穂乃果「なんか臭いよね」海未「そうですね…」 (17)

穂乃果「μ'sが9人になってから部室に変な臭いが…」

海未「はい…なにやら耐え難い臭いがしますね」

ことり「ツンってするよね」

海未「まぁそんな生やさしい臭いではありませんが」

真姫「やっぱり私がおかしい訳じゃなかったのね」

穂乃果「真姫ちゃん」

真姫「9人揃っての練習の後から私の制服に変な匂いがついてたから気になってたのよ」

ことり「その…この臭いって…」

海未「はい……おそらく」

真姫「ワキガね」

海未「真姫がいうなら間違えなさそうですね」

穂乃果「でもなんでそんな急に?」

真姫「共通して上がってるキーワードから考えれば、原因は…エリーか希ちゃんね」

海未「7人の時はこんな臭いありませんでしたからね…」

ことり「だとしてもどうやって確かめるの?」

穂乃果「それよりも確かめてどうするの!」

真姫「そうね…現にそうだとして、活動に支障が出るからどうこうしろなんて言えないし」

海未「うむ…まぁとりあえず確かめましょう」

真姫「とりあえず、にこちゃんに聞いてみるわ」

にこ「どうしたの真姫ちゃんそんなかしこまって(えっまさか…そんな女の子同士だし…)」

真姫「その…なんていうの…」

にこ「(早く言いなさいよぉ)」

真姫「えーっと…」

にこ「(これは間違えなさそうね…にこのこと…好きなのね)」

にこ「あーえっと言いたいことは分かったよ、はっきり言ってにこも同じこと思ってたし」

真姫「ほっほんと!?」

にこ「じゃっじゃぁーいっせーのーせで言い合うわよ」

真姫「…分かったわ」ゴクリ

にこ「いっせーのーせ!」

にこ「真姫ちゃんのこと大好き!」 真姫「エリーか希ちゃんってワキガ?」

にこ「は?」

真姫「えっ////」

にこ「…にこ帰るね」

真姫「ちょっと!…あぁもう…てかにこちゃんが私のこと大好きって!?」


海未「それで聞き出せなかったと…」

真姫「ごめん、てかにこちゃんから告白されて私今戸惑ってるから今日は帰るわ…」

ことり「あー帰っちゃった、にこちゃんもいないしどうしよぉ」

穂乃果「もう本人に聞いてみれb」

ガチャッ

希「あれ皆揃ってないやん、練習はどしたの?」

絵里「今日は揃ってダンス練習なのよ」

穂乃果・海未・ことり「っ!?」

穂乃果「こっこの臭いは…」

海未「はっはい…間違えなく」

ことり「わっわきがぁ?」

絵里「どうしたのそんな端に固まって震えて」

希「なんか悪いもんでも見たんやない?」

海未「しっしかし…どちらかがワキガだとしてなぜ片方も平気なのです?」

穂乃果「ふっ二人共ってこともあるんじゃ」

海未「仕方ありませんね、私が全ての業を負います」

海未「絵里!希!」

絵里「ん?」

希「どしたん?」

海未「匂い嗅がせてください!」

絵里「なっ」

希「えっ」

海未「この際だからはっきりいますけど、臭いんです!お二人が入部してからずっと」

絵里「そんな…いきなりひどいんじゃない?」

希「…」

海未「…希、あなたですね」

希「えっうち?うちがワキガ?ちゃうよー」

海未「私は一度もワキガとは言ってませんよ?」

希「なっ」

海未「では嗅がせて頂きます」

海未「…あれ無臭ですね」

希「だからいったやん?」

海未「えっ…じゃぁ絵里」

絵里「うわぁちょっと」

海未「あれ…」

穂乃果「海未ちゃん?」

海未「ほっ穂乃果…この二人からは臭いはしません…」

希「あーそうや、にこっち」

海未「えっにこ?」

にこ「なっなによ…」

ことり「後ろにいたんだね」

穂乃果「帰ったと思ってたよ」

希「いうことあるんよね?」

にこ「…うん、あのねにこ…ワキガになっちゃったみたい」

海未「なっ」

にこ「でも、にこアイドルやめたくないから、臭わないように努力するから…」

ことり「にこちゃん…」

真姫「なるほどね…」

穂乃果「真姫ちゃん、帰ったんじゃ」

真姫「帰りにこの三人の姿を見て、一応つけてたのよ」

にこ「…ごめんなさい、にこが臭くて皆に迷惑かけちゃって」

真姫「全く、にこちゃんは…」

にこ「真姫ちゃん…にこ真姫ちゃんのことすきだよ」

真姫「そんなのわかってるわよ」

にこ「真姫ちゃんの制服もにこが隠れて着たせいで…」

真姫「あーなるほどねー」

海未「にこ…」

にこ「やっぱり真姫ちゃんもワキガのにこなんて嫌いだよね?」

真姫「はぁ…なんでそれぐらいで嫌いになるのよ」

にこ「えっ」

真姫「私がにこちゃんの事好きなのは変わらないし、全然気にしないわよ」

にこ「ほんと!?」

真姫「そうよ」

にこ「にこ、真姫ちゃんのことだーいすき」バフッ

真姫「ちょっといきなり抱きつかないでよー」

海未「…ひとまず一件落着なんでしょうか?」

穂乃果「かっかな?」

真姫「うっうう(やっぱ臭いぃ…)」

海未「しかしなぜこの臭いで希と絵里は大丈夫なのです?」

希「んー?うち?うちは我慢してるだけよ」

絵里「私はこういう臭いには大勢があるからね」

穂乃果「希ちゃんすご…」

希「うちもにこっちのこと大好きやし、臭いからってどうこうせーへんよ」

にこ「もー臭い臭いいわない!はいはいあんたたちは我慢よ!」

海未「開きなった!」

にこ「ちゃんとにこも対策してくから、あんたたちは我慢!」

真姫「よく効くクリーム出しとくわ」

にこ「真姫ちゃん気が利くぅ」

ことり「とりあえず変な感じにならなくてよかったね」

穂乃果「そっそうだねぇ」

希「じゃぁ練習しよか」

にこ「ふぅこのワキガの臭いの香水で真姫ちゃんの心も射止めたし、徐々に量減らしてけばおkね」

海未「ん?」


2週間後

穂乃果「うーなんか臭うよー」

にこ「なに?皆にこの事見て」

ことり「そのにこちゃん…クリームとかないのかな?」

にこ「もうないわよ(てかもう香水してないし、にこ臭くないし!)」

真姫「昨日にこちゃんと一緒に寝たけどその時は臭わなかったわよ、前とは臭い違うし」

希「じゃーなんやろね?」

海未「」ガタッ

穂乃果「海未ちゃん?」

海未「その…皆さんに話があります」


こうして好きな子を射止めるために、謎のワキガ合戦は続いた…


おわり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom