ミカサ「次の方どうぞ」(65)

夜・食堂

ミーナ「私、エレンのことが好きになったかも!!」
アニ「どうしたの、突然?」
ミーナ「だって演説してるときのエレン、かっこよくなかった?」
ミーナ「なんて言うか、あれからエレンのことが気になるのよね~」
アニ「演説って、あの外の世界がどうとかってやつ?」
ミーナ「そう!私も壁の外の世界を見てみたいし・・・」

アニ「でも、あいつには強力な保護者がいるよ」

アニ「告白なんかしたら、敵とみなされて殺されるかもしれない」

ミーナ「・・・ミカサか」

ミーナ「でもミカサって家族でしょ?お母さんとかお姉ちゃんって感じだし」

アニ「どうなんだろうね?アルミンにでも訊いてみれば?」

ミーナ「そうだね・・・」




ミーナ「ねぇ、アルミン」

アルミン「どうしたの、ミーナ?」

ミーナ「突然だけど、ミカサとエレンって付き合ってるの?家族なんでしょ?」

アルミン「う~ん。お互い大切に思ってることは間違いないんだけどね」

ミーナ「でも恋人って感じでもないよね。親子っていうか、姉弟っていうか」

アルミン「直接聞いてみようか、おーいミカサ!」

ミーナ「ちょっ!アルミン!!」アセアセ



ミカサ「・・・どうしたの、アルミン?」

アルミン「ミカサとエレンって家族だけど、実はそれ以上の関係にだったりするの?」

ミーナ オロオロ

ミカサ「・・・私はエレンの家族・・・それ以上の関係はまだない」

ミーナ「あ、あのさ。もしエレンに恋人とかできたらミカサはどうするの?」

ミカサ「・・・・」

ミーナ「やっぱり殺す?」


ミカサ「・・・もちろん祝福する。もしエレンに家族ができれば私にも家族が増える・・・」

アルミン(アレ?意外と寛容だな)


ミカサ「ので、全力で応援する・・・・・。ミーナ、もしかして・・・」

ミーナ「う、うん。エレンのこと、ちょっとカッコいいかな、なんて」

ミカサ「そう・・・」








ミカサ「それでは後日、面接をしたいと思います」

ミーナ「え?」

アルミン「あれ?ちょっとミカサ」


ミカサ「エレンは私の家族。どこの馬の骨とも知れない人には任せられない」

ミカサ「それにエレンは今まで、私以外の女性と関わり合いが少なかった」



ミカサ「ので、私がエレンを幸せにできる人かどうか審査する」




夜・食堂

ミーナ「ってことになった」

アニ「何それ?」

ミーナ「よく分からないけど、ミカサを敵に回さすエレンとお付き合いできるチャンス、だと思う」

アニ「ふ~ん・・・」


アニ(合格者出るのかな?)

翌日昼休み・アルミンたちの部屋



ミカサ「それでは次の方、どうぞ」

アルミン(最初の人だけどね)

ミーナ「はい!!」 ガチャ


ミカサ「どうぞ、おかけになって下さい」

ミーナ「失礼します」

ミーナ(ってミカサ・・・メガネにスーツ姿。やる気満々だなぁ)


ミカサ「それでは面接を始めたいと思います」

ミカサ「エレンさんの恋人に志願した動機は何ですか?」

ミーナ「私、エレンさんを好きになったみたいで・・・」

ミカサ「・・・みたい、とは?」

ミーナ「あの・・・まだ自分の気持ちがはっきり分からないというか・・・」

ミカサ「・・・」

ミーナ「彼のとこを考えると胸がざわつくというか、もしかしたらこれって恋?みたいな」

ミカサ「なるほど」


ミカサ「では次に自分の長所、短所を挙げてみてください」

ミーナ「え~と・・・明るそうとか、積極的と思われてるみたいです」

ミカサ「・・・みたい?」

ミーナ「あ、あの私、退場が早かったんでキャラが固まってないというか・・・」

ミーナ「みんなの、「こんな感じかな?」 って印象で成り立っていて・・・」


ミカサ「自分のことがよく分からないと?ちなみに短所は?」

ミーナ「豚小屋出身家畜以下なところです!!・・・・アレ?」


ミカサ「はい、わかりました。以上で面接を終了します」

ミーナ「え、もう終わりですか?」

ミカサ「お疲れ様でした」

ガチャン

夜・食堂
ミーナ(ノД`)・゜・。

アニ「なんだそりゃ?」

ミーナ「早期退場が悔やまれる・・・」シクシク

アニ「それ以前に、あの女が合格者出すとは思えないんだけど」

ミーナ「やっぱりそうなのかな?でもこの不合格通知・・・」



~~不合格・自分に自信のない人にエレンは任せられません~~

ミーナ「一応、それらしい理由もあるから文句も言えないし」

アニ「そもそも、なんであの女がエレンの恋人を選ぶのさ?」

アニ「あたしなんて、面接すら受けさせてもらえなさそうだし・・・」ハァ

ミーナ「え?アニも面接受けたいの?」

アニ「い、いや。そういうわけじゃなくて」アセアセ

ミーナ「アニ、私の無念を晴らしてきて!」

アニ「いや、なんでそうなる」

アルミン「じゃあアニ、明日の昼休みに僕たちの部屋で面接の用意しとくから」

アニ「いや、なんでそうなる。  って、アルミンいたの?聞いてたの?」

翌日・昼休み

アニ(来てしまった・・・)

アニ(でもまぁ、面接は受けさせてもらえるようだし、やってみるか)


アルミン「準備できたから、ドアをノックして入ってください」

アニ「なにやってんのアンタ・・・」

アルミン「僕も彼らの家族みたいなもんだし」

アニ(はぁ・・・) トントン

アニ「失礼します」 ガチャ


ミカサ「どうぞおかけになって下さい」


アニ「失礼します」 着席

アニ(スーツにメガネ・・・何やってんだこいつら・・・)

ミカサ「レモンハードさんですね?」

アニ「レオンハートです」

ミカサ「面接にパーカー姿とはいい度胸ですね」

アニ(うざっ!)

アニ「すみません、これしか持ってなくて」

アニ(何でアンタはそんな服もってんだよ)

ミカサ「ではアニさん、面接を始めます」

アニ(レオンハートは?最初のやり取りは?)

ミカサ「エレンにすり寄る理由は?」

アニ(このやろー敵意むき出しじゃねーか)

アニ「あの、すり寄るというか。格闘術の訓練でよく一緒になるもので・・・」

ミカサ「・・・・え?聞こえませんもう一度お願いします」

アニ( くそっ、でもここでコイツに文句言ってもどうにもならないし)


アニ「対人格闘術でよく一緒に組んでて、最近気になる存在というか・・」

ミカサ「エレンさんのことが気になると?」

アニ「はい、まぁ・・・」



ミカサ「周りの目を気にせず組んず解れつ、さらにそれ以上のことをしたいと・・・」

アニ「言ってません」

ミカサ「い!イってなんて、訓練中に当り前です!なんてはしたない!!」

アニ(ダメだこりゃ)

ミカサ「・・・コホン!」

ミカサ「エレンさんのことが好きなんですか?」

アニ「・・・・はい、まあ」

ミカサ「どう好きなんですか」

アニ「・・・・・・・・」





アニ「・・・・あの ミカサ「どうもありがトゥ!!」



アニ「・・・・」

ミカサ「・・・」

ミカサ「以上で面接を終わります」

アニ「・・・・・・・面接官さん」

ミカサ「何でしょう?」

アニ「また、来ます」

ミカサ「・・・」 ガチャン




夜・食堂

~~~不合格・訓練中の不純異性行為は認めません~~~~~

アニ「・・・・はぁ」

ミーナ「ダメだったみたいね」

アニ「まぁ、分かっちゃいたんだけど・・・」

ミーナ「だからパーカーはマズいって」

アニ「・・・そこ? でもあいつ何でスーツやメガネ持ってんだ」

ミーナ「エレンがそういうの好きなんだって」


ジャン「何!?ミカサがスーツにメガネだと!!」 ガタっ

アニ「何でアンタ全部聞いてた風なの・・・」

ジャン「よし、俺もその面接受けてくる!」

マルコ「やめなよジャン。エレンの彼女になる気かい?」

ジャン「うるせぇ!!俺には今何をするべきか分かるんだよ!!」

マルコ「自重するべきだね」

アルミン「じゃ、明日の昼休みに」

ジャン「おう!!」



マルコ「・・・・・」

翌日・昼休み




ミカサ「・・・・・・」

ジャン「す、素敵すぎる!!キャリアウーマン姿のミカサ!」

ミカサ「心の声が出てますよ、ジャンさん。面接中です」

ジャン「すみません!!」


ミカサ「では、ジャンさん。エレンさんを好きになったきっかけは?」

ジャン「あんな死に急ぎヤロー、好きなわけないジャン!!」カシャ

ミカサ「エレンさんとお付き合いするにふさわしい人物か審査する面接なんですけど」

ジャン「すみません、舞い上がってしまって!!」 カシャ

ミカサ「この面接に参加したということは、エレンさんとお付き合いしたいんですよね?」

ジャン「はい!ミカサさんとお付き合いしたいです!」カシャ

ミカサ「・・・・・・」



ミカサ「あなたと付き合うことでエレンさんにどんなメリットがありますか?」

ジャン「ミカサさんとお付き合いすることで・・・」カシャ

ミカサ「はい、ありがとうございました」




夜・食堂

~~~不合格・面接中に撮った写メは削除するように~~~~

マルコ「ご愁傷様、ジャン」

ジャン「マジ最高だったぜミカサ・・・」

ライナー「何やってんだか・・・」

ベルトルト「どうしたんだいライナー?」

ライナー「エレンと付き合うために面接してるんだと」

ベルトルト「何でジャンがエレンと付き合うための面接を・・・」




クリスタ「・・・・・・・」

ユミル「やめとけ、クリスタ」

クリスタ「アレ?今ので全部分かっちゃうんだ?」

ユミル「いくらクリスタが女神でも、あの女が合格させるとは思えん。無駄だよ」

クリスタ「でも、チャンスだよね。やってみたいな・・・」

ライナー(何!?まさかクリスタもエレンのことを?)

クリスタ「ねえ、アルミン。私も面接を・・・」

ライナー「アルミン!!!!次は俺が受ける!!!」

アルミン「じゃあ明日の昼休みに僕らの部屋に来て」

ライナー「おう!(俺が合格すればエレンと女神をくっつけないで済む!)」

ベルトルト「・・・ライナー」


クリスタ(・・・・・ライナーってそっち系だったの?)

アルミン「クリスタはライナーの後ね」

クリスタ「え、でも食後の短いお昼休みに二人も・・・」

アルミン「大丈夫だよ、安心して!」

クリスタ「本当!?ありがとうアルミン!!」

アルミン(女神スマイル!!)

アルミン(まあ女神であればあるほど合格の可能性は低いだろうし)

翌日・昼休み

ライナー(よし、行くぞ!!)

アルミン「ライナー、どうぞ」

ライナー「失礼します!!」 
ガチャ  

バタン!!! ライナー「おうふ!!!」

アルミン(あ、ライナーがドアに挟まれた)


ガチャン 
バタン!!! ライナー「はがっ!!!」

ガチャン ぐいっ!!

アルミン(あ、ライナーが部屋に引きずり込まれた)


ドカッ!!バキッ!!ズゴッ!!メキョッ!!!がっしゃーん!!

アルミン(あ、たぶんライナーが外に放り出された)



~~~不合格・エレンの貞操は私が守る~~~

ミカサ「次の方どうぞ」

アルミン「さぁ、クリスタ。頑張って」

クリスタ(・・・・・怖い)ブルブル

アルミン(スーツ姿の女神も素晴らしい・・・)


クリスタ「し、し、し、失礼します」

ミカサ「どうぞおかけになってください」

クリスタ「はい」


ミカサ「クリスタ・レンズさん。あなたもエレンさんのことを・・・」

クリスタ「・・・はい」


ミカサ「・・・容姿端麗で協調性にも優れ、馬術が得意」

クリスタ(え、私のことを言ってるの?褒めてくれたの?)

ミカサ「周囲からの評判も非常に良い」

クリスタ「あ、ありがとうございます」


ミカサ「同性である私からみても、羨ましいほどに素敵な女性だと思います」

クリスタ「そ、そんな・・・」


ミカサ「ただ、あなたもご存じのとおり。エレンさんは調査兵団を志望しています」

ミカサ「エレンさんの性格、気性は周知のとおり」

ミカサ「死に急ぎ野郎と揶揄されていこともご存じですね」

クリスタ「・・・はい」

ミカサ「そこで、いざという時あなたがエレンさんの暴走を阻止できるか・・・」

ミカサ「上手に彼の手綱を握り、彼を守れるかどうか・・・」

ミカサ「それを確認するため、クリスタさんに問題を出します」


クリスタ「え?」



ミカサ「エレンさんが他人と口論しています」

ミカサ「あなたはどうやってその場を収めますか?」



クリスタ(そういえばエレンってよくジャンとケンカしてるよね・・・)

クリスタ「・・・・・・・・」

クリスタ(確かジャンと口論にになったとき、ミカサは・・・)



クリスタ「・・・エレンさんの手を取り落ち着かせ、やめなさいと諭します」

ミカサ「ファイナルアンサー?」


クリスタ(またそのあと喧嘩になったけど)

クリスタ(他にどうしていいのか良くわからないし・・・)


クリスタ「ファイナルアンサーで」

ミカサ「わかりました。以上で面接を終わります」

クリスタ「失礼しました」


ガチャン

夜・食堂

~~~不合格・優しさや包容力だけではエレンを守れません~~~

クリスタ「ダメだったか~・・・・」

ユミル「つーか、そんなの正解なんてあるのか?」

クリスタ「これが正解だって・・・」





A.殴り倒して口にパンを突っ込み、黙らせる

アニ「・・・」

ミーナ「・・・」

ユミル「なんだそりゃ?逆にブチ切れるんじゃね、アイツ?」

アルミン「そんなことないよ。正解だよ。前例もあるし、僕は知ってるよ」

サシャ「殴るはともかく、口にパンを突っ込むのは正しいですね」

アニ「そりゃ、アンタの場合はね」

クリスタ「そういえば、サシャにもその方法で対応してたなぁ、ミカサ」

ユミル「納得するんかい」

アルミン「相手がエレンの場合、いざという時には多少の強引さは必要かもね」

ユミル「でも女の力でアイツを殴り倒すって、普通は無理だろ」

サシャ「対人格闘術の成績もいいですからね、エレン」

アルミン「でも、暴走するエレンを止めるにはある意味強さも必要だよ」

ユミル「口で言って聞くような奴でもなさそうだ」

ミーナ「でもそんな強い人、私たちの中じゃミカサかアニくらいだよ」

アニ「そもそも強いのが条件ってんなら、ミカサ以上の適役ナシって話じゃない?」

ミーナ「それはちょっと悔しいなぁ」

アニ「面接して公正を装って、このままあいつの思い通りってのもねぇ」


ミーナ「う~ん・・・・・・・・・そうだ!!」

翌日・昼休み

トントン
ミカサ「どうぞ、入ってください」






ミカサ「・・・・・」









リヴァイ「・・・・・なんだ?」

ミカサ「チ、・・・リヴァイ兵長。あの・・・」

リヴァイ「始めないのか、面接?」

ミカサ「あ、はい。ではチヴァイさん。エレンさんの恋人に志願したきっかけは?」

リヴァイ「俺の名前はリヴァイだ」

ミカサ「失礼、リヴァイの”リ”はリトルの”リ”、のリヴァイさん」


リヴァイ「・・・ヴァイはなんの略だ」

ミカサ「リトルを倍(ヴァイ)にしても所詮はリトル、略して通称リヴァイさん」

リヴァイ「通称じゃねぇ、本名だ。それになんで”倍”だけ欧米風に言う」

ミカサ「リヴァイの”イ”は小さいの”イ”でしょうか?」

ミカサ「どうせならスモールからももじったほうが・・・」

リヴァイ「おい、誤魔化すんじゃねぇ。これはなんの面接だ?」

ミカサ「エレンさんの恋人にふさわしい人かどうか、審査する面接です」

リヴァイ「俺はエレンを守るのにふさわしい人物かどうか判断する面接と聞いたが」

ミカサ「・・・昨日はそういう話もしました」

リヴァイ「この大事な時期に、てめえら半人前が恋だ何だとぬかす余裕があるとはな」

ミカサ「・・・・」

リヴァイ「お前だけじゃねぇ。今やエレンは全人類にとって重要な存在だ」

リヴァイ「そいつを守る人材を選ぶってんなら協力してやるって話だったが・・・」

ミカサ「・・・」

リヴァイ「お前がいくら優秀といっても、俺に言わせりゃひよっこ同然だ」

リヴァイ「あいつを守りたいってんなら、こんなことしてる暇なんてないはずだが」

リヴァイ「お前はエレンのことになるとすぐ暴走するしな」

ミカサ「・・・すみません」 シュン

リヴァイ「そもそもおまえらはだな・・・」

~~~五分後~~~


ミカサ「・・・・・・・・」グッタリ

リヴァイ「・・・以上だ。昼休みはしっかり休め。」

ミカサ「失礼しました、チィサイ兵長」 ガチャ

リヴァイ「リヴァイだ」



夜・食堂


ミカサ「・・・・」ショボン

エレン「どうしたんだミカサ?元気ないな・・・」

アルミン「リヴァイ兵長に面接官の座を奪われたんだ」

エレン「面接官って、何の面接だ?」

アルミン「エレンの恋人を選ぶ面接さ」

ミカサ「アルミン!?言ってはだめ!」

エレン「はぁ!?何だよそれ!?何でミカサがそんなことしてるんだよ!?」

ミカサ「あ、あの、エレン・・・」オロオロ

エレン「前にも言ったはずだろ!俺はお前の子供でも弟でもねぇ!!」

ミカサ「・・・ごめんなさい」シュン

アルミン「ごめんねエレン、僕もつい調子に乗っちゃって・・・」

エレン「ったく・・・」



エレン(・・・・)

エレン「で、その面接って誰が受けたんだ?誰か合格させたのか?」

アルミン「あれ、エレンひょっとして気になる?」ニヤニヤ

エレン「いや、別に・・・そういうわけじゃ」

ミカサ「・・・」

アルミン「え~っとね、ミーナ、アニ、ジャン・・・」
エレン「ストップ!!」

アルミン「ん?どうしたのエレン?」

エレン「何だよ!!ジャンって!」

ミカサ「ジャン・キルシュタイン」

エレン「それは分かってるって・・・」


アルミン「それとライナーにクリスタ。あとリヴァイ兵長」

エレン「何だよ!?ライナーって!!兵長って!!男じゃねーか!」

アルミン「エレンってばモテモテだね!」

エレン「嫌がらせかよ・・・」

アルミン「そんなことないよ。みんなエレンの事が大好きなんだよ」

ミカサ「大丈夫。エレンの貞操は私が守った」

エレン「ハァ・・・他には?」

ミカサ「それだけ。合格者はいない」

エレン「・・・・」


ミカサ「ちなみにサシャは、面接以前に食堂で不合格」

アルミン「そうだったんだ?でも何で?」

ミカサ「パンとエレンどちらが大事か聞いたら・・・」

アルミン「もしかして、パンが大事って言ったの?いくらサシャでもそれは・・・」

ミカサ「3分くらい考えてエレンと答えた」



エレン「・・・・」

エレン「・・・・」

アルミン「どうしたの、エレン?さっきから黙って・・・」


エレン「いや、俺関係で真っ先に関わってくる奴がさ・・・」

アルミン「そんなエレン・・・僕は別にそんなつもりは」テレッ

エレン「違ぇよ!!」バン

アルミン「冗談だよ」ニヤニヤ

エレン「・・・・」



エレン「お前は受けなかったのかよ、ミカサ?」

ミカサ「?」


ミカサ「私は面接官・・・だった」

ミカサ「ので、審査する側だったから受けることはできない」

エレン「何だよそれ・・・まあ、別にいいけどよ」

アルミン「何なら僕が面接官になってやってあげようか、ミカサ?」

ミカサ「・・・エレンが怒るからいい」


アルミン「そんなことないよ、ねえエレン~?」ニヤニヤ

エレン「別にいいって言ってんだろ!!!」

ミカサ「エレン?」

エレン「とにかくな、ミカサ。今の俺には、付き合うとかそんな暇ねぇけど」

エレン「その時は自分で言うから、おまえは余計なことすんじゃねーぞ」

ミカサ「でも・・・」

エレン「俺はお前の子供でも弟でもないって言ったろ・・・」



アルミン「・・・」ニヤニヤ

エレン「何だよ、アルミン・・・?」

アルミン「子供でも弟でもないんだよね~。じゃあエレンはミカサの何なのかな~?」ニヤニヤ

エレン「・・・」


アルミン「”自分で言うから”って誰に何を言うのかな~?」ニヤニヤ

エレン「あっ・・・」

ミカサ「・・・?」


エレン「じ、自分で決めるって言ったんだよ!!」

アルミン ニヤニヤ

エレン「はぁ。もういい、行こうぜ二人とも・・・」

アルミン(めんどくさいなぁ~二人とも)ニヤニヤ

ミカサ「?」

翌日・昼休み

トントン
リヴァイ「・・・入れ」



コニー「失礼します」

アニ「・・・」

クリスタ「・・・失礼します」




リヴァイ「よし・・・・」




リヴァイ「お前ら、合格だ!」

ペトラ「おめでとう、みんな!」パチパチ

コニー「いや、いきなり呼び出されて意味がわからないんですけど」

ペトラ「これはね、リヴァイ親衛隊の採用試験よ」

アニ「親衛隊って、私たちまだペーペーですけど・・・」

ペトラ「安心して。親衛隊の活動は日常生活の範囲だけだから」

コニー「具体的には何するんすか?」

ペトラ「兵長の周りで一緒に行動するの」

クリスタ「他には?」

リヴァイ「以上だ」

三人「・・・・・」


リヴァイ「今年は優秀な奴が多い、まさか三人もいるとはな」

ペトラ「今まで私一人でしたもんね」

リヴァイ「お前ら、これからの活躍に期待するぞ!」


~~~終~~~

初めでだったので勢いで書いて投稿してみました。
読みにくかったと思いますが、読んで下さった方、レスくれた方、ありがとうございました。

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