夜空「超速変形!」 (83)

星奈「ねぇあんた達、今度の休み暇?」

小鷹「何だ?何かあるのか?」

星奈「このあたしの運転でドライブにでも連れて行ってあげようかと思ってね」

幸村「あの……星奈のあねご……」

夜空「さすが肉だ、道路交通法も知らんとは」

理科「理科でも知ってますよ……」

小鷹「さすがにDQNすぎるだろ……」

星奈「もうっ、なんでそうなるのよ!!」

星奈「無知はあんたたちの方よ!ホラ!!」ガサゴソ

ジャーン

夜空「……なんだそれは?」

星奈「ドライバーズIDよ。もしかして知らないの?」ニタァ

夜空「し、知っているに決まっているだろう!見るのが初めてなだけだ」チッ

※ドライバーズID…年齢による取得制限のないエーアイカーの運転免許

ゼツボー的にかっこいいぜ!

小鷹「しっかしいつ手に入れたんだそんな物?」

星奈「ほら、あたしって天才だから?1年生の内にパパーッと取っておいたのよ」

夜空「一緒に乗る友達もいないくせに何を偉そうに」

星奈「な、なんですって!?」

夜空「しかも、聞くところによるとドライバーズIDというのは小学生でも取ることが可能らしいな」

夜空「つまり、天才だろうが何だろうが隣人部の中でそれを取得できない者はいないということだ」

夜空「そんな物を見せびらかして虚しくならないのか貴様は」

星奈「うるさいわね!あんただけ乗せてあげないわよ!?」

夜空「それは困ったな、いやしかし……」

夜空「肉よ、最後に運転したのはいつだ?」

星奈「ぐっ……」

夜空「最後に運転したのはいつだ?と聞いている」

星奈「教習受け終わってからは……一度も」

理科「一度も!?」

小鷹「おいおい、そりゃないだろ!?誰でも安全に運転できるエーアイカーとはいえそれじゃあ」

星奈「仕方ないじゃないっ! 一緒に乗る友達が……いなかったんだから……」

夜空「これを踏まえて……肉の運転する車に乗りたいなどと言う愚か者はいるか?」

シーン……

星奈「うぅ……」

夜空「とはいえ、私も興味がないわけではない」

夜空「肉、貴様にチャンスをやろう」

星奈「チャンス……?」

夜空「次の休日までに勉強しなおして来い」

夜空「そして次の休日、私と小鷹が貴様の運転に付き合ってやる」

夜空「そこで全員が乗っても大丈夫だと判断できれば後日全員でドライブに行く、それでどうだ?」

小鷹「えぇっ俺も……!?」

夜空「流石に後輩の命まで無下に扱うことはできないからな」

星奈「わ、わかったわ……」

小鷹「はぁ……そういや星奈の車ってどんなのなんだ?」

星奈「そ、それが……パパがあたしに車はまだ早いって……だからレンタカー……」

夜空「それなのにあんなドヤ顔をかましてた、と……ますます無様だな」

星奈「くっ……あ、」

星奈「……どうせなら横浜新都心でテストドライブといかない?」

夜空「なに?」

星奈「あそこはAIカーしか走ってないからこの辺より安全だと思うけど」

理科「新都心!?理科も連れて行ってくださいよー!」

小鷹「いやいや今回は俺達だけ……っていうか理科、車は大丈夫なのか?」

理科「乗ってるあいだHな本でも読んでいれば多分大丈夫かと!」

小鷹「それって余計気持ち悪くなるんじゃねーの……?」

夜空「分かった、それでは土曜日の朝に駅前集合だ。理科も来るのは構わんが命の保証はしかねるぞ。あとHな本は私に見えないようにな」

次の日 横浜新都心 駅

小鷹「ようやく到着だな」

夜空「ここが新都心か……」

小鷹「理科、大丈夫か?」

理科「はい!車両の連結部のおかげで!!」

小鷹「そ、そうか……」

夜空「それで肉よ、ちゃんと例のモノにしてきたんだろうな?」

星奈「あんたってたまによく分からないわよね、一応準備しといたけど」

夜空「うむ、肉にしては良い働きぶりだ」

小鷹「例のモノ?」

星奈「それじゃあたし、車持ってくるから!」

小鷹「ん、あぁ……」

マリアがイナバウアーするのか

駅前

ブロロロロロ…

星奈「どう?中々様になってるでしょ?」ウィーン

夜空「あぁ、全くだ」バタン

小鷹「夜空のやつ、なんであんなに機嫌が良いんだ?」

理科「緑のマーチだからではないでしょうか」

小鷹「はぁ?」

理科「さぁて何読もうかな~ぐひひwww」バタン

小鷹「……俺も乗るか」

星奈「で、これからどうするのよ」

夜空「そうだな、取り敢えず適当に回ってみるか、迷わない程度に」

星奈「何それ?つまらないわね」

夜空「勘違いするな肉。これは貴様の運転技術を見極めるためのテストなのだ」

星奈「うぅ……」

夜空「とは言ったものの……確かに目的地がないというのも張り合いがないな……」

小鷹「なぁ、もう少しで昼なんだし、美味そうな飯屋でも探さねえか?」

理科「確かにそれなら適当に回ってても楽しめますね!」

夜空「なるほど、良い案だ」

星奈「そうね、それじゃ行きましょ」

ブロロロロー!

