ハルヒ「みんな聞いて!昨日キョンに告白されちゃった!」 (60)

長門「・・・」

みくる「そっそうですか」

ハルヒ「キョンったら私の事ずっと好きだったんだって」

古泉「あの・・・ちょっといいですか?」

ハルヒ「何?」

古泉「キョンって誰の事ですか?」

ハルヒ「何いってるのよ、キョンはキョンでしょ、私と同じクラスでSOS団メンバーの」

長門「SOS団は今ここにいる四人だけ」

ハルヒ「冗談はやめてよね」

古泉「冗談ではないのですが・・・」

ハルヒ「え?」

ハルヒ「嘘でしょ、キョンの事忘れたの?」

長門「忘れたも何も、最初からSOS団にはいない人物」

みくる「涼宮さんこそ私たちをからかってるんじゃないですか?」

ハルヒ「そんな・・・キョンを忘れたの?」

古泉「どういう人物なんですか?僕達とも面識がある人なんですか?」

ハルヒ「だからさっきから言ってるじゃない、古泉くんは毎日一緒にトランプとかしてたじゃない!」

古泉「・・・」

ハルヒ「みんな・・・キョンの事忘れちゃったの?

翌日

ハルヒ「・・・みんなどうしちゃったのかな、やっぱりみんなで私をからかって・・・」

ハルヒ「まぁいいわ、教室でキョンにそのこと問い詰めてやるんだから、どうせキョンが首謀者なんだろうし」

ハルヒ「・・・まだ来てないみたいね」



先生「それじゃ授業はじめるぞ」

ハルヒ(結局来なかった、今日は休みなのかな・・・)

ハルヒ「ねぇ国木田」

国木田「なっ何?」

ハルヒ「今日はキョンは休み?」

国木田「え、なに?」

ハルヒ「だから、キョンが休んだ理由知らないか聞いてるのよ」

国木田「キョンって何?」

ハルヒ「あなたまで私をからかってるでしょ、そこの席に座ってるキョンよ!」

国木田「そこの席は誰もいないはずだよ」

ハルヒ「え・・・嘘よ、キョンはここに・・・あなたキョンと同じ中学でしょ?」

国木田「知らないよ!とにかく僕は用事があるから」

ハルヒ「ちょっと待ちなさい!」

ハルヒ「嘘よ・・・そうだ、名簿を見れば」

長門「・・・」

ハルヒ「有希、どうしてここにいるの?」

長門「あなたに話がある」

ハルヒ「話って・・・」

長門「あなたが今探している人物のことについて」

ハルヒ「キョンの事?」

長門「名前まではわからない、とにかく今夜私の部屋に来てほしい」

ハルヒ「・・・わかったわ!」

ハルヒ「来たわよ」

長門「どうぞ」

ハルヒ「・・・ここにキョンがいるの?」

長門「ここにはいない」

ハルヒ「じゃあなんでここに呼び出したの?」

長門「今からはなす話はあくまでも私の予想」

ハルヒ「予想?」

長門「あなたが探している人物はおそらくかつては存在していた可能性が高い」

ハルヒ「可能性がって・・・たしかにいたのよ!」

長門「その人物はこの世界にはいない、過去にさかのぼってもキョンと呼ばれる人物は存在しない」

ハルヒ「でも・・・私覚えてるのよ!」

長門「そう、あなただけは知っている、その人物は確かに存在した」

ハルヒ「って夢をみたのよ」

キョン「俺がいなくなたってオチか」

長門「忘れるわけがない」

みくる「そうですよ」

古泉「遅れてすみません、おやみなさんそろってたんですか、ガリガリくんアイス四本しか買ってきませんでしたよ」

ハルヒ「キョンが遅れてきたからキョンの分はいらないわ」

キョン「おい!」

一同「あははははは」

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