李衣菜「コマンドー?」 (38)

周子「そうそう。なんでも、今日やってたのを録画してたらしいよ」


智香「なんでも、ちひろさんに仕事を入れられたから録画してたらしいよ?」


李衣菜「そうなの。確か、『ルームサービス』とか言ってたような……」


周子「で、なんで今コマンドーを?」


智香「暇だからとか?」


李衣菜「いや、実は私がみたくて……」


周子「一人で見ないの?」


李衣菜「いや~、もし怖かったりしたら、ね?」


智香「まあまあ、とにかく見ようよ!!」

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李衣菜「……ベットシーンから始まるの?」


周子「まあ、洋画だしね」


智香「それより、男の人がごみを捨ててるんですね」


李衣菜「家庭的だねー」


周子「!? ちょ、ちょっとまって、え?」


智香「男の人が……」


李衣菜「とんでもねえ、待ってたんだよって、なんだかかっこいいね……」


周子「いやいやいや。男の人をオーバーキルしっちゃったよ?」


智香「そのまま帰るんですね……」


李衣菜「撃った銃はそのままいれるんだね」

周子「キャディー? 車はわかんないよ」


智香「でも、あの人のおしゃべりは軽快ですね。まるでアイドルをスカウトするときのプロデューサーさんみたいに」


李衣菜「それより、これ日本語吹き替えだよね? 翻訳のセンスがすごいってレベルじゃ……」


周子「この訳も、映画の醍醐味の一つだからね」


智香「……って、この黒い人、さっき人を殺したひとじゃないですか」


李衣菜「一番気に入ってるのは」


周子「なんです?」


李衣菜「値段だ」


智香「このやり取りもいいですよね~」


周子「それより、人をひいて車の後ろをぶつけて……美世さんおこってきそうだね」

李衣菜「次は船? 釣り?」


周子「そんな感じだね」


智香「この人も、さっきの人たちみたいに……」


李衣菜「まだ始まって5分とたってないよね?」


周子「あ、船に乗った」


智香「あ、さっきの黒い人」


李衣菜「あんなにリモコンのアンテナ伸ばす必要あるのかな?」


周子「多分、アピールしたかったとか?」


智香「あ、船爆発した」


李衣菜「!? こ、このBGMは!?」

周子「BGMとともに、筋肉むきむきの人がきたね」


智香「あ、この人ターミネーターにでてた人だ」


李衣菜「若いねー」


周子「李衣菜が言うな」


智香「木を背負ってるだけなのに、なんでこんなBGMを……」


李衣菜「わかんない。けど、何かまたあるとか?」


周子「……特に何もなく木を切ってるよ」


李衣菜「今のBGMなんだったんだろ」


智香「それより、斧を見つめる目が怖いです……」


周子「多分、さっきの人とは違うんだよ」


李衣菜「って、娘なの?」


周子「かわいいね」


智香「プロデューサーさんがスカウトしそうですね」

李衣菜「しばらくは家族との触れ合い……」


周子「シカと戯れて川で釣りして」


智香「いいなー」


李衣菜「お母さんいないのかな?」


周子「男手ひとつで子育て、かっこいいね」


智香「パパったら古いんだ」


周子「その通りかもな」


李衣菜「ねえ、あの中身って……」


周子「シカ……かな?」


智香「」

周子「なんか、空みてるね」


李衣菜「なんで真顔なんだろ」


智香「ヘリ?」


李衣菜「本当だ」


周子「なんか、いかにもおえらいさんってひとが」


李衣菜「ジャクソンハリス、あたりを調べろ」


智香「名前はかわいいですね」


周子「アニメもやってたよね」


李衣菜「令状あるの?」


周子「ひどいね」


智香「この人たち何かしてたんですかね?」


李衣菜「プロデューサーさん曰く、ドンパチやってたらしいです」

周子「!?」


李衣菜「え?」


智香「ちょ、え、ええ!?」


周子「ヘリコプターさった瞬間銃撃って、始まって10分たらずでどんだけ銃うってんのさ」


李衣菜「それより、腕撃たれた人大丈夫かな……?」


智香「動けないって時点でもう……」


周子「銃が物置にあるって、物騒だね」


智香「あ、でも暗証番号の設定してるんですね」


李衣菜「けど、1と3って」


周子「それはいったらだめだよ」

李衣菜「娘って、あの子?」


周子「うん。ジェニーだね」


智香「ベッドの下に隠れてたんじゃ……」


李衣菜「あの足が犯人なんだよ!!」


周子「それより、銃を突き付けられちゃビビッて話もできやしねえって言ってるのにおろさないんだね」


李衣菜「そこは……なんでだろ?」


智香「あの車にジェニーちゃんが?」


周子「多分ね」


李衣菜「俺たちに協力しろ。OK?」


周子「OK!!」


李衣菜「あうっ」

智香「車、動かないんですか!?」


周子「そりゃ敵さんだって甘くはないさ」


李衣菜「車って、あんなにおせるものなの?」


周子「いけると思うよ? 多分」


智香「追ってくるぞあのバカ」


李衣菜「智香ちゃん、そのセリフは似合わないよ」


周子「崖から落ちちゃったね」


李衣菜「あああああ!? さっきの船の人!?」


智香「えええ!?」


周子「残念だったな。トリックだよ」


李衣菜「まさかの敵サイドってこと?」


智香「……それより、真顔なのがツボに……っく」

李衣菜「捕まったのかな」


周子「麻酔弾だったし、大丈夫なんだろうね」


智香「この人は大統領なの?」


李衣菜「ベネットって人悪人だったんだ」


周子「見た目通りだね」


智香「っ!!」


李衣菜「ジェニーちゃんが!!」


周子「で、将軍さんは遅い到着か」


李衣菜「仕方ないよ。将軍さんは確かヘリで戻ってたんだし」


智香「でも、大佐さんたちは空港ですよ?」


李衣菜「10万ドルPONとくれたぜ」


周子「李衣菜って、かわいいね」


李衣菜「!?」

李衣菜「大佐ってかなりジョークうまいよね」


周子「多分、翻訳の人の力もすごいんだよ」


智香「……ファーストクラスって、こんな席なの?」


周子「……わかんない」


李衣菜「手荷物はこれだけだ」


周子「これだけって失礼だよね」


智香「!!」


李衣菜「え? も、もう死んじゃったの!?」


周子「テンポよくいかないとね」


李衣菜「それにしても、早いよ」


智香「ここはどこなの?」


周子「多分、貨物おいてるとことか?」


李衣菜「え? なんか車輪の上乗ってない?」


周子「って、落ちたよ!?」


智香「人って、こんなに頑丈なの?」


李衣菜「わかんないよ」

周子「みてらっしゃい、あんたなんてパパにひねりつぶされるから」


李衣菜「周子ちゃんのパパっていいかたかわいいね」


智香「周子ちゃんかわいい!!」


李衣菜「あ、それより、サリーって人が電話してる」


周子「手口がプロデューサーさんみたいだね」


李衣菜「それはまあそうだね」


智香「しつこいですね」


李衣菜「捨て台詞のこして消えましたね」


周子「動くな」


李衣菜「はぅ」


周子「なにもしない。脇へどいて」


李衣菜「でも動くなって」


智香「ここ言ってることとやってることが違いますね」


周子「そういう人なんだよ」


李衣菜「けど、シート持ち上げてとってるよね?」


周子「プロデューサーさんも似たようなもんじゃん。……多分」

智香「空手の稽古か……」


周子「有香ちゃんだね」


李衣菜「今日は休めって」


智香「かわいそうだね……」


周子「ある種おどされてるみたいなものだからね」


李衣菜「ここからカーチェイスって感じだね」


周子「映画って、どうしてカーチェイスするんだろ」


智香「見ただけで盛り上がるから……とかですか?」


李衣菜「あ、信号無視」


周子「だってカーチェイスだもん」


智香「けど、車の駐車へたですね」


李衣菜「けど、大佐の乗ってる車は駐車うまいね」


周子「性格がにじみ出てるとか」

智香「ショッピングモールですね」


李衣菜「結構大きい」


周子「ここで暴れると絵的に映えるね」


李衣菜「あ、シンディーって人が警察のとこいった」


周子「警備員っぽいね」


智香「まともじゃないって、ひどいですね」


周子「かくれる気ないよね」


李衣菜「ここのセンスがすごいね」


周子「吹き替えでこんなに楽しめるの久しぶりだよ」


智香「あ、警察の人が」


李衣菜「小銭だ! 小銭を出せ!」


周子「このころは携帯がないって設定なのね」


智香「時代的にも、携帯は普及してないとかですね」

李衣菜「電話ボックスって、今ないよね」


周子「その貴重な電話ボックスを壊しちゃったね」


智香「さっきまでの静けさが嘘のようです」


李衣菜「エレベーターの上に乗っちゃったよ」


周子「それより、車にひかれちゃったよ」


智香「さっき銃弾あたってたような」


周子「俗にいう主人公補正だね」


李衣菜「私カーチェイス好きかも」


周子「目線もいいよね」


智香「シンディーさんの悲鳴が……」


李衣菜「今日は厄日だわ!!」

周子「崖の近くにきてるね」


李衣菜「あー、美世さん怒っちゃうね」


智香「映画ですから、目をつぶってくれるとかは……」


周子「それより、たまにあたってるように見えるのがね……」


李衣菜「木に激突した」


周子「あれって、エアバックとかでないのかな」


智香「でたら間抜けな映像になるよね……」


李衣菜「お前は最後に殺すと約束したな」


夏樹「そ、そうだだりー、助けて……」


李衣菜「あれは嘘だ」


夏樹「だりいいいいいいいいいいいいいいいい」


智香「って、どうして夏樹ちゃんが?」


夏樹「いや、なんかだりーがコマンドーを見てるってきいて」


李衣菜「ならなつきちも一緒に見ようよ」


周子「そうこういってるうちに車のってったよ」


夏樹「周子そろそろレッスンだけどいいのか?」


周子「あ、やば。ごめん、じゃあいってくるね」


李衣菜「いってらっしゃーい」


智香「いってらっしゃーい!」


夏樹「それより、だりーがコマンドーみたいってのも意外だな」


智香「そうだよね。いつもロックな感じなのに」


李衣菜「い、いや、これはロックは関係なくて、単純にみたいなーって」


夏樹「そうか、いい心掛けだ」


智香「ここがモーテルってとこ?」


夏樹「そうだな」


李衣菜「ここには誰がいるんだろ」


夏樹「たしか、クックってやつか」


李衣菜「サリーはどこだ?」


夏樹「バスルームよ?」


李衣菜「お前は?」


夏樹「ルームサービス」


智香「ってええ!? じゃじゃじゃあ、ちひろさんは……」






ちひろ「プロデューサーさん……」


モバP「ちひろさん……」











モバP「ルームサービスって言葉につられてきてみたら残業地獄ってどういうことですか」


ちひろ「まあまあ。終わったら本当にルームサービスを……ね?」


モバP「あ、男にだらしのないヴァカ女は勘弁で」


ちひろ「」






夏樹「それよりコマンドーだ」


李衣菜「大佐躊躇なくなぐったね」


夏樹「相手は銃もってる可能性もあったからね」


智香「怖いかクソッタレ。当然だぜ。元グリーンベレーのアタシに勝てるもんか」


夏樹「試してみるか? 俺だって元コマンドーだ」


李衣菜「かっこいいね」


夏樹「まあでも一方的に戦ってるんだけどな」


智香「と、隣の部屋の人はなにやってるんですか!!」


李衣菜「そ、それは……」


夏樹「映画でよくあるあれだ」


李衣菜「うへえ。串刺しって」


夏樹「ドラマとかでもあるな。頭ぶつかって死ぬとか」


智香「車も持ち逃げって、やってることひどいですよね」


夏樹「まあ、映画の醍醐味だな」


李衣菜「BGMも面白いね」


夏樹「洋画はそういう意味でも楽しめるしな」


智香「あの大きい体で匍匐前進してもつっかえないんですかね」


夏樹「それなら、壁にもたれかかってばれないのもひどいよ」

李衣菜「買い物だ」


夏樹「買い物?」


智香「こんな夜にあいてるんですかね」


夏樹「だから、そこは映画だから……」


李衣菜「重機使って侵入ってすごいね」


夏樹「ここのBGMがいつも面白くてな」


智香「それより、ここって、武器屋ですか?」


夏樹「そうだな。全品100%OFFだ」


李衣菜「特売もいいとこだね」


智香「あ、警察」


李衣菜「え!? ふつうこの手の映画って警察に見つからないんじゃ……」


夏樹「そこはコマンドーならではだよな」


智香「女の人に向かって悪かねえぜって失礼ですね!」


夏樹「ストリップかな?」


李衣菜「ロケットランチャーを街中で発砲って……」

夏樹「うわあ」


李衣菜「頭をガンガンって」


智香「あれはやばんだよ」


夏樹「こんなの飛行機じゃないわ! 羽のついたカヌーよ!」


李衣菜「だったら漕げばいいだろう!」


夏樹「言ってることむちゃくちゃだけどな」


智香「それは……そうですよね」


夏樹「ここの銃の当たらなさといったらもうな」


李衣菜「夜だからじゃないの?」


智香「でも、車の中からうってるんだし……」


夏樹「動け! このポンコツが! 動けってんだよ!!」


李衣菜「い、痛いよなつきち~」


夏樹「この手に限る」


李衣菜「うぅ~」


智香「かわいい」

夏樹「車も無事落としたな」


李衣菜「無事って……」


智香「ここから空のフライトですね」


李衣菜「相変わらずむちゃを言ってるね」


夏樹「ただの案山子ですな」


李衣菜「俺たちなら瞬きする間に」


「「皆殺しにできる」」


智香「本当に二人って仲がいいですよね」


李衣菜「そ、そうかな~えへへ~」


夏樹「ま、まあな」


智香「ベネットって、なんだか女々しくみえます」


夏樹「そりゃ、なあ……」


李衣菜「とうとう島に到着だよ!!」

夏樹「もうあと少しか……」


智香「え? 飛行機?」


李衣菜「ああ、空港についたってことだね」


夏樹「それにしても、ほんとに筋肉すごいよな」


李衣菜「こんなにむきむきだったら、銃によくあたるんじゃないの?」


智香「でも、まだあたってないですよね」


夏樹「まあ、そこはな」


李衣菜「何か顔に塗ってなかった?」


夏樹「迷彩模様だね」


智香「で、でも、木とか、あります?」


李衣菜「ないよね」


夏樹「それに、早速兵士を倒してるし」


智香「はやすぎないですか?」


李衣菜「うん」


夏樹「少し目を離したらドンパチやってるからな」


智香「大爆発ですね」


李衣菜「それより、銃もってる人の命中率が……」


夏樹「それはよくあることだよ。お約束っていうか」

李衣菜「……」


智香「……」


夏樹「おうおう、さすがだな」


李衣菜「にしてもさ……」


智香「やりすぎだよね……」


夏樹「それより、ほら。小屋にはいったぞ」


李衣菜「追い詰められちゃったよ!?」


夏樹「けど、ほら」


智香「あ。カルロって人が……」


夏樹「そういうこと」


李衣菜「どんどん倒していってるね」


智香「にしても、さすがに敵が弱すぎじゃ……」


夏樹「……まあ、うん。たしかに弱いわ」


李衣菜「ほらほら~ね~」


智香「そ、それよりジェニーちゃんが」


李衣菜「今逃げてるんだよね……」


夏樹「それより、片手で銃をうって反動がこないからな……」


李衣菜「あ、大統領が……」


智美「ボスなのに……」

夏樹「ジェニー!!」


李衣菜「ジェニーちゃん!!」


智香「とうとうジェニーちゃんのところに……」


李衣菜「今思ったけど、足とかに銃くらってたのに何で動けてたんだろ」


夏樹「それはいったらだめだ」


智香「ベネットがいってるはじきって?」


李衣菜「銃じゃないのかな?」


夏樹「確か、屋良版では銃っていってるから、銃なんだろうね」


李衣菜「い、今とって取らなかった?」


夏樹「あれは、多分誇張だよ」


智香「あ、ベネットが電気うけてる」


李衣菜「って、えええええええええ!?」


夏樹「まあ、そりゃ強くなってるもんな」


智香「そのあとに大佐が強くなって、ベネットを……」


夏樹「まあ、そりゃ主人公だしね」


李衣菜「けど、ジェニーちゃんに振り向いたときの顔が怖かった」


夏樹「まあ、さっきまで命かけて戦ってたからな」


智香「でも、これで終わりですか……はやいですね」


夏樹「そうだな」


周子「そうだね」


「「!?」」

夏樹「おう、お帰り」


周子「なんとか帰ってこれたよ」


李衣菜「って言っても、もうエンディングだよ?」


周子「実は、大統領くらいからもどってたよ」


智香「え、でもどうしてしゃべらなかったの?」


周子「……ちょっと真剣に見てて……」


夏樹「さ、それよりもエンディングだ」


李衣菜「カービィだ!!」


智香「名前はかわいいですね」


周子「ジェニーちゃんも無事で何より」


夏樹「これで終わりだな」


李衣菜「この曲いいね!!」


智香「ここでロックな李衣菜ちゃんに……」


周子「将軍さんは振られたのにいい笑顔だな」


夏樹「あぁまったくだ」






ちひろ「プロデューサーさん!!」


モバP「ちょ、そこまで怒らないでくださいよ!!」


ちひろ「何が男にだらしのないヴァカ女ですか!!」


モバP「そ、それは言葉のあやで……」


ちひろ「黙らねえとぶっ殺すぞ!!」


モバP「……けっ、アバズレが……」






夏樹「そういえば、そろそろプロデューサーさんが戻ってくるんじゃ……」


李衣菜「……多分、無理じゃないかな……」


周子「あ、窓の外」





ちひろ「まてええええええええええええええ」


モバP「ちょ、あんまりだああああああああああああ」




終わり

コマンドー放送記念として書きました
オチ適当でキャラ崩壊でぐだってごめんなさい
拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。

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