マーチって事はカエル型か

小鷹「そういやみんな何か食べたいものとかあるのか?」

星奈「あたしは別に」

夜空「まぁ昼らしいものなら特にこだわりはしない」

理科「理科は今オカズを食べているので主食がいいですねー」グヘヘフヒフヒ

小鷹「そ、そうか……じゃあ麺類とかが無難かなぁ……」ウ~ン

ウィーンウィーン

夜空「肉、それはウインカーじゃなくてワイパーだろ」

星奈「えっ、あ!///」

夜空「全く……」

理科「夜空先輩、ウインナーって主食か主菜どっちだと思います?」ウヒヒ

夜空「な、なにを言っているのだきき貴様はっ!?///」

理科「もー主菜に決まってるじゃないですか、夜空先輩のエッチ❤」ニヤニヤ

夜空「……車から降ろすか本を燃やすか選ばせてやる」

理科「わわっ、冗談ですってばぁー!」

小鷹「それにしてもすごい都会だな」

小鷹「俺達が住んでる場所と比較すると同じ日本とは思えないくらいだ……」

理科「理科ももっとよく見たいんですけど、見ちゃったら理科が見られちゃうので……」

小鷹「吐くなよ?」

理科「頑張ってはいるんですけどね……」

小鷹「ちょっと休憩入れるか……星奈」

星奈「分かったわ」

駐車場

小鷹「どうだ?少しは落ち着いてきたか?」

理科「はい、早めに休憩をとってくれたお陰で助かりました」

小鷹「そりゃよかった」

星奈「ついでに食事でもしたいところだけど……」

夜空「あそこにラーメン屋があるぞ」

小鷹「おおっ!理科、ラーメンは大丈夫か?」

理科「いいですねー!理科、きつねそばにします!」

小鷹「ラーメン屋なんだけどな……」

理科「冗談ですよ!」エヘ

夜空「小鷹よ、その程度の釣りに引っ掛かるとは情けない」

星奈「なんか今のゲームの台詞みたいね!」

夜空「黙れゲーム脳。さっさとしないと置いて行くぞ」

星奈「ちょっ、待ちなさぁい!」

ダメガネさんクルー?

ラーメン屋

理科「なかなか雰囲気のあるお店ですねー!」

小鷹「そうだな~」

星奈「でも高貴なあたしがいたらちょっと浮いちゃうかしら?」

夜空「そうだな、確かにチャーシューになる前の豚がラーメン屋にいるのは不自然極まりない」

星奈「何よそれ!!」

夜空「都会に来てまでお嬢様振るなと言っている」

星奈「こんのぉ~~~!」

小鷹「やめろお前ら……」

星奈「ふんっ!」夜空「何故私まで……」

小鷹「やれやれ……」

サトリ「おじさん!きつねそば一つ!」

小鷹「えっ!?」

店主「いや、ウチ、ラーメン屋だから……」

小鷹「ほ、ほら!お前ら!こんなの絶対ツッコミ入れちまうって!!」

理科「甘いですよ小鷹先輩」

夜空「これは真性だな」

小鷹「そんなことっ」

サトリ「そ、そんなぁ~……」ガックリ

小鷹「えぇ~……」

サトリ「あはは……恥ずかしいところを見られちゃいましたね」

サトリ「今日はみなさんどこからいらしたんですか?」

小鷹(うおっ、絡まれた!)

夜空(助かった……)

理科(小鷹先輩、頑張って下さい!)

小鷹「ぎ、岐阜から……」

サトリ「まぁっそんなに遠くからわざわざ!皆さんとっても仲が良いんですね~学校のお友達ですか?」

星奈「うっ……」小鷹「えっ、いやぁ……」理科「その……」

夜空「部活仲間だ」

小鷹「そ、そぉーそぉー!部活でちょっとした旅行みたいな!」

小鷹「ま、下調べもしてなかったから全然見れてないんだけどな~……」アハハ…

サトリ「それはもったいない!なんでしたら、私がご案内しましょうか?」

夜空「いらん、余計なおs」小鷹「本当か!?そりゃ助かる!」

夜空「ムッ……」星奈(何で小鷹のやつあんなに楽しそうなわけ……?)

小鷹(この人俺のこと怖がらないから超話しやすい!そうだよな~これがコミュニケーションだよなぁ~!)

