男「あぁ……今からそっちに向かうよ」暗殺者「……」 (52)

男「……フゥ」

暗殺者(死んでもらうぞ、こちらも仕事なんでな……)

カチッ

ターッン

男「……」ドサッ

暗殺者(しかしえらく簡単な仕事が入ったものだな)

暗殺者(こんな仕事は10年ぶりか)

え?

暗殺者「……」コツコツ

依頼人「……どうだった?」

暗殺者「すぐに片付いたよ、約束の報酬は?」

依頼人「報酬?そんなもの払うつもりはない」

暗殺者「どういうことだ?」

依頼人「まぁ、そのうち分かるさ……」

ええ?

カチッ(笑)

ターッン(爆)

これはGなら問答無用で依頼主殺してるな

暗殺者「何を言ってる?報酬を払ってもらわないとこちらとしてもこm」

暗殺者「……いない?」

暗殺者「……チッ」

暗殺者(バックレられたか……ついてねぇな……)

暗殺者「……!?」

男「おう、おまたせ」

友「遅かったじゃん」

男「ちょっとトラブルがあってね」

えええ?

やべぇなコレ

えっ?

こいつマリオか

暗殺者(お、俺の目の前には今……誰がいる……)

暗殺者(分からない……分からないぞ……!)

男「しかしお前と話するのも久しぶりだな」

友「忙しかったからな」

暗殺者(つまり俺は仕留め損ねたってことか……!?)

暗殺者(まぁいい、ならここで殺すとするか……)

男「お前何頼む?」

友「とりあえず珈琲でいいよ」

なんでキーボード打ってんの

男「珈琲2つで」

店員「かしこまりました」

暗殺者(……)チラッ

暗殺者(よし、楽に殺せるな、予定通りになるなら)

店員「……」コツコツ

ドンッ

店員「きゃっ!」

暗殺者「おっと、すみません……」

店員「あ、こちらこそ申し訳ありませんでした!」

暗殺者「……フー」

店員「お待たせしました……」

男「お、はやいなー」

そろそろエロ画像でもうpするか

はよ

期待

男「でさ、さっきの大通りのところでさー……」

友「へー、大変なことがあったもんだ……」

男「ところで仕事どう?捗ってる?」ゴクゴク

友「あぁ、こちらはもうz」

男「ゴフッ!」

友「お、男……?」

男「ケホッケホッ……カハァ」

バタッ

友「お、男ーッ!男ォーッ!」

暗殺者(今度こそやったかな)

暗殺者(きっとさっきは俺が撃ったのと同時に頭痛か何かで倒れたんだろう)

暗殺者(俺もその時たまたま外したってわけで奇跡が起きるもんだ)

暗殺者「気分転換に映画でも見に行くか」

暗殺者「今日は仕事もこの一件しか入ってないしな」

暗殺者「えっと……近場の映画館は……」

暗殺者「……まさかこのカフェが映画館と繋がってるとは」

暗殺者「あ、確かに建物異様にデカイと思ったらそういうわけか」

暗殺者「最近はどんな映画やってんだろうな……」


映画館

暗殺者「さて、チケット買って……」

暗殺者(こうやってのんびりと映画を見るのも12年ぶりか……)

読みづらい

暗殺者「えっと……こっちが5番……」

暗殺者「……!?」

男「あーこうやってのんびり映画見るのも12年ぶりかー!」

友「そんなに見てないのか、俺は毎年2回は見てるぞ」

男「マジかよ、いいなーこっちなんか……」

暗殺者(だんだんと分かってきたぞ……)

暗殺者(やはり俺に……)

暗殺者(簡単な仕事が回ってくるはずがない……!)

暗殺者(つまり、だ……)

暗殺者(完璧に再起不能な状態にさせればいいってことだな?)

暗殺者(しかし、そんな事ができるのか?)

暗殺者(まぁいい、とりあえずこの上映中も殺しておくか……)

暗殺者(考えるのはそれからにしよう)

男「うっわwwwwすいてるwwww」

友「あんま人気無いみたいだよこの映画」

暗殺者(あと5分か……)

上映中……

男「……おー」

暗殺者「………」

サクッ

暗殺者「……」

友「……」ウツラウツラ

友「男?」

男「……」

友「お、男ォー!男ォー!」

ザワザワ……ザワザワ……

友「男が死んでる!?」

友(だ、誰かに後ろから刺されたのか!)

友(なんてことだ……男が……男がァァァァァ!)

暗殺者(映画はつまらないターゲットは死なない)

暗殺者(嫌な日だ)

暗殺者(こうもうまく事が進まないとイライラしてくるな……)

暗殺者(まぁ、なにしろ……)

男「あー、眠かったわー」

友「つまんなかったもんなー」

男「本当、映画はつまらないわ……」

暗殺者(……ターゲットがターゲットだ)

暗殺者(仕方無い事だと言えるのか……?)

暗殺者(やはり完璧に殺すには……)

男「ちょっとトイレ行ってくるわ」

友「おう、んじゃここで待ってるわ」

暗殺者(チャンスはどんどん回ってくる……)

暗殺者(なら、ここで決めておくか……)

男「ふー間に合ったー……」

暗殺者(……)

ガバッ

男「ウッ!」

バタバタ

暗殺者「……」スッ

男「ガフゥ」

ドサッ

暗殺者(……窓の大きさは人がギリギリ通れるくらいかな)

暗殺者(丁度一階だ、人に見つからずに車に運べればいいんだがな)

暗殺者(よし、いない……)



友(男のやつ、どうしたんだろう……)

友(あまりに帰り遅いから行くぞー)

友「お、男がいない……?」

友「男ー!どこだー!いるなら返事をしてくれー!」

友「うんこしてんのかー!?」

友「駄目だ……全部空いてる……」

友「男ー!どこに行ったんだー!」

暗殺者(うーん、我ながらいい出来だな)

暗殺者(ドラム缶にコンクリート、ここまでしなきゃシナなかっただろうな)

暗殺者(……コンクリートの中で息してそうだな)

暗殺者(まぁいい、海に沈めれば後はどうってことない)

暗殺者(船の出港日は明日か……)

