京介「俺の妹はただただウザイ」 (312)

俺の名前は高坂京介、まぁ自分で言うのもアレだが普通の高校生だ

ただ、友人に『お前、酷過ぎるだろ』と指摘されている部分があるが、俺は酷くないと思っている

例えば

桐乃「……」

京介「……」ドスッ

桐乃「ぅ……」

廊下で妹とすれ違ったら肘で脇腹を突く
まぁこれはイライラした時にしかやらない

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それとか
妹に触れてしまっては

京介「……」ジャ-

妹の目の届く場所で手を洗ったりする

普通の男子高校生である

京介「……」

ガチャッ バタン

京介「うぜぇのが消えたか」

そう言ってリビングに向かう途中

京介「何だこれ」

おかしなDVDを拾った

目ん玉と髪の毛がピンクという、いかにも日曜の朝とかにやってるアレを連想させた

京介「こんなもの、お袋や親父は観ないよな、よってゴミ確定」ポイッ

ゴトッ

見事にゴミ箱に入った

母「ただいまって何やってるの?」

京介「何ってゴミ捨てただけだよ」

母「ほしくずうぃっち……?あんたこんなの見てたの!?」

京介「観るかよ、どうせアイツのだろ」

そう言い捨てて、俺は2階に上がった

勉強をしていたら

母「京介、ちょっと良い?」ガチャッ

いきなりお袋が入ってきやがった

京介「ノックくらいしろよ」

母「良いから来て」

何故かお袋はイライラしていた

寝る前に妹の部屋のドアを蹴ってたのがバレたのだろうか

リビングに向かうと、テーブルの上に例のゴミが置いてあった

母「これは、何?」

お袋はそう聞いてきた

京介「知らねぇよ」

母「嘘、だってアンタが捨てたゴミ箱から出てきたもの」

京介「……玄関にあったから拾ってゴミだと思って捨てたんだよ」

母「本当に?」

京介「あぁ」

母「とりあえずお父さんに見せるから」

京介「へいへい」

俺の親父は警察に務めている

ヤクザにしか見えないがな

自室に戻りしばらく勉強していたら、晩飯と呼ばれた

さて今日は何かなと思いながら階段を降りたら、ウザイ妹が玄関に立ち止まっていた

とりあえずウザかったから蹴った

桐乃「いたっ!?」

俺は舌打ちをしてドアノブを回した

俺が一番嫌いなのは食事の時間だった

何故ウザイ妹と同じ釜の飯を食わなくてはならないのか

因みに俺は妹を視界に入れたくないので下を向きながら食ってる

京介「コンビニ行くけど、何か欲しいもんある?」

母「ハーゲンダッツの季節限定のやつ買ってきてくれない?」

京介「親父は?」

父「……」

京介「チッ」

俺は舌打ちをしてコンビニに向かった

コンビニから無事帰宅

とりあえずハーゲンダッツを冷蔵庫にぶち込み自室に戻った

桐乃「……うーん」

ケツをこちらに向けて四つん這いになっているウザイ妹が居た

とりあえずケツを蹴って部屋から追い出した

何か騒いでるようだが知らん

だからとりあえず扉を開け、例のゴミを投げつけて一言言った

京介「うるせーよカス、黙ってろ」

再び扉を閉めた

何故俺が持っていたかって?

