ジャン「俺が主役」(32)

※前スレの加筆、修正版です
※キャラ崩壊注意
※多少の矛盾はジャンの○○なのでご了承ください

ミカサ『男のブレードはパンツに納めるものじゃないの。女という鞘に納めるものなの』

ミカサ『残念ながら私はもう死ぬからジャンの鞘にはなれそうにないけど必ずジャンのブレードに見合う女がいるから」

ミカサ『きっと捜し出して幸せになって。ジャンの大好きな女と』

ジャン『死なないでくれ…俺はミカサがいい』

ジャン『今すぐにでも壁内に戻ってお前を…』

ミカサ『…バカ』

ミカサ『私は本当はエレンのブレードを私の鞘に納めさせたかった』

ミカサ『けど、今は貴方に捧げたい』

ミカサ『約束してくれる?私っ…生まれ変わっても必ずまたジャンの元へいくから」

ミカサ『ジャンもきっと…私の事見つけてくれるって』

ジャン『…あぁ、約束するよ』

ジャン『絶対に見つけ出す。ミカサを…俺の大切な鞘を…』

ミカサ『良かった…』

そう言いミカサは息を引き取った。

ジャン『ミカサ…ミカサ!!』

ジャン『うああああああ!!』

降り続く雨の中ジャンの泣き声が響いた。

ーーー

852年

ジャン(あれから2年が経った)

ジャン(人類を脅かしていた巨人達はなんやかんやで消えた)

ジャン(そして俺だけを残し調査兵団は壊滅した)

ジャン(人類は永遠の平和を保証された)

ジャン(しかしそれはその後に起きた)

ジャン(全ての壁で男のブレードの股間が腐り落ちるという流行り病が起こった)

ジャン(かつて男と女が語りあった愛の竿は…オネエ系と女の愚痴り場になった)

ジャン(そんな時代に唯一病気に耐性をもつ屈強なる鋼の剣を堅持する最後の兵士が一人いた)

ジャン(それが俺ジャン・キルシュタイン)

ジャン(そう。人類に残された最後の男だ)

ジャン(壁中の女を手にする権利をもちながらたった一人)

ジャン(ただ一振りの鞘を捜し続ける男だ)

「おはよ~キルシュタイン君。一緒に学校いこ」

「ねぇねぇキルシュタイン君。お弁当一個余分に作ったんだけど今日昼休みどう?」

ジャン(人類は多大の犠牲を出して得た平和を将来の子供達のために教育施設を設けた)

ジャン(そしてその施設に俺も入れられた)

「何言ってんのよ。キルシュタイン君は私ともう昼休み約束してんの」

「何言ってんのよ!私もよ」

ジャン「悪いがお前らと約束なんかした覚えはねぇ」

ジャン「先約がいる。お前らが生まれる遥か昔からな」

「え?それどーいう意味」

ジャン(ミカサを捜し続けて2年が経った)

ジャン(夢を見ているのは分かっていた)

ジャン(それでも俺はミカサとの約束のため実験台として自身のブレードを身体を鋼に変え)

ジャン(人間をやめても俺は男であり続けた)

ジャン(だがついには男は滅び俺はただ一人の男となった)

ジャン(やがては人類も滅び俺はこの地上にたった一人になるだろう)

ジャン(でも、それでもミカサが来るというのならミカサが俺の鞘になってくれるというのなら)

ジャン(俺のブレードは決して折れねぇよ)

ジャン(例えお前が奇行種に生まれ変わっても)

ジャン(お前は俺の大切な半身だ)

???「いっけなーい」

???「転校初日から遅刻遅刻」

「あっ、危ないキルシュタイン君!!」

ドシン

ジャン「いてて」

「大丈夫キルシュタイン君!?」

ジャン「大丈夫だ…」

ジャン「!?」

俺は自分にぶつかってきた目の前の人物に心を奪われた。

ミカサ?「いっけない。しくじっちゃった」

ミカサ「ごめんなさい。怪我はない?」

ジャン(ま…まさか)

ジャン(本当に……!?本当に…)

ジャン「ミ…カサの…生まれ…変わり」

ジャン「俺の…鞘…」

ミカサ「あの、すいません」

ミカサ「俺の鞘というより」

ミカサ「それ私のペットボトルなんですけど」

ジャン「…へ?」

俺は恐る恐る自分のブレードを見た。

ジャン(しっ…しまったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)

「キャー!!」

「キルシュタイン君の股間に!!壁内に一本しかない大事なブレードにペットボトルが!!」

ユ??「どうした何の騒ぎだ」

「ブス子先生大変なんです。キルシュタイン君の股間が!!」

ブス子「これはっ……下手に触るんじゃない!」

ブス子「このSSの主人公の唯一のアイデンティティである股間を失えばキルシュタイン君は主役の座から転げ落ちるぞ」

ジャン「先生!人を股間だけの人間みたいに言わないでください」

ブス子「下手に触らずにこのまま保健室へ運ぶぞ」

ブス子「よいしょ」

ジャン「うっ…うおおおお」

ブス子の力によりジャンのブレードがはまったペットボトルを掴み上に持ち上げられた。

「先生!!それ以上下手な触り方があるんですか!!」

「余計ドツボにハマってます!!」

ク???「あぶなーい。玉そっちいったよー!!」

野球場の方からジャンの方にボールが飛んできた。

ブス子「フン」カキィン

ブス子はバットみたいにジャンで打ち返した。

「先生!!先生が保健室行ってください!!」

ク???「あっ、すいません先生」

ジャン「ちょっと待てぇぇぇぇ!!」

ジャン「ボールじゃなくて違うボールとバットいっちゃってんだけどぉぉ!!」

ク???「じゃあいくわよ~」

ジャン「ちょっと待ったぁぁぁぁ!!」

ジャン「それ俺のボールとバットぉぉ!!」

「よかった。キルシュタイン君ギリギリ間に合った」

しかし野球部員は俺の予想外な行動を取った。

ク???「キックオフ!!」ゴッ

ジャン「野球じゃねぇのかよぉぉぉぉ!!」

ジャン「ゴールつき破って校舎突っ込んだぁぁぁ!!どんな脚力してんだあいつ!!」

ジャン「あ"あ"あ"あ"あ"俺のブレードがぁぁ!!」

ア???「何事ですか?これ美術室に飛んできたんだけど」

ジャン「!!…ぶっ無事か!!」

ア???「あっ、なんかボトルの中壊れた○○○入っていたから」

ア???「ついでに直しといたよ」

ジャン「ボ…」

ジャン「ボンボヤージュぅぅぅ!!」

「キルシュタイン君の股間がボンボヤージュ!!凝り性の美術室に一瞬でボトルシップにされたぁぁぁぁぁ!!」

ーーー

ブス子「えーそれでは出席をとる」

ジャン(…終わった)

ジャン(やっと…やっと…ミカサの生まれ変わりらしき人物…俺の鞘と…出会えたってのに)

ジャン(俺の鞘は…ペットボトル)

ジャン(俺のブレードは…新世界に出航しちまった)

ジャン(こんなんじゃ…俺は…ミカサともう…)

