モバP「たまにはオフに野球でも」 (71)

モバマスSSです。

今回は誰かの所に行くという話ではありません。

ただ、友紀達が野球について話すだけです。

友紀「もうオールスターだねー…」

巴「そう言えば、そろそろじゃのぉ」

沙紀「そっすねぇ」

ありす「えぇ、全く残念でなりません」

千奈美「まぁ、ルナエルは最後にキャッツから打ったからいいじゃない」

ありす「そうですけど…、出たかったってセリフを聞くと少し悲しいですね」

ちひろ「今日も野球の話をしてるみたいですね…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1374223200

P「そうですね。皆が仲良くなってくれて嬉しいですよ」

柚「ねーねー、Pさんバドミントンしようよー」

唯「あ、面白そー。唯も入れてー」

P「……二人でやってきたら?」

柚「もー、分かってないなぁ」

唯「だよねー柚ちゃん」ユサユサ

P「二人とも止めてくれ…仕事が出来ない」

柚「あ、流石にそれはマズいね。ごめんね」

P「もう少ししたら終わるから終わるから待っててな」

柚「うん。分かったー。あ、てか、もう暗いから無理だね。残念」

唯「あ、Pちゃん。飴あげるよー」

P「お、ありがとな。これで頑張れるよ」

唯「じゃね☆」

次に誰かの地元に行くのはオールスター後になると思います。

ちひろ「そう言えば…」

P「はい、なんですか?」

ちひろ「オールスターとかは観に行くんですか?」

P「えぇ、一応行こうとは思ってますけど」

ちひろ「誰とですか?」

P「一応頑張ってそれなりに取りましたけど…」

ちひろ「皆を連れていけそうですか?」

P「いや…流石にそんな大所帯で行ったらパニックになっちゃうでしょうし…」

ちひろ「どうするんですか?」

P「いや、一応希望者に聞いてみて…」

ちひろ「希望しない子なんていないと思いますよ?」

P「そうですかね」

まゆ「そうですよぉ」

P「あ、まゆ。おつかれ」

まゆ「お疲れ様です。どこかに行くんですか?」

P「いや、今話してたのは完全にオフの時の話なんだが…」

まゆ「まさか…ちひろさんとどこかに行かれるんですかぁ?」

P「いや、そんな話はしてないけど…」

まゆ「ふふ。そうですか。あ、プロデューサーさんにいいものあげますよ」

P「いいもの?」

まゆ「はい。雑誌の企画でまゆが仙台のチームのエースさんと一緒にお話する機会がありまして、その関係でオールスターの……三日目?のチケット貰ったらしいんですよ。是非来て下さいって、まゆにくれましたぁ」

P「そうなのか」

P(優しいエースだなぁ…)

まゆ「はぁい♪だから一緒に行きましょうよぉ」

P「まぁ、いいけど。ちなみに何枚あるんだ?」

まゆ「四枚ですよぉ。でも、誰か連れていこうとすると喧嘩になりそうじゃないですかぁ」

まゆ「まゆは綾瀬さんは誘おうと思うですよ」

P「そうだな。同郷だし」

まゆ「ですよね。後の一枚は…」

P「まぁ、それは今度考えればいいだろう」

まゆ「はぁい。分かりました」

キタ!
楽しみにしていますっ☆

>>7 オールスターの話なので、完成が遅くなることをご容赦下さい。
今日から、三試合の結果でSSでの、試合内容が変わります。

P「ありがとなまゆ。後で俺から連絡しておくから」

まゆ「はい。ありがとうございます。あ、それと…」

P「ん?どうした?」

まゆ「もう一回褒めて貰ってもいいですか?」モジモジ

P「あ、うん。ありがとなまゆ」

まゆ「はぁい♪…うふふ」

ちひろ「幸せそうでしたね」

P「そうでしたね」

アーニャ「ドーブラエ ウートラ。おはようございます」

P「お、お疲れ様」

ちひろ「お疲れ、アーニャちゃん」

アーニャ「お疲れ様です」

千秋「友紀たちはまたテレビの前にいるのね…」

P「まぁ、いいじゃないか」

千秋「そうね。やることはやってるみたいだし」

P「だよな」

千秋「あ、今、少しいいかしら?」

P「いいけど、どうした?」

千秋「この間試合に観に行ったじゃない?」

P「観に行ったなぁ」

千秋「あの時のお礼をしようと思ってね」

アーニャ「そうです。プロデューサー」

P「なんだ?」

千秋「私、余り詳しくないから分からないのだけれど、オールスターのチケット取っておいたわ」

アーニャ「ダー。札幌でやりますよ」

P「お、ありがとな」

千秋「お礼なんていいわよ。それじゃ、楽しみにしてるわね」

アーニャ「私も楽しみにしています。それとウチのアチェーツも…」

P「親父さんもか」

アーニャ「えぇ、今度はもっと上等な酒を用意すると言っていました」

ちひろ「…スケジュール何とかなりますか?」

P「何とかなると思います」

P(体持つかなぁ…)

ちひろ「しかし、大人気ですね。一日目と三日目に誘われるなんて」

P「この分だともしや……」

奏「あ、Pさんお疲れ」

P「あぁ、お疲れ様」

奏「……」チラッ

P「どうかしたか?」

奏「お帰りのチューはないのかなと思って」

P「あぁ、そうだったな悪い悪い」ガシッ

奏「へっ、いや、あのっ…」

P「冗談だよ。怖い思いさせたならごめんな」

奏「……むぅ」カァァ

P「それで、どうしたんだ?」

奏「あ、そうそう。この間ね、雑誌の懸賞何となく送ったら野球のチケット当たったのよ」

P「オールスター?」

奏「やけに勘がいいわね」

P「神宮?」

奏「えぇ。だった他だったら遠くて誘えないじゃない」

P「あー、そうだなぁ」

ちひろ「そうですよね」

奏「どうかしたの二人とも?」

P「いや、なんでもないよ」

奏「ふーん?それで、どう?私と一緒に行かない?」

P「李衣菜はどうしたんだ?」

奏「まだ聞いてないわね。なんでかしら?」

P「いやな、俺も誰か行くかなって思って数枚取っておいたんだよ」

奏「流石準備いいわね」

P「まぁ、ウチの事務所が野球好きな子が多いからね」

奏「私を含めて他のことも好きな人が多いけどね」

P「お、なんだ。野球以外に共通の趣味があるのか」

奏「……デッドボールでも喰らえばいいのに」

P「一般人の俺が当たったらそのまま仕事に復帰すら出来ないぞ」

奏「きっとあなたなら平気よ。そのまま一塁に歩いていきそうだわ」

ちひろ「あー、分かります」

P「二人の中の俺の印象はなんなんですか…」

奏「あ、それで、そのチケットはそれなりの枚数あるんだよね?」

P「あるぞ」

奏「それだったら、それを皆にあげて、Pさんは私と二人だけで見ない?」

千奈美「流石にそれは皆が許さないんじゃない?」

P「あ、千奈美。どうした試合はいいのか?」

千奈美「えぇ。ナマーズのバリンテンに七回まで完璧に抑えられたからね。あそこから逆転は難しいでしょうね。それよりも、きっと抜け駆けみたいなことしたら…」

奏「あー、そうね。分かったわ。それじゃ、Pさんはずっとそこに座ってて他の人がもう一つの席に代わる代わる座るっていうのは?」

千奈美「それが落としどころかもしれないわね」

奏「それじゃ、そういうことでいいわね。そう言えば、スパローズとスターズの試合はどうなってるか分かる?」

P「えーとな。今七回の裏ツーアウトでスパローズ勝ってるよ」

奏「あら、嬉しいわ」

千奈美「良かったわね」

奏「えぇ、ありがとう」

巴「うんうん。バリンテンはええのぉ♪」ニコニコ

ありす「まぁ、表ローテで勝ってなきゃ辛いですもんねナマーズは」

沙紀(そもそもウチには裏ローテなんかないっす…欲しいなぁ)

巴「なんとでも言うのじゃ。久々に気持ちいいけ」

巴(あとは中継ぎが抑えれば…)

カキーン

巴「だぁ!?」

ありす「……!」グッ

千奈美「あっちはあっちでなんかあったみたいね」

P「おーい。巴何が…」

巴「おうP。ウチはちょっと虫の居所が悪くてのぉ…」

友紀「はい。リモコン」

P「分かった。それじゃ、横浜戦に変えるか」ピッ

奏「あ……」

沙紀「打って下さいっす!鶴丘選手!フェン直の二塁打待ってるっす!」

カキーン

沙紀「よっし!」

奏「まだ、回跨ぎは厳しいようね」

奏(というか、守護神が回を跨ぐことなんて滅多にないし、慣れてないのかもね)

奏(チーム事情だから仕方ないことだけど)

P「友紀。こっちに集合」

友紀「ん?どしたの?」

P「一体何があったんだ?」

沙紀「あ、Pさんお仕事お疲れ様っす」

P「まだ、少し残ってるけどな。それでどうだ試合は」

奏「まだ、ツーアウトのままよ」

沙紀「さっき同点になったっす」

巴「うぅ……なんでじゃ」

ちひろ「巴ちゃんこっち来る?」

巴「…おう。すまんの」

ちひろ「いえいえ。別に構いませんよ」ナデナデ

巴「ウチが勝つには、先発が完投して自分で打たなきゃいけないみたいじゃ」

ちひろ「随分大変ですねー…」

P「最近鶴丘が滅茶苦茶打ってる気がするんだけど」

ありす「そうみたいですね。最近の打率は五割。得点圏ではかなり高い数字を残してるみたいですね」

友紀「今度からスターズとやる時は、オリンピックみたいに七回制にしようか」

P「もう、友紀にはあれはトラウマか…」

友紀「キャッツだけじゃないと思うけどなぁ…」

千奈美「確かに。ナマーズもやられてわね」

ありす「私の所と、レパーズくらいでしょうか?」

奏「この間は矢木で勝てなかったし、一体いつまでライアン頼りなのよ…」

P「お、代打だ」

沙紀「勝負を決めにきたみたいっすね」

奏「ここで抑えてくれるといいのだけれど…」

P「復帰して間もないからなぁ。悪いイメージを残したくないよなぁ」

奏「えぇ、そうね」

カキーン

沙紀「来たぁ!」

奏「あら…」

P「おー、打ったな」

友紀「キャッツ相手じゃなくてよかったー」

カキーン

P「お、スリーベース」

沙紀「よっし!」

P(本当によく打つなぁ…)

奏「一イニングで何点か取ったら強制的に交代とかないかしらね…」

ちひろ「よしよし。ほら、野球は楽しいものなんですから…」

巴「そ、そうじゃのぉ…。しかし、ウチは先発が不憫に思えて仕方がないんじゃ」

ちひろ「まぁ、そうですよねぇ」

ちひろ(パンサーズに移籍した彼は非常に楽しそうにプレイしてますし)

巴「優勝してくれとは言わん。けど、見てて楽しい試合をして欲しいのぉ」

あぁ、オールスター終わりましたね。

フォアボール

P「ツーアウトから長いな」

沙紀「長いっすね…」

奏「私的にはもうこの試合は捨てたわ」

沙紀「お、次はバレンコっすね」

P「うわー、凄い打ちそうだな…」

友紀「ここで打ったら死体蹴りだよね」

カキーン

P「お、珍しい。逆方向にホームランか」

友紀「あれ…弱点がない?」

ありす「彼は外のスライダーでクルクルと言っていましたが、常にそこに投げられるピッチャーなんていませんからね。常にストレート狙いのBJが好成績を誇っていることがそれを証明しています」

千奈美「機械じゃないものね」

奏「ブランティンも気落ちしないで頑張って欲しいわね」

友紀「打っても結果が変わらないって分かったら気落ちしそうだもんね」

奏「えぇ、流石にモチベーションが持たないと思うわ」

P「ツーアウトから本当に長かった…」

ちひろ「それじゃ、お仕事頑張りましょうか」

P「えぇ、そうですね」

友紀「あ、Pさんアタシ達帰るね」

P「大丈夫か?」

千奈美「平気よ。皆で帰るから」

P「ならいいけど…」

友紀「今日はちょっとこれから色々あってね」

P「もう二十歳超えてるから余りくどいことは言う気はないが、未成年に酒とか飲ませるなよ?」

友紀「分かってるって。それじゃ、皆帰ろー」

女子寮

友紀「ただいまー」

千秋「あら、お帰りなさい」

奈緒「お帰り」

友紀「あ、もう来てたんだ」

智香「はい。一緒のお仕事なんでそのまま来て貰いましたっ!」

千奈美「実家暮らしの人まで集めて何をしようって言うの?」

李衣奈「夜に皆で集まるなんて…ロック!」

奏「はいはい」

巴「まぁ、大方の予想はついとるけぇの」

ありす「私は早く寝たいんですけど…」

みく「にゃー。一体何をする気だにゃ?」

友紀「まぁ、そこまで期待されても困るんだけどさ」

千奈美「なるほどね。まぁ、気持ちは分からなくないわ」

友紀「全球団のファンの子が集められなかったのが残念だったよー」

千奈美「まぁ、予定が合わないのはしょうがないわね」

ありす「お仕事の関係とか色々ありますしね」

巴「そうじゃのぉ」

柚「何だかお泊りみたいで楽しいなぁ」

唯「だねー☆」

千奈美「もうオールスターだし、前半戦を振り返ろうってことね」

友紀「そういうことー」

千奈美「それじゃ、何から話そうかしら」

友紀「やっぱり、あれでしょ、自分のチームの前半戦のMVPと一番記憶に残った試合について話そうよ」

巴「お、それだったら話せるんじゃ」

友紀「だよねー」

ありす「私としては、最近のノーヒットノーランの試合と朝尾選手の復帰が良かったですね」

千奈美「MVPはルナエル選手ね。一時期打率を四割に乗せていたの凄いと感じたわ。一年目にしてよく対応したと思うわ。流石はプロと言った感じよね」

巴「本当に友紀さんじゃないが、ウチのチームに欲しかったんじゃ。彼を取ったスカウトは有能じゃのぉ」

ありす「それだけに今回の怪我は本当に可哀想です」シュン

千奈美「人工芝は怖いわね」

友紀「確かにそれで怪我をする人も多いからねぇ」

巴「皆ウチに来てくれれば天然芝け、怪我する心配はないんじゃ」

友紀「芝は欲しいよねぇ…」

千秋「それじゃ、次は私が行こうかしらね。そうね…最近見始めたからそこまで詳しいわけじゃないけれど…。一番の試合は……」

アーニャ「ダー。それじゃ私が代わりに。大峪選手が投手で活躍した試合ですかね」

千秋「なんで私の話に入ってくるのよ…アーニャ。私は大峪選手が打った試合が印象的ね」

唯「二刀流ってロマンだよねー」

李衣菜「ロックですよね!」

巴「打てるピッチャーならウチにもおるんじゃが、あそこまでじゃないのぉ」

みく「能美チャンも打てるけど、本業はピッチャーだしにゃー」

友紀「今後どっちにするのか気になるねー」

とりあえず、今日はここまでです。
ありがとうございました。

ありす「今のままでは、バッターたまにピッチャーですけどね。やるなら、ピッチャーやって次の日にバッターとして出て欲しいですね」

千奈美「まぁ、長い目で見てましょうよ」

ありす「そうですね。その通りです」

友紀「ありすちゃんって千奈美ちゃんの言うことにはすぐ賛同するよねー」

ありす「そんなことはないです…。あと、橘です。下の名前で呼ばないで下さい」

友紀「細かいこと言わないでよ。ありすって可愛い名前じゃん」

ありす「そ、そうですか?」

千奈美「ま。徐々に慣れていけばいいわ」

ありす「そ、そうなんですかね…?」

千秋「そう言えば、MVPは…名方かしらね。ランキングでトップみたいだし。…関係ないけど、ケンプファーズの抑えは見ていて胃が痛くなるわ」

奏「抑えってことは…竹田投手ね」

千秋「えぇ、この間テレビ見てたら遊んでるのか知らないけれどギリギリまで自分を追い込んで勝ってたわ…」

友紀「心臓に悪いよねー」

沙紀「抑えるからいいんじゃないっすかね?ウチのは…」

奏「あれは、ただ打たれてるだけね」

奈緒「抑えられてねぇじゃん…」

智香「応援しづらいですね…」

千秋「まぁ、確かに点数は入らないならいくら打たれてもいいのだけれど」

アーニャ「ダー。この間、観ていた時、胃がキリキリしました」

ありす「その点ウチの谷瀬選手は安定してますねっ」

千奈美「そうね。基本的に抑えるものね」

友紀「抑えが強いと安定するよね。ウチの方程式も基本的に安定してるよ。…あるチームを除いて」

沙紀「ん?呼んだっすか?」

友紀「呼んでないよー」

奏「話がズレそうになってきたら戻すわね。えーと、スパローズは…」

李衣奈「勿論、ブランティン選手ですよっ!」

奏「あなた、畑山選手は?」

李衣奈「あそこまで体制に反対する姿勢はロックだと思うけど、この間のブランティン選手のホームランの方が間違いなくロックだったよ。オールスター前にこれだけ打てたんだから55本なんて軽く超えて60本は行くと思うんだ」フフン

奏「…そうなるといいわよね」

奏(と言うか…体制に反抗していると言うより、ただ成績が悪いだけじゃないかしら…?)

友紀「55本は越えられるといいよねぇ…」

巴「怪我がないことを祈るばかりじゃのぉ…」

沙紀「ブランティンが出てきたら次はウチの番すね」

巴「今年はバレンコとブランティンのどちらかがホームラン王取りそうじゃのぉ」

沙紀「そうっすよね。二人共切磋琢磨して頑張って欲しいっす!」

奏「こっちも負けられないわね」

沙紀「と言うか、今年のスターズは滅茶苦茶な試合ばっかしてるっすよね…」

奏「さっきやられたわ」

巴「ウチの所とやった時も気づいたら滅茶苦茶なスコアになっとったんじゃ」

友紀「ハマスタの奇跡だねー」

沙紀「今まであんまり見たことなかったんすけど、今年は面白いって周りの人も言ってるっす」

友紀「四位で折り返しだもんねー」

千奈美「一位の余裕かしら? それに、キャッツとスターズは、意外と打撃戦してると思うのだけれど?」

沙紀「あ、そう言えば、一番印象に残ってる試合は、キャッツ戦っす!あの逆転劇は感動もんすよねー」

友紀「まぁ、た、たまには勝たせてあげないとね。あはは…」

千奈美「偶然かもしれないけれど、事務所でスターズ、キャッツ戦を見てる時は大体、七回、八回、九回に逆転されてないかしら?」

友紀「もしかして…アタシが見ない方が勝率高いのかな…?」

ありす「いえ、結局勝ってる試合も負けてる試合も見てるので余り変わりないかと…」

まゆ「まゆはさっきやってたスターズさんの試合は凄いなぁって思いましたぁ」

奏「……」ピクッ

李衣奈「あ、そう言えば、今日はスパローズ勝ったよね?」

奏「はい?」

李衣奈「だって、さっきここに来る前テレビで見た時六回ツーアウトまで勝ってたよ?」

奏「確かにそこまでは勝ってたわ」

李衣奈「……?」

巴「野球言うものは試合が終わるまで分からんのぉ…」

沙紀「前半戦一番頑張ったのはバレンコで間違いないっすけど、個人的には中里選手っすかね」

千奈美「まぁ、400本も打ったし当然と言えば、当然だけど」

沙紀「いや、勿論そうなんすけど」

ありす「何かあるみたいですね?」

沙紀「いや、アタシはそこまで野球に詳しくないから分からないんすけど」

沙紀「バレンコ一人が打てても敬遠されちゃうと思うんすよ」

沙紀「だって、後ろでアウト貰えるならそれでいいって考えちゃうっすもん」

友紀「あー、そうだね。それはあるかもね。五番が打てなきゃ、四番と勝負する意味ないもんね」

奏「全くもってその通りだと思うわ」

李衣奈「そうなの…?」

奏「そうなのよ。悲しいことにね」

みく「そうだにゃー。昔、五番が打点王だった時は強かったにゃ」

巴「歩かせたら寧ろ危ないって思わせるんじゃな」

巴(そんな選手ウチにおったかのぉ…?)

沙紀「だから個人的には中里選手っすね。あとの皆も打ってるし、凄いと思うっすよ」

沙紀「タオルも買いましたしっ!」

ありす「認めたくはありませんが、今季の台風の目というのは間違いないでしょう」

千奈美「今まで、解説者の誰もが、最下位を定位置と予想してたのにも関わらず、下馬評を覆したのは素直に凄いと思うわ」

沙紀「まだ、三位は十分圏内なんで絶対に負けたくないっす!」

みく「にゃ。みくが一番良かったと思う試合は……」

みく「あれにゃ、檜山チャンが代打で打った試合にゃ!」

友紀「うーん…?」

ありす「代打で出てきて、一塁の頭を抜いた奴ですね」

みく「そうにゃ!」

友紀「それって…」

みく「そう、キャッツ戦だにゃ!」

友紀「にゃにゃ!?やっぱりあれかぁ」

みく「その言葉使いは止めるのにゃ!」

友紀「真のキャッツファンたるもの口癖も猫に似せねばならないのにゃ」

みく「にゃ…!そ、それじゃ、他の皆はどうするのにゃ?」

ありす「多分誰もやりませんよ」

みく「うう…」

李衣奈「代打…一打でその試合を決めるってカッコいいですねっ!」

千秋「一瞬に全てを賭けるって言うとカッコいいわね」

みく「もうスタメンじゃ出れなくなっちゃったけど、まだ、代打でもいいから在籍してくれるのは嬉しいのにゃ」

みく「あ、だけど、一番頑張ったと思うのは藤並選手にゃ」

巴「王道を攻めたのぉ」

みく「ルーキーとは思えない活躍だったにゃ。だって、前——」

巴「前川さん、あの試合はのぉ、四面楚歌やったんや」

みく「——はい?」

巴「味方の打線までもが敵だったと知った時は悲しかったのぉ…」

みく「…どういうこと」ヒソヒソ

ありす「恐らく、あのチームにはよくあるらしいですが、援護点がなかったり、打ち取った当たりをエラーで返されたり

されていることを言っているんじゃないですか?」

みく「なるほどにゃあ…。あ、それじゃ別の試合の話をするにゃ。あの、水卜選手に…」

沙紀「ウチもポロポロするキャプテンや、蝶々を追っかけていく選手もいるすからねぇ」

友紀「ほ、ほら、バッティングは上手いじゃん」

友紀(あれ?なんでアタシがフォローに回ってるんだろう…?)

千秋「そういう友紀はどうなの?」

友紀「お、よくぞ聞いてくれましたっ!」

友紀「いやー、一番良かった試合はどれかなぁ…。悩むなぁ。でも、最近の印象に残ってる試合は、水卜に勝った試合だよ。あの寝坊助のホームランだけで勝った奴!」

沙紀「あの時は一球に泣きましたっす…」

友紀「あの時は応援歌を勝手に変えられてたらしいよ」

沙紀「そうなんすか?」

友紀「うん。『wake me up!』に」

巴「中々洒落が効いとるのぉ」

まゆ「そう言えば、その人って、前に二軍に落とされちゃいましたね」

友紀「うん。寝坊しちゃってね。やっぱりそういうのを許しちゃうとチームとしても乱れるからしょうがないよね」

まゆ「でも、二軍で、誰か有名な監督に褒められたんですよねぇ?」

友紀「そうそう。大多を見て欲しいって言われた永嶋さんが何故か仲居の方に行ったんだよねー」

ありす「松伊選手の時もそうだったと思います。やはり、一流は一流を見抜くんでしょうかね…」

友紀「オーラで分かるんじゃないかな? ってか、まゆちゃん、野球詳しくないって言ってたのによく知ってたね」

まゆ「はい。ちょっとずつ勉強してますから♪」

ありす「勉強ですか?」

まゆ「はい。皆さんについていけるように」

奏「そう言えば、この間雑誌の企画で始球式をやった関係かなんかであそこのエースと対談してたわね」

まゆ「対談ってそんな…。ただお話しただけですよぉ」

友紀「えー、なに、エースと対談する企画なんてPさん取ってきたの?」

まゆ「いえ、前のお仕事繋がりでですよ」

友紀「あー、そっか、前は他の所にいたんだもんね」

巴「お、次はウチか。と言ってものぉ…」

奈緒「どうかした?」

巴「いやな、良かった試合の記憶が最近のスターズ戦のせいで曖昧になってきとぉるけ」

千奈美「それでも、最近だったら、ギラ選手じゃないかしら?」

巴「それはそうなんじゃが…、いきなり来た選手が一番って言うのものぉ…」

巴「ウチのエースを推してもしょうがない…よし、ここは角か、菊知じゃ!」

友紀「え、あのエラーが多い?」

巴「それは積極守備のせいじゃ。記録だけ見るとそうなんじゃが、捕殺はかなりのもんじゃ」

巴「ただ、ポカとファインプレーをやるから、そこだけがちょっと問題じゃ」

巴「試合はのぉ…あ!そうじゃ、日本記録を廣池が作ったけ!」

ありす「中々越えられそうで越えられない記録ですね」

巴「今年は規定打席到達して、尚且つ高打率を維持して欲しいもんじゃの」

明日にはオールスター前まで終わらせます。
それではお疲れ様でした。

奈緒「えーと…あたしはなぁ。智香と行ってからだしなぁ」

智香「それじゃ、んーと…やっぱり、荻布選手の復帰試合が一番印象に残ってます」

友紀「あー、あれは凄かったね。泣いてる子いたし」

智香「私達もその場にいたんですよー」

千奈美「Pさんと一緒に?」

智香「は、はい…」

ありす「そう言えば、荻布選手と言えば、確か今年は二軍キャンプからスタートでしたね」

奈緒「あ、そう言えば、荻布選手のヒーローインタビュー覚えてる人いる?」

友紀「えーと、ようやく戻ってきました。みたいな奴だよね?」

千奈美「応援が聞こえたとかなんとか言ってたような…」

奈緒「あれって実は——」

智香「わー!それ以上はダメっ!」カァァ

友紀「…んー?なになに、なんか面白いこと?」

智香「面白くないですってっ!そ、それじゃ、奈緒ちゃんのMVPは?」

奈緒「あたしは分からないなぁ…。あ、でも、今回オールスターに出る猪口選手は凄いと思うぜ」

千奈美「彼は海の向こうで活躍して、そのままこっちでも活躍してるわよね」

奈緒「ん?やっぱり、外国人なのか」

智香「顔は濃いけど、日本人だよっ。まぁ、メジャーリーガーって言う意味だったら間違いないけどね」

奈緒「メジャーかー。日本人選手しか知らないけど、凄そうだなぁ…」

千奈美「一度中継見てみるといいわよ。日本人のストレートと同じ速さで曲がる球とかあるし」

奈緒「はー。世界は広いんだなぁ…」

友紀「だけど、145キロそこそこのストレートでメジャーの守護神をやっている人もいるんだよっ!」

奈緒「おぉ!もしかして漫画みたいに球がホップしたりするのか?」

友紀「うーん。アタシもやってないからなんとも言えないけど、キレは滅茶苦茶いいらしいよ」

ありす「もしかして、植原選手ですか?」

友紀「うん。そうそう。あの人が先発の時は試合終わるの早かったなぁ…」

ありす「確かに野球はアウトローと言う言葉通りの方でしたね。谷瀬選手が新人王を取れませんでしたし…」

千奈美「…橘さん、その時何歳?」

ありす「何歳なんでしょう…?」

千奈美(多分生まれてないわね…)

友紀「まぁ、新人で20勝もしたら上げない訳にはいけないよね。あはは。確か谷瀬選手もその時最優秀中継ぎ獲ったと思うけどね」

巴「なんだかんだで先発と抑えが華だしのぉ…」

奈緒「へぇ、なるほどなぁ。って、肝心の猪口選手は向こうでどうだったんだよ?」

友紀「凄かったよ。ワールドシリーズにも出たし、新人ベストナインに入ったもん」

千奈美「その時の監督さんがね、今年のMVPは彼って言ったのよ。彼がいたからワールドシリーズを制覇出来たって」

奈緒「あたしが言われたら号泣するなぁ」

千奈美「それで、色々のチームに行き、まだ、向こうでも契約してくれる所があったと思うけれど、日本に帰ってきたのよ」

ありす「ちなみに彼が今点けてる背番号6は、前中日監督の番号でもありますよ」

千奈美「橘さん詳しいわね」

ありす「今調べました」ドヤ

奈緒「そんな凄い選手なんだなぁ。これからも良い調子を続けて欲しいなっ!」

唯「へぇ、猪口選手ってそんな凄かったんだー。ウチも取れば良かったのに」

柚「そうだよねー」

唯「うんうん。あ、でもポジション被っちゃうからしょうがないか」

友紀「あー、今、ファーストは麻村だもんね」

唯「うんっ☆ 四番に抜擢されてからもの凄い頼りになるよ。間違いなく唯のMVPだねっ!」

柚「あ、Pサンと観に行った時にホームラン打った人?」

唯「そうだよーっ。Pちゃん達と会った試合だからよく覚えてるよ」

柚「アタシもあの試合は覚えてるなー」

まゆ「思い出深い試合があるっていいですねぇ…」

柚「あ、そうそう。アタシはね、麻村選手は言われちゃたからやっぱり、菊池遊星選手かな。それか、Pサンと観に行った時に投げてた巻田選手かなぁ…」

奈緒「そのピッチャー、あたしが観に行った時も投げてたなぁ」

柚「そうなんだ」

友紀「あのピッチャー凄いよねー。打てる気があんまりしないもん。どっちかと言うとまだ巻田の方が打てるかもなぁ…って感じかな」

みく「緩急が凶悪だにゃん…」

友紀「しかも、新しい変化球を覚えようとしたきっかけが凄いよねぇ」

アーニャ「なんだったのですか?」

友紀「ん?ゲームやってて、スライダーとカーブだけだったら打たれるのに気づいたらしいよ」

千秋「凄いわね…」

巴「ウチの抑えだった奴もフォークしかなくて弟に使い辛い言われて、新しい変化球覚えたらしいけ」

巴(なんで弟さんはコントロールを指摘せんかったんじゃ…!)

アーニャ「どこにヒントが転がってるか分からないものですね…」

巴「ちなみにこの間はナックルを練習してたんじゃ」

巴「コントロールが良くないなら、むしろコントロールのつかない球を投げればいいと言う逆転的発想じゃのぉ」

奈緒「逆転的って言うか…なんかもう、凄いなそれ」

唯「あ、あと印象に残った試合だっけ?それもさっき言った三振取らないで完封した奴だと思うよっ!」

柚「アタシもそうかな。バット当てるだけじゃ点は入らないんだなーって思ったよ」

智香「ウチにも下手投げはいるんですけどねぇ…」

奈緒「Pさんもそんなこと言ってたな。まだ、あたしは見てないけど…もしかして最終兵器的な感じなのか?」ワクワク

智香「いや、うーん…新しい変化球を模索してる所かな…?」

奈緒「そっかー、下から投げたら凄い変化しそうだもんなーっ」

奈緒「楽しみだなぁ」

智香「そうだよねー」

智香(あたしも見たいなぁ…)

