エレン「駆逐してやる!...エルヴィンの髪を!一本残らず!!」(31)

リヴァイ「おい、お前のしたい事は何だ?答えろ」

エレン「俺は...」

エレン「...調査兵団に入って、とにかく団長の髪をぶっ殺したいです」

リヴァイ「ほう....悪くない」

リヴァイ「特別に認めよう、調査兵団への入団を許可する」

リヴァイ「早速仕事だ、エルヴィンの髪を殺せ」

エレン「ハッ!!」タタッ


エルヴィン「ん?後ろから誰か走ってくる...誰だ?」

エレン「ふんっ!」プチ

エルヴィン「痛たっ!?」

エレン「やった!討伐数1!!」タタタッ

エルヴィン「私の髪の毛一本取ってどこか走り去っていった...」

エルヴィン「彼は一体何がしたかったんだ....?」

本部

エレン「リヴァイ兵長、俺やりましたよ!早速戦果を上げました!」

オルオ「....たかが一体ぐらいで騒ぐんじゃねーぞ新入りがよぉ」

エレン「え!?」

リヴァイ「コイツの言う通りだ、一体ぐらいで騒ぐな」

エレン「あの....この方達は?」

リヴァイ「俺の直属の部下....エルヴィン狩りのエース部隊だ」

エレン「エース部隊!?」

リヴァイ「お前はまだまだ甘い」

ペトラ・ラル 討伐10本 討伐補佐48本

オルオ・ボサド 討伐39本 討伐補佐9本

エルド・ジン 討伐14本 討伐補佐32本

グンタ・シュルツ 討伐7本 討伐補佐40本

リヴァイ「これが実力の差だ、しかも一度も気づかれずにやっている」

リヴァイ「前のキース団長はコイツ達が中心になって討伐した」

エレン「一度も気づかれずにって....まさか!?」

リヴァイ「そう、キースはまだ自分の頭の惨劇を知らない」

エレン「な!?」

リヴァイ「お前もエルヴィンに悟られる事無く討伐しろ」

エレン「は...ハッ!」

リヴァイ「今夜は大規模な作戦を実行する」

エレン「大規模な作戦...ですか?」

リヴァイ「そうだ、調査兵団の総力を上げてエルヴィンの頭を開拓する」

エレン「!?」

リヴァイ「エルヴィンの髪の毛の犠牲は避けられない....だがやるしかない」

リヴァイ「お前は俺達リヴァイ班と行動しろ」

その夜 人類の存亡を賭けた戦いが始まろうとしていた...



エルヴィン「眠い...しかし今夜中に作戦企画書を完成させなければ...」カリカリ

ペトラ「エルヴィン発見....目標との距離10!」ソロ~

エルド「夜はエルヴィンの行動が鈍る....チャンスだ」

リヴァイ「お前達....行くぞ!」ダダッ

エレン「常に変革を求める人間の集まり....これが調査兵団!」ゴクリ

オルオ「ていっ」プツン

エルヴィン「....」

ペトラ「はっ」プチン

エルヴィン「....」

エルド「人類の力を...」プツッ

グンタ「思い知れ!!」プチプチッ

エルヴィン「....」カリカリ

エレン「スゲぇ...こんな鮮やかな技初めて見た!」

リヴァイ「揃いも揃って...」

リヴァイアサン「面白れぇ生え際しやがって..」ダダッ

エレン「出た!人類最強!」

リヴァイ「はぁっ!!」ブチブチブチィ!

エルヴィン「さっきから痛ってぇぞお前等ァ!!!」

リヴァイ「ヒッ!.....ごめんなさい...」

エレン「まずい!」

リヴァイ「総員退避だ!総員退避!!」

エルヴィン「待て!何故そんな事をする!理由を教えろ!」バッ

エルド「うわぁ!?」

エレン「エルドさんが捕まった!」

リヴァイ「くそったれが....何故俺の毛抜き裁きがバレたんだ!?」

エレン「(俺のせいだ....俺の毛抜きが最初にバレたせいで...)」

エレン「(エルヴィンは警戒態勢に入ってたんだ!)」

エルド「うわぁああああ助けてぇええええ!!」

エレン「最初から.....こうしてれば!」ガリ

ピカッ!!

オルオ「あのガキ!巨人化しやがった!?」

グンタ「エルドを助ける気だ!しかしさすがに単騎行動は....」

オルオ「....俺達も加勢すれば....あるいは...!」

ペトラ「私はオルオに賛成する!クソエルヴィンに報いを!」

リヴァイ「お前等.....」

リヴァイ「俺が指揮する、エレンを援護しろ!突撃!!」

リヴァイ班「了解!!」ドドッ

巨人エレン「オオオオオオオオッ!」

エルヴィン「ま...待て!私が何をしたっていうんだ!?意味無く毛を抜かれたから怒っただけだ!やめろ!」

巨人エレンはエルヴィンの髪の毛を掴むと、力一杯引き抜いた

エルヴィン「ぐあぁああぁぁあ!」ブッッッチィ

エレン「オオオオオオオオ!!」勝利の雄叫び

人類はエレンという切り札を使い勝利した。しかしエルヴィンの髪の毛は全滅....代償も大きかったのだ

ピクシス「....なるほど....お主もか」

エルヴィン「ピクシス指令、ではあなたも部下に....」

ピクシス「その通りじゃ、今日の朝に美容院に行ってやっと気づいたわい...リコに問い詰めると3年前にはもうワシの頭は...」

エルヴィン「心中お察しします」

エルヴィン「しかしご安心下さい、私は技術班こんな物を作らせました」フサァ

ピクシス「!....その摩訶不思議な物は一体!?」

エルヴィン「『ヅラ』と命名しました、これを被ると」かぶり

ピクシス「何と!!見事じゃ!!」

エルヴィン「反撃はこれからです!一人残らず追い詰めましょう!我々の髪の毛の仇を!!」

知将エルヴィン(ヅラ)
彼の本当の戦いが始まる!!

次回【二千年後に生える】

おわり

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年08月27日 (火) 23:45:17   ID: rPkr1AKQ

おもしろ



名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom