アニ「…何?」 (600)

初投稿です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377015984

エレン「う、うあ…ううう…」

アニ「はっきり言いなよ…」グニグニ

エレン「うああ…!も、もう…」

アニ「もう?」グリグリ

エレン「…ううう…」

アニ「ちゃんと言わなきゃ駄目だろ?」

エレン「…!」

アニ「……」グリグリ

エレン「…い、イカせてくれ…」

アニ「声が小さくて聞こえないね」シコシコ

エレン「くっ!…うああ…!」

エレン「イカせてくれ!」

アニ「ふふ…あんたに羞恥心はないのかい?」ギュ

エレン「ぐわっ!い…イク…」

アニ「駄目だね、イカせてやらない」パッ

エレン「ええ!…な、なんで…!…」

アニ「今日もここまでだね」ガタ

エレン「ま、待ってくれよアニ!またかよ!このギンギンなっちまった息子どうしたらいいんだよ!」

アニ「前もギリギリでやめた時、トイレで処理してたんだろ?今回もそうしなよ」

エレン「な、お前楽しんでるだろ!//」

アニ「さあね、それじゃ私はもう行くよ」チュ

エレン「あ、アニ…!…くそ行っちまった。くそ、この元気になったもんまた自分で処理すんのかよ」

エレン「アニの奴…やっぱりSなのか…?」

男子寮 同室 アルミン ライナー ベルトルト ジャン

エレン「ふぅ…」ガチャ

アルミン「あ、エレン。今日も散歩に行って来たの?」

エレン「え、ああ…ま、まあなそんなところだ」

アルミン「?…最近夕食後の30分くらい散歩に行くこと多いよね」

エレン「ああ…気晴らしだよ。(アニと会って、足でされてたなんて言えないしな…)

ジャン「一人寂しく散歩かよ!?所詮ミカサにおんぶに抱っこだよなお前は!」

エレン「ああ?ミカサに振り向かれもしないテメーに言われたくねーよ」

ジャン「なんだとテメー!」

アルミン「やめなよ二人とも!」

エレン「そういえば、ライナーとベルトルトは?」

アルミン「帰って来てないね。まだお風呂じゃないかな」

エレン「やべ、俺も急いで行ってくるわ」タタタ

アルミン「うん」

ジャン「けっ」

翌日 食堂

エレン「ふぁーあ…(昨日トイレで処理したとはいえ…アニの顔が焼き付いて眠れなかった…)

アルミン「眠そうだねエレン。もしかして眠れなかった?」

エレン「うん、まあ…な。眠れなかった」

ミカサ「おはようエレン。アルミンも」

アルミン「おはようミカサ」

エレン「ミカサか…おはよう」ウトウト

ミカサ「エレンすごく眠そう…夜更かしは関心しない。訓練にも響く」

エレン「あー、わかってるよ。ただちょっと眠れなかっただけだ」

ミカサ「眠れないのなら、私と一緒に寝ればいい。子守唄も歌える」

エレン「は?」

アルミン(子守唄…完全にお母さんだねミカサ…)

ミカサ「早速今夜から…」

ジャン「み、ミカサ」

ミカサ「?」クル

ジャン「おはよう!」

ミカサ「…おはよう」ボソ

ジャン(よっしゃー!ミカサを振り向かせれたぜ!)

アルミン(ああこれは…昨日のエレンの言った言葉を気にして、わざわざ後ろから声をかけたのか…)

ジャン(これでまた一歩ミカサに近づいたぜ!ざまーみろエレン)

アルミン(とても君が馬鹿に見えるよジャン…)

ガヤガヤ…

サシャ「今日もパァンはおいしいですね!最高です!」スー

ユミル「ていうか芋女、さりげに私のパンに手伸ばしてんじゃねーよ」ドゴ

サシャ「ぐえっ、パンが出そうです…」

クリスタ「もうユミルったら…サシャ大丈夫?」

サシャ「しくしく、同情するならパンください」

ユミル「目茶目茶使い方間違ってんじゃねーか。いいんだよクリスタこいつはさ」

クリスタ「もう…。あ、エレン、アルミン席とっておいたよー!」

アルミン「クリスタ、ありがとう」

ミカサ(最近、クリスタ達と私たちは一緒に食事をするようになった)

エレン「おう…ありがとうクリスタ」

ユミル「ちっ、クリスタに気安く話しかけんじゃねーよ、死に急ぎ」

クリスタ「ユミル!ミカサもおはよう」

ミカサ「おはよう…(交友関係が増えたことはとてもいいこと…でも)



ワイワイ…

アニ「…」ジー

アニ「…」ジー

ミーナ「アニ、どこ見てるの?」

アニ「え、どこも見てないよ」アセアセ

ミーナ「えー、見てたじゃない。クリスタ達の団体と、ライナー達かな?」

アニ「!」

ミーナ「んふふ図星かー。内に秘めた想い人でも見つめてたのかな?」ニヤニヤ

アニ「ち、ちがう//」

ミーナ「あやしいー//」

アニ「くっ、いい加減にしないと蹴るよ!」

ライナー「クリスタ達のところは楽しそうだな」パクパク

ベルトルト「うん、そうだね」モグモグ

ライナー「エレン達がうらやましいな…女神と一緒に過ごせるとは…この粗末な飯がステーキのように感じるだろうな」

ベルトルト「君もアタックすればいいのに…」

ライナー「求婚しようかな」

ベルトルト「」

ライナー「アニところは…簡単には行かない方がいいか…」

ベルトルト「…」ジー

ガヤガヤ…ガヤガヤ

アルミン「密会?」

エレン「ドキッ」

クリスタ「うん、ハンナから聞いたんだけど、フランツとよく夕食後に会ってるんだってさ。人目のないところで」

ユミル「あいつら公認の仲だろ?密会なんてする必要ないんじゃねーか?」

クリスタ「うん、あの二人はね。でも訓練兵はいっぱいいるから、隠れて付き合ってる人もいるかもしれないじゃない//」

エレン「……」アセタラタラ…

クリスタ「夜人目を忍んで会うなんて//キャー//」

アルミン(かわいい…)

ユミル(さすが私の…)

サシャ(クリスタ飛ばしてますね)ハグハグ



ミカサ「エレン、心拍数が平常時より33%上がってる。汗も平常時より19%増加している。大丈夫?」

エレン「え?お、おう大丈夫だよ。ていうかなんでそんなことわかるんだよ!?」

ミカサ「エレンのことは何でもわかる。全身の平常時の状態から、全身の黒子の数まで…」

エレン(こいつ怖えー…!)ゾワゾワ…

アルミン(さすがミカサ…。でもエレンは密会て言葉に反応してたよね…?)

ユミル「でもよ、クリスタが密会に憧れるのはわかったよ。今夜私としよーじゃねーか」グイッ

クリスタ「苦しいユミル。私たちは女の子でしょ。しません!」プンプン

ユミル「ちぇ…」

クリスタ「でも憧れるのは事実だよ…」チラッ

エレン「?クリスタは乙女だな」

クリスタ「うん!そうだよ!」ニコッ

ミカサ「……」

アルミン(なんだろう…雰囲気が…)

格闘訓練

エレン「さっきの朝食のせいか、眠気がすっかり消えたな。さて誰と組もうかな」

アニ「…」

ミーナ「アーニ!」ダキ

アニ「ひゃ?ミーナ重いって!」

ミーナ「一緒に訓練する?」

アニ「そうだね、朝の仕返しもさせてもらおうか」

ミーナ「え、ごめん別のひと見つけてくるね!」ダッシュ

アニ「全く…」

エレン「あ、アニ、俺とやらないか?」アセアセ

アニ「…また足技覚えたいの?いいよ、やろうか」

ヒュ バシ バシ

ベルトルト「次は僕がならず者の役か」

ライナー「ああ。…おい見ろよベルトルト」

ベルトルト「?」クル

エレン「ぐぐ…これは締まってるぞ…」

アニ「あたりまえだろ?寝技なんだからさ。ほら抜け出してみな」

ライナー「あいつら寝技やってやがる…。かなり締まってるな」

ベルトルト「……」



エレン「アニ…締まってるけど、色々あたってるんだが…(こいつ胸大きくないか?)」

アニ「変な事考えてるんじゃないよ…あんたの息子が目を覚ましてるじゃないか」

エレン「//いや、これは、しょうがないだろ//」アタフタ

アニ「何?なにがしょうがないんだい?」ギュウギュウ

エレン「うあ//」

アニ「ふふ」クス ギュウギュウ

……

ミーナ「ヒャー//なんだかドキドキするのは私だけじゃないよね?」

クリスタ「ミーナ、よそ見してたら訓練にならないよ!」エイッ

ミーナ「キャー」ドサッ

クリスタ「……」ジー 

クリスタ「……」ムー














エレン「なあ、そろそろ離してくれないか?苦しいし、ちょっと恥ずかしい//」

アニ「ちょっと前までは、そんなこと気にしない鈍感ぶりだったのにね」

アニ「今日の夕食後倉庫で待ってるよ」ボソボソ カオマッカ

エレン「…!おお、わかった…//」

アニ「じゃあ、そろそろ解放するよ。恐い人も見てるしね」スッ

エレン(恐い人?ミカサか?)

アルミン(なんだかあの二人、妖しいと思うのは僕だけかな?ミカサが救護詰所に行っててよかったよ)

エレン「しかし、まだアニには勝てないな…」

アニ「あんたも強くはなってると思うけどね。ただ私も現状維持ってわけじゃないんだよ」

アニ「人は常に変化してるしね。当初の目的も虚ろになっくることだって珍しくないだろ」

エレン「そうだな。まあ、俺の巨人駆逐の目的は変わらないけどな!」

アニ「はは…あんたはホント眩しいね」

後で更新します。

女子寮 同室 クリスタ ユミル ミーナ アニ

ミーナ(夕食終わってから1時間くらいかー)

ミーナ(アニがまだ帰って来てない…最近散歩とかに行く頻度も高い気がする。お風呂はすぐおわる方だし)

アニ「…」ガチャ

クリスタ「アニ、おかえりー。あれ、今までお風呂に入ってたの?」

アニ「まあ、そんなところさ」アセアセ

クリスタ「ふーん?(長いお風呂だなー)

ミーナ(いつもはすぐ上がるはずなんだけど…これは嘘ついてる可能性が…)

ユミル「とかなんとか言って、実は密会してたんじゃねーの?」ケケケ 

アニ「ビクッ!」

クリスタ「ユミル、失礼だよ!(今アニ、動揺してたよね)

同じころ、男子寮

エレン(今日も昨日と同じくらいの時間アニと過ごしたけど…ハグとキスしかさせてくれなかったな…)

エレン(欲求ばかりが一人歩きしてしまいそうだ//)

ジャン「そういや、アルミンとベルトルトはどこに行ってるんだ?風呂か便所か?」

ライナー「いや、知らんな。まあ俺はこの後クリスタと会う約束があるがな」

ジャン「おいエレン。お前は何か知らないのか?」

エレン「…」ポケー

ジャン「なんだあいつ…心ここにあらずじゃねーか」

ライナー「無視すんなお前ら!」

翌朝 

エレン(あの後すぐ寝てしまったなー)

アルミン「おはよう、エレン」

エレン「おはよう。アルミン昨日なかなか帰って来なかったんじゃね?何処行ってたんだ?」

アルミン「ミカサと会ってたんだよ」

エレン「ミカサと密会してたのか?」

ジャン「何!アルミンどういうことだよ!」ガバッ

アルミン「違うよ!ミカサに呼び止められて、アニが帰ってきてないって聞かされたんだ」

エレン「アニが?」

アルミン「夕食後1時間くらいかな?行方不明でさ、まあミカサとアニは別室だしそのあとすぐに帰ってきたみたいだけど」

ジャン「なんだよ、そんなことかよ」

アルミン「僕がミカサと密会なんてできるわけないじゃないか。それに密会してるのは…」チラッ

エレン「ギクッ!」アセアセ

ジャン「?」

ベルトルト「…」


>>1です

食堂

ミカサ「エレン、頬に食べかすが付いてる」スッ

エレン「ミカサ平気だ!自分でとる」サッ

ユミル「ミカサ、テメーはホントべったりだな。姉の境地ってやつか?」ケラケラ

ミカサ「姉?ではないと思う。しいて言えば妻…」

エレン「ミカサそこまでだ!お前昨日も色々暴走してただろ。ちょっと黙っててくれよ」ハッ

ミカサ「……」

クリスタ「妻……て聞こえた」ボソ

アルミン(多分聞こえたの僕だけだね)

エレン(昨日?そういえば…)

エレン「ミカサ、昨日アニのこと探してたんだって?アニって夕食後どのくらいで帰ってきたんだっけ?」

ミカサ「私は同じ部屋じゃないので、詳しくはわからない。クリスタやユミルは同じ部屋だからわかると思う」

アルミン(エレン…なんだか自分で自分の首を絞めてるような気がするよ…)

クリスタ「どのくらいで帰ってきたっけ?ユミル?」

ユミル「んー、1時間ちょいくらいじゃなかったか」

エレン「………」

ミカサ「エレン?なぜそんなことを聞くの?」

エレン「え、いや、特に深い意味はねーよ。気にするなよ」アセアセ

ユミル(なんかあるなこりゃ)ニヤ

クリスタ「…」

ミカサ(心拍数が45%上昇…汗が30%増加…)

サシャ「今日もパンに感謝ですね!」ハグハグ

アルミン「これ絶対まずいよね…そして空気読もうかサシャ…)

馬術訓練

ミカサ「エレン、昨日は対人格闘の時はペアになれなかったので寂しかったと思う。ので今日はペアになれる」

エレン「いや、別に寂しくは…というか昨日どこいってたんだ?途中からいなかったよな」

ミカサ「最初に組んだ人が再起不能になったので運んでいた。最初からエレンにすべきだった。組もう」

エレン「いや、悪いけど今日はクリスタと組む予定なんだ。さっき了解とってきた。悪いな」タッタッタ

ミカサ「エレ…」

……

クリスタ「エレン、今日はよろしくね!」ニコッ

エレン「ああ、よろしくなクリスタ」(笑顔がかわいいなやっぱ/)

アルミン(…いつからかクリスタがエレンに対して尊敬の視線を送るようになったんだよね…)

アルミン(それが恋心にかわるまではそんなに時間はかからなかったんじゃないかな)

アルミン(それから二人がよく話すようになって…みんなで食事をとることになったんだよね)

アルミン(クリスタと自然に食事ができるようになって、僕はうれしいけど、やっぱり羨ましいよエレン…)

アルミン(しかも、多分密会の相手はクリスタじゃなくて…)チラッ

アニ「なにアルミン?」

アルミン「いや、なんでもないよ。ところでペアは僕でよかったのかい?」

アニ「いいよ。あんた弱いけど根性あるみたいだしね」

アルミン「あはは…ありがとう」

アルミン(やっぱり密会のきっかけは対人格闘なんだろうけど…何か重要なことを見落としてる気がする…)

アニ「…」ジー

アニ「…」ムス

アルミン(エレンとクリスタ見てたよね…)

………

夕食

クリスタ「♪~」

エレン「♪~」

アニ「…」モグモグ

ミーナ「アニ…」

アニ「…何?」

ミーナ「なんか少し期限悪い…?」

アニ「別に…」

アニ「……」ジー

ライナー「アニがクリスタを凝視してる気がするんだが…」

ベルトルト「…気のせいじゃないと思うよ」

ベルトルト「……」

夕食後

エレン「ん…チュ…はあ…」

アニ「チュウ…んん…」シコシコ

エレン(やばい…もう色々と我慢が…)

エレン「なあ、アニ俺もう我慢ができないんだけど…」

アニ「キスも乱暴になってきてるよ…ホント男は獣だね」

エレン「それは否定できねぇ…。告白したのも俺からだったしな…こういうことしたかったていうのもある//」

アニ「正直に言わないでよ。恥ずかしい…」

エレン「わ、悪い…」

アニ「全く、あんたは下心なくて目的意識が強い奴だと思ってたけど。やっぱり普通の男なんだね」ヤレヤレ

エレン「幻滅したか?」

アニ「まさか…じゃなきゃこんな関係になったりしないさ」

エレン「安心した」チュ

アニ「うん…」チュ

……

エレン「なあ…」

アニ「…何」

エレン「この寸止めはいつまで続くんだ?正直つらいんだが…」

アニ「…なんなら今から私を襲うかい?」チラッ

エレン「……いや、それは…やめとく」

アニ「……そう。で、でも次夜に会うときはやってあげてもいいよ//」

エレン「ホントか!」キラキラ

アニ「目を輝かせないでよ、恥ずかしい…//」

アニ「それじゃ私はもう行くから…//」タタタ

エレン「じゃあ、また明日格闘訓練の時にな//」

同じとき 男子寮

ジャン「あー暇だ。なんかおもしろいことないかね」

アルミン「…」

ライナー「んじゃ、俺とクリスタとの秘話でも話してやろうか」

ジャン「興味ねーよ。つーかライナーお前、マジでストーカーかなんかか?」チョットヒク

ライナー「…俺の扱いひどくね?」リフジンナボウリョクハナイケドモ

ジャン「エレンの奴は今日もまた、一人寂しく散歩か?ミカサにも愛想つかされるかもな」ヨシヨシ

アルミン(ジャン…。ひょっとしたらエレンは大人の階段のぼってるかもしれないよ…)

ジャン「そういや、ベルトルトもいねーな。気づきにくいけどあいつも帰ってくるの遅くないか?」

アルミン(!)

アルミン(なんだろう…とても嫌な予感がするんだけど…)

同じころ 女子寮

ミーナ「ただいま~」ガチャ

クリスタ「おかえり~」

ミーナ「あれ?アニまだ帰ってきてないの?」

ユミル「あの女はまだだな。ていうか風呂じゃないのか?」

ミーナ「ううん、いなかったよ。どこ行ってるんだろ。あ、密会かな?」ワクワク

クリスタ「え?」

ユミル「ありえそうだな。アニのやつ昨日動揺してたしな」

ミーナ「え~相手は誰かな。一緒にいるのを見かける順ならエレンとか…!」ワクワク

クリスタ「……」ソワソワ

ユミル「どした?クリスタ」

クリスタ「ごめん!ちょっと出かけてくるね!」ガチャ

今日は一応ここまでですかね。また明日更新します。レスつけてくれた方や見てくださってる方、ありがとうございます。

≫1です 携帯からテスト

少し更新します。

トイレの出口

エレン「ふう…」ガチャ

エレン(ったくアニの奴…寸止めばかりしやがって…)ハア

エレン(トイレで一人処理する俺の気持ちも、考えてほしいな。けっこう空しいんだが…)

エレン「…」

エレン(格闘訓練がきっかけだったよな…寝技とかで密着するから、意識し始めて…)

エレン(ずっと一緒にやってる内に好きになったんだよな。それから直ぐ告白して…)

時は遡り …

アニ「どうしたんだい、こんな時間に…今日は自主練の約束もないだろ?」

エレン「ああ、そうだけどさ。アニに言いたいことがあって…」アセアセ

アニ「…何?」

エレン「最近、俺たち一緒にいること多いだろ?」

アニ「まあ、格闘訓練とかも組んでるしね」

エレン「そこでわかったんだ。お前は表情少ないから誤解されやすいだけで、本当は優しい奴だって」

アニ「なっ//」

アニ「い、いきなり何言い出すのさ//」

エレン「い、いやミーナからも聞いてたからさ。一緒に訓練するようになって気付いたってだけだ」アセアセ

アニ「ミーナがそんなこと言ってたの?」

エレン「ああ//他にもアニは笑えば可愛いとか、ファッションに気を使えば凄い美人になるとか…」

アニ「あいつ後で蹴る」ボソッ

エレン「と、とにかく何が言いたいのかというとだな//」

アニ「…」

エレン「俺アニのことが好きだ」

アニ「」

アニ「」

エレン「だ、だからよかったら俺と、付き合ってほしい//」カア

アニ「///」

アニ「え、そ、それ本気!?///」

エレン「冗談なわけないだろ//」

アニ「あ、うん。そ、そうだよね」

アニ「えっと…ゴメンまだ正式には付き合えない」

エレン「え?俺なんかじゃやっぱり駄目か!?」

アニ「いや、そういうことじゃなくてさ。少し事情があるんだよ」

アニ「だから、ちょっとだけ時間がほしい。ちゃんと答え出すからさ」

エレン「事情?じゃあ俺は振られたわけじゃないのか」

アニ「全然違うよ。私もエレンのこと好きだし//」

エレン「そ、そうか。うれしいぜ//」

アニ「告白してくれたことに、少しでも答えたいからさ。よかったら夜会わないかい?」

エレン「夜?//」

アニ「フランツとハンナが隠れてしてることだよ//」

エレン「それって、つまりセック…」

アニ「バカ!まだ正式に付き合ってもないのに、それをするわけないだろ//」

エレン「あ、じゃあ、その前の段階てこと?」

アニ「う、うん。どうだい?//」

エレン「そ、それはもちろん願ってもないことだけど…//」

アニ「じゃあ決まりだね//」

朝以降に更新します。

>>1です

エレン(てなことがあったんだよな~。アニのやつ、ミーナには俺とのことあまり知られたくないと言ってたっけ。絶対嫌という程、からかわれるとかなんとか)

エレン(だから密会することにもなったんだけど…なんかアニのペースに嵌ってしまってる気がする)

………

エレン「ん?あの人影は…アニか?」ボソッ

エレン(あいつまだ女子寮に帰ってないのか?そういやアルミンが言ってたっけ。夕食後1時間くらいしてアニが帰ってきてるって。俺と過ごしてるのが20分くらいだからな。あいつ一体なにやってんだ)

スタスタ…

エレン(あれ、もう一人誰かいるな………て、ベルトルト!??)

