南条光「ルーム・オブ・ザ・きらり」 (70)

モバマスSSです

よければオナシャス

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杏「ぐ~……」

光「何やってるんだ、杏?」

杏「すぴ~……」

光「ねぇってぱ!」

杏「……杏は寝てるよ」

光「起きてるだろ」

杏「うるさいなぁ……杏は抗議するんだ! こんなに杏を酷使する鬼畜プロデューサーに!」

杏「週休8日を希望する!」

光「だからPの机の上で寝てたのか」

杏「とにかく! 杏はプロデューサーが来るまで動かないよ」

光「それじゃPが働けないだろ」

杏「働きたいなら杏を休ませてからにするんだ!」

ガチャン

光「ん? 誰か来たな」

杏「プロデューサーかな? それじゃ……ぐ~……」

きらり「にょわー」

杏「ま、まずいっ! 早く逃げないと―」

きらり「杏ちゃんだにぃ。カワイイにぃ」ヒョイ

杏「はっ、放せぇっ!」

きらり「きらりんルームにいらしゃーい」

ギャー

光「二人とも仲が良いな!」

杏「そんなこと言ってないで杏を助けるんだ!」

光「でもきらりは楽しそ―」

ガチャン

きらり2「にょわー」

光・杏「っ!?」

光「何できらりが二人もいるんだ!?」

杏「……そういえばきらりの様子がおかしい気がする」

光「きらりの目が……赤い……?」

きらり1・きらり2「にょわー」

きらり2「光ちゃんカワイイにぃ」

光「!?」

きらり1「きらりんルームに招待するにぃ」

「光、こっちだ!」

光「っ!」ダッ

杏「あっ、待て! 杏を置いてくなー!」

光「ハァ……ハァ……」

「大丈夫か、光?」

光「あぁ……助かった、晶葉」

晶葉「それは良かった……しかし、何とかしなくては……」

光「晶葉……きらりがああなった原因は……まさか……」

晶葉「あぁ……私の作った発明品が原因だ……」

晶葉「あれは……1時間前の出来事だ…………」

― 1時間前 ―

きらり「にゃっほーい!きらりだよ☆」

晶葉「きらりか。頼まれた物はできているぞ」

きらり「晶葉ちゃんさっすがー!」

晶葉「ふっふっふっ……私は天才だからな」

きらり「晶葉ちゃん……この飴は何だにぃ?」

晶葉「あぁ、それか……それは杏から頼まれた物で―」

きらり「それじゃきらりが杏ちゃんに持って行ってあげるゆ☆」

晶葉「! 待て、きらり!」

きらり「杏ちゃん、待ってりゅ☆」

バタン

晶葉「…………まずいことになったぞ……」

きらり「杏ちゃんにこれを上げれば喜ぶ? 杏ちゃん喜ぶ!」

きらり「でもこの飴おいしいのかにぃ?」

きらり「おいしくなかったら杏ちゃん喜ばないかもしれないゆ」

きらり「味見してみるにぃ☆」パク

きらり「……あんまりおいし―」

ドクン

きらり「!?……うぅ……な……」

ドクン

きらり「あん……ずちゃん…………」

ポコン

きらり2「にょわー」

― 現在 ―

光「それで……きらりが持って行った飴は一体?」

晶葉「あれは……あの飴を舐めると自分が増殖するんだ」

光「!?」

晶葉「飴を舐めた時とその後20分おきに増殖する…………おそらく……今きらりは16人いる」

光「そっ、そんなに!?」

晶葉「しかし、まだ完成品ではないんだ……」

光「何か問題があったのか?」

晶葉「あぁ……一つ目は、光も知ってるかもしれないが目が赤くなる」

晶葉「2つ目は、本体以外の知能が著しく低下する」

晶葉「さっきのきらりの様子がおかしかったのはこれが原因だろう」

晶葉「そして最後に……増殖体は欲求が強くなる」

光「それってまさか……」

晶葉「あぁ……カワイイものをきらりんルームにしまうようになる」

光「……んん?」

光「小梅と見た映画では食欲が増してた気がするぞ」

晶葉「きらりの場合、カワイイものを集める欲が強いらしい」

光「そうか……」

晶葉「きらりはこうしている間にも増殖し続け、カワイイものを集めている」

晶葉「光、力を貸してくれないか?」

光「わかった! 事務所の平和はアタシが守ってやる!」

晶葉「助かるぞ、光」

光「でも、どうやってきらりを元に戻すんだ?」

晶葉「ここに効果を打ち消す飴がある。これを本体に食べさせれば……きらりは元に戻る」

光「よし、わかった! それじゃ本物のきらりを探せばいいんだな!」

晶葉「探す必要はないぞ。おそらくきらりは……地下一階のきらりんルームにいるだろう」

光「ここは3階だよな」

晶葉「あぁ。だからエレベーターで地下一階まで向かう」

光「わかった! ならすぐ行くぞ、晶葉!」

― エレベーター前 ―

晶葉「急がないとまたきらりが増殖してしまう」

光「大丈夫だ! アタシがついているからな!」

晶葉「しかし、二人では心許ないな……」

チーン

早苗「うー……頭が痛いわ…………」

光・晶葉「早苗!」

早苗「っ!……ちょっと……大声出さないで…………」

光「二日酔いなのか?」

早苗「えぇ……だから静かにしてくれない……?」

晶葉「早苗……頼みがあるんだ」

早苗「事情はわかったわ……一応手助けはしてあげる……」

光「ありがとう、早苗!」

早苗「っ!……だから大声出さないでね……」

光「あっ、そっか……ごめん」

晶葉「……それじゃエレベーターに乗るか」

光「大丈夫か、早苗?」

早苗「うー……水があれば……」

晶葉(頼む相手を間違えたかもしれない)

チーン

晶葉「ん? 一階で止まったぞ」

光「……誰か入ってくるぞ」

きらり×4「にょわー」

面白いというか怖いというか一人もらって帰りたいというかwwww

光・晶葉「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!」

早苗「……本当にきらりちゃんが増えてるのね…………」

早苗「それじゃあたしに任せなさい……あー……頭痛い」

晶葉「たっ、頼んだぞっ、早苗!」

早苗「早いとこ済ませちゃおうか……」

早苗「きらりちゃん……たちには悪いけど、本物じゃないし大丈夫よね」

早苗「さーて、きらりちゃんたち、覚悟は―」

きらり1「早苗ちゃんカワイイにぃ」

きらり2「カワイイにぃ」

早苗「…………え……本当かしら?」

きらり1「カワイイにぃ」

早苗「……えっとぉ…………何か照れるなぁ」ニヘラ

きらり2「早苗ちゃんカワイイにぃ」

きらり1「きらりんルームにいらしゃーい」ヒョイ

早苗「そっ、そんな言わなくてもいいわよ」テレテレ

晶葉「……ダメだったか」

光「お酒って怖いんだな」

きらり4「晶葉ちゃんカワイイにぃ」

きらり3「光ちゃんカワイイにぃ」

晶葉・光「!?」

きらり3・4「きらりんルームに招待するにぃ」

晶葉「まずいっ! 逃げるぞ光!」

光「でもっ、早苗が!」

晶葉「早苗はもうダメだ!」

早苗「いやー……あたしもまだまだいけるのかなぁ」ニヘラ

きらり1「早苗ちゃんカワイイにぃ」

きらり2「カワイイにぃ」

早苗「そっかぁ……エヘヘ……」

光「っ! ごめん、早苗! 絶対後で助けるからな!」

きらり1「二人とも逃げちゃダメだにぃ」

きらり2「カワイイにぃ」

晶葉「ハァ……ハァ……ダメだ。逃げ切れない……」

光「晶葉! 走るんだ!」

晶葉「ハァ…………私はもうダメだ……光、これを……」

光「っ! これは!?」

晶葉「効果を打ち消す飴だ……持って行ってくれ」

光「晶葉っ! お前も一緒に―」

晶葉「二人一緒ではきらりたちからは逃げられない。だが……私が犠牲になれば光は助かる……」

光「でも―」

きらり1・2「見つけたにぃ」

晶葉「見つかったか……早く行くんだ!」

晶葉「事務所を……頼んだぞ…………ヒーロー……!」

光「あっ、晶葉あああああああああああああああああああああああ!!」

きらり1「晶葉ちゃんカワイイにぃ」

きらり2「きらりんルームにいらしゃーい」

晶葉「うわあああああああああああああああああああああああああ!」

晶葉「放せっ! 放すんだ!」

きらり1・2「にょわー」

光「っ!……ごめんっ、晶葉……!」

光「ハァ……ハァ……ここまで来れば……!」

光「……クソッ! 晶葉っ……! ゴメン……っ」

光「アタシは……無力だ……っ! 誰の力にもなれない……っ!」

光「これじゃ正義の味方になんて……っ! ひっく……」

光「うぅ……えぐっ…………」

「どうしたんですか? 光さん」

光「……っ! その声はっ!?」

頼子「何かあったんですか?」

光「頼子……っ!」

書き貯めここまでです

貯まったらまた投下します

期待

支援
頼子さんや鷺沢さんにかわいいかわいい言い続けたい

投下します

頼子「大丈夫ですか、光さん? お腹が痛いんでしょうか……」

光「うぅ……頼子おおおっ!」ガバッ

頼子「……っ!」

光「うわああああああああああん! 晶葉がっ! 晶葉が……」

頼子「? 晶葉さんがどうかしたんですか?」

頼子「そんなことが……」

光「あぁ……もうアタシ一人しか残っていないんだ……」

光「でもアタシだけじゃどうすることも……うぅ……」

頼子「…………光さんは正義の味方になりたかったんですよね?」

光「…………あぁ……ひっく」


頼子「光さんのなりたい正義の味方はどんなもの何ですか?」

光「ぐずっ……アタシの中の正義の味方は……格好良くて……」

光「弱い人を助けて……悪を倒すんだ…………」

頼子「……他には?」

光「うん……正義の味方は忙しくて……負けなくて……」

光「それで……っ!……正義の味方はっ……!…………挫けないんだ!」

光「……ありがとう、頼子! おかけで大切なことを思い出せたぞ!」

頼子「ふふっ、いいですよ」

光「でも……あの数のきらりたちにどうやって立ち向かえば……」

頼子「私に考えがあります」

光「本当か!?」

頼子「えぇ。でも……これは光ちゃんの力にかかってます」

頼子「それでもやりますか?」

光「あぁ……アタシは正義の味方だ!やってやるぞ!」

頼子「ふふっ。それでは説明しますね」

― きらりんルーム ―

光「きらりいいいいいいいいいいい!」

きらり×63「にょわー」

頼子「……っ! こんなに多くのきらりさんが……」

光「これじゃ本体がどれか―」

「本体は他の部屋にいるよ」

光「……っ! 杏……?」

杏「良く来たなっ、光。それに頼子」

光「杏! それはどういうことだ!?」

杏「杏がきらりたちに頼んで本体を閉じ込めたんだよ」

光「何でそんなことをっ!?」

杏「何で? 別にいいじゃんそんなこと。本物のきらりはこのきらりたちより杏を甘やかしてくれないんだ」

光「そんな理由で……っ!」

杏「そんな理由で? 光はわかってないなぁ……!」

杏「このきらりたちがいれば杏は働かなくて済むんだ! 見るんだ!」

光・頼子「っ!」

杏「あー、飴が食べたいなー」

きらり5「杏ちゃん、飴あげゆ」

杏「あーん……うん、うまい。きらりー、膝枕―」

きらり63「わかったにぃ」

杏「見たか、光、頼子? このきらりたちは杏の願いを何でも聞いてくれるんだ!」

杏「ここなら杏は働かなくて済むんだ……! 週休8日なんだ!」

光「杏……! お前って奴はっ……!」

光「そのために、晶葉をっ! 早苗を捕まえたのか!」

杏「早苗はきらりたちが勝手に捕まえてきたんだけど―」

杏「晶葉は対処法を知っているからまずいんだよねー」

杏「あっ、晶葉も早苗も本体と同じ後ろの部屋に入れてるよ」

杏「助けたいなら助けてもいいよ。できるならだけど」

きらり×63「にょわー」

光「……っ! この―」

頼子「落ち着いてください、光さん」

光「頼子……」

頼子「冷静にならなくちゃダメですよ。この方法は光さんにかかっているんですから」

光「…………わかった……!」

頼子「それでは打ち合わせ通りに……ヒーローさん」

光「あぁ……行くぞっ、きらりたち! アタシはここだあああああああああ!」

きらり×63「にょわー」

きらり35「光ちゃんカワイイにぃ」

きらり26「捕まえるにぃ」ガバッ

光「っ!」ヒョイ

きらり52「むぇー。おとなしくするにぃ」ガッ

光「っ……!」スカッ

光(頼子っ……!)

頼子「……」

――――

――

頼子「この作戦はまず……光さんに囮になってもらいます」

光「わかった! 頼子はどうするんだ?」

頼子「私はきらりさん……たちが光さんに集まっている隙に本体へと行きます」

光「そうか! わかった! アタシがきらりたちを引き付ければいいんだな!」

――

――――


頼子(このままなら……行けそうですね)

きらり6「にょわー」ガバッ

頼子「っ!」

きらり13「頼子ちゃん待つにぃ」

頼子「……」ダッ

きらり42「にょわー」

きらり61「カワイイにぃ」ガバッ

頼子「……っ!」スカッ

きらり30「むぇー」

頼子(後……少し……!)

きらり×5「にょわー」

頼子「っ!?」

杏「甘いんだよねー」

頼子「……杏さん」

杏「光があんな大声で叫ぶなんて……どう考えても陽動だよね」

頼子「……」

杏「そしたら目立たないようにしてる頼子が……本体へと向かうはず」

杏「思った通りだよ」

頼子「……」

杏「さて……飴を渡してもらおうか」

きらり×10「にょわー」

頼子「っ!」

きらり32「おとなしくするにぃ」ガバッ

頼子「っ!」スカッ

きらり3「逃げちゃダメだにぃ」

頼子「……っ」ヒョイ

杏「あぁ、もう! 光はいいから頼子を捕まえるんだっ!」

きらり×63「にょわー」

――――

――

頼子「いいえ、あまり引き付けないでください」

光「……どういうことだ?」

頼子「おそらく……本体に近づいたら私の方へきらりさんが来ると思います」

光「それをアタシが囮になって防ぐんだろ?」

頼子「誰かが指示するか、あるいは……きらりさんたちが自分の意思で」

頼子「どちらにせよ本体に近づいた人へと向かってくるはずです」

光「それじゃ近づけないじゃないか!」

頼子「そこで私が本体へ近づいたら囮となります」

頼子「そうすれば……光さんの方は無防備となります」

光「っ! その隙にアタシが本体に飴を食べさせればいいんだな!」

頼子「そうです。できますか、光さん?」

光「あぁ、アタシに任せろーっ!」

――

――――

光(頼子の言っていた通り……アタシに向かってくるきらりが少なくなった!)

光「今なら……行けるっ!」ダッ

杏「……っ! まさか……まずい! きらりたち、光を止めるんだっ!」

きらり×6「にょわー」

光「行っけええええええええええええええ!」

光「フッ」ヒョイ

きらり17「にょわー」

光「ハッ!」スカッ

きらり59「むぇー」

光「っ!……」

きらり×3「にょわー」

杏「ふぅ、危なかった……まぁ、元からこの数のきらりを相手にするのは無理だったんだよ、光」

光「……」

杏「さぁ、おとなしくそれを―」

光「杏」

杏「……何?」

光「必殺技は最後まで取っておくんだ!」

――――

――

頼子「もしこれでも本体へと近づけなかったら……」

光「近づけなかったら……?」

頼子「光さんにこの言葉を言ってもらいます」

頼子「正直……本当に効くかどうかわからないのですが……」

光「教えてくれ、頼子! 頼子の言うことならアタシは信じるぞ!」

頼子「光さん……ふふっ、わかりました。では―」

――

――――

杏「一体何を―」

光「聞くんだっ、きらりたち!」

きらり×63「にょわー?」

光「アタシに触ってもいいが……」

光「アタシに触ったら……もうカワイイものに触れなくなるぞ!!」

杏「…………いや、意味がわからないよ……」

杏「それじゃきらりたち、光を捕まえちゃってー」

きらり53「……だにぃ」

杏「ん?」

きらり37「いやだにぃ」

杏「いやいや。さっきのはデタラメだから。気に―」

きらり22「カワイイもの触れなくなるのはダメだにぃ」

きらり51「光ちゃんに触っちゃダメだにぃ」

きらり2「光ちゃんから離れるにぃ」

きらり10「むぇー」サァー

杏「いや、ちょっと待ちなよ! 絶対嘘だから!」

きらり×63「にょわー」サァー

杏「あぁ、もうっ!」

頼子「まさか……ここまで効くとは思いませんでした」

杏「きらりたちっ! 杏の言うことを聞くんだ!」

光「あきらめろ杏!」

杏「光……!」

頼子「もうおしまいにしましょう。杏さん」

杏「頼子……! いやだっ! 杏は働きたくないんだ!」

頼子「……杏さん。きらりさんの様子は見ましたか?」

杏「? ううん。部屋に入れてから見てないよ」

頼子「もしかしたら……きらりさんの具合が悪くなっているかもしれません」

頼子「晶葉さんが完成品ではないと言ってましたから……」

杏「……」

頼子「何らかの副作用があるのかも……」

杏「……わかった…………」

ガチャン

杏「はい……この部屋だよ」

晶葉「……っ! 光! それに……頼子も!」

光「晶葉っ!」

晶葉「光、飴は持ってきてくれたか!?」

光「あぁ……ここにあるぞ!」

晶葉「よしっ! それじゃ今すぐきらりに食べさせるぞ!」

早苗「うー……」

きらり「早苗ちゃん……大丈夫ゆ?」

早苗「んん……きらりちゃんありがとね…………」

きらり「これくらいへっちゃらだにぃ☆」

早苗「あー……膝枕気持ちいー…………」

光「何も問題なさそうだな」

杏「…………頼子……もしかして……杏のことハメた?」

頼子「ふふっ、さぁ光さん、きらりちゃんに飴を」

光「わかった!」

光「きらり、この飴を食べるんだ」

きらり「わかったにぃ」パクッ

きらり「もきゅもきゅもきゅ……むぇー! にがーい!」

きらり×63「にょわー」シュワー

頼子「きらりさんたちがいなくなりましたね……」

杏「そんな早く効果が出るんだね……」

きらりだから微笑ましいけど
ちょっとしたホラーですわ

きらり「晶葉ちゃん、ごめーん……きらりが悪かったにぃ」

晶葉「いや、私が無造作に置いておいたのも悪かったよ」

頼子「解決したからいいんじゃないでしょうか」

光「そうだな! ありがとう頼子!」

頼子「そんな……私は光さんのお手伝いをしただけですよ」

晶葉「ありがとうな光……いや、ヒーロー」

光「あぁ……っ! 事務所の平和はアタシが守る!」

杏「一件落着かな。それじゃ杏は休んでくる―」

早苗「杏ちゃん」

杏「……な、何?」

早苗「ちょっとお話を聞こうか」

杏「い、いやだっ! 杏は悪くないじゃないか!」

早苗「悪用するのはだめよ」

杏「はっ、放せぇっ!」

早苗「っ! あんまり大声で叫ばないで……まだ頭が痛いのよ…………」

ギャーギャー

― その後 ―



ポコン


杏「酷い目にあった……でもこの飴さえあれば今度こそっ……!」

杏「杏は働かなくてもいいんだ!」

杏「さぁ、杏の分身たちよ! 杏のために働けぇ!」

杏2「え? やだよ働きたくない」

杏3「杏が働けばいいじゃん」

杏4「そーだそーだ」

杏「」



おわり

これで終わりです

元ネタは

オブ・ザ・デッドシリーズ
青たぬきの「バイバイン」

です



本物を選ばない杏が哀しかったあんきらわっほい

おっつおっつ

本物も消えちまえばよかったのにな

おつー

おつ

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