コナン「霧切響子……超高校生級の探偵?」 (55)


阿笠博士「何じゃ、せっかく光彦君を――する装置を作ったというのにいらんのか」

コナン「バロー、あんな野郎どうでもいいんだよ。それよりも、霧切響子。あいつは許せねえ」

阿笠博士「超高校生級の探偵じゃったか」

コナン「こんな体じゃなきゃ、今頃、俺がその地位についてたんだ」

阿笠博士「それで、どうするんじゃ」

コナン「ぶっ殺してやる! 博士、マシンガン貸してくれ」

阿笠博士「それなら、このスコーピオンでいいじゃろ」

コナン「サンキュー、博士」ガチャ

阿笠博士「くれぐれも悪用するんじゃないぞー!」


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住宅街


コナン(くそ、霧切が見つからねえ)

コナン(ん? あれは……)

光彦「……」

コナン(光彦か。とりあえず、試し撃ちの的にしてやるぜ)ガチャ

コナン「おい、光彦」

光彦「おや。コナン君、どうしたんですか」

コナン「とりあえず死ねよ」ドドドドドド

光彦「ぐわぁ」バタリ


住民A「何かしら、この音」

住民B「ひ、人が死んでるわ!」

コナン(やべぇ、人が集まってきやがった。銃を下水道に捨てとかねえと)ポイ

住民C「あら、坊や。ここで何をしているの」

コナン「あれれ~。道に迷っちゃった。うわー、人が死んでるー」

コナン「あ、あれは、まさか光彦!」

住民C「お友達?」

コナン「はい、同じクラスなんです。どうして、こんなことになったんだよ!」ドン

住民C「……気の毒に」

コナン(へっへ、このぐらい演技しとけばいいだろ)ニヤリ


警察到着


高木「ええっと、被害者は円谷光彦君。死亡推定時刻は今日の午後2時過ぎ」

目暮「凶器は機関銃と見てよかろう」

高木「それにしても酷い。一体誰がこんな」

コナン「誰でもないんじゃないかなぁ」

高木「いたのかい、コナン君」

目暮「誰でもないとは、どういうことかね」

コナン「光彦は最近何か悩んでいる様子だった。死にたいと思うほどに」

目暮「まさか……」

コナン「そう。それを誰にも打ち明けることができずに自殺」

コナン「それが、この事件の真相」


高木「そういうことだったのか……」

目暮「なら事件性はあるまい」

「それは違うわ!」

コナン(あ? 誰だ、この女)

目暮「何だね、君は悪いが部外者は黙って」

高木「あー! この人、霧切響子さんですよ」

コナン(何だと!?)

目暮「霧切響子? 誰だね、それは」

高木「彼女は超高校生級の探偵で幾つもの難事件を解決してるんですよ」

コナン「へぇ、そうなんだ」チッ

高木「僕、大ファンなんです。サイン貰っていいですか」


目暮「それで『違う』とはどういうことかね。君はこれが自殺ではないというのか」

霧切「その通りよ。もしも、これを自殺とするなら、現場になければならないものがあるわ」

目暮「なければならないもの? 何だね、それは。高木君、君は分かるか」

高木「いやぁ、正直、さっぱりです。霧切さん、教えてもらえますか」

コナン「こんなお姉ちゃん信用できないよ! これは自殺、自殺だよー!」バタバタ

高木「こらっ、コナン君。霧切さんが話すんだから、邪魔をしちゃ駄目だ」

コナン(くそっ、高木の野郎)

霧切「話を続けていいかしら」

目暮「よかろう。君の推理を聞かせてみたまえ」


霧切「被害者の円谷光彦は銃で自殺をしたのよね」

目暮「そうだが。それがどうしたのかね」

霧切「なら、どうして彼の手元には銃がないのかしら」

目暮「そ、そうか。もし自殺をしたのなら、手元に銃がなければおかしい」

高木「じゃあ、まさか、これは自殺じゃなく……」

霧切「そう。これは殺人事件。何者かが殺意をもって円谷光彦を銃殺した」

コナン(余計な事を)

高木「さすが、霧切さん。超高校生級の探偵!」

目暮「一体誰が、光彦君を殺したというのかね!」


霧切「まず、第一に疑うべきは、現場のすぐ近くにいた人じゃないかしら」

目暮「何故かね」

霧切「こんな住宅街で銃声が聞こえれば、すぐに誰かが気づくはず」

霧切「犯人に逃げ去る時間はなかったはずよ」

霧切「それに、もし逃げていたとしても、それを目撃した人がいる可能性は高いわ」

目暮「よし、大至急、この場にいた人間を集めたまえ! 蟻一匹逃すな」

目暮「犯人はその中にいる!」

高木「了解しました!」

コナン(バロー、やべぇ流れじゃねえか。この場にいた人間ってことは、俺もその対象に入ってる)

コナン「そんなの出鱈目だよー! 光彦は自殺したんだよー!」

コナン「きっと自殺に使った『スコーピオン』は犬か猫が咥えて持って行ったんだ!」


霧切「スコーピオン?」

霧切「目暮さん。凶器にどんな名称の銃が使われたかは、既に特定できているの?」

目暮「いや、まだだが。それが何なのかね」

霧切「気づかなかったかしら。今、この坊やは円谷光彦が『スコーピオン』で自殺したと言ったのよ」

高木「えっと、つまり、どういうことですか」

霧切「凶器である拳銃が見つかっていない以上、それが何なのかを知っているのは、犯人だけ」

コナン「」ギクリ

目暮「まさか」ハッ

霧切「江戸川コナン、犯人は貴方よ」


コナン「……バーロー」

霧切「何か弁解があるかしら」

コナン「バーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーロー」

目暮「!?」

高木「??!」

コナン「バァァァァァァァロォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!」


コナン「弁解? あるに決まってんだろうが!」

コナン「銃の名前知ってたぐらいで犯人とか、ふざけんな、バーロー!」

コナン「そんなに言うなら、証拠だせ、証拠!」

コナン「物的証拠って奴を!!」

霧切「証拠ならあるわ。さっき言ったわよね。住宅街はすぐに人が集まってくるから、犯人は現場から逃げられなかった」

コナン「バーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーロー」

霧切「なら当然、犯行に使った凶器を捨てに行く時間もなかったはず」

コナン「バーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーロー」

霧切「円谷光彦殺害に使われた凶器、さっき貴方が言っていたスコーピオンがまたこの近くにあるはずだわ」

コナン「バーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーローバーロー」


霧切「例えば、そうね。そこの下水道に捨てたとか」

コナン「バーローバーローバーロー……バーローバーロー」

霧切「スコーピオンに貴方の指紋が付いていれば、それが決め手になる」

コナン「バーロー……ばろ?」

高木「ありました、これですね」

目暮「鑑識に回したまえ」

霧切「それで、まだ言いたい事があるかしら」

コナン「……」

目暮「何もない、か。高木、逮捕だ」

高木「はい」


コナン「……てめぇのせいだ」ボソ

霧切「何?」

コナン「てめぇがいなければ、俺が、この工藤新一が、超高校生級の探偵だったんだ!」

高木「あ、暴れ出しましたよ」

目暮「取り押さえたまえ」

高木「こら、大人しくしろ!」ガシ

コナン「工藤新一こそが、真の超高校生級の探偵! つまり、俺が超高校生級の探偵だ!」バタバタ

目暮「何を言ってるんだ、こいつは?」

高木「さあ? 危ない薬でもやってるんじゃないですかね?」ガチャリ


霧切「江戸川コナン、工藤新一……貴方が何者なのか私は知らない」

霧切「――でも、身勝手な理由で人を殺す人間に探偵を名乗る資格はないわ」

コナン「」ガク

目暮「連れていけ」

高木「了解しました。ところで霧切さん、後でサイン貰っていいですか」

目暮「うむ。わしにも一枚書いてもらえるかな」

こうして住宅街スコーピオン乱射殺人事件は解決した。
事件解決の功績として霧切響子は表彰状を貰った。

そしてコナンはというと、小学生ということもあり、刑務所ではなく施設へと送られた。


――数年後

施設


コナン「霧切、霧切、霧切ィ。許さねえぞ、絶対に許さねえぞ、バーロー」

「うぷぷ、いい感じに絶望してるじゃない」

コナン「誰だ、てめぇ」

「霧切響子に復讐するチャンスをあげるって言ったら……どうする」

コナン「何だと! どういうことだ」

「そのまんまの意味。それで、返事は?」

コナン「そんなの決まってるじゃねえか」

「そう。うぷぷ、面白くなりそう」

コナン「……ところで、お姉さんは何者なの」

「アタシは、そうね。超高校生級の絶望とでも言っておこうかしら」

コナン「へえ、絶望か」

コナン(霧切響子、てめえに絶望って奴を教えてやるぜ)

END


これにて完結です。読んでいただいた方に感謝。
2ちゃんねるにssを投稿するのはこれで二度目になりますが、今回チャレンジしたのは、今流行り?のコナンマジキチss。
ダンガンロンパとのクロスオーバーとして書かせてもらいました。
そしてマジキチは難しいということを身を持って経験しました。
自分で書いていてマジキチになっていたか少々不安が残るこの作品。
人によってはマジキチ成分が足りないという方もおられるかもしれません。

次回作はダンガンロンパの他作品のクロスオーバーでシリアスなのにチャレンジしてみたいと思います。


おまけ

名探偵コナン 超高校生級称号 一覧

江戸川コナン 超高校生級のバーロー
円谷光彦   超高校生級の被害者
吉田歩美   超高校生級のロリ
小嶋元太   超高校生級のうな重
灰原哀    超高校生級の科学者
阿笠博士   超高校生級の変態
目暮十三   超高校生級の警部
高木渉    超高校生級の腰巾着
毛利小五郎  超高校生級の迷探偵
毛利蘭    超高校生級の一角獣
鈴木園子   超高校生級の令嬢

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