黄泉「か…神楽？出来たよー？」

神楽「わーい！お姉ちゃんありがとーっ！」

黄泉(あれ？いつもの神楽だ…)

神楽「おいしーい！」はむはむ

奈落「今日は黄泉が作ったのか？」

黄泉「は…はい…義父様のもありますよ」

奈落「うむ…いただこう」はむ

黄泉(義父様…喜んでくれるかな…)

神楽「美味しいですよー！奈落ちゃん！！…あっ」

黄泉「奈落…ちゃん…？」

奈落「うぶぅ…ゲフンゲフン！！」

神楽「大丈夫？奈落ちゃん…神楽、心配だよぅ…」あせあせ

奈落「大丈夫だよ、神楽ちゃん！奈落ちゃん、平気だよっ！」

神楽「よかったぁ…奈落ちゃんにもしもの事があったら…私…私…」うるうる

黄泉「え…と…あの…」

神楽「あれぇ？どうしたの？黄泉ぃ？」

黄泉「神楽…？いくら一緒に暮らしてるとは言え…その…」

奈落「どうした、黄泉？」

黄泉「お…義父様も義父様です！ちゃんづけで呼ばれてヘラヘラしているなんて…！！」

神楽「黄泉ぃ…嫉妬？」

黄泉「！！？」

奈落「黄泉…お前をそんな風に育てた覚えはないぞ…」

黄泉「！！！？」

神楽「黄泉、何か悩みでもあるの？今日の黄泉、何か変…」

黄泉「ちょ…私は…そんな…事…」

奈落「黄泉、嫉妬や憎しみの念に悪霊はつけ込む…重々教えて来たつもりだが」

黄泉「はい、勿論心得ております」

奈落「しかし…神楽にゃんは黄泉が嫉妬してるって言ってるもんねー？」

黄泉「神楽…にゃん…」

奈落「黄泉！神楽にゃんを見習え！！この嫉妬心の欠片も見えぬ無垢な笑顔！！そしてお前はこの笑顔を守り続けるのだ！！その命を賭して！！」