みほ「文化祭ウォー�!?」 (89)

〜大洗女子学園艦〜

杏「よーし、今日の練習しゅーりょー!」

優花里「お疲れさまでした!」

沙織「早くお風呂いこ、お風呂♪」

桃「西住、ちょっといいか?」

みほ「はい?」

柚子「文化祭への招待リストを見て欲しいんだけど」

みほ「招待ですか?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1362830280

杏「なんか各校から問い合わせ来てんだよねー」

柚子「この前、サンダースの文化祭に招かれましたよね」

柚子「それでだと思うんだけど」

華「・・・サンダース大付属の文化祭」ぎくっ

優花里「あ、あの激闘再びということですか!?」

桃「お前ら、なにをしたー!!!」

みほ「文化祭ウォー!?」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1361448904/l50)

麻子「・・・ということがあったような、なかったような」

柚子「そんなことしてたの?」

みほ「あ、あぅ」

杏「だめじゃん西住ちゃん、そんな面白いこと黙ってちゃー」

桃「会長、すごく悪い顔になってますが」

柚子「・・・なにか嫌な予感が」

杏「ここに開催を宣言する!」

杏「西住ちゃんデート権争奪戦in大洗女子ー!!!」

左衛門佐「ちょっと待ったー!」

エルヴィン「それはどうかと思うのだが」

優花里「・・・歴女のみなさん」

みほ「そうですよね、そんなのダメですよね!」





おりょう「そこは、大洗の陣がいいぜよ」

カエサル「うむ、同感だ」

みほ「ふぇぇぇぇぇ!?」

ぴちょん

みほ「くすん」

沙織「まーまー、みぽりん」

沙織「ゆっくりお湯につかって元気出そうよ」

華「そうですよ、今回はわたしが勝ちますから大丈夫です」

麻子「・・・もう最初からやる気まんまんだな」

優花里「わ、わたしも負けませんよ!?」

麻子「・・・ところで、その子はなんだ?」

みほ「は?」

くるっ

みほ「!?」

紗希「・・・・・・」

優花里「い、いつからいたんですか!?」

麻子「・・・いや、車庫からずっと後ろに居たが」

みほ「ぜ、全然気付かなかった」

みほ「どうしたの?」

みほ「なにか相談でもあるのかな」

紗希「・・・頑張る」

みほ「え?」

紗希「・・・・・・」

沙織「行っちゃった」

華「なんだったんでしょう?」

みほ「さ、さあ」

〜文化祭当日〜

ダージリン「みほさん、ごきげんよう」

オレンジペコ「お招き頂き、ありがとうございます」

みほ「い、いらっしゃいませ」

ダージリン「みほさん?」

みほ「は、はい!」

ダージリン「今日は逃しませんわよ?」

みほ「あ、あはは」

ケイ「ハイ、ミホ!」

ケイ「会えない間、元気してた!?」

みほ「よ、よくお越しくださいました」

ケイ「だから、硬い硬い!」

ケイ「でも、そんなとこがミホの可愛いところよね!」

だきっ

みほ「ひぅっ!?///」

アリサ「いつもいつも、すいませんー」ぺこぺこ



【頑張れ】サンダースのアリサちゃんは健気可愛い【ソバカスっ娘】

カチューシャ「ミホーシャ!」

ノンナ「Доброе утро.(ドーヴラエ ウートラ)」

みほ「い、いらっしゃいませ」

カチューシャ「今日はずっと、ずーっと一緒に居られるんでしょうね!」

みほ「いえ、あの」

ノンナ「同志、安心してください」

ノンナ「いざとなったら監禁してでも」

カチューシャ「頼んだわよ、ノンナ!」

みほ「えぇぇぇ!?」

沙織「相変わらずだなー」

優花里「敵が強ければ強いほど、燃えるってものです!」

華「そう、相手がどんなに華麗に咲くヒマワリでも」

華「道端のタンポポにだって負けない美しさがあるはずです」

麻子「・・・こっちも相変わらずだな」

沙織「いや、確実にパワーアップしてるよね!?」

優季「なんか盛り上がって来たねー」

あや「先輩、モテるんだー」

あゆみ「さすが隊長だね!」

梓「・・・えっと、なんか複雑なんだけど」

桂利奈「梓は空気読めないなー」

梓「桂利奈ちゃんに言われた!?」

優季「でもこれは、紗季ちゃんも頑張らないとだね!」

あや「って、あれ?」

あゆみ「紗希ちゃんが居ないよ!?」

みほ「みなさんは別の場所に案内するように言われてますので」

優花里「ご案内します!」

カチューシャ「それはいいんだけど、ミホーシャ」

みほ「はい?」

ケイ「その後ろでミホの裾をつかんでるコ・・・なに?」

くるっ

みほ「!?」

紗希「・・・・・・」

沙織「いったい、いつから!?」

麻子「・・・今日は朝から後ろに居たぞ」

みほ「あ、朝からー!?」

ダージリン「みほさんの後輩なのかしら?」

みほ「は、はい」

ケイ「なーんだ、そうだったの!」

ケイ「ドントウォーリーってとこね!」

ダージリン「果たしてそうかしら」

ケイ「ホワッツ!?」

ダージリン「少なくともこのコの目は歓迎してる目じゃないわ」

ダージリン「新たなライバル出現・・・というところではなくて?」

優花里「ライバルですか!?」

華「これは油断出来ません」

ノンナ「・・・わたしには、ただの無表情な少女にしか見えませんが」

カチューシャ「へ?」

この時
現場に居る全員がこう思ったという





『お前が言うな!』



【だが】プラウダのノンナちゃんは無表情可愛い【そこがいい】

ダージリン「ただ、覚悟することね」

ダージリン「相手が誰であれ全力を尽くすことが聖グロリアーナの流儀よ」

ケイ「ザッツライト!」

ケイ「正々堂々、全力で叩きのめすわ!」

カチューシャ「バグラチオン並みにボッコボコにしてあげる!」

沙織「・・・うわー、大人げなー」ぼそっ

ダージリン・ケイ・カチューシャ「なにか!?」

沙織「いえ、なんでもないです!!!」

みほ「招待したみなさんをお連れしました」

桃「ご苦労だった」

柚子「ありがとー」

桃「ようこそ大洗女子学園の文化祭へ!」

杏「まー、楽しんでってよ」

ケイ「オゥ!アンジー!」

杏「やぁやぁケイ、久しぶりー」

カチューシャ「早速だけど、いいかしら?」

杏「はいはい、なんでもどーぞ」

カチューシャ「もちろん、案内役にはミホーシャをつけるんでしょうね?」

杏「残念ながら、それは無理なんだよねー」

ダージリン「なんですって!?」

杏「だって西住ちゃんは今回の景品だから!」

みほ「あぅ」

ケイ「ホワーイ!?」

カチューシャ「どういうことか説明しなさい!」

杏「もちろん、もちろん」

杏「百聞は一見にしかず」

杏「まずはこれを見ちゃってー!」

バサバサッ

[西住みほデート権争奪戦 大洗の陣]

みほ「こんな横断幕、いつの間に!?」





おりょう「いやー、苦労したぜよ」

カエサル「しかし素晴らしい出来だ」

優花里「・・・そういえば最近、姿を見ませんでしたね」

杏「河嶋ー、説明よろしくー」

桃「はっ」

桃「今回はサバイバルゲームで決着をつけてもらう」

ダージリン「サバイバルゲーム?」

柚子「えっと、武器とかは共催のサバゲ部に用意してもらってます」

杏「ちなみに主催は生徒会だから!」

沙織「い、いいの?」

沙織「文化祭なのに生徒会がこんなんで」

杏「武部ちゃん、コマは最大限有効に使わないとねー」

華「コマですか?」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

そど子「はっくしょん!」

ゴモヨ「そど子、風邪?」

そど子「大丈夫よ」

そど子「第一、風邪なんか引いてらんないわ!」

パゾ美「うぅ、なんでこんな忙しいんだろう」

そど子「だいたい生徒会はなにしてるのよ!」

そど子「怠慢よ!職場放棄よ!」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

桃「出場者はペアを組んでもらい、チームとして行動する」

優花里「ほうほう、ペアをですか」

桃「勝敗決定は至ってシンプル、2名共やられたら負けだ」

カチューシャ「つまり最後までどちらかが立ってるチームが勝者ってことね」

ケイ「オーケー、オーケー!」

ケイ「わかりやすくていいじゃない!」

桃「じゃあ早速、チームを作ってもらおうか」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ダージリン「フフッ、わたくし達に敵など居ないわ」

オレンジペコ「お任せください」

オレンジペコ「全て殲滅してご覧に入れますわ」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ケイ「頼んだわよ、アリサ!」

ケイ「今度こそ女の勘ってやつを働かせちゃって!」

アリサ「イエス、マム!」

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カチューシャ「ノンナ、あいつらベーリング海の藻屑にしてやるわよ!」

ノンナ「・・・ここは太平洋ですが」

カチューシャ「うっさい!例えよ、例え!!!」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

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華「沙織さん、お願いしますね」

沙織「まー、華の頼みならしょうがないかー」

沙織「でも、サバゲ女子とかって注目されちゃったらどうしよー///」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

優花里「冷泉殿、よろしくお願いします!」

麻子「・・・うむ、一度やってみたかった」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

杏「あー、それとねー」

杏「うちの戦車道の連中をNPCとして配置してあるから」

沙織「NPCってなに?」

優花里「ノンプレーヤーキャラクターですね」

優花里「この場合は勝敗に関わらないキャラクターってとこでしょうか」

杏「まー、お邪魔キャラみたいなもんだよねー」

柚子「わたしと桃ちゃんもお邪魔しますので」

桃「お邪魔って言うな!」

ダージリン「ところで、あなたはどうするんですの?」

紗希「・・・・・・」

カチューシャ「あー、居たわねそういえば」

オレンジペコ「でも、お見掛けしたところ武器など似合いませんし」

オレンジペコ「辞退された方がよろしいのでは?」

ダージリン「は?」

この時
現場に居る全員がこう思ったという





『お前が言うな!』



【むしろ】聖グロリアーナのオレンジペコちゃんはお上品可愛い【ペタン娘でおk】

優花里「ウサギさんチームから誰か連れて来たらどうですか?」

紗希「・・・・・・」

くいくいっ

みほ「え、わたし?」

桃「なにを言っている」

桃「景品が参加出来るわけないだろう」

華「いいんじゃないでしょうか」

柚子「え?」

優花里「少なくともですね」

優花里「勝負してる間に、西住殿を連れ去られるというオチは回避出来ます!」

麻子「・・・前回がトラウマになってるんだな」

カチューシャ「いいわよ、別に」

カチューシャ「どーせ勝つのはカチューシャ様なんだし」

ケイ「考えてみたら、サバゲでミホと遊べるわけだしね!」

ダージリン「わたくしも異存ありませんわ」

桃「まあ、みんながそう言うなら」

杏「よーし、決定ー!」

杏「参加チームは、6チームってことで!」

ケイ「エクスキューズミー!」

ケイ「質問してもいいかしら!?」

桃「もちろんだ」

ケイ「弾が当たった判定って誰がするの?」

カチューシャ「そうね、誤魔化すヤツが必ず出て来るわ!」

杏「ふふん」

杏「そう言うと思って、ペイント弾用意しといたんだよねー」

優花里「ペイント弾ですか!?」

みほ「そういうのって高いんじゃ?」

杏「大丈夫、大丈夫」

杏「今回はモデルガンメーカーとミリタリーショップをスポンサーに付けたから!」

麻子「・・・文化祭にスポンサーって」

杏「いやー、うちお金ないからさー」

沙織「・・・・・・」

華「沙織さん、どうかしました?」

沙織「ね、ねぇ」

沙織「その営業力を活かせば、廃校の危機にならなかったんじゃないの?」

優花里「・・・確かに」

杏「他に質問なかったら準備入っちゃってー」

柚子「そちらのテントに服と武器を用意していますので」

桃「用意出来たら、各自移動してもらう」

杏「そーそー」

杏「どんな武器選んだか見られない方が有利かもよー?」にいっ

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ツチヤ「ふぃー、今年はやけに人が多いねー」

スズキ「車と一緒に戦車を展示してるからかも」

ツチヤ「こんなんだったら、デモンストレーションに戦車出せば良かったねー」

ツチヤ「やっぱ、ドリフトっしょ!」

ホシノ「超信地旋回はどうかな!?」

ツチヤ「おっと、いけね」

ツチヤ「戦車の空砲撃つの頼まれてたんだっけ」

ホシノ「ああ、なんかゲームの合図にするとかいうやつ?」

スズキ「もうちょいで時間だね」

ナカジマ「あんなのいきなり撃っちゃっていいのかって気はするけどねー」

ツチヤ「景気づけ、景気づけ!」

ホシノ「せいぜい驚かしてやろうよ!」

ナカジマ「ま、責任取るのあたしらじゃないからいっかー」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ドォォォン

ももがー「は、始まりました」

ねこにゃー「・・・なんかライフル銃って戦車と別の意味で興奮しませんか?」

ぴよたん「ゾクゾクしてマジやばーい!」

ももがー「そうだ、写メ撮りません?」

ねこにゃー「・・・それ、いいかも」

ぴよたん「いい思い出になるね!」

ももがー「って、あれ?」

ねこにゃー「・・・どしたの?」

ももがー「いまそこで、なにか動いたような」

ダラララララッ

ねこにゃー「うぎゃっ」

ももがー「ひゃぁ!?」

ぴよたん「う、撃たれたー!」

ガサッ

オレンジペコ「やりましたわね、隊長」

【オレンジペコ:FAL L1A1アサルトライフル】

ダージリン「これではティータイム前の軽い運動にもならないわね」

【ダージリン:L85A1アサルトライフル】

桃「居たぞー!」

アリサ「ひぃぃっ!?」

桃「逃がすな、追えー!」

柚子「でも桃ちゃん、一人しか居ないよ?」

桃「行く先で合流するに決まってる!」

桃「とにかくいまは追えー!」

柚子「わ、わかったよ」





???「ヘイ!ルックアットミー!」

桃「う、後ろだと!?」

ダララッ ダララッ ダララッ

柚子「きゃっ!」

桃「や、やられた」

ケイ「アーユーオーケー!?」

ケイ「でも、パートナーの忠告は聞くべきだったわね!」

【ケイ:M16A4アサルトライフル】

柚子「桃ちゃん、いつも考えなしに突っ込むから」

桃「いつもとか言うな!」

ケイ「アリサもグッジョブ!」

ケイ「いい逃げっぷりだったわ!」

アリサ「褒められた気がしません!」

【アリサ:Ingram M10サブマシンガン】

おりょう「おかしいぜよ」

エルヴィン「うむ、気配すれども姿は見えず」

左衛門佐「いみじくも真田六門銭の旗を掲げる身」

左衛門佐「隠密戦で引けを取ることは出来ん」

カエサル「ここは忍の一字ということだな」

おりょう「持久戦となれば腹ごしらえが必要ぜよ」

おりょう「握り飯とシャモの煮付けを持って来たんじゃが」

左衛門佐「これはかたじけない」

カエサル「遠慮なく頂こう」

優花里「おかしいですね」

優花里「確かに気配はあるのですが、動きが見えません」

【秋山優花里:StG44アサルトライフル】

優花里「これは先に動いたらやられるというやつでしょうか」

優花里「まさに、わたしの忍耐力が試される時!」

優花里「気のせいか、いい匂いがしてきましたが負けません!」

優花里「・・・・・・」

優花里「まあ、どっちにしろ動けませんしね」





麻子「・・・・・・」zzz

【冷泉麻子:MP5A2サブマシンガン】

あけび「ふぇぇ、どこから撃って来るんでしょう」

典子「ほら、まだ撃たれたわけじゃないんだから泣くなって」

忍「でも背が大きいと、こういう時に不便ね」

妙子「頭隠して尻隠さずになっちゃうよね」

典子「ただ、他のチームより確実に周りを見渡せる」

典子「哨戒を厳にして行くぞ!」

妙子・忍・あけび「はい!」

パーーーーーンッ

忍「あぅっ!」

典子「撃たれたのか!?」

妙子「いったい、どこから!?」

典子「散開だ、散開しろ!」

パーーーーーンッ

妙子「きゃっ!」

典子「2発で2人もー!?」

妙子「うえー、ペイントがべっちょりー」

典子「くそっ、どこから撃ってる!?」

忍「きゃ、キャプテン、あれ!」

典子「!?」

あけび「キャプテン、足がすくんで動けませんー」ぐすすっ

典子「くっ」

たたたたっ ガバッ

典子「まったく」

典子「あたしの体じゃ、お前を隠し切れないだろうが」

あけび「うぅぅ、キャプテーン」





パーーーーーンッ

パーーーーーンッ

華「ふふっ、素晴らしいチーム愛です///」

【五十鈴華:DSR-1スナイパーライフル】

沙織「華、すごーい!」

【武部沙織:M1911ハンドガン】

華「照準を覗いて撃つというのが性に合っているのかもしれませんね」

沙織「このまま敵を先に探せればさー」

沙織「もしかして勝てちゃうんじゃない?わたし達!」

華「ええ、頑張りましょう」

パーーーーーンッ

沙織「うぎゃっ!?」

華「沙織さん!?」

沙織「いったぁい、撃たれたぁ!」

華「まさか、狙撃!?」

パーーーーーンッ

ノンナ「・・・まずは2人」

【ノンナ:SV-98スナイパーライフル】

カチューシャ「フン、スナイパーが自分だけと思わないことね」

【カチューシャ:AK-47アサルトライフル】

ノンナ「・・・同志、移動しましょう」

カチューシャ「そうね、とっとと残りを探して全滅させるわよ!」

ノンナ「Да(ダー)」

杏「おー、お疲れー」

杏「NPCは順調に敗退してってるみたいだねー」

桃「・・・面目ありません」

柚子「あんまり、お邪魔出来ませんでした」

桃「だからお邪魔って言うな!」

柚子「それで、あなた達は誰と戦ったの?」

あや「わたし達、同士討ちしましたー!」

桃「は?」

優季「人数多いから、二手に別れたんですよー」

梓「そしたら偶然にも鉢合わせしまして」

あゆみ「桂利奈ちゃんが、うぉりゃあとか言って突っ込んで来るから」

桂利奈「だって、あやが行けってゆーんだもん!」

あや「そんなこと言ってないじゃん!」

ぎゃーす ぎゃーす

桃「・・・お、お前らな」

柚子「ま、まあ、しょうがないよ」

ダララッ ダララッ ダララッ

ケイ「エクセレント!」

ケイ「さすがにやるわね!」

ダラララララッ

ダージリン「お褒めの言葉ありがとう」

ダージリン「でも、そちらは手を抜いてもよろしいんですのよ?」

ダララッ ダララッ

ケイ「ソーリー!」

ケイ「手を抜くのは趣味じゃないの!」

ダラララララッ

ダージリン「それは残念ですわ」

ケイ「うーん、このままじゃジリ貧よね」

ケイ「アリサ、なんかいい作戦ない?」

アリサ「・・・わたしが囮になる作戦以外でいいんですよね」

ケイ「オーケー!」

ケイ「やっぱりそれしかないわね!」

アリサ「人の話を聞いてください!」

ダラララララッ

オレンジペコ「この場所で撃ち続けても弾のムダのようです」

ダージリン「そのようね」

ダージリン「なにかいい作戦はないかしら?」

オレンジペコ「わたくしが牽制に出ますので、向こうの茂みへ」

オレンジペコ「身を隠すには丁度良いと思いますわ」

ダージリン「なるほど、わかったわ」

アリサ「行きますよ!行けばいいんですよ・・・ね?」

オレンジペコ「さあ、いまのうち・・・に?」

ばったり

アリサ「・・・・・・」

オレンジペコ「・・・・・・」





アリサ「ど、どうも」

オレンジペコ「・・・ごげんよう」

ダージリン「なぜ挨拶なんかしてますの!?」

ケイ「撃ちなさい!ハリーアップ!!!」

アリサ・オレンジペコ「!?」

ガシャッ

オレンジペコ「くっ、重い!」

アリサ「悪いわねぇ、こういう時の為のサブマシンガンよー?」

アリサ「たっぷり蹂躙されなさい!」

ジャキッ

オレンジペコ「いやぁぁぁぁぁ!」

ひょいっ

アリサ「へ?」

パン パン パン パンッ

アリサ「ちょ、待っ!」

パン パン パン パンッ

アリサ「あ、危なっ!」

パン パン パン パンッ

アリサ「ととっ、うわっ!?」

オレンジペコ「・・・はぁはぁ」

ダージリン「・・・・・・」

ケイ「・・・・・・」

アリサ「・・・・・・」

ダージリン「い、一発も当たらないって」

ケイ「ある意味、奇跡よね」

オレンジペコ「うぅぅ」

アリサ「あ、あのー」

アリサ「撃っちゃっていいんですよね?」

ケイ「あー、いいんじゃない?」

ケイ「なんかちょっと悪役っぽいけど」

アリサ「わたし味方ですよね!?」

ダージリン「お待ちなさい!」

アリサ「は?」

ダージリン「わたくし達は降伏しますわ」

ケイ「ホワッツ!?」

ケイ「両方やられなきゃOKってルールよ!?」

オレンジペコ「ど、どうしてですの、隊長!?」

ダージリン「たとえ偽物の銃だとしても」

ダージリン「貴女が撃たれるのを黙って見ているのは辛くてよ?」

オレンジペコ「・・・た、隊長///」うるっ

ケイ「イッツワンダホー!」

ケイ「素晴らしい思いやりの心ね!」

オレンジペコ「で、でも西住さんのことは?」

ケイ「ミホのことは任せて!」

ケイ「このコのような素敵なパートナーがいるんだもの、いいわよね!?」

オレンジペコ「素敵だなんて、そんな///」

ダージリン「なにを言ってますの?」

ケイ「は?」

ダージリン「今回は引いて差し上げますけど、諦めたわけじゃないわ」

オレンジペコ「隊長?」

ダージリン「わたくしは欲しい物は必ず手に入れる」

ダージリン「だからオレンジペコもみほさんも両方手に入れてよ?」





オレンジペコ「・・・あの」

オレンジペコ「先程のわたくしの感動、返して頂きたいのですが」

沙織「ただいまー」

華「・・・帰りました」

杏「あー、残念だったね」

沙織「あとどれくらい残ってるんですか?」

柚子「あと4チームかな」

沙織「へー、みんな頑張ってるんだー」

華「だからこっちにNPCチームが多いんですね」

桃「うぐっ」

柚子「も、もう勘弁してあげてー!」

華「わたしなにか悪いこと言いました!?」

桃「・・・文化祭の様子を見て来ます」

柚子「じゃ、じゃあわたしも」

杏「頼むねー」

華「え、え、え?」

杏「五十鈴ちゃん、気にしなくていーから」

優季「あのー」

沙織「ん?」

あや「なんか、お客さんみたいなんですけどー」

???「ちょっとアンタ達!」

アンチョビ「招いた客を放っておくって、どういうことよ!」

杏「・・・・・・」

沙織「・・・・・・」

華「・・・・・・」





杏「誰だっけ?」

アンチョビ「わたしだっていい加減、傷つくのよ!?」

杏「やぁやぁアンチョビ、久しぶりー」

アンチョビ「久しぶりーじゃないわよ!」

杏「ごめーん、忘れてたわ」

アンチョビ「海に沈められたいの!?」

杏「まーまー、血圧上がっちゃうから」

アンチョビ「アンタが上げてんのよ!!!」

アンチョビ「ま、まぁいいわ」

アンチョビ「で、今回も西住隊長のデート権争奪戦?」

アンチョビ「相変わらず、くっだらないわね!」

華「・・・・・・」ピキッ

沙織「ひっ!?」

アンチョビ「なに驚いた顔して・・・後ろ?」

くるっ

アンチョビ「!?」びくーっ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

華「・・・いま、くだらないっておっしゃいました?」

アンチョビ「いえっ、あのっ」

華「・・・そうですか、くだらないですか」

アンチョビ「け、決してそんなことはっ」

ポンッ

アンチョビ「ひぃっ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

華「シベリア送り25ルーブル・・・いいですね?」





アンチョビ「は、はひ」

優花里「んぁ!?」

優花里「いけない、いけない、寝てしまうところでした」

優花里「それにしても動きがないですねー」

優花里「本当に敵がいるんでしょうか?」

エルヴィン『誰だ、そこに居るのは!』

優花里「!?」びくーっ

カエサル『いつから後ろに!?』

優花里「は?後ろですか?」

左衛門佐『おのれ、忍者か!』

パン パン パン パンッ

エルヴィン『ぐわぁ!』

カエサル『やられたー!』

左衛門佐『む、無念なり』

おりょう『慎太郎・・・わしゃもう無理ぜよ』

優花里「い、いったいなにが起こったんでしょう?」

優花里「声からすると、カバさんチームのようですが」

優花里「ちょっと覗いて・・・」

パーーーーーンッ

優花里「あたっ!」

べっちょり

優花里「うぅ・・・これは狙撃されたということですか?」

優花里「ハッ!?」

優花里「そうだ、冷泉殿!」

パーーーーーンッ

ノンナ「・・・さらに2人」

カチューシャ「それで、あっちの方の銃声はなんだったわけ?」

ノンナ「・・・わかりません」

ノンナ「スコープを覗いた時には、もう姿がありませんでした」

カチューシャ「ふーん、どこが残ってるか知らないけど」

カチューシャ「少しはやるチームが居るってことね」

ノンナ「・・・同志、また移動しま・・・あ」

カチューシャ「どうしたのよ?」

ノンナ「・・・そこに」

カチューシャ「!?」

カチューシャ「ミホーシャ!?」

みほ「ご、ごめんなさいっ!」

【西住みほ:H&K G3アサルトライフル】

ダラララララッ

カチューシャ「ミホーシャに撃たれた」ぶっすー

みほ「あ、あぅ」

ノンナ「・・・それにしても、よく我々の位置がわかりましたね」

みほ「えっとですね」

みほ「実は、わたしも優花里さん達に気付いてたんです」

みほ「それで、もしスナイパーが居るとしたらここから狙うかなって」

ノンナ「・・・なるほど、完敗です」

カチューシャ「ミホーシャに撃たれたー!」じたばた

みほ「だ、だって、そういうゲームですよね」

カチューシャ「ミホーシャは、あたしとデートするのが嫌で撃ったんだ」ぐすっ

みほ「そ、そんなことありません」

カチューシャ「ほんとー?」ぐすすっ

みほ「ほ、ほんとです」

カチューシャ「ほんとに、ほんとー?」

みほ「ほんとですから泣かないでくださいー」

カチューシャ「わかった」

カチューシャ「じゃあ、膝枕して頭なでなでしてくれたら許したげる」

みほ「はぃ?」

みほ「こ、これでいいですか?」

なでなで

カチューシャ「カチューシャが納得するまでやらないとダメなんだからね!///」

みほ「は、はいっ」

ノンナ「・・・ある意味、同志が勝者ですね」

カチューシャ「あら、そういえば」

みほ「どうかしました?」

カチューシャ「ミホーシャのペアのコはどーしたのよ?」

みほ「ああ」

みほ「さっき行って来るって言い残して、どこか行っちゃいまして」

カチューシャ・ノンナ「!」

カチューシャ「あー、それじゃさっきのは」

ノンナ「・・・そういうことだったのですね」

みほ「???」

ケイ「確かに銃声はこっちからだったわよね?」

アリサ「はい、間違いないかと」

ケイ「ところでアリサ」

アリサ「はい?」

ケイ「あなたの隣にいるコ・・・なに?」

アリサ「へ?」

くるっ

紗希「・・・・・・」

【丸山紗希:南部九四式ハンドガン】

アリサ「いつからーーー!?」

パン パンッ

まほ「はぁ」

まほ「黒森峰への招待は断らざるをえなかったけれど」

まほ「いちおう妹の通う学校」

まほ「個人的に挨拶くらいしておくのが礼儀というものよね」

まほ「ところで、大洗戦車道チームはどこにいるのかしら」

まほ「!?」

まほ「・・・これは」

まほ「西住みほ・・・デート権争奪戦?」

杏「ということでー」

杏「勝者はなんと、ウサギさんチームの丸山ちゃんだー!」

紗希「・・・・・・」

ケイ「このコが勝ったんなら納得するしかないわね!」

左衛門佐「もし忍の技が使えるなら伝授願いたい」

エルヴィン「忍者というより暗殺者だな」

カエサル・おりょう「それだ!」

優季「なんか紗希ちゃんが絶賛されてるよ!?」

あや「なにがあったんだろー」

麻子「・・・ところで、わたしはいつの間に撃たれたんだ?」

沙織「さては麻子、寝てたでしょー?」

優花里「あはは、もうグッスリでした」

華「その姿が目に浮かぶようです」

麻子「・・・あれ?」

沙織「麻子、どしたの?」

麻子「・・・いや、そこに知った顔が」

みほ「お姉ちゃん!?」

沙織「あれー、黒森峰からは来れないって聞いてたような」

まほ「失礼のないように個人的に挨拶だけでもと思ってね」

杏「それは、お気遣いどーも」

みほ「あ、あのっ」

まほ「みほ、今回のことはお母様に話すつもりはないけれど」

まほ「あまりハメを外し過ぎないことね」

みほ「あぅ」

まほ「それじゃ目的も果たしたし、帰らせてもらうわ」

優花里「お、お気を付けて」

紗希「・・・・・・」

まほ「なに、あなた」





紗希「・・・一緒にデートしよ?」

まほ「は?」

こうして
西住先輩とのデート権を賭けた戦いは幕を閉じました

この後の文化祭では
先輩とお姉さんと手を繋いで満面の笑みの紗希ちゃん
なーんてレアな光景が、いろんなとこで目撃されたとか

あー、そうそう
後から聞いたんですけど、紗希ちゃんはいわゆる姉萌えみたいです
優しいお姉ちゃんとお祭りを回るのが夢だったそーです



PS
なんかシベリア送りの人が居たみたいですけど
詳しいことはわっかりませーん



                    大野あや

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

紗希「・・・・・・」

みほ「は、はい・・・あーん」

紗希「・・・・・・」

まほ「わ、わたしにもやれと!?」

紗希「・・・・・・」こくこく

まほ「じゃ、じゃあ」

まほ「あ、あーん///」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

紗希「・・・・・・」がしっ

みほ「・・・あぅぅ」がししっ

まほ「こ、こら、みほまでくっつくんじゃない!///」

みほ「だってこのお化け屋敷怖いんだもん!」

紗希「・・・・・」ぎゅっ

まほ「そんなにしがみつくな!///」

みほ「ふぇぇ、なんか動いたぁ!」ぎゅぎゅーっ

まほ「・・・///」

*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

〜聖グロリアーナ女学院学園艦〜

オレンジペコ「・・・・・・」zzz

ダージリン「フフッ、疲れて寝てしまうなんて可愛いわね」

ダージリン「さて」

ダージリン「幸いなことに、わたくしのベッドはまだ広さ十分」

ダージリン「あなたを迎え入れる準備も出来ていてよ」

ダージリン「そう」

ダージリン「次は聖グロリアーナの文化祭」

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      │. . . . . . . .|.|i . . . . 、 \ . . Х>— .斗\ . . . |│| . .
      │. . . . . . . .|八 . . . . \ ` ‐---/ 弌Y^ . . . . .ト|人厶
      |. .| . . .l. .│ \\ . . \   〈/V \ ヽ | . . . |├く ヘ
      |. .| . . .| . .|____,\\. . \    \く___ノ | . |. ∧|. . . . . 〉
      |. .| . . .|/|     .斗≧=‐----       ノイ|/ 人_/〉   必ず勝利して、みほさんを手に入れてみせますわ!
      |. . . . . ∧. .'.  Y^Vj弌                __/ . j. . .イ
       . . . . . . . . . .V人 \__〉            |/. . /\イ
        \.〈\ . . \\ヽ.     ′    ┐     ∧. ∧. . . .ソ
         \ \ . . \トヘ.      く  ノ     ∨__,>く
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次回Girls und Panzer第14.0話「華麗なる逆襲!聖グロリアーナ女学院文化祭です!」(嘘

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