佐祐理「祐一さん、佐祐理、赤ちゃんが…」 名雪「私もなんだよ…」 【Kanon】 (553)


タイトル通りKanonのSSです
短編です
キャラ崩壊が多少あっても見逃してくれれば幸いです


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373966879

いきなしエラーが出たんだけどこれ大丈夫か?

何か変になっていたら遠慮なくどうぞ とりあえずはじめていきます


目覚まし「あーさー、あさだよー。あs」カチッ

祐一「……起きるか」

祐一(この目覚ましにも、慣れたものだ………)

祐一(しかし、2ヵ月ちょっとで慣れるとは、習慣とは恐ろしい)

祐一「ふぅ………………」


ジリリリリリリリ!!!

祐一「………」

祐一( 仕方ない、起こすか
ニアいや、起こさなくていいか)

祐一「さて、朝ごはん朝ごはん」

祐一「…………ん?」


祐一「いや、どう考えても秋子さんに起こさなかった事突っ込まれるな」

祐一「そして、もしかしたら謎ジャム……」

祐一「それは嫌だな。仕方ない、起こすか……」

真琴「さっきから独り言言いすぎよ………」

祐一「おはよ」

真琴「おはよ、祐一。下で待ってるわよ」

祐一「はいよ」

Kanonとか懐かし過ぎるわ

もう14年近く前か

またあなたか
期待してます


祐一「おはようございます」

秋子「おはようございます、祐一さん」

秋子「いつもすみませんね」

祐一「……まぁ、日課みたいなもんですよ」

名雪「うにゅー……」

真琴「でも名雪起きてないわよ?」

祐一「これもいつものことだ」


真琴「どうすんの?」

祐一「任せろ。秋子さん、名雪があのジャム………」

名雪「わぁぁ~~~~~っ、おき、起きてるよぉ!」

秋子「どうしたんですか?」

名雪「ううん、なんでもないよ!」

真琴「そんなに嫌なの……」

祐一「らしいな。俺は食った事ないけど」

真琴「真琴も。どんな味なの?」

ここからどうスレタイに繋がるかwwktk

また懐かしいものを……


名雪「う~~~~、朝から気分悪い話させないでよ~……」

祐一「……とりあえず、気分悪くなる物らしいぞ、真琴」

真琴「そうみたいね……」

秋子「コーヒーか紅茶、どちらにしますか?」

祐一「コーヒーでお願いします」

名雪「わたしも~」

真琴「真琴も」


秋子「いつも、みなさんコーヒーなんですね。かしこまりました」

祐一「お願いします。あ、トーストは俺が焼いときます」

名雪「…………」

真琴「…ロシアンティーってのもあるらしいわね」
※ジャムが入った紅茶

祐一「おう…」

名雪「だからコーヒーは安全なんだよね………」


祐一「バターバター…っと」

秋子「お待たせしました、コーヒーです」

祐一「あ、ありがとうございます」

真琴「今日はイチゴジャムにしよっと」

真琴「ぺたぺたっと……はい、名雪、おまたせ」

名雪「えっ……………うん…………?」


真琴「………ん?どしたの?」

名雪「ううん……………えっと」

名雪「今日は、イチゴジャムじゃなくてブルーベリーにするよ」

祐一「名雪っ!!?!!??」ガタッ

真琴「ちょ、ちょっと大丈夫なの!!??」

秋子「熱は……あら、少しあるかしら?」

続き楽しみ

これってもう妊娠済みじゃね


名雪「う~~~~~、なんでそんな反応するの」

祐一「いや……………なんてこった…………天変地異の前触れか………!?」ブツブツ

名雪「わたしだって、たまには違うものも食べるもん」

真琴「でも、他の食べ物はともかく、名雪がイチゴいらないってのは……」

秋子「本当にどうしたの、名雪?」


名雪「なんでもないよ。ただ、そう言う気分なの」

祐一「あぁ………………栞、俺は今、再びお前の発言を否定せねばなるまい……………」

祐一「奇跡も、起こるんだ………………」

名雪「大げさだよ!」

真琴「いや…………でもねぇ」

Kanonとかクソなつかしいんですけど


真琴「イチゴジャムでご飯が食べられる名雪が………」

名雪「たふぇられるほん。んー、すっぱいよ~………」

祐一「秋子さん、今日天気予報外れますから見てもしょうがないですよ」

秋子「あら、どうして?」

祐一「名雪を見てください。一目瞭然です。洗濯には注意してください」

秋子「あらあら」

名雪「祐一!いい加減にして!」

酸っぱい物を食べたがる……


名雪・祐一・真琴「行って来ま~す」

秋子「車に気をつけてね」

祐一「車どころか………戦車に轢かれるかもしれんしな」

祐一「あとお菓子とか降ってくるかもしれんな……………」

名雪「もー!祐一、嫌いっ」

真琴「お菓子?……………あぁ、美汐が言ってたあれね」

確かに懐かしいww

鍵で一番好きだから期待


名雪・祐一・真琴「行って来ま~す」

秋子「車に気をつけてね」

祐一「車どころか………戦車に轢かれるかもしれんしな」

祐一「あとお菓子とか降ってくるかもしれんな……………」

名雪「もー!祐一、嫌いっ」

真琴「お菓子?……………あぁ、美汐が言ってたあれね」


祐一「今日は走らなくていいな」

真琴「そうね」

名雪「わたしは走るの好きだよ~」

祐一「俺は好きじゃない………」

名雪「あったかくなってきたから、走ると気持ちいいよ」

祐一「そしたら今度は暑いんだ」

名雪「う~~~~~…………祐一わがままだよ」

祐一「わがままじゃねぇ!」

真琴「あはは」


真琴「あ、真琴こっちだから」

祐一「おう、がんばれよ」

真琴「うん!行って来るわね」

名雪「真琴ちゃん、保母さんの仕事楽しそうだね」

祐一「今月いっぱいだけどな。来月からは高1だ」

名雪「そうだね」


祐一「到着……普通に間に合ったぞ」

名雪「わたし、眠い……」

祐一「教室でいくらでも………………あ」

祐一「佐祐理さん?」

佐祐理「祐一さん」


佐祐理「おはようございます、祐一さん、名雪さん」

祐一「おう、祐一さんだぞ。おはよう、佐祐理さん」

名雪「おはよ~、倉田先輩~」

祐一「今日高3は登校日なの?」

祐一「……ってか舞は?」

佐祐理「今日は卒業式の予行なんです」

佐祐理「舞は………ちょっと、先に行ってもらいました」



スレタイの流れくるん?
ここまできたら香里も孕ませよう


祐一「ん?なんで、喧嘩でもしたのか?」

佐祐理「そんなことないですよ~。佐祐理と舞は、いつでも仲良しです」

祐一「そりゃよかった。じゃあ何でだ?」

佐祐理「えーと……………」

佐祐理「その……………………」ちらっ


名雪「?」

祐一「名雪、先に行っててくれ」

名雪「うん、わかったよ~」

祐一「ここじゃ駄目か?」

佐祐理「はい……あの、こちらへ」

祐一(あ、手を……………………やわらかいな、佐祐理の手…………)


佐祐理「校門じゃ、いろんな人に見られますので…………」

祐一「佐祐理さん、学校一の人気者だからな」

佐祐理「そ、そんなことないですよ~」

祐一「あるって。佐祐理さん可愛いし。俺も佐祐理さん好きだよ」

祐一(さっき久瀬が血の涙を流しながら俺たちを見ていた事を俺は知っている……)

佐祐理「ふぇ~~~………………」かぁぁぁ


祐一「で………なんだっけ」

佐祐理「そうでした………………………」

佐祐理「………………………………佐祐理、祐一さんにお話ししたいことが……………」

祐一「いいぞ。佐祐理さん。なんでも言ってくれ」

佐祐理「…………………………………はい」

佐祐理「えっと………………………」

秋子さんと名雪の妹を作る話だろ?


佐祐理「その…………」

祐一(珍しい。佐祐理さんが言い淀んでいる)

佐祐理「……………」

祐一(悩んでいる佐祐理さんも可愛いなぁ)

祐一(っと、いかんいかん。佐祐理さんは真剣なのかもしれんし)

佐祐理「佐祐理………その…………」

>>1はアニメドラゴンボールZのスタッフかなにか?








佐祐理「祐一さん。佐祐理、赤ちゃんが………」










祐一「」













祐一「」

北川「おっす相沢、どうしたんだ?」

祐一「」

北川「……相沢?」

ついに来たか

さて、祐一に心当たりがあるのかないのか……


香里「起立、礼」

北川「お、おい、相沢、立てって、おい!」ボソボソ

祐一「」

香里「そっとしといてあげなさい」ボソボソ

香里「着席」

名雪「くー……」


石橋「えー……じゃあ、ここ、相沢」

祐一「」

祐一「」

北川「おい、おい……相沢」トントン

祐一「」


香里「えっと、あたしが代わりに答えます」

香里「えーと……そこはTCAサイクルです」

石橋「? ああ、正解だ。相沢は………どうしたんだ?」

香里「ちょっと体調悪いみたいです」

石橋「そうか」

名雪「くー」


安定の名雪

KANONとかまじか 続きはよ




北川「休み時間になったぞ相沢」

祐一「」

香里「北川君、あたしの鞄とって」

北川「なんでだ?ほれ」

香里「これよ」

北川「メリケンサックなんか出すな!」

原作で佐祐理さんとセクロス無かったっけ


香里「冗談よ」

香里「名雪?相沢くん、どうしたの?」

名雪「んにゅ……?」

香里「起きなさいって」ぺたぺた

名雪「眠いお~………」


香里「あんた、好きな男の子の様子がおかしいのによくそんな………」(小声)

名雪「んゆ~…………」

名雪「ゆーいちがおかしいなんていつものことだお~」

北川「うわひっで!」

香里「いや、それは分かるわよ」

北川「分かるなよ!?」

香里のメリケンサック懐かしい


香里「それにしたって、あの相沢くんはちょっと……」

名雪「ん~………?」

香里「何かあったんでしょ?」

香里「………………ってまさか」

北川「ん?分かったのか、美坂?」


香里「ええ…………聞くにも恐ろしい、あの例の………」

北川「例の……」

香里「名雪のお母さんのジャム………」

香里「ついに、相沢くんも!?」

北川「ズコーッ!なんだそりゃ、ジャムがどうしたってんだよ…?」

香里「あんたには分かんないわよ……」


名雪「ううん、違うお~……」

名雪「食べさせられかけたのはわたしだよ~」

香里「ふーん……じゃあ相沢くんは食べてないのね」

名雪「うん」

香里「それじゃあどうしてかしら………」


名雪「あ、そう言えば」

香里「?」

名雪「朝、倉田先輩と会ったんだよ」

北川「あぁ、校門に居たよな」

香里「居たわね。それがどうかしたの?」

名雪「祐一、倉田先輩に連れていかれてたんだよ」

北川「相変わらずの人気だったが………まさか相沢を待ってたとは」


香里「それからおかしかったって訳ね」

北川「朝からこんな調子だしな」

北川「学校一の美女に何言われたんだ、この、この」げしげし

香里「こら、やめなさい」

香里「にしても、変ねぇ。三年は今日居るの?」

北川「あぁ、卒業式の予行らしいぞ」

名雪「うん」






北川「結局昼になってもそのままだぞ」

名雪「そうだね……」

香里「おひるごはんどうする?」

懐かすぃ……


香里「って言っても、相沢くんがこんな感じじゃ、食堂の戦争には生き残れないわね」

北川「そうだな。俺、相沢の分も買って来るわ」

名雪「わたしも行くよ~」

香里「名雪は相沢くんと一緒に居てあげなさい」

名雪「え~……う、うん」

舞はまだか



名雪「………………」

祐一「」

名雪「………………」

祐一「」

名雪「………………」

祐一「」

名雪「………………」

祐一「」

名雪(ゆーいちと一緒でこんなに静かなの久しぶりだよ……)


名雪「ゆーいち……」 

名雪(あ………祐一のほっぺた、なんだかやわらかい………………)ふにっ

名雪(ふにふに…………えへへ、こんなことしたの初めてだよ)

名雪(祐一……睫毛長いね………)

名雪(ねぇ…………どこ見てるの?祐一…………)

名雪(……………ねぇ、祐一、私……………)ぴとっ

名雪(私の事は、見えてるの?祐一……………)



ゴンッ!


祐一「いっっっっつぅぅぅぅっ!?!??」

名雪「!?」

北川「な…………ないしゅー………」

祐一「って、、ってめぇ、香里!なにしやがる!!」

香里「その缶コーヒーはあたしのおごりよ、相沢くん」

祐一「なっ名雪みたいな事言うな!!」

香里「失礼ね。名雪みたいだなんて」

名雪「ひ、ひどいよ香里~……」


祐一「ったく、なんでこんなことを……」

香里「あら、お邪魔だったかしら?」

名雪「え?」

香里「それもそうかもね。名雪が相沢くんの頬に手を添えて、見つめあって」

香里「あのままだったらキスしてたわ、二人とも」

名雪「えっ!?し、してないよ~!!」

祐一「ばっ馬鹿言え!なんで俺が名雪なんかとキスを」


香里「ふーん……?」

祐一「意味ありげな顔で見るな!」

祐一「ってかあれ?なんでパンを…」

祐一「って!?もう昼休みか!!??」

香里「名雪病よ、それ」

香里「気が付いたらもう昼休みって」


名雪「わたし病って~……」

香里「あんたいっつも『あれ?もうお昼………』って言ってるじゃない」

北川「相沢、どれがいい?」

祐一「好きなの選んでいいのか?じゃあ焼きそばパン」

北川「それは俺が好きだからやめてくれ」

祐一「あぁそう……」


スレタイ回収はよ


香里「で?朝からどうしたのよ、相沢くん」

祐一「」ピタッ

香里「って、あれ?」

北川「美坂!その話は振らない方がいいって言ったろ!」

香里「んー、だって気になるじゃない」


祐一「え、え、え、あぁ………」

祐一「まぁ、うん。ちょっとな……………………………………」

名雪「祐一、何かあったらわたしに相談してね?」

祐一「…………………………………………………………おう」

北川「お、俺も聞くぜ!相沢」


祐一(まさか、あんなことを聞かされようとは、思わなんだ)

祐一(あまりに衝撃的すぎて……………気が付いたら、もうお昼だったとは)

祐一(何が何やら。どうなってやがる……)

祐一「ふぅ………」

名雪「祐一?」

祐一(こんなこと、誰にも相談出来ねぇ)

責めて秋子さんに相談した方が良いよなぁ

秋子さんといっしょ









祐一(心当たりは、ある)

祐一(忘れもしない………それは、佐祐理さんの大学合格が決まった翌日だ)

祐一(俺は佐祐理さんに呼ばれ、佐祐理さんの家に出向いていたのだ……)


祐一「佐祐理さん、大学合格、おめでとう!」

佐祐理「あははー、ありがとうございます、祐一さん」

祐一「佐祐理さんのこと、信じてたよ。あ、これはお祝い」

佐祐理「はぇ~………ありがとうございます。開けてもいいですか?」

祐一「おう」


佐祐理「それでは、今日は佐祐理の作ったお料理、いっぱい楽しんでくださいね♪」

祐一「って、待って。佐祐理さん」

佐祐理「はい?」

祐一「舞は?」

佐祐理「その…………今日は、舞は呼んでないんです」


祐一「あ、舞はまだ受験終わってないんか」

佐祐理「あ、はい。前期試験同じとこなんですが、学部が違うので、発表日も違うんです」

祐一「あ、そっか」

佐祐理「あと……………………………」

佐祐理「佐祐理が、祐一さんと二人で過ごしたかった……………なんて」

佐祐理「あ、あ、あははーっ……………。な、なんでもないですよぉ」

祐一「佐祐理さん……………」


祐一「佐祐理さん、すっごく嬉しいよ」

佐祐理「祐一さん…………」

祐一「多分、舞のやつ、家で拗ねてるんだろうけどな」

佐祐理「あ、あははー……舞、『私、まだ終わってないから』って残念そうに言ってました」

祐一「大変だな……後期の準備も一応しとかないとだからな………………」


祐一「さて……………そんじゃ、二人っきりだけど、佐祐理さん」

佐祐理「はい!沢山お料理作りましたので、楽しみにしてくださいね!」

祐一「おう!」

佐祐理「じゃ、準備しますね~」

祐一「って!さらっと流したけど自分が主役なのに自分で料理作るっていいのか?」


佐祐理「あははーっ。佐祐理、お料理は好きですから」

祐一「え、でも」

佐祐理「それに………………大好きな祐一さんに食べてもらえるのは、もっと大好きですから……………」

祐一「佐祐理さん…………」

佐祐理「じ、準備しますねっ!あははーっ」





祐一「本当にすごいな……」

佐祐理「あははーっ、ありがとうございます」

祐一「って、あれ?これって」

佐祐理「はい。お祝いなんで、お酒も用意しました」

祐一「お酒?大丈夫かな」


佐祐理「佐祐理は18歳だから大丈夫ですよ?」

祐一「20歳じゃ………」

佐祐理「ま、まぁまぁ、祐一さん、お祝いなんで」

祐一「そうだね。ちょっとくらい」

佐祐理「開けますよ~。これ、お父様の書斎に隠してたのを持ってきました」

祐一「大丈夫かそれ?」


佐祐理「あははーっ。佐祐理も祐一さんの前じゃ、悪い子になれますから……」

祐一「はは。じゃあ、今日はとことん悪い子になっちゃおうか」

佐祐理「はいっ!」

佐祐理「あ、祐一さん、グラスどうぞ」

祐一「あ、おう」

毎回ちまちまと見てます


佐祐理「佐祐理が注いであげますね」

祐一「ありがとう、佐祐理さん」

佐祐理「えへへー。祐一さんは誰かと飲んだりしないんですか?」

祐一「んー、秋子さんが意外と厳しいからなー」

祐一「たまに秋子さんと二人で飲んだりもするけど、基本は一人で隠れて飲んで、見つかって怒られてるよ」

佐祐理「あははー、祐一さんも悪い子ですね~」


祐一「俺も佐祐理さんの注いであげるよ」

佐祐理「ありがとうございます」

祐一「何と言うか……形容しがたい文字が書かれたラベルだな」

祐一「これ、多分高いんじゃ………」

佐祐理「そんなことないですよ~。あ、そのへんで」


佐祐理「それじゃ、祐一さん」

祐一「佐祐理さん。おう」

祐一「佐祐理さんの合格祝いに、」

佐祐理「佐祐理が祐一さんと出会えたことに、」

祐一・佐祐理「乾杯っ!」チンッ





祐一「ふ~、やっぱ佐祐理さんの料理は美味かったよ」

佐祐理「あはは~。ありがとうございます~」

祐一「佐祐理さんが卒業したら、佐祐理さんの料理食べる機会が減るな………寂しい」

佐祐理「ふぇ?どうしてですか?」

祐一「え?」

さあ、もうすぐ大人時間だ


佐祐理「佐祐理なら、祐一さんが来るの大歓迎ですよ~」

祐一「そ、そうかな」

佐祐理「それに、もしよろしければ祐一さんのためにお弁当作っても良いですよ」

祐一「え!?そ、そこまでしてくれなくても」

佐祐理「いいえ、違います。佐祐理がしたいんですよ~」


祐一「いや、佐祐理さんが作ってくれるのなら嬉しいんだけどさ」

祐一「佐祐理さんと一緒に食べるから、もっとおいしくなるっていうか………その」

祐一「ごめん、うまく言えないや」

佐祐理「祐一さん………佐祐理、嬉しいです」

佐祐理「佐祐理も、祐一さんと一緒に居られれば……どんなことだって」


佐祐理「祐一さん……」

祐一「佐祐理さん…………」

祐一(隣に座った佐祐理さんの顔が、お酒のせいか、とても色っぽい……)

祐一(ってか、なんかいい匂いだし…………佐祐理さん)

佐祐理「祐一さん………佐祐理、祐一さんと出会えて本当に良かったです」


祐一「お、おう……俺も」

佐祐理「舞の事も、助け出してくれて。そして」

佐祐理「過去に囚われていた佐祐理を、助け出してくれました。未来へ行くために手を引いて導いてくれました」

祐一(………酔いが回っているせいか?これは………)

佐祐理「祐一さんが……………大好きです」

祐一(佐祐理さんが………愛おしい)

佐祐理&名雪をチョイスとか出来る>>1だな

きっちり真琴も孕ませてくれるんだよな?


佐祐理「祐一さん………大好きです」

祐一「佐祐理さん…………」

佐祐理「佐祐理、と呼んでください…………祐一さん………」

祐一「さ、佐祐理………」

祐一(だ、駄目、だ、俺には………………)


佐祐理「他の女の子の事なんか考えないでください」

佐祐理「今、ここにいるのは佐祐理だけです………」

佐祐理「祐一さん。佐祐理だけを見てください…………」

祐一「………………………」

佐祐理「祐一さん………………………んっ」

祐一「…………ん」

祐一(あぁ……………もう、どうでもいいや)

佐祐理「ちゅっ、祐一さ、んぅ………………………」

これは妊娠まで含めて計算してただろw





祐一(そこから先は、何も覚えてない。ただ、)

祐一(朝起きた時、隣に佐祐理さんの姿は無く、)

祐一(俺は上半身裸で。笑顔で朝食を作る佐祐理さんの姿があった)

ついにヤったのか・・・

ぽんぽこたぬきさん








祐一「…………………」

名雪「やっぱり悩んでる。祐一」

祐一「…………まぁな」

名雪「本当に大丈夫?」

祐一「大丈夫じゃない。だけど心配すんな。うん…………」

祐一(誰にも言えねぇ……………)




祐一「…………」

香里「放課後になったわね、大丈夫?相沢くん」

祐一「見ての通りだ」

香里「そうね…………栞にも相談してみない?」

祐一「なんで栞なん」


香里「あの子、面白い薬とか持ってそうだから」

祐一「…遠慮しておこう」

香里「そう、残念ね」

祐一「はぁ……………ったく」

名雪「祐一、どうするの?」

祐一「俺は帰る。名雪は?」

面白い薬(意味深)

面白い薬w
そういえば、二次創作では変な薬を持っている作品をよく見たな


名雪「陸上部の卒業する先輩と、ちょっとお話があるんだよ~」

名雪「あっ! お、女の先輩だから、大丈夫だよ」

祐一「何が大丈夫なんだか。じゃ、先に帰っとくわ」

名雪「うん」



北川「あれ?相沢は?」

香里「もう帰ったわよ」


祐一(校門には……………佐祐理さん居ないな)

祐一(卒業式の飾り付けをしている人がただ数人いるだけだ)

祐一(そういや、明後日は、卒業式の予行だっけ)

祐一(在校生も結構出席するんだっけ。俺もか)

祐一「はぁ」


祐一「ただいま」

秋子「おかえりなさい、祐一さん」

あゆ「お帰り!お邪魔してるよ」

祐一「おう」

祐一「頼まれてたお米30kgです、はい」

秋子「ありがとうございます」

秋子「あ、おつりはとっといてください」

祐一「どうも」

お米ネタはラジオドラマか
懐かしいな


秋子「雨」

祐一「雨? 降ってないですが」

秋子「そうですね。降りませんでしたね」

祐一「………………え?」

秋子「……………」ニコニコ

祐一「……………………?」

秋子「……祐一さん、どうかしましたか?元気が無いようですが」


祐一「いえ………………別に、大丈夫です」

あゆ「うぐぅ………………どうしたの?」

祐一「なんでもない、子供が気にする事じゃないぞ」

あゆ「うぐぅ………………ボクは祐一くんと同い年だよぉ」

祐一「どう見てもそうは見えんよ」


秋子「あ、そうだ、祐一さん、おやつ食べますか」

あゆ「たい焼きみたいだよ!秋子さん特製!」

祐一「いいです、俺の食べていいぞあゆ」

秋子「そうですか………………」

祐一「部屋に戻ってます………………………ふぅ」


バタン
祐一「はぁ」ドサッ

祐一(一人で冷静に考える時間が必要なようだ)

祐一(何があったのか……)

祐一(どうすべきなのか…………………)

祐一(相談?……………バカ言え、こんな事)

祐一(責任…………………そうだ責任。どうすれば)

祐一(と言うか、一回で?…………………………あぁ。一回かどうかも覚えてない)








秋子「祐一さん?」

祐一「………………………」

秋子「晩ご飯ですよ」

祐一(………………………寝てしまったか)

祐一「今行きます」


>>110
とあるバラエティ番組でクイズで不正解が続いた芸人が「頭のいい薬をください!」って言ってたのを思い出した

スレタイがただのネタバレになっちまってるな…



真琴「遅いわよ、祐一」

祐一「すまん寝てた。あれ、名雪は?」

秋子「帰ってから、部屋にこもってるようです」

真琴「なんだか疲れてたみたい。寝てるんじゃないの?」

祐一「…………………起こしてきます」


トントン
祐一「名雪?」

名雪「…………………………………」

祐一「名雪、起きろ」

名雪「……………………………」

祐一「って、ここから聞こえるわけないか。開けるぞ名雪」
ガチャ


名雪「んん………………………ゆーいち?」

祐一「晩ご飯だってよ、起きろ」

名雪「うん…………………………………………………」

祐一「………………………ん?」

祐一「お前……………顔色悪くないか?」

名雪「うん……………………………ちょっとしんどいかも………」


祐一「電気つけるぞ」カチッ

祐一「って。お前、やっぱ顔色悪いな」

名雪「うにゅ…………………?」

祐一「熱は………………ちょっとあるか?」

名雪「ゆーいち………………手、冷たい」

祐一「名雪、大丈夫か?」

これは身籠ってますねぇ


名雪「ううん………………体、重いよ」

祐一「立てるか?」

祐一「いや………うん………待て………………ええっと」

祐一「あ、晩ご飯食べられるか?」

名雪「ううん……………………お腹痛い」

祐一「風邪か?んー」

祐一「どうしよ?秋子さん呼んでくるか?」

名雪「うん………………………」


秋子「了承」

祐一「おうわっ!? う、後ろに?」

秋子「遅いので見に来ました。名雪、大丈夫?」

名雪「お腹痛い………………………」

秋子「どこなの?」

名雪「ここらへん………」


秋子「名雪、自分で捲くって見せてごらんなさい」

名雪「うん……………………」

秋子「あら?これ………………………」

名雪「あっ」

祐一「あっ」

秋子「祐一さん?」


祐一「い、いえ、なんでも」

秋子「虫さされのようですね」

祐一「そ、そうですね」

秋子「春なのに珍しいですね」

祐一「そ、…………………………そうですね」

秋子「一か所じゃありませんね」

祐一「………………………………はい」

秋子さんが怖い・・・

秋子さんと一緒ならこのまま3Pの展開だな


名雪「……………おかーさん…………わたし、もどしそう」

秋子「あらあら大変。名雪、歩ける?」

名雪「たぶん………………」

祐一「一応洗面器持ってきます」

秋子「お願いします」


祐一(秋子さん、虫さされって………………………)


真琴「名雪大丈夫なの?」

祐一「分からん。まぁ大丈夫と思いたいな」

真琴「ふーん…………」

祐一「ところであゆは?」

真琴「あゆ?帰ったら居なかったわよ」

祐一「あれ、珍しいな。来る日は晩ご飯一緒に食うのに」

真琴「まーあゆも家で食べるんじゃない?」

祐一「そうだな」


祐一「秋子さん、名雪大丈夫かな」

秋子「えぇ………もどしていました。体調悪いみたいですね」

祐一「そういや、朝から変だったしな…………いちごジャム食わないとか」

秋子「学校ではどうでしたか?」

祐一「んー、強いて言うなら体育休んでましたが」

祐一「やっぱ体調悪いんですかね」

名雪が体育休んだ描写とかあったけか
そして新しいフラグが立った気もするんだが


秋子「そう…………………………………」

祐一(頬に手を添え、何かを考えている秋子さん…………いつもの光景だ)

秋子「祐一さん」

祐一「はい」

秋子「もしかして……………………」

祐一「はい?」

秋子「いえ………………………………あまり、名雪に無理をさせてはいけませんよ」

ただの生理不順と食中りの可能性もまだある


祐一「な、何がですか」

秋子「とぼけないでください」

祐一「ぐぁっ……………」

祐一(そりゃま、気付かれてるわな……………………)

祐一「その…………………………えぇ。分かりました」


秋子「あぁ見えても名雪は繊細ですから」

祐一「そりゃ俺だって知ってます」

祐一「秋子さんが事故にあった時のことを思い出すと………………はい」

秋子「そうですか。ちゃんと名雪を見ててあげてくださいね」

祐一「はい」

祐一(それどころじゃなくなったんだが………………俺は)


祐一「名雪?」

名雪「うぅ………ゆーいひ?」

祐一「うっわひっどい顔!」

名雪「ひろいよ祐一……………うぅ」

祐一「顔洗いな、ほら。あと口も、濯いで」

名雪「気持ち悪い~………………」


祐一「今日はもう寝なよ」

名雪「そーするんだよ……………」

祐一「部屋まで歩けるか?」

名雪「うん………………………………あっ」

祐一「どうした?」


名雪「ゆーいちがだっこして連れてって?」

祐一「……………………」

名雪「ゆーいち?」

祐一「えーーっと……………抱っこしたら揺れるんじゃないか……」

名雪「う、ううん。それくらい大丈夫だもん」


祐一「そうかい、じゃあそうしてやるよ」ひょいっ

名雪「うん!………………わっ」

祐一「ん………………? 名雪……………太ったか?」

名雪「わたしそんなに重くないもん……」

祐一「ちゃんとしがみついてろよ」

どうしたんだよ
続き気になって宿題出来ないジャナイデスカー

KanonSSとは…懐かしい。
続き期待。

携帯から

昨日今日と遠くに居ますので
更新は明日になります
毎日更新する予定でしたが 残念です

へび

期待

予定より早く帰って来れました


祐一「よっと………………降ろすぞ名雪」

名雪「うん、ゆっくりね」

祐一「はいはいお姫様っ………………と」

名雪「ありがとう祐一~」

祐一「急にどうした?腹でも出して走ってたのか?ったく」

名雪「ち、違うよ~」

おお


祐一「今日は朝からいちごジャム食わなかったり、変な奴だな」

名雪「えへへ、今日は、わたしもゆーいちも変だね」

祐一「ん………………、ま、まぁな」

名雪「えへへ」

祐一「な、なんだよ」

はよ


名雪「ううん、なんでもないよ」

祐一「そうかい」

名雪「…………………ごめんね、祐一」

祐一「ん?」

名雪「心配かけて…………」

祐一「そりゃお互い様だ」


名雪「あと、……………今日は、わたし無理みたい」

祐一「何が」

名雪「えっ。えーっと………………えっちするの」

祐一「あー………………あいあい、わかった。無理はさせられんしな」

祐一(いつも誘って来るのは名雪の方だろう……………)

名雪「うん………………ごめんね」

祐一「気にするな」


名雪「それじゃ、わたし、寝るね」

祐一「おう、まぁゆっくり休んでくれ」

名雪「ゆーいち……………」

祐一「ん?」

名雪「おやすみのキス、して……………?」

祐一「………………ああ」

このSSの続きだけが、俺の夏休みの生きがい。

夏休みとかいいな


名雪「ん……………っ、……………えへへ」

祐一「………………お休み」

名雪「うん」

名雪「……………………………………………くー」

祐一「早っ!?」

祐一「…………………ふぅ」カチッ
バタン

祐一…次はあゆ、たぬき&きつね、姉妹丼が待ってるぞ



祐一(そうだ、俺は、佐祐理さんだけじゃなく)

祐一(名雪とも関係を持っている)

祐一(名雪とは、結構前から)

祐一(名雪に求められるがままに、俺は……………)


祐一(きっかけは、そう、真琴がいなくなって)

祐一(さらに、秋子さんまで交通事故で居なくなりそうになった時だった)

祐一(事故にあってすぐは、名雪は部屋に閉じこもったままだった)

祐一(だが、俺が少しずつ説得した成果なのか、名雪は少しずつ俺を頼りにしてくれるようになった)

狐と結婚しても、人間じゃないから重婚にはならない
後は分かるな?

え?たぬき=美汐とおもったか…舞ならロリバニーね

はちみつくまさん




「名雪…………………。おれには、奇跡は起こせないけど…………………。
でも、名雪のそばにいることだけはできる。約束する。
名雪が悲しいときには、おれがなぐさめてやる。
楽しいときには、いっしょに笑ってやる。
おれは、ずっとここにいる。もう、どこにもいかない。
おれは…………………名雪のことを、本当に………………………………………す、
あー、た、大切に思っているから…………………」


ガチャ
祐一「っおい、何聞いてるんだ!」

カチッ
名雪「何回聞いても恥ずかしい台詞だね」

祐一「怒るぞ! 俺がどんな想いでそれ吹き込んだと思ってんだ!!」

名雪「ううん、でも、わたし、すっごくうれしいんだよ」


名雪「ゆーいちは、いっつもいじわるだけど、」

名雪「いっつも他の女の子ばっかり追っかけてるけど、」

名雪「ちゃんとわたしの事を見てくれて、わたしのそばにいてくれたんだよ」

名雪「わたし、嬉しいんだよ………………」

祐一「名雪……………………」


祐一「名雪だって、真琴が居なくなって、塞ぎ込んでいた俺に献身的になってくれたじゃないか」

名雪「わたしは、当たり前の事しただけだよ」

名雪「だって、祐一の為だもん。それに」

名雪「美汐ちゃんから、頼まれたんだよ」

祐一「天野から?」

祐一「ってか、いつの間に天野と仲良くなってんたんだ?」


名雪「美汐ちゃんね、祐一のおかげで変わることが出来たんだって」

祐一「あぁ、そういや、天野は明るくなったな」

名雪「だから、頼まれたの。祐一のこと、よろしくって」

祐一「なんだそりゃ。あいつ、自分の心配をもっとすればいいのに」

名雪「そんなこと言わないの。美汐ちゃんは、一回経験しているから、祐一がどんな気持ちなのか、分かるんだよね」


祐一「そんなことまで話せるようになったのか、天野……」

名雪「うん」

名雪「…………美汐ちゃん、ほんとは自分で慰めてあげたかったみたいだよ」ボソッ

祐一「…………………ん?」

名雪「んーん、なんでもないよ~」


名雪「…………ふぅ。それでね。祐一。話があるの」

祐一「おう」

名雪「祐一は、昔の事、思い出してくれたし」

名雪「それに、あゆちゃんのことも、真琴ちゃんのこともあるから、言うよ」

祐一「あゆに真琴?どう関係が……」


名雪「わたしね、祐一」

祐一「ああ」

名雪「真琴ちゃんのことね。ちょっとだけ、嫌いだったの。最初は、可愛い子だなぁ、って思ったんだけど」

祐一「…………そうだったのか」

名雪「うん。でもね、祐一が真琴ちゃんばっかり構ってたんだもん。ううん、真琴ちゃんだけじゃなくて」

名雪「美汐ちゃんも、栞ちゃんも、倉田先輩も、あゆちゃんも、川澄先輩も」

名雪「特に真琴ちゃんには、つきっきりで一緒に居てた。だって、仕方ないんだけど。でも、わたし………………」

祐一「…………………………」


名雪「祐一、真琴ちゃんのこと、好きだったんでしょ?」

祐一「………………………ああ。多分、それは妹としてな。家族として、な」

祐一「それは、名雪に対する感情と同じだよ」

名雪「それでも、わたしはうらやましかったんだよ」

名雪「祐一を一人占めにしている真琴ちゃんが」

名雪「祐一を一人占めにしているあゆちゃんが。栞ちゃんが。倉田先輩が………」

祐一「……………………………」

名雪「だって、わたし、」





名雪「だってわたし、祐一のこと、好きなんだもん」





「一人の男の子として。祐一が好きなの」

「7年前、わたし、祐一に振られちゃったけど、今でもわたし、祐一への想いは変わらないの」

「ずっと………………………ずっと、祐一のことだけを見てた。祐一の事だけを想ってた」

「わたし、バカだから、忘れようとしても忘れられないの」


「ねぇ、祐一は?」



「わたしのこと、好きになってくれる?」


祐一「名雪…………………………」

祐一(また俺は。名雪にこんな顔をさせてしまっている)

祐一(二度とこんな顔はさせまいと、記憶を取り戻した時、誓ったはずなのに)

祐一(また名雪に想いを告げられて)

祐一(こんなこと………………)


祐一「名雪、ごめん」

名雪「っ! ……………………そ、そうだよね」

祐一「あぁ、いや、違う!違うぞ」

名雪「え?」

祐一「名雪にまた告白させちゃってごめんなって意味」

名雪「あ、あ、あ………………………うん」

祐一「で、返事だよな…………………」


祐一「俺が名雪の事が好きなのかどうかは、分からない。悪い」

名雪「分からない………………?」

祐一「昔のあゆとか、当時憧れていた沢渡真琴さんに抱いていた感情を好きと言うのならば、名雪に対する感情はそれとは違う」

祐一「ただ、あの時は俺も子供だった。いや、今も子供なんだが。恋愛なんて、好きなんて、良く分からない、ただの子供だよ」

祐一「でも、これだけは確かだ。俺は名雪の事を本当に大切に思っている。だから、名雪の事を守りたい」

祐一「出来れば、一生。名雪の事を守って行きたい。これが、好きという感情なのか?」


名雪「そっか…………………………」

名雪「うん………祐一、分かったんだよ。でも」

名雪「わたし、嬉しいんだよ。祐一がそう思ってくれてるなら」

祐一「名雪………すまん。はっきりしない奴で」

名雪「わたし、待つのは慣れてるから。祐一が私の事、好きになってくれるの待ってるから。ずっと」

祐一(重いな…………)

重い女最高じゃないか


名雪「今度は、あんまり待たなくていいみたいだし」

祐一「ん……?」


名雪「祐一には、責任とってもらうんだよ」

祐一「え?」

名雪「わたし、もう、祐一なしじゃ生きていけなくなったんだもん」

祐一「おいおい、なんだよそれ……」

祐一(ま、いいか……)


名雪「ゆーいち……………」

祐一「………………………ん?」

祐一(……………あれ……………………なんだ、この空気)

祐一(ってかなんでこいつこんなに近い……………良い匂い………………)

名雪「ねぇ………………ゆーいち」


名雪「祐一………………。明日。お母さんの手術だよね……」

祐一「……………そうだな」

名雪「お母さんが大丈夫かどうか、………………まだ分からないんだよね」

祐一「…そうらしいな」

名雪「ねぇ、祐一。わたし、不安なんだよ。祐一」

祐一「…………………」


名雪「だから……………………ゆーいち」

祐一「名雪………それは」

名雪「ううん、………………わたしが、したいの。祐一と…………」

祐一「………………違う、駄目だ、名雪」

名雪「どうして?ねぇ、祐一……………」


祐一「好きな人と……………………あぁ、違う、これは駄目だ」

祐一「あー、もっと自分を大切にだな…………」

名雪「わたしは嫌じゃないもん」

祐一「俺は………名雪の、従兄妹なんだぞ?」

名雪「問題ないよ?いとこ同士なら結婚出来るもん。小学生のころから知ってるよ」


祐一「俺は名雪を見守るって……」

名雪「だったらなお問題ないよ」

祐一「相性とか……その、俺たちの、相性」

名雪「わたし、子供のころから祐一の事知ってるもん」

名雪「今の祐一のことも、分かってるもん」

祐一「俺、俺じゃ、名雪の事幸せにできないかもしれない」

名雪「わたし、祐一が居ないと幸せになれないよ」

祐一「…………」

普通なら従姉妹に手を出したら結婚するしかないよなぁ…


「祐一。今日は、わたしと一緒に寝てくれる?」

「…………………………ああ」

名雪かわいい






祐一「ああ……………」

祐一(流されるとはなんて愚かな俺………)


(というか、それどころじゃない。佐祐理さんに、子供が………)

(……………………俺の子だよな?)

(…………いや、何疑ってんだ俺、最低だ)

(ああ………………子供…………)

(俺が父親に………………?)

独りでぐじぐじ泣いてゆういちゆういち言いながら牛丼ヤケ食いする舞を想像しただけで滾るものがある


(名雪も大変だけど。体調悪いし。変だし…………)

(いきなりイチゴジャム食べずにブルーベリージャム食べるし…………)

(帰ってみたら体調悪くて吐きそうになってるし…………)

(…………………………………)

(…………………………ん?)

(何かひっかかる…………………)

(すっぱいもの………………吐き気………………)





「……………………………………………え?」





祐一(いや、まさか、そんなことは…………………)

祐一(しかし、思い当たることは………)

祐一(ああぁあ………………マジか!!?!?)

祐一(佐祐理だけじゃなく名雪も………)

祐一(いや待て……)

祐一(確認…………)


(と言っても、確認する術はあるのか………)

(佐祐理さんには………………聞くとしたら)

(俺の子か?ってか?そんなの、失礼だし最低だ……)

(名雪は………………まだ確定じゃない)

(明日、薬局寄って帰ろう…………)






目覚まし「あーさー、あs」カチッ

祐一「結局眠れんかった…………はぁ」

祐一「くぅ………………今度は俺が気分悪ぃ……………」

祐一「いや、佐祐理さんや名雪はもっと辛いんだろうし………うん」

祐一「……………名雪起こすか」

Kanonとか懐かしすぎて鼻血噴きそう


ガチャ
祐一「あれ?目覚まし鳴ってないな」

祐一「名雪、起きろ」ゆさゆさ

名雪「くー………」

祐一「おい!起き……………」

祐一「ってやべぇ、だめだ」

祐一「妊娠してるかもしれないのに………無理をさせるのはな、うん」


祐一「さて……………どうしよう」

祐一「…………………」

(耳元で)
祐一「名雪…………起きないとキスするぞ」

名雪「くー…………」

祐一「名雪……………」

名雪「くー…………ん…」


名雪「ん………んんっ、ふっ、ちゅぅっ、んんんん~~~~~!? ぷはっ、ゆ、祐一?」

祐一「おはよう、お目覚めか?」

名雪「く、苦しくて死ぬかと思ったよ………」

祐一「あぁそうかい、でも意外に早く起きたな」

名雪「そりゃあ起きるに決まってるよ………」

祐一「ん?」


祐一「早く降りてこいよ」

名雪「うん…………」

名雪「ねぇ、祐一」

祐一「ん?」

名雪「祐一からキスしてくれたのって初めてだよね」

祐一「……………そうかぁ?」

名雪「うん、そうなんだよ」


祐一(着替え…………無理をさせちゃ駄目だった)

祐一「名雪」

名雪「なに、祐一?」

祐一「着替え手伝ってやろうか」

名雪「えっ? い、いいよ。 自分で出来るよ」

祐一「遠慮すんなって」


名雪「う~~~~、ひどい、ひどいよ~」

祐一「こら、暴れんな」

名雪「だ、だって。あ、ひ、ひっぱらないで」

祐一「よっと。はい、ばんざいして」

名雪「自分でできるよぉ」

祐一「はいよ。あれ?ブラつけてんの」

名雪「つけてるに決まってるよ……」

祐一「なんで?」

名雪「形が崩れるからに決まってるよ。ちなみに寝るとき用のブラなの」


祐一「じゃあブラも変えないとな」

名雪「や、ゆ、ゆういちぃ」

祐一「えーっとどうやってはずすんだっけ」

名雪「自分で出来るよぉ」

祐一「よっしゃ出来た。はい次下な」

名雪「ま、待って。本当にもう大丈夫だから」

祐一「遠慮すんな」

これは血みどろクマさんになりますねぇ

話の時系列がイマイチ掴めん
>>186を見る限り事故直後に時間遡ったのかと思ったけど、>>194を見ると佐祐理妊娠発覚後みたいだし

アスペか?


祐一「言ってる割にはあんま抵抗しないな」

名雪「起きたばっかりだから力入らないの。や、やめて」

祐一「また普通の下着か」

名雪「や、だって、変なの持ってないんだもん」

祐一「いや、俺は普通のが好きなんだけどな」

名雪「だからってパンツに手かけないでよ~。自分で脱げるよ~」

>>212
ヒント:>>193

>>212
分かりにくくて申し訳ありません

>>167-191は回想シーンです


時系列的には

名雪「祐一。今日は、わたしと一緒に寝てくれる?」

佐祐理「祐一さん。佐祐理だけを見てください…………」

佐祐理「祐一さん、佐祐理、赤ちゃんが…」

祐一「あれ?もしかして名雪も………?」

って感じです

これだけ見ると祐一最低やな

二人孕ませてる時点で経緯は関係なしに最低なんだよなあ

二人ですんでいるかどうか
香里さんにも手を出しちゃいましょうよ


ガチャ
真琴「遅いわよ祐一なにやってんの」

祐一「あ」

名雪「あ」

バタン
真琴「……ごめん邪魔したわ」

祐一「え」

手を出すなら是非、秋子さんに

>>215>>216
普通に見逃してたやthx


真琴「秋子さんにはまだ体調悪くて寝てるって伝えとくわ」

祐一「待てぇぇぇぇ!!真琴!!」

名雪「真琴ちゃん違うの!」

真琴「うん大丈夫知ってるから夜祐一のベッドに潜り込もうとしたら名雪の変な声が聞こえたりベランダに出てみたら祐一の部屋が見えたりもういろいろ知ってるからってか隣の部屋なんだし聞こえまくりだし真琴も混ぜて欲しいとかちょっと思っちゃったりしてるし」

祐一「大丈夫も何もあるか!着替え手伝ってただけだ!」

名雪「…………真琴ちゃ~ん?何か最後へんなこと言わなかった?」

真琴「なんでもないわ。ってか時間大丈夫なの?」


名雪「あ!もうこんな時間」

祐一「名雪が暴れるからだ」

名雪「わたしのせいじゃないよ~」

祐一「とにかくもう邪魔しないから早く着替えれ」

名雪「う、うん」

祐一「鞄下までもってやるよ」

ほう、まこぴーも混ぜて欲しいのか。
ならば秋子さんも


祐一「大丈夫か?階段降りれるか」

名雪「ううん、だいじょぶだよぉ」

祐一「抱っこしてやろっか?」

名雪「えへへ、なんだかゆーいち優しいね。でも大丈夫だよ」

祐一「あぁ……………もうお前一人の体じゃないからな」

名雪「えっ?」


真琴「行って来ま~す」

名雪「わっ、待って~」

祐一「ほら、俺にしがみついていいぞ」

名雪「えっ?う、うん………ありがと」

真琴「………?」


祐一「今日は帰り空いてるか、名雪」

名雪「えっ?う、うん」

祐一「じゃあ一緒に帰るぞ」

名雪「う、うん。…………ゆーいち、なんか変だよ?」

祐一「そんなことない」

名雪「何か企んでる?」

祐一「企んでねぇよ」

やべ あんなに好きだったのに真琴のキャラ忘れてるわww


祐一「ふぅ……………教室についたか」

香里「おはよう相沢くん。もう大丈夫なの?」

祐一「俺はいいから名雪の心配してやってくれ」

香里「えぇ?」

名雪「くー」

香里「いつも通りだけど……」

祐一「そうでもないんだよ」


祐一(それにしたって、名雪だけじゃない。佐祐理さんのことも……………佐祐理さん)

祐一「北川。今日は3年来てないのか?」

北川「ん?今日は来てないみたいだぜ。明日は卒業式予行だから来るけどな」

祐一「そうか」

北川「しっかし、うちの学校も中途半端だなぁ」


祐一「は?」

北川「卒業式なんか早く終わらせる方がいいに決まってるぜ」

祐一「なんで」

北川「はぁ?そりゃお前、卒業旅行とかあるだろうよ」

祐一「あぁ…………」

北川「おっし、俺たちもどこ行くか決めとこうぜ!」

祐一「気が早すぎるぞお前」


北川「そんなことねぇって! 美坂、お前も来るだろ?」

香里「え? 何の話?」

祐一「卒業旅行らしい」

香里「は~? 相沢くんはともかくあんたは卒業できるか危ういでしょうが」

祐一「厳しいな香里……」

北川「おうふっ!?」


祐一(俺は卒業出来るんかな………)

祐一(高校中退して責任とって働く…………)

祐一(どこに?中卒をやとってくれる場所…………)

香里「で?行くとしたらどこ行くのよ」

祐一「熱海とかどうだ?」

香里「あんたおっさんみたいよ……」




祐一「さ、名雪、帰るぞ」

名雪「うん!」

香里「あら、もう大丈夫そうね、相沢くん」

祐一「そんなことない。じゃあな香里」

名雪「ばいばい、香里」

香里「じゃあね、相沢くん、名雪」


名雪「祐一といっしょに帰るの、久しぶりだね。うれしいな」

祐一「ああ、だいたい2日ぶりだな」

名雪「あれ、そうだっけ」

祐一「そうだよ」

名雪「でも、わたしうれしいんだよ」

祐一「そうか」


名雪「今日はどこかに寄って帰るの?」

祐一「ああ、商店街行くぞ」

名雪「あ、わたし、イチゴサンデー食べたいよ」

祐一「分かったから、その前に寄るとこ寄るぞ」

名雪「うん? わかったんだよ」


祐一「よし着いた」

名雪「薬局?なんで…?」

祐一「いいから」

名雪「あ……………………う、うん、分かったんだよ」

祐一「はぁ………………」


祐一「さて……………どこにあるのか」

名雪「あれ? ゆーいち、そっちじゃないよ……」

祐一「? 何の事いってんだお前」

名雪「え? だって、薬局でしょ」

祐一「ああ」

名雪「だから………………無くなったのかなって」


祐一「だから何が」

名雪「えっ? その……………………ごにょごにょ」

祐一「あぁ………ゴムならお前の部屋にあるだろ」

名雪「ゆ、祐一声が大きいよ」

祐一「そんなもんじゃないからな……………お前も探してくれ」

名雪「うん。分かったよ。で、何を探すの?」

祐一「妊娠検査薬」






「…………えっ……………………?」


祐一「さて、どこか」

名雪「ま………………………………待って………………」

祐一「あ?」

名雪「祐一…………………………妊娠って……………………………どういう………………」

祐一「はい?」



名雪「誰となの!!!?!? ねぇ!?!?」



祐一「!?」


???「おまえやー!」


祐一「お前のに決まってるだろ……」

名雪「えっ!?」

祐一「体調悪いし…………変だし…………………」

名雪「あ………………」

祐一「…心当たりもあるだろ?」


名雪「あ………………………うん………………」

祐一「な?」

名雪「分かってたんだ……………………祐一」

祐一「見守るって約束しただろ? そりゃ、分かるよ」

名雪「確かに最近………………来てないんだよ…………」

祐一「分かったら探すぞ。お前の大声で注目浴びそうだ、急げ」

名雪「う、うん……………」


名雪「あったよ……………祐一」

祐一「そうか。俺が会計するから名雪は外に出て待ってろ」

名雪「え?」

祐一「こんなの二人並んでしかも制服着て買ってたらおかしいだろ」

名雪「あ……………そっか」

祐一「しかもお前は地元だからな。俺はまだ顔知られてないだろうし……」

薬局…顔知られてない…面白い薬…
あっ(察し)


祐一「あ、これお願いします」

店員「はい、○○○円ね」

祐一「はい」

店員「ありがとうございました」

祐一「……………」




栞「あ、ありがとうございましたー」

祐一「名雪……………………どこだ?」

栞「あれ……………今の…………………祐一……………さん?」

栞「すいません、今の人友達なんですけど、何買ってました?」

店員「え?美坂さん、それは…………………」


祐一「お待たせ」

名雪「うん……」

祐一「さて、どうする?百家屋行くか?」

名雪「ううん………今日はやめとくんだよ」

祐一「そうかい、じゃあ帰ろう」

ああ、栞行きつけの薬局だったのか……

>>247
むしろ俺のアイデア採用されたのか?とすら思えるこの展開である
逆に邪魔してたらスマソ


名雪「祐一………………」

祐一「ん?」

名雪「手、繋いでもいいかな……?」

祐一「…………おう」ぎゅっ

名雪「あ……………ありがと」

祐一「ごめんな、不安な想いさせて」

名雪「いいよ……………わたし平気だもん」


ガチャ
祐一「ただいま」

名雪「ただいま~」

秋子「お帰りなさい。あらあら」

祐一「え?」

秋子「二人とも仲が良いですね」

祐一「ん? あ…………」

祐一(手繋いだままだったか…………まぁいいや)


名雪の部屋

祐一「それで、名雪」

名雪「うん………」

祐一「使ってみるか?その…………」

名雪「…………………ちょっと怖いから、寝る前に使うよ……」

祐一「……………おう」


祐一の部屋

祐一(ふぅ………………)

祐一「いけね、佐祐理さんにもメールしておこう」

祐一「………………」

祐一「………………………」


祐一「な、なんてメールしたらいいんだ…………」

祐一「とりあえず…………明日、会えないか、と」

祐一「あ、返信来た」

祐一「えっと? いいですよ、何時ですか?」

祐一「卒業式予行終わってからすぐ、っと」

祐一「はぁ………………心配だ…………電話もしとこうかな」


pppppppp
祐一「もしもし?佐祐理さん?」

佐祐理『はい、佐祐理ですけど』

祐一「さっきのメールのことなんだけど」

佐祐理『あ、はいー。卒業式の予行のあとですよね』

祐一「うん。分かってるならいいんだけど……………その」

佐祐理『はい?』


祐一「大丈夫かな、と思って」

佐祐理『ふぇ?予定のことなら心配ないですよ~』

祐一「違う!!」

祐一「その……………妊娠してるって、分かってさ、佐祐理さんに…………」

佐祐理『…………………』

祐一「俺、何も佐祐理さんに言ってあげられなかった」


祐一「いきなりそんなこと言われて、びっくりして」

祐一「不安なのは佐祐理さんの筈なのに。俺、自分の事ばっかりで……」

佐祐理『大丈夫ですよ、祐一さん』

祐一「そんなことない! 佐祐理さん、無理なんか………」

佐祐理『佐祐理、大丈夫ですから………』

佐祐理『そのことを話したいから、明日、会うんですよね』

祐一「あぁ………そうだ」


祐一「佐祐理さん! 絶対、一人で抱え込まないでくれよ。その……」

佐祐理『あはは~。大丈夫ですってば』

祐一「……あ、あぁ………」

祐一(なんでここでこんな……明るい声が出せるんだ……………)

祐一「明日!俺……佐祐理さん」

佐祐理『はい』

祐一「明日、絶対………話すから。佐祐理さんと向き合って話すから……」

佐祐理『はい…………祐一さんも、あまり思い詰めないでくださいね』

祐一「……………おう」

佐祐理『それでは祐一さん、おやすみなさい。祐一さん』

祐一「お、おう………おやすみ、佐祐理さん」
ピッ


「………………」


「………………………」



「祐一さん……………………佐祐理」





「佐祐理、決めましたから…………………」




緊張してきた


祐一「こっちはこれでよし、と」

祐一「あとは………名雪は」

秋子「祐一さーん、夕食が出来ましたよ」

祐一「あ、はーい、今行きます」

祐一「名雪も連れてくか…」


ガチャ
祐一「名雪」

名雪「ゆーいち……」

祐一(窓際で体育座りして………いつか見た光景だ)

祐一「名雪……夕食」

名雪「いらない……」

祐一「……………そうか。じゃあ秋子さんに言っとくな」


名雪「……………」

祐一「………………」
バタン

名雪(ゆーいち………何も言わないんだね)

名雪(わたし……………怖いんだよ)

展開遅いなりに毎日更新続けてるのは評価できる

舞ってる


ガチャ
祐一「名雪」

名雪「わ どうしたの」

祐一「俺もいらないって言ってきた。隣いいよな、座るぞ」

名雪「う、うん……」

祐一「まぁ冷蔵庫にいれてもらったから深夜にでも食べるわ」

祐一「名雪。ごめんな」

名雪「え?」


祐一「もう、名雪を一人になんかしないって」

祐一「約束しただろ?」

祐一「名雪。お前は、何も心配する事なんかない」ぎゅっ

名雪「あっ……………ゆーいち…」

祐一「何があっても、全部、俺は責任取るから。全部受け止めるから」

祐一「心配するな。な?」

名雪「うん……………」






名雪「ありがと、もう大丈夫だよ」

祐一「そうか?無理すんな」

名雪「ううん。へーき。なんだか、お腹すいたよ」

祐一「そうか。じゃあ一緒に食うか」

名雪「うん!」


名雪「もぐもぐ……」

祐一「明日って、卒業式予行だよな」

名雪「うん。うちの学校。予行が3回あるから」

祐一「え?なんでそんなに?」

名雪「三年生だけで2回、在校生合わせたのが1回」

名雪「そして本番、って感じだよ」

祐一「めんどいな…」


名雪「在校生は任意で集うんだけど、」

名雪「今年は倉田先輩のおかげで例年より多いみたい」

祐一「っ!? えほっ、げっ」

名雪「わ、どうしたの?」

祐一「いや…………なんでもない。佐祐理さん人気なんだなって」

祐一(いきなり佐祐理さんの名前出されたから焦った……)


祐一「ふー食った食った」

名雪「わたし、疲れたよ……」

祐一「俺もだ。さっさと風呂入って寝るか……」

名雪「え?………う、うん」

祐一「明日弁当要らないっけ?」

名雪「…昼までだお~」

祐一「そっか」






あーさー、あさだ
カチッ
祐一「んー……………」

祐一「………はっ」

祐一(あのあと、すぐに寝てしまったか……………)

祐一「さて、起きるか」

祐一「ん?何か忘れてる……………?」


祐一「なんだ?なんだ?何を忘れて………………………」

祐一「そうだ!」

祐一「名雪!名雪だ………………………」

祐一(名雪、どうなったんだ……………?)

祐一(で、でも、聞き辛ぇ………………)


ガチャ
祐一「あれ?目覚ましが」

名雪「おはよう、祐一」

祐一「……………………」

名雪「ゆーいち、朝はおはようございます、だよ」

祐一「あ、あぁ………………………」

祐一(なんで普通に起きてるんだ……………)


祐一(も、もしかして、妊娠の不安で眠れなくて…………とか)

祐一(やっぱり、名雪、妊娠してるのか………!)

祐一「ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

名雪「わっ、ど、どうしたの?」

祐一「なんでもない…………早く着替えてこいよ」

名雪「う、うん……………」


秋子「おはようございます。今日は二人とも早いですね」

真琴「そうね。いいことだわ」

名雪「うん」

祐一「……………ああ」

秋子「朝ごはん。食べますよね」

祐一「ええ」

秋子さんは孕ませてないのか?みたらし的なのはまだなのか?


名雪「あ、わたしコーヒーいい。牛乳にするよ」

祐一「!?」

真琴「え?どうかしたの?」

祐一(まさか………………健康を気遣って…………………お腹の子の為に………)

名雪「そう言う気分なの」

秋子「ご飯とトースト、どちらにします?」

ハーレム厨だからだろう


祐一「あ、あ……………コーヒーとトーストで」

真琴「真琴も。名雪もよね」

名雪「うん。牛乳でご飯食べられないよ」

祐一「あ、だよな。やっぱり長森さんはおかしい」

真琴「だれ?」

祐一「知り合い」


真琴「おんなのこ?」

祐一「? ああ」

名雪「………………へぇ~………………」

祐一「って勝手な想像すんな! あと彼氏持ちだ」

名雪「あ、そうなの」

祐一「クラスに七瀬っているよな」

名雪「うん」

祐一「あいつと彼氏が一緒だ」

名雪「え?それって」

祐一「それ以上聞くな」


真琴「ようするに祐一みたいな」

祐一「!? なんで俺だよ!」

真琴「さぁねぇ~」

秋子「お待たせしました、コーヒーとミルクとトーストです」

祐一「あ、どうも」


祐一「バターバター……っと」

ちらっ
祐一(名雪は………………?)

名雪「今日もブルーベリージャムだお~」

祐一「!!」

真琴「あんた…………………やっぱり」

名雪「も~。気にしないで、真琴ちゃん」

真琴「……そうね。真琴もブルーベリーいい?」

名雪「うん!」


名雪「いただきま~す。ん~~~~~~、すっぱいよぉ」

真琴「いただきます…。 !?」

真琴「こ、これ、すごい酸っぱくない?」

名雪「そうかな? でも、酸っぱいの、おいしいよ」

祐一(酸っぱいの……おいしい……………酸っぱいの………………食べたい…………………)

名雪「牛乳と合うよ~」

祐一(酸っぱいの………牛乳…………………酸っぱい…………おっぱい……………)

祐一(!? 母乳!?)

真琴「あんた今すっごい変な顔したわよ…?」

その発想はない

浩平もハーレム作ってんのか


祐一「さて、行くか」

名雪「うん」

真琴「卒業式予行よね?真琴も行ってみよっかな」

祐一「え?どうやって」

真琴「大丈夫、忍び込むのは得意だから」

名雪「見つからない様にしてね…」


祐一(名雪は普段通り………………しかし……………………)

名雪「多分、校舎裏から忍び込めると思うよ~」

祐一(自分が妊娠していることを周りに気付かれないようにするために………)

真琴「そう?まあ制服持ってるし正門からでも大丈夫よ」

名雪「あ、そう言えばそうだね」

真琴「てな訳で着替えてくるわ」


祐一「おっ」

真琴「どう?祐一」

祐一「似合ってる。かわいいよ、真琴」

真琴「えへへ、ありがと」

名雪「わたしの見た時は変わった制服って言ってたくせに………」

祐一「そんなのもう忘れたよ」

真琴「忘れっぽいのね祐一」

名雪「忘れてばっかりだよ…」

いつもご苦労様です


体育館

祐一「おっす」

名雪「おはよーみんな」

真琴「久しぶり美汐」

北川「ん……誰だ?」

栞「またかわいい子が祐一さんと一緒に……」

美汐「真琴、なんでここに…………始業式はまだですよ」

真琴「卒業式予行だって言うから忍び込んでみたの」


祐一「紹介するよ、真琴だ」

真琴「はじめまして、沢渡真琴よ」

祐一「俺の妹だ」

香里「え?」

美汐「え」

真琴「…まぁ、間違ってないけど」

栞「そうなんですか!?」


美汐「真琴、元気にしてましたか」

真琴「まぁね。ってか、この前も会ったじゃない」

栞「あ、あのっ」

真琴「なに?」

栞「あの、同じ学年になるので…よろしくお願いします」

真琴「そんな堅くならなくても大丈夫よ」


祐一「…………………」

名雪「ゆーいち?」

祐一「ん………………………………………?」

名雪「なんかそわそわしてるね」

祐一「ん……………………ああ…………………………」

北川「トイレか?」

香里「あんた最低……」


祐一(卒業生は…………………………佐祐理さんは……………………………?)

栞「誰探してるんですか?」

祐一「あぁ、いや、卒業する知り合い」

北川「分かった!倉田先輩だろ」

祐一「っ!?」

香里「あら、図星みたいね」


名雪「祐一………………………………………」

祐一「い、いや、なんでも……………………ない」

祐一「…………………………」

真琴「しかし、あゆも連れてこればよかったわね」

栞「あ、そうですね」

真琴「あら、あゆとは知り合いなの?」

栞「えぇ、ちょっと。しばらく見ないうちに縮んでましたけど」

香里「え、なにそれは(ドン引き)」


美汐「あ、始まるみたいですよ」

香里「ふぅ…………………なんだか緊張してきたわ」

祐一「ん?」

栞「あ、お姉ちゃん在校生代表なんです」

祐一「あぁ……………表向きは品行方正だもんな」

香里「なんか言った!?」

栞とあゆと知り合い……
18禁小説版か東映版は関わり合ったっけ

あゆが木に突っ込んだのを見て
栞は自殺をやめたんだろ。


校長『~~~~~~~~~~~~~~~~』

祐一「どこもかしこもこの話は長いんだな」

真琴「予行なんだからやらなくてもいいんじゃないの?」

美汐「本番となんら変わらない流れを作るみたいですよ」

栞「眠くなってきました……………」


香里「あ、出番みたい」

北川「美坂、がんばれよ」

『続いては、在校生代表、2年C組、美坂香里………』

美坂「えぇ。行ってくるわ」

祐一「さすが外面はいい」

美坂「ああ!?」


香里『~~~~~~~~~~~~~~~』

祐一「真面目や」

真琴「そらそうよ」

美汐「そりゃそうですよ」

祐一「ステレオで突っ込まんといて!?」

名雪「くー………」


香里『~~~~~~』ぺこり
ぱちぱちぱちぱちぱちぱち

北川「お、終わったみたいだ」

栞「お姉ちゃん、かっこいい…………」

美汐「えぇ……」


祐一「さすが取り繕うのはうまいな」

香里「あんた労いの言葉とかないの?」

祐一「いや、お疲れさん。香里」

名雪「ゆーいち素直じゃないから」

香里「名雪は名雪で寝てたじゃない」

名雪「ごめんね、眠いのはしょうがないよ」

舞の扱いとは


祐一「………!」

ざわざわざわ………………

北川「ん?騒がしくなってきたな」

香里「倉田先輩の出番みたいね」

栞「すごい人気なんですね………」

名雪「そうだね。学校一の人気だよ」


『卒業生代表、3年A組、倉田佐祐理………』

祐一「佐祐理さん……………………」

北川「相変わらず美人だな」

美汐「それに、すごい良い笑顔ですね」

祐一(いや、俺には分かる…………あの顔は、何かを思いつめている顔だ)

祐一(佐祐理さん、何を………………)


ぺこり
佐祐理『……』

佐祐理『本日は、私たちのために………………』

北川「生徒会長じゃなく倉田先輩ってところが」

名雪「そう言えば。久瀬さんじゃないんだね」


美汐「久瀬さん…………そう言えばこの前告白されましたっけ」

栞「え、本当?」

美汐「えぇ…………私には心に決めた方が居ると断りましたが」

栞「へぇ~」

美汐「…………チラッ」

祐一(佐祐理さん………………………)

佐祐理『~~~~~~~~~~~~~~~~~~』

美汐と久瀬の繋がり……
水瀬さんちで盛大にはっちゃけキャラになってたのしか思いつかないな


佐祐理『~~~~~~~~~~。本当に、ありがとうございました』

北川「おぉ………………」

ぺこり
佐祐理『………』

ぱちぱちぱちぱちぱちぱち

真琴「へぇ……………」

美汐「終わったみたいですね」


佐祐理『………………』

栞「あれ?」

佐祐理『最後に…………………』

真琴「?」

佐祐理『最後に…………個人的な事ですが』

祐一(佐祐理さん………………?)







『私、倉田佐祐理は、ここにいる2年の相沢祐一くんと結婚します!!!!!!!』









「「「「「!!!!!!??!?!!!?!?」」」」」





佐祐理『以上です。ありがとうございました』

祐一「……………………………」

祐一「…………………………………」

祐一(………………………………え?今、何が…………………………?)
ざわざわ…
「相沢って誰だ…………?」

「どういう事なの?」
ざわざわ…
「ほら、二年のあいつだ」

盛り上がってまいりました

修羅場♪ 修羅場♪

阿鼻叫喚・・・

舞はどう動くのか

ざわざわ…
「倉田先輩と結婚?どういうこと?」

「何やったの、相沢くん…?」
ざわざわ…
「ほら、あそこいるぞ」

「いつも女の子と一緒に居るぞ、確かあいつ」
ざわざわ…
「3年の川澄とも仲良かったよな」

「どういうことなんだ………?」
ざわざわ…
「相沢先輩って、水瀬先輩と付き合ってるんじゃなかったの?」

「俺は美坂香里の妹と付き合ってるって聞いたぞ」

「いやいや美坂姉妹の両方とって聞いたぞ」





教室

祐一「…………………」

香里「…………………」

名雪「…………………」

北川「…………………」

ガラッ
石橋「あー、HRを………………相沢」


石橋「あとで職員室に」

ガラッ
美汐「相沢さん!」

栞「祐一さん!」

真琴「祐一ぃ!」

舞「祐一」

祐一「」

栞「ちょっと来てもらえますか!!」

祐一「ああ」


香里「私も行くわ」

名雪「……………」

香里「名雪…………ほら、立って」

名雪「うん…………」

石橋「お、おい…」


校舎裏

祐一「………………佐祐理さん」

佐祐理「あははー。祐一さん」

祐一「なんで、なんでこんな……………………」

佐祐理「いずれはそうなることですし。でもちょっと気が早かったですね」


真琴「ゆーいちぃ!」

祐一「!?」

真琴「どーゆーことなの!?」

祐一「あ、いや、その……………………」

名雪「ひどい!!!ひどいよゆーいちぃ!!!」


名雪「極悪人、だよ……………私だって…………」

祐一「名雪……それは」

名雪「私だって祐一と結婚するんだもん!!」

名雪「ずっと待ってたんだもん!!」

名雪「7年間、ずっとずっと好きで、ずっとずっと待ってて、他の人に告白されても断って、ゆーいちのこと待ってたんだよ!?」

名雪「それなのに……………こんなのってひどいよゆーいち!!」


栞「ひどいです祐一さん!私だって」

香里「!? 相沢くん何を!」

祐一「!? 待て、え?栞!?」

栞「祐一さんにパンツ見られました!もうお嫁に行けません祐一さんに責任を取ってもらうしかないです!!」

祐一「んなこと言うなら俺は真琴の裸見たし!」

美汐「んなっ!?」

>真琴の裸
あっ、お風呂に入ろうとした時か


美汐「相沢さん、まさか真琴にまで手を!」

真琴「あー、違う違う、美汐、違うから!」

真琴「ゆーいち、誤解されるようなこと言わない!」

真琴「たしかにプロポーズもされたけど……………………ごにょごにょ」

美汐「!! 私にあれだけの事を言っておきながら真琴にまで…!」

祐一「天野のは誤解しかないだろ!!」


舞「祐一」
チャキッ

祐一「って、舞、剣を……」

舞「佐祐理を泣かせると…………切る。というか狩る」

祐一「ちょ……分かったから剣仕舞え!」

美汐「そう言えば川澄先輩とも、毎晩逢引をしているという噂が……!」

舞「?」

祐一「それは…………誤解だ。やましいことは無い」


栞「あ………………! もしや!」

栞「祐一さん……昨日薬局に居ましたよね」

祐一「!? なぜそれを…」

栞「わたしのバイト先なんです!」

栞「…祐一さん、何を買ったか覚えてますよね」

名雪「……」

真琴「え、え、何なの?」

祐一「………!ま、待て!待て栞!!」


祐一「って言うか名雪と佐祐理さん以外帰れ!」

真琴「ちょ、どうしてよ」

祐一「話があるからだ!頼むから教室にでもなんでも帰ってくれ!」

香里「……………分かったわよ」

栞「ちゃんと話してくださいね、祐一さん」

懐かしすぎて涙が出てきた

まだか

10月中は更新できそうにないです
すいません

のんびり進めて下され

まってる

予定より早く戻って来れました お待たせしました
それでは再開します


祐一「さて……………………」

佐祐理「…………………………」

名雪「………………」

佐祐理「…………………………」

名雪「………………」

祐一「…現状の説明をするぞ。いいな?」



名雪「何言ってんの!?祐一!」

佐祐理「祐一さん…」

祐一「…話の辻褄を合せるためだ。ややこしいことはやめよう」

祐一「全部…、全部、俺が悪いから、現状の説明をするぞ」

祐一「そこに補足なりなんなりしてくれ。俺も、何がなんだか分からなくなってきた…」

佐祐理「……………分かりました」

Kanoso


祐一「まず、佐祐理さん……………なんであんなことを?」

佐祐理「あんなことって?」

祐一「結婚する、って」

佐祐理「ふぇー。だって………佐祐理、祐一さんに責任とってもらうしかありませんから」

名雪「ど、どういうこと?」


佐祐理「…………佐祐理のお腹には、祐一さんとの赤ちゃんがいますから」

名雪「!! ゆーいち!どーゆーこと!!?」

祐一「あ…………………」

祐一(それって本当なのか? って聞くのはさすがにあれだな。どう聞こう…)

名雪「それならわたしだって!」

おひさ

待ってた


佐祐理「祐一さん、名雪さんともなんですかぁ?」

祐一「……………………そうだ」

名雪「違うもん、私の方が先だもん!」

佐祐理「順番は関係ないと思いますけど」

名雪「あるんだもん!」


祐一(まぁ、聞かざるを得ないだろう……)

祐一「佐祐理さん、名雪」

名雪「なに!?」

佐祐理「なんですか?」

祐一「今から、俺、最低な事沢山言うよ」

祐一「でも、大切なことだから、正直に答えてくれるか?」


祐一「まず…………佐祐理さん」

佐祐理「はい?」

祐一「あの時、佐祐理さん家で飲んだ時。あの時しか」

祐一「あの一回しか、俺は佐祐理さんと寝たことない。これは合ってる?」

佐祐理「はい」

名雪「あの時……」

祐一「で、こっから」



祐一「それ、本当に俺の子か?」


佐祐理「ぇ………………………」

名雪「祐一……!」

祐一「あぁ!違う、間違えた、ごめん。佐祐理さん」

祐一「でも、正直に言うよ。俺は、お酒も入ってて、記憶が曖昧だったんだ」

祐一「佐祐理さんと寝た記憶も、無い。でも」

祐一「佐祐理さんが、お腹に俺の子が居る、って言うんなら、俺は…」

佐祐理「祐一さん…………」

言っちゃったじゃないかww

お酒て。確か当時はまだ18歳未満の性描写が禁止されてなかったはずだから、やっぱこいつら未成年だよな。色々アウトやなー


佐祐理「……でしたら、佐祐理も答えます」

佐祐理「あの日、確かに、佐祐理は祐一さんに抱いてもらいました」

祐一「ああ」

名雪「………!」

佐祐理「それを証明する手段なんて、無いんですけど」

佐祐理「でも、お腹の子は、確かに祐一さんの子です。佐祐理は、」

佐祐理「佐祐理は、祐一さん以外の男の人に、愛された事はありません」

佐祐理「それに、これからも、愛されることもありません。絶対に」

祐一「ああ。分かった。佐祐理さん、ごめん。疑ったりして」


祐一「名雪」

名雪「うん……………」

祐一「あの日以来、結構な頻度で名雪としてたのは、俺も分かってる」

祐一「ちゃんと避妊してたことも、分かってる」

祐一「…だけど、最近、様子がおかしいから。もしやと思ったんだが」

祐一「名雪は………………どうなんだ?」


名雪「……………………もん」

祐一「ん?」

名雪「………怖いんだもん。わたし……だから」

祐一「…分かった。まだ分からないんだな」

名雪「でも!! ゆーいち、わたし…………」

祐一「ああ。それは、ちゃんと確かめよう。俺たちにとって、大事なことだから」

名雪「違うの!」

あれ、何でPCから書けないんだろ?

ん?


名雪「もしもっ……もしもわたしが妊娠して無かったら、ゆーいちが、倉田先輩に…」

祐一「佐祐理さんに俺がとられるってか?」

祐一「そういう問題じゃないから、ここはひとまず落ち着いてくれ」

祐一(というか、妊娠しているか居ないかが規準となるのもおかしな話だ…)

佐祐理「……祐一さん」

連投規制みたいですね 別称から書き込むかな…


祐一「佐祐理さん、何?」

佐祐理「祐一さんは、結局、どうしたいんですか?」

佐祐理「佐祐理は、祐一さんの事を愛しています。佐祐理は、」

佐祐理「………佐祐理は、祐一さんと一緒に居たいです」

佐祐理「ただ、それだけなんです。それだけ………………」

スクイズにならないだけで安心感があるな




佐祐理「もう、愛する人がどこかに行っちゃうのは嫌なんですよ…」



祐一「佐祐理さん……」

名雪「それなら!私だって…」

名雪「私だって………………お母さんが……」

名雪「お母さんが死んじゃいそうで、不安で、どうしようもなくて、それで……」

祐一「……………………」

祐一(俺は……………………どうすれば………………)


(どちらかを選択しなければならないのか?)

(どちらか片方を選んだ場合、もう片方はどうなる……)

(名雪を選んだとしよう………佐祐理さんは)

(あそこまで、大勢の前で宣言をした、佐祐理さんはどうなる!?)

(佐祐理さんに様々な噂が立つだろう。そして、俺にも、俺と名雪にも)

(俺も名雪も、もうこの学校には居られなくなるだろう。また、転校しなくちゃならなくなる…)

(……ああ、ここまで来て、まだ俺は保身を考えているのか!)


じー

責任問題だけで言ったら名雪取るべきだよな、名雪とは合意の上だけど
佐祐理さんは恋人でもないのに酔わせて襲わせて既成事実で無理やり結婚迫ってるようなものだし
しかも本人に確認する前に沢山の人前で勝手に結婚発表するとかかなりあくどい
結婚発表じゃなくて好きだと告白だったらYes/Noで答えられるからまだマシだったのに


佐祐理「祐一さん……………」

祐一「…………」

佐祐理(佐祐理は、とんでもないことをしてしまったのでしょうか)

佐祐理(また、自分の考えだけを、他人に押し付けているのでしょうか)

佐祐理(あの時と同じように)

佐祐理(あの時、佐祐理が一弥にしてしまったことと同じように…)


(佐祐理が、祐一さんにしたこと)

(佐祐理は、自分の考えだけを祐一さんに一方的に伝えてしまいました)

(他の女の子に牽制をかけるために、あんなことまでして)

(でも、それは、祐一さんをこんなに…………)

(こんなに、苦しめちゃってます………)

(………………………一弥。わたし、駄目なお姉ちゃんだよね)

いつも楽しみにしてます


佐祐理「……………………」

祐一(表情なく、俯く佐祐理さんなんて、俺は見たくない。でも……)

佐祐理「…………………」

佐祐理「祐一さんは……………」

佐祐理「祐一さんは、佐祐理の事……………どう思ってますか?」

祐一「…好きだよ」


名雪「ゆーいち…」

佐祐理「それは………」

祐一「一人の女の子として、佐祐理さんが好きだ」

祐一「順番、逆になっちゃってるけど。もう今さらだけど」

佐祐理「祐一さん…………………」

祐一「それだけは、心から思ってる」

これまだやってたのか

ゆっくりだけど進んでるしまったりやってくれ


佐祐理「…………………」

佐祐理「でしたら………………」

佐祐理「佐祐理は、もう…いいです」にこっ

祐一「佐祐理さん?」

佐祐理「佐祐理は、祐一さんに思い出を頂きました」

佐祐理「もう、それだけで………………」

佐祐理「好きって言ってもらえて。愛してもらって」

佐祐理「佐祐理、もう……………」


名雪「倉田先輩………」

佐祐理「名雪さん、ごめんなさい」

佐祐理「祐一さんを、一晩だけお借りしました」

名雪「そんな…………倉田先輩」

祐一「佐祐理さん!」


佐祐理「祐一さん。佐祐理は、祐一さんとの子供、産みます」

佐祐理「そして、二人で、ずっと暮らして行きます」

佐祐理「祐一さん、ありがとうござい」

祐一「佐祐理さん!!!!」

佐祐理「っ!?」


祐一「なんで一人で決めたりすんだよ!」

祐一「また同じ過ちを繰り返すつもりかよ!」

祐一「一人で何でもできるって言われてるからって!完璧が聞いてあきれる!」

祐一「一人で勝手に決めて!勝手に突っ走って!勝手に悩んで!勝手に思いつめて!」

佐祐理「でも、もうそれしかないじゃないですかぁ!!!」


連投規制みたいです

まったり行きましょうよ


佐祐理「佐祐理は完璧なんかじゃないです!!」

佐祐理「それは、お父様から言われて、自分もそうあろうとしたイメージでしかないんですよぉ!」

佐祐理「佐祐理も、一人の女の子なんです!」

佐祐理「本当は何もできない!弟一人も!大切な人、一人も護れない女の子なんです!」


祐一「だったら一人で決めんじゃねぇよ!!!」



祐一「佐祐理さんが、そういう女の子なんだってこと、分かってる」

祐一「一緒に過ごした時間は短いけど。俺は、佐祐理さんのこと、ちゃんと分かってるよ」

佐祐理「……………」

祐一「まぁ、だからってあそこまでするとは思わなかったけど…」

佐祐理「それは…………祐一さんが、誰かにとられるって」

祐一「名雪と同じ事言うんだな。それでも、あんな勝手な行動とるなんて、予想外だったよ」


祐一「佐祐理さんが勝手に決めるなら、俺だって勝手に決めさせてもらうからな。俺、決めたから」

名雪「え?」

祐一「佐祐理さん、名雪」

佐祐理「は、はい」

名雪「……」


祐一「俺はどちらかなんて選ばない!俺は二人とも選ぶ。二人とも、名雪も佐祐理さんも両方幸せにする!!」


佐祐理・名雪「えええぇぇぇぇぇ~~~~~~~!!?!?」




名雪「ちょ、ちょっとゆーいち」

佐祐理「落ち着いてください!祐一さん、何を言ってるのか」

祐一「いーや、俺、もう決めたから。名雪がいつも言ってる通り、俺、欲張りだから。それに、自分勝手だから。エゴイストだから」

名雪「ま、待ってよ、ゆーいち。わたし、今が今日で一番わけわかんないよ」

佐祐理「そ、そうですよ!いくらなんでも、勝手すぎます」

名雪「そうだよ! やっぱり祐一わがままだよ」

それでええ、それでええんや祐一

サユリさん娶ってお妾さんが現実的かね

うむ、ついでに秋子さんと真も幸せにしてやりなさい

はちみつくまさん

香理も忘れるな

いいぞ、もっとやれ


祐一「佐祐理さんは人の事全然言えないけどな!」

佐祐理「そ、そんなぁ…」

祐一「だいたいっ!お前らは、、、」

祐一「名雪も佐祐理さんもいったいどうしたいんだよ!?」

名雪「え…………」


佐祐理「えっと………………ち、ちょっと待ってください…」

名雪「ゆーいちと、ずっと一緒に居たいって言ったけど……」

佐祐理「佐祐理は、祐一さんと結婚して、それで…」

祐一「一緒に居たい、だろ、それじゃあ」


祐一「三人で一緒になれば全部解決だ!!」

佐祐理・名雪「えええぇぇぇ~~~~~~~!!?!?」


さるよけ


祐一「これ決定事項な。お前らの反論なんかもう聞かん」

名雪「本当、本当に、待ってゆーいち。落ち着いて考えて?」

祐一「なんだよ」

名雪「例えば、えーっと……収入とか、そう、金銭的なことはどうするの?」

祐一「そんなもん、なんとかなる。なるようになるさ」

佐祐理「き、金銭的な問題なら、佐祐理がなんとか出来なくはないですけど…」

祐一「いや、それには及ばないよ。俺だって、なんとか出来るから」

名雪「ゆ、ゆーいちこそ、一人で勝手に突っ走ってるじゃない」

祐一「だから俺、自分勝手だって言ったじゃん。お前らと一緒で」

ゆういちなかなか策士だな。


祐一「とにかく決めたもんは決めたから」

佐祐理「待ってください!大事な事!」

祐一「ん?」

佐祐理「佐祐理も名雪さんも、もう16歳は超えていますけど、祐一さんは…」

祐一「あ………」

名雪「ほら!いきなり計画が破綻してるよ」

え~、登場人物は全員18歳以上……

>>402
テレビ版なんだろ。どっちのかは分からんが


祐一「…………………18歳だから!」

佐祐理「え?」

祐一「俺たちみんな、18歳以上だから!」

名雪「えぇ~!? おかしいよ」

祐一「そういうことだから!誰がなんと言おうと、俺も名雪も、みんな18歳以上だから」

佐祐理「な、なんだか、見えない力が働いているような気がします…」

なるほどそう来たか

あぁ、それなら問題無いな


祐一「よし、決まったな」

名雪「ぜんぜん決まってないよぉ!」

佐祐理「あははー……」

祐一「そうと決まれば、まずは秋子さんだな」

名雪「え?」

祐一「秋子さんに娘さんを俺にくださいって言いに行くぞ!」

名雪「えぇー!?」

祐一「そのあとは佐祐理さんのお父さんだな」

佐祐理「あははー………もう、何がなんだかわかりません」

ここにきてコメント増えたな

残りヒロイン+サブヒロインも貰っておけ


名雪「あのー……倉田先輩」

佐祐理「なんですか、名雪さん」

名雪「いいの?ゆーいちは、やるって言ったら絶対やるよ……」

佐祐理「佐祐理は、祐一さんと結婚できるなら……」

佐祐理「名雪さんはどうなんですか?」


名雪「えっと……」

佐祐理「まぁ、すぐって訳でもないでしょうし」

佐祐理「よく考えることにしましょう」

佐祐理「佐祐理は、今すぐにでも結婚したいんですが」

名雪「そ、それは私もだよぉ。でも、こんなことって……」


佐祐理「もう、こうなったら、舞もいれちゃいますか?」

名雪「!? だ、だめっ!」

名雪「一人でも十分なのに、二人だなんて……」

佐祐理「あははー、冗談ですよ」

名雪「うー……なにがなんだかわからないよぉ」



名雪「あれ?祐一は?」

佐祐理「名雪さんの家じゃないですか?」

名雪「!? い、行かなきゃ!」

さるよけ

ここはもうヒロインの共有物の方向で





ガチャ
秋子「了承」

祐一「っしゃぁ!!」

佐祐理「遅かったみたいですね」

名雪「あああぁぁぁぁぁぁぁ」

祐一「よ、名雪」

名雪「よ、じゃないよ~」

結構長編な割に、意外とあっさりした解決方法だな

さすが秋子さんだ。

時々現れるハーレム厨のコメントがキモい


名雪「お母さんも、なんでこんな時も1秒で了承するの!」

秋子「1秒じゃありませんよ」

祐一「話し合ったからな」

名雪「当人抜きで話し合いしてどうするの!」

名雪「それに、話し合ったことすら怪しーし!」


名雪「お母さんも、なんでこんな時も1秒で了承するの!」

秋子「1秒じゃありませんよ」

祐一「話し合ったからな」

名雪「当人抜きで話し合いしてどうするの!」

名雪「それに、話し合ったことすら怪しーし!」

>>418
嫉妬乙

何故嫉妬とかいう言葉が出てくるのか理解できん
同じ人間なのか

>>422
何故同じ人間なのか、なんて言葉が出てくるのか理解できない

>>423
ほっとけよ
違いの分かる人君なんだから

ぽんぽこたぬきさん

連投が綺麗に繋がってループに入ったみたい


祐一「あー、それは、まぁ」

秋子「名雪」

秋子「以前から、祐一さんと結婚についてお話してたのよ」

名雪「えっ………」

祐一「まぁ、秋子さんには全部お見通しだっただろうしな」

秋子「そうですね」

名雪「………そうだったんだ。祐一」


秋子「それで、あら?佐祐理ちゃん?」

佐祐理「あははー……お久しぶりです」

祐一「あ、そうそう、秋子さん」

祐一「俺、佐祐理さんとも結婚するから」

秋子「りょうしょ……」

秋子「」

佐祐理・名雪(えええぇぇぇぇ~~~~!!?!?)

あぁそっちはまだなのね
てっきり重婚を了承だと思った

謎ジャム「俺の出番か!」

流石の秋子さんも絶句w


秋子「祐一さん、ちょっといいですか」

祐一「はい」

バタン



名雪「どっどうしよう!祐一が死んじゃう」

佐祐理「えっ、ど、どうしてですか?」

名雪「ジャムが………」

佐祐理「ジャム?」

秋子さんが1秒了承出来ない事態って相当だぞ、おい・・・

いやあたり前と言えばあたり前だろ

いやここは秋子さんがちゃんと1秒で判断して了承って答えてなかったことが重要だ
反射で答えてただけなのか

一回熟考しても、オーバーフローしてつい全然違う言葉になったりするじゃん


ガチャ
秋子「あ、そうそう」

名雪「おかーさん!ゆーいちは」

秋子「佐祐理ちゃん、祐一さんは今日用事があるそうよ」

佐祐理「えっ」

秋子「明日話すから今日は帰ってほしいって」

佐祐理「あ………えっと」

テーレッテー

これはひどい

まあ秋子さんは佐祐理さんが妊娠してるの知らないだろうしな


佐祐理「はぇー……分かりました。ですが、祐一さんに一目合わせてくれませんか」

秋子「あらあら……困ったわね」

名雪「おかーさん!?祐一に何したの!?」

秋子「祐一さんはちょっと無理みたいだから、今日はもう帰ってね?」

佐祐理「……………………はい」

名雪「お母さんどいて!祐一に会わせてよ」

バタン





翌日
佐祐理「祐一さん!」

祐一「…おう、祐一さんだぞ」

佐祐理「ずいぶんやつれてしまって……大丈夫なんですか?」

祐一「いやー……」

名雪「大丈夫じゃないよね…」

佐祐理「ふぇー……聞かないことにします」

祐一「そうしてくれ」

祐一「名雪の時もこんなだったんだがな…実は」

名雪「えぇー……」

え?秋子さんに搾り取られたって?
さすが親子ですね

まさか秋子さん、祐一を・・・


祐一「で、今日は佐祐理さん家だな」

佐祐理「ふぇー。あのー……本気なんですか?」

祐一「本気で佐祐理さんの事が好きだよ」

佐祐理「あっ、はい!ありがとうございます。じゃなくて」

佐祐理「本気でお父様と話し合うつもりなんですか?」

祐一「だよなぁ。佐祐理さんとこ、結構厳しいよな」


切り札がある…佐祐理のアレがな


佐祐理「あははー。お父様の説得なら、佐祐理がいれば大丈夫ですけど」

祐一「そんな簡単に行くもんじゃないと思うけど…」

佐祐理「佐祐理に任せてください。祐一さん」

祐一「ん?」

佐祐理「昨日まで、祐一さんががんばってくれました」

佐祐理「今度は、佐祐理が頑張る番です」

佐祐理「祐一さん。佐祐理に任せてください。ね?」

祐一「お、おう……」


佐祐理「あはは~、ここですよぉ」

祐一「いつみてもすげぇ家だ」

名雪「はぇー、すっごいおっきいね」

佐祐理「入ってください。どうぞ」

名雪「おじゃましまーす。って、門から家まで遠いね」

祐一「あぁ」

名雪「玄関もすごいおっきいね」

祐一「あぁ」

名雪「……ゆーいち、驚かないの」

祐一「何度も来てるからな…」

>>447
アレか
そういえば、アンソロでもアレを使ったネタが幾つか見たな


ガチャ
佐祐理「ここが佐祐理の部屋です」

名雪「わたしの家くらいない、ここ」

祐一「そりゃ言いすぎ……だと思うが」

佐祐理「そうですよー」

祐一「あ、そう言えばこの部屋……」

佐祐理「………そうです。佐祐理と祐一さんが……」

名雪「な、生々しいからやめてよぉ…」


佐祐理「昨日は本当に大変でしたね」

祐一「………まぁ、それだけのことを俺はしてしまったわけだし」

名雪「そうだよ」

祐一「しょうがないね」

祐一「で、どうすんの、佐祐理さん」

佐祐理「はい、それですが」

>>450
おっ知ってる人がいたか…(´∀`)bヨカッタ


佐祐理「祐一さん、佐祐理にさん付けはやめてください」

祐一「ん?」

佐祐理「佐祐理も、敬語はやめますから」

祐一「……あぁ、なんとなく分かったぞ。了解、佐祐理」

佐祐理「っ…!」

祐一「え?どしたん」

佐祐理「あ、あははー……。呼び捨てにされると、また記憶が…」

祐一「…………ああ、あの時の」

名雪「ちょっと、やめてってば……」


祐一「で、それで?」

佐祐理「はい、お父様なんですけど……なんだけど」

祐一「そうだ、直談判しに来たんだ」

佐祐理「まずうちにはですね、屋上庭園があるんですけど」

祐一「佐祐理、敬語」

佐祐理「あぁっ。あるんだけど」

佐祐理「休日はそこで休んでることが多いの」


祐一「ふむふむ」

佐祐理「さ、行こ?」

祐一「えええぇぇぇそれだけ!?」

佐祐理「どうしたの?」

祐一「いや……なんか作戦とかあんのかなと思った…」

佐祐理「大丈夫です、佐祐理に任せてくださ…任せて」




佐祐理「お父様」

倉田父「おぉ、佐祐理……どうかしたのか」

佐祐理「はい」

倉田父「ほう…………………おや……そちらは」

祐一「はじめまして。相沢祐一です」

倉田父「? 何か用なのか?」

佐祐理「お父様。今日はご報告があります」

倉田父「ほう……」



佐祐理「佐祐理は、この方と一生添い遂げます!!!」



倉田父「!!?!??」

祐一(なんも考え無かったーーーー!!?!?)

名雪(ええぇぇぇ~~~~~!?)

祐一のツッコミでボーボボ思い出したww

こっからの繋げ方だよ


佐祐理「そう言う事ですので」

祐一(そう言う事って!?)

倉田父「ま……………………待て………………………佐祐理………」

佐祐理「これはもう決定事項なのでお父様の反論は聞きません」

祐一(俺と同じ事言ってるぅぅぅぅ!?)

倉田父「どういう………………ことだ………………」

佐祐理「そう言う事です」


倉田父「どういうことだ!」

倉田父「相沢くんと言ったかね。娘に何をしたんだ!?」

祐一「それはですね」


佐祐理「あなたには関係ないっっっっ!!!!!!」



祐一「!?」

倉田父「!?」


「家庭を顧みず、自分のことばかりのお父様に」

「佐祐理に、自分の都合ばかりを押しつけたお父様に」

「佐祐理に、自分に都合のいい性格に貶めたお父様に」

「何もかも何もかも自分本位なお父様に!!」

「佐祐理をどうこう言う資格なんかありません!!!」

YESは血みどろクマさん、NOならボコボコたぬきさんにしましょう!


倉田父「……」

倉田父「さ……………佐祐理……」

佐祐理「佐祐理は、この方と添い遂げます」

佐祐理「お父様の手の届かないところで、三人で暮らして行きます」

佐祐理「今までお世話になりました。お父様」

祐一(佐祐理さんの行動力すげぇ)

倉田父「待つんだ佐祐理!倉田家の……この家のことはどうなる!」

佐祐理「ふっ…ふふ、……あははーっ!」





「佐祐理はあなたの道具じゃないっっっ!!!!!」




お…おぉ佐佑理△

地味に三人でって言っとる

ゆういち、さゆり、こどものことだからな!

佐祐理と舞とちびまい だべ?

父親とガチでぶつかることは本家では全くなかったからいい掘り下げ

これは予想できそうでできない


「お父様の大好きなお仕事の人の息子さんでも養子でもなんでもしてください」

「いつも、パーティーでニヤついて舐めるように佐祐理を見てる人、たくさんいます」

「その中の一人でも養子にでもしてください。きっと喜んでなってくれます」

「そして一弥にしてやれなかったことを」

「一弥に向けてやれなかった愛情を向けてやってください」

「どうか、同じ過ちを繰り返さない様に」


倉田父「……………………………」

倉田父「さ…………………三人で暮らすだって?」

倉田父「か……………金はどうするんだ」

倉田父「お前らのような若者に何が出来る!」

倉田父「私を敵に回したらこの街では何も出来ないぞ!」

佐祐理「ふっ……………………」

佐祐理「ふふ……あはははーーっ」

佐祐理「佐祐理を…………………私甘く見ないでください」



佐祐理「倉田家の財産があなたの手の届くところにしかないとでも思ってるんですかぁ???」



倉田父「!!!」

祐一(え…………マジかよ佐祐理さん)

倉田父「ま、待て!!どういう事だ!!」

佐祐理「ですから」

佐祐理「先ほどから何度も申し上げているとおり」

佐祐理「あなたには、関係ありません」

佐祐理「それに、呆れますねぇ」

佐祐理「娘を繋ぎとめるために何を言うかと思えば、お金ですか。お父様らしいです」

キャッチャー


佐祐理「さ、伝えることは伝えました」

佐祐理「それでは。荷物は後日取りに来ますので」

佐祐理「行こ、祐一くん」

祐一「あぁ……」

祐一(恐ろしいな……)


バタン
祐一「佐祐理さんすごいな」

佐祐理「何がですか?」

祐一「いや……なんつーか」

祐一「卒業式予行の時に散々驚いたけど、今日もまた違う佐祐理さんが見れてな」

佐祐理「ごめんなさい、幻滅しちゃいました?」

祐一「いや、もっと知りたくなったよ。佐祐理さんのこと」


名雪「わたし、空気だよ」

祐一「うん、ってか、名雪とも結婚するってこと言ってないけど」

佐祐理「もう家には帰りませんから」

祐一「いや………うん………………」

祐一「やっぱ、それっていいのか………?」

佐祐理「ふぇ?」


佐祐理「さ、これからどうします?」

祐一「切り替え早ぇ!?」

祐一「あー、一応、やることはやった……………のか?」

名雪「うん……?」

祐一「あ、そうだ」

祐一「真琴とか………あいつらの誤解解かないと………」

名雪「誤解でもなんでもないよ」

祐一「……まぁそうだが」


祐一「一緒に説明してくれるか?」

名雪「うん。いいけど」

佐祐理「どう説明するんですか?」

祐一「いやもう、私たち結婚します、でいいだろ」

名雪「良くないよ~…」

佐祐理「はぇー……そう言えば、舞にも言わないとだめなんですね…」

祐一「そうだな………………あ」

まさかの嫁が増える…

嫁増える…後、7人…

舞がどういう反応するかが気になるな。


倉田父「…………っ! ………………っ!!」

祐一「……………佐祐理のお父さん、追っかけてきてるけど」

名雪「やっぱり……どうするの?」

佐祐理「あははー」

佐祐理「予想通りです。さ、出迎えてあげましょう」


佐祐理「どうしました?」

倉田父「ハァ、ハァ……………」

祐一(息切れしとるでおい)

名雪(結構な距離だから)

倉田父「くッ!!」ギロッ

祐一「……?」

はちみつくまさん!

ぽんぽこたぬきさん


倉田父「何が……………」

佐祐理「はい」

倉田父「何が………………望みだ」

佐祐理「はい。分かりました」


佐祐理「まずは、佐祐理と祐一くんと名雪さん、三人の同居を認める事」

佐祐理「さらに、それに関する経済的支援を行う事」

佐祐理「それに、用意してもらいたいものがあります」

倉田父「………………………なんだ」

佐祐理「ま、そっちは追々話すことにしましょう」

佐祐理「他は……何かある?祐一くん」

すんません、事故に遭いました
ちょい遅れます

へび

ちょっw
お大事に

うぐぅ

お大事に

うにゅ~

あとちょっとで終わりなのに申し訳ないです。
利き腕使えませんけど 再開していきます


祐一「いや、俺は佐祐理と名雪と居られるなら……」

倉田父「まっ待て!」

倉田父「そもそも三人とはどういう事だ!?」

佐祐理「佐祐理と名雪さんと祐一くんと三人で暮らします」

名雪(わたし忘れられてなかったんだ)




佐祐理「さて、用意して欲しいものですが」

佐祐理「………………………」ごにょごにょ

倉田父「なッ…………!?」

佐祐理「お父様なら可能でしょう?」

佐祐理「お願いしますね。それではこれで」

佐祐理「行くよ、祐一くん」





佐祐理「これでやれることは一通りやりました」

佐祐理「あとは、これがどうなるか…」

祐一「俺、佐祐理さんは今後怒らせないようにするよ」

佐祐理「ふぇ~…」

祐一「初めて怒ったとこ見たよ」

佐祐理「佐祐理も、こう、感情的になったのは初めてです」

退院かな
体大事に



祐一「あとさ、佐祐理、すごいな。そこまで考えてたのか」

佐祐理「何がですか?」

祐一「倉田家の財産がって話」

佐祐理「あぁ、あれハッタリですよ?」

名雪「えっ?」

祐一「え!!?なんか作戦とかあったんじゃ」


佐祐理「持ち札なんか何もありませんでした。あんなお父様でも、お父様ですから」

佐祐理「それに、感謝していることは沢山あります。」

佐祐理「感謝してもしきれないことばかりです」

佐祐理「今日は、そんなことより自分の流れに持って行きたかったので一切そんなこと言いませんでしたが」

佐祐理「その甲斐あって、望み通りの結果になりましたし」


佐祐理「それに、家庭をほっといて過ごしていたのは事実です」

佐祐理「お父様なりに、事情があったんでしょうけど。それでも」

佐祐理「佐祐理には、理解し難いことばかりでした」

祐一「………………理解、ねぇ」

佐祐理「ねぇ、祐一さん。名雪さん」

祐一「なんだ?」


佐祐理「三人で、幸せな家庭を築きましょうね」

祐一「……あぁ」

名雪「うん!」

いいじゃない

俺たちの新婚生活はこれからだEND

まてよ。

ここから奇跡で全員エンドだろ。

出たよ





そこから先は、いろいろなことが起きすぎて目が回るほどだった。

まずは、みんなに結婚することを伝えることにした。

あいつらの俺への気持ちは、なんとなく分かっていたから、どう言えばいいのか分からなかったけど

このままで良いわけなんかなかったし、ちゃんと俺の口から伝えることにした。

これで、良かったんだと思う。ふっ切るには、まだ時間がかかりそうだったが。

あと、一人蚊帳の外だったあゆは見たことないくらい怒ってた。まぁそれはどうでもいいか

あゆ……


次。大切な事だ。

名雪が、本当に妊娠しているのか確認しに行くことにした。

佐祐理さんも、自分で調べただけらしく、一緒に行くことに。

受付からは酷い物を見る目で俺を見てきたが、まぁ、最低な事をしたわけだしな。

そして、結果。


名雪は、やはりというかなんというか、勘違いだったみたいだ。

元はと言えば、俺の早とちりが原因なんだが。

じゃあなんであの時体調悪かったのか聞いてみたら、秋子さんのジャムを食べたのが原因だったらしい。

そう言えば、あの日、あゆがいつの間にか居なくなっていたのはそれが原因だったのか。

だから報告に行った時寝込んでたのかあいつ。あんときみたいに死にそうな顔だったし

あと死にそうな顔でマジギレするあゆは見てて面白かった。

名雪「安心したよ。でも」

名雪「すごく、………残念だよ。わたし」

祐一「そうだな」

さすが秋子さんのジャムだ
死ななかっただけでもマシだ


名雪「今、赤ちゃん出来ちゃったら、大変だって分かってた」

名雪「でも、祐一との赤ちゃんだったら、わたし、ほしいから」

名雪「すごく………………残念だよ」ぐすっ

祐一「そうだな」

名雪「ゆーいち…」

そろそろ終わりか…
さみしくなるなぁ……


そして、佐祐理について。

もとはと言えば、佐祐理の一言から始まったこの騒動なんだが…

名雪「ううん、祐一が節操が無いのがいけないんだよ」

………………………俺のせいで始まり、そして佐祐理が言った事から始まったこの騒動なんだが、
意外な結末が待っていた。



佐祐理「祐一くん…………」

祐一「…………………佐祐理」

なんと、佐祐理は妊娠なんかしてなかったんだ。

では何故佐祐理は妊娠しただなんて思い込んでいたのだろう。

おい。

ハーレムにもってけよ

はいはい


「佐祐理、夢を見たんです。佐祐理と祐一さんが、二人で笑っている夢。二人だけの小さな家で。

「舞が居ないのは残念なんですが。佐祐理と、祐一さんと、佐祐理たちの子供と。その子、一弥にそっくりだったんです。

「それは一弥が見せてくれた、『幸せな夢』なんです。佐祐理に、幸せになってほしくて、見せたんでしょうね。

「その夢を見てから、佐祐理、妊娠したんだって言う気持ちが大きくなってしまって。

「ためしに、検査薬、買ってみたら、やっぱりそうだったんです。

「……………でも、それが一弥の見せてくれた夢で。さっき分かったんです。

想像妊娠とも違うのか…

これはネ右ー責任とって種付けせな


佐祐理「祐一くん」

祐一「……………おう」

佐祐理「………………佐祐理、祐一くんと結婚する理由が無くなってしまいました」

祐一「…………」

佐祐理「…………………ごめんなさい、祐一くん」

祐一「なんで謝るんだ?」


佐祐理「佐祐理のせいで………………」

佐祐理「佐祐理のせいで、こんなことになって…………」

佐祐理「しかも、佐祐理の勘違いだったなんて」

佐祐理「祐一さんと名雪さんに、迷惑かけちゃいました」

祐一「………」


祐一「それでも」

祐一「俺は、佐祐理のこと好きだよ」

佐祐理「え…………」

祐一「もう関係ないんだ。妊娠してる、とかそんなこと」

祐一「佐祐理、言ったじゃないか。三人で幸せになろうと」

名雪「そうだよ!」

佐祐理「……はい!」


で、後日談。

俺は、二つの名前を持つことにした。

「倉田祐一」「水瀬祐一」二つの名前を。一人の人間として。

戸籍は佐祐理の親御さん………義父さんの力もあって、割と簡単に手に入った。
名雪と佐祐理の仲は、意外にも良くなっていた。曰く、繋がるところもあったらしい。

…たまに喧嘩もしているけど。

相沢祐一のままじゃ駄目なのか
繋がる(意味深)


この光景を、俺は見たかったのかもしれない。

俺たちは卒業してから、幸せに、三人で暮らすことにした。

まだ学生の身分なんで秋子さんが許してくれなかったけど、卒業したら三人で。

許してもらうために秋子さんに………それはいいか

あと、くれぐれも避妊はしろと強く言われた。まぁそりゃそうか


ただ、ちょっとした問題なのは……

「責任」という言葉が、俺にとって重要な意味を持つことが分かってしまったこと。

あれ?俺、あいつらにちゃんと気持ち伝えたよな?

栞「祐一さん、いつになったら私にも責任とってくれるんですか?」

祐一「いや、パンツだけでとるんなら秋子さんとかあゆとかもとらないといけなくなるけど…」

名雪「!? ゆーいち、どーゆーこと!?お母さんと何があったの!?」

祐一「同居してんだから遭遇する事くらいあるだろうが!」

え?秋子さんと合体してないの?


真琴「祐一ー」

祐一「ん、なんだ?」

真琴「みてみて、この子」

祐一「おぉ、かわいい子狐だな」

祐一「昔の真琴を思い出すなぁ………うん」

真琴「ものみの丘に行ってきたの」

祐一「で、そこに居たんか」

真琴「祐一との子供だよ。責任とって」

祐一「見え透いた嘘つくな!! いくらなんでもそりゃねぇわ!!」

よし、嫁一人増えたな

ここまで、蜂蜜クマモン登場なし……(´・ω・`)

だれだよと思ったら舞だよww


祐一「ってか……真琴の子供って、本当に」

祐一「本当に人間の赤ちゃんになるんだろうな…?」

真琴「当たり前でしょ、バカ」

祐一「ん、ん……………そうだよな」

真琴「試してみてもいいわよ?」

名雪「さっきから何言ってるのかなぁ???」


ちびまい「お兄ちゃん、じゃなかった、パパ!」

舞「祐一……責任、とって」

佐祐理「ふぇー……ちっちゃい舞が居ます…」

祐一「ちょっと待ったどういうことだよ!?」

祐一「ちびまいがなんで実体化…!?」

ちびまい「パパとママの想いによって、私は産まれたの。だから、二人は私のパパとママだよ」

舞「祐一……責任」

名雪「祐一……」

佐祐理「ふぇー。また浮気ですかぁ? また異母兄弟が増えるんですかぁー?」

祐一「またってなんだよ!!?」


…もう少し、この騒動が終わるには時間がかかりそうだ。





以上で終わりです。
更新がめちゃくちゃ遅くてごめんなさい。
最初から居てくださった方々、途中から読んでくださった方々、完結したこれを読んでいる方々、全てに感謝です

へび


うぐぅは?

おつ
うぐぅ

鯛焼き万引き犯は?

長いことお疲れ様でした
とても面白かったです

おつかれっした!

かおりちゃんが初めしかでなくて寂しい

乙!
久しぶりにKANONがみれて嬉しかった!

おつおっつ
ずっと追っかけてたから、終わってなんか寂しいわ

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