八幡「変わってみるか」 (42)

不定期更新
ネタ切れの時点で即終了
素人ですがヨロ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1374760086

いつもの三人が集まり

ケータイを弄る、本を読む、紅茶を飲む。

いつもの平穏な部活

たまに俺と雪ノ下の言葉のドッチボールがあるが(一方的におれが殺られている)

これは俺の常識の範囲内だ問題ない。

どうでもいいが最近雪ノ下の言弾(いいか決して言霊ではないぞ)は

威力を増してきている気がする。

会って間もない頃は俺の心の壁(以下ATフィールド)を中和・浸食後にダイレクトアタック

という流れだったのだが、今は俺のATフィールド無視で直接ダメージを与えてきている。

まさか、ロンギヌスの槍を保持しているのか?このままでは俺の生命活動に関わる

早く、孤独率400%の壁を超えて覚醒しなければ...と

どうでもいいことを考えていると

突然、部室の扉が開いた。

平塚「すまないが、荷物を運ぶのを手伝ってくれないか?どうせ暇なんだろ?」

雪ノ下「先生、用件の前にノックを」

平塚「おぉ、すまない、すまない」

と言って教室の内側から扉をノックした。

雪ノ下「やっぱり結構です。それで用件のことなのですが。」

平塚「今度やる模試の問題を運んでほしいのだ。」

雪ノ下「分かりました。由比ヶ浜さん、あなたは大丈夫?」

由比ヶ浜「うん、いいよ!!!へへっ、ゆきのんに自然に頼ってもらえるって嬉しいなぁ。」

平塚「ほぅ、女子の士気は高くて結構.....」チラ

雪ノ下「そこで人のことを変なふうに妄想している人、あなたは?」

八幡「(こっこいつ、俺の思考を読んでいるだと...はっ、いかんいかんここは冷静に...)

別に俺は問題ないけど、あと俺は妄想はしていないぞ今の自分について、想像をしていたんだ。

英語で言うimagination ジョンレノンは「妄想」を作曲していた訳じゃないぞ

雪ノ下「あら、妄想ろ想像は紙一重よ、せいぜいこれから気を付けなさい。」

平塚「男子も士気は高いな、なら問題ない、行くぞ。」

八幡(駄目だ、帰りてぇ。)

職員室前

平塚「では、これらを一階まで運んで欲しいのだ、後は頼む。」

目の前に出されたテストの入った段ボールは予想と比べるとかなりの数

予想3個→現実9個

雪ノ下「先生はどちらへ?」

平塚「へっ?!いや保健室の先生と見回り(合コン)へな」

「後日、何か奢ってやるから頑張りたまえ。」

八幡「とりあえず、さっさとやっちまおう」

雪ノ下「そうね、そうしましょう。」

由比ヶ浜「よーし、頑張ろーう!!」

八幡「じゃあ、1人3個で」ヒョイ
(一番小さいのを.......良し)

由比ヶ浜「ok、分かった。」ヒョイ

雪ノ下「......比企ヶ谷君」コソコソ

八幡「なんだよ(その、少し縮こまって、申し訳無さそうな顔やめて
荷物と一緒に俺の心も落ちるから。)」

一応、友人からの要望
「頼む、雪ノ下様と八幡君の
15禁逝くか逝かないかのssを頼む!!!」ということなので
由比ヶ浜さんサーセン恨むなら俺の友人を...

p.s.
自分は数学ができない、ただし現代文、古文ができる
ちょいと変わった理系の人なので
私のことは最終的にも理系人間と解釈してください
多少の文章力のなさは脳内変換、妄想解釈でお願いします。

雪ノ下「....その...少し持ってくれると助かるのだけれど。」ボソボソ

八幡「何でだよ、俺がつらくなるだr....」

「もしかして、重くて無理とか?」

雪ノ下「.....」コク

由比ヶ浜「私、先いくね」トコトコ

八幡「おぉ、分かった」

八幡「流石にずっとはキツいから、途中からでいいか?」

雪ノ下「ありがとう.....まさか、あなたに頼ってしまってさらに感謝までしなければいけないなんて
世界は残酷ね。」

八幡「.........くそっ、ムカつく......!!!」

雪ノ下「あら、何か?」ニコッ

八幡「笑顔が眩しいくらいにウゼェ...」

「ほら、さっさと行くぞ。」

雪ノ下「よいしょっと」ヨロリ

八幡「何で俺たちが。」

雪ノ下「仕方ないでしょ、平塚先生なのだから。」

八幡「都合よく現れろ、労働力達よ!!!」シーン

雪ノ下「バカなことをやっていないで早く階段を降りなさいよ。」

八幡「なぜだ、どうして職員室が4階にあるんだ....」

雪ノ下「黙って動きなさい。」ギロ

八幡「申し訳ございません、ただいますぐに作業を開始いたします。」



3階→2階

雪ノ下「はぁ.....はぁ........はぁ........」

八幡「おい、大丈夫か?」

雪ノ下「........2階に......ついたら....はぁ、はぁ....少し持ってくれない.....はぁ、はぁ.....」

八幡「おっおう、分かった」アセアセ

(こいつ、本当に大丈夫か?)

サーセン
本来なら、文系科目の補習があるはずなのですが
何故か理系科目の補習があるので
今日は、帰ってきてからの更新になります。

2時くらいかな?

「ガッ」というイヤな音がして俺は振り返った。

しかし、その時にはもう遅かった。

2.5階とでも言うのだろうか、踊り場まであと3段というところで

雪ノ下がよろけて階段を踏み外して倒れてしまった。

雪ノ下「きゃっ! 」ドサッ

雪ノ下「いたたた」ヨロ

八幡「おっおい、大丈夫か?」(事後なのでフラグではないぞ良ーノック)

雪ノ下「あなたに、心配されるほどではないわ」

するとしたの方から

由比ヶ浜「なんか凄い音が聞こえたんだけど」

「って、どうしたのゆきのん!?」

先に下に行っていた由比ヶ浜が戻ってきた。

(こいつ早くね、俺より体力あるよ、完璧にヒーロースペック持ってかれてるよ。)

雪ノ下「大丈夫よ由比ヶ浜さん、重いものを持っていて、よろけて転んでしまっただけよ。」

八幡(あれれーおっかしぃぞー、俺の時よりも、反応が良いぞ...泣いていい?)

由比ヶ浜「ゆきのん、死なない?」

雪ノ下「気の程度では死なないと思うのだけれど...」

「足を少し捻っただけよ。」

由比ヶ浜「そっちは大丈夫なの?」

雪ノ下「大袈裟ね、少しすると良くなるわ。」

由比ヶ浜「私にできることがあったら何でもいってね。」

雪ノ下「そう、じゃあ、代わりに運んでもらえると助かるのだけれど。」

由比ヶ浜(.....何か、今のゆきのんのイメージ的には、小動物っぽくて可愛い...)

(陽乃さんがゆきのんをいじりたくなる理由がよくわかる...)

(滅多に無いことだし、少しいじってみようかな?何て...)

(ゴメンゆきのん、可愛いは正義だよ!!!)

由比ヶ浜「ok、わかった、その足だと無理だしね...あっ、ヒッキーの分の運ぼうか?」

八幡「えっ....お前こんなに持てるのか?」

由比ヶ浜「当たり前でしょ、代わりにゆきのんを保健室に連れてってあげて、じゃヨロシク」スタスタ

雪ノ下「あっ待って由比ヶ浜さん」(どういうつもりかしら?)

由比ヶ浜「大丈夫だよ、ヒッキー多分小町ちゃんでこういうのになれてると思うし。」

八幡「おい、確かに俺のsweet sisterは良く怪我をするが、ここまでは無いぞ。」

(あと、主人公交代おめでとうございます、由比ヶ浜イケメン過ぎる

こんなに優しくて、便りになるヒーローがいるだろうか、否いないだろう...)

雪ノ下「由比ヶ浜さんが言うと説得力があるのは何故かしら」チラッ

「由比ヶ浜さん、それ運び終えたら、もう帰ってもらっても構わないわ、

この様子だと依頼人も来ないだろうし、二人きりで部活をやらせると、あなたが心配だから」チラチラ

八幡「おい、俺にも理性はあるぞ。」

雪ノ下「あら、気がつかなかったわ。」

由比ヶ浜「ふふ、わかった、でも無理はしないでね、あとヒッキーしっかりゆきのんのサポートするんだよ。」

八幡「あぁ、考えとく」

由比ヶ浜「じゃあ、また明日ね。」スタスタ

八幡「じゃあ、こっちも動くか」

「ほら、行くぞ。」

雪ノ下「.....比企ヶ谷君......」スッ

八幡「何だよこの手は。」

雪ノ下「起き上がらせて」

八幡「はぁ?何でだよ。」

雪ノ下「あなたが少し荷物を持ってくれていれば....こんなことには...」

八幡「うっ....確かにそうだが...」

俺は罪悪感に呑まれたのだろうか、

雪ノ下「比企ヶ谷君、聞いているの?」

心配したように俺の顔を覗き込んでくる雪ノ下の顔に気づいたとき

俺はかなり落ち込んだ顔をしていたのだろう。

雪ノ下「ごめんなさい、言い過ぎたわね。」

雪ノ下は申し訳なさそうに言ってきた。

八幡「悪い、お前の体力の無さは知っていたのに手を出さなかった俺にも責任がある。」

俺は雪ノ下の細く白く弱々しくもしっかりとバランスのとれた手をつかみ引き起こした。

雪ノ下「そうじゃあ、私を傷物にした責任をしっかり取ってね。」ニコッ

八幡「誤解生むだろうが!!やめろその言い方」(こいつ殺してぇ)

雪ノ下「それじゃあ、私にことは放棄?」ニコ

八幡「いえ、後が怖いので全力で尽くさせて頂きます。」(前言撤回、殺される)

雪ノ下「なら、結構。」

八幡「じゃあ、肩貸すよ。」

雪ノ下「待って比企ヶ谷君...」

雪ノ下はそう言うと少し赤くなった気がする、しかし外は夕日で真っ赤だった

八幡「なっなんだよ、いきなり改まって。」

雪ノ下「...その....抱いて?//」

熟を迎えたリンゴのように赤い顔で言ってきた

八幡「おう.............えっ?//あ......はぁ?///」

(まてまてまて、おおおおお落ち着け俺、ととととと取り敢えず、深呼吸)

八幡「....スーハー」フゥ

(そうだ、落ち着いてきたぞ)

(危ないところだった、あと少しで俺の心を持っていかれるところだった

悪いけど俺の心は戸塚専用なんだ、だから悪いけど...)

雪ノ下「そっその.....比企ヶ谷君、聞いているの?//」マッカ

八幡「おっおう、で、何だっけ?」

(慌てるな俺、きっと聞き間違えだ。)

雪ノ下「....由比ヶ浜さんには心配させないように、あのように言ったけれど

両足とも捻ってしまって立つこともできなければ、歩くこともできないのよ...」

「...だから今回は特別に...私を//..抱くことを仕方なく許してあげるわ...//」ボソボソ

八幡「何でそこ上から目線何だよ。」

雪ノ下「そうでしょう、あなたが一生をかけても手の届かないところにある

華を抱けるのよ、少しは有り難く思いなさい。」

八幡「分かったよ....はぁ....ウゼェ。」

雪ノ下「言っておくけど、猫やウサギを抱くかのようにして、ゆっくりと優しくね。」

「私はガラスよりも綿毛よりも繊細な存在よ。」

八幡(落ち着け、俺ッ...終わったら戸塚をモフモフしていいからっっ...!!)

(良し!、何かやる気がでてきたし落ち着いた。戸塚、俺全力で頑張るよ!!!)

八幡「あぁ、わかった...」キリッ

雪ノ下「そっそう...」プイッ

(いっいきなり何なのよ、いつもの腐った目から、いつになく真剣な目は

まさか本当に私に尽くす気かしら?)

(まって、相手はある引きこもりシスコンの最底辺のクズ男よ、どこがいいのよ....)

(.......)

(自分で顔は良い方とか言っていたけど、目が変わると本当に印象が変わるのね...)

(あぁ、何だか彼の目に吸い込まれてしまいそう。)ポワン

八幡「いくぞ...」ボソッ

雪ノ下「ふぇっ......」ビクッ

(いきなり耳元で囁かれてびっくりして変な声で返事をしてしまったわ...恥ずかしい...//)カーッ

そうすると比企ヶ谷君は私の肩を右手で優しく抱くと

左手を膝の裏に手をまわして私を持ち上げた。

八幡「よっと...」ヒョイ

雪ノ下「比企ヶ谷君....重くない?...///」ソワソワ

八幡「いや全然、小町も軽いが、お前の方がもっと軽いよ」

雪ノ下「そっそう、ならよかった...//」

(この抱かれ方、横抱き、最近はお姫様だっこと言うだったかしら
生まれて初めてされたが、妙に恥ずかしい...///)

八幡「じゃあ...歩くからな。」

雪ノ下「比企ヶ谷君...その人目につかない道を通ってもらえないかしら...

少し恥ずかしいわ」上目遣い+真っ赤

八幡「おっおう」ドキドキ

(はいアウト、はいアウト、このままだと俺の理性が飛びそうだ...さっさと運んで楽になろう)

雪ノ下(彼の心臓の鼓動が聞こえる、性格はひねくれているくせに中身はしっかりリズムをとっているのね。)

(彼の体温が伝わってくる、この温もりは何だろう、やさしい感じがする

小さい頃、父も母も姉も私を抱いてくれたことがあったけど、彼のような温もりは感じられなかったわね)

(何だか、心が満たされていく感じがする。)トロン

もっと温もりを直に感じようと思ったのか

私は無意識うちに彼の首に手をまわしていたようだ。

八幡「おっおい、雪ノ下.....く、くすぐったい...」プルプル

雪ノ下「あっ、ごめんなさい」シュン

八幡「あぁ」

(気まずい、俺のせいか?俺のせいなんですかーーっ?)

八幡「....」

雪ノ下「....」

八幡「....」

雪ノ下「....あの」

八幡「ついたぞ」

雪ノ下「あ、そう、ありがとう」

ガラッ

保健室



八幡「失礼しまーす。って誰もいないのかよ。」

すると彼は私を近くのベットに運び寝かせた

八幡「じゃあ、手当てのできるもの取ってくるわ」

雪ノ下「ごめんなさいね、お願いするわね。」

彼から離れて私の中の熱が冷めてくると、捻っていた足の痛みがまたもどってきた

雪ノ下「...痛い...」ギュッ

その痛みは先程まで心の中にあったものが彼の温もりで押し出されて

足首に移動してきたような気がした。

心の痛み...私の過去

どうしてこんなに痛いのだろう

私は惨めになって、悲しくなって、寂しくなって

足首を両手で触れながら見ていると、目に靄がかかってきた。

すると

八幡「大丈夫か?そんなに痛いなら病院にいくか?」

そう言って彼は私の足首に触れた。

雪ノ下「いえ、大丈夫よ、それで道具はあったのかしら?」

私はできるだけ自然に涙を彼にわからないように拭き取り彼に接した。

八幡「あぁ、大量にあったぞ」ゴチャゴチャ

「それと、保健室の先生は今日はもうもどって来ないみたいだ、デスクに紙があった。」

雪ノ下「そう、ありがとう。」

私は受け取ろうと手を伸ばすよ

八幡「怪我人は見てな、小さいときによく小町を手当てしていたから大丈夫だよ。」

雪ノ下「少し不安だけど、小町さんの例があると少し安心するわね。」

「あなたって、こういうときは見て見ぬふりをしそうだと思っていたけれど。」

八幡「おい、俺はそんなに外道では無いぞ、困っているやつがいれば自分のできる範囲で助けようとはする。」

誤植
受け取ろうと手を伸ばすよ→受け取ろうと手を伸ばすと
サーセン

八幡「悪いが、靴下脱いでもらってもいいか、手当てができない。」

私は靴下を脱いだ

傷は見ると痛くなる、というのは当たっている。

白く妖艶な足首は青くなっていて見るからに痛々しくなっていた。

八幡「これは酷いな、少し痛むと思うけど我慢してくれ。」

雪ノ下「......っ」
.
.
.
.
.
.
およそ20分ぐらいして手当てが終わった。

雪ノ下「比企ヶ谷君、今日は本当にありがとう。もう大丈夫だからかえってもらってもかまわないわ。」

八幡「いや、ここにいるよ、怪我をさせたのは俺のせいでもあるしな。」

雪ノ下「あれは私の不注意よどうしてあなたに責任はあるの。」

八幡「もう強がるなよ。」

雪ノ下「どういう意味?。」

八幡「お前本当はあのとき3階のときで限界きてたんだろ。」

「辛いときは辛い、痛いときは痛い、泣きたいときは泣いてくれよ。」

「お前が溜め込んでいると、俺が、ガラにも無いけど心配してしまうだろうが。」

その言葉を聞いて私は一人ではないとわかって嬉しくて涙が出てきてしまった。

そして同時にどうして彼から温もりを感じれたか理解ができた。

彼は人がキライ、一人が良いなどと言ってはいるが、本当に人に手を差しのべる優しさを持っているのだろう

私は涙を拭いて。

雪ノ下「比企ヶ谷君、私のワガママ聞いてくれる?」

八幡「こんなことを言った後だし、それに泣かせてしまったし、良いよ聞いてやる。」

雪ノ下「あなたに抱かれたとき、私はあなたの鼓動を聞いて、あなたの温もりを感じていたの。」

「その時、私の心の中が優しい温もりで満たされ始めたの

家族でもこんな感じにはなったことがないのに、何故かあなたから感じれたの。」

「そして、あなたの温もりを感じたあと、あなたが私から離れたとき

私は一人はいやだ、寂しいと感じた、今まで感じたことがなかったのに。」

「あなたは私の凍ってしまった心を溶かしてくれた。」

「あなたは初めて私に人を求めさせてくれた。」

「あなたには感謝しきれないわ、そんなあなたに私からの命令よ。」

八幡「命令かよ...」

雪ノ下「比企ヶ谷君、私の気がすむまで、生まれてから今まで私が感じれなかった分の心の穴が

あなたの温もりで満たされるまで私を抱いて。」

八幡「....」(こいつはもう以前の雪ノ下が持っていないものを思い出したんだな)

雪ノ下「....」

八幡「....」(でも俺は彼女の相手をする価値のあるニンゲンなのだろうか)

(俺なんかより葉山の方が適任だと思うあいつは雪ノ下のことを誰よりも心配してくれている。)

八幡「俺にお前を抱く資格は無いよ、俺よりm」

雪ノ下「いい加減になさい、あなたは自分のことを価値のない人間だ考えているのだと思うけれど」

「あなたは誰よりも人間らしい優しい人でしょ。」

八幡「....」(心を覆っていたトラウマという壁が崩れていく気がした)

雪ノ下「私が救われたのよ、自信を持ちなさい。」

八幡「....俺も....君みたいに変わっても良いのかな?...今までの自分を捨てても良いのかな?」

雪ノ下「人は変化して生きていくものよ、あなたも変わりなさい。」

私は、彼の胸に耳をあて両手を彼の背中にまわし適度に力を込めた。

彼はいやがりもせず私を抱き締め受け入れてくれた

八幡(ありがとう雪ノ下、俺、今すぐは変われないけど段々と変わっていくよ。)

(それにしてもこいつ、小さいときの小町みたいに甘えん坊だな

ってか一応妹何だよなこいつも...こうしていないと実感がわかないんだよな。)

雪ノ下「比企ヶ谷君、嫌じゃない?」

八幡「全然、それに約束したし最後まで付き合ってやるよ。」

そうして彼は私の頭を撫でてくれた

その目は腐った瞳ではなく、やさしさと温もりに満ちた兄のような瞳をしていた。

雪ノ下「あなたのいつもの腐った瞳は嫌いだけど、今のあなたの瞳は好きよ。」

八幡「俺も今の素直で妹みたいなお前が好きだな。」

サーセン指摘ありがとう!!
全く気がつかなかった...

結局私はそれから2時間彼に抱きついたままだった。

彼はその間何も言わずに私の頭を撫でてくれた。

雪ノ下「もう大丈夫。」

八幡「分かった。」
.
.
.
.
.

雪ノ下「今日は本当にありがとう」

八幡「別に良いよ」

雪ノ下「じゃあここでいいわ。」

彼は私を近くのタクシー乗り場まで抱き抱えて運んでくれたのだ。

雪ノ下「では、また明日逢いましょう。」
.
.
.
.
.
.
八幡「ただいま。」

小町「お帰りお兄ちゃん♪」

俺は、明日からの生活に希望を持っていた、雪ノ下が変えてくれた俺を

きっとみんなは否定したり、驚いたりするだろう、しかし、俺は俺であるのに変わりはない



人類にとっては小さすぎる変化でも俺にとっては大きすぎる進歩だ。



暇があったらもっと試行錯誤して
続きでも書いてみます。

由比ヶ浜さんホントにサーセン
次もしも書いたらあなたをもっと出してあげたいと思っています。

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