エレン(アニがベルトルトと会ってたのか…いやそれよりも何で抱き合って……なんで…)ガタガタ

エレン(これ…一体どういう状況だ…?俺と会ったあとにベルトルトの奴と会って…いやなんで抱き合って…)ブルブル

クリスタ「…エレン?」

エレン「え?」ボソっ

クリスタ「よかった、一人なんだね。散歩してたの?エレン?」

エレン「クリ…スタ?」ガタガタ…

クリスタ「どうしたの?そんなに震えて…え?向こうにいるのアニと…ベルトルト?」

クリスタ「二人抱き合ってない…?あの二人そういう関係なのかな//」キャー

エレン(………)ホーシン

クリスタ「エレン?大丈夫。顔色すごく悪いよ?」

アニ「うあ、ちょ…馬鹿…あん…」

クリスタ「えっ//アニの声が聞こえない?//」カア

エレン「………!!」ダッ

クリスタ「あ、エレン!」

………馬小屋のそば

クリスタ「はあ、はあ、エレンどうしたの?急に走りだしたりして…」

エレン「………アニ」

クリスタ(やっぱり普通じゃないよね、今のエレン…)

クリスタ「ねえ、なにがあったの?」ヒョイ

エレン「………」ポロポロ…

今はここまでです。また、夜以降更新するかもしれません。それでは。

少しだけ更新します。

エレン「……………」ポロポロポロ

クリスタ(ええっ…エレンが泣いてる…!?)

クリスタ(かわいい…//じゃなくて、これってどういうことだろう…)アタフタ

クリスタ「ね、ねえエレン。なにがあったの?…なんで泣いてるの?」

エレン「……」

クリスタ「あ、あの私でよかったら、相談に乗るよ?どうかな?」アタフタ

エレン「……クリスタ…」ポロポロ

クリスタ(…なんだかわからないけど、今エレンすっごい不安そう…こんなエレン見たことない…

クリスタ(やっぱり、さっきのアニのことが原因だよね…)

エレン「……実は……」カクカクシカジカ

……

クリスタ「あ…じゃ、じゃあエレンは、最近夜アニと会ってたんだ…」シュン

エレン「ああ……」

クリスタ(やっぱり二人はそういう関係だったんだ…エレンは正式には付き合ってないって言ってるけど…)

クリスタ「で、でもさっきアニは……」

エレン「……くぅ!。なんでだよアニ…」プルプル

クリスタ(これって……二股っていうのだよね…?実際見ると信じられない…アニが…)

クリスタ(で、でもこれって、ひょっとしてチャンスかな?……)

クリスタ「ね、ねえエレン。げ、元気だしてなんて言えないけど…。あ、あの私でよかったら代わりにあの…その…」カアア

エレン「え、クリスタ?」

クリスタ「あ、あの私エレンのことが、その…」

…………

翌日

アルミン「あ、おはようエレン。」

エレン「おお、おはよう」

アルミン「食堂に行こうか、他のみんなは行ったよ」

エレン「ああ…」

エレン(昨日は色々なことがあったな…)

エレン(クリスタにあの後告白されて…アニの代わりになってくれるとかなんとか…)

エレン(しかも、今日の夜会う約束までとりつけてしまった…)

アルミン(…昨日エレンが帰ってきたとき、泣いたあとがあったけど…やっぱり昨日なにかあったのかな)

食堂 ガヤガヤ…

ミカサ「エレン、おはよう」

エレン「ああ…ミカサか」

ミカサ「…?なんだか体調が優れないように見える。何かあったの?」

エレン「大丈夫だよ、心配してくれてありがとな」

ミカサ「……う、うん」

アルミン(…エレンがミカサに優しいなんて…。ミカサもちょっと動揺してるじゃないか)

クリスタ「みんな、おはよう!」フリフリ

アルミン「おはよう」

ミカサ「おはようクリスタ」

エレン「あ、お、おはよう……」

クリスタ「う、うん…おはよう、エレン……///」ウツムキ

今日はこんなところで。明日も更新すると思います。

レスや、見てくれてる方には感謝しています。それでは~

>>1です レス感謝です! 更新していきます

アルミン(あれ?なんだろう…二人の雰囲気が…いつもよりも腹立たしい気が…)

ユミル「おいエレンてめぇ…クリスタに気安くしゃべんなって言ってるだろ」

クリスタ「ユミル…」ジロッ

ユミル「びくっ…!(なんかクリスタマジでこえー…)タラタラ

エレン「………」

アルミン「と、とにかくさ、食堂に行こうよ!サシャに全部食べられちゃうよ」

クリスタ「う、うんそうだね。行こっか。」ギュ

エレン「なっ!」カアア

ミカサ「!」

ミカ ユミ「クリスタ~!」

食堂 ガヤガヤ…

サシャ「あ、みなさ~ん!席はとってありますよ~」

ユミル「めずらしく気がきくじゃねーか、芋女」

サシャ「ですよね。ですのでお礼にパンください!」

ユミル「ああ、お礼に私の分の水汲みさせてやるよ」

サシャ「いりませんよ!」

クリスタ「エレン…?」

エレン「………(嘘…だろ)フルフル…

アルミン「エレン…?」チラッ

アルミン「あれは…ほぼ見ない光景だね…。アニとベルトルトが一緒に食べてる…」

アニ「……」クルッ

アニ「……!」

エレン「……アニ…本当に…」

クリスタ(アニ…やっぱりベルトルトと…!)

クリスタ(許せない…!)

クリスタ「エレン…行こ!」グイッ スタスタ

エレン「あ、く、クリスタ…!」スタスタ

ミカサ「……」

アルミン「え、エレン…!(なにか非常にまずい気が…)

ユミル「……」ジー パクパク

エレン(くっ…ユミルが睨んできてるな…食べずらい…)

ミカサ「……」ジー モグモグ

アルミン(ミカサの視線には気づいてなさそうだね、エレン…)

サシャ「なんだか、今日は少しパンがおいしくないですね」ハグハグ

アルミン(サシャはホントぶれないね…)


エレン(アニは…ベルトルトと二人きりか…)

クリスタ(ライナーは…トーマスたちと食べてる…)

エレン(アニ…)グス

クリスタ(さっきから、アニの方ばかり見てる…)

クリスタ(私だって隣にいるのに…)ムー

クリスタ「エレン」

エレン「え、なんだクリスタ?」

クリスタ「あ、あ~ん」カオマッカ

エレン「なな、クリスタ!//」

ユミル「!!」

ミカサ「!!」

クリスタ「ほら、あ~ん///」

エレン「い、いやそれは…まずいって!」

クリスタ「これくらい普通だよ。私とエレンの仲なら…//」

エレン「で、でも…」アセアセ

クリスタ「いやなの…?」ウルウル

エレン「……パクッ//」

クリスタ「えへへ…//」

ユミル「………」ホーシン

ユミル「この死に急ぎ野郎ー!」ガシッ

エレン「痛ぇ!…やめろよ服が破けちゃうだろうが!」

ユミル「服なんてどうでもいいだろ!うらやましい!」ナミダメ

クリスタ「ユミル、ダメだよ!」

アルミン(駄目だ…爆発しろなんて思っちゃいけない…)

ミカサ「……」

ワイワイ…

アニ「………………」


トーマス「なんだか騒がしいな…」

ライナー「ああ…(エレン殺す…!)ナミダメ

格闘訓練

アニ「あんた…」

エレン「……!!」ビクッ

アニ「……相手がいないんだったら…」

クリスタ「ごめん!エレンは私と組む約束だから!」ガシッ

エレン「く、クリスタ///」

アニ「…………」

アニ「ホントかい?」ギリ

クリスタ「ね?エレン?」ウインク

エレン「え、あ、ああ…ホントだ…うん」ドキッ

クリスタ「向こうでやろ、エレン!」グイ タタタ

エレン「クリスタ!そんなに引っ張るなって!」

アニ「……………」

ベルトルト「アニ、僕と組まないか?」

アニ「いいよ」

クリスタ「やっ」ブン

エレン「あまいぜ!クリスタ」バシ

クリスタ「きゃ!」

エレン「ほっと」キャッチ

エレン「大丈夫か?」

クリスタ「う、うんありがとうエレン」


クリスタ「やっぱりエレンは強いね…。立体起動とかもそうだけど…すごい努力してるのわかるもん」

エレン「調査兵団志望だからな。クリスタも馬術1位だしさ。座学も得意だろ?」

クリスタ「でも他がだめだめだよ。身体を使う訓練の成績が悪いもん」

クリスタ「これじゃ一緒の兵団に行っても足手まといになっちゃうよ…」ボソ

エレン「え、なんて?」

クリスタ「ううん、なんでもないよ!…あ、今日の約束覚えてる?//」

エレン「あ/…夕食後に馬小屋だっけ…」

クリスタ「う、うんよろしくね///」

ミカサ「…………」

アルミン「ミカサ…大丈夫…?」

ミカサ「問題ない…大丈夫」ジー

アニ「…」 ベルトルト「…」 バシ ヒュ バシ


……………その夜、馬小屋にて

クリスタ「あ、えーと…」

エレン「ああ、うん…」

クリスタ(どうしよう…昨日告白した勢いで、密会の約束しちゃったけど…何すればいいのか全然わかんないよ!)

クリスタ(と、とりあえずキスとかかな…でもハンナはヤるって言ってたし…でもでもさすがにそれは早いというか…)

クリスタ(え、エレンとならいきなりでもいいかな…なんて///そうじゃなくてやっぱり順を追って…)///

とりあえずはここまで。また今日中に更新すると思います。

>>1です 更新していきます。

エレン(やっぱり…気まずいな…//昨日の今日だし、あたりまえあ)

エレン「なあ、クリスタ。」

クリスタ「は、はい!?」

エレン「とりあえず座らないか?話でもしようぜ」ヨッコラセ

クリスタ「話?う、うんそうだよね//お話しよう/」ドッコイセ

エレン「…」(どうしよう、こういう時の切り出し方がわからん…)

クリスタ「…」

クリスタ「ごめんねエレン」

エレン「え?」

クリスタ「なんだか、エレンの傷心を利用する形でこんな約束もとりつけちゃって…」

クリスタ「私、前からエレンのことす、好きだったけど、告白する勇気がなくて…昨日はついチャンスだって思ったんだ。
もちろんエレンを元気づけたいっていうのもあったけど、この機会逃したらもう告白できないんじゃないかって思って…

エレン「…」

クリスタ「だからその…ごめんなさいて謝りたかったんだ」

エレン「そっか…でも気にしなくていいよ」

エレン「いくらあの時でも、告白されたのがクリスタじゃなかったら断ってたと思うしな」

クリスタ「えっ?そ、それって…」アタフタ

エレン「お、俺もクリスタのことは嫌いじゃなかったというか…むしろ好きだったかも…」///

クリスタ「ええ!ほ、ほんとに…?//」

エレン(お、俺は何言ってんだ……?アニがいるんじゃないのか…?)

エレン(これって浮気になるよな…いや、ここに来た時点でもう遅いか…)

エレン(い、いや、でももうアニとは……)

クリスタ「ねえ、エレン」

エレン「?」

クリスタ「アニのこと考えてなかった?」

エレン「う…」(鋭いな…女子てみんなこうなのか?)

クリスタ「……」ジー

エレン「あ、あの…ごめん…」

クリスタ「ねえ、アニとは…どいういうことしてたのかな…//」

エレン「ええ、いや…な、なんで…?」(密会のときだよな…クリスタには言いにくい…//)

クリスタ「だって、エレンには何でもしてあげたいって思ってるもん…//」マッカッカ

エレン「クリスタ…」(この雰囲気は…変になりそうだ…)ガバッ

クリスタ「あ、え、エレン!//」

エレン「ありがとな、クリスタ。すげーうれしいよ」ナデナデ

クリスタ「うん…//」

翌日 休日

ミカサ「アルミン」

アルミン「なんだい、ミカサ」

ミカサ「…エレンを知らない?見ないのだけど」

アルミン「ああ、エレンなら街に出かけてるよ…」

ミカサ「誰と?」

アルミン「えっとその…クリスタと…」

ミカサ「そう…」

アルミン「ミカサ、昨日から思ってたけど…あんまり取り乱さないんだね」

ミカサ「どういうこと?」

アルミン「エレンが他の女の子と仲良くするのは嫌なんだと思ってたけど」

ミカサ「確かに…心地いいわけじゃない。でも私も昔の考えのままじゃない。のでエレンが楽しいのならそれで良い」

ミカサ「できれば、その役目は自分がしたかったけれど…」

アルミン「ミカサ…」

アニ「ねえ…」

アルミン「あ、アニ?」ビックリシタ

アニ「今のって本当…?」

アルミン「今のって…?」

アニ「あいつがクリスタと出かけたっていうの」

ミカサ「…」

アルミン「う、うん本当だけど…」アセアセ

アニ「そう………」スタスタ

ミカサ「……アルミン」

アルミン「何?」

ミカサ「何か複雑な事が起きているような気がする…」

夕食直後 食堂

ガヤガヤ…

クリスタ「♪~」

ユミル「ご機嫌だなクリスタ」

クリスタ「うん!今日エレンと出掛けれて楽しかったもん♪」

クリスタ「あ、ちょっとお手洗い行ってくるね」タッタッタ

ユミル「おい、死に急ぎ…」イライラ

エレン「なんだ、ユミル?」

ユミル「今日クリスタと出掛けて楽しかったかよ?んん?」

エレン「ああ、楽しかったよ」

ユミル「そうかよ……でもな、私にはお前の着てる服のほうが問題なんだよ」

ユミル「私には、お前とクリスタの着てる服がお揃いにしか見えないんだが…」ギリリ

エレン「う…///」

ユミル「てめぇ、もしもクリスタ泣かしたら許さねーからな…!」

エレン(ユミル、いつも以上に必死だな…)


アニ「エレン」

エレン「……あ、アニ…」アセアセ

アニ「…ちょっと付き合ってくれないかい?」ガシッ グイ

エレン「お、おいアニ!どこにだよ!」

アニ「いいから!」グイグイ


ライナー「おい、アニが引っ張りだしていったぞ!」

ベルトルト「うん、ただごとじゃないかもね」

…………

ザワザワ…

クリスタ「ねえ…なにかあったの?」

サシャ「それがですね、アニがエレンを無理やり引っ張っていったんですよ!」

ユミル「馬鹿!芋!」ガシッ グエッ

クリスタ「…えっ!?」

今日はここまで。それではまた明日~

>>1です。 更新します。

………倉庫の近く

エレン「……」

アニ「……」

アニ「エレン、あんたさ…」

エレン「な、なんだ…?」ビクッ

アニ「こうして話すのもずいぶん久しぶりに感じるね…まだ2日かそこらだと思うけど…」

エレン「確かに…そうだな…」

アニ「まあ、元々あんたとは、格闘訓練の時か夜くらいしか話してなかったけど…」

エレン「それは…そういう関係として見られたくなかったんだろ?」

アニ「エレンは…そういう関係としてみられたかったかい?」

エレン「隠さなくてもいいとは…思ってたぜ」(…なんか話が見えないな…)

アニ「じゃあ…そういう関係として見られてもいいよ。ミーナにからかわれるのも楽しいと思うしね」スッ ギュウ

エレン「あ、アニ…!(さっき食堂で目立ったから、野次馬がいるぞ!)

エレン「お、おい。見られてるぞ…」

アニ「……いいよ別に」ギュウ~

アニ「ねえ」

エレン「な、なんだ?」

アニ「クリスタとの仲のことだけど…」

エレン「!!」

アニ「ずいぶん仲がいいじゃないか。ほとんど恋人同士にしかみえないよ」ギロッ

エレン「あ、そ、それは…」アタフタ

アニ「……どっちが先だい?」

アニ「あんたが私から乗り換えたのか、クリスタがあんたに言い寄ったのか」

エレン「言い寄るって…ち、違う!クリスタがそんなことするわけ…!」

アニ「……!っ!」グイ チュウ

エレン「む、むぐ……」チュウウ

アニ「ん、…チュウ…チュ…」

エレン「む、む、む、…ぷはっ!ちょ、アニいきなりなにを…!///」

アニ「私の味…思い出したかい?」

エレン「……//」

アニ「私の前でクリスタの名前呼ばないでくれるかい?あんたの口からその名前が出るだけで腹が立って仕方ないんだからさ!」

エレン「お前…」

アニ「

すいません アニ「 の部分から再開します

アニ「私が…どんな気持ちでいたかは、考えてくれなかったのかい?」フルフル…

エレン「お前…でもベルトルトと…」

クリスタ「エレンから離れて!!」

エレン「く、クリスタ!」

アニ「……!」ギロ

アニ「クリスタ…あんたもやってくれるね。人の彼氏奪うなんてさ…普段女神って呼ばれてる姿からは想像できないよ」ギュウ

クリスタ「奪ってなんて…!エレンから離れて!」

アニ「嫌だね」

クリスタ「アニにそんなことする権利なんてない!」

アニ「は?あるよ」ギュウ

エレン「クッ!アニいい加減に…」バッ

アニ「!…エレン…!」ナンデダイ


クリスタ「ベルトルトと一緒にいたじゃない!」

アニ「!!」

クリスタ「一昨日の夜…ベルトルトと抱き合ってたの私たち見たんだから…!」

クリスタ「しかも、ただ抱き合ってただけじゃないよね?エッチなことしてたよね…!」

アニ「………」

アニ「……あんた、見てたんだ…」フルフル…

エレン「ああ…」

アニ「………」

クリスタ「二股…してたよね…?食堂で一緒にごはん食べるようにもなってたし…」

アルミン「すごくまずい事態になってる…」

アルミン「野次馬もいるのに…あの3人、まわりが見えてないよ……」

ミカサ「アルミン…エレンがすごく動揺している…助けにいった方がいい?」

アルミン「いや、いまミカサが行ってもややこしくなるだけだと思う。様子を見よう」

ミカサ「わかった…」

サシャ「あれは、俗にいう修羅場とかいうやつですかね。わくわくしますね」

ユミル「てめーにそんな感情があんのかよ」ハア

サシャ「ありますよ!私も女ですからね」

サシャ「さっきベルトルトの名前が出てきてましたけど、一昨日のあれですかね」

アルミン「あれって…何?」

サシャ「私が食糧庫からパンを調達した帰りに、ベルトルトがアニにボコボコにされてましたね」

アルミン「ボコボコに…?」

サシャ「はい。しかもですね……」

…………


アニ「あれは、誤解だよあんたたちの…」

エレン「誤解なのか…?本当に…?」

アニ「ああ誤解だよ…」

エレン「本当に誤解なんだな…?」

クリスタ「……」

クリスタ(エレンは、やっぱりまだアニのこと……)ズキ

エレン「じゃあ、説明してくれないか?俺お前に拒絶されたらってずっと聞けなかったんだ!」

アニ「……」

エレン「アニ?」

アニ「ごめん、詳しくは言えない…」

エレン「な、ど、どういうことだ!説明してくれないのか?」アセアセ

アニ「ただ…ベルトルトやライナーとは同郷なんだ。だから…」

クリスタ「だから?」

アニ「エレンだって、ミカサと悪ふざけすることだってあるだろ?そういう類だったんだよ」

すいません。言い忘れてましたが、この辺りからネタバレとか入るかと思います。

クリスタ「意味がわからないよ。同郷ていうのはどこから出てきたの?」

クリスタ「アニはあの二人との接点なんてなかったように見えたけど…」

エレン「確かに…同郷ならもう少し接点があってもいいんじゃないか?」

アニ「それは……!」クッ

クリスタ「同郷なら、それをいままで言わなかったのはなぜ?どうせ作り話なんでしょ?」

アニ「ち、違う…!」

クリスタ「もう行こエレン。これ以上アニと話してても仕方ないよ」

エレン「い、いやで、でも…」

クリスタ「行こ!」グイ

エレン「アニ…」

アニ「……」

エレン「話して…くれないのか…?お前のこと信じたいんだが……」

アニ「………クッ!」

エレン「…」

スタスタスタ……

……

アニ「……」

アニ「………グス」ポロポロ

アニ「…え、エレン…」ボロボロボロボロ…

ミカサ「…」スタスタ

ミカサ「アニ」ダキッ

アニ「……何のつもりだい…」ポロポロ…

ミカサ「他の訓練兵がアニのことを見てる…。こうすれば泣いてるところは見られない」

ミカサ「だから、こうすれば思う存分泣けるはず」

アニ「…なんでこんなこと」グスグス

ミカサ「事情はわからないけど…エレンはきっとアニの涙を他の人々に見られるのは、嫌がると思う」

アニ「あんた…変な奴だねホント…」

ミカサ「それは失礼」

アニ「ふん…ありがとね…」ギュウ

少ししたら更新するかと思います。それでは~

>>1です 時系列がわかりにくいかもしれないです。更新します。

アニside 4日前 夜~


アニ「…待ったかい?」

ベルトルト「いや、大丈夫だよそんなに待ってないさ」

ライナー「ていうか何処に行ってたんだ?最近散歩でもしてんのか?」

アニ「まあ、どうでもいいだろ。ところで本題に入りたいんだけど…」

ライナー「ああ、ただ本題も何もな…もう答えはとっくに出ただろ…なあベルトルト」チラッ

ベルトルト「うん、僕たちがこうやって密会をして話し合って何回目くらいだっけ…結論は変わってないよね」

アニ「…うん。それなら安心なんだけど…」

ライナー「戦士としての俺たちはもうとっくに死んだんだよな…」

ベルトルト「訓練兵としての生活が僕たちを変えたんだよ」

ライナー「それ以前に俺たちは何も知らされてなかったからな…あんな大量虐殺に繋がるなんて…」

アニ「…許してくれるかな…みんなは…」

ライナー「それは…わからないな。全員に話すわけにもいかんし、時期とかも重要になってくるな」

ベルトルト「うん、そうだね。それまでは秘密にしておく必要があるか…」

アニ「……」

………

ライナー「さてと、そろそろ戻るか…」

ベルトルト「あ、そうだアニ…」アタフタ

アニ「なんだい?」

ベルトルト「明日、今くらいの時間に会えないかな。できれば二人で…」

アニ「…いいけど、なんで?」

ベルトルト「いや、僕たちこの2年ほとんど話してなかったでしょ。だから積もる話でもしないかい?」

アニ「…いいよ」

ライナー「おい、ベルトルトとうとう勝負を決めるつもりか?」ニヤニヤ ヒソヒソ

ベルトルト「ああ、今がやる時だ」ヒソヒソ

3日前 夜~

ベルトルト「じゃ、じゃあ君はエレンと…?」フラフラ

アニ「……//」コク

ベルトルト(今日の格闘訓練のことで盛り上がるはずだったのに…アニの想い人の話に飛躍するなんて…)

ベルトルト(なんてことだ…これじゃ告白したところで…)グスッ

アニ「…そろそろ戻るかい…?」

ベルトルト「そ、そうだね…あ、明日も会えないかな?」

アニ「……わかったよ」

2日前 夜~

ベルトルト「あのさ、今日は君に言いたいことがあるんだけど…」

アニ「…何?」

ベルトルト「僕は君が好きなんだ。一人の女性として。だから、付き合ってくれないか」

アニ「……すまないね。それは無理だ」

ベルトルト「やっぱり駄目か…」

アニ「あんたや、ライナーは私にとっては兄さんに近いからね。恋愛対象として見たことはないから…」

アニ「それに、エレンが好きだからね」

ベルトルト「そうか、わかったよ…ただ一つお願いしてもいいかな?」

ベルトルト「その…抱きしめさせてくれないかな…なんて」テレテレ

………

ギュウ~

アニ「…」

ベルトルト「…」

アニ「あんたってさ…無駄に身長高いよね…分けてほしいくらいだよ」

ベルトルト「そうかい?アニは女の子なんだ身長はいらないと思うんだけど…」

アニ「そうかな、もう少しほしい気もするけど…」

ベルトルト「アニは今でも十分魅力的だよ。付き合えないのが残念だ」

アニ「悪いね。でもライナーもだけど私の大切な幼馴染であることには、変わらないから」

ベルトルト「そうだ、明日一緒に食事をとらないかい?もう同郷を隠さなくても大丈夫だろうし」

アニ「ああ、いいかもね」

ベルトルト(…アニやわらかいな…)

ベルトルト(ハッ!何を考えてるんだ僕は!いや、でもちょっとくらいなら)

さわさわ…

アニ「あ、馬鹿どこ触って…あん」

ベルトルト(アニやわらかい…止まらない)さわさわ

アニ「ちょ…あ…」

アニ「…いい加減にしな!」ドゴッ

ベルトルト「へぶ!」

ベルトルト「はっ!僕は何を…あ、アニ…」アセタラタラ…

アニ「…覚悟はできてるだろうね…」

ギャーーーーーーーー

サシャ「あ、アニ何やってるんですか?あ、ベルトルト!」

ベルトルト「………」チーーーン

アニ「…セクハラだよセクハラ…さて私は帰るよ」

サシャ「セクハラですか…やはり所詮ベルトルトですね」

アニ「所詮ベルトルトだね」

1日前 朝 食堂

ベルトルト「はあ…」

ライナー「なんだ、ベルトルト溜息なんかついて」

ベルトルト(昨日は調子に乗りすぎたかな…せっかくアニと食事できると思ったのに…)シクシク


アニ「そこ座るよ」ガタッ

ベルトルト「あ、アニ…!」

アニ「なんだい…?一緒に食べるって約束しただろ?」

ライナー「ほう、なら俺は向こうで食ってくるとしよう」ガタッ

ベルトルト「まあ、振られたから意味ないけどね、その気遣い」

ライナー「やっぱり振られたのかよ…まあ予想はしてたが…」

ベルトルト「ひどい…」シクシク

とりあえずここまでにしておきます。夜か明日には更新できるかと思います~それでは~

>>1 更新します レス感謝!!

ワイワイ……

アニ「…」パクパク

ベルトルト「………」パクパク

ベルトルト「あの…アニ」

アニ「なに?」

ベルトルト「昨日はその…ごめん」

アニ「ああ。あんたじゃなかったらホントに殺してるとこだよ」

ベルトルト「びくっ!…もうやりません…」タラタラ…

アニ「頼むよ、ホント…」モグモグ

ベルトルト「アニ…」

アニ「ん?」

ベルトルト「エレンが…見てるみたいだけど…」

アニ「え?」クル

アニ(エレン…私を見てるよね//)

アニ(…でもクリスタもいる…ったくまた一緒か)イラッ

アニ(でもエレンの奴、すごい不安そうだね。なんでそんな表情なんだろ…)

クリスタ「エレン、行こ!」グイ

エレン「く、クリスタ!」タタタ

アニ(んなっ!クリスタ…エレンえお引っ張って行った…)イラッ

今更ながら誤字すいません

ガヤガヤ

アニ(……)パクパク

ベルトルト「……」(気まずいな…ライナーのとこいこうかな…)


クリスタ「エレン、あ、あ~ん///」

エレン「クリスタ、まずいって!」///


アニ「!!!」ガタッ

ユミル「この死に急ぎ野郎~!」ガタッ ガシ

ザワザワ…

アニ(クリスタ…!エレンに何てこと…!)

アニ(エレンも嬉しそうな顔しやがって、あのバカ!)ギリギリ

ベルトルト「……アニ怖いよ…」ガタガタ

格闘訓練

アニ(エレン…今一人だね…)

アニ(密会の約束もとりつけないといかないんだったっけ//)

アニ(クリスタのことも問い詰めなきゃね。デレデレし過ぎだし)

アニ「あんた…相手いないんだったらさ」

エレン「……!」

アニ(エレン…?またその顔…?)

クリスタ「ごめん!エレンは私と組む約束なんだ」ガシ ギュ

エレン「クリスタッ!」カアア

アニ(クリスタ…!しかも約束って…!)

アニ「…ほんとかい?」

クリスタ「ね、エレン?」ウインク

エレン「あ、ああ…本当だ…///」

グイ スタスタ クリスタソンナニヒッパンナヨー

アニ(…エレン後で覚えときなよ…!)ギリギリ

アニ(昨日はヤラせてあげるって言ったけど…また焦らしてやる…)

ベルトルトと訓練中~

ベルトルト「ふっ!」バシ

アニ「…」ヒュ バシ

アニ「……」チラッ


クリスタ「~~~~~//」

エレン「~~~~~~♪」

イチャイチャ 

アニ(クリスタ…前からエレンを見る目が乙女のそれだとは思ってたけど…)

アニ(今日は異常だね…あれじゃ恋人同士じゃないか…)イライラ

アニ(エレンもだよ!クリスタ、クリスタって…!)イライライラ

アニ(あいつの恋人は私のはずなのに…)

ベルトルト「あのー…アニ…?アニ…?

アニ「……ギロ」

ベルトルト(あ、嫌な予感…)

アニ「…ふん!」バシコーン 

ベルトルト「へぶしっ」リフジンナボウリョクガボクニ…ライナーノハズジャ…

その日の夜~ 女子寮

アニ(……全く…)イライラ

アニ(前から、あいつは私の心の中で占める割合は大きかったけど…)

アニ(今はほとんどあいつのことばっかり考えてるよ…)ハア

アニ(でもあいつの心の中はどうなんだろう…)

アニ(ミカサの占める割合も大きそうだけど…今はクリスタが独占してるんじゃないか…)


ユミル「クリスタ帰ってこねーな~寂しいな~」パタパタ

ミーナ「どこに行ったかわからないの?」

ユミル「わかんねーな、私はなにも聞いてないからな」

アニ(!…いや、まさか、まさかね…エレンが浮気なんてするわけ…)タラタラ

クリスタ「……ただいま//」ガチャ

ユミル「おう、お帰りクリスタ。どこ行ってたんだ?」

クリスタ「ふえ、、べ、別にさ、散歩だよ…うん///」テレテレ

ユミル「そんなこと信じれるか…?」アヤシイ

ミーナ「うんあやしい~//顔が赤いもん//」ショウジキニイイナサイ

クリスタ「も、もう二人とも…知らない!」プイ

ミーナ(なにこれ可愛い)

ユミル(結婚式はいつにするかな)


アニ(クリスタ……まさか…)

クリスタ「…」チラ フフン ドヤア

アニ(!!……!)

アニ「なんだい、クリスタ?今の表情は…」イライライラ

クリスタ「別に…何のこと?」フフン

アニ「とぼけるんじゃないよ…」イラ

ミーナ「ユミル…なんだか二人の雰囲気悪くない」ヒソヒソ

ユミル「だな…普通に仲良かったと思うが…」ヒソヒソ


クリスタ「今日は散歩に行かないんだって思ってたんだ。アニいつも行ってたよね?」

アニ「……たまには行かない日もあるさ…」

クリスタ「そうなんだ。私はてっきりアニがいやらしいから、誰かさんに愛想つかされたんだと思っただけ」

アニ「なんだって…!」ガタ

ユミル「おいおい、お前らそこまでだ!部屋の中で争うなよな!」

クリスタ「……私もう寝るね。おやすみ」

アニ「………」(やっぱり、こいつエレンと…)ギリ

次の日 休日

アニ(驚いたね…エレンとクリスタがデートに行ってたなんて…うかつだった…)

アニ(エレン…これはもう決定的だよね…)

アニ(でも、なんで…?私のこと飽きたの?それとも、焦らしてたから…?)

アニ(それとも、クリスタの方が好みだから…?確かにクリスタは私なんかより可愛いけど…)グス

アニ(でも、あきらめたくない…聞き出そう…どういう結末になっても…)グッ


…………

食堂 ガヤガヤ

アニ(クリスタとエレン帰って来てるみたいだね……!)

アニ(あれ…二人の服……ペアルック…!?)ホーシン


ユミル「クリスタ泣かしたらウンタラカンタラ…」

アニ「…ブチッ」

ツカツカツカ

アニ「エレン、ついてきて!」ガシ グイ スタスタ

倉庫近く

エレン「あ、アニ…」

アニ(こいつのクリスタとおそろいの服…後で絶対捨ててやる…)ギュウ ビリビリ

アニ(とりあえず、今は後ろを破っておいてやる…こんなの着るなんて、絶対許さない…!)


クリスタ「エレンから離れて!」ナミダメ

………


アニ(まさか…ベルトルトと会ってたとき見られてたなんてね…)アセアセ

アニ(でも違うんだ本当に誤解なんだよ……)ウルウル

アニ(…同郷ということを信じてもらえない…)

アニ(確かに、同郷ということを隠してた理由を説明すると、巨人のことも話さないとならない…)

アニ(それはまだ言えない…いくら私たちがもう人類の味方だとしても、独断で話すわけには…)

エレン「なにも……話してくれないのか…?」

アニ「………クッ!」

アニ(エレン…お願いだからそんな目でみないでよ…ああ、言葉が出ない…)

スタスタスタ…

アニ(え、エレン行かないで…エレン…)ジワ

アニ「…エレン…」ポロポロ


スタスタスタ

アニ(誰か近づいてくる…)

ミカサ「アニ」ダキ

アニ「ミカサ…」ポロポロ



アニ(ありがとう…ミカサ…しばらくこのままで…止まりそうにないよ)ポロポロポロ

ミカサ「アニは……」

アニ「なんだい…?」グスグス

ミカサ「エレンと恋人同士だったの?」

アニ「…うんそうだったんだけど…」

ミカサ「私は、クリスタとエレンが付き合ってると思ってた」

アニ「それは……私が悪いんだ…エレンに誤解させてしまったから…」グス

アニ「だから、クリスタがエレンと付き合っても、私は本当は何も言えないんだよ…」

ススス

アルミン「えっと、ごめんアニ…詳しく聞かせてもらえないかな。事の顛末を…」

ミカサ「私からもお願いする…」

アニ「そうだね…わかったよ。事態について話すよ…涙が止まったらね」グス

今日はここまでです。次からは結末編みたいな感じでしょうか。
もうすぐ終わりですね。それではまた明日~

>>1です 一応後日談みたいなのは書く予定ですが… もしご要望があれば他にも書こうかなと…拙い話になると思いますけど

更新します

アニと所を離れて10分後…

クリスタ「………」トコトコ

エレン「………」トコトコ

エレン「なあクリスタ、どこに行くんだ?」

クリスタ「ふえ?…別に何処ということは、ないんだけど」

エレン「そっか…ていうか背中がスースーするんだが…」ドウナッテル

クリスタ「見せて…て、すっごい破れてるよ!」

エレン「まじか!いつのまに…(ごたごたしてたから気づかなかった)」

エレン(でも、俺どっかに引っ掻けたっけ?いや…この位置はまさか…)

クリスタ「ねえ、まさかそれってアニが…」

エレン「!」

クリスタ「ひどい…お揃いの服が…」シュン

エレン「い、いやまだわかんないだろ?俺がどこかでひっかけたのかもしれないしさ…!」アセアセ

エレン(アニがこんなことするとは…いやでもそれしか…いやしかし…)

クリスタ「…………」

クリスタ「ねえ…エレンは、まだアニのこと好き?」

エレン「えっ?」

エレン「そ、それは……」カアア

クリスタ「まだ、好きなんだ。あんなことがあったのに…」ムー

エレン「あ、ご、ごめん…」

クリスタ「私よりも好き…?」

エレン「そ、それは…!!」

エレン(な、なんて答えればいい!?)

エレン(クリスタのことは好きだし…でもアニのことも忘れられないとういか…)

エレン(まだ、時間がたって無さすぎるし…簡単には…)アセアセ

クリスタ「ごめん…変な質問だったよね…」

エレン「いや…」

クリスタ「あのさ…今週は2連休の日でしょ?明日も街に出かけない?」

エレン「で、デートか…?予定をあけておくことはできるけど…」

クリスタ「ほら、その服破れちゃったじゃない。だから代わりの物、見に行こうかなって」

エレン「そういうことなら行くか」

クリスタ「うん」

夜 倉庫の周辺

アルミン「大体事情は呑み込めたけど…難しい問題だよね…アニは結局、同郷なのに距離を置いていた理由は話してくれなかったし…」

ミカサ「でもアニは、その理由は直接的には関係しないとも言っていた。信じてもいいと思う」

ミカサ「とりあえず、私はベルトルトを削いでこようと思う」

アルミン「いやいやいや、冗談だよね。今更そんなことしても意味ないよ」

アルミン「アニも同郷だから気を許したんだろうし、ベルトルトも悪気はなかっただろうし」

アルミン「でもその場面をクリスタとエレンに見られるなんて…なんてタイミングの悪さだ…。しかも次の日に二人で食事してるところも見られるし…そりゃ誤解もされるよ」ハア

ミカサ「アルミン…この問題は収束すると思う?」

アルミン「どうだろう…僕はこのまま何も話さずに、エレンがクリスタと親睦を深めて
いけば、それで丸く収まるんじゃないかと、思うんだけど」

ミカサ「でもそれだとアニがかわいそう…」

アルミン「それはクリスタも同じだよ。それに一番やっかいなのが多分……」ハア

夜 男子寮 側

ジャン「しかしエレンの奴が、あんな事態になってやがるとはな」トオクカラミテタダケダガ

ライナー「ああ…」

ベルトルト「多分僕のせいだね…あれは…」

ジャン「でもこれで、ミカサにつく悪い虫がいなくなってくれたわけだな!」チャンス

ライ ベル「何言ってんだこいつ…」

エレン「…」スタスタ

ジャン「よう、エレン」

エレン「ジャンかよ。なんか用かよ」

ジャン「つれないなエレン。やっぱり、二人の女子をまたにかける男は、違うよな」ハハハ

エレン「はあ?何言ってんだ?誰がまたにかけてんだよ。……ッ!」ギロ

ベルトルト「ビクッ」ヤバイヨカン

エレン「何見てんだよお前…」

ジャン(こ、こえーーー!こいつマジで切れてないか?)ゾクゾク

ライナー「やばいな…」

ベルトルト「い、いや…何でもないよ…うん」

エレン「………お前はあいつの知らない顔も知ってんだろうな。なんせ同郷だもんな」チッ

ベルトルト「…」(これは、今話し合いはできないかな)

エレン「お前は…知ってたのかよ。俺とアニの関係…」

ベルトルト「…アニから聞かされたからね…」

エレン「そうかよ……」チッ スタスタ

ライナー「ふう…これは早急になんとかしないとな…エレンと同室だしな…」

ベルトルト「うん、僕が殺されかねないよ…」コワカッタ タラタラ

ジャン(なんか蚊帳の外だが…これは中に入りたくないな)タラタラ

女子寮

サシャ「うーん これはおもしろい事態ですね」パクパク

ユミル「ていうか、なんでお前は芋持ってんだよ…」

サシャ「さっき拝借してきました」

ユミル「さらっと言うな」

ミーナ「で、でもおもしろい事になってきたよね!」

ユミル「芋女の話だと、ベルトルさんとアニの密会をあの二人が見たってところだろ」

サシャ「そうなんじゃないですかね。近くにクリスタがいたのも覚えてますし」

ミーナ「それで、あんな修羅場になったんだよね」

ミーナ「でもアニが二股かけるなんて…(例えば私がエレンのこと好きだったら、アニの事許せないかも…)

サシャ「いや、でもあれはエレン達の誤解だと思いますよ。ベルトルトはアニにボコボコにされていたわけですし…普通なら誤解を立証して丸く収まる話なんですがね」パクパク

ユミル「なんかあんだろ理由が…」(クリスタ…最悪エレンは半殺しだな)


クリスタ「…」ガチャ

ユミル「びく」

サシャ「どき」

ミーナ「ぎく」

クリスタ「……どうしたの?みんな」

ユミル「いや、なんでもねーよ」

クリスタ「そう…」

アニ「…通してくれない?」

クリスタ「!」クル

アニ「入口に突っ立ってないでさ…」

クリスタ「……」スタスタ

ミーナ(ひー!この雰囲気はいやだー!)

ユミル(つい最近までは悪くない空気だったのにな。一寸先は闇だな)

サシャ(戻れるんですかね、以前の雰囲気に…)

翌日 休日

街の広場 ガヤガヤ…

エレン「ふう…」

エレン「最近いろいろなことが有りすぎるな…」

エレン「まだ数日しか経過していないはずなんだが…」

エレン「まあ、今日は楽しもう。クリスタにも悪いし」

エレン「しかし、2日連続でデートに行くことになるとは…」

クリスタ「あ、エレーン!待った?」

エレン「いや、別に。そんなに待ってないぜ…て…クリスタ!?」

クリスタ「あ、えーと…ど、どうかな…?」テレテレ

エレン(昨日はロングスカートだったが……今日はミニスカートかよ!)

エレン(すげー可愛い//)

エレン「に、似合ってると思うぜ。うん//」メヲソムケル

クリスタ「ほ、ほんと?エヘヘ、ありがとう//」

エレン「///」(太ももまで丸見えっていうのは、まずい…目のやり場に困る…)

エレン「と、とにかく行こうぜ」///



クリスタ「うん。そ、その…手…//」



エレン「う…//」ギュ コイビトツナギ

アクセサリーショップ


エレン「昨日はここ来なかったよな」

クリスタ「うん、洋服買ったもんね。今日はこれでいいかなって…」

エレン「もう、目星はつけてんの?」

クリスタ「そうだなー……これなんてどうかな?」

エレン「これって…髪留めだよな…クリスタって髪結ぶのか?」


クリスタ「普段は結ばないけど…結んでみようかなって…」

エレン(似合いそうだな)

エレン「じゃあ、これにするか?」

クリスタ「うん、それでエレンも買ってくれないかな、なんて」

エレン「いや、俺が髪留め買うのは…さすがに…」

クリスタ「これ髪留めだけじゃなくて、ブレスレットにも使えるんだ」ホラ

エレン「へー凄いな」ナルホドブレスレットナラ

クリスタ「ほら、これでまた、お揃いだしさ//」

エレン「そ、そうだな///」

少し離れたところから

アルミン「予想通り、今日もデートに来たんだねエレン…うらやましい」

アルミン(でもクリスタのミニスカート姿見れたから、よしとしようか)

ミカサ「アルミン。クリスタの姿に目配せするのは、関心しない」

アルミン「あ、いや…とにかく今日は、あの二人を尾行しよう」

ミカサ「デートの邪魔はしなくていいの?私はむしろしたい」ギリギリ

アルミン「それ逆効果だし…。そんなことしたら、エレンも怒るよきっと」

アルミン「ただ……今日クリスタが…そのつもりなら…そこだけは阻止してほしいんだ…」

ミカサ「わかった…。アルミンの判断を信じる」

アルミン「全然確証はないけどね」

昼ごろ 喫茶店の中

クリスタ「♪~~~」

エレン「機嫌いいなクリスタ」

クリスタ「だってほら…お揃いのブレスレットだし…エヘヘ///」

エレン(かわいい…)

エレン「これか…。女の子ってこういうお揃いの大切にするものなんだな」

クリスタ「そうだよ。大切な人との絆とか感じれるもん」


エレン「そっか…絆か…」

クリスタ「そう、絆」

チラチラ アノコスゲーカワイクナイカ タシカニ

クリスタ「ねえ、さっき街歩いてる時も思ったんだけど…」

エレン「うん?」

クリスタ「なんだか、視線を感じない…?」キョロキョロ

アッコッチムイタンジャネ

クリスタ「ほら、やっぱり…」

エレン「ああ…多分それは…クリスタがかわいいからだと、思うぞ」チッ

クリスタ「ええっ!……そ、それは…はずかしいよ…」テレテレ

エレン「……」

エレン「そ、そんな格好してるからだぞ?クリスタはもう少し自分の容姿に、
自覚を持つべきだと思う…」フイ

クリスタ「エレン?」


エレン(な、なに言ってんだ俺は…//)



エレン(とりあえず、クリスタ見てたやつら殴って来ようかな…)イライラ

クリスタ「ねえ…エレン」

エレン「な、なに」



クリスタ「ひょっとしてだけど……妬いてる?」

エレン「なっ//ば、ばかなんで…//」フイ


クリスタ「そっかー」ニコニコ


エレン「べ、別にや、妬いてない///」フイフイ

クリスタ「……」ジー


エレン「くっ…///……//」

クリスタ(今のエレンすっごくかわいい//もっと意地悪したくなっちゃう…)

すいません。今日はここまでまた明日更新しますね。それでは~

>>1です 更新します~ 

オマタセシマシター



クリスタ(あ…注文した飲み物来ちゃった…ま、いいか♪)

エレン「の、飲み物きたし、飲もうぜ//」

クリスタ「ま、いいか。飲もう」


エレン「て、これって…///」

クリスタ「一緒に飲んでいく、飲み物だね…」///

エレン「ああ、あれだよな…//(少し恥ずかしくないか…うれいしいけどさ)

チュー チュー

エレン(か、顔が近いな…//)

クリスタ(///)

……


変装ミカサ「だ、ダーリン…あ、あ~ん…」チラ

変装アルミン「う、うんハニー…おいしいよ…」パクパク チラ


変装ミカサ「アル…ダーリン。いくらなんでも…これはキツイ…」

変装アルミン「仕方ないよ、ミカ…ハニー。会話が聞こえないとダメなんだから…」

クリスタ「そ、そういえばエレンてさ…」チュー

エレン「なに?」チュー


クリスタ「こ、こういうの飲んだことあるの…?」

エレン「あ、えと……ある、かな…」



クリスタ「ふ、ふーん」(やっぱりアニとだよね)


エレン「ミカサと…」


クリスタ「へっ?」

変装アルミン「!み、ミカ…ハニー…本当なの?」オドロキ


変装ミカサ「うん。大分前だけど、ある。覚えていてくれた」ジーン


変装アルミン(まあ、ミカサが勝手に頼んだんだろうけど…)


エレン「まあ、あいつが勝手に注文して、もったいないから…クリスタ?」

クリスタ「………」ツーン


エレン「クリスタ…?」(おかしい…ミカサの名前しか出してないのに…)

エレン「なんか…怒ってらっしゃる?」

クリスタ「別に…エレンは本当モテるんだなって思っただけ」ツーン


エレン「いや、ミカサだぜ?家族だし…そういうのじゃないぜ?」ホントニ


クリスタ「私には、同じにしか見えません」ツーン

変装アルミン「ハニー、なんか腹立たしいんだけど…」

変装ミカサ「大丈夫、ダーリン。私も同じ気持ち」


ナンカアソコノ カップル ダーリンハニーテ フルクナイカ イヤソレヨリカッコウガオカシイ ナンデアンナアツギナンダ

昼過ぎ 街中

エレン「クリスタ…機嫌直してくれないか…?」アタフタ


クリスタ「…別に怒ってないもん」スタスタ
エレン「クリスタ!」ガシッ

クリスタ「…!」

エレン「ミカサは、大切な奴だけど、本当にただの家族なんだからさ」ナデナデ

クリスタ「う、うん…」プシューーー


変装アルミン(あー本当に、爆発してくれないかなーエレン…)


エレン「次どこへ行く?クリスタ行きたい所あるか?」


クリスタ「えっと、高台に行ってみない?景色がすっごく綺麗だから」

エレン「よし、行ってみるか」

高台 ベンチ

変装ミカサ「アル…ダーリン。景色がすごく綺麗。ので今この景色は私達の物」

変装アルミン「あ、うん。ありがとう、ミカサ…ハニー」


クリスタ「なんだか、あっちのカップル?が変な感じがするのは気のせいかな」

エレン「いや、変だろ。なんか既視感もあるし…」

クリスタ「それより見てエレン。すっごい遠くまで見渡せるよ!」キレー

エレン「ああ。壮大な景色だよなー。ちょっと感動する」

クリスタ「こういう景色を見てると、今まで悩んでたことが些細なことになるよね」



クリスタ「私、ずっときれいに死のうと思ってたんだ。誰かの役にたって死のうって、
ずっと考えてたけど…」


エレン「確か、複雑な家庭なんだろ?詳しくは知らないけど…」


クリスタ「うん…私必要ない子として生まれたから…死にたがりだったんだ。でも、
ユミルに諭されて…エレンに出会って変われたんだと思う」


クリスタ「エレンは…私にとっては太陽みたいだったよ…目標のためなら、命をかけることも厭わないけど…決して死にたがりなんかじゃない…。むしろ目標を達成するまでは
絶対に死んでたまるかっていうのが感じられた」



クリスタ「私とは正反対って感じがしてたんだ…」

エレン「…俺そんないいもんじゃないぜ…みんなからは、死に急ぎ野郎なんて馬鹿にされてるしな」

クリスタ「ううん、少なくとも、私にはエレンは眩しかったよ」ニコ

エレン「そっか…ありがとな」

変装ミカサ「…」

変装アルミン「…」

クリスタ「ねえ、エレン…」

エレン「ん…」



クリスタ「絆が…ほしいな…」

変装アルミン「!」



エレン「絆…?」

エレン「この髪留めとブレスレットのことだろ?」モウアルジャン

クリスタ「こ、これもそうだけど……もっと大きな絆…不安を一気に消せるような」ウツムキ

エレン「……」(それって…なんだろうか…)

エレン「クリスタ……て、ミカサ!?」

クリスタ「!」

ミカサ「エレン、クリスタ。偶然」

アルミン「あれ、二人とも偶然だね」アハハハ

クリスタ「…」

エレン「お、お前ら…こんなところで何やってんだ?」サッキノカップルガイナイナ

ミカサ「二人でせっかくの休みなので、街へ出ていた。エレン達とは低確率で遭遇したに過ぎない」

クリスタ「…アルミン…本当…?」ゴゴゴ

アルミン「う、うん。本当さ…」タラタラ(クリスタ…ごめん…)

エレン「クリスタ…さっきの話だけど…」

クリスタ「うん…また今度にしよ」(雰囲気壊れちゃったし…あせる必要もないのかな…)


エレン「そ、そうか…?じゃあ、もう帰るとするか?」

クリスタ「そうだね。今日は楽しかったよ。ありがとう」ニコ

アルミン(よかった…意外と簡単にいったみたいだ…)

少し時間は遡り…



アルミン「ミカサ、明日もエレンはクリスタと、出かけるみたいなんだ」

ミカサ「そう…それを私に伝えてどうするの?」ギリリ

アルミン「落ち着いてよミカサ…クリスタは多分、今すごい不安だと思うんだ」

アルミン「もしかしたら、明日のデートでその……」

ミカサ「その…?」

アルミン「不安を払拭させることを、やるつもりなのかもしれない」

アルミン「具体的には……エレンと結ばれることを望んでるんじゃないかな」//

ミカサ「………」


アルミン「明日の夜には、ライナーと僕達が、エレンに真相を話すけど…その前にクリスタと、その…肉体関係になったら多分もう意味がない」

アルミン「もう、エレンの心はクリスタで、満たされてしまうと思うんだ」

アルミン「だから、その前に…少しでもフェアな状態で、エレンには聞いてほしいんだ。そして最後は、エレンの判断を尊重したい」

ミカサ「アルミンが言っていた…一番やっかいな人物というのは…」

アルミン「うん、クリスタだと思う」

ミカサ「協力する。何をすればいいの?」


……………

>>1です。 遅れましたが、 更新していきます。

訓練兵団敷地内

クリスタ「…今日はありがと、エレン」フリフリ

エレン「おう、じゃあ、またな!」フリフリ



アルミン「エレン、あのさ…この後話があるんだけど…付き合ってくれないかな?」

ミカサ「……」

エレン「今からか…?」



アルミン「うん、無理かな?」

エレン「いや、構わないぜ」

男子寮 裏

ライナー「よう、こっちだ、エレン アルミン」

アルミン「やあ、ライナー」

エレン「なんだよ…ライナーもいるのか?」ヤナヨカン

ライナー「ああ、何の話なのかは予想できたと思うが…」

エレン「……昨日のアニの話…か?」

ライナー「そうだ。昨日の話は見ていたし、あれから、詳しい奴に聞かせてもらったんだ」

アルミン「正確には、アニ本人に聞いたんだよ」

エレン「そっか…」

ライナー「……その、なんだ。ベルトルトのあの夜の行為は、アニに振られた後の最後の悪あがきみたいなもんだ」

ライナー「アニも、気を許したのは事実だ。未練を残す行為だったと思う」


ライナー「その、なんだ…それで、エレンとクリスタに、大きな誤解をさせたことは謝る」ペコ

エレン「なんで、ライナーが謝るんだよ?」


アルミン「君の昨日の感情から、ベルトルト本人が話しても、受け入れられないんじゃないかと思ってさ」

エレン「……」

エレン「……」

ライナー「まあ、俺が謝るのは同郷のよしみだな」



エレン「…同郷ていうのは本当なのか…?」

ライナー「ああ。本当だ」

アルミン「はい、これが証明だよ」ペラ

エレン「これって……」

アルミン「3人が同じ地域出身だっていう証明書」

エレン「…!」バッ

アルミン「キース教官に頼んで、出してもらったんだけど…」


アルミン「正式な証明書は身辺調査を、しないといけないから、もっと時間がかかるらしいんだ」



ライナー「どうだ?エレン。同郷だってことは信じてくれるか?」

エレン「いや…お前が同郷だと言うんなら、俺も素直に信じるぜ」

ライナー「そうか、ありがとな」

アルミン「でも、エレンが聞きたいのは、そこじゃないでしょ。なんで同郷なのに、離れて訓練をしてたのかでしょ」

ライナー「………それは、まだ話せない。ただ、今回の騒動とは関係のない話なんだ」


ライナー「どうだ!?信じてくれるか?」


エレン(この…ライナーの目は…とても嘘を言ってるようには見えないな…)

エレン(そういや、昨日のアニも同じような目をしてたっけな…)

エレン(なんであの時信じてやれなかったんだ……色々冷静な判断ができなかったとはいえ…)

エレン(情けない話だ…)

エレン「俺は…その話信じるぜ」


ライナー「エレン…」ウルウル


エレン「なんで、お前が泣くんだよ…むさくるしいんだよ」


ライナー「ひ、ひでぇぞ…エレン…」ウルウル デモヨカッタゼ


アルミン「エレン…はあ~~~~よかった~~~」ヘナヘナ~


エレン「アルミン、何でそんな倒れ込んでんだよ」ハハハ

アルミン「いや、信じてくれなきゃ、どうしようかと思ってさ。力が抜けたというか…」

ライナー「ウルウル…」

アルミン「でも、問題はここからなんだ…クリスタに話すのかどうか…」

エレン「ああ…」

アルミン「あと、アニとクリスタどちらを選ぶのか……決めるのはエレンだよ」


エレン「どちらかを…選ぶ…」

アルミン「僕は、エレンがどんな選択をしても、祝福するよ」

ライナー「俺もだ…俺も応援しているぞ」



エレン「……」(選択…か…)

女子寮

アニ「………」


アニ(…ライナーの奴…エレンは、任せておけって言ってたけど…)ハア


アニ(兄貴分だね本当に…)


クリスタ「……」

クリスタ(エレンとお揃いの髪留め…)

クリスタ(本当の絆はもらい損ねたけど…大丈夫だよね、エレン)


ユミル「…………」


ユミル(…明日あたりが決着のときかな…)


ミーナ(う~~この雰囲気…少し前まで、みんな仲良かったのに…)


ミーナ(卒業まで半年…また戻れるよね?)

男子寮

ベルトルト「それで…エレンは……」


ライナー「ああ、納得してくれたみたいだ。もうベルトルトのことも、許してると思うぜ」

ベルトルト「そうか、ありがとうライナー。アルミンも…」

アルミン「はは、いいよ別に、お礼なんて」


ライナー「それで…エレンの奴は?」

アルミン「しばらく、外で整理したいってさ。就寝時間までには戻ってくるよ」


ジャン「……蚊帳の内に入りたい…」シュン



エレン「ハア…重いな…想像以上に……」


エレン「なんで、あの時、アニの後をつけてしまったんだろうな…」クソ

エレン「完全に勘違いだったわけだし…」


ミカサ「大丈夫。世の中最良の選択を、取れる人の方がめずらしいと思う」

ミカサ「だから、エレンは選択をどうするのかだけに、集中すればいい」


エレン「ミカサ…そうだな。選択後に後悔しても、意味なんかないよな」

エレン「もうどうするのかは、決めてるんだよ。あとは、それを受け入れるだけだ」

ミカサ「うん、がんばって」

翌日 決断の日



エレン「……約束も取り付けてあるし……行くか」ヨシ



タッタッタ…



エレン「クリスター」

クリスタ「エレンッ!//」

エレン「よ、よう待った?」

クリスタ「ううん。大丈夫だよ。それで何かなエレン//」

エレン「実は話があってさ…」


クリスタ「話?」

エレン「うん。アニとベルトルトの密会の話だ…」



クリスタ「え?…」ズキ






エレン「…カクガクシカジカ…」





……………………

クリスタ「……そっか、じゃあ、やっぱり誤解だったんだ…」


エレン「あんまり、驚かないんだな…」


クリスタ「うん…なんとなく、誤解というのは、真実って思ってたから…」


クリスタ(信じたくなかっただけ…)

エレン「ああ、そうか…」


クリスタ「それはもういいよ。ね、それよりもさ…」

エレン「クリスタ」



クリスタ「…」



エレン「話…最後まで聞いてくれないか…?」



クリスタ「……ヤダ」

エレン「えっ?」


クリスタ「……いやだよ…」


エレン「クリスタには…本当にひどいことを、してると思う…」


クリスタ「エレン…」グス












エレン「俺は…アニとヨリを戻したいと思ってる」



クリスタ「聞きたくないよ!そんなこと!」

………



クリスタ「……」



エレン「…クリスタ」


クリスタ「せっかく……」ボソ



クリスタ「せっかく…恋が実ったと思ったのに……」グスグス

クリスタ「片思いでおわると思ってた、恋が実ったと思ったのに…」ウエエエ



エレン「………」



クリスタ「それが…なくなっちゃうなんて……」



クリスタ「そんなの……ひどい…ひどいよー!」ウエエエエン


エレン「クリスタ…」スッ

ユミル「おい、死に急ぎ…」スタスタ


エレン「ユミル!?」


ユミル「てめー、今クリスタを、抱きしめようとしてただろ?」


エレン「……」

ユミル「…未練が残る真似するんじゃねーよ、クソ野郎…」ギリ

ユミル「お前がそうする相手は、別にいるだろーが…」


ユミル「さっさといけよ…」


エレン「………ユミル…」チラ

クリスタ「……」グスグス ポロポロ





エレン「……行ってくる!」クル 



タッタッタ…

ユミル「クリスタ…」ダキ



クリスタ「ゆ、ユミル~!」エグエグ


ユミル「多分、お前、今滅茶苦茶辛いんだろうけどさ…」


ユミル「あれが、あいつの出した答えだ」

ユミル「ちょっとづつでいいから…受け入れて行こうぜ…な?」


クリスタ「………私、エレンとアニが、一緒にいるところ見たら耐えられそうにないよ…」グスグス



ユミル「そうだろうな……そん時は、いつでも胸貸してやるさ」


ユミル「思う存分泣きな」


クリスタ「……うん」


ユミル(…落ち着いたら、死に急ぎ野郎は半殺しだな。できればアニも)



………………

エレン「アニ!」

アニ「エレン」

エレン「すまん、待ったか…?」

アニ「まあ、少しね。でも気にしなくていいよ」

エレン「さっき、クリスタと話してきたんだ」


アニ「…そう」



エレン「全然まとまらなかったけど…」

エレン「俺はアニが好きだって言ってきた」



アニ「……エレン…」

エレン「やっぱり、俺お前のことが大好きだよ」


アニ「うれしい…ありがとう、エレン」



エレン「それでさ、なあ、アニ」




アニ「…何?」



エレン「俺と、正式に付き合ってくれるか?」



アニ「うん…もちろんだよ、エレン」



エレン「よかった…色々回り道しちゃったけど、よろしくな」



アニ「うん」



アニ(問題は、まだまだ解決していない…クリスタとも今後波乱もありそうだし…)




アニ(でも、それも含めて楽しんでやる。エレンと一緒に、人生をとことん楽しんでやる)




                            完

なんとか終了しました~。多くのレスありがとうございました~

最後はエレアニでした。当初からそのつもりでした。 このあと後日談というか…数日後くらいの話を書いていこうかと
思いますので…よろしければお付き合いください。



次回作の予定は?

後日談も波乱がある展開にしていく予定です。第2部みたいな感じですかね。

>>257

次回作は書き始めてます。こっちがあったので、更新があまりできてませんが…

タイトル アルミン「野球拳」ですね。

>>1です 更新します。 後日談になります

後日談



アニ「なんだって?聞こえない」シコシコ



エレン「うあ…い、イク…」


アニ「あっそ」パッ

エレン「お、おい…頼む…」ギンギンナンダヨ


アニ「だから、イカせてほしかったら、大きな声でおねだりしなって」

エレン(前はねだっても、イカせてくれなかったよなー)


アニ「なんか今、失礼なこと考えなかったかい?」ギュ


エレン「い、いや…別に…うわ」ビク

アニ「…」グニグニ

エレン「頼む…もうイカせてくれ…!」ゲンカイダ


アニ「聞こえないってば」サワサワ

エレン「や、優しくすんなよ…!」

アニ「…」サワサワ



エレン「イカせてくれ!!」


アニ「ふふ…いいよ」グリグリグリグリ


エレン「うああ……!うああ//」


アニ「もうちょっとかい?」グニグニ

エレン「うぐあ…あ…!」ドピュドピュ…ドピュ

エレン「ああ…ハア…ああ…//」


アニ「クスッ。いっぱい出たね」

アニ「きれいにしてあげるよ」ン チュ



エレン「うあ、まだ敏感だから…ちょ待てって…//」ビクビク


アニ「ん…チュウ」ペロペロ



……………

アニ「きれいになったね」ペロ

エレン「俺何回イカされたんだ……」

アニ「3回くらいだろ?大したことないじゃないか」クス

エレン「そうかそうか…じゃあ、次は俺の番だな」

アニ「は?ちょ、ちょっとエレン…んん!」ドコサワッテ

エレン「観念しろ、アニ!」オシタオス

アニ「ちょっと、待っててば…///」アン


………

アニ「あん…あ…//」ダメソコ


エレン「どうだよ…?指でされる気分は?」


アニ「くっ…ああ…あの…ねえ…//」


エレン「何?」イジリイジリ

アニ「あ、あの焦らさないでほしいんだけど…」

アニ「も、もうそろそろいいだろ…?」ハアハア

エレン「え?何が?意味が分かるように言ってくれよ」ニヤニヤ

アニ「くっ…あんた…//」ウウ



エレン「何がしてほしいのかちゃんと言葉にだせよ」


アニ「イカせてほしい。お願い///」


エレン「…了解」クチュクチュクチュ


アニ「ああん…!ああ…!」ビクビク


アニ「も、もう…イク…!」

エレン「…」パッ


アニ「え?な、なんで…?」ハアハア


エレン「じゃあ、そろそろ帰るか…」チュ

アニ「な、な、な、///こんな中途半端で…//」

エレン「後は自分で処理してくれよな」ニヤリ

アニ「くっ……///あんた…覚えてなよ…//仕返ししてやるからね///」



エレン(アニの顔すげーかわいい…病みつきになりそう…)ゾクゾク

次の日 朝

アルミン「おはよう、エレン。寝癖が凄いよ」


エレン「おーう。寝癖か…面倒だな…いっそ坊主にするか」


ライナー「お前は、コニーのようになりたいのか?」イガイダナ


エレン「いや、あの髪なら寝癖も大丈夫だろうし、色々楽だろ?」

ベルトルト「うーん、坊主はエレンには似合わないかもしれないよ」

ライナー「コニーの専売特許だな」

ジャン「お前ら朝から、何くだらねーこと話してんだよ」オレハイクゼ



ガチャ


ミカサ「おはようエレン。迎えに来た」

ジャン「み、ミカサ!///」

エレン「なにやってんだよお前。ここ男子寮だぞ?」

ミカサ「だから、迎えに来たの」

エレン「いや、普通に食堂で会えるだろ…」

ジャン「ミカサ!」

ミカサ「?」

ジャン「おはよう!」

ミカサ「…おはよう」

ジャン(よーし!今日も一日がんばれるぜこれで!)

アルミン(もう突っ込まないでおこう…)

食堂

ガヤガヤ


サシャ「おはようございます、みなさん」フリフリ

アルミン「おはよう、サシャ」

ミカサ「席をとっておいてくれて、ありがとう」

エレン「おはよう」

サシャ「おはようございます」

エレン「えっと……」キョロキョロ


ミカサ「まだ来ていないみたい…」


エレン「もう、行くな…」

アルミン「うん…」


タッタッタ

エレン「おっす、アニ」


アニ「おはよ」


アニ「座りなよ」チョイチョイ


エレン「ああ」ガタッ

ライナー「アニとエレンは二人で食べるようになったが…」


ベルトルト「僕らも二人で食べてるね」

ライナー「俺たち、ホモと思われてる節があるらしいぞ」

ベルトルト「それは心外だよ。僕はアニが好きだから…」


ライナー「お前…まだ…。それを言ったら、俺もクリスタ…」ハッ

ガヤガヤ


ミーナ「クリスタ達のグループ…雰囲気変わっちゃったよねー」

ハンナ「ええ。クリスタが特にね…」

ミーナ「しょうがないけど…」

ハンナ「まだ、数日しか経ってないからね…」

ミーナ「今はアニとエレンが付き合ってるからねー」

サシャ「今日もパンはおいしいです!…スープは薄いですけど…」ハグハグ


ユミル「芋女。私の飯に手出すなって、何回言わせんだ」ゴス


サシャ「」


ユミル「……」チラ

クリスタ「……」

ユミル「しかし、相変わらず飯は、粗末だよな…」


ミカサ「訓練兵だから仕方ない…あと半年の我慢」


ユミル「ミカサ…てめーはホント、こんな飯であんな成績がとれるもんだな」



クリスタ「……」パクパク

アルミン「……」(クリスタ…)

ガヤガヤ…


アニ「そういえば、あんたさ」パクパク

エレン「なんだ?」パクパク


アニ「き、昨日は、ずいぶんやってくれたよね…//」

エレン「う…//」

アニ「…仕返ししないとね…」

アニ「あ~んしな」


エレン「この公衆の面前でか//?」


アニ「誰かさんともやってただろ?」


アニ「スープ飲ましてやるよ」ハズカシイダロ

アニ「あ~ん」

エレン「パク」///



オオ、ミロヨアレ アノアニガ



アニ「ほら、まだまだあるよ」


エレン「な、まだやんのか?//」

アニ「当たり前だよ。これは仕返しだからね」クス


エレン(こいつ…//)

カランッ


クリスタ「あ…!」


ユミル「クリスタ、スプーン落としたのか?」


クリスタ「う、うん…。ごめん、スプーン洗ってくるね…」タタッ

ユミル「私も行ってやるよ」タタッ

ミカサ「…」


アルミン(クリスタ動揺してる…)

今日はこんなところで…また明日

>>1です 更新します

クリスタ「………」ジャー


ユミル「なあ、クリスタ……」


クリスタ「え?」

ユミル「いや…戻るか?」


クリスタ「……あはは、私お腹いっぱいになっちゃった。私のパン、サシャにあげてうれないかな…」

クリスタ「次の訓練まで、表に出てるね」



ユミル「…」

対人格闘


エレン「行くぜ、アニ!」ダッ

アニ「来な!」ヒュ

エレン「あまい!」サッ

アニ「あんただよ、それは」ヒョイ

エレン「うおっ!」ドサ

エレン「くそ…やられたか」

アニ「大丈夫かい?」スッ

エレン「ああ」ワリー

アニ「今のは、なかなか良かったと思うよ」

エレン「マジか?上達してるよな?」

アニ「まあ、少しはね」

エレン「まだ少しか」



アニ(こりゃ、うかうかしてられない。自主練増やさないとね…)

ユミル「よし、今度はクリスタが暴漢役な」コレ ナイフ


クリスタ「う、うんありがと…」サッ

ユミル(意図的に、あの二人の方向見ないようにしてるな…)




訓練後…


アルミン「はあ…今日もきつかったね…」ハア


エレン「最初に比べれば、大分余裕が出てきたけどな」


アルミン「エレンは元々体力ある方だからね」

アルミン「今の時期なら、エレンはもう10位以内確定じゃないかな」


エレン「俺は、憲兵団には行かないから、意味ないけどな」

エレン「アルミンはどうするんだ?」

アルミン「僕は…調査兵団かな…」


エレン「お前もかよ…しかし、座学トップなんだからさ…」

アルミン「足手まといにはなりたくないし、外の世界を見てみたいっていう願いを叶えたいからね…」

エレン「そうか…」


ライナー「外の世界か…」

ベルトルト「僕らが手助けしていきたいね…」

ライナー「ああ…」

アルミン「そうだ、エレン。明日の休みミカサと3人で出かけない?久しぶりに」


エレン「あ、悪い。明日はアニと約束があるからさ…」

アルミン「そうなんだ…」

エレン「悪いな」

アルミン「ううん。仕方ないよ」

翌日 休日

アニ「ちょっと早く来すぎたかな…」

アニ「ま…行くとこもないし、ここで待ってようかね」

アニ「…」



ガヤガヤ…

アニ(今日は日差しが強いね…それに暑い…)

アニ(そういえば、エレンとデートするのって、今回が初めてじゃないか?)

アニ(昨日は楽しみで寝不足だし…ミーナに化粧までしてもらったし…)

アニ(服装も、男っぽいのから、シフトしてきたからまあまあかな?)



エレン「アニ~」タタタ

エレン「すまん、もう着いてたのか…」

アニ「女を待たせるとは、いい度胸だね」

エレン「いや、これでも待ち合わせ時間よりも、早いんだが」


アニ「わかってるよ。そんなに本気で返さないでよ」マジメカ


エレン「しかし…今日のアニは印象がかなり違うな…」

アニ「そうかい?」

エレン「アニが、まさかスカートはいて来るとは思わなかったぜ」ハハハ

アニ「……悪かったね…普段女に見えない恰好で…」

エレン「いや、アニが女の子らしいのは、もう知ってるって…主に夜に見てるし…//」

アニ「な、ばか…///」



エレン「と、とにかく行こうぜ//どこに行く?」

アニ「ああ、そうだね…とりあえず…とりあえず、あんたの服でも選びに行こうか…」

服屋

エレン「しかし、なんで俺の服なんだ…?別にあまりいらないんだけど…」

アニ「全くあんたは…」

エレン「ん…?」

アニ「あんたは、顔もスタイルも悪くないと思うけど…なんで宿舎で、よく見る格好そのままで来てんだい?」

エレン「悪い…俺最近までデートなんて、考えたこともなかったからさ…ついいつもので来ちゃったんだよな」

アニ「それじゃダメだよ。だから、選びに来たってわけ」

アニ「ミカサは何も言わないのかい?」


エレン「何も言わねーなあいつは…たまに出かけてたけど…」


アニ「ミカサもおしゃれに気を使うタイプじゃなさそうだしね」

エレン「クリスタからも、特に別に…」


アニ「…」

エレン「あ……その、すまん…」


アニ「…とにかく選ぶよ」


エレン「ああ」

………

エレン「結構な数購入しちゃったな…でも意外に安いもんだな」

アニ「ブランド物とかじゃないもんね…。そのジャケットとかいいんじゃないかい?」

エレン「そうだな。ありがとなアニ」

アニ「いいよ。代わりと言ってはなんだけど…」

エレン「なに?」

ギュウ

アニ「こうやって歩いてもいいかい?」ギュウ ウデヲカラマセル


エレン「いや、いいけど…(あ、胸があたってる…)

アニ「変なこと考えるんじゃないよ」

エレン「お、おう…わかってるよ//」

アニ「クス、それじゃ行こうか」

エレン「次どこに行く?」

アクセサリーショップ



エレン(あ、ここは…)


アニ「ここは、雑誌でよく紹介されてるらしいよ(ミーナの受売りだけど)


エレン「有名な店なんだな」

アニ「あ、これなんかいいかな」カミドメ


エレン「…!」

アニ「エレン?」


エレン「そ、それ買うのか?」(嫌な予感しかしない…)

アニ「似合わないかい?」

エレン「いや、そんなことないけどさ…」アセアセ


アニ(エレン動揺してるね。そういえばこの髪留めどこかで…)


アニ「そういえば、あんた最近までブレスレットみたいなのしてなかった?」

エレン「あ、ああ…」


アニ「この髪留めもブレスレットになる形式なんだよね」

エレン「う、うん…」

アニ「さらに、この髪留めはやけに既視感があるんだけど…」

エレン「……」タラタラ


アニ(私に買う気がないなんて…未練でも残ってるのかい?)

アニ「……」


エレン「ほしいのか?なら、買おうか?」アセタラタラ

アニ「いや、別のにしとくよ。こっちのイヤリングなんかどうだい?」

今日はここまでです。それでは~

>>1 レス感謝!!  更新していきますね。

エレン「なあ、結局イヤリングでよかったのか?」


アニ「うん。あんたに買ってもらったしね」


アニ「お揃いのやつじゃないから、ちょっと残念だけど…」


エレン「お、おう…すまん。ていうか、この後どうする…?」


アニ「そうだね、食事でもしながら適当にうろつこうか」



ギュ


エレン「この状態でか…?//」

アニ「あたりまえだろ。今日はずっとこうやって歩くよ//」

エレン「わ、わかったよ…///」




夕方 食堂

エレン「なあ、アニ」

アニ「ん?」ア~ン

エレン「この、食べさせあいはいつまで続くんだ?///」

アニ「知らないよ、あんたがやりたいって言ったんだろ?」


エレン「いや、言ってないし…///」


アニ「つまり、やりたくないんだね?」

エレン「い、いやそういうわけじゃ、ないんだけど…」


アニ「じゃあ、観念しな」ア~ン

オイオイ…エレンノヤツ…クリスタノコトハドウナッタンダ? アニトイチャツキスギダロ



ベルトルト「アニ…積極的だね…」シュン

ライナー「ああ、だがエレンをうらやましいとは思えないんだが…」

ベルトルト「うん…一部雰囲気が怖いもんね…」

ミカサ「エレンにあんなことやってみたい…」ボソ


アルミン「ミカサ問題はそこじゃないってわかってるよね?」

アルミン(エレン…アニと仲良くしすぎだよ……)

アルミン(エレンはともかく…アニはある程度わざとやってるんじゃないかな…)チラ



クリスタ「………」フルフルフル…

ユミル「おい、クリスタ…平気か?医務室行くか?」


クリスタ「だ、大丈夫だよ…うん、大丈夫…」フルフル

アルミン(全然大丈夫には見えないな…)


アルミン(問題はまだまだ山積みなんだね…)

ユミル(なんとかしてやりてーが…あまり変にすると逆効果だろうしな)

アルミン(前の雰囲気に、なんとか戻せないかな…)



エレン「アニ、ホントまずいって…!」

ユミル(死に急ぎ野郎…)


……………

夜 女子寮


クリスタ「……」

ミーナ(最近クリスタ、あの髪留めを手に取ってずっと見てる…)

アニ「………」(やっぱりあの髪留め…エレンとお揃いのやつだね…)

ミーナ(アニも、クリスタのことはいないものとして扱ってるのかな)キマズイ


ユミル(…)

ユミル「ちょっと散歩してくるわ」ガチャ

男子寮

アルミン「ん、向こうから来るのは…ユミルじゃないかな?」

エレン「ああ、そうだな」

ユミル「よお、死に急ぎ。探す手間が省けたぜ」

エレン「なんか用か?」

ユミル「ちょっと顔貸せよ」

エレン「は?」ビク

ユミル「すぐ済むからよ」クイ

エレン「わかったよ……」

アルミン「気を付けてね…」

食堂裏


エレン「…何の用なんだ?」

ユミル「お前さ…」

エレン「なんだよ…?」

ユミル「…クリスタともう一度付き合わねーのか?」

エレン「は?」

ユミル「だから、もう一回付き合わないのかって、聞いてんだよ」


エレン「何言ってんだよ…俺はアニを選んだんだぞ?」


ユミル「わかってるけどよ。お前もわかってるだろ?今のクリスタの落ち込み具合」

ユミル「お前とアニの方を意図的に見なかったり、部屋ではお前と一緒に買った物眺めて、涙流してんだぞ…」


エレン「………」

ユミル「正直、見てらんなくてさ。アニに内緒でもなんでもいいから、クリスタと付き合ってくれれば、とりあえずはいいんだが…」


エレン「馬鹿なこと言うなよ…お前」


ユミル「クリスタなら、それでも喜ぶと思うぞ」



エレン「仮にそんなことしたって、何の解決にもならないだろ…?」


エレン「そもそも、アニを裏切ることになるし、クリスタも裏切ることになる」

エレン「そんな最低なことできねーよ」

ユミル「…わかってるよ、言ってみただけだ…」(半分本気だったが)


エレン「…話はそれだけか?」


ユミル「本題はこっからだよ」

ユミル「さっきも言ったが、クリスタは今すげー辛い状態なんだよ」

ユミル「原因は食堂で、わき目もふらずにいちゃついてる奴らのせいだが…」


エレン「うぐ……//」

ユミル「でよ、アニとも同じ部屋だから、部屋でも元気がねーんだよな」


ユミル「とりあえず、私はあいつに以前の元気を取り戻してほしいんだよ」



エレン「……ユミルお前けっこう優しいよな」


ユミル「うるせー。とにかく、お前には協力してもらうからな」

エレン「おう、具体的にはどんなことするんだ?」

ユミル「そうだな…アニの奴と仲直りすることだろうな」


エレン「それって……難しくないか?」


ユミル「まあな。でも協力するって言ったんだから、協力しやがれ」

ユミル「とりあえず、お前はアニがクリスタをどう思ってるのか聞いてくれ」


ユミル「私は、クリスタに聞くから」

エレン「ああ、わかったよ…」


ユミル「それと、このことは誰にも言うんじゃねーぞ」


ユミル「特に当事者二人には絶対悟られるなよ」


エレン「なんでだよ?」

エレン「ああ、わかったよ…」


ユミル「それと、このことは誰にも言うんじゃねーぞ」


ユミル「特に当事者二人には絶対悟られるなよ」


エレン「なんでだよ?」


ユミル「仲直りさせようとしてるのがバレて、拒絶されたらマジで二度とあのままかもしれないだろ?だからだよ」

エレン「そういうことか…わかったよ」


ユミル「絶対だからな」

エレン「ああ」

ユミル「なら、悟られないように、さりげなく聞くんだぞ。別の理由でっちあげてもいいけど」


エレン「わかった。(これ、かなり難しいよな…)

とりあえず今日はここまで。 明日また更新します。

>>1です。 少しですけど更新しますね。

翌日 食堂


サシャ「みなさーん、席とってありますよ~」フリフリ


アルミン「この光景も普通になってきたね」


エレン「ああ…」

ミカサ「今日もアニのところで食べるの?」

エレン「そうだな。(さりげなく聞かなきゃならんしな)



トコトコ 


クリスタ「あ…エレン…」


エレン「あ…」


エレン「お、おはよ…」フイ


クリスタ「………おはよ…」ウツムキ

サシャ(あちゃー、朝からものすごく気まずいですね)


アルミン(あれ以来、初めての挨拶かな…不自然なほど目線があってないけど)


ミカサ「エレン早く行かないと」


エレン「あ、ああ…行ってくる…」タッタッタ


クリスタ「エレン…」


ユミル(早くなんとかしねーとな…うまくやれよエレン)

ザワザワ……



エレン「今更だけど、粗末なメニューだよな」


アニ「ホント今更だね」

エレン(なんて聞くかな…うーん)

エレン「そういや、昨日のあれはもうしないんだな」


アニ「あれ?…ああ、あれね。もう許してやろうかなって思ってさ」


アニ「あ、あんたがやりたいなら、やってあげてもいいけど…///」

エレン「いや、恥ずかしいから、遠慮しとくわ//」


アニ「そ、そうだよね//」

「ちっ」


「イチャついてんじゃねーよ」

「クリスタはどうしたんだよ…」

「エレンの野郎…」


エレン「ん?」チラ

「やべ」サッ


エレン「???」


ミカサ「……」

アルミン(予想はしてたけど…こうなるよねやっぱり…)

ガヤガヤ


エレン(そろそろ食い終わるな…早く聞かねーと…)


エレン「なあ、アニ」


アニ「なんだい?」

エレン「えっとさ…お前の部屋は他に誰がいたっけ?」


アニ「??……ユミルとミーナと、あとは……クリスタ」

エレン「あ、そっか…じゃ、じゃあ、部屋の中でのミーナってお前から見て、どんな感じ?」

アニ「…ミーナ?」


エレン「お、おう…」


アニ「そうだね…ちょっとうるさい時もあるけど、誰とでも仲良くできる感じだし」

アニ「部屋の中でもあんまり変わんないね」

エレン「そっか…」

アニ「なんでそんなこと聞くの?」


エレン「いや、別に…じゃあ、ユミルは…?」

アニ「ユミル…?よくわかんない奴だね。いつもクリスタクリスタとは言ってるけど…」

アニ「正直あんまり、仲良くないからね」

エレン「嫌いなのか?」

アニ「いや、嫌いじゃないよ。私よりもさらに、男勝りって気がするけど…」

エレン「そうかー、あいつ口悪いもんな」

アニ「……」

エレン「じゃあ、クリスタは?」

アニ「………」ピク

エレン「……」(あれ、なんか地雷踏んだか…?)


アニ「……」


エレン「………」

アニ「あんたさ…」

アニ「なんで、そんなこと知りたいの?」

エレン「い、いや…ただなんとなく俺が知りたいだけだよ」アセアセ

続きは夜にでも それでは~

>>1です 遅れました。 更新していきますね。

アニ「…」ムス


エレン「……」アセアセ

アニ「つまり、部屋でのクリスタの様子を知りたいんだろ?だったら最初からそういいなよ」

エレン(アニの奴、なんか色々勘違いしてないか?いや、悟られてないのはいいことだけど…)

アニ「クリスタのことは、あんたの方がよく知ってるんじゃない?」


エレン「アニ…そういうことじゃなくて…」(何言ってもこじれそうだな…)



カンカンカン


エレン「やべ、訓練の時間かよ」

アニ「もう、行かないとね」

ユミル(あいつ、アニと話してたけど…うまく聞き出せたのか?)

訓練後 夜 食堂裏


ユミル「それで首尾はどうだったよ」

エレン「アニにそれとなく聞いてみたけど、クリスタのことになるとやっぱり過剰に反応するな」

ユミル「やっぱりか…予想通りといえば、そうだろうけど…」


エレン「クリスタのこと聞くとなると、アニはどうも俺自身がクリスタの様子を伺って
いるように感じるみたいだな」

エレン「未練が残ってると思われてるのかも…」


ユミル「なるほどな。悟られてないって意味ではいけそうだが」


エレン「そっちは?」

ユミル「全然だめだ。アニって言葉がでるだけで、泣きそうな顔になるから、深く話せない」

エレン「そうか…」


ユミル「ていうかエレン、お前クリスタに未練が残ってんのか?」

エレン「……正直に言った方が言いか?」


ユミル「正直に頼むわ」(もう答えているようなもんだけどな)

エレン「…残ってるよ…」


ユミル「……」

エレン「悪いなユミル…」

ユミル「なんで私に謝るんだよ?」


エレン「俺がクリスタ振ったとき…ユミルが言っただろ?『未練が残る真似するな』て、だからさ…」


ユミル「…お前さ。何歳だっけ?」

エレン「15だけど…」

ユミル「私も17だ。こんな年齢なんだから、間違いなんてあってあたりまえなんじゃねーの?」


ユミル「しかも、ほとんど初恋だろ?完璧に自分を抑制して付き合うとかできるとは思えないんだけどな…」

ユミル「お前らの場合、事情が事情だし…」


エレン「なんだそれ、慰めてんのか?」


ユミル「そういうわけじゃないけどよ、私もあの時は、つい感情に任せて言ってしまったんだよ」

ユミル「エレンとクリスタとアニの事情も考えないでさ」


ユミル「だから、まあ…気にすんな」

エレン「わかった…。というかお前、17だったの?年上かよ」

ユミル「ああ、言ってなかったか」

エレン「たまに、年上っぽい発言があったような気はしてたんだけどな」ナルホド

ユミル「喧嘩売ってんのか?」

エレン「いや、違う」アセアセ

ユミル「ま、いいや私もいいこと聞けたしな」


エレン「?」

ユミル「クリスタに未練あるんだろ?」ニヤニヤ


エレン「ま、まあ…//」(やな予感…)


ユミル「うまくいかなかった時は、アニに内緒でクリスタと付き合ってもらうぜ」ニヤニヤ

エレン「またそれかよ…」


ユミル「協力するって言ったろエレン?まあ、15なんだし間違いってことでいいじゃねーか」ガシ


ユミル「16のアニだって、ベルトルさんと間違いかけたんだろ?」グイ


エレン「いや、あれはまあ……」(あれのせいで、今の事態になってるしな)クルシイゾユミル

エレン「それより、作戦なんだが…」


ユミル「ああ」


エレン「シンプルに二人を対人格闘のペアにするとか、馬術訓練のペアにするとかじゃダメかな?」ユミルネエサンヨ


ユミル「無理やり話す状況に持って行くってことか…」ダレガユミルネエサンダ

ユミル「明日、対人格闘と馬術あるし、やってみるか」イイナソレ


エレン「よし。あとさ…」

ユミル「ん?」


エレン「お前、俺の名前呼ぶなんてほとんどしてなかったんじゃね?」

ユミル「そういや…死に急ぎて長いし、エレンにしとくわ」イイダロ


エレン「ああ」チョットムズガユイケドナ

ちょっと時間あけて更新します。 後日談ですけど、本編より長くなったりして…

翌朝

ミカサ「おはよう、エレン、アルミン」


エレン「おっす」

アルミン「おはよう、ミカサ」

サシャ「おはようございます、みなさーん。さ、早く食堂に行きましょう」


ユミル「お前はホント食べることへの執念がすげーよな…」カンシンスルゼ

サシャ「はい。そりゃもう。訓練兵になったのもそれが理由ですからね」

クリスタ「……」

ユミル「おい、エレン」

エレン「なんだよ?」

ユミル「………なんでもねーよ」

エレン「そうかよ…(あれは…クリスタに挨拶しろってことか…?)


エレン(顔がクリスタの方向いてるしな…)ヤレヤレ

エレン「……クリスタ!」


クリスタ「…え?」

エレン「いい天気だよなー」

クリスタ「……曇ってるよ…」

エレン「そ、そうだな…」


クリスタ「………」

アルミン(うわー…より気まずくなってない…どういうつもりだろう、エレンは…)


ユミル(こいつは基本馬鹿なのかな)


ユミル「……」チラチラ

エレン「……」(あれは…格闘訓練手筈通りにしろってことか…?)

クリスタ「……」


アルミン(ちょっといつもと、雰囲気が違う気がする…)

格闘訓練


エレン「よう、アニ。一緒に組まないか?」

アニ「いつも一緒に組んでるだろ?確認なんて必要ないんじゃない?」

エレン「まあ、そうだけどさ…」チラ

アニ「?」

ユミル「おい、アニ、エレン!」

エレン「なんだよ、うるさい奴だなお前は(けんか腰ってこんな感じかな)


ユミル「お前に話しかけたかねーよ」(こんな感じかな)

アニ「めずらしいね。あんたが話しかけてくるなんてさ…」


クリスタ「……」チョコン

アニ(クリスタもいる…)

ユミル「せっかくだしさ、4人で組んで対人格闘しねーか?」


エレン「た、たまにはいいかもな」

ユミル(ちょっと、承諾が早すぎねーか?)ダイジョウブカ

アニ「4人で組んで…?ふーん…」

エレン(やばいな…怪しんでるかな…)

アニ「私は別にいいよ」


エレン「そっか、お、俺も別にいいぜ」


クリスタ「…私も…」

ユミル「よし、じゃあ組み合わせはいつものじゃ意味ねーよな」

ユミル「私とエレン、アニとクリスタなんてのはどうだ?」

………

ユミル「おらー!」ビュン


エレン「うお!」サッ

ユミル「どうしたよ、エレン!怖気づいてんじゃねーか?」

エレン「お前…言ってくれるじゃねーか」

エレン(こいつ、やっぱり強いな…)

ユミル(ちっ、一本とれる気がしねー)

エレン「…」チラ

ユミル「…」チラ

アニ「…行くよ」

クリスタ「…うん」

ビュ バシ 

クリスタ「うっ…!」ドサ

アニ「全然だめだね」

クリスタ「……」

エレン「やっぱり、あの二人の格闘訓練は無理があるかな…」

ユミル「実力が違いすぎるな…」

クリスタ「もう一本…」

アニ「…」


ビュ バシ ビュ バシ


クリスタ「きゃ…!」ドシャ


アニ「ダメだね。弱すぎるよ、あんた」

クリスタ「……まだ…」スク

バシ ヒュ バシ


………

ユミル「いてっ!」ドサ


エレン「大丈夫か?ユミル」サッ


ユミル「悪い…」ガシ


ユミル「おまえ、やっぱり強いな…勝てる気がしないぜ」イテテ

エレン「ユミルもこんなに強かったのかよ。手抜いてただろ今まで」

ユミル「格闘は成績評価低いからな…それより」チラ

クリスタ「……うう…」ズタボロ ナミダメ


アニ「…まあ、私から一本なんてとれるわけないよ」


アニ「エレンでも、なかなかとれないんだからさ」

クリスタ「……!」ギロ

アニ「………」

クリスタ「まだ…行けるよ…」グググ


アニ「…」

エレン「お、おい…あれ以上はまずいだろ…」

ユミル「待てって…もう少し待とうぜ」


ヒュン バシ ヒュ サッ バシ

アルミン「なんだか、すごいことになってる…クリスタが…」


ミカサ「アニと組んでるなんてめずらしい…」


ライナー「クリスタがボコボコにされてるぞ」タスケニイクカ


ベルトルト「君に暴力がふりかかると思うよ」

クリスタ「……あ…」グッタリ

アニ「……」ハアハア

エレン「クリスタ!」


エレン「平気か!?」

クリスタ「………」コク

アニ「…」

ユミル「大丈夫だろうけど、次の訓練難しいだろ…医務室連れていくか…」


ユミル「おい、エレン…」

アニ「私が連れていくよ…クリスタをそんなにしたのは私だしね」

クリスタ「……あ…」ヒョイ


アニ「肩に腕かけられるかい…?」

クリスタ「うん…」

ユミル「教官には私から言っとくよ」

アニ「うん…」


エレン「よかったのか、あれで…」

ユミル「わかんねーけど、会話の機会は増えるかな」

医務室


クリスタ「……」


アニ「………」


アニ「…その…悪かったね、そんなにしちゃって」

クリスタ「別に、アニのせいじゃ…ない」

クリスタ「挑んだのは私だし…」

アニ「…もう行くね」

クリスタ「また、挑んでもいい?」


クリスタ「アニには…負けたくないから…」

アニ「…好きにしな」

夜 食堂裏


ユミル「案外うまくいったんじゃねーか」


エレン「ああ、馬術訓練にクリスタが出られなかったのは、残念だけどな」


ユミル「とりあえず、このまま様子見だな」

エレン「ということは、チーム組める訓練はできるだけ4人で組むのか?」

ユミル「そうだな…」


…………

数日経過 格闘訓練


クリスタ「やっ!」


アニ「ふん」サッ

アニ「ハッ」バシ

クリスタ「きゃあ!」

アニ「フン、まだまだだね…」

クリスタ「く、まだまだ…」

アニ「今日はここまでにしておきな。次の訓練に響いたら本末転倒だろ?」

クリスタ「う、うん……」

数日経過 格闘訓練


クリスタ「やっ!」


アニ「ふん」サッ

アニ「ハッ」バシ

クリスタ「きゃあ!」

アニ「フン、まだまだだね…」


クリスタ「く、まだまだ…」

アニ「今日はここまでにしておきな。次の訓練に響いたら本末転倒だろ?」


クリスタ「う、うん……」


ユミル「うーん…」

エレン「どこ見てんだよ、ユミル!」ブン


ユミル「く、エレンてめ…!」ドサ

エレン「…どんな感じだ?あの二人…」ダイジョウブカ

ユミル「いい感じなんだけどな…」アリガトヨ

ユミル「今日も食堂裏な。話したいこともあるし…」

エレン「ああ」


クリスタ「……」

夜 倉庫


アニ「うあああ……え、エレン!」


エレン「くっ…アニ!」パンパン


アニ「あ、ああ!も、もう…//」ハアハア


エレン「い、イキそうか?」パンパン


アニ「ああん!…い、イク…!」ビクビク

ヌル 


アニ「ちょ、なんで引き抜いて……」ハアハア


エレン(こ、これは俺もさすがにきつい……)ハアハア


アニ「ず、ずるいよ…//私の方は、もう焦らしてないんだからさ…//」


エレン「でも、アニには今まで焦らされてたからな~」ニヤニヤ


アニ「そんな…また自分でとか言うのかい?//」


エレン「あ、自分でやるの禁止ね」

アニ「なっ!?」ウソダヨネ

エレン「とにかく禁止な」ニヤニヤ

アニ「エレン、あんた……///」

エレン(アニかわいい…)

食堂裏


ユミル「エレン、ちょっと遅くないか?」


エレン「え?あ、いや。すこし遅くなったかな…うん」

ユミル「そういや、倉庫の方で喘ぎ声みたいのが聞こえてたけど…」チラ


エレン「は?聞こえるはずは…」

ユミル「いきなりボロ出すなよ、お前…」


エレン「//お前、カマかけやがったな!」


ユミル「アニとヤッテたのかよ…お盛んな奴だな」ヤレヤレ

エレン「く…//で、用件てなんだよ?」

ユミル「ああ、4人で組む作戦あったじゃん?この数日でけっこういい感じになってるけどさ…」


エレン「うん」

ユミル「別の問題も出てきてるみたいでよ……」


エレン「別の問題…?」


ユミル「ああ…」ポリポリ

ユミル「普通に考えたら、そういう噂が立つのは必然というかなんというか…」トオイメ

エレン「意味わかんねーぞ」


ユミル「アルミンの奴が教えてくれたんだけどさ…」

エレン「アルミンが…?」

同じころ…女子寮


アニ(~~~~~~///)モジモジ

アニ(あの馬鹿~~~//自分でやるなとか…///)モジモジ

クリスタ「………アニ」

アニ「え?」

クリスタ「隣、いいかな?」


アニ「…いいよ」

クリスタ「ありがと」ヨッコイセ

アニ「…」


クリスタ「…」


アニ(最近訓練で組むことが多いけど…やっぱり気まずいね)


クリスタ「…アニ…」

アニ「何?」

クリスタ「最近エレンはどうかな…?」


アニ「は?エレン?」ピク

クリスタ「…様子とか変わってないかなって…」

アニ「意味わかんないけど……変わってないね。(私を虐めるようにはなったけどね//)

クリスタ「…そう…」


アニ「どういう意味だい?」


クリスタ「最近、エレンが……浮気してるんじゃないかなって思うの…」


アニ「は?」ホーシン

クリスタ「……ユミルと…」

アニ「え?……え?」


アニ「ユミルて……あのユミル?」


クリスタ「うん…」


クリスタ「実際そういう噂もあるみたい…」


クリスタ「夜、二人で会ってるのを見たとか…」


アニ「………へえ…」ピクピク

今日はここまでです。そろそろ終わりに近づいてますが…

IF話も書いていこうかなと思ってまして…

1 本編NTRルート

2 本編クリスタルート

を考えているんですが…よろしければご意見ください。それでは~

1はベルトルトがアニを寝取る話ですね。2はそのままですかね。

説明不足ですみません。

1 本編NTRルートは最初のアニの密会目撃あたりから分岐していきます。パラレル的ですので、ベルトルトがもっと狡猾で、アニももう少しベルトルトに心を許してる感じです。

2 本編クリスタルートは、クリスタが絆を得ようとした時に、アルミンが邪魔しなかったらという話です。こちらは性格とかに変更はないかと。

>>1です。 たくさんのご意見ありがとうございます。

NTRは苦手な方が多いということなので、やめておきますね。
クリスタルートを書いて行こうかと思います。

更新していきます。

ミーナ(なんか、別の意味でここの部屋怖くなってるよー!)


サシャ「アニとクリスタが一緒に話してるのは、いい傾向ですね」


ミーナ「サシャ、たまにこの部屋にいるときあるよね?」


サシャ「本当ですね。私この部屋じゃないんですけどね」

ミーナ「いや、自分のことでしょ」


サシャ「自分でもよくわからないんですよね」

食堂裏

エレン「つまり…俺たちがあやしい関係なんじゃないかと、噂されてるわけか…」


ユミル「そういうことだ…」

エレン「また、ややこしいことになってんな……」

ユミル「その、なんだすまん。私がこんなこと頼んだからだな」ポリポリ

エレン「俺も協力するって言ったんだし。仕方ねーよ」

ユミル「じゃあ、もう少し協力してくれるか?」

エレン「いいぜ」

ユミル「ありがとな」

エレン「こんなところでやめたら、意味ないだろうしな」


………

ユミル「エレン」


エレン「なんだ?」

ユミル「お前さ、さっきの噂の件とは違うところで、噂されてんの知ってるか?」


エレン「ああ、なんとなくな…」


エレン「まあ、仕方ないだろ。何も知らない奴らからしたら、俺ってクリスタを傷つけた男みたいにしか映らないだろうし」


エレン「実際傷つけたわけだし…」

エレン「食堂でも陰口叩かれてたな」

ユミル「お前も聞き分けのいい奴だな」


ユミル「正面からお前に拳なり、言葉なりで向かってくる奴はともかく、陰でこそこそ言ってる奴らに、気を使う必要ないんじゃねーの?」


ユミル「私だったら殴ってるところだ」

エレン「怖いぞ」

ユミル「クリスタとアニがこのまま仲直りできたら、そういう陰口も減るかもな」

エレン「確かにな」

ユミル「とにかく、明日以降もできる限り、私とエレン、アニとクリスタで組んで行こうぜ」

エレン「わかった」

翌日 食堂

ワイワイ…


エレン「よお、アニ」


アニ「エレン//……おはよ…」


エレン「隣、いいか?」


アニ「いいよ…//」

エレン「?」

アニ「…」パクパク

エレン「…」モグモグ

アニ「ねえ……」

エレン「なんだ?」

アニ「その、あれはいつまでなんだい?」

エレン「あれって?」

アニ「だから…自分でするの禁止というやつだよ…//」

エレン「え…」


アニ「ずっと禁止というのは私の身体がもたないというか、その…///」モジモジ


アニ「既にかなり限界というか…」

エレン「…おまえ、律儀に守ってたの…?」

エレン「昨日、しなかったのか…?」ヤルナ


アニ「な、あんたが禁止って言うから…///」

エレン「冗談のつもりだったんだけど…」

アニ「ちょっと、あんた…//」


エレン「そっかー、俺が禁止って言ったら、守ってくれるのか」ニヤニヤ


アニ「ち、違う…//」(嫌な予感しかしない…///)


エレン「だから、冗談だってよ。忘れてくれよ」

アニ「ほっ…」



クリスタ「アニ…」

アニ「あ、クリスタ…」


エレン「え…」

クリスタ「今日一緒に食べる約束してなかったっけ?二人で」


アニ「??」

アニ「そ、そういえばそうだったね」


エレン「本当か?(クリスタとアニが?どういう流れだ、これは…)


エレン「じゃあ、俺はアルミンのところに行ってくるな」ガタ


アニ「わ、悪いね…」


クリスタ「……」

ガヤガヤ


オイミロヨ アニトクリスタガ イッショニタベテルゾ エレンアイソツカサレタカ



アルミン「エレン、ここで食べるの久しぶりだよね」

エレン「そうだな、懐かしく感じる」

ミカサ「エレン、頬にたべかすがついてる」サッ

エレン「ああ、悪い」

サシャ「そのやりとりも、懐かしいですね」ハグハグ

ユミル「エレンも色々妙な状況になってたもんな」


エレン「お前のせいでもあるんだけどな」

ユミル「私のせいかよ?エレン、お前やっぱり喧嘩売ってるよな?」

サシャ「ユミルはいつも間に、エレンのこと、エレンと呼ぶようになったんですか?」

ユミル「ブフッ」


エレン「うお、きたねーなお前!」

ユミル「さ、さあ…最初からじゃねーの?」


ミカサ「違う、二人は最近ペアを組んでることも多い」ジロ


ミカサ「どういうこと?」ゴゴゴ


ユミル「わ、私にはわかんねーな……」(ミカサの奴怖すぎだろ…)

エレン「違うってミカサ、最近俺とアニとクリスタとユミルの4人で組んでることが多いんだ。だから、ユミルと組むことも多くなってるだけだよ」

エレン「だよな?」


ユミル「ああ、そうだ。いつも同じメンバーじゃつまんねーから、組まねーかって提案したんだよ」

ミカサ「そう…ならいい」

アルミン(二人が密会してる噂もあるし…何かあるんだろうな…)


アルミン(考えられることは…アニとクリスタの仲直りかな…)チラ

アルミン「クリスタとアニも最近仲良くなってきたのかな?」


エレン「そうだな。今日も一緒に食べる約束とかで、追い出されたしな」

アニ「あの二人がね…」


クリスタ「うん…どうしようか」

アニ「直接聞くのもいいけど、様子をみようかな」

クリスタ「うん…」

格闘訓練


クリスタ「ハッ!」バシ

アニ「フッ」サッ

クリスタ「やあ!」バシ


エレン「クリスタの奴、なんか無駄な動きがここにきて減った気がする…」

エレン「あいつ、体動かす訓練は苦手なんじゃないのか?」

ユミル「そんなことねーよ、一応上位10位候補に入ってるんだからな」

エレン「やっぱり、お前とやってるっていうのは、大きいのかな」


ユミル「それ、別の意味に聞こえるぞ」

エレン「茶化すなよ」

ユミル「お世辞言っても何も出ないぞ…」

アニ「…」チラ

クリスタ「…」チラ

……………

さらに数日経過


女子寮


ミーナ「最近ユミルが帰ってくるの遅いよねー」


アニ「そうだね…」


アニ(エレンと会ってるのかね…)


アニ(…行くか)ガタ


クリスタ「アニ、どこに行くの?」

アニ「…わかるだろ?捜しにだよ」

クリスタ「じゃ、じゃあ私も行く」

別の場所


ミカサ「アルミン…」

アルミン「アニとクリスタが女子寮から出て行ったんだ…」

ミカサ「うん」

アルミン「エレンもまだ帰ってきてないから……エレンを捜しに行ったと思うよ」

ミカサ「…なんだか前の騒動に似てる気がする。大丈夫かな…」

アルミン「似てると思うけどさ…今回は平気だよきっと…」ニコ

食堂裏

エレン「はあ?まじか?」

ユミル「ああ、クリスタもそれっぽいこと聞いてきたしな」

エレン「あの二人、俺たちのことで相談してたのかよ」

ユミル「まあ、アルミンの奴が言ってたんだけどな」


エレン「アルミンか…あいつ本当に賢いからな…」

ユミル「なんでも、クリスタに悪いことしたから、罪滅ぼしになるかなとか言ってたな」


エレン「罪滅ぼし?」

アルミン「クリスタになんかキツイことをしたらしい」


エレン「なんだろうな(なんかしたのか、あいつ)


エレン「というか、アルミンにはもう、仲直りさせてること言ってるんだろ?」


ユミル「ちょっと前に聞かれてよ。アニとクリスタも安定してきたから、いいかなって」


ユミル「そのときに、私とエレンのスキンシップを過剰にすればいいとか言われたな」

ユミル「そうすれば、クリスタとアニはもっと協力するとか…」


エレン「それでかよ、まあいいんじゃねーの…(最近スキンシップが激しいとは思ってたが…こういうことか)


ユミル「…それだけか?」

エレン「なんだよ?それだけかって…」


ユミル「いや…」


ユミル「お前さ…私のこと女として見てないよな?」


エレン「いや、そんなことはないが…」


ユミル「そうかよ…」スッ

エレン「!近いぞ、ユミル」


ユミル「…」ダキ

エレン「…おい!抱き着くなよ!」


ユミル「スキンシップの練習だよ、ほら手まわせよ」


エレン「こ、こうか?」ギュ


ユミル「そうそう」


エレン「………」

ユミル「………」


エレン「お前、俺より背が高いよな」

ユミル「だから、なんだ?」


エレン「いや、男としてはさ、抱き合うときは女子を見下ろしたいというか…」


ユミル「じゃあ、もっと背伸ばすんだな…」


エレン「そうだな」



アニ「なに…やってんだい…?」



エレン「!!」バッ

ユミル「!!」バッ


クリスタ「…ユミル…」

ユミル「…クリスタ…」

エレン「あ、あの……アニ…こ、これは…」


アニ「……」


エレン(な、なんて言うかな…もう理由も言ってしまうか…)


アニ「…」


アニ「…思い出してた…」

エレン「え?」

アニ「ほら、この状況だよ」


アニ「私がベルトルトと抱き合ってた状況と似てないかい?」


エレン「そういえばそうだな」

アニ「面子は違うけど、ほぼ一緒だよね」

エレン「ああ…」


アニ「あんたの気持ちが初めてわかった気がする…」

アニ「今、私の気持ちも同じなんじゃないかな…」


エレン「アニ…」



アニ「…ほんとゴメンね…あんなことしちゃって…」ウツムキ



エレン「アニ……」

アニ「エレン、話してくれないかい?」

アニ「私もクリスタもあんたのこと信じてるからさ」


クリスタ「……」コクン


エレン(…これはもう…)

ユミル(もう平気だろな…)


エレン「話すよ…実はさ………」


………

すいません。用事があるんで今日はここまで。明日には終わります。また明日~

>>1です。更新していきます。今日で終わるかなと

エレン「……というわけで、決して浮気してたわけではないんだ」

アニ「…」

クリスタ「…」

ユミル「…」

アニ「なるほど…話しはわかった」

エレン「わかってくれるか?」

アニ「ただ、スキンシップを過剰にするのは、やりすぎなんじゃないかい?」

エレン「う…悪い、アニ」

ユミル「あ、それは…すまん」

クリスタ「ユミル…」

アニ「ま、もういいけどね。誤解ってわかって安心したし」

エレン「それで…どうなんだ?」


アニ「何が?」

ユミル「仲直りだよ。どうなんだ?」


アニ「それかい…」チラ


クリスタ「……」チラ

ユミル(ここで、気まずくなったりしたら、今までのことが水の泡か…)イヤダナ

アニ「まあ、元々仲良かったかは置いといて、気まずさは減ったと思うよ」


アニ「ねえ、クリスタ」

クリスタ「うん、そうだね」

ユミル「そ、そうか!」


エレン「よかったぜ、ホント!」アンシンシタ

アニ「全く…変な気まわしちゃってさ…」

エレン「ユミルの案だぜ?部屋でもクリスタが落ち込んでたらしいからさ…」

アニ「そういえば、髪留めみたいなのずっと見てたね」


アニ「あんたが前に、私に買ってくれなかったやつだよね?」ジロ


エレン「あ……」アセアセ


クリスタ「……!」ニコ

エレン「…」カアア


アニ「……」ギリ

ユミル「とりあえず、私の作戦は成功したってことでいいんだろ?」


ユミル「あの妙な空気はちょっと勘弁だったからな」ヨカッタゼ


アニ「心配かけたみたいだね…」

エレン「いいって…気にするなよ」

アニ「…うん」

クリスタ「アニ…」


アニ「ん?」


クリスタ「えっと、その…」

アニ「ああ、そうだったね」


アニ「エレン」

エレン「なんだ?」

アニ「せっかくだし、クリスタと二人で話していったら?」

ユミル「!」(アニがこんなこと言うなんてな)


エレン「え?(そうか、クリスタと俺は気まずいままだったな…)

エレン「アニは…いいのか?」


アニ「うん、いいよ。クリスタとのそういう約束だったし」


エレン「なら…うんわかった…」」


アニ「じゃあ、私は先に行ってるよ」スタスタ

ユミル「……私も行ってるな」スタスタ

エレン「ああ」



クリスタ「…」

エレン「………」

クリスタ「………」

エレン「あ、あのさ…クリスタ」


クリスタ「う、うん…」

エレン「俺たち気まずいままだったよな…」


クリスタ「うん…」

エレン「あれの前までは、普通に話してたのにな」


クリスタ「うん、でも…」


エレン「でも…?」


クリスタ「明日からは普通にお話できないかな…?」ウツムキ

エレン「…いいのか?」

クリスタ「…私はずっと、エレンと話したいと思ってたよ…」


クリスタ「だから、エレンさえいいなら…」

エレン「お、おう、願ってもないことだけど…」


クリスタ「じゃあ、いいの?」フルフル


エレン「ああ、よろしくなクリスタ」ニカ


クリスタ「……」

エレン「クリスタ?」


クリスタ「……………」



エレン「…どうした?」

クリスタ「え、え、……」ポロポロ



エレン(泣いてる…?)




クリスタ「エレン~~~~~!!!」ダキ



エレン「うわ!」


エレン「く、クリスタ!」



クリスタ「うわ~~~~~~!!」ポロポロポロ ギュウ~~~~

エレン「ああ…えっと…うん。ごめんな色々と…」ギュウ~~


クリスタ「ううん…大丈夫…いいよ…いい…」グスグス


エレン(つもりに積もったものが、一気に発散した感じだよな、これって…)ギュウ


エレン(クリスタにはホント悪いことしてしまったかな…)



……………

アニ「エレン…」スタスタ


エレン「アニ…」


アニ「話は終わった?」


エレン「ああ」

アニ「クリスタは…」

エレン「さっき帰ったよ…」


アニ「解決はしたの?」

エレン「いや、どうかな…及第点ではあるだろうけど…」


アニ「まあ、いいや。座るよ」ドッコイセ

エレン「ああ」ヨッコラセ

アニ「そういえば、私達卒業まで、半年切ってるんだね」


エレン「けっこう早いもんだよな」


アニ「…エレンは、ここを卒業したらさ…」


アニ「やっぱり、調査兵団に行くのかい?」

エレン「そのつもりだけど…アニは憲兵団か?」

アニ「いや、そのつもりだったけど…調査兵団だろうね」

エレン「お前もかよ…」



アニ「あんたの手助けをしたいっていうのもあるし……」


アニ(なにより、巨人のことを考えると調査兵団以外では無理だろうしね…)

エレン「ふーん…」

アニ「できれば、エレンには憲兵団に行ってほしいんだけどね」


エレン「なんでだよ?」


アニ「調査兵団は死亡率が高すぎる…いくらあんたでも数年先、生き残っている保証はどこにもないだろ」

エレン「それは、アニも一緒だろ?」


アニ「私は多分大丈夫…そういう意味では、ミカサよりも大丈夫だと思うよ」


エレン「どういうことだ…?」イミワカラン


アニ「今はわからなくて当然だと思う」

アニ「でも、近い内にその意味もわかると思う」

アニ「そのとき、あんたがどういう反応をして、どういう選択をしても私は受け入れるよ」


エレン「……」(理解はできないが…今のアニは真剣だな…)

エレン「そうか…考えとくよ」


アニ「え?」


エレン「憲兵団行きの件、考えとくってことだよ」


アニ「意外だね…てっきり曲げないかと思ったけど……」

エレン「今までならな。でもアニのさっきの言葉は的を射てると思うしな」

エレン「ミカサにも、何度か諭されてたことだ」

エレン「それに、アニの頼みなら無下に断りたくもないし」


アニ「エレン……」

アニ「あんたは外の世界を見たいって言ってたよね」


エレン「ああ」


アニ「なら、私が調査兵団に行って、あんたが憲兵団に入る方が現実的だよ」


アニ「あんたのことだから、自分の力でそれを成し遂げたいだろうけど」


エレン(…本当に意味はわからないけど…事実というのは伝わってくるな)

エレン「それってつまり…俺が家計を支えるって意味もあんのか?///」


エレン「憲兵団は給料が高いと聞くしな…」


アニ「そ、そこまで飛躍した話でもないんだけど…///」


エレン「そ、そうだよな…//」



エレン「///」

アニ「///」

エレン「ま、まずは10位以内をキープできるように、がんばらないとな」


アニ「そ、そうだね…//」


エレン「そろそろ帰るか…?」


アニ「うん…」

アニ「エレン」

エレン「ん?」



アニ「私を離さないでね。あんたと一緒なら、私はどんなことでもできそうだからさ」


エレン「恥ずかしくないか?そのセリフ…?///」


アニ「馬鹿…///」

休憩、ごはん食べてきます。続きは少し待ってください。

翌日 


アルミン「おはよう、エレン」


エレン「おっす、アルミン!」


アルミン「色々あったと思うけど…うまくいったみたいだね」ニコ

エレン「どうかな~わかんねーけど…」


アルミン「とにかく、食堂に行こうよ」

エレン「ああ」

廊下


クリスタ「おはよう、エレン、アルミン!」


アルミン「!」(すごい元気になってる…!)

アルミン「おはよ、クリスタ」

エレン「おっす、クリスタ」


クリスタ「アルミンも心配かけちゃったね。一応吹っ切れた…のかな」


アルミン「そうなんだ…何にしてもよかったよ」


ミカサ「おはよう、みんな」

エレン「おっす」


クリスタ「おはよう、ミカサ」


ミカサ「クリスタ…元気になってる。私もうれしい」

クリスタ「ありがとう、ミカサ!」


アニ「…おはよ」


エレン「アニ!おはよう」ビックリシタ


アニ「クリスタも…」


クリスタ「おはよ、アニ!」


アルミン(二人が普通に挨拶もしてる、いい感じかな)ヨカッタ

ユミル「あれ、何集まってんだ?こんなところで」


クリスタ「ユミル。おはよう!」


ユミル「おはよ、クリスタ。今日もかわいいぜ」

クリスタ「もう!」


ユミル「…」チラ

ユミル「アニもこの面子に入ってるのは、めずらしいな」

アニ「私はエレンと食堂に行こうと思ってただけだよ」

ユミル「ふーん…」チラ


エレン「?」


ユミル「なあ、エレン」ガキ


エレン「ぐわ…!く、苦しいぞ、ユミル!首絞めるな…!」


クリスタ「ユミル!」


アニ「!」

ユミル「お前とここ何日か一緒に過ごしたじゃん?」

エレン「だ、だから苦しいって…」

ユミル「その…悪くなかったぜ、楽しかった…」

ユミル「機会があれば、またやろうぜ」ギリギリ

エレン「は?なんでこの状況でそんなこと言うんだよ!」

アニ「…」ギリ


エレン(アニに普通に聞こえてるじゃねーか…!)


クリスタ「ユミル!離してあげなよ!」

エレン(そして、位置的にクリスタには聞こえていないか…なんて器用なやつだ…)


ユミル「しゃーねーな」スル


エレン「うう、痛い…」

クリスタ「もう、ユミルったら…」プンプン

ユミル「悪い悪い、エレンの顔みたら虐めたくなってよ」ハハハ

アニ「エレン…」


エレン「アニ、今のは別にあの、その…」アタフタ


アニ「このスケコマシ…」ムス


エレン「あ、いや…」


アニ「ほら、手。食堂行くよ」サッ

エレン「お、おう…//」ギュ



スタスタ…

アルミン「あ、行っちゃった」


ミカサ「腹立たしいけど、私たちも行こうアルミン」


アルミン「そうだね」


クリスタ「………」

ユミル「………」


ユミル「なあ、クリスタ…」


クリスタ「何?」


ユミル「吹っ切れた機会にさ、新しい恋とかも見つけたらどうだ?」


クリスタ「…うん、考えてみるね」


クリスタ「でも、エレン以上の人ってあんまり会えないかも…」


ユミル「…かもな」


クリスタ「…え?ユミル?」

ユミル「なんでもねえ…」

食堂


ガヤガヤ


オイミロヨアレ クリスタノヨウスガ フンイキガモドッテナイカ マジカヨ ナニガアッタンダ


ライナー「クリスタが元気になったみたいだな…よかったぜ」

ベルトルト「うん、よかったね」

ライナー「これで求婚できるな」

ベルトルト「」

ミーナ「なんだか、雰囲気が良くなってるよね」ヨカッタ


ハンナ「そうね」


ミーナ「しかも、アニもクリスタのグループに入ってるしー」チョットサビシイケド


ミーナ「修羅場になりそうな予感もあるけど…」


ワイワイ


サシャ「今日もパンがいい感じですね」ハグハグ


ユミル「お前は、少し落ち着いて食べろよ…」

ミカサ「エレン、食べかすとってあげる」スッ

エレン「いいよ、自分でとるから…」

ミカサ「遠慮なんてしなくていい。私たちは家族。鉄の絆で結ばれているから」


クリスタ「な…」ピク


アニ「…」ピク


エレン「なに言ってんだよ…//」


アニ「あんたも何照れてるんだい?」ゴゴゴ


エレン「いや、別に照れてるわけじゃ…」アセアセ


クリスタ「エレン…?」ニコ ゴゴゴゴ


エレン「あの、二人共落ち着いてくれ…」アタフタ


ユミル「こりゃ災難だなエレン…」ゴシュウショウサマ


ナンダヨアレ エレンシネ シュラバジャネーカ ウラヤマシイ

アルミン(エレンに対するまわりの態度も変わってきたかな…)


アルミン(でも、妬みはなくならないよね…アハハ)


アルミン(しかも、これから先修羅場とかが待ち受けてそうだな~)


アルミン(ま、いいか。被害者はエレンだし…)

アルミン(クリスタはエレンのことまだ諦めてないのかな…)



アルミン(元気になったみたいだし、罪滅ぼしも少しはできたかな…)

アルミン(僕の初恋は終わったけど…これで一応収束かな)


おしまい

後日談終了しました~ここまで見てくれた方には、本当に感謝です!

今後の展開ですが…本編のクリスタルートを書こうかなと思っております。
よろしければ、お付き合いくださいね。

>>1です。夜中ですけど更新していきます。

本編クリスタルート

>>192 あたりからの分岐となります。エレクリですので、苦手な方注意。

街の高台


クリスタ「エレン…私、絆がほしい」


変装アルミン「!」

変装ミカサ「!」

エレン「絆…?」(この髪留めとブレスレットのことじゃないんだよな…)

クリスタ「うん…もっと大きな絆がほしいな」カオマッカ



変装ミカサ「アルミン、早くとめなきゃ」ヒソヒソ

変装アルミン「うん…でも…」

変装アルミン「………」


変装ミカサ「アルミン?」

変装アルミン「……………」


変装アルミン「いや、やっぱりこのまま帰ろう」

変装ミカサ「え?アルミン、でも…」ヒソヒソ


変装アルミン「このことも含めて、エレンの判断に任せた方がいいと思うんだ」


変装アルミン「僕は考えが甘かったかもしれない」


変装アルミン「エレンがそういう関係になるのを、望んでいるのかどうかも重要だし」


変装アルミン「もし、エレンが望んでるなら…」


変装ミカサ「……」


変装ミカサ「じゃあ、このまま帰るの?」

変装アルミン「うん、静かにね…」ヒソヒソ


変装ミカサ「そう…わかった」


変装アルミン「ミカサはいいの?本当に」ボソボソ


変装ミカサ「…もう私の入り込める余地はないと思う…」


変装アルミン「ミカサ……じゃあ、帰ろうか」


変装ミカサ「うん」


スタスタ…

クリスタ「えっと、だから…」


エレン「…?」(大きな絆…ていうと…)カップルガイナクナッタナ


クリスタ「……///」カア


エレン「………」


エレン「…(まさか…)


クリスタ「だから、あの、その…宿屋にさ…」モジモジ

エレン「な…///」


クリスタ(あ、伝わった…///うう~恥ずかしい…//)


エレン「い、いや…でもそれって…」アセアセ


クリスタ「わ、私はほしいって思ってるんだけど…///」

クリスタ「だ、だめかな?//」ウツムキ



エレン(こ、これは…どうする…?)

エレン(クリスタは大事にしたいと思ったから、この前の密会でキスもしなかったけど…)


エレン(く…でも宿屋に行ったら、確実に自分を抑えられないだろうな…)


エレン(アニのこともあるし…いやでも…)

エレン(俺が一番大切なのは…今目の前にいる人じゃないのか…?)


エレン(クリスタが、本気でそれを望んでるなら…俺は…)



エレン「……」

クリスタ「………」ウツムキ

エレン「いいのか…?クリスタは…」


クリスタ「うん…」カアア


エレン「なら、行こうか//」

クリスタ「いいの?」

エレン「あ、ああ//」

街 宿屋前


クリスタ「……//」

エレン「……///」


クリスタ「は、入ろっか…//」ギュ


エレン「で、でも…あの、その…///」ギュ


エレン「本当にいいのか…//?」

クリスタ「大丈夫…//エレンが嫌じゃないなら…///」カオマッカ


エレン「俺も嫌じゃないよ…大丈夫だ///」(緊張するな///)

クリスタ「じゃ、じゃあ行こっか//」


エレン「おう//」

宿屋 休憩室


クリスタ「///」


エレン「///」


クリスタ「休憩室ていう部屋もあるんだね…アハハ…」


エレン「そ、そうだな…」


クリスタ(ここって、そういうことをして休憩するって意味だよね…)


クリスタ(~~~~///)

クリスタ(今更だけど恥ずかしくなって来ちゃった~~//)

エレン「……」


エレン(ここは、俺ががんばらないといけないな…クリスタ初めてだろうし…)


エレン(初めてだよな…?)チガウカッタラショックダナ


エレン(そういう俺も、最後まではやってないし、あんまり変わらないけど)

クリスタ「ね、ねえ…」

エレン「な、何…?」

クリスタ「エレンて、こういうことしたことあるよね…?」

エレン「え?いや…まあ、うん」


クリスタ「やっぱり……そうだよね」


エレン「いや、でも最後まではやってないし、初めてみたいなもんだし」アセアセ

クリスタ「そういう問題じゃない気がするけど…」ジロ


エレン「い、いやそこを指摘されても困るぞ」アセアセ



クリスタ「そうだけど…」ムー

エレン(クリスタかわいいな)


エレン(ミニスカートだし、太ももが眩しすぎる…)カアア


エレン(あの太ももも、もうすぐ好きにできるわけか…)ムクムク


エレン(ヤバい…自分を抑えられなくなりそう…)


クリスタ「私は初めてだもん…」ツマサキツンツン


エレン「……」ドキ

エレン「クリスタッ」ダキ


クリスタ「きゃ、エレン!?」カアア

エレン「ごめん、そろそろ我慢できなくなってきた…」


クリスタ「あ…う、うんいいよ…//」

クリスタ「で、でもちょっと待って」


エレン「え?」


クリスタ「ん…」チュウ

エレン「んん…」チュ チュ


クリスタ「ぷはっ」


クリスタ「エヘヘ//私のファーストキスかな//」


エレン「………」ムクムク


エレン(ああ…もう限界だ//)ガバッ


クリスタ「え、エレン///」


……………

クリスタ「ああ//…エレン…くすぐったいよぉ…」


エレン「クリスタの尻って柔らかすぎるな…」サワサワ


クリスタ「ううう~~//」


エレン「それに、太ももも柔らかい」ナデナデ


クリスタ「ひゃ!ダメだよ…//」

エレン「というか、スカートの下にスパッツとかは穿いてなかったんだな…」イガイダ


クリスタ「そういうの持ってなかったから…」


エレン(ということは、街でもパンツ見えてたかもしれないわけか)

エレン(これだけスカート短いと、ちょっと動くだけでも見えそうになるよな)エロイ

エレン(やっぱり、クリスタ見てた奴ら殴っとくんだった)イラ


クリスタ「…エレン?」

エレン「じゃあクリスタは、パンツ見られるのも覚悟でこんな格好してたのか…」


エレン「いやらしいな」ホントニ


クリスタ「ふえ?ち、ちがうよ~~~///」


エレン「何が違うんだ?」(クリスタに意地悪するのも楽しいな)


クリスタ「ロングスカートより、ミニの方がエレンも喜んでくれるかと思ったから…」

クリスタ「すごい恥ずかしかったんだよ…?」


エレン「…」ドキドキ(クリスタのこういう言葉はいちいちヤバいな…)ムクムク

エレン「そっか…ありがとなクリスタ」


エレン「俺もミニの方がうれしいよ」ニコ


クリスタ「うん…よかった//」


エレン「クリスタ、もう脱がすぞ」グイ

クリスタ「う、うん…あん//」

ベッド



エレン「すごい綺麗だ…」


クリスタ「も、もう…あんまり見ないでよ~~//」ハズカシイヨ


エレン「胸も結構大きいんだな」


クリスタ「あ、ありがと…///」


エレン「…」ペロペロ

クリスタ「ああ…なめちゃダメだよエレン…」


エレン「下もこんなに濡れてる…」ピチャ

クリスタ「それは…ち、ちがうの//」


エレン「だからなにが違うんだ?」クチュクチュ


クリスタ「うああ!ああ…///」ビクビク


エレン(そろそろいいかな…?)

エレン(俺ももう挿入しないと、爆発しそうだ…!)


エレン「クリスタ、もう挿れてもいいか?」(拒否しても挿れるけど…)

クリスタ「え……?う、うん…いいよ」メヲソムケル


クリスタ「で、でも私初めてだから…その…」アタフタ


エレン「大丈夫、優しくするって//」


クリスタ「うん///」

エレン「俺もちなみに、挿れるのは初めてだからな?」

エレン「うまくはできないぜ」

クリスタ「そうなんだ…よかった…」

クリスタ「じゃあ、お互い初めてだね//」


エレン「そ、そうだな///」

エレン「挿れるぞ//」ズッ


クリスタ「んああ…!ああ…!」


エレン「ぐう…!」ズブズブ


クリスタ「んんんん…!!///」


クリスタ「エレンの……大きい…!」ハアハア

エレン「ふっ…!」ズブ


クリスタ「あああ…!」ハア

エレン「クリスタ…大丈夫か…?」フウ

クリスタ「うん…平気…」テヲクビニマワス

エレン「痛いだろ?」(すげー締め付けてくる…気持ち良すぎる…)


クリスタ「私は大丈夫だよ……だからさ…」ハアハア


クリスタ「エレンの好きに動いていいよ…?」


エレン「…」(ああ…獣になりそうだ…)


エレン「知らないぞ?いいんだな?」

クリスタ「い、いいよ…///」

クリスタ「そのかわり、私と目を合わせていてね?」チョットコワイカラ

エレン「ああ、わかった」

エレン「行くぞ!」グイ


クリスタ「んああ!!」ビクビク


ギシギシギシギシッ


クリスタ「ああ!…あん…んああ!ああん!!」ガクガク


エレン「く、クリスタ…!」ギシギシ

クリスタ「え、エレン!…私…私……!あん…!んああ!!あああああ!!!」グチュグチュ


クリスタ「あああ!!え、エレン…こ、壊れちゃいそう…!!!」


エレン「はあ……はあ…!!クリスタ!クリスタ!!」(これはもう、止められない!)


クリスタ「うああん!あん…あん!!はあ…!はあ…!!」ガクンガクン


ギシギシッ


エレン「ぐうう!も、もうイキそうだ!!」ゼエゼエ

クリスタ「私…もう、もう!…ああ!ああん!!うあああ!!!」ガクガク

エレン「ぐっ!い、イク…!」ビクビク


クリスタ「はあ!はあ!…も、もうだめ…!!」ハアハア


エレン「うぐ!」ズボ


クリスタ「んあああ~~~~~!!!!!」ビクンビクンビクン

エレン「うあああ!!」ドピュドピュドピュ



…………

今日はここまでです。続きは明日にでも…

>>1です。更新していきます。

エレン「だ、大丈夫か、クリスタ…?」


クリスタ「うん…」グッタリ


エレン「外に出せてよかった…あぶなかったけど…」


クリスタ「うん…そうだね」


エレン「今度からは避妊具つけた方がいいよな…」


クリスタ「こ、今度からもしてくれるんだ?//」

エレン「く、クリスタが嫌じゃなければ…したい///」


クリスタ「い、嫌なわけないよ!//」

エレン「それじゃあ…よ、よろしくな///」


クリスタ「ふ、ふつつか者ですが…///」



エレン「//」

クリスタ「//」

宿屋 外


クリスタ「エヘヘ//エレン~~~///」ギュウ


エレン「クリスタ…//腕に引っ付き過ぎだって…」


エレン「歩きにくいだろ」

クリスタ「だって、今すっごい幸せなんだもん!」ギュウ~


エレン「お、俺も幸せだけどさ…//」

クリスタ「じゃあしばらくこのままでもいい?」


エレン「いいよ//」

エレン「とりあえず、帰るか…時間もギリギリだし」


クリスタ「うん///」

訓練宿舎


アルミン「あ、エレン。帰ってきたんだね」


ライナー「よう」(クリスタの姿…ミニスカート…)

エレン「なんだよ二人して…帰りを待ってたみたいな」

クリスタ「どうしたの?」

アルミン「いや、エレンに話があるんだけど…いいかな?」(こんな時間に帰ってきたってことは…やっぱり…)


ライナー(シクシク)

エレン「わかったよ」


クリスタ「エレン、私は戻ってるね」フリフリ

エレン「ああ」

男子寮 裏


エレン「それで、話っていうのは…」


ライナー「ああ。もしかしたら予想がついているかもしれんが…」

アルミン「ベルトルトとアニの件だよ」


エレン「そっか…」

ライナー「実はな……」



カクガクシカジカ…

エレン「………」


アルミン「エレン?」


ライナー「信じてくれるか!?」

エレン「ああ、俺は信じるぜ」


アルミン「は~~~よかった~~」ヘナヘナ

エレン「なんで座りこんでんだよアルミン」ハハハ


アルミン「いや、信じてくれるか恐かったからさ…」

アルミン「でもここからが重要なんだ…」

アルミン「これを聞いた上で、エレンがどうするのか…」

アルミン「決めるのはエレンだよ」


エレン「わかってる…」

エレン「選択…か」

女子寮


アニ(……)

アニ(エレン…。ライナーの奴は誤解を解いてくれるって言ってたけど…)

アニ(誤解が解ければ…もう一度やり直せるよね?)




クリスタ(~~~~~~//)

クリスタ(本当の絆もらっちゃったんだよね//)キャー

クリスタ(エレン…信じてるよ)

男子寮


ベルトルト「それで、エレンは?」


アルミン「外でしばらく考えたいってさ」


ライナー「お前のことはもう許してると思うぞ」


ベルトルト「よかった…」

ライナー「選択はどうするのかだな…」(クリスタを悲しませるなよ…エレン)

アルミン「うん、もう決まってると思うけどね」

男子寮 外


ミカサ「エレン。もう決めたの?」

エレン「そうだな…その決定でいこうと思う」

ミカサ「昨日アニは枯れるまで泣きはらしていた…」

ミカサ「それでも…?」

エレン「そうだな…」

ミカサ「今日のことが原因?」

エレン「お前……近くにいたの?」

ミカサ「ごめんなさい」

エレン「いいよ別に。…それも大きいけど、大事にしていきたいって思ったんだ」

エレン「巻き込んでしまったっていうのもあるし…」

ミカサ「…そう」

エレン「ミカサ、アニと仲良かったっけ?」

エレン「今のお前、アニの親友みたいだ」


ミカサ「そ、そんなことない!」

ミカサ「アニは…エレンとよく引っ付いていたから、好きではない…」


ミカサ「でも…嫌いでもない。頼りになるとは思ってる」


エレン「そっか…」

エレン「ミカサも変わったよな…」

エレン「お前、ちょっと俺に依存気味だっただろ?」


ミカサ「…エレンそれは違う…」

エレン「え?勘違い?」ハズカシイジャンオレ


ミカサ「依存はしてた……かなり…ちょっとじゃない」


エレン「そこかよ…」

エレン「でも最近俺たちの距離って悪くないんじゃないかなって思ってるんだけど…」

ミカサ「うん…私も。以前より心地いいかもしれない」


エレン「やっぱり、こういう相談できるのは、ミカサやアルミンが一番かな」

エレン「俺もミカサが悩んだ時は、相談に乗るから遠慮なく言ってくれよ」

ミカサ「うん、わかった…」

エレン「例えば、恋の悩みとか…」

ミカサ「エレン。それは関心しない…」

ミカサ「私はエレンが初恋だったのに…」ムス


エレン「わ、悪い…だってお前強すぎて、アドバイスそれくらいしかできないから」

ミカサ「私はとても傷ついた…」

エレン「絶対ウソだろ」

ミカサ「胸を貸してくれたら治るかも…」

エレン「いや、それはおかしい」




アルミン「明日選択するんだろうけど…ミカサとじゃれ合ってる…」

アルミン「この状況見られたら、すごくマズイよね…アニやクリスタに」

ライナー「エレンの野郎は何人の女子との親睦を深めるつもりだ?」ウラヤマシイ

翌日

エレン「よし、そろそろ行くか!」


タッタッタ…


エレン「クリスタ~」

クリスタ「エレン!」

エレン「悪い、待ったか?」

クリスタ「ううん。それで話って何かな//」

エレン「ああ、アニとベルトルトのことだけど…」


くりすた「え……」


エレン「実はさ…」カクガクシカジカ


クリスタ「そっか、誤解だったんだ…」ウツムキ


エレン「あんまり驚かないんだな?」

クリスタ「うん。誤解だろうなと思ってたから…」


クリスタ(エレンが離れるのが怖かっただけ…)

クリスタ「それはもういいよ…それよりさ」

エレン「クリスタ」


クリスタ「…」

エレン「最後まで聞いてくれないか?」



クリスタ「……ヤダ」


エレン「え?」


クリスタ「嫌だよ…聞きたくない…」

エレン「俺さ…誤解だったってわかったけど…」




クリスタ「エレン…」


エレン「だけど……」



クリスタ「………」







エレン「俺はクリスタが大好きだ!」


エレン「アニよりも…」

クリスタ「………」



エレン「……」カア


クリスタ「……」


エレン「……」ポリポリ



クリスタ「え?」


クリスタ「今…なんて…?」



エレン「だから、く、クリスタが一番好きだって…///」

クリスタ「え、あ、え……」



クリスタ「ウソ…じゃないよね……?」


エレン「もちろんだ!」カアア


クリスタ「……」


エレン「……」(恥ずかしいな…これ)


クリスタ「……実ったんだよね…」ジワ


エレン「え?」



クリスタ「片思いでおわると思ってた初恋が実ったんだよね…」ポロポロ

エレン「クリスタ…泣いてるのか!?」


クリスタ「えへへ…平気だよ。止められないけど…」ポロポロポロ


エレン「………クリスタ」ギュ


クリスタ「エレン…!」ギュ


エレン「クリスタ…こんなバカだけど、よろしくな」


クリスタ「うん、私の方こそよろしくね」


………

エレン「アニ!」


アニ「エレン…」

エレン「待たせたか?」


アニ「少しね。でも気にしなくていいよ」

アニ「話っていうのは…」

エレン「ああ。予想はできてると思うけど…」


エレン「誤解…だったんだよな…俺の」

アニ「…そうなるね」


エレン「その…悪かった。疑ったりして…」

アニ「でも、そうさせたのは私だし」


アニ「エレンが謝ることじゃないよ」


アニ「それで…ヨリを戻してくれるんだよね?」


エレン「……」

アニ「…エレン?」

エレン「…アニ…」


エレン「ゴメン…」


アニ「………ッ!」

エレン「………」

アニ「………」


エレン「俺はその…クリスタが…」

アニ「納得できない…」

エレン「アニ?」


アニ「最初に付き合ってたのは私だろ」


アニ「なら、私を選んでくれてもいいじゃないか」


アニ「誤解が解けたのなら、なおさらだよ」


エレン「すまないアニ。理屈じゃないんだ…」

アニ「……本気…なんだね…」ギリ


エレン「ああ…」

アニ「…」ギュウ

エレン「あ、アニ…!」

アニ「私を振ったんだから、これくらいさせな」

エレン「…///」


アニ「わかってたよ…あんたがクリスタ選ぶんじゃないかって…」


アニ「昨日のクリスタの表情はどこか壁を越えたような感じだったから…」


エレン「壁…か//」

アニ「あの子を抱いたんだろ?」


エレン「う…///そうだけど…//」


アニ「ふん…」ギュウ~

エレン「アニ…痛い…」


アニ「うるさい」ギリギリ


アニ「ねえ、私に好きなこと何でもしていいからって言ってもダメかい?」


アニ「夜はあんたの奴隷にでも何でもなるよ?」


エレン「…アニ、お前…//」


アニ「あんたのこと諦めたくないんだ」ギュウ


エレン「悪いアニ…俺はもうクリスタしか見えてないんだ…」

アニ「ダメかい…残念だよ本当に…」


アニ「もっとあんたの内面のいいところとか、悪いところも知って…」


アニ「私の醜い部分とかも知ってもらって、大ゲンカとかもしたりして…」


アニ「それで絆を深めていきたかったんだけどね」ポロポロ


エレン「アニ…ゴメンな。また、泣かせてしまったな」ギュウ

アニ「だからうるさいって…」ポロポロポロ

アニ「クリスタもきっと醜い部分はいっぱいあると思うよ」


アニ「これから先喧嘩とか、幻滅することもあるだろうしね」


エレン「ああ、クリスタ独占欲が強そうだしな…」


エレン「アニもだっけ…」

アニ「誰のせいだと思ってるんだい?」メキメキメキ


エレン「痛い痛い痛い…!」

アニ「名残惜しいけどもう私は行くよ」スッ

アニ「今日は涙が止まらないと思うけど…」

アニ「明日にはなんとか戻るようにするよ」

エレン「アニ…すまなかった」ペコ


アニ「じゃあね…」クル スタスタ



エレン「行くか…」クル

クリスタ「………」

エレン「く、クリスタ!?いつからそこに…?」アタフタ

クリスタ「二人が抱き合ってた時からかな~」ニコ ゴゴゴ


エレン「……」ブルブル

クリスタ「大丈夫だよね?私にはとても別れ話してるようには見えなかったんだけど…」ニコニコ


エレン「大丈夫だって…!ちゃんと別れを言ったんだよ」

クリスタ「アニがエレンの奴隷になるみたいな話してなかった?」ゴゴゴゴ

エレン「あ、あれは…断ったよ!本当に!」

エレン(これアニにはクリスタ見えてたよな…)


エレン(だから抱き着いてきたりしたのかよ)

クリスタ「なるとしたら、私がエレンの奴隷になるんだからね!」カオマッカ


エレン「クリスタ…顔真っ赤だぞ…」


クリスタ「うう~~///誰のせいよ~~///」


エレン「クリスタ」ヒョイ ギュウ




エレン「俺クリスタのこと大切にしていくからさ」

クリスタ「うん、信じてる。大好きだよエレン」


                        おしまい

これでクリスタルートも終了です。ここまで見てくれた方々本当にありがとうございました!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年06月26日 (木) 00:57:23   ID: 4sQoh7y0

クズトルト制裁無いのか。
おかしいだろ。
なんで無罪放免なんだよ。
エレンに気が済む迄殴られる位の姿勢は無いのか。
そもそも謝罪して無いよね。おかしいだろ。未練タラタラだし。

2 :  SS好きの774さん   2015年04月05日 (日) 22:29:16   ID: OWQUvezC

なんか原因の元がベルさんだったけどアニの態度にムカついた。エレンがアニを選んだ場合もクリスタを選んだ場合の時も。アニをとことん嫌ってしまったかもしれない。

3 :  SS好きの774さん   2015年08月18日 (火) 17:19:09   ID: E3KfmzBi

これクリスタのポジションにユミルがいるやつなかったっけ?

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