アルミン「あれは…『両さんの巨人』!?」 (52)

ユミル「あーあれはベルトルーwwwwww」

サシャ「フゥフゥフゥwwwwwwwwwwww」

ジャン「あーきっとアルレルーwwwwwwww」

クリスタ「フゥフゥフゥwwwwwwwwwwww」

エレン「みんなでおいでよ俺達のwwwwww壁へーwwwwwwwwwwwwww」

ミカサ「ありがとーぅ!!!!!」

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部長「両津、署長命令だ、お前は訓練兵団に入れ」

両津「えっ、署長命令ですか?その兵団とやらは金になるんですか?」

部長「卒業した後に調査兵団に入って巨人を倒せば倒した分だけ報奨金がもらえるそうだ」

両津「えっ、本当ですか!?早速入団してきます!!」ダッシュ

部長(これで厄介払いができるな)

中川(部長が清々しい顔だ…)

入団式

キース「貴様は何者だ!!」

モブ「トロスト区出身、ジャン・キルシュタインです!!」

ケンペイダンニナッテナイチデクラシタイデス!!

オマエガナレルワケナイワ!!

教官A「あれが104期か…懐かしいものだな」

教官B「あれには一体何の意味が?」

教官A「通過儀礼さ。それまでの自分を否定してまっさらな状態にさせてからこれからの教育を施す訳さ」

教官B「…?何も言われてない子がいるみたいですが?」

教官A「その必要が無いからさ…おそらく、二年前の地獄をみた奴らさ…」

キース「次!!」

両津「はい!東京都台東区出身!両津勘吉であります!!」ビシッ

ミスってジャンモブしてた、まぁいいか

キース(なんだこいつは…!?何故用意された訓練兵団の制服を着ずに見た事のない青い服を着ている…!?いや、そもそもなぜおっさんがここにいる…!?わからん…!!俺にはわからん…!!)

キース「何をしにここに来た!」

両津「巨人を倒しまくって報奨金を稼ぐ為です!!」

キース(何なんだこいつは…!?訳がわからん…!!巨人を倒しまくって報奨金で暮らすだと…!?ふざけているのか、コイツは…!?)

両津「(金が入ったらまず麗子と中川に返済して…いや、それよりも投資してさらに倍にしてしまえば…何だよ、ワシの番は終わっただろ、さっさと次に行け)」ギロッ

キース(マジだ…!!こいつの目はマジだ…ッ!!本気で巨人を倒す気だ…!!触れるな…!こいつにこれ以上触れては行けないと脳が告げている…!!)

キース「そ、そうか…次!!」

教官B「あれは…」

教官A「俺に聞くな…」

その夜、食堂

両津(う~んしかし、こうしてみれば他の入団兵達は皆年端もいかねぇガキじゃねぇか、まさか、不法就労か?)

エレン「な、なぁおじさん」

両津「おじさんとはワシのことか?」

エレン「あんた、昼に巨人を倒すって言ってたよな?」

両津「ああ、そうだが」

エレン「俺もなんだ!俺は調査兵団に入って巨人を一匹残らず駆逐してやるんだ!!」

両津「勢いのいい小僧だな、今時珍しいぞ!」ハッハ

翌日 立体機動基礎試験

キース「この試験に合格しなければ貴様らは巨人のエサも務まらん!出来ない者は即刻開拓地送りだ!!」

エレン「よっと…」グラグラ

ミカサ「…」ブラーン

ジャン「こんなの朝飯前だぜ!」ギシギシ

教官A「ふむ、今年は豊作だな、いい兵士になれるぞ」

教官B「先輩、あれは…」

両津「ぐぎぎ…のわっ!?」グルンゴチン!

キース「貴様!!その程度も出来ずにどうするつもりだ!!」

女訓練兵A「ねぇ、あのおじさん昨日巨人倒しまくるって言ってた人だよねww」クスクス

女訓練兵B「あれもできないなんて、あれじゃただの木偶の坊じゃんww」クスクス

両津「なんだと!!お前ら聴こえてるぞ!!」クワッ

教官A「…あれも才能の内だ」

教官B「…」

キース「なお、各科目成績トップは兵団より報奨金が出る」

報奨金と言う言葉が両津の脳に届いた瞬間、両津の全身の筋肉は普段の3倍の活動を始めた!!

両津「なんだとっ!?本当かっ!?」グルッ

「み、見たか!?あの体制から持ち直したぞ!?」

「まるで金の亡者だ…」

エレン「凄いなー!どうやったらそんなのできるんだよおっさーん!!」

両津「これからは両津教官と呼びなさい」エッヘン

キース「」

その後、両津はいくらか紆余曲折はあったもののエレンが仲良くしてくれた事や子供の遊びのカリスマ性を持っていた事により徐々に104期の面々と打ち解けて行くのだった。

そして、時は経ち…

対巨人戦闘想定演習

ミカサ「…ッ!」

ズバッ!

キース(『ミカサ・アッカーマン』、あらゆる難解な科目を完全にこなす実現力がある、歴代でも類の無い逸材として最高の評価は妥当と言える)

エレン「クソッ!またミカサより浅い!!」

キース(『エレン・イェーガー』、格闘術に秀でる他は目立った特技は見られないが他ならぬ努力で徐々に成績を伸ばした。人一倍強い目的意識を持つ)

ジャン(クソッ…斬撃であいつらには叶わない…こうなったら先に見つけてやる!)

教官A「よし、起こせ」

的「」ズイッ

ジャン(よし!一番だ!いけっー)

プシュンッ

ジャン「なっ!?ボンベに穴がっ!?」

両津「先導ご苦労!!」ビュンッ

ジャン「両津てめえはめやがったな!!!」

両津「策略と呼びたまえキルシュタイン君」

キース(『両津勘吉』、ゴリラのような体格、ゴキブリ並の生命力を持ち、座学を除く全ての科目において(一部に置いて不透明な点も見られるが)上位に立つ。特に『金銭を獲得する』と言う目的意識においてはあのイェーガーをも凌ぎ、他人を蹴落としてでも自分を優先、そしてその時の闘争能力はアッカーマンにも匹敵する。その性格から集団作戦には壊滅的に向かない)

キース(…)

キース(もう…どうでもいいや…)

そして卒団式

偉い人「本日、諸君らは訓練兵を卒業する、その中で成績がよかった上位10名を発表する

主席 ミカサ・アッカーマン
2番 ライナー・ブラウン
3番 アニ・レオンハート
4番 エレン・イェーガー
5番 ジャン・キルシュタイン
6番 マルコ・ボット
7番 コニー・スプリンガー
8番 サシャ・ブラウス
9番 クリスタ・レンズ
10番 アルミン・アルレルト、以上の十名だ。なお、約一名、成績2位相当の人間がいたが度重なる不正行為、命令違反、及び多数の訓練兵からの苦情と抗議を踏まえ、全教官による協議の結果、成績減点処分を行うに至った」

エレン「残念だったなー、両さん!」

両津勘吉「ぐぬぬ…」

ベルトルト「」

壁上

ミスった

壁上

エレン「おりゃっ!!」ガキンッ

両津「甘い甘い」ガキンッ

エレン「くっそー!また負けた!」

両津「ワシにベーゴマで敵おうなんざ100年早いわ」ワッハッハ

トーマス「だって両さんのコマめちゃめちゃ重いじゃんかー!」

両津「悔しかったら勝つんだな!」

ミーナ「次こそは勝つんだからー!」

<コラーナニヤッテンダリョウツ!セッキョウシテヤルカラツメショニコイ!

両津「げっ上官!なんでワシだけ…」

エレン「ドンマイ両さん、こっちはオレに任せろよ!!」

駐屯兵団詰所

上官「お前と言う奴は何時も何時も…」

両津「…」

兵士A(寝てるな、あれは…)

ドゴオオオオオオン!!!

両津「何事だ!?」

兵士B「大変だ!超大型巨人が壁を破壊した!!」

数分後、駐屯兵団駐屯地

両津「エレン!お前ら無事だったか!!」

エレン「超大型巨人を後少しで倒せそうだったんだけど…」

上官「これより防衛作戦を開始する!!」

両津(わざわざ従ってやる必要もあるまい、ここは適当に…)

上官「なお、巨人一体討伐につき兵団より金一封が贈呈される!!」

両津「なにっ!?こうしちゃいられん!!」ダッシュ

エレン「両さん!?どこに行くんだ、両さーん!!!」

前衛

駐屯兵A「くそっ、数が多すぎる!!」

巨人「がおー」

駐屯兵B「もうダメだ…!!」

「貴様らどけ!!!」

駐屯兵s「!?」サッ

両津「おらぁ!!」ズバッ

巨人「ぁー…」バターン

両津「よし!四体目だな!これで40万!!」ビュン

駐屯兵A「なんだあいつ…見た事の無い制服だが…!?」

駐屯兵B「味方を蹴飛ばしながら次々と巨人を狩っていやがる…」

中衛

エレン「…」

アルミン「…」

エレン「…暇だな」

アルミン「…そうだね」

そのころ前衛

両津「それはワシの獲物だぁああ!!」ズバァッ

駐屯兵A「なんて奴だ…!!1人でもう50体は倒しているぞ…!」

駐屯兵B「バケモノ…バケモノだ…!!」

プシュッ

両津「立体機動が動かないだと!?ガス切れか!!」

駐屯兵A「危ない!上だ!!」

両津「何っ!?」

15m級巨人「」

ドシーン!!

駐屯兵B「そんな…!踏み潰された…!!」

駐屯兵A「もう人類はおしまいだ…」ガクッ

15m級巨人の足「」ググッ

巨人「!?」

駐屯兵B「あ、あれは!?」

両津「この程度でワシがくたばるか~!!」ゴゴゴゴ

駐屯兵A「巨人の足を持ち上げただと!?」

両津「お前らなんか立体機動無しで充分だ!!」ブンブン

ドゴォオン!!

駐屯兵B「…あの男が巨人をジャイアントスイングして他の巨人をなぎ倒してる様に見えるんだけど、俺、夢を見てるのかな…」

駐屯兵A「大丈夫だ、それなら俺も大爆睡だ…」

両津「さて、これであらかた片付いたな…」

両津「小さいのを弾いても142体は倒したから、1420万か…ぐふふ…」

両津「お、こいつは巨岩じゃないか、確かこれで穴を塞ぐって案があったが…」

回想

ーーー

兵士あ「知ってるか?ここの岩の下に金塊が埋まってるらしいぜ」

兵士い「そんなの嘘だろ?それに人間じゃこれは動かせねぇって結論が出たろ」

ーーー

両津(金塊…か、あるわけないが…戦闘で少し地面が抉れたか…?いや、待てよ、この岩の根っこの輝きは…!!)

駐屯兵A「巨人はかなり減ったがもとを絶たなきゃ意味がないぜ!!」

駐屯兵B「仕方ないさ!あれをふさぐ手段は無い!一旦壁を登って…あれは!?」

両津「んぎぎ…クソッ、あと少し…!!」ゴゴゴゴ

駐屯兵A「あの巨岩を…持ち上げてる…!!」

駐屯兵B「死守せよ!!応援を呼べ!!あの男を死守するんだ!!」

両津「んががが…よし!動いた…おっと」グラッ

巨岩「マワリマッセ」ゴロゴロ

両津「どわぁあ!?!?岩が転がり出しやがった!!」

ドカバキガシャドカーン

駐屯兵A「守る…ねぇ」

中衛

エレン「ん?前がなんか騒がしいぞ?」

アルミン「家が次々と何かになぎ倒され…あれは…巨岩!?」

エレン「上に誰か乗ってるぞ!!」

両津「誰か助けてくれぇえええ!!!」ゴロゴロ

アルミン「こっちに突っ込ぅわあああ!?」

エレン「避けれない!飛び乗るんだ!!」

巨岩の上

両津「エレンとアルミンか!」ゴロゴロ

アルミン「何やってるんだよ両さん!!」ゴロゴロ

両津「持ち上げようと思ったらバランスを崩して転がしたんだよ!!逃げきれないから玉乗りの容量でこうやって乗ってるんだ!!」ゴロゴロ

エレン「これ何処に向かってるんだよ!!」ゴロゴロ

両津「知るか!!」

壁上

<ズコバキドカガシャドゴーン

兵士あ「見ろよ…街があの岩で破壊されてるぜ…」

兵士い「巨人よりひでえよ…」

両津「おい!前見ろ!!」ゴロゴロ

エレン「巨人に開けられた壁の穴だ!!」ゴロゴロ

アルミン「待って!これ、このまま突っ込んだらどうにかなるんじゃないかな!!」ゴロゴロ

エレン「どっちにしろ避けれねぇよ!!」ゴロゴロ

両津「ぶつかるぞ!!」ゴロゴロ

両津エレンアルミン「「「ぎゃあああああああああああああああ!!!!!!」」」


ドゴオオオオオオオオン!!!!!!!!!!

両津の活躍によりなんとか壁の封鎖には成功、しかし両津とエレンとアルミンは全治六ヶ月の重症を負い病院送りとなった。

人的被害は奇跡的にゼロであったが両津が巨岩を街中転がした事により街の被害額は莫大な額になり、掘り返した金塊と両津の稼いだ賞金がその復興費用に充てられる事になった。

さらに両津の部屋を捜索した結果、秘密裏に立体機動装置を分解しこれを見事に複製、マニアに販売して儲けていた事が発覚、さらにはミカサやアニと言った訓練兵団でも人気の女生徒をフィギュアにして売り捌いていた等次々と悪行が発覚し両津の兵団資格は剥奪される事になった!

病院

パリィイイン!!!

立体機動装置を装備して窓から突っ込んできた部長「両津のバカは何処だ!今すぐうなじを削いでやる!!」

エレン・アルミン「カブトムシを集めると言って巨大樹の森に旅立ちました!!」






おわり

本当は調査兵団に入るところまでやりたかったけどそもそも出オチだったのでネタが続かず30分枠に納めた。

見ていてくれた皆さん、本当にありがとうございました!

これまでの作品

はだしのゲンドウ
ジャンスイッチシリーズ
アルミン「あれは…『両さんの巨人』!?」NEW

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