女商人「安価で商売する」(87)
重火器
自分
女商人「重火器を自分にかぁ……。すいませーん、重火器ありますか?」
女商人「いらっしゃい、お客さん、ありますよ。え~と、お値段は>>6になります」
女商人「は~い。……むなしいなぁ。買った重火器はどうしようかな……」
どうする? >>7
10万G
ソマリアに売ろう
値段を安価する必要あったか?
女商人「高い買い物だったなぁ。まったく私の所持金減ってないけど。え~と、ソマリア?」
ソマリア「お~う! nice heavy firearms! 我々に売っぱらってくださ~い!」
女商人「それっぽい人が話しかけてきた……まずはどう切り出そう?」
>>10切り出し方を教えてさしあげろ
>>11ついでにソマリアという国を俺に3行で説明してくれ
買えや、コラ
アフリカの国で最貧国の1つ。
元々漁師だった人が海賊行為をし、日本の船も襲われている。
警察がまともに機能しておらず、治安がすごい悪い。
>>14ありがと
女商人「買えやコラ」
ソマリア「what!? you are crazy girl!! OK!!」
女商人「20万Gになります」
ソマリア「ファッキュー」
ソマリアの人は高いって言ってます。どうしたらいいですか?
>>17
ソマリアの人は高いって言ってます。
松本「大事な事なので二回言いました」
浜田「安価なら↓や」
女商人「では考えを改め、30万Gになります」
ソマリア「死ねクソアマ」ダッシュ!
女商人「あっ、逃げられた!! ……きっと気の良いパートナーがいないからうまくいかないのね……」
ぼっちな女商人ちゃんに気の良いパートナーを紹介してあげてください
>>21
阿部さん
女商人「あっ、あそこでベンチに座ってる人とかよさそう……」
阿部さん「……」ムハンノウ
女商人「あっ、あの!」
女商人ちゃんの次なる一言は、>>23だ!!
下で
女商人「いい男、いませんか?」
阿部さん「いや、まだいないな」
女商人「なんかこの人はだめそうな気がする……。というか今の私の発言もダメっぽい…….
うう……」
女商人は空気に耐え切れず逃げ出した!
話が繋がんねーよ! というか阿部さん、表面上のことしかわかんねーよ!
天の声でもかけてあげなさい、>>29
アリの巣にアルミニウムを流し込むと物事が良い方向に進む
天の声「アリの巣にアルミニウムを流し込むと物事が良い方向に進む」
女商人「そ、そうなんですか!? どこのどなたかわかりませんけど、ありがとうございます!」
女商人はさっそくアリの巣にアルミニウムを流し込んだ!
しかしジャイアントアントの巣だった!
ジャイアントアントが女商人に襲いかかる!!
女商人はどうなった?
>>31のコンマ50以下で死亡しSS終了
それより上なら>>31の考える良いことが起こった。
わっふる
作者さん、ここSS速報VIPじゃないからコンマないんだ……。
俺と同じ間違いしてる……
ジャイアントアントの牙が女商人の首をぶちぎった!
女商人「……」クビナシ!
Dead End
みんなの安価を活かすには>>1の実力が不足しすぎていたことをここにお詫びします。
当スレは今後、ご自由にお使いください。
安価してくれた人も、見てくれた人もありがとうございました。
>>32そーいやそうでした。
でも、もう続けられる気もしないんで好きに使ってくだしぃ。
じゃあ新女王になったとこからやってみる
ドガァァァン
女王アリ「 」
女商人「くっ・・・まがりなりにも30万G(適当)する重火器だぞ・・・!」プスプス
なんと女商人はジャイアントアントの女王の討伐に成功しました
女商人「どうしよう、この武器傷まみれだしさすがに売り物にはならないよね・・・」
女商人「あーあ、売れれば30万Gだったのに。ちくしょい!」
女商人「それにしてもアリが急に大人しくなったと思ったら・・・」
女王アリ「 」
女商人「アレがボスだったのか・・・」
女商人「思いっきり汚れたし、気持ち悪いし、近くの町に戻るかぁ・・・」
とりあえず流し込んだアルミニウムをそのままにし、女商人は帰路につくことにしました
しかしその時
カサカサカサ・・・ カサカサ・・・
アント子分「「「・・・・・・」」」
女商人「いっ!?」ビクン
女王を倒され大人しくなっていたジャイアントアントの子分達に帰り道を塞がれてしまいました
女商人「や、やっぱしタダじゃ返してくれないのか・・・商人だけに」
アント子分「「「・・・・・・」」」ジリジリ・・・
女商人がどうでもいい事を抜かしている間にも、子分達は女商人との距離を縮めてきています
女商人「うう・・・これはまずいな・・・」
女商人(だけど・・・ここで諦めたらこいつらに・・・!)
