P「凛!!プロレスするぞ!!!!」 3試合目 (79)

※注意事項

これはWWE歴=プロレス歴2年弱のにわかな主が自己満で書いたSSです。
色々無茶苦茶なのはご勘弁を…

ちなみに後々分かった事なんですが、主の彼女はエディ・ゲレロの死を人生3大悲しかった事に数えるほどのファンです。俺がデスティニーを感じた瞬間だった。



↓過去作↓


☆モバマス×WWEシリーズ

P「凛!!プロレスするぞ!!」
P「凛!!プロレスするぞ!!!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1374241974/)

P「凛!!プロレスするぞ!!!」2試合目
P「凛!!プロレスするぞ!!!!」2試合目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1374586756/)


☆その他

【モバマス】無課金vsちひろ【超短編】

【モバマスSS】藍子がトイレから出てこない
【モバマスSS】藍子がトイレから出てこない - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376412025/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377001821

***************************







ギシ…ギシ…




新田美波「はぁ…はぁ……んっ……はぁ…///////////」





ちひろ「…美波ちゃん何やってるの??」

美波「あっ!!ちひろさん!!ストレッチですよ、ストレッチ」

ちひろ「あぁ…そうなの…(しまった…今の録音しておけば高く売れたのに…)」

美波「ちひろさんこそどうしたんです?こんなところで?」

ちひろ「試合を控えてる美波ちゃんに差し入れです!!」

美波「うわぁ!ありがとうございます!!…でも、お高いんでしょう?」

ちひろ「うふふふww千川商店はいつでも激安定価販売ですよ☆」

美波「でも、確かに大事なお仕事の前ですから…いただきます!!」

ちひろ「まいどありーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ちゃりんっ


ちひろ「ところで美波ちゃん…今日の試合なんだけど…」

美波「はい?たしかマネー・イン・ザ・バンクでしたっけ?上からぶら下がってる鞄をとるんですよね?」

ちひろ「そうなんだけど…実は鞄の中に…(ゴニョゴニョ)」

美波「え?…え…えええええええええ!!!!!!!!!!??????????????」

ちひろ「アレが他の人の手に渡ったら…いいえ、その場で鞄を開けられただけで…」

美波「プロデューサー!!プロデューサーはどこですか!!!!???」

ちひろ「ダメよ!!!!今彼は実況席よ!!下手なことをしたら観客にも感づかれるわ…!!」

美波「でも…どうしたら…」

ちひろ「勝つしかないわ…」

美波「ちひろさん…」

ちひろ「勝って!!貴女の自身の手で、貴女の未来を守るのよ!!!!!」

美波「……分かりました!!美波決めます!!じゃあ早速アップしてきますね!!!」

ちひろ「えぇ!!頑張って!!私はいつでも貴女の味方よ!!!!」

美波「ちひろさん!!ありがとうございます!!!!」

ちひと「がんばってね~(へらへら)」

日下部若葉「唯ちゃんまってよ~…アップから飛ばしすぎだよ~…」

大槻唯「コラコラー、若葉ちゃん若いのに元気がないぞー!!」

若葉「唯ちゃんのほうが若いでしょ!!私20歳なんだからね!!」

唯「またまたぁ~wwどう見ても13歳くらいでしょwwwwww」

若葉「中学生にしたって、ほぼ小学生じゃない!!??待てぇーっ!!!!!」

唯「待ったないよーん☆」


ちひろ「(おっとアレは…)」

唯「あれ?ちっひーじゃん。ちゃーっす☆」

若葉「あれれー?ちひろさんどうしたんですかー?こんなところで?」

ちひろ「若葉ちゃんお疲れですね!!そんな時にはコレ!!!!スタミナドリンクです☆」

若葉「あ、ちょうど喉渇いてたん…」

ヒョイッ

若葉「ですよ…」

ヒョイッ

若葉「ねぇー…ってちひろさん!!届きませんよ!!!」


ちひろ「若葉ちゃんカワイイわねぇ…」

若葉「ちょっと!!だから私は!!」

ちひろ「そんな若葉ちゃんに朗報が…ゴニョゴニョ」

若葉「えっ…なっ…何ですかいったい……えっ…?」

唯「ちょいちょいちょい!アタシにも聞かせてよー☆」

ちひろ「ですからー…ゴニョゴニョ」

若葉「ほっ…本当ですか!!??」

唯「やーん☆若ちゃんエッローいwwwwwwww」

若葉「ちょ…何でそうなるの!!!!??」

唯「これは石原さん児童ポルノに待ったなしだね。間違いなく」

若葉「だから何の話を…」

ちひろ「じゃ、二人ともがんばってねー」

唯「はーいっ☆」

若葉「あ、ハーイ…ねぇだから…」



ちひろ「(ブッヒヒヒヒヒヒヒwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww笑いが止まらんでござるぅwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww止まらんでおじゃるぅwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)」



*************************

凛「…ちひろさんかなりヤバイ顔してたけど……」

P「そう?俺は事務所であの顔よく見るよ??」

凛「あ、そう…(コレがキッカケでいき遅れなきゃいいけど…)」


菜々「さぁ!!気になるマネー・イン・ザ・バンク戦はこの後すぐ!!その前にMBGハードコア王座戦アイ・クイット・マッチでお送りします!!!!」

凛「ハードコア?アイ・クイット?って何?」

P「うむ、説明しよう!!ハードコア王座とは反則裁定なし!!リング外だろうと会場の外であろうと24時間いつでもどこでも、レフェリーがジャッジして3カウント数えたらオッケーっていうルールだ」

凛「無茶苦茶だね…」

P「ちなみに今回は尺の都合で24時間ルールは無しな」

凛「だろうね。で、アイ・クイットって?」

P「『I Quit』つまり、参った!!とか降参する!!とか言った方が負けだ」

凛「ふーん…でも、それって厳しくない?」

P「まぁ、大勢の前で負けを認めるってのはキッツイだろうな。だからこそ試合も凄絶になる」

Prrrrrrrr…Prrrrrrrrr…

凛「ん?電話?」

P「あぁ、元の世界の晶葉からだ…もすもすひねもすー?」

凛「電話通じるのってか、切っときなよ…」



晶葉『もしもしー、良かったちゃんと聞こえるようだな。どうだいそっちは』

P「もう大盛り上がりで笑いが止まんねぇでゲスwwwwwwwwww」

晶葉『まぁ、それならいいんだ。この放送には今後の研究資金の調達もあるからな。派手にやってくれなきゃ』

P「次の試合は派手になるぞー。何てったって…」

晶葉『次って…あぁ…分かったよ。例のアレか…』

P「まぁそうなんだが、俺もその例のアレが気になっててな…」

晶葉『まぁ、いいんじゃないか?私もこっちからちゃんと見てるから何かあったらどうにかするさ』

P「おう、頼むよ。じゃあお礼はいずれ、精神的に」

晶葉『はいはい、頑張ってくれたまえ』ピッ

凛「アレって…?」

P「ん?…あぁいや次の試合な、実は俺が組んだわけじゃないんだ。」

凛「どういうこと?」

P「次の試合は選手側から相手の指定があってな。まぁちょうどどっちの選手も試合予定無かったし、尺に余裕もあったからって、ちひろさんが組み込んだ試合なんだ」

凛「ふーん…で、次って誰?」

P「うーん…まぁそれは出てきてからのお楽しみだな。でもそうだなその二人がトレースしているスーパースターの名前だけは教えよう。次の試合はミック・フォーリー対リキシだ」

凛「力士?」

P「巨漢レスラーってのはいつの時代も一定の需要があるもんだが、リキシはその中でも中々軽快な動きが出来るヤツでな、人気もあったんだ」

ペラペラ…
凛「あ、この人か…へぇー確かに…という事はこの人役は……かな子ちゃん?」

三村かな子「ちょ!!??凛ちゃん酷いよー!!私そんなに太ってないもん!!!!」

凛「え…後ろ?って、今回観客役なの?」

かな子「そうだよー…もうちょっとダイエットした方がいいのかな…ぐすん」

凛「えっとじゃあ…菜帆さんとか…」

海老原菜帆「私もここにいますよー」

凛「え?あ…ごめんなさい…」

P「凛は酷いヤツだなー」

凛「…(しゅん)」

P「(凹んだ顔エロい…)」

カンカンカンッ!!!!

瑞樹「それではこれよりアイ・クイットマッチによるMBGハードコア王座戦を行います!!!!」

菜々「いよいよ始まります!!MBGハードコア王座戦!!!!実況は引き続きウサミン星からやってきたスーパーアイドル!!ナナがお送りしまーす☆」

P「この試合は凶器・反則何でも有りだからな。激しい試合になるのは間違いない。ショッキングなシーンもあるかもしれないから、青少年の御視聴は保護者の皆様の判断にお任せする。そしてもちろんPlease Don't Try This at Home...(ドヤァ)」

凛「選手が入場してくるよ」

♪Bad Man♪







凛「……………………………………………………あれ?」

P「出てこないな…」

奈々「これはどういうことでしょう…入場曲が始まっているにも関わらず選手が出てきません…これから起こる壮絶な試合に、恐れをなして逃げ出してしまったのか…」

ピッピッピッ…Prrrrrrrrrr…ガチャ
P「あ、もしもし未央か!?アイツは…何ぃ!?と、とにかく力づくでもなんでもいいから早く出せ!!!!」
凛「?」


本田未央「ホラホラみんな待ってるんだから早く早く!!!」グイグイ
???「うぅ…やっぱり行かなきゃダメ…?だよね……」

♪Bad Man♪







凛「……………………………………………………あれ?」

P「出てこないな…」

奈々「これはどういうことでしょう…入場曲が始まっているにも関わらず選手が出てきません…これから起こる壮絶な試合に、恐れをなして逃げ出してしまったのか…」

ピッピッピッ…Prrrrrrrrrr…ガチャ
P「あ、もしもし未央か!?アイツは…何ぃ!?と、とにかく力づくでもなんでもいいから早く出せ!!!!」
凛「?」


本田未央「ホラホラみんな待ってるんだから早く早く!!!」グイグイ
???「うぅ…やっぱり行かなきゃダメ…?だよね……」

々「おっと、ゆっくりと…と言うかこっそりと人影が見えてきました…」

凛「アレって!!!???」

島村卯月「うぅ…なんで私がこんな役を…」

瑞樹「身長159cm!!体重45kg!!島村ーーッ卯月ぃー!!!!!!!!!」


菜々「おぉっとぉ??あれは当プロダクションが誇る正統派清純系アイドル、島村卯月選手です!!!!」

凛「卯月何やって…」

P「そうそう、リキシってスーパスターな…………巨尻なんだ(ゲス顔)」

凛「いい加減、プロデューサーの人格を疑うよ…」


卯月「うぅ…お[ピザ]がモチーフな上に体操服で化粧回しまで…」

菜々「初めてのプロレスに緊張しているのか、それともやはりハードコアルールが怖いのか…卯月選手明らかに覇気が感じられません!!」

P「あぁ、アイツには同情するぜ…過去この手の試合を行った選手の惨状を見てしまったら、ああならざるを得ないんだ…」

凛「いや、そっちじゃないと思うんだけど…」

菜々「卯月選手ゆっくりとリングイン!!そしてリングの上にはすでに椅子やゴミ箱その他諸々が散乱しております!!」

卯月「電脳世界だから痛くない電脳世界だから[ピザ]じゃない電脳世界だから…」

P「おいおい念仏唱えたって勝利はやって来ないぜ?」

凛「プロデューサーへの呪詛なら話は別だけどね」

菜々「さぁ続いて対戦相手の入場です」


♪Schizophrenic♪


凛「卯月の対戦相手がトレースしたミック・フォーリーってどんな人なの?」

P「一言でいうならキング・オブ・ハードコアだな。他の誰もが尻込みするような危険な行為も平然とやってのけて、その被害が自分に来ようが相手に来ようがお構いなしの本物のハードコアレスラーだよ」

凛「へぇー…でもうちにそんなアブナイ子いたっけ?」

菜々「不気味な入場曲に導かれゆっくりと姿が見えてきます…」

凛「(誰だろ…?)」

佐久間まゆ「うふふふ…BangBang☆…ですよぉ…」


凛「(あ、アブナイ)」
菜々「(これアカンやつや)…オホン…おおっと入場ゲートから現れたの佐久間まゆ選手です!!最近そのキュートなルックスで、人気急上昇中の「ままゆ」こと佐久間まゆ選手!!およそレスリングをするとは思えない白とピンクのフリフリの衣装で入場です!!」

まゆ「うふふ…あら、いけない。忘れ物をするところでした」


菜々「まゆ選手何やらステージ袖に戻っていきますが…」


ギィィッ!!…ギィィッ!!…

菜々「あ!!??あれは!!!!????バットです!!!有刺鉄線をグルグル巻きにしたバットを引きずりながら再度まゆ選手が現れました!!」

凛「い…いや、さすがにアレはダメでしょ…!?」

P「反則裁定無しって言ったろ?全く問題ない」

凛「でも!!あんなの…!?」

菜々「まゆ選手もリングインします…」

ルキ「えぇっと…この試合も私がレフェリーを務めますが…まゆちゃんそれホントに使うの…?」

まゆ「えぇ(ニッコリ)」

卯月「う…うそだよね?冗談だよね?」

まゆ「いいえ(ニッコリ)」

ルキ・卯月「…」

まゆ「卯月さん」

卯月「はっ…ひゃい!!!!????」

まゆ「卯月さんって、プロデューサーさんと長いですよね」

卯月「そ、そーだねー…私や凛ちゃんがプロデューサーさんの手がけたアイドル1年生みたいなもんだし…」

まゆ「そうですよね…私よりも先にプロデューサーさんに出会って、私よりも多くプロデューサーさんとお話して、私よりもいっぱいプロデューサーさんと一緒の時間を過ごして…」

卯月「あ…あのー…」

まゆ「正直言って…目障りなんですよ」

卯月「ひぃっ!!!!!?????」

まゆ「だから、ちひろさんに言って今日この試合を組んでもらったんです」

卯月「ま…まゆちゃん?」

まゆ「今日の試合は懲罰であり、躾です…プロデューサーさんが誰のもので、自分が何なのか貴女の体に…教えてあげます…」

卯月「(もう帰りたい…)」

カァンッ!!


菜々「さぁ始まりましたMBGハードコア王座戦!!!!まずは両者距離をとって様子を伺っています…リング上にはパイプ椅子や金属製のゴミ箱などが散乱していま」

卯月「ねぇ、まゆちゃん…とりあえずその危ないもの置こう…?」

まゆ「うふふ…嫌です」

卯月「だよねー…」

まゆ「では行きますよ…」


ブォンッ!!

卯月「ひぃっ!!??」

ブォンッ!!

卯月「きゃあ!!??」

まゆ「待ちなさい…」

ブォンッ!!ブォン!!

菜々「まゆ選手が有刺鉄線の巻き付いたバットを振り回します!!」

ブォンッ!!
卯月「っ…!!」

ガキィン!!!!
まゆ「椅子ですか…小賢しい…」

卯月「セ…セーフ……もぅ…危ないでしょ!!!」

ブンッ!!
バッキャァン!!!!
菜々「まゆ選手のバットが弾き飛ばされます!!これで形成逆転か!!!!」

まゆ「あらあら、まゆのバービーちゃんが…」

卯月「名前付いてたの…で、でもこれで私の方が有利だよね…」

まゆ「うふふ…そうですねぇ…」

卯月「…降参しないの……?」

まゆ「どうしてですかぁ?」ニコリ…

卯月「えっ…」

まゆ「どうしてまゆが貴女に屈しなきゃいけないんですかぁ?」

菜々「卯月選手!!まゆ選手の迫力に押されています!!じりじりと後退していく」

まゆ「ねぇ…どうしてですか?ねぇ…」

卯月「ぇ…ぁ…」
ガシッ
菜々「まゆ選手が卯月選手の椅子を掴みます」

まゆ「ふふ…」
パチィンッ!!

卯月「いっ…!?」

菜々「まゆ選手のビンタぁ!!!」

まゆ「ふふ…ふふふ…」
バチィンッ!!
バチィンッ!!

菜々「2発!!3発!!卯月選手の顔が左右に振られます!!」

バチィンッ!!バチィンッ!!
まゆ「ほら…何か言ったらどうなんですか…うふふ…」

卯月「いたっ…痛いよ!!もぅ!!」
ドンッ!!

菜々「卯月選手がまゆ選手を突き飛ばします!!」
P「卯月がトレースしたリキシは重量級のパワーファイターだからな。ただ突き飛ばされただけでもダメージがあるぞ」
凛「何か生々しい喧嘩みたいだね…」

まゆ「うふふ…やってくれますねぇ…」

卯月「私…怒っちゃったんだからね…!!??」

菜々「卯月選手が椅子を振り上げる!!」

まゆ「ッ!!」

卯月「いっ…!!!!」
バタンッ

菜々「ローブロー!!!!!!?????容赦ない!!容赦ない攻撃が卯月選手の股間を襲います!!手にしていた椅子を落としてしまいました!!」
P「卯月の股間が大変だ!!早くさすってあげないと!!」
凛「…」

卯月「ちょ…そこは大事な!!??」

まゆ「ふふん…貴女の雌の部分になんて興味無いですね…」
ブンッ

バァン!!
菜々「落ちていたゴミ箱の蓋で殴打!!」
凛「蓋がくの字になってるよ…」

卯月「いったぁー…」

まゆ「もう一発…っ」

バァンッ
菜々「二回目ぇーっ!!!!」

卯月「いったぁ…」

まゆ「どうですかぁ…?もう辞めたくなりましたかぁ?」

卯月「えぇぇい!!…もうっ!!」

バシィンッ!!
菜々「卯月選手の反撃ぃ!!!!右の拳がまゆ選手の顔面にヒットォ!!!!」
まゆ「っ!!」

卯月「負けないんだからね…!!」

まゆ「ふふ…ふふふふ…そうですか…そうですよねぇ…」

卯月「ぐぬぬ…やるしかないよね!!」

バシンッ!!
菜々「今度は左へ!!」

卯月「今度はこうだよ!!」

菜々「まゆ選手をロープに振った!!…そして、クローズライン!!!!!」
まゆ「っ…!!」
卯月「カ…カバーを…!!」
ルキ「ワンッ!!ツーッ!!」

バッ!!

菜々「カバーは返されます!!」

まゆ「うふふ…甘いですよ…」

グッ
卯月「なっ!?」

菜々「まゆ選手!!卯月選手の首を掴んで引き剥がします!!」
P「反則裁定無しのルールだからチョーク(首)も問題ない。卯月は逃げられるか!!??」
凛「卯月…」


卯月「あがっ…!!かっ…ぁ…!!」

菜々「卯月選手の表情が苦悶に染まるっ!!」

凛「卯月っ…!!」

まゆ「ルーキートレーナーさん…マイクを下さい…」

ルキ「え…えぇ…」

まゆ「さぁ…卯月さん…降参して下さい…」

卯月「ぅ…ぐ…」

菜々「まゆ選手がマイクを卯月選手の口元に押し付けますが、喉を捕まれていて声が出ない!!」

P「あれじゃ勝てないな…しかし、離したら反撃される…どうする?」




まゆ「あぁ、そうでした…このままじゃ喋れないですよねぇ…」

パッ

菜々「まゆ選手が手を離します!!」

卯月「ガハッ!!…ゲホッ!!ゴホッ!!……」

まゆ「さぁ…早く降参を…」

卯月「……嫌っ…!!」

スパァンッ!!

まゆ「っ!?」

菜々「卯月選手のビンタァッ!!」

卯月「もぉー!!許さない!!!」

菜々「卯月選手がまゆ選手を無理やり立たせます!!そして…」

卯月「このぉ!!」

バシンッ!!

菜々「再び右の拳ぃっ!!」

バシッ!!バシッ!!バシッ!!
卯月「えい!!えい!!えい!!えぇい!!」

ズバァン!!

菜々「連打!!連打ぁ!!卯月選手の連打がまゆ選手の顔面を襲います!!」

まゆ「くぅッ…!」

卯月「もう一回っ!!」

菜々「再度ロープへっ!!」

卯月「えぇいっ!!!!!!」

パァンッ!!!!

菜々「戻ってきたところにトラースキックゥッ!!!!まゆ選手が凄い勢いでマットに叩きつけられます!!」
P「YEAH!!!!脳震盪を起こしかねないぞ!!」
凛「まゆちゃんマットに頭打ったんじゃ…」

まゆ「っぅ…!!」

卯月「もーっ!!知らないんだからね!!!!」

菜々「卯月選手先ほど自分が殴られたゴミ箱の蓋を手にします!!」

卯月「えぇい!!えい!!えい!!」
バァン!!バァン!!バァン!!

菜々「まゆ選手に蓋の豪雨が襲い掛かる!!」
P「卯月のこんな顔が見られるなんて思わなかったぜ!」
凛「…」


卯月「このっ!!このっ!!」

まゆ「っ…」

菜々「まゆ選手たまらず場外へ転がります!!」
P「一旦休んで体制を立て直す気だな」
凛「こっちに来るよ…!!」
菜々「リングから退避してきたまゆ選手が実況席に歩いてきます!!??」

まゆ「ふふふ…プロデューサーさぁん…」
P「な!?…なんでしょうか…?」
まゆ「ハァ…ハァ…この試合に勝ったらご褒美くれますか…?」
P「ご…ご褒美…?」
凛「ちょ…何言って…」
まゆ「部外者は黙れ」
凛「な…!?」
まゆ「プロデューサーさぁん?…プロデューサーさんがご褒美くれるんなら、まゆもっと頑張りますからぁ…」
P「え…えぇっと…」

卯月「隙ありだよ!!」

菜々「卯月選手!!まゆ選手の後頭部を掴んで…!!」

バァンッ!!
菜々「実況席に叩きつけたぁ!!!!!!!!!!」
P「どわっ!!!!????」
凛「ちょ!!!???卯月!!!!実況席が壊れるよ!!!!!!!」

卯月「もう一発!!!!」
バァン!!!

まゆ「ふふ…プロデューサーさん…?」

バァン!!!

P「はっ…ひゃい!?」

まゆ「ご褒美…欲しいです…」

バァン!!

凛「まゆちゃん!!頭から血が!!??」

まゆ「いいでしょ…?」

卯月「もう!!無視しないでよ!!!」

バァン!!


まゆ「ね?…プロデューサーさん…」

P「わ!!…わかった!!ご褒美!!ご褒美だな!!!何でもする!!好きなだけやるから!!!」

卯月「このぉ!!!!」

バァンッ!!!!!




まゆ「ホントですね…?」ニタァ…

P「ひぃぃっ!!!!!!!!!????」
凛「血が…!!」

卯月「えぇい!!…い!!??」

菜々「まゆ選手、自分の頭を掴んでいた腕を掴んで捻りあげます!!」

卯月「いだだだだだっ!!」

まゆ「ふふふ…プロデューサーさん…見ていてくださいね…」

菜々「まゆ選手腕を捻ったまま、卯月選手を…コーナーポストへ!!」

ゴォン!!

卯月「いだっ!!」


まゆ「ふふ…無様ですねぇ…」

ドスッ!!ドスッ!!

菜々「場外で倒れる卯月選手にストンピング!!容赦無い蹴りが卯月選手を襲います!!」

卯月「っ!!…っ!!」

P「えげつない蹴りだ…これは卯月のギブアップも時間の問題か…」

菜々「まゆ選手が再びマイクを取ります!!」

まゆ「さぁ…早くギブアップを…」

卯月「……………………ぇいっ!!!!」
グイッ!!

まゆ「!?」

ドガァン!!!!
菜々「卯月選手の反撃!!!まゆ選手が腕をとられて鉄階段へ激突する!!!!」

まゆ「つぅ…!!??」

卯月「引っかかったね!!今度はこっちの番!!」

菜々「卯月選手がまゆ選手を持ち上げる!!凄いパワーです!!」

卯月「そぉい!!!」

ドゴォンッ!!!!

まゆ「がっ…!?」

菜々「叩き落したぁ!!!!!!!!!!!まゆ選手、背中を鉄階段に強打!!!!苦悶の表情に顔が歪みます!!!!」
P「背骨が折れたんじゃないか!?」
凛「ちょっと…いくら何でもやり過ぎじゃ…!!!???」

まゆ「が…は……っあ……あぁ……」

卯月「ルーキートレーナーさん!!マイクをください!!」

ルキ「え…ぁ、はい…」

卯月「さぁ、まゆちゃん!!!!ギブアップして!!」

まゆ「ぐ………嫌です…」

卯月「背中痛いんでしょ…?これ以上続けたらどうなっても知らないよ…?」

まゆ「ふふふ…上等ですね……」

卯月「この…分からず屋!!!!」

ドンッ!!

まゆ「ぐぅ…!?」

菜々「再び卯月選手の蹴りぃ!!!!」

卯月「ギブアップさせてあげるよっ!!!!」

P「また行くぞ!!!!」
凛「卯月!!??」

ドン!!
菜々「まゆ選手が避けた!!そして卯月選手の脚を掴む!!」

卯月「うわっ!!??うわわわっ!!!???」

まゆ「ぇい!!!!!」

ドスンッ

卯月「いったぁ…」

菜々「卯月選手が尻餅をつく!!その隙にまゆ選手がリングへ戻ります!!」
P「バービーだ!!!!武器を取りに戻りやがった!!!!」

まゆ「ふふ…ふふふふ…さぁ、反撃ですよ…」

卯月「ぅわ…やばいかも…」

菜々「まゆ選手が再びリング外へ!!」


まゆ「…行きますよ…」
ブォン!!
卯月「うわっ!!??」
ブォン!!
卯月「きゃあっ!!??」
ドスン!!
卯月「うわわ!!??」

菜々「逃げる逃げる!!卯月選手、まゆ選手の猛攻から逃げ惑います!!」

卯月「ちょ、ストップ!!ストップ!!まゆちゃんだけ武器なんて無しだよ!!!???」

まゆ「言いたい事はそれだけですか…?」
ブォン!!
卯月「ヒィッ!!??」

菜々「卯月選手が観客席へ逃げます!!」


かな子「ちょ!?な、何でこっち来るの!!??」
ワー!!!!キャー!!!!??

卯月「かな子ちゃんの後ろなら隠れられる!!」

かな子「そんな訳ないよぉ!?」

まゆ「逃げちゃダメですよぉ…」

かな子「ほらぁーっ!!??」
ブォン!!!!

かな子「きゃあ!!!!????」
卯月「うきゃ!!!!????」

ブン!!!ブゥン!!!
ワァー!!??ギャーー!!??


菜々「有刺鉄線付のバットを持ったまゆ選手が観客席で暴れています!!」
P「アイツ!!??電脳世界だからって無茶苦茶な!!」
凛「観客にも被害出てないアレ!?」

ドカン!!バキン!!ブゥン!!

まゆ「待って…待って下さいよぉ…」

ブゥン!!
ゴス!!

観客「ギャーッ!!!!???」

まゆ「あら…ごめんなさい」


菜々「観客にヒットォーッ!!!!!みんな!!みんな逃げて逃げてぇー!!」

卯月「ひぃー!!!!???」

P「おい!!卯月逃げるな!!??これ以上は放送できなくなるぞ!!???」

卯月「だってだってぇー!!!!」

菜々「卯月選手が2階席へ逃げるとともに、被害も2階席へ拡大していきます!!」


ブォン!!ゴスン!!
ギャー!!!???

ブォン!!ガツン!!
キェー!!!???

まゆ「いつまで逃げるつもりですかぁ…?」ブォン!!ブォン!!

菜々「バットを血で染めながらまゆ選手が追いかけます!!観客席は阿鼻叫喚の地獄絵図!!!!!そして…卯月選手が追い詰められていきます!!」
P「そこから先は行き止まりだ。卯月が逃げるには2階席から飛び降りるしか無いぞ!」
凛「でも、3メートルくらいあるよ…?」


まゆ「ふふふ…追い詰めましたよ…」

卯月「あ…あははははは…」

まゆ「そうですねぇ…ここでギブアップを聞いてあげててもいいですけど…そこから突き落として虫の息になったところも見てみたいんですよ…ねぇ?卯月さん?」

卯月「な…どうしてそこまでしちゃうのよ…!!??」

まゆ「どうして…?どうしてですって…??」


菜々「卯月選手まさに背水の陣!!まゆ選手が何かをつぶやきながらにじり寄ります」

まゆ「私が一番プロデューサーを愛しているんです。貴方より誰より何よりこの世の全ての人間の中で私が一番プロデューサーさんの事を想っているんです。それを貴女みたいなただ付き合いが長いだけの女に邪魔できると思っているんですか?貴女は彼の何を知っているんです?名前?好み?他には?他には?…私はあの人の全てを知ってるんですよ?年収、学歴、実家の住所に家族の名前・職業・経歴。彼の好みの女の子もベッドの下のエッチな本やDVDのタイトルもお気に入りの女優の名前も…彼の初恋の人、ソレの過去と現在、危険性。彼が最近何を食べ、何の栄養素が不足しているのか…彼が今どんな顔をしているかも、わざわざ見なくても分かるんです。きっと彼は心配性だからとっても不安そうな顔をしてるんです。だから早く貴女を始末してあの人の元へ行かなきゃならないんです…だから、早く諦めるか自分から落ちるかしちゃってください。早く…早く早く……早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く…」

卯月「うぅ…」


菜々「まゆ選手が卯月選手に何か言っているようですが、ここからは遠すぎて何を言っているのか知ることはかないません…!!」
凛「どうしたのプロデューサー?」
P「いや、急に寒気が…」

まゆ「さぁ…選択の時間ですよ…」


卯月「私…」


まゆ「…」


卯月「……絶対に負けないもん!!!」


まゆ「………………………………そう」

ブゥン!!!



ガシッ!!!

まゆ「!?」



卯月「えい!!」
バシン!!

菜々「卯月選手がまゆ選手の腕を掴んでパンチです!!」

バシン!!

P「もう一発だ!!」

卯月「負けない!!負けたくない…!!」

まゆ「この…いい加減に…!!」

グッ!!

菜々「まゆ選手の胴体を卯月選手が掴んだ!!!!」
まゆ「!?」
卯月「どっせぇい!!!!!!!!!!」



菜々「卯月選手が!!!!!!????????」
P「ベリー・トゥ・ベリー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
凛「きゃああああっ!!!!!!!!!?????」



ドゴォンッッ!!!!!!!!



菜々「まゆ選手が落下ああああああああああぁぁぁぁぁあぁぁーーーー!!!!!!!!!!何ということでしょう!!!!まゆ選手が、3メートル以上はあろうかという2階席から下の客席に落下してしまいました!!!!!」
凛「まゆちゃん!!!!????ちょっと早く!!!早く救急車!!!!!!!」
P「オーマイガー!!!!!????」

卯月「ハァ…ハァ…ハァ……」


観客(Holy Shit!!!!!!!!!!Holy Shit!!!!!!!!!!Holy Shit!!!!!!!!!!Holy Shit!!!!!!!!!!)

菜々「卯月選手は息も絶え絶えといった様子で2階席にいます!!観客席からの歓声に答える気力すらないようです!!!!!」


ルキ「ハァ…ハァ…ちょっと…ちょっと通してください!!……まゆちゃん大丈夫!!??大丈夫!!??ねぇ!!??」

柳清良「医療班です!!!道を空けてください!!!!」



菜々「レフェリーと共に医療班が到着しました!!!!あまりの事態に現場は騒然としています!!」
P「まゆ…無事だといいが…」
凛「放送事故だよ…これ…」


清良「担架!!!!担架早く持ってきて!!!」
医療班A「大丈夫ですか!!??気をしっかり!!!!!」
医療班B「おい早くそっち持て!!いいか、そっとだぞ!!」

卯月「ハァ…ハァ…」
ルキ「卯月ちゃん!!!!貴女はリングに戻ってなさい!!!!!!」


菜々「レフェリーは卯月選手にリングへ戻るように指示しています。このまま没収試合となる可能性もありますが、レフェリーはこのまま続けるようです。」
P「いやいや、これは続行できないだろう…」
凛「…」


ルキ「まゆちゃん!!まゆちゃんしっかりして!!!!」
清良「落ち着いて!!揺らしたらダメよ!!!」


菜々「まゆ選手がストレッチャーに乗せられて運ばれていきます!!頭を打ったのでしょうか…ピクリとも動きません…」
P「この試合…どうする気だ?」
凛「見て、卯月がリングに戻ってきた」



卯月「ハァ…ハァ…」


P「酷い顔だな…疲労のせいもあるが、おそらくまゆを放り投げたことを後悔してるのかもな…」
凛「卯月…」

菜々「まゆ選手を見送ったレフェリーが戻ってきました。マイクを持っているようですねぇ」
P「さすがにこれは裁くも何も無いだろう…このまま没収試合だよ」



ルキ「えー…ただいまの試合ですが、まゆ選手が観客席から落下し負傷、現在意識不明の状態です…」


観客(ザワ…ザワ…)


菜々「衝撃の展開に観客席からはどよめきが起きています…」


ルキ「まゆ選手は試合続行不能とみなしまして、本試合を中止とし…」



観客(ザワ…ザワ…ザワザワ…)
P「?…いや…これは違うような…」


観客(ワアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!)



凛「見て!!あれ!!!!」
P「あれは!!??まゆっ!!!!!!!!!!!!!!!????」

まゆ「ふふ………」



菜々「しっ…信じられません!!!!!観客席から落下し、一時は意識すら失っていたまゆ選手が会場に戻って来ました!!!!!!!!なんという執念とタフネス!!!!!!彼女の体には痛みを感じる器官が無いのでしょうか!!!!!!!!!!???????」



卯月「嘘でしょ………」

菜々「リング上の卯月選手は呆然としています!!!!この会場の誰もがあまりの展開に騒然としています!!!!!」



ルキ「ちょっと!!まゆちゃん大丈夫なの!!??ねぇ!!??」



まゆ「…」ブツブツ



ルキ「ま…まゆちゃん?」



まゆ「…[ピーーー]」



ルキ「!!!???」

菜々「リング脇まで来たまゆ選手!!リング下を何やら漁り始めました!!!!」




ゴソゴソ…ヒョイ


菜々「まゆ選手リング上に有刺鉄線を投げ込みます!!」
凛「何に使う気なの…」


ゴソゴソ…

ガタガタガタッ!!ゴトンッ!!!!


菜々「アレは!!??テーブル!!??まゆ選手テーブルを引きずり出しました!!!!」
P「おい!!まだ出るぞ!!」


ゴソゴソ…ズリズリ…


菜々「ベニヤ板…?」
P「いや!!違う!!ただのベニヤ板じゃない!!あれにも有刺鉄線が付いてるぞ!!!!」
凛「まだ出るの!?」


ゴソゴソ…ドス…


菜々「最後に出てきたのは謎の麻袋…あれにはいったい何が入ってるのでしょうか…」
P「まゆのトレースレスラーがミック・フォーリー…ということはアレは…」



卯月「ちょ…ちょっと!!??それで何するの!!!???どうするのよぉ!!!???」

まゆ「黙れ」ギロッ

卯月「なっ…」

菜々「まゆ選手がゆっくりとリングへ上がってきます!!」

卯月「あんなの使われたらアイドルとしても女の子としても大変じゃない!!先手必勝!!」

P「卯月が先制攻撃するぞ!!!?」

菜々「卯月選手、リングインしたまゆ選手に突進します!!!」


ドン!!

菜々「まゆ選手がターンバックルに叩きつけられ背骨を強打!!」
P「呼吸が止まっちまうぞ!!」



卯月「もう一回!!!!」

菜々「卯月選手が後退して、再度行く!!!!!」


バシッ!!!
卯月「!!??」
菜々「まゆ選手が足を上げて迎撃!!!!まゆ選手の足が卯月選手の顔にヒットォ!!!!卯月選手がふらついています!!!!」
P「卯月!!危ない!!??」

まゆ「っ!!!」
バシンッ!!

菜々「後頭部に一撃ぃ!!!!」
P「後頭部にエルボー入れやがった!!」

卯月「いったぁ!?」

菜々「卯月選手がリング上に倒れこむ!!そしてまゆ選手がそこに…エルボードロップッ!!!」

卯月「くはっ!!??」

まゆ「はぁ…はぁ…」


P「さすがにさっきのダメージがあるせいか、まゆもキツそうだな…卯月もダメージはあるがまゆの比じゃない…」



まゆ「まだ…終わらせませんよ…もっと…もっっと苦しんでもらわないと…」

卯月「っ…?」

菜々「まゆ選手が先ほど投げ込んだ有刺鉄線を手に取ります!!」


卯月「!!!!!!??????」


P「おい!!馬鹿!!??」
凛「え!?う、嘘でしょ!!!???」
菜々「卯月選手の首に!!??まゆ選手有刺鉄線で卯月選手の首を締め上げます!!!!!卯月選手の首筋に血が滲む!!!!!!」

卯月「あがぁぁッ…!!!??」

まゆ「さぁどうです…!!??苦しいですか!!??…ねぇ!?」


菜々「卯月選手の苦悶の声がここまで聞こえて来るようです!!卯月選手は逃れることができるのか!?それともここで降参してしまうのか!!??」


卯月「ぐっ…が………はっ…」

まゆ「ふふ…」


菜々「まゆ選手!!なおも締め上げます!!」


卯月「…がっ……」

まゆ「ふふ…ふふふふ……」


卯月「ぐぅ…んっ!!!」
ぶぅんっ
まゆ「!?」


菜々「卯月選手が振りほどく!!」

まゆ「くっ…」

卯月「いったぁ!!…もう!!いくら何でもやり過ぎだよ!!」

まゆ「しぶといですねぇ…それが人を突き落とした人のとる態度ですか…?」

卯月「だ…だって…」

まゆ「ふ…ふふ…まぁいいです…まだ、あなたに負けてもらっては困りますからねぇ…」

菜々「まゆ選手が今度は麻袋を手にします!!」
P「アレを出す気か!!」


ザララララララララ…


凛「あ…あれって…」
菜々「画鋲!!画鋲です!!!!まゆ選手が麻袋いっぱいの画鋲をリングの一角に撒きました!!」


卯月「今度は画鋲!!!???」

まゆ「さて…卯月さぁん…卯月さんの寝床の完成ですよぉ…」


菜々「まゆ選手が卯月選手を捕らえにいきます!!」


卯月「お断りします!!」
ガシッ

まゆ「大人しくしてください…!!」
ググググググ…


菜々「ここに来て非常にオーソドックスな組み合いとなります!!画鋲のベッドに寝かせたいまゆ選手!!それを必死に防ぐ卯月選手!!両者一歩も譲りません!!!」

グググググッ…

卯月「くぅ…」
まゆ「っ…ぇい!!」

菜々「まゆ選手が卯月選手を持ち上げる!!!!」


卯月「うわわわわっ!!!???」
まゆ「さぁ…このまま…」


凛「卯月が落とされる!?」

卯月「っ…ぃよっ!!!」
まゆ「っ!!?」

菜々「卯月選手が着地!!!今度はまゆ選手がピンチになります!!!!」
P「おい!!見ろ!!!!」

まゆ「させません!!」
卯月「ぃっ!!!??」

菜々「今度はまゆ選手が着地!!再び卯月選手が持ち上がります!!」

卯月「えぃ!!」
まゆ「っ!!」

菜々「卯月選手が着地!!両者再び組み合う!!」


卯月「…くぅ!!」
まゆ「…っ!!」


凛「二人とも凄い顔…」
P「(アイドルの顔じゃねぇよなぁ)」
菜々「両者少しずつですが、画鋲の絨毯へ近づいていきます!!両者必死の形相です」

まゆ「ぅん!!!!」
バチィッ!!

卯月「でっ!!??」

菜々「まゆ選手のパンチ!!」

バシィッ!!バシィッ!!バシィッ!!バシィッ!!

P「ラッシュ!!ラッシュ!!ラッシュ!!」
凛「卯月が画鋲の方に!!?」

菜々「卯月選手フラフラと画鋲が敷かれているエリアへ追い込まれていく!?」

まゆ「(もうちょっと…もうちょっと…)」

バシィッ!!バシィッ!!バシィッ!!バシィッ!!

卯月「…!!」

バシィッ!!バシィッ!!バシィッ!!バシィッ!!

まゆ「(もうちょ………!?)」
バチンッ!!

まゆ「っ!!??」
菜々「卯月選手の強烈な右ぃ!!!!!!」


卯月「もらったよ!!!!」ガシッ


P「卯月がいったぁ!!!!」
凛「わわわわわっ!!???」



ブゥン!!
バァンッ!!!!!!!!

まゆ「ぐッ、あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!?????????」


菜々「ぶん投げたああああああああああああああああぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!」
P「YEEEEEEEEEEEEAAAAAAAAAAAAAHHH!!!!!!!!!!サモアン・ドロップゥッ!!!!!!!!!!!!」
凛「まゆちゃんの背中…!!!??」



まゆ「あ…あ…あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!????????」

卯月「はぁ…はぁ…」

菜々「まゆ選手の背中が金色に染まります!!!這って逃げようにも行く先には画鋲の海!!!」
P「まゆの悲鳴がここまで聞こえる…これはギブアップするしかないだろう」



まゆ「ぁ…ぁ…はぁ……あ…」

凛「まゆちゃんがコーナーまで逃げてきたよ!!」
菜々「まゆ選手!!息も絶え絶えといった様子でコーナーにもたれ掛かります!!」
P「卯月がマイクを持って近づいてくぞ!!」

卯月「はぁ…はぁ…はぁ…まゆちゃん…ギブアップ…ギブアップでしょ…?…ねぇ!!!」


まゆ「…」

卯月「もう一発やっちゃうよ…?」


まゆ「……」



卯月「あーっ!!!もう行くよ!!行っちゃうよ!!!!」


菜々「卯月選手リング中央まで距離をとります!!」

菜々「それじゃあ…必殺技……ぁ…ああああああ…」


P「ん?卯月の様子が……」

凛「なんか動きがぎこちなく…?」


卯月「あ…あああああああ…そ…それだけは…あの必殺技だけは…わわわわわわわわ……」


P「ん~?…はっ!?まさか!?」ぴぴぽぴぽ…Prrrrrrrrr

凛「どうしたの?」

Prrrrrrr…

P「おお!晶葉か!!今の卯月のことだが!!」

晶葉『あぁ、こっちでもモニターしている。卯月君のあの行動は想定外だな…』

P「というと?」

晶葉『あぁ、このシステムについて説明した時にも言ったが、彼女達はトレースしたレスラーの動きを自然に本能的に出すことが出来る。今、卯月君は本能的にリキシの必殺技を出そうとした。しかしその本能をを自らの意思で抵抗しているんだ』

P「…」

晶葉『まぁ、あれは…私も嫌だな。あれをやらされたらアイドル辞めるな』

P「…やれ」

晶葉『ん?』

P「構わん、例のプログラムを実行させろ」

晶葉『君が言うなら構わないが…後で何言われても私はしらんぞ?』

P「構わないと言っている!!」

晶葉『わかった…』


ピッ

菜々「リング中央でギクシャク動き続ける卯月選手…何が起きているのでしょうか…」

卯月「ぅう…うううう……ヤダ…イィヤァァダアア………ひゃうっ!!!??」

凛「卯月の様子が!!!?」





卯月「うー…わっほいわっほい!!!!」


凛「!?」

菜々「うっ…卯月選手が…!?卯月選手が突然、諸手を天高く突き上げながら『わっほいわっほい』と連呼しています!!!!心なしか目も逝ってしまっている!!!」

凛「卯月!?卯月!!??ねぇプロデューサー!!卯月に何をしたの!!??」

P「なぁに…聞き分けのない子にお仕置きをしたまでさ…」


卯月「(イヤァ…嫌ァァ…体が勝手に…)」


卯月「わっほいわっほい☆」


菜々「卯月選手がまゆ選手にだんだん近づいていく…!!」

P「いっけぇ!!!スティンク・フェイスだ!!!!」


まゆ「…!?」

クルリッ


卯月「えーっい☆」

ぎゅむっ!

まゆ「むぅ!!!!!!?????」

菜々「卯月選手が自分のお尻をまゆ選手の顔に押し付けたぁあああああああああああ!!!!????屈辱!!侮辱!!!恥辱です!!!!!」
凛「なっ!?何をしてるの卯月!!!!!???」


卯月「えいえーい☆」

ぐりぐりぐり…

まゆ「むぅーっ!!!???」


P「HAHAHAHAHAHAA!!!!卯月の今日の昼飯のメニューが分かっちまいそうだ!!!!」


卯月「あはははははっ☆あはははは………………はっ!!!??」

まゆ「ぷはっ!!」

菜々「ようやく卯月選手の猛攻…いや蛮行が終わりました!!まゆ選手がリング外へ再度避難!!彼女の精神的ダメージは計り知れません!!!!」


卯月「わ…わわわわわわわ私は一体何を…」

まゆ「ふっ…ふふふふふふふふふふ…よくも…よくもやってくれましたね…それならこちらも徹底的やるだけですよぉ…」


ゴトゴトッ…バタンッバタン

凛「まゆちゃんがリング傍にテーブルを広げ始めたよ!?」
P「有刺鉄線の付いたベニヤまで取り出したぞ!!!!」


バタンッ

まゆ「ふふふふ…」
ごそごそ

菜々「まゆ選手まだ何かを取り出す気です!!」

凛「何…アレ?」

P「缶…?ジッポライターのオイルじゃないかアレ!!!???」


ジョロロロロロロロロロ…


まゆ「ふふ…さぁ…パーティタイムですよ…」


カチッ、カチッ、シュボ…


ボォワアアアアアアアッ


凛「火がっ!!!火がっ!!!!????」

卯月「!!!!!!!!!????????」

菜々「着火ああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!???????????????」

P「ウワアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



卯月「う…嘘っ!!!??」

菜々「まゆ選手がリングに戻る!!!」

まゆ「ふふふ…リングのからあなたを放り投げてあげますよぉ…」

卯月「やだっ…やだぁっ!!!」



菜々「卯月選手が向かって行きます!!!!」

バシッ!!バシッ!!
卯月「このっ!!このっ!!!」

菜々「卯月選手が猛然と拳を見舞います!!!…が、まゆ選手微動だにしません!!!??」

まゆ「ふふふ…」


バシンッ!!バシンッ!!
卯月「このっ!!このっ!!」


グッ!!


卯月「!!!??」

まゆ「…逝ってらっしゃい」

グンッ!!!!


菜々「卯月選手が振られる!!!」
P「落ちる!!!??」
凛「危ない!!!!???」


卯月「わわっと!!!!???」

菜々「卯月選手すんでのところでロープにしがみ付きます!!」

まゆ「しぶといですねぇ…!!」


菜々「まゆ選手が突進します!!!」
P「ダメだ!!!??まゆ!!!」
凛「さっきと同じ!!!!!!」


卯月「ぅん!!!!」ぐっ

まゆ「!!!??」

菜々「まゆ選手が放り投げっ…!!!!!!???」

ドンッ


菜々「エプロンに着地ぃっ!!!!!自ら仕掛けた罠に自分から落ちるところで…」
まゆ「ふぅ…バレバレで…」

卯月「てぇい!!!!!!」
バシンッ!!
菜々「トラースキックゥッ!!!!!!!!!!!!!!???????」
まゆ「!!!!!!???」

ドッガアァンッ!!!!!!!!!!!!!


凛「きゃああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!?????」
菜々「まゆ選手が落下ああああアアアアアアアアア!!!!!!!????」
P「まゆ!!!!!!!!!!!」




まゆ「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!????????????」






ルキ「きゃああああっ!!!??早く!!早く消火器を!!!!!!!」


菜々「まゆ選手が有刺鉄線だらけの火の海に落下してしまいました!!!!!????これはもはや殺しあい…殺し合いです!!!!!!!!!」

P「まゆ!!!!!」ダッ!!
凛「プロデューサー!!!!!!」

ブシャアアアアアアア!!!

P「ちょっと!!通してください!!!…まゆ!!!大丈夫かまゆ!!!!!」

医療班A「ちょっと動かしちゃダメです!!!下手に動かすと有刺鉄線余計に刺さります!!!!」

P「まゆ!!!!まゆ!!!!!!」


まゆ「…」


卯月「はぁ…はぁ……」

菜々「何ということでしょう…うら若きアイドルが燃え盛る炎の中でぐったりとしています…リング上の卯月選手も自分の行った行為の凄惨さに震えていることでしょう」



P「まゆ!!!!まゆ!!!!!」


まゆ「…………プロデューサーさん…」


P「まゆ!!大丈夫か!!まゆ!!!!」


まゆ「プロデューサーさん…まゆの事心配してくれるんですね…」


P「もういい!!もういいんだ!!ギブアップしよう!!な!?」


まゆ「プロデューサーさん……?」


P「な…なんだ?」


まゆ「大好きです…プロデューサーさん…」

P「えっ…!!!!??」




むくっ…



ビリリリリィッ!!…ブチッ!!




菜々「まゆ選手が立ち上がります!!!!衣装が破けるのも気にせず立ち上がろうとしています!!!!!痛ましい背中には真っ赤な血が滲んでいます!!!!」

凛「ま…まだやるの…?」



卯月「う…うそ…」

まゆ「ふふふ…ふふふふふふふふふふふ……」

P「お…おい、まゆ…?」

まゆ「お返事待ってます…」



菜々「まゆ選手がリングへもどります!!」

卯月「ま…まだなの…?」

まゆ「………………………………………」













ニヤァ












卯月「ひっ!!!!?????????」

卯月「ひっ!!!!?????????」
ドスンッ


菜々「一歩一歩、少しずつ卯月選手に近づいていきます!!卯月選手は尻餅をついて後ずさり!!!!」

卯月「ま…まゆちゃんが悪いんだよ…!!危ないもの振り回して…画鋲撒いたり…火着けたり…」


まゆ「………………で?」


卯月「で…って……」


まゆ「いいですよ…そんな弁明なんて………元から許す気なんて無いですから…」


卯月「そんな…だって…だって……」


まゆ「黙れよ」


卯月「ぃ…!!!!????」

菜々「卯月選手がついにロープまで追い詰められた!!!逃げ場が無い!!!どうするのか…!!?」


まゆ「……」


卯月「……も、もうイヤぁ……ギ…ギブアッ…」

ガシッ

卯月「ゴフッ!!????」


P「マンディブル・クロー!!!!!???」


菜々「こ…これは!!??まゆ選手の手が卯月選手の口に!!!まゆ選手の親指と小指以外の指が卯月選手の口内を塞ぎます!!!!!」
凛「あれじゃギブアップできないよ!!!」
菜々「そのままロープに押し付けます!!!!!」


卯月「がっ…か…ふごっ……あぁ……」

まゆ「ふふ…ふふふ…」

菜々「卯月選手これは苦しいっ!!…あの状態では呼吸もままなりません…最悪酸欠に…」


P「おい!!まゆ!!もういい!!もういいんだ!!!!卯月を放してやれ!!!!」


まゆ「……イヤです」


P「まゆ!!!!」



菜々「プロデューサーがエプロンに立ってまゆ選手を止めようとしますが、まゆ選手は聞き耳を持ちません!!」


ぐぐぐぐぐっ…

卯月「あがぁ………あ…ぁ…」

まゆ「ふふふ…」

菜々「卯月選手の目がうつろになっていきます!!さすがにそろそろ…そろそろ止めないと!!!」


P「まゆ!!!!!おい!!まゆ!!!!!止めろ!!!止めろよ、おい!!!!!!」


まゆ「……」

スッ


卯月「ぐほっ…がはっ!!ゲホッゲホッ!!……」


P「まゆ…!!!!」


まゆ「…」


P「まゆ…?」


まゆ「そうか…そうだったんですね…」


P「へ?」


まゆ「私が本当に躾けなくてはいけなかったのは…誰にでも優しくて誰に対してもエッチな…Pさんだったんですね…?」

P「ま…まゆ?」


まゆ「そうです…そうですよね……いくら言い寄る女がいてもPさんさえしっかりしていれば…」


P「え…えっと…」



菜々「こ…これは…どういう事でしょう…卯月選手の攻撃をやめたまゆ選手が、今度はプロデューサーに近寄って行きます…」


まゆ「プロデューサー…」

P「は…はいぃ…」

まゆ「私の大好きなプロデューサー…私の匂い…忘れられなくしてあげます…」



スルリ…

パサッ…

P「!!!!!!!!????????????」

凛「なっ!!!!!!!!?????????????」
菜々「まゆ選手がスカートの中に手を!!!?????て、ぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱパンツを脱いだァ!!!!!!!!!!???????」

凛「待って!!あれは見せパンだよ!!!!!!」

菜々「あ…そっ!!!そうですよね!!!いやぁー…ビックリしたなぁ…」



スルリ…


菜々「って、えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!??????????????????????????????????????」

凛「ちょっ…ちょっとカメラ止めてカメラ!!!!!早く!!!!!!」

P「お…おい!!!!まゆ!!一体何する気だ!!!!????」

まゆ「うふふふふふ…私のMr.ソッコちゃんです…☆」

P「どの辺が靴下なんだよ!!!!!????」

まゆ「いいじゃないですかそんな事…うふ」

P「まままままままま待て!!これは全国放送だぞ!!!!!今、全国にお前の痴態が放送されてるんだ!!!!!」

まゆ「大丈夫ですよぉ…きっと今頃放送を止めていい感じのボートの映像が…」

P「やああめてえええええええええええええええええええええっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

まゆ「お・し・お・き・です☆」ニッコリ


グッ


P「がぼぉあっっ!!!!!!!!!!!????????????」
菜々・凛「プロデューサー!!!!!!!!!」
卯月「ぷ…プロデューサー……?」

まゆ「うふふ…どうですかプロデューサーさん……まゆの匂い…いっぱい感じてますかぁ…?」

P「ふごっ!!??ふごがががぁっ!!!!???あ…ぁぅ!!!??」


まゆ「深呼吸しましょうかプロデューサーさぁん…はい、すーはー…すーはー…」


P「ふが…ふががが…」


まゆ「うふふふ…どうですかぁ?…味わってますかぁ…?まゆの味も匂いも全部ぜ~んぶプロデューサーさんだけのものですよぉ…プロデューサーさんの吸った空気から肺が…唾液から食道…胃小腸大腸血液心臓隅から隅まで…そして舌から伝わった信号が脊髄を通って脳まで達しちゃいますねぇ……嗚呼…幸せ…プロデューサーさんが満たされていく…私で満たされていきます…ねぇ…プロデューサーさん…?」



凛「もう見てらんない!!!!!止めてくる!!!!!!!」
菜々「な…ナナも…いきます!!!」
ルキ「ちょ…ま…まゆちゃん!!!」























卯月「…ギブアップ!!!!!!」

「「「「え…?」」」」










卯月「聞こえなかったの…?ギブアップ…ギブアップだよ!!!だから…プロデューサーさんを放してあげて!!!!!!」

凛「卯月…」


まゆ「…………………………………いいでしょう」

スゥ…


P「ごほっ!!ごほっ!!ごほっ!!!」

まゆ「プロデューサー…ごめんなさい…でも、お返事は待ってますから…」

P「ガタガタガタガタガタガタガタ…」

ルキ「………はっ!?ゴッ…ゴング鳴らして!!!!」


カンカンカンカンッ!!!!!


瑞樹「MBGハードコア王座!!チャンピオンはぁー…佐久間ぁーっ!!まゆぅー!!!!!!!!」


菜々「え…カメラ戻ってる!!??中継再開!!!??えぇえええええっとぉ…決まったあああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!ついに卯月選手がギブアップ…ギブアップです!!!」

凛「長かった…あれ…プロデューサー?」



P「(白目)」



凛「あー…カメラさん、あんまりあの人映さないであげて。さすがに女物のパンツ咥えたまま失神してるとこなんて流せないから」



菜々「大仁田さぁーん。見てますかぁー?」

今回はこれにて終了。


次回があったら次回はマネー・イン・ザ・バンク戦



様々な思いが交錯するリング

友情。葛藤。そして裏切り

誰があの鞄を手にするのか!!

そして影で暗躍するちひろの目的とは!!??



って煽ってみました。主に自分を

怖いよ、まゆさんってこんなキャラなの…

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