エレン「さっきのアルミン…なんだったんだろうな…」
ライナー「普通にミカサと言い間違えたんじゃないか？」
エレン「…なんか少しおかしかったんだよなぁ。それに逃げる様に自室に戻っていったし…何かあるのか？」
ライナー「まぁまぁ、あんまり悩むとハゲるぞ？今は今日の訓練のことを考えてしっかりとエネルギーを蓄えとこうぜ」
エレン「あぁ、そうだな！」

エレン「くちくぅ!?くちくぅ♪」
←この間が改行
アルミン「あるみ!!あるみあるみ!!」
←この間が改行
エレン「くちくぅ…」
←この間が改行
ミカサ「ので…のでので」

～食堂～

ザワザワ

エレン「オーッス。ん？みんなどうした？」

ミカサ「あっ！エレン…！早く逃げて…！」

エレン「はぁ!?なに言ってーー」

？「あー！エレン！」ﾃｸﾃｸ

エレン「！？」

エレン「…ミカサ？」

ライナー「これは…たまげたな…！ミカサが2人いる…」

みさか「あー！違うよ！私ミカサじゃないよ、みさかだよ！」

エレン「みさかぁ…!?」

これでどうですかね!?

ミカサ「エレン逃げて。この偽物は完全に外見が私と一緒。これが危ない。何故なら私は超がつくほど美しく、綺麗な黒髪はーー」

エレン「お前…みさかって言ったか…」

みさか「うん。みさかだよ！気がついたらこのミカサの隣で寝てて…それ以前の記憶はあまりハッキリしてないの…でも！エレンは私の家族で大好きってことだけは覚えてるよ」ニコッ