ガララ

???「失礼します」

ブス子「コラ、何やってるんだ」

ブス子「転校初日から遅刻だぞ」

ミカサ「すっすいません」

ミカサ「コホン」

ミカサ「改めまして今日からお世話になる転校生です」

ミカサ「いきなり遅れてしまいごめんなさい」

ミカサ「捜し物をしてたんです」

ミカサは教卓の上にある物を置いた。

ジャン「!!」

それはジャンの壁内で一本しかないブレードだった。

ミカサ「ずっと…でもおかげでようやく見つけることが出来た」

ミカサ「貴方を」

ジャン「……」

ミカサ「待たせて…ごめんなさい」

ポタポタ

ジャン「ミッ…」

ジャン「ミカサあああああああ」

ミカサ「フン!」ボギャア

ジャン「え…!?」

ミカサはジャンのブレードを粉々に砕いた。

ミカサ「泣く事なんてない」

ミカサ「だって私達約束したでしょ」

ミ??「必ず」ビリビリ

???「また会おうって」メキメキ ムキ

バササ

エレン「改めまして転校生の」

エレン「エレン・イェーガーです」

ジャン「……」

エレン「…おいおい何だそのツラは?」

エレン「まるで死人が生き返ったことに驚くような表情をして」

ジャン「…何でテメェがここに居やがる」

ジャン「テメェはあの時死んだはずだ!?」

エレン「おいおい、そこは感動の再会として喜ぶもんじゃねーの?」

エレン「そうだよな」

エレン「みんな」

ビリビリ

一斉に何かを破る音がした。

アルミン「その通りだよ」

アルミン「エレン」

マルコ「ジャン」

マルコ「君を一人ぼっちにするわけないじゃないか」

ライナー、ベルトルト、アニ、マルコ、コニー、サシャ、クリスタ達104期生が教員でユミルが正体を現した。

ジャン「お前ら…」

ジャン「生きていたのか…!!」

ジャン(イヤ…待て…)

ジャン(ミカサが居ねぇ…)

ジャン「おい!死に急ぎ野郎!」

ジャン「ミカサはどこにいるんだ!?」

エレン「え、ミカサ?」

エレン「ミカサなら俺の子供と一緒に生活しているよ」

ジャン「なん…だと…?」

頭を鈍器で殴られるような衝撃だった。

エレンに対しての好意は知っていた。それでも自分に好意を向けてきた。

ジャンは寝取られた気分になった。

ジャン「そうか…」

折角死んだと思っていた仲間が生きていたことに嬉しがっていた反面悔しさが混ざる複雑な心境になった。

更に自分のブレードを砕かれるという理不尽さに

ジャンはキレた。

ジャン「ふざけんじゃねぇ!」

エレン「はぁ!?何すんだよ服が破れちゃうだろうが!!」

ジャン「服なんかどうでもいいだろ!俺のブレードを砕きやがって!」

エレン「別にいいじゃねぇか」

エレン「これでホモと言われずに済むしな」

背筋が凍りついた。

目の前の死に急ぎ野郎は何を言ってるのか分からなくなった。

理解するのに数秒掛かった。

ジャン「テメェ…何言って…」

エレン「俺ね…あんなにお前といがみ合ったりしたけどお前のこと」

エレン「好きなんだ」

ジャン「やめろ…。来るな!!」

俺は入口の扉の方に逃げ出した。

ガチャガチャ

ジャン「何で…何で…」

ジャン「鍵が開かないんだ!?」

エレン「逃げることはないだろ」

エレン「俺とお前の仲じゃねーか」

ジャン「来るな…来るな…!!」

ジャン「大体お前にはミカサが居るだろうが!?」

エレン「…そうだな」

エレン「だが残念だったな」

エレン「ミカサは俺のすることを何でも許してくれてるからな」

ジャン(何でだ…どうして周りはこいつを止めないんだ)

エレン「早く俺のブレードを納めさせてくれよ」

エレンは自分のブレードを取り出した。

しかしそれはもうブレードじゃなかった。

怒張して血管が浮き出ているそれは…超大型巨人だった。

エレン「みんな待ってるからさ」

ジャン「…それでみんなをヤったていうのか?」

エレン「その通りだ」

エレン「やっぱりお前は賢いやつだな」

エレン「みんなこれを挿入しただけでよがり狂ったんだよ」

エレン「あとはお前だけだ」

ジャン「下衆野郎が…!」

エレン「それじゃあヤるか」

ジャン「開けよ…開けよ…」

エレン「お前らジャンを押さえつけてくれ」

俺はライナー達に押さえつけられ服を脱がされた。

クリスタ達女子はハァハァと獣みたいに見ていた。

エレン「納めさせてもらうぜ」

エレン「俺のブレードを○○○という鞘に」

ジャン「嫌だあああああああああ!!!」

ーーー

男子寮 寝室

深夜

ジャン「…ハッ!」

ジャン「夢か…」ハァ ハァ

ジャン「良かったぁ~」

ジャン「…ん?」

ジャン「何か…顔が濡れてるし臭いな…」

俺は手で顔についている物を拭った。

ジャン「………」

ジャン「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!」

その夜男子寮の寝室には人とは思えない叫び声が響いた。

終わり

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