女商人(そんな死に方はいやだ!ダメ、絶対)
女商人(商人生活だって・・・追い詰められてもなんとかごり押ししてきたじゃないか!)
女商人(かの大国ジパーングのオオサカノオバハーンという人物はそれはそれは凄まじいごり押しっぷりだったとどこかの伝記で読んだぞ!)
女商人(それに遠く及ばずとも・・・私のできる限りを尽くして・・・)
女商人(ごり押してみせる!!)クワワッ
さて、この直後に女商人がとった行動とは?↓1
女商人「なぁ・・・ちょっと君ら」
アント子分「「「・・・・・・」」」ピクッ・・・
女商人(反応した・・・通じてるの・・・?)
女商人(わからん!だけどこのまま高圧的に!)
女商人「さっき君らんとこのボス?女王?・・・まぁなんでもええわ」
女商人「ぼろ雑巾になるまでいてこましたのはワシや。つまり」
女商人「君らんとこのボスより強い。つまり、君らはワシに勝てない。わかるか?」
アント子分A「・・・」プルプル
女商人「オマケに君らの巣までおじゃんにしたわけや」
女商人「よって君らは今、ボスも帰る場所もないっちゅうこっちゃな」
女商人「そこで・・・ワシから提案や」
アント子分「・・・」ピクッ
女商人「君ら・・・ワシに雇われへんか?」
アント子分「!?」ビクッ
女商人「女手一つで商売っていうのはな、この世知がらい世の中じゃあそれはもうルナティックモードなんじゃ」
女商人「猫の手も借りたい・・・ンナもん日常茶飯事やな」
アント子分「「「・・・・・・」」」
女商人「まぁ、それで君らを隷属する気ィなんざさらさらないわな」
女商人「せやから・・・買われてみんか?君ら」ドヤヤヤァ
女商人(よし・・・とりあえず適当に理屈っぽいこと並べてみたぞ・・・!)
女商人(正直最低やり過ごせればいいしハッタリぶっこいた割に私見た目そんな強そうに見えないs)子分A「報酬は・・・」
女商人「へっ?」
子分A「報酬は・・・何スか・・・?」
女商人(シ、シャベッタアァァァァァァァ!?!?)
女商人(し、知らなかった・・・最近のアリは喋るのか)
女商人(しかし報酬・・・思いっきり出まかせでいっちゃったから何も考えてないな)
女商人(や、やだぁ・・・私墓穴掘っちゃった・・・?)ダラダラダラ
子分B「あのー」
女商人「ひ、ひゃいっ!」ビクッ
女商人「ほ、報酬やろ?ちょっちど忘れしてな。いいいまカムバックトゥーザメモリーしてるとこや!」
子分B「????」
女商人「喉まで出かかってるから!慌てる坊主は儲けがすくないんやで!」
子分B「そ、そうなんすか・・・」
女商人(一番慌ててるの私!)
女商人(やばいやばい・・・もうこうなったらやけくそで↓1を報酬に・・・!)
女商人(くううっ・・・)ガサゴソ
女商人(!!)ゴソッ
子分A「な、なにか思い出したんスか・・・?」
女商人「ま、まあそういうとこやな!」
女商人(こいつらはでかくても所詮はアリ!)
女商人(甘いものには目がないはず・・・つまり)
女商人「ちゅうわけで君らにはこの・・・」
女商人「ブラッ〇サ〇ダーをくれようではないか!」ババーン
アント子分「「「・・・・・・」」」ザワ・・・ザワ・・・
女商人「えっ、えっ、だ、ダメなの?不服なの?」
女商人「そ、それじゃあ社会保険もしっかり適用してあげ」
アント子分「「「・・・・・・」」」カサカサカサ
女商人「ちょ、ちょっと何す・・きゃっ!」
子分A「サクッ・・・」モグモグ
女商人「あっ、ブ〇ック〇ンダーが・・・」
子分A「・・・」フルフルモグモグ
子分A「ううっ・・・」ポロポロモグモグ
女商人(さ、最近のアリは泣くのか・・・)
子分A「こ、こんなに美味しいものを食べたのは初めてっス・・・っ!」ポロポロ
女商人「あ、そっ、そうなの?」
女商人「だったら・・・今ある分全部あげるけど・・・」ガサッ
子分A「いいんスか・・・?」
女商人「う、うん」
アント子分ズ「「「いいんスか!!」」」
女商人「じゃ、じゃかましい!持ってけ泥棒!!」
アント子分ズ「「「感謝っス!姐御様!!」」」ワァァ
女商人「は、はーっはっはっは・・・(・・・姐御様?)」
かくして、女商人はジャイアントアントらの女王に君臨することとなりました
女商人「じ、じゃあ、何かあったら呼ぶから、ね?」
子分A「ガッテン承知っスよ!」
<町周辺>
女商人「あーひどい目にあった。もう二度とアリの巣なんぞいじくるまい・・・」トボトボ
女商人「でも子分っぽいの出来たし・・・結果オーライってやつなのかぁ?」
?「おーい!」
女商人「あっでも報酬・・・もとい餌代もなかなかかかりそう・・・」
?「そこの人」
女商人「ん?何用ですか?」
?「ジャイアントアントの巣の方から爆発音が聞こえたからさ。何か起こったのかなと思って来てみたらあなたが巣の方からくるから」
?「見た感じ怪我は無いようだけど・・・大丈夫だったかい?」
女商人「はぁ。大丈夫ですが」
?「そうか!それはよかった」
?「ところで、近くにいたのなら大きな音の正体も知ってるのかい?」
女商人「あっ、それならひょっとして」
ガチャコン
女商人「これのせいかもしれませんね・・・」
?「!?!?」
<町長宅>
町長「んんwwwww傭兵としても役割が持てそうですなwwwwwww」
女商人「///」カァァ
?「あはは、まったく僕もそう思いますよ!」
?「あっ、僕の名前は町男って言います」
町男「いきなりここに連れてきて申し訳ないですが、どうしても町長が報酬を与えたいというものですから」
町長「功労者には礼をもって対する以外ありえないwwwwwww」
女商人「お、おう・・・」
町男「本当は傭兵を雇って駆除するつもりだったのですが・・・それもなくなり、いろいろな面で助かったそうで」
町男「ぜひ、受け取っておいてください!」
女商人「あ、ありがたき幸せ!」
女商人は1万Gを手に入れた!
女商人(圧倒的・・・圧倒的結果オーライ・・・っ!!)
<町>
女商人「かくして、なんだかんだで儲けた・・・」
女商人「アルミニウムで巣を埋めたのが確かな証拠になったみたいだし、ついでに姐御様?にもなれた」
女商人「天の声は偉大だなぁ・・・」シミジミ
女商人「っと、ボケッとしてる場合じゃなかった」
女商人「商人たるもの、次のビジネスへ身を投じなければ」
女商人「とりあえず元手も増えたし、今や子分・・・か。子分もいるし、労働力にも事欠かないかな」
女商人「さて、何を売ってこうかな」
↓1
女商人「商売の基本・・・それは」
女商人「ローコストハイリターン!だよね・・・?」
女商人「幸にして我が従業員の人件費は〇ラックサ〇ダーである。安い」
女商人「そして天から『子分達を使って貴重な薬草を収穫』って聞こえた気がする」
女商人「これは・・・なんかめっちゃ儲けそうだ・・・!」
女商人「とりあえず今日のところは休みがてら薬草の情報を入手しとこうかな」
女商人「ふあ~ぁ、今日はホンマどえらい日やったでぇ・・・」
女商人「・・・」
女商人「この口調やめとくかな・・・性格変わってきそうだ」
~翌朝~
女商人「商人の朝は早い」
女商人「無駄に早く目が覚めたけど、二度寝する気分でもないな・・・」
女商人「・・・」ボケーッ
女商人「・・・おっと、それはそうと手に入れた薬草の情報だ、け、ど・・・」ゴソガサ
女商人「毒沼の奥地にある解毒草か・・・このメモ字ぃきたないな、我ながら・・・」
女商人「なんでも、毒沼の毒にやられないように進化に進化をを重ねたあげく、かなり強い解毒作用をもったそうな」
女商人「そうしたら次は人間に刈られ始めたと・・・難儀なやつだな」
女商人「んでもこちとら商売してる身。こんなんに一々同情してたら埒あかないしね!」
女商人「精々私を儲けさしちくりよ~」
女商人「ところで・・・」
女商人「あいつら毒に耐性あるのか?」
<町周辺>
子分A「あるといえばあるっスけど・・・」
女商人(さ、最近のアリは毒耐性m)
子分A「そんなことはいいっスから」
女商人「!?」
子分A「多少毒持ってるものも食べられはするんスけど」
女商人「あ、じゃあもうそれ頼みでいってみよっか」
子分A「軽い!命の扱いが軽い!」
子分A「だいいち場所も知らないっスよ、そんな毒沼なんて」
女商人「えっ」
子分A「いや、えっじゃなくって・・・」
女商人「毒沼までとそこの案内をしろぉ!?」
女商人「嫌だよ行きたくないよそんなばっちいとこ」
子分A「あっしらもそんなばばっちいとこ行きたくないっスよ!」
女商人「んー、まぁ道案内はいいんだけど」
女商人「毒耐性ゼロな私が行ったら絶対死ぬからなぁ・・・」
子分A「そこをなんとか」
女商人「なんとか出来たら苦労してねえ」
女商人「あぁ・・・でもどうにかして毒が防げたらいいかも」
子分A「息止めたらいけるんじゃないっスか?」
女商人「おまえがやーれー」
子分A「触れたとこからやられるから無理っス」
女商人「結論でてんじゃんか・・・はぁ」
女商人「何かなかったかなぁ、毒対策・・・↓1」
女商人「あっ、そういえば」
子分A「?」
女商人「かの大国ジパーングの伝記に防毒マスクなるものが載ってたな」
子分A「何スかそれ?」
女商人「私もよくしらないけど、つけたら何だか不細工になりそうだった」
女商人「あれがあれば毒気にあたることはなくなるんじゃないかな・・・タブン」
子分A「あっしらはどうにもならなさそうっスけど」
女商人「まぁまぁ、まずは大事な姐御様の安全確保が第一でしょ?」
子分A「そりゃそうっスけど」
女商人「とりあえず毒沼近くにある村に行ってみようか。毒対策してあるもん何か売ってそうだし」
<毒沼近辺の村>
女商人「思いの外売ってた。やっぱこう見えて性能はいいのかな」
子分A「この村少し空気悪いっスし、試してみたらいいんじゃないスか?」
女商人「なるほど。じゃあ被ってみよ」
カポッ
女商人「・・・」コーホー
子分A「・・・wwwww」
女商人「笑うなバカ」コーホー
子分A「だっwwwてwwwwww」
女商人「あーなんか今ならマンガ書けそうな気がする」コーホー
子分A「インスピレーションwwwプッシャーwwwwwwwww」
女商人「んー、これで顔と呼吸器系はなんとかなってると思うけど」コーホー
女商人「他が無防備だな・・・」コーホー
子分A「なんでまだつけてるんスか・・・ww」
女商人「なんか落ち着く」コーホー
子分A「でもwwww汗だくwwwwww」
女商人「うるっさいなぁ」コーホー
女商人「はぁ・・・毒は肌からも入ってくるしなぁ」コーホー
女商人「ついでに子分達もどうにかしてやらないと万が一があったら・・・うーむ」コーホー
子分A「笑いすぎてwwww腹が痛いっスwwwwwww」
女商人「私は頭がいてぇ」コーホー
女商人「どーにかならないかな・・・」↓1
女商人「・・・毒にかかったそばから治せばいいんじゃ・・・?」コーホー
女商人「それか毒になってもすぐなおるレベルのなんかトンデモ体質つければいいんじゃまいか!?」コーホーガタッ
子分A「wwwwww」
子分A「姐御様頭いいっスね。見直しましたっス」
女商人「マジで?ありがと!」コーホー!
女商人「でも体質つけるってなんかそこそこ危ない橋渡りそうな気がするんだよね・・・」コーホー・・・
女商人「なんか物凄く高い装飾品つけたりとか、やばめな薬飲んだりとか・・・さ」コーホー
女商人「リスク高そうでね。命には代えられないと思うけど、お金だって商人の命だよ!」コーホー
子分A「さすが姐御様、がめつい!」
女商人「えへへ、それほどでもあるよ!」コーホー///
女商人「ということで前者でいくとして、解毒といえば・・・」コーホー
女商人「呪文だよね!コスパ的に!」コーホー
<町の酒場>
ザワザワ・・・ コソコソ・・・
女商人(くー、村との往復は疲れる・・・しかもむだ足だった気がするな)コーホー
女商人「ご主人、人を雇いたいんですが」コーホー
主人「はっ?」
女商人「あ、えーと、旅路の中途に毒沼がありまして。解毒の法が使える方を欲しいんです」コーホー
主人「は、はぁ。ただいま連れてまいりますので、少々お待ちを」
ガタャバタン
女商人「ということは居るのか。よしよし」コーホー
女商人「ふいぃ。魔法使いなんだろうけど、一体どんな人なんだろ」コーホー ↓1(どんな人?)
女商人「来るまでゆっくりしておこっかな・・・」コーホー
???「やあ!きみが女商人さんかな~?」
女商人「あ、はい!よろしくお願いしますね!」コーホー
???「こちらこそ!」
???「僕の名前はワクワクさんって言うんだ~。ワクワクさんって呼んでね!」
女商人「ワ、ワクワクさん・・・?」コーホー?
ワクワクさん「そう!よく言えたね~!」
女商人(・・・バカにされてるのか)コーホー
ワクワクさん「僕はとくに呪文が使えるわけじゃないんだけど、解毒なら任せてね!」
女商人「あ、そうなんですか。でも毒をどうにかしてもらえるなら大歓迎です」コーホー
ワクワクさん「そういってもらえるとうれしいよ~!」
ワクワクさん「ところで、僕がついていく人の素顔は、どんな顔なのかな~?」
女商人「え・・・?」コーホー ペタペタ
女商人「あっ・・・」
<町周辺>
女商人「はぁ・・・はぁ・・・もー最悪・・・」ゼイゼイ
ワクワクさん「急に走り出して、どうしたんだい?」
女商人「おもいっきり恥かいたじゃないですか!」
女商人「もうあの酒場いけないわ・・・」
ワクワクさん「おや、ごめんね~。僕の配慮が足りなかったみたいだねぇ」
女商人「・・・いえ、気づかなかった私が一番悪いですし」
女商人「なんか、すみません・・・」
ワクワクさん「そんなことないよ~。あ、そうだ!」
ワクワクさん「ちょっとそれ、貸してごらん?」
女商人「それって・・・この重火器ですか?」
ワクワクさん「そう!お詫びに、僕がそれを使って工作してあげるよ~!」
女商人「工作?」
ワクワクさん「今回使うものは、重火器、ボール紙、ペットボトルに、のり、ハサミだよ」
女商人「え・・・?これでどうするの・・・?」
ワクワクさん「まずは、ハサミでここをこう切って・・・」ジョキジョキ
女商人「!?」
ワクワクさん「ここは後で使うから、おいておくよ。そして次にボール紙をこーうやってこーうやって・・・」ジョキジョキ
ワクワクさん「よーし!これをここにぺたぺたっと」ヌリヌリペタッ
女商人(な、何をやってるんだこの人・・・よくわからないけど、重火器がなんかコンパクトになっていってる・・・)
ワクワクさん「そして、さっき作っておいたものと、これをのりでくっつけると~・・・」ペタペタカパッ
ワクワクさん「ほ~ら!あっという間に重火器が超電磁砲になっちゃった~!」
女商人「れ、れーるがん?」
ワクワクさん「きっときみの役に立つはずだよ~!」
女商人「あ、ありがとうございます」
女商人(なんか無から有を生み出す勢いで重火器改造しちゃったぞ・・・うわ、軽い)
