碇シンジ(17)「アスカ、今何カップ?」アスカ「G」 (32)

シンジ「ネルフ本部、久しぶりだなぁ……なんで男子禁制になったんですか?」

ミサト「いやーそれが、さすがにあの子達のプラグスーツ姿を見せられなくなってきちゃって」

シンジ「?」

リツコ「シンジ君でなければ、見学の許可も下りないところよ」

シンジ「はあ」

ミサト「よく分かってないわね。ま、百聞は一見にしかずって言うし……お、きたきた」

レイ「碇君。久しぶり」フルン

アスカ「ふん。相変わらず間の抜けたツラしちゃって」ポヨヨン

シンジ「」

ミサト「そんな事言って、いつもは絶対男入れない本部に、シンちゃんはOKしたのよねえアスカ」

アスカ「ただの昔のよしみ!」

ミサト「はいはい」

リツコ「それじゃ2人とも、着替えてきてちょうだい」

レイ「はい」

アスカ「……なら最初から着替えて来るよう指示しときなさいよ」

ミサト「シンジ君。私達は管制室に行きましょ」

シンジ「あ、はい」

オペレーター「パイロット搭乗。準備整いました」

リツコ「初めてちょうだい」

シンジ(ホントに女の人しかいないんだ)

オペレーター「モニタスイッチ入れます」

ピッ

アスカ・レイ「「……」」フルンッ

シンジ「!」

ミサト「斜め上から見下ろす視点だから、余計目立つわよねえ、あれ」

シンジ「そ、そんなあの。僕は別に」

ミサト「でもまだマシな方でね? テストスーツによってはあちこち肌が透けて見えるのとかあって、やらしーのよねー」

ミサト「んで、エヴァから上がった直後って全身濡れてるから、それがまた」

シンジ「……」

ミサト「なにうずくまってんの? シンちゃん」

シンジ「いえ……」

リツコ「では続けて、ハイシンクロテストに移行」

シンジ「ハイシンクロ?」

ミサト「んふふー。技術は進歩してるのよ。あなたがいた頃よりね」

シンジ「そうですよね。どんなシンクロなんですか?」

リツコ「ひどく大雑把に言ってしまえば、より深くエヴァと繋がりながら、精神汚染の危険性を極力抑えた神経接続の型式」

シンジ「……すごいんですね」

ミサト「ま、良い点だけ見ればね。残念ながらまだまだ欠点があって―――」

アスカ『ンぁぁ、くっ』

レイ『う、う、ん』

ミサト「汚染の危険が減ってる代わりに、パイロットに性的快楽に近い感覚が流れまくっちゃうのよね」

アスカ『ぁぁん!』

ミサト「……お腹でも痛い?」

シンジ「……お構いなく」

シンジ「―――お疲れ様。はい差し入れ」

コト

アスカ「ん」

レイ「ありがとう。碇君」

シンジ「……」

アスカ「で、どうだった? こんなとこでも、数年ぶりに見学すると懐かしく思ったりするわけ?」

シンジ「そりゃそうだよ。良くも悪くも、色んな想いをした場所だし」

アスカ「とか言って、どうせモニタ越しに胸ばっか見てたんでしょ、あんたは」

シンジ「み、見てないよっ」

アスカ「先に言っとくけど……ミサトとリツコは、私達で釣ってあんたをネルフに連れ戻すつもりよ」

シンジ「僕は……もう……」

アスカ「分かってるわよ。だからその『もうエヴァに乗らない』って意志を変えさせようとしてるって言ってんの」

シンジ「アスカと綾波をエサにして?」

アスカ「自分たちで色仕掛する自信が無いんじゃないの? 嘆かわしい姑息さね」

シンジ「……」

アスカ「ヤなら気をつけることね。特にレイには『レイシリーズ』もいるし」

アスカ「……行ったわ」

ミサト「ゴクローさん。でも、いきなりこっちの狙いバラしちゃって大丈夫なの?」

アスカ「先に色仕掛けだって裏事情を明かしとけば、明かした私とレイだけは味方なんだって思い込むでしょ」

ミサト「おお、策士ねアスカ」

アスカ「とりあえずあいつが泊まってる部屋の番号も聞いたし……あとは落とすだけよ」

ミサト「頼んだわよ、アスカ、レイ」

レイ「はい」

ホテル――――――

シンジ(……すごかったなぁ、あれ)

プルン プルルンッ タップン

シンジ(凄すぎて、まともに見れなかった……もっとよく見とけばよかった……いや、なに考えてんだよ僕)

ピンポーン♪

シンジ「? はい」

アスカ「やっほーシンジ。遊びに来てやったわよ」

シンジ「アスカ!? どうして」

アスカ「だから遊びにだって。さ、あんた達も入って」

シンジ「へ?」

レイ「こんばんは。碇君」

レイ・カトル「お邪魔します」

レイ・サンク「お邪魔します」

シンジ(綾波が……!? これがアスカの言ってた『レイシリーズ』?)

マリ「ワンコ君、お久しぶり!」

シンジ(え。誰だっけ……?)

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