ガララ

理科「ごちそうさまでした~」

星奈「こんな美味しい物があるなんて庶民の生活も捨てたもんじゃないわね」

サトリ「それじゃあ私に付いて来て下さいね!」

小鷹「それはいいんだけど……サトリの車はどれだ?」

夜空「……」

サトリ「私のはあのシルバーの車です!」

星奈「綺麗な車ね~!パパさえ許してくれればあたしも……」ハァ



トーマ「……ん?あれは美輪沙斗理(ミワサトリ)……!何故あんな不良と……?」

ブゥゥゥン

小鷹「一体どんな場所に連れて行ってくれるんだろうな」

夜空「エーアイカーの安全性も分かったし、ここからは観光重視といくか」

星奈「あたしの運転技術も少しは認めなさいよね……」

理科「デヘヘヘ」ジュン

―十数分後―

星奈「まだ着かないのかしら?」

小鷹「まぁ、首を長くして待ってようぜ」

星奈「そうね」

理科「……」

―数十分後―

夜空「……ん?この道、さっきも通らなかったか?」

星奈「……何かおかしくない?」

理科「うっぷ……」

サトリ「えっ、えーっと……あれぇ……?今日のラッキー方角は……」

プッ

星奈『まだ?』

サトリ「あぁ~~~あぅう……とりあえずコンビニの駐車場に止まろう……」

―コンビニ前―

バタン

小鷹「ここって、ただのコンビニ……だよな……?」

星奈「ちょっと!どういうことなのよっ!?」

サトリ「ごめんなさい……迷いました~……」ウルウル

小鷹「はあぁぁっッ!?」

サトリ「ごっ、ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!」

サトリ「私いっつもダメダメで……今度こそはと思ったんですけど……うぅ」

小鷹「わ、分かったからそんなに落ち込むなって!」

星奈「つまり……物凄い方向音痴に道案内してもらってたってわけね……」ハァ

星奈「もういいわ、あたし達だけで観光しましょ」

夜空「そうしたいところだが……」

夜空「あいつは一人で家に帰れるのか?」

星奈「あっ……」

小鷹「なぁ、サトリ……お前、一人で家に帰れるのか?」

サトリ「じ、時間さえあれば……」

小鷹「相当迷うってことか……家、どの辺なんだ?」

サトリ「アルカディア学園の寮です……」

星奈「アルカディア学園……アルカディア学園……あった」ピッピッ

星奈「サトリっていったっけ?このあたしがナビゲートしてあげるわ、感謝なさい」フフン

さとり「あ、ありがとうございます!」

夜空「カーナビ使ってるだけの癖に何を偉そうに……」

アルカディア学園 学生寮前

星奈「ここでいいのね?」キキッ

サトリ「はい、ありがとうございました!」ガチャ

???「あれぇー?サトリ、何やってんだ?」

サトリ「あ、カケルくん、ちょっと道に迷っちゃって……この人達に送ってもらったの」

サトリ「前にいるのが夜空さんと星奈さん、後ろにいるのが小鷹さん、横になっているのが理科さんです」

カケル「ふ~ん、俺は轟駆流(トドロキカケル)!さとりを送って来てくれてありがとなっ!」

夜空「……」

小鷹「それじゃ俺達はこれで」

カケル「えー、夕飯くらい食べてきゃいいのに」

サトリ「そうですよ!このままじゃ何か悪いですし……」

星奈「そそそんなっ いいわよ別に」

カケル「俺、母ちゃんに頼んでくるよ!」ダッ

サトリ「カケルくんのお母様のお料理、とってもおいしいんですよ!」ニッコリ

星奈「そ、そ~なんだぁ……」ハハ…ハァ…

カケルは登場するのか

数分後

カケル「母ちゃん、いいってさー!!」マル

小鷹「お、おい、どうすんだよこれ……」ボソ

星奈「あたしに聞かないでよ!」

夜空「別にいいのではないか?」

小鷹「はぁ!?」星奈「あんた本当に夜空!?」

夜空「夕飯代も浮くのだ、極力関わらなければいいだけの話だろう。それに―――」

理科「……」ダウン

小鷹「あっ……」

夜空「そういうことだ、やむを得ん」

星奈「そ、それじゃあお世話になろうかしら?」

カケル「よし!サトリ、この人達を駐車場まで案内してやってくれ!」

サトリ「分かりました!」

星奈「いや、そこは誰か別の人でお願い……」

寮内

小鷹「ここもまた近未来的だな……」

カケル「そぉーいやお前ら遠くから来たんだってな!仲良いんだなぁ」

星奈「いや、別に……ただの部活動で……」

カケル「ぶかつぅ!?一体なんの部活なんだっ!?旅行部?トレジャーハンター部?」

夜空「……隣人部だ」

カケル「りんじん部?うおぉー!!ゼツボー的にカッケー響きだぜえええ!!!!!!」

小鷹「絶望的って……ん?」

ガラガラ ガラガラ

りんね「カケル……また絶望の使い方間違ってるイナバウアー!!」バシィッ

夜空「!?」

カケル「いってーなぁ……母ちゃんみてーなこと言うなよ、りんね!」

りんね「すいません、この子絶望的に残念な子なんです……」アハハ

小鷹「うっ」夜空「ぐっ」星奈「がはっ」グサリ

りんね「?」

夜空(それにしても……)

