アルミン「エレンがハーレムを作るという風潮」(35)

アルミン「やっぱりおかしいよ」

ジャン「一理ある」

ライナー「欲張りすぎだ」

ベルトルト「これには同意」

エレン「何の話だよ」

アルミン「まず一人目、ミカサだよね」


ジャン「くっそ!なんでお前なんだよ!気に食わねぇな」


ライナー「幼馴染というのは基本中の基本だな」


ベルトルト「過去の話も相まって関係は揺るがないよね」


エレン「??」

アルミン「ベルトルトの言う通り、ミカサの立ち位置は盤石なんだ」


ライナー「他との繋がりは薄いし、正妻扱いで問題は無いだろう」


ジャン「いやいや!ここにその関係性を覆す男が!」


ベルトルト「アルミンならワンチャン・・・」


アルミン「同じ幼馴染だけど、こればっかりは流石に分が悪いかな」


ライナー「異論は無いな」


ジャン「」

エレン「なんでいきなりミカサの話になるんだよ」


ライナー「そりゃミカサはエレンの事が好きだからだろ」


エレン「なっ!何言ってんだよ・・・俺とミカサは家族なわけで、そういう感情があるわけが・・・」


アルミン「気持ちに気づかない鈍感さ、ハーレム主人公としての絶対条件だね」


ベルトルト「分かってはいるけど心のどこかで認めたくないだけなのかもしれない」


ジャン「ハッ!単にコイツが臆病なだけなんだろ、今までの関係が崩れるのが怖いって具合にな」


エレン「ぐっ・・・」

エレン「んなこと言われても・・・気持ちの整理が・・・」



アルミン「ミカサの話はひとまず置いとくとして、次はアニだね」


ライナー「訓練兵の頃の話が引き金になってるとすべきか」


ジャン「俺の知らない間にミカサ以外にも手を出してるとはな、ふざけた野郎だぜ」


ベルトルト「これは意外だったね、そんなに接点があるとは思ってなかったよ フザケンナ」


エレン「あー、結構すぐ進んじゃう感じですか」

ライナー「アニがミカサとエレンを取り合う展開というのは良く見るな」


ベルトルト「ミカサと対等に争える力関係というのも他の子には無い特徴だろうからね、さすがアニだよ」


ジャン「ミカサと互角って言い方はどうなんだろうな、ミカサの方が全てにおいて上だろ」


アルミン「おっぱいはアニの方が大きいよ」


エレン「お前本当にアルミンかよ」

アルミン「そんなアニとミカサを尻目に、エレンはまた一人と関わっていくわけだけど」


ベルトルト「これは大抵クリスタだよね」


ジャン「ミカサとアニの力関係とは違う位置で猛威を奮うよな」


ライナー「これは許せないなぁ、由々しき問題はいますぐに対処しないといけないなぁ」


エレン「ライナー痛い痛い痛いって!肩外れるって!」


アルミン「天使でもあり、女神でもあるから仕方ないね」


ジャン「仕方ないな」

ベルトルト「クリスタがグイグイ行く展開ってのはあまり無いのが残念だね」


アルミン「基本的に受け身がちで、勘違いや思い込みって使われ方が多いのが気になるかな」


ライナー「何言ってんだ、そこがいじらしくて守ってやりたくなるくらい可愛いんだろ」


ジャン「相手の気持ちを汲み取れないお子様のエレンにクリスタは荷が重いってこったな」


エレン「なんでそんなに突っかかってくるんだよジャンは・・・」


ライナー「そういうことだ、クリスタは諦めろ」


エレン「え、そういう話だったっけ」

ジャン「クリスタと一緒にミカサも諦めろよ」


ベルトルト「あっ、じゃあついでにアニも諦めようか」


エレン「なんだよそれ!完全な言いがかりじゃないか!」


アルミン「残酷だけどさ、これが僕たちの総意なんだよね」


ライナー「お前は欲張りすぎたんだ、それは決して許される事ではない」


エレン「待て待て待て待て、話を聞く限り俺に何の非があるってんだよ!」


ジャン「存在だな、お前さえいなければミカサは・・・」


ライナー「いや、その時はアルミンがいるけどな」

アルミン「ハハハ、ごめんねジャン」


ベルトルト「どちらにしろジャンには関係の無い事だね」


ライナー「いてもいなくても関係に何の支障も無いのは素晴らしいことだぞ」


ジャン「おい、エレンに物申す話だったろ!よってたかって俺にくるって何の仕打ちだよ!」


エレン「普段の行いが悪いからだな、ざまぁみろ」


ジャン「ぐああああ!やってられっか、俺は抜けるぞ!」


アルミン「あ、ジャンがどっか行っちゃった」


コニー「おーい、なんかジャンがすげー泣きながら俺の横を駆け抜けていったぞ」

寝ます

コニー「あれー、みんな集まって何話してんだ?」


ベルトルト「エレンのハーレムについて議論しててね」


コニー「はーれむ・・・?新しいハムの種類か何かか?」


ライナー「要するに女ったらしってことだ」


コニー「ハァー!?エレンって女ったらしだったのか!すげーまじめな奴だと思ってたのに・・・」


エレン「おいライナー、誤解を生むような言い方やめろよな!」


アルミン「そうだよライナー、エレンは意図せずハーレムを作る鈍感系主人公であって
 計算しつくされたハーレムENDを展開させるほど頭の良い主人公ではないんだよ」


ライナー「そうだったな、すまないエレン・・・」


エレン「分かってくれればいいさ」


ベルトルト(馬鹿なのは認めてるんだねエレン)

コニー「その、エレンのはーれむの相手って誰なんだ?」


アルミン「一応メインで、って話だとミカサ・アニ・クリスタって所まで話したね」


ライナー「ジャンも交えて話してたが何か思うところがあったみたいで抜けてったな」


コニー「そうなのか、あの様子だと思いっきり泣きじゃくってたと思ったんだけどな」


エレン「だから別に面白い話をしてるわけじゃないんだって、分かるだろコニー」


コニー「果たしてそれはどうかなー(ニヤッ」


ベルトルト「お、悪い顔のコニーが出てきたよ」


コニー「よぉし!俺も話にまぜてくれよ!いいよなーエレーン」


エレン「ええええええ」

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