【ジョジョ】 ジョルノ「僕の夢は>>3になることだ」 【安価】 (261)

安価でジョルノの夢をかなえてあげましょうというスレです

そんなわけで



ジョルノ「僕の夢は>>3になることだ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1374675886

大統領

ジョルノ「僕の夢は大統領になることだ」

そのいきさつ

その① >>10
その② >>13

世界初の吸血鬼大統領である父に憧れて

ksk

ジョルノの父親――ディオ・ブランドーは人間を食料とする「吸血鬼」であった。

「世界の帝王になる」という野望を抱いたディオは、貧民街暮らしから世界の頂点へ上り詰めていた。

(その過程は全米が涙するほどのものだったらしい)

きっと吸血鬼大統領ディオはきっとジョルノの存在を知らないだろう。い

だが! ジョルノ本人は、世界初の大統領ディオ・ブランドーに憧れを抱いていた!

ディオの死後、彼の遺志を受け継いだ次の大統領、ジョナサン・ジョースターにもッ!!

ジョルノ「僕はいまイタリアに住んでいる」

ジョルノ「イタリアの空港で非公式のバイトをしていたところ」

ジョルノ「ある人物と出会った」

ある人物>>20

トニオさん

トニオ「久しぶりに故郷に帰ってきました」

トニオ「母国なのでこれでもかというほど流暢な言葉遣いをさせて頂きます」

トニオ「オー……これでもかというほどの観光客がタクシー乗り場に並んでいます」

トニオ「これはしばらく待っているしかないですね」

ジョルノ「ちょっとお兄さん……タクシー乗っていかないかい?」

ジョルノ「ちょうど僕、アルバイトから帰る途中なんですよ。」

ジョルノ「今なら8000円で乗せますけど、どうします?」

トニオ「そうですね……」

ジョルノのタクシーに乗せてもらう? (↓+5までで一番多い番号でトニオさんの行動が決まります)
1 YES
2 No

トニオ(8000円とか言ってた気がしますが、私の聞き間違いでしょう)

トニオ(多分800円くらいですよね)

トニオ「乗らせてください」

ジョルノ「はい……それじゃあ、荷物を前の座席に乗せて下さい」

トニオ「いえ、このスーツケースの中には私の命よりも大切なものが入っているので、自分で持っています」

トニオ「お気づかいありがとうございます」

ジョルノ「あ、そうですか」

ジョルノ(命より大切なものってなんなんだ……)

こうして、トニオさんを乗せたタクシーはとあるホテルと向かった。

ジョルノはホテルにつくまで、トニオさんが持っていたスーツケースの中身を想像していた。

1000万円か、家族の写真か。それとも海外旅行から帰ってきたおみやげか。

自分が持っていないものを後ろの裕福そうな男は持っているのだろう。

そう考えると、ちょっとさみしい気分になった。

ジョルノ「はい、到着しました。」

危機感が薄い日本人旅行者相手なら、荷物とお金を泥棒して、おいしいプリンを買おうと思った。

だが目の前の彼は明らかにイタリア人だったので、おとなしくホテルまで送った。

ジョルノ「はい、8000え「実は私には弟がいましてね」

ジョルノが代金を要求しようとしたそのとき、トニオさんがイタリアに帰国した理由を話しはじめた。

なんでも彼は料理の道を究めるため、家を出て行ったらしい。

これから本場・イタリアのレストランで、3つ星レストランの味と自分の料理の味を比べて来るところだそうだ。

その話をきいているうちに、ジョルノの目から涙がこぼれてきた。

最終的には鼻水まで出てきて、主人公として大変な絵面になってしまった。

ジョルノ(なんだこれは? なぜこんなに涙と鼻水が出てくるんだ?!)ゲッホッ ズルズルゥ

ジョルノ(まるで「一生分の風邪を一気に発症した」みたいに……次から次へと鼻水・涙がでてくる!)ダラダラ ズルゥッ

ジョルノ(とッ……止まらない~~ッ!?)ボタボタズグゥゲッホ

トニオ「私の話を聞いてくれてありがとうございました」

ジョルノ「!? ま、待て……代金を……」ゲホッズビィー

トニオ「あ、そうでした。すみません」ヒョイ

ジョルノ「は……800円?! お兄ざん……このタクシーの料金は……」ハックション ズルズル ズビィー

ジョルノが手にした紙幣の数を数えているうちに、トニオさんは姿を消していた。

ジョルノ「く……クッソ……泥棒め……」ダラダラ

ジョルノ「ハ……ハックション!」

最後にジョルノが大きなくしゃみをした瞬間、

頭の中にあった色んな気持ちが鼻水と一緒に全部出ていったような気がした。

ジョルノ「目が……すごくパッチリしている」パァッ

ジョルノ「頭の中も……すごく晴れやかな気分だ」

ジョルノ「今ならなんにでもになれる気がするッ! 大統領にでも! ギャングスターにでも!」

ジョルノ「これが最高にハイッ!ってヤツかァーーアハハハハーーーッ!!」

ジョルノが高笑いしている背後――タクシーの後部座席では……

1枚のミントと、そのうらにこっそり貼りついているパール・ジャムが

さわやかなにおいをタクシー全体に広げていたのだった。

  /└────────┬┐
 <     To Be Continued... | |
  \┌────────┴┘


ヘッタクソな文章ですみません まだ続きます


ジョルノは電車に乗って、ネアポリス中までいくつもりです。

その電車でとある人物に出会いました。

その人物は >>38

アバッキオの同僚の人

まるで自分のパンツを盗んだ奴を顔がはれるまでボコボコにしてやったような

さわやかな気分のまま、ジョルノはナポリ行きの電車に乗った。

座席はガラガラで、人が2、3人しかいなかった。

ジョルノは、歴史深い街並みをすべて眺めることが出来る、1列目窓側の席に着いた。


ジョルノ「……なぜだ……この晴れやかな気持ち……どうして僕はこんなにいい気分になったんだ……」

ジョルノ「まさか……あの男が僕に何かしたのか?」

ジョルノ(つい最近、僕が手にしたこの能力のように……)ズルッ ゴソゴソ

ジョルノ(彼もまた、似たような能力を持っているのだろうか?)ズルゥッ ゴソゴソ

ジョルノ「……?」ズルゥ ズルン ゴソ ゴソゴソ


ゴソゴソ ズルッズルッ カツン ゴソゴソ ズルッ ズルン ゴソゴソ


ジョルノ「……なんだこの音」ゴ ゴ ゴ ゴ


ジョルノは音のする方へ目を向けた。

そこには、床と座席の間を這いながら覗いている警官がいた。


ジョルノ「なっ……!!」


ジョルノ(まさかこの男、女性のスカートの中をのぞこうとしているのか?)

ジョルノ(いや、だったらもっと怪しまれず、かつ女性がいる場所でやるはずだ!)

ジョルノ(この車両に、スカートをはいた女性は一人もいない!)

ジョルノ(「警官」が「覗き」! あ……あきらかに矛盾している!!)

ジョルノ(つ……通報すべきだろうか) ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

硬直するジョルノ・ジョバァーナ!

そんなジョルノの視線に気づいた警官は、

ジョルノにぺこり、と頭を下げると、再び床を這い始めた。


ジョルノ(こ…こいつ、何がしたいんだ! 一体!)

ジョルノ「す…すみません」


警官は動きを止めて、ジョルノのほうに目だけ向ける。


ジョルノ「あなたは何故こんなことをしているんですか?」

ジョルノ「こんな怪しい真似を……」


口と態度には出さなかったが、まるで警官とは思えない行動にジョルノは戸惑っていた。

警官「すまないね」

ジョルノ「はい。……はい?」

警官「ついさっき、とある女性がピアスをこの車両のどこかに落としてしまったらしくてね。」

警官「いま探している最中なんだ。気分を害してしまって、すまなかった。」

ジョルノ「ああ……いえ、別に。」

ジョルノ(……普通、こういうのって駅員の仕事じゃないのか?)

ジョルノ(なぜ警官がこんな仕事をしているんだろう。)

ジョルノ(こんなことしている暇があるんなら、自分の働いている職場へ戻るべきなんじゃないのか?)

ジョルノ(彼のやっていることは間違いなく無駄だ……)


☆目の前の警官に話しかけてみる?↓+7

1 話しかけてみる
2 話しかけてくるまで待つ
3 おとなしく席に座っている

ジョルノ「あの……」

ジョルノが声をかけると、警官は再びジョルノの方を向いた。

ジョルノ「どうしてあなたはこんな事をしているんですか?」

ジョルノ「こういうのは……駅員……駅員の仕事じゃないんですか?」

ジョルノ「探し物とか……警官がやるべき仕事ではないと思うんですが」

ジョルノ「どうして警官のあなたが……こんな……」

目をそらしたくなるような行動をとるんですか。

とは言えなかった。


警官「そうだな……」

警官「少年、もしも自分の目の前で、苦しんでいる人がいたら助けるかい?」

ジョルノ「……」

警官「警官っていうのは、そういう人を助けるためにいるもんだと、わたしは思う」

警官「だから駅員とか警官とか関係ない」

警官「ピアスをなくした女性が困っていたから、彼女の悩みを解決させるためにやったんだ」

ジョルノ「……もし、ピアスが見つからなかったら?」

警官「そうだな……でも、もしかしたら他の車両や電車にあるかもしれないだろう?」

警官「今日は見つからなくったって、明日探せば見つかるかもしれない」

警官「「結果」だけを求めてはいけないんだ。「真実に向かおうとする意志」を忘れてはいけない」

警官「どんなに小さなことでも、積み重ねて行けばいつか頂上に辿り着くだろうから、ね」

そういうと彼は、三度床を這い始めた。

ジョルノ(「小さなことでも、積み重ねて行けば頂上に辿り着く」……)

ジョルノ「あ、あの……僕も手伝います」

警官「……」

警官は、返事をしなかった。

ジョルノは、さっきまで自分が座っていた座席の下を、のぞいてみた。

すると、不思議な形のイヤリングが落ちていた。

もしかして、これだろうか。と思ったジョルノは、警官を呼んだ。

ジョルノ「あの、もしかしてこれ……」ヒョイ

さっきまで床を這っていた警官は、いつのまにかジョルノの目の前まで移動していた。

警官「少年、「真実に向かおうとする意志」を、決して忘れてはいけない」

警官「どんなに辛くても、苦しくても、諦めたくなっても……」

警官「運命から逃げなければ、きっと君の求めるものが手に入る」

警官「わたしには見る事しかできないが……君の無事を祈っているよ」

警官「そうだ、……もしアバッキオという男に会ったら、よろしくしてやってくれ」

電車の中だというのに、なぜか突然、強い風が吹いたッ!

砂埃から目を守るため、とっさにジョルノは目を瞑った!

風がおさまり、ゆっくり…ゆっくり目を開けると……

……さっきまで自分の目の前にいたはずの男が、消えていた。

ジョルノ「い、いない!? どういう事だ……?」

まさかあの男は幽霊だったのか……? いや、そんな筈、あるわけ……。

と、その時!

運転手が急にブレーキを踏んだッ!

「慣性の法則」によって、ジョルノは進行方向と真逆の方によろけてしまった。

転びはしなかったが、黒板をひっかいたような音のせいで、鳥肌が立ってしまった。


ジョルノ「どうしたんだ? 急にブレーキなんか踏んで……」


さっき、警官に見せるために拾ったピアス(というよりもイヤリング)を、

ジョルノは自分のズボンのポケットにしまった。


(イヤリングは、「つ」の字型の金属の先端に、

割れたハートの形なのか、翼をモチーフにした形なのか、

どちらにせよ不思議な形のデザインが施されていたものだった。)

☆突然、急停止した電車!
 その原因はとある人物のせいだった!

とある人物>>61


(質問なんですが、安価ってもっと多い方がいいんでしょうか?
 そもそもどなたかいらっしゃるんでしょうか……)

ksk

ジョニィか……予想の右斜め上を行かれた……
別世界の人だけど出しますか?

↓+3までで一番多い票数で 出すか決めます

1 出す
2 出さない(再安価)

それじゃあ再安価させていただきます
わがまま言ってごめんなさい

その人物>>72

岸辺露伴

――話は数分前まで遡る。

ジョルノが警官の存在にに気付く前。

運転席ではとある日本の漫画家がスタンド使いと闘っていた。――

――電車出発前・駅


露伴「ふーん……これがイタリアの電車か。日本の電車と大して変わらないんだな……」


出発の時刻を待つ電車を、残像が見えるほど素早いスピードで

スケッチブックに描いている青年――岸辺露伴は、

イタリア・ナポリにある「カポディモンテ美術館」を見学するため、観光旅行に来ていた。

露伴「やっぱり実物は違うな……当然だが、写真の何倍も大きい。」

露伴「どうせだから、電車が出発する前に、運転席も見学してみることにしよう」


腕時計に目をやると、針は「14時21分」を指していた。


露伴「出発まで……あと「4分」か」

露伴「まあ、4分もあればスケッチには充分足りるだろ」


そう言って露伴は、電車の中へ足を踏み入れた。


この1分後……彼は思い出すことになる。

「スタンド使いとスタンド使いはひかれ合う」運命的なルールのことを……

露伴「さすがに運転席にアポ無しで入るのは、非常識人すぎるよな」

露伴「一応ノックだけはしておこう」コンコン


運転手が露伴のほうを振り向いた。

無理もないが、突然の来客にとても驚いているようだった。


運転手「だッ、誰だオマエ!」

露伴「「ヘブンズ・ドアァーー」ッ!!」ズキュゥゥゥウウン!!


露伴の背後には!

彼が連載している漫画の主人公によく似た少年が、宙を浮いていた!

ただの一般人である運転手が、その少年の姿を目に捉えることはできなかったが、

自分に何らかの「異変」がおこっていることだけは、

消えゆく意識の中で、なんとなく感じ取っていた!

力なくうつぶせに倒れる、中年の運転手。

たしかに昨日、彼は大量のお酒を飲んでいたが、

倒れた理由は二日酔いではない。遅行性の急性アルコール中毒でもない。


露伴は倒れている運転手をあおむけにしてあげると、

「本」になった彼の顔に、新たな一文を付け足した。

露伴「『岸辺露伴の存在を感じ取れなくなる』……うん、まあこんなもんだろ」

露伴「僕が思ってた以上に複雑なつくりのようだからな。計器類とか」

露伴「電車が出発する時間までに、運転席すべてを描ききるとは限らないだろうし」

露伴「他の乗客がなかなか出発しない電車に腹を立て、

   運転席まで乗り込んでくるということもありえるだろうし」

露伴「『備えあれば憂いなし』とか言うもんな………よし」


最後に『今あったことは忘れる』も書きたしてから、

露伴はスタンド…『ヘブンズ・ドアー(天国への扉)』を解除した。

 

運転手「ハッ!」

目が覚めた運転手!

周りを見渡すが、自分以外だれもいない!


運転手「フゥ~~……気のせいかぁ……てっきり誰かが俺に……俺に?」ボケェーン

運転手「アレ……俺、さっきまで何してたんだっけ?」ボケー

運転手「確か……あ、出発の準備をしてたんだったァ! そうだそうだ!」ピコンピコンピコーン!


露伴に「本」にされたこと、されるまでの過程を忘れてしまった運転手は、

普段のように、電車を走らせる準備のつづきに取りかかった。

露伴(当然だが、全く気付かれていないようだな)


運転席と車両の境にあたるドアにもたれかかりながら、スケッチを続ける露伴。


露伴(そういえば…誰かが言ってたな。『スタンド使いとスタンド使いはひかれ合う』……と)

露伴(もしかしたらこのイタリア旅行……僕はイタリア人のスタンド使いと出会うのだろうか?)

露伴(少し、興味があるな)


露伴は、初めてランドセルを背負って登校する新入生のような気持ちで、

「できることなら早く、スタンド使いに会いたい」と思った。


そして、幸か不幸か。

その願いは、すぐに叶うことになる。

☆いきなり露伴の目の前に現れたスタンド使い!

 そいつの名は>>87が知っている!

>>85

もうじき日本でいう「還暦」を迎える年齢の清掃員は、

いつものようにネアポリス中へ掃除の仕事をしにいくところだった。

彼は、毎日電車に乗ってネアポリス中に通っていた。

だから時々、ネアポリス中の生徒と会話をすることがあった。


「すみませェん……」

清掃員「はい?」


奇妙な服装の人物は、通りすがりの初老の清掃員に話しかけただけだった。

だから、ただの偶然だと思うが、二人の行先は同じ……「ネアポリス中」だった。



「ネアポリス中…ナポリ行きの電車っていつ来ますか?」

清掃員「ああ~~、ナポリ行きの電車! なら、次来るやつがそうじゃ!」

清掃員「ネアポリス中に通う学生さんもよく使っておるから、少し騒がしいんじゃけど」

清掃員「あ、もしかして初めてナポリに行かれる方かの? よかったら、ネアポリス中まで案内しますかの?」


「いいんですか?」

清掃員「はい! わしはネアポリス中で何十年も働いていますので」

清掃員「今ではもう目を瞑って学校に行けますんじゃ!」


「それじゃあ、道案内お願いします」

「あ……そうだ」

「おじいさんは、『汐華初流乃』という男子学生を知っていますか?」 ゴ  ゴ  ゴ

清掃員「ん~~、聞いた覚えのない名前じゃのォ~」

清掃員「でもこの辺の若い子はみんなネアポリス中に通ってるから」

清掃員「多分、探せばすぐ会えると思うんじゃけど……」


「『探せばすぐ会える』……」

「そうですか。ありがとうございます」

清掃員「おまえさんの名前は? なんて言うんじゃ?」

清掃員「もしも…その……ショバナくんのいたら、連絡したいんじゃが……」



謎の人物は考える……。

自分の名前を、この清掃員に教えてよいのか。


この男、汐華初流乃と裏で通じていているのではないか。

下手をすれば自分のことがバレてしまうのではないか。


ためしに自分のスタンドに、右ストレートをやらせた。

もちろん、本気で殴るつもりじゃなかったので、寸止めだったが。

もし、スタンド使いだったら、まばたきをする、防御の体制に入るなど、それなりの対処をするはずだが、

初老の清掃員はなんの反応もしなかったので、そこら辺にいる一般人だと分かった。

その気になればどうにでもできる弱さだし、教えても問題は無いと判断した。


「いいですよ」


☆露伴と闘う、謎の人物の名前 (スタンド使いでお願いします)
>>95

誤字発見しまくりーの……恥ずかしーの……次の更新は今日の夜くらいになると思いますです……ハイ

コーイチくん

「『康一』です……僕の名前は『広瀬康一』です……

 しばらくの間、よろしくお願いします」


そう言うと康一は、清掃員に頭を下げた。

露伴「んー……まあ、こんなもんか」ペラペラ

露伴「もっとじっくり観察したいが、車両のほうからはこっちが丸見えだし」

露伴「怪しまれる前に、とんずらしちまおうか」

露伴「いや……でもせっかくだから、運転手の制服も描いておこう」ズバァーーッ シャシャシャ


電車が出発した数分後。

露伴は、計器類から内装まで、完璧にスケッチブックに描きこんでいた。

運転席が見える車両に乗っている乗客は、右手で足りる人数しかいないかったし、

ほとんどが運転席に目を向けようとしていなかったので、誰からの注目もあびなかった。


コンコン

露伴「……?」


誰かがノックをした。


露伴(運転手に用があるんだろうか……。)


運転手は視線だけを扉に向けた。


康一「失礼します……」ガラァ



露伴(こ、康一くん?! どうしてここに……)

露伴(『スタンド使いはひかれ合う』とか言うが……まさかイタリア人のスタンド使いより先に君に会うとは!)

露伴(いや……というかなぜ君がイタリアにいるんだ?)

ゴ ゴ ゴ ゴ

康一「いやぁ……すみません。ちょっと人を探していまして……」キョロキョロ

康一「フゥ……やっぱりここにも『いない』……。おかしいな、アルバイトはとっくに終わっているはず……」

康一「もうこの電車に乗っていると思ったんだけどな……」

運転手「お、おい! キミ!」

運転手「ここは運転席だぞ! ここに入れるのは私だけ! 運転手だけなん   だ」ドサッ


ゴ ゴ ゴ ゴ


露伴「な……?!」

康一「エコーズ……ACT1………」

まるで漫画の「主人公」のように、「正義」の立場にいる少年であるはずの康一が、
一般人をスタンドで攻撃した事実に、露伴は驚きを隠せなかった!

一瞬、「なんの間違いだ?!」「運転手が電車酔いして倒れたのか?」と思ったが、
運転手の胸元には……『銃で撃たれた』という文字……が張り付けられていたッ!

それはつまり! 広瀬康一が一般人をマジで殺そうとしたことを表した証拠だった!

………

突然だがあなたは……『プラシーボ効果』を知っているだろうか?


昔、ある患者が、医者に「バス酔いを止める薬をくれ」と言った。

そのとき、たまたま酔い止めの薬だけ無かったので……
医者は本当はに何の効果もない「ただののど飴」を「酔い止めの薬ですよ」と言って出した。

そののど飴を「酔い止めの薬だ」と信じた患者は、バスに乗る前にそれを飲んだ。
実際には何の効果も無く、患者はでろでろに酔って気分最悪になるはず……。

だが、患者は、一切バス酔いをしなかったそうだ。

つまり……「拳銃で撃たれた」と心の底から信じた場合、本当にまれな事だが、
拳銃で撃たれたような錯覚を感じることがある!

広瀬康一のスタンド…『エコーズ ACT1』は、それを確実に発動できる能力を持っているのだ!


……もちろん、普段の彼ならこんな使い方はしないのだが。

ド ド ド ド

露伴「こッ……康一くん?! 君は一体運転手になにをしたんだ!?」

康一「おや……露伴先生じゃないですか。どうしてこんなところにいるんですか?」

露伴「質問に答えろ! そもそもなぜ君がイタリアにいるんだ!?」

康一「あなたには関係ないですよ…… 『エコーズ』…『ACT3』……『3 FRE…」

露伴「いーや! 答えてもらうね! やれっ『ヘブンズ・ドアァァー』ッ!!」バァァーーン!


『ヘブンズ・ドアー』を見てしまった康一は、本になって倒れた。

露伴「やれやれ……いつぶりかなぁ……君を本にしたのは……」ペラペラ

露伴「お…あったぞ。なんだなんだ?」


【承太郎さんに頼まれて、イタリアにいる「汐華初流乃」という少年を探すことになった】


露伴(なるほど……康一くんは人探しのためにイタリアに来たのか……フゥーン)

露伴(でも人探しのために運転手を攻撃するっていうのは……明らかにおかしい………)

露伴「……………」


☆ページをめくる?
>>105

露伴「まあ、康一くんもまだ高校生だからな。
   イタリアに来てテンション上がって、ちょっとヤンチャしたくなっちゃったんだろ」

露伴「ハハハッなーんてね! それじゃページをめくるか」

露伴「の前に」

露伴「一応、運転手の命の確認をしておこう」チラ


露伴は、運転手の呼吸を確かめてから、脈をさわった。


露伴「……どうやら、気絶しただけみたいだ」

  「良かったな……康一くん。犯罪者にならずに済んだぞ」

露伴「そうだ、念のため、『岸辺露伴に攻撃できない』と書きこんでおこう」カキカキ

露伴「それじゃ、今度こそページをめくるか」ペラ


【承太郎さんが手配したホテルに着いた】

【夜になるまで「汐華初流乃」を探した】

【お腹がすいたので、近くのレストランで食事をすませた】


露伴「…………」ペラ


【ホテルから帰る途中、男に話しかけられた】

【真っ暗で全身はよく見えなかった】

【男は言った。「友達にならないか?」と。】


露伴「……………」ペラ


【僕はその場から逃げた。だけどすぐ、捕まってしまった。】

【エコーズで攻撃しようとした。でも攻撃する前に重い腹パンをくらった】

【男は赤ん坊をあやすような調子で話しながら、僕に「肉の芽」を植え付けた】


露伴「………肉の芽? なんだそれ………」

露伴「………」

露伴「…………もしかして、これか?」


康一の額には、クモのような形をした肉片が埋まっていた!