夜空「むぅ……」ジー

りんね「あ、あの……あたしの顔になんか付いてます……?」

夜空「貴様は……普通そうだな……」

りんね「あ~(最初に会ったのがサトリさんで次に会ったのがカケルじゃあね……)」

星奈「そのようね、髪飾りのセンスも良いし!」

りんね「えっ」

夜空「まさかとは思うが……いや、違ってたら無視してくれて全然構わないのだが……」ゴホゴホン

りんね「は、はい……」

夜空「こ、こう……茶色いものが好きだったりするのか?ホカホカの……///」

星奈(ちょっと夜空、何聞いてんのよ!?)

夜空(しかしっ!)

りんね「あぁ、それならあたしじゃなくて―――」

カケル「ついたぞ!ここが寮の食堂だ。どうだ、ゼツボー的に広いだろ!?」

ミッチー「おっカケル!その人達がさっきの話の人らやな!」

りんね「あっちの子です」

夜空「何!?」

星奈「そんな……」Oh...

トコトコ

ミッチー「あっあの~、何か……??」

夜空「ききき君は……ちゃ、茶色くてホカホカのものがすす好きだったりするのか?///」

ミッチー「えっ……まぁ」

夜空「そ、そうか(世間は狭いものだな……)」

ミッチー(カレーライス好きなんが何か気に障ったんかな……?)

りんね(この人達、ちょっと怖いかも……)

カケル「こいつは俺の親友!」

ミッチー「僕の名前はミッチー!人呼んでコーラの一気飲みができる男や!」

りんね「誰も呼んでないって……」

夜空「ん、ミッチー……?」

ミッチー「あっ、ミッチーはあだ名でホンマは羽根充紀(ハネミチノリ)っていいます」ヘヘ

星奈「親友……」

小鷹「あだ名……か」

ミッチー「しっかしカケル……」ニヤ

カケル「あぁ、ゼツボー的にデカいな……」

バイ~ンッ

星奈「なっ、なによアンタたちっ……?」

カケル「先生とどっちがデカいかなぁ~」ウーン

ミッチー「確かにこれは先生と張り合えるレベルやなぁ」フム

りんね「あんたたち……失礼でしょイナバウアー!!!!!!」バシーンッ

夜空「フッ、人気者で良かったじゃないか肉」

星奈「あんたねぇ~!」ググ

カケル「肉?肉ってなんだ?食い物でも持って来てくれたのか?」

夜空「違う、肉というのははこのだらしのない生き物のあだ名だ」

星奈「ちょ、変なこと吹き込まないでよっ!」

カケル「へぇー!星奈は肉っていうのかぁ!ゼツボー的に良い名前だなぁ肉!」ププ

夜空「そうだカケル、もっと呼んでやれ」フフ

星奈「何でそんなに息ピッタリなのよ!!」

夜空「それより……」

理科「」

夜空「理科を寝かせてやりたいのだが……」

サトリ「それなら私の部屋に」

夜空「え」

サトリ「『え』って……」ガーン

ミッチー「あの、僕も付いて行きますんで」

サトリ「ミッチーくん……!」ウルッ

夜空「あ、うん、それなら……」

ミッチー…不憫な奴やでホンマ

星奈(ねぇ、小鷹、夕飯までまだ時間あるんだし、もう一回ドライブに付き合ってくれない?)

小鷹(ん?別にいいぞ)