ワクワクさん「それじゃあそろそろいってみるかい~?」
女商人「あ、待ってください!一応子分とかいるんですけど・・・この旅に関わってくるので、紹介してもいいですか?」
ワクワクさん「お~、どんな子かな~?」
女商人「えーっとですね・・・ジャイアント隊カモーン!」
モコモコ ボコッ
子分A「ういっス。なんか用スか?」
ワクワクさん「きみが子分さんか~、よろしくねぇ~!」
子分A「え?は?この人誰っスか?」
女商人「ワクワクさんだよ」
子分A「ワクワクさん・・・スか。かわった名前っスねぇ」
<毒沼近辺の村周辺>
わくわくさん「さっき通ってきた村・・・寂れていたね~」
女商人「空気も悪いし、土壌もあんなんじゃ作物なんて育たないですしね」
わくわくさん「いくらぼくでも、何もないところから作り出すことはできないんだぁ・・・」
女商人「そ、そうなんですか・・・(・・・そんな事なさそうなんだけど)」
子分A「なんか毒云々以前にめっちゃ臭くなってきたんスけど」
女商人「確かに臭いな・・・なんかどぶ臭い」
子分A「やる気なくなるー」
女商人「おい荷物持ちしっかりしろや」
わくわくさん「ん・・・何かが近くにいる気配がするよ~」↓1
女商人「えっ」
ズルッ
女商人「うわっち!?」ズザザ
女商人「ちょ、ここめっちゃすべる!」ザザザ
子分A「ど、どこ滑っていってるんスか!」ガチン
女商人「手ぇくわえないでよ痛いよ!!!」ザザザ
巨大アリジゴク「ギギギ・・・」
子分A「!?!?」
わくわくさん「おやおや?大きなアリジゴクだねぇ~!」
女商人「まじで!?早く引き上げて!!痛いの我慢するからああああ!!」
子分A「・・・!・・・!」
わくわくさん「それと・・・もう一人」
ズシーンズシーン
巨大アリクイ「・・・・・・」ズシーンズシーン
わくわくさん「あれはアリクイさんかな~?」
子分A「!?」ビクビクッ
女商人「ちょ!?今緩んだ緩んだ!!」
わくわくさん「周りに天敵がいっぱいでてきて、救出どころじゃないみたいだねぇ~」
わくわくさん「大変だから、ぼくのお友達もよんでみよっかな~!」
女商人「おっ、おねがいしますうううう!!」ザザザ
わくわくさん「じゃあよんでみるね~?」
わくわくさん「GO RO RI~!」
ヒュゥゥゥゥゥ・・・
ドゴォォォォン
GORORI「わ~い!わくわくさん、よんだ?」
わくわくさん「やあGORORI!これから、あそこのアリクイくんと、アリジゴクちゃんと一緒に遊べるおもちゃを作って遊ぼうと思ってるんだ!」
GORORI「わ~お、すごいや!ねぇ、どんな遊び?」
わくわくさん「GO RO RI、まだおもちゃはできていないよ?」
GORORI「えへへ、ごめんごめん」
わくわくさん「それじゃあ今日は・・・この、トイレットペーパーの芯と、新聞紙、セロハンテープにはさみで、作ってみようか!」
GORORI「ええっ!それだけなの?」
わくわくさん「そう!じゃあ、一緒に作ってみようか!」
GORORI「うわ~い!」
女商人(長いな・・・)ザザザ
わくわくさん「こっうしって、最後にこうすれば・・・」ペタペタ
わくわくさん「完成~!聖剣グランセイバーだよ~!」
GORORI「わ~い!ぼくも魔剣アンサラーができたぁ~!」
女商人(せいけん・・・?まけん・・・?)
わくわくさん「お、うまくできたみたいだねぇ~、それじゃ、遊び方をおしえるね~」
GORORI「なーにっかな~なーにっかな~」
わくわくさん「まずは腰を深く落として・・・」
GORORI「うんうん!」ググッ
わくわくさん「腕を引いて、魔力を手先に集中させて~」
GORORI「こうかな~こうかな~」ゴゴゴゴ
わくわくさん「一気に押し出す!」
GORORI「えいっ!」
ジ ャ キ ン ッ !
GORORI「わ~い!剣がおっきくなったぁ!」
女商人(でっか!その辺の木くらいでかいぞ!!)ザザザ
子分A「・・・っ!」グイッ
女商人「わわっと」ザザッ
女商人「よーしでかしたぞ子分!お前の功績は末代まで」ポンポン
子分A「ひー!」モゾモゾ
女商人「おぅえ!?なに潜り込んできてんの!!」
子分A「だって・・・こわいんスよう・・・」ガタガタ
女商人「あー、まぁ、そだよなー・・・」
子分A「それに・・・アリクイの来た方向には他の子分が・・・」ガタガタ
女商人「げげん!それはいかん」
わくわくさん「じゃあGORORI、遊んでおいで~!」
GORORI「わ~い!いってくるねぃ~!」ズシャア
巨大アリクイ「ゴォォォォ・・・」
女商人(あっ・・・案外大丈夫そうだな・・・)
巨大アリクイ「 」ズルビチャッ
巨大アリジゴク「 」ボタポタ
GORORI「ふぅ、いっぱい遊んだら疲れちゃったよぉ」
わくわくさん「愉しかったかい?」
GORORI「うん!」
女商人「・・・事なきを得た」
子分A「ほ、ホントっスか?」
女商人「ホントホント」
子分A「お、お~い!みんな来るっスよ~!」
ゾロゾロ
子分達「「「隊長!」」」
子分A「ケガはないっスか?」
子分D「それが・・・」
子分D「BとEが喰われたんです・・・」
子分A「・・・そうっスか・・・」
子分D「Cが喰われそうになったから、Eがそれを庇って、Bが助太刀に入って・・・」
子分C「うぅ・・・」
子分A「・・・仕方ないっスよ。あっしらは引っこ抜かれて戦って食べられるみたいな生き物とそんなに変わらないっスから」
女商人「なんか・・・すごくへこんだ」
子分A「姐御様が責任感じる事なんてないスよ。あっしの責任なんス」
女商人「そうは言ってもさあ・・・」
わくわくさん(ねぇ、GORORI)
GORORI(なになに?)
わくわくさん(ぼくらで、何か作ってはげましてあげれないかな?)
GORORI(わお!わくわくさんさすがだねぇ~)
わくわくさん(それじゃあ、↓1を作ってみようか~!)
女商人「浅はかなやつだな、私。もっと安全で堅実な商売もあったかもしれないのに」
女商人「何の準備も無しに、こんな危ないとこにきて・・・」
女商人「逃げ場・・・無かった・・・よね。土が侵されてるから・・・潜れなくって・・・」
子分A「ああもう!なんで姐御様の方があっしらよりショック受けてるんスか!!」
女商人「だって・・・こんな、友達が死んだみたいな・・・こんな感覚初めてで・・・」
子分A「そんなふうに思ってくれてるだけでもあっしらには十分すぎるっスよ。前は散々だったっスから」
子分A「それより、ちゃんとやることやらないと死んだ奴らに申し訳がたたないっスよ!」
わくわくさん「子分Aさんの言うとおりだよ、女商人ちゃん」ガチャ
女商人「わ・・・わくわくさん?それ・・・」
GORORI「わくわくさんとぼくで、対戦車砲をつくってみたんだぁ!」
わくわくさん「バズーカとも言うんだよ~!」
女商人「ば、ばずーかですか・・・」
GORORI「巨大な敵に向かって撃って当てて遊ぶのに使うんだ~!ぼくも使ってみたいな~」
わくわくさん「だ~めだよGORORI。これは女商人ちゃんのだからね!」
GORORI「つま~んないの」
女商人「これは何のために・・・?」
わくわくさん「もちろん、子分のみんなを守るためだよ~!」
わくわくさん「ジャイアントアントの天敵は大きいものが多いから、これがいいんだよ~」
わくわくさん「食べられちゃったのは悲しい出来事だけど、それで得たこともあるはずだよ~」
GORORI「遊ぶ準備しなきゃとか、子分くんたちのかくれんぼするところ決めたりとかかなぁ?わくわくさん」
わくわくさん「そうだねGORORI。大切なお友達だからこそ、しっかり考えて遊ばないとね!」
女商人「わくわくさん・・・」
わくわくさん「さあ、楽しい明日を創るためにも、ちゃんとこのお仕事終わらせないとね!」
女商人「は、はい!」
<毒沼奥地>
女商人「うっ・・・この辺くさすぎだろjk・・・」
子分A「毒が効かないぶんマシと思うっスよ」
わくわくさん「マントが役に立ってるね~!」
女商人「防毒マント・・・フェルトからできたとは思えないなー・・・」
わくわくさん「さぁ、他の子分くんたちはGORORIと一緒に荷物を待ってるから、早くいっぱい採っていこうか~!」
子分A「っス!」
女商人「おっす」
女商人「は~中腰つらい」
わくわくさん「このくらいで十分かな~」
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