露伴「…………」


☆触ってみる? 引っこ抜いてみる? 誰かに知らせる?
 露伴はどうすればいい?
>>111

ヘブンズドアーで「肉の芽は康一の支配をする事が出来なくなる」と書き込んでみる

露伴「もしかしたら……これが……このミニチュアグモのようなヤツが……『肉の芽』なのか?」

露伴「そもそも……『肉の芽』ってなんだ? どういうものなんだ?」

露伴(………この状況から推測する限り……、
   『肉の芽』とはおそらく、相手の行動を支配する能力を持ったもの……)

露伴(あの康一くんにこんなことをさせるほどの支配力…………恐ろしいな)

露伴「………この突起物にぼくのスタンド能力が効くか分からんが、
   一応やるだけやってみよう」

露伴「『ヘブンズ・ドアー』! 『肉の芽』を本にしろっ!」ズキュゥゥゥン!

露伴「…………」

シーン

露伴「………ダメか」

なんでもできるスタンド『ヘブンズ・ドアー』!

だがしかぁしッ! 『ヘブンズ・ドアー』は知能を持った生物にしか効果がない! という弱点がある!

「摘出しようとする者の脳に侵入する」肉の芽は、
あくまでも反射的に……近づいてきたハエを静かに食する食虫植物のように反応するだけなので……
特に知能を持っているわけでは無いのだ!


露伴「ハァ……こうなったら、康一くんに直接、書きこまないといけないのか……」

露伴(「埋められた」とか書いてあったからな……。
   支配できなくなった結果、脳味噌の中で爆発四散なんて事にならないといいんだが……)

露伴は、本化した康一に、
『肉の芽は康一の支配をする事が出来なくなる』と書きこんでみた。

露伴「…………」シーン

露伴「……特に変わった様子はないな」

露伴(引っこ抜ける様子も、消えていく様子もない。)


露伴「『ヘブンズ・ドアー』が効かないとなると………困ったぞ。どうすれば……」


その時!

『肉の芽』が触手をのばして、攻撃をしかけてきた!

ズガァァァン!!

露伴は避ける暇もなく、
額のど真ん中を狙ってきた、超スピードのアッパーを喰らってしまった!


露伴「ぐぇっ!?」バターン!


後ろに倒れた露伴!

康一に書きこまれた『ヘブンズ・ドアー』の内容が
多少効いたのかそうでないのか、分からないが、
露伴の書き込みを「攻撃」と認識した『肉の芽』は、反射的に露伴を攻撃した!

確実に脳に侵入ため、『肉の芽』は2本、3本と触手を増やし、
目を閉じている露伴に向かって、静かに、ゆっくりと伸ばしていく……!

ああ……露伴が康一同様、『肉の芽』にやられてしまったら……、
ピンクダ…………いや、イタリアは一体、これからどうなってしまうんだろうか……?



露伴「………正直舐めていたよ…『肉の芽』」パチッ

露伴「いやぁ…危なかった………本当に」バッ

露伴「『ヘブンズ・ドアァーー』ッ!!」ズキュゥゥウウウン!!

露伴は立ち上がった! そしてスタンドを発動した!

その能力の行先は……『本化した康一』ではない! 『肉の芽の触手』でもない!


『気絶した運転手』だった!


露伴「『ヘブンズ・ドアー』! 運転手を本にしろ! そして書きこめ!
   『急ブレーキをかけて電車を止める』と!」


露伴がすべて言い終わったとき、すでに『ヘブンズ・ドアー』は命令をこなしていた。
スタンド能力で露伴に操られた運転手は、意思のない体でブレーキをかけた!

ギキキキキィィーーー!!

突然の急ブレーキにとまどう乗客たち! それはジョルノも例外ではなかった!


ジョルノ「どうしたんだ? 急にブレーキなんか踏んで……」

ジョルノ(運転席でなにかあったんだろうか……?)

露伴「どうせ分からないと思うが、折角だから教えてやるぜ」

露伴「承太郎さんから教えてもらった、
   あのジョースター家に代々伝わる戦術をな……」


『肉の芽の触手』が、再び露伴に襲い掛かる!


露伴「「逃げる」んだよォォおおーーッ! うおおおおっ!!」ダッ


露伴は窓ガラスに向かって、思いっきり体当たりした!

パリィイイーーーンッ!

乗客席にも聞こえるほど大きな音をたてて、窓ガラスは砕けた!
そしてそのまま、線路に着地し、逃げていった。

露伴(康一くんには悪いが……ここは一度、撤退させてもらう)

露伴(いやぁ……このヘアバンドを付けてなかったら確実に……
   頭に穴が空いてたな………丁度いい感じに盾になってくれた)

露伴のヘアバンドには、ひびが入っていた。

露伴(康一くんを『肉の芽』から助けるために……
   何らかの行動をおこさないといけないな……)

☆露伴は康一を助けるために、どんな行動をとればいい?
>>131


☆康一と運転手にかけた『ヘブンズ・ドアー』は解除しておく?
>>135

こういう時はとりあえず空条承太郎に電話するのがいいだろう

しない

露伴(こういう時はとりあえず、空条承太郎に電話するのがいいだろう)

露伴(つい先日杜王町に来たとき、
  「これから「あそこ」へ行くつもりだ」って言ってたよな……確か)

☆承太郎はどこにいるんだろう?
>>138

露伴(「アメリカの家族に会いに行く」……。)

露伴(承太郎が結婚してることを知った時には、本当に驚いた)

露伴(きっと子供は………父に似た、無口なヤツなんだろうな)

露伴(……そういえば国際電話って金掛かるんだっけか………まあいいや)


こうして露伴は、電車から逃げることに成功した。

~アメリカ・空条家~


プルルルル

承太郎「……電話か」

プルルルル

承太郎「イタリアから……康一くんか?」

プルガチャ

承太郎「ハイ、空条です」

『空条承太郎さんのお宅でしょうか?
 わたしは、日本の漫画家の岸辺露伴と申します』

承太郎「岸辺露伴……?(なぜわざわざイタリアから……)
    わたしが承太郎だが……何か用か?」

『実は…康一くんの額に『肉の芽』が埋め込まれてしまったようで……』

ゴ ゴ ゴ ゴ

承太郎「『肉の芽』……だと?」


『肉の芽』…その恐ろしさを、承太郎は知っていた!
と同時に、『肉の芽』を埋め込まれた人間を救う方法も知っていた!

『肉の芽』から救う唯一の方法は………『肉の芽』を引き抜くこと!
それができるのは、『スタープラチナ(星の白金)』を持つ承太郎しかいない!



☆承太郎は康一を救うため、イタリアに行く?

1 YES
2 No

↓+3までの多数決で、承太郎の行動が決まります。

承太郎「………分かった、すぐイタリアに向かう」

露伴『本当ですか? じゃあ空港で待ってます』ガチャン

承太郎「……徐倫たちには悪いがな」スッ

承太郎は、『ジャンケンのパー』みたいなマークが入った帽子をかぶった。
ちょうど誰かが階段を下りてきて、承太郎のいる部屋の扉を開けた。

承太郎「………」

空条夫人「あなた… ジョジョが今日、久々に家族みんなで出かけたいって……」

承太郎「……悪い……急用ができた」

空条夫人「……そう…」

空条夫人は、怒らなかった。

正直、ブチ切れそうになったが、承太郎の顔を見ればわかった。

その「急用」は、彼でなければ解決できないこと。
口数は少ないが、心から申し訳ないと思っていること。

空条夫人「…………怪我しないでね、ジョジョのためにも」

承太郎「ああ……必ず、すぐ戻ってくる」

承太郎は、つい最近買ったばかりの、新しいコートを着た。
康一に頼みごとをした際にも着ていたやつだ。

準備ができたので、すぐ家を出ようとした。
だが、9歳の娘である……徐倫に見つかってしまった。

幼徐倫「父さん………」

承太郎「……」

幼徐倫「また……出かけるの? 今度はいつ帰ってくるの? ねえ……」

承太郎「………すまない」

幼徐倫「……」

徐倫はそれ以上、何も言わなかった。
自分が何と言おうと、承太郎は出かけるのをやめないことを、子供ながらに理解していた。

幼徐倫「………いってらっしゃい」

承太郎「ああ……」

キィー

バタン

幼徐倫「………」


承太郎が家を出て行ってすぐ、徐倫は母の腕の中で…泣いた。
思いつく限りの下品な言葉で…母と自分を置いて、遠い国へ行ってしまった承太郎を罵倒した。

そのうち『空条徐倫』は、待つ事と、泣く事をやめた。

~イタリア・公衆電話前~

露伴「いやぁ~~っ、良かったよかった!
   これで康一くんは助かったも同然だな!」

露伴「一応承太郎が来るまで、『ヘブンズ・ドアー』は解かないでおこう」

露伴「また一般人に攻撃しかけたら大変だからな」

露伴「それじゃあ、何か食ってから空港に行こう」

~イタリア・電車内~

ジョルノ「どうして急にブレーキを……?」

ジョルノ「ハッ! まさか……運転手が心臓発作を起こしてるんじゃあ……?!」

ジョルノ「……一応、確認してみるか」ゴクッ

コンコン

ジョルノ「失礼しま」ガツッ「す」

ジョルノ(…今! 何かが…僕の足に当たった……!)

ジョルノは、自分の足元に目をやった!


ゴ ゴ ゴ ゴ

ジョルノ「……こ……これは………?」

足元に転がっていたのは……人を模した本!
いや…本になった人というべきか……

とにかく、「ただの自然現象」では説明がつかない事が、運転席で行われていたようだった!

ジョルノ「こ……こいつは…『人』……なのか?
     それとも……『本』なのか?!」
ゴトュ

ジョルノ「何だ?!」クルッ

背後でなにか音がした!振り向くジョルノ!
後ろにいたのは、康一と話していた通りすがりの清掃員だった!

清掃員「う……ひゃ…あ……」ガクガク

ジョルノ「ま、待て…一旦、落ち着……」

清掃員「うわあああ! ひっ…人が……人がああああああ!!」


――清掃員の叫びがきっかけで、車内はパニックに陥った。

このあと第一発見者として、
ジョルノは警察に、事情聴取されることになってしまった。


  /└────────┬┐
 <     To Be Continued... | |
  \┌────────┴┘



☆警察に事情聴取されたジョルノ! 重い足取りで尞に帰ったぞ!
 さて、そんなジョルノの前に現われた人物とは……一体誰?

>>158

ブチャラティ


本文じゃなくて、すみません

ちょっと質問なんですが、
ヘブンズ・ドアーで本になった人って、
一般人の目には「本になった人間」として見えるんでしょうか?
それとも「倒れてる人間」に見えるんでしょうか?

>>159
川尻早人やジャンケン小僧を街中で躊躇なく本にしてるし普通の人には分からないんじゃないかなぁ……露伴先生なら気にしない可能性も十分にありえるけど

>>160
返答ありがとうございます!

明日の朝から用事があるので、2レス投下したら、
その続きは17時~19時までに投下し始めます。安価スレなのに更新遅くて本当にすみません…。





~イタリア・学生寮~

ガチャ

ジョルノ「……ハァ、……あの運転手め……」ヨロヨロ

ジョルノ(「人がァァ倒れおるゥ! お…お前が運転手とコウイチくんに何かしたのかアアア!」
     なんて言ったせいで……僕があの二人に危害を加えたように思われてしまったじゃないか……)

ジョルノ(そのせいで警察のところに連れて行かれ、3時間も事情聴取された……
     なぜかその後、「この事件は無かったことにしろ」って言われたが……)

 
ジョルノが3時間近く、警察に事情聴取されていた間。

露伴から連絡を受けた承太郎が、SPW財団に康一を保護するよう指示した。

財団は、ネアポリス総合病院に搬送されていた康一(と運転手)を、
しばらくの間、財団が経営する病院にかくまうことにした。

その際、本来無関係である少年(ジョルノ)が二人に危害を加えた犯人と疑われ、
捕まっていることを知った財団は、警察などに圧力をかけ、

「(無理矢理な話だが)運転席にいた二人は貧血で倒れただけ。ガラスは石を投げ込まれた」
ということにした。

財団のおかげでジョルノは解放されたのだが、ジョルノ本人はその事を知らなかった。
だから、警察が本当の犯人を見つけたのだ、と思っていた。


ジョルノ「……それにしても、」

ジョルノ「なんだったんだ…『アレ』は」

ジョルノ「皆「人が倒れてる」とか言ってたが…『アレ』はそういうレベルじゃない……
     むしろ『アレ』は本だ……人間が本になっていた……」

ジョルノ「まさか……鼻水の件も…人間が本になった現象も……
     この僕の…『生命を生み出す能力』と同じようで違った……超能力のようなものなのか?」

ジョルノ(……)

ジョルノ(………)

ジョルノ(そういえば今日は……災難ばかりだったな…)

ジョルノ(タクシー代を値切られ……イヤリング探しを手伝い……警察に事情聴取……
     そういえば、あのイヤリングって、どうすれば…)

コンコン

ジョルノ「……」

ジョルノ(誰だ?)

ジョルノ「………」

コンコン

ノックをするだけで…一向に開ける気配がない…
ジョルノは…ゆっくり……ゆっくりと……カタツムリのように……ドアノブに手をかけ……
一気にッ! 開けたッッ!!

……だが?

ジョルノ「……」キョロキョロ

ジョルノ「誰も…いない?」

ジョルノ(ただのイタズラか?)

ジョルノ(全く……最低なヤツだな)バタン


「やあ」


ジョルノ「?!」バッ

「君が…ジョルノ・ジョバァーナか? ちょっと話があって来たんだ」

ジョルノ(だ、誰だ……一体…どこから入ってきたんだ……)

ゴ ゴ ゴ ゴ

ジョルノの最終目標って大統領になりたいんだっけ?

「そんなに警戒しなくてもいい……腹割って話そうって言ってんだ…こっちは……」

ゴ ゴ ゴ ゴ

ジョルノ「………アンタ……誰です?」


「………………」

「俺の名は……『ブローノ・ブチャラティ』だ。」




☆ブチャラティはなぜジョルノのもとに現われたのか?
>>168

ジョルノが実は日本人だと聞き付けてアニメのグッズを代理で買ってきてもらおうとした

>>166
このSSではそうですよ
一向に大統領になる気配がありませんがね

ジョルノ「……ブローノ・ブチャラティさんですか? なぜ僕のもとに……」

ブチャラティ「ジョルノ・ジョバァーナ……君が日本人だという話は本当か?」

ジョルノ(なぜ知ってるんだ……その事を……)

ジョルノ「はい…見た目はこんな感じですが、一応日本人です。」


ゴ ゴ ゴ ゴ

ブチャラティ「………頼みがあるんだ」

ジョルノ「……」(この気迫……一体…僕に何を…させる気なんだ……!?)


ブチャラティ「どうか俺の代わりに……アニメのグッズを買ってきてはくれないだろうか……」


ジョルノ「………は?」

ブチャラティ「実は今……、日本のとあるアニメにハマっていて……」

ブチャラティ「今度、そのアニメのグッズが発売されるようなんだが……」

ブチャラティ「だが今は……仕事のせいで、そんな事をしている暇などない」

ブチャラティ「正直買うのを諦めていたんだが、
       最近、髪の色が変わった日本人がいるという噂を聞いてね」


ジョルノ(噂……噂から僕の存在を知ったのか…この男は……)

ジョルノ(ただの噂から本人…僕のところまでたどり着く調査力……
     ごく普通の一般人にそれがあるとは思えない)

ジョルノ(ブローノ・ブチャラティ……まさかこの男………ギャング…いや、探偵か?)

ブチャラティ「初対面で、しかもいきなり押しかけて……申し訳ない。
       だが頼む……どうか俺の代わりに、日本のアニメグッズを買ってきてくれないか?」



☆ブチャラティのお願い! ジョルノはどうしてあげるべき?
>>176

僕は無理だけど日本に住んでる知り合いに頼んでみましょう

ジョルノ「僕は無理だけど日本に住んでる知り合いに頼んでみましょう」

ブチャラティ「本当か?」

ジョルノ「ただし条件付きです」


☆日本に住んでる知り合いとは?
>>180

オトイシ

ジョルノ「まあ、条件というほどの物でもありませんが」

ブチャラティ「その条件とは……?」



☆ジョルノの言う条件とは?

ごめんなさい安価し忘れました
このレスから+2

ジョルノ「僕の夢を叶えるために協力してほしいんですが……」

ブチャラティ「いいだろう」

ブチャラティ(髪型から察するに……ジョルノ、お前はおそらく、パン屋を開きたいんだろう)

ブチャラティ(店一軒建てられるくらいの金ならある……だから安心しろ)


ジョルノ「それじゃあ、音石に連絡します。ブチャラティさん…携帯電話は持ってますか?」

ブチャラティ「ブチャラティでいい。携帯電話ならここにある」ジィー


ブチャラティは、あごの下から携帯電話を取り出した!
携帯電話が出てきた空間の入り口には、ジッパーのようなものが取り付けてあった!


ジョルノ「ジッパー? ……ジッパーがいつの間にか顎に………ハッ」

ジョルノ(超能力とかじゃあないと説明できない現象……
    まさか……この男……今日の電車事件と何か関係があるんじゃあ……?)


ゴ ゴ ゴ ゴ


ブチャラティ「ジョルノ…『これ』が見えるのか? まさかお前も……『スタンド使い』だったのかッ?!」

ジョルノ「『スタンド』? 『スタンド』って言うんですか?
     僕の持つ能力と…たまに背後に現われるコイツは…」バァアーン

ジョルノ「今までコイツの事は『ゴールド・エクスペリエンス(黄金体験)』って呼んでたんですが……」


ブチャラティ「『スタンド』とは分類項目……「野菜」「麺類」「果物」みてーなもんだ」

ジョルノ「へぇ……そうなのか。『スタンド』を持っている人は、他にもいるんですか?」

ブチャラティ「ああ。おれの職場には、おれを含めて5人いる」

ジョルノ(5人も……)


ブチャラティ「それじゃあジョルノ。頼んだぞ」ハイ

ジョルノ「はい」

ジョルノ「あ、そういえばブチャラティは、なんていうアニメにハマってるんですか?」



☆ブチャラティがハマってるアニメの名前は?
>>194

☆欲しいグッズは?
>>196

空の境界

同人誌版の空の境界

ブチャラティ「空の境界というアニメにハマっている」

ブチャラティ「欲しいものは、同人誌版の空の境界だ」

ジョルノ(同人ってことは、そのアニメの二次創作を本にしたものなんだろうか?)

ジョルノ「分かりました。『同人誌版の空の境界』ですね? 音石に伝えます」

ブチャラティ「頼んだぞ」


ポピペ

プルルル プルルル プルルル プルルル プルr『もしもし?』

ジョルノ「もしもし……音石? 僕だよ僕…ジョルノ・ジョバァーナ……」

音石『ジョルノか? おいおい…ずいぶん久しぶりだな!』

ジョルノ「実は友人である君にお願いがあって電話したんだ」

音石『別にかまわねーが……実は俺、仮出中なんだよ……
   あんまり危ねーことは引き受けねーからな』

ジョルノ(何やったんだ一体……)

ジョルノ「実は知人から『同人誌版の空の境界』を買ってきてくれと頼まれたんだ」

ジョルノ「でも僕はイタリア在住だし……だから日本にいる君に頼もうと思って」

音石『日本に住んでるっつても、東北地方だぜ?
   同人誌……ってことは東京か? 同じ日本だって遠いモンは遠いんだよ』

ジョルノ「そこをなんとか……」


……数十分にわたる交渉の末、
ついに音石が『同人誌版の空の境界』を買ってくれることになった!


ジョルノ「それじゃあ、よろしく……」ブツッ プー プー プー

ジョルノ「やりましたよ、ブチャラティ!」

ブチャラティ「そうか! いやあ……すまないな、ジョルノ」

ジョルノ「それじゃあ、僕の夢を叶えるお手伝い……よろしく頼みますよ」

ブチャラティ「ああ………そういえば、お前の夢って何なんだ?」

ジョルノ「僕の夢は、大統領になることです」

ブチャラティ「……」



☆ジョルノの夢を聞いたブチャラティは、何て言う?

>>202

展開が思いつかないので いっそのこと上のレス全部取り込むことにします

ブチャラティ「…俺には縁の無い話だな」

ジョルノ「……」


ブチャラティ(大統領……国の、いや世界のトップ……)

ブチャラティ(「現実を見ろ」……と言ってやりてーが、コイツの眼は本気だ……本気で大統領になるつもりだ!)

ブチャラティ(正直、少しだけうらやましい……ギャングになったという事は、イコールまともな人生を捨てる事……
      俺やミスタ達は、本当になりたかった夢を諦めることになってしまった……)


ブチャラティ(ジョルノの夢は全力で応援するつもりだが……ただのギャングである俺にできるのか?)

ブチャラティ(『暗殺』なら……いや、別の有力な政治家が大統領になるだけだ)

ブチャラティ(夢がギャングのボスだったら、どうにかして既存のマフィアのボスを暗殺した後、
      「実は僕、このギャングのボスの子供でして。父が不慮の事故で死んだので代わりにボスになります」
       ……なんてできるが、そういうわけにもいかない……)


ジョルノ(……もしかして僕は、無意識の内に彼の心の傷を抉ってしまったのか?)

ジョルノ(謝るべきだろうな……彼、さっきからずっと黙ってるし)


ジョルノ「ブチャラティ……あなたの過去に何があったのか、僕は知りませんが……」


「イーヤッ! 待テ ブチャラティッ!」

「自分ノ人生ヲ悲観シチャイケネーゼー」

「冷静ニナッテ考エテミロヨー」

「ギャングと大統領がズブズブッ! な関係だったつー話もよく聞くしよぉ~
 いーんじゃねーのか? そいつの夢を叶える手伝い、してやっても……(面白そーだしな)」


ジョルノの背後には、いつの間にか、妖精を引き連れた青年が立っていた!


ゴ ゴ ゴ ゴ


ブチャラティ「お……お前は……『ミスタ』! 一体なぜここに……?」

ジョルノ「ミスタ……?」


ジョルノ(コイツ……ブチャラティの『職場』の仲間のひとり……か?)


ミスタ「なぜ……って、おいおいブチャラティ……」ヤレヤレ



☆ミスタがブチャラティのところに来た理由とは?

①一般人からの依頼が解決したから
②ボスからの指令が届いたから
③その他

3
仲間だからな!

また安価忘れてしまった(´・ω・`)
このレス含めて>>209から↓+4

ミスタ「そんなの……俺が『空の境界』ファンだからに決まってるだろ?」

ブチャラティ「ミスタ……お前、おれが『空の境界』ファンだって事……知っていたのかッ!」


ミスタ「まあな!」


ミスタ(――きっかけはピストルズが、ブチャラティが『空の境界』見てるとこを、勝手に覗いてた事だった)

ミスタ(そのとき初めてブチャラティがアニメ好きなのを知り……
   見てみろって騒ぎ立てるピストルズにすすめられて視聴してみたら
   思ってた以上に面白くて、ハマっちまった)


ミスタ(……いつもブチャラティは、俺たちがいない場所でアニメを見る。
    当然だな。チームのリーダーがアニメ好きなんてみっともなくてしゃーない)

ミスタ(「続きが気になるからブチャラティと一緒にアニメを見たい」ってうるせーピストルズに
    ついて行ってやったら、こんなところに来るんだもんなー)

ミスタ(いやー、ピストルズに盗聴させてて正解だったぜ!
    ジョルノに協力してやったら、俺も同人誌貰えるかもしれねーっ!)

ミスタ(大統領とか無理っぽいが……まあ、ブチャラティならどうにかしてくれるよな!  多分)


ミスタ「おいジョルノ……だよな?
    俺は……いや、俺たち『護衛チーム』は、お前の夢を全力で応援するぜ!」

ブチャラティ「おいミスタ!」バッ

ジョルノ「『チーム』……まさかブチャラティ、あんたギャングだったのか?」

ミスタ「ああ」

ブチャラティ「ミスタ!!」


ミスタはブチャラティの耳元に、小声で語りかけた。

ミスタ「冷静になって考えろブチャラティ……あんたらしくねー……
    きっとこれから、大量に金を使う場面が出るかもしれない…
    いつもみてーに、尋問する場面があるかもしれない…
    そんなとき、ジョルノが何らかの原因で夢を諦めたらどうする?」

ミスタ「同人誌の約束はパーになっちまうぜ!」

ミスタ「そうなったら、そこまでの苦労も全部パーだ! 無駄に金と時間を使っただけ……
    だったら最初からほかの奴らにも協力してもらおうぜ。二人より三人。三人より五人。な?」


ミスタ(それに、もし本当にジョルノが大統領になったら……
    イタリアの麻薬問題の解決に、力を貸してくれるかもしれねーしな)


ブチャラティ「そういう意味じゃあない……あいつらが協力すると思うか?
       『大統領』になったお礼は、数冊の『同人誌』だぞ?」

ブチャラティ「もちろん俺たちにとって、『同人誌』は幹部の地位よりすばらしい物だ……
       だがアバッキオたちにとってはどうだ?」

ブチャラティ「『空の境界の同人誌』なんて、一般人からしてみればただの薄い本……
       糞みてーな漫画が連載している商業誌以下なんだよ……」

ミスタ「……」



☆アバッキオ、ナランチャ、フーゴはブチャラティがアニメ好きだと知ったらどう思うだろう?
 (可能ならばアニメ好きレベルもお願いします)

①「オタクだったんだ……」 (アニメに興味がない一般人レベル)
②「それって面白い?」 (アニメに興味が有る一般人レベル)
③その他 (安価しだいレベル)

ナランチャ ↓2
フーゴ ↓3
アバッキオ ↓5

ジョルノ「……本人たちに聞いてみたらどうですか?」

ミスタ(確かに、それが一番てっとり早く決められる。だが同時に、リスクも高ぇ……)

ミスタ(ブチャラティがアニメ好きだと知ったら、失望して、
   俺たちのチームを離れる可能性だってある……)

ミスタ(人の噂っつーのは予想以上に広まるのが早ぇ!
   無いと思うが……もしあの3人が、ブチャラティがオタクだってことを
   他の奴らに広めたら……人望を失うかもしれねえ!)

ミスタ(そうなったら……ブチャラティが今まで積み上げてきたものが……
   幹部への道がぶっ壊れることになる!)


ブチャラティ「ミスタ……お前はどう思う」

ミスタ「俺は………どっちかってーと賛成だ。
    ブチャラティ、アンタは……」

ブチャラティ「おれも賛成だ。
       ミスタ……お前とおれがジョルノに協力するのは、決定でいいんだな?」

ミスタ「ああ」

ブチャラティ「それじゃあ、他のヤツらの所へ行くぞ。こういうのは早い方がいい」

ジョルノ「僕も行きます」

ブチャラティ「ジョルノ……お前は明日、学校があるだろ」

ジョルノ「明日は風邪ひく予定なんで大丈夫です」

ブチャラティ「そうか。それならいいんだ」

ミスタ(随分風邪も安くなったなオイ)


こうしてブチャラティ、ミスタ、ジョルノは、『護衛チーム』のもとへと向かったッ!

~イタリア・とあるレストラン~

ガヤガヤ


「うげェェッ!!」

ガチャーン!


ナランチャ「な、なんだこのピッツァ! メチャ辛ェぞ!?」
      一体どうなってんだ!? おいシェフだ! シェフを呼べ――!」

フーゴ「うるさいぞナランチャ! 落ち着け!」

ナランチャ「落ち着いてられるかよッ! 俺のピッツァはどうなっちまったんだ!?」

フーゴ「落ち着け!」

ナランチャ「俺のマルゲリータはどこ行っちまったんだァ――!?」

フーゴ「だから落ち着けって……」

ナランチャ「クソー ゴホッ なんだコレ 辛すぎだろ」ゲホッ

アバッキオ「おい マジで大丈夫か?」

ナランチャ「ゲホッゴホッ」

フーゴ(様子がおかしい……むせただけにしてはかなり苦しそうだ)

フーゴ「ナランチャ?」

フーゴがナランチャに話しかけた瞬間!
ナランチャの体にとんでもない異変が!

その異変とは?!
>>230

肺組織がはげ落ち綿のようなカスになって吐き出された

ナランチャ「ゴボッボボボボ」ブクブク

フーゴ「ナッ ナランチャァ―――ッ?!」

アバッキオ「料理に毒でも入ってたか?!」ガタッ

アバッキオ「おいそこのウェイター! シェフを呼んでこい!」

アバッキオ「ナランチャが食ったのは めちゃくちゃ辛ぇマルゲリータのピッツァ……
      フーゴ! ナランチャに食物アレルギーはあったか?」

フーゴ「ナランチャに食物アレルギーは無かったはず……ああっ 目が! 意識が!」

アバッキオ「クッソ……一体なぜこんな事が……ハッ まさかスタンド能力……?」

アバッキオ(このレストラン内にスタンド使いがいるというのか! しかし いつ!
     ナランチャに攻撃をしかけたんだ? 料理の中に毒でも仕込んだか?)


フーゴ「ナランチャ! おい起きろ!」バシバシ


アバッキオ(ムーディ・ブルースの能力で本体を……
      いや、本体を倒したからといってナランチャが元に戻るとは限らない)


ウェイター「このピッツァを作った料理人を連れてきました」

トニオさん「私になにかご用でしょうか?」

アバッキオ「連れが急に綿見てーなカスを吐き出して……アレルギー反応はないはずなんだが」
      (コイツがスタンド使いか?)


フーゴ「ナラ……」

ゴ ゴ ゴ ゴ

フーゴ「……ンチャ……?」


トニオさん「ああ……それなら問題ありませんよ」

アバッキオ「……どういうことだ それは
      普通じゃ考えられねー事になってんだぞ」

トニオさん「あちらをご覧ください」スッ


ナランチャ「スゲ―――ッ! 息が今までより深く吸えるッ! ヘヘッ!
      心なしか空気が前よりうまいッ! 調子良すぎだぜェ―――ッ!」バァーン!

フーゴ「……ど、どうなってんだ……?」ポカーン

ナランチャ「いやー 俺もよくわかんねーけどよォ~
      めっちゃくちゃ辛ぇピッツァ食ったら 突然息が吸えなくなってよ~」

ナランチャ「突然肺にダメージを与えられたってーか…… 肺の中の酸素が全部なくなったってーか……
      とにかくそんなカンジがしてよォ~ でも代わりに気分スッキリだぜ!」

フーゴ「ハァ…… よく分からないが、無事で良かった」

アバッキオ「……」

トニオさん「では私はこれで……失礼します」ペコ

アバッキオ「あ、ああ……」



なぜこんな騒動が起こったのか! そもそもの原因は、
トニオさんのことを、今日から新しくやって来たバイトだと勘違いしたウェイターにある!

事情を説明する暇もなく、トニオさんはピッツァを作る事になってしまったのだが、
「エアロスミス」のミサイルが命中したときに出る二酸化炭素を吸ったりしている、不健康なナランチャを見た瞬間、
無意識のうちにスタンドが発動してしまったのだ!

ちなみに、この騒動のあと本物のバイトが来たので、トニオさんは無事解放されることになる!

ナランチャ「俺 辛いの苦手だけどよ~……このピッツァはなんかクセになるっていうか……
      もう一切れ食ってみようかな~」ドキドキ

フーゴ「やめてくれ……俺とアバッキオの心臓がもたない」

アバッキオ「俺たち以外に人がいねーから あまり目立たなくて済んだが……
      そういやミスタはどうした?」

フーゴ「ミスタなら「ブチャラティの所へ行く」と言ってたような……
    そういやブチャラティはどこにいるんだろう?」

ナランチャ「俺は知らねー」

アバッキオ「俺もだ まあそのうち連絡が来るだろ」

prrrr

フーゴ「本当だ」

ナランチャ「すげーなアバッキオ!」

アバッキオ「偶然だろ偶然」ピッ「もしもし?」


アバッキオの電話相手
>>237

ナランチャがリタイアするかとビックリしたぜ

承太郎『露伴か? 俺だ……承太郎だ』

アバッキオ「……は?」

承太郎『もうすぐ飛行機に搭乗する
    その間、何かあったらSPW財団に連絡してくれ』ブツッ

アバッキオ「………… 切れちまった」ツー ツー

ナランチャ「どーしたんだよアバッキオ~」

アバッキオ「いや……間違い電話だったみてーだ
      間違いを正す前に 向こうから切りやがった」

フーゴ「とりあえず、会計済まさないか? 折角だから3人でどこか行こう」

アバッキオ「たまにはいいかもな」

ナランチャ「んじゃ俺、>>242に行ってみてーッ!」


>>242 ナランチャの行きたい場所

空港

ナランチャ「俺 飛行機見たことねーんだよ! 空港にはスタバがあるみてーだしよ~~
      なっ いいだろ? なっ?」

フーゴ「スタバか……いいかもな」

アバッキオ「そういや警官になりたての頃 一度行ったきりだな……スタバ」
      (そういやさっきの電話の相手、飛行機がどうとか言ってたような……)

ナランチャ「じゃあスタバ……空港で決定だ! 行くぞ!」バーン

 

~イタリア・とある部屋~


「……命令は以上だ……私の部下ペリーコロよ……」

ペリーコロ『お任せくださいボス……
      スタンド使いのポルポ…彼の護衛チームなら 必ず遂行するでしょう』

「そうでなくては困る……なんせ護衛対象は おそらく私の娘……であろう人物なのだからな
 たしか名前は……」


ペリーコロ『「トリッシュ・ウナ」です 母の名前は「ドナテラ・ウナ」……』

「ああ そうだった…… それから、細かい事は私のほうから彼らに指示する
 「娘」を彼らに預けた後……」

ペリーコロ『私は長い間休養をとる……べきでしょうか?』

「そのとおりだ では頼んだぞ」ブツッ


「ドナテラ・ウナ……か 覚えがない名前だ」

「だが私は絶頂であり続けるために……
 私の正体に近づく可能性があるものは すべて排除しなくてはならない」

ペラ

「『護衛チーム』……構成員は一人を除いたほぼ全員がスタンド使い……
 『暗殺チーム』と手を組み組織に反乱を企てる……なんてことが無ければ良いのだが………考えすぎだな」

「両チームが手を組むはずがない……なにせ一方は暗殺を企て、
 一方は護衛を遂行するつもりでいるのだからな 相容れる筈がない」


そう言うとボスは、護衛チームに指示を出すため、
机の上に広げていた組織の資料を机の引き出しにしまい、パソコンの電源を入れた。



  /└────────┬┐
 <     To Be Continued... | |
  \┌────────┴┘


>>247
誰目線でスタートする?

・空の境界オタ2人組+(@@@)ジョルノ
・空港ツアー御一行様
・露伴
・娘を置いてきた薄情な承太郎
・まさかのトニオさんかトリッシュ
・その他
・まさかのDIOかジョナサン

薄情な承太郎 略して薄情太郎

~イタリア・空港~

騒がしいイタリアの空港! 

人の大群で待ち合わせもままならない通路に ひときわデカい長身の男がいた!
白いコートを着ているそいつは……?


承太郎「ここがイタリア……スージーQおばあちゃんの祖国……か」


承太郎ッ! 康一くんを助けに、イタリアにやって来た男・空条承太郎だ!
白いコートを着た承太郎…略して白承太郎は、先に空港に来ているハズの露伴を探していた!


承太郎「連絡はすでに入れておいた……奴の性格なら空港内のカフェで待ってることだろう
    この空港のカフェは……スタバと他に1つあるのか」

承太郎「どっちに行くべきだ……?」


スタバに行くべき? >>249

カフェと言えばスタバ以外あり得ない

承太郎「やはりスタバに行くべきだな。運が良い事に、俺が立っている場所のすぐ近くだ」

承太郎(そしてあっという間にスタバに着いた。とても混んでいる)


ナランチャ「俺、エアロスミス以外の飛行機 初めて生で見ちまったよー!
      うるさくてデッケーんだな飛行機って!」

フーゴ「まるで子供みたいな はしゃぎっぷりだな」

アバッキオ「ナランチャはお子様だからしょーがねーよ」

ナランチャ「何だとォ――ッ!」

ハハハ


承太郎(俺の目の前に並んでいる3人組……すごく楽しそうだ
    徐倫にも飛行機を見せてやりたかった……)


↓+1 このあと何がおこる?


承太郎(このまま何も起こらずに、康一くんの元へ行けるといいんだが……)


ガッシャーン!

キャー!!


ナランチャ「? 女の叫び声?」

フーゴ「向こうの方から聞こえたぞ……」


承太郎(……まさかとは思うが、岸辺露伴が何かやったのかもしれない)

承太郎(一応、見に行ってみよう)


承太郎を襲うスタンド使いの名前
↓+1


ダッ

承太郎「確かここから声が……ここは………『女子トイレ』か……」

承太郎(だがここで中に入るべきか迷うほど 俺はピュアじゃない) ガチャッ


承太郎は女子トイレに入ると、すぐさま個室を調べた!
手前の扉から順番に開けていったが、特に異変はなかった!
ただひとつ、一番奥の個室を除いて……


承太郎「既に死んでいる……遅かったか……」


承太郎が見たのは……額のド真ん中を撃ちぬかれた、女性の死体だった!
掃除用具箱には鍵がかかっていたので確認できなかったが、女子トイレの中に犯人らしき人物はいなかった。


承太郎「とりあえず、騒ぎが大きくなる前に、警備員に知らせるとしよう」

ゴ ゴ ゴ

女子トイレから出ようとした承太郎の目に入ったのは……
UFOのような浮翌遊物だった!


承太郎「……これは……この浮翌遊物は…?……ハッ…まさか!」(スタンドか!!)

スタンドの存在に気付くやいなや、『スタープラチナ』に思いっきり殴らせた!

承太郎「オラァ!」スカッ (避けた……)

ドン! ドン! ドン!


承太郎「銃声! (女子トイレの前の廊下からッ 通り魔的犯行か?)」バッ

ゴッ ゴッ ゴッ

承太郎(い…いつの間にか廊下に さっきと同じ浮翌遊物が……!
   …その浮翌遊物にぶつかった弾丸が 今! 俺の目の前に……)


スタプラ『オラオラァ!』パシパシパシッ

承太郎(だが俺のスタープラチナは あの距離からでも弾丸を掴むことができる
    とはいえ やれやれだぜ)


承太郎(きっとトイレの個室に居た女を殺した奴と
   『UFO』のような浮翌遊物のスタンド使いは同一人物だろう)

承太郎(そして このスタンドは
   スタンドに当たった弾丸を跳ね返すことができる能力を持っている)

承太郎(本体が俺の行動を把握しているのか……スタープラチナで殴ろうとしても避けられてしまう)スカッ

ドン! ゴッ

承太郎「うぐっ!」パシッ

承太郎(とにかく……本体をどうにかして見つけなければ)


どうする? ↓+1



ジョンガリ(………)

ジョンガリ(ここからなら俺がアイツを……空条承太郎を撃ち殺しても
      犯人が俺だという事は分からないだろう)

ジョンガリ(これでやっと……俺の目的が果たせる!)

ジョンガリ(…それにしても承太郎の奴……さっきからマンハッタン・トランスファーが俺の銃弾を反射するたび
      反射された銃弾の方向を逆探知して、確実に俺の居る場所に近づいてきている)

ジョンガリ(奴のスタンド…スタープラチナの動体視力が良いっつー噂は本物みてーだな)

ジョンガリ(だがまだ……俺が空気の動きだけで標的のいる場所が分かる事に気づいていないようだ)

ジョンガリ(標的のいる場所が分かるっつーことはよ~……
      標的に気づかれずに移動することが可能ってことなんだぜ)

ジョンガリ(そんなわけで……まだお前との距離がそれほど近くないうちに
      今いる場所から移動させてもらうぜ 俺も馬鹿じゃあないからな) スタスタ


承太郎「……急に撃ってこなくなった……弾切れか?
    だがスタープラチナは弾丸の動きを完全に捉えていた」

承太郎(あとはここら辺にいる奴らの中から 銃を持っている奴を捜すだけだ)



↓+2 ジョンガリは承太郎から逃げ切れる?

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