ウザイ妹をからかう種になるかもしれんと思って持ち出したんだが、全然ならなかった

とりあえず壁ドンしといた

なんか下降りたらお袋が慌ててあのゴミを探していたが知らん

風呂に入って自室に戻って寝た

メールが来た

妹程はウザくないがウザイシスコンからのメールだったからとりあえず無視した

寝た……そして次の日の朝を迎えていたはずだったのだが

頬にバチンと強い痛みを感じて起きた

京介「あ?」

目が覚めたら、視界に入れたくないウザイ妹の顔があった

俺は一瞬頭が真っ白になったがすかさず妹の腹に蹴りを入れうずくまっているところを追い出して、鍵をしといた

京介「人生で一番の最悪な目覚め方だったかもしれない」

そう呟いて再び眠りについた

次の日の朝

普通に起きて部屋を出たら妹が体育座りをして廊下で寝ていた

興味は無かったから無視した

普通に飯を食って

普通に登校して

普通に授業を受けた

帰宅したら妹が睨んできやがった

しかしスルーして冷蔵庫から麦茶を取り出しコップに注ぎ飲んだ

体が少し涼しくなった

桐乃「……ねぇ」

話しかけてきやがった、何が悲しくて妹と会話をしなくちゃならないんだろうな

京介「……赤城からメールだ」

昨日見ていなかったシスコンからのメールを見て無視した

桐乃「無視すんな!ねえってば!!」

穏便な俺は暴力は振るいたくない

なので言葉の暴力とやらを使ってみた

京介「んだようるせーな」

桐乃「アンタ、昨日何したか分かってる?」

京介「知るかボケ、話しかけんな」

桐乃「っ!!」

桐乃「良いから来て!!」グイッ

妹に腕を掴まれた

早く腕を洗いたくなった

妹の部屋の前に連れてこられた

妹は

桐乃「……入っていいよ」

とほざいた

俺は無視して洗面所に向かおうとしたら

桐乃「ま、待ちなさいよ!」ガシッ

また腕を掴まれた

桐乃「良いから入りなさいよ!」

京介「おい、妹」

とりあえず一言、というかとりあえずって使いすぎかもしれない

京介「年上には敬語だろ?」

桐乃「な、なんでアンタなんかに!」

京介「糞が」

そう言い捨ててから、風呂に入った

腕の部分を入念に洗った

風呂から上がったら妹が涙目でリビングに居た

桐乃「あ、あの……お兄ちゃ」

と何かもごもごと言っていたが無視して自室に戻った

扉からドンドンと強い感じに叩いてきた

どうせ妹だろう

無視した

しかし余りにもうるさかったから開けた

鬼のような顔をした妹が居た

桐乃「だから無視すんなって言ってるでしょ!!」

京介「うるせーよゴミ」

桐乃「……とりあえず部屋に来て」

京介「死んでも、金積まれても行かねーよカス」

桐乃「なっ……!!」

桐乃「良いから!!」

妹に腕を引っ張られ、妹の部屋に連れてこられた

ゲロ吐きそうなくらい気持ち悪くなった

桐乃「あ、あのさ」

京介「んだよ気持ちわりぃな」

ゴミでも見るかのように妹を睨みながら言った

桐乃「……があるの」

京介「は?」

桐乃「人生相談が……あるの」

その瞬間、妹のゴミ箱で吐いた

その位、この妹は気持ちの悪い事を言った

とりあえず中断

また犬の散歩終わってからね

桐乃「な、何吐いてんの!?信じらんない!サイテー!!」

京介「死ね」

二文字で片付けドアノブを触ろうとしたら

桐乃「待っててば!!」

京介「……チッ」

俺はとことん甘かった

京介「何だよ」

桐乃「ちょっと待ってて」

そう言いながら妹は本棚に変なことをしていた

ついにキチガイに成り下がったか糞な妹よ

そして、空いたスペースに本棚を押し込んでいき、ふすまが現れた

京介「……」

だから何なんだ

ふすまの人生相談とか聞いたことがない

桐乃「去年の大掃除の時に見つけたんだけどさ……」

京介「その中身か?」

桐乃「え?うん」

俺は躊躇なくふすまを開いた

中からエロゲが出てきたその瞬間

俺は妹を虫でも見ているかのような目で見た

京介「……」

妹と恋しよっ♪

超義妹

妹たちとあそぼ?

京介「……」

京介「死ね」

そう言って妹を蹴り飛ばし自室に戻った



キモかった

糞な妹がブラコンでキモかった

京介「勉強するか」

ドンドンドンドンとまた響く

ドア越しで

京介「キモイブラコン死ね」

桐乃「違う!そっちじゃない!!」

京介「あ?」

自室の扉だが蹴った

暫く静かになって、扉を開け廊下を見たら

桐乃「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ガタガタガタ

妹が土下座していた

京介「……」

桐乃「き、来てください……」

京介「糞が」

そう吐き捨ててまた妹の部屋へ行った

なんかゲロ臭かった

京介「ん?」

落ちていた雑誌を拾った

中身を見たら、妹が水着を着てポーズをとっているところだった

京介「……ふんっ!!」

破いた、気持ち悪かったから

桐乃「な、何してんのよ!!!」

京介「黙れ、いいからさっさと話せ、こっちは一分一秒も早くこのくせぇ部屋から出たいんだよ」

桐乃「こ、このゲームとかどう?」

京介「キモイ、以上」

桐乃「はぁ!?」

京介「ていうか、なんで俺に相談すんだよ気持ちわりぃ」

桐乃「だって……」

少ないけど飯食ってくる

桐乃はゲー研部長の次に好きだお

一番好きなのは沙織だお

桐乃「アンタ、昨日私にこのDVD投げつけて来たじゃん!たから、アンタも興味あるのかなって……」

京介「ある訳ねーだろ、常識的に考えろよ」

桐乃「だ、だよね……あのさぁ」

京介「まだあんのか?」

桐乃「これって……お父さんやお母さんに言った方が良いのかな」

京介「知らねぇよ、テメェで考えろ」

桐乃「……」

京介「まぁ、こんなのを親父が見たら怒るだろうな確実に」

京介「……テメェが撒いた種なんだからテメェで何とかしろ、じゃあな」

俺は自室に戻った

ウザイ妹からキモイ妹に変わって一週間が経つ

俺はいつも通り妹を蹴り飛ばし

いつも通り学校に行き

いつも通り授業を受けていた

そして帰るときには周りはザワザワしていた

そんな中

麻奈実「きょうちゃん、帰ろっか」

京介「帰るか」

コイツは田村麻奈実
地味、メガネとっても地味 以上

よく背景に溶け込んでる顔と言われている

京介「……」

麻奈実「きょうちゃん、何だか死んだ魚の目になってるけど大丈夫?」

京介「お前には関係ねぇよ」

麻奈実「関係あるよぉ、仮に私が悩んでて、関係ねぇよって見て見ぬふりする?」

京介「愚妹にならする」

麻奈実「そういえば、なんできょうちゃん、桐乃ちゃんの事嫌いなの?」

この女、気分が悪くなるような話題を振りやがる

京介「兄が好きな妹が居なければ、妹が好きな兄貴なんて居ねぇって事だよ」

麻奈実「そっかー」

コイツ、分かってるのか?

ある意味愚妹よりも扱いにくい

京介「あと、ウザイ妹からキモイ妹になったんだよな」

麻奈実「え?どういうこと?」

京介「……いや、何でもねぇ」

これを話してしまったら俺まで同類にされちまうぜ

麻奈実「ところできょうちゃん、勉強の方は?」

京介「まぁ、まずまずと言ったところだな」

麻奈実「じゃあ勉強会しない?」

京介「喜んで」

あのキモイ妹と顔合わせするよか八億倍ましだね

数日後

俺は麻奈実と図書館で勉強するために準備をしていた

そしたら……来やがった

桐乃「……ねぇ」

京介「あ、やばいやばい、筆箱忘れるところだったわ」

桐乃「ちょっと無視すんな!!」

京介「チッ、何だよキモオタ」

桐乃「キモッ……人生相談の続き」

京介「知るか、言ったよな?テメェで撒いた種はテメェで何とかしろって」

桐乃「いいから来てよ!!」グイッ

一連の作業の如く入りたくもないキモオタの部屋に入る

キモイ妹をぶっ殺したくなってきた

しかし入る直前に

京介「テメェの部屋に入りたくないから準備できたら呼べ」

桐乃「わ、分かった……」

バタン

京介「……麻奈実んち行くか」

俺はそのまま麻奈実んちに直行した

麻奈実んち

京介「はぁ」

麻奈実「来ていきなりため息なんてどうしたのきょうちゃん」

京介「実はカクカクシカジカ」

俺は一週間の出来事を麻奈実に話した

京介「もう、妹となんて話したくねぇ」

麻奈実「んーと、桐乃ちゃんは多分お友達が欲しいんじゃないのかな」

京介「知らん、愚妹なぞ興味無い」

麻奈実「多分そうだよー」

京介「へー」

アイツ、学校じゃあイジメられてそうだもんな

ざまーみろ

麻奈実「……ねぇきょうちゃん」

数学の教科書を開くその瞬間麻奈実は口を開いた

京介「どうした?」

麻奈実「きっと桐乃ちゃんは一緒にお友達を探して欲しかったんだよ」

京介「気持ちわりぃ話すんな」

麻奈実「えーっと」カキカキ

麻奈実「はい、このメモを桐乃ちゃんに私てくれればいいから」

確かに妹と会話をするより、妹の部屋にこのメモをぶち込む方が断然マシだ

しかしなぜコイツは妹が友達欲しいと分かったんだろうか

何でも知ってるお婆ちゃん(17)

