勇者「雑魚が!!俺の前にひれ伏すがいい!!!」(76)

スライムAが現れた。

町娘「きゃっっぁあああ!!助けて勇者様!!」

勇者「おっとお嬢さん。まっかせなさぁい!!この男の中の男である勇者が、華麗に退治して差し上げましょう。」キラーン

町娘「さすが勇者様!頼りになります!」

勇者「おっほん!お嬢さん、危ないから私の後ろへ・・・できればチョ~危険だから抱きしめるくらいに密接してください」

町娘「分かりました勇者様!」ギュ

勇者「おふっ!ぼ、ぼいんぼいんが背中にあふんっ・・・!!!」

町娘「勇者様!スライムがすごくゆっくりなのが逆に怖いくらいの勢いで迫ってきます!」

勇者「あふんっ!!た、たまらんっ!!」

町娘「ゆ、勇者様?」

勇者「・・・この牛乳め・・・けしからんではないかぁああああああ!!!!」

勇者が現れた。

町娘「きゃぁっああああ!!勇者様がモンスター画面に表示にぃいい!!」

勇者の攻撃[おっぱいモミモミ]

勇者「げへ・・・げへへ・・・くらえモンスター!!!(大きさ的な意味で)」

町娘「いぃぃいやぁあああ!!!ってなにさらしてくれとんじゃワレェエエエエエ!!!!」

町娘の会心のいちげき[筋肉バスター]

勇者「ぐぼぁぁあああああああ!!!!」メリッ

町娘「なんやワレェエエ!!勇者とちゃうんかいボケコラカスゥ!!」

勇者「・・・」

返事がない。ただのしかばねのようだ。

町娘「って起きんかワレェェェエ!!!」バチィン

勇者「ぐぼっ!は、はいっ!!」orz

町娘「おいテメェ、勇者なんだろ?男の中の男なんだよな、ああんっ!!?」

勇者「ヒィッー!!!」

町娘「なんで私を攻撃すんねんボケェ!!ここはスライムっちゅう雑魚敵を軽くしばき倒して私を救うっちゅうシーンやないかアホ!!」

勇者「そ、その通りでございますぅ!!」orz

町娘「分かってるんやったら、早よヤってこんかいクソ勇者!!」ゲシッ

勇者「ああんっ!ケツ蹴られるのも案外イイッ!!」

再びスライムと対峙した。

勇者「おいおいスライムちゃんよぉ!さっきは油断して思わずモンスター化してしまったが、そうはいかねえぜ!」

勇者「お前みたいな雑魚、軽く・・・」

勇者「いてもうたるわあああああ!!!」ブンッ

勇者の攻撃。

ボイ~ん

町娘「って武器跳ね返されとるやないかボケぇええ!!!」

スライムに2のダメージ。

勇者「・・・てへぺろっ☆」

町娘「勇者様・・・本当はすっごく弱かったんですね・・・」;

勇者「ごめん。そこだけ女の子っぽくなんないでくれませんか?逆に傷つくじゃないですかマジで」

町娘「・・・ちょっと貸せ。」

勇者「え?」

町娘「ちょっとそのお前の武器、貸せゆうとるんじゃワレェエエ!!」

勇者「は、ハイイッ!!」ササッ

勇者は武器[木の棒]を手渡した。

町娘「って木の棒ってなんじゃいゴルァァア!!こんなもんで勝てるわけないやろボケェ!!」

勇者「ヒィッ!!すみません!それしかなかったんです!まだレベル1なんです!」

町娘「テメエ、モンスター狩りなめとんのか、ああんっ!?・・・まあええわ。私が見本みせたるさかい、しっかり見とけや」

勇者「ハ、ハイッ」

スライムがゆっくりなのが逆に怖い勢いで迫っている。

町娘「この緑のブヨブヨが・・・」

町娘「三昧におろして子どもたちに分け与えてくれるわぁああああ!!!」

町娘の攻撃!

ボイ~ん

町娘「きゃぁぁああああ!!!ブヨブヨッいやぁあああああ!!!」

勇者「えええええええええええ!?!?」

町娘「いやぁ!汚らわしいっ!いやらしい!!こないでーっ!!(泣)」

勇者「姐さん!?ちょっと泣きそうじゃないですか!!」

町娘「本当はか弱いレディーなの!お姫様なのっ!!」

勇者「なんてこったい!!しかたねえここは・・・」

勇者「戦術的撤退だっ!!!!」

勇者は町娘の手を取った。

勇者「さらばだ雑魚スライムぅううう!!!!」ピュー

町娘「にっ、逃げ足はやっーー!!」ピュー

ーーーーーーーーーーーーー
【はじまりの村】

剣士(退屈だ・・・。)

剣士(今日も今日とて変わらぬ日々。朝は早く起こされ、夕方まで過酷な労働。そして地下の暗闇の中意味もなくただボ~っと過ごす夜。)

剣士(毎日毎日やることも変わらず、ダルい体をこき使われる日々。)

剣士(何も変わらねえ。何も起こらねえ。・・・なんてつまらねえところだ。)

剣士「牢獄・・・か」

剣士「死ぬよりめんどくせぇ・・・」

剣士(もういつからここに居るか覚えてすらいねえ。なんでここに居るのかすらも覚えていねえ。)

剣士(ただ、一つだけ覚えてるもんがある。それはー)

剣士「姫様・・・?」

剣士(何度自分に尋ねても、この言葉の意味は分からねえ。)

剣士「ま、どうでもいいか」

剣士(姫様がどんなヤツかなんて知らねえが、どのみちこんなところにいたって会えn)
勇者「会ってみたいな~、お・ひ・め・さ・ま*」

剣士「・・・(誰だこいつ)」

勇者「いいよなあ。お姫様。かわいいよな萌えるよな萌え萌えだよなうん」

勇者「お前もそう思ってんだろ?」

剣士「・・・俺h」
勇者「まあ待て!言いたいことはすごくよく分かる!!そうだよな。姫様なんかに俺たちみたいな平民が会えるわけないよなあ。」

剣士「・・・いや、俺h」
勇者「まあ待て!みなまで言うなみなまでっ!!・・・なあお前さん、男なら、誰だって夢くらい持っていいもんじゃねえか?」

剣士「・・・」

勇者「そうひがむなよ。叶わぬ夢でも希望を持ち続けるのが男ってもんよ。だからな?もう、どうでもいいなんて言うんじゃねえぞ?」

剣士「いや俺はそういうつもりで言ったわけじゃねえんだg」
勇者「なんでも和の国のお姫様はロリっ娘らしいぞ!!しかもかなりの槍術使いとか!戦うロリ姫だなんてウッヒョ~!!」

勇者「アッー!!俺の下の槍術でロリ姫のロリ姫に・・・いやんばかーんグヘヘヘヘヘ」

剣士「姫様を侮辱するやつは許さねえ!!!!!!」ヒュッ

剣士は空(から)の剣を抜き、勇者の喉もとに突きつける動作を行った。

勇者「!」

剣士「許さねえぞ黒魔術師・・・!!」

剣士の目が危ない色で満ちる。

勇者「おっ、おいおいおいおい!!!待った待った!そんな本気にすんじゃねえよ!!」

剣士「ッ!」

勇者「それに俺は黒魔術師じゃないしっ!」

剣士「黒魔術師?・・・誰だそいつは」

勇者「って自分で言っといて知らないのかよ!?っていうかもういい加減解いてくれないか?」

剣士「・・・悪い。」

勇者「ふっー!死ぬかと思ったぜ・・・。お前さん、剣がなくてもあるように見えたぞ?・・・かなりの使い手なんだな。」

剣士「そうなのか?俺にはよく分からねえ・・・」

勇者「・・・」

剣士「姫様、和の国・・・黒魔術師・・・。」

勇者「なんでお前さんみたいなのがこんな牢獄にいるんだ?」

剣士「・・・」

勇者「なあお前さん、さっきから気になってたんだが、もしかして記憶が・・・」

剣士「・・・ない。」

勇者「そうか・・・。なあお前さん、俺がお前さんについて知っていることが一つだけあるんだが・・・」

剣士「!」

勇者「知りたいか?」

剣士「なんだ!?早く教えてくれ!!」

勇者「まあそう焦るな。それはお前の出身が、かたn」
町娘「うぇぇぇええっっっっっん!!!;;」

勇者「!」
剣士「!」

町娘「怖いっー!誰でもいいから助けてぇ~;;」

勇者「はっ!このイケメン勇者めがただいま参ります!!」

町娘「ヒィーッ;暗いのはダメなんです私・・・;」

剣士「・・・誰だこの女」

勇者「ヨシヨシ。お兄ちゃんの胸に飛び込んでおいで?」

町娘「ヤダ。」

勇者「・・・」
剣士「おーい。だから誰なんだよ勇者」

勇者「・・・」ギュッ

勇者は強引に涙目の町娘を抱き寄せた。

勇者「ぬほぉっー!!町娘の胸が!胸がぁぁああ!!!」

町娘&剣士「って人の話きいてんのかワレェエエエエ!!!!(エロ勇者ぁあああ!!!)」ドゴォッ

勇者「くぼあぁああああ!!!」バタッ

勇者に大ダメージ。勇者は気絶した。

町娘「ったく・・・そもそも勇者様が悪いんですからね!どうして私みたいなか弱い乙女がこんな薄気味悪いところに・・・;;」

剣士「おい女。お前ら・・・どうしてこんなところにブチ込まれたんだ?」

町娘「・・・話すと長くなりますよ?」

剣士「かまわねえ。どうせ暇だしな。それに、何か話していたほうが薄気味悪さも紛れるんじゃねえか?」

町娘「けっ、剣士様・・・///」ドキンッ

剣士「?」

町娘「お、お気遣いありがとうございます。そ、そのっ!う、嬉しいです//」

剣士「あ?ああ・・・」

町娘「あれはほんの昨日の晩のことー」

ーーーーーーーーーーーー
【昨晩:はじまりの村/武器屋】

勇者「どれにしよっかな~♪」

町娘「色んな武器があって迷っちゃいますよね~」

勇者「ん~・・・。ど・れ・に・し・よ・う・か・な・て・ん・の・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り☆ よし!コレd」
町娘「ってテキトーに決めるなワレェエエ!!!」バキィッ