こん

暗殺者「……今日はもう寝とくか」


翌日

暗殺者「よし、ドラム缶もあるな」

暗殺者「船に忍び込むなんて何回目だろうか……」

暗殺者「ま、もう慣れたことだ」

暗殺者「よし、行くぞ」


船内

暗殺者「随分と警備がザルだったな」

暗殺者「立ったまま警備員が寝てるとは……」

暗殺者「ここらでいいかな?」


ドボンッ

暗殺者「……報酬は貰えないがすっきりした」

暗殺者「さーて、港に着いたらどうするか決めておかなくては」

暗殺者「とりあえず戻るかな」

暗殺者「新幹線のチケットも用意してある」

暗殺者「戻れるのは10時間後か……」


10時間後

暗殺者「ふー疲れた」

暗殺者「今日の依頼は……っと」カチッ

暗殺者「きてない……あー良かった一日ゴロゴロできるとは」

暗殺者「こんな日は滅多にないからな……」

暗殺者「あー幸せ」

「さて、今日の依頼は……っと」

「お、きてない……」

「じゃあやりたい事もあるし行くか」

「昨日はほぼ手ぶらだったもんなー」


暗殺者「しかしこんな日でいいんだろうか……」

暗殺者「何か他に仕事は無いのか?」

暗殺者「まぁいい、このまま眠るとするかぁ……」

暗殺者「……スゥ」

暗殺者「………………」

「……」

暗殺者「………………」

暗殺者「」

「……世界最強とか、よく耳にするけど」

「実際世界最強なんているはずないよな」

どしたのわさわさ

男「まぁ、僕が世界最強の暗殺者だってことは胸を張って言えるね」

男「全く、僕の安らぎを良くも邪魔してくれたよ、コイツは」

男「誰からの依頼かは知らないけど僕を殺そうなんて無駄だね」

男「なにせ、世界最強の暗殺者だからね、人気が出るのも仕方ないか」

男「それじゃあ、平穏な生活をするか」

「君を殺そうとしたのは、間違いなく僕の依頼だよ」

男「……なんだい?君は、また僕を殺そうとする暗殺者か?」

友「全く、君はいくら何をしても死なないな」

男「アハハ、褒め言葉として受け取っていいのかな?」

友「君が暗殺者だって情報はどんどん漏れていくよ?」

男「いくら広まったって大丈夫さ、広まったとしても人を変えればいい」

友「僕は本当に君の正体がわからないよ」

男「僕の正体は僕自身にしか分からない、そうだろう?」

友「そうだね、ところでそろそろいいかな?」

男「……僕だってたまには抵抗するよ?」

友「それじゃあ」

スッ

男「…………」

友「死んでるのか死んでないのかすら分からねぇ、気持ち悪いな」

男「…………」

友「まぁ、死んでないということは確かなんだがな……」

男「……あまいあまい」

友「……君は本当に何者なんだ?」

男「また同じ質問かい?まぁいい、そろそろ情報も広まってきたしね」

男「僕は、永遠に暗殺者として世界を生きていくつもりだよ」

男「たとえ身が朽ちようとしても……ね」

友「…………!」

友「…………!…………!」

男「…………」スゥッ


友「これは、本当に奇跡だったのさ」

友「どうだい?これならいいだろう?」

男「……あ、あぁ……」

友「さようなら、男……」

男「」

ドサッ

友「ほんの些細なきっかけが奇跡をうんだんだ」

友「完璧に追い詰められた時、人は強くなる」

友「自分でも原理は分からないけどね」

------------------------------

?「ここまで……なのか」

K「やっと追い詰めてやったぞ……ここまで長かった……」

K2「やっとおめぇさんに引導渡してやれるんだ……覚悟しぃや……」

?(まだ……ここで、終わりたくはない)

?(なら、どうする?どうすれば打開できる?)

?(そうか……でも、どうやってできる?)

?(干渉……すれば、いいのか……)

?「……天才って、いつになっても天才なんだな」

K「何が言いたい?」

K2「遺言なら聞いてやる……」

?「僕が天才だから、今までやってこれたんだろう?」

?「なら、簡単さ……」

K「訳が分からんが、つまり殺していいってことだな」

?「一思いにやってくれ……」

K「そうか、なら……!」

K「……」

K2「おい?どうした?まさかおめぇ!」

男「……えっ!?いや、違、これ、俺じゃないぞ!」

K2「嘘つくのもたいがいにしぃや!」

ターン

K2「終わった……」

K「……うぅん……」

K2「大丈夫か?」

K「あぁ……何とか……」

K2「そうか……」

K「俺、警察もうやめようと思う」

K2「いきなりどうしたんや!一緒にずっとやってくって決めただろ!」

K「いや、ちょっとやりたいことがあってね……」

K2「まぁ、お前がやりたいなら俺は何も言わん……」

K「ありがとう……」

------------------------------

なんだこのスレ

なるほど。わからん。

>>39ミス発覚

男「……えっ!?いや、違、これ、俺じゃないぞ!」

?「……えっ!?いや、違、これ、俺じゃないぞ!」

いや、わかんねえ

夏休みの宿題終わった?

友「僕は……いつまで経っても変わらないでいれるんだな」

友「まぁ、流石に乱すのは良くないことだが、男の情報は確実に広まってる」

友「こうしないでどうするつもりだった」

友「これで何もかもがゼロだ」

友「まぁ、誰も僕の正体を知ることはないだろう」

友「たとえ人類が滅びたって、僕だけは生きていける気がするな」

友「もしも駄目なら虫でも鳥でもいい」

友「そう、僕はそうしていつまでも生きていける……」

友「そうしなくても、僕ならばなんやかんやで生きていけるだろう……アハハ」

友「そう、僕は……」


「世界最強の、暗殺者だから」


終わり?

ヤバい鳥肌立った

解説求む

>>1は統合失調症か何かだろうな
本人も辛いんだ、察してやれ

なぜ急にこころのKとコラボしたのか

男の暗殺者の魂が友に乗り移った的な?

>>31らへんで分からなくなってきた

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年10月31日 (土) 07:14:51   ID: AH1c55eL

ちょっとよく分からない話だな

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