都市伝説とかに居そうだな

×麻奈実「このメモを桐乃ちゃんに私てくれればいいから」

〇麻奈実「このメモを桐乃ちゃんに渡してくれればいいから」

そして麻奈実に別れを告げ帰宅

妹がうるせーから麻奈実から渡されたメモを顔面に叩きつけてやったがダメージは少なかったっぽい

舌打ちをして自室に戻った

外がうるさいが知らん


暫くしたら静かになった



桐乃「……SNS、ソーシャルネットワーキングサービス……オフ会、か」

翌朝

桐乃「ちょっと良い?」

ノックもせずに入り、言った一言目がそれ

京介「帰れよバカ」

そう言って追い出した

桐乃「待って!!人生相談の続き!!」

また吐いた

今度は自分のゴミ箱に

どんだけ吐かせたいんだこの愚妹は

無理やり入ってきた

このクソ野郎が

桐乃「えっとさ……アンタ昨日メモを渡したじゃんか」

桐乃「それで、昨日SNSを始めたんだけどさ」

桐乃「そこでオフ会の話を勧められて……行く事になったんだけどさ」

桐乃「一緒に……来てくれない?」

知るか

その三文字で片付け再び追い出した

もう今日は寝よう

飯は食えないけど無関係の事に巻き込まれたくないしな

数日後

目を覚ましたら手を縛られていた、縄で

桐乃「アンタ、こうでもしないとついてこないから」

そう言って電車に乗らされた

京介「お前、あんま近寄るよ、恋人に間違えられたら自殺もんだぜ」

そう言ったら少し悲しそうな顔になったが知らん

とうやって縄をちぎり妹をぶっ殺そうか考えていたら

桐乃「次の駅で降りるから」

降りた先は

秋葉原だった

とりあえず足は縛られてなかったので妹の背中を蹴り飛ばし逃走した

とりあえず一文無しなのでどうやって帰るか喫茶店で考える事にした

プリティーガーデン?

もうここで良いやと思い入った

メイド「お帰りなさいませ!ご主人様!!」

吐いた、近くのゴミ箱で

まさか妹以外で吐くとは思いもしなかった

メイドに心配されながらも席に案内された

因みに尻ポケットに偶然入ってた護身用ナイフで縄は既にちぎられていた

メイド「ご主人様、呼び方のオーダーはございますかぁ?」

京介「何でもいいです」

メイド「じゃあお兄ちゃんとよb」

京介「それ言ったら刺殺しますよ」

その瞬間メイドさんの顔がビクッとしたと思えば

メイド「じゃあ、旦那様ってお呼びしますね♪」

とりあえず領収書には親父の名前を書いておこう

そう決断してメニューを見た

メイドに一番高いカレーをオススメされたが、一番安いラーメンとサイダーにしといた

まぁ、暇つぶしになんかしとくかなとケータイを出そうとしたら

からんからん

メイド「お帰りなさいませ!ご主人様!!」

まぁ、ぞろぞろと女共が来た

何だあれ

しかも一番前の奴、デカイな

身長的な意味で

ぼんやりと眺めていたら愚妹が混ざってやがった

何してんだアイツ

沙織「拙者、一時に予約していたものでござるが」

一瞬で察した、愚妹が言ってたオフ会やらだ

まぁ、見なくてもアレが混ざってる時点で分かるけど

一番奥の席に行かせられた

しかし運が良かった

京介「すみません」

メイド「はぁーい」

京介「注文した代金は、ほら一番奥に浮いてる奴居るでしょ」

愚妹を指さす

京介「アイツが払うって言ってたんで、高坂京介と言えばわかるはずです」

メイド「分かりましたぁ!」

とりあえず小さな復讐ではあるが、ポケットに輪ゴムが入っていたから、妹に撃った

ビシッ

桐乃「あいたっ!?」

沙織「どうしたでござるか!?」

桐乃「あ、いや……なんでも無い……です」

沙織「それなら良いでござるが……」

愚妹がこっちに気づいた

睨んでいたがとりあえず中指を立てておいた

ラーメンを食べて思った

これインスタントラーメンだと

まぁ、これで儲けてるなら文句は無い

あっちはプレゼント交換的なのをやっていた

愚妹には何も来るな!何も来るな!

マジックハンドだった

何か気に食わなかったからもう一回輪ゴムを撃った

ビシッ

桐乃「った!!」

沙織「……本当に大丈夫でござるか?」

桐乃「う、うん」

京介「チッ」

さっさと飯を終え、店を出た

さて、赤城とかに迎えに来てもらいますかね

桐乃「ちょっと」

愚妹が話しかけてきた

京介「うぜぇな、消えろ」

桐乃「アンタの分まで払ったのに何その態度!!」

京介「うるせーよ、テメェが財布位持たせてくれたらそんな事にならなかったんだよ」

桐乃「う……」

沙織「おーーい!きりりん氏ーー!!」

巨人女が走ってきた

多分アレ以上の恐怖はないだろうと妹にヘッドロックをかまして悶えてるところでまた脱走……したつもりが

沙織「な、何してるでござるか!?」

巨人女に腕を掴まれた、多分腕折れるな

沙織「いくら彼氏とは言え、彼女に暴力はいかんでござろう?」

京介「バカ言え、こんなのと恋人になってたまるか」

沙織「はて?では兄妹でござるか?」

京介「……認めたくはねぇけどな」

京介「用があるのはそれだろ、俺は帰るんでな」

振り解こうとしたら

沙織「ならちょうど良かったでござる!!」

引っ張られた

沙織「きりりん氏、二次会にご参加いただけないでござるか?」

桐乃「二次会……」

京介「あの、俺は強制なのか?」

沙織「んー、きりりん氏次第でござるな」

帰りたかった

だが巨人女であって力がハンパない、振り解けなかった

桐乃「えっと……私、行きたいです沙織さん……」

沙織「いやいや、呼び捨てで構わないでござるよー、そしてありがとうでござる!」

そして俺はマックに連行された

ここで愚妹にケリを入れ巨人女の気を引いたところで逃げたかったが、多分コイツの方が強いだろうと察し、黙ってついて行った

また縄で縛れた

しかも今度はこの巨人女に護身用ナイフを没収された、逃げる術はない

愚妹に近寄りたくないので愚妹から一番遠いソファー席に座ろうとしたら

沙織「おや?どこに行かれるでござるか?」

またも腕を掴まれ、無理矢理愚妹の近くに

また吐きたくなってきた

ていうかこうなったのもこの愚妹のせいだ

死ね

そして俺の隣に誰かが座った

黒いゴスロリを着ていた

沙織「こちらのお二人がきりりん氏と、その兄上様の京介氏でござる」

黒猫「ハンドルネーム『黒猫』よ」

京介「チッ」

舌打ちをしたら睨まれた

別に怖くは無かったけど

というか、コイツが愚妹の友達になるなら俺の敵なると言う訳だ

わざわざ敵と仲良くするつもりはねぇ

京介「おい、沙織ベジータ」

沙織「違いますぞ!沙織・バジーナでござる!!」

京介「帰りたいんだが」

沙織「はっはー、断るでござるよ」

沙織「京介氏が居ないと、この二次会プラス兄妹仲直り会ができないでござるよ」

桐乃「ブッ!!」

気持ちわりぃな、吹くな汚物が

黒猫「その図体で沙織とはよく名乗れたものね、これからはアンドレと名乗りなさい」

黒猫「ていうかその格好と口調のニンは何なの?」

と言う黒猫

全くだな

とりあえず続きは犬の散歩が済んでからね

沙織の口調に違和感が無いでござるか?

沙織「いやいやー、痛い所を突かれたでござる」

全然傷ついた様子を見せずに巨人女はそう言った

沙織「それでは皆が揃ったところで自己紹介でもしますかな!質問もアリで!!」

もしかしてそれは俺も含まれるのか

だとしたら逃げる

しかし縄で縛られ縄は巨人女ががっしりと掴んでる

ふざけんな、帰らせろ

沙織「ではまずは黒猫氏からどうぞ!」

黒猫「……先程も名乗ったけど黒猫よ」

沙織「では早速質問でござるが、最近一番あせった瞬間は何でござるか?」

黒猫「何でそんなバラエティ番組みたいな事を……まぁ良いわ」

黒猫「そうね、ニコ動に投稿するために猫耳と尻尾をつけてウッーウッーウマウマを踊っている所を妹に見られたことかしら」

コイツにも妹が居たのか、まぁこの愚妹よかマシなんだろうな

京介「じゃあ次は俺な、その馬鹿みたいなダセェ服は何?」

黒猫「なっ……?」

あ?何か地雷踏んだか?

沙織ベジータは何かビックリした顔で居るが何故だ

黒猫「今貴方、全国の夜魔の魔女ファンを敵に回したわよ!!」

京介「ダセェ服にダセェ服と言って何が悪い」

こっちは正直な感想を述べただけだが、どうやら気に触ったらしいな

知らねぇけど

黒猫「そんなにダサいと思うのなら、『maschera~堕天した獣の慟哭~』を見てみなさい、ダサいと言った事を後悔するわよ」

桐乃「あ、それってメルルの裏番組のやつ?」

黒猫「裏番組って……視聴率的にメルルの方が裏番組じゃないのよ、あんな駄作の裏番組にされるのはゴメンだわ」

桐乃「はぁ!?意味わかんないし!!」

愚妹とコスプレ女の喧嘩が始まった、どさくさに紛れて帰ろうと試みたがやはりベジータががっしりと掴んでるから逃げれない

京介「こりゃ自己紹介どころかじゃねーな、帰るか」

と切り返したが

沙織「いやいやー、まだ帰さないでござるよ」

と縄を握り締めていた

沙織「さてさて、議論も一段落した事ですし、次は拙者でござるな」

愚妹は最後か

愚妹の自己紹介というか、愚妹の声が聞きたくないから耳栓したい、無いけどな

沙織「さて、知っておられると思いますが、拙者は沙織・バジーナと申すものでござる、『オタクっ娘あつまれー』コミュの管理人を努めているでござる」

沙織「年齢はプロフィールに書いてありましたが、十五歳の中学三年生でござる!」

はい嘘

そんな身長で中学三年生な訳ねーだろうが、ふざけんな

嘘つくの下手だなベジータ

沙織「因みに拙者、スリーサイズは」

京介「黙れ」

普通の奴なら黙って聞くが、こんな得体の知れん巨人女のスリーサイズなんて興味は無い

沙織「何と!藤原紀香と同じでござる」

とりあえず無視をした、ていうかコスプレ女と愚妹も無視してる

シラケたって事だな

京介「じゃあ質問、何でそんな巨体してんの?」

桐乃「ちょっ」

沙織「はっはー、成長期というものでごさるよ」

成長期でこんなに背が高くなる訳がねぇ、薬でもやって後遺症とかにでもなったのか?

因みに愚妹とコスプレ女は

桐乃「そんなダッサイゴスロリ着てきた奴に言われたくないわよ!!」

黒猫「……もう一回言ってみなさい」

まだ喧嘩していた、どっちも死なねーかなーマジで

沙織「もう打ち解けあってるでござるな」

ボソッとそう呟く巨人女

コイツのメガネは度が合ってないらしい

もしくは目が腐ってるかだな

とりあえず喧嘩がウザかったから両手に輪ゴムを構えきたねぇ汚物共に撃った

ビシッ ビシッ

黒猫「いたっ!?」

桐乃「あたっ!」

何か睨まれているが知らん

京介「用事が出来た、縄を解いてくれ」

沙織「わ、分かったでござる」

と、簡単に解いてくれた

京介「おい愚妹、帰るから電車賃よこせ」

愚妹が文句を言ってきたので横腹を殴りうずくまってるところで財布を抜き取り慰謝料プラス電車賃を抜き取る

京介「じゃあなあばよ」

巨人女とコスプレ女はポカーンとしていたがそんなに珍しいことなのかと思いながらその店をあとにした

第三章はここまで

因みに>>1は二巻までしか持ってなかったのですが今日買ってきました

オフ会から数日後

京介「ふぁ……」

麻奈実「京ちゃん、眠そうだねぇ」

京介「昨日の夜愚妹の部屋の壁をドンドン叩いてて眠れなかったぜ」

麻奈実「京ちゃんやることが陰湿すぎるよ……ていうか妹さんも迷惑じゃないの?」

京介「愚妹が何言おうが知らん」

麻奈実「……京ちゃん、そんなイライラするなら今日の勉強会は中止だね」

京介「スマンな、糞な妹の話になるとイライラしちゃうんだ」

麻奈実「でもまだ昼間だし……どこか行く?」

京介「そうだな、たまにはいいか」

京介「麻奈実、そんな提案をしたということはどこに行くか決まってるんだな」

麻奈実「えっ……も、もちろんだよ京ちゃん!!」

京介「どこだ?」

麻奈実「……中央公園?」

京介「そうか、やはり地味だな」

というか、何故疑問系で返してきた

そして俺達はとなり町の中央公園にむかった

中央公園

京介「ほら麻奈実、お茶だぞ」

麻奈実「ありがとう京ちゃん」

京介「あ、喉渇いてるから後で少しくれないか?」

麻奈実「えっ!?あっ……その……うん……」

京介「ありがとなー」

なんでこんなに慌てているのか

そんなに飲まれたくないのか?

パシャッ パシャッ

京介「……あ?」

麻奈実「何か撮ってるみたいだね」

京介「あっちか」

フラッシュをたいてる所を見てみたら、視界に入れたくない愚妹が居た、キモかった

とりあえず気に食わなかったから持参していたエアガンの引き金を引いた

パンッ

ビシッ

桐乃「あいたっ!?あれ!?これって前にもっ!?」キョロキョロ

カメラマン「桐乃ちゃんどうしたの?」

桐乃「あ、いや……何でもありませ……んんんんん!?」

カメラマン「桐乃ちゃん!?」

桐乃「(あ、兄貴……どうして!?なんで居るの!?)」

桐乃「(いや、我慢よ我慢!今までだって耐えてきたじゃない!!)」

麻奈実「ちょっ!?京ちゃん駄目だよそんなことしたら!!」

京介「こうでもしないと落ち着かないんだ」

麻奈実「えぇ……ってあの人妹さんじゃないの?」

京介「あぁ」

麻奈実「あぁ……だからか……」

麻奈実「あ、そうそう」

京介「何だ?」

麻奈実「弟が言ってたんだけどね、前に共同テストってのがあったんだって」

麻奈実「それで県の成績優秀者に名前があったんだって、桐乃ちゃん」

京介「へー」

麻奈実「あれ?興味無し?」

京介「当たり前だろ」

二、三発撃った

パンッ パンッ パンッ

ビシッビシッビシッ

桐乃「っ!あっ!いっ!!」

カメラマン「……?」

気持ちわりぃのに出会してしまったので、帰ることにした

あ、お茶うめぇ

さらに数日後

学校から帰るとお袋が鼻歌を歌いながら冷蔵庫に食材か何かをぶち込んでいた

京介「お袋、今日はなんだ?」

母「今日は肉じゃがよー♪」

京介「なんか嬉しそうだな」

母「お隣の奥さんに褒められたのよ、『お宅のお子さんえらいわね』って♪」

京介「あっそ、くだらねぇ」

母「あれ?俺が褒められてるかもとか思わないの?」

京介「どうせあの糞な妹だろ」

母「……まぁ、そうだけど」

京介「へ、やっぱりな」

母「桐乃ね、今度大きな大会に出るんだって」

京介「聞いてもねぇのに話すなウザい」

母「……アンタ、何がそんなに気に食わないの?」

京介「聞くまでもねぇだろ、妹の存在そのものがだよ」

京介「それでそんな話聞いたって不愉快にしかならねぇんだよ」

母「アンタねぇ……アンタも良い所はあるんだから、桐乃に負けずに頑張りなさい」

京介「負けずに?妹と競ってる時点で終わってんだろ」

母「……この捻くれた性格は誰に似たのかしら」

京介「知らね」

母「なんか桐乃って最近イキイキした表情になってるのよねー」

京介「どーでもいい糞情報をどうも」

母「きっとアレは彼氏とか出来たからね!」

京介「へー、さいですか」

ドアノブを回して階段を上った

彼氏か……

DVとかされればいいのに

とりあえず風呂落ち

ある日の事

普通に学校から帰宅すると、物音一つしなかった

まぁ、気にはしなかったから麦茶でも飲むかとリビングに入ると

父「……」

桐乃「……」

そして机にはゴミDVD

チッ、何やってんだあの糞妹

お袋が俺にこう訪ねてきた

母「ねえ、アレってアンタの私物とかじゃないの?」

京介「寝言は寝て言え」

母「やっぱり……桐乃の私物なの?」

京介「知らん」

そもそも興味が無い、没収されたとしても、捨てられたとしても俺は知らん

ざまーみろとしか言えんな

母「そうなの……じゃあちょっと出てくるわね」

京介「いってら」

俺は麦茶を飲み自室へと戻る

数分後、トイレに行こうと階段を下りると

バァン!!

京介「あ?」

桐乃「どいて!!どけ!!」バシッ

初めて愚妹から叩かれた

京介「何兄貴叩いてんだよ糞が」ドスッ

桐乃「うぐ……」

脇腹に蹴りを入れても脇腹に手を当て逃げるように出ていく愚妹

それを見ていた親父が

父「……京介、やりすぎだ」

と若干引き気味に言った

知るか、俺を叩いたゴミが悪い

父「こっちへ来なさい、京介」

言われた通り、親父の所に行きソファーに座る

父「……京介、お前は桐乃がこれを持っていたのを知っていたのか?」

京介「知らん、興味が無い」

こんな物を持ってるとか知らねぇし、言葉通り興味が無い

父「……真面目に答えろ」

京介「へーへー、知ってましたよー」

親父が睨む

んなもん、巨人女に縄で縛られた時に比べれば屁でもねぇ

父「そうか、何故知っているのかは聞かんから安心しろ」

何をどう安心すればいいんだよ糞が

父「俺は、こういうものをお前達に買い与えた覚えはない何故だか分かるか?」

京介「さあな」

父「こういうものは、お前達に悪影響を与えるからだ、よくニュースでやっているだろう、犯罪者の家からいかがわしいゲームやら漫画やらが見つかったと」

京介「へー、じゃあ聞くけどさ親父」

父「何だ?」

京介「親父の部屋にある愚妹が載ってる雑誌、あれもいかがわしい物じゃ無いのかぁ?」

父「……それとこれとでは話が違う」

京介「一緒だよバーカ、何言ってんの?」

親父が物凄く睨んでくる

だが知ったこっちゃねぇ

父「とにかくだ、そんなものばかりやっている者共は……オタク?だのなんだの蔑視されているのだろう?」

父「であれば、持っていて良い影響などあるまい、そんなものをお前達に買ってやる訳にはいかん」

京介「だったら、あのバッグとか化粧品やらも規制しとけよ」

父「……確かにそうかもしれんが、近所付き合いと言うのがあるだろう」

京介「はいはい、そーですかー」

父「……お前に話した俺が馬鹿だった」ガタッ

京介「どこ行くんだよ」

父「桐乃の部屋にまだあるかもしれん、だから探してくる」

京介「行ってら……いやちょっと待て」

父「どうした」

京介「俺にその役をやらせてくれよ」

父「駄目だ、お前では信用ならん」

京介「いやいや、これも兄貴としての役目を果たすためよ?」

父「……そうか」

父「ならまずは桐乃を探して、話をつけてこい」

父「そして、桐乃の部屋から出てきたら全て捨てろ、良いな」

京介「あぁ」

たまには、物理的ではなく精神的に攻めていこう

愚妹を見つけたら蹴りを入れよう

そう思いながら外に出る

ちょいと用事がてきたのでここまで

まぁ、多分すぐ終わると思います

どうせゲーセンにでも居るだろとゲーセンへ入ると

桐乃「死ねよ!兄貴もお父さんも皆死ねええええええええ!!!」

バンバンバンバン太鼓を叩きながらそう言っていた

京介「テメェが死ね」バキッ

桐乃「がっ……!?」

うずくまる愚妹

何やってんだコイツと言わんばかりの痛い視線

京介「ちょっと来い愚妹、話がある」

桐乃「……アンタと話すことなんて無いし」

京介「いいから来い」

愚妹を蹴りながらスタバに入る

京介「テメェとは会話もしたくなかったんだけどな」

桐乃「……じゃあなんで来たのよ」

京介「実はな、親父から頼まれたんだよな、テメェの私物を捨てろってな」

桐乃「っ!!」

京介「だが俺も鬼じゃない、しばらく俺の言う事を『何でも』聞いてくれたら何とかしてやるよ」

桐乃「は!?」

京介「何回も言わんからな」

桐乃「……」

桐乃「嫌だって言ったら?」

京介「お前の顔面に一発決め込んでからテメェの部屋にあるものを片っ端から捨てる」

桐乃「!?」ガタガタガタガタ

コイツ、こんなビビりったのか

桐乃「……分かった、だから何とかして!」

京介「おいおい、敬語だろ?」

桐乃「何とかして……下さい」

京介「仕方ねぇなぁ、じゃあまずは土下座しろ」

桐乃「はぁ!?」

京介「そして、今まで俺にしてきた事を全て謝罪しろよ、土下座しながらな」

桐乃「……」

桐乃「……」スッ

桐乃「い、今まで……じ、自分勝手な行動で……あ、あな、貴方様に御迷惑をおかけして……すみませんでした!!」

あっさりと土下座をする愚妹

そんなにあのゴミが必要なのか

京介「そうか……なら許してやってもいい」
か愚妹は泣いていた

キモいから泣くなよキモいから

京介「じゃあ行ってきてやんよ」

そして愚妹を置き去りにし帰宅した


京介「ただいま」

父「……どうだ?」

京介「まぁ、本人も反省してるみたいだし、許してやれよ」

父「……京介、俺は言ったよな、全て捨てろと、そしてお前はそれに応じたよな」

父「自分の言った約束を破るのか?」

京介「おい親父、俺がさっき言った言葉を覚えてるか?」

父「何だ、言ってみろ」

京介「親父の部屋にある愚妹の載ってる雑誌があるって」

父「……だからどうした」

京介「俺見ちゃったんだよねー、愚妹が水着着てる部分を切り取ってスクラップブックにニヤニヤしながら入れてる親父をさ」

父「ブッ!?」

父「お前!!何そんな嘘を!!!」

京介「これが証拠だ」

スクラップブックを叩きつける

因みにこれはお袋に無理を言い集めてもらった雑誌から水着着てる所だけを切り取ったから、親父は知らなくて当たり前だ

当然お袋も知らないから

母「……」

親父をゴミでも見るかのように見ていた

父「母さん違う!!」

京介「こんな物を持ってて恥ずかしくないんですかー?」

京介「これは悪影響を与えないんですかー?」

父「くっ……どうせお前がやったのだろうな」

バレテーラ

京介「良いか親父?これは強制では無い」

京介「このスクラップブックを近所にばらまかれたくなければ、俺の言うことを聞け」

父「……やるならやれ、俺はやってないんだからな」

京介「まぁ、後でも良いだろ」

京介「妹から聞いたが、妹の趣味をくだらんと言ったらしいな」

父「だからどうした」

京介「それは偏見だ」

京介「アンタがくだらんと言って、世界中の奴らが全員、確かにくだらねぇとか肯定してくれるのか?」

京介「妹の趣味に賛成してくれるやつも居るはずだ」

京介「それを証拠にほら」

俺は愚妹の携帯の写真を見せた

そこに写っていたのは巨人女、コスプレ女だ

全員、笑っていた

京介「これは二人共、妹の友達だ、親父の言うくだらん趣味のな」

京介「それでも友達なんだよアイツにとって」

京介「これでも妹から全てを取り上げようってのか?」

父「……お前の言い分は分かった」

父「だが、この十八禁と言うゲームは」

その瞬間、俺は盛大に吐いた

だって考えてみろよ、普段から毛嫌いしてる奴を庇ってんだぞ?