夜空「そこ、コソコソと何をやっている」

星奈「げっ、夜空……」

小鷹「星奈がさ、夕飯までドライブに付き合ってくれって」

夜空「なっ!?肉、貴様……!」

星奈「うるさいわね、はっ早く理科を連れて行ってあげなさいよ!」

りんね「あの、どうかしたんですか?」

夜空「!」

夜空「そうだ肉よ、新都心にまだ慣れていないだろう。この娘に案内してもらったらどうだ?」

りんね「あたしで良ければ……」

星奈「うっ(何て純粋な眼差しなの!?)」

星奈「それじゃあ頼むわ……(夜空、覚えてなさい……!)」キッ

夜空「べーっ」

シュンスケ「」ソワソワ

小鷹「で、どこに行くとかは決まっているのか」

星奈「取り敢えず小鳩ちゃんにお土産を買って行こうかと思って」

小鷹「それはいいなぁ!俺も何か買って行きたいし」

りんね「お土産屋さんならいいところ知ってますよ!」

星奈「ほんと!?」

りんね「はい、サトリさんとよく一緒に行くんですよ」

星奈「確かにあの子、可愛いもの持っていたわね」



星奈「それじゃあ小鳩ちゃんのお土産を買いにLet's GO~♪」ブォーン

土産屋

星奈「あっ!鉄の死霊術師と自動車メーカーがコラボしてキーホルダー出してるわ!!」

小鷹「おぉ~それならきっと小鳩も喜ぶぞ」

星奈「決めた!あたしはこれを買うわ。あんた達は?」

りんね「あたしはもうちょっと見ていきたいです」

小鷹「俺も一通り見て回ってから決めるよ」

星奈「じゃ、買ったら先に車に戻ってるわね。ちゃっちゃと決めときなさい」

カットバシテェン…

駐車場

星奈「~♪」バタン



トーマ「クックック、奴らを付けておいて正解でした」

トーマ「超速変形!!」



ズシーンッ

小鷹「なっ何だ!?」グラッ

りんね「星奈さんっ!」

星奈「なんなのよこれ……車が持ち上げられてる……!?」

トーマ「フフハハハハハっ!この女は人質にとらせてもらうぞ!!」

ブォーン…

りんね「まっ、待ちなさいっ!!」

小鷹「星奈ッ!!」

りんね「あたしの馬鹿っ……ドルフィーネに乗って来てれば……!」

小鷹「りんね!何なんだあれは!?」

りんね「こうなった以上説明しておかなければなりませんね」

りんね「今のは悪の組織ゼノンのジャイロゼッター……」

りんね「あたしやカケル達はアルカディアの選ばれしドライバーとしてあいつらと戦っているんです」

小鷹「何だよそれ……戦い?あんな巨大ロボットで、一般人を巻き込んで……」グッ

りんね「小鷹さん、星奈さんはあたし達が必ず助けてみせます、だから……」

小鷹「あ、あぁ……大丈夫だ(そうだ……こんな小さい子に心配されてどうすんだよ、俺……!)」

りんね「とにかく本部へ連絡しないと……!」ピッピッ ウィン

赤名「どうしたの?りんねさん」

りんね「先生!今ゼノンのジャイロゼッターが―――」

アルカディア基地

赤名「ごめんなさい、こちらでも行方を追ってみたのだけれど……」

シュンスケ「逃げ足の速い奴だ」チッ

りんね「そんな……!」

ピピピピ

赤名「総司令ッ!ゼノンからの通信です!」

総司令「何!?」

トーマ『ごきげんようアルカディアの皆さん』

カケル「なーにが『ごきげんよう』だ!肉を返しやがれ!!」

松堂 言葉(29)「にくっ……!?」

BBA結婚してくれ!

トーマ『肉……?もしかしてこいつのことかな?』

星奈『ちょっと!何で車内から外に出られなくなってんのよ!?』ガチャガチャ ドンッ

トーマ『エーアイカーは非常に優秀だが少しデータをいじればこの程度造作もないのだよ……』フッ

星奈『なぁーにが“フッ”よ!!さっさと出しなさい地味眼鏡!!脂っこいのよ、顔が!!』

トーマ『ぐっ……田舎者の小娘風情がエネルクス社の御曹司であるこのトーマ時貞(トキサダ)になんて口の利き方を……ッ!!』ブツブツ

トーマ『とぉにかく!!この女を返して欲しければこれから指定するポイントに来てもらおう!』

ピコン ピコン ピコン ピコン

りんね「テレビ局にエーアイカー工場……ど、動物園と水族館まで!?」

博士「あ゛ぁぁーーっ!!私の真島研究所までもがあああ!!」

トーマ『明朝6時、これらのポイントを一斉に襲撃する』

トーマ『私がどのポイントに行くかは教えられませんがね』

カケル「くそっ、卑怯だぞ!トーマ!!」

トーマ『褒め言葉として受け取っておきましょう。それでは失礼』プツッ

私様かよ

<ニニ ロ━━━━O/⌒ヽ━━━━

         ∧,,∧(^ω^ )
        /ο ・ )Oニ)<;;>
        /   ノ lミliii|(ヾゝ
       (o_o,イ__ヽ´|(__) ノ~⌒)彡   ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
          ノllllllllヽ| | ̄ノl ノ
         / /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_
         ヽニフ|_|   (_/  ヽノ
             (_ヽ

