマル「…だな」

テンテン「何々?皆何が分かったの?」

サイ「簡単ですよ」

サイ「先程の条件で空いているのは僕と貴女だけですから」

ナルト「…」

香燐「サイは能力は申し分ないけど、先生向きじゃないし…」

シカマル「テンテンは…」

テンテン「あー、何か皆で馬鹿にしてるでしょ」

ナルト「…事情は分かってもらえたと思う」

ナルト「ここは皆の意見が聞きたいんだってばよ」

テンテン「あたしを無視して進めないでよ!」

サスケ「…俺はサイを推すぜ」

サスケ「護衛の役も適任だ」

テンテン「ちょ、サスケ!」

香燐「あたしはテンテンね」

香燐「…うちのモリト、イロイロ問題あるし」

香燐「メンタル的な事を考えると、ね」

シカマル「となると、俺の意見で決まりか?」

ナルト「ああ」

シカマル「…それなら、俺は…」

サイ「いや、もういいよ」

ナルト「サイ?」

サイ「確かに、ボクは先生には向いていないよ」

サイ「それに、皆肝心なことを忘れているし」

ナルト「肝心なこと?」

サイ「ボク、当日の火影の護衛があるんだけど?」

ナルト「…あ」

シカマル「…」

ナルト「自分の護衛なんて、考えたことなかったってばよ」

サイ「まあ、必要ないと思われているくらいが丁度いいんだけどね」

サイ「というわけで、条件を満たしているのはテンテンさんだけですね」

香燐「何で最初から言わなかったのよ」

サイ「…誰か思い出してくれるかも、と」

香燐「…何か、ごめんね」

サイ「いえ、気にしないで下さい」

サスケ「ま、結局悩む余地は無かったってことだな」

テンテン「てか、あたしだけ仕事無かったってこと?」

香燐「いや、忍具管理と試験場整備はあるでしょうに」

シカマル「待機の仕事が無いってだけだ」

テンテン「ほっ、それならいいんだけどさ」

サスケ(…ま、好き好んで任せたくなるタイプでもないんだがな)

ナルト「それじゃ、隊長はテンテンにやってもらうってばよ」

テンテン「隊長って、何するの?」

テンテン「あたし、ガイ先生のしか知らないよ?」

ナルト「…まあ、それでもいいってばよ」

香燐「ガイって、あの眉毛が凄い?」

サイ「そうですよ」

香燐「…不安になってきたわ」

シカマル「とりあえず、指導方針は他の連中にも相談してみればいい」

シカマル「キバ、シノ、チョウジ、リーなんかは経験あるだろ」

テンテン「あ、キバに聞けばいいのか!」

ナルト「悪い、余計な時間取らせたってばよ」

ナルト「じゃあテンテン、隊長頼むな」

テンテン「ふふん、このテンテン様に任せなさい!」ドンッ

サスケ(…この自信はどこから湧いてくるんだ?)

シカマル「とにかく、この場は解散だ」

シカマル「まだ詰める内容は幾つかあるから、また呼ぶことになるかもしれねぇ」

サスケ「分かった」

香燐「やっぱり面倒よね、全部自分たちでってのは」

サイ「軒並み引退宣言されていますからね、仕方ないでしょう」

ナルト「…そんじゃ、解散」

~火影執務室~

ヒナタ「あれ?もう終わったの?」

ナルト「ああ、またミスっちまった」

ヒナタ「そう?」

ナルト「あー、上手くいかねぇなあ」ドスン

ナルト「改めて、助けられてたんだって感じるってばよ」

ヒナタ「…」

ヒナタ「ナールト」ギュッ

ナルト「うわっ、何だってばよ」

ヒナタ「はいはい、気にしすぎないの」

ヒナタ「ナルトは上手くやってるよ、私が保証する」

ヒナタ「失敗したら、同じ失敗をしないようにすればいいだけだから」ナデナデ

ヒナタ「ね?」

ナルト「…うん」

ヒナタ「ふふっ、ナルトの匂いがする」スンスン

ナルト「うえっ!?や、やめるってばよ」

ヒナタ「嫌でーす」ギュッ

ナルト「おいおい…」

テンテン「…」コソッ

テンテン(シカマル、火影が公務中にいちゃついてる)

シカマル(割といつものことだ、少し待ってやろうぜ)

テンテン(仕事場が一緒って羨ましいなぁ)

シカマル(いや、あいつら仕事もちゃんとやってるからな?)

テンテン(…むう)

~アカデミー校庭~

カカシ(さて、まずはどう出てくるかな?)

アカリ(よーし…)グッ

アカリ「とりゃー!!」ブンッ

カカシ「うん、20点」ヒョイ

カカシ(流石ナルトの子、猪突猛進は変わらないか)

アカリ「おっとと、まだまだぁ!」ヒュッ

カカシ(しかし、年齢に見合わない、見事な体術だ…)ヒョイヒョイ

カカシ(白眼はまだ使わないのか…)

アカリ「ああん、当たらない!」バシバシ

モリト「ちょおっと待った!」ガシッ

アカリ「も、モリトくん!?」

モリト「とりあえずこっちに来い」

モリト「あ、カカシ先生、ちょいタンマで」ヒュッ

カカシ「え?」

カカシ(いきなり攫われたな)

カカシ(うむ、訳が分からないけど)

生徒「隙あり!」

カカシ「残念」ピッ

生徒「うげ、描かれた…」

カカシ(アカリが先陣を切ったせいで、突撃してくる子も何人かいるか)

カカシ「ははは、それじゃあ俺はイチャイチャパラダイスでも読んでいるかな」

モリト「おい、バカリ」

アカリ「あー、その呼び方酷くない?」

モリト「何も考えずに突っ込んでどうすんだ」

モリト「相手は上忍で、大戦でも伝説的な働きをしたって有名なんだぞ?」

アカリ「知ってるけど…」

モリト「それなら、作戦くらい考えていけよ」

アカリ「うーん、やっぱりあれじゃ無理かな?」

モリト「そりゃ無理だろ」

アカリ「うー」

アカリ「あれ?そう言えばどうして教えてくれるの?」

モリト「…秘密だ」

アカリ「ええ!?意味分からないよぅ」

モリト「とにかく、何かしら取れる算段をつけろよ」

アカリ「うむむ」

アカリ「でもね、一人だと無理だよ、これ」

アカリ「意表をつかないと」

モリト「なんだ、分かってんじゃん」

アカリ「モリトくんが手伝ってくれれば、取れるかも」

モリト「…いや、俺は」

アカリ「…モリトくんがそういうなら、また突撃してくる」

モリト「だから、それはやめろって」

アカリ「…」ジッ

モリト「うっ…」タジ

モリト「…はぁ、分かったよ」

モリト「言っとくけど、今回だけだからな」

アカリ「うん!」

アカリ「それじゃ、作戦はこうね」

モリト「考えてあるのか?」

アカリ「うん!モリトくんと一緒にするやつだけね」

モリト「…あー、もう何なんだよお前は」

アカリ「だって、成功する方法少ないんだもん」

モリト「…もういいや、作戦って?」

アカリ「んーっとね、まずは…」

とりまここまで。

わけ分からないって人、もうすぐ分かってくると思うから、ちょいと我慢してくれると助かる。

それじゃ、またノシ

カカシ(うむうむ)

カカシ(人数は減ったものの、練度自体は充分といったところか)

カカシ(俺が教えたこともキチンと吸収しているし、いい忍になるだろう)

カカシ(…面白みがないとも言えるが)

カカシ(ま、あの二人に期待してみよう)

生徒たち(…流石に強い、…もうやだこのおじさん)

カカシ「ははは、子供たちに負けるわけにはいかないなあ」

モリト「…これ、成功するのか?」

アカリ「大丈夫だよ、たぶん」

モリト「そりゃあ確かにあんまり手はないけどさ」

モリト「こんなことで、あのカカシ先生が怯むとは…」

アカリ「大丈夫だってば!やってみればわかるよ」

モリト「お前、結構イノシシ系だよな…」

アカリ「お父さんもよく言ってるよ、考えるより動いた方がいいって」

モリト「…まあ、確かに言ってそうな感じだけどさ」

アカリ「それで?手伝ってくれるの?」

モリト「…一度決めたからな、最後まで付き合ってやるよ」

アカリ「やった!ありがとう!」ギュッ

モリト「あ、おい、くっつくなって…」バタバタ

カカシ「それで?結局一人で来たの?」

アカリ「はい!よろしくお願いします!」

カカシ「いや、まあいいんだけどね」

カカシ「力を合わせるってことが、今の世代には欠けている気がするなぁ」

アカリ「じゃあ、行きますよ!」ダッ

カカシ「うわっと、元気がいいねぇ」

アカリ「それが、私の強みですから!」

カカシ(ん?)

カカシ(これは…)

アカリ「てりゃ!!」

カカシ「お前、モリトだろ?」

アカリ「え!?」

カカシ「さっきと打ち筋が違うんだよなぁ」

カカシ「ってことは…」

モリト「…ちっ!!」ヒュッ

カカシ「ま、俺に不意打ちをしたいなら、もう少し修行がいるなぁ」

カカシ「チームワークは要練習として、作戦を、立てようとする意気はいい」

カカシ「けど、ま、今回は成功者なしか」

モリト「…へっ、あんまりアカリを舐めないほうがいいぜ?先生」

カカシ「ん?」

モリト「行け!アカリ!」

アカリ「たあっ!!」

カカシ「下だと!?」

モリト「まだまだぁっ!」

カカシ「上からもか!」

モリト「さすがに、四方八方からの攻撃なら…!」

カカシ「…なーんちゃって」パシパシッ

二人「なっ!?」

カカシ「そのくらい分からなきゃ、上忍なんてやってられないんだよ」

カカシ「だが、見事な術の使いこなしだ」

カカシ「分身変化は難易度高いぞ?」バシッ

アカリ「きゃっ」ポンッ

モリト「うわっ」ポンッ

カカシ「さてさて、俺に不意打ちは効かないよ」

アカリ「…そうですよね」

カカシ「へ?」

アカリ「…はあっ!」

(何!?最初のアカリは…)

アカリ「…はぁい、本人です」バシバシッ

カカシ「馬鹿な…」

カカシ(わざわざモリトの癖を真似していたのか…)

アカリ「モリトくんの動きは、何度も見ていますから!」バババッ

アカリ「先生なら、私たちの考えくらい読んでくると思っていましたし」

カカシ「…なるほど、ここまで織り込み済みってわけね」

カカシ「だが、それなら正面から戦うだけだ!」ブンッ

アカリ「きゃっ!!」

モリト「アカリ!」

カカシ「お前もだ、モリト」ゲシッ

モリト「ぐあっ!」

カカシ「…いやいや、お前たちすごいよ」

カカシ「正直、ここまでいろいろやってくれるとは思ってなかったし」

アカリ「…ま、まだまだぁっ!」グアッ

アカリ「モリトくん!あれ、いくよ!」

モリト「…くっ、分かってるよ!」ダッ

カカシ「お?まだ何かあるのか?」

アカリ「せいっ!た!てりゃっ!!」バッ

カカシ「ほっ、はっ、よいしょっと」ヒョイヒョイ

モリト「いくぜ、火遁…」サッサッ ググッ

カカシ「…っ!アカリごとやる気か!?」

モリト「鳳仙火の術!」ブオッ

カカシ「うおっ!!」

カカシ(早く火を打ち消さないと…)

アカリ「…ふんっ!」バシッ

カカシ(!?素手ではねのけた!!)

カカシ(まずい、体勢を崩されている…)

アカリ「もらったぁ!」

カカシ(…いやいやいや、こいつらちょっと規格外すぎるぞ…)

モリト「…オレも合わせるぜ!」ギンッ

カカシ(さらに写輪眼まで…)

カカシ(こいつら、本当にアカデミー生なのか…!?)

アカリ「…ぐっ」グラッ

カカシ(…ん?アカリの様子が…?)

アカリ「…螺旋、玉」ヒュウゥゥゥゥウン

カカシ「おいおい、冗談だろ!!?」

カカシ(ナルトの奴、なんてものを教えてるんだ…)

カカシ(それにしても、これはちょっとシャレにならないぞ…)

カカシ(位置取りがまずい)

カカシ(ここで躱せば、勢いのままにモリトに向かってアカリが突っ込んでしまう)

カカシ(なるほど)

カカシ(さっきから捨て身の作戦が多いのは)

カカシ(俺が加減せざるを得ない状況を意図的に作りだすためか…)

カカシ(どっちが考えたのか知らないけど、大胆でいい作戦だ)

カカシ(…仕方ない、ちょっと大人気ないけど)

カカシ(アカリを弾いて…)

アカリ「…甘い!!」ブァッ

カカシ「!?急に加速した!?」

生徒たち(…なんだか凄すぎて、訳がわからないよ)

カカシ(ダメだ、完全に油断していた…)

カカシ(まさか、さらに隠し球があるなんてな…)

カカシ(反応が間に合わない、写輪眼を…)ギンッ

アカリ「…あっ」ドクン

モリト「え?」

カカシ(?何だ?アカリの狙いが…)ギンッ

カカシ(これは…モリトを狙って…)

カカシ「!いや、それは本当にダメだから!」ガッ

アカリ「きゃっ!」ドサァ

モリト「うぎゃっ」ドンッ

カカシ「…いやいや、なにやってんのよ…」

アカリ「…」

モリト「…」

カカシ(うーん、俺が言うのもなんだが)

カカシ(間違いなく天才だ)

カカシ(大戦中なら、特別上忍にくらいなっていてもおかしくない)

カカシ(そんな子供たちが戦後に生まれるなんて、なんとも皮肉な話だが)

カカシ(アカデミーにいていいレベルじゃないな、これは…)

アカリ「…ふふっ」グググ

カカシ「あ、すまんすまん、つい力が入って…」

アカリ「わたしたちの、勝ちですね…」

カカシ「へ?」

カカシ「いや、確かにお前たちの頑張りは認めるよ」

カカシ「正直、舐めていたことも謝ろう」

カカシ「でも、それと勝負は別物だ」

カカシ「ほら、ここに鈴もあるし」チリン

モリト「…ほら、アカリ」

アカリ「あ、うん、ありがとう!」

アカリ「…じゃーん、これです」ズイッ

カカシ「そ、それは俺のイチャパラ!」バッ

カカシ「いつの間に…」

モリト「オレがさっきスったんだ」

アカリ「先生、今すぐその鈴をわたしたちにくれないなら」

アカリ「今ここで、大声で」

アカリ「この本を音読します!」バンッ

カカシ「なにぃ!!?」

アカリ「…そうですね、この開きやすくなっているページとか」ペラッ

カカシ(…いやいやいやいやいや)

カカシ(ダメだって、13歳の女の子が、あの際どい描写を音読!?)

カカシ(…ごくり)

カカシ(って、ダメ、絶対ダメだから!)

アカリ「えーっと、かれのてが、まるでしょくしゅ?のように…」

カカシ「あわわわわわ、わ、渡すからそれだけはやめてくれ!!」

モリト「…まさか、本当に成功するなんて」

アカリ「へへっ、ね?言ったとおりになったでしょ?」

カカシ(…また、俺の敗因はイチャイチャシリーズなのか…)

カカシ「とほほ…」ガックシ

アカリ「先生?大丈夫ですか?」

カカシ「…大したもんだ二人共、完敗だよ」

カカシ「見事にしてやられた」

アカリ「いえ、先生が油断してくれなければ、負けていたのはわたしたちでした…」

カカシ「それも含めて、お前たちの勝ちには違いないよ」

モリト「…」

カカシ「どうした?モリト」

モリト「…別に」

カカシ「そんじゃ、ま」

カカシ「約束通り、お願いを聞こうか?」

カカシ「二人共、何でも言っていいぞ」

アカリ「…あ!そういえばそれが目的なんだった!」

カカシ「え?忘れてたの?」

アカリ「えへへ、戦うことに必死になっちゃって…」

カカシ「くっ、ははは」

カカシ「いや、そんなふうに一生懸命なのはいいことだ」ナデ

アカリ「えへへ」

モリト「…」

モリト「…オレはいいよ」

カカシ「ん?遠慮することないぞ?」

モリト「…オレは、サポートしただけだし」スタスタ

カカシ「あ、おい…」

アカリ「モリトくん…」

カカシ(…やっぱり、何かこじれてるみたいだな…)

カカシ(さっきまでの連携はしっかりしていた、となれば…)

カカシ(…)

カカシ「…ん、まあいいや」

カカシ「アカリ、お前は何がいい?」

アカリ「え?」

カカシ「モリトには、俺が後で聞いておくさ」

カカシ「だから、先にアカリから聞かせてもらおうと思ってね」

アカリ「あ、そうですか…」

アカリ「うーん…」

カカシ「何かあるか?」

アカリ「…決めました!」

アカリ「お父さんが中忍試験を受けた時の話をしてください!」

カカシ「え?そんなことでいいのか?」

アカリ「はい!お父さん、全然教えてくれなくて…」

カカシ(あー、まあ事件だらけだったもんなぁ)

カカシ「…ん、分かった、後で話してあげよう」

アカリ「ありがとうございます!」

アカリ「すみません、わたしモリトくんを追いかけますので!」テッテッテ

カカシ「…うーん」

カカシ(アカリにモリト…)

カカシ(同じ瞳術系統の血継限界を持ち、人並み外れた才覚を持つ二人…)

カカシ(だが、どこかの歯車が噛み合っていない…)

カカシ「はてさて、どうしたものかね…」

わかりにくくてごめんなさい。

でも、意地でも地の文はつけたくないので、雰囲気だけでも察してもらえれば幸いです。

カカシの負け方を書きたかっただけなので。

それでは、またお会いしましょう。

おやすみなさいノシ

モリト「…」

モリト「くそっ…」

アカリ「あ、モリトくん!」

モリト「…なんだよ」

アカリ「まだ授業終わってないから」

モリト「…すぐ戻る、あんまり付きまとうなよ」

アカリ「…うん」

モリト「…なんで戻らないんだ?」

アカリ「モリトくんと一緒に行くよ」

モリト「…はぁ」

モリト「分かった、んじゃもう戻ろう」

モリト「ったく、いつもいつもついてきやがって」

アカリ「…えへへ」

~放課後~

アカリ「モリトくん!一緒に帰ろ?」

モリト「…お前、今日は修行の日だろ」

アカリ「あ、そういえば…」

モリト「忘れんなよ」ガタ

アカリ「でも、途中まで…」

モリト「いいよ、また明日な」

アカリ「モリトくん…」

~修練場~

モリト「…さて」スッ

???「なるほどね」

モリト「…っ!誰だ!」

カカシ「ははは、俺だよ」

モリト「カカシ先生か」

カカシ「いやぁ、ちょっと気になったもんでな」

カカシ「いつも、ここで修行してるのか?」

モリト「…いつもじゃないけど」

カカシ「アカリが付いてこない日、か?」

モリト「!」

カカシ「前にアカリが言ってたんだよ」

カカシ「モリトが最近真面目に修行してくれないってな」

カカシ「…だが、今日のお前の動き」

カカシ「修行していないやつにしては、出来すぎだ」

モリト「…」

カカシ「なんでアカリと一緒に修行するのをやめたんだ?」

モリト「…いだから」

カカシ「ん?」

モリト「…あいつが、天才だから、だよ!」

モリト「一緒に修行していると、惨めになる」

モリト「オレは…」

カカシ「…どうせなら、全部吐き出しちゃえよ」

モリト「え?」

カカシ「俺は先生だぞ?悩み相談も募集中だ」

モリト「…オレ、二年くらい前に変な熱が出て」

モリト「結構最近まで、運動も制限されてたんだ」

カカシ「聞いてるよ」

カカシ「それにしちゃあ、随分やれるもんじゃないか」

モリト「そんなのは、別にいいんだよ」

モリト「でも、おかげでアカデミー卒業試験も中忍試験も受けそこねるし」

モリト「とうとう、アカリと同学年になっちまった」

カカシ「お前たちの実力なら、卒業試験なんて気にすることないだろう」

モリト「…だから、そうじゃねぇんだってば!」

モリト「オレは、十年あいつの兄貴分やってるんだよ」

モリト「いつも、オレの後ろをついて回って」

モリト「オレが、守ってきたんだ」

カカシ「なるほど、悩みはそれか」

カカシ「あの子がどんどん自分に追いつき、追い越していくのを見たくないってわけね」

モリト「…あいつ、すごすぎるんだよ」

モリト「飲み込みの速さも、使いこなす発想も、向上心も」

モリト「…だから、あいつにバレないように、修行して」

カカシ「なんとか兄貴らしいところを見せようとしたってわけか」

カカシ「でも、今朝は負けてたよな」

モリト「見てたのかよ!?」

カカシ「偶然な」

カカシ「今日で感じたこととか、ある?」

モリト「…まだまだ修行が足りねぇ」

モリト「おれは、あいつに負けたくないんだ…」

モリト「…負けるわけには、いかないんだ」

カカシ(昔のサスケとは違う、なかなかいい執着ではあるのか)

カカシ(だが、放置すれば大きな火種になるかもしれん)

カカシ(ここは、うまいこと導くのが大人の努めってね)

カカシ「あれ?でもそれならさ」

カカシ「なんで今日の授業で協力してたんだ?」

カカシ「お前の言い分に従うなら、アカリ一人にやらせても良かったんじゃ」

モリト「…だってさ」

モリト「あいつが悔しがってんのも、見たくないしよ」

モリト「あいつに勝つのは、オレだけでいいんだ」

カカシ(…へえ)

カカシ「正直に言わせてもらうと」

カカシ「アカリ、相当強いな」

モリト「…」

カカシ「あの加速、見切れたか?」

モリト「…いや」

カカシ「ふふっ、まああれはあいつだからできる技だな、めちゃくちゃだけど」

カカシ「あ、教えてはやらないよ?自分で気づくんだ」

モリト「分かってるよ!」

カカシ「とにかく、あいつは相当高度な教育を受けている」

カカシ「ここで独力で頑張っても、引き離されていくだけだ」

モリト「…」

カカシ「サスケ、お前のお父さんは何も教えてくれないのか?」

モリト「…その時が来たら、いろいろ教えるって」

カカシ(…あいつも、何か考えがあるのか?)

カカシ(ま、単純に教えたくないのかもな)

カカシ(うちはは、今でも難儀だよまったく)

カカシ「そんじゃあさ」

カカシ「今日のお願い、使ってみないか?」

モリト「…?何が?」

カカシ「俺が、お前の師匠になってやろうか?」

カカシ「そう言ったんだ」

モリト「カカシ先生が、オレの?」

カカシ「一応、お前たちの父親を教えていたんだ」

カカシ「もっとも、あの時の二人より、今のお前の方が優秀だがな」

モリト「まじで!?」

カカシ「マジもマジ、大マジだ」

カカシ「いいか、お前がきちんと素直に修行すれば」

カカシ「アカリに負けない力を付けるのは、そう難しいことじゃあない」

カカシ「分身四体に、変化二体」

カカシ「ブランクの割に、かなり動けている」

カカシ「最高レベルの素養があるのは間違いない」

モリト「…オレにできるのか?」

モリト「アカリのサポートじゃなくて、あいつの前に立てるのか?」

カカシ「ああ立てるとも」

カカシ「どうだ?乗ってみるか、この話」

カカシ「全てはお前次第だよ」

モリト「…」

モリト「…カカシ先生、オレ、やってみたい」

モリト「もう、こんなザワザワした気持ちになりたくないんだ」

カカシ「よし、交渉成立だ」

カカシ「とりあえず、今日は自己流の方を見てやるから、いつもどおりやってみろ」

モリト「あ、ああ!」

カカシ(こう見てみると、モリトは母親似か)

カカシ(昔のオビトを思い出すよ)

カカシ(…優しい目をしてる)

カカシ(サスケの鋭さは、遺伝しなかったみたいだな)

カカシ(しかし、髪は少し伸びすぎかな)

カカシ「モリト、その髪切らなくていいのか?」

カカシ「その髪くくってるのも邪魔だろう」

モリト「…いや、これはいいんだ」

モリト「それより、はやく指導してくれよ!」

カカシ「ん、まあお前がいいなら…」

カカシ(随分擦り切れたヘアゴムだが…)

とりまここまで。

説明に手間取って、オリキャラ出まくってるけど、ナルヒナもちゃんと出てくるのでついてきてくれるとありがたいです。

つぎは日向編なので、よろしければ読んでください。

それでは、おやすみなさいノシ

~帰り道~

アカリ「…はぁ」

アカリ(モリトくん、どうしたのかなぁ)

アカリ(…っ)ズキ

アカリ(…わたし、なにかしてあげられないのかな…?)

ナルト「お、アカリ!」

ナルト「よかった、入れ違いになるところだったってばよ…」スタッ

アカリ「あ、お父さん!」

ヒナタ「お帰り、アカリ」スタッ

アカリ「お母さんも!」

アカリ「迎えに来てくれたの?」

ナルト「ああ」

ナルト「お父さんも日向の家に用事があるからな」クシャ

アカリ「用事?」

ヒナタ「お仕事のことよ」

ヒナタ「さ、皆で行きましょうか」ギュッ

アカリ「へへー、これでみんな一緒!」ギュッ

ナルト「皆で手をつないだら、邪魔になるってばよ…」

アカリ「いいの!早く行こ!」

ナルト「おいおい、分かったから走っちゃダメだってばよ」

ヒナタ「ふふ、もっと近寄れば大丈夫だよね」

アカリ「ねー」

ナルト「…はいはい」スッ

ナルト「アカリ、今日は何の授業をしたんだ?」

アカリ「カカシ先生から鈴を取るやつ!」

ナルト「え?もうやったのか?」

ヒナタ「前にナルトが話してくれた?」

ナルト「ああ、たぶん」

アカリ「わたし、ちゃんと取れたよ!」

ナルト「しかも取ったのか!?」

ヒナタ(カカシ先生が手加減したとか?)

ナルト(いや、前線こそ退いたけど、教育に手を抜く人じゃないってばよ)

ナルト(すげえや、俺が取れたのは16の時だったってばよ)

アカリ「ん?どうしたの?」

ヒナタ「なんでもないのよ、すごいわね」ナデナデ

アカリ「そう?モリトくんが手伝ってくれたからなんだけどね」

ナルト「モリト、アカデミーではどうだ?」

アカリ「い、いつもどおりだよ」

ナルト「そうなのか?」

アカリ「今日もね、まだ教わってない火遁の術をばーって」

ヒナタ「もう術が使えるんだ…」

ナルト「へぇ、さすがうちはの子だな」

アカリ「違うよ、お父さん!」

ナルト「ん?」

アカリ「うちはだからじゃなくて、モリトくんがすごいんだよ!」

ナルト「…ああ、そうだよな」

ナルト「家なんて、関係ないもんな」

アカリ「うん!」

ヒナタ「ふふ、言われちゃったわね」

ナルト「本当に、俺も歳とったんだって思うってばよ」

ナルト「昔なら、そんな風に言わなかっただろうし」

アカリ「それなら、直せばいいんだよ!」

アカリ「いつでもやり直せるって、お父さんが教えてくれたことでしょ?」

ナルト「…」

ナルト「ああ、そうだな」

ナルト「ほんと、アカリは俺の娘にしちゃあ出来過ぎだってばよ」

アカリ「そ、そんなことないよ!」

ナルト「へへへ、俺もまだまだだなぁ」

~日向本家~

ネジ「む、これはこれは」

アカリ「ネジおじさーん!」ノシ

ネジ「どうしたんですか?お揃いで」

アカリ「お父さんたちはお祖父さまにご用事だってー」

ネジ「ヒアシ様に?」

ナルト「ちょっとな」

ネジ「まさか…りこ、」

ヒナタ「それだけはないから!」

ヒナタ「もう、ネジ兄さんアカリの前でそんな話をしないで」

ネジ「す、すみません…」

ナルト「まだ解決してないのか?」

ネジ「…ああ」

ナルト(そろそろ和解すればいいのに)

ネジ(それができたら、苦労していない)

ネジ(娘に会える時間が少ないのは、正直俺も辛いんだ)

ヒナタ(サクラ、まだ許してくれないんだ…)

ネジ(はい…今回は育児方針でぶつかりまして…)

ナルト(喧嘩するとすぐ別居ってのは、極端すぎるってばよ…)

ネジ(それはサクラに言ってくれ…)

アカリ(お父さんたち、何の話をしているんだろう?)

ヒナタ(はあ、サクラもネジ兄さんも結構頑固だもんね…)

ナルト(…ま、あとでまた話し合いの場を設けるってばよ)

ナルト(どうせ、話も聞いてもらえないんだろ?)

ネジ(…ああ、助かる)

アカリ「お父さん、お仕事はいいの?」

ナルト「おっと、そうだった」

ナルト「ネジ、アカリの修行、頼むな」

ネジ「当然だ、任せてくれ」

ヒナタ「アカリ、ちゃんと言われたことを守るのよ?」

アカリ「うん、分かってるよお母さん!」

ネジ「さて、アカリさま」

ネジ「本日も準備運動から始めましょう」

アカリ「はぁい!」グッグッ

ネジ「基本は身体です」

ネジ「特に、日向の技には技能以上の基盤が必要になります」

ネジ「それをお忘れになりませんよう」

アカリ「はい!忘れません!」ビシッ

ネジ「よろしい、それでは軽い組手から入りましょう」

~客間~

ヒアシ「さあ、入ってくれ」

ナルト「失礼します」

ヒナタ「最近来てないなぁ、ここにも」

ヒアシ「そうだ、もう少し顔を見せに来てくれても罰はあたらんよ?」

ナルト「はは、気をつけます」

ヒアシ「もうすぐ茶も用意できる、くつろいでくれ」

ナルト「はい、そうさせてもらいます」

ヒナタ「ナルト、硬すぎじゃない?」

ナルト「…いやぁ、やっぱり正座って慣れなくって」

ヒアシ「いやいや、崩してくれて構わないよ」

ヒアシ「家族なんだ、鯱張るより和気あいあいとしていたいものだろう?」

ナルト「…はい」

ヒナタ「そうだ、いつもアカリはきちんと修行してる?」

どうも。

正直やりすぎかと不安だったのですが、読んでいただいているみたいなので、このままいってみます。

気になる時は言ってもらえると嬉しいです。書いていると気付けないので。

それでは、サボっていた分書いていきます。

ヒアシ「そうだな、よくやっている」

ヒアシ「贔屓目に見ても、お前よりやっているぞ?」

ヒナタ「わ、私はいいの!」

ヒアシ「ふふ、まあネジの教え方もいいのだろうな」

ヒアシ「私は突き放すばかりで、なんともだらしのない師匠であった…」

ヒナタ「もう!勝手に言って沈まないでよ!」

ナルト「…ははっ、ヒナタもヒアシさんの前じゃ、娘って感じなんだな」

ヒアシ「なんの、私にとってはいつまでたっても可愛い娘のままだよ」

ヒナタ「二人とも、ニヤニヤしないで!」

ナルト「…よし」

ヒアシ「ん?どうかしたかね?」

ナルト「…日向ヒアシ殿、折り入ってお願いがあります」ビシッ

ヒアシ「…聞こう」

ナルト「今回の中忍試験、日向は会場に入れない事になりました」

ヒアシ「どういうことだ?」

ヒナタ「…今年はね、砂の側から要請があって…」

ナルト「身内を贔屓しないよう、日向の関係者は試験に関わらないようにと通達があったって…」

ナルト「…ありました」

ナルト「同じく、うちはも当日は別室にて観戦となる予定です」

ヒアシ「ネジはどうなるんだね?」

ナルト「判定には加わらないことに…」

ヒナタ「私も、居たらダメみたい」

ヒアシ「そうか、いい渋った理由が分かったよ」

ヒアシ「私は、孫の晴れ舞台を直接見ることは出来ないということか」

ナルト「…すみません」

ヒアシ「その様子、影クラスの要請なのだろう?」

ヒアシ「ならば、私が駄々を捏ねても仕方があるまい」

ナルト「…実は、この件に関連して、もう一つ話があるってば…」

ナルト「…あります」

ヒアシ「…話し方は別にいいんじゃないかね?」

ヒナタ「ナルトは形から入るタイプだから…」

ナルト「ぐっ…」

ナルト「…あー、やっぱダメだぁ」

ナルト「慣れないことするもんじゃないってばよ」

ヒナタ「ま、公式のお願いは終わったんだからいいんじゃない?」

ヒアシ「そうだな、残りの話の方も気になる」

ナルト「…最近入ってきた情報なんで、まだ確度は低い話なんだけど」

ナルト「どうやら、中忍試験の結果で大掛かりな賭けが行われてるって情報が入ったってばよ」

ヒアシ「賭け?」

ナルト「はい」

ナルト「俺が詳しく話せないあたりで察してもらえると」

ヒアシ「…なるほど」

ナルト「だけど、今回は…」

ヒアシ「そうか、賭けが成立しなくなる可能性がある、と」

ナルト「我愛羅、風影とも協議したんだけど」

ナルト「砂で不穏な動きがあるらしいって言ってたってばよ」

ヒナタ「何人か、スパイらしき忍も目撃されているし」

ナルト「恐らく、アカリとモリトはかなりマークされてるってばよ」

ヒアシ「その折に日向に難癖か」

ヒアシ「公平に裁定してきたネジが不憫でならんな」

ヒアシ「我らが築いた10年は、伝わらなかったようだ…」

ナルト「多分、本戦でも何かしらテコ入れをしようとしてるってばよ」

ヒアシ「分かっているのに、対策は無いのか?」

ヒアシ「こちらの戦力を削ごうとしている意図は見えているのだろう?」

ナルト「それに関しては、一応対策は立ててるってばよ」

ヒナタ「風影側も動いてくれて、何とかハナビだけは風影の付き人として会場に入れることになったの」

ナルト「おおっぴらに妨害はないだろうし、幻術系でくるかもしれないからな」

ヒアシ「白眼ならば、見抜けると」

ナルト「そうなりますってばよ」

ヒナタ「ナルト、また変になってる」

ナルト「あれ?そうか?」

ヒアシ「…事情は飲み込めた」

ヒアシ「しかし、その報告を何故私に?」

ヒナタ「当日の私たちにもやる事があるって事だよ、お父さん」

ヒアシ「やる事?」

ナルト「会場に入るのは無理でも、入り口で検査は出来るってばよ」

ヒアシ「そうか、妙な輩が入らないようにしろと」

ナルト「そうすれば、後は忍だけ気にすればよくなるってばよ」

ナルト「お願いします、お義父…ヒアシさんの力を貸して欲しいんだ」

ヒナタ「日向の皆に協力してもらえるよう、取り計らってくれない?」

ヒナタ「私たちだけじゃ、手が回らないの…」

ヒアシ「…よかろう、都合は付ける」

ヒナタ「ありがとう、お父さん」

ヒアシ「難儀なものだ、未だナルトくんを認めぬものが多いことは承知している」

ヒアシ「一族がまとまるのは良いことだが、それで閉鎖的になっていては意味がない」

ヒアシ「ナルトくん、君のがんばりはこの10年、よく見てきた」

ヒアシ「時間はかかっているが、徐々に認める者も出てきている」

ヒアシ「もう少し時間をくれ、我らにも様々あるのだ」

ナルト「もちろん、待ってるってばよ」

ナルト「…本当なら、影としてビシッと言えればいいんだけど」

ナルト「まだまだ、うまくいかないってばよ…」ハハハ

ヒアシ「…ナルトくん、自分を前代たちと比べる必要はない」

ヒナタ「そうだよ」

ヒアシ「私も、幾人か火影を見ることになってしまったが」

ヒアシ「それぞれ、ほかにはないカリスマと能力があった」

ヒアシ「もちろん、それは君にも備わっている」

ヒアシ「何の引け目を感じることもない」

ヒアシ「時代は変わった」

ヒアシ「これからは守ることが肝要なのだ」

ナルト「…へへっ、そっか」

ヒアシ「そうだとも」

すまん、なんだか書きにくいんだ

ヒアシ「これで堅苦しい話は終わりだ」

ヒアシ「こんなことより、孫がもうひとり出来たくらいの報告が欲しいものだな」

ヒナタ「ふぇ?」

ナルト「あ、いや、それは…」

ヒアシ「ナルトくん、確かに若くして火影になった分、仕事にかまけてしまうのはわかる」

ヒアシ「だが、それでヒナタをないがしろにするのは良くないぞ?」

ヒナタ「蔑ろになんてされてないよ!」

ヒアシ「私も経験がある」

ヒアシ「妻との触れ合いは、夫として当然の勤めであったと悟ったのは、随分あとになってからだったが」

ヒアシ「どうなんだ?最近そのあたりは?」

ナルト「え?あ…ははは」

ヒナタ「お父さん!!」

ヒナタ「…もう、さっきまではかっこいいこと言ってたのに…」

ヒアシ「…うむ、効いた」ヒリヒリ

ヒアシ「ハナビの方は音沙汰無し、是非ともお前たちには頑張って励んでもらおうと…」

ヒアシ「いろいろと、用意はしておいたのだが」

ヒナタ「そんなのいりません!」

ヒアシ「…まあ夫婦仲が円満であれば、問題はなかろう」

ヒアシ「次は男の子をだな…」

ヒナタ「お父さん?」ポキ

ヒアシ「あ、はい、すみません」

ナルト(久しぶりにヒナタが怒ってるの見るけど…)

ナルト(…やっぱ怖ぇ)ガタガタ

ナルト「まあ、ヒナタ、そのあたりで」

ヒナタ「ナルトもなんとか言ってあげて」

ナルト「あー、そのへんも含めて上手くやってますってばよ」

ヒアシ「うむ、そうか」

ヒナタ「ナルト!」

ナルト「いや、それ以外なんて言えばいいんだってばよ!?」

ヒナタ「言うってのは注意のことで…」

ナルト「ええー、正直に話すほうが相手も納得しやすいだろ?」

ヒナタ「普通は隠すものなの!特に家族には!」

ナルト「どうせ一人目の時点でやることやったってのは…」

ヒナタ「例えそうでも、暗黙の了解っていうか、そういうものなの!」

ナルト「そうなのか?」

ヒナタ「おおっぴらにすることじゃないでしょ?」

ナルト「そりゃそうだけどさ…」

ヒアシ「…おほん、そろそろいいかね?」

ナルト「あ、はい」

ヒアシ「この話もここでおしまいにしよう」

ヒアシ「一応、何かの時にはアカリを預かる用意があることは伝えておく」

ヒナタ「…絶対頼まないから」

ヒアシ「そうは言うが、ナルトくんも男だ」

ヒアシ「何もなし、ではな…」

ナルト「いや、そんなことは…」

ヒナタ「お父さんに心配されなくても大丈夫だから」

ヒナタ「ナルト、頼みごとは終わったんだし、アカリを迎えに行きましょう」

ナルト「え?あ、うん」

ヒナタ「ふんだ!」プイッ

ヒアシ「ははは、ナルトくん、またいつでも来なさい」

ナルト「は、はい、またお邪魔するってばよ…」

ナルト「ちょっと、ヒナター!?」

ヒアシ「…うむうむ、おとなしかったヒナタも、随分快活になって…」

ヒアシ「…いや、本来は明るい子であったのかもしれんな」

ヒアシ「私は本当にいたらぬ父だ」

ヒアシ「ナルトくん、君には感謝しなければなるまいて…」

~道場~

ネジ「…よし、少し休憩にしましょう」

アカリ「はい!」

ネジ「随分上達されましたね」

ネジ「この分なら、もう少しペースを早めてもいいかもしれません」

アカリ「本当!?」

ネジ「ええ」

ネジ「今日は回天の基本もやってみましょうか」

アカリ「ぐるぐるするやつ?」

ネジ「はい、そうです」

アカリ「できるかな?」

ネジ「しっかり修行を怠らなければ、問題ありませんよ」

ネジ「しかし、休憩時間はしっかり休息をとることが必要です」

アカリ「わかってます!」

ネジ「よろしい」

アカリ「あ、おじさん」

ネジ「なんですか?」

アカリ「モミジちゃんはいないの?」

ネジ「ぶっ!」

ネジ「あ、いえ、今は…」

アカリ「また春、…サクラ先生のところ?」

ネジ「…また春野先生と呼ばせているんですね」

アカリ「あ、あははは…」

ネジ「おほん、失礼しました」

ネジ「残念ながら、モミジはサクラのところにいまして」

ネジ「この家には…」

アカリ「またサクラ先生と喧嘩したの?」

ネジ「喧嘩、というか、なんというか…」ポリポリ

アカリ「ダメだよ?女の子には優しくしないと!」

ネジ「…はい」

アカリ「サクラ先生は、素直になれない人だから、おじさんが察してあげないとね」

ネジ「はい、その通りです…」ショボン

アカリ「おじさんは優しいけど、優しいだけじゃ不安になっちゃうものなんだよ」

アカリ「とにかく、喧嘩をしたなら謝ること!」

ネジ「…はい」

ネジ「随分、お詳しいんですね」

アカリ「このくらい普通だよ」

ネジ「そういうものですか…」

アカリ「女の子はすぐに成長するからね!」

ネジ「…はあ、なるほど」

ネジ「…すこし話を聞いていただけますか?」

アカリ「うん!聞く!」トスン

ネジ「私は、モミジに日向の技を身につけてもらいたいんです」

ネジ「精神鍛錬にもなりますし、有用だと思うんです」

アカリ「うんうん」

ネジ「でもサクラは、この子は医療関係の仕事に就かせるから、体術よりも体系学習をさせるべきだと」

ネジ「たしかに、今の世の中忍者よりも医者の方が安泰でしょうし」

ネジ「私も、娘がそれを望むなら全力で応援するつもりなのですが」

アカリ「モミジちゃんはなんて言ってるの?」

ネジ「…それが、何も」

アカリ「ふぅん…」

ネジ「…こんな話をされても、困りますよね」

アカリ「ううん、そんなことないよ」

アカリ「わたしだって、ちょっと前に生まれてれば、立派な大人なんだから」

アカリ「わたしは、どっちの言ってることも正しいと思うけど」

アカリ「二人共、モミジちゃんのことを忘れてない?」

ネジ「忘れている?」

アカリ「だって、まだ10歳にもなってないんだもん」

アカリ「夢だっていっぱいあると思うし、そういう話を聞いてみることから始めれば?」

ネジ「なるほど…」フム

アカリ「大人たちは自分の思うように育ってほしいかもしれないけど」

アカリ「子供にだって、言いたいことはたっくさんあるんだから」

ネジ「そうなんですか?」

アカリ「あ、わたしはあんまりないけど」

アカリ「今のままがしたいことに繋がってると思うし…」

ネジ「火影になるんでしたね」

アカリ「うん!」

アカリ「いつかお祖父ちゃんとか、お父さんとかみたいな」

アカリ「かっこいい火影になるの!」

ネジ「なれますよ、きっと」

アカリ「ふふん、この髪に誓ってなるんだから」

アカリ「お祖父ちゃんも、同じ色だったって綱手様が言ってたし」

ネジ「髪、切られないんですか?」

アカリ「うん、もう少し伸ばそうかなって」

アカリ「お母さんみたいに美人になれるかもしれないし」

ネジ「ヒナタ様くらいまで伸ばすんですか?」

ネジ「かなり長くなりますよ?」

アカリ「腰くらいまでだから、あと三年くらい頑張れば大丈夫だよ!」

アカリ「…たぶん」

ネジ「どなたか、意中の方でも?」

アカリ「…まだ、いない、かな?」

アカリ「わたし、理想高いから」

アカリ「少なくとも、わたしよりは強い人がいいなぁ」

ネジ「それは、そうとう厳しいですね」

アカリ「そんなことないよう」

ネジ「それでは、今度の中忍試験で、候補の方が出るかもしれませんね」

アカリ「強い人がいっぱいいるんでしょ?」

アカリ「どんな術を使ってくるのかな…」

ネジ「毎年、様々な戦術や能力が出てきますから、なんとも言えませんね」

アカリ「うう、楽しみだなぁ」

眠い、中途半端だけどここまで。

注意なのですが、私は単行本派なので最近大人たちがバシバシ亡くなっているらしいことを聞いて少し動揺中です。

なので、現在まで発刊された単行本以後に死んでしまったキャラクターが生存している可能性が高いです。

それと、話がぐちゃぐちゃしてしまっていますが、方向性は定まったので、もうすこし辛抱してください。

きちんとメインはナルヒナにしますので。

それでは、長々すみません。おやすみなさいですノシ

アカリ「ま、お婿さんはあとで探せばいいよ」

アカリ「それよりおじさん、そろそろ修行再開しよう?」

ネジ「そうですね、そうしますか」

ナルト「あれ?休憩中だったか?」ガラッ

アカリ「お父さん!」

ヒナタ「お仕事終わったから、見に来てみたのよ」

ネジ「そうでしたか」

ネジ「ちょうど、これから回天を教えようかと思いまして」

ヒナタ(ええ!?もう?)

ネジ(他はマスターされています)

ネジ(恐ろしい吸収力ですよ、乾いたスポンジのような)

ネジ(それに、分別もしっかりしています、乱用はしないでしょう)

アカリ「おじさん、早く教えて!」

アカリ「お父さんたちに、日ごろの成果も見せたいし!」

ネジ「あ、すみません」

ネジ「それでは、軽く回天をして、残りはいつもの修行にしましょうか」

アカリ「うん!」

ナルト「ははっ、先生には敬語じゃなきゃダメじゃなかったのか?」

アカリ「…おじさんは別だもん」

ナルト「ま、俺も使ったことなかったっけ」

ヒナタ「今でも敬語苦手だもんね」

ナルト「どうにも慣れないってばよ」

アカリ「わたしは使えるからね」

ナルト「ええー、父さんだけ仲間外れにしないでくれよ」

アカリ「ふふん、わたしの方がすごいー!」

ネジ「アカリ様、始めますよ」

アカリ「はーい」

ナルト「…俺よりなつかれてるような…」

ヒナタ「ふふっ、日ごろの家族サービスが足りないんじゃない?」

ナルト「そうかなぁ…」

ヒナタ「まあ、師匠ってそういうものでしょう?」

ヒナタ「あなただって、自来也様やイルカ先生には懐いていたし」

ナルト「なんか、そういう言い方されると気持ち悪いってばよ…」

ヒナタ「カカシ先生も入れてみる?」

ナルト「いや、より変な感じになるから」

ヒナタ「ふふふ、やっぱり先生って大事だね」

ナルト「俺なんか親いなかったし、親代わりみたいなもんだってばよ」

ヒナタ「よかったね、いい人ばかりで」

ナルト「今思えばなぁ」

ナルト「昔は何にも考えてなかったってばよ」

ナルト「エロ仙人にも、もっと優しくしとけばって後悔したっけか…」

ヒナタ「今も?」

ナルト「ちょっとはな」

ナルト「でも、たぶんうじうじされても喜ばないだろうから」

ナルト「墓参りん時に、高い酒持っていくようにしてる」

ヒナタ「…今年は、家族みんなで行ってみる?」

ナルト「そうだな…卒業だもんな」

ナルト「アカリのことも、教えてやるか」

ヒナタ「決まりだね」

ネジ「…と、回天の仕組みとしてはこのくらいでしょう」

アカリ「つまり、自分のチャクラを放出することで盾にするってこと?」

ネジ「…それは先ほど言いましたが…」

アカリ「てへ?」

ネジ「まあ、言葉で言っても分かりにくいですよね」

アカリ「うん、見てみた方が早そう」

ネジ「それでは、お手本を見せますので、感じだけでも掴んでいただければ」

アカリ「はい!しっかり見ます!」

ネジ「それでは、いきますよ」

ネジ「少し下がってください」

ネジ「お二人も、ここは道場なので、あまりいちゃいちゃしないように」

ナルト「え?そんなことしてないってばよ」

ヒナタ「うん、してないよ?」

ネジ「…とにかく、お下がりください」

ネジ「それでは」ググッ

ネジ「八卦掌回天!!」ギュイン

ネジ「…わかりましたか?」

アカリ「うーん…」

アカリ「…ちょっとやってみる!」スクッ

ネジ「はい?」

ヒナタ「え?」

ナルト「どうしたんだ?二人とも…」

アカリ「えっと、たぶんこうして…」グッ

ネジ「え、いや、あの、アカリ様?」

アカリ「おじさん、近づいたら危ないよ!」

ネジ「あ、はい」

ヒナタ「兄さん!引き下がってどうするんですか!」

アカリ「八卦掌…」

アカリ「回天!!」ギュインッ

アカリ「あ、うわあわわ」ぐるぐる

ナルト「おっと、危なっ」ガシッ

アカリ「あはは、失敗しちゃった…」

ナルト「あんまり無茶するもんじゃないってばよ」

アカリ「うん、気を付けるー」

ネジ(ヒナタ様…)

ヒナタ(…うん)

ネジ(未完成ですが、確かに回天です)

ネジ(制御が甘いこと以外は、完全な)

ヒナタ(本当に、何も教えてないの?)

ネジ(ええ)

ネジ(…もはや恐怖です)

ヒナタ(でも、兄さんだってあのくらいの頃には…)

ネジ(あれは、何年も研究した末の成果です)

ネジ(アカリ様には、無理なくしっかりと学んでいただけるよう、管理していましたし)

ネジ(それに、妙に手馴れている様子でした)

ヒナタ(他で習ったってこと?)

ネジ(考えにくいですが…)

ネジ(仮に自らのセンスのみでやっているとすれば)

ネジ(もはや、私の手には負えないかもしれません…)

アカリ「あれ?おじさん?」

アカリ「わたし、何か…?」

アカリ「もしかして、勝手に試したから怒ってるの?」

ネジ「い、いえ…」

ネジ「ひとつお聞きしたいのですが、誰にも回天は習っていませんよね?」

アカリ「わたしの師匠はおじさんだけだよ?」

ネジ「…そうですよね」

アカリ「なんだか、出来そうな気がしたんだけどなぁ」

ネジ「最初から出来る人間はいませんよ」

ネジ「ゆっくり学べばよいのです」

ネジ「中忍試験には、十分間に合いますから」

アカリ「うん!頑張る!」

ネジ(…とにかく、自分にできることは正確な能力を身に付けられるようにすることだけか)

ヒナタ「…」

ナルト「どうしたんだ?そんなに深刻な顔して」

ヒナタ「…ううん、なんでもないの」

ナルト「そうか?」

ヒナタ(そう、妙に手馴れているんだけど)

ヒナタ(何かが違う)

ヒナタ(そう、まるで、技の方式だけ理解している様な、ちぐはぐな感じ…)

ヒナタ(どういうことなの…?)

ここまで。

また明日ノシ

~帰り道~

アカリ「お父さん、今日のわたし、どうだった?」

ナルト「ん?」

ナルト「真面目に修行してたしな、偉いってばよ」わしわし

アカリ「ふふっ、ほめてほめて~」

ヒナタ「本当、アカリはお父さんが好きよね」

アカリ「うん!お母さんと一緒くらい好きー!」

ナルト「…これが、そのうち…」

ナルト「お父さんの服と一緒に洗濯しないで!」

ナルト「とか言われんのかなぁ…」

アカリ「い、言わないよ、そんなこと」

ナルト「そうか?」

アカリ「うん、一緒に洗っていいよ?」

ナルト「…娘が出来たって聞いたとき」

ナルト「正直、不安だったけど」

ナルト「アカリがいい子に育ってくれて、俺は嬉しいってばよ!」グイ

ナルト「ほら、肩車だー!」

アカリ「あははっ、高ーい」キャッキャッ

ヒナタ「ふたりとも、あんまりはしゃぎ過ぎちゃダメよ」

ヒナタ「ここはおうちじゃないんだから」

ナルト「うへ、怒られたってばよ」

アカリ「お父さん、大人しく肩車すれば大丈夫だよ!」

ナルト「お、アカリは賢いってばよ」

ヒナタ「…もう、周りに気を付けてね」

アカリ「ねぇねぇお父さん」

ナルト「ん?なんだってばよ?」

アカリ「お父さんは、どうして火影になったの?」

ナルト「どうして?」

ナルト「うーん、難しいなぁ」

ヒナタ「どうしたの?突然」

アカリ「え?ただ気になったから、かな」

ナルト「ううーん…」

アカリ「理由、ないの?」

ナルト「そりゃあ、いろいろあるってばよ」

ナルト「でも、コレ!っていうようなのはなぁ」

ヒナタ「でも、昔から火影になるって言ってたよね?」

ナルト「ああ、でもあれは里の皆を見返してやるってのも大きかったし」

ナルト「今こうしてるのは、単純にそれが理由とは思えないんだよなぁ…」

ナルト「アカリは、火影になりたいって言ってたよな?」

アカリ「うん、絶対なるよ!」

ナルト「ってことは、あんまり適当に答えるわけにもいかないってばよ」

ヒナタ「そうねぇ…」

アカリ「火影になるのって、やっぱり大変?」

ナルト「今度はどうしたんだ?」

アカリ「だって、理由にすごく悩んでるみたいだし」

アカリ「もっといろいろ考えなきゃだめなのかなぁって」

ナルト「大変かって言われたら、まあ大変だけど…」

ヒナタ「お父さんも、しばらくは雑用とか、そんなのばっかりだったんだから」

アカリ「え?そうなの?」

ナルト「う、ま、まあそういうことも…」

ヒナタ「お父さん、学校の成績悪かったから」

ナルト「お、おいヒナタ、そんなの言わなくたって…」

アカリ「お父さん、勉強苦手だったの?」

ナルト「…うん」

ナルト「だ、だからって、勉強しなくてもなれるってわけじゃないぞ?」

ナルト「もちろんだけど、昔やらなかった分後でやる羽目になったんだから」

ナルト「アカリは、今からすこしでもやっておいた方がいいってばよ」

アカリ「うん、別に嫌いじゃないからやるけど」

ナルト「…そういうところ、ヒナタに似てくれてよかったってばよ」

ヒナタ「…実は、私は別に勉強好きじゃなかったけどね」

ナルト「ええ!?」

ヒナタ「わ、私だって真面目ばっかりじゃなかったよ」

ヒナタ「たまにナルトたちが遊んでるのを見てたりとか…」

ナルト「入ってくればよかったのに」

ヒナタ「そ、そんなの無理だよ」

アカリ「お母さんは箱入り娘だったって、おじさんが言ってたよ」

ナルト「なるほどなぁ」

ヒナタ「とにかく、アカリも遊ぶときは遊んでいいんだからね?」

ヒナタ「あんまり修行とか勉強ばっかりやっても、いつか無理が来ちゃうものだから」

ナルト「そうだな」

ナルト「子供は遊ぶのも仕事だってばよ」

アカリ「遊んでるよ?」

アカリ「でも、修行の方が楽しいし」

ナルト(俺、たまにアカリが自分の娘か不安になるってばよ…)

ヒナタ(安心して、私も思うから)

ナルト(それって安心してもいいことか?)

ヒナタ(少なくとも、お互いのどこかに似たってわけじゃないってことは分かるかな…)

ナルト(不思議だよなぁ)

アカリ「どうしたの?お父さん」

ナルト「いや、アカリはすげぇなってさ」

ナルト「きっと、いい火影になれるってばよ」

アカリ「本当?」

ナルト「現職火影が言うんだ、間違いないってばよ」

ヒナタ「ナルト!あんまり適当に言ったらダメでしょ」

アカリ「てきとうなの!?」

ヒナタ「あ、別になれないとかじゃなくて…」

ナルト「俺が次の火影を決められるわけじゃないってことだってばよ」

アカリ「そうなの?」

ナルト「ま、発言はできるけどさ」

ナルト「ようは、里の皆に納得されるような忍になればいいんだってばよ」

アカリ「納得?」

ナルト「うーん、自分で言うのもなんだけどさ」

ナルト「こいつになら、里を任せてもいいって思ってもらうってことだってばよ」

アカリ「あ、それならわかる!」

アカリ「そっか、火影は里で一番偉いんだもんね」

ヒナタ「そうよ、偉い人にはそれだけ責任があるんだから」

アカリ「責任?どんな?」

ヒナタ「そうね、里のみんなを守ることとか」

ヒナタ「少しでも暮らしやすくするように努力するとか」

ヒナタ「そういうお仕事を、お母さんたちはしているの」

アカリ「それが、責任?」

ナルト「責任ってか、ま、義務ってやつだな」

ナルト「信頼に応えるのが、火影の一番の仕事ってこった」

アカリ「むむ、まだわたしじゃ無理かなぁ…」

ナルト「はは、そんなの最初っからやられちゃ、父さんの立場がないってばよ」ハハハ

~数時間後 ナルトの家~

ヒナタ「…アカリ、寝ちゃったよ」パタン

ナルト「ま、今日も動き回ってたみたいだしな」

ヒナタ「ふふ、子供って本当パワフルだよね」

ヒナタ「お茶、飲む?」

ナルト「ああ、もらうってばよ」

ヒナタ「じゃあ、ちょっと待ってて、今淹れるから」テテテッ

ナルト「…」

ヒナタ「…はい、どうぞ」コトッ

ナルト「ありがと、ヒナタ」

ヒナタ「いいえ、どういたしまして」

ヒナタ「どうしよう、少し何か食べちゃおうかなぁ…」

ナルト「…太るぞ?」

ヒナタ「…ナルトってば、デリカシーないなぁ」ハァ

ナルト「へへ、悪い悪い」

ヒナタ「もう、そんなにすぐ太らないもん」

ナルト「ま、別に太るくらい、俺は気にしないけどな」

ヒナタ「ええ?嘘だぁ」

ナルト「本当だってばよ」ズズッ

マナ「…」ゴシゴシ

シンジ「…」ゴシゴシ

マナ「シンジ」

シンジ「!?どうしたの?マナ」

マナ「背中流してあげよっか?」

シンジ「えっ、い、いいよ…」

マナ「とかいってやってもらいたいくせに」

シンジ「そんなことな…いや、なんでもありません」

マナ「ふふふ、正直だね」

マナ「ほら、こっちに背中を向けて」

シンジ「う、うん…」

マナ「いくよ~」

シンジ「…」

マナ「…」ゴシゴシ

シンジ「…」

マナ「……」ゴシゴシ

シンジ「!?」

シンジ(マナの胸が背中に…)

マナ「…」ニヤリ

ヒナタ「…ふふ」

ナルト「ん?どした?」

ヒナタ「ううん、なんでもないの」

ヒナタ「ただ、昔のことを思い出しただけ」

ヒナタ「昔は、こんな風に話せるなんて思って無かったから」

ナルト「それは俺もだってばよ」

ヒナタ「何か変わった?」

ナルト「んー、まあヒナタは俺のこと避けてるかも、とか思ったこともあったしな」

ヒナタ「え?そうなの?」

ナルト「だって、話しかけてもビクビクしてるしさ」

ナルト「そもそも、会話らしい会話をした記憶が無いってばよ」

ヒナタ「それは、恥ずかしかったから…」

ナルト「だろ?今ならくだらないことだって、幾らでも話せるし」

ナルト「結構おしゃべりな所があるのも知ってるし」

ヒナタ「う、そう言われるとそうかも」

ナルト「ははは、ま、今となっちゃいい思い出って感じだけどな」

ナルト「…俺も、考えてみればめちゃくちゃやってたなぁ」ズズッ

ヒナタ「…ナルトくん?」

ナルト「ぶっ!?何だよいきなり」

ヒナタ「ふふ、呼んでみただけ」

ヒナタ「ねぇ、どっちの呼び方が好きだった?」

ナルト「え?どっちって?」

ヒナタ「だから、君付けが良かった?」

ナルト「別にどっちでも…」

ヒナタ「ほーら、どっち?」

ナルト「えー、分からないってばよ」

ヒナタ「やっぱりナルトくんの方が良かった?」

ナルト「うーん、そうだなぁ」

ナルト「…ま、今の方がいいかな」

ナルト「慣れてるし」

ヒナタ「そういう理由なのかぁ」

ナルト「昔の呼び方も子供っぽくて可愛いけどな」

ヒナタ「うう、年なんて取らなければいいのに…」

ナルト「お互い病気もなくここまで来たんだ、別にいいってばよ」

ナルト「それに、ヒナタは綺麗なまんまだし」

ヒナタ「そ、そうかな?」////

ナルト「ネジもハナビそんなに変わってないし、日向は何かあるのか疑いたくなるってばよ」

ヒナタ「うーん、何もないと思うけど」

ナルト「いっそのこと、綱手のば…おっと、綱手様に教わるか?」

ナルト「あの若返る術」

ヒナタ「そ、そこまでするつもりはないけど…」

ヒナタ「ナルトは、ちょっと渋くなったかなぁ」

ナルト「そうか?」

ヒナタ「うん」

ヒナタ「かっこいい感じ」

ナルト「ええー、今まではカッコ良くなかったのか?」

ヒナタ「そ、そんなことないけど」アタフタ

ヒナタ「なんとなく、貫禄というか…」

ヒナタ「お仕事のせいかもしれないね」

ナルト「ああ、まぁお偉いさんと顔合わせることも多いしなぁ」

ヒナタ「うん、キリッとしてるもん、話してるときとか」

ナルト「そんなとこも見てるのな」

ヒナタ「ふふ、いつも見てるんだよ、私」

ナルト「こりゃ、迂闊なこと出来ないってばよ」

ヒナタ「別に気にしなくてもいいのに」

ナルト「いやいや、変なとこ見られてもなぁ」

ヒナタ「…二人目」

ナルト「は?」

ヒナタ「二人目、どうする?」////

ナルト「な、何だよ突然」

ヒナタ「ほら、お父さんも言ってたでしょ?」

ヒナタ「私も、別に嫌じゃないし」

ナルト「そ、そりゃあ俺だってそうだけどさ」

ナルト「でもどうなんだ?今の時期に弟だか妹が出来てさ」

ナルト「アカリもほら、そのうち知っちゃうだろ?そういうこと」

ヒナタ「う、まあ微妙な感じになるかもしれないけど」

ヒナタ「でも、家族が増えるのって、悪いことじゃないと思うんだ」

ナルト「…」

ナルト「…頑張っちゃう?」

ヒナタ「…うん」////

ナルト「よ、よし、その、なんだ」

ヒナタ「あ、あはは、照れ臭いね、何か」

ナルト「そ、そうだな」

ヒナタ「…それじゃ、時期を見て、ね?」

ナルト「お、おう」

ナルト「…」

ヒナタ「…」

ナルト「そ、そろそろ寝るか」

ヒナタ「え!?」

ナルト「あ、いや、そういうのじゃなくて…」

ヒナタ「う、うん、分かってるけど…」

ヒナタ「今は、アカリもいるし」

ナルト「そういう問題なのか?」

ヒナタ「だ、だって、見られたら…」

ナルト「う、まあそうだな…」

ヒナタ「だから、また今度、ね?」

ナルト「あ、ああ」

ヒナタ「…変だね、今更恥ずかしがることない筈なんだけど」

ナルト「まあ、慣れるもんでもないと思うってばよ」

ヒナタ「そ、そうだよね」

ヒナタ「…寝よっか」

ナルト「ああ、そうしよう」

~公園~

???「ふっふふーん」クルクル

シカマル「おいおい、子供が出歩く時間じゃないぜ?」

???「別にいいでしょ?少しくらい」

???「アカリさんに、モリトさんかぁ」

???「上手くやれるかなぁ?」

シカマル「ま、お前次第だな」

???「うーん、めんどくせー」

シカマル「こら、また怒られるぞ?」

???「大丈夫だよ、今はいないし」

???「それじゃ、帰ろうか」

???「ね?父様」

シカマル「…ああ、そうだな」

~朝~

アカリ「それじゃ、いってきまーす」

ヒナタ「気を付けてね」

アカリ「うん!」タッタッ

ナルト「…いつも元気だなぁ」

ヒナタ「ほら、ナルトも早く用意して」

ナルト「へいへい、分かってるってばよ」

ヒナタ「今日は手続きがあるんだから」

ナルト「そういや、そうだった」

ヒナタ「風影様と比べられちゃうよ?」

ナルト「うへ、それは勘弁だってばよ…」

ヒナタ「でしょ?時間は守らないとね」

ナルト「…よし、着替えて来る」

ヒナタ「急いでね」

~火影執務室~

ナルト「お、まだ来てないみたいだな」

ヒナタ「そうだね」

ヒナタ「でも、シカマルくんのことだから…」

シカマル「おはようさん」

ヒナタ「ね?」

シカマル「ん?どうかしたのか?」

ナルト「何でもないってばよ」

ナルト「あれ?一人か?」

シカマル「ああ、早速アカデミーの方に行くってさ」

シカマル「ほい、これが砂からの書類」

ナルト「んー、まあ別にいいんだけど」

ナルト「どんな奴か見てみたかったってばよ」

シカマル「ま、面倒くさがりだからな」

シカマル「とりあえず、試験の方は問題無く受けられると思うぜ?」

ヒナタ「…ふーん、アカリの一つ下かぁ」ヒョィッ

シカマル「ま、よろしくな、先輩?」

ナルト「いや、俺たちに言われてもな」

シカマル「そりゃそうだ」ハハハ

ナルト「ま、アカリは人見知りする奴じゃねぇけど」

シカマル「…モリトはなぁ」

ヒナタ「どうだろうね…」

~アカデミー~

木の葉丸「ということで、今日は転校生がいるコレ」

アカリ「転校生だってさ、モリトくん」

モリト「みてーだな」

モリト(くそ、また負けた…)

モリト(動きはだいぶ見えるようになったんだけど)

モリト(…やっぱり、この瞳が…)

木の葉丸「じゃ、入ってくるコレ」

???「はーい」ガラッ

木の葉丸「よし、自己紹介よろしくコレ」

???「…」カカカ

???「今日からお世話になります、奈良タシカです」

タシカ「卒業自体は砂でしたので、中忍試験までの短いお付き合いにはなりますが」

タシカ「みなさん、よろしくお願いします」ペコリ

木の葉丸「よし、上出来だコレ」

木の葉丸「適当に席につくコレ」

タシカ「はい」

アカリ「モリトくん、こっちに来るよ!」

モリト「分かってるよ、だからはしゃぐなって…」

タシカ「隣、いいですか?」

アカリ「うん!どうぞ!」

タシカ「ありがとうございます」

モリト(…なんでわざわざここに来るんだよ)

タシカ「お二人のこと、知ってますよ」

モリト「は?」

タシカ「うちはモリトさんに、うずまきアカリさんですよね?」

アカリ「あ、うん、そうだけど…」

モリト「何で砂の奴が知ってんだよ」

タシカ「砂でも有名ですから」

タシカ「それに、ボク、たまに木の葉に来てますし」

アカリ「そうなの?」

タシカ「はい、父様はこっちの出身なので」

モリト「てか、アカリ、苗字でわかるだろ」

アカリ「え?奈良でしょ…って、あれ?」

タシカ「はい、父様の名前は奈良シカマルです」

アカリ「そっか!シカマルさんの…」

木の葉丸「こら、雑談は後でするコレ」

~休み時間~

アカリ「へえ、わたしたちの一つ下なんだ」

アカリ「すごいね!もうアカデミー卒業してるなんて」

タシカ「昔は、そんなに珍しいことでも無かったみたいですよ」

モリト「おい、お前」

タシカ「ボクの名前はタシカです」

モリト「…タシカ」

タシカ「はい?」

モリト「何で砂側で受けないんだよ」

モリト「中忍試験じゃお前の同級生とも当たるかもしれないんだぞ?」

タシカ「ああ、それはそうですね」

タシカ「でも、せっかく実家もある木の葉で受けられるんですし、いいかな、と」

モリト(…なんだこいつ、年下のくせに気持ち悪い喋りかたしやがって)

タシカ「お二人とも、卒業試験は大丈夫ですか?」

アカリ「うん!たぶんね」

モリト「お前に心配されることじゃねぇよ」

アカリ「モリトくん!失礼でしょ」

モリト「…うっせぇな」

モリト「俺、トイレ行ってくるわ」ガタッ

アカリ「モリトくん!」

アカリ「…ごめんね、モリトくん人見知りするから」

タシカ「いえ、聞いてますから」

アカリ「聞いてる?」

タシカ「すみません、ボクもお手洗いにいってきます」

アカリ「え?あ、うん」

~屋上~

タシカ「なるほど、こうやってサボってるんですか」

モリト「…何の用だ」

タシカ「いえ、もう少し仲良くしてもらえないかなぁ、と」

モリト「それに何の意味がある?」

タシカ「…確かに、意味はないですけど」

タシカ「どうしてボクを避けるんです?」

モリト「別に避けてねぇよ」

モリト「関わりたくないだけだ」

タシカ「ボクが砂の人間だからですか?」

モリト「…勘だ、関わるとロクな目に合わないってな」

タシカ「…そうですか」トスン

モリト「座るなよ」

タシカ「いいじゃないですか」

モリト「授業始まるぞ」

タシカ「ボクもサボることにします」

モリト「…卒業してる奴は余裕だな」

タシカ「モリトさんは、卒業していないのに余裕ですね」

モリト「…喧嘩売ってんのか?」

タシカ「だとしたら、どうします?」

モリト「…立てよ、先輩への敬意ってもんを教えてやる」

タシカ「こういう分かりやすいの、待ってました」

タシカ「もしボクが勝てば、避けないでくれますよね?」

モリト「オレが勝ったら、二度とアカリにも、オレにも近づくな」

タシカ「随分アカリさんのこと、気に掛けていらっしゃるんですね」

モリト「…始めるぞ」

タシカ「そうですね、話は後でしましょう」

モリト「ほざけっ!」

タシカ(さて、どんなものか、見せてもらいますか)

モリト「はあっ!」ブン

タシカ「おっと」ヒョィッ

モリト「…なんで攻めてこない」

タシカ「いえ、さっきまでの攻撃でよく分かりました」

モリト「何だ?余裕で勝てるってか?」

タシカ「いえ、たぶんボクの負けですね」

モリト「は?」

タシカ「聞いていたより、ずっとお強い」

タシカ「これは、喧嘩を売る相手を間違えましたね」

モリト「…なんだ、気持ち悪いくらい素直な奴だな」

タシカ「自分の実力を知るのも、強さのうち、らしいですよ?」

タシカ「それに、このままだと怒られてしまいます」

モリト「は?誰に…」

タシカ「あそこで見ている方に、です」

アカリ「…」ジト

モリト「あ、アカリ!?」

アカリ「モリトくん、何やってるの?」

モリト「え?あ、いやぁ…」

モリト「ち、ちょっとこいつと親交を深めてたんだよ!」

モリト「な?」ガシッ

アカリ「本当?」

モリト「お、おい、お前も何とか言えよ」

タシカ(ボクは負けたので、これ以上関わらないようにしようかと)

モリト(おい、この場を収めるくらい…)

タシカ(どうしましょうかねぇ)

モリト(こ、こいつ…)

タシカ(先ほどの約束、無かったことにしてもらえます?)

モリト(う、ぐぎぎ…)

アカリ「ねえ、本当なの?」

モリト(ちっ、背に腹は代えられねぇ…)

モリト(分かった、無しでいいから!)

タシカ(はい、確かに聞きましたよ、その言葉)

アカリ「ねえってば!」

タシカ「はい、本当ですよ」

タシカ「ちょっと、先輩に教えてもらっていたんです」

アカリ「…そうなんだ、それならいいんだけど」

モリト「な?言ったろ?」

アカリ「む、でも、二人して授業サボっちゃダメでしょ!」

アカリ「タシカくんも、来たばっかりでモリトくんの悪影響受けたらダメなんだから」

タシカ「…ええ、気をつけます」

モリト「お前だってサボってんじゃねぇか」

アカリ「わたしは先生に頼まれたの!」

アカリ「とにかく、喧嘩はしないこと!」

モリト「だ、だから喧嘩なんてしてねぇって…」

アカリ「分かった!?」

モリト「わ、分かったから怒るなって…」

アカリ「もう、年上なら年上らしくしてよね」

モリト「何だよ、その言い方」

アカリ「ふーんだ、行こ、タシカくん」

タシカ「え?は、はい」

モリト「ちょ、ちょっと待てよ…」

アカリ「モリトくんも、次サボってたら一週間口きいてあげないから」

モリト「は!?なんでそうなる…」

アカリ「いいよね!?」

モリト「…あい」

タシカ(…なるほど、力関係はアカリ>モリトという感じですか)

~火影執務室~

サスケ「おっす、来たぜ」

ナルト「おう、いらっしゃい」

サスケ「なんだ、仕事中か」

ヒナタ「今お茶持ってくるね」

サスケ「あー、いいよ、すぐ行くし」

サスケ「ナルト、風影の滞在手筈、整ったぜ」

ナルト「お、助かるってばよ」

サスケ「ったく、最初からやっておけばギリギリにならねぇのに」

サスケ「これに書いてあるから、後で目ぇ通しておいてくれ」

サスケ「オレはこれからテンテンの所に行かないとだしよ」

ナルト「おう、分かった、置いといてくれ」

ヒナタ「テンテンの所?」

サスケ「ああ、監査の予定がな」

ヒナタ「そっか、テンテンは忍具管理だもんね」

サスケ「しっかし、ナルトが仕事してると変な感じだな」

ナルト「何だよ、それじゃいつもサボってるみたいだろ?」

サスケ「馬鹿言え、よくオレの所にサボりに来てたじゃねぇか」

ナルト「そ、それは昔の話だろ?」

サスケ「ま、火影だからな、仕事してるのはいい事だ」

サスケ「じゃあな、また暇になったら手伝ってやるよ」

ヒナタ「もう行くの?」

サスケ「ああ、テンテンが忘れないうちにな」

ナルト「前すっぽかしたっけ、そう言えば」

サスケ「そういうこった、じゃ」シュッ

ヒナタ「…まさに雷って感じだね」

ナルト「光の如くやって来て、去って行くからなぁ、あいつ」

~忍具管理庫~

サスケ「お、こっちに居たのか」

テンテン「あれ?早くない?」

サスケ「オレは仕事が早いんでな」

テンテン「何か意味違う気がするけど」

テンテン「ちょうどいいや、少し手伝って?」

サスケ「あん?何をだよ」

テンテン「今、試験用の忍具出してるんだ」

テンテン「でも、一人じゃ多くて…」

サスケ「他の奴はどうしたんだよ」

テンテン「絶賛書類整理中」

サスケ「…お前、また溜めてたのか」

テンテン「えへー、ついやっちゃうんだ」

サスケ「…はあ、部下の苦労が偲ばれるぜ」

テンテン「ま、まあまあ、いいじゃん、そんなことは!」

サスケ「オレは、その"そんなこと"のためにここにいるんだよ!」

テンテン「…ふぅ、助かったよ」

サスケ「ここぞとばかりにこき使いやがって…」

テンテン「まあまあ、今お茶出すよ」

サスケ「は?そろそろ本題を片付けたいんだが…」

テンテン「いやぁ、まだ終わらないと思うし」

サスケ「どんだけ放置してたんだよ」

テンテン「あはは、じゃ、待機所で待っててよ」

サスケ「あ、おい!」

テンテン「すぐに行くからさー」

サスケ「…なんて勝手な奴なんだ」

~待機所~

テンテン「お待たせー」

サスケ「やっと来たか…」

テンテン「あはは、ちょっと様子見て来たからさ」

サスケ「で?どのくらい引き伸ばせって言われたんだ?」

テンテン「後1時間くらいって…はっ!」

サスケ「なるほどな、んで、時間稼ぎをしに来たと」

テンテン「い、いいでしょ?ちょっとくらい待ってくれても」

サスケ「…仕方ねぇな、1時間だけだぜ」

テンテン「やった!流石サスケ、話せるぅ」

サスケ「何だそりゃ」

テンテン「じゃ、お茶どうぞー」

サスケ「ったく、普段からやっておけよ」

テンテン「いやぁ、面目ない」

サスケ「そうだ、最近どうなんだ?」

テンテン「ん?何が?」

サスケ「キバとだよ」

サスケ「この前香燐が話してたんだよ」

サスケ「テンテンが病院に悩み相談しに来るってな」

テンテン「あ、香燐ってば、誰にも言わないって約束したのに…」

サスケ「で?上手くいってないのか?」

テンテン「へ?ううんそういう相談じゃ無いけど」

サスケ「は?じゃあ何の相談だよ」

テンテン「いやぁ、結婚記念日に何してあげたら喜んでもらえるかなぁって」

サスケ「…お前はナルトか…」

テンテン「え?何で?」

テンテン「そうだ、サスケは何したらキバが喜んでくれると思う?」

サスケ「あ?プレゼントでもすればいいんじゃねぇか?」

テンテン「だから、その内容だって」

サスケ(…鬱陶しい)

テンテン「ねえねえ、香燐に貰って嬉しかったものとかないの?」

サスケ「貰って嬉しかったもの?」

サスケ「…そうだな、マフラーとか?」

テンテン「え?そんなもの貰ったの?」

サスケ「驚くことか?」

テンテン「あ、いや、香燐のキャラ的にね」

サスケ「あいつ、結構そういうの好きだぜ?」

テンテン「そうなんだ、初めて知ったよ」

サスケ「ま、わかりやすく気持ちのこもったものなら何でもいいと思うがな」

テンテン「うーん、ヒナタに教えてもらおうかなぁ」

サスケ「って、前も料理習ったとか言ってなかったか?」

テンテン「だって、ヒナタそういうの得意なんだもん」

テンテン「教えるのも上手いし」

サスケ「ま、方法はお前が決めりゃあいい」

サスケ「とりあえず、自己満足で終わらないようにな」

テンテン「何か、言い方酷くない?」

サスケ「文句はまともに仕事ができるようになってからな」

テンテン「ぐっ、何も言い返せない…」

サスケ「ま、仲良いならいいけどよ」

テンテン「ん?何でサスケが気にしてくれんの?」

サスケ「…ま、サクラのこともあるし」

テンテン「えー?あれは仲良いでしょ」

サスケ「また別居だぞ?」

テンテン「そういう所もあるって」

サスケ「…聞いたことねぇよ」

テンテン「だって、この前もモミジちゃん連れて散歩してたよ、三人で」

サスケ「は?」

テンテン「普通に仲良さそうに見えたし」

テンテン「ネジは家に帰って来て欲しいみたいだけど、その話以外は普通に話してるみたいだし」

サスケ「そうなのか?」

テンテン「うん」

テンテン「ま、二人とも頑固だし、なかなか折り合い付けられないってだけでしょ」

テンテン「喧嘩してはいるけど、そういう時って時間置くのも大事だし」

テンテン「その頻度が多いってだけだよ」

サスケ「…オレ、初めてお前が大人に見えたよ」

テンテン「む、失礼しちゃうなぁ」

とりあえずここで終わり。

次回サクラ編、お楽しみに。

時間かかってごめん、出来るだけ書いていくつもり。

それでは、バイバイ ノシ

原作はどうやら本当にヒナタルートっぽいですね。

やる気出てきたぞー

~病院~

サクラ「…はぁ」

香燐「またため息?」ガラッ

サクラ「あ、香燐」

香燐「そんなんだと、すぐに老けちゃうわよ」

サクラ「そ、そんなことないわよ」

香燐「聞いたわよ、またネジと喧嘩したんでしょ?」

香燐「ほら、ウチに話してみなさいな」

サクラ「…別に、大したことじゃないの」

香燐「それなら尚更よ」

香燐「大したことじゃないのに悩むなんてもったいないわ」

サクラ「…じゃあ、少しだけ聞いてくれる?」

香燐「ええ、もちろんよ」

サクラ「…ありがとう」

香燐「…なるほどねぇ」

香燐「何であんたたちはそんなに不器用なワケ?」

サクラ「不器用、かな?」

香燐「そりゃそうよ」

香燐「あんたはすぐに家を飛び出すし、ネジはネジで気遣ってるつもりなのか、なかなか踏み込んでこないし」

香燐「いつまでもそんなじゃ、娘も大変でしょうに」

サクラ「それは…」

サクラ「ごめんなさい」

香燐「あー、いや、別に責めてるとかじゃないのよ」アタフタ

香燐「それに、ウチに謝ってもしょうがないでしょ」

サクラ「…うん」

香燐「こりゃあ相当参ってるわね」

香燐「なになに、いつもと様子が違うじゃないのよ」

サクラ「…私、今度こそあの人に愛想尽かされちゃったかも」

香燐「え?何でそうなるのよ」

サクラ「いつもなら、毎日連絡いれてくれるの」

サクラ「モミジのこととか、私のこととか、いろいろ話したり」

香燐(そんなの、出ていかなければいつでも話せるでしょうに…)

サクラ「でも、今回はそういうの全然無くて」

サクラ「…そりゃあそうよね、こんな可愛げのない嫁なんて」

香燐「…あー、はいはい、ネガティブ禁止」

香燐「そんなに好きなら素直に甘えればいいじゃないの」

サクラ「…だって出来ないんだもん」

香燐「そりゃまた、筋金入りねあんたの頑固も…」

香燐「そもそも、何でそんなに拘るのよ」

香燐「いいじゃない、使うかわからないけどさ」

香燐「忍術だって、立派な経験でしょうに」

サクラ「…それはそうなんだけど」

サクラ「香燐、ネジの教え方見たことある?」

香燐「え?あー、アカリに教えてるのは何度か」

サクラ「あれは、アカリ相手だからなのよね」

香燐「モミジには違うの?」

サクラ「ネジって、身内には本当厳しいのよ」

サクラ「でも、本人には自覚がないみたい」

サクラ「アカリは、ヒナタの娘ってのもあるだろうけど」

サクラ「…正直、うちの子じゃ才能から比べものにならないわ」

サクラ「あの人がどれだけ教え込んでも、アカリにはなれない」

サクラ「それなら、才能の関わらない堅実な道を歩ませた方が…」

香燐「…あんた、そりゃあダメよ」

サクラ「え?」

香燐「ウチも二児の母だから、まあ気持ちは分からないでもないわよ」

香燐「自分の子供には、楽で、堅実な生き方をして欲しいとは思う」

香燐「でもね、それって親が決めることじゃないのよ」

香燐「ウチらができるのは、方向を示すところまで」

香燐「そこから歩くのは、あくまで子供たちだからさ」

香燐「モミジだって、サクラの知らない才能があるかもしれないでしょ?」

サクラ「…でも」

香燐「サクラ」

サクラ「何?」

香燐「ウチが言いたいのはね」

香燐「ネジはさ、別にモミジをアカリにしたいとは考えてないと思うってこと」

サクラ「……?」

香燐「厳しくするのって、それだけ教えられる側が応えないと難しいのよ」

香燐「きっと、モミジが求めるものを教えるために頑張ってるだけじゃない?」

サクラ「そう、かな…?」

香燐「あんたが惚れた男でしょうが、自信持ちなさい」

香燐「あんたの旦那は、意味も無く他と比べるような奴なの?」

サクラ「…」ブンブン

香燐「でしょ?」

香燐「それが分かってるなら、仲直りも出来るんじゃない?」

サクラ「なんだか、私よりネジのこと知ってるのね」

サクラ「…だらしないなぁ、私」

香燐「あのねぇ…」

香燐「これ、全部前にあんたが言ってたことなんだけど」

サクラ「え?」

香燐「自分の言葉くらい覚えておきなさいな」

香燐「随分惚気るなぁって思ったものだけど」

香燐「あんたねぇ、そろそろ認めれば?」

サクラ「認める?」

香燐「…本当はさ、もっとべったりしたいんでしょ?」

サクラ「えっ!?」

香燐「だから、ラブラブしたいんでしょ?」

サクラ「いや、そんな…」

香燐「…はぁ」

香燐「そりゃ、サクラはしっかりしてるとは思うわよ?」

香燐「ウチも、いいなぁって思うことあるし」

香燐「でも、それと甘えるのは別でしょ」

香燐「そんなところで意地張っても、意味ないんだから」

サクラ「う、ううっ…」

香燐「照れ隠しに理由つけるのもやめなさい」

香燐「そうじゃないと、本当に愛想尽かされちゃうんだから」

サクラ「そ、それは…」

香燐「嫌でしょ?」

サクラ「…うん」

香燐「…にしても、本当難儀な夫婦ねぇ」

香燐「別に、ネジは引いたりするタイプじゃないでしょうに」

サクラ「…でも、私も結構歳きてるし」

香燐「それはウチにも言えるけどね…」

サクラ「あ、そうじゃなくて…」

香燐「分かってる」

香燐「とにかく、面倒なこと考えないでやりたいことをやればいいの」

香燐「いい?」

サクラ「…はい」

香燐「よろしい」

香燐「にしても、いつにもまして弱気じゃない」

香燐「体調悪いの?」

サクラ「…そう言われると、少しだけ」

香燐「ちょっと検査してみましょ」

香燐「医者の不養生なんて、笑い話にしかならないもの」

サクラ「別に大したことないんだけど」

香燐「はいはい、検査が終わってから聞くわ」

香燐「とりあえず、そこに寝なさい」

ここまで。

次はオリキャラとネジのお話。読んでる人は期待してください。

それでは。

~帰り道~

アカリ「…ねぇ、砂ってどんなところなの?」

タシカ「そうですね、何からお話すればいいのやら…」

モリト(…なんでコイツがついてくるんだよ)

タシカ「砂は、知っての通り砂漠地帯にあるので」

タシカ「資源に乏しく、交易の中継をして生計を立てる人間が多かったらしいです」

タシカ「ですので、どちらかといえば名産品というより、民芸品や技術を売りにした製品が多いんですよ」

タシカ「木の葉に比べると、生活面では不便を感じますね」

アカリ「へぇ、そうなんだぁ」

タシカ「洗濯物一つをとってみても、苦労は山ほどありますし」

タシカ「飲料水や生活用水の確保は、毎年かなり問題となっています」

モリト(け、頭でっかちが…)

アカリ「タシカくん、すごいね、そんなに詳しいなんて…」

タシカ「いえ、ボクは風影様の家系にあたりますし」

タシカ「木の葉にも関係があるということで、幼い頃から耳タコだっただけですよ」

アカリ「ううん、それでもすごいことに変わりはないよ!」

アカリ「もっと教えてくれる?」

タシカ「はい、こんなことでよろしければ」

モリト(…気に食わねえ)

アカリ「あれ?どうしたの、モリトくん」

モリト「…別に」

タシカ「もしかして、ボクがいるからですか?」

アカリ「そうなの?」

モリト「…関係ねーだろ」プイ

アカリ「まだ仲良くできないの?」

アカリ「モリトくんの方が年上なのに…」

モリト「…知るかよ」

アカリ「全くぅ、そういうところ子供っぽいよ」

モリト「うるせぇよ」

モリト「お前だって、まだまだ子供じゃねぇか…」

アカリ「ん!」ポヨン

モリト「…なんだよ、突然胸張って」

アカリ「見て、ちゃんとおっぱいあるでしょ」

モリト「いや、そんな話してねぇだろ」

アカリ「む…、だから、胸があるでしょ!」

モリト「だあぁぁっ!そんな大声で言わなくても分かってるよ!」

モリト「あるから何なんだ、言ってみろよ」

アカリ「だって、おっぱいが大きくなるのは大人になった証拠だってさ…春野先生が言ってたもん」

アカリ「だあら、わたしはもう大人だもん」

モリト「へへん、そんな大きさでよく言うぜ」

モリト「そういうのは、ヒナタおばさん位になってから言いな!」

アカリ「そのうちなるもん!」

モリト「なるかよ、うちの母ちゃんだってあんなに大きくなってねぇもん」

タシカ(…おやおや)

アカリ「じゃあ香燐さんも大人じゃないの!?」

モリト「母ちゃんは別なんだよ」

アカリ「ずるいよ、そんなの」

寝ます。またきます。

タシカ「ま、まぁまぁ、二人とも落ち着いて…」

モリト「お前は黙ってろ」

アカリ「タシカくんは黙ってて」

タシカ「…はい」

アカリ「なんでそんなに不機嫌なの!?」

モリト「お前がくだらないことで突っかかってくるからだろうが!」

アカリ「別に突っかかってないもん」

モリト「じゃあ俺がどうしようと気にしなきゃいいじゃねえか」

アカリ「…あ、うん」

モリト「って、は?」

アカリ「ごめん、そうするよ…」

モリト(突然なんだ…?)

タシカ(…これは、どういう事なんでしょう)

アカリ「さ、二人共早く帰ろ!」

モリト「お、おう」

タシカ「分かりました」

モリト(…なんだ?急におとなしくなって…)

モリト(そういえば、最近はあんまり言い合いになっていなかったような…)

モリト(あれ…なんでだっけ…?)

タシカ(なるほど、だいたいの様子はつかめましたね)

タシカ(先ほどの変化はよくわかりませんが)

タシカ(とにかく、ボクの役目を果たすことはできそうですね…)

アカリ「…?あ、モリトくん、あれ…」クイッ

モリト「ん?ああ、モミジじゃねぇか」

タシカ「モミジ、さん?」

アカリ「うん、さ…春野先生の娘さん」

アカリ「なんでこんなところにいるんだろ」

モリト「…とりあえず、話聞いてみようぜ」

モリト「まだガキなんだから、迷子かもしれねぇ」

アカリ「そんな、言うほど子供じゃないけど…」

モリト「あんなぼんやりしたやつ、ほっとけねぇしな」タッタッ

アカリ「…聞いてないね、そうだね」

タシカ「面倒見がいいんですね」

アカリ「うん、わたしのお兄ちゃんみたいなものだし」

アカリ「…ああいう風にしてれば、かっこいいのにね」

アカリ「なんで、タシカくんに突っかかるんだろ?」

タシカ「ああ、多分それは…」

モリト「おーい!アカリ、ちょっと来いよ!」

アカリ「え?あ、分かったー」

アカリ「タシカくん?今何て…?」

タシカ「…いえ、なんでもありませんよ」

アカリ「そう?それならいいんだけど」

アカリ「タシカくんも行こう?」

タシカ「はい、お供しますよ」

モリト「お、来たか」

アカリ「何か用事?」

モリト「いや、モミジがさ…」

モミジ「アカリおねぇちゃん、こんにちは」

アカリ「え?あ、こんにちは…」

モリト「おい、アカリに聞きたいことがあるんだろ?」

モミジ「あー、そうなの」

モミジ「おねぇちゃん、わたしパパに会いたいんだぁ」

アカリ「パパ?ネジおじさんに?」

モミジ「うん、そう」

アカリ「モリトくんも日向のお家なら知ってるよ?」

モミジ「ダメだよ、秘密のことだから」

モミジ「パパが言ってたの、お家のことはお家の人にしか話しちゃダメって」

モリト(普通に聞いてるし…)

アカリ「そ、そっか」

アカリ「まあいいや、日向の家に連れて行けばいいのね?」

モミジ「うん!」

モリト「…と言うわけだ」

アカリ「モリトくんも行くでしょ?」

モリト「え?オレも?」

アカリ「もちろんタシカくんもね」

タシカ「いいんですか?」

アカリ「うん!紹介したいし」

アカリ「モリトくん、最近家に来てなかったから、みんな喜ぶよ!」

モリト「そ、そうか…?」

アカリ「多分!」

モリト「…あ、そ」

モミジ「ねぇねぇ、おねぇちゃん」

アカリ「うん?何?」

モミジ「このゴーグルの人、誰?」

アカリ「ああ、タシカくんって言ってね」

アカリ「わたしのお友達」

モミジ「ふぅーん」ジロジロ

タシカ「はじめまして、タシカと言います」

モミジ「…はじめまして」

モミジ「何か小さいねぇ」

タシカ「!?」

アカリ「そ、そりゃあ身長は低いけど」

アカリ「わたしたちより年下だから…」

モミジ「えー?わたしよりは上でしょ?」

タシカ「あ、はい」

モミジ「…ふふ」

タシカ「ぐっ…」

アカリ「ま、まあこれから伸びるよ、うん」

タシカ「…お気遣い、ありがとうございます」

~日向の家~

モミジ「パパー!」

ネジ「も、モミジ!?」

ネジ「何でここに…」

アカリ「おじさん、こんにちは」

ネジ「それに、お嬢様方も…」

モミジ「ここまで、おねぇちゃん達に連れて来てもらったの~」

ネジ「そうだったんですか」

ネジ「ありがとうございました、わざわざここまで」

アカリ「あ、別に大したことじゃ…」

ネジ「モリトも、久しぶりだな」

モリト「おす、ご無沙汰してます」

ネジ「君は?」

タシカ「奈良タシカ、といいます」

ネジ(君が、例の?)

タシカ(はい、お二人の護衛も兼ねています)

ネジ(聞いた所によれば、随分やるらしいな)

ネジ(二人をよろしく頼む)

タシカ(はい、お任せ下さい)

アカリ「おじさん?」

ネジ「あ、いえ」

ネジ「三人とも、上がって下さい」

ネジ「せっかく来ていただいたんです、おもてなししましょう」

ネジ「ヒアシ様も喜ばれるでしょうし」

ネジ「どうぞ、こちらへ」スタスタ

タシカ「…随分肩肘張った人なんですね」

アカリ「昔からあんな感じだよ、ネジおじさん」

アカリ「さ、みんな行こう」

モミジ「はーい」

モリト「分かったから、はしゃぐなよ」

タシカ(…)

アカリ「どうかした?」

タシカ「…いえ、何でもありませんよ」

モリト「相変わらずデカイ家だなぁ」

アカリ「モリトくんの家も殆ど変わらないでしょ?」

モリト「いや、あれ全部家って訳じゃないし」

モリト「でもいいよなぁ、いろいろ教えてくれんだろ?ネジさん」

アカリ「モリトくんは教えてもらえないの?」

モリト「前に言ったかもしんねーけど」

モリト「うちの父ちゃん、超ケチだからな…」

モリト「なーんも教えてくれねーの」

アカリ「そうなんだぁ…」

モリト「オレも修行してくれたりしねーかな?」

アカリ「頼んでみる?」

モリト「…やっぱいいや」

アカリ「え!?なんで急に?」

モリト「だって、そしたらオレ日向の技使うことになるだろ?」

モリト「…なんかやだ」

アカリ「ひどーい!強いんだよ!」

モリト「いや、強いのはお前で分かってるよ」

アカリ「ふぇっ!?あ、そう?」

モリト「それに、オレだって…」

アカリ「何かあるの?」

モリト「…秘密」

アカリ「ええー!!」

タシカ(…本当、兄妹みたいですね)

タシカ(…少し羨ましいな)

補足、想定する声
モリト 梶裕貴
アカリ 丹下桜
タシカ 堀江由衣

イメージしにくいと思うので。まあ好みの問題ですが。

モリト「ま、ちょっと待っとけよ」

モリト「絶対次は負けねぇから」

アカリ「うー、わたしだってもっと強くなるし!」

モリト「はは、それを超えてやるって言ってんだよ」ワシワシ

アカリ「もう!変な髪型になっちゃうでしょ!」

モリト「うへー、なんか柔らけぇ髪してんなぁ」

モリト「オレなんか、こうやっても…」グシャ

モリト「ほら、すぐ戻る」ピン

アカリ「ほんとだ!凄い!」

モリト「おかげでいつもツンツンするんだよな」

アカリ「後ろの方だけでも切れば?」

モリト「嫌」

アカリ「何で?」

モリト「何でも」

アカリ「…今見てみると、わたしたちみんな結構髪長いね」

アカリ「ほら、タシカくんもおさげでしょ?」

タシカ「ボクの場合、父様と母様に倣ってこうしているんです」

モリト「どういうことだ?」

タシカ「お二人とも、昔は髪をしばっていたらしくて」

タシカ「まあ父様は今もですが」

タシカ「ボクも、いつか立派な忍になれるように、と思いまして」

タシカ「ボクのおじさんが、同じじゃ面白くないと、この形に」

アカリ「似合ってるよ!」

モリト「女みてーな奴」

アカリ「もう!モリトくんだって下ろせば女の子みたいになる癖に」

モリト「うっせーな、感想言っただけだろ」

アカリ「何?モリトくんも三つ編みしてあげようか?」

モリト「ば、やめろって」

アカリ「懐かしいなぁ、昔服を交換したことあったよねぇ」

アカリ「今は難しいけど」

モリト「余計なこと思い出すなっつの」

タシカ「詳しく聞いてみたいですね」

モリト「お前も乗っかるなよ!」

アカリ「えっとね…」

モリト「アカリも話そうとすんな!」

アカリ「ちぇー、懐かしんでるだけなのに」

モリト「…ったく」

ネジ「おや、ずいぶん盛り上がっていますね」

アカリ「あ、おじさん」

ネジ「いただきものですが、菓子を持ってきました」

モミジ「パパ、わたしも食べていい?」

ネジ「お盆を置いてからだ」

モミジ「はい」

ネジ「よし、いいぞ」

モミジ「ふふ、わーい」ムシャムシャ

ネジ「こら、行儀が悪いぞ」

アカリ「わたしたちも食べよっか?」

モリト「だな」

タシカ「いただきます」

ネジ「いあkし、珍しいですね」

ネジ「最近はどなたもつれて来られませんでしたから」

アカリ「モミジちゃんを見つけた時、三人で一緒だったの」

アカリ「だから、おじさんにも紹介しようかなぁって」

ネジ「なるほど、そうでしたか」

モリト「オレは、ついでですけど」

アカリ「最近、モリトくんも来てなかったもんね」

モリト「…だって、用事ねぇし」

アカリ「だから、モリトくんも一緒に修行しようって言ってるのに…」

モリト「あのなぁ、忍の自覚があるなら自分の技くらい隠せよ」

>>264ネジ「しかし、珍しいですね」に差し替えて下さい。

アカリ「ええ、そういうの変じゃない?」

アカリ「せっかく身に付けたなら、見せた方がいいような…」

モリト「ネジさん、アカリに言ってやってくださいよ」

モリト「こいつ、何かにつけて見せびらかそうとするんだから」

アカリ「むう、別にいいでしょ」

タシカ「ボクも、あまりいいことのようには聞こえませんね」

アカリ「タシカくんまで!?」

モリト「なんだ、お前も同じ意見かよ」

タシカ「これに関しては、まぁ忍なら同意見ではないでしょうか」

そう言えばアスマと紅の子が出る予定はあったりする?

>>268キャラは考えてあります。

でも、ここまでオリキャラ原作ブレイクして今更ですけど

これ以上やってもいいの?怒らない?

となってます。

良かったらご意見下さい。今までの流れを含めて、もっとオリキャラおとなしく、とか。

あと、もし出すとすれば、また名前募集になると思います。

女の子なので、肯定代わりに名前を書いて下さってもいいと思います。

それでは、また後で。

大丈夫今更だよ!
ネジに至っては原作で死んだし!

原作ヒナタルートだよな
死亡フラグ建ちまくってるけど

>>270あれはマジでやられた…岸影様容赦なさすぎます…

>>271もし死んだら、訴訟も辞さない

白眼って、輪廻眼の分家だったよな・・・たしか? ナルトのチャクラ合わさると
どうなるの?

>>275さあ?こんなSS書いてますが、詳しいわけではないので分からないです。

名前、気長に待ちます。猿飛○○になっているといいです。

何もなければ、特に出さずに進めます。

それでは、始めます。

タシカ「忍に限らず、戦いと言うものは情報が大きく状況を左右します」

タシカ「相手の使う術、効果範囲、継続時間」

タシカ「相手の得意な間合い、苦手な戦法、その他もろもろ」

タシカ「これらを把握しているかどうかで、優位かどうかは決まります」

モリト「お前のやろうとしてることは、自分から弱点さらすようなものだぜ?」

モリト「隠せる力は隠す、常に自分を掴ませない」

モリト「それが忍ってもんだ」

アカリ「…それはそうだけど」

アカリ「わたし、モリトくんには見ててほしいの!」

モリト「は?」

タシカ「…ふむ」

ネジ(…さすがはあの二人の娘…か)

モリト「と、ととと突然、な、ななな何言いだすんだよ、お前は!」////

タシカ「情熱的ですね」

アカリ「?どうしたの、皆?」

モリト「だ、だって、お前…」

アカリ「何か変なこと言った?」

タシカ「別に変ではないですけど」

タシカ「なんだか、告白みたいな言い方だったので」

アカリ「告白?」

モリト「あーもう!なんでオレがアカリを見てなきゃなんねーんだよ!」

アカリ「り、理由とかは無いけど!」

アカリ「…でも、知っておいてほしいから」

モリト「ぐっ…」

タシカ(おやおや、思っていて以上に親密なんでしょうか?)

アカリ「ダメなの?」

モリト「いや、ダメとかそういうのじゃなくてな…」

アカリ「ねえ、ダメなの!?」

モリト「だ、だから、話を聞けって…」

アカリ「だーめーなーのー?」

モリト「あーもう!うるっせえな」

モリト「別にダメじゃあねえよ!これでいいのか!?」

アカリ「うん!」

モリト「…はぁ、疲れる」

モリト「でも、そんなことしてたらオレの方が強くなっちまうぞ」

モリト「いいのかよ」

アカリ「?別にいいけど」

アカリ「それに、モリトくんが本気なら」

アカリ「わたしがかなう訳ないし」

モリト「は?いやいや…」

モリト「マジで、それは言いすぎっつーか…」

アカリ「そんなことないよ」

モリト「いや、あんまり買い被るなって」

アカリ「…なんで、自分のことをそんな風に言うの?」

モリト「え?だって、自分の力を知ることが、一番の上達の秘訣だから…?」

アカリ「…モリトくん、ちょっと来て」グッ

モリト「ちょ、髪引っ張るなって…いだだだだだ」ズリズリ

タシカ「…」

ネジ「…」

ネジ「…おかわり、いるか?」

タシカ「あ、いただきます」

モミジ「あはは、パパとママそっくりぃ~」

~裏庭~

モリト「あてててて…なんだよ、こんなところまで連れてきやがって…」

アカリ「…モリトくん」

モリト「あ?なんだよ」

アカリ「わたし、ね」

モリト「…おう」

アカリ「…っ」グッ

モリト「な、なんなんだよ、気になるだろうが」

アカリ「…ううん、なんでもない」

アカリ「あのさ、明日でいいから組手しない?」

モリト「は?組手?なんで今更…」

アカリ「わたし、メインが体術だし」

アカリ「お願い」

モリト「…わざわざこんなところで、もったいぶって言うことないだろ…」

モリト「でも…ま、気が向いたらな」

アカリ「本当?」

モリト「マジで気が向いたら、だからな」

モリト「ったく、髪ほどけたじゃんか」

アカリ「あ、わたしが直してあげるよ」

モリト「…いいよ、自分でできるし」チャチャッ

アカリ「そう…」

お久しぶりです。

一週間以上放置してすみませんでした。別のSSを完結させておきたかったので。

決して、オリキャラなんてするんじゃなかったとか後悔していたわけではありません。

今日からまた再開するので、よろしくお願いします。

0時頃から書き始める予定なので、良かったら見に来てください。

それでは。

モリト「で?そんだけ?」

アカリ「え?」

モリト「話」

モリト「他にあんじゃねぇの?」

アカリ「ううん」

アカリ「…ほら、あそこで言ったら、おじさんに怒られちゃうかもしれないでしょ?」

モリト「そうか?そんなことないとは思うけど…」

モリト「ま、お前がないってんなら無いでいいや」

モリト「行こうぜ」

モリト「ここで駄弁ってても仕方ないだろ?」

アカリ「…うん」

タシカ「おや、お帰りなさい」

タシカ「内緒話は済みましたか?」

モリト「ばーか、そんな大層な話してねーよ」

モリト「なあアカリ?」

アカリ「うん、ちょっとしたことだから」

タシカ「そうですか」

タシカ「で?どうします?」

アカリ「どうするって?」

タシカ「いや、このままここに居るわけにもいかないでしょう?」

タシカ「目的は果たせましたし、帰りますか?」

モリト「あー、どうすっか…」

アカリ「微妙な時間だよね…」

モリト「…って、自然に一緒に何かする流れ作るなよ」

モリト「オレは嫌だからな」

アカリ「せっかく一緒なのに、別々なことするなんてもったいないじゃない」

タシカ「関係を深めるきっかけにもなりますよ」

モリト「オレは別に、お前と関係を深めるつもりはねーんだよ」

タシカ「では、アカリさんとではどうです?」

モリト「…っは?な、そんなの今はどーでもいいだろうが」

アカリ「二人共、もっと仲良くしようよ」

アカリ「一番下と一番上なんだよ?この中だと」

アカリ「あ、わたし真ん中だ」

モリト「…注意したいんなら、それなりの雰囲気ってもんを作ってくれよ」

モリト「反応に困るじゃんか」

アカリ「あ、ゴメン」

モミジ「えー?みんな帰っちゃうの?」

アカリ「まだ決めてないんだけど…」

モミジ「ねえねえ、みんなにんじゃ、なんでしょ?」

モミジ「帰るまえに、なにかみせてよ」

アカリ「え?何か?」

モリト「見せられる術って、鳳仙火とかか?」

タシカ「ボクの術は、あんまりそういうパフォーマンスには向かないもので…」

モリト「でも、こんなとこで火吐くわけにゃいかねーよなぁ」

アカリ「うーん」

アカリ「じゃあ、お姉ちゃんが見せてあげるよ」

アカリ「まだ練習中だから、うまくいくか分からないけど」

モミジ「それでもいいよ、みせて!」

アカリ「危ないから、ちょっと離れててね」

モミジ「うん!」

モリト「おいアカリ、何をやるんだ?」

アカリ「うふふ、モリトくんも見ててよ」

アカリ「いっくよー」スッ

タシカ(おや?まさか…)

アカリ「…」ギンッ

アカリ「…っ」ヒュウゥゥゥゥウン

モリト「は?おい、それって…」

タシカ「…あれが螺旋丸ですか、初めて見ますよ」

モリト「いやいやいや、まだあいつに扱えるような術じゃねぇ」

モリト「それに、もし失敗したら…」

アカリ「…くっ…」ヒュゥンパァンッ

アカリ「きゃあっ!」グルンッ

モリト「ほら、言わんこっちゃねぇ!」ガシッ

モリト「おい、大丈夫かよ、アカリ」

アカリ「あはは、失敗しちゃった」

ちょい寝ます。まとまらないので。

明日また書きます。

親はほぼでないの?

モリト「あんまり無茶すんじゃねえよ」

モリト「いいか?」

アカリ「出来ると思ったのにぃ」

モリト「お前懲りてないだろ」

モリト「とにかく、危ないのはダメだ」

アカリ「…はぁい」

モリト「モミジ、怪我してねぇか?」

モミジ「すごーい、アカリお姉ちゃんがくるくるした!」

モミジ「もう一回見たい!」

モリト「ダメだって」

モミジ「えー…」

>>297いや、gdってるからそこまで行けてない。

適当にかけないから進まないんです。そのうち出てきます。

ネジ「おや、まだいらしたんですね」

アカリ「おじさん」

アカリ「うん、モミジちゃんと遊んでたの」

ネジ「おや、それはありがたい」

ネジ「しかし、そろそろ日も傾き始めますし、まずは家に戻られるのがよろしいかと」

アカリ「だって遠いんだもん」

ネジ「ヒナタ様が心配なされますよ」

アカリ「…はーい」

タシカ(ネジさんという方、まるで父親ですね)

モリト(実際、アカリの父さんに任されてんだよ)

モリト(火影って忙しいからな、あんまり構ってやれないって言ってた)

タシカ(へえ)

モリト(つーか自然に話しかけてきてんじゃねぇよ)

タシカ(いいじゃないですか、別に)

モリト(だから、嫌だっつってんだろーが)

サイ「失礼」シュタッ

モリト「うわっ!」

タシカ「…っ!!」シャキッ

サイ(それは必要ありません、奈良タシカ)

タシカ(敵ではないと?)

ネジ「サイか、どうした?」

タシカ(なるほど、理解しました)

サイ(すみませんね)

サイ「日向ネジ、言伝があります」

サイ「うちは香燐より、すぐに病院にくるように、と」

サイ「日向サクラについて話があるようです」

ネジ「サクラ?内容は?」

サイ「僕には明かされていませんが」

サイ「至急、と」

ネジ「…」

ネジ「モミジ、こっちに来なさい」

モミジ「え?」

ネジ「すぐに向かう」

サイ「僕も行きますよ」

サイ「報酬を頂いていませんからね」

モリト「は?なんだよ突然」

アカリ「サクラ先生、なにかあったのかな?」

タシカ「わかりませんが」

タシカ「どうします?追いかけましょうか?」

モリト「おい、そんな野次馬みたいなこと…」

アカリ「うん!気になるもん」

モリト「アカリ!趣味悪いぜ、おい」

アカリ「でも、気になるでしょ?」

モリト「…そりゃあ、まあ」

アカリ「ね?」

アカリ「大丈夫、見つからなければ平気だよ」

モリト「…そんなんでいいのか?」

~病院~

ネジ「サクラ!」ガラッ

香燐「お、早いじゃん」

サイ「特急で行ってきましたからね」

香燐「あいあい、代金はそこに置いといたから」

サイ「毎度、また便利屋サイをどうかご贔屓に」

サクラ「ネジ…」

サクラ「それにモミジまで…」

ネジ「どうしたんだ、病室の方にいるなんて」

ネジ「それも、まるで…」

香燐「そうそう、この子今は患者さんなのよ」

ネジ「患者?どこが悪いんだ!?」

モミジ「ママ、びょうきなの?」

サクラ「あ、あはは…」

モリト(おいおい、何か不穏な空気だぜ?)コソ

モリト(やっぱ今からでもやめた方が…)

アカリ(モリトくん、もう少し詰めてよ)

モリト(あ、悪い)

タシカ(ふむふむ、確かにこれは趣味が悪いですかねぇ)

モリト(同意したくねーけど、そう思うよ俺は)

アカリ(あ、おじさんが怒った…)

ネジ「どうして黙っていたんだ」

サクラ「いや、私も今日知ったばかりだったから…」

ネジ「何か予兆はあっただろう、体調が優れないとか」

サクラ「それは…でも少しだけだったし」

ネジ「俺のことが気に入らないのは、まあ仕方のないことだが」

ネジ「俺たちにはモミジがいるだろう」

ネジ「お前が居なければ、この子は悲しむ」

モミジ「ママ、居なくなっちゃうの?」

ネジ「どの位なんだ?」

香燐「三ヶ月ってとこね」

ネジ「!?それだけか…」

サクラ「ネジ、あなた多分勘違いを…」

ネジ「…俺は、確かに至らない夫だったかもしれない」

ネジ「だが、俺はお前を愛している、それは変わらない」

サクラ「だから…」

ネジ「お前が居なかったら、俺はどうやって生きていけばいいんだ!」

ネジ「…そんなこと、無理だ」

サクラ「あの、すごく嬉しいけど、まず話を…」

ネジ「何か、してやれることはないのか?」

香燐「そうね、そのまま愛でも囁いてやりなさいな」

ネジ「…それしか、出来ないのか」

香燐「ま、当人でもどうしようもないからね」

サクラ「香燐!あんた絶対楽しんでるでしょ!」

香燐「ふふっ、だって、ねぇ?」

ネジ「?どういうことだ?」

サクラ「だから、あなた勘違いしてるのよ」

サクラ「だって…」

香燐「あたしが言ってるのは妊娠三ヶ月よ」

ネジ「は?」

香燐「喧嘩してるとか言いながら、やることやってんのねぇ」

香燐「全く、とんだラブラブ夫婦だこと」

ネジ「え?え?」

サクラ「…だから言ったのに…」////

モミジ「にんしん?」

香燐「あなたに弟か、妹が出来たってことよ」

モミジ「え?そうなの!?」

サクラ「え、ええ」

ネジ「じゃ、じゃあ死んだりは…」

香燐「するわけないでしょ」

香燐「とにかく、おめでたいことよ」

ネジ「…」

サクラ「ネジ?あの、香燐のこと怒らないであげて?」

ネジ「…良かった」

サクラ「え?」

ネジ「…サクラ!」ギュッ

サクラ「ね、ネジ?ほら、モミジも見てるし…」

ネジ「関係ない」

ネジ「ほら、モミジもおいで」

モミジ「うん!」

ネジ「そうだ、こんなに大切なのに、俺は間違っていた」

ネジ「喧嘩ばかりして、いつまでもサクラがいてくれると、甘えていたんだ」

サクラ「ネジ…」

ネジ「今まですまなかった」

ネジ「これからは、もっといい夫に、父になる」

ネジ「サクラ、戻ってきてくれ」

ネジ「俺は、お前がいないと、ダメなんだ…」

サクラ「…ううん、それは私も一緒」

サクラ「ごめんね、いつもいつも自分のことばっかり言っちゃって」

サクラ「モミジも、パパと一緒がいいわよね」

モミジ「うん!一緒がいい!」

ネジ「モミジ…」

サクラ「もっと話しましょう?皆で」

ネジ「…ああ、そうだな」

香燐「じゃ、お邪魔虫は消えるわ」

香燐「分かったわね?」ジッ

モリト(!バレてるし…)

モリト(おい二人とも、行くぞ!)

アカリ(あ、うん)

タシカ(そうした方が良さそうですね…)

~公園~

モリト「ふぅ、さすが母ちゃん」

モリト「こえー」

タシカ「あはは、お見通しでしたね」

モリト「絶対後で怒られるぜ…」

アカリ「…」

モリト「ん?どした?」

アカリ「モリトくん、赤ちゃんって、コウノトリが運んでくるんだよね?」

モリト「は?」

タシカ「おやおや」

アカリ「なんでおじさん達、病院にいたの?」

モリト「そ、そりゃお前…」

アカリ「妊娠って何?」

モリト「え?お、オレに聞くのか?」

モリト「えっと…おい、タシカ!説明してやれよ」

タシカ「名前を呼んでいただけて嬉しいですが、このタイミングで振らないで下さいよ」

タシカ「ほら、モリトさんに聞いていらっしゃるんですから」

モリト「お、お前先輩の言うことくらい聞けよ!」

タシカ「いや、まさかご存知ないとは思いませんでしたから…」

アカリ「何?もしかして違うの?」

モリト「ええ!?あ、いや…つまりだな…その…」

モリト「…なあ?」

タシカ「だ、だからこっちに振らないで下さいよ!」

アカリ「タシカくんは、何か知ってるの?」

タシカ「え?あー…あはは」

タシカ「ぼ、ボクよりモリトさんのほうが詳しいんじゃないかなー」

モリト「お、オレよりこいつのが頭良いだろ?」

モリト「だからタシカに聞いてくれよ」

アカリ「むー」

アカリ「いいもん、二人が秘密にするなら!」

アカリ「またね!」シュッ

モリト「あっ、おい!」

タシカ「行っちゃいましたね…」

モリト「なあ、これってヤバいんじゃね?」

タシカ「…どうでしょう?」

モリト「余計なことしなきゃいいんだけど…」

モリト「アカリだからなぁ…」

タシカ「何かあるんですか?」

モリト「昔の話だから教えてやるけどさ」

モリト「風呂入ってたとき、それわたしに付いてない!って…」

タシカ「…なんと」

モリト「あいつ、父親にも同じこと言ったらしいぜ」

タシカ「いろいろ規格外な方なんですね」

モリト「苦労してんだ、これでも」

タシカ「なんとなく分かりましたよ」

モリト「…お前、そんなに悪い奴でもなさそうだな」

タシカ「…今さら言われても、なんか微妙ですけどね」

また書きます。

これはナルトSSなので、ナルトがメインです。

書けていないのは、私の実力不足です。ご容赦下さい。

それでは。

~うずまき家~

アカリ「ただいまー」

ヒナタ「アカリ?おかえりなさい」

ヒナタ「どうしたの?今日は随分遅かったのね」

アカリ「うん、おじさんの所に行って来たから」

ヒナタ「そうなの?とりあえず手を洗ってきなさい」

アカリ「はーい」テテテ

ヒナタ「…さぁて、私も晩御飯の用意、早く終わらせないと」トントントン

アカリ「お母さん、洗ってきた!」

ヒナタ「はいはい、偉いわね」

ヒナタ「お母さんご飯の支度があるから、ちょっと待っててね」

アカリ「うん」

アカリ「…ねぇ、お母さん」

ヒナタ「うん?何?」

アカリ「赤ちゃんって、どこから来るの?」

ヒナタ「…え?」

アカリ「あのね、今日おじさんの所に居たら、サクラ先生がにんしん?したって」

ヒナタ「そうなの?」

アカリ「うん」

ヒナタ「へぇ…喧嘩してたと思ったら…」

ヒナタ「兄さんも隅に置けないなぁ」

アカリ「それでね、赤ちゃんはにんしんしたら出来るんだって」

ヒナタ「ええ、そうよ」

アカリ「でもね、前にお父さんに弟か妹が欲しいって言った時」

アカリ「赤ちゃんはコウノトリが運んで来るから、お願いしてみるって言ってたの」

ヒナタ(ナルト…まあお父さんには辛い質問かもね)

アカリ「でも、サクラ先生の所にはコウノトリ来てなかったよ」

ヒナタ「そうね、多分来ないと思うな」

アカリ「ねえねえ、赤ちゃんはどこから来るの?」

ヒナタ「…うーん、まあ知っておいてもいいのかな?」

アカリ「?」

ヒナタ「あのね、アカリ」

ヒナタ「赤ちゃんは、お互いが大好きな人の所に来るの」

アカリ「うん」

ヒナタ「それでね…」

アカリ「それで?」

ヒナタ「あ…」

アカリ「お母さん?」

ヒナタ(…よく考えてみれば、どう説明すればいいのかな)

ヒナタ(過程を?…いやいや、それは…)

アカリ「どうしたの?」

ヒナタ(でも、流石に何も知らないまま大人になるのも危ない気もするし…)

ヒナタ(…そう考えると、私はどうやって知ったんだっけ?)

ヒナタ(アカデミーは性教育ないのよね…昔から男の先生ばかりだし…)

ヒナタ(確か…皆が話していたのをそれとなく聞いて…)

ヒナタ(そうだ、図書館で調べたんだっけ?)

ヒナタ(…今思うと、何だか恥ずかしい気がしてきた)

アカリ「おかーさーん?」

ヒナタ(アカリにも自分で調べさせる?でも、中途半端に知ってしまったら…)

ヒナタ(好奇心旺盛なこの子のこと…何かの間違いで試すなんてことが…)

ヒナタ(それはダメよ、ダメダメ)ブンブン

アカリ「?」

ヒナタ(やっぱり、正しい知識って大切よね…)

ヒナタ(女医さんだし、サクラとか香燐さんに頼んでみる?)

ヒナタ(でも、こういうのは親の仕事なのかな?)

ヒナタ(皆はどうしてるんだろう)

ヒナタ(モミジはまだそんな年じゃ無いだろうし、モリトとか?)

ヒナタ(でも、男の子ってどこからか聞いて来るようなイメージだなぁ)

ヒナタ(私の班はキバくんとシノ君だったから特に無かったけど…)

ヒナタ(テンテンも一時期リー君がどうこうって言ってたよね…)

ヒナタ(…ナルトはどうだったのかな?)

ヒナタ(でも、昔からお色気の術とか、自来也様と一緒に旅していた時も色々聞いたって言っていたし…)

アカリ「…早く戻ってこないかな、お母さん」ペラッ

ヒナタ(そうよ、別に具体的に説明しなくてもいいのよ)

ヒナタ(好き合った男女がいれば、自然に出来るのよ、これでいいじゃない)

ヒナタ(…でも、これでアカリに好きな子がいたら、何で出来ないの?って言われちゃうかも…)

ヒナタ(裸で…とかはどうなのかな)

ヒナタ(いやいや、それだとアカリの兄さんとサクラを見る目が変わっちゃいそうだし…)

ヒナタ(この際ナルトと実演?って何を考えているの、私…)

ヒナタ(むむむ、本を買ってくる?男女の身体の仕組み、みたいな)

ヒナタ(ああいう本って、詳しい所までは書いてないよね?)

ヒナタ(受精どうこうみたいな、誤魔化した感じになってるよね?)

ヒナタ(あれ、どうだったかな…)

アカリ「今週のジャ◯プ、どうなったかなぁ」

アカリ「明日モリトくんが持ってこないかなぁ…」

ナルト「ただいまー」

アカリ「あ!お父さん、おかえりなさい」テテテ

ナルト「おうアカリ、ただいま」ギュッ

ナルト「あれ?ヒナタは?」

アカリ「あのね、質問したら固まっちゃったの」

ナルト「?また考え込んでるのか?」

アカリ「あ、お父さんも本当の事教えてよ」

ナルト「ん?何の話だってばよ」

アカリ「あのね、赤ちゃんはどこから来るの?」

ナルト「…は?」

アカリ「だから、赤ちゃんはどこから来るの?」

ナルト「…あ、えっと…」

ナルト「ほ、ほら、コウノトリがだな…」

アカリ「むぅ、コウノトリなんて来なかったもん」

ナルト「ええっ!?試したのか?」

アカリ「ううん、今日おじさんの所でね…」

ナルト「…なるほど、サクラちゃんがねぇ」

ナルト「で、妊娠って何かヒナタに聞いたのか」

アカリ「うん」

ナルト「…そーだなぁ」チラ

ヒナタ「…」

ナルト「…しょうがないってばよ」

アカリ「教えてくれるの?」

ナルト「あのな、アカリ」

アカリ「うん」

ナルト「赤ちゃんってのは、女の人のお腹に来るんだってばよ」

アカリ「お腹?」ポン

ナルト「おう」

ナルト「けどな、そのためにはちゃんと大人にならなきゃなんねぇ」

ナルト「きちんと産まれてきた赤ちゃんを育てられるようにな」

ナルト「アカリは育てられるか?」

アカリ「…ううん」

ナルト「だろ?」

ナルト「赤ちゃんは、大人になった時好きな奴と一緒にいたら自然と来てくれるってばよ」

アカリ「お父さんもそうだった?」

ナルト「おう、そうだったってばよ」

ナルト「俺はヒナタもアカリも大好きだからな」

ナルト「…俺の所に来てくれて、ありがとうってばよ」ナデ

アカリ「わ、わたしは何もしてないけど…」

ナルト「いんや、そんなことないってばよ」

ナルト「今こうやって、元気でいてくれるだけで」

ナルト「俺はすんげー嬉しいってばよ」

アカリ「そ、そうかな」

ナルト「子供の事は、あとで香燐さんにでも聞いてみな」

ナルト「本当に好きな奴が出来たらな」

アカリ「うん、分かった」

ナルト「…もし出来たら、父ちゃんにも教えてくれよ?」

アカリ「もちろん!」

ナルト「…複雑な気分だってばよ」

アカリ「?」

ナルト「おーい、ヒナタ」

ヒナタ「…え?ナルト?」

ナルト「お、戻ってきた」

アカリ「お父さん凄い!さっきわたしが呼んだ時は全然気付いてくれなかったのに」

ヒナタ「あら?私一体…」

ナルト「あはは、また考え込んでたんだってばよ」

ナルト「大丈夫か?」

ヒナタ「え?あ、うん」

ナルト(アカリにはそれとなく教えておいたってばよ)

ヒナタ(え?何て?)

ナルト(かなーりぼやかしてな)

ナルト(後は香燐さんとかに聞けって)

ヒナタ(あ、そうしたんだ)

ヒナタ(どう答えればいいか分からなくなっちゃって…)

ナルト(ま、まあ俺も困りはしたけど)

アカリ「あー!二人で内緒話してる!」

ナルト「おっと、悪い悪い」

ナルト「ほら、飯まで何かして遊んでやるってばよ」

アカリ「本当?」

ナルト「いいか?ヒナタ」

ヒナタ「あ、うん」

アカリ「じゃあね、じゃあね」グイ

ナルト「っと、引っ張らなくても行くってばよ」

ナルト「悪い、飯の用意頼む」

ヒナタ「ううん、あなたもアカリのことよろしくね」

ナルト「おう、任せとけ」

アカリ「おとーさーん」

ナルト「わかってるってばよ」

ナルト「で?何をして遊ぶか」

アカリ「あのね、わたし螺旋丸見たいな」

ナルト「…それ遊びか?」

アカリ「でも、お父さんしか出来ないんだもん」

アカリ「いいでしょ?」

ナルト「うーん…」

ナルト「まあいいか」

ナルト「でも、勝手に真似したらダメだからな」

ナルト「この術は、結構危ないってばよ」

アカリ「うん!分かってる」

ナルト「…本当かなぁ」

アカリ「本当だよ」

ナルト「…んじゃ、見てろよ」ヒュウンッ

アカリ「わあ、綺麗…」ギンッ

ナルト「?綺麗に見えるのか?」

アカリ「うん、白眼はチャクラの流れが見えるから」

ナルト「ふーん、便利だなぁ」

ナルト「…実はな」

アカリ「ん?」

ナルト「父ちゃん、これを1人で作るのかなり時間がかかったんだってばよ」

アカリ「そうなの?」

ナルト「俺ってば、こういう細かいチャクラ操作苦手でさ」

ナルト「アカリにも、いつか教えてやるってばよ」

アカリ「?螺旋玉なら出来るよ?」

ナルト「あれは、規模が小さいから操作しやすいんだってばよ」

ナルト「操作するチャクラが大きくなれば、それだけ制御しにくいからな」

ナルト「…よっと」ヒュン…

ナルト「ま、こんな感じかな」

アカリ「凄いなぁ、わたしも使えるかな?」

ナルト「…ま、多分出来るってばよ」

ナルト「この術を考えたのは俺の父ちゃん、アカリの爺ちゃんなんだけどさ」

ナルト「爺ちゃんと父ちゃんにできて、アカリに出来ないってことも無いと思うってばよ」

アカリ「そう?」

ナルト「ま、練習は必要だけどな」

ナルト「もしかしたら、時空間も使えるようになるかもしれねーし」

アカリ「時空間?」

ナルト「それも、爺ちゃんが使ってた術だってばよ」

ナルト「…俺はあんまし上手く出来ないんだけどな」

アカリ「そうなの?」

ナルト「分身使えばなんとかって感じだな」

アカリ「おじいちゃんって凄い忍だったんだね」

ナルト「おう、俺が知ってる中で一番カッコいい忍の1人だってばよ」

アカリ「?一番なのにたくさんいるの?」

ナルト「ああ、たくさんいるぞ」

ナルト「ま、でも、やっぱり父ちゃんと母ちゃんはちょっと特別かな」

アカリ「わたし、あんまりお話聞いたことないから」

ナルト「…ま、今知ってるのは俺とかヒアシさんとか、その位だからなぁ」

ナルト「クラマが詳しいだろうけど、あいつあんまり話したがらないし」

アカリ「お父さん、わたしお話聞きたいな」

ナルト「ん?っても、俺だって実際に会ったことがあるわけじゃないってばよ?」

アカリ「それなら、お父さんが知ってる分だけでいいから」

ナルト「…そういうことなら、いいってばよ」

ここまで。また後で書きます。

ナルト「……ふう」パタン

ヒナタ「アカリは?」

ナルト「やっと寝てくれたってばよ」

ナルト「色々聞きたがるから、話疲れちまったってばよ」

ヒナタ「ふふ、お疲れ様」

ヒナタ「仕方ないよ、アカリにとってはあなたと話せるってだけで嬉しいんだから」

ナルト「そうなのか?」

ヒナタ「そうだよ」

ヒナタ「私と話している時よりずっと楽しそうだもの」

ヒナタ「やっぱり、あなたみたいな忍になりたいんだと思う」

ナルト「…そりゃあ嬉しいけどさ」

ナルト「あんまり意識しなくてもいいのにとは思うってばよ」

ヒナタ「それじゃあ、ナルトは例えば自来也様だったり、綱手様のことは何も考えなかった?」

ナルト「…いや、そんなことないってばよ」

ヒナタ「でしょう?」

ヒナタ「目標は大事だもの」

ヒナタ「ただ、私たちの時代とは、忍自体が変わってしまったから…」

ナルト「そうだよなぁ」

ナルト「螺旋丸なんて、これからの時代使われないほうがいいってばよ」

ナルト「もう戦争なんて、誰も経験しなくていい」

ヒナタ「…そうだね」

ヒナタ「ナルト」

ナルト「ん?何だってばよ」

ヒナタ「中忍試験、無事に終わるよね?」

ナルト「ああ」

ナルト「みんなそのために頑張ってる、大丈夫だってばよ」

ヒナタ「…私は、別に試験に合格しようが落ちようが、それは別にいいの」

ヒナタ「ただ、無事でいてさえくれれば」

ナルト「…不安か?」

ヒナタ「…うん」

ヒナタ「あの子が、もっと普通の家族の所に生まれていれば」

ヒナタ「そんな心配はいらなかったのかなって思うと、ね」

ナルト「…」

ナルト「…てい」クシャ

ヒナタ「な、何?」

ナルト「アカリは俺たちの子供だってばよ」ナデ

ナルト「俺は、ヒナタと結婚して良かったし、アカリが娘で良かった」

ナルト「他の未来なんて、別にいらない」

ナルト「…ヒナタは、俺と結婚しない方が良かったか?」

ヒナタ「そ、そんなわけない!」

ヒナタ「…ずっと、夢だったんだから」

ナルト「アカリは強い子だってばよ」

ナルト「なんてったって、俺たちの子供なんだから」

ヒナタ「…うん」

ナルト「…もう寝るか」

ヒナタ「…そうする」

~試験会場~

アカリ「ここで筆記試験があるんだね」

ナルト「おう、頑張ってこい」

ヒナタ「アカリなら、そんなに心配しなくても解けるよ、きっと」

アカリ「そ、そうかな?」

モリト「なんだよ、ビビってんのか?」

ナルト「お、モリトに香燐さん」

香燐「あんたらも早いわね」

アカリ「び、ビビってないよ」

モリト「嘘つけ、本番に弱いやつだなぁ」

モリト「ほら、深呼吸してみ?」

アカリ「う、うん…」

ナルト「…」

ヒナタ「もう、子供に嫉妬しないの」

香燐「あはは、お父さんも大変ね」

香燐「モリト、アカリちゃんは任せるわよ」

モリト「え?何でオレが…」

香燐「兄貴分でしょ、そのくらいしなさいな」

香燐「ほら、親はこっち」グイ

ナルト「ちょっ、引っ張らないでくれってばよ」

香燐「じゃあね、頑張んなさいよ」

アカリ「は、はい!」

ナルト「ったく、何なんだってばよ…」

香燐「はいはい、悪かったわよ」

ヒナタ「そういえば、香燐さん一人で来たの?」

香燐「サスケは仕事でいないからね」

香燐「というか、本来なら火影が来てるなんて知られたら問題じゃないの」

ナルト「まあ、見送りくらいならってさ」

香燐「あんた、アカデミーの卒業試験の時も、わざわざ視察とか言って来てたでしょう?」

ナルト「ぐっ…」

香燐「過保護すぎよ、あんた」

ヒナタ「ふふふ、本人より緊張していたものね」

香燐「アカリはあんたと出来が違うんだから」

ナルト「そ、そりゃそうだけど…」

ヒナタ「試験官はサイさんだっけ」

ナルト「あいつ静かに怖いタイプだからな」

ナルト「向いてるかどうかは分からないけど」

香燐「…ま、今年は暇なんじゃない?」

ナルト「え?何でだってばよ?」

香燐「そりゃあ、ねえ?」

ヒナタ「ふふ、そうかも」

ナルト「え?え?」

香燐「あんたは、アカデミーの試験結果くらい調べておきなさいな」

ナルト「どういうことだってばよ…」

ここまで。

完結できる気がしない…

まあ応援してるってばよ

このシリーズホント良くできてて面白いよな

乙です
引き続き頼みます!!

>>348>>349ありがとうございます、投げ出さず頑張ります。

続き、書いて行きます。

~会場~

男1「おい、ここを通りたかったら俺たちを倒してからにしな」

男2「こちとら三回目なんだ、敵は減らしとかないとな」

受験生1「ど、どうする?」

受験生2「で、でも強そうだし…」

アカリ「あれ、なんだかガヤガヤしてるね」

モリト「みてーだな」

モリト「でもいいよな、タシカのやつは免除なんだろ?」

アカリ「そうだねー」

アカリ「でも、次は一緒みたいだから、心配いらないよ」

モリト「お、俺は心配なんかしてねぇよ!」

アカリ「あはは、ちょっとは仲良くなってきたみたいで良かった」

アカリ「じゃあ、早く三階に行かないとね」

受験生1「え?」

男2「なっ…」

モリト「だな」

モリト「お前たちも二階でダラダラやってると遅れるぜ?」

受験生1「ここは三階じゃ…」

アカリ「んー、えい」ぴし

受験生1「あいたっ…」

アカリ「はい、幻術も解けたでしょう?」

受験生1「ほ、本当だ…」

受験生2「か、解!」

受験生2「まさか、幻術だったなんて…」

男2「ま、まさかこんなに早く気付かれるとは…」

モリト「そこの二人も、明らかに下忍のレベルじゃねぇし」

モリト「ちょっと見りゃ誰だって分かるだろ、このくらい」

アカリ「モリトくん、行こう」

モリト「ああ」

受験生1「…あいつら、やっぱり格が違うな」

男2「と、とりあえずどうする?」

男1「どうするも何も、帰るしかないだろ…」

サイ「おや、今回は皆さんお早い到着ですね」

サイ「それでは、席に着いて下さい、試験を始めます」

アカリ「モリトくん、ここ空いてるよ」

モリト「分かってるよ」

アカリ「試験かぁ、解けるかな?」

モリト「…ま、お前なら大丈夫だろ」

アカリ「そ、そう?」

モリト「ほら、静かにしとけ」

モリト「さっさと終わらせて帰るんだから」

アカリ「うん」

サイ(おやおや、緊張も無しですか)

サイ「それでは、始めて下さい」

アカリ「むむむ…」スラスラ

モリト(…やっぱり悩みもしねぇか)

モリト(ま、俺もそこそこやっとかないとな)

モリト(…あんま頭悪いと、アカリに嫌われ…)

モリト(って、何考えてんだ俺は)サラサラ

サイ(…不正も無し)

サイ(そっちは?)

男1(いや、特に不正を働く受験生は…)

サイ(…退屈だなぁ)

ギアスから来ますた。

ヒナタ結婚シリーズってバレルルーシュさんだったのか、
まとめで見たけど作者の名前なんていちいち覚えてなかったから知らんかった

>>356いらっしゃいませ。

gdgdしてますが、風邪が治り次第順次再開していきます。

ナルトもまだ構想が残っているので、まったり楽しんでもらえればと思います。

地味に、今まで完結したものは全てどこかしらでまとめられているのを確認してますので、良かったら探して見て下さいな。

あと、ヒナタ結婚シリーズと言うんですか?なんだか嬉しいですね。

これからもよろしくお願いします。

メアリー・スーのチェックシートやってきた。まだ大丈夫、きっと大丈夫。

早く完結させてもとに戻ろう。うん。

黒歴史まで晒せば、現行含め

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ひたぎ「ねぇ、阿良々木くん」暦「何だ?戦場ヶ原?」
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くらいでしょうか。去年の九月からなのでそんなに多くないです。

よろしければ読んで見て下さい。

書く気をなくす前に。

今日は書く。あと中忍試験やって終わりだからなんとか完結させる。

というわけで頑張ります。

タシカ「さて、そろそろ試験も終わりですかね」

香燐「へぇ、あんたがタシカね」

タシカ「……!おどかさないで下さいよ」

香燐「こうして話すのは初めてになるわね」

香燐「あたしはうちは香燐、モリトの母親よ」

タシカ「これは、ご丁寧にありがとうございます」

タシカ「ボクは奈良タシカ、お二人とはお友達を…」

香燐「そっちじゃない方に用事なのよ」

タシカ「……一体どこまで知っているんです?」

香燐「一応関係者だからね、まあ全部知ってるわよ」

香燐「分からないのは貴方の能力がどの程度なのか、くらい」

タシカ「証明しろ、と?」

香燐「…ま、それもいいんだけどね」

タシカ「え?」

香燐「時間切れみたい」

香燐「もう少し早く来ていればね」

タシカ「一体どういう……」

ヒナタ「香燐さん、探しちゃった……」

ヒナタ「あれ?この子は?」

香燐「あんたも聞いてるでしょ」

タシカ「奈良タシカです」

タシカ「初めましてヒナタ様」

ヒナタ「貴方がタシカくん?アカリが話してた子ね」

香燐「あの子達の護衛でもあるんだから、もう少し何かないの?」

ヒナタ「え?……そうだなぁ」

ヒナタ「でも、悪い子じゃないみたいだし」

ヒナタ「アカリとも仲良くしてくれているみたいだから、良いかなって」

香燐「……はぁ、もう少し警戒心とかね…」

タシカ「ヒナタ様のお話は、ハナビ様から伺っていますよ」

ヒナタ「ハナビを知っているの?」

タシカ「はい、砂では有名な方ですから」

タシカ「子供の頃はよく遊んでいただきましたし」

香燐(まだ子供でしょうに)

タシカ「叔父様の愚痴もよく聞かされました」

ヒナタ「叔父様って、風影様?」

タシカ「はい」

ヒナタ「ハナビ、何か言ってた?」

タシカ「いえ、むしろ叔父様の方が……」

ヒナタ「え?」

タシカ「あ、なんでもありません」

タシカ「ハナビ様はボクの姉のような方です」

タシカ「ですから、お会いできて光栄です、ヒナタ様」

ヒナタ「ふふ、礼儀正しいのね」

ヒナタ「でも、もう少し子供らしくしてもいいと思うな」

タシカ「…今はそうも言っていられないので」

ヒナタ「…ふふ、そんなに張り詰めることないんだよ」ポン

ヒナタ「確かに、貴方に護衛を頼んだのは私たち大人だけど」

ヒナタ「貴方に全部任せるってことじゃないから」

ヒナタ「良かったら、アカリやモリトくんと、素直に」

ヒナタ「お友達として接して欲しいな」ナデ

タシカ「……やっぱり、ヒナタ様はお話に聞いた通りの方ですね」

ヒナタ「?そう?」

タシカ「はい」

タシカ「母様と同じ感じがします」

ヒナタ「ふふ、そう言われると嬉しいかな」

ヒナタ「今度うちにも遊びに来てね」

ヒナタ「ナルトも会いたがると思うから」

タシカ「はい、よろしくお願いします」

香燐(……ま、ヒナタにかかればみんな骨抜きよね)

香燐(本当、幸せそうに笑ってる)

香燐(ナルト、あんたが変なことしてみなさい)

香燐(まずはウチが制裁加えてやるから)



ナルト「……うひぃ」ゾワッ

シカマル「ん?どうした?」

ナルト「なんかすっげー寒気がしたってばよ」

シカマル「風邪か?」

ナルト「そうなのかなぁ」

シカマル「身体には気を付けてくれよ」

シカマル「公開試験も近いんだから」

ナルト「おう、分かってるってばよ……」

短いけどこれだけ。

徐々に調子戻していこうと思います。

これからもよろしくお願いします。

アカリ「あれ?タシカくん?」

モリト「何で母ちゃんたちと一緒にいんだ?」

タシカ「…挨拶をしていたんですよ」

ヒナタ「もう試験は終わったの?」

アカリ「うん、だってもう時間だよ?」

ヒナタ(確か、例年通りならまだ最後の試練が無かったっけ?)

香燐(多分、やる気無くしたんじゃない?)

香燐(今年の学生テスト最低点ですら、ウチらの頃の平均二割増しよ?)

ヒナタ(毎年上がるよね)

香燐(その分実技は右肩下がり)

香燐(頭でっかちが増えたってこと)

香燐(サイの奴も、次の試験で篩えばいいと思ったんじゃない?)

モリト「なぁ、何話してんだ?」

香燐「何でもないわよ」

アカリ「試験、そんなに難しく無くて良かったね」

モリト「ま、思ってた程じゃ無かったな」

タシカ「お二人は優秀ですからね」

アカリ「えー?そんなことないよ」

モリト「周りの奴らも特に詰まって無かったしな」

モリト「簡単な年に当たったってことだろ」

アカリ「ラッキーだったね」

タシカ「ふふ、まあそれでもいいですけど」

ぐうぅ……

モリト「…腹減ったな」

アカリ「私もぉ」

タシカ「せっかく母上が来ていらっしゃるのですから、どこか食事に行かれては?」

アカリ「それならタシカくんも一緒に、だよ」

モリト「ま、一人置き去りじゃ、飯も不味くなるからな」

ヒナタ「……ふふ」

香燐「ん?どうしたの?」

ヒナタ「何だか、懐かしい感じがして」

ヒナタ「アカリも凄く楽しそうだし」

香燐「…ま、モリトも普通に会話してるからね」

香燐「悪い奴じゃ無いのは分かるわ」

ヒナタ「もう、またそんな風に」

香燐「いくら知り合いの子供と言っても、そう簡単に信用出来ないわよ」

香燐「自分の子供の命が賭かっているんだから」

ヒナタ「それにしても……」

香燐「別に、ヒナタは今のまま居ればいい」

香燐「ナルトもそう」

香燐「あんた達の分まで、ウチやサスケが警戒するって、それだけの話なんだから」

ヒナタ「香燐さん……」

香燐「モリトが産まれた頃、ウチは襲われた」

香燐「相手はうちはの力が欲しかったんだろうけど、そんなのはどうでもいいの」

香燐「ウチの子は、それだけのモノを生まれながらに持ってしまった」

香燐「それは、アカリも同じ」

香燐「ウチは、あんたやナルトに同じ思いをして欲しくないだけ」

ヒナタ「……うー」

香燐「ん?」

ヒナタ「香燐さん!」ギュッ

香燐「わっ!ちょっと、錯乱してんじゃないわよ」

ヒナタ「うー、香燐さーん」スリスリ

モリト「おい、おばさん変になってんぞ」

アカリ「お、お母さん?何やってるの、もう」

タシカ(…まあ、アカリさんもよくモリトさんに抱きついたりしていますけどね)

香燐「ヒナタ、ヒナタ、皆見てるから…」

ヒナタ「本当、香燐さん大好き!」

香燐「あーもう、話を聞きなさいよ」

アカリ「お母さん!」ガシ

モリト「な、何だってんだよ、一体」

タシカ(…少しお手伝いしますか)

ヒナタ「ダメ、感謝を伝えきるまで離れないの!」

アカリ「わーん、お母さんが変なこと言ってるぅ」

タシカ(…さて、やりましょうか)スッ

ヒナタ「あ、あれ?」ググッ

アカリ「お母さん?」

モリト「何だ?これ」

タシカ「…影真似成功」

香燐「影真似の術…」

タシカ「ボクも奈良一族ですから、このくらいは」

タシカ「大丈夫ですか?」

ヒナタ「あ、うん」

ヒナタ「ごめんなさい、ちょっと舞い上がっちゃって」

タシカ「いえ、お気になさらず」

香燐(このくらいってことは、他にもあるってこと?)

香燐(やっぱり、危険な感じがする)

香燐(年の割に力を持ちすぎている)

香燐(そして、アカリやモリトとは違う)

香燐(力を自覚している)

香燐(力は驕りを生み、驕りは過ちを呼ぶ)

香燐(……このままだと、あの時のサスケみたいに……)

香燐(そしてアカリとモリトも、ウチや水月、重吾と……)

香燐「あ、あんた…」

ヒナタ「ねえタシカくん、貴方も一緒にこない?」

タシカ「はい?」

ヒナタ「アカリが何か食べに行こうって言ってるの」

ヒナタ「ね?モリトくんも来るし」

タシカ「ですが、ボクは…」

ヒナタ(ふふ、あの子達の護衛なんでしょう?)

タシカ(…そう、ですね)

タシカ「お言葉に甘えさせてもらいますか」

アカリ「あ!ほらね、来るってさ」

モリト「また負けか……チクショウ」

タシカ「おや、モリトさんはボクが来ない方に賭けていたんですか?」

モリト「だって、いつもはそういうの断るじゃんか」

モリト「遊ぶことはあっても、飯は食ったこと無いしな」

タシカ「ふふ、気まぐれも有りますよ」

タシカ「それに、遊んでいたという気持ちは有ったんですね」

モリト「……うっせ、言葉の綾だよ」

アカリ「あは、モリトくんは素直じゃないもんねー」

モリト「調子に乗るなっての」ベシッ

アカリ「あでっ…!」

モリト「ほら、行くぞお前ら」

アカリ「あ、置いてかないでよぉ」

タシカ「それ以前に、ボク達だけでは意味が無いのでは?」

ヒナタ「…」

香燐「ねえ、ヒナタ」

ヒナタ「何?」

香燐「やっぱり、あの子は……」

ヒナタ「大丈夫だよ」

香燐「え?」

ヒナタ「言ったでしょう?香燐さんは私たちの分まで心配してくれるんだって」

ヒナタ「だから、私は香燐さんたちの分まで」

ヒナタ「人を信じてあげないと」

ヒナタ「……あの子たち、お互いを認め合ってる」

ヒナタ「誰かが失敗しても、きっと止めてあげられる」

ヒナタ「昔みたいにはならないよ」

香燐「ヒナタ、あんた気付いてたの?」

ヒナタ「さ、香燐さん、行こう?」

ヒナタ「ね?」

香燐「…本当、甘いんだから」

ヒナタ「ふふ、旦那さんもお友達も、甘やかしてくれるんだもん」

ヒナタ「だから、私のせいじゃないからね」

香燐「…はいはい」

香燐「全く、あんたとナルトには敵わないわ」

香燐「理屈も何も、聞いちゃくれないんだから」

ヒナタ「あはは」

香燐「さぁて、何食べるつもりかしらね、あの子達」

ヒナタ「さぁ?」

香燐「……本当、似なくていいのにナルトみたいになっちゃって」

香燐「適当すぎよ、もう」

ヒナタ「だって、まだまだラブラブでいたいもん」

香燐「…訳分かんないし」

ここまで。またじわりじわり書いていきます。

それでは。

影真似程度でサスケレベルの事が起こせるとは思えないがな。

影縫いや影首はヤバイけどM縫いはともかく、首はシカクレベルじゃないと単体専用だし

>>384言葉足らずでしたね。今回の場合はタシカではなく周りがヤバいので、考えを持ちそうってレベルでも…と、本当は本編で分かるようにしなきゃいけないんですよね。精進します。

うわー、やらかしてたー、死にたい。

マジで死にたい。これ完結させて二年後書いたらリベンジしよ。

もういやじゃぁ……

コメ催促と言われてもいい、これ読んでる人どれくらいいるんだ?放置してるけど畳まずに書き切った方がいいか?頼む、教えてくれ。前に比べてこのSS嫌われている気がするんだ。もしそうならこいつは無かったことにした方が前のにとっても幸せだと思うんだ……

ありがとう。変なこと言わせて悪かった。

一番長い奴がそろそろ終わりそうなんで、その後こっち書きます。それと、娘は伏線ってことにしておいて下さい。番外編で回収します。

それでは、もう少しお待ち下さい。

~修練場 夜~

タシカ「……ふう」

シカマル「ここにいたのか」シュタ

タシカ「父様」

シカマル「今更何の練習だ?」

タシカ「まだまだ未熟なので、日々特訓が必要なんですよ」

タシカ「そうでなければ、仕事も完遂できません」

シカマル「あんまり無茶するんじゃねーぞ?」

シカマル「お前は俺たちが入れない試験会場でのトラブルにさえ気をつけとけばいいんだ」

シカマル「それ以外は俺たちがなんとかする」

タシカ「分かっていますよ」

タシカ「……ただ、ボクにはボクのやりたいことがあるんです」

シカマル「やりたいこと?」

タシカ「何でもありません、今の言葉は忘れて下さい」

シカマル「……あまり思いつめないようにな」

シカマル「母ちゃんも心配する」

タシカ「ふふふ、大丈夫ですよ」

タシカ「お二人の子供として、恥じることのないよう頑張ります」

タシカ「大戦の影の英雄の名前は重いですが」

シカマル「そんなもん、周りの奴等が祭り上げたくて言ってるだけだ」

シカマル「タシカはタシカ、何も気にすることねぇ」

タシカ「……帰りましょう、父様」

タシカ「明日も早いですし」スタスタ

シカマル「あ、おい!」

シカマル(……はぁ、一体誰に似りゃああんな肩肘張った子供になるんだ?)

シカマル(可愛げがどんどん無くなってきやがる)

シカマル(にしても、やりたいことってのは何だ?)

シカマル(……引っかかるが、情報が足りねぇ)

シカマル「……少し調べとくか」シュッ

シカマル(……妙なことにならなきゃいいんだがな)

~アカデミー校庭~

カカシ「さて、そろそろ始めますか」パタン

モリト「やっとか」

モリト「全く、そんな本読んでる暇があったら教えてくれよ」

カカシ「これは、俺のバイブルってやつだ」

カカシ「お前の父さんを教えてた頃から読んでるんだ、今更変えられないよ」

カカシ「モリトも大人になったら読んでみるといい」

モリト「いや、それは別にいいや」

カカシ「つれないやつだな」

カカシ「それで、本日のメニューだが」

モリト「うんうん」

カカシ「残念ながら調整は本試験に合わせてある、大技はそれまでおあずけだ」

モリト「えー」

カカシ「はい静粛に」

カカシ「心配しなくても、出し惜しみはしないよ」

カカシ「サスケに教えたことは、ちゃんと教えてやる」

カカシ「だけど、急に全部やれるわけじゃない」

モリト「でもさぁ」

カカシ「とにかく、今日は体術をメインに訓練していく」

モリト「体術?」

カカシ「忍の基本だ」

カカシ「まあ、お前はアカリを見ているから何となく分かるとは思うが」

モリト「あいつ、別次元の強さしてるぜ?」

カカシ「そりゃあ若き天才ネジの教育を受け、サボりもせず」

カカシ「さらにはモリト、お前にも鍛えられている」

モリト「は?オレ?」

カカシ「ライバルってのは、成長のために大切な存在なんだよ」

カカシ「ナルトもサスケも凄い忍だろ?」

カカシ「アカリはお前の写輪眼を常に意識して戦ってきてる」

カカシ「幻術耐性も高いし、何より戦い慣れているからな」

カカシ「俺をやり込めた時も、写輪眼の見切る能力の裏をかいて見破られないようにしたり」

カカシ「ともかく、あの子に勝ちたかったら並大抵では無理だ」

モリト「……」

カカシ「だけど、並大抵じゃなければ無理じゃない」

モリト「どういうことだ?」

カカシ「簡単さ、あの子の知らない技術を身につければいい」

カカシ「実用可能なレベルまで、一気に上げるって苦労があるけどね」

カカシ「……だが、その前に聞きたいことがある」

モリト「聞きたいこと?」

カカシ「結構大事なことでね」

カカシ「ま、正直に答えてもらいたいって話」

モリト「内容は?」

カカシ「ああ、まずは……」

カカシ「……やはりか」

カカシ「いつからだ?」

モリト「前の入院の時くらい」

カカシ「病気のせいなのか、よく分からないな」

カカシ「他に誰が知っている?」

モリト「母ちゃんだけだよ」

カカシ「……分かった」

カカシ「資質は十分、キツいとは思うが不可能はない」

カカシ「悪いが、遠慮なく厳しくやらざるを得ない」

モリト「……へっ望むところだ」

カカシ「ま、気楽に真面目に、打倒アカリだな」

モリト「……別に、それはいいよ」

カカシ「ん?」

モリト「それより、タシカの奴を倒したい」

カカシ「…ま、どっちでも同じことか」

モリト「どういうことだ?」

カカシ「どうせ分かるだろうし、はっきり言っておくと」

カカシ「…お前は今、あの二人より弱い」

モリト「!」

カカシ「恐らく、タシカの方がアカリより強いだろうしな」

モリト「でも、あいつは……」

カカシ「俺は砂の連絡もやってるし、あの子も何度か見たことがある」

カカシ「話したことは無いが」

カカシ「……少なくとも、今まであの子は自分の力を半分も出していない」

モリト「…嘘だろ?」

カカシ「本当だ」

カカシ「ま、本試験には持ってくるんじゃないかな」

モリト「持ってくる?」

カカシ「よし、無駄話はここまでだ」

カカシ「早速、訓練訓練」

モリト「あ!最後まで話してくれよ!」

カカシ「残りは自分で確かめるんだ」

カカシ「ほら、きちんとついて来いよー」シュッ

モリト「だから大人って嫌いなんだよ!自分勝手にベラベラ言いやがってー!」

疲れた。また来る。

どことは言わないがまとめのコメー、お前の妄想など知るかー、私の中のヒナタはずっとナルトって呼びたがってんだよー。呼び方も決めた時しか入れ替えてへんわー、そこまで言うならお前書いてみろよコラー。あ、その時はぜひ読ませていただきたいです。次は僕もナルトくんで通すと思います。お昼後くらいからぼちぼち書き始めますー。

~うずまき家~

アカリ「お母さん、今日のご飯何?」

ヒナタ「アカリは何か食べたいもの、あるの?」

アカリ「唐揚げ!」

ヒナタ「それ、この前も作ったじゃない」

アカリ「でも、唐揚げ食べたい」

ナルト「ただいまー」ガチャ

アカリ「あ!お父さんおかえりー」タッタッ

ヒナタ「あっ、もう、すぐお父さんお父さんって……」

ナルト「おお、アカリ、ただいま」

アカリ「お父さん、今日試験頑張って来たよ!」

ナルト「おう、偉かったな」ナデナデ

アカリ「えへー」

ヒナタ「おかえりなさい、仕事もう終わったの?」

ナルト「ああ、なんとかな」

ナルト「この時期は面倒なこと多すぎるってばよ」

ナルト「特に、今年は余計に……」

ヒナタ「仕方ないよ、とにかくお疲れ様」

ヒナタ「ご飯にする?それともお風呂?」

アカリ「お風呂ならわたしも一緒に入るー」

ナルト「おいおい、そろそろやめたほうがいいってばよ、アカリ」

アカリ「どうして?」

ナルト「もうアカリも大人だろ?」

アカリ「でも、お母さんとお父さんはたまに入ってるし」

ナルト「そ、それは特別だってばよ」

アカリ「えー、お母さんだけずるーい」

ヒナタ「あ、あはは……」

ナルト「周りの子も、父ちゃんと一緒には入ってないだろ?」

アカリ「お父さんは特別ー」

ナルト「いやいや」

ヒナタ「まあ、アカリが言ってるんだし、いいんじゃないかな」

ナルト「ヒナタまで何言ってるんだってばよ」

ナルト「父ちゃんはアカリがあとあと嫌な気持ちにならないように……」

アカリ「ならないよ?」

ヒナタ「ほらほら、ナルトの負け」

ヒナタ「試験うまくいったみたいだし」

ヒナタ「労ってあげてもいいと思うよ」

ナルト「……はあ、わかったってばよ」

ナルト「でも、本当後でお父さんキモーイとか言わないでくれよな」

アカリ「言わないってばさ!」

ナルト「んじゃ、先風呂行ってくる」

ヒナタ「はーい、ちゃんと身体洗うのよ、アカリ」

アカリ「はーい」

読み直して見たら結構いいやないか。頑張ってたな過去の自分。そして頑張れ今の自分。また時間見つけて書くのでよろしくちゃーん。

ナルト「アカリの髪も伸びたよなぁ」ゴシゴシ

アカリ「うん、伸ばしてるもん」

ナルト「修行の時とか邪魔にならないか?」

アカリ「たまーになるけど」

アカリ「でも、お母さんみたいになりたいからね!」

ナルト「はは、そうかそうか」ゴシゴシ

ナルト「よし、流すってばよー」ザパー

アカリ「わっ、急にかけないでよ、もう」

ナルト「ほーら洗えたってばよ」

ナルト「しっかし、アカリは甘えん坊だよなぁ」

アカリ「そう?」

ナルト「いや、俺ってば父ちゃんとか母ちゃんのことよく知らないからアレだけど」

ナルト「ま、甘えてくれてるうちが花ってこともあるか」

アカリ「それじゃあ、今度はわたしがお父さんの背中流してあげる」

ナルト「お、それは嬉しいってばよ」

アカリ「ふふ、頑張るからね!」ゴシ

ナルト「なかなか上手いってばよ~」

ナルト「……そういやさ、アカリ」

アカリ「ん?なぁに?」

ナルト「もしかしたらってだけだけど」

ナルト「修行の時とか、手抜いてないか?」

アカリ「そ、そんなことしてないよ」

ナルト「そうか」

ナルト「ま、ならいいんだけどさ」

アカリ「どうしてそう思うの?」

ナルト「あー、いや」

ナルト「本当何となくなんだけど」

ナルト「……いや、やっぱ何でもない」

アカリ「えー、気になるよ」

ナルト「悪い、父ちゃんの気のせいだってばよ」

アカリ「むー」

ナルト(クラマ、どう思う?)

クラマ(何がだ)

ナルト(お前も見えてるんだろ?)

クラマ(……ああ)

クラマ(お前の娘は何か隠してる、それは間違いない)

クラマ(もっとも、それが戦いに関係あるかは分からないけどな)

クラマ(彼氏が出来たとかじゃないか?)

ナルト「ぶっ……!」

アカリ「ど、どうしたの!?お父さん」

ナルト「あ、いやちょっとな」

ナルト(ま、まさかアカリには早いってばよ)

クラマ(くくく、ミナトとクシナだってこんくらいの時から随分よろしくしてたもんだ)

クラマ(それに、アカリは年の割に意外と大人びたとこもあるだろうが)

ナルト(で、でもよ)

クラマ(ワシは寝る、その辺は父親らしくうまくやるんだな)

ナルト(あ、おい!)

ナルト(あいつめ……)

~木の葉隠れの里 郊外~

???「先生、いよいよですね」

???「ああ」

???「お前達、試験の時に目立たなかっただろうな?」

???「抜かりはありませんよ」

???「でも、やはり噂通りの奴らでした」

???「俺たちがさらに幻術かけても通じなかったしな」

???「……強敵」

???「関係ねぇよ」

???「今回の目的はあいつらだけじゃねえ」

???「あくまで本命をやればいいんだ」

???「んじゃ、段取りは任せるぜ」

???「本戦までに目ぼしいのは潰しとけ」

???「森の中なら動きやすいはずだからな」

???「その辺の根回しは終わってる」

???「後はまとめてヤッちまえばいいんだ」

???「………心配」

???「まあ、ボクもいますから大丈夫ですよ」

???「かかっ、期待してんぜ」

???「今日は解散だ、また集まるまでおとなしくしとけ」

???「よし、んじゃグダグダやるか」

???「……了解」

???「ですね」







タシカ「……ふぅ、そろそろですか、ね」シュッ

久しぶりの更新、そして大きく動くかもしれないという。

長くあいていたのに保守感謝です。ゆーっくり完結させるのでアカリとモリトとタシカが嫌でない方はじりじり読んで下さいな。

ではー。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

がんばって!!

~茶屋~

テンテン「ふー、次は二次かぁ」

サクラ「どしたの突然」

テンテン「ダンナが上手くやれるか心配でさー」

サクラ「そっか、担当キバとシノだったっけ」

テンテン「リーもね」

テンテン「あいつ、いざって時に限って大ポカやらかすから」

テンテン「今から不安よ」

テンテン「ウチの子も誰に似たんだかイタズラばっかりで先生に怒られてばかりだし」

サクラ(それは二人に似たんでしょ、多分)

サクラ「今いくつだったっけ?」

テンテン「あと二、三年もすれば試験受けることになるかな」

テンテン「ま、今年の子たちと被らなくて良かったとは思うけど」

サクラ「ウチの子はどうなるか分からないけど」

テンテン「でも、やっぱり受けるんじゃない?」

テンテン「実際、モミジは向いてると思うけど」

サクラ「ウチの人も張り切って教えてるし」

サクラ「ただ、アカリとかモリト見てるとさ」

テンテン「それ分かる」

テンテン「一次の成績見た?」

サクラ「ううん、見てないけど」

テンテン「サイが言ってたんだけど、とんでもなかったらしいよ」

テンテン「あれってさ、基本はカンニングとか容認してるじゃん?」

サクラ「うん」

テンテン「でもね、それでも満点取らせないように工夫するようにしたんだって」

テンテン「要は、全部上手いこと写したらすぐ分かるようにしてるんだけど」

サクラ「なるほどね」

テンテン「あの子ら、それで満点とったのよ」

サクラ「……本当?」

テンテン「うん、それも記述はちゃんとバラバラでね」

テンテン「モリトも不真面目にしてる感じはするけど」

テンテン「ちゃんと点数とるあたり、やっぱ血の差なのかなぁ」

サクラ「業界的には血って重要な要素よね」

サクラ「まあモリトの場合はアカリに負けられないってことだとは思うけど」

テンテン「アカリは出来すぎてるわね」

テンテン「何かついてたりして」

サクラ「何があるにしろ、まあ元々あの子凄いじゃない」

サクラ「天才って言われる要因はたくさんあるもの」

テンテン「ナルトもあんなにまで凄くなっちゃったし」

テンテン「さらに血継限界まであってさ」

テンテン「ウチの子にも何か残してあげられればーって思うけど」

サクラ「犬塚なんだし、そっちはいいじゃない」

テンテン「サクラだって白眼でしょ?」

サクラ「結局、私たちはまだ恵まれてる方なのかもね」

テンテン「ダンナ頼りってのはアレだけど」

テンテン「あたし、そういうの何もないからなぁ」

テンテン「同期も下も、優秀過ぎて辛いわ」

サクラ「就職先は安定してるじゃない?」

テンテン「医者のあんたに言われると何か凹むけど」

サクラ「はいはい、拗ねない拗ねない」

テンテン「もー、勉強ちゃんとしてくれないかなぁ」

サクラ「本人に任せた方がうまく行くことも多いと思うわよ?」

サクラ「最近思い知らされてるから」

テンテン「うーん、子育てって大変よね」

サクラ「それは本当に思う」

テンテン「好きに生きて欲しいと思うけど、でも辛い目にはあって欲しくないし」

テンテン「今年の子たちはどうなるのかしらね」

サクラ「砂の方は分からないけど、合格するでしょうね、多分」

テンテン「総合判定になってから、甘いって感じちゃうのは僻みなのかな?」

サクラ「実際、戦うための忍じゃなくて、人の役に立てる忍が求められているんだから」

サクラ「仕方ないわよ」

テンテン「人の役に立つ仕事かぁ」

テンテン「自分のことなら何も悩まなくてすむんだけどね」

サクラ「本当にね」

テンテン「はぁ、どーなるんだろ」

サクラ「なるようになるんじゃない?」

テンテン「前からの噂も気になるし」

サクラ「邪魔されるかもって?」

テンテン「うん」

テンテン「平和だと困る連中が、大名の中にも山ほどいるから」

テンテン「あたしも二次手伝えないかなぁ」

サクラ「無理じゃない?」

サクラ「火影の娘に甥っ子でしょ?他里も注目してるから」

サクラ「下手なこと出来ないのよ」

サクラ「ナルトとヒナタも、その辺かなり気にしてたわ」

テンテン「だよねー」

寝ます。次をお楽しみに!

ちゃんと娘のところは伏線にするつもりだったっぽいな、自分。香燐のセリフであった。

もう少し待ってください。お金が無いんです。

書きます、ちゃんと書きますからぁ!

今日書けるかも

すみません、流れ確認してたら意外と長くて時間かかってました。

今から続き考えて書きますー?

~アカデミー 屋上~

タシカ「………」

タシカ「………」

がちゃ

モリト「ん、なんだ先客かよ」

タシカ「おや、モリトさん」

タシカ「席を外しましょうか?」

モリト「別にいいよ」

モリト「オレは寝に来ただけだし」

タシカ「そうですか」

モリト「……あのさ」

タシカ「なんです?」

モリト「お前と本気で戦ってみたいって言ったら怒るか?」

タシカ「別に怒りませんけど」

モリト「でも、本気は出さないって?」

タシカ「そうなりますかね」

モリト「そうするまでもなく勝てるからか」

タシカ「まさか」

タシカ「仲間だからですよ」

モリト「…嘘だな」

タシカ「はい、嘘です」

モリト「あっさりバラすなよ」

タシカ「まあ、そう焦らずとも」

モリト「本試験に進めば、戦えると思いますから」

タシカ「その時は、遠慮なくやらせてもらいます」

モリト「……そうか」

タシカ「どうしたんですか?突然」

モリト「んー、なんつーかさ」

モリト「アカリもそうだけど、お前ら隠し事多すぎると思って」

タシカ「それは、モリトさんにも言えることじゃないですか」

モリト「……オレはそんなことしてねぇよ」

タシカ「まあ、そういうことにしておきましょうか」

モリト「お前、どこまで知ってるんだ?」

タシカ「知ることのできる限りには知っているつもりです」

タシカ「ボクは考えることが余り好きではないもので」

モリト「また嘘だな」

タシカ「これは本当のことですよ」

タシカ「ボクにとって、今回の試験は色んな意味を持った大切なものですが」

タシカ「それをモリトさんやアカリさんと共に出来るというのは嬉しいことです」

モリト「へっ、心にも無い事抜かしやがるぜ」

タシカ「何気に酷いですね」

モリト「……なあ」

タシカ「今度は何ですか?」

モリト「お前さ」

タシカ「はい」

モリト「……きなのか?」

タシカ「すみません、もう少し大きな声で」

モリト「……あーっ、性に合わねぇ」

モリト「お前、アカリのことが」

モリト「すっ、すすす好きなのか!?」

タシカ「はい?」

モリト「何度も言わせんなよ!」

タシカ「落ち着いて下さい」

タシカ「どうしてそういう話になるんです?」

モリト「どっちなのか答えろよ」

タシカ「……うーん」

タシカ「まあ人としては好きですよ」

タシカ「素直で、一生懸命で」

タシカ「能力はあるのに奢らない」

タシカ「……まあ、もう少し憎める人ならやりやすかったとは思いますがね」ボソッ

モリト「最後が聞き取れなかったんだけど」

タシカ「とにかく、友人としての親愛以上の好意は持っていません」

モリト「……小難しい言い方が好きな奴だな、お前」

タシカ「こればかりは性分ですから」

タシカ「それにしても、モリトさんがそんな事を聞いてくるとは思いませんでしたよ」

タシカ「何か心情の変化でもあったんですか?」

モリト「…別に」

タシカ「この際言ってしまった方が楽になるんじゃないですか?」

タシカ「こう見えて、口は堅いんですよ、ボク」

モリト「何もねぇって」

モリト「……ただ、あいつが言ってたんだよ」

タシカ「何をです?」

モリト「あいつの理想はさ」

モリト「自分より強い奴だって」

タシカ「ほう、そうなんですね」

モリト「認めたくねぇけど」

モリト「オレはあいつより弱い」

タシカ「それは、そうかもしれません」

モリト「少しくらいフォローしろよ」

タシカ「すみません、ボク嘘が苦手でして」

モリト「よく言うぜ」

モリト「……んで、多分だけど」

モリト「お前は、アカリより強い」

タシカ「買い被りですよ」

モリト「真面目に言ってんだ、茶化すなよ」

モリト「確かに、アカリの方がチャクラも多いだろうし」

モリト「才能もあるかもしれねぇ」

モリト「……でも、それでもあいつに負けない自信があるだろ」

タシカ「……」

モリト「オレは、お前がどんなとこで生きてきたのかは知らない」

モリト「けど、何となく感じるんだ」

モリト「少なくとも、オレやアカリよりはキツいとこにいたんだろうなって」

タシカ「……ボクは甘やかされて育ちましたから、そんなことは」

モリト「だったら、何でたまに」

モリト「すげー辛そうな顔してんだよ」

タシカ「してますか?」

モリト「してるな」

モリト「なんつーか」

モリト「……オレたちと一緒にいるのが嫌みてーなさ」

タシカ「そんなこと、ありませんよ」

モリト「別にさ」

モリト「今の時代、忍だって昔とはちげぇだろ?」

モリト「里と里で争うこともない」

モリト「だから、もっと緩くていいんじゃねぇか?」

モリト「オレはそう思ってる」

タシカ「……それは、先輩としての助言ですか?」

モリト「…ま、そんなもんか」

タシカ「モリトさんが強さに拘るのは、アカリさんに認めてもらう為なんですね」

モリト「そうだな」

タシカ「隠さないんですか?」

モリト「それは、本人にも言ってある」

タシカ「結構あけすけにアピールされていたんですね」

モリト「ま、あいつはまともに受けあっちゃくれないけどな」

モリト「結局、いっつも流されちまう」

タシカ「……あの方の場合、まだそういう感情が無いのかもしれませんよ」

モリト「わかんねぇ」

モリト「けど」

モリト「アカリはいい奴だ、誰とでも仲良くなっちまうし、皆アカリのペースに巻き込まれちまう」

モリト「だから、今から捕まえとかないと」

モリト「……変な男に騙される前にな」

タシカ「ふふ、まるでお父さんですね」

モリト「何とでも言えよ」

タシカ「ボクらには、まだ早すぎるような気もします」

モリト「早すぎるなんてねぇさ」

モリト「気付いた時にはもう遅くなってるかもしれねぇ」

タシカ「……まあ、そちらはモリトさんが上手くやるしかありませんね」

モリト「…わあってるよ」

モリト「オレ、そろそろ行くわ」

タシカ「寝て行くんじゃなかったんですか?」

モリト「話してたら目が冴えちまったよ」

モリト「それに、やっぱりお前はオレが倒さねぇと」

タシカ「ライバルってことですか」

モリト「ああ」

モリト「その顔から、余裕を無くしてやらないと気が済まねぇ」

タシカ「余裕なんて、そんな事は」

モリト「本試験までは味方だ」

モリト「精々頼りにしてるぜ、後輩」バシッ

タシカ「痛っ」

モリト「オレは今からもっともっと強くなる」

モリト「余裕ぶっこいてると、もっと痛い目を見ることになるぜ」

タシカ「………痛い」サスリ

タシカ「モリトさんは行ってしまいましたか」

タシカ「……」

タシカ「ふん、ぬくぬくと生きてきた人に負ける訳がないじゃないですか」

タシカ「本試験までは味方」

タシカ「でも、本試験が始まってしまいさえすれば」

タシカ「……やっと、ボクの目的を達成できる」

タシカ「精々頑張って下さいね、先輩」シュッ

ここまで。

相変わらずいつ時間が取れるか分からないので敢えて次いつ書くとかは言いませんが

エタらせるつもりもないし、次のナルトSSも考えてあるので、気長に待って下さい。

次もナルヒナありつつ、でもメインは別の人にやってもらう予定です。番外編も書くつもりなので、その次になってしまうとは思いますが。

それでは、また次に書く時にお会いしましょう!

~忍具管理課 詰所~

テンテン「むむむー」

キバ「おう、どうしたんだよ皺寄せて」

テンテン「キバ!どうしてここに?」

キバ「ま、様子見だな」

キバ「後は二次試験の時使う巻物の確認に」

テンテン「心配しなくても、ちゃんと上がってるよ」

テンテン「ほら、ニセットずつそこんとこに」

キバ「お、さすがに終わってるか」

テンテン「何よ、少しは信頼してよね」

キバ「はは、悪い悪い」

キバ「んで?何で悩んでんだよ」

テンテン「これ」ピラ

キバ「?」

キバ「なるほど、そういや担当はお前だったな」

キバ「いいじゃん、先生とか向いてそうだし」

テンテン「この三人ってのが問題なのー」

テンテン「何か教えてあげられるのかなぁ」

キバ「ま、確かに難しい奴らだな」

キバ「でも、地力がしっかりしてんならさ」

キバ「それはそれでやりようがあるだろ?」

テンテン「やりよう?」

キバ「こいつらの場合、個人の力はそんなに問題ねぇ」

キバ「つーことは、連携の訓練に全部時間使えるってことだろ?」

テンテン「……あたしも、最初はそう思ってたんだけどさ」

キバ「?まだ問題あんのかよ」

テンテン「実はね」

テンテン「モリトだけ、カカシ先生が別に教えるんだってさ」

テンテン「日にちによって、モリトだけいなくなっちゃうの」

キバ「なるほど、そいつは良くねぇな」

キバ「ま、それが必要だってカカシさんが思ったってことだろうけど」

テンテン「うーん、モリトが素直に言うこと聞くタイプじゃないからさー」

テンテン「アカリもネジに教わってるけど、あの子は割とすんなり話聞いてくれそうだし」

キバ「……ま、お前の思うとおりにやるしかないな」

テンテン「ぶん投げとか、ひどくなーい?」

テンテン「可愛い奥さんの悩みなんだよ?」

キバ「はいはい、可愛い可愛い」

テンテン「むー」

キバ「心配しなくても、上手くいくさ」

テンテン「何その根拠の無い自信」

キバ「考えてもみろ、何でカカシさんがモリトだけ分けるのか」

テンテン「んー?」

キバ「モリト、プライド高いだろ?」

キバ「つーことは、今のまんまじゃあいつが腐りそうってことじゃねーかな」

テンテン「モリトって、あの中で一番弱いわけじゃなくない?」

キバ「多分、力の使い方の問題だ」

キバ「サスケは、あいつに何も教えないようにしてるらしい」

テンテン「……?どしてよ」

キバ「そもそも、モリトが写輪眼を開眼しちまったことも気にしてるって話だし」

テンテン「…そういえば、なんでモリトって写輪眼使えるんだろ」

キバ「そりゃー……」

キバ「あれ、何でだ?」

テンテン「なんだろ、この感じ」

テンテン「なんか、真っ白なペンキを塗られてるみたい」

キバ「オレもだ」

キバ「何かされてんのか?」

テンテン「何かって何?」

キバ「……分からねぇ」

テンテン「むー」

キバ「とりあえず、今度ミーティングでもしてみろよ」

キバ「そんときに、これからどうすんのかさ」

キバ「あいつらと決めればいいだろ」

テンテン「……そんな先生聞いたことないよ」

キバ「別に誰かの真似しなきゃいけないなんて決まりもねーだろ?」

キバ「テンテンなりの先生でいいじゃんか」

テンテン「……ん、ありがと」

テンテン「あたし、やってみる」

キバ「おう、そういう前向きなとこに惚れたんだ」

テンテン「……ばか」スリ

キバ「へへ」ナデ

シノ(……仕方ない、時間を改めるか)

シノ(何故なら、俺は空気の読める男だからだ)

よし、だいぶ踏み込んできたぞー

なんか、下手すればこのスレじゃおわらなくなりそうだけど、その時は次建てるんで反応下さると嬉しいです。

モリトの謎、アカリの謎、タシカの謎

全部拾って番外に繋げられればと思います

んだば、また次回ー

~修練場~

テンテン「というわけで、ミーティングをしましょう!」

モリト「ま、話は分かるけど」

アカリ「あれ、タシカくん眠そうだね」

タシカ「ちょっと夜更かしをしてしまいました」

タシカ「大丈夫です、すぐにシャキッとしますから」

モリト「おい、お前らも話聞けよ」

アカリ「聞いてたよぅ」

アカリ「スリーマンセルで行動は忍の基本だもんね」

タシカ「モリトさんが別で修行をするにしても」

タシカ「恐らく合わせるのは難しくないと思いますし」

モリト「言うじゃねぇか」

タシカ「単純に、モリトさんの器用さを考えただけです」

タシカ「不思議と細やかですから」

アカリ「うんうん、モリトくんは凄いんだよ」

モリト「アカリ、怒りにくい雰囲気作るなって」

テンテン「……心配してたのが馬鹿らしくなってきちゃうなぁ」

テンテン「とりあえず、三人には定期的に集まって貰うのが難しいです」

テンテン「なので、あえて連携を考えるつもりはありません」

モリト「いいのか?」

テンテン「お互いに背中を任せられる実力があれば、後は自分のことだけ考えられるからね」

テンテン「それに、既に競い合う気持ちがしっかりしてるから」

テンテン「本当ならいろいろ修行させるんだろうけど」

テンテン「二次の時の独断専行さえなければ、個人の能力で問題が起こることもないと思う」

テンテン「出来のいい生徒ばかりだと、先生ってすることないんだなぁ」

モリト「一人で納得するなよ」

アカリ「褒められたよ、モリトくん」

モリト「よーしよし、良かったなぁ」

アカリ「もしかして、バカにしてる?」

モリト「いや、諦めただけ」

タシカ「イマイチ締まらないのがボクたちらしいですね」

テンテン「ま、あんたたちが比較的素直で良かったわ」

テンテン「モリトもなんだかんだいって、面倒見いいもんね」

モリト「んなことねーし」

テンテン「照れるな照れるな」

モリト「照れてねーよ!」

アカリ「モリトくんはお兄ちゃんみたいなものだからね」

タシカ「小さい頃からずっと一緒ですもんね」

アカリ「そうだよ」

アカリ「生まれた時から一緒だよね!」

モリト「……とにかく」

モリト「アカリとタシカは強い」

モリト「それは認めてる」

テンテン「……へー」

モリト「んだよ」

テンテン「なんか、モリトがそうやって認めるなんて珍しいなって」

モリト「……見栄張っても、なんもかわらねーからな」

タシカ「買い被りだと思いますけどね」

アカリ「そうだよ」

アカリ「一番強いよ、モリトくんは」

アカリ「わたしとタシカくんより、ずっと」

モリト「お世辞なんか言うんじゃねーよ」

アカリ「ね?タシカくん」

タシカ「はい」

タシカ「……まあ、それがわかった時」

タシカ「モリトさんはモリトさんじゃないかもしれませんけど」

テンテン「…不安要素は君かもね」

タシカ「おやおや」

テンテン「ま、いいや」

テンテン「モリト、とりあえず納得出来るまでカカシ先生に教わってきなさい」

テンテン「きっと、その方があんたの為になる」

テンテン「後の二人は、まず実力を測るわよ」

モリト「……へーい」

アカリ「なにするの?」

タシカ「お手柔らかにお願いします」

テンテン「さ、二次と本試験までに」

テンテン「やれることは全部やるよー!」

アカリ「おー!」

タシカ「はい」

モリト「…うす」

~火影執務室~

ナルト「……」カリカリ

香燐「はいるわよー」

ナルト「…香燐さん、ノックくらいしてほしいってばよ」

香燐「なによ」

香燐「どうせヒナタといちゃつくのを見るくらいじゃない」

香燐「そんなのもう慣れっこだからいいわ」

ナルト「で?どうしたんだってばよ」

香燐「タシカについて」

香燐「あんたと話しておかなきゃとおもってね」

ナルト「?何かあったのか?」

香燐「これ、見てちょうだい」ピラ

ナルト「?」

香燐「あの子の経歴を洗ってたの」

香燐「あいつ、ただの下忍じゃないわね」

香燐「いや、違う」

香燐「わざと下忍のままで居させたでしょ」

ナルト「……相変わらず鋭いよなぁ」

香燐「そもそも、今の時代に」

香燐「暗部経験のある下忍がいるもんですか」

ナルト「…そりゃそうか」

ナルト「そうだってばよ」

ナルト「我愛羅と話し合って決めた」

ナルト「本当ならモリトと同じ時期で中忍試験を受けさせる予定だったからな」

香燐「その実力はあるってことね」

ナルト「多分、アカリとは別のタイプの天才だ」

香燐「まああの子も早くには受けられたでしょうけど」

ナルト「人中力の子供だ、嫌でも目立つ」

ナルト「だから、敢えて普通の子供たちと同じ進度ですすめてるんだってばよ」

ナルト「じゃなきゃ、大名連中の駒にされかねねぇ」

香燐「それは分かってる」

香燐「今は戦時じゃないもの、早く中忍になる必要はないわ」

香燐「でも、タシカは違う」

香燐「血縁者ではあるけど、影にも関わらず」

香燐「大戦の立役者だけど、危険視されたわけでもない父親」

香燐「それが、何故こんなに壮絶な経歴を持つことになるのよ」

ナルト「……」

香燐「砂の暗部、さらには薬物調合ライセンスも持ってて」

香燐「それに……」

ナルト「タシカは」

ナルト「…あいつは言わば人質なんだ」

香燐「人質?」

ナルト「大戦が終わって、オレが火影になった時」

ナルト「木の葉と砂で、結構揉めたってばよ」

ナルト「覚えてるだろ?」

香燐「ええ」

香燐「散々他里と協議したわね」

ナルト「人柱力ってのは、まだ恐れられたままだ」

ナルト「時間がたっても、それは変わらねぇ」

香燐「……ま、あんたの力が無かったら大戦は負けてた」

香燐「ヒーローは、敵が居なければただの脅威だものね」

ナルト「そん時に目をつけられたのがシカマルとテマリさんだ」

ナルト「あの二人が結婚したのが遅かったのは」

ナルト「……二人の子供が、オレとサスケの子供を監視できるようにするためだ」

香燐「……どういうことよ」

ナルト「あの二人は、お互い里が違う」

ナルト「砂側は木の葉に負い目があるし、木の葉がそれを口実に砂を飲み込む可能性を」

ナルト「他の里が主張したってばよ」

ナルト「もちろん、オレも説得したけど」

ナルト「聞き入れてはもらえなかった」

ナルト「その時、テマリさんが言ったんだ」

ナルト「自分がシカマルと結婚するってさ」

香燐「……つまり」

香燐「政略結婚ってこと?」

ナルト「ああ」

ナルト「二人が子供を作らなかったのは、アカリが生まれるまで待ったからだ」

香燐「意味が分からない」

ナルト「危険視されたのは、やっぱり人柱力の子供ってことだってばよ」

ナルト「アカリが試験を受けるとき、一緒に受けられるように」

ナルト「そして、場合によってはモリトも監視できるように」

ナルト「モリトと受けた時は、あいつが落とされる予定だった」

ナルト「飛び級でうければ、落とされても変にごねられない」

香燐「……そんな勝手な理屈で」

ナルト「……」

ナルト「そのために、タシカは小さい頃からひたすら修行させられてたってばよ」

ナルト「サスケがモリトに何も教えないようにしてるのは知ってるだろ?」

香燐「それは、写輪眼の力なんて無くていいからって…」

ナルト「それもあるけど」

ナルト「モリトが自分で力を制御出来るようになるまで、力を強くし過ぎないようにする為だ」

ナルト「そうすれば、かつての自分みたいにならずにすむし」

ナルト「……なにより、タシカの負担が減る」

香燐「……ウチ、何も聞いてない」

ナルト「オレが口止めしたんだ」

ナルト「香燐さんなら、絶対止めただろ」

香燐「当たり前よ!」

香燐「酷すぎるじゃない」

香燐「ナルト、あんたは夢の為に一人の子供の未来を犠牲にしたことになるのよ!?」

ナルト「……」

香燐「何とか言いなさいよ!」

シカマル「……そっから先は、俺が説明してやるよ」

ナルト「……!シカマル」

シカマル「悪い、聞かない方がいいとは思ったけどよ」

シカマル「ナルトは確かに危険視されていた」

シカマル「だが、火の国自体はナルトが火影になることを、むしろ歓迎してたんだ」

シカマル「他の国より優位に立つための材料としてな」

香燐「…」

シカマル「だが、このままだと大きな軋轢を生む」

シカマル「ナルトが火影になるのは俺も一番いいと思ったからな」

シカマル「だから、木の葉の暴走を止める楔として、タシカを選んだ」

シカマル「木の葉にも砂にも縁があり、なおかつ他の里も納得させるため」

シカマル「あいつは定期的に他里に出されては人質として預けられた」

香燐「あんたはそれでよかった訳?」

シカマル「里の絆の為だ」

シカマル「木の葉と砂が連携して侵略行為を行わないというアピールのために」

シカマル「本試験も総合評価制に変えて、忍の練度も大幅に下げた」

香燐「……それでも!」

香燐「いくら親だって、子供の人生全てを決めていいわけじゃない!」

香燐「そんな大人の都合に振り回されて」

香燐「タシカがどれだけ傷付いたと思う?」

香燐「子供らしい楽しみよりも先に忍術を叩き込むなんて、正気じゃないわ」

シカマル「……あいつも納得していることだ」

香燐「そんなはずないでしょう!」

香燐「親のあんたが、一番分かってるくせに」

ナルト「……とにかく、タシカの経歴に関しては理由があるし」

ナルト「あいつは今まで通り上手くやってくれる」

ナルト「香燐さんはモリトのことだけ気にしてやってくれ」

香燐「……!」

シカマル「……」

ナルト「……」

香燐「見損なったわよ、ナルト」

香燐「あんたが、大人の都合で、振り回され続けたあんだが」

香燐「子供の世代までそれを繰り返すなんて」

香燐「……」

香燐「いいわ、ウチはウチのやりたいようにするから」バンッ

シカマル「……おっかねぇ」

ナルト「言っても分かってもらえる話じゃないってばよ」

ナルト「それに、事実だからな」

シカマル「……」

シカマル「それもそろそろ終わる」

シカマル「だいぶ草案もまとまったんで、その報告だ」

ナルト「ってことは」

シカマル「ああ」

シカマル「あいつらには、これの第一世代になってもらわなきゃな」

ここまで。

話進まなすぎてやばい。でも、ちょい黒いお話出せたんでよし。

進行遅いけど、最後まで支援よろしくお願いします。

またのー

そろそろパンツ脱ぐ展開か?

>>560
このSSはエロ要素無しですぜ。

パンツは履いておきな。

あげ

表示がおかしくなってしまったぞ

~二次試験 死の森前~

アカリ「うわぁ、すごくおっきな森ー」

モリト「アカリ、ちゃんと前みて歩けよ」

モリト「危ないから」

アカリ「これならいいー?」ギンッ

モリト「こんなとこで使うなっつの」ゴン

アカリ「痛いー」

アカリ「タシカくん、モリトくんが意地悪するの」

タシカ「ははは、そうですねぇ」

モリト「お前の事なかれ主義も、ここまで貫かれるといっそ清々しいな、オイ」

タシカ「いえいえ、そんなことは」

カカシ「いやぁ、緊張って言葉を知らない子たちだ」

モリト「カカシ先生!」

カカシ「よ!」シュタ

カカシ「ごめんな、二人とも」

カカシ「モリトのやつを長く借りちゃって」

アカリ「ううん」

アカリ「前よりモリトくんのチャクラ、凄く楽しそうだもん」

アカリ「きっと、すっごく強くなったんでしょ?」

カカシ「チャクラが楽しそうね、いやはや」

カカシ「ま、強くなったのは間違いないよ」

カカシ「な?モリト」

モリト「いつまでもこいつらに負けてられないからな」

アカリ「ふふん、モリトくんだけが強くなったわけじゃないけどね!」

アカリ「ねー?タシカくん」

タシカ「ここでボクに振らないで下さいよ」

モリト(おい、オレがいない間に、アカリに変なことしてないだろうな?)

タシカ(一緒に修行した時も変化はなかったでしょう?)

