美穂子「上埜さんが働いてるコンビニ…」蒲原「行けば」衣「いい!」 (54)

蒲原「夏ももう終わりだなぁ」

衣「そうだな。楽しい刻はあっと言う間だ」

蒲原「衣、宿題はやってるのか?」

衣「なっ…!?衣を見くびるなよ!自由研究はやったぞ」

蒲原「ワハハ、私よりマシだな」

衣「智美、大丈夫なのか?宿題の方は」

蒲原「ワハハ、ゆみちんには見捨てられてしまったけどな。捨てる神あれば拾う神ありさ」

衣「福路か?」

蒲原「そうそう。ミッポが教えてくれるってさ。今からミッポの家に勉強しに行くんだ」

衣「では、衣も行こう。迷惑か?」

蒲原「大丈夫だろう。衣も宿題するのか?」

衣「宿題はハギヨシにやって貰えばいいが……、まぁたまには勉強もいいかもな」

福路家

ピンポーン

蒲原「ワハハ」

衣「ワハハ」

美穂子「はーい、今開けますね」


ガチャ

美穂子「いらっしゃい…あら、天江さんもいらっしゃったのね?」

蒲原「今日はお世話になるぞー」

衣「うむ」


~~勉強中~~

衣「うー!つかれたー」バタン

蒲原「衣、人様の家で寝っ転がるのはあまりよくないぞーワハハ」

美穂子「そろそろ休憩しましょう。あっそうだわ。スイカを華菜から貰ったので、切って来ますね。」

蒲原「宿題教えて貰って、スイカまでご馳走になって何だか悪いなぁ」

美穂子「いえいえ、全然いいですよ。私って友達少ないから、こう言う家で勉強会とか憧れてて」

衣「智美と衣で良かったら、いつでも誘ってくれー」

美穂子「ふふっ今年はたくさん友達が出来て良かったわ」

蒲原「ワハハ、私は衣と色んな事をしたぞ」

衣「海に山、そして川。先週など北海道に行ってたぞ」

美穂子「北海道?二人で旅行ですか?他校生徒同士なのに、仲がよくて羨ましいです」

智美「正確には三人だ。宮守の姉帯さんとも仲良くなってな。岩手に行くついでに北海道にも。来週は京都に行くんだ」

美穂子「次は京都ですかー。お金とか大丈夫なのかしら?」

衣「智美と一緒にアルバイト頑張ったのだ!透華も社会勉強になるからと了承してくれたしな」

美穂子「京都?神社とか見に行くのかしら?」

智美「ワハハ、今回は花火大会だな」

衣「福路山と言う所で大きな花火大会があるのだ」

美穂子「福路山ですか?」

衣「そうそう、福路山……だった気がする」

智美「ミッポも行くか?」

美穂子「わ、私は…、あっ…あの人が行くなら……///」チラッ

智美「竹井さんか?彼女なら」

衣「ツイッターで夏休みはバイトバイトバイトとつぶやいておったぞ」

美穂子「アルバイトで忙しいんですね」シュン

智美「残念ながら竹井さんは来れないだろうな。おっとメールだ」


ブーブー

智美「来週の短期バイトだ。なになに、ピザキャップかー」

衣「問題なかろう。ピザをこねるだけの簡単な仕事だろ?」

智美「それもそうだな。じゃあ、衣と二人で行くか」ポチポチ

美穂子「みんなアルバイトしてるのね……、私も何かすれば良かったかしら」

智美「私と衣は遊ぶ金欲しさだな」

衣「うむ。いい経験になった。働くと言うのは楽しい事なのだな」

美穂子(楽しいのかしら?)

智美「北海道に行った時の写真があるんだ」

美穂子「わー、ぜひ見たいです」

衣「ふっふっ、見て驚くがいい!」



バーン

智美、衣、豊音の三人が写ってる写真

美穂子「キレイに撮れてますね。…あら?この写真」

智美「ワハハ、気付いたか?衣が一番大きいだろー」

美穂子「天江さんがジャンプしてるのかしら?かなり大きく飛ばないと駄目だけど……」

智美「ワハハ、垂直跳び日本記録でも持ってないと無理だと思うぞ」

美穂子「うーん…あっ、わかったわ。何か台のような物に乗って写真を撮ったのね」

衣「もうバレてしまったか」

智美「これ別角度からの写真だぞー。地元の漁師さんが撮ってくれたんだ」パカッ



携帯電話を見せる智美

美穂子「台って…、これパトカーじゃない!?」

衣「パトカーのテッペンに登って撮ったぞ」エッヘン

智美「これで豊音より大きいように見せかけたわけさ」

美穂子「いやいやいや…、これ大丈夫なんですか!?」

衣「大丈夫って何が?」

智美「別にパトカー傷つけたわけじゃないし大丈夫だろー。靴も脱いでるし」

衣「ちゃーんと漁師さんにも聞いた。中二病だと大丈夫だと言ってた」

美穂子(まぁ…、この写真を私以外の人に見られなければ…大丈夫な…ような…)

美穂子(コーチが体罰してるのも、隠し通してるわけですし)

美穂子「こ、この写真は私以外には見せない方がいいと思いますよー」ブルブル

智美「おっそうか?ゆみちんに見せようと思ってたけど」

衣「ふぁー」ポチポチ

衣「バルサミコ酢っとな」ポチポチ

美穂子「天江さんもいいですか?」

衣「んっ?すまない。つぶやいてる最中で聞いていなかった」

美穂子(つぶやく?何のことかしら)

そして勉強会も終わり

美穂子「ふぅ……、今日はこれくらいにしませんか?」

智美「ワハハ、遅くまで済まないな」

衣「お礼に我々が食事を奢ろう」

美穂子「いいんですか?お言葉に甘えてみようかしら」

智美「あまり高い食べ物じゃなければ、全然大丈夫だ」

美穂子「えっーと…、お好み焼きなんてどうかしら?」

衣「お好み焼き?それはいいな!」

智美「お好み焼きかぁー。確か竹井さんのバイト先のすぐ近くにあったような」

美穂子「上埜さんのバイト先ですって!?すぐ行きましょう!」

お好み焼き屋


美穂子「私が焼きますね」キュキュ

衣「衣はマヨネーズたっぷりで!」

智美「私のエビを衣のに入れてやってくれ、ワハハー」

美穂子「はい、わかりました」


ジャージャー


美穂子「そ、それで…、うえ…上埜さんのアルバイト先って…///」

智美「ワハハ、やっぱり気になるのか?」

衣「すぐそこにあるぞ。たまに衣も寄ったりするし」

智美「帰りに寄ってみよう」

美穂子「えっ!?そ、そんな急に……。ご迷惑じゃないかしら?」

衣「迷惑なわけなかろう」

智美「ワハハ、買い物すればお客さんだしな」

美穂子「こここ、心の準備が…///私、上埜さんと会うの全国大会以来で…」

衣「今会わないで、次にいつ会うんだ?」

美穂子「うっ…」ガタッ

智美「そうだぞ。次って麻雀の選抜強化合宿か?ミッポは選ばれるだろうけど、竹井さんは選ばれないかもしれない」

美穂子「……」ガクガク

衣「後悔噬臍」

智美「後悔先に立たずって意味だそうだ、ワハハ」

美穂子「…ですよね」

智美「別に会って今すぐ告白するってわけじゃないだろ?」

美穂子「こ、告白だなんて///無理です、無理無理」ブンブン

美穂子「けど…、顔くらい…、見たいです///」

衣「よし決まったな」

智美「ワハハ、よし竹井さんが働いてるコンビニに行こう」

美穂子「お化粧直しの時間下さい!」

ドタドタ

トイレに駆け込む美穂子


智美「ワハハ、流石恋する乙女だな。長くなりそうだ」

衣「化粧なんかしなくても福路は美人なのにな」

智美「暇だし何かつぶやくぞーワハハ」

衣「智美、そこのマヨネーズとソースの容器を鼻に突っ込んで写メを撮ろう。大ウケ間違いなしだ」

智美「ワハハ、変顔写メだぞー」


カシャ!

進撃のtoyone:@wahaha ちょーwwwウけるよーwww


智美「おっ、受けた受けた」

衣「よし衣もつぶやこう」ポチポチ




美穂子「お待たせしました」

智美「よし行こう。ここから歩いて3分の所だ」

上埜マート

ウィーン

久「お客さんだわ」

久「いらっしゃ……あれ?」



美穂子「こここここ、こんばんわ///」オドオド

智美「ワハハ」

衣「ワハハ」

久「あら、美穂子に蒲原さんに天江さん。珍しいわね」

美穂子「ほほほ、本日はお日柄も良く!あの!あっあああ、あっあののの」ワタワタ

久「美穂子どうしたの?顔、真っ赤じゃない」

美穂子「ああああ、あの…あのあの…」

久「これでも飲みなさいよ。アイスティーだけど」コトッ

美穂子「は、はい」

美穂子「んぐっ」ゴクゴク

久「120円になりまーす」

美穂子「は、はい」チャリン

久「で、どうしたのよ?珍しいじゃない。ってか初めてか」

美穂子「ぐ、偶然、近くのお好み焼き屋さんに来たものですから」

久「あぁ、あのお好み焼き屋さんね。美味しいもんね」

美穂子「はい、初めて行きましたけど美味しかったです」

久「この時間、お客さん居なくて暇なのよ。少しお喋りして行かない?」

美穂子「よ…喜んで!!!!!」パアァァァ




智美「ワハハ、何やらいい雰囲気になったぞー」

衣「今日は王者の入荷日か。王者でも読むか」ペラッ

智美「衣、知ってるか?雑誌の懸賞って商品を用意して無かったりするらしいぞ」

衣「それでは詐欺ではないか!?一体、どこの雑誌だ!」

智美「それは知らないけどさー、そんな噂があるって話だよワハハ」

久「~~~」ペラペラ

美穂子「~~~///」コクコク



智美「ま、まだ話してるぞー」

衣「もう雑誌も読み終わった」プクー

智美「先に帰るかー…んっ」キュピーン


蒲原が見つけたのはアイスが売ってあるアイスケース

智美「ワハハ、衣なら小さくてアイスケースに入るんじゃないか?」

衣「いやいや、いくら衣が小さいからって…、こんなアイスケースなんかに…」パカッ

進撃のtoyone:@korotan 天江さんwwwどこで涼んでるのwwwウけるよーwww


衣「ふっふっ…」ニヤリ

智美「いやー今日はいいつぶやきが出来たなー」

衣「ああっ!そうだ、福路も撮ってつぶやいてみよう」



カシャ

美穂子「///」

久「~~~」


とってもいい笑顔のキャップが撮れたらしい


終わり

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