学園寮

夜空「何?肉が攫われた?」

小鷹「俺が付いていながら……スマン」

小鷹「でも敵が指定した5つポイントにサトリやりんね達“5人の選ばれしドライバー”が向かって星奈を助けてくれるらしい」

小鷹「だから取り敢えず今日一日はこの寮でお世話に……」

夜空「そうか、もう向こうに帰る時間だが……攫われたのなら仕方ないな」

小鷹「……え?」

夜空「帰るぞと言っているのだ。駅まではバスに乗る」

小鷹「待てよ、いくらなんでもそりゃ……!!」

カケル「そうだ!そんなの酷すぎるだろ!」

小鷹「か、カケル……!」

夜空「何だ、子供が口をはさむな」

カケル「肉は夜空の友達なんだろ!?心配じゃねえのかよっ!?」

夜空「!!」

夜空「―――あんなやつ、友達じゃないっ……!」ダッ

小鷹「夜空っ!」

絶望的に支援するぜ

学園前 展望台

夜空「……」

カケル「こんなところにいたのかよ」

夜空「子供は寝る時間だぞ」

カケル「夜空だって大人じゃないじゃんか」

夜空「……何の用だ?」

カケル「小鷹から聞いたぜ、隣人部は友達を作ったら辞めなきゃいけないんだってな」

夜空「小鷹のやつ……」チッ

夜空「友達を作るための部だからな、出来たら辞めて当然だ」

カケル「そんなのゼツボー的におかしいぜ!」

カケル「一緒にドライブして、美味いもん食って……それが友達じゃなくてなんだっていうんだ!!」

夜空「表面上の付き合いというやつだ。子供には分からんだろうがな」

カケル「」カチンッ

カケル「だったら今から俺と夜空は友達だ!」

夜空「はっ、はぁ!?なぜ私が貴様と友達にならなければならんのだ」

カケル「俺がそんなバカげた部活から夜空を救ってやんよ!」

夜空「それに、友達と呼べるほど仲が良くなった覚えもない」

カケル「夜空と話して一発で分かったんだ、こいつとはゼツボー的に気が合うって!」

夜空「合わん!!」

カケル「だから俺と夜空は友達だ!!」

夜空「友達じゃない!!大体、友達というものは『友達になろう』といってなるものではないだろう!!」

カケル「へへ、分かってるじゃんか……」

夜空「あっ……」

カケル「隣人部はそんなこと言わなくったってみんな友達なんだよ」

夜空「そんなことない……!」

カケル「それに、助手席に座るってことはドライバーを信頼してる証だぜ!!」

夜空「!!」

おお、上手いな

夜空「生意気な餓鬼だ……」

カケル「へへへっ」

夜空「いいだろう、今夜はここに泊まってやる―――だが」

夜空「肉を助けられなかったら……分かっているな?」

カケル「任せとけって!」

カケルの部屋

カケル「―――で、何でりんねの部屋じゃなくて俺の部屋??」

夜空「そっそれはっ!……私が一番心を許しているからだ……言わせるな」

カケル「やっぱ俺たち友達じゃんか!」

夜空「それは違うっ!!」

夜空「……なぁカケル」

カケル「何だよ」アホゲ?

夜空「お前は怖くないのか?巨大ロボットが相手なのだろう?」

カケル「へっ、ヒーローが怖がってちゃあ人助けなんて出来ないぜ!」

カケル「それに俺は一人なんかじゃない」

カケル「同じ選ばれしドライバーの仲間達、先生、総司令、博士、メカニックやオペレーターのみんなも付いてるんだ」

カケル「負けるわけがねえ!」

夜空「そうか……どうやらいらぬ心配だったようだな」フッ

夜空(こんなに正義感に満ちている姿を見ると……なんだか懐かしいな……)

夜空「今夜はもう寝るか。おやすみカケル……」

モゾモゾ

夜空「って、何で入ってくるのだ!///」

カケル「だって俺のベッドだし……」

カケル「兄弟ってこんな感じなのかなー、りんねとタク兄にも聞いてみよ」

カケル「なぁー夜空は」夜空「寝る」

カケル「冷てーなぁ」

翌日AM5:00

ドンドンドンッ

りんね「カケルー!起きなさいってば!遅れるわよー!」



夜空「りんねか」

りんね「夜空さん!カケルに変なことされませんでしたか!?……じゃなくて、カケルを起こしてもらえませんか!?」

夜空「どうやらカケルは体調を崩してしまったみたいでな。私が看病するから構わず目的地に向かって行ってくれ」

りんね「もう!カケルったら、すいません夜空さん、じゃあ!」ダッ

赤名「ええ!?カケルくん風邪引いちゃったの!?」

総司令「仕方ない、カケル君が向かうはずだったポイントには半田君たちパトロールチームを向かわせよう」

赤名「ですが彼らはまだ戦闘経験が……!」

総司令「やむを得ん。選ばれしドライバーの諸君」

総司令「もし半田君の向かった先にトーマがいた場合、速やかに自分のポイントの敵をせん滅し、支援に向かってくれ!」

りんね「了解しました!」

シュンスケ「カケル……こんなときに……」

ミッチー「まっ、こればっかりはどうしようもあらへんやろ。その分僕たちが頑張ればいいだけの話や!」

サトリ「そうですね!」

意外とあってる……すげえ

半田さんとかもはや懐かしいわ

AM5:50

カケルの部屋

カケル「ふぁあ~あ、りんねぇ、もうちょっとだけ寝かせ……」パチッ

カケル「ってもうこんな時間!?なんで起こしてくれなかったんだよおおお!!」

夜空「良い時間に起きたな、カケル。そろそろ起こしてやろうと思っていたところだ」

カケル「何だって!?ど、どういうことだ……??」

AM5:59

松堂 言葉(29)「予告された時間まで残り10秒を切りました!」

総司令「……!」ゴクリ

松堂 言葉(29)「5、4、3、2、1……!!」



ブオオォーーン



シュンスケ「来たか……!!」

半田『こちらに目標は確認できない!』

ミッチー『こっちもや!』サトリ『こちらもです!』りんね『あたしの方も確認できません!』

シュンスケ『なん……だと……!?』

総司令「シュンスケ!そっちにトーマがいるはずだ!!」

シュンスケ『目標……確認できません……!』

総司令「なに……!?」


ドガアアアァァァンッ


松堂 言葉(29)「何者かが学園内に侵入……ゼノンです!!」

ミッチー『あかん!思った以上に数が多くてそっちに向かえへん!!』ドカッ バキッ

総司令「今すぐ無人機の出撃を!!」

カケル『その必要はないぜ!!』

赤名「かっカケルくん!?」

カケル「超速変形!!」

カケル「ライバード!!!!」シャキーン

博士「カケル、何故ここに!?」

カケル『夜空が起こしてくれなかったお陰だぜ!!』

りんね『夜空さんが!?』

夜空(全く、主力を全員向かわせて基地をガラ空きにするとは……どんな組織だ)ハァ

夜空(カケル、頼んだぞ……!)

ズバッ  爆音(ドカーン)

カケル「ゴブリ(無人機)なんて相手にならねえぜ!!出て来いトーマ!!」

トーマ「やれやれ、また私の邪魔をするか轟駆流……!いいだろう、相手になってやる!!」

トーマ「超速変形!!ジャイロゼッター……ベルガー!!」シャキーン

カケル「一気に決めてやる!!必殺……ライトニングスラアアアアアアッシュ!!!!」ブン

トーマ「おっと、こいつが見えないかな?」ガシッ

カケル「あの車は……!」

星奈「ぐっ……学園に連れて行ってやるってこういうことだったのね!!」



夜空「肉、また騙されたみたいだな……」

なんか忘れてたと思ったらソウタの事すっかり忘れてた
ごめんソウタ

寝ぼけて悟空だと思った

トーマ「こいつに危害を加えられたくなかったら変形を解除してジャイロゼッターから降りろ」

カケル「く、くそっ……!」シュゥゥゥン バタン

星奈「ちょ、何してんのよカケル!」

夜空「カケルが変形を解いた……?肉が危ないっ!!」ダッ

夜空(『肉が危ない』だと……?こんなことを思うのはカケルのせいだ……!)

夜空(奴を見ていると、10年前、小鷹といじめっ子の間に割って入ったのを思い出してしまう……)

トーマ「さて、貴様を始末したあと、ライバードのメヴィウスエンジンを頂くとするか」

夜空「まっ、待て!」

カケル「夜空!?」

博士「民間人!?馬鹿なッ!?危険だ!!」

トーマ「あぁ?なんですか貴方は??」

夜空「カケル!逃げろ!!」

カケル「そっそんなこと出来るかよォ!」

星奈「よっよぞら……!?なんで……」

夜空「未来ある人間を殺させるものか!!」

※メヴィウスエンジン…バーストコアシステムというブラックボックスのある特殊エンジン。動力源は水

トーマ「あまり民間人には手を出したくないのですが……仕方ないですね……」

トーマ「これは事故ですよ?彼女が車の前に飛び出してきて……」

トーマ「彼女が轢いてしまったというね」ズン

星奈「えっ……?」

トーマ「では……いってらっしゃいませ」ブンッ

星奈「だ、ダメ!!止まって……!!」ガチャンッガチャンッ

カケル「危ない夜空!!!!」

夜空「くっ……!!」ギュ

夜空(これでいい……肉もカケルも助かる……私の命で……!!)

ライバード「……!」ブルルン…

ブオオオォォォンッ ガシッ

星奈「きゃあっ!!」グラ

カケル「らっライバードぉ!?」

カケル「らっライバードぉ!?」

夜空「肉っ!無事か!!」

星奈「もう、馬鹿夜空っ///……それしても凄いわねこのエアバッグ」ムギュ

ライバード「ブオオンブオオオオオオン!!」ガチャ

夜空「こ、こいつ……乗れというのか……!?」

夜空(く、車なんて動かせるのか……?しかし、カケルが乗るには距離がありすぎる……!)

夜空「良いだろう!貴様に救われたこの命!貴様に預けるぞ!!」ガチャン

赤名「こっ、これは……!?ライバードのバーストコアシステムに反応を確認!!」

総司令「なんだと!?」

カケル「夜空!!ハンドルを上げて超速変形だ!!」

夜空「超速変形!!」

夜空「ジャイロゼッター……ライバード!!!!」シャキーン

>>68
ミス、分身した

赤名「なんですって!?」

総司令「メヴィウスエンジンの搭載されたジャイロゼッターは選ばれしドライバーしか搭乗することが出来ないはず……!!」

博士「ふむ、面白い。メヴィウスエンジンにはまだまだ私達の知らない秘密が隠されているのかもしれんな……」



トーマ「それで?どうするんですか?もしかして君が戦うんですか?」

トーマ「歩くので精一杯に見える“君”が?」ニヤニヤ

夜空「ぐっ……!!」ズシ…ズシ…

トーマ「舐められたものです!!」ダッ

ドカッバキィィィ

カケル「夜空!!……」



カケル「辞めろトーマ!狙いは俺なんだろ!!」ダッ

トーマ「確かに……そこのガラクタは放置して貴様を先に始末した方が民間人を殺めずに済みそうだ……」クルッ

ズシン ズシン

トーマ「さらばだ轟駆流……!!」グワッ

ライバード「たまには美人のチャンネー乗せたかった。反省はしている」

~~~~~

ピッ

カケル『夜空!!聞こえるか!?』

夜空『ぐはっ!何だ……カケル……?通信か……!』

カケル『いいか夜空……この技は手や足が上手く動かせなくても大丈夫なくらい簡単だ』

カケル『狙いを定めて撃つだけ。焦らなければ当たる』

カケル『俺があいつを引き付けるからその内に……!!』

~~~~~

夜空「ライデンインパクトオオオオオオ!!!!!!」キュイイイィィィン

トーマ「こっこの熱線は!!なんだとおおお!?!?!?」

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアン

カケル「やったぜ夜空!」

夜空「あ、あぁ…………ッ!?」

トーマ「素人が……!やってくれましたね……危うく当たる所でしたよ」ガシャン…ガシャン…

夜空「そんなっ……!!」

トーマ「もう手加減はしません……全力で―――あらっ」ガラッ

ズシーン

トーマ「穴っ!?」

カケル「さっきの熱線で地面に穴が空いていたのか!!」

トーマ「クッ……だがベルガーの機動性ならばこれしきの穴ひとっ飛びで!!」

ガンッ

トーマ「痛ッ!……な、なんだこの黒いのは……」

ガンッガンッガンッガンッバコッ

トーマ「こっ、これはっ!!ゴブリの残骸が上から降ってきている!?」

夜空「死ねッ!!視界に入ってくるなッ!!貴様のような底辺クズは二度と這い上がってくるな!!」ブンッ ポイッ

カケル「夜空……?おーいよぞらー……」

夜空「人を殺すときだけ、生きていると実感出来る!!!!」

トーマ「くそっ……脚が重くて……跳べん……!」グ…ググ…

カケル「夜空!」

夜空「はっ!?」

カケル「今ならいけるぞ!!」

夜空「そ、そうか!!」

夜空「二度は外さん!!ライデンインパクトオオオオオオ!!!!!!」キュイイイィィィン

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアン

トーマ「選ばれていないドライバーなど計算外ッ!!!!」キラーン

夜空「はぁ……はぁ……」

星奈「夜空……!!」

カケル「うおおおおおお!!ゼツボー的に決まったなぁ!!夜空!!」

アルカディア基地

総司令「無免許の件は特別に見逃しておこう……だが」

総司令「本当にアルカディアに編入してくるつもりはないのだな?」

夜空「はい」

総司令「そうか……しかし!」

カケル「しつけぇな~学園長も」

総司令「ここでは総司令だっ!」キリッ

夜空「変形出来たのはあの時だけです。もうライバードも反応してくれなくなりましたし……」

夜空「同じような状況になれば可能性はあるかもしれません」

夜空「だけど……またあのような状況になるのは……私は……!」

総司令「……分かった。色々すまなかったな」

夜空「はい、失礼しました」

ウィーン

基地 廊下

カケル「夜空っ!」

夜空「何だカケル?」

カケル「また横浜に遊びに来てくれるか?」

夜空「……」

ポンッ

夜空「カケル達がこの町を護り続けている限り、きっと会える」ニコッ

カケル「っ……///」

夜空「じゃあな」

コツ…コツ…

カケル「……夜空ー!俺たちはもう友達だからなーっ!!」



夜空「ふん……///」

学園前

ブロロロロロ…

小鷹「行かなくてよかったのか?」

夜空「あぁ、私がいなくてもこの町は大丈夫だ」

星奈「そ、そっか……これからもこっちに居るんだ……///」

夜空「なっ、何だ貴様、気持ち悪い!」

星奈「なっ何よ!ちょっと心を開いただけじゃない!」

夜空「そうやって色んな男に股を開いてきたのか」オソロシイ…

星奈「なんでそうなるのよっ!!」

小鷹「おっ、みんな見送りに来てくれてるぞ」

星奈「じゃあねー!」バイバイ

夜空「ふふ……」

……パチッ

理科「あれっ!?アルカディア学園!?理科ジャイロゼッターもアルカディア基地も見れてませんよー!!」

おわり

乙!

ミツオカ乙ロチ

どちらのキャラもいい感じにたってたな

ド王道と変化球がいい感じに絡んでたな
面白かった、お疲れ様!

乙した

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom