兄 「安価で妹と過ごす」(66)

兄 「暇だ……、ああ暇だ……」

兄 「出かけようにも暑い……」

兄 「……よし、のんびりと家で過ごすか」

兄 「妹もいるし、退屈はしないだろ」

兄 「……なにをしようか」

安価↓

兄 「……俺が暑いってことは、同じように家にいる妹もきっと暑いってことだ」

兄 「いいのか、兄として妹を苦しませていいのか? 俺」

兄 「否、兄としてそれは最低だ」

兄 「……冷たいアイスでも買ってきてやるか」

兄 「この暑さもちょっとは和らぐだろ」

――――

「いらっしゃいませ」

兄 「てなわけでコンビニにやってきたわけだが……」

兄 「……さて、どのアイスを買おう」

兄が購入したアイスは? 安価下

兄 「ピノでも買ってくか」

兄 「小分けされてるから、俺も食べられる」

兄 「うん、こりゃいい」

兄 「……ほかになにか買うものはあったっけか」

兄 「あったような……なかったような」

兄はほかになにか購入しようと思っていたのか、いなかったのか 安価一つ下

していたならその品物 安価二つ下

兄 「……っと、忘れるところだった」

兄 「妹におやつも買ってやろうと思ってたんだっけか」

兄 「じゃがりこ……あいつ、好きだよな」

兄 「よし、これにするか」


「ありがとうございましたー」


――――

-兄たちの家-

兄 「ただいま、と」

兄 「妹ー、いるかー?」

「お、お兄ちゃん!?」

兄 「なにをそんなに慌ててるんだ」

妹 「う、ううん、なんでもない」

兄 「俺の愛しの妹のために、これ買ってきたぞ」

妹 「……あ、ピノとじゃがりこ!」

兄 「暑いから冷たい物ほしいだろ?」

兄 「あと、じゃがりこも好きだろ?」

妹 「うん、今日のお兄ちゃんは優しいね」

兄 「いつも優しいだろ? 俺は」

妹 「……そんなこと、ないよ」

兄 「?」

-居間-

妹 「ね、このピノ食べていい?」

兄 「ああ、もともとはお前のために買ってきたんだからな」

妹 「やったっ! じゃあいただきますー!」

カプッ

兄 「俺の分も残しておいてくれよー」

兄 (それにしても)

兄 (あんなに大切そうに、味わってピノを食べている妹は……)

兄は妹をどう思ったか 安価↓

兄 (可愛い、我が妹ながらかわいすぎるぞ!)

兄 (あんな小さなピノを、器用に齧りながら食べるところがもうね!)

兄 (ピノについた歯形も愛らしい、ああ愛らしい……!)

兄 (これが萌えか、萌えなのかッ!)

妹 「……お兄ちゃん? ジィー


兄の行動 安価↓

兄 「……」 ナデナデ

妹 「……へっ?」

兄 「気にするな、妹よ」

妹 「うん……」

妹 「……あったかい」

兄 「……アイス、冷たいうちに食べるんだぞ?」

兄 (ぽつりと呟く妹可愛いっ!)

妹 「……うんっ!」

妹 (今日のお兄ちゃん、なんだか優しいね)

妹 「……美味しかった♪」

兄 「そうか、それはよかったな」 ナデナデ

妹 「……うんっ」

兄 (ピノをこんなにもよろこんで……)

兄 (兄としても買ってきた甲斐があったってものか)

兄 (……さてと、次はなにをしようか)

安価↓

兄 「……」 プニ

妹 「……ふにゃっ?」

兄 「ほっぺた、柔らかいな」

妹 「そ、そうかな?」

兄 「ああ、男のそれよりはよっぽどな」

妹 「……お兄ちゃん、もしかして男にこんなことしてるの?」 ジト‐

兄 「んなわけないだろ、気持ち悪い」 ブルッ

妹 「よかった、お兄ちゃんが男の人が好きみたいなことを言い出さなくて」

兄 「俺は至ってまともだ」

兄 「ただ妹が好きで好きでたまらないだけだ」

兄 「ただ、愛していたいだけだ」

妹 「……それ、愛の告白?」

兄 「違う、あくまで家族としてだよ」

妹 「そだよね」

兄 (よし、妹を愛でるのはこれぐらいで充分だろ)

兄 (さてと、次はなにして暇を潰すかな)

兄の行動、もしくはトラブル >>25

そしてちょいと席を外します

妹に愛の告白してみる
そして間違って胸をいじっちゃう

妹 「~♪」

兄 (妹はテレビを見てるのか……)

妹 「マツコデラックスって人、面白いねぇ」

兄 (……兄といえども男なんだぞ俺は)

妹 「うわっ、マツコがじゃがりこを貪ったら巨大化した!?」

兄 (そんな警戒心の欠片もない無邪気な振る舞いが……)

妹 「怪獣ごと家を吹き飛ばした!?」

兄 (守ってあげたくなる)

妹 「えっ、マツコがほかの星に訪問するの!?」

兄 (……こんなに可愛らしいこの子を、ほかの男に渡したくない)

妹 「……あっ、終わっちゃった」

兄 (ずっと、一緒にいたい)

妹 「……お兄ちゃん? さっきからどうしたの?」

兄 「……妹」

妹 「深刻……そうだね」

兄 「なあ、お前は俺のことが好きか?」

妹 「優しいお兄ちゃんは、好きだよ?」

兄 「そうか、けどそれは異性としてか?」

妹 「……と、突然過ぎてわけがわからないよ?」

兄 「俺にとっては大事なことなんだ」

妹に手を伸ばす

心臓の鼓動を感じ取れば、妹の思いが理解できると思ったからだ

妹 「……」

妹は左に避けようと体を動かす

だがその拍子に、俺の手が間違って妹の胸にあたってしまう

胸はやや小さめだが、形は整っているほう……だと思う

妹 「……ッ」

兄 「……悪い」

妹 「……」

兄 (怒ってる……よな、こんなことして)

ピンポーン

兄はどうする? 安価↓

兄 「……」 ギュッ

妹 「……ッ」

俺は無言で妹を抱きしめた

妹の思いはどうあれだ

愛しているはずの妹を困惑させてしまったのは事実だから

心なしか、妹が震えている気がした

兄 「……」 ギュッ

ピンポーン ピンポーン

兄はどうする? 安価↓

兄 「……妹、ちょっと待っててくれ」

妹 「……」 ボー

兄 (放心してるのか、無理もないか……)


ガチャッ

兄 「ん、妹友ちゃんか」

兄 「妹に用があるのか?」

妹友 「 >>35

マツコデラックスから荷物が届いています

妹友 「マツコデラックスから荷物が届いています」

兄 「そ、そうか」

兄 (さっきのテレビに出てた……、でもなんで俺の家に?)

兄 「まあ、ありがとな」

兄 「……よかったら、茶でも飲んでいくか?」

兄 (今、妹と気まずいしな……)

妹友 「>>37

妹さんが貴方の事ばかり話していましたよ

折角だから
いえ、いいです
ところで、貴方の妹さんはいつも貴方の事ばかり話しています
はやくいってあげてください
に変更

妹友 「妹さんが貴方の事ばかり話していましたよ」

兄 「そ、そうなのか?」

妹友 「はい、ではわたしは用事がありますのでこれで」 タッタッタ

兄 「……なんだったんだ?」

>>39 了解

妹友 「いえ、いいです」

兄 「そ、そうか、ならいいんだ」

妹友 「ところで、貴方の妹さんはいつも貴方の事ばかり話しています」

妹友 「はやくいってあげてください」 タッタッタ

兄 「そうなのか?」

兄 (本当だとすれば、兄日和に尽きるな)

兄 (そういえば、妹友からもらった箱……)

兄 (開けるべきか、開けざるべきか……)



開けますか? 開けませんか?
>>48までの多数決

寝る

開けるしかない

兄 「妹、いるか?」

妹 「……?」 ブルブル

兄 「妹友ちゃんが、妹にだってさ」っ箱

妹 「……?」

ガサゴソ

妹 「ん、なんだろ、紙が出てきた……!?」

兄 「どうしたんだ? 妹」

妹 「ちょ、ちょっと部屋に戻るね」

兄 「……?」

兄はどうする? 安価↓

兄 「……それ、見せてくれよ」

妹 「……ダメ、見せられない」

誰よりもお前を思う兄のいうことが聞けないのか? 妹

……無性に腹が立ってきた

兄 「……なら、こうしてやるッ!」

妹 「……ッ!!!」

力に任せ、強引に妹の服を引き裂く

服の下に隠されていた痣と下着が露わになる

兄 「……?」

妹が紙を落とした

拾い上げて、中身に目を通す



――私の最高の友達の妹ちゃんへ

この手紙を貴女が読んでいるということは、私はもう安価ウイルスに体を乗っ取られた……

つまり、私の意識はすでにこの世には存在していないことを意味します

私はもう手遅れですが、妹ちゃんはまだ間に合います、そもそも感染すらしていないのですから

ですから、この世界に繁栄している

それでいて、殆どの生物が感染してしまっている安価ウイルスの概要をここに記しておきます

これを届けるころには、私の意思は恐らく殆どが安価に支配されていることでしょう

もう私は傍にいてあげられませんが、妹ちゃんの無事を祈っています……


兄 「……なんなんだこれは」

妹 「……見ちゃったんだね」

兄 「……妹?」

妹 「お兄ちゃん、昔は優しかったよね」

兄 「……なんのことだ?」

妹 「暴力だって振るわなかった」

妹 「わたしのわがままだって聞いてくれた」

妹 「よく世話を焼いてくれた」

妹 「でも、今は人が変わったように暴力を振るう」

妹 「当り散らされることもある」

妹 「かと思えば、急に優しくなったりもする」

妹 「家族として好きだっていったかと思ったら、愛の告白をする」

妹 「……おかしいよね?」

妹 「でもあれを読んで、こうしてひん剥かれて、やっとわかった」

妹 「……お兄ちゃんも感染してるんだね、安価ウイルスに」

兄 「な、なにを……」

俺が妹に暴力を?

俺が妹に当り散らした?

その時、俺はなにを考えてた?

……思い出せない?

なんだよ、なんだよこれ……!

ていうかなんなんだよ、安価ウイルスってのは!

兄 「……!」

気付いた時、紙……というかメモ帳が妹に取られていた

そのまま彼女は玄関へと向かう気だ


兄はどうする? 安価↓

兄 「……待てッ! 妹!」

考えていても仕方がない

今はあのメモ帳を取り返さなければ

靴を履くのも忘れて、俺は外に出た妹を追いかける

だが、妹の姿は見当たらない

どうなってるんだ……?

寝る

兄 「……どこに行ったんだ、妹」

兄 (お金も持っていないんだ、そう遠くまでは行っていないはず)

兄 (なら、恐らくこの町のどこかにいるんだろう)

兄 (そう思って探し続けて、もう日が暮れそうだ……)

兄 (……後この町で探していないところは)

兄 (いや、妹がいそうな場所はどこだ?)

兄が思いついた、妹が向かった場所の心当たり
安価↓

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom