岡部「学園都市と秋葉原が一つになるだと?」 (332)

このSSは、現在私が書いている
岡部「秋葉原が学園都市に吸収合併される事になった・・・だと?」の修正版です

修正前のSSとは一部設定、台詞が異なる場面があります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377260660

岡部「どういう事だクリスティーナ!!」

紅莉栖「クリスティーナって呼ぶなっ!!・・・正確に言うと、学園都市に秋葉原が吸収される形になるわね」

ダル「学園都市内の学生たちの要望が強かったらしいぜぃ。学園都市にもっと萌えをー!!ってさ」

岡部「じゃあこのラボはどうなるのだ!!?ブラウン管工房は!?ラジ館は!?ダル!お前はいいのか!?
   秋葉原が学園都市と一つになるという事はメイクイーン・ニャンニャンに行くだけでもあの長ったらしい手続きを取らねばならんのだぞ!!」

ダル「おぉ!?それは困るお!!」

紅莉栖「落ち着け。その辺は大丈夫みたいよ」

岡部「は?どういう事だ助手よ」

紅莉栖「だから助手じゃないって・・・まぁいい、秋葉原のエリアだけは一般開放らしいわ」

ダル「mjdk!!ソースは!!?」

紅莉栖「@ちゃんのニュ・・・って、いまはどうでもいいでしょ!まだ続きがあるの」

岡部「お前が@ちゃんねらーなのはいいから、さっさと言え」

紅莉栖「くっ・・・!・・・そして、コレは個人の判断に委ねられるんだけど・・・」


紅莉栖「秋葉原周辺の学生の者は、学園都市内の学校へ編入できるの」

岡部「なん・・・だと・・・!?」

ダル「オカリン、それって僕らも・・・」

岡部「・・・」

紅莉栖「岡部?」

岡部「くっ・・・くっくっくっ・・・フゥー、ハハハハハハハハハハ!!!!!!!!」

ダル・紅莉栖「!?」

岡部「そうか"あいつ等"がやってくれたのか・・・!!"機関"に大ダメージを与えるためには、
   学園都市の技術とこの俺『鳳凰院凶真』のIQ170の灰色の脳細胞が必要不可欠・・・!!」

ダル・紅莉栖「・・・」ポカーン

岡部「・・・あぁ俺だ。よくやってくれた・・・!!これで、これで、俺たちと"機関"との5000年に及ぶ長い戦い『最終戦争』に終止符を打つ事ができる・・・。
あぁ、大丈夫さ。お前らが命をかけて手に入れてくれたこのチャンス、必ずこの俺が決して無駄にはしない。あぁ、では。エル・プサイ・コングルゥ────」ピッ

ダル「・・・やっぱパネー」

紅莉栖「・・・『学園都市にもっと萌えをー!!』って言っただけでどう命を懸けるんだよJK」

岡部「さぁ早速編入準備を始めるぞ!!」

ガチャ

まゆり「トゥットゥルー・・・」

ダル「あ、まゆ氏」

紅莉栖「・・・どうしたのまゆり?元気ないみたいだけど・・・」

岡部「どうしたまゆり?なにか悩みがあるなら相談にのるぞ?」

まゆり「実は・・・まゆしぃは皆とお別れしないといけないのです・・・」

ラボメン「「「は、はぁ!!!??」」」」

紅莉栖「ど、どういう事よまゆり!説明して」

まゆり「・・・まゆしぃは、転校しないといけないのです」

岡部「ど、どこに!?」

まゆり「・・・学園都市」

ラボメン「「「あ、なんだ」」」

まゆり「え」

まゆり「も、もしかして皆も・・・?」

岡部「あぁ、学園都市へ行くつもりだ」

まゆり「なんだぁ~そうだったんだぁ~」パァァアアア

紅莉栖「ふふっ、やっぱりまゆりは笑顔の方がキュートね」

まゆり「えっへへ~。じゃあるかくんにメールしてくるね~」

岡部「どういう事だまゆり?」

まゆり「実はるかくんも学園都市に転校する事になっちゃってね~。
    まゆしぃと一緒にオカリンたちにお別れしにいこ~って言ったんだけど、るかくん泣いちゃって、凶真さん達にそんな顔見せたくない~って」

岡部「ルカ子らしいな」

ダル「部屋のすみっこで泣いてる男の娘・・・まぢ萌える!!!」グッ

紅莉栖「黙れHENTAI!!」

岡部「ん?じゃあもしかしてフェイリスもか?」

まゆり「あ~そうかも~。オカリンちょっと連絡とってくれる?まゆしぃはるかくんにメールしないといけないだから~」

岡部「あぁ分かった」

プルルル、プルルル、プツッ

岡部「フェイリスか?俺だ。鳳凰院凶真だ」

フェイリス『・・・キョーマ。実はフェイリスは』

岡部「やはり、お前も学園都市に行くのだな?」

フェイリス『えっ!?もしかしてキョーマもなのかニャ!!?』

岡部「あぁ、我らも学園都市へ行く。"機関"を打倒するにはこの俺の脳細胞と学園都市の技術が必要だからな。くっくっく・・・」

フェイリス『ま、まさかキョーマ・・・<世界樹の黙示録>を発動させる気かニャ!?いけないニャキョーマ!アレを使ったら──日本だけじゃなく、地球が吹っ飛ぶニャ!』

岡部「くくく、心配は無用だフェイリスよ。そのためにこの俺の左腕<因果律の鍵>があるのだぞ?」

フェイリス『それでも絶対に大丈夫とは言えないニャ。仕方ニャい・・・いざとなったらこのフェイリス、
      <戦猫乙女(ヴァルキュリニャン)>となり、キョーマを守ってみせるニャ』

岡部「くくっ、それは有難いな。では、学園都市でまた会おう」

フェイリス『ニャッ!了解ニャ!!』

岡部「エル・プサイ───」

岡部「コング・・・ってあいつ切りやがった!!」

まゆり「フェリスちゃんどうだった~?」

岡部「あぁ、あいつも学園都市に行くそうだ」

まゆり「そっかぁ~」

岡部「そっちはどうだった?」

まゆり「えっとね~、るかくん『ホッっとした』だって~」

岡部「そうか」

紅莉栖「期日は、一週間後よ。その間に準備は全部しちゃいましょう」

岡部「む?そういえば助手よ。貴様は学生ではないだろう。学園都市には行けないのではないか?」

紅莉栖「私は講師として行くのよ」

岡部「そうか、それなら・・・って講師だと!?」

まゆり「クリスちゃんすっご~い」パチパチパチ

ダル「そういえば牧瀬氏って17でアメリカの大学卒業してんだよな。帰国子女まじパネェっす」

紅莉栖「じゃあ私はホテルの荷物まとめないといけないから、帰るわね」

ガチャ、バタン

岡部「よし、それでは俺たちも行動を開始しよう」

ダル「オーキードーキー」

ヴーヴー

岡部「む、メールか?」

ピッ

From:閃光の指圧師

件名:お別れ

本文:学園都市に行く事になっちゃったぁ~;;
   私は行きたくないって言ったのに、私のお母さん(あ、でも本当のお母さんじゃないよ!)が
   無理矢理手続きしちゃったの!
   岡部くん達と会えなくなっちゃうよぉ~><ウエ~ン


岡部「お母さん・・・FBの事か」

ダル「お?オカリンなんかいった?」

岡部「い、いやなんでもない」

岡部「(俺たちも、学園都市へ行くつもりだ。っと・・・)」カチカチ

ヴーヴー

From:閃光の指圧師

件名:ホント!?

本文:よかった~^^
   岡部くんと橋田くんは同じ大学なんだっけ?
   もしかしたら、学園都市で同じ学校かも知れないね!
   あ、でもその時は私はセンパイかぁ☆
   私のこと、センパイって呼んでもいいんだゾっ?(・ω<)-☆


岡部「・・・」

一週間後

岡部「皆、荷物を全て持ったか?」

紅莉栖「えぇ、大丈夫よ」

るか「は、はい・・・」

萌郁「・・・」コクン

ダル「お、おkだお・・・」プルプルプル

紅莉栖「橋田、あんた持ちすぎよ」

フェイリス「ニャフフ~」

まゆり「あ!メタルう~ぱ!!」

岡部「早く取ってこい」

まゆり「うん待ってて~」タタタ

ダル「ま、まゆ氏・・・できれば早く・・・こ、このままだと僕、自分の嫁に圧死されるお・・・」ミシミシミシミシ

紅莉栖「HENTAIのあんたにはもってこいの最期ね」

まゆり「お待たせ~」タタタ

岡部「よし、早速集合場所へ行くぞ!」

ラボメン「「「「「「おー!!!」」」」」」

ザワザワ

岡部「だいぶ人がいるな・・・」

ダル「ま、コミマには負けっけどな」

岡部「助手よ。あとどれくらいだ?」

紅莉栖「えっ・・・と、集合時刻は12時だから、あと2分よ」

ダル「しっかし、こんな駅でも駐車場でもない場所に集めて、どうやってこの人数運ぶつもりなのかね?」

紅莉栖「そこまでは・・・」

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・

学生A「じ、地震!?」

学生B「でかいぞ!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

まゆり「オ、オカリン・・・!」

岡部「くっ、みんな固まれ!!」

紅莉栖「岡部!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

学生C「うわぁぁあああああ!!!」

学生D「や、やべぇぞ!!?」

ワー キャー

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

るか「岡部さぁん!!」

フェイリス「キョーマァ!!!」

萌郁「・・・!」

岡部「お、落ち着け!大丈夫だ!!そのうち止まる・・・うぉ!!!??」

ダル「オカリン!これやばいって!!逃げたほうがよくね!?」

岡部「逃げるって、この揺れじゃ、立ってるのもやっと・・・・!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・

紅莉栖「ちょ・・・揺れが更に激しく・・・!」


11:59:23:41


フェイリス「フニャァアアアア!!?」

るか「きゃぁあああ!!」


11:59:35:26


萌郁「・・・!」

ダル「ぉぉおおおおわぁあああ!!」


11:59:52:53


まゆり「オカリィン!!」

紅莉栖「岡部ぇ!!」


11:59:57:17


岡部「うわぁぁぁああああああああ!!!!!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・



12:00:00:00

~~~~~~~~~~~~~






12:01:43;24





岡部「うっ・・・・」

紅莉栖「岡部!!」

まゆり「オカリン!」

るか「岡部さん!目を覚ましたんですか!?」

フェイリス「大丈夫かニャ!?」

萌郁「・・・」ホッ

ダル「リア充乙」

岡部「・・・ココはどこだ?」


岡部たちがいたその場所は、さっきまで岡部がいた場所ではなかった。

秋葉原にはない建物。秋葉原にはない施設。秋葉原には清掃ロボットなどいない。


岡部「まさかココは・・・!」

紅莉栖「えぇ、ココは」



「学園都市よ」

岡部「どういう事だ・・・?俺たちはたしか、突然の地震に巻き込まれて・・・」

岡部「あれから時間は一分しかたってない・・・」

岡部「・・・まさか、リーディング・シュタイナーが発動した!?」

紅莉栖「それはないわね。リーディング・シュタイナーで前の世界線での記憶をはっきり覚えていられるのは岡部だけでしょ?
    でも、ココにいるみんな、『自分たちが地震にあって気がついたら学園都市にいた』って事を自覚してる」

岡部「そ、それでは・・・」



???『驚かせて、すまないね』



ラボメン「「「「「「「!?」」」」」」」

ダル「ど、どこから声が聞こえてるんだお!?」

紅莉栖「頭の中から・・・!!?」

???『そう、君たちの脳内に直接声を飛ばしている』

ダル「テ、テレパシーって奴か?マジであったの!?」

まゆり「なんか変な感じ~」

岡部「な、何者だ!!まさか"機関"か!?」

???『おっと、自己紹介が遅れた』

アレイスター『私はアレイスター。学園都市の統括理事長だ。よろしく』

紅莉栖「理事長!?」

るか「あわわ・・・」

アレイスター『手荒な真似をしてすまなかった。あの人数をまとめて運ぶにはアレが一番手っ取り早かったのだ』

フェイリス「じゃあまさか、本当に・・・」

萌郁「テレポー・・・テーション・・・?」

アレイスター『ご名答。そんな事で驚いていたら身が持たないぞ?学園都市にはこんな技術がゴロゴロ転がっている』

岡部「──!」

アレイスター『さて、君たちのポケットの中に学園都市の地図が入っている。それを頼りに本登録をしてくれ』

ザワザワ


紅莉栖「・・・あった」ガサ

まゆり「こっちにもあったよー」

るか「ぼ、僕も・・・」

萌郁「あっ・・・た」

フェイリス「あったニャン」

ダル「あったお」

岡部「俺にも・・・」




アレイスター『学園都市へようこそ。無知な子供たち』

それから俺たちは、自分たちの登録を済ますために、一旦別れた。



受付「はい。登録終了です。では、これが寮の鍵になります」

岡部「どうも・・・」

ダル「ほらオカリン。登録終わったんなら早く行くお。外で牧瀬氏待たせるだろ」

岡部「あぁ」

ガー

紅莉栖「遅い」

岡部「すまない。書くものが多くてな。他の奴らから連絡は?」

紅莉栖「まだよ」

岡部「そうか」

ダル「ならオカリンオカリン。ラボに向かいがてら学園都市周ってみたらいんじゃね?」

紅莉栖「そうね。ちょうど学園都市の地図も持ってる訳だし、地理的情報は手に入れた方がいいと思うわ」

岡部「そうだな。少し周ってみるか。えっとココは第5学区だから・・・」

ダル「僕、第6学区に行きたいお!アミューズメント施設がたくさんあるっつーし」

紅莉栖「近いから別にいいんじゃない?」

岡部「よし!この鳳凰院凶真について来い!!」バサッ

ダル「オカリンそっち逆」

岡部「え」

紅莉栖「ブフッ」

岡部「う、うるさい!今のはお前らを試したのだ!!」

紅莉栖「お顔が真っ赤ですよホーオー院さん?」

岡部「うるさいぞ!このメリケン処女め!!」

紅莉栖「な!?なによこのガリガリDT!」

ナンダナンダ

ドーシタドーシタ

ダル「(他人の振り他人の振り・・・)」コソコソ

第5学区 とある寮の一室


インデックス「とうま起きるんだよ!!もうお昼なんだよ!お腹すいたんだよ!」

当麻「ん・・・インデックスさん・・・昨日は宿題で徹夜だったし、今日は日曜日なのだから眠らせてくだせう・・・」

インデックス「徹夜だったのは、とうまがこもえのほしゅーで眠った自業自得だし、今日は第6学区のカナミンのイベントに連れて行く約束なんだよ!!」

当麻「不幸だ・・・」モゾモゾ

第6学区 大広場

ダル「むっは~!!超機動少女カナミンのイベントがやってるお!!限定アイテムも売ってる!すげぇ!学園都市に来てよかった!!」

岡部「おいダル」

ダル「コスプレキタコレ───!!!!」

岡部「おいダル」

ダル「FoooooooOOOOOO!!!!!!!!!!」

岡部「おいダル!目を覚ませ!!」ガッ

ダル「ぐはっ!!」

ダル「はっ僕は一体・・・・!?」

岡部「ったく、お前は本当にHENTAIさんだな」

紅莉栖「『秋葉原吸収記念カナミンイベント』ねぇ・・・」

岡部「どうした助手よ?さっきからコスプレイヤーばかり見おって。
   ・・・ふっやめておけ。貴様にはあんな胸元が開いた服、着るだけで拷問に等しい」

紅莉栖「み、見てないなんかないわよ!!てかDTにそんな事言われたくないわよ!」

ダル「あーもー、夫婦喧嘩はそれくらいにするお」

岡部・紅莉栖「「誰が夫婦喧嘩だっ!!」」

良かった…続いてて…

ダル「はいはいリア充乙。ってことでこっからは自由行動でおk?」

岡部「あぁ、ただしこの学区からはでるなよ? 探すのは面倒だからな」

ダル「てかこの会場から出ないと思われ」

岡部「おk把握。よし助手、行くぞ」

紅莉栖「えぇ」

ドンッ

少女「キャッ」

紅莉栖「あっごめんなさい。大丈夫ですか?」

少女「うん。大丈夫なんだよ。こっちこそごめんなさい」

紅莉栖「(シスター・・・?コスプレかしら。それにしても綺麗な銀髪・・・)」

少女「?」

紅莉栖「あ、いやなんでもないわ」

少年「おーい禁書目録! 人が多いんだから走ったら危ないだろ!」タタタ

禁書目録「あ、とうま!」

当麻「すいません。コイツなにか迷惑しませんでしたか?」

紅莉栖「いえ、コッチがぶつかってしまって・・・」

岡部<おいなにをしてるクリスティーナ!

紅莉栖「ちょっと待って!・・・ごめんなさい。じゃあ私はこれで」

当麻「あ、はい」

紅莉栖「本当にすいませんでした」

タタタ・・・


当麻「・・・綺麗な人だったな~」

禁書「とうま?」

当麻「い、いやなんでもない。ほら行くぞ。売り切れちまう」

禁書「うん!」

岡部「遅いぞクリスティーナ。なにをしていた」

紅莉栖「うるさいわね。ちょっと人とぶつかっちゃって誤ってたのよ。それとクリスティーナはやめて!特に屋外では!」

岡部「ふっコスプレなんぞに目を奪われているからそうなるのだ」

紅莉栖「なんだと・・・?(^ω^♯)ビキビキ」

紅莉栖「岡部・・・あんたとは決着をつけないといけないわね・・・」

岡部「ふっ・・・望むところだクリスティーナよ!この俺、鳳凰院凶真の<大天使鎮魂歌(ガブリエラレクイエム)>の前では、貴様のヒョロっちい体など、もやしも同然!!」

紅莉栖「・・・・・・!!!じゃあだしてみなさいよ!そのガブリなんたらを!!」

岡部「フゥーハハハハハハハハ!!!とことんマッドな奴だな我が助手よ!
   こんなたくさん人がいる所で<大天使鎮魂歌>を発動すれば、巻き込まれた者どもも死ぬ事になるのだぞ!!」

紅莉栖「いいから出しなさいよ!たくさん人がいるなんて知った事じゃ・・・・はっ!?」

ナンダナンダ

ナンカノショー?

チュウニビョウジャネ?

紅莉栖「・・・・・・!!!!!!/////////」ガシッ

岡部「あ?」

紅莉栖「・・・・・・!!!!!」ダッ

岡部「ちょっ!!!??胸倉を掴んだまま走るな・・・!!!ころ、ころ、転んじゃうから!!!!」

アアアアアアアアアアア・・・・・・

ツインテールの少女「・・・なんですの?いまのは?」

頭に花が咲いてる少女「ホーオーインキョーマってどこかで聞いたような・・・」ピーピーピー

ツインテ「仕事が入りましたわ。ほら初春行きますわよ」ガシッ

初春「え、ちょ、ちょっと待ってください。まだクレープ一口も・・・・ねぇ白井さん!?」

黒子「仕事が優先ですわ。移動しますわよ」

初春「ふぇぇえええええん・・・・」シュン






紅莉栖「はぁ・・・はぁ・・・」

岡部「はぁ・・・はぁ・・・」

紅莉栖「・・・あんたって奴は!少しは恥ってものを知りなさいよ!!」

岡部「貴様こそ、大声で叫んでいたではないか!!」

紅莉栖「なによ!もとはと言えばあんたが・・・!」

ジャージ女「あー、そこの二人」

岡部・紅莉栖「なんだ!!」「なによ!!」

ジャージ女「警備員に通報があったじゃん。白衣のヒョロっとした男と連れの女が大声で変な事を叫んでるって」

紅莉栖「だ、だってコイツが・・・!!」

岡部「貴様!この俺に責任を押しつける気か!?」

ジャージ女「はいはいうるさいじゃん。連行されたいじゃんか?」

岡部「うっ・・・」

紅莉栖「す、すいません」

ジャージ女「じゃあ今回は注意だけだから。でも次からは本当に連行するじゃんからな」

岡部「すいませんでした・・・」

ジャージ女「じゃ、気をつけるじゃんよ~」スタスタ

>>19
ご心配お掛けしてすいませんでした

岡部「しかし、ここはどこだ?」

紅莉栖「どうやら第7学区みたいね」

岡部「第6学区からはあまり離れていないな」

まゆり「あ、オカリンとクリスちゃ~ん」タタタ

るか「岡・・・凶真さん!」タタタ

岡部「まゆり、それにルカ子ではないか」

紅莉栖「無事登録終わったみたいね」

まゆり「うん!」

紅莉栖「あら?その紙袋は?」

まゆり「あ、コレ~?えへへ~」ガサガサ

まゆり「じゃ~ん!新しい制服なので~す!」

岡部「ほう、なかなか素朴で良いデザインではないか」

るか「・・・」

岡部「む?どうしたルカ子よ」

まゆり「るかくんね~。女の子用の制服渡されちゃったんだよ~」

るか「ちょ、ちょっとまゆりちゃん・・・!」

岡部「なるほどな」

るか「僕は男ですって何度も受付の人に言ったんですけど・・・信じてもらえなくて・・・」

まゆり「るかくん。可愛いは正義なんだよ~?」

るか「・・・グスッ」

岡部「ま、まぁ!いいではないか!お前ならきっとそれを着こなす事ができるさ!」

るか「え・・・そ、そうですか? で、でも岡部さんが言うなら・・・///」

岡部「!?」ドキッ

紅莉栖「だが男だ」

岡部「で、学校はいつからなんだ?」

まゆり「えっとね~。学校自体は来週からなんだけど明日から『かりきゅらむ』ってのを受けないといけないのです」

岡部「なに?貴様らもか?」

紅莉栖「岡部、その『カリキュラム』って?」

岡部「あぁ、なんでも学生は必ず受けないといけないらしいのだ。内容は知らんがな」

紅莉栖「へぇ~・・・気になるわね」

まゆり「あ、そうだ!さっきフェリスちゃんから連絡が来たんだよ!」

岡部「そうか。では後は閃光の指圧師だけか・・・」ヴーヴー

From:閃光の指圧師

件名:終わった~!

本文:登録しゅうりょーしましたー!
   書くのたくさんあって大変だった~^^;
   これからラボに向かいま~す!

紅莉栖「桐生さんから?」

岡部「あぁ、よしダルと合流しラボへ向かうぞ!」

まだ投下途中ですが、親の目が痛いので今日は終了します

秋葉原


岡部「帰ってきたぞ!我がMyホォォォオオオム!っておいコラ!ラボの長であるこの俺を置いてラボに入るな!おぉい!?」


岡部「・・・」グスッ

天王寺「お、なんだ岡部。戻ってきやがったのか。俺ぁてっきりテメェら学園都市に行ってそのまま帰ってこねぇのかと思ったぜ」

岡部「・・・ふっ、ミスターブラウンよ。そんなはずはなかろう。ラボは俺の第二の故郷なのですからな」

天王寺「そうかそうか。じゃあ岡部」スッ

岡部「む?なんですかその手は」

天王寺「今月分の家賃まだだったよな?」

岡部「・・・」

天王寺「・・・」

岡部「あのミスt「てんちょー!」

天王寺「あぁ!?なんだバイトォ!今取り込み中だぁ!」

岡部「む?バイト・・・? いつの間にバイトが入ったのだ?」

店から顔を出した少女「てんちょー。このブラウン管どこに運べばいいんですかー?」

天王寺「テメェ!俺の愛しのブラウン管に勝手に触ってんじゃねえ!!クビにするぞ!!」

ジャージの活発そうな少女「あわわ。ごめんなさ~い」



岡部「鈴羽!!???」

鈴羽「ふ、ふぇ!?」

天王寺「おぅ?テメェあのバイトと知り合いか?」

岡部「え、えぇそうなんですミスターブラウン!!では我々は少し話があるので!!おいちょっと来い!」グッ

鈴羽「へ?ええええぇぇぇぇ!?.......」ダダダダダダダダダ

まゆり「あれー?オカリンどこいくのー?」

天王寺「・・・本当に賃金上げてやろうかあの野郎」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

岡部「おい鈴羽!なぜお前がここにいる!!」

鈴羽「な、なんでって・・・!?ってなんであたしの名前知ってんの!?」

岡部「名前どころか、俺はお前がタイムトラベラーだという事も知っている!!」

鈴羽「そんな事までなんで知ってんの!!?まさか君・・・」

岡部「岡部倫太郎だ!!分かるか!?」

鈴羽「え、えぇ!?君がこの時代のオカリンおじさん!?そういえばそっくり・・・」

岡部「それで鈴羽。貴様はどうしてこの時代に来た!?まさかディストピアか!?それとも第三次世界大戦か!?」

鈴羽「え? ディストピア? 違う違う。第三次世界大戦でもないよ」

岡部「ではなんだ!?」

鈴羽「────オカリンおじさん。魔術って信じる?」

岡部「───は?」

鈴羽「だから、魔術」

岡部「まじゅつ、というとアレか? 魔女とか魔法使いが使うアレの事か?」

鈴羽「ん~そんなとこ」

岡部「で、それがどうかしたのか?」

鈴羽「うん。あたしのいた時代──つまり2036年は科学勢と魔術勢が完全に敵対してるいわゆる冷戦状態なんだよ」

岡部「え?」

鈴羽「そしてあたしの使命は、その冷戦が始まる前、つまりこの時代に飛んで、未来を変える事」

岡部「ま、待て待て! どういう事だ! お前の時代には魔術が存在するのか!?」

鈴羽「存在するもなにも、魔術はずっとあるよ。もちろんこの時代にもね」

岡部「・・・・!! な、ならば見せてみろ! その魔術とやらを!」

鈴羽「それは無理。あたしは科学側だから、魔術は使えないんだ」

岡部「ではお前の厨二病の妄想なのではないか?」

鈴羽「でも、魔術があるって証明できるものがあるんだ」

岡部「ほら、やはりお前の妄そ───え?」

鈴羽「オカリンおじさん。確認するけど、オカリンおじさんって超能力は使える?」

岡部「リーディング・シュタイナーの事か?」

鈴羽「それ以外は?」

岡部「ふっ俺のこの体には他にも約数百の能力が──」

鈴羽「もーそんなのはいいから。使えないんだね?」

岡部「・・・はい」

鈴羽「オカリンおじさん。はいコレ」

岡部「これは・・・カード?」

鈴羽「うん。ルーンカードって言うんだ。それ破いてみて」

岡部「い、いいのか? っふん!!」ビリッ

岡部「・・・ただの紙のようだが。これと魔術とでなんの関係があるんだ?」

鈴羽「うん。じゃあもう一枚同じカードを渡すね」

岡部「もう一度破けばいいのか?」

鈴羽「ううん違うよ。そのカードに書かれてる模様あるでしょ?」

岡部「・・・魔方陣みたいな模様だな。いや、これは──ルーン文字だな」

鈴羽「すごいおじさん!!どうして分かるの!?」

岡部「この間ちょっと興味を持って本屋でルーン文字に関する本を読んだのだ」

鈴羽「じゃ話は早いね。おじさん、そのカードに向かって『火よつけ』って念じてみて」

岡部「ま、まさか」

鈴羽「うんそのまさか。やってみて」

おもしろい

支援

岡部「ん・・・んんんんんんん」ググググググ

鈴羽「頑張っておじさん!」

岡部「うぐぐぐぐぐぐ!」

鈴羽「ルーンカードが反応してきた! もう少しだよ!」

岡部「うぉぉぉおおお! 火よ!つくのだぁぁぁぁあぁぁあああ!!!!!」


ボッ!!!!


岡部「ひぃ!?」

鈴羽「やった!」


メラメラメラ・・・


岡部「火がついたのに、カードが燃えていない・・・だと・・・?」

鈴羽「そう、これが魔術だよ。おじさん」

鈴羽「これ以外にも近代西洋魔法、錬金術、陰陽道とか魔術には色々な種類があるんだ」

岡部「ま、、まさか・・・」

鈴羽「これで信じてもらえた? オカリンおじさん」

岡部「──あぁ、詳しい話を聞かせてくれ。だがその前に」

鈴羽「なに?」

岡部「この火どうやって消すんだ?」

>>37
支援ありがとうございます

こういうのは一旦完結させてから再び書き直すべきだったと思う
そうやって書き直した作者もいるし


~~~~~~~~~



岡部「なるほど、そんなにひどい有様なのか未来は・・・」

鈴羽「うん。科学サイドはまだ幼い子供に銃を持たせたり、レベルが低い子を前線に送り込んだり。
   魔術サイドもさっきのルーンカードみたいに、威力を下がるけど魔術の知識ほぼ0のおじさんでも
   扱えるくらい簡単なものも出てきて、それを使った人が魔術に巻き込まれて死亡するケースが多いんだ」

岡部「互いに自分の首を絞めている状態って事か・・・」

鈴羽「だからあたしはこの時代に来たの。未来を変えるために」

岡部「・・・お前をこの時代に送り込んだのは誰だ? お前の父親か?」

鈴羽「ううん。お父さんは少し前に死んじゃって、紅莉栖おばさんが父さんの遺したタイムマシンを使ってこの時代に私を送り込んだんだ」

岡部「紅莉栖が? 俺はどうなってるんだ?」

鈴羽「オカリンおじさんは私達とは別行動をとってて、あまり連絡が取れないんだ」

岡部「・・・そうか」

岡部「それで? お前はこれからどうするんだ?」

鈴羽「んーとりあえずは情報収集かな。まだこの時代に来て少ししかたってないし」

岡部「そうか。了解した」

鈴羽「じゃあ店に戻るね。店長に叱られちゃうから」

岡部「あぁ。そうだ、鈴羽よ!!」

鈴羽「なに? オカリンおじさん?」

岡部「皆の前で『オカリンおじさん』はやめろ」

鈴羽「あっそうだね。分かったよ岡部倫太郎!!」

岡部「鳳凰院凶真の方で・・・いや、よろしい。では戻ろう」

>>40
修正前が自分が当初の設定忘れたりと色々酷い事になって、
そのまま突っ走ると最終的にとんでもない事になりそうなのでこのようにしました

やっぱり書き溜めって大切ですね

ラボ


岡部「という訳で、今日からラボメンナンバー008となった、阿万音鈴羽だ」

鈴羽「よろしくねー」

紅莉栖「ったく、なかなか戻ってこないと思ったら・・・ナンパしてたのね」

ダル「オカリン見損なったお」

岡部「ち、違うわ!! コイツの方からラボメンになりたいと言ってきたのだ!!!」

鈴羽「そうだよ。君たちがとても楽しそうに見えたからね」

紅莉栖「あらそういう事だったのね。そういう事なら歓迎するわ阿万音さん。私は牧瀬紅莉栖よ。よろしくね」

まゆり「よろしく~。まゆしぃは椎名まゆりって言うんだよ~。まゆしぃ☆って呼んでねー」

ダル「僕は橋田至っていうんだお。こう見えて紳士だから、気軽に話しかけてね!キリッ」

紅莉栖「HENTAI紳士だろ」

るか「漆原るかと言います。よろしくお願いします」

フェイリス「フェイリスはフェイリスっていうニャン! きっとこの出会いは偶然ではなく必然なのニャン!なぜならスズニャンとフェイリスは前世では──」

萌郁「桐生・・・萌郁・・・」

岡部「そして!この俺が!この未来ガジェット研究所の創設者にして!ラボメンナンバー001の!鳳凰院キョーッ・・・」

紅莉栖「岡部倫太郎よ」

岡部「貴様クリスティーナ!助手の分際でリーダーの自己紹介を妨げるなど許されると思っているのか!!」

紅莉栖「助手でもないし、ティーナでもないわ!!」

ダル「また始まったお・・・。あ、阿万音氏。これは日常風景の夫婦喧嘩であって別に気にしなくていいお」

岡部・紅莉栖「「誰が夫婦かっ!!」」

鈴羽「あははははっ!」

岡部「よぉしそれでは!これから新たなラボメン、阿万音鈴羽の歓迎会を行う!! 各自準備にかかれー!!!」

ラボメン「「「「「「「おーっ!!!!!」」」」」」」


Chapter1『脳内世界のパーソナルリアリティ』

~とある研究所~

岡部「俺たち以外は誰もいない・・・か」

岡部「ダル。たしか、ここだったよな」

ダル「うんそうだお。でも学園都市に来て早々『カリキュラム』を受けなきゃいけないって拷問っしょ」

岡部「全く同感だ。しかし──」

岡部「なぜお前もいるのだクリスティーナ」

紅莉栖「ティーナっていうな!・・・気になったのよ。学園都市にいる学生全員が受けなきゃいけない『カリキュラム』の内容が」

岡部「では、まゆりの方へ行けばいいではないか」

紅莉栖「べっ別にあんたと一緒にいたかった訳じゃないからな!」

ダル「牧瀬氏テンプレすぎっしょ」

紅莉栖「うっうるさい!!」

岡部「おい、誰か来たぞ」


研究者風の男「お待たせいたしました、岡部倫太郎さんと橋田至さん。おや?そちらの方は・・・?」

紅莉栖「牧瀬紅莉栖です。今日は『カリキュラム』を見学したいと思って来たのですが、よろしいでしょうか?」

研究者風の男「あぁ!貴女があの牧瀬紅莉栖さんですか!見学とは言わず、牧瀬さんもぜひ『カリキュラム』に参加して下さい」

紅莉栖「ありがとうございます」

研究者「では皆さん。私について来て下さい」

~研究室~

岡部「・・・」

ダル「・・・」

研究者「牧瀬さんには学者としての意見を聞きたいのでこちらへ」

紅莉栖「あっはい」

タタタ



岡部「・・・」

ダル「オカリンオカリン。なぜか研究室に連れてこられた件について」ヒソヒソ

岡部「う、うむ。授業というより実験・・・」

ダル「も、もしかして僕ら、なんかの実験台にされちゃう訳!?」ヒソヒソ

岡部「落ち着けダル!! くっ・・・俺だ。どうやら敵の罠にまんまと引っかかってしまったらしい。助手が囚われてしまった。
   あぁ・・・すまない、敵地内という事を忘れていた俺の責任だ。無事脱出できたらまた連絡する。エル・プサイ・コング───」

助手風の青年「『カリキュラム』に影響する恐れがあるので、携帯は預かっておきます」ヒョイ

岡部「あ」

ダル「オカリン・・・もう覚悟決めた方がいいっしょ」

岡部「くっ・・・」


紅莉栖<これはどういう事ですか!!ふざけてるなら・・・!


ダル「な、なんか揉めてるみたいだお・・・」

助手風「そりゃあ『カリキュラム』の内容聞かされれば、普通の学者はあぁいう反応しますよ。マッドサイエンティストじゃないかぎりね」

オカダル「「!!???」」

ダル「オ、オカリン・・・」ブルブル

岡部「き、気を強く持てダルよ! お前はこのマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真の右腕なのだろう!!?」ブルブル


紅莉栖<これ、絶対人体に影響ありますよね?


岡部「あ、あのすいません・・・帰ってもいいですか?」

助手風「駄目です」

オカダル「「・・・」」




~数分後~


ガチャッ

オカダル「「!!!???」」ビクッ

研究者「お待たせ致しました。では早速『カリキュラム』に移りたいと思います」

岡部「あ、あの・・・クリスティ・・・紅莉栖は?」

研究者「先に『カリキュラム』を受けて頂きました」

岡部「誰かー!!助けてー!!誰かー!!!」ドンドンドン

ダル「死にたくなーい!!嫁を置いて死にたくなーい!!」ドンドンドン

研究者「押さえろ」

助手風「はい」ガシッ

岡部「た、たすけっ・・・!」

研究者「大丈夫ですよー。ちょっとチクッとしたり、ビリッっとくるだけですから」






オカダル「「いやァぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!!!!」」

ァァァァァァァァァァァァァ.......












カー・・・カー・・・




岡部「俺たち・・・生きてる」

紅莉栖「えぇ・・・」

ダル「生きてるって素晴らしい・・・」

ラボ

まゆり「トゥットゥルー♪」

るか「こんにちは」

岡部「おー・・・お前ら。無事だったか・・・」

まゆり「うん!ってアレー?みんなお疲れなの~?」

ダル「そりゃあんな事されりゃこうなる罠・・・」

紅莉栖「理論上は大丈夫って分かってても、精神的にきついわ・・・」

まゆり「そうなんだ~。じゃあジューシーからあげナンバー1チンしてくるから待ってて~」

トテテテテ

るか「そ、そうだ皆さん『カリキュラム』はどうでした?」

岡部「その名を口にするなぁぁぁあああ!!!!!」ガクガクガクガクガク

るか「ひぃ!?」ビクッ

ダル「ルカ氏・・・オカリンの心はもうボロボロなんだお・・・休ませてあげて」

るか「は、はい」

岡部「針が・・・電極が・・・やめろぉ!それを俺に近づけるなぁ!!」

ダル「幻覚見てるお・・・」

紅莉栖「もういい岡部・・・もう休め・・・」

チーン

まゆり「からあげのでっきあっがり~♪めっしあっがれ~」

岡部「いただこう・・・」

岡部「あぁうまい。凍りついた心が溶けるようだ」モグモグ

紅莉栖「同感ね・・・」モグモグ

ダル「今だけ三次元に生きててよかったって思うお」モグモグ

まゆり「るかくんるかくん。『かりきゅらむ』楽しかったね~」モグモグ

オカクリダル「「「ブーーーーーーー!!!!!!???」」」」

岡部「ゲホッゲホッ・・・まゆりお前いまなんと言った!?」

まゆり「えー?『かりきゅらむ』楽しかったね~?」

岡部「それだ!! アレのどこが楽しいというのだ!・・・あぁ俺だ。まゆりが学園都市に洗脳されてしまった。拷問が楽しいだの抜かすのだ・・・
   くっこれも『運命石の扉』の選択だとでもいうのか・・・?」

紅莉栖「そうよまゆり! 電極で頭に電気を流されたのよ!?・・・まさか本当に洗脳?」

まゆり「でもでも~あのしびびびび~って奴すっごく気持ちよかったよ~? すっかり肩こりがとれちゃったのです♪」

るか「あ、あの・・・僕も低周波マッサージを受けてるみたいで気持ちよかったです」

ダル「そういえば体が軽いお。デブだけど」

紅莉栖「言われてみれば頭がすっきりするような・・・?」

ダル「よくよく考えれば、あん時は精神的にまいっててよく覚えてないんだよなー」

岡部「だ、騙されるな! これは陰謀だ!!お前等は学園都市に騙されているのだ!!」

まゆり「もしかしてオカリン怖かったの?」

岡部「」

るか「そ、そうだったんですか・・・?」

岡部「・・・・・・・・ふ、ふふふ。そんな訳あるまい。この俺は狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真だぞ?あの程度どうって事ないわ」

まゆり「でも拷問って」

岡部「ええいうるさい!!さぁ、からあげを食うぞ!!」ガツガツガツ

まゆり「あ~まゆしぃの分~」

岡部「うるさい! この俺をおちょくった罰だ!!」ガツガツガツガツ

~研究所~

研究者「おや?今日は暴れないのかな?」チクッ

岡部「っ・・・えぇ、はい(まゆりの前でああ言った手前な・・・覚悟を決めねばなるまい)」

研究者「まぁその方がこっちも助かるしね。はい、それじゃあ君も電極だね」

岡部「・・・」チラッ

紅莉栖「あぁ~~~~昨日は気がつかなかったけどコレ本当に気持ちいい~~~」シビビビビビ

ダル「メイクイーンにいるみたいだお~~~~~~」シビビビビビビビビ

岡部「はぁ・・・」

研究者「はいいきま~す」

岡部「あ、ちょ、まだ心の準備があ゛ぁ゛~~~~~~~~~」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~三日後~


研究者「はい。これで『カリキュラム』を終了します。一週間お疲れ様でした」

紅莉栖「すご・・・頭の中がすっきりして、いままでとは全く違う考えができる」

岡部「これが『カリキュラム』の効果なのか?」

研究者「いえ、それは『カリキュラム』の効果の一部分でしかありません。『カリキュラム』の真の目的は──」









研究者「人工的に超能力を発現する事です」



「─────は?」



岡部「超能力とは・・・一体どういう事です」

研究者「今説明致します。おい」

助手風「はい教授」

研究者「彼らに能力を見せてあげなさい。そうだな・・・あの機械を持ち上げてくれるかな?」

助手「分かりました」

ダル「で、でもあの機械、何tもありそうだお・・・?」

研究者「まぁ見てて下さい」

助手「ふっ・・・!」

グ、ググググ

岡部「!? 機械が動き始め・・・!」

フワッ

紅莉栖「浮いた・・・・!?」

研究者「どうです?これが超能力です」

岡部「ば、馬鹿な!トリックだ! ピアノ線かなにかで吊って──」

研究者「ピアノ線でこんな事はできますか? おい、動かせ」

助手「はい」スゥッ

スゥー

ダル「横に動いたお!?」

スゥー

岡部「更に上に上がった!?」

研究者「そうだ、クルクル回してみようか」

助手「はい」グイッ

グルン!!

オカクリダル「「「─────!!!」」」

研究者「信じてもらえましたか?」


紅莉栖「ま、まさか私たちにもあんな力が・・・?」

研究者「さすが牧瀬さん。物分りが早い」

研究者「能力は様々な種類があります。さっきあの青年がやったような念動力。その他にも発火能力、念話能力などがあります。
    ではこれから、貴方たちになんの能力が身についたか調べますのでこちらへ」





岡部「(俺に・・・超能力? まさか・・・そんなファンタジーみたいな・・・)」

岡部「はは・・・」ニヤニヤ

ダル「オカリン嬉しそうだな。僕はやっぱりまだ不安だお。いきなり超能力が身についたって言われても・・・」

紅莉栖「そりゃあ嬉しいでしょう。なんたって自分の妄想が現実になったような物だもの」

岡部「ぃよぉっし!!行くぞダル!クリスティーナ!!」バサァ

紅莉栖「はいはい」

~ラボへの帰り道~



紅莉栖「学園都市は能力開発をするって聞いてたけど、まさか"超能力"だとはね・・・。私はてっきりその人の能力を延ばすものだと思っていたけど」

ダル「僕もそう思ってたお」

紅莉栖「ていうかあんたら地元なんだから、もうちょっと学園都市について知っててもいいんじゃないの?」

ダル「オカリンも言ってたけど、いちいち入るのに手続きが必要で面倒なんだお。
   一般開放される『大覇星祭』って運動会はオカリンが『ムァッドサイエンティストたるもの、運動会など爽やかな行事など見に行く訳がなかろぉう!!!』
   って言ったから行かなかったんよ。僕も別のイベントがあったし。テレビでもやってたみたいだけどその日はラボのテレビぶっこだったしね」

紅莉栖「アレか・・・あのとき私研究で忙しかったしなぁ」




~実際~

528 :栗ご飯とカメハメ波 [sage]:2009/09/19

CG乙wwwwwwwww

手からビームとかwwwwwwありえねぇwwwwwww






紅莉栖「そういや岡部は?」

ダル「まだ後ろでブツブツ言ってるお」

岡部「助手はともかく、ダルにもあるのに・・・なぜ俺はレベル0なのだ・・・なぜ・・・」

紅莉栖「岡部元気だせよ。超能力なんかなくたって生きていけるだろ?」ニヤニヤ

岡部「うるさい・・・」

ズキンッ

岡部「っ!?」

紅莉栖「岡部?どうしたの」

岡部「いや・・・少し眩暈が」

ズキンッ

岡部「っ!?・・・まただ・・・!!」

紅莉栖「岡部? あんたもしかして具合悪いの? ちょっと待ってて。今なにか飲み物を───」タッ

岡部「っ───! 行くな紅莉栖!!」

紅莉栖「ふぇ!?あんた今名前で・・・!?」ピタッ


ガシャーン!!!!!!


オカクリダル「「「!?」」」

<スイマセーン!ダイジョウブデスカー!?

ダル「上から花瓶が落ちてきたお・・・・」

紅莉栖「岡部が止めてくれなかったら・・・私に当たってた・・・岡部ありがと」

岡部「あ、あぁ・・・」

岡部「(今・・・何故俺は紅莉栖を引き止めたんだ・・・?)」

岡部「(まるで・・・紅莉栖に花瓶が落ちてくるのを知っていたような・・・)」

岡部「(それにあの眩暈・・・どこかで似たようなものを・・・)」


ドクン──


ダル「オカリン、どうしたん?」

岡部「い、いや、なんでもない。なんでも・・・・・・」

ダル「?」


岡部「(そういえば・・・たとえレベル0でも、微弱なだけで能力は持っていると研究者が言っていたな・・・)」



もしかして今のが、俺の能力なのか?



だとしたら・・・俺の能力は未来予知?



岡部「・・・・・・まさかな、ただの偶然だろう」







Chapter2『多世界観測のイーヴィルアイ』

~日曜日~

岡部「よぉし!皆集まったな」

紅莉栖「ラボにみんな集めてどうするつもり?」

岡部「くっくっく。決まっているだろう。本日は──」


岡部「第一回!!未来ガジェット研究所ラボメン超能力発表会である!!!」

まゆり「おぉ~♪」パチパチ

紅莉栖「・・・・てっきり『ええい! 俺にはないものなんて知りたくない!』って拗ねてるのかと思ってたわ」

岡部「うるさい!気になるものは気になるのだ!!」

まゆり「まゆしぃも、みんながどんな能力を持ったのか気になるなー」

岡部「ほらまゆりもそう言ってるではないか! さぁ我先にというものはいないのか!?」

フェイリス「じゃあフェイリスがやるニャン!」

岡部「おぉ!さすがフェイリス。早速やってくれ」

フェイリス「フェイリスの能力・・・・それは!!!」

ラボメン「ゴクリ・・・」



フェイリス「<チェシャーブレイク+>なのニャ!!!!!」


ラボメン「「「「「「「・・・・・・・・」」」」」」」

ダル「チェシャー・・・・」

紅莉栖「ブレイクってたしか・・・・」

フェイリス「そうニャ。誰も自分の魂に嘘をつく事はできない・・・・人の瞳の中にある魂を覗き、嘘を吸い取る。フェイリス最強の能力なのニャ」

フェイリス「しかし、今回真の能力として覚醒した事で嘘を暴くだけでなく・・・・・」



フェイリス「人の心。つまり魂の声を聞けるようになったのニャーーー!!!!」



ラボメン「「「「「「な、なんだってー!!?」」」」」」

フェイリス「ニャフフ・・・・マユシィ。いま新発売のジューシーからあげナンバー1ガーリック味の事考えてたニャ?」

まゆり「えぇえ~なんで分かったの~!?」

フェイリス「マユシィの魂の声を聞いたのニャ」

ダル「なんで今そんな事考えてるん・・・?」

フェイリス「ダルニャン」

ダル「ぅおっ!?」ビクッ

フェイリス「フェイリスはこの能力をそんなえっちぃ事には使わないのニャ。まったく、ダルニャンは筋金入りの紳士なのニャー///」

ダル「・・・・・! す、すいませんでした・・・・・」

紅莉栖「すごい・・・本当に心が読めるんだ・・・」

フェイリス「でもレベル3だから、あまり細かくは無理なのニャー。それにフェイリスはこの能力をあまり多用はしたくないのニャ。ズルしてるみたいでなんか嫌なのニャ」

岡部「くくく、フェイリスらしいな。では次は誰だ?」

萌郁「次は・・・・・私・・・・・・・」

岡部「む? 閃光の指圧師よ。お前が自分から名乗り出るとは珍しいな」

萌郁「私を・・・・よく、見てみて・・・・・・」

紅莉栖「き、桐生さん。なに行って・・・・・!!!///」

萌郁「違う・・・・そういう事・・・・・じゃない・・・・・・。私の、手」

まゆり「あーそういえば今日、萌郁さん携帯持ってないねー」

萌郁「そう・・・・それ・・・・・」

岡部「それがどうしたのだ? 自分の口で話す事にしたのか?」

萌郁「ちょっと・・・・違う」

ダル「どういう事だお?」

萌郁「正解は・・・・・んっ」



萌郁『こういう事でしたー!!!』



岡部「この感覚・・・テレパスィーか!」

萌郁『岡部くんせいかーい!!パチパチパチー!』

紅莉栖「なるほどね・・・ある意味、桐生さんに相応しい能力ね」

萌郁「・・・///」コクン

るか「えと・・・じゃあ次は、僕が・・・・・」

岡部「大体想像がつくな」

るか「え?」

岡部「なんでもない続けてくれ」

るか「は、はい」

るか「じゃあ、始めます。」



るか「・・・・はい、終わりました」

ダル「え? なにしたん?」

紅莉栖「なにも起きてないみたいだけど・・・・」

岡部「・・・・・よく見てみろ。ルカ子の首を」

ラボメン「ん~?」ジー

るか「あんまり・・・・じっと見られると・・・・///」

まゆり「あー!るかくんの喉仏がないー!」

るか「まゆりちゃん、正解・・・///」

岡部「さすがまゆり。俺の人質をしている事だけはある」

まゆり「えへへ~♪」

岡部「それに比べてクリスティーナよ。俺の助手ならばもっと頑張れ」

紅莉栖「うるさいわね!・・・で、具体的になにをしたの?」

るか「えと・・・・・『肉体変化』です」

岡部「くくくやはりな・・・ルカ子よ。お前の体はいま男ではないな?」

るか「は、はい・・・・女の子の体です・・・・///」

紅莉栖「どういう事?」

るか「僕・・・・昔から自分の顔があまり好きじゃなかったんです。だから、女の子になれば少しは自分に自身が持てるかなと思ってたんです」

岡部「ルカ子の夢が叶った訳だな」

るか「遺伝子レベルの変化は無理だから、赤ちゃんとかは産めませんけどね。でも・・・・嬉しいです」

まゆり「よかったねーるかくん。じゃあ今度からはコスプレもやってくれるんだねー?」

るか「えっ・・・・!? それとこれとは話が・・・・」


鈴羽「じゃあ今度はあたしね」

岡部「む?バイト戦士よ。貴様も能力を持ってたのか?」

鈴羽「一応君たちの先輩なんだよあたし」

岡部「(そうか、未来から来たから・・・・)よかろうバイト戦士よ。貴様の能力を示すがよい!!」

鈴羽「漆原るかの次だから、インパクト的に負けるけどね。牧瀬紅莉栖、そこのナイフ取って」

紅莉栖「え、えぇ。でもそれでどうする気?」

鈴羽「こうする・・・・の!!!」シュッ

ダル「うわぁ!!」

フェイリス「手首を切ったのニャ!?」

紅莉栖「馬鹿なにしてんの!!早く手当てを・・・!」

鈴羽「まぁ見てなって」

紅莉栖「見てなって血がたくさん・・・って、え?」

シュゥゥウウ・・・・

岡部「傷が消えていく・・・・?」

鈴羽「そ。あたしの能力はレベル3の『肉体再生』。この能力のおかげでいくつもの修羅場を潜り抜けてきたよ」

ダル「阿万音氏・・・・どんな壮絶な過去を持ってるんだお・・・・」ゴクリ

鈴羽「女の子にはたくさんの秘密があるんだよお父さ・・・橋田至」


岡部「さて、あとはダルとクリスティーナとまゆりだが・・・どっちが先にする?」

まゆり「まゆしぃは最後でいいよ~」

ダル「僕の能力は説明にちょっと時間がかかるから牧瀬氏が先でいいお」

紅莉栖「分かったわ」

紅莉栖「私の能力は、『電撃使い』なんだけど・・・普通のとはちょっと違うわ」

岡部「ほう、普通とはちょっと違う、とは?」

紅莉栖「私の『電撃使い』というより、『電子使い』といった方が正しいかもね」

紅莉栖「電撃を操る事は普通の『電撃使い』のレベル3以下だけど、そのかわり電子や電波を操る精密度はレベル5に匹敵するらしいわ」

ダル「レベル5に匹敵するってのはすごいけどさ・・・ラボの機械に影響はない訳?」

紅莉栖「そこは心配いらないわ。普通の『電撃使い』なら能力使用時に一部のセキュリティとかが誤作動起こす危険性もあったけど、
    私の『電子使い』は超微弱でしかもONOFFがきくから機械にはなんの影響もない」

ダル「それを聞いて安心したお。これで僕の秘蔵フォルダは守られた・・・」

紅莉栖「でも、意識して使用すると・・・」

ウォンッ

ダル「僕のPCが勝手に作動した!?」

ブツッ

ダル「あっ消えた」

ウォンブツウォンブツウォンブツウォンブツウォンブツ

ダル「んなぁ!? そんな連続で電源つけたり消したりしないでぇええデータが吹っ飛んじゃうぅぅぅうう!!!!!!」

プツンッ

るか「あ、消えた・・・」

紅莉栖「とまあこんな感じに、意図的に機械に誤作動を起こせる訳」

ダル「ハァハァ・・・誤作動てレベルじゃねーぞ・・・」

紅莉栖「さ、次は橋田の番よ」

ダル「ちょっと待って・・・体力・・・・・戻ってから・・・・・・・」

~数分後~

ダル「よかった・・・データ無事だ・・・。牧瀬氏やっちゃって」

紅莉栖「本当にいいの・・・? てかなんでこんな強力なコンピューターウィルス持ってるのよあんた」

ダル「ハッキングでちょちょっと・・・さ、初めてちょ」

紅莉栖「じゃあ行くわよ・・・」

ビービービー

ダル「お、来た来た。よーしやりまっか」

カタカタカタカタ・・・

ダル「能力を使うまでもないお」カタカタカタカタ

ビーッビーッービーッ

ダル「うほぉおお!!キタキタキタキター!!!」カタカタカタカタカタ

岡部「お、おい本当に大丈夫かダル!? もはや目で追えない速さで数列がでてるぞ!?」

ダル「相手に不足なし!!能力発動『加速世界(アクセルワールド)』!!!!!」

カタカタ・・・・・カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカカタカタカタカタカタカタカタカタ

紅莉栖「んな!?」

岡部「だ、ダルも目にも止まらぬ速さでキーボードを操作してる!?」

フェイリス「雷ネットのカケルみたいだニャ!」

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカ、ッターン

ピー

ダル「ぶはぁっ!!はぁー・・・はぁー・・・ど、どうだった・・・?みんなの目には僕が超反応してる様に見えた筈だけど・・・」

岡部「す、すごいぞダル!! どういった原理なのだ!?」

ダル「えっと・・・・哺乳類がなんだかって奴で・・・・・僕の体感時間が引き伸ばされるって奴で・・・・・
   それで・・・・超反応ができんだけど・・・・・・これ・・・・使うと・・・・脳が酸欠に・・・・・なって・・・・死ぬ・・・・」ガクッ

岡部「ダルゥゥゥゥウウウウ!!!!!!」

萌郁『気絶してるだけみたいだよ^^』

岡部「な、なんだ。ビックリさせるな!!」ゲシッ

ダル「ンゴッ!」

岡部「さて、最後はまゆりだが・・・」

まゆり「そうだね~。オカリン、今何時?」

岡部「今か? 今は6時半になるところか」

まゆり「うーん、まだちょっと明るいかな? じゃあ七時になったら皆でお外に出て~」

岡部「・・・お前の能力がなにか大体分かった気がする」

~30分後、ラボ外~

ダル「まゆ氏の能力が<スターダストシェイクハンド>ってまじ?」

紅莉栖「それってもしかして原石だったんじゃ・・・」

まゆり「じゃあ行っくよー」スッ

キランッ

萌郁「あ・・・流れ星・・・」

岡部「やはりな・・・決まりだな、まゆりの能力は流れ星を観測するの・・・」

キランキランキランッ

るか「わあ、流れ星が幾つも・・・綺麗だなぁ・・・」

フェイリス「すごい!すごいニャマユシィ!!」

岡部「・・・・・・」ダラダラ

ダル「オ、オカリン、流れ星を観測する能力っつっても幾らなんでも多すぎね?」

岡部「あ、あぁ・・・これは観測してるというより、むしろ呼んでる・・・」

ギラギラギラギラギラギラギラ

岡部「」

紅莉栖「これが流星軍・・・」

鈴羽「ね、ねぇこれ止めたほうがよくない・・・?」

岡部「まゆり、ストップ!ストォォォォォォップ!!!」




未来ガジェット研究所ラボメン超能力発表会・終了

~翌日・とある高校~

土御門「なぁなぁカミヤ~ン。聞いたかにゃ~?今日は転校生が三人くるらしいにゃー」

青髪「しかも二人は女の子らしいで! くぅ~萌えてきたー!!」

上条「お前らは朝から元気だな・・・。上条さんは不幸の所為で毎日へとへとなのです・・・・・」

吹寄「おい上条当麻。貴様そんなだらしない顔で転校生を迎えるつもり?
   これだからファーストフードしか食べない奴は・・・ほら、この豆乳あげるから飲んで体力つけなさい」グィッ

上条「へいへい。どーもありがとーござんしたー」

吹寄「貴様には礼儀ってものがないの?まったく・・・」スタスタスタ



上条「まったく・・・朝から禁書目録に噛み付かれるわ、バスには置いてかれるわ、吹寄に絡まれるわ。不幸だー」ズゴゴゴー

土御門「カミヤン・・・いまナチュラルに豆乳投入したけど、それ・・・吹寄の飲みかけだったにゃ~・・・」

上条「え。ふこ」

青髪「くそぅ!間接キッスかよ!!なんで・・・なんでカミヤンばっかり!!!」

上条「おおお落ち着け青髪!!吹寄に聞こえるだろ!!」

土御門「黙れこのラッキースケベ野郎!!」

ガラララッ

小萌「はいはーい。三バカトリオうるさいですよー。皆さん座ってくださーい」

小萌「えーっと。知ってる人もいると思いますが、今日からこのクラスに新しい友達が増えますよー。
   そして喜べ野郎共!!三人のうち二人は美少女でーす!!」

男子「「「「うおおおおおおおおおおお!!!!!!!」」」」

女子「「「・・・男子ってサイテー」」」

小萌「そして喜べ乙女共!!もう一人は美少年?っでーす!!」

女子「「「「きゃああああああああ!!!!」」」」

男子「「「「・・・・ちっ」」」」」

青髪「ハイハイ小萌センセー「?」ってなんですかー?」

小萌「えーと・・・見れば分かりますよ」

小萌「では!!転校生ちゃん達!! どうぞーーーーー!!!!!!」

ガラッ

まゆり「トゥットゥルー♪まゆしぃでーす」

フェイリス「フェイリスだニャン!」

るか「えと・・・・僕は漆原るかと言います。よろしくお願いします」



男子「「「「「うおぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」」」」」



青髪「天然系キタ!!猫耳キタ!!僕っ娘キタ!!─────ってアレ?野郎は?」

小萌「ありゃー・・・やっぱり分かりませんかー」

るか「あの・・・・・僕、一応男なんです」

クラス「「「え・・・?」」」

シーン・・・

るか「やっぱり・・・気持ちわr


「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」

るか「!?」ビクッ

男子A「スゲー!!どう見ても美少女じゃん!!」

男子B「あ、愛さえあれば性別なんて関係ないよな・・・?」

青髪「男の娘キタ───────!!!!!Foooooooooooo!!!!!!!!!!!」

女子A「すごーい!お肌スベスベー!!。なにかしてるの!?」

るか「い、いえ。特になにも・・・・」

女子B「天然でコレって事ー!? いいなーーーー!!!!!」



まゆり「えっへへ~。るかくんよかったねー」

フェイリス「全くニャ。とっても楽しいクラスニャ」

男子C「あ、あの」

まゆフェイ「「?」」

男子C「も、もしかして、メイクイーン+ニャンニャンのフェイリス・ニャンニャンとマユシィ・ニャンニャンですか?」

フェイリス「ニャニャ!? もしかして貴方ご主人様かニャ!?」

まゆり「そういえば見た事ある顔ニャン!」

男子C「やっぱり!! おーい!!やっぱりフェイリスとマユシィだったぞー!!!!」

男子s「「「「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」」」」


小萌「おぉ~もうクラスに溶け込めましたね~♪」

------------------------

キーンコーンカーンコーン

るか「まゆりちゃん。起きて」

まゆり「んぁ・・・?」

フェイリス「お昼なのニャン」

まゆり「お昼ー!? やったー!!」ガバッ

ゴンッ るか「顎が痛い!?」

まゆり「あわわ・・・ごめんねるかくーん」

るか「ううん、気にしないで・・・」

青髪「くぅ~、涙目の男の娘。萌えますなぁ~」

フェイリス「んニャ?」

青髪「どう? 僕らと一緒にお昼食べへん?」

小萌「こら~青髪ちゃん。いきなりナンパですかー?」

青髪「人聞き悪い事いわんといてよ小萌センセ。僕はただ親睦を深めようとしてるだけやのに~」

土御門「そうだぜぃ。青髪の言う通りだぜ」

吹寄「先生。ここは私がつきます」

姫神「私も」

小萌「吹寄ちゃんと秋沙ちゃんがいるなら安心ですねー」

青髪「で、どう?一緒に食わへん?」

まゆり「うん♪いいよー。るかくんもフェリスちゃんもいいよねー?」

るか「構いませんよ」

フェイリス「フェイリスも構わないのニャン!」

青髪「決まりやな!!じゃあカミヤンも誘うか」

上条「zzz」

青髪「って寝てるし・・・」

土御門「ほれカミヤン起きろ。飯の時間なくなるぜぃ」

上条「zzz」

まゆり「起きないねーカミヤンくん」

青髪「せっかく美少女転校生とお近づきになれるチャンスだっつのに・・・」

土御門「こいつは・・・」

アオツチ「「せーの・・・」」


アオツチ「「起きろこのクソ野郎ーーー!!!!!!」」

ドガァ!!

上条「うぉわぁああああ!!!??」ドガシャァ!!

土御門「やっと起きたか・・・」

青髪「お早うカミヤン」

上条「おはようじゃねぇよ!!なに人が気持ちよく寝てる所を・・・・!!!!」ガバッ


ムニュン

青髪「あ」

土御門「あ」

姫神「あ」

吹寄「あ」

フェイリス「あ」

るか「あ・・・」

上条「・・・あ?なんか頭に柔らかいのが・・・」フニフニ

まゆり「あの・・・ちょ・・・ちょっと・・・恥ずかしいのです・・・」

上条「え・・・・と・・・・真上から聞き覚えのない声が・・・・」

吹寄「かぁ~みぃ~じょ~ぉ~・・・・とぉ~うぅ~まぁ~~~~?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

上条「確か・・・あっそうだ!!確か転校生の・・・・!!!」

吹寄「思い出してないで、さっさと退けろぉぉぉぉおおおお!!!!」ドゴッ

上条「ぐへっ!?」

青髪「カミヤン・・・・早過ぎっしょ・・・」

しかしぶっ続けですごいな

>>79
もともと書いてたSSを少し修正して投下してるだけですけどね
もうしばらくはこのペースが続くといいなぁ

~屋上~

上条「まことにっ・・・・申し訳ありませんでした・・・・・・・・!!!!!!」

まゆり「もういいよ~。あれは事故だったし」

フェイリス「それにそんな見事な土下座を見せられると、許しちゃうのニャン」

上条「ありがとう・・・・ありがとう・・・・!!」




青髪「えぇっ!?漆原ちゃんの実家神社なん!?」

るか「は、はい」

土御門「もしかして、巫女さんの服着て落ち葉掃除してたり・・・・」

るか「な、なんでわかったんですか!?」

青髪「マジかーーーー!!!男の娘で巫女って最強すぎやろーーーー!!!!」

吹寄「うるさい」 ガッ

姫神「・・・・私も。久しぶりに着てみようかな。巫女服」

吹寄「あ、漆原さん。これとこれ交換しません?」

るか「いいですよ。お口にあうといいんですが・・・」

吹寄「おいしい! これ漆原さんが自分で作った奴ですか!?」

るか「は、はい」

姫神「私も。・・・・!! おいしい」

吹寄「栄養バランスも良さそう。漆原さんレシピ教えてください!」

るか「いいですよ。まずはですね───」




まゆり「あんなに楽しそうなるかくん久しぶりだよー」

上条「椎名、もう一度確認してもいいか? アレ本当に男か?」

まゆり「男じゃないよー。男の娘だよー」

上条「???(違いが分からん)」



土御門「メイクイーン+ニャンニャンかー。気になるんだけどにゃー。俺、メイドは猫耳とか余計なオプションを必要ないと思うんだにゃー」

フェイリス「そう思ってた時期が、フェイリスにもあったニャン。でも気づいたニャ。メイド+猫耳は最強だって!」

土御門「ほぉう・・・」

フェイリス「習うより慣れろニャン。 これ、メイクイーンのクーポンニャン。是非来て、猫耳メイドに夢中になってほしいニャン!!」

~1:30・第五学区・役所前~

岡部「貴様・・・・助手のくせに俺が付けてやった能力名にケチをつけおって!」

紅莉栖「『ダーリンノバカァ』なんて名前、誰が喜ぶか!! 私はどっかの虎柄ビキニか!」

岡部「貴様自身が作った未来ガジェット12号の名をつけてやったというのに・・・・」

紅莉栖「そんな変な名前のガジェット作ってないわよ!」

岡部「・・・あ、そうか。この世界線の助手は作ってなかったか」

紅莉栖「は? なによ?」

岡部「いや、なんでもない。で? どんな名に変えたのだ?」

紅莉栖「え・・・い、言わなきゃ駄目?」

岡部「駄目だ」

紅莉栖「・・・・・・ト」ボソ

岡部「あ?なんだって?」

紅莉栖「電子操作<エレメント>よ・・・・」



岡部「ぶっ・・・・はははははははは!!!! なんだその腑抜けたなんの捻りもない名は!」

紅莉栖「う、うるさいわね!! 少なくとも『ダーリンノバカァ』よりは100万倍マシよ!」

ダル「なーなー。もう夫婦喧嘩終わったー?」

オカクリ「「誰が夫婦かっ!!」」

ダル「へいへいリア充乙。じゃあ終わったら教えてちょ。僕はツイぽしてるお。「学園都市で夫婦喧嘩なう」っと」

ダル「お、ナイトハルト氏から返信きたお。なになに?『学園都市なう。ふひひwwwどこか教えてくれwww板で実況するわwww』。
   へ~ナイトハルト氏も学園都市にいるんだ。えーと、『第五学区の・・・・」

オカクリ「「教えるなアホ!!」」ゲシッ

ダル「ぐふぅ!!?」ガッ

紅莉栖「ところであんたらなんでこんな所にいるのよ。学校はどうした?」

ダル「僕らは今日はあいさつと基本的な授業だけだったんよ。牧瀬氏こそどうしているんだお?」

紅莉栖「私も似たようなものよ。今日は講義をしにいく大学の教授たちにあいさつして回っただけ・・・
    で、ラボに戻るついでにこの厨二馬鹿が勝手につけた能力名を変えにきたって訳」

ダル「なるへそ」

岡部「俺たちはコンビニでドクペを買ってからラボに戻るつもりだが、一緒に行くか?」

紅莉栖「ええ、そうするわ」

岡部「では行こう」

------------------------------------------------------------
~学園都市・大広場~

気弱そうな少年「なんだ・・・・学園都市なんて大層な名前だったから、わざわざ部屋から出てきたってのに・・・
        全然つまらないじゃないか。ふひひ・・・やっぱり僕には星来たんさえいればいいや・・・ふひひ・・・」

ドンッ

気弱そうな少年「あっ・・・・ふひひ、す、すいませ・・・・・」

白髪の紅い目の少年「あン?」ギロッ

気弱そうな少年「ひ、ひぃぃぃぃいいい!!!!梨深ぃぃぃぃいい助けてぇぇぇええ!!!!」

ダダダダダダダ・・・・・


白髪の紅い目の少年「・・・・・なンだァありゃァ?」

白髪の「まァいい。くそっあンのクソガキ・・・・どこに消えやがったァ?」


カツカツカツ・・・

~コンビニ~

ウィーン
ラッシャッセー

岡部「ドクペドクペ、ドクペはどこだ?」

ダル「オカリン、まずはATMでお金引き出さないと」

岡部「あぁ、そうだったな」

紅莉栖「全く、そういうのは事前にやっておきないよね」

--------------------------------------------

ウィーン
アリアッシター

岡部「大漁大漁!!」ガサガサ

ダル「普通より安かったお。やっぱ学生メインだからかな?」

紅莉栖「そうかもね」

岡部「お、あそこにオープンカフェがあるではないか。なんか食っていくか」

ダル「それ賛成だお。あそこのホットドッグなんてどうよ?」

紅莉栖「いいわね。ホットドッグなんてアメリカにいたとき以来だわ」

岡部「安かったらまゆり達にも買っていくか。えーと値段は・・・・」



「「「・・・・・・・・」」」


岡部「ふ、ふふ、少し疲れているのかもしれんな。値段が一桁多く見えてしまった」

ダル「え、オカリンも?」

紅莉栖「わ、私も・・・・・」

岡部「え・・・?ま、まさか・・・・・」



「「「ホットドッグが一個2000円・・・だと・・・?」

岡部「ふっふふふふふふざけるなっ!!どんだけぼったくる気なんだよ!?」

ダル「あんなん誰も買わねーし!!」

紅莉栖「あんな値段、向こうでも見なかったわよ・・・」

岡部「帰るぞ!!」バッ

ダル「おう・・・・って、んん!?」

岡部「どうしたダル」

ダル「いや、あのさ・・・なんかホットドッグ屋にJCくらいの女の子が近づいてんだけど・・・」

岡部「ハァ!?」

紅莉栖「ま、まさか・・・・」




「二つください」



オカクリダル「「「二つ買った・・・・だと・・・・・??」」」


岡部「いや、待て待て待て待て!!!一つ2000円だぞ?それを二つ?中学生が?嘘だ!!」

ダル「ところがどっこい、夢じゃありません。これが現実。現実です!って信じられるか!」

紅莉栖「学園都市・・・恐ろしい所・・・・・!!」




美琴「~♪」

美琴「(これをアイツにあげたら・・・・って私なに考えてるのよ!!)」

~ブラウン管工房前~

天王寺「よお、てめぇら。もう帰ってきたのか」

岡部「今日は午前で終わりだったんです。ところでミスターブラウン」

天王寺「あ? なんだよ」

綯<ねえこの絵どう?

アホ毛<わーうまいねー!って──

岡部「シスターブラウンと一緒にいるアホ毛の少女は誰なのだ?・・・ハッ!?まさか誘拐・・・!!」

天王寺「馬鹿かてめぇ!!家賃あげんぞゴルァ!!」

岡部「ひぃ!?・・・・ま、まぁいくらミスターブラウンがロリコンと言えど、そこまではしませんよね」

天王寺「来月の家賃、プラス二千な」

岡部「お、横暴だぞミスターブラウン!!見損なった!!」

天王寺「あぁ!?」ギロッ

岡部「ひぃぃ!!」

紅莉栖「あんたが100%悪い」

天王寺「あの子は俺と綯が買い物で街を歩いてたら、一人でオロオロしてたからよ。
    あのままにしておくのもなんだから、とりあえず一緒に連れてきたんだよ」

岡部「な、なるほど。そうだったのか・・・・・」

ダル「それにしても・・・はふー。かわゆい女の子すなぁ~。あれは成長するのが楽しみだお・・・ぐひひ」

天王寺「綯に手を出してみろ。一日でてめぇの存在を消してやる」

ダル「すいませんでした!」

紅莉栖「はやっ」

綯「あっオカリンおじさん、ダルおじさん、助手のお姉ちゃん。こんにちは」

岡部「俺はおじさんではない!」

紅莉栖「私は助手じゃない!」

綯「ひぅっ!」ビクッ

天王寺「おいコラてめぇら!! 綯を怖がらせるんじゃねぇ!!」

オカクリ「「す、すいません・・・・」」

アホ毛「ねぇ綯。この面白い人たちは誰?ってミサカはミサカは聞いてみる」

綯「えっと、この人たちはお父さんのビルの二階にある『みらいじぇっと・・・」

岡部「『未来ガジェット研究所』だ」

綯「・・・に住んでる? 岡部倫太郎おじさんと、橋田至おじさんと、オカリンおじさんの助手の牧瀬クリスティーナお姉ちゃん」

紅莉栖「違う!色々間違ってる!!特に私のところ!!!!」

綯「ひぅっっ!!?」ビククッ

天王寺「おい牧瀬嬢・・・・次はないからな」ゴゴゴゴゴゴ

紅莉栖「は、はい・・・コホンッ。私の名前は牧瀬紅莉栖。コイツの助手でもクリスティーナでもないからね」

岡部「あと、俺の名は岡部倫太郎ではない。我が名は──っ鳳凰院凶真!!
   この世を混沌に陥れる、狂気のムァッドスァイエェンティィストだっ!!!」

ダル「あれ?これって自己紹介する流れ?・・・・と、僕は橋田至。みんなからはダルって呼ばれてるお。
   あと僕は紳士だから、怖くないよ?全然怖くないよ?」

天王寺「・・・・とまぁ、変なヤツらばっかだ」

岡部「変とはなんだ!せめて個性的と・・・」

アホ毛「へぇ~、ミサカはラストオーダーって言うんだよ!よろしくね!ってミサカはミサカは元気いっぱい自己紹介してみたり!!」

岡部「羅栖賭王堕亜?ずいぶんなDQNネームだな」

紅莉栖「そうじゃなくてハーフの子じゃないかしら。ほら髪の毛茶色っぽいし」

岡部「そうだとしても、ラストオーダーって名前はないだろう」

打ち止め「もしかしてミサカ、悪口言われてる?ってミサカはミサカはしょんぼりしてみる・・・」

紅莉栖「そ、そんな事ないわよ!? ほら、岡部謝って!!」

岡部「す、すまん。そんなつもりはなかったのだが、気を悪くしたのなら謝ろう」

打ち止め「ううん!いいよ気にしてない!ってミサカはミサカは謝る二人を快く許してみたり!!」

ダル「いい子やわぁ・・・嫁にしたい・・・」

天王寺親子「ギロッ」

ダル「(綯氏まで!? しかも怖っ!? なんか狂気を孕んでるというか・・・・マヂ興奮するハァハァ)」

打ち止め「そうだ!三人は研究所に住んでるんだよね?だったらなにか作ってたりしないの?ってミサカはミサカは目をキラキラさせてみたり!」

岡部「ほう?興味があるかアホ毛娘よ」

打ち止め「うん!あったら見せてほしいなーってミサカはミサカは心の中でアホ毛娘ってなんだよと思いながら鳳凰院に聞いてみる!!」

紅莉栖「言ってる。言っちゃってるよこの子。しかも鳳凰院て」

岡部「ふふふ、よかろう。ならばついて来るがいい!!」バサァ

打ち止め「うん!ってミサカはミサカは鳳凰院の真似をしながらついていったり!!」フサァ

ダル「うはっまたラボにおにゃのこが増えたー。しかも今回はロリ!!オカリン一生ついていくっす!!」

紅莉栖「ハァ・・・・」

~ラボ~

岡部「ここが我が城!!『未来ガジェット研究所総本部』通称ラボだっ!!」

打ち止め「へ~研究所っていうから、ミサカがいた所みたいなのを想像してたけど、なんだか普通の部屋みたいだねー
     ってミサカはミサカは素直な感想を言ってみる」

紅莉栖「まぁ実質、大学のサークル見たいなものだしね(研究所にいた? 両親が研究者なのかしら・・・)」

岡部「ふっふっふ。それは俺を狙う"機関"の目を欺くための偽装にすぎんのだよ・・・」

打ち止め「えぇ!?"機関"に狙われてるの!?ってミサカはミサカは驚愕してみる!!」

紅莉栖「ただのあいつの妄想よ」

岡部「俺たちは、"機関"に居場所を悟られぬようにしながら、ここで様々なアイテムを作っているのだ」

岡部「ちょっと待ってろ・・・・・・・ほら、これが俺達がいままでに開発した『未来ガジェット』1号から7号だ」

ダル「本当は8号機まであったんだけど、オカリンがなぜが分解して捨てちゃったんだよね。いままで作った中で一番使えそうだったのに」

岡部「うるさい。あれには事情があったのだ」

打ち止め「ねぇねぇこのおもちゃの銃はなーに?ってミサカはミサカはそれを手にとってみる」

岡部「あぁ、それは未来ガジェット1号機「ビット粒子砲」だ。それをテレビにむけて撃ってみろ」

打ち止め「え?こう?ってミサカはミサカは言われた通りにしてみる」カチッ

TV『明日の天気は』ピッ『ミドリノマキバオー速い!!そのまま一位でゴール!!』

打ち止め「すごーい!チャンネルが変わったー!!」

岡部「くくく、それはテレビに向けて引き金を引けば、さながら銃を撃つかのようにテレビを操作する事ができるという代物だ。特価1,098円」

打ち止め「他には他にはー!?ってミサカはミサカは目をさっきよりギラギラさせてみたり!!」

岡部「じゃあ次は未来ガジェット2号機を────」


2:15

白髪の紅い目の少年「クソガキの携帯のGPSだとこの辺りなンだが───」

白髪の紅い目の少年「ここはどこだァ?」

白髪「・・・『ブラウン管工房』? なンだそりゃァ。いまの時代そンな嵩張るモン買う奴なンざいねェぞ?」カカカ

白髪「──ン?どォしてこのビルから、クソガキのGPS反応がでてんだァ?」

白髪「ッ・・・・まさか、アレイスターのやろォがまた!?」




( 助けてってミサカはミサカは───! )




白髪「───」


坊主の大男「お?お客さん?いらっしゃいませ」

白髪「(この図体、この人相──間違いねェ、コイツは『こっち側』の人間だ)」

坊主「?」

白髪「・・・・・はっ。どォやら世界は俺をとことン嫌ってるらしィな」

坊主「はぁ? 岡部の野郎と同じタイプか?───」

白髪「スクラップの時間だぜクソヤロォォォオオオオオ!!!!!!!!」カチッ

ドォオオン!!!

岡部「!?」

ダル「下からすごい音が聞こえたお!!?」

打ち止め「・・・・あ」ダラダラダラ

紅莉栖「ど、どうしたの?」

打ち止め「多分あの人だ・・・・いけない止めなきゃ!!!ってミサカはミサカは───!!!」ダッ

岡部「お、おい!!」ダッ

紅莉栖「とりあえず建物から出ましょう!!」ダッ

ダル「おk!!」ダッ


--------------------------------------------

岡部「・・・・」

紅莉栖「・・・・・」

ダル「・・・・・」

打ち止め「・・・・・・・アレ?ってミサカはミサカは状況を読み込めなかったり」




白髪「」ボロボロ

鈴羽「いっちょあがりー」パンパン

天王寺「バイト、お前やりすぎだ」

鈴羽「ごめーん店長」



打ち止め「どうして学園都市第一位のあの人が負けてるの?ってミサカはミサカは──」

~2:30・ラボ~

打ち止め「ほんっ~~~~~~とうにごめんなさい!!
     ってミサカはミサカは謝らないこの人の代わりに謝ってみたり!!!」

一方通行「・・・・・」ブスッ

天王寺「ったく・・・・最近のガキは・・・・壊したブラウン管の代金は働いて返せよ」

一方通行「はァ!? 壊した分の金はさっき払ったばっかだろが!!」

天王寺「それじゃあ意味ねぇだろ!!大切な物壊されて『はい、じゃあこのお金で買いなおしてね』
    って言われて『分かりました』って言うアホがいるかこのボケッ!!」

一方通行「ぐっ・・・・・」

打ち止め「でもでも、どうしてあなたは一方通行に勝てたの?ってミサカはミサカは疑問をぶつけてみる」

鈴羽「たまたま?」

一方通行「そンな訳あるかっ!!!!」

鈴羽「たまたまだってー、ホラ学園都市の第一位となると能力も有名だから、
   『じゃあ当たる寸前に拳引けばいいんじゃ?』って発想で──」

一方通行「それだと腕の筋肉がえらい事になンだろ」

鈴羽「あたしの能力は『肉体再生』なんだよ。だから多少えらい事になっても大丈夫って訳」

一方通行「・・・・・・・」



鈴羽「(本当は未来だと一方通行の能力を再現した魔術師がいるから、それ対策の特殊な訓練を受けてるんだ)」ヒソヒソ

岡部「(なるほど)」ヒソヒソ

岡部「ところで、ラストオーダーと一方通行よ」

一方通行「あン?」

打ち止め「なに?ってミサカはミサカは鳳凰院に聞いてみる」

岡部「お前ら、ラボメンにならないか?」

打ち止め「らぼめん?なにかのラーメンかなそれ?ってミサカはミサカは口を涎でいっぱいにしてみる」

岡部「ラーメンではない。ラボラトリーメンバーだ」

打ち止め「らぼらとり?ってミサカはミサカは頭にハテナを浮かべてみる」

岡部「・・・・・・つまり、俺たちの仲間にならないか?という事だ」

打ち止め「ええええええ!いいの!?ってミサカはミサカは大袈裟に驚いてみたり!!」

岡部「うむ、もちろんだ」

打ち止め「もちろん入るよ!!ってミサカはミサカはピョンピョンはねてみたり!!」

岡部「ではお前はラボメンナンバー009だ」

打ち止め「え?鳳凰院と橋田と牧瀬だけじゃないの?ってミサカはミサカは疑問に思ったり」

岡部「ラボメンは現在8人いるのだ。お前と一方通行で10人になるな」

打ち止め「へぇーそうなんだ。ってミサカはミサカは納得してしてみたり」

岡部「一方通行にはラボメンナンバー010を・・・・」

一方通行「けっ、くだらねェ」

岡部「なに!?」

一方通行「ラボラトリーメンバーなンて言ってるがよォ、実際は仲良しゆとりどもの集まりだろォが」

紅莉栖「まぁ、その通りね」

一方通行「そンなくだらねェのに付き合ってられっかよ。打ち止め、帰ンぞ」スクッ

打ち止め「え、あ?ちょ、ちょっと待って!ってミサカはミサカは必死に引き止めてみたり!!」

打ち止め「み、みんなごめんね!じゃあまたね!!ってミサカはミサカはあの人の後を追いながらみんなにさよならしてみる!!」


バタン


岡部「・・・・・」

紅莉栖「・・・・」

ジャー・・・

ダル「ふぃー、スッキリしたお。アレ?ラストオーダーたんとアクセラ氏帰っちゃったん?」

岡部「・・・・・・・ラボメンナンバー010は保留だな・・・」

ガチャ

まゆり「トゥットゥルー♪たっだいまー♪」

紅莉栖「お帰り、まゆり」

まゆり「さっきお客さんが来てたのかな?」

岡部「うむ、また一人ラボメンが増えた。後々紹介する」

まゆり「えーそうなの?えっへへ~、楽しみだなー♪」

<おーい、椎名ー

まゆり「あっそうだった。入ってきていいよ~」

岡部「む? 誰だ?」

まゆり「えっへへ~。お友達になった人なのです」

ガチャ

上条「ど、どうも。椎名のクラスメートの上条当麻です」


紅莉栖「あれ?貴方、一週間前に大広場で会った──」

上条「そういえば、あの時の綺麗な・・・・ゲフンゲフン、あの時は連れが迷惑をお掛けしまして・・・・」

紅莉栖「いいのよ。あれはこっちが悪かったんだから」

岡部「む?貴様ら知り合いか?」

紅莉栖「知り合いというか・・・・ほら、一週間前に私がぶつかっちゃった・・・・・」

岡部「あぁ、あの時の──我が助手がすまなかったな」

紅莉栖「だから助手って呼ぶなって」

上条「あはは、いいですよ(あの後結局、限定商品買えなくて禁書目録に噛み付かれたけどな・・・)」

-----------------------------------------
~3:40~

上条「へぇ~岡部さん達ってここで色々発明してんスか」

岡部「全ては、いずれ来る"機関"との最終決戦のため・・・・・くくく」

上条「おおーかっこいいですね」

紅莉栖「ただの妄想よ。騙されんな」

上条「え?妄想なんですか?」

岡部「ち、違う!俺が言っている事は全て真実だ!!」

上条「???」

紅莉栖「はいはい。そういえば、上条君の能力ってなんなの?」

上条「あー、俺の能力ですか?」

岡部「その話は俺も気になるな」

上条「えーとですね・・・・俺の能力は『幻想殺し<イマジンブレイカー>』って言いまして
   ”右手で触れたあらゆる異能を打ち消す”って能力で・・・・」

岡部「”あらゆる異能を打ち消す”?」ピクッ

紅莉栖「へぇー、すごい能力ね。ねぇ岡部・・・・岡部?」

岡部「・・・・・」フルフル

上条「あの・・・岡部さん?」

岡部「・・・・す」

カミクリ「「す?」」

岡部「すばらしい!!!! なんという能力だ!!能力名もいい!!」

紅莉栖「・・・・」ハァ

上条「そ、そうですか?」デレ

岡部「上条当麻よ!!!」ガシッ

上条「は、はぃい!!??」

岡部「お前、俺たちの仲間、ラボメンにならないか!?」

上条「え、えぇえ!?」

紅莉栖「ちょっと岡部! 上条君困ってるじゃない」

岡部「あ、あぁすまない。・・・・で、どうだ?」

上条「ど、どうって言われても・・・・・」

紅莉栖「そりゃそうよ。出会ってまだ数十分しかたってない人にそんな事言われても・・・ねぇ?」

岡部「いまなら、ジューシーからあげナンバーワンとバナナをつけよう」

紅莉栖「おいコラ岡部。そんなんで釣られ・・・・」

上条「分かりました」

紅莉栖「クマーーー!?」

岡部「おお!歓迎するぞ上条当麻!!お前は今日からラボメンナンバー010だ!!」

上条「はい!頑張ります!!(よっしゃー!!これで家の冷蔵庫が潤う・・・・!!)」

----------------------------------------------
~5:10~

ピルルルル

岡部「ん? 電話?」

上条「あ、俺のっス」

ピルルルル、ピッ

上条「はい、こちら上じょ・・・・・・」

『とぉぉおおおまぁああああ!!!!』

上条「!?」キーン

岡部「っ・・・・?!」

上条「えーと・・・禁書目録さん?」

禁書『わたし以外に誰がいるんだよ!?』

上条「な、なんのようでせう?」

禁書『いま、何時だと思ってるんだよ!』

上条「何時って・・・うわっもうこんな時間か!」

禁書『お腹すいたんだよ~~~~!』ドタドタドタ

上条「分かった分かった。今帰るから!!」

禁書『早く帰らないと、承知しないんだよ!!』

プツッ、ツーツー・・・

上条「・・・ハァ」

岡部「・・・・・帰るのか?」

上条「はい。一緒に住んでる奴が腹空かせて待ってるんで」

ダル「一緒に住んでるって──さっきの声は女の子だよな」

岡部「上条当麻、貴様、まさか・・・・」

上条「ち、違います! ちょっとした事情がある奴で・・・・!」

紅莉栖「その一緒に住んでるって子、もしかしてあの時の銀髪シスターのコスプレの子?」

上条「(コスプレじゃないんですけどね)・・・そうです」

紅莉栖「外国の子っぽかったし、ホームスティって所かしら?」

上条「そっそうなんです!ホームスティの子なんですよ!」

ダル「なんだ、詰まらないオチだお・・・でも、裏山!!」

まゆり「今度は、その子も連れてきてほしいな~」

上条「ああ、そうするよ」

岡部「上条当麻よ。約束のからあげとバナナだ」

上条「あざっす。じゃあ今度は同居人も連れてくるんで」

岡部「うむ。貴様はラボメンだ。いつでも来るがいい」

上条「じゃあまた」

ガチャ、バタン


岡部「・・・なぁ。アイツ、同居人の事インデックスって呼んでたけど・・・」

紅莉栖「それつっこんでよかったのね」

ダル「能力といい、ラストオーダーといい、一方通行といい、インデックスといい・・・
    なんかオカリンの厨二病が普通に思えてきたお・・・」

~翌日~

ダル「はぁ、大学テラ面倒臭す」

岡部「お前は二日目にしてそれか・・・」

ダル「それにしても喉渇いたお。オカリンなんか飲まね?」

岡部「ああ、そうしよう」

ダル「じゃああそこの自販機で・・・・お?」

岡部「? どうしたダルよ」

ダル「あそこにいるのって、上条氏じゃね?」

岡部「なんだと?」

ダル「ほら、自販機の前で女の子といる」

岡部「・・・・・確かにあのUNIヘッドはラボメン010、上条当麻に間違いないな」

岡部「しかし、あの女史。どこかで見たことがあるような・・・」

上条「み・・・御坂さん? な、なんか怒ってますか?」

美琴「なんでそう思うのよ」バチバチ

上条「だって、なんかピリピリしてるっていうか・・・ビリビリしてるし」

美琴「誰がビリビリだっ!!」バヂィッ

上条「ひぃ!?」バシュゥ

美琴「ちっ・・・ホント卑怯ね、その右手」

上条「や、やっぱり怒ってるじゃないか」

美琴「・・・・」

上条「・・・・」ダラダラ

美琴「・・・・」

上条「・・・・あn

美琴「・・・・・・ねぇ」

上条「はっはい!?」ビクッ

美琴「昨日、女の子とどこに行ってたの?」

上条「へ?」

美琴「随分と楽しそうに歩いてたじゃない」

上条「ああ。あれは、昨日転校してきた奴で──」

美琴「あんた、転校初日の人にまで手を出したの!?」

上条「そんな言い方するなよ!?」




ギャー

ギャー

岡部「なんかすごい揉めてるな」

ダル「そろそろ止めた方がよくね?」

岡部「そうだな」

ダル「じゃあオカリン、頼んだお」

岡部「なんで俺だけなんだよ。お前も来い」

ダル「オカリンいつも言ってんじゃん。『ラボメンのトラブルは、ラボの創設者である俺のトラブルでもあるのだ。
    だから、困った時はいつでもこの俺、鳳凰院凶真を頼るが良い。フゥーハハハ』って」

岡部「そ、そうだったな(そんな事言ったっけ・・・・?)」

岡部「よし、この俺がガツンと言ってきてやる」

ダル「骨は拾ってやるお」

スタスタ・・・




岡部「おーい、そこの少年少女。朝っぱらから喧嘩はやめたまえ」

上条「第一、お前は───!!」

美琴「あんたこそ───!!」

岡部「おい、聞こえないのか? 朝っぱらから喧嘩はやめろと・・・」ポン

美琴「うるさいっ!!」

ビリビリビリビリビリビリッ!!!!

岡部「うぎゃぁぁぁぁあああ!?」バヂバヂバヂバヂ

上条「岡部さん!?」

美琴「あっ!? いけない、つい・・・・す、すいません大丈夫ですか!?」

岡部「」ブスブス

ダル「オカリィィィイイン!!」

----------------------------------------------

美琴「本当にごめんなさい!」

岡部「軽い火傷で済んだのだ。気にするな女史よ」

美琴「でも・・・・・」

ダル「本人がそう言ってるんだし、大丈夫だお」

上条「すいません岡部さん、俺が打ち消していれば・・・・」

岡部「お前も気にするでない、上条当麻よ」

上条「岡部さん・・・」

美琴「あの、岡部・・・さんでしたっけ?」

岡部「む、なんだ?」

美琴「なにか、お詫びをさせて下さい」

岡部「ふっ、そんな事はいい」

美琴「でも・・・・・っそうだ!近くに美味しいホットドッグのお店があるんです。奢らせて下さい」

岡部「いいと言っているだろう。・・・・・ん?ホットドッグ?」

美琴「はい」

ダル「それってもしかして・・・一個2000円の?」

美琴「はい。知ってるんですか?」


オカダル「「・・・・・」」

──思い出した。

──この中学生、一個2000円のホットドッグを二個買ったあの中学生だ。

岡部「・・・・・セレブフォーティーン」ボソッ

美琴「なにか言いました?」

岡部「いやなにも」

岡部「もうこんな時間か。すまないが学校に遅れる訳にはいかんのでな」スクッ

美琴「そう・・・ですか」

岡部「また機会があったら会おう。女史よ」

ダル「じゃあ上条氏、ラボでな」

スタスタ・・・



美琴「・・・」ションボリ

上条「・・・」

上条「なぁ」

美琴「・・・なに?」

上条「学校が終わったら連絡よこせ」

美琴「ふ、ふぇ!?」


---------------------------------------


岡部「あ、あれ?」

ダル「どうしたんオカリン」

岡部「携帯が動かないのだ。昨日充電したばかりなのに」

ダル「ちょっと見せてみ」

ダル「…あ~、オカリン。この携帯ショートしてるお」

岡部「ぬ、ぬぁにぃ!?」

ダル「多分あのJCの電撃受けたときだな」

岡部「直せないか?」

ダル「直せない事もないけど、新しく買った方が安いと思われ」

岡部「くそぅ…あの女史に請求してやろうか…」

ダル「オカリン、それは人間としてどうかと思うお」

岡部「ぐっ…」

~ブラウン管工房前~

鈴羽「ねぇ一方通行」

一方通行「あ?」

鈴羽「そのエプロン、似合ってると思うよ?」

一方通行「…」ギロッ

天王寺「おらバイト共!さぼってんじゃねぇぞ」

鈴羽「すいませーん!」

一方通行「すンませン…」

一方通行「(くそっあンのクソガキ…黄泉川によけェな事話しやがって…)」

~~~昨日~~~~

打ち止め『今日はね、(中略)って事があったんだよ!ってミサカはミサカは黄泉川に報告してみる!』

黄泉川『一方通行。その迷惑かけたお店でしっかり罪を償ってくるじゃん』

打ち止め『ミサカがしっかり見張ってるからねってミサカはミサカは──』

黄泉川『もちろん、能力は使用禁止。サボった時は…分かってるな?』

~~~~~~~~~~~~~~

一方通行「ちっ」

紅莉栖「ぐっもーにん」

鈴羽「あ、おはよー牧瀬紅莉栖」

天王寺「おう紅莉栖嬢。今日は講義ねぇのか?」

紅莉栖「次の講義まで時間があるから、ちょっと寄ったんです」

天王寺「そうか。上は綯とラストオーダーがいるから開いてるぜ」

紅莉栖「そうですか。……あれ?」

一方通行「………」

紅莉栖「一方通行…さん?」

一方通行「…おォ」

紅莉栖「ちゃんと仕事に来たんですね。レベル5は人格破綻者の集まりだって聞いてたけど…」

一方通行「スクラップにすンぞクソアマァ」

紅莉栖「ひぃっ!?」

鈴羽『大丈夫だよ牧瀬紅莉栖。実は…」

~~~~~~~~~~~~~~~

紅莉栖「なんだ。じゃあ今は能力が使えないのね」

一方通行「…」ムスッ

天王寺「コイツ、能力がないと平均以下でやんの。全く役に立たねぇ」

一方通行「うるせェ」

鈴羽「もう少し鍛えた方がいいよ?ずっとひ弱じゃ将来に影響するかも…」

一方通行「あァ?日常生活ができる程度の力さえありゃァ十分だろォが」

鈴羽「そんなじゃ駄目だよ!」

紅莉栖「!?」ビクッ

天王寺「…」

鈴羽「あ…ごめん。大きな声出して」

一方通行「(コイツ…)」

鈴羽「でもさ、学園都市第一位って事は、結構危ない橋渡ってるんでしょ?」

一方通行「まァ、それなりにな」

鈴羽「だったら尚更だよ。今は能力とその頭脳でなんとか生き残ってるけど、最終的に闘いは単純な体力勝負」

鈴羽「君も、大切な人をこれからも守っていきたいのなら、体は鍛えて損はないと思うよ」

一方通行「…そうだな。考えといてやンよ」

鈴羽「そうだ!あたしがコーチしてあげようか?」

一方通行「はァ!?」

天王寺「そりゃいい。バイトその2、やってもらえ」

一方通行「ふざけンな!」

紅莉栖「でも…すごいわね」

鈴羽「え? なにが?」

紅莉栖「そのチョーカー型の電極よ」

紅莉栖「演算能力、それに言語機能と歩行機能を失うほどの重症を負った一方通行さんをここまで回復させて、
    しかも制限時間があって不完全とはいえレベル5の能力を取り戻すほどの性能…ぜひ製作者と話がしたいわね」

天王寺「そういや、紅莉栖嬢は脳医学の専攻だったけか」

紅莉栖「コレの仕組みって、『一万人の同能力者が構築している電子ネットワークの
    情報共有・並列演算の特性を利用することで、脳の機能を代用し、脳波を受信する』んだっけ?」

一方通行「簡単にいえばな」

紅莉栖「電子ネットワークって事は…私と似たような能力かな」

一方通行「あァ?お前の能力はなンだよ」

紅莉栖「私の能力は微弱な電子や電波を精密に操作して、機械に誤作動を起こしたりできる電気系の能力よ」

一方通行「ほォ。コレのネットワークを構成してる能力者も似たようなモンだなァ」

紅莉栖「じゃあ私でもそのネットワークに接続できるのかしら…ねぇ、そのネットワークの電波周波数って分かる?」

一方通行「やめろ。もしネットワークに異常が起きたらどうすンだ」

紅莉栖「あ…ごめんなさい」

一方通行「ったく、これだから三下は…」

鈴羽「今はその三下以下だけどね」

一方通行「だからうるせェよスパッツ女」

鈴羽「あたしには『阿万音鈴羽』って言うお父さんとお母さんから貰った大切な名前があんの!」

一方通行「あァそうでしたか。すいませンでしたMs.スパッツ」

ゴンッ

一方通行「ってェな!なにしやが…」

黄泉川「お仕事頑張ってるようじゃん? 一方通行?」

一方通行「黄泉…川!?」

天王寺「あぁどうも黄泉川さん」

黄泉川「どうも天王寺さん。うちの馬鹿が迷惑かけてるようですいません」

天王寺「ええ全くです」

テンヨミ「はははは」

一方通行「なにしに来たンだよ」

黄泉川「警備員の巡回じゃん。全く秋葉原は朝から人が多くて大変じゃん。何故かジロジロ見られるし」

天王寺「そりゃあそんな立派なモン持ってるから…」

ゴインッ

天王寺「上から鍋!?」

綯「お父さん不潔!」

天王寺「ち、違うんだ綯! これは大人のジョークで…」ダダダ

黄泉川「おや、いつぞやの白衣男の連れじゃんか」

紅莉栖「お、お久しぶりです。あの時はご迷惑おかけしました」

黄泉川「あはは、もうすんなよじゃん」

紅莉栖「私はしませんけど…あいつはまたお世話になるかも」

黄泉川「ちゃんと注意してくれじゃんよ」

紅莉栖「頑張ります。じゃあ私はそろそろ時間なので」

鈴羽「頑張ってね、牧瀬紅莉栖」

紅莉栖「はい。では」

スタスタ…

黄泉川「ところで…」

一方通行「あ?」

黄泉川「いや、一方通行じゃなくてな。ねぇあんた」

鈴羽「へ?あたし?」

黄泉川「そうあんた。未成年みたいだけど、学校はどうしたんじゃん?」

一方通行「そういやそうだな。お前学校には行ってねェのか?」

鈴羽「あ、いや、その、えと…あっ!」

黄泉川「!?」

一方通行「!?」

鈴羽「いいジャージ着てますね!どこで買ったんですかコレ」

黄泉川「おっあんた分かるじゃん? これは───」

一方通行「誤魔化しやがった…」

~~~~~~~~~~~
とある高校

小萌「はいはーい皆さん。今日は特別講師が来て下さいましたよー」

青ピ「先生!」ビシッ

小萌「はい青ピちゃん」

青ピ「特別講師は男ですか!女ですか!幼女ですか!美人ですか!」

小萌「はぁ…青ピちゃんは平常運転ですねー」

小萌「女性です。しかもアメリカの大学を飛び級で卒業。現在18歳の帰国子女美人さんです」

男子「「「「うおおおおおおおおおおお!!!!!!!」」」」

土御門「この前美少女転校生が三人も来たばっかりなのに、今度は美人バイリンガル…一体学園都市でなに起こってるんだ…?」

小萌「ではどうぞ入ってきて下さーい」

ガラッ

紅莉栖「はじめまして、牧瀬紅莉栖です」

上条「え? 紅莉栖さん?」

紅莉栖「あら、上条くん? この高校だったんだ」

小萌「あれ? お二人は知り合いなんですかー?」

男子「上条…」ギロリ

上条「?」

土御門「カミヤン、どういう事だ?」ギリギリ

上条「うお、や、やめ…首、離…」

青ピ「屋上に行こうぜ…久しぶりに…切れちまったよ」ギリギリ

上条「ふ、不幸だ…」ガクッ

紅莉栖「こ、個性的な友達ね」

まゆり「やっほークリスちゃーん♪」

るか「今日来る講師の方って牧瀬さんだったんですね」

フェイリス「クーニャン、今日は先生なのかニャ」

紅莉栖「まゆりに漆原さん、それとフェイリスさん!? なるほど、まゆりが上条くんを連れてきたのはそういう事か…」

青ピ「牧瀬センセー! 質問してもいいですか!?」バッ

紅莉栖「え? え、あ、はい、どうぞ」

青ピ「センセーのスリーサイズはなんですか!」

紅莉栖「…はい?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~

ドンドンッ

???『おにぃ!起きてるんでしょおにぃ!』

ドンドンッ

拓巳「うるさいな七海は…普通男子寮にまで来るか?」

ドンドンッ

拓巳「どうせ学校に来いってだろ?…」

男子『おいうるせーぞ!』

七海『あっ、す、すいません!』

拓巳「ぶっ、ざまぁwwwwww」

七海『おにぃの馬鹿!』

タタタ・・・

拓巳「さて、とツイぽチェック」

カチッ

拓巳「お、DaSH氏が書き込んでる」

拓巳「『学園都市で夫婦喧嘩なう』マヂかDaSH氏も学園都市にいるのか。えーと…」

カタカタカタ、カチッ

拓巳「ん、喉渇いたな…」

ガチャ

拓巳「うわっなんだよ、コーラもうないじゃん…今日は外に出る予定なかったのに…」

ピロンッ

拓巳「DaSH氏から返信キタ?」

カチッ

拓巳「『第五学区nydsdvfrw』?…なんだコリャ、誤爆か?」

拓巳「第五学区って事は、DaSH氏って大学生かな」

拓巳「しかし…学園都市はアキバにめちゃくちゃ近いし、リアル超能力が見れるって聞いてベースを引き払ってまで来たってのに…」

拓巳「やっぱり三次元は三次元か…この間は白髪のなんか怖そうなのとぶつかっちゃったし…」

拓巳「ていうか超能力はギガロマニアックスが最強だろ常識で考えてwwwww」

拓巳「……」チラッ

冷蔵庫「」カラッポ

拓巳「仕方ない、買いにいこう…」

疲れたから投下中断

飯まで再開

~~~~~~~~~~~~~~~~
スタスタ

拓巳「ふひひ…安かったから予定より多く買えた…」


……───


拓巳「!?」ピクッ

拓巳「("見られてる"…)」


──その目、だれの目?


巧巳「(久しぶりだな…これ)」

拓巳「っ!」クルッ

萌郁「…」

拓巳「う、うへぁあぅ!?」ドテッ

萌郁「あ…」

拓巳「だ、だ、だだ誰…?」

萌郁「大…丈夫…?」スッ

拓巳「さ、さささ触る、な…っ!」

萌郁「でも…」

拓巳「い、一年前に、学ん、だんだ…。ぼぼ、僕みたいなキモオタに優しくして、くれる三次元の…
   特に眼鏡をかけてる女…には必ずう、裏があるって…」

萌郁「…?」

拓巳「あ、あんた、ど、どう、してぼ、僕を見てたの…?」

萌郁「財布…落とした」

拓巳「え…? あ、うあ…」

萌郁「はい…どう…ぞ」スッ

拓巳「あ、あああありがと、うござい、ます…」

巳「そ、それじゃ、ぼ、僕はこれで…」

萌郁「あ…」

拓巳「……っ」タタタタ…








萌郁「…」ポツーン

-----------------------------------------


梨深「なんだータクは今日も来ないんだ」

七海『すいません梨深さん。ナナがいながら…」

梨深「いいよ、気にしないでナナちゃん」

七海『まったく、おにぃはこんなにいい人がすぐ近くにいるってのに…』

梨深「たはは、照れるよ~」

七海『そういえば梨深さん』

梨深「ん~? なに?」

七海『ギガロマニアックスの…セナさんと優愛さんとあやせさんと梢さんも学園都市に来てるんですか?』

梨深「うん、みんな来てるよ」

七海『そうなんですか? 学園都市に来てから梨深さん以外とは会ってないから…』

梨深「みんな別々の学校に行っちゃったからね。たはは…」

梨深「特に蒼井さんなんかちゃっかり大学に進学してるし…」

七海『あはは…』

-----------------------------------------
とある大学

岡部「くそっ、やっぱり駄目か…」カチカチブンブン

ダル「オカリン、変にいじるのはやめなよ。更におかしくなるお」

岡部「くそっ、俺の相棒が…!」ブンブン

???「どうした。なにをしてる?」

ダル「あ、気にしなくていいお。こいつの無駄な足掻きだから」

岡部「無駄な足掻きとはなんだ!もしかしたらという事があるかもしれんだろうが!」

ダル「ちょっ、耳元で大きな声出すなよ!」

???「ん? お前は…」

岡部「ん?」

???「あの時の、妄想男か」

岡部「お、お前はあの時の剣がどうたら言っていたデンパ女!」

ダル「お?お?なに?知り合いなん?」

岡部「なぜここにいるデンパ女!! やはり貴様、機関のエージェントだったのだな!?」

セナ「蒼井セナ、だ。機関? なんだそれは」

岡部「しらばっくれるな。貴様が機関の命令で俺を消しにきたのは分かっている」

セナ「・・・妄想ならその辺でやめておけ。身を滅ぼしたくなければな」

岡部「貴様、前に会った時もそんな事を言っていたな。どういう事だ?」

セナ「……お前には関係ない事だ」

岡部「それで?貴様はどうしてここにいる? なにが目的だ?」

セナ「ここの学生の私がここにいてはいけないのか?」

岡部「な、なに!?お前、学年は!?」

セナ「一年だ」

岡部「お、お前、俺とタメだったのか!?」

セナ「私のほうが驚きだ。 フケ顔だったからてっきり社会人だと思っていたぞ」

岡部「ぐっ、きさま…この俺が地味に気にしている事を…!」

セナ「じゃあ私は、これで」クルッ

ダル「オカリン、僕らも次あるから行こうぜ」

岡部「…あぁ」

セナ「そうだ」

岡部「?」

セナ「お前ら、名前は?」

ダル「僕は橋田至。スーパーハッカーで紳士だお。キリッ」

セナ「妄想男。お前は?」

岡部「…鳳凰院、凶真だ」

ダル「嘘乙。 こいつの名前は岡部倫太郎。見てのとおり厨二病だお」

岡部「なっ、ダル貴様…!」

セナ「そうか。それじゃあな、橋田。岡部」スタスタ





岡部「なんなんだ、あの女は…」

ダル「クールビューティって奴だお。はふー萌える…」

とある高校、職員室



紅莉栖「……」

小萌「お疲れさまでしたー」

紅莉栖「な、なんか、すごく濃…個性的なクラスでしたね」

小萌「あ、はは…すいませんでした。でも、皆いい子なんですよー?」

紅莉栖「それは分かりますよ。とても仲がいい楽しいクラスでしたね。
    私にはそういう思い出がないので皆が羨ましいです」

小萌「牧瀬先生…」

紅莉栖「では、次がありますので、失礼します」ペコリ

小萌「あ、あの!」

紅莉栖「?」

小萌「また来てくれませんか? みんな、きっと喜びますよ」

紅莉栖「……そうですね。また、必ず来ます」ニコリ

小萌「!!──待ってますよ、クーニャン先生♪」

------------------------------------------------------
ラボ


岡部「おいダル。新しい携帯の設定手伝ってくれ」

ダル「だからそれはオカリンにオススメしないって言ったんだよ。設定に何時間かかってんだよ。
   オカリンあれだろ。キャンプなんていかないのに十特ナイフ買うタイプだろ」

岡部「うぐっ…!」

ガチャ

まゆり「トゥットゥルー♪あれー?オカリン。携帯買えたのー?」

岡部「おぉまゆり。ちょっとした事情があってな…今日は上条当麻は一緒ではないのか?」

まゆり「カミヤンくんはねー、途中まで一緒だったんだけど、なにか用事ができたみたいで慌てて走っていったの」

岡部「なにか約束でも忘れていたのだろう。…おいダル!やっと全アプリの使用IDの登録が終わったぞ!」

ダル「頑張れ、あと少しだお」

まゆり「大変そうだねー♪」

~~~~~~~~~~~~~~~
翌日



岡部「……おい上条当麻」

上条「…はい」

岡部「なんなんだこの状況」

ワイワイ

るか「まゆりちゃん、頼む物決めた?」

まゆり「んーとね。からあげ定食も捨てがたいんだけど…」

フェイリス「モエニャンはなににしたのかニャ?」

萌郁『うんっケバブにしたよー>< 大好きなんだー♪』

紅利栖「たまには日本食にしてみようかしら・・・」

鈴羽「あたしは橋田至と同じのにしようかな?」

ダル「こ、これはフラグキター!?」

打ち止め「ミサカはハンバーグがいいな!ってミサカはミサカはあなたに言ってみる!」

一方通行「好きにしろォ。どうせ金払うのは俺じゃねェからな。なァ超電磁砲?」

美琴「なんであんたがココにいるのよ。あんたラボメンじゃないんでしょう」

禁書「ココからココまでを二つ…」

美琴「あんたはそれ以前に頼みすぎよ!」

ワイワイ

岡部「この状況になった理由を、もう一度、ゆっくり、はっきり、教えるのだ」

上条「……えと、昨日、帰りに御坂と一緒にあの時の謝罪にと、なにかおみやげを買っていこうと思ったんスけど
   御坂が妙に高級なモンを買おうとして、結局決まらなくて…」

岡部「ファミレスで、食事を奢る、という事になったのか」

上条「はい…」

岡部「しかし、この人数だと、むしろ余計に金がかかるのでは…?」

上条「それなんですけど…俺がラボメンの人数を教えたらその妙に高級なモンを人数分買うって言い出して
   その合計金額がここのメニュー全部頼んでもまだお釣りがくるんですよ」

岡部「本当に中学生か……? 第三位はレベル5唯一の常識人だと聞いたのだが」

上条「それぐらい責任感じてるって事でしょうけど…」

岡部「別にいいと言ったのに…」

まゆり「オカリンはなに食べるのー?」

岡部「俺か?俺は……日替わりランチとブラックコーフィーでいい」

美琴「あんたは?」

上条「俺も日替わりランチで」

紅莉栖「美琴ちゃんは?」

美琴「私はオートミールにします。食べてみたかったんですよ」

紅莉栖「へぇー、そうだったの。…後悔しないでね?」

美琴「え」




ダル「オカリン、上条氏」ヒソヒソ

岡部「む? なんだダルよ」

上条「どうしたんスか?」

ダル「なんか美琴氏と牧瀬氏って似てね?」ヒソヒソ

岡部「む…?」

上条「そういえば…」

<牧瀬と美琴の共通点>

・ツンデレ

・さっぱりした性格

・茶髪

・頭がいい

・ガッチガチの科学脳

・能力が電気系

・貧乳

etc....


岡部「結構似てるな…」

ダル「そこで僕はある説を唱えるお…」ヒソヒソ

上条「ある説とは…?」

ダル「それは…」ヒソ

オカカミ「「ゴクリ・・・」」

ダル「『ツンデレひんぬーは電気系の能力を会得しやすく、そしてツンデレであるほどそのレベルは高い』!!」

岡部「おぉお、さすが我がマイフェイバリットライトアーム!! それっぽい!」

上条「だけど、御坂ってツンデレなのか?知らなかった」

岡部「え」

ダル「え」

上条「え?」キョトン

紅莉栖「おい男共」

岡部「あっ」

美琴「私と紅莉栖さんが、なんだって?」ビリビリ

上条「い、いや、凄く似てて、まるで姉妹みたいだな~って」

紅莉栖「私と、美琴ちゃんの、胸が、なんだって?」

ダル「そんな目で見ないで。癖になっちゃうハァハァ///」

禁書「と~ぉ~ま~ぁ~?」ガブッ

上条「ギャアアアアアッ!!!」

美琴「覚悟…できてるわよね?」バチバチ

紅莉栖「岡部」

岡部「お、落ち着け。お前ら。他の客に迷惑……」

紅莉栖「・・・・・・それもそうね」

岡部「ふぅ・・・」

紅莉栖「それじゃあ、貴方達三人にはドリンクバーを往復する係に任命するわ」

上条「・・・え?」



~~~~~~~~~~~~



まゆり「りんごジュースお願いねー♪」

フェイリス「レモンティーニャン」

るか「こ、紅茶で・・・」

萌郁『私も紅茶☆』

鈴羽「コーラ!」

美琴「メロンソーダ」

禁書「ミルクティーなんだよ!」

打ち止め「オレンジジュース!ってミサカはミサカはお願いしてみる!」

一方通行「コーヒー。ブラックな」

紅莉栖「私もコーヒーのブラック」


ダル「えっと確認するお。りんごジュース、オレンジジュース、メロンソーダ、ミルクティー、
   レモンティー、紅茶二つ、コーヒーブラックとコーラが三つ」

紅莉栖「おk。いってらっしゃい」






上条「うう・・・不幸だ。ジャンケンで負けてコップ五個持つはめになったし・・」フラフラ

岡部「お、おい、落とすなよ!」

ダル「オカリン。アレ見て」

岡部「ん?」



麦野「浜面、おかわり入れてきて」

浜面「いま絹旗の奴持ってきたばっかじゃん! 俺さっきから10分くらい座ってないよ!?」

麦野「あ゙?」ギロッ

浜面「ひっ!」

絹旗「浜面、超入れ直しです」

浜面「え!?」

絹旗「このコーヒー超甘すぎです。超飲めたものじゃないです」ペッペ

浜面「お前の言った通りに砂糖とミルク入れたんだけど」

絹旗「超浜面のくせに口答えするんですか?」

浜面「ぐっ・・・こいつ・・・!」

滝壺「はまづら」

浜面「滝壺、お前は俺のみk

滝壺「オレンジジュース」スッ

浜面「ちくしょおおおおおおお!!!!!」



岡部「・・・よく見ておけダル。あれがハーレムの代償だ」

ダル「・・・・・・おおう」

上条「お、浜面じゃねーか」

浜面「よう、上条。その手を見るとお前もドリンクバーの往復か?」

上条「ははは・・・まぁな」

浜面「そっちの人たちは?」

上条「あぁ、この人たちはサークルの先輩」

ダル「橋田至っす」

岡部「鳳凰院凶真だ」

浜面「ども、浜面仕上っす」

岡部「お前も大変だな。さっき見てたが」

浜面「はは、見られてたんスか…」

岡部「しかし、俺らよりはましだな。こっちは三人で十三人分往復だ」

浜面「うわぁ・・・」

ダル「でも、あんな可愛いおにゃのこたちに命令されるのって・・・我々の業界じゃご褒美だお」ダラダラ

岡部「お前さっきと言ってる事違うぞ」

上条「ダルさん鼻血鼻血」

浜面「可愛い、か・・・まぁ確かに、客観的に見ればな。でも・・・」


麦野「おい浜面ぁ!!」

絹旗「超遅いです。飲み物もいれられないんですか?」


浜面「・・・・・・な?」

岡部「う、むぅ・・・本当に大変なんだな」

浜面「もう慣れました。長いことやってるんで」

ダル「あれ? 涙が…あれ?」

上条「・・・そうだ!お前もサークルに参加しないか?」

浜面「え?」

上条「可愛い子いっぱいいるし、属性もより取り見取り」

浜面「よろしくお願いするッス、鳳凰院さん!」ビシィ

岡部「お、おおぅ。構わんが・・・」

浜面「ありがとうございます!」



麦野「はまづらぁぁぁぁあああああ!!!!」


浜面「しまった。忘れてた! あとで連絡くれ!!」タタタ

上条「わ、分かった」



麦野「遅かったじゃねぇか浜面ぁ~。オ・シ・オ・キ・か・く・て・い・ね 」

絹旗「窒素装甲ラリアーット!!」

浜面「それは、首が飛っ・・・・・・!!」

滝壺「私はそんなはまづらを応援してる」

浜面「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ッ!!!!」


ドゴォォォオオオンッ





七海「ねぇねぇおにぃ! どれにする?」

拓巳「僕は、いい。い、いらない・・・」

七海「じゃあナナ少し量が多いの頼むから、おにぃにちょっと分けてあげるっ」

拓巳「だから、いらないって・・・」

梨深「えー、せっかくファミレスに来たのに、なにも食べないの?」

拓巳「学校帰りに、い、いきなり、連れてきたんじゃないか・・・」


<あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ッ!!!!

拓巳「(しかし、さっきから隣の席の奴ら、うるさいなぁ・・・。三次元でハーレム気取ってるからこうなるんだよ・・・)」

拓巳「(やっぱ、二次元が最高だなぁ。ハーレム作っても三住くんみたいに刺される事はないし…ふひひw)」

梢「あれれ~?拓巳しゃんたーちなのら~」

拓巳「!?」ビクッ

梨深「あー梢さんだ。やっほー」

拓巳「こ、こず・・・ぴぃ」

梢「んふふ~、拓巳しゃん。相変わーらずモテモーテなのら~」

拓巳「そん、な事ないし・・・さ、三次元の女に、モテたって、誰得・・・?」

梨深「も~タク、そんな事言って。傷つくよ?」

拓巳「え、あ、ご、ごめん」

七海「こずぴぃさんも座って座って。あ、おにぃ席詰めて」

梢「じゃあお言葉に甘えるのら~。よいっしょ」

拓巳「・・・・・・」カチカチ

ナイトハルト『学園都市内のファミレスで三次元女に囲まれた。誰か助けて』

DaSH『まじで?いま俺もファミレスでドリンクバー往復してるwwwもしかしたら同じ店かもなwww』

ナイトハルト『うおwwwwwじゃあ互いがどこらへんにいるか言おうぜwww』

DaSH『おkwwwwww』

ナイトハルト『ドリンクバーの近くの席で女共3人に囲まれてるwww』



ダル「え・・・」

ダル「もしかして・・・ナイトハルトって浜面氏・・・?」カチカチ


ナイトハルト『おーいDaSH? 落ちたか?』

DaSH『僕はいま、ドリンクバーの前でケータイいじってる』


拓巳「え・・・」

梨深「どうしたのタク?」

拓巳「ちょ、ちょっと飲み物取ってくる」ガタッ

七海「あ、じゃあナナにもコーラいれてきて!」

拓巳「自分で行け」

七海「ぶー、おにぃのケチ」




拓巳「あ、あの・・・」

ダル「?」

拓巳「も、もしかして・・・・・・で、DaSHですか・・・?」

ダル「・・・・・・まさかナイトハルト氏?」

拓巳「は、はい・・・そう、です。な、ナイト・・・ハルトです」

ダル「・・・・・・おにゃのこに囲まれるはずだお」ジロジロ

拓巳「は、はひ?」

ダル「いや、なんでもないお。席移動しない? ナイトハルト氏とは色々語りたい事があったんだお」

拓巳「あ、はい。い、いいですよ」

ダル「じゃあちょっと待ってて、飲み物おいて連れに話してくるお」

拓巳「わかり、ました。じゃあ僕も、話してき、きます」



---------------------------------------------------



ダル「改めて、はじめまして。DaSHこと、橋田至です。ダルって呼んでお」

拓巳「え、と、疾風迅雷のナイトハルトこと、西條、拓巳です」

ダル「もしかしてイメージ壊しちゃったかな? ほら、僕ってピザだし」

拓巳「そ、そんな事ないですよ。僕だってこんなキモオタで・・・」

ダル「僕はイメージ通りだったけどなぁ」

拓巳「ぼ、僕も・・・DaSHのイメージぴたりでした」

ダル「・・・・・・それってピザだって思ってたって事?」

拓巳「あ、す、すみません・・・」

ダル「嘘嘘。まぁ、そんな固くならずに、ツイぽと同じように接してよ」

拓巳「え、うぁ、はい、わ、分かりました」

ダル「じゃあ早速、『二次元とはなにか』についても議論を───」





まゆり「ネットで仲がいい人だって~」

岡部「ダルの野郎、いい顔してやがる・・・」

紅莉栖「あれが、疾風迅雷のナイトハルト・・・クソコテ・・・」




梨深「ネットで仲がいい人なんだって」

七海「おにぃのああいう顔、久しぶりに見たなぁ」

梢「あの人のお腹、フカフカそうなのら~」

???「お・ね・え・さ・まーーーー!!」シュンッ

美琴「ふえっ!?」

岡部「なんだ!?」

まゆり「びっくりしたー・・・」

美琴「く、黒子!?」

黒子「お姉さま~ん、黒子にないしょで外食なんてひどいじゃありませんの~」スリスリ

美琴「ちょ、離れ・・・み、みんな見てるから・・・!」

黒子「あら? 見ない方々がおりますわね」

上条「あ、あぁ、この人たちは秋葉原から来た───」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

その日、ラボメンが五人増えた。

浜面仕上。

一方通行は流れでそのままラボメンに。

御坂美琴

白井黒子

黒子「お姉さまに一生ついていくのがわたくしの使命! わたくしもそのラボメンとやらになりますわ!!」

・・・との事らしい。

そして、ダルが紹介してきた男、西條拓巳

ダル曰く「今のオタクには、二次と三次を同等に愛す力、そしてコミュ力が必要なんだお。タク氏にはラボでそれを鍛えてもらうお」

との事。本人はいやがってたが。

それから二週間、学園都市での新しい生活を始めてたいぶ経ち、異能が混じった生活に慣れ始めた頃──


─ラボ

ガチャッ

岡部「む、まだ誰も来ていないのか・・・」

~♪

岡部「誰かの携帯が鳴っている・・・?。全く、忘れ物はしないようにといつも言っているのに・・・」

岡部「やれやれ、どこで鳴っているのだ?」

ジャー・・・ジャジャ・・・♪

岡部「こっちから音が聞こえるな」スタスタ


──ドクン


ジャージャージャジャジャージャー・・・♪

岡部「この棚から・・・音が出ているのか・・・?」

岡部「ここには、壊れた前の携帯を入れていただけのはずだが・・・」

ジャージャージャジャジャージャー・・・♪

岡部「この着信音は俺の・・・」

岡部「壊れていなかった・・・のか?」

岡部「しかし、あのダルが機械の事で間違えるとは思えないし・・・」

ジャージャージャジャジャージャー・・・♪

岡部「・・・・」ガチャガチャ

ガラッ

ジャージャージャジャジャージャー♪

岡部「やはり、俺の携帯がなっている・・・」

岡部「携帯を変えた事は知人全員に知らせたはずだが・・・」

岡部「一体誰から・・・・・・」

ピッ



ズキンッ



岡部「──っ!!?」


岡部「(また、眩暈が・・・!!?)」




???『どうやら繋がったようだな』


???『いいか、よく聞け』


???『俺は、別の世界線のお前だ』


──ドクン


Chapter3『運命操作のツリーダイアグラム』

飯なんで終了

続き投下。この辺りから本格的に修正入ります
また、私の独自解釈が出ますのでご注意下さい

岡部「・・・は?」

岡部?『いや・・・正確に言うと、『別のこの世界線の岡部倫太郎』だ』

岡部「何を言ってるんだ・・・?」

岡部?『カリキュラムからの帰り道での事を覚えているか』

岡部「──!」

岡部?『あの時お前は、突然強烈な眩暈に襲われた』

岡部?『そして無意識のうちにお前は紅莉栖を呼び止め、結果的に紅莉栖を救った。そうだな?』

岡部「あ、あぁ・・・」

岡部?『その時、お前は妙な感覚──そう、既視感を感じたはずだ』

岡部「・・・・・・!?」

そこまで知っているという事は・・・電話の向こうにいる奴は本当に別の世界線の俺なのか?

岡部「ってちょっと待て! 『別のこの世界線』とはどういう事だ!?」

岡部?『落ち着け、ちゃんと説明してやる』

岡部?『α世界線で鈴羽が、世界線は無限にあるが、同時に二つ以上は存在することはないと糸で説明した事は覚えているな?』

岡部「あ、あぁ・・・」

岡部?『今度は糸ではなく、木で説明しよう』

岡部「木、だと?」

岡部?『木はたとえ何本の枝があろうと、一つの木には変わりない』

岡部?『つまり、どの選択肢を選んでも、運命は収束し結果は同じになるのだ──まゆりの時のようにな』

岡部?『運命というものは、木の根なんだ』

岡部?『運命という根が這ってしまっている以上、文字通り根本的に運命には抗えない』

岡部?『運命を変えるには、別の世界線へ移動するしかない』

岡部?『世界線を移動するという事は、いわば別の木へ移動する事』

岡部?『ここまでは理解できるな?』

岡部「例えを木に変えただけで、鈴羽の言っていた事とほとんど同じじゃないか・・・」

岡部?『そういうな。例えが糸では、次が説明しにくいからな』

岡部『では、本題だ』

ミス。最後の台詞は岡部ではなく岡部?です

岡部?『お前がいるシュタインズゲートの事だ』

岡部「──!?」

岡部?『確認をするが、シュタインズゲートはどんな世界線だと説明された?』

岡部「アトラクタフィールド同士の狭間にある境界面上にあって・・・他の世界線の収束の影響を受けることがない世界線・・・だったよな」

岡部?『そう。他の世界線の影響をうけないシュタインズゲートは、いわば害虫や肥料がない木だ』

岡部?『害虫がこないという事は、たとえば昨日別の世界線でまゆりが死んだとしてもこの世界線──この木には影響しない』

岡部?『だが、肥料がないという事は成長が遅く、未来が確定しずらいのだ』

岡部「それで木を例にして説明をした訳か・・・」

岡部?『理解が早くて助かる』

岡部「だが待て。未来が確定しずらいという事は、この時代に来た鈴羽は一体なんなんだ?」

岡部?『・・・・恐らく、親木が存在するのだろう』

岡部「は?」

岡部?『俺達、お前のいるシュタインズゲート世界線は親木ではなく、その枝の一つを切り取った挿し木だというのが俺の考えだ』

岡部「ま、待て待て。更に訳が分からなくなった。つまり、シュタインズゲート世界線は複数存在するというのか!?」

岡部?『これは仮説だが・・・シュタインズゲート世界線は、異なった選択をする度にその枝から挿し木を作り出し
    運命を分岐させる特殊な世界線ではないのだろうか』

岡部?『そして、元々一つだったが故に、それらが同時に複数存在する事ができる──という訳だ』

岡部「元々は一つだった世界線が分岐して、新たなシュタインズゲート世界線になるのか・・・?」

岡部?『それと、俺──いや、お前の能力についてだ』

岡部「!? 俺には微弱な能力しかないのではなかったのか!?」

岡部?『あの時感じた既視感の正体は”別のシュタインズゲート世界線の収束”を察知したものではないか』

岡部?『そう考えた俺は、試行錯誤を繰り返し、そしてこの能力に辿り着いた』

岡部?『いいか、お前の能力は───』




岡部?『”別のシュタインズゲート世界線の岡部”──いや、”鳳凰院凶真”と繋がる事ができる能力だ』





岡部「なんだと・・・?」

鳳凰院『そして、この能力にはもう一つ特徴がある』

岡部「特徴・・・?」

鳳凰院『原因は不明だが、送信する側と受信する側との間には時間差があるのだ』

鳳凰院『俺が検証した結果、送信する側が必ず未来、受信する側が必ず過去だった。まるでDメールだな』

鳳凰院『だがDメールと違うのは、こちらは直接自分に指示が出来る点だ』


鳳凰院『俺はこの能力を『運命察知の邪眼<デジャヴィング・シュタイナー>』と名づけた』

岡部「デジャヴィング・・・シュタイナー・・・」

鳳凰院『この能力の注意点は二つ』

鳳凰院『一つ、この能力を使う時、送受信関係なく強烈な眩暈に襲われる。まぁすぐに収まるが』

岡部「そういえば・・・いつの間にか眩暈が治まって・・・」

鳳凰院『そして二つ目。これが重要だ。この能力はその壊れた携帯がないと不完全にしか発動できない』

岡部「それが・・・あの既視感の正体か・・・?」

鳳凰院『そうだ。さて・・・そろそろ時間か』

鳳凰院『これからラボに鈴羽がやってくる。鈴羽の話を最後までよく聞くんだ。分かったな?』

岡部「え、ちょ、ちょっと待て!」

鳳凰院『健闘を祈る。エル・プサイ・コングルゥ──』

ブツッ

岡部「おい!・・・くそっ!」カチカチカチ



ガチャ


岡部「!?」

鈴羽「オカリンおじさん」

岡部「鈴・・・羽」

鈴羽「ついてきて」

こっから先ほとんど新しく書き直す。休憩

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

萌郁『あれ?今日はラボおやすみだって~』

るか「そうですか・・・せっかくお休みだからクッキー作ってきたんですけど・・・」

フェイリス「じゃあメイクイーンで食べるニャン」

るか「そうですね・・・(本当は岡部さんに食べてもらいたかったなぁ)」

萌郁『クッキー楽しみ♪』

ラジ館屋上

ザワザワ

上条「阿万音さん、急にこんなところに呼び出してなんの用だろうな」

美琴「もしかして誰かが誕生日でサプライズの計画とか?」

打ち止め「うわぁ~ミサカサプライズって大好き!ってミサカはミサカはうきうきしてみる」

紅莉栖「サプライズパーティなんて向こうでもやらなかったわね・・・私、友達いなかったし」

一方「くだらね・・・」

ダル「でもラボメンにこの時期誕生日の人っていたっけかな?」

浜面「サプライズか~。今度の滝壺の誕生日にうちの連中達でやってみるかな」

拓巳「帰りたい・・・寮に帰って、今週のガンヴァレルチェックしたい・・・ふひひロゼッタたんマジかわゆす」

まゆり「え~タクくんもガンヴァレル見てるの? ロゼッタちゃん可愛いよね~?」

拓巳「ぅえ!?」


ガチャ


全員「!!」

紅莉栖「あ、岡部。それに阿万音さん」

まゆり「オカリーン、鈴さーん。トゥットゥルー」



岡部「まゆり・・・!?」

岡部「どういう事だ鈴羽! 何故ここにまゆりまでいる・・・!」

鈴羽「待っておじさん。さて──」



鈴羽「浜面仕上」

浜面「え?」

鈴羽「アイテムのメンバーを呼んで」

浜面「え、ちょ、あんたなんでその名を──!!」


鈴羽「西條拓巳」

拓巳「へぁ!?」ビク

鈴羽「知っているギガロマニアックスを全員呼んで」

拓巳「え?な、なんでギガロマニアックスの事を」

鈴羽「いいから」

拓巳「う・・・わ、分かった」


鈴羽「一方通行。最終信号でもいい」

一方「あン?」

鈴羽「どれ・・・いや、誰でもいい。妹達を一人呼んで」

一方 「・・・・・・」


鈴羽「上条当麻」

上条「ん? なんですか?」

鈴羽「禁書目録をここに呼んで」

上条「いいんスか? あいつラボメンじゃないんですけど」

鈴羽「これからする話には、禁書目録にも関係があるから」

上条「───分かりました」




鈴羽「全員集まったら、話を始める」

紅莉栖「お、岡部? どうしたの阿万音さん。アイテムとかギガロマニアックスとか・・・」ヒソヒソ

岡部「・・・・・・」

紅莉栖「岡部?」

~~~~~~~~~~~~~~~~

鈴羽「あとは、ギガロマニアックス達だけか」


麦野「はまづらぁ、なんなのこの集まりは?」

浜面「俺の参加したサークルみたいなもんなんだけど・・・」

絹旗「最近いない事が超多いと思ったらそういう事だったのですね。馬面のくせに」

滝壺「はまづら、私たち以外に友達いたんだね」

浜面「それひどくねぇ!?」


紅莉栖「美琴ちゃん。この子も妹なの?」

美琴「は、はい。私の双子の妹です」

御坂妹「生産番号10032号です。とミサカは自己紹介をします」

紅莉栖「へ、製・・・造?」

美琴「す、すみませんこの子ちょっとデンパ入ってて!」

紅莉栖「あ、そうなの・・・」


拓巳「遅いなぁセナ達・・・」

梨深「おまたせー!」タタタ

梢「うぴ~。拓巳しゃんおっは~なのら~」

あやせ「ここは・・・巨大な邪心が渦巻いているわね」

拓巳「あ、あれ?優愛と七海とセナは・・・?」

梨深「えっとね、ナナちゃんは部活の助っ人でこれないって」

梢「優愛しゃんも学校だって~」

拓巳「じゃあセナは・・・?」

梢「セナしゃんなら、もうすぐ来るのら~」


セナ「おい西條。私達をこんなところにつれてきてどうする──ん?」

岡部「あ、蒼井セナ!?」

セナ「岡部、それに橋田。これは一体なんの集まりだ?」

ダル「全然さっぱりだお」

鈴羽「ギガロマニアックスはこれで全員?」

拓巳「え、えと、二人別の用事で・・・」

鈴羽「じゃあ、その二人には君から話をしておいて」

セナ「あの女、いまギガロマニアックスと・・・・・・!」

梨深「え、えぇ!? タク、その人何者!?」

拓巳「ぼ、僕もなにがなんだか・・・」




鈴羽「みんな」

全員「!」

鈴羽「あたしのこれからする話は嘘じゃない。全て真実」

鈴羽「あたしの名前は阿万音鈴羽」

鈴羽「未来から来たんだ」

岡部以外「──は?」

上条「い、いきなりなんだよ阿万音さん・・・未来から来たとか・・・」

美琴「阿万音さんも、デンパ入った人だったの?」

鈴羽「まぁ、言っただけじゃ信じてもらえないってのは分かってたよ」

紅莉栖「当たり前よ! 未来から来たなんて・・・そんな非科学的な」

御坂妹「学園都市でも時を越える技術はありません。とミサカはうわ~デンパ乙と引きながら補足します」

鈴羽「今は、ね」

鈴羽「これを見て」スッ

ヴィン

浜面「うわ!?」

滝壺「なにもないところから、人工衛星みたいのがでてきた?」

禁書「じんこーえーせー?」

麦野「ステルス機能・・・」

鈴羽「これが、あたしの乗ってきたタイムマシン」カチッ

プシュゥウウウ──

上条「ドアが開いた・・・」

鈴羽「・・・」カチッ

ウゥゥウウン…

鈴羽「全機能をOFFにした。壊さない程度で好きにしていいよ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~

ダル「うはっ、これの製作者、ロマンってものを分かってらっしゃる」

あやせ「このフォーム・・・ 黒騎士の身に纏うクロスに酷似しているわ」

紅梨栖「これは、重力操作装置?」

美琴「すごい・・・こんな技術、学園都市にないわよ?」

拓巳「リアルブートでだ、だしたんじゃないの? ギガロマニアックスの事も知ってたし」

梨深「違うよ」

拓巳「へ・・・?」

梨深「あの機械の出現の仕方。あれはリアルブートによるものじゃない。ディソードもでなかったし」

拓巳「そうなの・・・?セナ」

セナ「あぁ、咲畑の言っている事は本当だ。あれはリアルブートによって出現したものじゃない」

拓巳「と、いうことは・・・」

梢「ほんとのほんとに、未来人なのら~!?」

鈴羽「・・・・・・信じてもらえた?」

紅莉栖「信じるしかないでしょう。こんなもの見せられたら」

美琴「え、紅梨栖さん。そんなあっさり信じちゃうんですか!?」

紅莉栖「私にもよく分からないんだけど・・・何故か納得しちゃうのよね」

ダル「あ、それ僕もだお。あと、阿万音氏には妙な親近感が沸くんだよなぁ。まるで家族みたいな・・・」

紅莉栖「それはただのお前の妄想だろ」

上条「マジか。マジで未来人か! やっべテンション上がってきた!サインくださ──」

美琴「あんたはうるさいっ」

浜面「未来って猫型ロボットとかっているのかな?」

滝壺「はまづら、発想が子供っぽい」

麦野「ま、学園都市にはまだ表には出ていない技術があるんだし、タイムマシンくらいあってもおかしくないわね」



鈴羽「じゃあ本題に入る」

鈴羽「岡部倫太郎には、少し話したけど──」

紅莉栖「だから岡部、あんた妙におとなしかったの?」

岡部「あぁ、俺は鈴羽が未来から来た事、その目的を最初から知っていた。だがその先は知らん」

鈴羽「悪いけど、また最初から話すよ」

岡部「・・・あぁ」

鈴羽「じゃあ───」

──────

────

──

上条「未来がそんな事になっているなんて・・・」

岡部「上条当麻、貴様、魔術を信じるのか?」

上条「はい。実際何回もやりあってるんです」

鈴羽「上条当麻は私たち科学勢の中で伝説になってるんだよ」

上条「伝説だなんてそんな・・・」ニヤニヤ

美琴「魔術については、私は半信半疑なんだけど・・・未来ではこいつ以外はどうなってるの?」

鈴羽「レベル5は、理由は全員違うけど、みんな行方、生死不明になっている」

美琴「そんな・・・」

鈴羽「一方通行。君も例外じゃないんだよ」

一方通行「・・・妹達はどうなってる」

鈴羽「妹達は数が一桁まで減少。最終信号は行方不明」

一方通行「なンだと・・・?」

打ち止め「えぇ~!?ってミサカはミサカは驚いてみる!!」

御坂妹「それは本当なのですか?とミサカは恐る恐る確認をします」

鈴羽「本当だよ。10032号、君は生きていて最前線で戦ってる」

鈴羽「それと、クローンの短命問題は解決してるんだよ。牧瀬紅莉栖。君のお陰でね」

紅莉栖「へ?」

鈴羽「牧瀬紅莉栖。君は魔術の解析、対策を担当してる」

ダル「僕は、未来ではどうなってるんだお?」

鈴羽「お父・・・橋田至は装置の設計、開発を担当してた。このタイムマシンを作ったのも君だよ」

ダル「さすが、僕!」

鈴羽「でも・・・君は2035年に死んだんだ」

ダル「え・・・マ、マジでか・・・」

鈴羽「そして禁書目録。君はかなり危うい立場なんだよ」

禁書「それって、どういう事?」

鈴羽「君は、魔術側でありながら科学側に協力してるんだ。その魔道書の知識をあたし達に提供してね」

鈴羽「そして、それで得た知識を元に、牧瀬紅莉栖が対策を考える・・・」

禁書「でも、わたしはなんで科学側に協力してるんだよ?」

鈴羽「・・・君は、本当に上条当麻の事を信頼してるんだね」

鈴羽「いつも、口癖のように言ってたよ。「とうまなら、きっとなんとかしてくれる」ってね」

禁書「え、えへへ、なんか照れるんだよ」

上条「禁書目録・・・」

美琴「・・・・・・」バチバチ

紅莉栖「美琴ちゃん漏電してる」

鈴羽「でもね、完全記憶能力のせいで、いやでも戦争の光景を記憶してしまう」

禁書「え・・・」

鈴羽「目を閉じると死んでいった人たちの顔がフラッシュバックして、眠れないほど精神がダメージをうけてるんだ」

上条「そういえば、魔術勢と科学勢だと、俺たちは数で負けてないか? こっちは学園都市限定だけど、あちらさんは世界中にいるんだし」

鈴羽「その問題も、未来では解決してる。ここで登場するのが、ギガロマニアックスと『学園個人』滝壺理后。君たちなんだ」

岡部「・・・・・・さっきから、登場してくるギガロマニアックスとは一体どんな存在なのだ?」

セナ「私が説明しよう」キィイイン

ダル「うぉっ!? 蒼井氏がいかすデザインの剣を持ってるお!?」

セナ「世界の仕組みは三つの数字で説明できる。0と1、そしてマイナス1」

セナ「この剣はディソードといってそのマイナス1を生み出すためのショートカットであり、ディラックの海へと干渉するための端末」

上条「ディラックの海って・・・なに?」

紅莉栖「空孔理論・・・」

上条「???」

セナ「ディソードがディラックの海に干渉することで粒子と反粒子を対生成される」

セナ「この時に生み出された粒子をエラーという」

セナ「そのエラーを周りの人間の視界の死角、通称『デッドスポット』に送り込み、妄想を周囲共通認識させることで、妄想を現実にすることができる」

セナ「量子力学的に妄想を現実にする事をリアルブートという」

セナ「そして、その能力を持った人間のことをギガロマニアックスというんだ」

セナ「どうだ。分かったか?」

ダル「に、日本語でおk」

セナ「・・・・・・」

拓巳「その説明じゃ分かるわけないよ・・・」

セナ「じゃあお前が説明しろ」

拓巳「えぇ!?」

みんな「・・・」ジー

拓巳「え、えと・・・」

拓巳「目隠しした人に、これは熱した鉄の棒だといって、ただのスプーンを腕に当てると本当に火傷を負ったって話、聞いたことある?」

岡部「あぁ、ネットで見た事がある」

拓巳「リアルブートは、それを更に発展させた感じの能力なんだ。そう思ってればいいよ」

岡部「な、なるほど」

あ、しまった。ここは修正前の方が進ませやすい
という訳で投下し直し

岡部「どういう事だ鈴羽! 何故ここにまゆりまでいる・・・!」

鈴羽「待っておじさん。さて──」



鈴羽「浜面仕上」

浜面「え?」

鈴羽「滝壺理后を呼んで」

浜面「え、あれ? あんたらって面識あったっけ?」


鈴羽「西條拓巳」

拓巳「へぁ!?」ビク

鈴羽「知っているギガロマニアックスを全員呼んで」

拓巳「え?な、なんでギガロマニアックスの事を」

鈴羽「いいから」

拓巳「う・・・わ、分かった」


鈴羽「一方通行。最終信号でもいい」

一方「あン?」

鈴羽「どれ・・・いや、誰でもいい。妹達を一人呼んで」

一方 「・・・・・・」


鈴羽「上条当麻」

上条「ん? なんですか?」

鈴羽「禁書目録をここに呼んで」

上条「いいんスか? あいつラボメンじゃないんですけど」

鈴羽「これからする話には、禁書目録にも関係があるから」

上条「───分かりました」




鈴羽「全員集まったら、話を始める」

紅莉栖「お、岡部? どうしたの阿万音さん」ヒソヒソ

岡部「・・・・・・」

紅莉栖「岡部?」

~~~~~~~~~~~~~~~~

鈴羽「あとは、ギガロマニアックス達だけか」


滝壺「はまづら、私たち以外に友達いたんだね」

浜面「それひどくねぇ!?」


紅莉栖「美琴ちゃん。この子も妹なの?」

美琴「は、はい。私の双子の妹です」

御坂妹「生産番号10032号です。とミサカは自己紹介をします」

紅莉栖「へ、製・・・造?」

美琴「す、すみませんこの子ちょっとデンパ入ってて!」

紅莉栖「あ、そうなの・・・」


拓巳「遅いなぁセナ達・・・」

梨深「おまたせー!」タタタ

梢「うぴ~。拓巳しゃんおっは~なのら~」

七海「はぁ・・・はぁ・・・」


拓巳「あ、あれ?優愛とあやせとセナは・・・?」

梨深「えっとね、岸本さんは仕事が忙しくてこれないって」

七海「はぁ、はぁ・・・優愛さんも学校だって」

拓巳「じゃあセナは・・・?」

梢「セナしゃんなら、もうすぐ来るのら~」


セナ「おい西條。私達をこんなところにつれてきてどうする──ん?」

岡部「あ、蒼井セナ!?」

セナ「岡部、それに橋田。これは一体なんの集まりだ?」

ダル「全然さっぱりだお」

鈴羽「ギガロマニアックスはこれで全員?」

拓巳「え、えと、二人別の用事で・・・」

鈴羽「じゃあ、その二人には君から話をしておいて」

セナ「あの女、いまギガロマニアックスと・・・・・・!」

梨深「え、えぇ!? タク、その人何者!?」

拓巳「ぼ、僕もなにがなんだか・・・」




鈴羽「みんな」

全員「!」

鈴羽「あたしのこれからする話は嘘じゃない。全て真実」

鈴羽「あたしの名前は阿万音鈴羽」

鈴羽「未来から来たんだ」

岡部以外「──は?」

上条「い、いきなりなんだよ阿万音さん・・・未来から来たとか・・・」

美琴「阿万音さんも、デンパ入った人だったの?」

鈴羽「まぁ、言っただけじゃ信じてもらえないってのは分かってたよ」

紅莉栖「当たり前よ! 未来から来たなんて・・・そんな非科学的な」

御坂妹「学園都市でも時を越える技術はありません。とミサカはうわ~デンパ乙と引きながら補足します」

鈴羽「今は、ね」

鈴羽「これを見て」スッ

ヴィン

浜面「うわ!?」

滝壺「なにもないところから、人工衛星みたいのがでてきた?」

禁書「じんこーえーせー?」

美琴「ステルス機能・・・」

鈴羽「これが、あたしの乗ってきたタイムマシン」カチッ

プシュゥウウウ──

上条「ドアが開いた・・・」

鈴羽「・・・」カチッ

ウゥゥウウン…

鈴羽「全機能をOFFにした。壊さない程度で好きにしていいよ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~

ダル「うはっ、これの製作者、ロマンってものを分かってらっしゃる」

紅梨栖「これは、重力操作装置?」

美琴「すごい・・・こんな技術、学園都市にないわよ?」

一方通行「ここの部品、知らねェ物質でできてやがンな」

拓巳「リアルブートでだ、だしたんじゃないの? ギガロマニアックスの事も知ってたし」

梨深「違うよ」

拓巳「へ・・・?」

梨深「あの機械の出現の仕方。あれはリアルブートによるものじゃない。ディソードもでなかったし」

拓巳「そうなの・・・?セナ」

セナ「あぁ、咲畑の言っている事は本当だ。あれはリアルブートによって出現したものじゃない」

七海「ってことは・・・」

梢「ほんとのほんとに、未来人なのら~!?」

鈴羽「・・・・・・信じてもらえた?」

紅莉栖「信じるしかないでしょう。こんなもの見せられたら」

美琴「え、紅梨栖さん。そんなあっさり信じちゃうんですか!?」

紅莉栖「私にもよく分からないんだけど・・・何故か納得しちゃうのよね」

ダル「あ、それ僕もだお。あと、阿万音氏には妙な親近感が沸くんだよなぁ。まるで家族みたいな・・・」

紅莉栖「それはただのお前の妄想だろ」

上条「マジか。マジで未来人か! やっべテンション上がってきた!サインくださ──」

美琴「あんたはうるさいっ」

浜面「未来って猫型ロボットとかっているのかな?」

滝壺「はまづら、発想が子供っぽい」


鈴羽「じゃあ本題に入る」

鈴羽「岡部倫太郎には、少し話したけど──」

紅莉栖「だから岡部、あんた妙におとなしかったの?」

岡部「あぁ、俺は鈴羽が未来から来た事、その目的を最初から知っていた。だがその先は知らん」

鈴羽「悪いけど、また最初から話すよ」

岡部「・・・あぁ」

鈴羽「じゃあ───」

──────

────

──

上条「未来がそんな事になっているなんて・・・」

岡部「上条当麻、貴様、魔術を信じるのか?」

上条「はい。実際何回もやりあってるんです」

鈴羽「上条当麻は私たち科学勢の中で伝説になってるんだよ」

上条「伝説だなんてそんな・・・」ニヤニヤ

美琴「魔術については、私は半信半疑なんだけど・・・未来ではこいつ以外はどうなってるの?」

鈴羽「レベル5は、理由は全員違うけど、みんな行方、生死不明になっている」

美琴「そんな・・・」

鈴羽「一方通行。君も例外じゃないんだよ」

一方通行「・・・妹達はどうなってる」

鈴羽「妹達は数が一桁まで減少。最終信号は行方不明」

一方通行「なンだと・・・?」

打ち止め「えぇ~!?ってミサカはミサカは驚いてみる!!」

御坂妹「それは本当なのですか?とミサカは恐る恐る確認をします」

鈴羽「本当だよ。10032号、君は生きていて最前線で戦ってる」

鈴羽「それと、クローンの短命問題は解決してるんだよ。牧瀬紅莉栖。君のお陰でね」

紅莉栖「へ?」

鈴羽「牧瀬紅莉栖。君は魔術の解析、対策を担当してる」

ダル「僕は、未来ではどうなってるんだお?」

鈴羽「お父・・・橋田至は装置の設計、開発を担当してた。このタイムマシンを作ったのも君だよ」

ダル「さすが、僕!」

鈴羽「でも・・・君は2035年に死んだんだ」

ダル「え・・・マ、マジでか・・・」

鈴羽「そして禁書目録。君はかなり危うい立場なんだよ」

禁書「それって、どういう事?」

鈴羽「君は、魔術側でありながら科学側に協力してるんだ。その魔道書の知識をあたし達に提供してね」

鈴羽「そして、それで得た知識を元に、牧瀬紅莉栖が対策を考える・・・」

禁書「でも、わたしはなんで科学側に協力してるんだよ?」

鈴羽「・・・君は、本当に上条当麻の事を信頼してるんだね」

鈴羽「いつも、口癖のように言ってたよ。「とうまなら、きっとなんとかしてくれる」ってね」

禁書「え、えへへ、なんか照れるんだよ」

上条「禁書目録・・・」

美琴「・・・・・・」バチバチ

紅莉栖「美琴ちゃん漏電してる」

鈴羽「でもね、完全記憶能力のせいで、いやでも戦争の光景を記憶してしまう」

禁書「え・・・」

鈴羽「時々死んでいった人たちの顔がフラッシュバックして、相当な精神ダメージをうけてるんだ」

上条「そういえば、魔術勢と科学勢だと、俺たちは数で負けてないか? こっちは学園都市限定だけど、あちらさんは世界中にいるんだし」

鈴羽「その問題も、未来では解決してる。ここで登場するのが、ギガロマニアックスと『学園個人』滝壺理后。君たちなんだ」

岡部「・・・・・・さっきから、登場してくるギガロマニアックスとは一体どんな存在なのだ?」

セナ「私が説明しよう」キィイイン

ダル「うぉっ!? 蒼井氏がいかすデザインの剣を持ってるお!?」

セナ「世界の仕組みは三つの数字で説明できる。0と1、そしてマイナス1」

セナ「この剣はディソードといってそのマイナス1を生み出すためのショートカットであり、ディラックの海へと干渉するための端末」

上条「ディラックの海って・・・なに?」

紅莉栖「空孔理論・・・」

上条「???」

セナ「ディソードがディラックの海に干渉することで粒子と反粒子を対生成される」

セナ「この時に生み出された粒子をエラーという」

セナ「そのエラーを周りの人間の視界の死角、通称『デッドスポット』に送り込み、妄想を周囲共通認識させることで、妄想を現実にすることができる」

セナ「量子力学的に妄想を現実にする事をリアルブートという」

セナ「そして、その能力を持った人間のことをギガロマニアックスというんだ」

セナ「どうだ。分かったか?」

ダル「に、日本語でおk」

セナ「・・・・・・」

拓巳「その説明じゃ分かるわけないよ・・・」

セナ「じゃあお前が説明しろ」

拓巳「えぇ!?」

みんな「・・・」ジー

拓巳「え、えと・・・」

拓巳「目隠しした人に、これは熱した鉄の棒だといって、ただのスプーンを腕に当てると本当に火傷を負ったって話、聞いたことある?」

まゆり「みんなの話よく分からないけど、それならまゆしぃも知ってるよ~」

岡部「あぁ、ネットで見た事がある」

拓巳「リアルブートは、それを更に発展させた感じの能力なんだ。そう思ってればいいよ」

岡部「な、なるほど」

美琴「けど、妄想を現実にするって、魔術よりの能力なんじゃないの?」

セナ「VR技術を知っているか?」

浜面「VR・・・ヴァーチャル・リアリティ?」

滝壺「はまづら、多分ヴィジュアル・リビルディングの方だと思う」

セナ「それを用いて、情報を神経パルスへ変換し、人の脳に認識させて五感をコントロールする。れっきとした科学だ」

美琴「でも・・・・・・」

セナ「それを言うなら、お前たちの能力だってパーソナルリアリティから発現したもの──元は妄想のようなものだろ」

美琴「そ、そっか・・・」

梨深「でもなんで、ここにいる人たちは、『剣が突然出現した』って知覚できたんだろ?」

七海「そういえば・・・ギガロマニアックスじゃない人にはリアルブートした現実は"最初からそこにあった"って認識しちゃうはずだもんね」

鈴羽「そこは多分、脳の構造の問題だと思う」

紅莉栖「どういう事?」

鈴羽「超能力もギガロマニアックスも、脳を作用して発現する」

鈴羽「脳の構造がそっくりだから、能力者にはリアルブートの現象が知覚できるんじゃないかな」

拓巳「なるほど・・・」

鈴羽「じゃあギガロマニアックスについて、説明がついたところで話を戻してもいい?」

岡部「あぁ。人数で負けていることを補うのと、ギガロマニアックスと滝壺理后がなんの関係があるんだ?」


鈴羽「──ノアⅢ」

ギガロ「「「「「───!?」」」」」

岡部「ノア? なんだそれは」

拓巳「じ、人工的なギガロマニアックスだよ。渋谷崩壊を巻き起こしたのはそれなんだ」

拓巳「くそっ! あれは僕が破壊して、首謀者の野呂瀬は死んだはずなのに!!」

鈴羽「未来の学園都市はノアⅢを使って、学園都市外の人間も能力者にしているんだ」

鈴羽「ノアは人工の神なんて呼ばれてるけど、魔術側はそれが気に食わなかったんだろうね。その結果がさっき話した通りだよ」

梨深「でも、ノアに、えっと・・・滝壺さんはどう関係があるの?」

浜面「そ、そうだ。滝壺はノアⅢとかギガロマニアックスなんて知らないぞ。なぁ?」

滝壺「うん」コクリ

鈴羽「ノアⅢのソフトウェアの一つに、滝壺理后の脳が使われてるんだ」

滝壺「え──?」

鈴羽「ノアⅢは、他人のパーソナルリアリティが操作できるようになった。発現する能力もレベルも自由自在ってね」

鈴羽「でも、いきなり普通の一般人がレベル4の能力者になっても、演算とかができるはずがない」

鈴羽「だから、洗脳して──強制的に能力を使用可能にし、戦場に送り込む」

美琴「けど、それじゃ脳自体はいじってない訳だから、演算に脳が耐えられないわ!」

鈴羽「その通りだよ。だから能力者が減ったらノアⅢで増やす。その繰り返し」

紅莉栖「ひどい・・・・・・!」

鈴羽「あたし達はもちろんノアⅢを壊そうと思った」

鈴羽「でも、近づく事すらできなかった──橋田至はその時見せしめに殺されたんだ」

ダル「ちょ、ま・・・心が折れそうな件について・・・・」

鈴羽「だからあたしはこの時代に来た。まだ未完成のノアⅢを破壊するために」

セナ「なっ──! ノアⅢはすでに開発を開始しているのか!?」

梢「でもでも~そのノアⅢが完せーいする前に、ドカバキグシャーってしちゃえーば、未来は変わるんでしょー?」

鈴羽「それだけじゃ駄目。未来を変えるには、もう一つ、回避しないといけない事があるんだ」

岡部「それは、なんだ?」

鈴羽「・・・・」


鈴羽「椎名まゆりが、魔術師に囚われる事」

ラボメン「なっ──!?」




岡部「───!!?」

まゆり「え───?」

投下し直してすいませんでした。
一旦終了します

岡部「どういう事だ!!!」

鈴羽「魔術師たちは、椎名まゆりの能力を狙ってるんだ」

紅莉栖「で、でも・・・まゆりの能力は流れ星を呼ぶってだけの能力で──」

鈴羽「違うよ。椎名まゆりの能力の本当の力は──」




鈴羽「天体や恒星を、自由に操作する能力」




ダル「そ、それってやばくね!? もし隕石なんて落とされたら──!」

鈴羽「そこまで強い力はないよ」

岡部「じゃあなんで!! そんな力しかないのに──」

禁書「天体を操作するっていうのは、それだけで大天使レベルの事だからだよ」

上条「禁書目録!?」

岡部「大・・・天使だと?」

禁書「うん。きょーまなら分かるでしょ?」

岡部「ミカエルとか・・・ガブリエルとか・・・」

禁書「そう。まゆりには大天使に匹敵する力があるって事だよ」

禁書「それと、天使を召喚したりする強力な魔術の一部には、星の位置とかが重要なのもあるの」

鈴羽「つまり、まゆりを使えば、期間限定の超強力な魔術が年中使い放題って事なんだ」

岡部「・・・・・・!!」

上条「なんてこった・・・!!」

禁書「あくせられーたも、一回大天使と戦ったことがあるから、重大さが分かるよね?」

一方通行「あァ、アレと同じレベルが撃ち放題・・・・・・ヤベェな」

まゆり「オカリン・・・」




岡部「・・・・・・何故だ」

紅莉栖「岡部?」

岡部「何故それをまゆりにも話した!!」

ガッ

紅莉栖「岡部!?」

上条「岡部さん!?」


鈴羽「・・・離してよ」

岡部「まゆりはなにも知らないでよかった・・・! なにも知らずに・・・ただ、いつものように過ごして・・・」

まゆり「オカリン・・・」

岡部「どうして・・・どうして、またまゆりが・・・」

紅莉栖「また・・・?」

ズキッ

紅莉栖「っ・・・!? 頭が・・・」


鈴羽「岡部倫太郎。それが未来での君の最初の失敗だったんだよ」

岡部「なん・・・だと?」

鈴羽「未来でも君は椎名まゆりを巻き込まないようにと、何も教えなかった」

鈴羽「初めは他のみんなもそれに賛同してたんだけど・・・」

鈴羽「組織の中に一人でも事情を知らない人物がいたら、組織はうまく機能しないんだよ」

鈴羽「作戦がうまく伝わらなくなったりね」

鈴羽「でも結局、椎名まゆりは、死亡者や負傷者が増えた原因が自分だと知ってしまうんだ」

鈴羽「組織内で誰よりも優しかった彼女は、それ故に予想以上のショックを受けて、塞ぎ込んでしまった」

岡部「そん・・・な」

鈴羽「ムードメーカー的存在だった椎名まゆりが少しずつ衰弱していく姿は、組織の士気にも多大な悪影響を与えた」

鈴羽「分かったかい? 君のしようとした事は椎名まゆりを巻き込まないどころか、逆に他人も巻き込んでしまうだよ」

鈴羽「未来でも君は椎名まゆりを巻き込まないようにと、何も教えなかった」

鈴羽「初めは他のみんなもそれに賛同してたんだけど・・・」

鈴羽「組織の中に一人でも事情を知らない人物がいたら、組織はうまく機能しないんだよ」

鈴羽「作戦がうまく伝わらなくなったりね」

鈴羽「でも結局、椎名まゆりは、死亡者や負傷者が増えた原因が自分だと知ってしまうんだ」

鈴羽「組織内で誰よりも優しかった彼女は、それ故に予想以上のショックを受けて、塞ぎ込んでしまった」

岡部「そん・・・な」

鈴羽「ムードメーカー的存在だった椎名まゆりが少しずつ衰弱していく姿は、組織の士気にも多大な悪影響を与えた」

鈴羽「分かったかい? 君のしようとした事は椎名まゆりを巻き込まないどころか、逆に事を大きくして他人も巻き込んでしまうんだよ」

岡部「───どうすれば、いい」

岡部「俺は──俺たちはどうすればいいんだ」

鈴羽「確認するけれど、協力してくれるの?」

岡部「当たり前だ! そんな未来・・・俺が変えてやる」

鈴羽「ありがとう、オカリンおじさん」

まゆり「まゆしぃも、そんな未来嫌だよ・・・。だから、まゆしぃも協力するよ」

岡部「お前は狙われているんだぞ! そんな危険なこと・・・!」

まゆり「大丈夫だよオカリン。そんなに無茶はしないから」

鈴羽「ありがとうね椎名まゆり。・・・君達は」


上条「協力するに決まってるだろ! そんな未来は俺がこの手でぶち殺してやる!」

禁書「わたしも協力するんだよ!!」

美琴「こんな事を聞かされて、協力しない訳がないですよ」

一方「こいつ等をまた闇に戻す訳にゃいかねェからな・・・」

御坂妹「うわモヤシキメェ。・・・しかし、ミサカ達ももう闇には戻りたくはありませんからね。とミサカは決意します」

打ち止め「ミサカも、頑張るよ!!ってミサカはミサカはグッっと拳を握ってみたり!」

浜面「俺も、一方通行と同意見だぜ。もう滝壺を闇に落としたりさせない」

滝壺「むぎの達もね」


鈴羽「君達ならそう言ってくれると思ってた。・・・君達、ギガロマニアックス達は?」


梨深「ノアⅢの完成は食い止めなくちゃね!」

セナ「あの歪んだ研究の断片がまだ残っているというのなら、全て壊さなくてはな・・・父の為にも」

七海「わ、私も役に立てるか分からないけど・・・」

拓巳「ぼ、僕には無理だよ・・・ギガロマニアックスの力も失ってて、役にた、立てない・・・」

梢「だーいじょーぶだよタクしゃん! こずぴぃが守ってあげるから!!」

拓巳「え!? そ、そういう問題じゃ・・・!!」


鈴羽「最後になるけど・・・君達は」

ダル「技術班として、役に立てるはずだお!」

鈴羽「ありがとうお父・・・橋田至」

紅莉栖「・・・勝算はあるの?」

鈴羽「・・・分からないよ」

紅莉栖「分からないって・・・そんな事じゃ」

鈴羽「だから、あたしは未来で君の言った事を信じる事にしたよ」

紅莉栖「え・・・?」

鈴羽「『未来の可能性は無限』だってね」

紅莉栖「私がそんな事を・・・?」

鈴羽「うん」

紅莉栖「……分かったわ。私がそう言ったのなら、そうなんでしょう」

鈴羽「ありがとう」

鈴羽「最後に」

鈴羽「この戦いは、科学と魔術。どちらも敵に回す事になる」

鈴羽「後悔をしたくないのなら、もう一度よく考えてほしい」


───そうして、その日は解散となった。


ラボには寄らず、各自住んでいる所へ戻った。

~第5学区のとある寮~

ヴーヴー

岡部「む」

カチカチ



From:まゆり

件名:寮についたよ

本文:今寮についたよー^^
   美琴ちゃんとクリスちゃんが着いてきてくれたから
   大丈夫だったよb



岡部「そうか・・・」ホッ

書き込みを終了します。
おかしな所ありましたら、ご指摘下さい。では

時系列は岡部がシュタインズゲート到達、第三次世界大戦後です
この世界線の禁書キャラ達は旧約から歴史が分岐しています

デジャヴは自分が観ていないので.....(地方だから)

続き書きます

岡部「・・・」カチカチ


件名:Re:寮についたよ

本文:美琴に泊まってもらったりはできないか?
   

ピッ

岡部「・・・・・・」


ヴーヴー

岡部「さすが現役JK。返信が早いな」


From:まゆり

件名:Re:Re:寮についたよ

本文:美琴ちゃんは学校の寮の規則が
   厳しいから駄目だって
   でもクリスちゃんが泊まってくれるって!


岡部「助手じゃ戦力にならんだろ。もしものときはどうするのだ」


ヴーヴー

岡部「む?」


From:10032号

件名:護衛について

本文:寮の付近に武装した妹達を数人配置しました。
   プロスネークが寮内部を見張り、もしもの時は突入し
   椎名まゆりを確保した後、MNWの総力を尽くし安全な
   場所へ移動させる手筈になっています。
 

岡部「なるほどな。プロスネークが何者か気になるが・・・」


件名:Re:護衛について 

本文:了解した。貴様らも決して無理はするな。
   分かったな? 

岡部「さて、学校はどうするか・・・」

岡部「鈴羽の行動から、この件にルカ子とフェイリスと萌郁は関与していないようだし、巻き込みたくはないな」

岡部「だがまゆりが連絡もなく、突然学校を休んだら心配するだろうし・・・」

岡部「上条に学校では常に注意深く見ているように連絡をしておくか」

岡部「それともう一人あの場にいなかった白井黒子は・・・たしか彼女は風紀委員だったな」

岡部「彼女の協力を得る事ができれば・・・」

岡部「いやしかし、彼女もこの件に関係のない人物だろうし・・・」

ダル「オカリン、なにブツブツ言ってんの?」


岡部「ダ、ダル!? 貴様いつの間に・・・!!」

ダル「一応インターホン押したんだけど」

岡部「え、そ、そうなのか?」

ダル「ハァ~・・・やっぱりまゆ氏の件?」

岡部「あぁ。なんとしてでもまゆりを魔術師の手に渡す訳にはいかない」

ダル「オカリンさぁ、まゆ氏の件ばっかだけどもう一つあること覚えてる?」

岡部「なんだっけ?」

ダル「ほら、ノアⅢって奴。あれも破壊しなきゃいけないんだよな」

岡部「それは、ギガロマニアックスだかに任せるさ。妄想を現実にできるんだろう?」

ダル「聞けば聞くほど裏山な能力だよな・・・でもやっぱ制限があるみたいだし、ノアⅡとかいう前世代の奴にも苦戦したっつーし」

ダル「開発途中らしいけど、後になればなるほどやばくなるんじゃね?」

岡部「だがな・・・戦闘経験どころか運動神経すらろくに無い俺達が、どうこうできる問題ではないだろう?」

ダル「それもそうなんだけど・・・」


岡部「・・・」

ダル「・・・」

岡部「ダル」

ダル「ん?」

岡部「お前はどうするんだ? やっぱり鈴羽に協力するのか?」

ダル「・・・・・オカリンは阿万音氏に協力しないん?」

岡部「するさ!! 俺に出来る事はなんだってする」

ダル「僕だって、同じ気持ちだお」

岡部「なに?」

ダル「僕は自分がいつ死ぬのか教えられたんだお。そんな未来変えたいに決まってんだろ常考」

岡部「ダル・・・さすがはマイフェイバリットライトアームだ」

ダル「そうそう。オカリンはそうでなくちゃ気持ち悪いお」

岡部「気持ち悪いって・・・俺はオカリンではなく鳳凰い

ジャージャージャジャジャージャー♪

岡部「!!」

書き込み終了します。短くてすいません

ダル「オカリン新しい電話もその着メロにしたんだ。好きだね~」

岡部「あ、あぁ、そうなんだ。悪い、電話でるから少し待っててくれ」

ダル「おk」

岡部「すまんな!」ダッ


バタンッ

ダル「・・・・・・」

ダル「オカリン、本当にまゆ氏が大切なんだなぁ・・・」

ダル「牧瀬氏ともなんか怪しいし・・・オカリンそのうち刺されるんじゃね?」

ダル「ハァ・・・僕にも出会いがないかなぁ・・・アレ?」

ダル「オカリン電話に出るって言ってででったのに、ここに置き忘れてるじゃん」

ダル「ん? でも着メロが聞こえたのはオカリンのポッケの中からだし・・・」

ダル「まぁいっか」

ダル「・・・・・・戻ってくる気配ないし、ちょっと見てみようかな」

ダル「たしかこれってたくさんアプリが使えるポケコンって奴だよな」

ダル「そんでこの『居ル夫。』ってアプリから滲み出る@ちゃん臭」

ダル「どれどれ、どんなアプリなのかな~っと」

ダル「・・・あ~なんだ。ストリートビューアプリか。なんか色々できるっぽい」

ダル「どれ、部屋をぐるっと見渡してみるか」

ダル「・・・・・・」グル

ダル「ん?」

ダル「今、なにか見えたような・・・」

ダル「・・・・・・」

ダル「・・・・・・!!?!」



ダル「う、うわぁあああああああああああッ!!!!!????」

バタンッ

岡部「来た・・・未来の俺からの連絡・・・!」

岡部「次はなんだ・・・?」

ピッ

岡部「(・・・頭痛がこない? 未来の俺の話では・・・)」

岡部「・・・俺だ」


???『はじめまして、岡部倫太郎』

岡部「!?」



岡部「だ、誰だ貴様は!?」

???『ああすまない。君はだいぶ前に一度声を聞いてそれきりだったな』


『私は学園都市総括理事長、アレイスター・クロウリーだ』


岡部「理事・・・長・・・・!!?」

岡部「(何故そんな奴から電話が・・・!? いや・・・)」

岡部「(それ以前に、どうやってこの壊れている携帯に!?)」

アレイスター『そんなに警戒しないでくれ。同じ『観測者』同士ではないか』

岡部「『観測者』だと!? それは一体どういう・・・!!」

アレイスター『質問は少し待ってくれ。友人が来ているようだし、場所を移そう』





ズキン





岡部「う、あ、があああああああああああああああああああ!!!!!????」


















岡部「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

岡部「・・・・・・・俺は、どうして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」





岡部「・・・・・・・誰もいない、秋葉原の真ん中に立っているんだ?」













アレイスター「ここは、君がさっきまでいた世界線とは0.000001%ズレた世界線」

アレイスター「君と私以外、生物がいない世界線だ」

岡部「!!」バッ

岡部「俺と貴様以外いない世界線とは・・・どういう事だ・・・」

アレイスター「あの夏の三週間。君は幾度も世界線を変動させたな」

岡部「ッ!! 何故それを!?」

アレイスター「言っただろう? 私も『観測者』なのだと」

岡部「まさか・・・貴様もリーディング・シュタイナーを!?」

アレイスター「あぁ、そうだ」

アレイスター「あの時は本当に驚いた。私の記憶と世界事情に誤差が生じてしまっていたのだからな」

アレイスター「危うく、プランが狂ってしまうところだった」

岡部「そ、それは・・・すまなかった・・・」

アレイスター「いや、誤まる事はない。むしろ君には感謝をしたいんだ」

岡部「なに?」

アレイスター「君たちのデータのおかげで、プランを最終段階まで進める事ができそうなのだから」

岡部「俺達のデータ・・・?」

アレイスター「カリキュラムの際、君達の記憶をデータ化し、バックアップをとらせてもらった」

アレイスター「特に、君と牧瀬紅莉栖からは膨大な量の重要なデータを取る事ができた」

岡部「最初から仕組んでいたのか・・・!!俺達ラボメンが学園都市に来るように仕向けたのか!!」

アレイスター「開発途中のノアⅢの試験をする事もできた。君達の存在に感謝する」

岡部「そのノアⅢで、未来がどうなるのか知っているのか!!」

アレイスター「もちろん」

岡部「貴様の私利私欲のせいでまゆりが魔術師に狙われることになることもか!!」

アレイスター「いや・・・」

アレイスター「それだけは想定外だった。本当にすまない」

岡部「すまない・・・だと・・・?」

岡部「すまないですむか!!」ガッ

岡部「今すぐ俺達が学園都市に来る前に戻せ・・・!!」

アレイスター「世界線を変えれば、椎名まゆりか牧瀬紅莉栖が死に、タイムリープでは確定した未来は変えられない」









アレイスター「それを観測したのは君地自身だ」

書き込み終了します

続き書きます

岡部「・・・・・・俺達からとったデータを何に使うつもりだ。プランとはなんだ!!」

アレイスター「君達のデータは"神ならぬ身にて天上の意思に辿り着く"のに利用させてもらう」

岡部「人の身で神に成り代わる事などできるものかッ!!」

アレイスター「君は世界を騙した。その応用をするだけさ」

岡部「・・・・・・き、さま・・・・・・・!!」

アレイスター「さて、私はそろそろ戻るよ」

岡部「待て!!」グォッ

スカッ

岡部「!?(殴った感触がない!?)」

アレイスター「元の世界線に戻ろうとしているのだ」

岡部「うぐッ!!?」ズキッ

アレイスター「この世界線は君の言う『リーディングシュタイナー』の暴走によって飛ばされる世界線」

岡部「リーディングシュタイナーが・・・暴走だと」ズキンズキン...

アレイスター「君が思い出せないだけで、君は君が思う以上に苦労をしていた・・・という事かな」

アレイスター「リーディングシュタイナーも完璧ではないんだよ」

岡部「あ・・・ああああああああああッ!?」ズキンズキンズキン

ザザッ

『いい景色だなあ』

『たまには、こういう時間も必要な生き物なんだねぇ・・・人間って』

鈴羽──!?

ザザッ

『岡部倫太郎・・・! おまえは痛みに泣き、喚き、クソとションベンをまき散らしながら私に命乞いをしたな』

綯──!?

ザザッ

岡部「知らない・・・こんな出来事・・・覚えていない・・・」

アレイスター「その記憶は君が忘れていた記憶の中でも特に強烈なものだ」

アレイスター「この世界線に来るため、強制的に思い出してもらった」

アレイスター「まぁ、あの世界線に戻る頃には忘れているだろうがね」

岡部「・・・・・・・!!」

アレイスター「さようなら、岡部倫太郎」

アレイスター「君達の研究は、我々『300人委員会』が引き継ごう」

岡部「ま・・・・・・・て・・・・・・・・・・・・」

ズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキン

ザザザザザザザザザザザザザザ───






ブツッ

岡部「ハッ!?」

岡部「ここ・・・・・・は・・・?」

岡部「ここはどこだ・・・? どの世界線だ・・・? αか・・・?βか・・・?」

岡部「落ち着け・・・! ここはシュタインズゲート世界線だ・・・携帯だって壊れている」

岡部「くそっアレイスター・・・・!!」ギリッ




ダル「おおおおおおおおおおおおおおおお、オカリィィィィィイイイィイイインッ!!!!!!」

岡部「!?」

ドシーンッ!!!

岡部「いっ・・・た、なに突進してきてるんだダル!! 夜も遅いんだから下の階の人に迷惑だろうが!!」

ダル「そっそそそそ、そんな事言ってる場合じゃないんだお!!」

岡部「ハァ?」

ダル「このオカリンのポケコンをいじってたら・・・!!」

岡部「なっ!? 何勝手に人のモンいじって──」

ダル「そそ、そしたらで、出たんだお!!」

岡部「なにが?」



ダル「ゆゆゆ、幽霊・・・・!!」

~~~~~~~~~~~~~

岡部「で、その幽霊とはどこにいるのだ?」

ダル「そそ、そこらへんでぼぉっと立ってたお・・・しかもなんかブツブツ言ってて・・・ヒィィイ!!」

岡部「落ち着け! それにくっつくな重いしうっとおしい!!」

ダル「それで、その幽霊はこのアプリを通してしか見れないんだお・・・」スッ

岡部「『居ル夫。』?」

ダル「そ、そのアプリはきっと幽霊を視覚化するアプリなんだお!!」

岡部「だから落ち着けと言っているだろうが!!・・・・・・どれ」

『居ル夫。』起動

岡部「・・・・・・・・・」

ダル「も、もっとそっちだお・・・」

岡部「・・・・・・なにもいないが?」

ダル「え!? そ、そんなはずは・・・!!」


『幽霊ですかぁ?』ヒョコ


岡部「う、うわぁあぁああああああああああああ!!!!!????」ドサッ

ダル「出たぁぁああああああああああああああああああ!!!!」ドターン

岡部「お、おおおおいダル! 今の少女はなんだ!?」

ダル「い、今のが僕がさっき見た幽霊だお!! 間違いないお!!」

岡部「・・・!」バッ

岡部「・・・・・・・・」ジー

岡部「やはり、肉眼では見えん・・・」

岡部「(だが、このアプリを通すと・・・・)」カチャ

幽霊?『??』

岡部「見える・・・一体どうなっているんだ・・・?」

ダル「ひ、ひぃいいいい・・・悪霊退散悪霊退散!」

岡部「(駄目だコイツ・・・)」

幽霊?『あ~! もしかして悪霊ってアイリの事ですか!? ひどいです!!』

岡部「なに? 貴様まさか意思疎通ができるのか!?」

幽霊?『はい!アイリは頭がいいですから!!』

岡部「・・・・・・アイリというのは貴様の名前か?」

アイリ『はい。アイリはサーバー内に常駐して情報収集とコミュニケーションをするインターフェイスアプリの試作で、
    運用開始は2008年12月24日です』

岡部「なるほど、そういうアプリなのか・・・」

ダル「な、なに? そういうアプリだったの? な、なぁ~んだ安心したお!」

岡部「しかしよく出来たアプリだな。まるで意思を持っているようだ」

アイリ『難しい事じゃなかったら、基本的にどんな質問も答えますよ』

ダル「じゃ、じゃあアイリたん」

岡部「アイリたんっておま・・・」

アイリ『なんですか?』

ダル「僕がアイリたんを始めて見たとき、なにをブツブツ呟いていたんだお?」

アイリ『あ、それは天気予報です。ちなみに明日の学園都市はずっと晴れです!』

岡部「・・・・・・」

ダル「・・・・・・」

岡部「貴様の壮大な勘違いではないか!!」

ダル「ご、ごめんオカリン! で、でもなにも知らずにいきなりおにゃのこが出てきたら誰でもびびるって!!」

書き込みを終了します

続き書きます

欲を言うともう少しみんなの反応とか指摘が欲しいところ

見直したらちょっとミスあったので投下しなおします

アレイスター「ここは、君がさっきまでいた世界線とは0.000001%ズレた世界線」

アレイスター「君と私以外、生物がいない世界線だ」

岡部「!!」バッ

岡部「俺と貴様以外いない世界線とは・・・どういう事だ・・・」

アレイスター「あの夏の三週間。君は幾度も世界線を変動させたな」

岡部「ッ!! 何故それを!?」

アレイスター「言っただろう? 私も『観測者』なのだと」

岡部「まさか・・・貴様もリーディング・シュタイナーを!?」

アレイスター「あぁ、そうだ」

アレイスター「あの時は本当に驚いた。私の記憶と世界事情に誤差が生じてしまっていたのだからな」

アレイスター「危うく、プランが狂ってしまうところだった」

岡部「そ、それは・・・すまなかった・・・」

アレイスター「いや、誤まる事はない。むしろ君には感謝をしたいんだ」

岡部「なに?」

アレイスター「君たちのデータのおかげで、プランを最終段階まで進める事ができそうなのだから」

岡部「俺達のデータ・・・?」

やべ、頭こんがらがってきた。
見てくださった方々、申し訳ないですが今日の自分の書き込みはなかった事にして下さい…ほんとすいません…

続き書きます
>>207からです

アレイスター「カリキュラムの際、君達の世界線変動に関する記憶をデータ化し、バックアップをとらせてもらった」

アレイスター「特に、君と牧瀬紅莉栖からは膨大な量の重要なデータを取る事ができた」

岡部「き、貴様・・・そのデータを何に使うつもりだ」

アレイスター「プランを最終段階に進めるのに使わせてもらう」

岡部「や、やめろ!! そのデータがSERNに知られれば未来が・・・!!」

アレイスター「分かっているとも。私は君の記憶も持っているからな」

岡部「それを知っていて何故・・・!!」

アレイスター「『300人委員会』」

岡部「!!」

アレイスター「私はそこのメンバーの一人をしている」

岡部「貴様が・・・300人委員会の・・・メンバー・・・?」

岡部「じゃあまさか、この街全体が300人委員会の監視下に置かれているという事か!?」

アレイスター「そういう事になる」

アレイスター「君達が主に秋葉原にいるという情報もSERNから出たものだ」

岡部「(まさかミスター・・・ブラウンが・・・俺達の情報を・・・?)」

アレイスター「しかし、その情報はひどく曖昧なものでな。秋葉原全体を学園都市へ引き込む結果となった」

アレイスター「まぁ、例の物の試験をする事も出来たし、君達のデータも無事回収できた。しかし・・・」

アレイスター「それとは関係なく、想定外の事が発生してしまった」

アレイスター「君達の仲間にいた原石、椎名まゆりの件だ」

岡部「まゆりだとッ!!」

岡部「それは魔術師の件かッ!!?」

アレイスター「ああ、君は既に知っていたのか。そう、その通りだ」

アレイスター「椎名まゆりだけは最初から原石としてここへ招いたのだ」

岡部「そうか・・・だからあの日、まゆりはお別れしなければならないと・・・」

アレイスター「本来椎名まゆりはカリキュラムを受けず、記憶のデータ化だけをするはずだった」

アレイスター「しかし・・・記憶のデータ化の際に椎名まゆりは既視観として脳死と蘇生を繰り返した」

アレイスター「その影響で・・・能力が覚醒してしまった」

アレイスター「君が幼少時に熱を出し生死を彷徨った果てに『観測者』として覚醒したように」

岡部「つまり・・・まゆりは貴様の私利私欲の為に魔術師に狙われる事になったのだと?」

アレイスター「それだけは想定外だった。本当にすまない」

岡部「すまない・・・だと・・・?」

岡部「すまないですむか!!」ガッ

岡部「今すぐ俺達が学園都市に来る前に戻せ・・・!!貴様になら可能なはずだ!!」

アレイスター「世界線を変えれば、椎名まゆりと牧瀬紅莉栖のどちらかが死に、タイムリープでは確定した未来は変えられない」









アレイスター「それを観測したのは君自身だ」

岡部「プランとはなんだ・・・!!」

アレイスター「"神ならぬ身にて天上の意思に辿り着く"為の計画だ」

岡部「貴様、人の身で神に成り代わる気かッ!!」

アレイスター「君は世界を騙した。その応用をするだけさ」

岡部「・・・・・・き、さま・・・・・・・!!」

アレイスター「さて、私はそろそろ戻るよ」

岡部「待て!!」グォッ

スカッ

岡部「!?(殴った感触がない!?)」

アレイスター「元の世界線に戻ろうとしているんだ」

岡部「うぐッ!!?」ズキッ

アレイスター「この世界線は君の言う『リーディングシュタイナー』の暴走によって飛ばされる世界線」

岡部「リーディングシュタイナーが・・・暴走だと」ズキンズキン...

アレイスター「君が思い出せないだけで、君は君が思う以上に苦労をしていた・・・という事かな」

アレイスター「リーディングシュタイナーも完璧ではないんだよ」

岡部「あ・・・ああああああああああッ!?」ズキンズキンズキン

ザザッ

『いい景色だなあ』

『たまには、こういう時間も必要な生き物なんだねぇ・・・人間って』

鈴羽──!?

ザザッ

『岡部倫太郎・・・! おまえは痛みに泣き、喚き、クソとションベンをまき散らしながら私に命乞いをしたな』

綯──!?

ザザッ

岡部「知らない・・・こんな出来事・・・覚えていない・・・」

アレイスター「その記憶は君が忘れていた記憶の中でも特に強烈なものだ」

アレイスター「この世界線に来るため、強制的に思い出してもらった」

アレイスター「まぁ、あの世界線に戻る頃には忘れているだろうがね」

岡部「・・・・・・・!!」

アレイスター「さようなら、岡部倫太郎」

アレイスター「君達の研究は、我々が引き継ごう」

岡部「ま・・・・・・・て・・・・・・・・・・・・」

ズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキンズキン

ザザザザザザザザザザザザザザ───






ブツッ

岡部「ハッ!?」

岡部「ここ・・・・・・は・・・?」

岡部「ここはどこだ・・・? どの世界線だ・・・? αか・・・?βか・・・?」

岡部「落ち着け・・・! ここはシュタインズゲート世界線だ・・・携帯だって壊れている」

岡部「くそっアレイスター・・・・!!」ギリッ




ダル「おおおおおおおおおおおおおおおお、オカリィィィィィイイイィイイインッ!!!!!!」

岡部「!?」

ドシーンッ!!!

岡部「いっ・・・た、なに突進してきてるんだダル!! 夜も遅いんだから下の階の人に迷惑だろうが!!」

ダル「そっそそそそ、そんな事言ってる場合じゃないんだお!!」

岡部「ハァ?」

ダル「このオカリンのポケコンをいじってたら・・・!!」

岡部「なっ!? 何勝手に人のモンいじって──」

ダル「そそ、そしたらで、出たんだお!!」

岡部「なにが?」



ダル「ゆゆゆ、幽霊・・・・!!」

~~~~~~~~~~~~~

岡部「で、その幽霊とはどこにいるのだ?」

ダル「そそ、そこらへんでぼぉっと立ってたお・・・しかもなんかブツブツ言ってて・・・ヒィィイ!!」

岡部「落ち着け! それにくっつくな重いしうっとおしい!!」

ダル「それで、その幽霊はこのアプリを通してしか見れないんだお・・・」スッ

岡部「『居ル夫。』?」

ダル「そ、そのアプリはきっと幽霊を視覚化するアプリなんだお!!」

岡部「だから落ち着けと言っているだろうが!!・・・・・・どれ」

『居ル夫。』起動

岡部「・・・・・・・・・」

ダル「も、もっとそっちだお・・・」

岡部「・・・・・・なにもいないが?」

ダル「え!? そ、そんなはずは・・・!!」


『幽霊ですかぁ?』ヒョコ


岡部「う、うわぁあぁああああああああああああ!!!!!????」ドサッ

ダル「出たぁぁああああああああああああああああああ!!!!」ドターン

岡部「お、おおおおいダル! 今の少女はなんだ!?」

ダル「い、今のが僕がさっき見た幽霊だお!! 間違いないお!!」

岡部「・・・!」バッ

岡部「・・・・・・・・」ジー

岡部「やはり、肉眼では見えん・・・」

岡部「(だが、このアプリを通すと・・・・)」カチャ

幽霊?『??』

岡部「見える・・・一体どうなっているんだ・・・?」

ダル「ひ、ひぃいいいい・・・悪霊退散悪霊退散!」

岡部「(駄目だコイツ・・・)」

幽霊?『あ~! もしかして悪霊ってアイリの事ですか!? ひどいです!!』

岡部「なに? 貴様まさか意思疎通ができるのか!?」

幽霊?『はい!アイリは頭がいいですから!!』

岡部「・・・・・・アイリというのは貴様の名前か?」

アイリ『はい。アイリはサーバー内に常駐して情報収集とコミュニケーションをするインターフェイスアプリの試作で、
    運用開始は2008年12月24日です』

岡部「なるほど、そういうアプリなのか・・・」

ダル「な、なに? アプリだったの? な、なぁ~んだ安心したお!」

岡部「しかしよく出来たアプリだな。まるで意思を持っているようだ」

アイリ『難しい事じゃなかったら、基本的にどんな質問も答えますよ』

ダル「じゃ、じゃあアイリたん」

岡部「アイリたんっておま・・・」

アイリ『なんですか?』

ダル「僕がアイリたんを始めて見たとき、なにをブツブツ呟いていたんだお?」

アイリ『あ、それは天気予報です。ちなみに明日の学園都市はずっと晴れです!』

岡部「・・・・・・」

ダル「・・・・・・」

岡部「貴様の壮大な勘違いではないか!!」

ダル「ご、ごめんオカリン! で、でもなにも知らずにいきなりおにゃのこが出てきたら誰でもびびるって!!」

ダル「あ~正体が幽霊じゃなくって安心したお。じゃオカリンまた明日~」

ガチャバタン

岡部「・・・・・・あの野郎」

アイリ『?』

岡部「はぁ・・・」

アイリ『大丈夫ですか? 顔色が悪いですよ?』

岡部「・・・おい電脳の姫君(ネヴァープリンセス)」

アイリ『え? ねば?ぷり?』

岡部「貴様はいつまでここにいるのだ」

アイリ『あ・・・迷惑でしたか?』

岡部「迷惑とは言わんが・・・」

アイリ『それじゃあ出て行きますね・・・』ショボン

岡部「いや、ちょっと待て」

アイリ『え、あ、どっちなんですか?』

岡部「貴様、プランもしくはノアを知っているか?」

アイリ『ぷらん・・・とは計画を表す英語の事ですか?』

岡部「違う! ノアについては!?」

アイリ『ノアは・・・ノアの方舟が』

岡部「それは知っている。他になにかないのか」

アイリ『・・・アイリには分からないです。でもゲ──』

岡部「くそ、使えんアプリだ!!」ブツッ


シーン…


岡部「(アレイスターは例の物の試験が出来たと言っていた)」

岡部「(例の物というのは恐らくノアⅢの事だろう。それが秋葉原の学園都市一体化と関係がある、とすれば…)」

岡部「・・・・・・」ピッピッ


プルルル、プルルル、ガチャ


セナ『はい蒼井…ってなんだ、岡部か。どうした?』

岡部「ギガロマニアックスについて詳しく教えて欲しい」

セナ『・・・分かった。何から知りたいんだ?』

岡部「最初から最後まで、全てだ」

セナ『かなり長くなるが、構わないな』

岡部「ああ、頼む」

書き込みを終了します
結局新しい所一つしか書けなくてすいません

では、エル・プサイ・コンガリ肉

続き書きます

~~~~~~~~~~~~~~
セナ『・・・・・・これで私が知っているのは全部だ』

岡部「すまない。父親の事など、あまり話したくなかった事まで・・・」

セナ『気にするな』

岡部「あぁ・・・遅い時間にすまなかったな」

セナ『待て』

岡部「なんだ?」

セナ『何か、あったのか?』

岡部「・・・それについては後日伝える」

セナ『・・・・・・分かった』

岡部「それじゃあな」

ピッ

岡部「聞けば聞くほど、チートだな。ギガロマニアックスというものは・・・」

岡部「(だが、セナの説明を聞いてはっきりした)」

岡部「(アレイスターはノアⅢを使い『思考操作』をしたんだ)」

岡部「(『思考操作』をする事で、俺達を学園都市に来るように誘導した・・・のだろう)」

岡部「能力者に魔術師に観測者にギガロマニアックス・・・」

岡部「まさに四面楚歌だな・・・」

岡部「明日も・・・円卓会議を・・・・・・」

~翌日・とある高校~

ザワザワ

青髪「まゆりちゃん遅いなぁ。どないしたんやろ?」

フェイリス「ルカニャンのとこにも連絡ないのかニャ?」

るか「ううん、なにもなかったよ。そういえば上条くんもいないけど・・・」

土御門「カミやんが来ないのはよくある事だから気にしなくてもいいにゃ~」

るか「そ、そうなんですか?」

~ラボ~

岡部「すまないまゆり。本当は学校に行かせてやりたかったのだが・・・」

まゆり「ううん。オカリンはまゆしぃを守ろうとしてくれてるんだもん」

岡部「本当にすまない・・・」

ダル「ところでオカリン。さっき言った事ってマジなん? 僕らは操られて学園都市に来たっての・・・」

セナ「それに、ノアⅢがもうある程度能力が使用できるというのは・・・!」

岡部「あぁ。全て本当だ」

上条「でも、岡部さんはどうやってそれを突き止めたんですか?」

岡部「それも話す。だがその前に・・・少し俺の過去話をする必要がある。鈴羽、協力してくれるか」

鈴羽「いいよ。私はもうある程度知ってるし」

岡部「そうか。それじゃあ始めよう」

書き込みを終了します
矛盾、口調等がおかしいなどありましたら教えてください

少し続き書きます

~ファミレス~

絹旗「最近浜面と滝壺、超付き合い悪いと思いませんか?」

麦野「今日も用事があるから来られないってメール着たし、その用事ってなんだっつのって話よね」

絹旗「浜面のくせに私たちに隠し事なんて、超生意気ですよね!」

麦野「あ、もしかしてあいつ等さ、×××してたりして」

絹旗「キャー!! こんな超真昼間から!?・・・あの馬面ならやりそうですね」

麦野「でさ、今思い出したんだけど下部組織につける勝手に脱走しないための発信機・・・つけっぱなしなのよね」

絹旗「も、もしかして・・・!!」

麦野「これで、浜面の場所がある程度分かる訳よ」

絹旗「くくく・・・超面白くなってきました」

麦野「そうと決まれば早速いくわよ絹旗!」

絹旗「超ラジャーです!!」

~常盤台~

美琴「(今日もラボの召集があったけど・・・学校を休む訳にはいかないしなぁ・・・)」

クラスメイト「御坂さん? どうかされましたか?もしかして気分がすぐれないのでは・・・」

美琴「え? あ、なんでもないなんでもない!!ちょっと考え事してただけ!」

クラスメイト「あ、も、申し訳ありません。お邪魔をしてしまって・・・」

美琴「いいっていいって!」

クラスメイト「御坂さん・・・」

美琴「(ハァ・・・)」

~ラボ~

岡部「・・・・・・これが、俺が体験した全てだ」

上条「岡部さん、かなり苦労したんスね・・・」

セナ「苦労なんて言葉じゃ表せないほどの苦痛だったはずだ・・・それこそギガロマニアックスとして覚醒してもおかしくないほどの」

岡部「理事長のアレイスターも同じ能力・・・『リーディングシュタイナー』を持っていたんだ」

紅莉栖「つまり・・・岡部が過去改変を起こして世界線を越えたとき、アレイスターも記憶を維持したまま世界線を越えていた・・・という事か」

一方通行「それが原因でアレイスターの野郎は過去を変える方法を知っている人物がいる事に気づいた・・・」

浜面「それが岡部達・・・?」

鈴羽「そろそろ、行動に移さないとまずいね・・・アレイスター自身が岡部倫太郎と接触してきたという事はなにかしてくるはずだよ」

上条「でも行動に移すってなにをしたら・・・」


ブーブー

ヴーヴー

プルルプルル

「「「!!?」」」

あ、ミス

~ラボ~

岡部「・・・・・・これが、俺が体験した全てだ」

上条「岡部さん、かなり苦労したんスね・・・」

セナ「苦労なんて言葉じゃ表せないほどの苦痛だったはずだ・・・それこそギガロマニアックスとして覚醒してもおかしくないほどの」

岡部「理事長のアレイスターも同じ能力・・・『リーディングシュタイナー』を持っていたんだ」

紅莉栖「つまり・・・岡部が過去改変を起こして世界線を越えたとき、アレイスターも記憶を維持したまま世界線を越えていた・・・という事か」

一方通行「それが原因でアレイスターの野郎は過去を変える方法を知っている人物がいる事に気づいた・・・」

浜面「それが岡部達・・・?」

鈴羽「そろそろ、行動に移さないとまずいね・・・アレイスター自身が岡部倫太郎と接触してきたという事はなにかしてくるはずだよ」

上条「でも行動に移すってなにをしたら・・・」 ヴーヴー

上条「あ、すいません」

上条「もしもし?」

???『上条当麻か!? 今そっちの状況はどうなっている!?」

上条「その声──ステイルか! どうなってるって・・・別にどうにもなってないけど」

ステイル『そっちに椎名まゆりという人物は!?』

上条「今一緒にいるけど・・・」

ステイル『彼女と禁書目録を連れて今すぐ学園都市から脱出するんだ!!』

上条「え、どういう事だステイル!!」

ステイル『不特定多数の魔術師が彼女達を狙って学園都市に来ているんだ!』

上条「なッ───!!」




鈴羽「ッ!! みんなふせて──!!」




カッ───












ドガァァアアアアアアアアアアアアアアアンンッッッ!!!!!!!!!!!!









「「「「「「う、うわぁぁぁぁぁああああああああああああああああっっっ!!!!!!!!???」」」」」」」」

パラパラ・・・






まゆり「みんな、大丈夫!?」

岡部「あ、あぁ・・・なんとか無傷だ・・・」

ダル「ら、ラボがめちゃくちゃだお…ってあぁあああああ!!崩れた天井が僕の秘蔵ゲームが入った箱にぃぃ!!?」

紅莉栖「今はそんなの気にしてる場合じゃないでしょ!? このままじゃ更に崩れるわよ!!」

一方通行「ッ・・・ってェなくそったれ・・・」

打ち止め「お、重いよ~。ってミサカはミサカは上に乗ってきている貴方を必死にどかそうとしてみたり!!」

浜面「滝壺、怪我はないか!?」

滝壺「うん、はまづらがかばってくれたから…」

浜面「よかった……」

セナ「おい西條。平気か」

拓巳「け、怪我はないけど腰が抜けちゃって…」

禁書「今のは………」

ガチャッ

御坂妹「大丈夫ですか皆さん!とミサカは警備していた外から無事を確認しにきます!」


ザワザワ

警備員「押さないで下さい。慌てずに避難を──」




岡部「外も同じ状況のようだな」

上条「禁書目録、さっきのって…」

禁書「うん、魔術だったよ」

セナ「今のが魔術…」

ステイル『おい上条当麻!! 聞こえるか!』

上条「あ、まだ繋がってたのか」

ステイル『椎名まゆりと禁書目録に怪我をさせたりしなかっただろうな!!』

上条「大丈夫だ! 二人とも怪我はしてない!!」

ステイル『今僕と神裂が学園都市に向かっている! それまで彼女達を守るんだ分かったな!』ブツッ

禁書「今のはすている?」

上条「ああ、今神裂と学園都市に向かっているって」

書き込み終了

続きを書きたいと思うんだ

紅莉栖「それで──これからどうするの?」

一方通行「戦えねェ奴ら、特に椎名は先に避難すればいいだろ」

鈴羽「……椎名まゆりはやめておいた方がいい」

浜面「え、なんでだ? その方が安全だと思うんだけど」

鈴羽「魔術師がここに来た時点で、椎名まゆりの顔は既に割れている可能性が高いんだ」

紅莉栖「それってまゆりにはもう逃げ場がないって事…!!?」

まゆり「そっか…私が避難をすると他の関係のない人達が巻き込まれちゃうかもしれないんだね」

鈴羽「そういう事。被害が拡大する恐れがあるんだ」

岡部「だ、だからと言ってこのまままゆりをこの戦火の中に残す事など…!!」



「おーい!みんなー!」



上条「あ、御坂! おーい!!」

美琴「ハァ…ハァ…みんな、まだ避難してなかったんですか」

見てくれてる人まだいるのかな?
続き書きます

岡部「本当は一刻も早く安全な場所へまゆりを移動させたかったのだが…」

鈴羽「魔術師に顔が割られている可能性が高いから迂闊に行動できないんだよ」

美琴「そんな…」

岡部「ダルと紅莉栖。お前ら二人は先に避難をするんだ」

ダル「え? オ、オカリンはどうするつもりなん?」

岡部「俺は……アレイスターを止めにいく」

紅莉栖「え!? む、無茶よそんな事!!」

岡部「恐らくこの自体もアレイスターのプランの一部だ。
   俺達の記憶を持っているあいつを止められるのは同じ『観測者』である俺しかいない」

紅莉栖「そんな事言ったってあんたは戦う力を持ってないじゃない!! 行っても死んじゃうだけよ!」

セナ「それなら私が同行しよう」

紅莉栖「え…?」

岡部「蒼井…」

セナ「ギガロマニアックスの力があれば、大勢の敵がいようと相手にする事ができる。それに…」

セナ「アレイスターの元にあるであろうノアⅢを破壊しなければならないからな」

浜面「それなら…俺も連れて行ってくれないか」

上条「浜面!?」

浜面「忘れたか上条。アレイスターの野郎は滝壺の脳も狙ってやがるんだ」

上条「あ…」

浜面「滝壺の脳が奪われちまったら、ノアⅢが完成しちまう」

浜面「鈴羽の言ってた戦争が起きてしまう」

浜面「そんな未来は変えないといけない」

滝壺「はまづら…」

浜面「心配すんなって滝壺。俺は正真正銘無能力者でありながらレベル5を三回も倒した男だぜ? 」







「へぇ~~~~~~そのレベル5ってのはどこの誰のことかにゃ~~~~~~?」

浜面「ぅ!?……そ、その声は………!!」

滝壺「あ、むぎの、きぬはた。久しぶり」

麦野「最近顔見せなかったと思ったらなぁ~~~に他の連中とつるんで遊んでやがんだ? あぁ!?」

絹旗「それは来れない理由にはならないです。オシオキが超必要なようですねェ」

浜面「え、なんでお前らここに俺らがいるって分かったんだ!?」

絹旗「相変わらずの超馬鹿ですね。発信機ですよ」ピコーンピコーン

浜面「あ、あああああっ!! そういえば……」

滝壺「私はそんなはまづらを応援してる」

岡部「し、知り合い…か?」

美琴「浜面さん達『原子崩し』と知り合いだったの?!」

麦野「ま、浜面へのおしおきは後にして…」

麦野「話少し聞いちゃったんだけど、あんたらアレイスターのとこに乗り込むつもりなんでしょ?」

岡部「そうだ、アレイスターはとんでもない事をやらかそうとしているんだ」

麦野「とんでもない事ってさっき言ってた滝壺の脳みそとなんか関係あるのよね」

浜面「あ、あぁ」

麦野「ふーん…じゃあ私達も行くわ」

浜面「え!? ど、どうして…」

麦野「どうしてって、『アイテム』のメンバーに危機が迫ってるからに決まってるでしょ」

絹旗「仲間のピンチを超救うのに理由がいるんですか?」

浜面「いや──そうだな。ありがとう二人とも、力を貸してくれ」

滝壺「本当にありがとうむぎの…きぬはた…」

見てるよ、面白いからどんどん投下してくれ

黒子「お姉様ー!!」シュン

美琴「あ、黒子!!」

黒子「いきなり走っていかれてどこへいくかと…って貴方方まだ避難してなかったんですの!?」

上条「ちょっとした事情があってな…」

黒子「どんな事情があろうとこういう時は避難を優先してくれないと困りますの!」

美琴「あはは、ごめんごめん」

黒子「全く…仕方が無いので私が能力で二人ずつ運んであげますの」

岡部「ほら、二人とも行くんだ」

紅莉栖「ちょ、岡部…!!」

上条「椎名は俺達がしっかりと守ってみせます」

まゆり「元気でねクリスちゃん、ダルくん」

紅莉栖「まゆり!!」

黒子「最初はこの二人でよろしいですの?ではいきますわ」

ダル「ま、待って…せめて薄い本を持っ──!!」

シュンッ



拓巳「つ、次は僕!! 僕が避難する!」

セナ「分かったから少し落ち着け西條」

一方通行「お前も次行け」

打ち止め「気をつけてね?ってミサカはミサカはあなたを心配してみる」

一方通行「あァ、分かってる」

書き込み終了
なんか最初に予定してたのより戦いの規模がでかくなっちゃった
そのせいで元々非戦闘キャラがほとんどのシュタゲのキャラ動かしにくくなってきたぞ…
ほとんど出てこないキャラもいるし…(ルカ子とかフェイリスとか閃光の指圧師とか)
でも完走は必ずさせます。
読み返すと禁書キャラとシュタゲキャラの絡み意外と少ないですね。極力絡ませたいです
では、エル・プサイ・コングルゥ

>>249 ありがとうございます

少し続き書きます

~~~~~~~~~~~~
シュンッ

岡部「これで紅莉栖とダル、西條とラストオーダーは取り敢えず安全か」

黒子「次はどなたが? ツンツンヘアーの殿方は別として」

鈴羽「いや、もういいよ白井黒子」

黒子「えっ!?」

上条「白井は他の人達を助けにいってやってくれ」

黒子「そんな訳にはいきませんの! 風紀委員として一般市民をこの状況下に置いておくなんて…!!」

美琴「大丈夫だってば黒子。 ここにはレベル5が3人もいるのよ?」

黒子「えっ!?」

麦野「……」

一方通行「……そのレベル5を倒したレベル0も2人いるけどな」

浜面「は、はは…」

上条「そういう訳だ白井」

黒子「……わ、分かりましたの。お姉様がついている事ですし…」

黒子「ただし! 後でちゃんと避難所に来てるか確認しにいきますから!!」

美琴「分かってるてば!」

黒子「それでは皆様方、お気をつけて…!!」シュンッ

浜面「…本当にここに残ってよかったのか滝壺?」

滝壺「うん。私も避難したら避難所にまで私を狙ってきた部隊がくるかも知れないし」

絹旗「それに、滝壺は私が超護衛した方が避難所なんかより超安全ですよ!」

麦野「私達がいない間、滝壺を頼んだわよ。絹旗」

滝壺「超、ラジャーですッ!!」

浜面「え、絹旗はいかないのか?」

麦野「さすがにあの連中だけに滝壺を任せる訳にはいかないしね」

絹旗「アイツ等が変な事しようとしたら、私の超☆窒素パンチが超火を吹きますよ!!」

浜面「いや、窒素じゃ火は吹かないだろ…」

鈴羽「魔術師との戦いの時、禁書目録の強制詠唱が役に立つと思う」

上条「そうか、それがあったか」

禁書「うまくいけば、魔術師との戦いも多少楽になるんだよ!」

滝壺「すぺるいんたーせぷとって?」

禁書「簡単にいうと、魔術を誤作動させるんだよ」

まゆり「そっか~、オカリンの話と違って分かりやすいね~」

岡部「おい」

禁書「魔術の解析をする事ができれば、強力な魔術も短時間なら制御を奪えるんだよ」

上条「その隙に俺が右手で打ち消すんだな」

鈴羽「けど、それが通用しない場合があったり、そもそも魔術師じゃない滝壺理后を狙った奴が来たその時は…」

美琴「私達の出番って事ね」

鈴羽「うん。禁書目録が魔術師の足止めと雑魚払い、上条当麻は戦闘兼サポート、超電磁砲とあたしが両サイドとの直接戦闘」

上条「阿万音、お前も闘えるのか?」

鈴羽「対魔術師用の武器を未来から持ってきたから」ジャラッ

御坂妹「では、残りの人員は滝壺理后と椎名まゆりの護衛…という事でよろしいでしょうか? とミサカは確認します」

鈴羽「うん。頼んだよ一方通行、絹旗最愛、10032号」

絹旗「あれ? 私、あなたに下の名前教えましたっけ? あれ?」

一方通行「おい待て阿万音。どうして俺が後衛に回らなくちゃいけないンだァ?」

鈴羽「それは、一方通行は能力使用に制限がかかってるから温存しないといけないからだよ」

一方通行「ちっ…」

鈴羽「一方通行には銃を渡しておくよ。それと100321号にもこのマガジンをいくつか」

一方通行「なンだこりゃァ?」

鈴羽「そのマガジンの中には特殊な弾丸が詰まってるんだ。魔術師にそれが当たると魔力をうまく生成できなくなる」

御坂妹「なるほど。これも未来の技術という訳ですか。とミサカは感心します」

鈴羽「基本の陣形は滝壺理后と椎名まゆりと禁書目録が中央にまとまって、それを囲うように絹旗最愛、一方通行、10032号…」

上条「で、それを更に囲うのが俺達って事だな」

鈴羽「そういう事」

御坂妹「地形はどうしますか?とミサカは尋ねます」

鈴羽「地形は現時点で相手がどれくらいの勢力なのか分からないから、状況に合わせて陣形を変えて移動する事にしよう」

御坂妹「了解しました。とミサカは頷きます」

麦野「そういえばさ、あんた等どうやってアレイスターがいる『窓のないビル』に乗り込むのか考えてんの?」

岡部「あ…」

麦野「ハァ…先が思いやられるわよ」

浜面「麦野、お前はなんか知らないか? アレイスターの指示で──」

麦野「あ゛?」ギロ

浜面「あ、わ、悪い…」

麦野「……あん時は瀕死だったから、なにがどうなってたかさっぱりだったわよ」

浜面「そうか……」

セナ「私のディソードで切るというのは?」

浜面「いや、多分無理だろ。ノアⅢを使ってギガロなんちゃらの効力は無効化されてるんじゃないか?」

セナ「……」

岡部「……」

麦野「……」

浜面「……ここは一つ、スズえもんの持ってる秘密道具で…」

鈴羽「無理。出来てたらあたしはこの時代にいないよ」

浜面「やっぱりか…」

一方通行「……ちっ、三下共が」

岡部「そういうお前は何か案があるのか一方通行?」

一方通行「あンに決まってンだろ。とっておきなのがな」

岡部「とっておき…だと?」

一方通行「まァ、現地に着いたときのお楽しみってなァ」

御坂妹「MWNで他の妹達と連絡が取れ次第、救護やこちらの援護をしてもらいます。とミサカは説明します」

セナ「こちらも、他のギガロアニアックス達と連絡がついたら、こちらに向わせよう」

鈴羽「うん。みんなそれぞれの作戦はちゃんと理解できてる?」








鈴羽「それじゃあ、各自行動を開始しよう」






Chapter4『有象無象のラグナロック』

書き込み終了します

続き書きますにゃ

ヒュガッ!!
ガラガラガラガラ…

鈴羽「本格的に攻撃してきた! 走ってみんな!」ダッ

岡部「まゆりを頼むぞ皆!!」ダッ

上条「任せて下さい岡部さん!」

滝壺「はまづら、むぎの! 気をつけてね!」

浜面「あぁ!!」ダッ

麦野「言われなくたって!」ダッ

~学園都市・第7学区~

岡部「ハァ…ハァ…ちょ、ちょっと待ってくれ…息を整えさせてくれ…」

麦野「全く、だらしのない男ね。目的地は目の前だっていうのに」

岡部「あれが『窓のないビル』…アレイスターとノアⅢがいる所か…」

浜面「それにしても、ここまで魔術師とアレイスターの回し者、そのどちらにも遭遇しなかったってのはラッキーだな」

セナ「大方私たちの事など眼中にないのだろう」

麦野「いや…アレイスターはプランの邪魔になるものは、どんな事をしても排除する。そういう奴よ。逆に警戒を強めた方がいいわ」

岡部「ハァ…ハァ…ふう、済まない。先を急ごう…グッ!?」ズキッ

浜面「岡部さん大丈夫ッスか?」

ジャージャージャジャジャージャー♪

麦野「電話鳴ってるわよ。敵に聞きつけられて襲撃されても困るから出るなら出ちまいな」

岡部「あ、あぁ…」ズキズキ

岡部「(この頭痛とそれに伴う眩暈…今度こそ)」

ピッ

鳳凰院『今、どういった状況だ?』

岡部「鳳凰院…凶真」

~秋葉原~
上条「大分開いた所に出てきたな…」

美琴「あんなに人がたくさんいた秋葉原も今は人っ子一人いないわね…」

絹旗「風が強くなってきましたね。ちょっと超寒いです」

滝壺「きぬはた、それじゃどっちか分からない」

一方通行「風…?」

鈴羽「気がついた一方通行?」ボソッ

一方通行「あァ、風が本来とはありえねェ動きをしてやがる。そう、まるで一箇所に集まって──」

ヒュンッ

鈴羽「ッ!! 上条当麻、左から来るよ!!」

上条「なッ!?」

パキィィンッ!!

上条「い、今何を打ち消したんだ!?」

鈴羽「ッ!!」

ダァンッ!!

スゥッ…

御坂妹「弾が途中で消えたッ!?とミサカは驚愕します!」

鈴羽「陣形を整えて! 上条当麻! 君は弾が消えた辺りを右手で触れて!!」

上条「わ、分かった!!」ダッ

上条「うおおおおおおおおおおおおッ!!!」グオッ!



パキ



パキパキパキパキパキパキパキ……



パリィィイイインッ!!!!!!



美琴「景色が割れたっ!?」

禁書「幻覚が解けたんだよ!!」

滝壺「……来る」

ヒュヒュヒュヒュッ!!!

上条「うおッ!?」

パキィイン!

まゆり「カミヤンくん!!」

禁書「とーま!!」

鈴羽「上条当麻、早く戻って!!」

一方通行「はなっから、ここでスタンバイしてましたってか」

絹旗「数は数十…といったとこですか」

美琴「じゃ、じゃあ割れた景色から現れたコイツラが…!!」


鈴羽「うん…魔術師だよ」

とりあえず書き込み終了
ぶっちゃけこれ書いてる間にも別のSSの案が頭ん中を駆け巡ってモヤモヤしてつらい
これ書いてるのも楽しいし、完結はさせるけどね

続き書きます

~避難所~

ザワザワ…

るか「岡部さん達大丈夫でしょうか…」

フェイリス「マユシィにも連絡がつかないのニャン…」

るか「萌郁さんにもです…あの人の事だからすぐに連絡がくると思ったんですが…もしかして何かあったんじゃ──」

フェイリス「き、きっと皆が一斉に連絡をとろうとしてるから電波状況が悪いだけなのニャン!」

るか「そ、そうですよね!───あれ?」


…シテ! アソコニモドシテ!

…ケンデスノ!

…シ、モウヨソウッテ

フェイリス「この声って……」


紅莉栖「お願いよ白井さん! ラボの前に戻して!」

黒子「だから外は危険ですの!!」

ダル「牧瀬氏、オカリン達はきっと大丈夫だってば!」


るか「紅莉栖さんと橋田さん!?」

フェイリス「クーニャンにダルニャン!?」

ダル「あっるか氏フェイリスたん! 牧瀬氏を止めるの手伝って!」

るか「な、何があったんですか…? 他の皆は…?」

紅莉栖「他は皆、外に残ってるのよ!!」

るか・フェイリス「「ええッ!?」」

フェイリス「それってどういう事なのニャン!?」

ダル「あんま詳しい事は言えないんだけど色々訳があって…」

黒子「だから! ここに来た以上、外の状況がどうなってるのか分かって安全を確認してからでないと出す訳にはいきませんの!!」

紅莉栖「だったら、外の状況がどうなってるか分かる場所に連れていってよ!」

ダル「ちょ、牧瀬氏! それはさすがに……!」

黒子「……そこに連れていけば静かにしてくれるんですの?」

ダル「え!?」

紅莉栖「…約束するわ」

黒子「…分かりましたの。橋田さん、一緒に来てくださいます?」

ダル「え!? なんで僕まで!?」

黒子「万が一、牧瀬さんが暴れた時に貴方ほどの図体の大きい方なら、とり押されるられるでしょう?」

ダル「それって遠まわしにデブって言ってるよね!?……事実だけどさ」

黒子「では行きますわよ!」

シュンッ

初春「あ、お帰りなさい白井さ──って、その二人は誰ですか?」

黒子「外に出せとか、状況を教えろとかうるさいから隔離したんですの」

紅莉栖「失礼ね」

ダル「いや、実際うるさかったと思われ」

黒子「初春、カメラの映像とか見せてあげて下さいます? 私はまだ避難していない人を誘導するのに戻りますの」

初春「はーい分かりました」

シュンッ

初春「こちらへどうぞ。お茶とかは出せないですけど」

紅莉栖「ごめんなさい。えっと…初春さん」

ダル「うっほォォ!! なんぞこのPC! 高性能すぎんだろJK!!」

初春「あ、それは学園都市でもかなりのスペックなんですよー」

ダル「マジで!? ちょっといじってもおk!?」

紅莉栖「ちょっと橋田! 今はそんな場合じゃないでしょ! 初春さん、お願い」

初春「ちょっと待って下さい…」カタカタカタ

初春「はい、これでそっちのPCからもカメラのリアルタイム映像が見れますよ」

紅莉栖「ありがとう。えっとこれね…」カチッ

~学園都市・第7学区~

鳳凰院『そうか…そっちは魔術師が襲撃してきた所か』

岡部「そっちはどうなっているんだ。俺はどう行動すれば…いや、どう行動しなければいいんだ?」

鳳凰院『時間がないから簡潔に言うぞ。……お前は『窓のないビル』に近づくな』

岡部「なぁッ!? どういう事だ!?」

鳳凰院『あのビルに近づくとお前は思い出してしまう…あの世界線に移動してしまう』

岡部「あの世界線に移動…アレイスターと俺しかいなかった世界線か?」

───ザザッ





麦野「ん?」クルッ

浜面「どうした麦野。突然後ろなんか向いたりして」

麦野「いや…さっきそこに人いなかったっけ?」

セナ「なにを言ってるんだ。そこには人なんていなかったぞ?」

麦野「あれ~っかしいなぁ…。ってかなんで私達ここに立ち止まってるんだっけ?」

浜面「へ? そりゃお前が「ちょっと疲れたから休憩」って言ったから仕方なく…」

麦野「あ~そうだったわね。ごめんごめん、さっ行こうか」

───ザザッ

岡部「ぐっ、ハァ…!!ハァ…!!」

岡部「な、なんだ今のは…!!」

鳳凰院『お前があの世界線に移動すると、お前の存在はこの世からなくなるんだ。持ち物も記録も、記憶も全て──』

岡部「俺は今、あの世界線に移動したのか!?」

鳳凰院『一瞬だけな…あの世界線での事は極力思い出さないようにしろ』

岡部「それと『窓のないビル』がなんの関係がある…」

鳳凰院『さっきいった通りだ。『思い出してしまう』んだ』

鳳凰院『繰り返していくにつれて、その感覚は長くなる…最終的にお前は消える』

鳳凰院『セナ達がノアⅢを破壊しない限り、お前はビルにたどり着く事ができない』

岡部「ビルにいくなって…それじゃあ俺は…俺はどうすればいいんだッ!?」

鳳凰院『ザザッ──…すまな…──の──には…か…ブッ』

岡部「お、おいっ!? 鳳凰院!? おい!?」

ツーツーツー…

岡部「俺には……俺は……なにもできないのか………?」

生存報告
最近機関が動き出したから、しばらく更新できそうにない
……ああ、安心しろ。必ず完結はさせるつもりだ
エル・プサイ・コングルゥ

お待たせしました
続き書こうと思います

セナ「おい岡部、電話が終わったのならさっさといくぞ」

岡部「……」

セナ「岡部?」

岡部「……すまない皆、事情が変わった。俺以外の皆でビルへ向かってくれ」

麦野「は?」

岡部「どうやら俺は、アレイスターのノアⅢによる妨害であのビルに近づけないらしい」

浜面「なんでそんな事をいきなり」

岡部「さっきの電話だ」

セナ「電話の相手…何者なんだ?」

岡部「それは…」

麦野「怖くなって逃げようとしてるだけじゃないの?」

岡部「そんな訳あるか!」

岡部「……とにかく俺は俺で、なにか出来る事を探す。お前らは早急にノアⅢの破壊を頼む」

浜面「任せてくれ」

麦野「まぁ、足手まといが減ってこっちは大助かりだけどね」

岡部「それじゃあ俺は──」

セナ「待て岡部」

岡部「ん、どうしたセナ」

セナ「これを」

岡部「これは…小型の剣か? お前どこからこんなもの──」

セナ「リアルブートで出したものだ。大抵の物なら切る事ができる」

岡部「……ありがとう。もらっておく」

セナ「…未来のお前からの電話、か…」

岡部「んなッ!? お前何故それを!?」

セナ「すまない、思考盗撮をさせてもらった」

岡部「…心を読んだという事か。本当になんでもアリだな…」

セナ「岡部、忠告をしておくぞ」

セナ「いくら未来のお前からの助言であろうと、鵜呑みにするのは危険だ。たまには自分で考えて行動しろ」

岡部「……あぁ、分かった」

麦野「話は終わった?」

セナ「それじゃあな」

岡部「武運を祈る。エル・プサイ・コングルゥ」

引っ越しとか色々込みで、ついさっきまでネットに繋がらなかった
まだ更新は先になりそうだけど、取り合えず生存報告です

お待たせしました
更新します
忘れてたりしてるかもしれないので、その時は指摘お願いします

岡部「……行ったか」

岡部「(さぁ、俺はどうする……)」

岡部「取り合えず、皆が無事か連絡をとってみよう」ピッ

アイリ『あっ』

岡部「うわっ!? お前また勝手に起動してたのか!?」

アイリ『すみません…なんなんですか、この惨事は?』

岡部「魔術師が攻めてきた……と言っても信用しないだろうな」

岡部「とにかく、俺は仲間と連絡を取らないといけない。消すぞ」ピッ

アイリ『ひゃんッ』

キィイイン───

岡部「な、なんだ?!」

アイリ『……お呼びでしょうか』

岡部「(雰囲気が変わった──)」

岡部「き、貴様何者だ?」

アイリ『私の名はゲジ姉。ロボット型の全自動情報収集エンジン兼、愛理を補完するナビシステムです』

岡部「裏機能……と、いう事か…?」

岡部「って、ちょっと待て! ゲジ姉だと!?」

ゲジ姉『はい』

岡部「そ、それじゃあお前が以前@ちゃんで起きた、IBM5100捜索祭りの中心になった奴の正体なのか!?」

ゲジ姉『そうです』

岡部「こんな奴が正体だったとは……」

ズズゥ…ン

岡部「!」

ゲジ姉『場所を移した方がいいのではないですか?』

岡部「そ、そうだな。そうしよう」

ゲジ姉『ではゲジ姉が、現時点最も安全な道をナビしますので、それに沿って移動して下さい』

岡部「分かった」

タタタタ…

~廃ビル~
岡部「はぁ…はぁ…」

ゲジ姉『本当に体力がありませんね。適度な運動をお勧めします』

岡部「はぁ…う、うるさいアプリだ…」

岡部「よし、仲間と連絡を…」ピッ

岡部「取り合えず、ルカ子と萌郁とフェイリスに……」ピッピッ


件名:

本文:無事か?
   今どこにいる?連絡くれ

ピッ…ピロリン♪

岡部「………」

ジャージャジャジャージャー

岡部「萌郁か、相変わらず早いな」

ピッ

件名:だいじょぶでーす♪

本文:連絡ありがとう♪
   私も皆が大丈夫か心配だったんだー
   とにかく岡部くんが無事でよかった^^b
   他の皆からも連絡が来たら教えてね
   それじゃあお互い無事にまた会おうね
   約束だよ!!


岡部「…無事なようだ。よかった」

風呂入ってきます

飯食ってきました
続き書きます

ジャージャージャジャジャージャー
岡部「ん、次はルカ子からか」ピッ

件名:無事でよかったです

本文:心配していただいてありがとうございます
   今はフェイリスさんと一緒に避難所にいます
   紅莉栖さんと橋田さんが一度来たんですけど
   すぐに風紀委員の人とどこかに行ってしまいました…
   無事だといいんですけど…
   岡部さんも気をつけて下さいね

岡部「あいつら…なにやってるんだ。あいつ等にも連絡を…」

ゴゴゴゴゴゴゴ……

岡部「なにッ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴ…

岡部「じ、地震──いや、魔術師の攻撃か!?」

ゲジ姉『一刻も早く建物から脱出を!』

岡部「そんな事、分かってる!」

タタタタタタ…

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

岡部「くそッまた揺れて…」

ガラガラッ

岡部「くっ…! 天井が崩落して通る事ができない…」

岡部「そうだ、セナから貰ったあの剣で───」

ガリガリガリ………ズトンッ

岡部「おお……凄いなこの剣…」

ゲジ姉『感心してないで早く!』

ガラガラガラガラッ!!

岡部「ぐッ!?」ガッ

ゲジ姉『大丈夫ですか?』

岡部「だ、大丈夫だ。肩に小さな瓦礫が当たっただけだ……急ごう!」

タタタタタタタタ…

書き込み終了
久々の更新なのに全く話が進んでなくてさーせん

更新できず申し訳ないです
テスト期間で勉強していたもので
来週くらいからまた更新できると思います

一応生存報告です
結論からいうとPCがぶっ壊れました
自分は学生の為、新しいのを買うお金もなく...
今はスマホから書いているのですが、色々と不憫で続きは新しいPCが手に入ってからという事になってしまいます
なるべくGWに間に合うようにしたいと思います
待って下さっている方々申し訳ありませんでした

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