マツコ・デラックス「ちょっと、どこよここ!?誰んちよ!?」 (38)

 マツコが目覚めると、そこは4畳半ほどの小さな部屋だった。

マツコ・デラックス 「え、ちょっと待って・・・」

マツコ・デラックス 「昨日、アタシはちゃんとタクシーに乗って帰ったわよね・・・」

 パンツを確かめる。

マツコ・デラックス 「・・・脱がされた形跡もないじゃない」

マツコ・デラックス 「ちょっとー!誰もいないのかしら!?」

矢部 「・・・っかむらさん?ここなんなんすかね?」

岡村 「いや、俺も分からんよ、そんなん。
     起きたら、いきなりこんな知らん部屋おってんし」

矢部 「・・・そうですよね~」

岡村 「・・・ちょっと、先生に電話してみるわ」

矢部 「えっ!?っかむらさん、先生てなんですのんw?」

岡村 「カウンセリングの先生や!」

加藤 「なんなんだよここ!?えっ!?
     なんで、お前もいんだよ、おい!」

山本 「いや、知らねえよ。バイト終わって帰って寝たら、
        ここにいたんだよ」

加藤 「ドッキリか!?
     てか、お前、欽ちゃんの許可もらってんのか!?」

山本 「だから、知んねえよ!欽ちゃんの許可もな。」

加藤 「今何時だよ!スッキリ始まっちまうじゃねえか!」

サバンナ八木 「ブラジルの人聞こえますかー!」

サバンナ高橋 「やめとけや・・・聞こえへんて」

サバンナ八木 「なんで、こんなとこおるんやろ? 宇宙人の仕業かもしれんな・・・」

サバンナ高橋 「おまえ、ほんまええ加減にせえよ」

サバンナ八木 「ブラジルの人聞こえますかー!」

サバンナ高橋 「・・・」

 ピピピピピ・・・・!

マツコ・デラックス 「うわっ!?なんなのよ!?」

マツコ・デラックス 「アイフォン・・・?」

マツコ・デラックス 「アタシのじゃないわよ、これ」

 【メッセージ】

 『ゲームは開始された・・・』

極楽加藤 「おい!なんかこの部屋の鍵を見つけねーといけねーらしいぞ!」

極楽山本 「・・・復帰のチャンス?」

極楽加藤 「んなもん、しらねーけどよ!とにかく鍵さがさねーと!」

極楽山本 「・・・肉おにぎり売って耐えてきた甲斐があった」

極楽加藤 「・・・いいから・・・探せよ・・・バカ野郎・・・」

 【残り14分】

ピース綾部 「おいおい、なんなんだ一体!?」

ピース又吉 「よーわからんけど、鍵を探せばええんやろな」

ピース綾部 「いや!おかしいでしょうよ!!! 」

ピース又吉 「密室脱出型ゲームか・・・?」

ピース綾部 「聞いてんのか!?あんた!」

ピース又吉 「なるほど・・・」

 【残り13分】

宮川大輔 「ほっしゃん・・・念の為やで!念の為に、
        俺のアナルも調べてくれへん?」

ほっしゃん 「いや、大輔、そこにはないて」

宮川大輔 「いや、分からんやんか!」

ほっしゃん 「誰が、そんなとこにわざわざ入れんねや!?」

宮川大輔 「そやけど、なんや知らんけどムズムズしよるで・・・?」

ほっしゃん 「・・・ほなら、尻出せや」

 【残り12分】

小峠「なんで俺こんなとこにいんだよ!」

小峠「え!これ!ドッキリかなんかか!」

小峠「てか、なんで俺iPhone持ってんだよ!」

小峠「なになに・・・「鍵は君に一番近いところにある」」

小峠「なんだそれ!知らねえよ!!おい!!!」

 【残り10分】

はるか「え・・・この部屋って・・・」

春菜「ちょっと、あんたここどこか知ってんの!?」

はるか「よくこういう部屋でドキュメンタリー撮ってるもんね、春菜」

春菜「マイケルムーア監督じゃねえから!」

はるか「怒らないで、ジャムおじさんおばさん」

春菜「どっちかにしてくれる!?」

 【残り9分】

設楽 「え、と、もっかいメッセージ見せてくんない?日村さん」

日村 「あ、うん、いいよ、いいよ。はい」

設楽 「あ~・・・このメッセージってこういう意味だよ、多分。俺らに1番近いところってさ。」

日村 「え、なに、ちょっと、ぜんぜん分かんないよ!?どういうこと!?」

 【残り7分】

浜田 「もうそろそろ、鍵見つけんと。7分しかないで」

松本 「そやな・・・」

浜田 「どこにあるか分かるんかい?」

松本 「・・・お前も分かってんねやろ?」

浜田 「んふふ、まあな」

松本 「”笑い”と”こういう問題”は、似たようなセンスがいるからな」

 【残り2分】

太田 「いや、だからさ、俺の足引っ張んなって言ってんの」

田中 「いや、別に太田さんの足を引っ張ってるつもりは全然ないけどね」

太田 「じゃあ、ちょっとは頭使って考えたらいいじゃん、自分でさ」

田中 「俺だって考えてるよ、そりゃね」

太田 「じゃあ、どこにあるのか言ってみなよ」

田中 「それは、そんなすぐには分からないけどさ」

太田 「ほら!いっつもそれじゃん!」

 【残り1分】

千原ジュニア 「あかん、さっぱり分からんわ」

せいじ 「お前、日頃残念な兄貴とか言うてる割に全然やないか!」

千原ジュニア 「ほんなら、お前は分かるんかい?」

せいじ 「ん~、分からへんわ」

千原ジュニア 「ほんま、残念な兄貴やわ」

【残り0分】

 「ぐっ・・・!息が・・・!」

 「たすけっ!」

 「ひっ!・・・」


【メッセージ】

 『第一ゲーム終了』

 【扉の先】

マツコ・デラックス 「ちょっと、また同じような部屋じゃないの!」

マツコ・デラックス 「何回やんのよこれ!?」

マツコ・デラックス 「・・・いま、悲鳴聞こえたわよね」

マツコ・デラックス 「ちょっと!?ホントにもうやめてよ!ねえ!」

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