タシカ(何もしてませんよ)

カカシ「はは、楽しそうで何よりだ」

カカシ「悪いが、テンテンはちょっと別の仕事ができちゃってね」

カカシ「見送りは俺だけだ」

アカリ「別のお仕事ってなんなの?」

カカシ「ま、たいしたことじゃないよ」

カカシ「試験が円滑に行えるよう、準備してくれてるのさ」

カカシ「ま、心配ないようだし」

カカシ「俺は先に帰るとするかね」

アカリ「もう行っちゃうの?」

カカシ「どうせ中までは入れない」

カカシ「三人とも、無茶はしないで頑張れよ」

モリト「へっ、そんなの分かってるよ」

タシカ「お二人のフォローは任せて下さい」

アカリ「頑張ってきまーす」

カカシ「よろしい」ニッ

~死の森 内部~

テンテン「さーて」

テンテン「各自、手筈は確認してあるね?」

テンテン「上忍は出来るだけマンマークでマンセルごとの把握をすること」

テンテン「中忍はそれぞれ決められたエリア内を監視して」

テンテン「問題が発生したら、必ず連絡すること」

テンテン「後輩になる子達なんだから、優しく見守ってあげるのよ」

忍たち「はい!」

テンテン「じゃ、散開!」

テンテン「……はぁ」ピッ

テンテン「シカマル、やっぱ橙はいないよ」

テンテン「うん、そっちは任せていいんだよね?」

テンテン「おっけー、後で連絡ちょうだい」ピッ

テンテン「……まったく、本当に問題児なんだから、あの子ったら」

~???~

橙「……はぁ」

橙「何が楽しくて、試験の運営なんかやらなきゃないないのよ」ガサッ

橙「ほんと、この一本がなきゃやってらんないわ」カチン

橙「……」シュボッ

シカマル「なーにやってんだ、馬鹿野郎」スッ

橙「あっ!私の煙草!」

シカマル「ったく、まだ子供の癖に変なもの覚えやがって」

橙「私はもう大人よ、失礼ね」

シカマル「大人は仕事サボってこんなとこで煙草吸わねーんだよ」

橙「嘘ばっかり」

シカマル「とにかく、こんなことやってるうちは子供だ、子供」

シカマル「なんで集合場所に行かないんだ?」

橙「……だって、面倒じゃない」

橙「私がいなくたって、あれだけ人がいれば大丈夫よ」

橙「……なんでおじさんにはいつも見つかっちゃうのかしら」

シカマル「簡単だ」

シカマル「俺がサボるなら、たぶんここに来るってだけだ」

橙「……ふーん」

橙「何でもお見通しってこと」

シカマル「残念ながら、そうだな」

シカマル「いつまでもそんな態度じゃ、猿飛の名が泣くぜ?」

橙「猿飛なんて知らないわ」

橙「私は夕日橙、夕日紅の一人娘」

シカマル「父さんが聞いたら泣くぜ?」

橙「知らないわよ」

橙「私が生まれる前に死んじゃった人なんて」

シカマル「……」

橙「お母さんは、猿飛アスマのせいでずっと辛そうにしてた」

橙「早く忘れちゃえばいいのに、バカみたい」

シカマル「……そんだけ、凄い人だったんだよ、アスマは」

橙「……知らない」

橙「お母さんのことを苦しめる人なんて、知らない!」

シカマル「……」

橙「……ずっと嫌だった」

橙「あなたは猿飛の、三代目火影の孫で」

橙「最強の忍、猿飛アスマの娘だって」

橙「そういう度、お母さんは泣きそうな顔してた」

橙「周りの大人も猿飛猿飛って」

橙「私が何を出来ても猿飛の血がって」

橙「……私は、猿飛の娘じゃない、橙よ」

橙「……」

シカマル「……わりーな、俺たち大人がお前を苦しめたんだ」

シカマル「いつもいつも、大人は子供の言うことを分かってやれねー」

シカマル「……昔は俺たちも子供だったはずなのにな」

橙「……おじさんは違うよ」

橙「他の大人とは、違う」

橙「いつも、私を私として見てくれるのはお母さんとおじさんだけ」

橙「ねぇ、お…シカマルさん」

橙「私、ちゃんと大人になったよ?」

橙「だから……」

シカマル「わりーが、お前を助けるのは俺の仕事じゃねー」

シカマル「奥さんも子供もいるんでな」

橙「いいよ、関係ない」

橙「バレないようにするから」

シカマル「……変にねじくれちまって、本当によ」

シカマル「何でいつもいつも、俺の周りにはまともな女がいねーんだ」

橙「私はまともだよ?」

シカマル「俺はてめーがおしめつけてる時から知ってんだよ」

シカマル「いい加減諦めて普通の恋愛しやがれ」

橙「嫌よ」

橙「私のことをちゃんと見てくれる人なんて、全然いないもの」

シカマル「俺はあくまで保護者として、面倒みてるだけだっつーの」

シカマル「ったく、さっきまで凹んでたかと思えば、すぐにこんな話にしやがって」

橙「ふふ、木の葉一の幻術使いの娘だもんね」

橙「幻惑は得意なんだから」

シカマル「……女って、マジこえー」

橙「ま、おじさんはゆっくり攻略するからいいよ」

シカマル「頼むから諦めてくれよ、マジで」

橙「嫌でーす」

橙「それじゃ、おじさんの顔を立てて少しだけ手伝いしてくるね」シュッ

シカマル「……はぁ、疲れる」

~木の葉の里 茶屋~

香燐「あら、紅さん」

紅「香燐ちゃん、どうしたの?」

香燐「いや、偶然通りかかっただけだけど」

香燐「何してるの?」

紅「ふふ、新しいお菓子の宣伝」

香燐「また作ったんだ」

紅「お花とお茶菓子が、ここの売りだからね」

紅「香燐ちゃんも、おひとつどうぞ」

香燐「いいの?」

紅「ええ」

紅「ちょっとおばさんの話し相手になってくれるなら、ね?」

香燐「おばさんなんて、そんなに綺麗で若々しいくせに」

香燐「ま、そんなことでいいなら遠慮なく」パク

香燐「うま!これ超うま!」

紅「あら、嬉しいわ」

紅「はい、お茶もどうぞ」

香燐「いただきまーす」

香燐「あー、ここ通ってよかったわ」

紅「……」

香燐「どうかした?」

紅「いえ」

紅「ただ、シカマルが怒られたって言っていたから」

香燐「……」

香燐「どっちかっていうと、ナルトに怒ったんだけどね」

紅「許せない?」

香燐「紅さんは、タシカの事情を知ってる?」

紅「ええ」

紅「シカマル、何て言ってた?」

香燐「え?」

紅「タシカちゃんのこと」

香燐「…あいつも納得してることだって」

紅「ふふ、やっぱり格好つけてる」

香燐「え?」

紅「ナルト、……火影様も多分同じことを言ったのね」

紅「香燐ちゃん、あの二人はね」

紅「嘘をついてるの」

香燐「嘘?」

紅「ええ」

紅「火影様は最後までタシカちゃんを他の里に送ることを反対していたし」

紅「シカマルも自分の子供を人質になんてさせたくなかったのよ」

香燐「どういうこと……?」

紅「その理由が私に関係があるから」

紅「だから、そのうち私から説明しに行こうと思っていたの」

香燐「紅さんに?」

紅「……本当はね」

紅「人質になるのは、私の娘」

紅「橙のはずだったの」

香燐「……うそ」

紅「本当よ」

紅「橙は三代目火影の孫、他の国からすれば、人質に最適よね」

紅「現火影にしてみても、本当なら関係のない子供で済ませられるって喜んでもおかしくないわ」

紅「……あの二人は違ったけれど」

香燐「そんな……」

ごめん、この後のとこ調整する。

またのー

おちてる?

落ちてない!なんと

~死の森~

アカリ「くらいねぇ」

タシカ「外とは雰囲気も違いますし」

タシカ「これは確かに怖いかも」

モリト「お、びびってんの?」

タシカ「はい、ビビってます」

タシカ「というわけで、モリトさん先頭お願いします」

モリト「自分が嫌だからって体良く押し付けるなよ」

タシカ「だって、ここ嫌ですよ」

タシカ「目の前の三つ、無視した方がいいんですよね?」

アカリ「うん、やめとこうよ」

アカリ「私たち、ただでさえ警戒されてるんだし」

アカリ「どうせなら、一組でも多く最後まで残って欲しいもん」

モリト「ま、我らがアカリ姫の仰せだぜ?」

モリト「いっそあいつらにも教えてやったらいいんじゃないか?」

モリト「一人一組、やれんだろ?」

タシカ「やれると思いますけど」

モリト「んじゃ、敵わないってところをサクッとさ」

アカリ「だから、余計な戦いはしないの」

アカリ「仮に私たちがとんでもなく強くなっても」

アカリ「他の忍が一人もいなくなっちゃったら、意味ないでしょ」

あげ

エレ速にもいつのまにかまとめられとるね。

あそこはやっぱり若干コメ厳しいけどなー。

ま、注意してくれる人ほどしっかり読んでくれてるんだけどね。

モリト「そうかなぁ」

アカリ「え?」

モリト「いや、仮に俺たちが一番強い忍になって」

モリト「他の奴らが戦う気もなくしちまえば」

モリト「それって平和になるんじゃねーの?」

タシカ「まぁ、言うだけならそうなりますよね」

アカリ「あはは、うん、まあね」

モリト「……わーってるよ、だからそんな目で見んなって」

モリト「はいはい、そしたら俺たち三人とも世界の敵になっちまうもんな」

アカリ「……そしたら、みんなずっと一緒にいられるかもね」

モリト「へ?」

アカリ「ううん、なんでもない」

アカリ「みんなで一緒の方が楽しいってこと」

アカリ「それだけ!」

タシカ「…さて、それでは差し当たってどうしますかね」

モリト「どうするって?」

タシカ「僕らのせいで、この付近の緊迫感が」

モリト「なるほど」

モリト「とりあえずはあんまり刺激しないでおくか、揉めたくねぇし」

モリト「アカリに怒られたくもねぇしな」

アカリ「うっふふー」

モリト「水場とか探しますかねぇ」

???(よし、早々に決めるぞ)

???(あいつ上手くやってくれるよね?)

???(……多分)

???(先生に言われないようにしないと、だね)

アカリ「あ、それとねモリトくん」

モリト「ん?」

アカリ「実はこの前……!」ギンッ

モリト「!!、タシカ!」

タシカ「はい!」ガシッ

タシカ「アカリさん、伏せますよ!」

アカリ「え、ちょっと!」

モリト「火遁!鳳仙火!」

???「へぇ、木の葉の姫君の護衛は、なかなか優秀みたいじゃないか」

???「かかっ、みてーだな」

???「……既知」

モリト「おいおい、いくらなんでもひでぇんじゃねぇか?」ジャラ

モリト「爆砕輪なんて、許可されてねぇだろうが」

???「いやぁごめんごめん」

???「持ってきたものに紛れてたみたいだ」

モリト「けっ、白々しいこって」

アカリ「タシカくん、わたしも戦えるよう」

タシカ「いいえ、あなたを戦わせる訳にはいきません」

タシカ「モリトさん、恐らくカカシ先生が言っていたのは」

モリト「ああ、こいつらだろうな」

モリト「気に食わねぇ匂いだ」

~森に入る前~

カカシ「あ、そうだった」

モリト「?」

カカシ「おーいタシカ、モリトも一緒に来てくれ」

カカシ「少し話がある」

タシカ「なんですか?」

カカシ「アカリには聞かせたく無い」ボソ

カカシ「向こうで落ち合おう」ボソ

モリト「?まあ分かった」

タシカ「了解です」

モリト「で?何なんだ?」

カカシ「アカリはずっと前から色々な組織に狙われていた」

カカシ「それは二人とも知っているね?」

モリト「……ああ」

タシカ「モリトさんも、そちら側の立場ですが」

カカシ「まあ現状は、写輪眼を扱うことの危険性は他の里も重々承知している」

カカシ「昔に比べれば、うちはに手を出そうとする者は減ったよ」

カカシ「でも、アカリは別だ」

カカシ「大戦の英雄、現火影の娘であり」

カカシ「人柱力の子だ」

モリト「……そんなに、人柱力ってのは問題なのか?」

モリト「あいつのことはずっと昔から知ってる」

モリト「ちょっと強いだけの、普通の人間だ」

カカシ「木の葉にいる人は全員知っているさ」

カカシ「ただ、それでもその力を求める」

カカシ「また政治的に利用しようとする連中がいるんだ」

カカシ「ナルトとサスケは上手くやった、ただお互いが受け入れられるために、それぞれ犠牲にした」

モリト「犠牲?」

カカシ「サスケは輪廻眼を封印し、ナルトは尾獣を恐ろしい兵器ではなく一つの種として受け入れさせた」

カカシ「うちはマダラによって、未だ他里ではうちはは恐怖の対象なのに対して」

カカシ「ナルトは自分の力を全力で使いにくい環境を作ってしまった」

タシカ「今の火影様は、大戦の頃のように力を使うことができない」

タシカ「それならば、その子供を手に入れるのは難しいことではない、と?」

カカシ「あの大戦とはちがって、全てをかけて戦うわけにはいかないし」

カカシ「そういうわけだから、俺たちもできる限りは見てきたわけだ」

カカシ「ただ、ここにきて他里から木の葉の試験運営について文句が出ている」

カカシ「森の中では、お前たちを完全には見てやれない

モリト「つまり、あいつを守れってことだろ?」

モリト「いつものことじゃねーか」

タシカ「いえ、それならわざわざボクらを呼んだりはしないでしょう」

カカシ「……ま、その通りだ」

カカシ「お前たち二人なら、きっと刺客かそうでないかは気付けると思う」

カカシ「受験者は厳正に審査した、圧倒的に強い者の侵入は出来ないはずだ」

カカシ「俺やシカマル、テンテンみんなで森への外部からの侵入者なら排除することもできる」

カカシ「ことは政治だ、俺たち大人は動きがとりにくい」

カカシ「そこで、お前たちに頼みたいのは」

カカシ「絶対に、刺客とアカリを戦わせるな」

モリト「なんでだよ?」

モリト「あいつだって弱くない、力を合わせれば……」

タシカ「アカリさんには、ボクも知らされていない何かがあるのですか?」

モリト「なんだ、それ」

カカシ「今のところはナルトが警戒を促しているくらいだよ」

カカシ「でも、もし本当にそうだとしたら」

カカシ「アカリの力で、またもう一度忍界大戦が起こる」

カカシ「そのためにも、二人の力を貸して欲しい」

タシカ「いざとなれば?」

カカシ「……モリトにはアカリを連れて逃げてもらうことになる」

タシカ「了解です」

モリト「あ?どういうことだよ」

モリト「何の話だ?」

タシカ「いいえ、大したことではありません」

タシカ「ボクも傀儡を用意しておかないと」

カカシ「とにかく、モリトはアカリを助けてやってくれ」ポン

カカシ「あ、それとゴールはあまり早くしないでくれ」

モリト「どうして?」

タシカ「他の参加者が、安全に逃げる口実のためですね」

タシカ「合格にしろ失格にしろ、森を出れば安全です」

カカシ「そういうこと」

カカシ「何もなければそれでいい、何かあればすぐに俺たちを呼ぶんだ」

カカシ「いいね?」

~回想終わり~

モリト「てめぇら、俺たちが誰なのか分かって襲ってきてるんだよな?」

???「それはもちろん」

???「そこの女の子と」

???「ついでに、君にも」

???「ついてきて欲しいところがあるんだ」

???「……招待」

モリト「あいにくと、今は忙しくてね」

モリト「それに、お前たちが何なのか、名前もしらねぇしな」

???「おい、名前知りたいってよ」

???「俺たちに気でもあんのかぁ?」

ダイ「ダイ」

モリト「は?」

ダイ「……名前」

???「小娘が、名乗っても意味ねぇだろうがよ」

???「まあいいか、俺はセイホウ」

セイホウ「そこのいけすかねぇヒョロイのがエンスイだ」

エンスイ「よろしく、英雄の息子達」

ダイ「……」

セイホウ「ま、もうすぐお別れだけどな」

モリト「よし、名前は覚えたぜ」

モリト「オレがぶったおしたリストに載せといてやるよ」

タシカ「アカリさんは下がっていて下さい」

モリト「傀儡はいいのか?」

タシカ「もうひとつの方が、今は都合がいいんですよ」

~火影執務室~

ナルト「あいつら大丈夫かなぁ」

ヒナタ「みんな見守ってくれているし」

ナルト「そうだよなぁ」

ナルト「……香燐さん、どうしたらいいと思う?」

ヒナタ「怒り出すと、しばらくは話、聞いてくれないよ」

ナルト「……だよなぁ」

ナルト「オレってば、うまく説明できないから」

ヒナタ「きっと、分かってくれるよ」

ナルト「うーん、悩む」

ナルト「あー、俺も中忍試験見に行きてぇなぁ」

ヒナタ「私達は関われない約束だから、しかたないよ」

ハナビ「失礼しまーす」バンッ

ナルト「うおっ」

ヒナタ「ハナビ、来てたの?」

ハナビ「はい、風影様もいらしてます!」

我愛羅「ハナビ、静かにしていろとあれほど」

ナルト「我愛羅!」

我愛羅「久しぶりだな、ナルト」

我愛羅「元気そうで何よりだ」

我愛羅「そして、奥方も」

ヒナタ「あの、ヒナタでいいです」

我愛羅「そういう訳にはいかない」

我愛羅「ハナビ、俺はナルトと話すことがある」

ハナビ「はいはーい」

ハナビ「という訳で姉さま、お外で待ちましょう」

ヒナタ「え?う、うん」

ナルト「相変わらず、ハナビは元気そうだってばよ」

我愛羅「ああ、助かっている」

我愛羅「もう少し静かだと、さらにいいんだがな」

ナルト「で、話ってなんだってばよ」

我愛羅「悪い報せだ」

我愛羅「どうやら、今回の受験者に紛れ込んだ連中がいる」

ナルト「特定は?」

我愛羅「何分、数が多くて絞りきれん」

我愛羅「だが、少なくともうちの忍びが何人かやられた」

ナルト「審査の?」

我愛羅「ああ、残念ながらな」

我愛羅「実力に関しては、危険な部類かもしれん」

ナルト「……けど、中止にはできそうもないってばよ」

我愛羅「そうだな」

我愛羅「俺たちは動けない」

我愛羅「だが、1人動けるやつがいる」

ナルト「え?」

我愛羅「こちらの不手際だからな、手は打たせてもらった」

我愛羅「参加者の中に、ハナビが潜入している」

ナルト「いや、でもさっき……」

我愛羅「ナルト、お前の分身護衛と要領は同じだ」

我愛羅「俺の砂で作ってある、白眼なら見破られるだろうが」

我愛羅「そのくらいならば、どうにかなるだろう?」

ナルト「た、たぶん?」

我愛羅「頼りない返事だな」

ナルト「俺ってば、難しい話よく分からないからさ」

テスト

~日向家~

ヒナタ「ただいまー」

ナルト「お邪魔するってばよ!」

ナルト「じゃなかった、お邪魔します」

ネジ「ヒナタ様、おかえりなさいませ」

ネジ「それにナルト、よく来たな」

ナルト「はは、今度かーちゃんが何かお礼しないとって言ってたってばよ」

ナルト「お世話になりっぱなしだからって」

ヒナタ「そんなの要らないのにね、ネジ兄さん」

ネジ「はは、ヒナタ様も喜んでおられるし」

ネジ「俺では遊び相手は務まらないしな、ははは」

ヒナタ「だって、兄さんはすぐにお稽古の話ばかりするんだもん」

ハナビ「そうそう」

ナルト「お、ハナビもいたのか」

ハナビ「そそそ、ネジ兄さんとお掃除してましたー」

あ、ミス

ヒナタ「そっか、それじゃああなたは分身なのね」

ハナビ「そうです、まぁ本体じゃないといざという時の行動にも影響出ちゃいますし」

ヒナタ「どういうこと?」

ハナビ「ものすごく強い相手だったときのためです」

ヒナタ「…そうならないといいんだけどね」

ハナビ「現状は待つしかできないことが歯がゆいです」

~森の中~

アカリ「タシカくん、離して!」

タシカ「分身影縫い」

タシカ「だめです、そこから動かないでください」

モリト「おりゃぁぁぁ」ドォン

モリト「逃げるだけかよ!ちょろちょろしやがって」

セイホウ「どっからその馬鹿力だしてんだよこいつ」

ダイ「難敵」

エンスイ「姫君を狙え、あいつらは今そこから動けないんだ」

エンスイ「土遁、土流…」

タシカ「させませんよ」

タシカ「双扇揚羽」

タシカ「蝶の舞!」

セイホウ「うぉぉ、風遁かよ危なっかしい」

ダイ「接触、斬裂」

エンスイ「発動が早いのはやっかいですね」

モリト(おいタシカ、こいつら)

タシカ(ええ、妙に余裕を感じます)

モリト(やるなら短期決戦だ、アカリを抑えつけながらはきつい)

タシカ(相手もわかったことですし、逃げるのもひとつの手ですよ)

モリト(少なくとも、すぐには追ってこられないようにしないとだからな)

モリト「悪いがしょっぱなから全力だ!」

モリト「いくぜ!」バシュン

ダイ「超そ……」

モリト「おせぇ!」バシッ

モリト「吹っ飛べぇーっ!」

セイホウ「おいおい、なんだこいつめちゃくちゃ速いぞ」

エンスイ「ダイのことは放っておくんだ、くるよ!」

モリト「オレは眼だけはいいんだよ」

モリト「どう動くかなんて見りゃわかる」

モリト「残り2人、一週間は動けなくなるから、覚悟しとけ」ギンッ

セイホウ「けっ、持ってる奴は言うことが違うねぇ」

セイホウ「ま、正当防衛ってことで半殺しくらい許されるよな?」

モリト「やってみろ!」バシュッ

セイホウ(くっそ、マジで速いぜこりゃ)


エンスイ「セイホウ!そうやってすぐ挑発に乗って……」

タシカ「ボクのことも忘れないで下さいっ!」

エンスイ「くっ、忘れてないさ!」

エンスイ(生け捕りは難しいか、写輪眼の方は殺してから奪うほうが良さそうだ)

エンスイ(問題はこっちのお姫様たちだ)

アカリ「タシカくん!モリトくん!」

エンスイ(幸い一番傷付けられない方は動けない)

エンスイ「恨みはないけど、死んでもらうよ!」

タシカ「残念ながら、そうはいきません!」

モリト「おらぁっ!」ゴスッ

セイホウ「ぐふっ!?」

セイホウ「な、なかなかやるじゃねぇか」

モリト「はあっ、はあっ……」

セイホウ「だが、だいぶバテバテみてぇだな」

モリト「うるっ、せぇ」

セイホウ「ほら、今度はこっちからやらせてもらうぜ」

モリト「くっ……!」

タシカ(モリトさんの方は厳しそうだ)

タシカ(だとすれば、2人には逃げてもらって、その間にこの三人を始末する方が)

エンスイ「余所見は良くないよ?」

タシカ「ああ、あまりに手応えがないので、つい」ブンッ

エンスイ「あはは、意外に口は悪そうだ」

タシカ「母の影響ですかね」

エンスイ「……君は確かに強い」

エンスイ「だが、それは一人で、の場合だ」

エンスイ「こういうのはどうだい?」ヒュッ

タシカ「手裏剣影分身?難易度は高いですが、別段脅威には……」

エンスイ「ああ、君にはそうだろうね」

エンスイ「だけど、動けない彼女はどうかな?」

タシカ「!!」

タシカ(くっ、アカリさんは狙わないだろうと油断した……)

タシカ(避けて術を解除すれば間に合うか?)

タシカ(揚羽で撃ち落とすには距離が近すぎる、これは)

タシカ「……ぐっ」ドスドスッ

エンスイ「ああ、そういえば傀儡も持っていたんだね、君は」

エンスイ「それでも、全ては防げなかったようだが」

アカリ「あ……」

モリト「がはっ……!」

セイホウ「ふはは、さっきの分を返してやるぜ」

エンスイ「本当に強い、だがもうそろそろギブアップしてもいいんだよ?」

タシカ「は、は、まだまだっ…」

ダイ「……復活」

セイホウ「おせぇぞダイ!」

ダイ「……油断」

アカリ「このままじゃ、皆……」

タシカ(モリトさん!アカリさんを連れて逃げて下さい)

モリト(お前を置いていけってのか!)

タシカ(もともとの予定通りです、それに一人でもこのくらい……)

モリト(嘘が下手なんだよ!お前は)

アカリ「助け、なきゃ」

アカリ「みんなを、助けなきゃ」

アカリ「あ、あ、あ、……」

アカリ「……」

アカリ「あ"あ"あ"あ"ーーー!」バチィッ

タシカ「!?アカリさん!」

モリト「なんだよ、それ……」

アカリ「……」バチバチィッ

アカリ「二人トモ、、、」

アカリ「離レテ、、、」

アカリ「ワタシヲ、見ナイデ」シュンッ

セイホウ「あん?何いきってんだよ」

セイホウ「てめぇみてぇなガキ、俺一人で……」

セイホウ「えっ?」ドゴォ

ダイ「……解析」

ダイ「不能」ドサッ

エンスイ「なんてことだ、そんな」

エンスイ「馬鹿、な」ズルッ

アカリ「……」バチバチバチィ

モリト「アカリ?」

アカリ「ゴメン、ね」フッ

モリト「アカリ!」

モリト「おい、しっかりしろ、おい!」

タシカ「……大丈夫、気を失っているだけ」

タシカ「この三人は放っておいて、とにかく離れないと」

モリト「あ、ああ、そうだな」

~死の森 川 上流付近~

タシカ「こっち側が平らになってます」

タシカ「ここで野営しましょう」

モリト「よし、とりあえずアカリを寝かせられる所を作らねぇと」

タシカ「それはボクがやります、モリトさんは水を」

モリト「わかった」

モリト「アカリ、少しだけ我慢しててくれよ」スッ

モリト「タシカ…」

タシカ「話は後です、今は行動を」

モリト「……ああ」

~一時間後~

アカリ「……すぅ」

タシカ「落ち着いたみたいですね」

モリト「ああ、顔色も良くなってきた」

モリト「それにしても」

モリト「あの時のアカリ、あれは何だったんだ」

タシカ「分かりません」

タシカ「ただ、カカシ先生の言っていたことの理由が分かった気がします」

モリト「アカリがああなるって、分かってたのか」

タシカ「でしょうね」

タシカ「ボクの影縫いを力で解除したり」

タシカ「それに、見えましたか?あの三人を倒したところ」

モリト「写輪眼でも、うっすらしか分からなかった」

モリト「……チクショウ」ドンッ

タシカ「ボクには突然全てが終わったようにしか見えませんでした」

タシカ「つまり、次にアカリさんが、いわば暴走状態になったとき」

タシカ「僕たちは止めることが出来ないということですよ」

モリト「……」

タシカ「……まあ、ですが気にしていても仕方ありません」

タシカ「アカリさんが目覚めるまで、交代で見張りましょう」

タシカ「……ボクたちも、万全とはいえませんから」

モリト「……だな」

タシカ(予想以上、あってほしくは無かったけど)

タシカ(でも仕方ない、それでも)

タシカ(勝つしか、ないから)

モリト(アカリ……)

モリト(お前、一体何を隠してんだ?)

モリト(……見ないでってことは、あの時お前)

モリト(……)

~死の森~

ハナビ「よいしょ」シュタ

ハナビ「うん、間違いない」

ハナビ「えーっと、三人とも死んじゃってるワケでは、なさそう」

ハナビ(風影様風影様、ハナビです)

我愛羅(どうした)

ハナビ(今回の参加者に紛れ込んでいたと思われる三人を見つけました)

我愛羅(今のお前で戦えそうか?)

ハナビ(チャクラは中忍レベルまで封印されていますが、それを考えても可能です)

ハナビ(ただ、今は気絶していますけど、三人とも)

我愛羅(何があった)

ハナビ(見た感じ、誰かと戦闘があったみたいです)

ハナビ(あと、地面に謎の跡が)

我愛羅(跡?)

ハナビ(はい)

ハナビ(うっすらチャクラが残っていますね)

ハナビ(あと、少し焦げ臭いです)

我愛羅(……)

ハナビ(こっちの三人はどうしますか?)

ハナビ(このままシカマルさんたちに引き渡してもいいですけど)

我愛羅(いや、泳がせておこう)

我愛羅(そちらの作戦が失敗したからと、破れかぶれになられる方が危険だ)

ハナビ(まあ、この程度なら脅威にはなりそうもないですからね)

ハナビ(了解です)

とりあえずここまで、書ききれなかったら次スレかなー

あげ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年02月04日 (火) 08:50:18   ID: 1WdejQ7C

更新まだですかぁ⁇続きが読みたい

2 :  SS好きの774さん   2014年02月11日 (火) 00:47:04   ID: -KAPv4QP

期待してるよー
頑張ってください(^○^)

3 :  SS好きの774さん   2014年03月31日 (月) 19:39:13   ID: LDTUelpj

期待

4 :  SS好きの774さん   2014年04月18日 (金) 20:56:21   ID: XQVSHGMe

期待してます!
頑張ってください!!!

5 :  SS好きの774さん   2014年07月27日 (日) 02:50:35   ID: g0P_4rB6

続き期待してます!

6 :  SS好きの774さん   2014年09月11日 (木) 06:18:11   ID: lmXbhgtu

まじおもしれぇ
おれこれまじ大好き
NARUTOじたいすきやけんさ
なんかストーリーと違ってめっちゃおもしろい頑張れ
ながながしくごめん

7 :  SS好きの774さん   2014年10月31日 (金) 10:59:42   ID: BVdoKIxy

ブクマ決定

8 :  SS好きの774さん   2014年12月02日 (火) 03:31:56   ID: Sw8CemJR

最高すぎる。。
続きガンバ!

9 :  SS好きの774さん   2014年12月09日 (火) 14:49:00   ID: RFUm2BAv

失踪かぁー。

めっちゃ面白いのになぁ

10 :  SS好きの774さん   2014年12月13日 (土) 04:59:07   ID: BFWuMNKM

なぁ

11 :  SS好きの774さん   2014年12月20日 (土) 23:54:28   ID: 1_jPfBL4

どうした?続きはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバン

12 :  SS好きの774さん   2015年01月05日 (月) 22:26:39   ID: jMruNdyM

すごく楽しみにしてます!

13 :  SS好きの774さん   2015年01月14日 (水) 22:53:49   ID: 72f_MZP4

更新待ってます!

14 :  SS好きの774さん   2015年01月18日 (日) 21:04:58   ID: wqZLGPom

続きをはよ(ノシ 'ω')ノシ バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン

15 :  SS好きの774さん   2015年06月24日 (水) 15:08:25   ID: mun9WxSr

おぉ
久々の更新続き期待

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