エレン「あ、あぁ…！」ドキッ

ミカサ「な…！」

ミカサ（私が毎日頑張って最後に見ることが出来たエレンのこの表情は1年と37日前…。それなのにこの偽物はわずか数分で…！）

ミカサ「さすが私の偽物」ドヤァ

クリスタ「いや、それどころじゃないと思うよ…？」

ライナー「しかしよぉ…これどうするんだ…？」

エレン「は？何が…？」

ライナー「いや、教官だよ。いきなりミカサが2人になっちゃった！って説明しても納得する訳ないだろ…」

エレン「あ、そういえば…確かにそうだな…」

クリスタ「いや、実は既に許可は貰っているんだ！さっき教官のところに説明に行ったんだけど…「自分と戦う実にいい機会だ」って言って許可をもらえたんだ～！」

ライナー「ほぅ…確かにそう言われてみれば…そうだな」

クリスタ「訓練に参加することが条件なんだけどみさかも訓練にはノリ気で問題はなさそうだよ！」

エレン「とりあえず…なんでミカサが増えたか…だな」

ミカサ「エレン離れて。今超硬ブレード持ってきた。ソイツを削ぐ。」シャキン

エレン「お、落ち着けミカサ！」

ミカサ「し、しかし…」

エレン「みさかは偽物でもお前だ！俺の家族だ！手を出したら俺がお前を許さないぞ…！」

ミカサ「ッ…！」

みさか「ご、ごめんねミカサ…仲良くやろっ…？」アクシュ

ミカサ「…うるさい」パシッ

ジャン「オーッスお前らー……ミカサが2人…？」

ジャン「うおおおおおおおおおおおおおお！！！」

ミカサ「五月蝿い、ジャン。」ドスッ

ジャン「ぐはっ…」

サシャ「あのー…」

全員「ん？」

サシャ「みんなご飯食べないなら私が貰っても…いいですか？」

～立体機動訓練～

ミカサ（ここでみさかに成績で大差をつけて…エレンを振り向かせる！）

みさか「やっほー！！」

ジャキン！

ミカサ「なっ…!?」

キース（立体機動もミカサ以上。斬撃も完璧に深く抉っている。まさかとは思ったがミカサ以上の実力とは…）

キース「…そういえば今日はアルレルト訓練兵の姿が見えないが…」

訓練兵A「体調不良で欠席と聞きましたが…」

キース「体調不良…？」

エレン「すっげぇなぁー！みさか！まさかミカサ以上とは…！」

みさか「エレンが立体機動というものを教えてくれたからね！エレンのお陰だよ～♪」

エレン「そんな…ホント基本だけじゃないか！なのに、いきなり回転しながらの斬撃って…すげぇよ！俺にも教えてくれ！」

みさか「え～！どうしよっかな～」ニヤニヤ

エレン「お、教えてくれよー！」

みさか「仕方ないなー！」ニヤニヤ

ミカサ「ｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿｸｿ…」

ライナー「ヒィィッ!?」

＞エレン「みさかは偽物でもお前だ！俺の家族だ！手を出したら俺がお前を許さないぞ…！」
おかしいだろwwオリジナル愛せよww

～対人格闘訓練～

ミカサ「偽ミカサ。一戦お願い。」（次こそ勝って…エレンを…！）

みさか「みさかだってー！いいよっ！ライナーはよわよわで相手にならなかったし！」

ミカサ「ライナーは雑魚。私も相手にならない。」ゲシッ

ライナー「グハッ！」

エレン「だ、大丈夫かライナー！」

>>17
や、優しいんだよ…エレンは…

なんかミカサが相手にならないみたいなニュアンスになっちゃったな。違いますからねー

ミカサ「ライナーは雑魚。私もこいつは相手にならない。」ゲシッ

に訂正で

ミカサ「待ってて…エレン…！」バッ

みさか「よっしゃー！」バッ

ミカサ「フッ」シュッ

みさか「甘いー！」パシッ

ミカサ「それっ！」ザザッ

エレンミカサ「！？」

エレン「これはアニの…！」

ミカサ「クッ…！」クルンッ

スタッ…

みさか「さっき見てて覚えたんだー。ミカサはあの子嫌ってるっぽいから使わないようにしてるみたいだけどー…それは甘いよ！」

ミカサ「私は負けない…！」

みさか「んでもって！これは私のオリジナルだよ！」シュパッ

ミカサ「なっ…!?」グルンッ

ドサッ…

エレン「ミカサを…投げた…!?」

ライナー「こりゃたまげたな…」

エレン「みさかすげぇぇぇぇぇえええええええええ！！」

みさか「えへへ…」

ミカサ「エレン…違うの…今のは油断して…」

エレン「ああー…ミカサも頑張ったけど今回は仕方ないな！」

ミカサ「し、仕方な…!?」ガーン

エレン「なぁみさか！さっきの技教えてくれよ！」

みさか「えーどうしよっかなー」ニヤニヤ

エレン「頼む！教えてくれ！」

みさか「えー」ニヤニヤ

エレン「みさかぁぁぁああ…！」

ミカサ「ち、違うの…エレン…エレン…エレン…」

～夜・食堂～

ミカサ「あ、エレン…食べカーー」

みさか「エレンっ、食べカスっ！」

エレン「なっ!?おいやめろよ…！」

みさか「えへへ…エレンかわいいー…」デレデレ

ミカサ「」

サシャ「まぁぁぁたイチャイチャしてますねこの馬鹿夫婦は…」

みさか「やだサシャ…夫婦なんて…」デレデレ

エレン「お、おいやめろよっ！」///

ミカサ「ふ、ふう…ふ…!?」

エレン「あれ？そういえば今日はアルミン朝から見てないな…」

コニー「ああ…そういえば朝食堂にきてみさかとミカサを見て真っ青な顔して、すぐに食堂から出て行ったな」

ミカサ「」ピクッ

エレン「そういえば訓練も体調不良で休んでたよな…今部屋にいるはずだから見てくるわ！」

ミカサ「……待ってエレン。私も行く。あとみさか。偽ミカサ、あなたはここで待機」

みさか「だからみさかだって！うー…わかったから睨まないでよ…」

エレン「よし、それじゃあアルミンの様子を見にいくか…」

ミカサ「うん…」

訂正
ミカサ「……待ってエレン。私も行く。あと偽ミカサ、あなたはここで待機」

エレン「おーいアルミン！体調はどうだー？」

アルミン「あっ…エレン…！なんとか大じょ

ミカサ <●> <●>

アルミン「じゃあねエレン、僕今からランニングしてくるよ」

ミカサ「待って…」

アルミン「ヒィィッ!?」

ミカサ「まず説明して」

エレン「？ どういうことだ…？」

エレン「なりたい自分になれる薬(失敗)！？」

アルミン「あぁ…だがさっき言ったとおりあれは失敗作で…本来は、性格や身体能力などが変化するだけだったんだけど…何故か変化した状態の自分が生まれる様になったんだ」

ミカサ「だから目が覚めたらみさかが目の前にいたんだ…」

エレン「で、なんでその薬をミカサが飲んだんだ？」

アルミン「本当は最初、クリスタにその薬を飲ませる予定だったんだ…。この薬はコピーのクリスタがまた新しく出てくるからね…失敗した薬だったけど、逆に僕にとってはラッキーな失敗だったよ」

アルミン「僕は昨日の夕食の時間、こっそりとクリスタのコップに薬を入れた」

エレン「…」

アルミン「ここまでは完璧だった。だけどここから予想外の展開が起きたんだ。」


クリスタ『ごほっ…？』(やばい…喉にご飯が詰まった…？)

ミカサ『落ち着いてクリスタ。大丈夫？これ飲んで』

クリスタ(ありがとうミカサ…！)ゴキュゴキュ

クリスタ『ぷはっ．ありがとうミカサ。助かったよ…』

ミカサ『気にしないでいいクリスタ』

クリスタ『本当にありがとう…。あっ、ごめんね？水飲み干しちゃった…。私のでよければまだ飲んでないから譲るよ…！
』

ミカサ『うん…ありがとうクリスタ。』ゴキュゴキュ

アルミン『あああ…！』(クソ…ユミルがいたらこんなことにならなかったのに…何やってんだ…！)


ミカサ「そんな…まさかあの水が…」

エレン「…アルミンが悪いなコレは…」

ごめんなさいもう眠いです…続きは残ってたら明日に…おやすみなさい…

ミカサ「……るい」

エレンアルミン「え？」

ミカサ「完全にアルミンが悪い」ゴゴゴゴゴ

アルミン「ヒィィッ!?」

エレン「落ち着けミカサ！」

ミカサ「私は落ち着いている。アルミンに罰を与えるのは当然。」

アルミン「いやぁぁぁぁあああああああああ」

アニ「……」

ミーナ「アニ…いいの？」

アニ「なにが」

ミーナ「エレンのことだよ！完全にみさかに気がいってるじゃない！」

アニ「なんでエレンが出てくるんだよ…」

ミーナ「え？好きじゃないの？」

アニ「！？ ゴホッ…ゴホッ…！」

ミーナ「アニ大丈夫!?」

アニ「好きじゃないってことは……ないけど……」

ミーナ「大丈夫だって！エレンも訓練の成績だけで人を好きになるわけじゃないし！」

アニ「でも…」

ミーナ「アニはアニらしくエレンにアタックすればいいんだよ！」

アニ「そ、そうか…」

『お、エレン達が戻ってきたぞ！』

アニ「！？」

ミーナ「ほらっ、行ってきなよ！」

アニ「ちょっと…背中押さないでよ…!?」

エレン「あ、アニじゃないか！」

アニ「………！」

エレン「今日はアニと対人格闘が少ししか組めなかったからな、明日はよろしくな！」

アニ「あ、あぁ…！」

ミカサ「チッ…」

みさか「エレンー！」

ミカサアニ「チッ…」

エレン「お、みさか！」

みさか「その…アルミンは大丈夫だった？」

エレン「ああ、特に問題はなさそうだったな…ハハ…」

ミカサ「やっぱりあなたは私のコピーだった。ので、あなたは今すぐ消えるべき」

みさか「うーん…そのことには薄々感づいてたんだけど…消え方もわからないんだよねー」ニヤニヤ

ミカサ「大丈夫、今すぐ私があなたを消す」シャキーン

エレン「お、おい！危ないからブレードしまえ！」

みさか「そうだそうだー！」

ミカサ「チッ…」

アニ「で、結局原因はわかったのかい？」

エレン「ああ…それがアルミンが作った薬のせいでミカサからみさかが生まれたらしいんだ…」

アニ「やっぱりアルミンか…」

エレン「え？気づいてたのか？」

アニ「こんな奇妙なことしそうなのはあいつしかいないだろ…？」

エレン「なんでも、アルミンが作った薬を飲むとこうなるらしいんだ」

アニ「ふーん…」