島村卯月「しまむらくん」(18)

キャラの口調に正直自信が無いが、
とりあえずウサミン星からやれってメールが来たんで書きました。

あっ、後>>1はユニクロ派です。

私がレッスンを終え、事務所に辿り着いたのは午後15時を回ろうとしていた時でした。

冷蔵庫にしまってあるガ○○リ君と冷房が待ち遠しく、何時もより足に力が入ります。

卯月「ただいまープロデューサーさん」

扉を開けたその向こうはまさに幻想的な快適さでした、28℃と地球にも優しい温度ではありましたが、

外の猛暑とは比べ物にならないほどの涼しさ、額に出てきた汗をハンカチで拭いながら。、

プロデューサーさんを探している中、ふとプロデューサーさんのデスクに目を向けたときでした。

卯月「……え?ぷ、プロデューサー…………さん?」

小さい人型ロボット、ともちひろさんに言われれば納得してしまいそうなほど、

白くて小さく、そしてやわらかそうな、そんな不思議な生き物が、プロデューサーさんの椅子に座って居ました。

       (~)

     γ´⌒`ヽ  ____
      {i:i:i:i:i:i:i:i:}  | |      |   カタカタ
    ┌( ´・ω・) |_|___|
    | (:::::::::::::)  ┌┴┴┐

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

卯月「(昌葉ちゃん……が作った……んじゃ、ない、よね?)」

所謂錯乱状態です、世にも奇妙な不思議生き物が知っている人のパソコンで何かしている、

正直怖いです、少なくとも、私には何をしているのかと問い詰める勇気はありませんでした。

恐る恐ると言った感じで距離を詰めていきますが、

一向に近づけずに事務所には白い生き物のブラインドタッチ(結構速かったです)が鳴り響きます。

卯月「(うぅ…………可愛いけど……怖い)」

この間物置に忘れ物を取りに行ったときに、

昌葉ちゃんの作ったうさみんロボが俯き加減で置かれていた時に似ていました、未知の恐怖です。


       (~)

     γ´⌒`ヽ  ____
   Σ  {i:i:i:i:i:i:i:i:}  | |      |    ピーー
    ┌( ´・ω・) |_|___|
    | (:::::::::::::)  ┌┴┴┐

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

卯月「だ、大丈夫ですか!?」

突如パソコンの方から機械音が流れました、少し慌てて急いで近くに行ってみてみると、

どうやら少々大きい(そしてもっちりとした)手がいくつものキーを押したせいで鳴ってしまったらしく、

白い生き物自身も吃驚していたみたいです、

しかし私がそれ以上に吃驚したのはプロデューサーさんの勤務をキッチリと(?)こなしていた事だったのです。

しまむらくん「?」

どうやら私の存在に気付いたらしく、可愛らしく首を曲げていました、

卯月「あっ……ええ、っと」

微妙な空気が流れそうで、言葉に詰まってしまいました……

思えば私、今日事務所に入ってからまともに言葉のキャッチボールが出来ていません……

…………そもそも、会話が成り立つんでしょうか、この子と。

   (~)
 γ´⌒`ヽ
  {i:i:i:i:i:i:i:i:}
 ( ´・ω・) ニュッ
  ):::::::::(
  (::::::::::::)
   し─J

そんな事を考えていると、

しまむらくん「この服、しまむらで買ったんだ」

と、この子は言って来ました。

卯月「へ?島村……しまむら?」

名前を呼ばれた……?

どう考えても違います、洋服を買うのに私の名前は使いません、使うとしても領収書程度の物です、

私の名前で領収書取ったってなんですか、嫌がらせですか。

しまむらくん「うん、カッコいいと思って……」

卯月「カッコいい……かな」

夏本場なのにも拘らずその帽子はどうなのだろう……

近くにあったちひろさんの椅子を借りて仕事っぷりを横目に、色々と質問をしてみました。

卯月「ねえ、えっと……プロデューサーさん、でいいの………?」

    (~)
  γ´⌒`ヽ
  {i:i:i:i:i:i:i:i:}   そうだよ
  /)`・ω・´)
  ヽ:::::::::::::)
   し─J

そう気軽に返事をされてもたまったものではありません、

朝まで普通だったはずの私のプロデューサーはたったの十二時間足らずで不思議生物になってしまったと、

そんな風に認めたくはありませんでした。

またもや悶々と悶えていると、一仕事終えた風の白いプロデューサー(?)は急に立ち上がり、

椅子からひょこっと降りて120cm程の身体で私の手を引っ張ります、

卯月「わ!プロデューサー!ど、どこ行くの!?」

しまむらくん「このDVDツタ○で借りたんだ」

手に持っているのは明らかに事務所にあるものでした、

……なんだかそれが言いたいだけのような気がしてきます。

しかし私の思いとは裏腹に、DVDの中身は私の初めてのライブ映像が、記録されていました。

プロデューサさんは、黙ってそれを見ていました、さっきとは違って何もふざけずに、

私はそっと、隣に座っていたプロデューサーさんを、人形のように抱きかかえて、

卯月「プロデューサーさんは……どこまで行っても、どんな目に遭っても、やっぱり、
   プロデューサーさんですね」

しまむらくん「プロデューサーの魂ダー○ソウルで貰ったんだ」
卯月「勝手に亡霊化しないでください」

白いプロデューサーの身体は柔らかく、とってもあったかなものでした。

―――――――――――――

―――――――――

―――――



卯月「…………っん……?」

気が付くと私はうさみんロボを抱いてソファーでぐっすりと眠っていたようでした。

御丁寧に涎が口の端にちょっぴり付いているのはご愛嬌と言いうものです。

卯月「―――プロデューサーさん……」

ぽつりと何気なく呟いたひと言、当然部屋には私とうさみんロボしか

モバP「ん?呼んだか?」

卯月「ひゃうぅ!?」

ソファーの背もたれに隠れて見えなかったプロデューサーさんが返事をしました、

ちょっと、いえ、かなり吃驚して目覚めの余韻も吹っ飛び、物理的にも私の身体は文字通り飛び上がったのです。

妙にリアリティのある夢でした、ですがそんな夢も、たまにはいいんじゃないかなと思うほど、良い夢でした。

この事は誰にも話してはいません、私だけの、秘密です。

けど、いつか言える時が来るのなら、それはきっと、私とプロデューサーが―――

おわる

おまけ

早苗「うぅぃーーもっとーのませろーーー!っぅい」

...       lヨ

.        | |    (~)
       /__ヽ. γ´⌒`ヽ        _
       |ヲ|;;| {i:i:i:i:i:i:i:i:}.       |\\

       | ッ|;;| ( ´・ω・)  ピ    | .| ̄\  飲み過ぎんなよ、吐くから
       |カ|;;| (っc口 っ━     |\|__|

     / ̄# ̄# ̄# ̄# ̄\.      |. | ̄ ̄|
.    / # # #  # # # #\.    \|    |~

早苗「んんんっく……うばぁーー………………う゛う゛っっ」

   >┴<   ⊂⊃
 -( ゚∀゚.)-        ⊂⊃
   >┬<

==|======∀(~)∀====∀==∀======∀=======|=

 . Yl   γ´⌒`ヽ  (:::::::::::::)    人       Y
 . ||l .   {i:i:i:i:i:i:i:i:}    : 。    γノノ人ゝ   .||  ちきしょう……
 . ||l .    °:      : 。    ( ´・ω・)  .||
 . ||l .     °:           (    )   .||
 . ||     。        。      し─J    .||
 . ||                    °:     .||
 . ||                    °:     .||

早苗「ごめんね……ホントごめんね……」

                   ∩゚∀゚)')  おわるよ!
                    )  /
                   (_ノ_ノ

               彡
      .
 _,,..-―'"⌒"~ ̄"~⌒゙゙"'''ョ
゙~,,,....-=-‐√"゙゙T"~ ̄Y"゙=ミ

                                    糸冬
                                ────────

誰にも見つからずに終わる、そんなSSがあったっていいじゃない

なかなかよかったぞ
この俺に見つけられないSSはない

で、昌葉じゃなくて晶葉な、晶葉

乙、ちなみに午後15時って表現は存在しないからな

午後を付けるなら3時

24時間表記の場合は同じ時間が存在しないので午前、午後は使わない

>>13
なんか違和感があると思ったら……すまんかった

>>14
おうそれは俺の頭が足りていない証拠だ

やべ、余りに自然だったから気付かなかったけど>>8>>9の間にこれ入れるの忘れてた


慌てて後ろを見るとそこには身長120cmの白い謎の生物が!……とはならず、

普通の、いつも通りのプロデューサーさんが居ました。

卯月「え?…………あれ?……」

モバP「?……どうかしたのか?」

そう言ってプロデューサーさんは私にカップに入った麦茶を差し出しました、

両腕で受け取るとヒンヤリとしていて、一口飲んでみると喉を通った麦茶は体に良く染み渡り、

一気に現実に引き戻されるような感覚。

卯月「(夢……だったのかな?)」

モバP「おーい、聞こえてるか―」

卯月「はい!私は元気ですよープロデューサーさん!」

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