モバP 「アイドルたちとしりとり」 (51)


初めまして、初SS執筆&初投稿作品です

ゆっくり書いていきます
よろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373544691

———

トレ「今日のレッスンはここまで! お疲れ様!」

『お疲れ様でした!』

トレ「明日もレッスンあるからね。しっかり体調を整えるように」

『はい!』

———

———

CGプロ事務所 —休憩室— PM6:00ごろ

奈緒「うーん、今日も疲れたなァー」

凛「うん、最近忙しくなってきたもんね」

奈緒「そうだなァ。トライアドプリムスとしての活動も増えてきたしなー」

加蓮「私、昔はレッスンとかめんどくさくてサボっちゃったりしたけど、今ではこんなに充実してる...」

奈緒「加蓮は人一倍頑張り屋さんだからなァー。そこんところはプロデューサーもちゃんと見ていると思うぞ」

加蓮「そうかなー...? そうだと、うれしいな...」

凛「奈緒もプロデューサーにちゃんと見てもらいたいくせに」ニヤニヤ

奈緒「なっ、なんだよっ!! そ、そんなわけねェだろっ!!! まったくバカバカしい...」

凛「そんなに照れちゃってー、まったく奈緒はかわいいなぁー」ニヤニヤ

奈緒「と、年上をからかうなァーっ!! ...あ、そうだ」

加蓮「なに?」

奈緒「よかったらその...この後、アタシの部屋でアニメ鑑賞会をしないか?」

凛「アニメ鑑賞会...? 以前も確かやったよね」

加蓮「やったね。えっと、何見たんだっけ?」

奈緒「『秒速5センチ○ートル』だよ。1時間だけで手軽だったしな」

凛「普段アニメあまり見ないけど、背景がきれいで見入っちゃったよ」

加蓮「ぬるぬる動いてたねー。」ウンウン

奈緒「3つの話で構成されてて、それぞれタイトルまでついてるんだ」

凛「えっと、3つめのタイトルが『秒速5センチ○ートル』だったよね」

奈緒「そうだなァー。あとの1つめと2つめのタイトルなんだか覚えてるか?」

http://i.imgur.com/8vEomRq.jpg
http://i.imgur.com/9cQKb8d.jpg
神谷奈緒(17)

http://i.imgur.com/EN0aO3d.jpg
http://i.imgur.com/sD04Mz9.jpg
渋谷凛(15)

http://i.imgur.com/CVV3AcT.jpg
http://i.imgur.com/X2XWeXT.jpg
北条加蓮(16)

http://i.imgur.com/wbm6C9J.jpg
http://i.imgur.com/mIgEOXy.jpg
トライアドプリムス

秒速は女の子が見るとどういう感想になるんだろうな。

>>5 画像ありがとうございます!

>>6 結構興味ありますよね!


加蓮「うーん...あ、思い出した! 1つめのタイトルは『桜花抄』だったよね?」

奈緒「おぉ、よく覚えていたな。その調子で2つめのタイトルも頼むよ」

凛「うん。 ...ダメだ、思い出せないや」

奈緒「随分早いな、おい」

加蓮「確か6文字で、最後の文字が『ト』だった気がするんだよね...」

奈緒「加蓮って結構記憶力あるんだな」ホホゥ

加蓮「ん、それほどでもないよ」

凛「私、分かったかもしれない...」

加蓮「え、本当?」ナニナニ

奈緒「お、凛。何だ、言ってみろ」

凛「『ホシミアオト』でしょ?」キリッ

奈緒「『コスモナウト』な」

———

———

加蓮「ねぇ...プロデューサーも一緒にアニメ見てくれるかどうか誘ってみようよ」

凛「あ、それいいかもね」ウンウン

奈緒「なっ、一緒にだとっ!? い、嫌に決まっているだろっ!!! 大体女の子だけが集まるのに、プ、プロデューサーが入るなんて...」アセアセ

凛「満更でもないくせに」ニヤニヤ

奈緒「だぁーかぁーらぁー、...年上からかうのはやめろって言ってんだろォ!?」

凛「プロデューサーってアニメ見たりするのかなぁ」

奈緒「聞いてねェし!! ...んー、ま、まァ、プロデューサーもアニメ好きだし、よくそのことで話したりするよ」

加蓮「じゃぁ、誘ったっていいじゃん。」

奈緒「わかーった、わかったからっ!! さ、誘えばいいんだろっ!?誘えばっ!!」

凛「奈緒、よろしくね?」

奈緒「え、ア、アタシだけでプロデューサーを誘えと!? 3人で一緒に誘うんじゃないのかっ!?」

凛「年上、でしょ?」

奈緒「あァーもうっ!! なんで、そこで年上を使うんだァ〜〜っ!!!!」

加蓮「私たちは近くのコンビニでお菓子やジュース買ってから、奈緒の部屋に行くね」

凛「良い報告、待ってるよ」スタスタスタ

奈緒「〜〜〜っ!!! お、覚えてろよっ!!!」

加蓮「それ、よくある捨て台詞だよ」ボソッ

奈緒「う、うっさい!!そんなのわかってるわっ!!!」

———

———

CGプロ事務所内

ガチャ

P「お〜、奈緒か。お疲れ〜」

奈緒「お、おぅ、プロデューサーこそお疲れ」

P「最近暑くなってきたしな、レッスンとか無理しすぎるなよ?」パタパタ

奈緒「それなら加蓮にでも言ってやれ。アタシは大丈夫だからさ」

P「そんなわけないだろ。もちろん加蓮のことも心配だが、奈緒や凛。それに、他のアイドルたちの体調管理を努めるのもオレの仕事だからな」

奈緒「プロデューサー... あ、やっべ、大事なことを忘れてた」

P「ん?どうした、何か用事でもあるのか?」

奈緒「い、いや無いんだけどさァ...ちょ、ちょっとな...」モジモジ

P「そうか、んじゃオレは作業に戻ろうかな。最近トライアドプリムスが好調で、たくさん仕事の依頼が来ているしな」

奈緒「そ、そうか... こ、ここまで来れたのはプロデューサーのおかげだしな... べ、別に感謝なんてしてないんだからなっ!!!」

P「おーおー、奈緒からそんな言葉が聞けるとは思わなかったよ。耳福耳福」ホクホク

奈緒「ちょっ、おまっ! ...って、耳福とか初めて聞いたぞ...」

P「まぁまぁ、んじゃ冷蔵庫に麦茶あるから自由に取っていいからな」

奈緒「おぅ、分かった ...って、違うっ!!」

P「おいおい、一体何だっていうんだ...」

奈緒「プ、プロデューサー...よ、良かったら、これからアタシの部屋でアニメでも見ないか...?」

P「お、いいね。行きたいね。んで、何見るんだ?」

奈緒「それが、これなんだが...」ゴニョゴニョ

P「おー、オレの大好きな作品じゃないか。気が合うじゃないか」

奈緒「そ、そうか...!凛と加蓮待たせてるから、い、一緒に行くか...///」モジッ

P「奈緒の部屋行けるなんて楽しみだなー。 時は待ってくれないし、さっそ

?「プロデューサーさん...?」ゾゾッ

P「ンゲゲェ!? 背後からなんとおぞましい声が!!?」ビクゥ

ちひろ「おぞましいだなんて、レディーに対して失礼ですよ?」ニコニコ

P「ちひろさんをレディーとなんて

ちひろ「はい、事務仕事増やしておきますねー♪」ニコォ

P「ほげええ。これから、奈緒たちとアニメ鑑賞会するのに...」

ちひろ「あなたさっき、トライアドプリムスの仕事の依頼がたくさん来ていると言っていたじゃありませんか」

P「そ、そうですけど、それとこれは話が

ちひろ「確かに魅力的な話ではありますね。ムフフな展開も望めるかもしれないし」ニコニコ

奈緒「なっ!?プ、プロデューサーがそ、そ、そんなことするわけっ...!!」アセアセ

P「そうですよね!? やっぱ付いていってあげるべきなんですよ!!」

奈緒「プロデューサー!?」

ちひろ「ですけど、今日は仕事が多くて留美さんにも事務仕事手伝わせてもらってるんですよ? それなのに...」

留美「いえ、久しぶりにやってて楽しいですよ。でも、Pさん。今度一緒に飲んでもらいますからね」ニコッ

P「ただでさえ留美さんに迷惑かけているのに、オレは...」

奈緒「そうだなァ...プロデューサーは早く仕事を終わらせるべきだよ」ウンウン

P「奈緒... ...すまん!今日は行けそうにない!」

奈緒「おぅ... こ、今度別の日に見るんだからなっ! ぜ、絶対だぞっ!!」

P「本当にすまんな! 凛と加蓮にもよろしく頼むな」

奈緒「分かった。 プロデューサー、し、仕事頑張れよっ!」

P「おう。 ちひろさん、留美さんすいませんでした。早めに終わらせて、一杯飲みに行きましょう!」

ちひろ「はい!」

留美「ん、分かったわ。奈緒ちゃん、今日プロデューサー借りていくわ、ごめんね」

奈緒「い、いえ、全然大丈夫...ですっ!」アセアセ


奈緒(はぁ、...プロデューサーのバカ)

———

———

女子寮 −奈緒の部屋− PM7:00ごろ

ガチャ

奈緒「ただいまー...」

加蓮「おかえりー」ダラダラ

凛「おじゃましているよ」ポテチパリパリ

奈緒「なんでいる.... って、別れるときに部屋の合い鍵渡したんだっけか」

凛「それよりもさ、...プロデューサーは?」

奈緒「あぁ...きょ、今日は仕事で忙しいみたいだからさ...来れないってよ」アセアセ

奈緒(プロデューサーがノリ気だったなんて言えないな...)

凛「ふーん...まぁいっか」

奈緒「そ、そうだっ! り、凛と加蓮は今日いつまでいるつもりなんだ?」

加蓮「あー、それなら大丈夫だよ」

奈緒「どういうことだ?」

凛「もう親に連絡して、今日奈緒の部屋に泊めてもらうことにしたから」

奈緒「え、えええぇ!! あ、明日レッスンあるんだぞ? 今回のアニメは結構長いからほどほどに切ろうと思ってたんだが...」

凛「ハナコの世話はまかせろってお父さん張り切っていたし」

奈緒「いや、そういう話じゃないからなっ!? か、加蓮は体調大丈夫なのかよ?」

加蓮「うん、大丈夫。 最近レッスンこなしてきて体力もついてきたし...まぁなんとかなるっしょ」キリッ

奈緒「んー.... わかった、わかったからっ! 今日は...泊ってけよ」ハァ

加蓮「やったー」ニコニコ

凛「計画通りだね、加蓮」ニヤニヤ

奈緒「なにが計画通りだーーっ!! さ、さっさとアニメ見るぞっ!」

『はーい』

———

しりとりとはなんだったのか

———

『ケ...ケスラーシンドローム』


『ム...無重力用軸受け』


『...ケレス』


『ス? ス....、スピン抜け!』


『ケ...計器飛行』


『ウィンドウ開け』


『ケネディ宇宙センター...ア』


『ア...アですか?』


『あぁ』


『...アナンケ!』


『ケ......鍵盤ハーモニカ』


『髪の毛』


『まーた、ケかよ.....』


『もうないでしょ?』


『ケ...ねぇ.....あぁ...あるよ....』 フワッ


『?』


『結婚しよう』


『...!』


『ウ...だよ』


『..........うん』


『おっしゃ、お前の負けっ!』 ニコッ


〜♪

———

>>13
すみません、もう少々お待ちください...

———

翌日 AM8:00ごろ

奈緒「結局、最後まで見てしまった....」ゲッソリ

凛「面白かったけど、...眠いね」フワァ

加蓮「しりとりでプロポーズするなんて、ロマンチックだね」

奈緒「そうだなぁ、アニメ見て徹夜とかアイドルとしてあるまじき生活を送ってしまったな...」

加蓮「ん...あれ、今日レッスンだっけ?」

奈緒「そうだよ ...はぁ、ほどほどにして寝ればよかった」

凛「途中、最後まで見ようぜ!って言った人は誰だっけ?」

奈緒「あ、あの時はつい...だな... って、あのときは凛も加蓮も賛成してくれたじゃねえか!!」

加蓮「私、入院しているときに眠れなかったことあるから大丈夫だよ?」

奈緒「そりゃ心配だけどさ...って、何の話だよそれっ!?」

加蓮「あぁ〜、レッスン終わったら帰って寝たいなぁ」フワァ

奈緒「同感だな。 レッスンまで少し時間あるし、軽く寝とくか」

加蓮「うん、そうだね」

凛「あ、レッスン終わったらちょっと奈緒と加蓮に言っておきたいことが...」

奈緒「あぁ、分かった分かった。 とにかく、今は休んどけ」

凛「うん...」

———

———

レッスン終了 
CGプロ —休憩室— PM12:30ごろ 

奈緒「は、はァ!? な、何ふざけたこと言ってるんだ、凛!」

凛「ふざけたことは何も言ってないよ。 ただプロデューサーとしりとりするだけだよ?」

加蓮「プロデューサーとしりとり... いい提案かもね」ウンウン

奈緒「加蓮っ!? つ、つまりそういうことだよな...?」

凛「うん。 3人でプロポーズして誰が成功するか勝負しようよ」

奈緒「ス、ストレートに言うな〜っ!!!」ウワアア

凛「加蓮はともかく...奈緒はどうする? 疲れてるなら、別にしなくいいんだよ?」

奈緒「いーや、凛と加蓮だけでやると何しでかすか分からねェからな。 し、仕方なく参加してやってもいいんだぜ?」

凛「んじゃとにかく出るってことで」サラリ

奈緒「えらくあっさりしてるな... まったく衝撃的なこと言うもんだから、疲れも眠気も吹っ飛んじまった...」ハァ

加蓮「でも、しりとりでプロポーズするなんて難しいよね」

奈緒「だ、大体アニメの中では男からプロポーズしてたじゃないかっ!」

凛「そこは女の子からプロポーズしてもいいんじゃない?」

奈緒「案外フレキシブルだなっ!?」

加蓮「というか凛って15歳だからまだ結婚できないんじゃ」

凛「大丈夫、私はプロデューサーを信じているから」

奈緒「それはフレキシブルな領域越えてんぞっ!?」

加蓮「といっても、どうプロポーズしよう... とりあえずプロデューサーには、最後に『ケ』のつく言葉を言ってもらわないといけないね」

奈緒「かなり真剣だな... そ、そういう凛は何か策とかあるのか?」

凛「特にないけど」ケロリ

奈緒「行き当たりばったりかよっ!? あーもうっ、まったく適当だなっ!!」

凛「あ、そうそう。奈緒がトップバッターだからね」

奈緒「は、はァ!? そういうのは発案者が一番最初にやるもんだろっ!?」

凛「年上、だからね?」キリッ

奈緒「あぁ!! まーた、それかよ〜〜っ!!!! と、年上だからって何でも言うこと聞くと思うなよ〜〜っ!! ...へへ」

凛(ちょろい)

加蓮(ちょろいね)

———


明日早いので、今日はここまでにしておきます
読んでくださった方ありがとうございました

明日の夜中あたりにできればなと思います
それでは、今日は失礼します


再開します
またゆっくり書きます
よろしくお願いします


※キャラ崩壊するので、大目に見てくれるとありがたいです

———

ガチャ

P「ふ〜、やっと昼休みだ。飯でも食って午後も頑張るかー」スタスタ ドサッ

凛「あ、プロデューサー」

加蓮「お疲れ様ー」ヒラヒラ

P「お、3人ともいたのか。レッスンお疲れ〜」モグモグ

凛「うん、...ってプロデューサーまた菓子パン食べてる」

P「おう、最近はこのホ○イトデニッシュにハマっててな」モフモフ

加蓮「パンだけじゃ、栄養が偏っちゃうよ」

P「ん、おう大丈夫だ。プロデューサーだからこれしきどうってことないさ」

加蓮「いつもは私たちのことを心配しているのに、プロデューサーが体調崩したら元も子もないんだからね...」

P「加蓮...」

凛「... あ、今度プロデューサーのために

奈緒「あ〜、もうっ!! 勝手にイチャイチャすんなーっ!!」

奈緒「プ、プロデューサー!!」

P「なんだ?」

奈緒「よかったら、その、し、しりとりでもしないか?」

P「お、いいぞー。 そういえば、昨日あれ見たんだっけか」

奈緒「お、おぉ... さ、最後まで見ちゃったよ... アイドルなのに体調管理もできないだなんて情けないよな」

P「いーや、あれは面白いし続き気になるから仕方ないよ。まぁ反省してるんだし、次から気をつければいいよ」

奈緒「プロデューサー...」

P「ところで、何のしりとりするんだ? アニメのタイトル限定でやってみるか?」

奈緒「あ、あぁ... プロデューサーがそれでいいなら ア、アタシも受けて立とうじゃないか!」

凛「...」

加蓮「...」

———

———

奈緒「ま、まァ、最初は、しりとりから始めようか。 プロデューサー、『リ』だよ」

P「リ...リ○ンの騎士」ボソッ

奈緒「随分古いなっ!? 手塚作品はブ●ックジャックぐらいしか知らないな...」

P「手塚○虫って色んな作品書いているからなー。オレはき○ひと讃歌とかが好きかなー」

奈緒「へ、へぇ...知らないな....今度読んでみようかな...」

P「奈緒、しりとり忘れてるぞ。『シ』だぞ」

奈緒「へっ? そ、そうか『シ』だな。うん。 うーん...、進○の... あっ! ......し、し○くまカフェ!!」

凛「今、言いなおしたね」

加蓮「うん、言いなおしたね」

奈緒「う、うっさい!! べ、別にいいじゃねェか!!」

P「奈緒、し○くまカフェ好きだもんなー」

奈緒「別に何見たって勝手だろ!? ほ、ほら『フェ』か『エ』だぞ」

P「うーん...あっ、Fate/Z○ro」

奈緒「『ロ』か... うーん、ロ○ト・ユニバースなんかどうだ?」

P「また随分懐かしいものを... 『ス』...涼風(ス○カ)」

凛「...ねぇ、これいつまで続くの?」ゴニョゴニョ

加蓮「さぁ? とりあえず見守ってあげたら?」

凛「...そうだね」

奈緒「『カ』... か○めも!」

P「『モ』? 『モ』がつくやつってなんかあったっけなぁ... あっ最近『モ○ノ怪』見たんだった」

奈緒『ケ』ェ? うーん...『ケ』ねェ....」

凛(来た。 ...『ケ』だ!)

加蓮(さぁ、奈緒! 何考えてるのよ! 早く言うのよ、「結婚しよう」って!!) ジェスチャー

奈緒「ん、あったぞっ! ケ○○軍曹だ! ほら、プロデューサー! 『ウ』だぞっ!」

凛・加蓮「あ...(察し)」

———

———

奈緒「  」 ペラペラペラペラ

P「  」 ペラペラペラペラ

奈緒「プロデューサー、アニメのタイトルでしりとりするのって案外楽しいなっ!! な、なんというか脳トレになる感じ」

P「そうだな、結構考えるしなー」ウーン

奈緒「んで、次なんだっけ えーっと、確か...

凛「奈緒、ストップ」

奈緒「なんだよ、凛。今、いいところなんだぞっ!!」

加蓮「奈緒、趣旨がズレてるよ」

奈緒「趣旨ィ? たかがしりとりに趣旨ってなんだよ。 ......あっ!!!!」

凛「思い出した?」

奈緒「あ、あァ... つい夢中になって忘れてた... でも、言う機会なんてなかっただろ?」

加蓮「え? 思いっきりあったけど?」

奈緒「えっ? ちょっと待てよ....... あああーーーーっ!!!!!」

凛「ね?」

P「おい、奈緒ー。ス○ライドだから、次は『ド』だぞ?」

奈緒「くぅ〜〜っ!!! ア、アタシお手洗い行ってくるっ!!」

P「お、おいっ!」

凛「奈緒はじつにバカだな〜」ニヤニヤ

奈緒「う、うっさいっ!!!!」 ドタドタ

P「待てよ、奈緒! 楽しいのはこれか

バタンッ!

P「って、もう行っちゃった...」

———

———

凛「奈緒、脱落っと。 ...これで残りは、私と加蓮の2人だね」

加蓮「勝負だね...凛!」

凛「うん ...絶対に負けない...!」

P「ん?どうした、2人とも? そういえば仕事の依頼受けてきたから、明日からまた仕事だぞー」

凛・加蓮『プロデューサー、しりとりしよっ?』

P「」

加蓮「私が、先にプロデューサーとしりとりするんだからね」

凛「ふーん、...抜け駆けはダメだよ」

加蓮「...じゃあ、じゃんけんで平等に決めよう」

凛「分かった。 ...相手が加蓮でもおあいこは無しだよ、真剣勝負でいくよっ!」

加蓮「うん、望むところよ!」

P「あのー...」

凛・加蓮『プロデューサーは、黙ってて!』

P「は、はい...」

———

———


ジャーンケーン ポイッ


加蓮「勝ったよ! ...プロデューサー、勝ったよ!!」

P「おう、よく分からんが... 同じ事言うもんだから、とにかくおめでとう」

凛「そんな... 私が負けるなんて... これじゃ先にプロデューサーとしりとりできない...」

P「えっ、そんな些細なことだったの!?」

加蓮「些細なことじゃないよ!」ズィ

P「お、おぅ... あれ、でもそれなら何で奈緒に先にしりとりさせたんだ?」

凛「まぁ、奈緒なら... なんかやらかしてくれそうだと思ったし」ニヤニヤ

P「はぁ」

加蓮「実際やらかしてくれたしね、見てる側としては楽しかったよ」ニヤニヤ

凛「そうだね...せっかくのチャンスをふいにするところとか」

P「まぁこれ以上奈緒のことからかうなよ。あれでも一応年上なんだからな」

凛・加蓮『は〜い』

P「んじゃ、加蓮。 しりとりしよっか」

加蓮「うん!」

———

———

加蓮「いくよ... しりとり、『リ』ね」

加蓮(どうしよう、プロデューサーに最後に『ケ』を言わせる方法が分からない... まぁ、適当にやってればどうにかなるっしょ)

P「リス」

加蓮「『ス』...ステージ」

P「自由」

加蓮「『ウ』ねぇ、あっ、ウェディングドレス!」

P「スリ」

加蓮「なんでスリ...?」

P「まぁ、別にいいだろ。 ほら、加蓮。『リ』だぞ」

加蓮「う〜ん、リハ」

P「略語じゃねえか...」

加蓮「そこはおあいこってことで...ね?」

P「まぁいいか。 というか、これいつになったら終わるんだ? 普通のしりとりになってるんだが」

加蓮「いいじゃんいいじゃん、まだ休憩時間あるんでしょ?」

P「そうだけどさ...凛もやるらしいから、ほどほどにな」

凛「そうだよ、加蓮。...早くしてよね」

加蓮「う、うん...」

加蓮(う〜ん...全然『ケ』って言ってくれないよ〜...)

P「続きしよっか。えっと、『ハ』だったよな」

加蓮「うん...」

P「んじゃ、ハーモニカ」

加蓮「髪の毛! ...って」

加蓮(私が『ケ』言ってどうするのよー!! 私ってバカだなぁ...)

P「『ケ』、かぁ...そうだなぁ....」

加蓮「...」グスッ



P「結婚しよう」



加蓮「................えっ?」




凛「」

P「ほら、加蓮... 『ウ』だよ?」

加蓮「..............うん///」

P「よぉーし、加蓮の負けだな!」

凛「  」

———


すいません、今日はここまでにしときます
明日にはまた再開しようと思います
それでは、おやすみなさい


再開します
よろしくお願いします

———

凛「ちょ、ちょっと待って! プロデューサー!」

P「ん、なんだ?」

凛「...これはいったいどういうことなの?」

P「加蓮にプロポーズしただけだけど?」シレッ

凛「  」

加蓮「プロデューサー、あの、その、よかったらPさんって呼んでもいいかな...///」

P「おう、いいぞ! どんとこい!!」

加蓮「Pさん.../// えへへ...///」

凛「...ねぇ」

P「ん?」

凛「どうして...加蓮なの?」

P「そうだなー...、最初スカウトしたときには、病弱を後ろ盾にして自分を卑下していたよな」

凛「...それがどうしたっていうの」

P「でもさ、いつかのライブバトルで負けたときに、加蓮は悔しがったんだ。 そう、誰よりもね」

凛「...」

P「それ以来、加蓮はそれまでのレッテルを吹き飛ばすため必死にレッスンを励んだ」

加蓮「Pさん...」

P「ライブバトルに初めて勝ったときの加蓮の笑顔は忘れようもないよ。何かを成し遂げた人の顔ってこんなにも美しいものなのかと」

凛「...」

P「多分...いや、オレは加蓮に惚れたんだ。 もちろん加蓮が売れ出したのもプロデューサーとして嬉しいし、今ではトライアドプリムスとしてアイドル界の最先端として突っ走っている」

P「そして仕事でウェディングドレスを着て、その想いはますます加速していった」

P「しかしだな、」

加蓮「...?」

P「こんなにも近くにもいるのに、加蓮がオレから離れていくような感じがしてきたんだ」

加蓮「そんなことはないよっ、Pさん!」

P「その言葉だけでも嬉しいよ、加蓮。 ...知名度が高くなっていくにつれて、加蓮は『みんなのアイドル』になっていくんだ」

P「それは、アイドル冥利に尽きるし、またプロデューサー冥利に尽きるね」

P「でもさっ、オレは加蓮に『オレだけのアイドル』としていてほしかったんだ... こんな下劣な欲望を持つ時点で、プロデューサーとして失格だよな」

凛「でも、それじゃあプロデューサー...」

P「だから、オレはプロポーズをした。どれだけの人を敵に回そうとしても、欲望には勝てないもんだな」

加蓮「Pさん...」

P「そして、加蓮はこんなオレでも受け入れてくれた...」

加蓮「うん、私は『Pさんだけのアイドル』だよ...!!」

P「そうか...嬉しいよ... ...加蓮は本当に優し

凛「ねぇ」ズッ

P「ん、なんだ凛。 ...まだ何か用か?」

凛「まだ... ...まだしりとりは終わってないよ...!」

P「もうそんな気分じゃないんだけどなぁー ...まぁやるか」

加蓮(もう私の勝ちなんだけどなー。 ...まぁいっか)

———

———

凛「はい、しりとり...プロデューサー、『リ』だよ」

P「凛。 はい、お終いっ」

凛「えっ」

加蓮「えっ」

P「いや、ただもうしりとりはお腹いっぱいかなって思って」

加蓮「それにしては、横暴すぎるよPさん...」

P「でも、もう終わってしまったしなぁ...どうしてもないよなぁ」



凛「.........まだあるよ」プチッ



P「『ン』だぞ? もう終わっただろ」

凛「ンジャメナ。 ...はい、プロデューサー。『ナ』だよ」

P・加蓮「 」

P「お、おう。『ナ』だな。そうだなーははは...」


P・加蓮(凛が壊れた...)

P「『ナ』...はい、ナン」ボケー

加蓮「Pさんっ!それはいくらなんでも...」

P「あ、いや、つい...な」

加蓮「ついって...もうっ、Pさんったら///」

凛「ンガウンデレ」

P・加蓮「 」

P「一度ならず、二度までも... レ...レンコン」

凛「ンゼンギ」

P「...ぎ、銀」

凛「ンジンガ・ンベンバ」

P「えっ!? 今なんて言ったんだ!?」

凛「ンジンガ・ンベンバ」

P「お、おぅ...『バ』だな..バトン」

凛「ンギグミ」

P「...はぁ」

加蓮(なにこれ...)

———

———

ガチャ

奈緒「おぃーす... ってこれは...」

加蓮「奈緒戻ってきたんだ」ダキッ

奈緒「おう ...なんで加蓮はプロデューサーと抱き合ってんだ?」

加蓮「え? あぁ、私、Pさんと結婚することにしたから///」

奈緒「へぇ、そりゃァめでてェな.... って、は、はァ!!!???」

加蓮「うん...えへへ///」

奈緒「ちゃっかりPさんって呼んでいるし... で、なんでそうなったんだよ?」

加蓮「しりとりでプロポーズに成功したから」サラッ

奈緒「それはいくらなんでも冗談だろォ!?? なァ、プロデューサー、冗談だって言ってくれよ...!」

P「いや、それが本当のことなんだよな... えぇーと、パッション」

奈緒「しょ、正気か.... というかまだしりとりやってたんだな...」

加蓮「うん、凛がもうかれこれ『ン』の付く言葉を50以上挙げてったしね」

奈緒「どういうことだよ... おーい、凛。もう今日はなかったことにして、ゆっくりお家で寝よう...な?」ボケー

凛「『ン』、、、、『ン』、、、、...ダメ、もう『ン』が1つしか思いつかない...」

P「はぁ...やっと終わる....これで最後だな。 よし言ってみろ、凛」


凛「......ンガイ・クワン....」ボソッ


P「うん、『ン』が付いたな。 悪いが、凛の負けだな」

凛「.......」

奈緒「終わったな。 よし、凛に加蓮。今日は疲れたし、帰ろうか」ボケー



凛「......ドッセーーーーーーーーイィwwwww!!!!!!!」 パリーン!!




奈緒・加蓮『!?』

奈緒「おい、凛!!! なんで窓から飛び降りるんだよっ!!? ここ何階だと思っているんだっ!??」

P「市役所はまだ空いているな。 よし、加蓮、婚姻届を提出しにいこう!」ドン!

加蓮「でも、凛が...」

P「いいね?」 ズィ

加蓮「....うん」

奈緒「んなわけねェだろっ!! プロデューサー、早く凛を助けにいかないとっ!!」

P「あぁ、凛ならなんとかなるだろ」シレッ

奈緒「は、はァ!!?」

P「よし、じゃあ行こうか、加蓮」 スタスタ

加蓮「......うん///」 スタスタ

バタン

———

———


奈緒「えっ....? えっ...?」 キョロキョロ



 シーン.....



奈緒「...アタシ、もうむーりぃー」


おわり


以上です
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました

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