舞園「苗木君、ごめんなさい!」 苗木「それは違うよ!」 (9)

苗木(何で急に謝られるの?告白してもないのに振られたってこと…!?)

舞園「実は私は苗木君を利用しようとしていました」

苗木「僕を利用?」

舞園「はい、ここから出るために…苗木君に濡れ衣を着せて自分だけ助かろうと…」

苗木「舞園さん…」

舞園「…白状します、本当にすみませんでした!」

苗木「顔を上げてよ舞園さん、僕は気にしてないからさ」

舞園「で、でももしかしたら苗木君が死んでいたかもしれないんですよ!?」

苗木「それは、まあそうかもしれないけど僕は今こうしてピンピンしているんだし……何も起きなかったんだから問題ないよ」

舞園「そ、そんなことありません!だって、私のせいで苗木君が…」

苗木「…あはは、困ったな」

苗木(どうすれば舞園さんは気に止めるのをやめてくれるんだろう……あ、そうだ)

苗木「じゃあ、舞園さんには罪を償ってもらおうかなぁ?」

舞園「え?は、はい!何でもやります!それで苗木君が許してくれるのなら!」

苗木「そぉ?何でもしてくれるんだ?ふーん、なら舞園さんには何をしてもらおうかなぁ…」

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