まゆ「最後はまゆの所のチームですかね…?」

友紀「みたいだねー」

穂乃香「…なにしてるんですか?」

友紀「あ、穂乃香ちゃんおはよー」

穂乃香「おはようございま…って今は夜ですよ」

友紀「あーごめんごめん」

巴「おー、綾瀬さん、どうしたんじゃ?」

穂乃香「少し喉が渇いてね。寮じゃない人もいるけどどうかしました?」

千奈美「実はね…」

穂乃香「なるほど。少しだけ私もお話に加わってもいいですか?」

友紀「いいよー」

穂乃香「ありがとうございます」

まゆ「まゆと綾瀬さんはあまり試合を見たことないんで分からないですねぇ…」

穂乃香「そうですね。あの時印象に残ったのはやはりBJ選手でしょうか」

まゆ「まゆはその前の三番バッターが良かったと思いますけどねぇ」

穂乃香「そうですか?私は、よく野球が分からないので、でも佐久間さんが言うならそうかもしれませんね」

千奈美「やけに信頼してるのね」

穂乃香「信頼と言いますか…日に日に付箋が貼られる野球関係の雑誌を目にすればそんな気にもなります」

まゆ「ちょ、ちょっと…」カァァ

穂乃香「あ、すみません。不味かったですか?」

まゆ「……うぅ」

千秋「なんだか頭撫でたくなるような可愛さね」

まゆ「あ、あと、この間お話ししたエースさんも凄いと思いましたよぉ」

穂乃香「一度だけニュースで見ましたが、まだ負けてないそうですね」

友紀「ハンカチの彼は元気かなぁ…」

千奈美「いつか帰ってくるといいわよね」

穂乃香「信ずれば通ず。努力は実を結ぶことを信じています」

まゆ「そうですねぇ。あ、綾瀬さん今いいですか?」

穂乃香「はい、なんでしょうか?」

まゆ「まゆと一緒にオールスター観に行きませんか?」

穂乃香「はぁ…?」

まゆ「エースさんからチケットを頂いちゃいました」

穂乃香「どこのでしょうか?」

まゆ「福島でやるオールスターです。綾瀬さんも連れて来て下さいって言われました」

穂乃香「まぁ、予定が空いていれば平気ですけど。招待されて、いかない訳にもいきませんし」

まゆ「きっとそういうと思ってました。プロデューサーさんにも伝えておきますね」

友紀「いいなぁそういうのあって…。そういや、皆は行くの?」

千秋「私とアーニャは札幌で見る予定よ」

アーニャ「ダー。その予定です」

奏「私も神宮で見る予定ね」

友紀「いいなー。あたしも見に行こうかと思ったけど、チケット取れなかったんだよね」

ありす「私も少し興味はありました」

千奈美「Pさんが何枚か持ってるらしいから相談してみたら?」

友紀「本当!?ちょっと電話してみるよ」

友紀「あ、もしもしPさん?オールスターのチケット持ってるの?」

P『ん?あぁ、何枚かなら。お前らアイドルはそう都合よく買う時間がなさそうだったしな』

友紀「ってことは…」

P『あぁ、あげるよ。神宮で良ければ』

友紀「本当?ありがと、Pさん愛してるじゃね!」

友紀「皆、ある程度ならあるってよ!」

巴「ほうか。それじゃ皆で行くけ」

ありす「枚数があればですけどね」

千奈美「チケットなければ私はいいわ。レッスンでもしておくから」

友紀「分かったよー。それじゃ、今日はこれで解散!皆おやすみー」

ありす「おやすみなさい」

奈緒「えーと…」

智香「今日は、泊まっていっていいですよっ!」

奈緒「お、ありがとな智香」

千奈美「あれ…?」

ありす「どうかしましたか?」

千奈美「いえ、何でもないわ」

千奈美(一日目が札幌、二日目が神宮、一日空いて仙台よね)

千奈美(事務所でも話を聞いてると全試合にPさんは行くことになるのだけれど大丈夫なのかしら?)

千奈美「まぁ、あの人なら平気かしらね」

終わりです。

キリが良さそうなのでここで一旦終わらせます。

オールスターの話は現実のオールスターが終わってから書こうと思います。

それではありがとうございました。

オールスター第三戦は福島だろ

>>68 そうでした。間違えました。すみません。

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