あの愚妹を庇ってんだぞ?

そら吐くわ

その後、俺は自室に運ばれたらしい

高熱も出た

目が覚めたら愚妹が居た

桐乃「あ、目が覚めた」

桐乃「ありがとうね」ニコッ

何言ってんだコイツ

桐乃「お父さんね、許してくれたんだ、私の趣味を」

京介「良かったな」

京介「用はねぇだろ、出ていけ」ドスッ

俺は愚妹の背中を蹴り自室から追い出す

外がうるさいが知らん

せっかく優しくしてやってんのにとか聞こえるが、知るかカス

全く……

俺の妹はただただウザいぜ

これにて1巻終了

京介ツンデレじゃねぇかよこれじゃあ……

次からはもっと暴力的にしていきたいです

それでは(´・ω・`)/~~ノシ

前回の俺の行動を改めて見てみれば、最悪だ

あの愚妹を庇ったんだからな

だが、デレたとか勘違いしてる奴らに言っておこう

アレは、アイツが選んだことだ

拒んでいたら躊躇なく一発決め込んでから片っ端から捨てるつもりだったからな

京介「糞妹、麦茶を出せ」

桐乃「は?自分で出せば?もう約束の期限は過ぎたし」

京介「あ?」ドスッ

腹に一発決め込んだ

うずくまる愚妹

さらにケツを蹴ってから俺は麦茶を持って自室に戻る

こんこんとドアを叩く音か聞こえた

桐乃「あ、にき……」

腹を抱えた愚妹が来た、死なねーかなーマジで

桐乃「あ、明日さ……友達が来るんだけど……」

京介「だからなんだよ」

桐乃「へ、部屋で大人しくしててくれないかな……」

京介「……」

まぁ、明日は麻奈実の所に行くから居ないが

あえて無反応

桐乃「よ、よろしくね」

バタンと閉まるドア

しかし愚妹の友達か

なら俺の敵だな

次の日

京介「は?風邪?」

麻奈実『うん、ゴメンね京ちゃん……ゴホッゴホッ』

京介「謝るなよ、それよりも早く風を治せよな」

麻奈実『ありがとうね、京ちゃん』

ピッ

京介「糞が、これじゃあ家に居なくちゃならねぇじゃねぇかよ」

ネカフェや漫喫で時間を潰したかったが金が無かった

京介「しゃあねぇな、リビングでテレビ見っかな」

ガチャッ

桐乃「ちょっ!部屋で大人しくしててって言ったじゃん!!」

京介「俺がどこに居ようと勝手だろ」

桐乃「良いから部屋に戻ってよ!!」

京介「チッ」バキッ

脇腹をグーパンしてから階段を上った

愚妹の部屋を通過……する際にあえてドアを蹴る

ドォン

知らんふりして自室へと戻った

こんなに短いなら明日更新すれば良かったかも(´・ω・`)

ではまた明日っていうか今日!

>京介「謝るなよ、それよりも早く風を治せよな」

まさかお婆ちゃんが風を操る能力を...(ガクブル

>>192盛大にミスってしまった……

そういえば、部屋にパソコンがあったな、ネットが繋がるようなになってた

まぁ、ネットなんざ興味ねーし、勉強するか

教科書を開こうとしたその瞬間

愚妹の部屋から話し声が聞こえた

『えー、絶対に居るってー』

『居ないってばー』

『じゃあさ、携帯貸してみ?』

『やだよー』

ウザかったから壁を蹴った

ドスン

『ちょっ!?今の音何!?』

『壁ドンじゃね?隣の奴超うぜー』

『ま、まぁ私達もうるさくしちゃったし……』

何が隣の奴超うぜーだ、ぶっ殺してやろうか

エアガンを構えながら愚妹の部屋に向かおうとしたが、止めた

だって愚妹の部屋に入りたかねーもん

『ていうか桐乃ってお兄さん居たんだね』

『あ、うん……』

俺の話題を出すな気持ちわりぃな、あの部屋にいる奴ら全員死ね

『何で嫌そうな顔するの?優しそうな人なのに』

どうやら一人は俺が優しいって事が分かってるようだな

『あー、あたしも見た見た、地味顔だったよねー』

殺すぞゴミカス

まぁ俺は心が広いから顔面に一発決め込んで許してやろうかな

喉乾いたし、麦茶でも飲むか

俺は一階のリビングに向かった

ピンポーン

インターホンが鳴った

京介「へいへい」ガチャッ

宅配便員「宅配便でーす」

京介「どうも」

俺の名前だったんで俺の荷物か、まぁ後で運んどくか

再びリビングへ

階段から下りてくる音が聞こえた

そしてすぐに上がる音

嫌な予感がしたから玄関へ向かったら

荷物が無かった

よし、殺しに行こう

愚妹の部屋に入る

桐乃「ちょっ!?何入ってきてんの!?」

京介「うるせー死ね」

まずは横腹に一発決め込んだ

愚妹ダウン

あやせ「き、桐乃!?何するんですか!?」

京介「俺の荷物をこのカスが盗ってったんだよ」

あやせ「で、でも蹴る必要は無いと思います!桐乃に謝ってください!!」

京介「黙れ」

友達Aの手を踏みつける

あやせ「いたっ!?」

痛さに悶える友達A

友達Aダウン

加奈子「お前!!何あたしの友達を」

コイツか

京介「テメェが死ね」

約束通り顔面に一発決め込む

加奈子「かっ……!?」

友達B、気絶

そして俺は荷物を持ち自室へ帰る

ここで一つ言っておく

あれ?愚妹だけに暴行するんじゃ?

と思う奴も居るだろうが、俺は前に言ったはずだ

愚妹の友達は俺の敵

つまり敵には容赦ねぇんだよ

とりあえず勉強を再開しよう

とりあえず飯落ち

これが京介だっ……!!

すみません
このSSは自己満足で書いてるので、多少の矛盾とかはスルーしていただけたらなと思います

続きはもう少しお待ちください

おい、知っているか

上には上がいるってな

まさに今そんな状況だ

え?どうしたかって?

巨人女に捕まった、と言っていいだろう

この巨人女は俺より遥かに上回るものを持っている、下手に逆らえば死あるのみだ

横で愚妹とコスプレ女がゲームでギャーギャー騒いでいるからとりあえず輪ゴム撃ちをした

とりあえず話そう

なぜ俺がこんな夏コミと言うくだらん場所に居るかをな

それは一本の電話から始まった

沙織『おー、京介氏でござるか?』

京介「おい、何でアンタが俺のケー番を知ってるんだ」

沙織『いやいやー、実はきりりん氏に教えてもらいましてなー』

京介「あの愚妹、ぶっ殺してやろうか」

沙織『き、きりりん氏は悪くないでござるよ!拙者が聞いたことですし』

京介「で?何の用だ?」

沙織『夏コミにお誘いしようと、こうやって電話をしたでござるよ』

京介「夏コミ?なんだそりゃ」

沙織『夏コミと言うのはですな』

巨人女が言うにはオタク達が集う祭りみたいなものだという

京介「……俺も強制なのか?」

沙織『勿論でござるよ』

電話越しからでも分かるこのヤバいオーラ

行かないと消されるな

京介「……日曜日しか無理だが良いのか?」

沙織『はい!』

とりあえず従うことにした

だって巨人女怖いもん

そして今現在に至る

あまり長い話じゃなかったな

当日逃げれば良かったんじゃないかって?

無理な話だ

巨人女が直々に家に迎えに来たんだからな

逃げる隙なんて無かった

今逃げれば良いだろうがと思う奴が居ると思う

だが考えてみろよ、自分よりも背も実力も上の奴に逆らえるか?

無理な話だ

この糞アマ二人がうるさかったので

頭を掴み

ゴッ!!

桐乃「った!?」

黒猫「つっ!?」

あまりの痛さにしゃがみこむ糞アマ共

沙織「まーまー、そんな事しなくても良いではありませんか」

京介「チッ」

今思ったが

コイツの眼鏡の奥はどうなってるのだろうか

……考えただけで鳥肌が立つ

スタッフ「すみませーん!!なるべく列を詰めてくださーい!!隙間を作らないようお願いしまーす!!」

あれはスタッフと言う奴か

京介「……何だあれ」

前に居る銃を持った怪しい奴

あの銃は虐待に使えるな

多分コスプレ女と同類の奴だろう

建物の中に入ると

地獄だった

京介「暑いな……」

沙織「確かに暑いでござるなー」

と言いつつ汗一つかかないこの巨人女はやはり出来る奴なんだろうな

スタッフ「走らないでください!!マジでお願いしまーす!!!!」

と叫ぶスタッフ

そして速度を緩めるオタク達

京介「走る必要とかあるのか?」

黒猫「人気サークルの列に並ぼうとしている連中よ、人気のある同人誌は早く行かないと売り切れてしまうもの」

ドヤ顔で語るコスプレ女

腹が立ったから愚妹の膝を蹴る

桐乃「あたっ!?」

コスプレ女が引いたように問う

黒猫「あ、貴方達仮にもきょうだいなのでしょう……?」

知るか

○黒猫「あ、貴方達仮にも兄妹なのでしょう……?」

×黒猫「あ、貴方達仮にもきょうだいなのでしょう……?」

良い所だが風呂落ち

皆さんのおっしゃるとおり風呂場で寝ていました(´・ω・`)

続き書いていきます

桐乃「あづーい……キモい……死ぬ……」

俺のシャツを掴んできたからこめかみにパンチしといた

ゴッ

桐乃「いたっ!!」

沙織「きりりん氏も疲れているみたいですし、一旦休憩にいたしますかな」

巨人女がそう言ったので出口から出る

桐乃「ねー沙織、何か良い所とか無いの?」

沙織「そうですなー、きりりん氏、前に送った荷物を確認しましたかな?」

桐乃「あー……一応したけど……」

桐乃「(兄貴が居ない間に見たなんて言えない……)」

なんだコイツ、俺の方をチラチラ見やがって

アイアンクローしといた

ビキビキ

桐乃「たたたたた!!!!」

沙織「や、やりすぎですぞ!!」

俺の身体から嫌な汗が流れる

京介「す、すまん」

沙織「まぁ、分かってくれれば良いのです」

桐乃「(あれ?これってもしかして……気のせいかな?)」

黒猫「(完全に沙織にビビってるわね)」

沙織「さて改めまして、あの同人誌できりりん氏のお気に召した物はありましたかな?」

桐乃「うーん、月見里さんとかQQQさんとかも良かったしー、あ!あのイラスト集のさくら・G・さくらさんも良かったかも!!」

鼻息を荒くしながら語る愚妹

死なねーかなー、コイツ死なねーかなー

とりあえずコスプレ女にアイアンクロー

黒猫「ちょっ!?何でわたsあたたたたたた!!!!!」

沙織「では拙者はきりりん氏を案内しますけど、お二人方はどうなさいますかな?」

京介「適当にぶらぶらしとく」

黒猫「私は別のサークルに行ってみるわ」

沙織「ではでは、一旦ここで解散して、またここに集合いたしましょう!」

沙織「では解散!!」

そう言って別行動していく

さて、どこに行こうかね

人道をかき分けて移動していたら

メイド「ちょっとそこのカッコイイお兄さん!!」

俺じゃないよな、無視無視

メイド「貴方ですよー!ちょっとー!!」

京介「あ?」

メイド「あ、やっと気付いてくれましたか!!」

どこかで見たメイドだ、何故かこの人を見ていたらラーメンとサイダーを思い出す

何故だ

メイド「是非是非新刊見ていってください~!!」

同人誌を手に取る

なるほど……赤城に二千円で売るか

メイド「どうですか?」

京介「メイドにする必要性ある?」

メイド「あ、ありますよっ!」

京介「へー、一冊貰うわ」

メイド「五百円です~」

京介「はいはい」

なかなか夏コミとやらも良いな、転売的な意味で

飯落ちさらば!

千早「おかえりなさい、プロデューサー!」
P「限界だよな………」

ここらへんも大概だな

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