ジャン「ノルマンディ上陸作戦?」(23)

ジャン「ここはどこだ?」

ジャン「確か俺はトロスト区で囮作戦の途中だったはず…」

ジャン「何もわからねぇ…ただ、ここも地獄だ…」

アパーム! 弾もってこい!

オマハビーチ

ズガガガガガガガ

米兵「あぁぁぁぁぁぁぁ」

米兵「痛ぇぇ痛ぇぇよぉぉぉ」

米兵「衛生兵ー!!!えいせいへぇぇぇぇい!!!!」


ジャン「なんだこりゃ……次々人が…どうなってる!?あの光は何なんだ!?アレに当たったヤツが倒れてくぞ…」

米兵「何だお前は!!!!」

ジャン「!?」

米兵「お前は何者だ!!!」カチャッ!!!

ジャン「!?」(銃!?)

ホーヴァス軍曹「どうしたんだ!?」

米兵「軍曹!!何だかワケのわからんヤツが紛れ込んでたんです!!」

ホーヴァス軍曹「おい、お前!!言葉は通じるか!?」

ジャン「はい!!」

ホーヴァス軍曹「英語が喋れる!!ここは絶好の的だ!!離れるぞ!!コイツの詮索は後だ!!」ダッ

ジャン「!?!?」

ホーヴァス軍曹「お前も来い!!」ぐいっ

ジャン「あっ、ちょっ…」


遮蔽物

ホーヴァス軍曹「ミラー大尉!!ミラー大尉!!!」

ミラー大尉「ホーヴァス軍曹!!」

ジャン(あのミラーってのが隊長か……あの光は何だ!?敵は巨人なのか!?)

ミラー大尉「そこの少年!!」

ジャン「はい!!」

ミラー大尉「名前は!?」

ジャン「ジャン・キルシュタインです!!」

ミラー大尉「スパイの疑いは拭えないが全ては生き残ってからだ!!戦えるか!?」

ジャン「敵は何です!?巨人ですか!?」

ミラー大尉(何を言ってるんだ?錯乱しているのか?)

メリッシュ「何言ってんだお前!!敵はナチ野郎に決まってんだろ!!!」

ジャン「なち?」

ミラー大尉「お喋りは後だ!!」

ホーヴァス軍曹「突入地点ですが絶好の射撃ポイントです。くそっ!!戦車さえ上がってりゃ…」

ミラー大尉「無いものねだりしても始まらん!俺たちだけでやる!!」

ジャン(兵達が立体起動装置を使ってないから察するに敵は巨人じゃなさそうだな…それにしてもあのデカい湖はなんだ!?何から何までわからん)

ミラー大尉「迫撃砲2門にMG-42機関銃2挺か……。ライベン!!カパーゾ!!メリッシュ!!お前達は遮蔽物に隠れながらドイツ野郎忍びよれ!!」

三人「ハッ!!」

ミラー大尉「他は突入の準備をしろ!!援護射撃!!!!」

ズガガガガガガガ

ミラー大尉「行け!!!」

ジャン(俺はどうすりゃいいんだ…武器もない…何故か立体起動装置も着けてない)

ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ

ジャン「!?」

ホーヴァス軍曹「ダメです大尉!!アレでは自殺しろと言うのと同じです!!」

ミラー大尉「ジャクソン!」

ジャクソン「ハッ!!」

ミラー大尉「俺が囮になる、お前は懐に忍び込んで機関銃を狙撃しろ!!」

ジャクソン「了解!!」

ジャン「待ってください!!」

ミラー大尉「!?」

ジャン「囮は…囮は俺がやります!!!」

ミラー大尉「……わかった、ジャクソンと一緒に飛び出てジャクソンと違う方向に走れ!!マイク!!ジャンに銃を渡せ!!」

ホーヴァス軍曹「了解!!ジャン!!頼んだぞ!!」つ銃

ジャン「はい!!」

プライベートライアンのパロですよね?
期待です

ミラー大尉「援護射撃!!!!」

ズガガガガガガガ

ミラー大尉「行け!!!」

ジャクソン、ジャン「」ダッ!!

ピュンピュン

ジャン「うわっ!あぶねっ」

ホーヴァス軍曹「ジャン!!!迫撃砲弾だぁぁ!!!よけろぉぉぉ!!!!」

ジャン「!?」

ドカァァァァン

ジャン「うわぁぁ」ズザザザ

ホーヴァス軍曹「ジャン!!!!!」

ジャン「大丈夫です!!!」

ホーヴァス軍曹「いいから早く隠れろ!!!!」

ミラー大尉「おかげでジャクソンが辿り着いた!!!」

ホーヴァス軍曹「今の、ジャンのお袋さんが見てたら大尉がケツを叩かれますぜ」

ジャクソン「神よあなたを信じます」

ジャクソン「私を恥からお救いください」

ジャクソン「勝利をお与えください」バァン!!!


ガラガラガッシャァァン

ミラー大尉「ルートが開いたぞぉぉぉ!!!!!」

ジャン「すげぇ……」

オマハビーチ制圧後

ジャン「………こんな……あれ全部人なんですか……?」

ミラー大尉「あぁ…地獄だ…」

ジャン「……だんですか?」

ミラー大尉「ん?」

ジャン「いったい…何人死んだんですか…?」

ミラー大尉「さぁな……俺にもわからん…3000人、いや…もっと多いかもしれん…」

ミラー大尉「ジャン、君は何者なんだ?」

ジャン「俺は…少なくとも……この世界の人間じゃないです。」

ヘルメットの人と手当て終わった人が撃たれた所で笑ってしまい先生に怒られた思い出の作品

期待!!

ミラー大尉「そうか…詳しくは聞かないでおこう。お前はこれからどうするつもりだ?」

ジャン「元の世界に戻る方法を見つけようと思います。その前にここはどういう状況なんですか?あのデカい湖は何ですか?」

ミラー大尉「湖?海の事を言っているのか?」

ジャン「うみ?」

ミラー大尉「話が噛み合わないな…」

ちょうどプライベートライアン見てた

私待つわ

プライベートジャンジャンか…

ミラー大尉「ジャンの住んでいる世界とは根本的に違うようだ、話していても進まないだろう。私の中隊で活動しろ」

ジャン「大尉のところで?」

ミラー大尉「そうだ、捕虜としてここに残ってもいいが、情報集めはできんだろう。行軍に参加すれば危険は伴うが情報集めはできる。どうだ?」

ジャン「いいんですか?」

ミラー大尉「何がだ?」

ジャン「自分は銃の扱にも慣れていませんし、足手まといになるかと」

ミラー大尉「さっき囮になったお前からは何かを感じた。それが何かは俺にもわからん、しかしいつか気付くだろう、俺もお前も…」つ水筒

ジャン「ハイ!!」

ミラー大尉「…ごくごく」カタカタカタカタ

ジャン「?」(手が震えてる?)

モブ兵「ミラー大尉!上層部より連絡が…」

ミラー大尉「?……わかった。マイク!!ジャンの世話を頼んだ!!」

ホーヴァス軍曹「了解です。ジャン!まず着替えろ!そのカッコじゃ目だつだろ」

ジャン「はい」(上層部…?一介の兵に連絡…どうなってるんだ?)

ホーヴァス軍曹「ジャン…お前歳はいくつだ?」

ジャン「15です」

ホーヴァス軍曹「15だと?随分と肝が座った小僧だな…自分から進んで囮なんぞ…」

ジャン「一応軍人ですから」

ホーヴァス軍曹「軍人なのか!?イギリス軍の軍服には見えんが…」

ジャン「いぎりす?」

ホーヴァス軍曹「話は後だ、先に着替えろ。銃の使い方も教えてやる」

ジャン「ありがとうごさいます」

期待してる

ジャン「何だかゴワゴワしてますね…」

ホーヴァス軍曹「お前の元々着てた服じゃ目立つんだ。こんなんじゃ的になるだけだ」

ジャン「それは困りますね…」

ミラー大尉「マイク!!ジャン!!」

ホーヴァス軍曹「おっと、ミラー大尉が呼んでる。行くぞ」タッタッタッタッ

ジャン「はい!!」

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