勇者「ぐぼぇ!!」

町娘「勇者様?こういうときは店主に聞くのがイチバンいいと思いますよ^^」

勇者「そ、そうだな・・・。それがいいよなうん。てっ、店主ぅ~!」

男店主「ハイハーイ!お客様、いかがしましたか?」

勇者「オススメの武器を教えて欲しいのですが・・・」

男店主「かしこまりました^^ では、お客様のレベルを考慮した上でオススメしたいと思います。お客様は現在何レベルでございましょうか?」

勇者「!(レ、レベルッ!!?)」

町娘「店主様、実はこの方はまだレベルいtムグッ!◯×○△□~~!!!」

勇者「はぁはぁ・・・町娘ちゃん?ちょっと待とうかはぁはぁ・・・」

男店主「ど、どうなされましたかお客様?」

町娘「ほっほあにふうんえうあ~!!」

勇者「はぁはぁ・・・何でもありません^^」

男店主「そ、そうですか・・・それで、お客様は何レベルなのですか?」

勇者「! ぬほおっ!!」

男店主「どうなされました!!?」

勇者「ま、町娘の美少女独特のニオイが・・・んほおっ!!」クラッ

男店主「ちょ、ちょっとお客様!?大丈夫ですか!?」

勇者「ちょ、ちょっと気分悪いんで早退してもいいですか?」
町娘「って学校かワレェエエエエ!!!!」ドゴォッ

勇者「ぐぼぉあああああああああああああ!!!!!!!」

勇者に会心のいちげき!
勇者は吹き飛ばされ店の剣を数本まきぞえにした挙句、ドアをブチ破り店の外へ出た。

男店主「みっ、店がぁあああああああああああ!!!!!」

男店主に経済的いちげき!

町娘「ごめんなさい男店主さん!もお~、勇者様もちゃんと謝ってくださいよぅ。ホラ、ユウシャサマ」タタタッ

町娘は勇者のもとへ逃げ出した。

男店主「だ、大丈夫か銅の剣!木の棒!」ポキッ

武器[木の棒]が折れた。

男店主「きっ、木の棒ぅぅぅぅううううう!!!!!!」

男店主に精神的大ダメージ!

男店主「き~さ~ま~ら~・・・木の棒になにしてくれてんだぁあああああああ!!!!」クワッ

男店主が現れた。

町娘「ええええええ!?!?(いや折れるだろ普通!木の棒だもの!!)」

男店主「うぉおおおおお!!!」ダダッ

男店主の憤怒のこうげき!

町娘「拾ってくればいいじゃないですかぁぁぁああああ!!」ダダダッ

町村は店外へ逃げ出した。

???「きゃぁぁああああああああああああ!!!!」

町娘「!!?」
男店主「!!?」

???「いやぁあああ!!誰か助けてぇええええ!!(泣)」

勇者「だっ、大丈夫ですかお嬢ちゃんんんんん!!!!」

幼女「イヤーッ!!変態!こっちくるなぁ!!」」

勇者「そんな、ぼくは変態じゃありませんよ!!!」

町娘「ど、どうしたのですか勇者様ー!?」タタッ

男店主「いったい何が!!?」タタッ

村人1「何があったっ!!?」タタッ

村人2「おい!!ここに下半身露出した変態がいるぞぉおおお!!!」

町娘「!」
男店主「!」
村人1「!」

勇者「なぬぃいいいい!?!?どこだっ!!?お嬢ちゃんには指一本触れされねえぞゴルァァア!!」プランプラン

勇者「ってプランプラン?なんかさっきから下が寒いな・・・」チラッ

プラ~ン

勇者「ってフルチンじゃねぇかぁああああああああああああ!!!!!!!!!」

町娘&幼女「きゃぁぁああああ!!!」バチィィン

勇者にダメージ。

村人1「この変態野郎!!」バキッ
村人2「うせろ変態!!」ドカッ

勇者に更なるダメージ。
勇者は瀕死の状態だ。

勇者「ちっ、ちがうんだこれhグハッ・・・町娘のパンチでたまたまっウボッ、おれのタマタマが現れちゃっただけなんだyゴホッ!」

村人2「このクズ野郎!てめーなんざムショ行きだ!」

村人1「ブタ箱に一生閉じこもってろロリコン野郎!」

男店主「そして弁償しろ!おれの木の棒と店のドアを!」

幼女「変態さん・・・出来心だったんだよね?謝ってくれたら許してもいーよ?」

勇者「ううっ;おれは・・・おれはっ;;」

町娘「ちょっと待ってくださいっ!!」

勇者「!」

町娘「この方は悪気があってこんな状態になっているんじゃないんです!!」

勇者「町娘・・・」ウルッ

町娘「たっ、たまたまズボンが脱げちゃっただけでっ!!(・・・私が勇者様を蹴った拍子に脱げちゃったんだけどね・・・)」

勇者「そっ、そうだ!俺は別に悪くない!!(あれ?じゃあなんでズホン脱げてたんだっけ・・・)」

村人2「そんなもん信用できるか!!」

村人1「おい!きっとこの女もグルだ!一緒にしょっぴいちまえ!!」

村人2&村人3&男店主&村人4&幼女「おう!!!!」

村人1&2&3&4&男店主&幼女が現れた。

勇者「や、やばいぞコレは・・・」

町娘「ねえ!どうしてみなさん分かろうとしないんですか!!」

村人4「わしの攻撃をくらえぇえええ!!」クワッ

村人4(じじい)の先制攻撃。
村人4(じじい)の右拳が情けない勢いでうねる。

ポヨ~ん
町娘「きゃぁああああ!!」
村人4「んほぉおおお!!ピチピチ娘の胸がっ!!弾力が素晴らしいぃいいい!!!」

町娘「ってなにしてくれてんじゃワレェェエエエエ!!!」ドカァッ
じじい「くぼぁあああ!!!」


じじいに会心のいちげき。

じじい「我が生涯に、一片の悔いなし・・・」ガクッ

じじいに999999のダメージ。
じじいは終わった。

村人1&2&3&男店主&幼女「じいさぁぁああああん!!!!」

町娘「・・・」

勇者「ちょっと町娘さん・・・」

町娘「・・・てへぺろっ☆」
勇者「終わったぁあああああ!!!!」

ーーーーーーーーー
【はじまりの村:牢獄】

町娘「・・・というわけなんですぅ。えへっ☆」

剣士「・・・」

町娘「も、もお~勇者様ったらホントにしょーがないんだから~アハハー」

剣士「・・・(自分のせいじゃねえかよ・・・)」

町娘「い、いつまで寝てるんですかっ!勇者様!!」ユサユサ

勇者「うーん・・・ここはどこ?私はだれ?・・・」

町娘「ここは牢獄ですよ、勇者様」

勇者「そっ、そうか・・・なんかずいぶん長い間眠ってた気がするなあ」

剣士「(あの回想の長さは異常だぞ・・・俺の存在忘れられてるんじゃねえか?)」

剣士「今さらだが・・・お前本当に勇者か?」

勇者「もちろんだ」

町娘「・・・それで、これからどうしますか?勇者様」

勇者「もちろん俺の夢のためにも一刻も早く脱出だ!」

町娘「夢?」

剣士「魔王討伐か?」

勇者「いや、ウフンアハン島で美少女たちと一生ウフンアハンすることだ」

町娘&剣士「ってこのロリコン変態勇者がぁぁああ!!」ヒジテツッ

勇者「ぐぼぉっ!!」

看守「おい!豚どもー!!今から刑罰として労役の任についてもらう!」

勇者「!」
町娘「!」
剣士「(もうそんな時間か・・・だり)」

看守「今日は運搬の仕事だ!この村のためにも、しっかり働けよ社会のゴミども!!」

剣士「・・・さて、行くぞお前ら。」

勇者「え~。だるっ」

町娘「そんな・・・閉じ込められた上に働かされるなんて・・・」

勇者「俺たちなんにも悪いことしてないのにねえ?」

勇者&町娘「ねえー?」


剣士「お前ら立派にじじい一人殺してんじゃねえかよ・・・」

勇者&町娘「・・・」

町娘「いえ、私はしっかり死なないように殴りましたから。大丈夫です。」

勇者「そっ、そうさっ!町娘だって馬鹿じゃないんだ!大丈夫だっ!!」

剣士「そうか。ならいい。」

町娘「・・・タブン」

勇者「・・・」
剣士「・・・」

看守「おい貴様ら!早くしろ!!」

勇者「!」
町娘「!」

剣士「・・・いま行く。」

――――――――――――――― 
【牢獄:搬入口】

牢人たち「」ざわざわざわざわ

看守「喜べ貴様ら!今日はものすごく大量の荷物が入った!」

看守「もしかしたら明日までかかるかもしれんが、嫌だったらその分キビキビ働け!」

看守「さぁ運べ豚ども!!」

牢人たち「「「うーす・・・」」」

勇者「重労働だな・・・」

剣士「監獄だからな。」

町娘「私・・・力ないけど大丈夫かな?・・・」

勇者&剣士「・・・うーむ(正直どうとも言えん)」

勇者「おっ、重っ!!この箱重すぎっ!!」ズッシリ

剣士「そうか?」ヒョイッ

勇者「す、すごいな剣士!片手ってお前、強すぎだろう・・・」

町娘「うぐぐぐぐぐっ!!・・・ハァハァ・・・ふんぬぅーっ!・・・ゼェハァ・・・」

勇者「お、おい町娘。無理しなくt」
剣士「無理すんな。キツかったら勇者と二人で運べ。」

町娘「けっ、剣士様・・・///」ドキッ

勇者「そ、そうしようか(ま、負けたっ・・・orz)」


町娘「うんしょ!」
勇者「よいしょ!ッフゥー!二人で持ってもやっぱり重いな・・・」ンググ

剣士「そろそろ喋るな。看守に目をつけられる。」

勇者「わかった。」

看守1「おいお前ら!!」

勇者「!」
町娘「!」
剣士「!」

看守1、看守2、看守3、看守4が現れた。

勇者「な、なんでしょうか?・・・」

看守1「なんで二人で運んでいる?」

勇者「そ、それは・・・」
町娘「お、重たくて1人では持てなくて・・・」


看守2「はあ!?1人じゃ持てねえだと!?」

町娘「は、はい・・・」

看守3「ふざけんじゃねえぞ女!今日は忙しい日だってのに許されるわけねえだろ!」

看守4「んだんだ」

町娘「で、でも・・・」

看守2「でもじゃねえよ豚が!」

看守1「おい、この女どうしてくれようか?」

看守3「働けねえんじゃ、別の仕事についてもらうしかねえなあ?」

看守4「んだんだ」

町娘「・・・別の仕事?

看守1「そうだ。お前みたいな女があっちの部屋で働いている。」

看守2「さあ、こい!!」ガシッ

町娘「痛っ!行きますから掴まないでくださいっ!」

看守4「さっさとしろ!」

勇者「・・・大丈夫かな?町娘」

剣士「いや、アレは大丈夫じゃねえな。」

勇者「って大丈夫じゃないのかよ!!?」

剣士「・・・この監獄には非労働力収容所というのがある。」

勇者「非労働力収容所!!?」

剣士「ああ。働く力のない女・子どもが連れてかれるところだ。」

勇者「・・・そこで何をするんだ?」

剣士「知らん。」

勇者「へ?」

剣士「だがそこに連れてかれたやつで戻ってきたやつを、俺は見たことがない。」

勇者「!」

剣士「待て。」

勇者「・・・?」

剣士「どこにいく?」

勇者「収容所だよ!!」

剣士「やめておけ。第一どこにあるか分からんだろうが」ガシッ

勇者「俺が絶対探し出してみせる!!離せ!!」

剣士「やめろと言っているだろう!俺たちは囚人だぞ!殺されたいのか!?」

勇者「殺されたくないにきまってるだろう!!だから離せ!!」

剣士「い、意味が分からん!!お前は今の状況がわかっているのか!!?」

勇者「んなの知るかっ!!!!」

剣士「そんな無責任なこt」
勇者「それでもっ!!!・・・男には、行かなきゃならねえ時がある。」

剣士「・・・(やっぱりこいつは・・・勇者なんだな)」

勇者「・・・たぶん。」

剣士「・・・」

勇者「いやぁー、やっぱ場所わかんないし、看守のおっさんたち怖すぎだし、俺レベル1だしハッハッハ」

剣士「ってお前レベル1なのか!?」

勇者「え!!?あ!い、いやっ!!ち、ちがうよ!なに言ってんだよけ~んし~」

剣士「だからお前簡単に捕まってんだな・・・勇者なのに。。」

勇者「ち、違うっつってんだろ!ぶっ殺すぞクソ剣士!!」

剣士「あー!いけないんだー!殺すとか言ったら先生に言うぞバカ勇者!!」

勇者「このおたんこなすがぁあああああああ!!!!!」

剣士「やんのかゴルァアアアアアアアア!!!!!」

――――――――――――

【非労働力収容所】


看守1「さぁ着いたぞ女」


看守2、3、4「げへっへっへっへ」


町娘「3階の隠し扉から入って指紋認証、カード認証、声認証、目認証、足の裏認証、料理のうまさ認証、人間のクズ度認証で厳重にロックされた地下へと続く扉を開け、10分間階段を降りたところにこんなところがあるなんて・・・」

看守1「どうだすごいだろう!指紋認証、カード認証、声認証、目認証、足の裏認証、料理のうまさ認証、人間のクズ度認証で厳重にロックされた扉のセキュリティはかんっっっぺきなのだぁ!!」ババァーン

看守2,3,4「すごいぜHoo!!」

町娘「い、いったいこの扉の先はどうなっているというの!?」

看守1「まあ、入ったほうが早い。さぁ来い!」

ガチャ
看守1は扉を開いた。

部屋のあちこちから女の喘ぎ声が聞こえる。
あんっ!ああんっ!

町娘「!!!」

非労働力1(女)「お帰りなさいませぇ~、ご主人さま~」

ああんっ!

看守1、2,3,4「ただいまぁグヘッヘッヘ」

非労働力2(女)「ねぇ~。今日は私とヤってくださいよぅ~旦那様~」
非労働力3、4,5「「「私とよ!ねぇ~旦那様ぁ?」」」

ああんっ!あんっ!

町娘「(なに?・・・なんなのこれは・・・)」

看守1「すまないが、今日は先約がいるんだ。」

非労働力(女)たち「「「ええ~」」」


看守1「紹介するぜ。昨日からご奉仕に来た、アナル43号たんだ」
看守2,3,4「げへへへっ」

町娘「・・・(う、うそよ・・・こんなのって・・・)」

看守2「オイこいつ!ビビって声もでねぇぜ!!ww」

看守3「しかたねえよ!wここは泣く子もだまる・・・」
収容所ボス「非労働力収容所。またの名を、非処女収容所、だからな。」ニヤリ

看守1,2,3,4「ボス!!」

収容所ボス「ようこそ。俺たちの天国へ。」

町娘「こんなこと・・・許されると思ってるの!?」

収容所ボス「許すも何も・・・ここの女どもは既に完成済みさ。」

幼女「ぼすぅ~。そんな女なんてほおっておいて、わたしとあそぼぅよぉ」

収容所ボス「そうだな。悪い悪い。」

幼女「ぼすのそーせーじ。今日はおしりがいいな~」

収容所ボス「しかたないなお前は」

町娘「・・・え?うそ・・・なに・・・それ」

看守4「まあ、そういうことだw」

町娘「だって・・・まだ10歳くらいじゃ・・・」

幼女「やったー!今日はおっし~り♪おっし~りぃ♪」

収容所ボス「こういうことなのだよ。43号たん」ニヤッ

看守1,2,3,4「グヘヘヘヘヘッ」

町娘「・・・」

看守1「さぁ!43号!!お前も俺たちとあそぼぉ~ぜぇー!!!!」ガシッ
看守2,3,4「「「うひっひっひ」」」
非労働力(女)たち「「「いらっしゃ~い」」」
幼女「おしりやったぁ~♪」
収容所ボス「いくぞ幼女ぉぉおおおお!!!!」

「「「「「「ああんっ!!あんっ♪あ♪あんっ♪」」」」」」

町娘「(嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌)」

町娘「いやぁぁぁああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

【牢獄:拷問室】

勇者「さっさと吐けゴルァ!!」ビシンッ

看守M「ああんっ!!もっとっぉおぉお!!もっと強くぅうう!!」

勇者「俺の町娘をどこにやったんだジジィ!!!」バシンッ

看守M「んぉほぅ!!!教えるわけあああんぅ!!ないンホッ!!だろうがんほぅ!!」

剣士「おい勇者、早く吐かせろ。いつ外の看守どもに気づかれるかわからねえ。」

勇者「そうだな。あの後、剣士の武術で看守どもをなぎ倒し、手頃なジジイ看守一匹を、町娘の居場所を聞き出すため、手頃な拷問室に入れるところまではよかった。・・・よかったんだが・・・」

看守M「なんじゃ若いの!もう終わりか!!もっとやらんかぃ!・・・特に尻を頼む。ハァハァ」

勇者「拉致ったのが変なジジイだったのが運のツキだった・・・」

剣士「もういい勇者。俺と代われ。」

勇者「はいよ。」

勇者は剣士にムチを手渡した。

剣士「おい、変態クソおいぼれジジイ。先に言っておくが、俺は容赦しねーからな」

看守M「言葉攻めはいい。体張ってこんかい若いの!!!」

剣士「いくぜ・・・うぉら!」ビッシンッ

看守M「んほぉぉぉおおおおおんぢわぢわんぢあdぉあだぃんdふわhふぁえwhふぃあんbでんl!!!」

剣士「っおらぅぁああああ!!!!」バッシンッ

看守M「あぷへらんへらんとあんあなんだうぃおだをぢあんdbどぁlぢにわ!!!!!!!」

剣士「ぬぉりゃ・・・」
看守M「dなwんづいわ・・・あれ?」

剣士「やーめた。」ニヤッ

看守M「!?!?!?!?!?!?!?!?」

剣士「誰がてめーみてえなクソジジイにムチふるってやるものか。」

看守M「そんなぁぁん!!いいところじゃったのにもう終わりなんてそんな・・・」

勇者「・・・」


剣士「ジジイ。このムチが欲しいか?」
看守M「欲しいですぅ!!」

剣士「だったら誠意ってモンを見せてくれなきゃ困るなぁ」

看守M「そ、そんな・・・いったいワシはどうすれば・・・」

剣士「なぁに簡単さぁ。さっき連れてかれた俺たちのツレの居場所さえ教えてくれりゃーいい。」

看守M「し、しかしっ!それは看守としては聞けん頼みというものじゃ!」

剣士「・・・そうだな・・・ヒントでも許してやろう。1つのヒントで1回しばいてやる。どうだ?」

勇者「おいおい。そんな話にのるわけないだろう」
看守M「わかった!!」

勇者「(わかっちゃったんだ・・・)」

剣士「よぅしイイじいさんだ。さぁ、早くよこせ。」

看守M「・・・この施設の3階に隠し扉がある。ま、このくらいの情報ならくれてやるわい。さあ!早くそのムチで叩け!!主にケツを頼む。」

剣士「なるほど。あの鏡の裏のことか。」

看守M「えええええええええ!?!?!?!?」

勇者「知ってるのか剣士!?」

剣士「ああ。労働関係で3階に行くことがあってな・・・あの鏡は他の鏡との作りが微妙に異なっていたが、隠し扉になっていたとはな」

看守M「そ、そんなっ!まさか知っていたとは!!まあいい!さぁ早く叩け!ケツを!!」

剣士「やらねぇよクソジジイ」

看守M「きっ、きさまっ!!約束を破るのか!?」

剣士「約束は破らねぇ。言っただろ?俺は『ヒントをくれたら』って。お前のはヒントじゃなくて答えとなってしまった。だからしばくのもなしだ。」ニヤッ

看守M「だましたな小僧ぅぅぅぅぅうううう!!!!!!」

剣士「キシッーシッシッシ!!騙される方が悪いんだよ老いぼれ!!」

勇者「お前・・・悪役似合いすぎだろう」

看守M「だがしかし!!たとえ隠し扉に入れたとしても、その奥にある指紋認証、カード認証、声認証、目認証、足の裏認証、料理のうまさ認証、人間のクズ度認証で厳重にロックされた地下へと続く扉を開けることは不可能!!!ぐふっふっふ!結局おまえらの負けなんじゃよウヒョヒョヒョヒョ!!!」

勇者「そ、そんな厳重にロックされているなんて・・・」

剣士「俺に考えがある。行くぞ勇者」

勇者「分かった。」

看守M「おい!ワシを置いていくな!!放置プレイだけは!放置プライだけはぁあああああ!!!!」

剣士&勇者「じゃ。」ガチャ・・・バタンッ

看守M「んほぅぅぉぁおぉあああどぁんkdなうぃだうぃだでゃdhwbぢwkdshぢわぢわんふぇうぃふぇf」

あげあげしていただいてありがとうございますっ;w;ブワッ

【非労働力収容所】
非労働力(女)たちの声「「「あんっ♪ああんっ!!あんっ!」」」

看守たちの声「「「ぐふぃーふぃっふぃっふぃ!!」」」

看守1「おい女ぁ・・・なかなかいい体つきじゃねぇかウヒヒッ。特に乳首なんて最高だなヒヒッ」

町娘「・・・だまれ巨根」

看守1「!!!!ほ、ほぅ!なかなか威勢のいいお嬢ちゃんだな・・・」イラッ

町娘「こんなことして、役人に見つかったらあんたたち死刑よ。死刑!」

看守1「うるせぇクソ女!!!」バチィン

町娘「・・・ペッ!!」ベチャ

看守1「うおっ!!・・・この!・・・いいだろう43号。お望み通り俺の巨根で貴様のかわいいアナルんをぐっちゃぐちゃにしてやろう!!!!」グワッ

町娘「やめて!!!やめてぇええええええ!!!!!」ジタバタ

看守1「くははははっはっ!!!どうやらまだ処女みたいだな?」ニヤッ

町娘「・・・」

看守1「おまえ、あの弱っちそうな男のこと好きだろう?」ヒヒッ

町娘「!!!!」

看守1「どっちも図星みたいだな」ニタァ

町娘「ちっ、ちがう!!処女だけどあの貧弱な男のことは好きでもなんでもないっ!!」

看守1「ハンッ!そんな強がりを!!処女なのはあっさり認められたくせに、男のことは認められないんだなぁ」

町娘「違う!!!」

看守1「そこまであの情けない顔した男が好きか?」

町娘「違う!そんなのお前の巨根くらいありえんわワレェェエエエ!!!!」ゲシッ

看守1「おふぅっ!!!」チーンコ

町娘「(よしっ!行為に集中していて扉の近くに誰もいない!)今のうちにっ・・・!!!!」タタッ

看守1「あひっ!あふうっ!おふうっ!えふうっ!!!(あの女ぁ!!!男の子のアレは決して蹴ってはならぬってことを知らないのかぁあああ!!!)」ジタバタ

町娘「(よしっ!もうちょっとで出れる・・・!!もうちょっと・・・!)」タタタッ

幼女「おねーちゃん。どーこーいーくーのー?」

扉の前に幼女が立ちふさがった

町娘「!!!!!!!!!!!」

幼女「だめだよぅー。勝手にでてったら、『でんせんびょー』にかかっちゃうんだよ?ここでちりょーしないとだよぅ」


町娘「どいてっ!!あなたは騙されてるのよ!!?そんな病気ない!私と一緒にでましょう!!」ガシッ

町娘は幼女の手を握った

町娘「!!?!?!???」

幼女は片方の手で町娘のスカートを引っ張った

幼女「・・・もう・・・もう遅いんだよおねーちゃん」ポトッ

うつむいた幼女から小さな光がこぼれ落ちる

町娘「!!!!!あなた本当は・・・」ウルッ

ガシッ!!!!!!!!!

収容所ボス「そこまでだ」ニタァ


町娘「!!!!!!!(助けて・・・!助けて勇者様!!!!!!)」


【厳重にロックされた地下へと続く扉の前:3階鏡の奥】

勇者「・・・で?どうすりゃいいんだこれ?」

剣士「ふむ」

勇者「たしかあの気持ち悪いジジイは、指紋認証、カード認証、声認証、目認証、足の裏認証、料理のうまさ認証、人間のクズ度認証で厳重にロックされていると言っていたな・・・」

剣士「よく覚えてるなお前」

勇者「これでも教養はしっかりしているつもりだ。で?お前の言ってた"いい案"ってのは?」

剣士「まあ見てろ」ピッ

[指紋の一致を確認しました]

勇者「!?!?!?!?ど、どうなってるんだ!?」

剣士「あのクソジジイから指紋とかを採取し、カードを奪った」ピッ

[カードを認証、あなたが『ドMの極み』であることを確認しました]

勇者「(い、いつのまに・・・)」


勇者「だ、だけど声や目はどうするんだ!?」

剣士「アイポン6Sを使う」スチャ

勇者「アイポン6S!?・・・なんだそれ?」

剣士「記憶喪失のせいか詳しくは知らん。だが手が自然と動いてな・・・」ピッ

アイポン6Sからの音声『さぁ早く叩け!ケツを!』

[声の一致を確認しました]

勇者「すげぇ~」

剣士「目もこれでなんとかする」ピッ

剣士はドMジジイの画像を認証装置にかざした

[目の一致を確認しました]

勇者「なんだそれ!!?すごすぎるだろう!俺にも見せてくれ!!」

剣士「やだ。」

勇者「なっ!なんでなんだよぅ~剣士~!!」

剣士「なんかお前の手のあぶらが付着するのが許せん。」

勇者「心外だよ!!・・・ったく、ハンカチかぶせるからさ」

剣士「・・・ほれ。」

勇者はアイポン6Sに映ったドMジジイの画像を見た

勇者「なんじゃこのジジイのケツしか写ってねえモノは!!オエッー!!!」ビチャビチャ

剣士「お前が見たいっていうから・・・あ、画像間違えてた。こっちだ。ほら見るか?」

勇者「全力で遠慮させていただきます!!!!!」

剣士「さて、あとは足の裏認証と料理のうまさ認証、人間のクズ度認証だけだな」

勇者「足の裏なんてどうするんだよ?」

剣士「知らん。足の裏なんて人間みんなおんなじだろう」

勇者「ええっ!?そういうものかな・・・」

剣士「よいしょっと。」ノシッ

[足の裏が本人と確認できません。再度認証をお試しください]

剣士「やっぱ無理か。」

勇者「ど、どうするんだよ~!」

剣士「ちょっとお前のせてみろよ」ヒョイッ

勇者「いや、俺の足の裏でも無理だろ・・・」ノシッ

[足の裏を確認。あなたが『ドMの極み』であることを確認しました]

勇者「ええええええええええ!?!?!?!?!?!?」

剣士「さすがドM」

勇者「おれはドMじゃねぇえええええ!!(泣)」

剣士「あとは料理のうまさ認証、人間のクズ度認証だけだな。ドM」

勇者「クッ!!おまえ町娘助けた後おぼえてろよ・・・!!」


剣士「しかし認証装置に対してどう料理のうまさを表現すればいいんだ・・・」

[只今より料理のうまさ認証に入ります]ウィーン

認証装置から具材が現れた

勇者「こっ、これはっ!!・・・卵にケチャップにマヨネーズにトロロに焼肉のたれ!?!?」

剣士「・・・」

勇者「こんなものをどうしろっていうんだ!」

[あなたに問います。あなたは昨夜彼女にフラれ、さながらゴブリンのような表情で起床しました。現在は朝食の米にかけるモノの選択に迷っています。さあ、あなたならどれを選びますか答えてみろドM野郎]

勇者「おれドMちゃうわぁぁあああ!!!!」ブチィッ

剣士「落ち着けドM。今は答えるのに集中しろドM。」

勇者「はぁ(゚Д゚≡゚Д゚)!?超不機嫌な時に朝食の米にかけるものっていったら・・・卵に決まってんじゃねぇか!」

剣士「だからお前はドMなんだよ。」

勇者「!!?!?!?!?」

剣士「いいか?この問いはあくまでも『不機嫌な』状態での朝食だ。つまり、答えは一番常識とはかけはなれた・・・『焼肉のたれ』だ!!」


勇者「はぁ!?はぁ!?はぁ!!?お前『焼肉のたれ』が一番常識とかけはなれてると思ってんの!?」

剣士「当然だ」

勇者「そんなわけねーだろ!!一番ボッチなのは・・・『マヨネーズ』に決まってんじゃねぇか!!」

剣士「いつまでもふざけるなドM!!俺は朝食に『マヨネーズ』をたっぷりかける派だぞ。論外だ。」

勇者「いやお前が論外だろ!!そんな派閥聞いたことねぇぞ!断固『マヨネーズ』だ!」

剣士「クソが!!『焼肉のたれ』こそ一番ありえねぇに決まってんだろ!!米に『焼肉のたれ』だぞ!?肉を焼いてすらいねえんだぞ!?」

勇者「何言ってくれちゃってんのお前!?全国の『焼肉のたれ』ユーザーに謝れハナタレマヨラーが!!」

剣士「やんのかゴルァァアアアア!!!!」

勇者「上等だフシャァァアアアア!!!!」

[ワタシハ・・・]

勇者「!」
剣士「!」

[ワタシハ・・・『トロロ』ガ、スキデス]

勇者&剣士「「じゃあ『トロロ』で。」」ピッ

[料理のうまさを確認しました。最終フェイズ、人間のクズ度認証に入ります]

剣士「どうやら一番アウェーだったのは『トロロ』だったみたいだな」

勇者「ああ。別に『マヨネーズ』は常識離れではなかった。悪かったな、剣士」

剣士「おれこそ『焼肉のたれ』なんて雑巾のしぼり汁だなんて言って悪かったな、勇者」

勇者「・・・お前さっきより罵倒してないか『焼肉のたれ』」

剣士「さて!最後は人間のクズ度認証だな!!どんなのがくるか!!」

勇者「オイ無視すんなよオイ」

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